JP2008237453A - 腕装着型の脈拍測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 脈拍検出部の接触圧を調整でき、これにより脈拍検出部の接触圧を適正にして正確な脈拍測定ができる脈拍測定装置を提供する。
【解決手段】 腕に取り付けるための時計バンド2を有する腕時計ケース1と、この腕時計ケース1の裏面に突出して設けられて脈拍を光学的に検出する脈拍検出部6と、この脈拍検出部6が腕の皮膚に食い込む挿入量Sを調整する調整部材7とを備えた。従って、時計バンド2によって腕時計ケース1を腕に取り付けた際に、脈拍検出部6が腕の皮膚に食い込むと共に、この脈拍検出部6が腕の皮膚に食い込む挿入量Sを調整部材7によって調整することにより、腕の皮膚に対する脈拍検出部6の接触圧を調整することができる。このため、腕の皮膚に対する脈拍検出部6の接触圧を適正な接触圧にでき、これにより正確な脈拍測定ができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、人体の脈拍を測定する腕装着型の脈拍測定装置に関する。
従来、腕装着型の脈拍測定装置には、特許文献1に記載されているように、腕に装着して脈拍を測定する腕時計型の脈拍測定装置がある。この種の脈拍測定装置は、腕に装着可能な大きさの装置本体と、この装置本体を腕に固定するためのバンドとを備えている。この場合、装置本体には、腕の皮膚に接触して脈拍を光学的に検出する脈拍検出部と、この脈拍検出部で検出した脈拍情報に基づいて脈拍数を表示する表示部とが設けられている。また、バンドは、腕に接触する伸縮性を有する第1バンドと、この第1バンドの外側に重ねて巻き付けられる第2バンドとを備えている。
特開2005−246089号
このような従来の腕時計型の脈拍測定装置においては、第1バンドと第2バンドとによって装置本体を腕に取り付けることにより、装置本体を腕に確実に固定して脈拍検出部の位置ずれを防ぎ、安定した状態で脈拍検出部を固定することができるが、脈拍検出部を腕の皮膚に所定の接触圧で固定することができるとは限らないという問題がある。
すなわち、従来の脈拍測定装置では、第1バンドと第2バンドとによって腕に締め付ける圧力をほぼ一定にすることはできても、バンド全体の締付圧と脈拍検出部の局所的な接触圧とが同じであるとは限らないため、バンド全体の締付力を調整しても、腕の皮膚に対する脈拍検出部の接触圧を調整することが難しく、このため腕の皮膚に対する脈拍検出部の接触圧が必ずしも適正な接触圧になるとは限らない。
この発明が解決しようとする課題は、脈拍検出部の接触圧を調整でき、これにより脈拍検出部の接触圧を適正な接触圧にして正確な脈拍測定ができる腕装着型の脈拍測定装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、腕に取り付けるためのバンドを有する装置本体と、前記腕の皮膚に対面する前記装置本体の裏面に突出して設けられて脈拍を光学的に検出する脈拍検出部と、この脈拍検出部が前記腕の皮膚に食い込む挿入量を調整する調整部材とを備えたことを特徴とする腕装着型の脈拍測定装置である。
請求項2に記載の発明は、前記調整部材が、前記脈拍検出部の挿入する貫通孔を有する調整板と、この調整板を前記脈拍検出部の突出方向に沿って移動させる移動部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の腕装着型の脈拍測定装置である。
請求項3に記載の発明は、前記調整部材が、前記移動部材を前記装置本体の表面側から操作する操作部材を備えていることを特徴とする請求項2に記載の腕装着型の脈拍測定装置である。
請求項4に記載の発明は、前記調整部材が、前記脈拍検出部の突出方向に対する前記調整板の移動位置を検出する位置検出部を有し、前記装置本体は、前記位置検出部で検出した位置情報に基づいて前記脈拍検出部が前記腕の皮膚に食い込む前記挿入量を表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項2または3に記載の腕装着型の脈拍測定装置である。
請求項5に記載の発明は、前記装置本体が、外部環境を測定する環境検出部と、この環境検出部で検出した外部環境情報に基づいて前記腕の皮膚に食い込む前記脈拍検出部の挿入量を演算し、この演算した挿入情報を前記表示部に表示させるように制御する制御部と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の腕装着型の脈拍測定装置である。
この発明によれば、バンドによって装置本体を腕に取り付けるときに、装置本体の裏面に突出して設けられた脈拍検出部が腕の皮膚に食い込むと共に、この脈拍検出部が腕の皮膚に食い込む挿入量を調整部材によって調整することにより、腕の皮膚に対する脈拍検出部の接触圧を調整することができる。これにより、腕の皮膚に対する脈拍検出部の接触圧を適正な接触圧にすることができ、このため脈拍検出部によって人体の脈拍を正確に測定することができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図4を参照して、この発明の脈拍測定装置を腕時計に適用した実施形態1について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、脈拍測定装置の装置本体である腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側(図1では左側)と6時側(図1では右側)とには、バンド取付部1aがそれぞれ設けられており、このバンド取付部1aには、それぞれ時計バンド2が取り付けられている。これにより、腕時計ケース1は、図3および図4に示すように、時計バンド2によって腕Aに締め付けられた状態で取り付けられる。
この腕時計ケース1の上部には、図1に示すように、時計ガラス3が取り付けられており、この腕時計ケース1の下部には裏蓋4が取り付けられている。また、この腕時計ケース1の内部には、時計モジュール5が設けられている。この時計モジュール5は、時刻などの各種の情報を表示する表示部5aのほか、時計機能に必要な各種の電子部品を備えていると共に、脈拍測定に必要な電子回路をも備えている。
また、この腕時計ケース1の裏面つまり裏蓋4の下面には、図1、図3、図4に示すように、脈拍を光学的に検出する脈拍検出部6が下側に突出して設けられていると共に、この脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込む挿入量Sを調整する調整部材7が設けられている。この場合、脈拍検出部6は、接続部材(図示せず)によって時計モジュール5と電気的に接続されている。
この脈拍検出部6は、図1に示すように、赤外線を発光する発光素子6aと、その赤外線の反射光を受光する受光素子6bとを備え、これら発光素子6aと受光素子6bとが裏蓋4の下面に設けられた基板6dに並列に設けられた状態で、光透過性を有するカバー部材6cで覆われ、このカバー部材6cの下部が図3および図4に示すように腕Aの皮膚Hに食い込むように構成されている。
すなわち、この脈拍検出部6は、カバー部材6cが腕Aの皮膚Hに食い込んだ状態で、発光素子6aが赤外線を腕Aの皮膚Hに照射すると、その赤外線の一部が皮膚Hの内部の血管に照射され、この血管内を流れる血液中のヘモクロビンに吸収されるが、残りの光が反射され、この反射した赤外線を受光素子6bで受光するように構成されている。これにより、脈拍検出部6は、血管中の血液が脈を打って流れるときに、ヘモクロビンの流量が変化し、これに伴って赤外線の吸収率が変化することにより、受光素子6bによる受光率が変化するので、その変化を脈拍として検出するように構成されている。
一方、調整部材7は、図1および図2に示すように、脈拍検出部6が挿入する貫通孔8aを有する調整板8と、この調整板8を脈拍検出部6の突出方向に沿って移動させる移動部材9とを備えている。調整板8は円形状の平板であり、その中心には脈拍検出部6が出没方向に移動可能に挿入する貫通孔8aが設けられている。移動部材9は、図1および図2に示すように、調整板8の上面に設けられた第1円筒部10と、腕時計ケース1の裏蓋4に設けられた第2円筒部11とを備えている。
この場合、第1円筒部10は、図2に示すように、その外径が第2円筒部11の内径と同じ大きさに形成されており、その外周面には雄ねじ10aが螺旋状に形成されている。また、第2円筒部11は、その内径が第1円筒部10の外径と同じ大きさに形成され、その内周面に第1円筒部10の雄ねじ10aに螺合する雌ねじ11aが螺旋状に形成され、これにより第2円筒部11内に第1円筒部10が螺入するように構成されている。
従って、この移動部材9は、図1および図2に示すように、第2円筒部11の雌ねじ11aに第1円筒部10の雄ねじ10aが螺合し、この状態で調整板8を回すと、第1円筒部10が第2円筒部11に対する出没方向に移動し、これに伴って調整板8が脈拍検出部6の突出方向に沿って移動することにより、調整板8に対する脈拍検出部6の突出量つまり脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込む挿入量Sを調整するように構成されている。
次に、この腕時計の作用について説明する。
通常は、時計モジュール5の表示部5aに時刻情報が表示されるので、現在時刻を知ることができるほか、脈拍測定モードが選択されると、脈拍を測定することができる。この場合には、予め、調整部材7を操作して、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を調整する。このときには、調整板8を回転させて第1円筒部10を第2円筒部11に対し出没方向に移動させることにより、調整板8を脈拍検出部6の突出方向に沿って移動させて、脈拍検出部6を調整板8の貫通孔8aから所定長さに突出させる。
すなわち、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を小さくする場合には、図3に示すように、例えば調整板8を時計周りに回転させて、第1円筒部10を第2円筒部11から突出する方向に移動させ、調整板8を脈拍検出部6の下端側に位置させることにより、脈拍検出部6が調整板8の貫通孔8aから突出する長さS1を短くする。また、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を大きくする場合には、図4に示すように、例えば調整板8を反時計周りに回転させて、第1円筒部10を第2円筒部11内に没入する方向に移動させ、調整板8を脈拍検出部6の上端側に位置させることにより、脈拍検出部6が調整板8の貫通孔8aから突出する長さS2を長くする。
この状態で、腕時計ケース1を時計バンド2で測定者の腕Aに締め付けて取り付けると、調整部材7の調整板8全体が腕Aの皮膚Hを均等に押し付けると共に、皮膚Hを均等に押し付けている調整板8の貫通孔8aから突出した脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込んで配置される。これにより、脈拍検出部6を腕Aの皮膚Hに所定の接触圧で接触させることができ、この状態で、脈拍検出部6により血管中を流れる血液の脈拍を測定することができる。
このときには、脈拍検出部6の発光素子6aが赤外線を腕Aの皮膚Hに照射し、その赤外線の一部が皮膚Hの内部の血管に照射され、この血管内を流れる血液中のヘモクロビンに吸収されるが、残りの光が反射され、この反射した赤外線を受光素子6bで受光する。このときに、血管中の血液が脈を打って流れるので、ヘモクロビンの流量が変化し、これに伴って赤外線の吸収率が変化するので、受光素子6bによる赤外線の受光率が変化し、この変化を脈拍として測定することができる。これにより、その測定結果を時計モジュール5の表示部5aに表示して測定者に知らせることができる。
このように、この腕時計によれば、時計バンド2によって腕時計ケース1を腕Aに取り付けるときに、腕時計ケース1の裏蓋4に突出して設けられた脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込むと共に、この脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込む挿入量Sを調整部材7によって調整することができる。このため、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を調整することができ、これにより腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を適正な接触圧にすることができる。このため、脈拍検出部6によって人体の脈拍を正確に測定することができる。
この場合、調整部材7は、脈拍検出部6の挿入する貫通孔8aを有する調整板8と、この調整板8を脈拍検出部6の突出方向に沿って移動させる移動部材9とを備えていることにより、調整板8によって脈拍検出部6の周囲に位置する腕Aの皮膚Hを均等に押え付けることができるので、脈拍検出部6が調整板8から突出して皮膚Hに食い込む挿入量Sを正確に把握することができる。また、移動部材9によって調整板8を脈拍検出部6の突出方向に沿って移動させることにより、調整板8に対する脈拍検出部6の突出量つまり脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込む挿入量Sを正確に調整することができるので、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を正確に調整することができる。
(実施形態2)
次に、図5および図6を参照して、この発明の脈拍測定装置を腕時計に適用した実施形態2について説明する。なお、図1〜図4に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、腕時計ケース1の裏蓋4の下面に設けられた脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込む挿入量Sを調整する調整部材20が実施形態1と異なる構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この調整部材20は、図5に示すように、脈拍検出部6が挿入する貫通孔8aを有する調整板8と、この調整板8を脈拍検出部6の突出方向に沿って移動させる移動部材21と、この移動部材21を腕時計ケース1の上面側から操作する操作部材22とを備えている。調整板8は、実施形態1と同様、円形状の平板であり、その中心には脈拍検出部6が出没方向に移動可能に挿入する貫通孔8aが設けられている。
移動部材21は、図5および図6に示すように、調整板8の上面に設けられた複数の円筒部23と、腕時計ケース1の12時側と6時側の各バンド取付部1a側に位置する腕時計ケース1の内部にそれぞれ挿入して裏蓋4に回転可能に取り付けられた複数のねじ部材24とを備えている。複数の円筒部23は、腕時計ケース1の12時側と6時側の各バンド取付部1aに対応する調整板8の個所に設けられており、その内周面には雌ねじ23aが螺旋状に形成されている。
複数のねじ部材24は、図5および図6に示すように、それぞれ丸棒状に形成され、その上部側が各バンド取付部1a側に位置する腕時計ケース1の内部にそれぞれ挿入し、下部側が腕時計ケース1の下側に突出し、中間部が腕時計ケース1の裏蓋4に回転可能に取り付けられた構成になっている。この場合、ねじ部材24の上部側には、ピ二オンギア24aが設けられており、このねじ部材24の下部側には、円筒部23内の雌ねじ23aに螺合する雄ねじ24bが設けられている。
これにより、移動部材21は、図5および図6に示すように、ねじ部材24が回転すると、このねじ部材24の雄ねじ24bの回転によって円筒部23がねじ部材24の軸方向に沿って移動し、これに伴って調整板8が脈拍検出部6の突出方向に沿って移動することにより、調整板8に対する脈拍検出部6の突出量つまり脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込む挿入量Sを調整するように構成されている。
操作部材22は、図5および図6に示すように、全体が時計ガラス3の外径よりも大きい円筒状に形成され、その下部側が時計ガラス3の外周に沿って腕時計ケース1内に回転自在に埋め込まれている。この場合、操作部材22は、その上部側が腕時計ケース1の上面側に突出し、この突出した上端部を回転操作することにより、時計ガラス3の外周に沿って回転するように構成されている。
また、操作部材22の内周面における下部には、図5および図6に示すように、ねじ部材24のピ二オンギア24aに噛み合う内歯車22aが設けられている。これにより、操作部材22は、その上端部を回転操作して時計ガラス3の外周に沿って回転させると、内歯車22aの回転移動に伴って複数のねじ部材24の各ピ二オンギア24aがそれぞれ回転し、これにより複数のねじ部材24をそれぞれ回転させるように構成されている。
このような腕時計では、腕時計ケース1を時計バンド2によって腕Aに取り付けた状態で、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を調整することができる。このときには、腕時計ケース1の上面側に突出した操作部材22の上端部を回転操作して操作部材22を時計ガラス3の外周に沿って回転させると、操作部材22の内歯車22aに噛み合った複数のねじ部材24の各ピ二オンギア24aが操作部材22の回転に伴って回転する。
これにより、移動部材21のねじ部材24が回転すると共に、このねじ部材24の雄ねじ24bが回転するので、この雄ねじ24bの回転に伴って円筒部23がねじ部材24の軸方向に沿って移動し、これにより調整板8が脈拍検出部6の突出方向に沿って移動し、調整板8に対する脈拍検出部6の突出量つまり脈拍検出部6が腕Aの皮膚Hに食い込む挿入量Sを調整することができるので、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を調整することができる。
このように、この腕時計によれば、実施形態1と同様の作用効果があるほか、特に調整部材20が、移動部材21を腕時計ケース1の上面側から操作する操作部材22を備えているので、腕時計ケース1を腕Aに取り付けた状態で操作部材22を操作することができ、これにより移動部材21を動作させて腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を調整することができるので、腕Aに対する時計バンド2の締付力に係わらず、腕時計ケース1を腕Aに取り付けた状態で腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を調整することができ、これにより脈拍の信号強度を極大にするための接触圧を得ることができ、正確な脈拍測定ができると共に、使い勝手の良いものを得ることができる。
(実施形態3)
次に、図7を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態3について説明する。この場合には、図5および図6に示された実施形態2と同一部分に同一符号を付して説明する。
この腕時計は、調整部材20が脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を検出する位置検出部30を備えた構成であり、これ以外は実施形態2とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、位置検出部30は、ねじ部材24のピ二オンギア24aの回転量を検出することにより、脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を算出するためのものであり、図7に示すように、時計モジュール5内におけるピ二オンギア24aに対応する個所に設けられている。また、時計モジュール5の表示部5aは、位置検出部30で検出された調整板8の位置情報に基づいて制御部(図示せず)が腕Aの皮膚Hに食い込む脈拍検出部6の挿入量Sを算出し、この算出された脈拍検出部6の挿入量Sを表示するように構成されている。
このような腕時計によれば、実施形態2と同様、腕時計ケース1を腕Aに取り付けた状態で、操作部材22を回転操作して調整板8を脈拍検出部6の突出方向に移動させるときに、脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を位置検出部30で検出し、その検出情報に基づいて腕Aの皮膚Hに食い込む脈拍検出部6の挿入量Sを制御部によって算出し、この算出された挿入量Sを時計モジュール5の表示部5aに表示することができるので、表示部5aに表示された情報を見ながら操作部材22を操作して、腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を最適に調整することができ、これにより正確な脈拍測定ができる。
なお、上記実施形態3では、位置検出部30がねじ部材24のピ二オンギア24aの回転量を検出することにより、脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を算出する場合について述べたが、これに限らず、操作部材22の回転量を検出することにより、脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を算出するものであっても良く、また移動部材21の円筒部23の上下方向の移動位置を検出することにより、脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を検出するものであっても良く、さらには調整板8の上下方向の移動位置を検出することにより、脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を検出するものであっても良い。
(実施形態4)
次に、図8を参照して、この発明を腕時計に適用した実施形態4について説明する。この場合には、図5および図6に示された実施形態2、および図7に示された実施形態3と同一部分に同一符号を付して説明する。
この腕時計は、脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を算出する位置検出部30のほかに、体動や温度などの外部環境を測定する環境検出部35と、この環境検出部35で検出した環境情報に基づいて腕Aの皮膚Hに食い込む脈拍検出部6の挿入情報を表示部5aに表示させるように制御するCPU(中央演算処理装置)36とを備えた構成であり、これ以外は実施形態2、3とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この腕時計の回路構成は、回路全般を制御するCPU36と、脈拍を光学的に検出する脈拍検出部6と、腕Aの皮膚Hに食い込む脈拍検出部6の挿入量Sを検出する位置検出部30と、体動や温度などの外部環境を測定する環境検出部35と、時刻を計測する時計回路37と、時刻情報、脈拍数、腕Aの皮膚Hに食い込む脈拍検出部6の挿入情報などの各種情報を表示する表示部5aとを備えている。
この場合、環境検出部35は、例えば、体動を測定する加速度センサや温度を測定する温度センサなどであり、時計モジュール5に組み込まれている。CPU36は、脈拍検出部6で検出された情報に基づいて脈拍数を表示部5aに表示させると共に、位置検出部30で検出された位置情報に基づいて脈拍検出部6の突出方向に対する調整板8の移動位置を算出し、その算出結果を表示部5aに表示させるように制御するほか、環境検出部35で検出した環境情報に基づいて腕Aの皮膚Hに食い込む脈拍検出部6の挿入量Sを演算し、この演算した挿入量Sの挿入情報を表示部5aに表示させるように制御するものである。
このような腕時計によれば、実施形態2、3と同様の作用効果があるほか、環境検出部35によって体動や温度などの外部環境を測定して、その測定情報に基づいてCPU36が腕の皮膚に食い込む脈拍検出部6の挿入量Sを演算して表示部5aに表示させることができるので、体動や温度などの外部環境の条件を考慮して腕Aの皮膚Hに対する脈拍検出部6の接触圧を調整することができ、このため、より一層、正確な脈拍測定ができる。
なお、上記実施形態1〜4では、脈拍測定装置として、腕時計に適用した場合について述べたが、必ずしも時計機能を有する必要はなく、腕Aに装着して脈拍測定ができる腕装着型のものであれば良い。この場合、脈拍の測定結果を表示する表示部5aは、必ずしも装置本体に設けられている必要はなく、装置本体と別に設けられていても良い。
この発明を適用した腕時計の実施形態1を示した要部の拡大断面図である。 図1における調整部材を示した要部の分解斜視図である。 図1において調整部材により脈拍検出部が腕の皮膚に接触する接触圧を小さく調整した状態を示した断面図である。 図1において調整部材により脈拍検出部が腕の皮膚に接触する接触圧を大きく調整した状態を示した断面図である。 この発明を適用した腕時計の実施形態2を示した要部の拡大断面図である。 図5における調整部材を示した要部の分解斜視図である。 この発明を適用した腕時計の実施形態3を示した要部の拡大断面図である。 この発明を適用した腕時計の実施形態4における回路構成を示したブロック図である。
符号の説明
1 腕時計ケース
2 時計バンド
3 時計ガラス
4 裏蓋
5 時計モジュール
5a 表示部
6 脈拍検出部
6a 発光素子
6b 受光素子
6c カバー部材
7、20 調整部材
8 調整板
8a 貫通孔
9、21 移動部材
10 第1円筒部
10a 雄ねじ
11 第2円筒部
11a 雌ねじ
22 操作部材
23 円筒部
23a 雌ねじ
24 ねじ部材
24a ピ二オンギア
24b 雄ねじ
22a 内歯車
30 位置検出部
35 環境検出部
36 CPU
S 挿入量
A 腕
H 腕の皮膚

Claims (5)

  1. 腕に取り付けるためのバンドを有する装置本体と、
    前記腕の皮膚に対面する前記装置本体の裏面に突出して設けられて脈拍を光学的に検出する脈拍検出部と、
    この脈拍検出部が前記腕の皮膚に食い込む挿入量を調整する調整部材と
    を備えたことを特徴とする腕装着型の脈拍測定装置。
  2. 前記調整部材は、前記脈拍検出部が挿入する貫通孔を有する調整板と、この調整板を前記脈拍検出部の突出方向に沿って移動させる移動部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の腕装着型の脈拍測定装置。
  3. 前記調整部材は、前記移動部材を前記装置本体の表面側から操作する操作部材を備えていることを特徴とする請求項2に記載の腕装着型の脈拍測定装置。
  4. 前記調整部材は、前記脈拍検出部の突出方向に対する前記調整板の移動位置を検出する位置検出部を有し、
    前記装置本体は、前記位置検出部で検出した位置情報に基づいて前記脈拍検出部が前記腕の皮膚に食い込む前記挿入量を表示する表示部を備えている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の腕装着型の脈拍測定装置。
  5. 前記装置本体は、外部環境を測定する環境検出部と、この環境検出部で検出した外部環境情報に基づいて前記腕の皮膚に食い込む前記脈拍検出部の挿入量を演算し、この演算した挿入情報を前記表示部に表示させるように制御する制御部と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の腕装着型の脈拍測定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014180292A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Seiko Epson Corp 生体情報検出装置
JP2016073338A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 シャープ株式会社 生体情報測定装置
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