JP2011104129A - 脈波検出装置 - Google Patents

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JP2011104129A JP2009262440A JP2009262440A JP2011104129A JP 2011104129 A JP2011104129 A JP 2011104129A JP 2009262440 A JP2009262440 A JP 2009262440A JP 2009262440 A JP2009262440 A JP 2009262440A JP 2011104129 A JP2011104129 A JP 2011104129A
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Abstract

【課題】長時間の装着にある程度適し、かつポンプ駆動装置のようなアクチュエータを使うことなく、センサモジュール部が適正な装着圧で体表に密着することで、精度の良い脈波測定を可能とする。
【解決手段】脈波検出装置1は、発光素子及び受光素子を有するセンサモジュールを備えたセンサモジュール部2と、脈波検出装置1を手首に装着した状態でセンサモジュールが体表に加える装着力を調整する装着力調整機構部3とを備えている。センサモジュール部2は、被験者の手首に装着したときに個人差がある手首形状になじむようフローティング構造を有している。このフローティング構造は、柔軟性のあるフローティングベルトに対してセンサモジュールが取り付けられた構造であり、センサモジュールは、装着力調整機構部3の動作によって、フローティングベルトを介して被験者の体表に対して押しつけられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、脈波を検出する脈波検出装置に関するものである。
脈波検出装置には、生体表面を押圧することにより皮膚下の動脈から発生する圧脈波を検出するものと、生体表面から血管に発光素子で光をあて、その反射光を受光素子で受光し、血液内物質の光の吸収特性の違いを利用することによって、前記血管の血流変化を脈波信号として検出するものがある。
上記生体表面を押圧して圧脈波を検出する技術として、例えば、特許文献1に開示された脈波検出装置は、ハウジングの底壁と押圧部材との間の複数の流体嚢内の圧力を調節し、ハウジングの低壁と押圧部材とを離間させることにより、押圧部材の押圧面が皮膚に押圧されるとともに揺動させられる。そして、圧力検出素子からの信号に基づいて、動脈が押圧面における圧力検出素子の配列範囲の中央部に位置するように押圧部材の揺動角度位置が変更させられる。
また、上記血液内の光の吸収特性の違いを利用する技術として、例えば、特許文献2には、センサモジュールの位置ずれや、動脈の位置変化にリアルタイムに対応し、その組み合わせを選択して外乱に対するロバスト性を得ることを課題とした脈波計測装置が開示されている。この脈波計測装置は、複数の発光素子と複数の受光素子の中から最適な一対の受光素子と発光素子の組み合わせを、受光信号からの脈波信号の信号強度の違いによりリアルタイムに決定するようにしている。
実開平5−20709号公報 特開2006−271896号公報
特許文献1のように、生体表面を押圧して圧脈波を検出する技術は、押圧部材の押圧面で動脈を、その壁の一部が平坦になるまで押圧することが必要で、そのためには圧力検出素子部にカフを搭載したポンプ駆動装置が伴い、長時間の装着には不向きである。
また、特許文献2のように、血液内の光の吸収特性の違いを利用する技術においては、受光素子で受光した信号は極めて微弱な信号のため、体動や外来光などの外乱の影響を受けやすく、センサモジュールの位置ずれや動脈の位置変化、脈波検出装置の生体表面への密着度を一定に保つことに対応することが必要である。
そこで、本発明は、長時間の装着にある程度適し、かつポンプ駆動装置のようなアクチュエータを使うことなく、センサモジュール部が適正な装着圧で体表に密着することで、精度の良い脈波測定を可能とする脈波検出装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の技術手段は、被験者の血管に生体表面から発光素子にて光を当て、その反射光を受光素子にて受光し、前記血管の血流変化を示す脈波信号として検出する脈波検出装置において、前記発光素子及び前記受光素子を有するセンサモジュールを備えたセンサモジュール部を有し、該センサモジュール部の前記センサモジュールがフローティング構造を有していることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、上記のフローティング構造が、柔軟性のあるフローティングベルトに対してセンサモジュールが取り付けられた構造であることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、センサモジュール部に連結され、脈波検出装置を手首に装着した状態で、被験者の体表に対して前記センサモジュールを押しつける動作を行うことで、センサモジュールが体表に加える装着力を調整する装着力調整機構部を備え、センサモジュールは、装着力調整機構部の動作によって、フローティングベルトを介して被験者の体表に対して押しつけられることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段において、装着力調整機構部が、センサモジュールにより一定以上の力が体表に加わらないよう、複動機構を有することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、装着力調整機構部が、被験者の所定の操作に応じて回動するギヤと、ギヤに対して回動可能に取り付けられたギヤアングルとが設けられ、ギヤの回動に応じて前記アングルが所定方向へ変位することで、センサモジュールを前記体表に押しつける動作を伝達する構成を有し、複動機構は、ギヤとギヤアングルとに作用する複動バネを備えることを特徴としたものである。
本発明によれば、被験者の血管に生体表面から発光素子で光をあて、その反射光を受光素子にて受光し、血管の血流変化を脈波信号として検出する脈波検出装置において、長時間の装着にある程度適し、かつポンプ駆動装置のようなアクチュエータを使うことなく、センサモジュール部が適正な装着圧で体表に密着することで、外乱の影響を受けにくくし、脈波信号のSN比を良くするために脈波信号の振幅を大きくすることによって、精度の良い脈波検出が可能となる。
本発明の実施形態に係る脈波検出装置を手首の尺骨動脈脈波を測定するために手首に装着した状態を示す図である。 本発明の実施形態にかかる脈波検出装置を示す図である。 脈波装置のセンサモジュール部を示す図である。 脈波装置のセンサモジュールを示す図である。 配列する遮光カバーうちの1つめの遮光カバーを示す斜視図である。 配列する遮光カバーうちの1つめの遮光カバーの分解図である。 配列する遮光カバーうちの2つめの遮光カバーを示す斜視図である。 配列する遮光カバーうちの2つめの遮光カバーの分解図である。 配列する遮光カバーうちの3つめの遮光カバーを示す斜視図である。 配列する遮光カバーうちの3つめの遮光カバーの分解図である。 配列する遮光カバーうちの4つめの遮光カバーを示す斜視図である。 配列する遮光カバーうちの4つめの遮光カバーの分解図である。 センタモジュールにフローティングベルトを取り付けた状態を示す斜視図である。 フローティングベルトにアタッチメントベースとベースアングルを取り付けた状態を示す斜視図である。 アタッチメントベースを示す図である。 装着力調整機構を示す図である。 ベースシャーシを示す図である。 ベースシャーシAssyを示す図である。 センサギヤR−Assyを示す図である。 センサギヤR−Assyの分解斜視図である。 センサギヤR−Assyの他の分解斜視図である。 センサギヤR−Assyの更に他の分解斜視図である。 センサギヤアングルRの斜視図である。 センサギヤR−Assyに調整ツマミを取付けた状態を示す図である。 センサギヤL−Assyを示す図である。 センサギヤL−Assyの分解斜視図である。 センサギヤL−Assyの他の分解斜視図である。 センサギヤL−Assyの更に他の分解斜視図である。 センサギヤアングルLの斜視図である。 バースシャーシとラチェットアングルAssyを示す斜視図である。 ラチェットアングルAssyの構成を示す斜視図である。 ラチェットアングルAssyの部品構成を示す図である。 ラチェットアングルAssyの部品構成を示す他の図である。 センサモジュール部にセンサガイドが取付けられた状態を示す図である。 センサモジュール部にセンサガイドが取付けられた状態を示す他の図である。 アタッチメントベースにセンサガイドが取付けられた状態を示す図である。 センサモジュール部と装着力調整機構部を連結する構成を示す図である。 センサモジュール部と装着力調整機構部を連結する構成を示す他の図である。 センサモジュール部の動作方向を規制する部材を説明する図である。 センサモジュール部の動作方向を規制する部材を説明する他の図である。 センサモジュールを動作させる際の動きを説明する図である。 センサモジュールを動作させる際の動きを説明する他の図である。 センサモジュールを動作させる際の動きを説明する更に他の図である。 センサギヤLとセンサアングルL、複動バネLの動作を説明する図である。 センサモジュ−ル部を動作させる際のラチェット部の働きを説明する図である。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る脈波検出装置を手首の尺骨動脈脈波を測定するために手首に装着した状態を示す図である。ここでは手首に装着するためのベルトは図示していない。この脈波検出装置1は、センサモジュール部2と装着力調整機構部3に大きく分けることができる。図2に、脈波検出装置の斜視構成図を示し、図3に、脈波検出装置のセンサモジュール部の斜視図を示す。また、図4は、センサモジュール部を構成するセンサモジュールの斜視図である。
はじめに、センサモジュール部2の構成について説明する。被験者は、橈骨動脈付近、および尺骨動脈付近に脈波検出装置1を装着する。被験者は自分の橈骨動脈、尺骨動脈が手首のどこにあるのか、わからないため、複数の発光素子(以下LED)A,B,C,Dと、受光素子(以下PD)E,F,G,Hからなるセンサモジュール21が構成され、その中から血管位置による最適なLEDとPDの組み合わせを選択する構造となっている。
更にそのセンサモジュール21は、被験者の手首に密着しやすいよう、4つの遮光カバー22,23,24,25から成り、それぞれがフレキシブル基板にて電気的に結合している。なお、図4では、フレキシブル基板にて電気的に結合しているところは図示していない。
複数のLEDとPDから最適なLEDとPDの組み合わせを選択する場合、例えば、本実施形態の脈波検出装置を、被験者の手首に装着した状態において、複数のLEDのそれぞれを順次駆動して発光させ、その反射光を受光したPDからの出力電圧を検出し、予め定めた基準電圧と比較する処理を行う。そして、基準電圧に最も適合するLEDとPDのペアを選択して、以後選択したLEDとPDにより被験者の手首動脈の脈波測定を実行することができる。
図5は、配列する遮光カバーうちの1つめの遮光カバーを示す斜視図であり、図6は、その遮光カバーの分解図である。遮光カバー22は、基板221と基板223、遮光ホルダー(A)225、遮光ホルダー(B)226、LEDカバー(透明)227、PDカバー(透明)228、2本のビス229から構成されている。基板221にはLED222が半田付けされ、基板223にはPD224が半田付けされている。
基板221と基板223は、遮光ホルダー(A)225と遮光ホルダー(B)226の間に挟まれて、両側面から2本のビス229で取り付けられている。遮光ホルダー(A)225には、LEDカバー227とPDカバー228が挿入され、それぞれが基板221と基板223に挟まれて、取り付けられる。
図7は、配列する遮光カバーのうちの2つめの遮光カバーを示す斜視図であり、図8は、その遮光カバーの分解図である。遮光カバー23は、基板231と基板233、遮光ホルダー(C)235、遮光ホルダー(D)236、LEDカバー(透明)237、PDカバー(透明)238、2本のビス239から構成されている。基板231にはPD232が半田付けされ、基板233にはLED234が半田付けされている。
基板231と基板233は、遮光ホルダー(C)235と遮光ホルダー(D)236の間に挟まれて、両側面から2本のビス239で取り付けられている。遮光ホルダー(C)235には、LEDカバー237とPDカバー238が挿入され、それぞれが基板231と基板233に挟まれて、取り付けられる。
図9は、配列する遮光カバーのうちの3つめの遮光カバーを示す斜視図であり、図10は、その遮光カバーの分解図である。遮光カバー24は、基板241と基板243、遮光ホルダー(E)245、遮光ホルダー(F)246、LEDカバー(透明)247、PDカバー(透明)248、2本のビス249から構成されている。基板241にはPD242が半田付けされ、基板243にはLED244が半田付けされている。
基板241と基板243は、遮光ホルダー(E)245、遮光ホルダー(F)246の間に挟まれて、両側面から2本のビス249で取り付けられている。遮光ホルダー(E)245には、LEDカバー247とPDカバー248が挿入され、それぞれが基板241と基板243に挟まれて、取り付けられる。
図11は、配列する遮光カバーのうちの4つめの遮光カバーを示す斜視図であり、図12は、その遮光カバーの分解図である。遮光カバー25は、基板251と基板253、遮光ホルダー(G)255、遮光ホルダー(H)256、LEDカバー(透明)257、PDカバー(透明)258、2本のビス259から構成されている。基板251にはPD252が半田付けされ、基板253にはLED254が半田付けされている。
基板251と基板253は、遮光ホルダー(G)255、遮光ホルダー(H)256の間に挟まれて、両側面から2本のビス259で取り付けられている。遮光ホルダー(G)255には、LEDカバー257とPDカバー258が挿入され、それぞれが基板251と基板253に挟まれて、取り付けられる。
図13は、センタモジュールにフローティングベルトを取り付けた状態を示す斜視図である。遮光カバー22,23,24,25は、ウレタンなどの柔軟性のある材料から成るフローティングベルト26にワッシャ27,28,29,30を介してビス301,302,303,304にて取り付けられる。
さらに図14に示すように、ベースアングル305,306,307,308が、アタッチメントベース309にビス400,401,402,403にて取り付けられ、更にフローティングビス(A)404,405,406,407にてフローティングベルト26に取り付けられる。
図15にアタッチメントベースの斜視図を示す。アタッチメントベース309には、樹脂バネ部391が形成され、装着圧が加えられると、被験者の手首の太さ、細さにより樹脂バネ部391が矢印ア方向またはその逆方向に変形し、被験者の手首サイズになじむ構造となっている。
また、遮光カバー22,23,24,25は、フローティングベルト26を介して、アタッチメントベース309に取り付けられたベースアングル305,306,307、308に段付きビスであるフローティングビス(A)404,405,406,407にて取り付けられるため、フローティングベルト26がクッションの役割を果たし、フローティングされている状態となる。
これにより、センサモジュール21がフローティング構造を有するものとなり、個人差のある手首形状になじみ、センサモジュール21の手首に対する密着度合いの改善を図ることが可能になる。
次に、装着力調整機構部3の構成について説明する。図16は装着力調整機構部を示す斜視図で、図17はベースシャーシを示す図、図18はベースシャーシAssyを示す図である。ベースシャ−シ31には、センサギヤガイド軸(R)32と、センサギヤガイド軸(L)33がカシメられている(図17)。そして、ベースシャーシ31のセンサギヤガイド軸(R)32には、センサギヤR−Assy4が挿入され、センサギヤガイド軸(L)33にはセンサギヤL−Assy5が挿入されており、これらのギヤ同士が噛み合っている(図18)。
図19はセンサギヤR−Assyの斜視図、図20〜図22はその分解斜視図である。センサギヤR−Assy4は、センサギヤ(R)41に複動バネR42が取り付けられる(図20)。具体的には、図21に示すように、センサギヤ(R)41のボス411をガイドとして複動バネ(R)42が挿入される。そして、図22に示すように、そのときにセンサギヤR41の穴412に複動バネ(R)42の端部421が挿入される。複動バネ(R)42は、本発明の複動機構に相当するものである。以下に示す複動バネ(L)52も同様である。
図23は、センサギヤアングル(R)の斜視図である。センサギヤアングル(R)43には、センサギヤ軸(R)44とセンサギヤフォロア45がカシメられており、バネ掛けアングル(R)46がビス47にて取り付けられている。そして、図19、図20に示すように、前記構成のセンサギヤ軸(R)44がセンサギヤ(R)41のボス穴413に挿入され、バネ掛けアングル(R)46のバネ掛け部461に複動バネ(R)42の端部422がバネ掛けアングル(R)46のバネ掛け部461に引っ掛けて取り付けられている。
更にセンサギヤアングル(R)43は、複動バネ(R)42によって、矢印イ(図19)の方向に付勢され、センサギヤ(R)41に形成されたストッパー414とセンサギヤアングル(R)43の切り欠き部431が係合し、複動バネ(R)42の付勢力を受けている。最後に、図24に示すように、調整ツマミ48がビス49にてセンサギヤ(R)41に取り付けられる。
図25はセンサギヤL−Assy5の斜視図で、図26〜図28はその分解図である。センサギヤL−Assy5は、センサギヤ(L)51に複動バネ(L)52が取り付けられる(図26)。具体的には、図27に示すように、センサギヤ(L)51のボス511をガイドとして複動バネ(L)52が挿入される。そして、図28に示すように、そのときにセンサギヤ(L)51の穴512に複動バネ(L)52の端部521が挿入される。
図29は、センサギヤアングル(L)の斜視図である。センサギヤアングル(L)53には、センサギヤ軸(L)54とセンサギヤフォロア55がカシメられており、バネ掛けアングル(L)56がビス57にて取り付けられている。そして、図25,図26に示すように、前記構成のセンサギヤ軸(L)54がセンサギヤ(L)51のボス穴513に挿入され、バネ掛けアングル(L)56のバネ掛け部561に複動バネ(L)52の端部522がバネ掛けアングル(L)56のバネ掛け部561に引っ掛けて取り付けられている。更にセンサギヤアングル(L)53は、複動バネ(L)52によって、矢印ウ(図25)の方向に付勢され、センサギヤ(L)51に形成されたストッパー514とセンサギヤアングル(L)53の切り欠き部531が係合し、複動バネ(L)52の付勢力を受けている。
ここで図44に示すように、センサギヤフォロア55に複動バネ(L)52の第一荷重以上の荷重が加わると、前記複動バネ(L)52が変形し、センサギヤ(L)51のみが矢印ケ方向に回転する。この動作は、センサギヤR−Assy4においても同様である。
図30は、ベースシャーシとラチェットアングルAssyを示す斜視図で、図31〜図32はラチェットアングルAssyの構成を示す斜視図である。ベースシャ−シ31には、ラチェットアングルAssy6がビス7にて取り付けられている(図30)。そして、ラチェットアングルAssy6は、ラチェットアングル61にラチェット軸62がカシメられており(図32)、ラチェット軸62には、ラチェットバネ63が挿入され、ラチェットバネ63の端部631がラチェットアングル61のバネ掛け部611と係合している(図31)。更に、ラチェット軸62にはラチェット64が回転可能に挿入され、ラチェットバネ63の端部632がラチェット64のバネ掛け部642と係合し、前記ラチェットバネ63により矢印エ方向に付勢される。
図33は、ラチェットアングルAssyの動作を説明する図である。ラチェット64のラチェット部643は、センサギヤ(R)41に形成されているラチェットギヤ部415と噛み合っており、それによりセンサギヤ(R)41は、矢印オ方向には回転するが矢印オ方向と逆方向には回転しない構成となっている。
次に、センサモジュール部2と装着力調整機構部3の連結部構成について図34〜図36を参照して説明する。センサガイド70には、センサガイドアングル(R)71とセンサガイドアングル(L)72がビス73,74にて取り付けられる。アタッチメントベース309は、センサガイドアングル(R)71とセンサガイドアングル(L)72にフローティングビス75,76にてフローティングゴム77,78を介して取り付けられる。これによりセンサモジュール部2と装着力調整機構部3の連結部がセンサモジュール部2に取り付けられる。
図37、図38は、センサモジュール部2と装着力調整機構部3を連結する構成を示す図である。センサモジュール部2と装着力調整機構部3との連結は、センサギヤフォロア44,55がそれぞれセンサガイド70に形成されたガイド溝701,702と摺動可能に嵌合する。図38が嵌合した状態を示している。
図39及び図40は、センサモジュール部の動作方向を規制する部材を説明する図である。図39に示すように、センサモジュール部2を矢印カ方向に動作させるガイドとしてベースアングル79とガイドホルダアングル(R)80、ガイドホルダアングル(L)81が設けられている。また、図40に示すように、ベースアングル79には、センサガイドフォロア791がカシメられており、センサガイド70に形成されたガイド溝703と摺動可能に嵌合し、ベースシャーシ31にビス82にて取り付けられる。更にベースアングル79には、ガイドホルダアングル(R)80とガイドホルダアングル(L)81がビス83,84にて取り付けられ、センサモジュール部2を矢印カ(図39)の方向に確実に動作させる構成となっている。
図41〜図43は、センサモジュールを動作させる際の動きを説明する図である。センサモジュール部2を矢印カ方向に動作させるには、調整ツマミ48を矢印キ方向に回転させる。これにより、センサギヤR−Assy4が矢印キ方向に回転し、センサギヤR−Assy4の構成部品であるセンサギヤ(R)41と噛み合っているセンサギヤ(L)51の親部品であるセンサギヤL−Assy5も同時に矢印ク方向に回転する。
センサギヤR−Assy4が矢印キ方向に回転し、センサギヤL−Assy5も同時に矢印ク方向に回転することにより、センサギヤフォロア45,55と嵌合しているガイド溝701,702を形成するセンサガイド70が矢印カ方向に動作する。そして、センサガイド70に取り付けられたセンサモジュール部2も矢印カ方向に動作し、センサモジュール部2が手首尺骨動脈部に密着する。センサギヤアングルは、本発明のギヤアングルに該当し、センサギヤの回動に応じて所定方向に変位することで、センサモジュールを被験者の体表に押しつける動作を伝達する。
ここでは上記のように、センサギヤ41,51とセンサギヤアングル43,53との間に、センサギヤとセンサギヤアングルの両方に作用する複動機構として複動バネ42,52をそれぞれ設けることにより、手首に加わる装着力を機械的に一定とすることが可能となる。つまり、複動バネ42、52によってセンサモジュールにより一定以上の力が被験者の体表に加わらないようにすることができる。
また、調整ツマミ48を回転させることにより、脈波検出装置の装着をやり直して(ベルトを締め付け直して)装着力を調整することによるセンサモジュール21の位置ずれや、動脈位置の変化を気にすることなく手首への装着力を調整することが可能となる。
図45に示すように、センサモジュール部2を矢印カ方向と逆方向に動作させるには、ラチェット64を矢印コ方向に回転させて、ラチェット64のラチェット部643とセンサギヤR41のラチェットギヤ部415の噛み合いを解除することで、センサモジュール部2を摺動可能とする。
1…脈波検出装置、2…センサモジュール部、3…装着力調整機構部、7…ビス、21…センサモジュール、22,23,24,25…遮光カバー、26…フローティングベルト、27,28,29,30…ワッシャ、31…ベースシャーシ、41…センサギヤR、42…複動バネR、42,52…複動バネ、43,53…センサギヤアングル、44,55…センサギヤフォロア、45,55…センサギヤフォロア、47…ビス、48…調整ツマミ、49…ビス、57…ビス、61…ラチェットアングル、62…ラチェット軸、63…ラチェットバネ、64…ラチェット、70…センサガイド、71…センサガイドアングル(R)、72…センサガイドアングル(L)、73,74…ビス、75,76…フローティングビス、77,78…フローティングゴム、79…ベースアングル、82…ビス、83,84…ビス、221…基板、222…LED、223…基板、224…PD、227…LEDカバー、228…PDカバー、229…ビス、231…基板、232…PD、233…基板、234…LED、237…LEDカバー、238…PDカバー、239…ビス、241…基板、242…PD、243…基板、244…LED、247…LEDカバー、248…PDカバー、249…ビス、251…基板、252…PD、253…基板、254…LED、257…LEDカバー、258…PDカバー、259…ビス、301,302,303,304…ビス、305,306,307…ベースアングル、309…アタッチメントベース、391…樹脂バネ部、400,401,402,403…ビス、411…ボス、412…穴、413…ボス穴、415…ラチェットギヤ部、421…端部、422…端部、431…切り欠き部、461…バネ掛け部、511…ボス、513…ボス穴、521…端部、522…端部、531…切り欠き部、561…バネ掛け部、611…バネ掛け部、631…端部、632…端部、643…ラチェット部、701,702…ガイド溝、703…ガイド溝、791…センサガイドフォロア。

Claims (5)

  1. 被験者の血管に生体表面から発光素子にて光を当て、その反射光を受光素子にて受光し、前記血管の血流変化を示す脈波信号として検出する脈波検出装置において、
    前記発光素子及び前記受光素子を有するセンサモジュールを備えたセンサモジュール部を有し、該センサモジュール部の前記センサモジュールがフローティング構造を有していることを特徴とする脈波検出装置。
  2. 請求項1に記載の脈波検出装置において、前記フローティング構造は、柔軟性のあるフローティングベルトに対して前記センサモジュールが取り付けられた構造であることを特徴とする脈波検出装置。
  3. 請求項2に記載の脈波検出装置において、前記センサモジュール部に連結され、前記脈波検出装置を手首に装着した状態で、被験者の体表に対して前記センサモジュールを押しつける動作を行うことで、前記センサモジュールが体表に加える装着力を調整する装着力調整機構部を備え、
    前記センサモジュールは、前記装着力調整機構部の動作によって、前記フローティングベルトを介して前記被験者の体表に対して押しつけられることを特徴とする脈波検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の脈波検出装置において、前記装着力調整機構部は、前記センサモジュールにより一定以上の力が体表に加わらないよう、複動機構を有することを特徴とする脈波検出装置。
  5. 請求項4に記載の脈波検出装置において、前記装着力調整機構部は、被験者の所定の操作に応じて回動するギヤと、前記ギヤに対して回動可能に取り付けられたギヤアングルとが設けられ、前記ギヤの回動に応じて前記アングルが所定方向へ変位することで、前記センサモジュールを前記体表に押しつける動作を伝達する構成を有し、
    前記複動機構は、前記ギヤと前記ギヤアングルとに作用する複動バネを備えることを特徴とする脈波検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018134129A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社東芝 脈波検出器

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