JP2011200267A - センサー装置及び生体情報測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 センサーユニットの不良化を低減可能なセンサー装置等を提供する。
【解決手段】 センサー装置は、第1のケース本体202と、第1のシール材212と、前記第1のケース本体202に前記第1のシール材212を介して装着され、開口部206が形成された第2のケース本体204と、第2のシール材214と、前記第2のケース本体204に前記第2のシール材214を介して装着され、前記開口部206に配置されるセンサー枠体222と、前記センサー枠体222に着脱自在に配置されるセンサーユニット224と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、センサー装置及び生体情報測定装置等に関する。
生体情報測定装置は、例えば人間の脈拍数、血液中の酸素飽和度、体温、心拍数等の生体情報を測定し、生体情報測定装置の一例は、脈拍数を測定する脈拍計である。また、脈拍計等の生体情報測定装置は、時計、携帯電話、ページャー、パーソナルコンピューター等の電子機器に組み込まれてもよく、又は電子機器と組み合わせてもよい。生体情報測定装置は、生体情報を検出する生体情報検出器を有し、生体情報検出器は、被検査体(ユーザー)の被検出部位に向けて光を発光する発光素子と、被検出部位からの生体情報を有する光を受光する受光素子とを含む。このように、生体情報検出器又は生体情報測定装置は、センサーユニット(広義には、センサー装置)を有し、生体情報を検出又は測定することができる。生体情報検出器又は生体情報測定装置だけでなく、一般的な検出器又は測定装置(広義には、電子機器)も、センサーユニット(広義には、センサー装置)を有することができる。
特許文献1は、脈拍計(広義には、生体情報測定装置)を開示し、脈拍計の受光素子(例えば、特許文献1の図16の受光素子12)は、被検出部位での反射光(例えば、特許文献1の図16の点線)を拡散反射面(例えば、特許文献1の図16の反射部131)を介して受光する。特許文献1の光プローブ1は、平面視において発光素子11と受光素子12とが重なり、光プローブ1の小型化を図る。
センサー装置は、センサーユニットを含み、センサーユニットは、脈拍計に含まれる脈拍センサー(広義には、生体情報センサー、狭義には、脈拍数情報を有する光を受光する受光素子)に限定されない。センサーユニットの範囲は、光センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、慣性センサー、圧力センサー、弾性表面波センサー、温度センサー、タッチセンサー、イメージセンサー等を含む。
特開2004−337605号公報
特許文献1の図5によれば、発光素子11及び受光素子12は、基板15とともに、反射部131の内部に配置され、反射部131の内部は、透明材料142が充填されている。また、保護部16(接触部)の穴161にも、透明材料142と同様な透明材料162が充填されている。このような構成では、反射部131と透明材料142との間の隙間や保護部16(接触部)と透明材料162との間の隙間から、例えば浸水することが考えられる。仮に、これらの隙間に防水機能を持たせたとしても、防水試験の結果、防水機能に問題があることが判明する場合もある。このような場合も、隙間から浸水し、これにより、受光素子12(広義には、センサーユニット)が破損してしまうこともある。
本発明の幾つかの態様によれば、センサーユニットの不良化を低減可能なセンサー装置及び生体情報測定装置を提供できる。
本発明の一態様は、第1のケース本体と、
第1のシール材と、
前記第1のケース本体に前記第1のシール材を介して装着され、開口部が形成された第2のケース本体と、
第2のシール材と、
前記第2のケース本体に前記第2のシール材を介して装着され、前記開口部に配置されるセンサー枠体と、
前記センサー枠体に着脱自在に配置されるセンサーユニットと、を含むことを特徴とするセンサー装置に関係する。
本発明の一態様によれば、センサー枠体からセンサーユニットを取り外した状態で、センサー装置を組み立てることができる。従って、センサーユニットを含まないセンサー装置に対して1次防水試験(プリ防水試験)を実施することができる。1次防水試験の結果、第1のシール材及び第2のシール材の少なくとも一方に問題があった場合、センサー装置の内部に浸水するが、その水の影響は、センサーユニットに反映されない。1次防水試験の結果、第1のシール材及び第2のシール材の双方に問題がなかった場合、センサー枠体にセンサーユニットを取り付けた状態で、センサーユニットを含むセンサー装置(完成品)に対して2次防水試験(本防水試験)を実施することができる。このような2段階の防水試験を可能にする構成により、センサーユニットの破損を防ぐことができる。即ち、本発明の一態様によれば、センサーユニットの不良化を低減可能なセンサー装置を提供できる。
また、本発明の一態様では、前記センサー枠体は、前記センサーユニットを収容する収容部を有してもよく、
前記収容部は、前記センサーユニットの収容高さ位置を規制するストッパーを有してもよい。
このように、ストッパーの存在により、センサーユニットの収容高さ位置が、センサー枠体を基準にして、固定される。センサー枠体とセンサーユニットとを固定することができるので、センサーユニットは、例えば被検査体に接触するセンサー枠体を基準にして、センシングを実施することができる。
また、本発明の一態様では、前記センサーユニットは、少なくとも1つの被位置決め部を有してもよく、
前記収容部は、前記少なくとも1つの被位置決め部を位置決めする少なくとも1つの位置決め部を有してもよく、
前記少なくとも1つの位置決め部は、前記ストッパーを有してもよい。
このように、被位置決め部が位置決め部に対応することにより、センサーユニットが、センサー枠体を基準にして、平面視において、固定される。言い換えれば、センサーユニットの2次元位置を固定できる。位置決め部がストッパーを有することにより、センサーユニットは、センサー枠体を基準にして、断面視において、固定される。言い換えれば、位置決め部がストッパーを有することにより、センサーユニットの3次元位置を固定できる。
また、本発明の一態様では、前記センサーユニットへの配線を通す第1の通路が、前記センサー枠体に形成されてもよい。
このように、第1の通路が設けられることにより、センサーユニットは、センサー枠体に容易に着脱可能になる。
また、本発明の一態様では、センサー装置は、
第3のシール材と、
前記センサー枠体に前記第3のシール材を介して装着され、前記開口部に露出して配置され、被検査体との接触面を有する接触部と、をさらに含んでもよく、
前記接触部を押圧する冶具を通す第2の通路が、前記センサー枠体に形成されてもよい。
このように、接触部が第3のシール材を介してセンサー枠体に装着される状態で、センサー枠体に組み込まれたセンサーユニットを含むセンサー装置(完成品)の2次防水試験(本防水試験)の結果、第3のシール材に問題がある場合もある。このような場合、第2の通路の存在により、冶具で接触部を押圧して、接触部をセンサー枠体から容易に取り外すことができる。その後、問題が生じた第3のシール材を交換することができる。
また、本発明の一態様では、前記センサーユニットは、アース配線が形成される基板を有してもよく、
前記アース配線と電気的に接続される第1の導電部材を通す第3の通路が、前記センサーユニットに形成されてもよく、
前記第1の導電部材と電気的に接続される第2の導電部材が、前記センサー枠体に配置されてもよく、
前記センサー枠体は、導電性を有してもよい。
センサー枠体が例えば被検査体に接触する場合等、アース配線、第1の導電部材、第2の導電部材及びセンサー枠体は、アース経路を形成することができる。
また、本発明の一態様では、前記第2のシール材は、弾性を有してもよく、
前記第2のシール材は、前記センサー枠体が前記第2のケース本体の外側に突出するように、前記センサー枠体を保持してもよい。
センサー枠体が例えば被検査体に接触する場合等、センサー枠体に外力が伝わり、弾性を有する第2のシール材が変形する。言い換えれば、弾性を有する第2のシール材が変形した状態で、センサー枠体は、外力と釣り合う力で、例えば被検査体を押し戻す。従って、センサー枠体と例えば被検査体との接触性が向上し、アース経路をより確実に形成することができる。
また、本発明の他の態様は、上記に記載のセンサー装置と、
前記センサー装置において生成される受光信号から生体情報を測定する生体情報測定部と、を含み、
前記センサーユニットは、被検査体の被検出部位に向かう光を発する発光部と、前記発光部が発する光が前記被検出部位にて反射された、前記生体情報を有する光を受ける受光部と、を有し、
前記生体情報は、脈拍数であることを特徴とする生体情報測定装置に関係する。
本発明の他の態様によれば、センサー装置を生体情報測定装置に適用することにより、センサーユニットの不良化を低減可能な生体情報測定装置(脈拍計)を提供できる。
本実施形態のセンサー装置の構成例。 図2(A)、図2(B)、図2(C)は、センサー枠体の構成例。 センサーユニットの構成例。 センサーユニット及び接触部が組み込まれたセンサー枠体の外観図。 センサー枠体、センサーユニット及び接触部が組み込まれた第2のケース本体の断面図。 図6(A)、図6(B)は、センサーユニットの適用例。 発光素子が発する光の強度特性の一例。 接触部を通る光の透過特性の一例。 図9(A)、図9(B)、図9(C)は、第1の反射部の構成例。 図10(A)、図10(B)は、第1の反射部及び発光素子の平面視での外観例。 図11(A)、図11(B)は、センサー装置又は生体情報検出器を含む生体情報測定装置の外観例。 生体情報測定装置の構成例。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. センサー装置
図1は、本実施形態のセンサー装置の構成例を示し、断面図を表す。なお、図1において、各部材の寸法は、実際の寸法を正確に表すものではない。即ち、図1において、各部材の寸法は、以下の説明を理解し易くするために、拡大又は縮小されている。図1以外の他の図面も、同様に、必ずしも正確な寸法を表すものではない。また、各部材の形状は、図1に限定されるものではなく、変更することができる。
図1に示されるように、センサー装置は、第1のケース本体202、第2のケース本体204、第1のシール材212、第2のシール材214、センサー枠体222及びセンサーユニット224を含む。第2のケース本体204は、第1のケース本体202に第1のシール材212を介して装着される。また、第2のケース本体204には開口部206が形成される。センサー枠体222は、第2のケース本体204に第2のシール材214を介して装着される。また、センサー枠体222は、第2のケース本体204の開口部206に配置される。センサー枠体222が第2のケース本体204に取り付けられていない時、開口部206は、存在する一方、センサー枠体222が第2のケース本体204に取り付けられている時、開口部206は、センサー枠体222によって閉じられている(図1参照)。
センサーユニット224は、センサー枠体222に着脱自在に配置されるので、センサー枠体222からセンサーユニット224を取り外した状態で、図示しないセンサー装置を組み立てることができる。従って、センサーユニット224を含まないセンサー装置(図示せず)に対して1次防水試験(プリ防水試験)を実施することができる。1次防水試験の結果、第1のシール材212及び第2のシール材214の少なくとも一方に問題があった場合、センサー装置の内部に浸水する。その水は、センサーユニット224が装着されていればセンサーユニット224に深刻な問題をもたらすが、センサーユニット224が装着されていなければ第1のケース本体202及び第2のケース本体204の内壁が濡れるだけであり、容易に回復可能である。1次防水試験の結果、第1のシール材212及び第2のシール材214の双方に問題がなかった場合、センサー枠体222にセンサーユニット224を取り付けた状態で、センサーユニット224を含むセンサー装置(図1参照)に対して2次防水試験(本防水試験)を実施することができる。このような2段階の防水試験を可能にする構成により、センサーユニット224の破損を防ぐことができ、耐水性の低い部品を備えたセンサーユニット224を無駄に交換することを未然に防止できる。
なお、図1の例において、第1のケース本体202と第2のケース本体204とを組み合わせた状態で、センサー装置の内部にスペース203が形成される。スペース203には、センサーユニット224に加え、他の部材(例えば、センサーユニット224を制御する制御回路、液晶パネル、電池等)を格納することができる。センサーユニット224だけでなく、他の部材もスペース203に格納されない状態で、1次防水試験(プリ防水試験)を実施することができ、他の部材の破損も防ぐことができる。
第1のケース本体202は、例えば樹脂や金属で構成することができる。第2のケース本体204も、例えば樹脂や金属で構成することができる。センサー枠体222も、例えば樹脂や金属で構成することができる。センサーユニット224は、少なくともセンサーを含み、センサーユニット224の構成については、後述する。第1のシール材212は、例えばパッキンである。なお、第1のケース本体202と第2のケース本体204とを図示しないネジやボルト等の取り付け部材で一体化する場合等、第1のシール材212は、ガスケットでもよい。第1のシール材212は、例えば、有機材料(天然ゴム、合成ゴム、テフロン(登録商標)樹脂等)や無機材料(セラミック、石綿等)で構成することができる。第2のシール材214も、例えば、有機材料や無機材料で構成可能なパッキン、ガスケットである。
図2(A)、図2(B)、図2(C)は、センサー枠体222の構成例を示す。図2(A)、図2(B)、図2(C)のセンサー枠体222の形状は、図1のセンサー枠体222の形状と異なり、センサー枠体222は、センサーユニット224を収容する収容部232を有し、収容部232は、センサーユニット224の収容高さ位置234を規制するストッパー236を有する。また、上述した構成例と同一の構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
ストッパー236の存在により、センサーユニット224の収容高さ位置234が、センサー枠体222を基準にして、固定される。センサー枠体222とセンサーユニット224とを固定することができるので、センサーユニット224は、例えば被検査体(図示せず)に接触するセンサー枠体222を基準にして、センシングを実施することができる。なお、図2(A)、図2(B)、図2(C)の例では、センサーユニット224の収容高さ位置234は、例えばセンサー枠体222の底面とセンサーユニット224の底面との距離で表すことができる。3次元直交座標系であるxyz座標を図示されるように定義すると、センサーユニット224の収容高さ位置234は、x軸方向(第1の方向)及びy軸方向(第2の方向)に垂直なz軸方向(第3の方向)の座標を用いて表すことができる。
図2(A)の例では、センサー枠体222とセンサーユニット224との間にスペース203−1が存在し、例えば被検査体(図示せず)からの熱がセンサーユニット224に伝わることを抑制することができる。また、図2(B)の例では、被検査体との接触面を有する接触部19が、センサー枠体222に第3のシール材216を介して装着される。センサー装置が接触部19を含む場合、接触部19が第3のシール材216を介してセンサー枠体222に装着される状態で、1次防水試験を実施することができる。
接触部19は、図1の第2のケース本体204の開口部206に露出して配置される一方、センサー枠体222及び接触部19が第2のケース本体204に取り付けられている時、開口部206は、センサー枠体222及び接触部19によって閉じられている。第3のシール材216は、例えば、有機材料や無機材料で構成可能なパッキン、ガスケットである。
図2(C)において点線で示されるセンサーユニット224の形状は、図1のセンサーユニット224の形状と異なり、センサーユニット224は、センサー枠体222のストッパー236に対応する突出部238を有する。突出部238がストッパー236に接することで、センサーユニット224がセンサー枠体222に収容される。
図2(C)の例では、接触部19の底面の高さ(z軸方向)とセンサーユニット224の底面の高さ(z軸方向)が一致していない。しかしながら、接触部19の底面の高さ(z軸方向)は、図2(B)に示されるように、センサーユニット224の底面の高さ(z軸方向)と一致してもよい。接触部19が、センサー枠体222内に押圧されて装着される場合等、センサー枠体222の底面の高さ(z軸方向)を基準として、接触部19の底面の高さ(z軸方向)を一義的に決定できない場合もある。言い換えれば、センサー枠体222、第3のシール材216及び接触部19の製造誤差の影響で、センサー枠体222の底面及び接触部19の底面の組み合わせで、1つの平面を形成できないこともある(図2(C)参照)。
図2(C)の接触部19は、図2(B)の接触部19と比べて、センサー枠体222の内側に格納されているが、センサー枠体222の外側に格納されてもよい。このように、接触部19の底面の高さ(z軸方向)を一義的に決定できない状態で、図1に示すように、接触部19の上にセンサーユニット224を配置してもよい(図示せず)。但し、ストッパー236の不存在により、センサーユニット224の収容高さ位置234は、接触部19の高さ(z軸方向)に依存してしまい、センサー枠体222を基準にして、固定できない。このような場合、センサーユニット224内のセンサーの種類によっては、センサーユニット224は、例えば被検査体(図示せず)に接触するセンサー枠体222を基準にして、センシングを実施することができない。言い換えれば、センサー装置(狭義には、センサー枠体222、第3のシール材216及び接触部19)の製造誤差が、センサーユニット224内のセンサーの検出精度に影響を与えることもある。
図3は、センサーユニット224の構成例を示し、分解斜視図を表す。また、上述した構成例と同一の構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。図3の例では、センサーユニット224は、センサーキャップ254、基板11及びセンサーケース256を有するが、これらの部材は、必須ではない。センサーユニット224は、少なくともセンサー252を有すればよく、センサー252を例えばモールド樹脂(図示せず)で覆い、センサーユニット224を形成してもよい。
図3の例では、センサーユニット224(狭義には、センサーキャップ254)の突出部238は、4つの被位置決め部242に分割されている。しかしながら、センサーユニット224(狭義には、センサーキャップ254)は、少なくとも1つの被位置決め部242を有すればよい。被位置決め部242に対応する位置決め部244については、後述する。
図3の例では、センサー252は、基板11の上に配置され、基板11は、アース配線258を有する。また、アース配線258に対応する通路266(穴)が、センサーユニット224(狭義には、センサーキャップ254)に形成されている。アース配線258及び通路266については、後述する。センサーキャップ254、基板11及びセンサーケース256を一体化することで、センサーユニット224を構成することができる。
図4は、センサーユニット224及び接触部19が組み込まれたセンサー枠体222の外観図を示す。また、上述した構成例と同一の構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図4の例では、センサー枠体222の収容部232は、4つの位置決め部244を有する。しかしながら、センサー枠体222(狭義には、収容部232)は、少なくとも1つの位置決め部244を有すればよい。即ち、図4の例と異なり、仮に、センサーユニット224が、1つの被位置決め部242(238)を有する場合、センサー枠体222は、その1つの被位置決め部242(238)に対応する1つの位置決め部244(232)を有すればよい。1つの被位置決め部242が1つの位置決め部244に対応することにより、センサーユニット224をセンサー枠体222に組み込む時、位置決め部244(広義には、センサー枠体222)は、被位置決め部242(広義には、センサーユニット224)を誘導することができる。
なお、位置決め部244(232)は、ストッパー236を有する(図4、図2(C)参照)。ストッパー236は、センサーユニット224の収容高さ位置234(z座標)を決定し、位置決め部244及び被位置決め部242は、センサーユニット224の2次元位置(x座標及びy座標)を決定する。このように、センサーユニット224の3次元位置(x座標、y座標及びz座標)を、センサー枠体222を基準にして固定できる。なお、好ましくは、少なくとも3つのストッパー236を準備することで、センサーユニット224の収容高さ位置234(z座標)をより正確に決定することができる。
図4の例では、センサーキャップ254に取り付けられる基板11(広義には、センサーユニット224への配線)を通す第1の通路262が、センサー枠体222に形成される。第1の通路262が設けられることにより、センサーユニット224は、センサー枠体222に容易に着脱可能になる。言い換えれば、第1の通路262の存在により、センサーユニット224への配線を傷つけることなく、センサーユニット224をセンサー枠体222に組み込んだり、或いは、センサー枠体222からセンサーユニット224を取り出すことができる。
図2(B)や図2(C)に示されるように、接触部19がセンサー枠体222に第3のシール材216を介して装着される場合もある。センサー枠体222に組み込まれたセンサーユニット224を含むセンサー装置(完成品)の2次防水試験(本防水試験)の結果、第3のシール材216に問題がある場合もある。このような場合、図4に示される第2の通路264の存在により、冶具74で接触部19を押圧して、接触部19をセンサー枠体222から容易に取り外すことができる。その後、問題が生じた第3のシール材216を交換することができる
図4の例では、3つの第2の通路264がセンサー枠体222に形成されている。しかしながら、センサー枠体222には、少なくとも1つの第2の通路264が形成されればよい。第2の通路264は、接触部19を押圧する冶具(jig)74を通すことができ、好ましくは、複数の第2の通路264の存在により、複数の冶具74で、接触部19を同時に押し出すことができる。
図5は、センサー枠体222、センサーユニット224及び接触部19が組み込まれた第2のケース本体204の断面図を示す。また、上述した構成例と同一の構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図5の例では、基板11に形成されるアース配線258(図3参照)と電気的に接続される第1の導電部材272が、第3の通路266に配置される。第3の通路266は、第1の導電部材272を通し、センサーキャップ254(広義には、センサーユニット224)に形成される。また、図5の例では、第1の導電部材272と電気的に接続される第2の導電部材274−1、274−2が、センサー枠体222に配置される。
第1の導電部材272は、例えば図5に例示されるコイルバネである。コイルバネは、例えば金属で構成することにより、コイルバネは、導電性を有する。なお、第1の導電部材272は、例えば、導電性ゴムでもよい。第2の導電部材274−1、274−2も、例えば金属で構成することができる。第2の導電部材274−1は、例えば図5に例示されるコイルバネ押さえであり、第2の導電部材274−2は、例えば図5に例示されるネジである。図5の例では、複数の第2の導電部材274−1、274−2が用いられているが、1つの部材で第2の導電部材を構成してもよい。また、図5の例では、1つの第1の導電部材272が用いられているが、複数の部材で第1の導電部材を構成してもよい。
なお、第2の導電部材274−1は、センサーユニット224を押さえる押さえ(センサー押さえ)としても機能することができ、図5の例では、第2の導電部材274−2(ネジ)で、第2の導電部材274−1を固定することができる。また、図5の例では、第1の導電部材272(バネ)が縮んだ状態でセンサーユニット224に格納されることで、アース配線258と第2の導電部材274−2との間の導電性を安定して保つことができる。
センサー枠体222が導電性を有し、センサー枠体222が被検査体(例えば、ユーザー)の表面SAに接触する場合、アース配線258、第1の導電部材272、第2の導電部材274−1、274−2及びセンサー枠体222は、アース経路276を形成することができる。
また、図5の例では、第2のシール材214は、弾性を有する。第2のシール材214は、センサー枠体222の重さで伸びる一方、第2のシール材214は、センサー枠体222が第2のケース本体204の外側に突出するように、センサー枠体222を保持する。なお、図1の例では、センサー枠体222は第2のケース本体204の外側に突出していない。
センサー枠体222が第2のケース本体204の外側に突出し、センサー枠体222が被検査体(例えば、ユーザー)の表面SAに接触する場合、センサー枠体222に外力282が伝わり、弾性を有する第2のシール材214が変形する。図5の例では、外力282の存在により、センサー枠体222の重さが実質的に減少し、第2のシール材214は、第2のシール材214が伸縮する方向286に、縮む。弾性を有する第2のシール材214が変形した状態で、センサー枠体222は、外力282と釣り合う力284で、例えば被検査体の表面SAを押し戻す。従って、センサー枠体222と被検査体との接触性が向上し、アース経路276をより確実に形成することができる。
第2のシール材214は、例えば、ニトリルブタジエンゴム等で構成され、防水性を備えるパッキンである。なお、第1のシール材212や第3のシール材216だけでなく、センサー装置の外縁である第1のケース本体202や第2のケース本体204も、防水性を備える。センサー枠体222は、皮膚への刺激が少ないチタン等の金属で構成することができる。
2. センサーユニット(生体情報検出器)
図6(A)、図6(B)は、センサーユニット224の適用例を示し、断面図を表す。図6(A)、図6(B)の例は、センサーユニット224の一例として、生体情報検出器を表し、センサー252として、受光素子16を表す。図6(A)、図6(B)は、センサーユニット224の他の構成例を示すとも言える。図6(A)、図6(B)に示されるように、生体情報検出器(広義には、センサーユニット)は、発光素子14や第1の反射部92をさらに含むことができる。また、上述した構成例と同一の構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。図6(A)、図6(B)において、センサー枠体222は、省略されている。
図6(A)は、被検査体(例えば、ユーザー)の被検出部位O側に発光素子14を配置する一方、図6(A)は、被検査体の被検出部位O側に受光素子16を配置する。さらに、図6(A)の発光素子14は、第1の光R1及び第2の光R2を発するが、第2の光R2は、図6(B)において省略されている。
発光素子14は、被検査体(例えば、ユーザー)の被検出部位Oに向かう光R1を発する。また、発光素子14は、被検出部位Oとは異なる方向(第1の反射部92)に向かう第2の光R2も発する。第1の反射部92は、第2の光R2を反射させて被検出部位Oに導く。受光素子16は、発光素子14が発する光R1が被検出部位Oにて反射された、生体情報を有する光R1’(反射光)を受ける。受光素子16は、第2の光R2が被検出部位Oにて反射された、生体情報を有するR2’(反射光)も受ける。
生体情報検出器(広義には、センサーユニット、狭義には、センサーキャップ254)は、第2の反射部18をさらに含むことができる。図6(A)、図6(B)の例では、第2の反射部18は、発光素子14が発する光R1又は生体情報を有する光R1’(反射光)を反射させる。図6(A)において、第2の反射部18は、被検出部位Oからの生体情報を有する光R1’、R2’(反射光)を反射させて受光素子16に導く。図6(B)において、発光素子14が発する光R1を反射させて被検出部位Oに導く。第2の反射部18は、発光素子14と受光素子16との間に設けたドーム面に反射面を有することができる。
接触部19は、被検査体との接触面19Aを有し、発光素子14が発する光R1の波長に対して透明な材料(例えば、ガラス)で構成される。基板11も、発光素子14が発する光R1の波長に対して透明な材料(例えば、ポリイミド)で構成され、基板11は、例えば、フレキシブル基板で構成される。
図6(A)、図6(B)の例において、被検出部位O(例えば、血管)は、被検査体の内部にある。第1の光R1は、被検査体の内部に進み、表皮、真皮及び皮下組織で拡散又は散乱する。その後、第1の光R1は、被検出部位Oに到達し、被検出部位Oで反射される。被検出部位Oでの反射光R1’は、皮下組織、真皮及び表皮で拡散又は散乱する。図1(A)では、反射光R1’は、第2の反射部18に向かう。図1(B)では、第1の光R1は、第2の反射部18を介して被検出部位Oに向かう。なお、第1の光R1は、血管で部分的に吸収される。従って、脈拍の影響により、血管での吸収率が変化し、被検出部位Oでの反射光R1’の光量も変化する。このように、生体情報(例えば、脈拍数)は、被検出部位Oでの反射光R1’に反映される。
図6(A)において、第2の光R2は、被検査体の内部に進み、被検出部位Oでの反射光R2’は、第2の反射部18に向かう。生体情報(脈拍数)は、被検出部位Oでの反射光R2’にも反映される。
生体情報検出器(広義には、センサーユニット)の構成例は、図6(A)、図6(B)によって限定されず、構成例の一部(例えば、第1の反射部92、第2の反射部18等)の形状等は、変更してもよい。また、生体情報は、血液中の酸素飽和度、体温、心拍数等であってもよく、被検出部位Oが被検査体の表面SAにあってもよい。図6(A)の例において、第1の光R1及び第2の光R2がそれぞれ1つの線として描かれ、図6(B)の例において、第1の光R1が1つの線として描かれているが、実際には、発光素子14は、様々な方向に多くの光を発する。
なお、特許文献1の段落[0048]によれば、基板15は、反射部131の内部の側を拡散反射面として形成されている。言い換えれば、特許文献1の基板15は、透明な材料で構成する必要がない。
基板11の厚さは、例えば、10[μm]〜1000[μm]である。基板11は、例えばプリント基板であるが、一般には、プリント基板は、例えば特許文献1の基板15のように、透明な材料で構成されていない。言い換えれば、本発明者らは、プリント基板を少なくとも発光素子14の発光波長に対して透明な材料で構成することをあえて採用した。接触部19の厚さは、例えば、1[μm]〜3000[μm]である。
発光素子14は、例えばLEDであり、LEDが発する光の波長は、例えば425[nm]〜625[nm]の範囲に強度の最大値(広義には、ピーク値)を持ち、例えば緑色の光が発せられる。発光素子14の厚さは、例えば、20[μm]〜1000[μm]である。受光素子16は、例えばフォトダイオードであり、一般的にはSiフォトダイオードで構成できる。受光素子16の厚さは、例えば、20[μm]〜1000[μm]である。Siフォトダイオードが受ける光の波長は、例えば800[nm]〜1000[nm]の範囲に感度の最大値(広義には、ピーク値)を持つ。好ましくは、受光素子16は、GaAsPフォトダイオードで構成され、GaAsPフォトダイオードが受ける光の波長は、例えば550[nm]〜650[nm]の範囲に感度の最大値(広義には、ピーク値)を持つ。生体(水やヘモグロビン)は、700[nm]〜1100[nm]の範囲に含まれる赤外線を透過させ易いので、GaAsPフォトダイオードで構成される受光素子16は、例えばSiフォトダイオードで構成される受光素子16と比較して、外光に起因するノイズ成分を減少させることができる。
図7は、発光素子14が発する光の強度特性の一例を示す。図7の例において、520[nm]の波長を持つ光の強度が、最大値を示し、その強度で他の波長を持つ光の強度は正規化されている。また、図7の例において、発光素子14が発する光の波長の範囲は、470[nm]〜600[nm]である。
図8は、接触部19を通る光の透過特性の一例を示す。図8に示すように、例えば図7の強度の最大値を示す発光素子14が発する光の波長(520[nm])の透過率は、50[%]以上ある。また、基板11そのものを通る光の透過特性の一例は、示されていないが、図8の透過特性と同様に、520[nm]の波長に対する基板11の透過率は、例えば50[%]以上に設定することができる。接触部19及び基板11は、発光素子14が発する光R1の波長に対して透明な材料で構成することができる。
図6(A)の例において、発光素子14は、被検出部位Oと対向し、第1の光R1を発する第1の発光面14Aを有することができる。また、発光素子14は、第1の発光面14Aの側面であって、第2の光R2を発する第2の発光面14Bをさらに有することができる。この場合、第1の反射部92は、第2の発光面14Bを囲む壁部を有することができる。
図9(A)、図9(B)、図9(C)は、図6(A)の第1の反射部92の構成例を示す。図9(A)に示されるように、第1の反射部92は、発光素子14を支持する支持部92−1と、発光素子14の第2の発光面14Bを囲む壁部の内壁面92−2及び頂面92−3と、を有することができる。なお、図9(A)〜図9(C)において、発光素子14は省略されている。図9(A)の例において、第1の反射部92は、内壁面92−2において第2の光R2を被検出部位Oに反射させることができ(図6(A)参照)、内壁面92−2に第1の反射面を有する。支持部92−1の厚さは、例えば、50[μm]〜1000[μm]であり、壁部(92−3)の厚さは、例えば、100[μm]〜1000[μm]である。
図9(A)の例では、内壁面92−2は、断面視において、幅方向(第1の方向)にて第1の反射部92の中心から遠ざかる位置ほど、高さ方向(第1の方向と直交する方向)にて被検出部位O側に変位する斜面(92−2)を有する。図9(A)の斜面(92−2)は、断面視において、傾斜平面で形成されているが、例えば図9(C)で示される湾曲面等の斜面であってもよい。内壁面92−2は傾斜角度が異なる複数の傾斜平面で形成されてもよく、或いは複数の曲率を持つ湾曲面で形成されてもよい。第1の反射部92の内壁面92−2が斜面を有する場合、この第1の反射部92の内壁面92−2は、第2の光R2を被検出部位Oに向けて反射させることができる。言い換えれば、この第1の反射部92の内壁面92−2の斜面は、発光素子14の指向性を高めた第1の反射面と言うことができる。このような場合、被検出部位Oに到達する光量は、さらに増加する。また、図9(A)、図9(C)の頂面92−3は、例えば図9(B)に示されるように省略してもよい。なお、図9(A)〜図9(C)では、符号92−4で示す範囲が鏡面部として機能する。
図10(A)、図10(B)は、図6(A)の第1の反射部92及び発光素子14の平面視での外観例を示す。図10(A)の例では、(例えば、図6(A)の被検出部位Oの側の)平面視において、第1の反射部92の外周は、円を表し、円の直径は、例えば、直径200[μm]〜11000[μm]である。図10(A)の例において、第1の反射部92の壁部(92−2)は、発光素子14を囲む(図6(A)参照)。また、第1の反射部92の外周は、平面視において、例えば図10(B)に示すように、四角形(狭義には、正方形)を表してもよい。また、図10(A)、図10(B)の例では、(例えば、図6(A)の被検出部位Oの側の)平面視において、発光素子14の外周は、四角形(狭義には、正方形)を表し、正方形の1辺は、例えば、100[μm]〜10000[μm]である。また、発光素子14の外周は、円形を表してもよい。
第1の反射部92は、それ自身を金属で形成し、その表面を鏡面加工することで、反射構造(狭義には、鏡面反射構造)を有する。なお、第1の反射部92は、例えば樹脂で形成し、その表面に鏡面加工してもよい。具体的には、例えば、第1の反射部92の下地金属を準備し、その後、その表面を例えばめっきする。或いは、例えば、熱可塑性樹脂を第1の反射部92の金型(図示せず)に充填して成形し、その後、その表面に例えば金属膜を蒸着する。
図10(A)、図10(B)の例では、(例えば、図6(Aの被検出部位Oの側の)平面視において、第1の反射部92は、発光素子14を直接支持する領域以外の領域(支持部92−1の一部、壁部の内壁面92−2及び頂面92−3)が露出する。この露出する領域は、図9(A)の例では、鏡面部92−4として示されている。なお、図9(A)の例において、鏡面部92−4を表す点線は、第1の反射部92の内側に位置しているが、実際には、鏡面部92−4は、第1の反射部92の表面に形成されている。
図9(A)、図9(B)、図(C)の例において、鏡面部92−4は、高い反射率を有することが好ましい。鏡面部92−4の反射率は、例えば、80%〜90%以上である。また、鏡面部92−4は、内壁面92−2の斜面だけに形成することができる。鏡面部92−4が内壁面92−2の斜面だけでなく、支持部92−1にも形成される場合、発光素子14の指向性は、さらに高くなる。
第2の反射部18は、例えば樹脂で形成し、その表面(図6(A)の受光素子16側の反射面)に鏡面加工することで、反射構造(狭義には、鏡面反射構造)を有する。言い換えれば、第2の反射部18は、光を拡散反射させずに、光を鏡面反射させることができる。第2の反射部18が鏡面反射構造を有する場合、この第2の反射部18は、第1の光R1の反射光R1’の反射角と異なる反射角を有する第1の光R1の反射光R1’’(直接反射光:無効光)を受光素子16に反射させないこともできる(図6(A)参照)。このような場合、生体情報検出器の検出精度はさらに向上する。なお、図6(A)に示されるように、第1の光R1の反射光R1’は、被検査体の内部にある被検出部位Oが起点となるので、第1の光R1の反射光R1’の反射角(被検査体の表面SAに垂直な直線を基準にした反射角)は、概して小さい。一方、第1の光R1の反射光R1’’は、被検査体の表面SAが起点となるので、第1の光Rの反射光R1’’の反射角は、概して大きい。
ところで、特許文献1の図16は、反射部131を開示し、特許文献1の段落[0046]、[0059]、[0077]によれば、反射部131は、拡散反射構造を有し、反射率を向上させることによって受光素子12の効率を高める。しかしながら、本出願時において、当業者は、特許文献1の反射部131では、直接反射光(広義には、ノイズ)も受光素子12に反射させてしまうことを認識していない。言い換えれば、本発明者らは、直接反射光に起因するノイズ成分を受光信号から低減させることによって受光素子の効率を高めることを認識した。言い換えれば、本発明者らは、第2の反射部18が鏡面反射構造を有する場合、生体情報検出器の検出精度がさらに向上することを認識した。
3. 生体情報測定装置
3.1 脈拍計
図11(A)、図11(B)は、図1等のセンサー装置又は図6(A)等の生体情報検出器を含む生体情報測定装置の外観例である。図11(A)に示されるように、例えば図6(A)の生体情報検出器は、生体情報検出器を被検査体(ユーザー)の腕(狭義には、手首)に取り付け可能なリストバンド150をさらに含むことができる。図11(A)の例において、生体情報は、脈拍数であり、例えば「72」が示されている。また、生体情報検出器は、腕時計に組み込まれ、時刻(例えば、午前8時15分)が示されている。また、図11(B)に示されるように、腕時計の裏蓋(第2のケース本体204)に開口部が設けられ、開口部に例えば図6(A)の接触部19等が露出する。図11(B)の例において、第2の反射部18及び受光素子16は、腕時計に組み込まれている。図15(B)の例において、第1の反射部92、発光素子14、リストバンド150等は、省略されている。
図12は、生体情報測定装置の構成例を示す。生体情報測定装置は、図6(A)等の生体情報検出器と、生体情報検出器の受光素子16において生成される受光信号から生体情報を測定する生体情報測定部とを含む。生体情報検出器や生体情報測定部は、例えば図3の基板11のアース配線258に接続することができ、人体アースを設定することができる。図12に示すように、生体情報検出器は、発光素子14と受光素子16と発光素子14の制御回路161とを有することができる。生体情報検出器は、受光素子16の受光信号の増幅回路162をさらに有することができる。また、生体情報測定部は、受光素子16の受光信号をA/D変換するA/D変換回路163と脈拍数を算出する脈拍数算出回路164とを有することができる。生体情報測定部は、脈拍数を表示する表示部165をさらに有することができる。
生体情報検出器は、加速度検出部166を有することができ、生体情報測定部は、加速度検出部166の加速度信号をA/D変換するA/D変換回路167とデジタル信号を処理するデジタル信号処理回路168とをさらに有することができる。生体情報測定装置の構成例は、図12によって限定されない。図12の脈拍数算出回路164は、例えば生体情報検出器を組み込む電子機器のMPU(Micro Processing Unit)であってもよい。
図12の制御回路161は、発光素子14を駆動する。制御回路161は、例えば、定電流回路であり、所与の電圧(例えば、6[V])を保護抵抗を介して発光素子14に供給し、発光素子14に流れる電流を所与の値(例えば、2[mA])に保つ。なお、制御回路161は、消費電流を低減するために、発光素子14を間欠的に(例えば、128[Hz]で)駆動することができる。制御回路161は、例えばマザーボードに形成され、制御回路161と発光素子14との配線は、例えば、図6(A)の基板11に形成される。
図12の増幅回路162は、受光素子16において生成される受光信号(電流)から直流成分を除去し、交流成分だけを抽出し、その交流成分を増幅して、交流信号を生成することができる。増幅回路162は、例えばハイパスフィルターで所与の周波数以下の直流成分を除去し、例えばオペアンプで交流成分をバッファーする。なお、受光信号は、脈動成分及び体動成分を含む。増幅回路162又は制御回路161は、受光素子16を例えば逆バイアスで動作させるための電源電圧を受光素子16に供給することができる。発光素子14が間欠的に駆動される場合、受光素子16の電源も間欠的に供給され、また交流成分も間欠的に増幅される。増幅回路162は、例えばマザーボードに形成され、増幅回路162と受光素子16との配線は、例えば、図6(A)の基板11に形成される。また、増幅回路162は、ハイパスフィルターの前段で受光信号を増幅する増幅器を有してもよい。増幅回路162が増幅器を有する場合、増幅器は、例えば、基板11に形成される。
図12のA/D変換回路163は、増幅回路162において生成される交流信号をデジタル信号(第1のデジタル信号)に変換する。図12の加速度検出部166は、例えば3軸(X軸、Y軸及びZ軸)の加速度を検出して、加速度信号を生成する。体(腕)の動き、従って生体情報測定装置の動きは、加速度信号に反映される。図12のA/D変換回路167は、加速度検出部166において生成される加速度信号をデジタル信号(第2のデジタル信号)に変換する。
図12のデジタル信号処理回路168は、第2のデジタル信号を用いて、第1のデジタル信号の体動成分を除去し又は低減させる。デジタル信号処理回路168は、例えば、FIRフィルター等の適応フィルターで構成することができる。デジタル信号処理回路168は、第1のデジタル信号及び第2のデジタル信号を適応フィルターに入力し、ノイズが除去又は低減されたフィルター出力信号を生成する。
図12の脈拍数算出回路164は、フィルター出力信号を例えば高速フーリエ変換(広義には、拡散フーリエ変換)によって周波数解析する。脈拍数算出回路164は、周波数解析の結果に基づき脈動成分を表す周波数を特定し、脈拍数を算出する。
3.2 パルスオキシメーター
以下に、生体情報測定装置の他の例としての、パルスオキシメーターについて説明する。パルスオキシメーターに搭載される生体情報検出器(広義には、光デバイス)は、前述の実施形態と同じ構成(例えば図6(A)や図1(A)に示される構成)を用いて実現することができる。
ここでは、図6(A)の構成に基づいて説明する。パルスオキシメーター(広義には、生体情報検出器)は、発光素子14と受光素子16で構成されている。発光素子14は、例えば赤色光と赤外光を発し、これらの光が被検出部位O(例えば血管)にて反射した反射光を、受光素子16で測定する。血液中のヘモグロビンは酸素との結合の有無により赤色光と赤外光の吸光度が異なる。よって、受光素子16で反射光を測定して分析することにより、動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定することができる。
パルスオキシメーター用の生体情報測定部の構成としては、図12に示される脈拍計用の生体情報測定部(A/D変換回路163、脈拍数算出回路164、表示部165、加速度検出部166、A/D変換回路167、デジタル信号処理回路168)の構成をそのまま利用することができる。但し、図12に示される脈拍算出回路164は、脈拍算出回路およびFFT等を用いた動脈血酸素飽和度分析回路164に置換される。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
11 基板、 11A 第1の面、 11B 第2の面、 14 発光素子、
14A 第1の発光面、 14B 第2の発光面、 16 受光素子(センサー)、
18 第2の反射部、 19 接触部、 19A 接触面、 74 冶具、
92 第1の反射部、 92−1 支持部、 92−2 内壁面、 92−3 頂面、
92−4 鏡面部、 150 リストバンド、 161 制御回路、
162 増幅回路、 163,167 A/D変換回路、 164 脈拍数算出回路、
165 表示部、 166 加速度検出部、168 デジタル信号処理回路、
202 第1のケース本体、 203,203−1 スペース、
204 第2のケース本体、 206 開口部、 212 第1のシール材、
214 第2のシール材、 216 第3のシール材、 222 センサー枠体、
224 センサーユニット、232 収容部、 234 収容高さ位置、
236 ストッパー、 238 突出部、 242 被位置決め部、
244 位置決め部、 252 センサー、 254 センサーキャップ、
256 センサーケース、 258 アース配線、 262 第1の通路、
264 第2の通路、266 第3の通路、 272 第1の導電部材、
274−1,274−2 第2の導電部材、 276 アース経路、 282 外力、
284 力、 286 方向、 O 被検出部位、 R1 第1の光、
R2 第2の光、 R1’,R2’ 反射光(有効光)、
R1’’ 直接反射光(無効光)、 SA 被検査体の表面

Claims (8)

  1. 第1のケース本体と、
    第1のシール材と、
    前記第1のケース本体に前記第1のシール材を介して装着され、開口部が形成された第2のケース本体と、
    第2のシール材と、
    前記第2のケース本体に前記第2のシール材を介して装着され、前記開口部に配置されるセンサー枠体と、
    前記センサー枠体に着脱自在に配置されるセンサーユニットと、を含むことを特徴とするセンサー装置。
  2. 請求項1において、
    前記センサー枠体は、前記センサーユニットを収容する収容部を有し、
    前記収容部は、前記センサーユニットの収容高さ位置を規制するストッパーを有することを特徴とするセンサー装置。
  3. 請求項2において、
    前記センサーユニットは、少なくとも1つの被位置決め部を有し、
    前記収容部は、前記少なくとも1つの被位置決め部を位置決めする少なくとも1つの位置決め部を有し、
    前記少なくとも1つの位置決め部は、前記ストッパーを有することを特徴とするセンサー装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、
    前記センサーユニットへの配線を通す第1の通路が、前記センサー枠体に形成されることを特徴とするセンサー装置。
  5. 請求項4において、
    第3のシール材と、
    前記センサー枠体に前記第3のシール材を介して装着され、前記開口部に露出して配置され、被検査体との接触面を有する接触部と、をさらに含み、
    前記接触部を押圧する冶具を通す第2の通路が、前記センサー枠体に形成されることを特徴とするセンサー装置。
  6. 請求項5において、
    前記センサーユニットは、アース配線が形成される基板を有し、
    前記アース配線と電気的に接続される第1の導電部材を通す第3の通路が、前記センサーユニットに形成され、
    前記第1の導電部材と電気的に接続される第2の導電部材が、前記センサー枠体に配置され、
    前記センサー枠体は、導電性を有することを特徴とするセンサー装置。
  7. 請求項6において、
    前記第2のシール材は、弾性を有し、
    前記第2のシール材は、前記センサー枠体が前記第2のケース本体の外側に突出するように、前記センサー枠体を保持することを特徴とするセンサー装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載のセンサー装置と、
    前記センサー装置において生成される受光信号から生体情報を測定する生体情報測定部と、を含み、
    前記センサーユニットは、被検査体の被検出部位に向かう光を発する発光部と、前記発光部が発する光が前記被検出部位にて反射された、前記生体情報を有する光を受ける受光部と、を有し、
    前記生体情報は、脈拍数であることを特徴とする生体情報測定装置。
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