JP3495789B2 - 携帯型脈波計測装置 - Google Patents

携帯型脈波計測装置

Info

Publication number
JP3495789B2
JP3495789B2 JP18965294A JP18965294A JP3495789B2 JP 3495789 B2 JP3495789 B2 JP 3495789B2 JP 18965294 A JP18965294 A JP 18965294A JP 18965294 A JP18965294 A JP 18965294A JP 3495789 B2 JP3495789 B2 JP 3495789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse wave
band
elastic member
measuring device
convex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18965294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0852118A (ja
Inventor
勝利 古畑
健 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP18965294A priority Critical patent/JP3495789B2/ja
Publication of JPH0852118A publication Critical patent/JPH0852118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3495789B2 publication Critical patent/JP3495789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6802Sensor mounted on worn items
    • A61B5/681Wristwatch-type devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6843Monitoring or controlling sensor contact pressure

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体に密着させる脈波
センサを有する携帯型脈波計測装置に関し、特に生体に
対する携帯型脈波計測装置の装着機構・構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型脈波計測装置として、図1
4、図15に示す特開平4−99560号公報などが提
案されている。図14において、バンド21を十分伸ば
した状態でバンド21の輪の中に腕を通し、つまみ23
を矢印Aの方向に回す。これにより巻き上げ軸25も回
転し、バンド21が巻き上げられる。このときラチェッ
ト車26もラチェット爪22を逃がしながら回転する。
腕にフィットした状態で巻き上げを中止すると、戻しバ
ネ24の力により、矢印Aの反対方向に戻ろうとする力
が働く。ここで、ラチェット車26は、ラチェット爪2
2でロックされている為、バランス状態で停止し巻きほ
どけることはなく、センサは腕に押圧される。尚、バン
ド21をゆるめる場合は、図15に示すボタン27を押
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯型
脈波計測装置においては、下記のような課題があった。
【0004】まず、脈波の計測にあたっては、脈波を計
測し得る生体の有効応答部位に所定の押圧力を加えて計
測するのであるが、従来技術のバンド全体を締め付ける
方法では、バンド全体が生体に密着するため、携帯時に
発汗した場合など通気性が悪く装着感が必ずしも良好で
はない。
【0005】また、バンドの締め付けをゆるめにして携
帯した場合、容易にセンサ部が有効応答部位からズレて
しまい、また、充分な押圧力が得られず正確な脈波の計
測が難しい。
【0006】さらに、従来の携帯型脈波計測装置におい
ては、構造が複雑で小型化が難しく、またコスト低減が
難しい。
【0007】そこで、本発明の携帯型脈波計測装置は上
記課題を解決するものであって、その目的とするところ
は以下の通りである。
【0008】(1)バンドに取り付けられた脈波センサ
部に、脈波計測に充分な押圧力を安定的に加え、正確な
計測が可能で、しかも装着感の良好な携帯型脈波計測装
置を得ること。
【0009】(2)構造が簡単で、小型化及びコスト低
減が可能な携帯型脈波計測装置を得ること。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型脈波計測
装置は、生体に密着させて脈波を計測する脈波センサ
と、脈波センサの出力信号を処理する演算処理手段を備
えた本体と、脈波センサを保持し、本体の一方の側に取
り付けられた第1のバンドと、本体の他方の側に取り付
けられた第2のバンドと、第2のバンドに取り付けられ
ると共に、脈波計測時に脈波センサを生体に密着させる
方向の力を発生させる凸形状の弾性部材、とを有するこ
とを特徴とする。
【0011】また、 ・第2のバンドに取り付けられた摺動可能な凸形状の弾
性部材は、第1のバンドの端部を保持する遊革機能を有
すること、 ・凸形状の弾性部材が、バンド差し込み穴に対して両側
に凸形状の弾性部材を有し、かつバンド差し込み穴に対
して、非対称の形状をしていること、 ・第2のバンドに複数の小孔を設けると共に、凸形状の
弾性部材に、小孔のうちの一つに対して挿着脱される固
定手段を設けたこと、 ・凸形状の弾性部材が、弾性押圧部とバンド保持部材の
2体構造であること、等の構成をとることが望ましい。
【0012】
【作用】本発明の携帯型脈波計測装置の作用は以下の通
りである。
【0013】まず、請求項1記載の携帯型脈波計測装置
においては、第2のバンドに凸形状の弾性部材を設ける
ことにより、第1のバンドの所定位置に取り付けられた
脈波センサを生体に密着させる方向に安定的に押圧させ
るものである。
【0014】図2は、この作用を説明するための代表的
な一例を示す図である。図において、生体6の脈動圧
(この図は手首の断面を示している)は、とう骨32付
近より矢印B方向から脈波センサ4に作用する。脈波セ
ンサ4をより生体に安定して押圧密着させるには、生体
の中心Zを通り矢印Bに対して直角な直線D−Dの右上
方方向(矢印Bとは逆の方向)に力を働かせる必要があ
る。
【0015】凸形状の弾性部材5はこのために取り付け
られたものである。なぜなら、図2に示す位置に凸形状
の弾性部材5がある場合、生体からの反力Eは、矢印F
の力と矢印Gの力の2方向に分解される。この矢印Fの
力が生体への密着度を増す力となるためである。従っ
て、凸形状の弾性部材5を直線D−Dの右上方方向に設
置すれば良い。
【0016】しかし、凸形状の弾性部材5は直線D−D
の右上方にあれば生体6への密着度は増すが、必ずしも
すべての領域にわたって装着感が良いとは限らない。
【0017】まず、I方向は、本体1の下面であり、装
着感が良くないだけではなく設置方法が難しく現実的な
設置場所とは言えない。次にE方向については、生体6
に骨もなく、装着感もたいへん良好である。また矢印H
方向に凸形状の弾性部材5を取り付けると、生体6のし
ゃっ骨31に当たってしまい、装着感を若干は損ねる恐
れがあるものの、密着力を最も強く作用できるので安定
して押圧するためには好ましい。以上のことから、凸形
状の弾性部材5は、図2に示す位置付近に取り付けるこ
とが最も望ましい。
【0018】なお、凸形状の弾性部材5を第2のバンド
3上を矢印C方向に摺動させることにより、被測定者の
体格(手首の形状など)に応じて脈波センサに安定的な
押圧力が加わるように設置位置を適宜調整することがで
きる。
【0019】請求項2記載の携帯型脈波計測装置におい
ては、第2のバンドに取り付けられた摺動可能な凸形状
の弾性部材5は、第1のバンドの端部を保持する遊革機
能を有しており、安定した押圧力を得るだけでなく、こ
の機能とは異質の機能をも併せ持つよう複合化を図った
ものである。
【0020】請求項3記載の携帯型脈波計測装置におい
ては、凸形状の弾性部材が、バンド差し込み穴に対して
両凸でかつ非対称形状をしているので、この弾性部材の
差し込み方向を入れ換えることにより生体に対する凸部
の高さなどが変わり、これにより押圧力の調整ができる
ようにしたものである。
【0021】請求項4記載の携帯型脈波計測装置におい
ては、第2のバンドに設けた複数の小孔と、これに挿着
される固定手段とにより、バンドの固定部の構造を非常
に小さくまたコンパクトにまとめるようとするものであ
る。これによって、バンドの外側の見栄えなどをよくす
ることが可能となる。
【0022】請求項5記載の携帯型脈波計測装置におい
ては、凸形状の弾性部材が、弾性押圧部とバンド保持部
材の2体構造であるので、非計測時と計測時とでバンド
に対して弾性押圧部とバンド保持部材の位置を入れ換え
たり、また、消耗する弾性押圧部を適宜取り替えること
ができるものである。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0024】(1)第1実施例 図1は、本発明の携帯型脈波計測装置の側面図である。
この図面において、1は携帯型脈波計測装置の本体、2
は第1のバンド、3は第2のバント、4は脈動圧を電気
信号に変換し脈波の検出を行う圧電式の脈波センサであ
る。この脈波センサ4は、第1のバンド2の所定位置に
取り付けられ、第1のバンド2の生体6側に突出してい
る。そして、脈波センサを脈波測定部位、例えば、手首
のとう骨動脈部に押しつけ脈動圧変位を計測する。この
場合、脈動圧は矢印B方向から脈波センサ4に作用し、
脈波センサ4はこの脈動圧を電気信号に変換している。
この電気信号は、脈波センサ4に接続され、第1のバン
ドの長手方向に埋設されたリード線8を通して、本体1
内に設けられた演算処理手段に接続されている。
【0025】5は発泡ウレタン等からなる、凸形状の弾
性部材である。この凸形状の弾性部材5は、前述の第2
のバンド3の所定位置に取り付けられ、第2のバンド3
の生体側に突出している。ここで、凸形状とは、本発明
の携帯型脈波計測装置を生体に装着したときに、第2の
バンド3の生体側に接触する面に対して生体側に部分的
に突き出しているような形状のものを意味している。従
って、第2のバンド3自体の形状で構成しても良く、ま
た本実施例のように別部材で構成しても良い。また、凸
形状の大きさ(幅、長さ、高さなど)にもとくに制限が
あるわけではないが、安定した押圧力と良好な装着感を
得るためには、凸形状部と生体との接触領域の断面積が
おおむね0.2〜6cm2 程度であることが望ましい。
【0026】図3は、本発明の携帯型脈波計測装置の制
御部の代表的な一例を示すブロック図である。生体から
発生した脈動圧は、脈波センサ4に作用し電気信号に変
換される。この電気信号はリード線8を通して本体1内
で演算処理され、その結果を本体1に設けられた表示部
に表示する。演算処理としては、電気信号の増幅、レベ
ル変換(A/D変換など)、比較、加減算、正規化、平
均化、量子化、記憶などの様々な信号処理を行う機能を
有し、どのような信号処理が必要かによって適宜選択さ
れ実行される。また表示内容としては、例えば脈拍数、
脈圧(血圧)などの直接的な数値や、あるいはこれらの
数値に基づく判定情報、履歴情報などを挙げることがで
きる。
【0027】図4は、凸形状の弾性部材5の詳細図面で
ある。より生体に密着させフィット感を向上させるた
め、直接生体に接触するK面は生体の形状に合わせて全
体的になだらかな凹形状をしている。また、生体とのズ
レを防止するために、K面の表面には複数の半球状の小
突起9を設けてある。16は、凸形状の弾性部材5を第
2のバンド3にセットする為の、バンド差し込み穴であ
る。ここで、バンド差し込み穴16の横寸法17は、第
2のバンド3の幅寸法よりわずかに小さく設定されてい
る為、第2のバンド3に凸形状の弾性部材5をセットし
た時、適度の摩擦力が働き保持される。
【0028】前述のように構成された携帯型脈波計測装
置を用いて脈波の計測を行うには、測定に十分な押圧力
を脈波センサ4に加える必要がある。押圧過小の場合
は、脈動圧が十分に脈波センサ4に作用せず、正確な測
定が困難である。また、押圧過大の場合は、手首のとう
骨動脈がつぶされ、脈動自体を変化させてしまい、正確
な測定が困難である。
【0029】前記押圧力は、生体差により大きく左右さ
れる。図1に示すよう、本実施例では脈波センサ4を生
体に密着させる方向に、凸形状の弾性部材5を生体6に
合わせて矢印C方向に摺動させるように構成することが
望ましい。これにより、適正な位置に調整(セット)す
ることになり、安定した脈波計測を可能にしている。
【0030】この場合、凸形状の弾性部材5が適正な位
置にセットされ、計測に十分な押圧力が加わり、そして
十分な脈動圧が脈波センサに作用しているかを確認でき
るようにすることが望ましい。
【0031】図5は、携帯型脈波計測装置の本体1に設
けられた表示部の一例を示す図面である。15は脈動圧
検出表示であり、計測に十分な脈動圧が脈波センサより
得られると点灯し、それと同時にアラームが鳴鐘する。
使用者は、脈動圧検出表示15の点灯もしくはアラーム
の鳴鐘により、凸形状の弾性部材5が適正な位置にセッ
トされたことを確認することが可能となる。
【0032】本発明の携帯型脈波計測装置は、凸形状の
弾性部材5を設けることにより、脈波センサー4と本体
1と凸形状の弾性部材5の3方向より生体に密着させる
ことにより、良好な装着感と安定した押圧を得ることが
できる。
【0033】特にバンドをゆる目にした場合、凸形状の
弾性部材5の効果は大きい。携帯型脈波計測装置の使用
環境が、高温多湿の場合は、バンドをゆる目にして携帯
し、生体と携帯型脈波計測装置に隙間を設け、通気性を
良好にして使用する場合が多い。この場合バンドによる
保持は期待できない。しかし、凸形状の弾性部材5が有
ることにより、脈波センサ4と本体1と凸形状の弾性部
材5の3方向より生体に密着させることにより、脈波セ
ンサ4は確実に脈波測定部位に押圧され、正確な測定が
可能となる。
【0034】(2)第2実施例 図6は、本発明の凸形状の弾性部材5に、他方の第1の
バンド2の端部を保持する遊革機能をも併せ持たせた実
施例を示す側面図である。
【0035】本実施例の場合、第1のバンド2、第2の
バンド3の外周部には、脈波センサ4及び凸形状の弾性
部材5以外突出するものが無い為、見た目にも重装感が
なく、またデザイン上の自由度を大きくするという効果
がある。
【0036】(3)第3実施例 図7及び図8は、凸形状の弾性部材の変形例を示す。本
例は、生体への押圧力を調整可能とした一例である。
【0037】図7に示す様に凸形状の弾性部材5は、バ
ンド差し込み穴16に対して、生体とその反対側の両側
に凸形状の弾性部材を有し、かつバンド差し込み穴16
に対して、非対称の形状をしている。つまり、バンドの
差し込み穴に対して一方は薄く、他方は厚くなってい
る。
【0038】図8に示すように、凸形状の弾性部材5
は、生体に直接に接触するS面及びP面の部分は、より
生体とのフィット感を向上させるため、凹形状をしてい
る。また、生体とのズレを防止するために、S面及びP
面の表面には複数の半球状の小突起9を設けてある。
【0039】従って、生体差により凸形状の弾性部材5
を第2のバンド3への差し込み方向を変えることによ
り、生体への押圧力が調整可能となる。
【0040】また、使用状況により強い衝撃が加わり、
容易に脈波センサ4のズレが想定される場合は、強めの
押圧を加えるため、凸形状の弾性部材5の差し込み方向
を選択することにより、生体への押圧力を適性に調整可
能としている。 (4)第4実施例 図9は、凸形状の弾性部材の第2のバンド3への保持構
造の変形例を示す側面図である。図において、凸形状の
弾性部材5は、生体側とは反対側の先端が球形状をした
突起を有し、あらかじめ第2のバンド3に設けられた複
数の小孔のうちのいずれか一つに押し込むことにより、
第2のバンド3に保持・固定されるような構造を有して
いる。そして、携帯型脈波計測装置の装着感や安定した
押圧力を得られるように、複数の小孔のいずれかを選択
して挿着固定できるように、小孔に対して着脱可能に構
成されている。本実施例の場合、第2のバンド3の外側
(生体側とは反対側)には、凸形状の弾性部材5の先端
の球形状がわずかに出るだけである為、バンドのデザイ
ン上の自由度を大きくするという効果がある。
【0041】(5)第5実施例 図10は、凸形状の弾性部材の変形例を示す断面図であ
る。凸形状の弾性部材は、弾性押圧部10とバンド保持
部材11の2体構造となっており、ピン12によって係
合され、矢印方向に回転可能となっている。バンド保持
部材11は棒状の突起16を有した薄板の金属板から成
っている。弾性押圧部10は、前記棒状の突起16を嵌
装可能な直径の小孔を有している。そして、弾性押圧部
10とバンド保持部材11とで第2のバンド3を挟み込
むようにすることにより、第2のバンド3に固定される
ようになっている。
【0042】図11は、脈波計測時の凸形状の弾性部材
と、生体6の断面図である。脈波計測時は、凸形状の弾
性部材の弾性押圧部10の面が生体側になるように、第
2のバンド3にあらかじめ開けられた小孔にセットし脈
波センサ4に押圧を加え計測する。
【0043】図12は、非計測時の凸形状の弾性部材
と、生体6の断面図である。非計測時は、凸形状の弾性
部材のバンド保持部材11の面が、生体側になるように
第2のバンド3にあらかじめ開けられた小孔などにセッ
トする。
【0044】このように構成された凸形状の弾性部材
は、非計測時において生体と直接接触する部分が、薄板
で構成されているため、第2のバンド3から突出する部
分が少ない為、生体へのフィット感が向上し良好な装着
感を有する。
【0045】(6)第6実施例 図13は、凸形状の弾性部材の変形例を示す断面図であ
る。凸形状の弾性部材は、弾性押圧部13と第2のバン
ド3に保持するバンド保持部材14の2体構造となって
おり、弾性押圧部13からから突出している複数の突起
を、バンド保持部材14に設けられた複数の小孔に嵌装
し固定している。
【0046】長期的な使用により、直接生体に接触する
弾性押圧部13は、汗や生体との摩擦によりヒビ割れや
変色などの発生が予想される。そこで、本実施例の凸形
状の弾性部材は、弾性押圧部13とバンド保持部材14
の2体構造となっている為、容易に弾性押圧部13の交
換が可能である。また、弾性押圧部13、及びバンド保
持部材14にカラーバリエーションを持たせることによ
り、使用者の好みに応じて、容易に取り替え可能となる
効果も有する。
【0047】この発明において、凸形状の弾性部材5
は、発泡ウレタンであることが望ましいが、合成樹脂の
成型品を用いても、ほぼ同等の効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は次のよう
な効果を有する。
【0049】まず、請求項1記載の発明によれば、脈波
計測に十分な押圧力を安定的に加え、正確な計測が可能
で、しかも装着感の良好な携帯型脈波計測装置を得るこ
とができる。
【0050】さらに、構造が極めて簡単なため、小型化
及びコスト低減が可能になる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、安定した押
圧力を得るという機能だけでなく、これとは異質の機能
(遊革機能)をも併せ持つことができる。これにより、
携帯型脈波計測装置の構造がさらにシンプルになり、特
にコストや見栄え、デザインの点で大きな優位性を有す
る。
【0052】請求項3記載の発明によれば、凸状の弾性
部材の差し込み方向を入れ換えることにより生体に対す
る凸部の高さなどが変わり、これにより押圧力の調整を
行うことができる。このため、携帯型脈波計測装置の使
用状況や使用者などの条件に応じて適切な押圧力を設定
することが可能となる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、バンドの固
定部の構造を非常に小さくまたコンパクトにまとめるこ
とができる。これによって、バンドの外側の見栄えなど
をよくし、特にデザイン性に優れたバンド構造を実現す
ることが可能となる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、非計測時と
計測時とでバンドに対して弾性押圧部とバンド保持部材
の位置を入れ換えることにより、特に非計測時の生体へ
のフィット感を格段に向上させることができる。また、
消耗する弾性押圧部を適宜容易に取り替えることができ
る他、使用者の好みや使用者の装着感に応じた押圧部を
適宜選択することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の側面図である。
【図2】 本発明の凸形状の弾性部材の作用を説明する
ための側面図である。
【図3】 本発明の制御部のブロック図である。
【図4】 本発明の第1実施例の凸形状の弾性部材の斜
視図である。
【図5】 本発明の第1実施例の表示部の正面図であ
る。
【図6】 本発明の第2実施例の側面図である。
【図7】 本発明の第3実施例の側面図である。
【図8】 本発明の第3実施例の凸形状の弾性部材の斜
視図である。
【図9】 本発明の第4実施例の側面図である。
【図10】 本発明の第5実施例の側面図である。
【図11】 本発明の第5実施例の脈波計測時の断面図
である。
【図12】 本発明の第5実施例の脈波非計測時の断面
図である。
【図13】 本発明の第6実施例の側面図である。
【図14】 従来技術を示す上面図である。
【図15】 従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 第1のバンド 3 第2のバンド 4 脈波センサ 5 凸形状の弾性部材 6 生体 8 リード線 9 小突起 10 押圧弾性部 11、14 バンド保持部材 15 脈動圧検出表示 16 バンド差し込み穴 17 横寸法 31 しゃっ骨 32 とう骨
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−99560(JP,A) 特開 平4−129527(JP,A) 特開 昭63−135130(JP,A) 特開 平5−184548(JP,A) 実開 平2−141208(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/0245

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体に密着させて脈波を計測する脈波セ
    ンサと、前記脈波センサの出力信号を処理する演算処理
    手段を備えた本体と、前記脈波センサを保持し、前記本
    体の一方の側に取り付けられた第1のバンドと、前記本
    体の他方の側に取り付けられた第2のバンドと、前記第
    2のバンドに取り付けられると共に、脈波計測時に前記
    脈波センサを前記生体に密着させる方向の力を発生させ
    る凸形状の弾性部材、とを有することを特徴とする携帯
    型脈波計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2のバンドに
    取り付けられた摺動可能な凸形状の弾性部材は、前記第
    1のバンドの端部を保持する遊革機能を有することを特
    徴とする携帯型脈波計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記凸形状の弾性部
    材が、バンド差し込み穴に対して両側に凸形状の弾性部
    材を有し、かつ前記バンド差し込み穴に対して、非対称
    の形状をしていることを特徴とする携帯型脈波計測装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第2のバンドに
    複数の小孔を設けると共に、前記凸形状の弾性部材に、
    前記小孔のうちの一つに対して挿着脱される固定手段を
    設けたことを特徴とする携帯型脈波計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記凸形状の弾性部
    材が、弾性押圧部とバンド保持部材の2体構造であるこ
    とを特徴とする携帯型脈波計測装置。
JP18965294A 1994-08-11 1994-08-11 携帯型脈波計測装置 Expired - Fee Related JP3495789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18965294A JP3495789B2 (ja) 1994-08-11 1994-08-11 携帯型脈波計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18965294A JP3495789B2 (ja) 1994-08-11 1994-08-11 携帯型脈波計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0852118A JPH0852118A (ja) 1996-02-27
JP3495789B2 true JP3495789B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=16244907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18965294A Expired - Fee Related JP3495789B2 (ja) 1994-08-11 1994-08-11 携帯型脈波計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3495789B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4614250B2 (ja) * 2000-11-27 2011-01-19 セイコーインスツル株式会社 装着形計測機器
JP4166665B2 (ja) * 2003-10-24 2008-10-15 日本精密測器株式会社 手首用血圧計及びカフスプリング
JP4561112B2 (ja) * 2004-02-03 2010-10-13 カシオ計算機株式会社 生体情報測定装置
JP4935249B2 (ja) * 2006-08-31 2012-05-23 カシオ計算機株式会社 生体情報測定装置
JP4676540B2 (ja) * 2009-03-02 2011-04-27 セイコーインスツル株式会社 脈拍測定装置
JP4577443B2 (ja) * 2009-04-22 2010-11-10 カシオ計算機株式会社 生体情報測定装置
JP4862940B2 (ja) * 2009-12-21 2012-01-25 カシオ計算機株式会社 生体情報測定装置
JP5012941B2 (ja) * 2010-03-26 2012-08-29 カシオ計算機株式会社 生体情報測定装置
CN104545869A (zh) * 2014-12-24 2015-04-29 长春理工大学 一种智能老人监控仪
JP6662167B2 (ja) * 2016-04-15 2020-03-11 オムロンヘルスケア株式会社 脈波検出装置、生体情報測定装置、脈波検出装置の装着補助部材
JP2019058320A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 ヤマハ株式会社 脈波検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0852118A (ja) 1996-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2586392Y2 (ja) パルスオキシメータ用プローブ
JP2605584Y2 (ja) マルチセンサ
US5267566A (en) Apparatus and method for blood pressure monitoring
JP4855630B2 (ja) 生命徴候をモニタする装置
US6443906B1 (en) Method and device for monitoring blood pressure
US6241679B1 (en) Non-invasive blood pressure sensing device and method using transducer with associate memory
JP3495789B2 (ja) 携帯型脈波計測装置
EP1125547B1 (en) Arrangement for measuring biosignal
CA2371058A1 (en) Apparatus for monitoring and displaying exertion data
AU2001259012A1 (en) Method and device for monitoring blood pressure
WO2002041756A3 (en) Wrist-mounted blood pressure measurement device
JP4503318B2 (ja) 健康測定具
US5846211A (en) Occlusal force-meter
KR20100047054A (ko) 휴대용 손가락 악력기
US5638453A (en) Transducer enhanced stethoscope
US5183050A (en) Pulse wave sensor
JP2000254105A (ja) 腕装着型測定装置
WO2017175618A1 (ja) 脈波検出装置及び生体情報測定装置
CA1298990C (en) Apparatus for measuring blood pressure
JP3041401B2 (ja) 脈波測定機器
JP4399939B2 (ja) 生体情報測定装置
JP2003325466A (ja) 心拍数計測装置
KR100880803B1 (ko) 생체정보 측정장치
JPH05329110A (ja) 活動態様生体情報計測記録装置
JP3522409B2 (ja) 咬合力計

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees