JP6370186B2 - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Description

この開示は生体情報測定装置に関し、特に、人体の脈拍などの生体情報を測定するための生体情報測定装置に関する。
従来、人体の脈拍などの生体情報を測定するための生体情報測定装置として、腕に装着して脈拍を測定する、腕時計型の脈拍測定装置がある。一例として、特開2008−54890号公報(以下、特許文献1)は、バンドの締め付け力によりユーザに腕に取り付けられる、発光素子、受光素子、およびカバーガラスからなる脈拍検出部を備えた腕時計型ケースを有する生体情報測定装置を開示している。特許文献1にかかる脈拍測定装置は、発光素子から発光された赤外線が皮膚内の血液で反射され、その反射光を受光素子が受光し、受光率の変化を脈拍として検出する。
特許文献1の生体情報測定装置のように、血液からの反射光の変化に基づいて脈拍を検出する構成の場合には、受光素子と測定対象である血管との位置関係が測定中に一定でないと受光量に影響し、正確な脈拍測定が実現されない。
そこで、特許文献1の脈拍測定装置は、皮膚から見て、脈拍検出部の後ろに圧力調整部と圧力検出部とを備え、脈拍検出部に加わる接触圧が不適切と判断された場合には、圧力調整部を調整している。これにより、特許文献1の脈拍測定装置では、脈拍検出部の皮膚に対する接触圧を適切にして正確な脈拍測定を実現している。
特開2008−54890号公報
しかしながら、特許文献1の生体情報測定装置の構成では、脈拍検出部の裏面にシリンダ部が配置されているため、脈拍検出部が皮膚の狭い範囲に押し付けられることになる。そのため、測定時に、バンドの引っ張り力によって、腕時計ケースが皮膚に対して脈拍検出部を支点として揺れる場合がある。腕時計ケースが揺れると、腕時計ケースに連動して受光素子と測定対象との距離が変動し、正確に脈拍を測ることができないという問題が発生する。
本開示はこのような問題に鑑みてなされたものであって、正確に生体情報を測定することのできる生体情報測定装置を提供することを目的の1つとしている。
ある実施の形態に従うと、生体情報測定装置は、生体信号を検出するための検出部を有する本体部と、測定部位に巻き回され、各々、本体部を測定部位の第1の周方向および第1の周方向と逆向きの第2の周方向に引っ張ることで、検出部を測定部位に対して固定するための第1および第2のベルトと、第1および第2のベルトそれぞれに設けられた、第1および第2のベルトが本体部を引っ張る各力を調整するための調整手段と、本体部に配置され、それぞれ、測定部位からの圧力である第1の圧力および第2の圧力を検出するための圧力検出手段と、検出部での生体信号の検出を制御するための制御手段とを備える。圧力検出手段は、それぞれ、第1および第2のベルトが本体部を引っ張る各力が本体部に影響する範囲に配置され、制御手段は、第1の圧力および第2の圧力、ならびに第1の圧力と第2の圧力との関係に基づいた各調整量で各調整手段での調整を実行させ、調整手段での調整の後に検出部での生体信号の検出を開始する。
好ましくは、制御手段は、第1の圧力と第2の圧力との乖離度合が予め定められた乖離度合の範囲よりも大きいときに、各調整手段のうちの圧力の小さい方のベルトに設けられた調整手段に、本体部を引っ張る力を増加するよう第1および第2のベルトが本体部を引っ張る力を調整させる。
より好ましくは、制御手段は、第1の圧力と第2の圧力との乖離度合が乖離度合の範囲内である場合に、第1の圧力と第2の圧力とのいずれもが予め定められた圧力値の範囲内となるように、第1および第2のベルトそれぞれの調整手段に本体部を引っ張る各力を調整させる。
好ましくは、制御手段は、検出部での生体信号の検出開始の後に、第1の圧力および第2の圧力、ならびに第1の圧力と第2の圧力との関係に基づいた各調整量で各調整手段での調整を、さらに実行させる。
好ましくは、調整手段は、エアクッションおよびエアクッションへのエアの出し入れを行なう機構とを含み、エアクッションは、それぞれ、第1および第2のベルトが測定部位に巻き回されたときに、第1および第2のベルトそれぞれの測定部位に接する側に設けられ、制御手段は、第1の圧力および第2の圧力、ならびに第1の圧力と第2の圧力との関係に基づいて、各調整量として、第1および第2のベルトそれぞれのエアクッションに出し入れされる各空気量を決定する。
この開示によると、生体情報測定装置では、正確に生体情報を測定することができる。
実施の形態にかかる生体情報測定装置(以下、測定装置と略する)の外観の一例を表わした概略図である。 測定装置の装置構成の一例を表わしたブロック図である。 測定装置での調整制御の流れを表わした図である。 第1の実施の形態にかかる測定装置での調整制御の概要を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる測定装置での調整制御の概要を説明するための図である。 第1の実施の形態にかかる測定装置での測定動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。 第2の実施の形態で説明する調整制御を表わした図である。 第2の実施の形態にかかる測定装置での測定動作の一部の流れの一例を表わしたフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<装置構成>
図1は、本実施の形態にかかる生体情報測定装置(以下、測定装置と略する)100の外観の一例を表わした概略図である。
図1を参照して、測定装置100は、生体信号を検出するためのセンサである検出部2を有する本体部1と、検出部2を測定部位に対して固定するためのベルト3とを含む。
検出部2は、受光素子を有する受光部21と発光素子を有する発光部22とを含む(図2)受光部21は、発光部22からの照射光のうちの測定対象物からの反射光を受光する。受光部21は、フォトダイオードやフォトトランジスタなどである。受光部21は、受光量を電流値の変化として表わした検出信号を出力する。すなわち、検出部2は、皮膚表面での反射率の変化により測定し得る生体現象を測定対象物としたセンサである。
ここで、生体情報とは、心拍、脳波、脈拍、血圧、血糖値、血中酸素濃度、発汗などの生体現象の状態を表わす情報を指す。生体現象が脈拍である場合、生体情報は、単位時間当たりの脈拍数に相当する。生体信号とは、センサがこれら生体現象を検出して数値化した出力を指す。検出部2は反射率の変化を利用したセンサであるため、検出部2は、上記の生体現象のうち、たとえば、脈拍、血圧、血糖値、血中酸素濃度、および発汗を検出することができる。以降の説明では、生体現象が脈拍であるものとする。
本体部1はベルト3で測定部位に装着される。検出部2で検出される生体現象が脈拍の場合には、測定部位は、皮膚下の毛細血管につながる細動脈が該当する。すなわち、測定部位は、毛細血管が集まっている部位であればいずれの部位であってもよい。たとえば、手首、上腕、大腿部、ひざ上、足首、および首などの動脈直上の皮膚上が該当する。好適な測定部位としては、毛細血管が集まっている指先が挙げられる。被測定者の動作中でも測定を可能とするため、より好適な測定部位としては手首が挙げられる。
ベルト3は、測定部位に、第1の周方向(たとえば左回り)に巻き回されるためのベルト3aと、第1の周方向と逆向きの第2の周方向(たとえば右回り)に巻き回されるためのベルト3bとからなる。ベルト3は、ベルト3aで第1の周方向に、およびベルト3bで第2の周方向に、それぞれ本体部1を引っ張ることで、検出部2を測定部位に対して固定する。
以降の説明では、本体部1がベルト3で測定部位に装着された際に、測定部位に向く側の面を本体部1およびベルト3の裏面とし、測定部位と反対側に向く面を本体部1およびベルト3の表面とする。
好ましくは、本体部1の表面には、測定結果などが表示される表示部13、および測定開始等を指示するためのボタンなどである操作部14が配される。これにより、ユーザは、本体部1がベルト3で測定部位に装着された状態で操作したり、測定結果を視認したりできる。
検出部2は、本体部1の裏面に配置される。これにより、本体部1がベルト3で測定部位に装着されると、検出部2が測定部位に向く。
外観の一例として、本体部1は円形または略円形であって、ベルト3aおよびベルト3bは、それぞれ、本体部1の直径方向の両端に接続される。そして、検出部2は、本体部1の裏面の、中心または略中心位置に配される。すなわち、検出部2は、本体部1の裏面の、ベルト3aおよびベルト3bとの接続位置に挟まれた位置に配される。これにより、本体部1がベルト3で測定部位に装着される際に、検出部2の測定部位に対する位置が安定する。
さらに、本体部1の裏面の、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張る各力が本体部1に影響する範囲それぞれに、第1圧力検出部15および第2圧力検出部16が配置される。第1圧力検出部15および第2圧力検出部16は、配置された位置の圧力を検出するためのセンサである。第1圧力検出部15および第2圧力検出部16は、それぞれ、検出した圧力に応じた抵抗値を電圧値に変換し、マルチプレクサ(MUX)26(図2)に入力する。
第1圧力検出部15および第2圧力検出部16が配置される各範囲は、一例として、ベルト3aおよびベルト3bの本体部1への各接続位置の近傍が該当する。好ましくは、第1圧力検出部15および第2圧力検出部16の本体部1の裏面からの各高さは、検出部2の本体部1の裏面からの高さと同じとする。これにより、本体部1がベルト3で測定部位に装着される際に、本体部1の裏面を測定部位に対して平行に保つことができ、検出部2の測定部位に対する位置が安定する。
ベルト3aの裏面には第1エアクッション17が、ベルト3bの裏面には第2エアクッション18が配置される。第1エアクッション17はベルト3aが本体部1を引っ張る力を、第2エアクッション18はベルト3bが本体部1を引っ張る力を調整するための調整部として機能する。好ましくは、第1エアクッション17および第2エアクッション18は、ベルト3aおよびベルト3bの、本体部1との接続端とは反対側の端部の近傍にそれぞれ配置される。
第1エアクッション17および第2エアクッション18は、本体部1に内包される第1マイクロポンプ24および第2マイクロポンプ25(図2)によって、それぞれ、内部の空気が出し入れされる。ベルト3aおよびベルト3bが測定部位に巻き回された状態で第1エアクッション17および第2エアクッション18内の空気が増加すると、第1エアクッション17および第2エアクッション18の体積が増加することから、ベルト3aおよびベルト3bによる本体部1の引っ張り力が増加する。ベルト3aおよびベルト3bが測定部位に巻き回された状態で第1エアクッション17および第2エアクッション18内の空気が減少すると、第1エアクッション17および第2エアクッション18の体積が減少することから、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張る力が減少する。
図2は、測定装置100の装置構成の一例を表わしたブロック図である。図2を参照して、測定装置100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのメモリであるROM(Read Only Memory)11と、測定値を記憶したりCPU10でプログラムを実行する際の作業領域となったりするメモリであるRAM(Random Access Memory)12とを含む。CPU10、ROM11、およびRAM12は、本体部1に内蔵される。
本体部1は、さらに、第1圧力検出部15から抵抗値で表わされた信号の入力を受け付けるための第1圧力検出回路19と、第2圧力検出部16から抵抗値で表わされた信号の入力を受け付けるための第2圧力検出回路20と、検出部2に含まれる受光部21から電流値で表わされた信号の入力を受け付けるための光電変換検出回路23とを含む。第1圧力検出回路19は、第1圧力検出部15からの抵抗値を信号処理可能な電圧信号に変換する回路である。第2圧力検出回路20は、第2圧力検出部16からの抵抗値を信号処理可能な電圧信号に変換する回路である。光電変換検出回路23は、受光部21からの電流値を信号処理可能な電圧信号に変換する回路である。
本体部1内には、さらに、第1圧力検出回路19、第2圧力検出回路20、および光電変換検出回路23からの電圧信号の入力を受け付けるためのマルチプレクサ(MUX)26が配される。マルチプレクサ(MUX)26は、第1圧力検出回路19、第2圧力検出回路20、および光電変換検出回路23から受け付けた各電圧信号を、CPU10の指示に従って切り替えて、いずれか1つの電圧信号をCPU10に対して出力する。
なお、マルチプレクサ(MUX)26からCPU10への出力経路には、AD(Analog-to-digital)コンバータ27が介在している。マルチプレクサ(MUX)26からのアナログ出力信号は、ADコンバータ27でデジタル信号に変換されて、デジタル信号がCPU10に入力される。
CPU10には、さらに、発光駆動回路28、第1マイクロポンプ駆動回路29、および第2マイクロポンプ駆動回路31が接続される。CPU10は、操作部14からの操作信号の入力に従ってROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行する。そして、CPU10は、該プログラムの実行に従って、発光駆動回路28、第1マイクロポンプ駆動回路29、および第2マイクロポンプ駆動回路31を制御する。その際に、ADコンバータ27を介して入力された、第1圧力検出回路19、第2圧力検出回路20、および光電変換検出回路23からの検出値を示す信号を用いる。また、CPU10は、該プログラムの実行に従って、検出された生体信号から脈拍数などの生体情報を算出し、その結果を測定結果として表示部13に表示する処理を実行する。
発光駆動回路28は、CPU10の指示に従って、発光部22の発光を制御する。
第1マイクロポンプ駆動回路29は、CPU10の指示に従って、第1エアクッション17の内圧が指定された圧力になるよう第1マイクロポンプ24を駆動する。第2マイクロポンプ駆動回路31は、CPU10の指示に従って、第2エアクッション18の内圧が指定された圧力になるよう第2マイクロポンプ25を駆動する。
<動作概要>
本実施の形態にかかる測定装置100は、本体部1が測定部位(たとえば手首)に装着された後にベルト3aが本体部1を引っ張る力とベルト3bが本体部1を引っ張る力とが均等になるように、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張る各力を調整する。以降の説明では、測定装置100で行なわれる制御、より具体的には、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張る各力が均等、かつ、適正な引っ張り力となるように調整するための制御を、調整制御(第1の調整制御)とも称する。
図3は、本実施の形態にかかる測定装置100での調整制御の流れを表わした図である。図3を参照して、本実施の形態にかかる測定装置100は、はじめに、ベルト3aが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力を第1圧力検出部15で検出し、ベルト3bが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力を第2圧力検出部16で検出する(ステップS1)。そして、測定装置100は、各圧力のバランスを調整する(ステップS2)。その後に、測定装置100は、両圧力を適正な圧力の範囲となるように調整する(ステップS3)。
適正な圧力の範囲は、検出部2を挟む位置を測定部位に対して押し付けることで検出部2の位置を測定部位に対して安定させるために適した圧力の範囲を指し、測定装置100に予め記憶されている。または、測定装置100による測定対象とされた生体情報が複数種類ある場合には(たとえば脈拍および血中酸素濃度など)、上記範囲は、測定対象とされる生体情報ごとに測定装置100に記憶され、ユーザによる測定対象の選択に応じてCPU10によって切り替えられてもよい。上記範囲は、男性/女性、やせ型/肥満型などの、被測定者の属性ごとに測定装置100に記憶され、ユーザによる被測定者の属性の選択に応じてCPU10によって切り替えられてもよい。
ベルト3aおよびベルト3bそれぞれが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力がバランスよく、かつ、適正な圧力の範囲内となった後に、測定装置100では脈拍数などの生体情報の測定が行なわれる。測定前に図3の調整制御が行なわれることによって、測定装置100では、生体情報の測定時に、本体部1の裏面の検出部2が測定部位に安定して装着される。そのため、測定精度を向上させることができる。
図4および図5は、第1の実施の形態にかかる測定装置100での調整制御の概要を説明するための図である。図4は、本体部1が測定部位に対して平行に装着された場合における測定装置100での調整制御を説明するための図である。図5は、本体部1が測定部位に対して斜めに装着された場合における測定装置100での調整制御を説明するための図である。
図4(A)に表わされるように、本体部1が測定部位に対して平行に装着された場合、ベルト3aが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力f1と、ベルト3bが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力f2とは、ほぼ同じである。各圧力f1,f2に対応した圧力F1,F2は、第1圧力検出部15および第2圧力検出部16でそれぞれ検出される。そのため、測定装置100は、検出された圧力F1,F2が予め記憶している適正な圧力の範囲内か否かをチェックする。圧力F1,F2が上記範囲外であれば、測定装置100は、第1エアクッション17および第2エアクッション18の各内圧を調整する。
測定装置100は、第1圧力検出部15および第2圧力検出部16で検出された圧力F1,F2に基づいて、第1エアクッション17および第2エアクッション18の各調整量として、第1エアクッション17および第2エアクッション18に送入または排出する各空気量を決定する。
これにより、本体部1はベルト3aおよびベルト3bによってそれぞれの方向に均等に、かつ、適切な力で引っ張られる。そのため、図4(B)に表わされるように、検出部2が測定部位に平行に、かつ適切な押し付け力で固定されるようになる。
図5(A)に表わされるように、本体部1が測定部位に対して斜めに装着された場合、ベルト3aが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力f1の方がベルト3bが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力f2より小さい(f1<f2)。測定装置100は、ベルト3aが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力f1に対応した圧力F1と、ベルト3bが本体部1を引っ張ることによって本体部1に生じる圧力f2に対応した圧力F2とを、第1圧力検出部15および第2圧力検出部16でそれぞれ検出する。測定装置100は、これら圧力F1,F2を比較し、これら圧力F1,F2の乖離度合(たとえば差分または割合)が規定された乖離度合の範囲内か否かをチェックする。
規定された乖離度合の範囲とは、圧力f1および圧力f2が等しいとみなせる圧力F1,F2の範囲を指し、たとえば圧力F1,F2の差分または圧力F1,F2の割合の許容範囲を指す。上記範囲は、予め測定装置100に記憶されていてもよいし、圧力F1,F2の値を変数とした算出式が測定装置100に記憶されていてもよい。
圧力F1,F2が上記範囲外であれば、測定装置100は、圧力F1,F2が上記範囲内となるように、第1エアクッション17および第2エアクッション18の各内圧を調整する。一例として、測定装置100は、圧力の小さい方を大きい方にあわせるように、対応するエアクッションの内圧を調整する。図5(A)の場合、第1エアクッション17の内圧を増加させて圧力F1および内圧F2のいずれもが上記範囲内となるように、第1エアクッション17の内圧を調整する。
測定装置100は、圧力F1,F2の乖離度合に基づいて、第1エアクッション17および第2エアクッション18の各調整量として、第1エアクッション17および第2エアクッション18に送入または排出される各空気量を決定する。
図5(B)に表わされるように、圧力f1,f2がほぼ同じになると、測定装置100は、図4で説明された調整制御と同様の調整制御を行なう。これにより、本体部1はベルト3aおよびベルト3bによってそれぞれの方向に均等に、かつ、適切な力で引っ張られる。そのため、図5(C)に表わされるように、検出部2は、測定部位に平行に、かつ適切な押し付け力で固定されるようになる。
<動作フロー>
図6は、第1の実施の形態にかかる測定装置100での測定動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。図6のフローチャートに表わされた動作は、測定装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して、該プログラムの実行に従って図2の各部を制御することによって実現される。
図6の動作は、ユーザが操作部14を操作して測定開始を指示し、操作部14からの操作信号をCPU10が受け取ることで開始される。
図6を参照して、脈拍数などの生体情報の測定が開始すると、CPU10は、第1マイクロポンプ駆動回路29および第2マイクロポンプ駆動回路31をONにする(ステップS101)。これにより、第1マイクロポンプ24および第2マイクロポンプ25が駆動可能な状態となる。
次に、CPU10は、第1圧力データおよび第2圧力データを取得する(ステップS103)。具体的には、CPU10は、マルチプレクサ(MUX)26の入力を第1圧力検出回路19側に切り替えて、第1圧力データを取得する。また、CPU10は、マルチプレクサ(MUX)26の入力を第2圧力検出回路20側に切り替えて、第2圧力データを取得する。上記の取得順は、逆であってもよい。第1圧力データは、ベルト3aで本体部1を引っ張ることによって本体部1の第1圧力検出部15の配された位置に発生する圧力のデータである。具体的には、第1圧力データは、第1圧力検出部15の信号が第1圧力検出回路19で増幅・変換され、ADコンバータ27でデジタル化された信号である。第2圧力データは、ベルト3bで本体部1を引っ張ることによって本体部1の第2圧力検出部16の配された位置に発生する圧力のデータである。具体的には、第2圧力データは、第2圧力検出部16の信号が第2圧力検出回路20で増幅・変換され、ADコンバータ27でデジタル化された信号である。
CPU10は、上記ステップS103で取得した第1圧力データと第2圧力データとを比較する。その結果、両圧力データが一致していない、または、これら圧力データの乖離度合が予め記憶されている乖離度合の範囲を超えている場合(ステップS105でNO)、CPU10は、両圧力データが一致、または、これら圧力データの乖離度合が予め記憶されている乖離度合の範囲内となるように、ベルト3aによる本体部1の引っ張り力および/またはベルト3bによる本体部1の引っ張り力を調整する(ステップS107)。
一例として、上記ステップS107でCPU10は、第1圧力データと第2圧力データとのうちの小さい方を大きい方に合わせるように、ベルト3aまたはベルト3bによる引っ張り力を調整する。具体的に、ステップS107でCPU10は、第1圧力データが第2圧力データより小さい場合は、第1圧力データと第2圧力データとの差分に基づいて第1エアクッション17の内圧の目標値を算出し、第1エアクッション17の内圧を当該目標値とするために必要な第1エアクッション17に送入または排出される空気量を調整量として決定する。CPU10は、第1マイクロポンプ駆動回路29に圧力調整の指示を出して、第1エアクッション17の内圧が上記目標の圧力となるまで第1マイクロポンプ24を駆動させる。これにより、ベルト3aの引っ張り力が増加して、第1圧力データが第2圧力データと等しくなるまで大きくなる。第2圧力データが第1圧力データより小さい場合は、CPU10は、第1圧力データと第2圧力データとの差分に基づいて第2エアクッション18の内圧の目標値を算出し、第2エアクッション18を当該目標値とするために必要な第2エアクッション18に送入または排出される空気量を調整量として決定する。CPU10は、第2マイクロポンプ駆動回路31に圧力調整の指示を出して、第2エアクッション18の内圧が目標の圧力となるまで第2マイクロポンプ25を駆動させる。これにより、ベルト3bの引っ張り力が増加して、第2圧力データが第1圧力データと等しくなるまで大きくなる。
CPU10は、上記ステップS107の調整の後、ステップS103と同様の動作を行なって、再度、第1圧力データおよび第2圧力データを取得する(ステップS109)。そして、CPU10は、再度、第1圧力データと第2圧力データとを比較する。その結果、両圧力データが一致していない、または、これら圧力データの乖離度合が予め記憶している乖離度合の範囲を超えている場合(ステップS105でNO)、CPU10は、上記ステップS107の調整を行なう。すなわち、CPU10は、第1圧力データと第2圧力データとが一致、または、これら圧力値の乖離度合が予め記憶している乖離度合の範囲内となるまで、上記ステップS105〜S109を繰り返す。
第1圧力データと第2圧力データとの比較の結果、第1圧力データと第2圧力データとが一致、または、これら圧力データの乖離度合が予め記憶している乖離度合の範囲内である場合(ステップS105でYES)、CPU10は、第1圧力データおよび第2圧力データが上記の適正な値の範囲内か否かを確認する。その結果、両圧力データが適正な値の範囲外であれば(ステップS111でNO)、CPU10は、両圧力データが適正な値の範囲内となるように、ベルト3aによる本体部1の引っ張り力および/またはベルト3bによる本体部1の引っ張り力を調整する(ステップS113)。
具体的には、上記ステップS113でCPU10は、第1圧力データと第2圧力データとに基づいて第1エアクッション17および第2エアクッション18の各内圧のそれぞれ目標値を算出する。そして、CPU10は、第1エアクッション17および第2エアクッション18の各内圧を当該目標値とするために必要な第1エアクッション17および第2エアクッション18に送入または排出される空気量を各調整量として決定する。CPU10は、第1マイクロポンプ駆動回路29および第2マイクロポンプ駆動回路31にそれぞれ圧力調整の指示を出して、第1エアクッション17および第2エアクッション18の各内圧が目標の圧力となるまで第1マイクロポンプ24および第2マイクロポンプ25を駆動させる。これにより、ベルト3aおよびベルト3bの各引っ張り力が均一の状態を保ったまま増加または減少し、第1圧力データおよび第2圧力データが適正な値の範囲内となる。
CPU10は、上記ステップS113の調整の後、ステップS103と同様の動作を行なって、再度、第1圧力データおよび第2圧力データを取得する(ステップS115)。そして、CPU10は、再度、第1圧力データおよび第2圧力データが予め記憶されている適正な値の範囲内か否かを確認する。その結果、両圧力データが適正な値の範囲外であれば(ステップS111でNO)、CPU10は、上記ステップS113の調整を行なう。すなわち、CPU10は、第1圧力データおよび第2圧力データが適正な値の範囲内となるまで、上記ステップS111〜S115を繰り返す。
第1圧力データおよび第2圧力データが適正な値の範囲内である場合(ステップS111でYES)、CPU10は、表示部13に生体情報を測定中であることを示すアイコンを表示する(ステップS117)。そして、CPU10は、マルチプレクサ(MUX)26の入力を光電変換検出回路23側へ切り替えて(ステップS119)、発光駆動回路28をONにする(ステップS121)。これにより、発光部22が発光し、反射光が受光部21に入射する。そして、受光部21での受光量を表わすデータ、すなわち、ADコンバータ27でデジタル化されたデータが、CPU10に入力される。
CPU10は、受光部21での受光量から得られるデータに基づいて算出される生体情報(たとえば脈拍数)を、RAM12に保存する(ステップS123)。CPU10は、ユーザによって測定終了の操作がなされるまで(ステップS125でNO)、生体情報をのRAM12への保存を続ける(ステップS123)。
ユーザによって測定終了の操作がなされると(ステップS125でYES)、CPU10は、終了の処理を行なって、一連の動作を終了する。すなわち、CPU10は、上記ステップS117で表示部13に表示したアイコンを表示部13から消し(ステップS127)、発光駆動回路28をOFFにして発光部22の発光を終了し(ステップS129)、第1マイクロポンプ駆動回路29および第2マイクロポンプ駆動回路31をOFFにする(ステップS131)。
<第1の実施の形態の効果>
第1の実施の形態にかかる測定装置100は、上記のように構成されて、上記調整制御を行なうことで、生体情報の測定中に、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を均等に、かつ、適正な引っ張り力で引っ張る状態とすることができる。そのため、たとえ被測定者が測定中に動いたとしても、検出部2と測定部位との位置関係が安定する。その結果、生体情報の測定精度を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態にかかる測定装置のハードウェアは第1の実施の形態にかかる測定装置100のハードウェアと同じである。そのため、ハードウェアの説明は繰り返さない。以下、測定装置100を用いて第2の実施の形態を説明する。
図7は、第2の実施の形態で説明する調整制御を表わした図である。図7を参照して、測定装置100で生体情報の測定を開始するにあたって、まず、第1の実施の形態で説明された調整制御が行なわれて、図7(A)に表わされるように、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を均等、かつ、適正な引っ張り力で引っ張る状態となる。その後、生体情報の測定を開始した後に、被測定者が本体部1に触れたり本体部1を物にぶつけたりするなどして、図7(B)に表わされるように、本体部1が測定部位に対して斜めになる場合がある。この場合、第2の実施の形態にかかる測定装置100は、さらに調整制御(第2の調整制御)を行なって、図7(C)に表わされるように、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張るそれぞれ力が均等、かつ、適正な引っ張り力となるように、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張るそれぞれ力を調整する。
図8は、第2の実施の形態にかかる測定装置100での測定動作の一部の流れの一例を表わしたフローチャートであって、図6のステップS123とステップS125との間で行なわれる、第2の調整制御の一例を表わしたフローチャートである。図8のフローチャートもまた、測定装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して、該プログラムの実行に従って図2の各部を制御することによって実現される。
図8を参照して、CPU10は、ADコンバータ27を介して受光部21での受光量を表わすデータを取得し、該データに基づいて算出される生体情報(たとえば脈拍数)をRAM12に保存する(ステップS123)。第2の実施の形態にかかる測定装置100では、その後、CPU10は、ベルト3aで本体部1を引っ張ることによって本体部1の第1圧力検出部15の配された位置に発生する圧力を示す第1圧力データ、およびベルト3bで本体部1を引っ張ることによって本体部1の第2圧力検出部16の配された位置に発生する圧力を示す第2圧力データを、ADコンバータ27を介して、それぞれ第1圧力検出回路19および第2圧力検出回路20から取得する(ステップS201)。
CPU10は、上記ステップS201で取得した第1圧力データと第2圧力データとを比較する。その結果、第1圧力データと第2圧力データとが一致、または、これら圧力データの乖離度合が予め記憶されている乖離度合の範囲内である場合(ステップS203でYES)、CPU10は、ステップS205以降の第2の調整制御を行なうことなく、第1の実施の形態にかかる測定装置100と同様の測定動作を行なう。
第1圧力データと第2圧力データとの比較の結果、両圧力データが一致していない、または、これら圧力データの乖離度合が予め記憶されている乖離度合の範囲を超えている場合(ステップS203でNO)、CPU10は、両圧力データが一致、または、これら圧力データの乖離度合が予め記憶している乖離度合の範囲内となるように、ベルト3aによる本体部1の引っ張り力および/またはベルト3bによる本体部1の引っ張り力を調整する(ステップS205、S207)。
一例として、上記ステップS205でCPU10は、第1圧力データと第2圧力データとのうちの、適正な値の範囲の中心値から離れている方の圧力データを特定する(ステップS205)。そして、CPU10は、当該圧力データが適正な値の範囲の中心値の圧力に近づくように、適正な値の範囲の中心値から離れている方の圧力データに対応するベルトの引っ張り力を調整する(ステップS207)。すなわち、ステップS207でCPU10は、該当するベルト3aまたはベルト3bに配された第1エアクッション17または第2エアクッション18に空気を出し入れするための第1マイクロポンプ駆動回路29または第2マイクロポンプ駆動回路31に圧力調整の指示を出して、該当する第1エアクッション17または第2エアクッション18の内圧が目標の圧力となるまで第1マイクロポンプ24または第2マイクロポンプ25を駆動させる。
CPU10は、上記ステップS207の調整の後、上記ステップS201と同様の動作を行なって、再度、第1圧力データおよび第2圧力データを取得する(ステップS209)。そして、CPU10は、第1圧力データおよび第2圧力データが上記の適正な値の範囲内か否かを確認する。その結果、両圧力データが適正な値の範囲外であれば(ステップS211でNO)、CPU10は、両圧力データが適正な値の範囲内となるように、ベルト3aによる本体部1の引っ張り力および/またはベルト3bによる本体部1の引っ張り力を調整する(ステップS213)。
その後、CPU10は、マルチプレクサ(MUX)26の入力を光電変換検出回路23側へ切り替える(ステップS119)。これにより、CPU10は、受光部21での受光量を表わす、ADコンバータ27でデジタル化されたデータを取得することができる。
以降、CPU10は、上記ステップS125以降の動作を行なう。
<第2の実施の形態の効果>
第2の実施の形態にかかる測定装置100は上記第2の調整制御を行なうことで、たとえ第1の調整制御の後に本体部1が測定部位に対して斜めになった場合であっても、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を均等に、かつ、適正な引っ張り力で引っ張る状態に戻すことができる。そのため、測定中の検出部2と測定部位との位置関係が安定する。その結果、生体情報の測定精度を向上させることができる。
[第3の実施の形態]
以下、第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態にかかる測定装置のハードウェアは第1の実施の形態にかかる測定装置100のハードウェアと概ね同じである。そのため、第1の実施の形態にかかる測定装置100のハードウェアと重複するハードウェアについては、説明を繰り返さない。以下、測定装置100を用いて第3の実施の形態を説明する。
以上の説明では、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張る各力を調整するための調整部の一例として、ベルト3aの裏面に配置された第1エアクッション17、およびベルト3bの裏面に配置された第2エアクッション18を挙げている。しかしながら、調整部はエアクッションに限定されない。調整部は、ベルト3aおよびベルト3bが本体部1を引っ張る各力を調整することが可能であり、その各調整量がCPU10によって制御可能なあらゆる構成を含む。たとえば、ベルト3aおよびベルト3bそれぞれに埋込まれた、ばねなどの、ベルト3aおよびベルト3b自身の長さを調節し得る機構であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 本体部、2 検出部、3,3a,3b ベルト、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 表示部、14 操作部、15 第1圧力検出部、16 第2圧力検出部、17 第1エアクッション、18 第2エアクッション、19 第1圧力検出回路、20 第2圧力検出回路、21 受光部、22 発光部、23 光電変換検出回路、24 第1マイクロポンプ、25 第2マイクロポンプ、27 ADコンバータ、28 発光駆動回路、29 第1マイクロポンプ駆動回路、31 第2マイクロポンプ駆動回路、100 測定装置。

Claims (5)

  1. 生体信号を検出するための検出部を有する本体部と、
    測定部位に巻き回され、各々、前記本体部を前記測定部位の第1の周方向および前記第1の周方向と逆向きの第2の周方向に引っ張ることで、前記検出部を前記測定部位に対して固定するための第1および第2のベルトと、
    前記第1および第2のベルトそれぞれに設けられた、前記第1および第2のベルトが前記本体部を引っ張る各力を調整するための調整手段と、
    前記本体部に配置され、それぞれ、前記測定部位からの圧力である第1の圧力および第2の圧力を検出するための圧力検出手段と、
    前記検出部での生体信号の検出を制御するための制御手段とを備え、
    前記圧力検出手段は、それぞれ、前記第1および第2のベルトが前記本体部を引っ張る各力が前記本体部に影響する範囲に配置され、
    前記制御手段は、前記第1の圧力および前記第2の圧力、ならびに前記第1の圧力と前記第2の圧力との関係に基づいた各調整量で各前記調整手段での調整を実行させ、前記調整手段での調整の後に前記検出部での生体信号の検出を開始する、生体情報測定装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の圧力と前記第2の圧力との乖離度合が予め定められた乖離度合の範囲よりも大きいときに、各前記調整手段のうちの圧力の小さい方のベルトに設けられた調整手段に、前記本体部を引っ張る力を増加するよう前記第1および第2のベルトが前記本体部を引っ張る力を調整させる、請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の圧力と前記第2の圧力との乖離度合が前記乖離度合の範囲内である場合に、前記第1の圧力と前記第2の圧力とのいずれもが予め定められた圧力値の範囲内となるように、前記第1および第2のベルトそれぞれの前記調整手段に前記本体部を引っ張る各力を調整させる、請求項2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出部での生体信号の検出開始の後に、前記第1の圧力および前記第2の圧力、ならびに前記第1の圧力と前記第2の圧力との関係に基づいた各調整量で各前記調整手段での調整を、さらに実行させる、請求項1〜3のいずれかに記載の生体情報測定装置。
  5. 各前記調整手段は、エアクッションおよび前記エアクッションへのエアの出し入れを行なう機構とを含み、
    前記エアクッションは、それぞれ、前記第1および第2のベルトが前記測定部位に巻き回されたときに、前記第1および第2のベルトそれぞれの前記測定部位に接する側に設けられ、
    前記制御手段は、前記第1の圧力および前記第2の圧力、ならびに前記第1の圧力と前記第2の圧力との関係に基づいて、各前記調整量として、前記第1および第2のベルトそれぞれの前記エアクッションに出し入れされる各空気量を決定する、請求項1〜4のいずれかに記載の生体情報測定装置。
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