JP4933240B2 - 車両用ライニング - Google Patents

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Description

本発明は車両用ライニングに係り、特に、照明装置により照明を行うことが可能な車両用ライニングに関する。
例えば、車両用のドアにおいて、ドアを構成する基材の表面をドアライニングで被覆して装飾性を高める技術が知られている。さらに、近年では、夜間等においてドアノブやウィンドウ昇降スイッチを照明したり、ドアライニングの装飾効果をより高めたりするために、ドアライニングに加飾照明装置が設けられるようになっている。
例えば、主として車室内の照明や意匠性向上を目的として、長手方向に延びる長尺状の照明部材をドアトリムに取り付けた例が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来例では、車室内の内装表面を構成するドアトリムとこれに隣接するアームレストとの間にできる合わせ部に内部空間が形成されるとともに、長手方向に延びる開口部が形成されている。そして、長尺の照明部材は、この開口部に臨むようにして合わせ部の内部空間内に配設されている。この照明部材は、一端がドアトリムに固着された固定用クランプ部材の他端に狭着されており、開口部に沿って長手方向に延びている。
このような構成を備えることで、開口部を通じて照明部材からの光をドアに向けて出射することが可能となり、照明部材が外部に露出することによる見栄えの悪化や、照明部材を外部に配設することによる居住性の悪化を防止することが可能となる。
特開2000−142218号公報(請求項1、段落0021〜0024、図1)
この従来の技術では、照明部材を固定するために固定用クランプが必須となっている。そして、固定用クランプの一端をドアトリムに固着し、他端で照明部材を狭圧保持することで、照明部材がドアトリムに対して間接的に固定されている。
このように、照明部材の固定用に特別な部材が必要となるため、部品点数が増加し、製造コストが上昇する不都合があった。また、照明部材をドアトリムに固定する際に固定用の部材を取り付けるための工程が必要となり、照明部材の取付けに時間がかかるという不都合があった。
また、固定用の部材を取り付けるためにある程度のスペースを確保する必要があり、このため照明部材を含むドアライニングの省スペース化を図る際の妨げとなっていた。
さらに、照明部材が固定用クランプに狭着されているため、照明部材を合わせ部内に配設した後にスライドさせることが困難となっている。このため、照明部材を正確な位置に移動させる位置出し作業を照明部材の配設後に行うことは困難となっていた。
また、従来では、ドアトリムとアームレストとの合わせ部に形成される内部空間に長尺の照明部材を配設していたため、ドアトリムとアームレストとの間で位置ずれが生じると、内部空間に配設された照明部材が外部に露出したり、内部空間から外へ突出したりする不都合があった。
本発明の目的は、部品点数を低減して製造コストの低下や省スペース化を図るとともに、照明装置を安定的かつ確実な位置に取り付けることが可能な車両用ライニングを提供することにある。
上記課題は、本発明の車両用ライニングによれば、車両の車室側に設けられ、該車室内を照明することが可能な車両用ライニングであって、ベーストリムと、該ベーストリムの前記車室側の表面のうち一部を被覆するパネルトリムと、光源と、該光源からの光を導光して周囲に配光する長尺状の導光体と、を備え、前記ベーストリムと前記パネルトリムとの間には、前記パネルトリムの側端の少なくとも一部の領域に沿って間隙が設けられ、前記ベーストリムのうち少なくとも前記パネルトリムに被覆された領域には、前記間隙に沿った収容溝と、該収容溝に収容された前記導光体と係合して前記導光体を前記収容溝内に保持するための係合爪と、が一体に形成され、前記導光体は、前記間隙に臨むように前記収容溝内に収容されるとともに、前記係合爪に係合され前記収容溝内に保持されてなり、前記収容溝には、前記ベーストリムのうち前記表面とは反対側から前記係合爪を視認可能な開口が形成されていることにより解決される。
本発明の車両用ライニングによれば、導光体を収容するための収容溝と、この収容溝内に導光体を係合するための係合爪がベーストリムに一体に設けられており、収容溝内に導光体を確実に収容し、かつ、容易には収容溝から脱落しにくい構造となっている。
このように、導光体をベーストリムに直接取り付けることが可能となっているため、導光体を固定するための特別な固定用部品が不要となる。また、固定用部品が不要となることで、固定用部品を設置するためのスペースが不要となる。
また、従来のように2つのトリムの合わせ部に収容するのではなく、本発明では、車両用ライニングを構成するベーストリムとパネルトリムのうち、ベーストリム側のみに導光体を取り付ける構造となっている。このため、2つのトリムの位置ずれ等を原因とする導光体の脱落や露出等が生じにくくなっている。
さらに、収容溝内の導光体が係合爪により係合されているため、導光体を収容溝に入れ込んで収容溝の長手方向に沿ってスライドさせることで、収容溝内での導光体の取付け位置を自在に変更することが可能となる。
さらに、ベーストリムの表面とは反対側(すなわち、裏面側)から係合爪を視認可能な開口が収容溝に形成されているため、開口を通じて導光体の位置を確認しながら収容溝へ収容する作業を行うことができる。したがって、導光体の取付け作業を簡単にすることができる。
また、導光体を収容溝内に収容した後も、導光体が収容溝内の正確な位置に収容されているか否か、係合爪が導光体と係合しているか否かを、開口を通じて確認することができる。したがって、導光体が収容溝にきちんと収容されていない不良品を発見して、高品質の車両用ライニングのみを提供することが可能となる。
また、前記係合爪は、前記収容溝を構成する側壁の一部に立設され、前記収容溝側に向けて膨出した形状を有していることが好ましい。
このように、収容溝の側壁の一部に係合爪が立設され、収容溝側に向けて膨出した形状であるため、収容溝内に収容された導光体が収容溝から脱落しようとしても係合爪の膨出した部分に当たり、脱落が阻止される。このため、収容溝から導光体が脱落しにくい構造となっている。したがって、収容溝から導光体が脱落することによる照明の不具合や見栄えの悪さがほとんどなく、良好な外観を継続して維持することが可能となる。
また、前記係合爪は、前記導光体と前記間隙との間を遮蔽しない位置に配設されていることが好ましい。
このように、導光体と間隙との間を係合爪が遮蔽しないため、導光体から間隙に向けて出射する光が係合爪により遮断されない。このため、導光体からの光が係合爪に遮断されることによる光量の減少がほとんどなく、導光体からの光を効率的に間隙から出射させることが可能となる。
また、前記係合爪は、前記収容溝の長手方向に沿った複数箇所に設けられていることが好ましい。
このように、収容溝の長手方向に沿って係合爪が複数設けられているため、長尺状の導光体を複数の異なる位置で係合保持することが可能となる。したがって、導光体が収容溝から脱落しにくくなり、導光体を安定して収容保持することが可能となる。
また、前記パネルトリムのうち前記側端は、その水平位置が前記導光体の上端面の高さ位置よりも上方にあることが好ましい。
このように、パネルトリムの側端の水平位置が導光体の上端面の高さ位置よりも上方にあるため、パネルトリムを正面から見ても導光体を視認しにくいようになっている。このため、導光体が外部に露出することによる見栄えの悪さが少なく、外観を良好とすることができる。
また、前記パネルトリムのうち前記側端は、前記ベーストリムの前記表面側に向けて屈曲していることが好ましい。
このように、パネルトリムの側端がベーストリムの表面側に向けて屈曲しているため、パネルトリムの斜め上方向から間隙を覗いても、屈曲部により導光体が遮蔽され外部から見えづらくなっている。このため、導光体が外部に露出することによる見栄えの悪さが少なく、外観を良好とすることができる。
また、前記車両用ライニングは、車両用ドアの車室側に設けられる車両用ドアライニングであることが好ましい。
このように、車両用ライニングを車両用ドアライニングとすることで、車両用ドアの車室側を照明することが可能となる。これにより、夜間等に乗員がドアや各種操作スイッチなどを視認することを容易にしたり、車両用ドアライニングの装飾効果を高めたりすることができる。
本発明の車両用ライニングによれば、導光体をベーストリムに直接取り付けることが可能であるため、導光体を固定するための特別な固定用部品が不要となり、車両用ライニングの製造に要するコストを低減させることが可能となるとともに、省スペース化を図ることが可能となる。
また、ベーストリムとパネルトリムのうちベーストリム側のみに導光体を取り付ける構造となっているため、ベーストリムとパネルトリムの位置ずれ等が生じても導光体の脱落や外部への露出等が生じにくく、導光体を安定的に取り付けることが可能となる。
さらに、収容溝内に導光体を入れ込んでスライド移動可能となっているため、取付け位置を自在に変更することが可能となり、導光体の位置出しを確実に行うことが可能となる。
さらに、ベーストリムの表面とは反対側(すなわち、裏面側)から係合爪を視認可能な開口が収容溝に形成されているため、開口を通じて導光体の位置を確認しながら収容溝へ収容する作業を行うことができる。したがって、導光体の取付け作業を簡単にすることができる。
また、導光体を収容溝内に収容した後も、導光体が収容溝内の正確な位置に収容されているか否か、係合爪が導光体と係合しているか否かを、開口を通じて確認することができる。したがって、導光体が収容溝にきちんと収容されていない不良品を発見して、高品質の車両用ライニングのみを提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1〜図7は本発明の一実施形態に係るものであり、図1は車両用ドアライニングの外観図、図2は図1の配光部を拡大して示す詳細説明図、図3はLEDユニット及び導光体の構造図、図4はLEDユニットの固定部裏面視を示す斜視図、図5は図2のA−A線断面図、図6は図2のB−B線断面図、図7は図2のC−C線断面図である。
車両用ドアライニング1は、本発明の車両用ライニングに該当する。車両用ドアライニング1は、自動車ドアの内側を内装する部材であり、ドアインナパネルに取り付けられて車両用ドアの内装を構成するものである。図1に示すように、本実施形態の車両用ドアライニング1は、ベーストリム2と、ベーストリム2の上面の一部を被覆するパネルトリム3と、LEDユニット11及び導光体12からなる加飾照明装置(図2参照)と、を主要な構成要素として備えている。なお、この図の手前側が車室側となる。
ベーストリム2は、図示しないドアパネルの上面を被覆し、車両用ドアライニング1の意匠面の一部を形成する部材である。本実施形態のベーストリム2は、車両用ドアライニング1の側面の上部側の意匠面を構成している。ベーストリム2は、ポリプロピレン(PP)等の硬質の樹脂により板状に形成されているが、これに限定されず、金属等の他の材料であってもよい。
パネルトリム3は、ベーストリム2の表面の一部を被覆し、車両用ドアライニング1の意匠面の一部を形成する部材である。パネルトリム3は、ベーストリム2と同様に、ポリプロピレン等の硬質の樹脂で形成された板状部材であり、その表面に所定の凹凸を有する意匠面が形成されている。本実施形態のパネルトリム3は、車両用ドアライニング1の側面の中部から下部側全般の意匠面を構成している。
なお、ベーストリム2やパネルトリム3の意匠面側を表面、反対側を裏面と呼ぶ。
なお、ベーストリム2やパネルトリム3の表面には、意匠性の向上や摩損等からの保護を目的として、布、合成皮革、本革等からなる表皮材が貼着されてもよい。
また、ベーストリム2やパネルトリム3は、いずれも樹脂製形等により単一の部材として形成してもよく、あるいは複数の成形品を連結して製造してもよい。
ベーストリム2の表面とパネルトリム3の上部側の側端3aとの間には間隙N(図2参照)が設けられており、この間隙Nから車両内部に向けて加飾照明装置からの光を配光する配光部Lが形成されている。配光部Lや加飾照明装置については、後に詳細に説明する。
パネルトリム3の中央部後方側(図1の右側)には、ドアアームレスト4が固定されている。ドアアームレスト4の中央寄りの側部にはプルハンドル5が設けられており、更にその側部にはパワーウィンドウの昇降等を行うためのスイッチ群が設けられたスイッチパネル6が設けられている。また、パネルトリム3の下部前方寄りには、円形のスピーカ7が配設されている。
図2は、図1の配光部Lの周辺を拡大して示した詳細説明図である。この図では、発明の理解を容易にするために、ベーストリム2やパネルトリム3の裏面側に設けられて本来は視認できない各種部材を点線で示している。
この図に示すように、ベーストリム2とパネルトリム3の裏面側には、光源としてのLEDユニット11が配設されている。このLEDユニット11には、長尺状の導光体12が接続されており、LEDユニット11からの光を導通して周囲に配光可能となっている。LEDユニット11と導光体12は、加飾照明装置を構成する。ベーストリム2とパネルトリム3との間には間隙Nが形成され、導光体12は間隙Nに沿って設けられた4つの係合爪22に係合している。
図3は、LEDユニット11と導光体12を分離して示した図である。この図に示すように、LEDユニット11は、内部に複数のLEDが配設された角柱状をしており、導光体12を接続するための円筒状の接続端が側面に備けられている。LEDは、配線を介して図示しないバッテリに接続されており、このバッテリからの電力の供給を受けて所定の光を発する素子である。LEDからの光は、接続端から導光体12に向けて出射される。
なお、光源としては、上述のLEDに限定されず、例えば白熱電球、蛍光管、ハロゲンランプ、半導体レーザ、ガスレーザ等であってもよい。
LEDユニット11の頂端面には止着片が突出しており、この止着片にねじ穴11aが形成されている。
導光体12は、可撓性を有する長尺状の部材で構成され、LEDユニット11からの光を伝送するための光伝送手段である。本実施形態では、導光体12として光ファイバを用いている。導光体12を構成する光ファイバは、透明材料で形成されたコアと、このコアよりも低屈折率材料で形成されたクラッドから構成され、クラッドとコアの間に微細な凹凸が無数に形成された構造をしている。このため、コア内を通過した光の一部は凹凸により散乱されてクラッドの壁面を透過し、導光体12の外周面から外部に出射する。このため、導光体12は、LEDユニット11からの光を外周面の全面から外側に向けて配光し、周囲を照明することが可能となっている。
図4は、図2のLEDユニット11をベーストリム2の裏面側から見た状態を示している。この図に示すように、ベーストリム2の端部側には、断面U字形の収容溝21が形成されている。この収容溝21を構成する底面のうち複数箇所には、収容溝21の底面に対して垂直方向に起立し、先端部が膨出した係合爪22が形成されている。係合爪22が形成される領域近傍の収容溝21の底面には、方形に切り欠かれた開口2bが形成されている。
また、図5にも示すように、ベーストリム2の側端部は、垂直方向に屈曲している。
収容溝21のうち一端側は開放端となっており、LEDユニット11が配設されている。ベーストリム2のうち収容溝21の開放端側の側端部寄りには螺合突起23が立設され、この螺合突起23にはねじ穴(不図示)が形成されている。ベーストリム2のうち収容溝21の開放端側の中央部寄りには板面に対して垂直に一対の係合片24,24が突設されている。係合片24は、対向する係合片24に向けて先端側が膨出した形状をしている。この膨出部は、先端側から基端部側に向けて肉厚となっている。
次に、LEDユニット11と導光体12のベーストリム2への組付け手順について説明する。まずベーストリム2を裏にして、LEDユニット11のねじ穴11aをベーストリム2の螺合突起23のねじ穴に位置合わせし、LEDユニット11と螺合突起23の両方のねじ穴に止着ねじ27を螺着する。これにより、LEDユニット11はベーストリム2の裏面に固定される。次に、ベーストリム2を表にして、導光体12の端部をLEDユニット11の接続端に挿入する。続いて、導光体12を収容溝21内に嵌め込む。
図6のように、ベーストリム2には、その裏面側に向けて凹んだ断面略U字形の収容溝21が形成され、導光体12は収容溝21の内部に収容されている。パネルトリム3の側端3aは、ベーストリム2に向けて緩やかに屈曲し、その先端の水平位置は導光体12の上部外周面よりも上になっている。反対に、ベーストリム2は、外側に向けて隆起した形状をしている。そして、パネルトリム3の側端3aとベーストリム2の上面との間には斜め上方に向けて開口した間隙Nが形成されている。
このように、パネルトリム3の側端3aの水平位置が導光体12の上部外周面よりも上にあるため、パネルトリム3を正面から見ても収容溝21内に収容された導光体12が視認しにくくなっている。このため、導光体12が外部に露出することによる粗雑感などがなく、見た目が良好となっている。
また、パネルトリム3の側端3aがベーストリム2に向けて屈曲しているため、車両用ドアライニング1の斜め上方から間隙Nを覗いても、この屈曲した側端3aにより導光体12が遮蔽されて、導光体12を視認することが困難となっている。
このように、導光体12が外部から直接視認しにくいため、導光体12が外部に露出することによる見栄えの悪さがほとんどなく、車両用ドアライニング1を良好な外観を有するものとすることができる。
なお、パネルトリム3の裏面には突起3bが設けられており、ベーストリム2にはこの突起に対応する位置に挿通孔2aが形成されている。ベーストリム2の挿通孔2aにはパネルトリム3の突起3bが挿通され、抜け止め不能となっている。これにより、パネルトリム3はベーストリム2に固定されている。
図7のように、係合爪22が設けられた領域では、収容溝21のうち間隙Nと反対側の側壁が垂直方向に起立し、その側面が収容溝21方向へ向けて膨出した係合爪22が設けられている。導光体12は、収容溝21に収容されるとともに、外周面の一部に係合爪22が係合し、収容溝21の外に脱落しないようになっている。この係合爪22は、開口2bを通じてベーストリム2の裏面側から視認可能となっている。
このように、係合爪22が、収容溝21と間隙Nとの間を遮蔽しない位置に設けられているため、導光体12から間隙Nに向かう光が係合爪22により遮断されない。このため、導光体12の光量減少がほとんどなく、導光体12からの光を効率的に間隙Nから出射させることが可能となる。
さらに、係合爪22が開口2bを通じてベーストリム2の裏面側から視認可能であるため、この開口2bを通じて導光体12の位置を確認しながら収容溝21へ収容する作業を行うことができる。また、収容後においても、導光体12が正確な位置に収容されているかどうかや、係合爪22が導光体12と係合しているかどうかを開口2bを通じて確認することができる。
また、係合爪22の膨出部は、下側(収容溝21側)へ向かうにつれて肉薄となっている。このため、収容溝21から導光体12を取り出す際に係合爪22の膨出部が引っ掛かりにくく、容易に取り出すことが可能となっている。したがって、車両用ドアライニング1の解体作業等を容易に行うことができる。
このように、ベーストリム2の裏面側から係合爪22を視認可能であるため、開口2bを通じて導光体12の位置を確認しながら収容溝21へ収容作業を行うことができる。また、導光体12と係合爪22がきちんと係合しているか否かも確認することが可能となる。
以上では、本発明の車両用ライニングの一例として車両用ドアの車室側に設けられる車両用ドアライニングについて説明したが、車両用ライニングとしてはこのような車両用ドアライニングに限定されず、他の部分に設けられる内装材とすることもできる。このような車両用ライニングとしては、例えば、運転席や助手席の下部側面に取り付けられるサイドライニングや、車両の左右側部に取り付けられルーフを支持するルーフピラーなどが挙げられる。
車両用ドアライニングの外観図である。 図1の配光部を拡大して示す詳細説明図である。 LEDユニット及び導光体の構造図である。 LEDユニットの固定部裏面視を示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。
符号の説明
1 車両用ドアライニング(車両用ライニング)
2 ベーストリム
2a 挿通孔
2b 開口
3 パネルトリム
3a 側端
3b 突起
4 ドアアームレスト
5 プルハンドル
6 スイッチパネル
7 スピーカ
11 LEDユニット(光源)
11a ねじ穴
12 導光体
21 収容溝
22 係合爪
23 螺合突起
24 係合片
27 止着ねじ
L 配光部
N 間隙

Claims (4)

  1. 車両の車室側に設けられ、該車室内を照明することが可能な車両用ライニングであって、
    ベーストリムと、
    該ベーストリムの前記車室側の表面のうち一部を被覆するパネルトリムと、
    光源と、
    該光源からの光を導光して周囲に配光する長尺状の導光体と、を備え、
    前記ベーストリムと前記パネルトリムとの間には、前記パネルトリムの側端の少なくとも一部の領域に沿って間隙が設けられ、
    前記ベーストリムのうち少なくとも前記パネルトリムに被覆された領域には、前記間隙に沿った収容溝と、該収容溝に収容された前記導光体と係合して前記導光体を前記収容溝内に保持するための係合爪と、が一体に形成され、
    前記導光体は、前記間隙に臨むように前記収容溝内に収容されるとともに、前記係合爪に係合され前記収容溝内に保持されてなり、
    前記収容溝には、前記ベーストリムのうち前記表面とは反対側から前記係合爪を視認可能な開口が形成されていることを特徴とする車両用ライニング。
  2. 前記パネルトリムのうち前記側端は、その水平位置が前記導光体の上端面の高さ位置よりも上方にあることを特徴とする請求項1に記載の車両用ライニング。
  3. 前記パネルトリムのうち前記側端は、前記ベーストリムの前記表面側に向けて屈曲していることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ライニング。
  4. 前記車両用ライニングは、車両用ドアの車室側に設けられる車両用ドアライニングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ライニング。
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