JP2003068106A - 車両用照明装置 - Google Patents
車両用照明装置Info
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- JP2003068106A JP2003068106A JP2001258444A JP2001258444A JP2003068106A JP 2003068106 A JP2003068106 A JP 2003068106A JP 2001258444 A JP2001258444 A JP 2001258444A JP 2001258444 A JP2001258444 A JP 2001258444A JP 2003068106 A JP2003068106 A JP 2003068106A
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- light
- illumination
- lighting device
- illumination chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製作コストが安価であること、取り扱いや製
作が簡単であること、大きい輝度値でかつ均一な輝度の
光表示面が得られることを目的とする。 【解決手段】 棒形状の導光体5、18、19と、照明
室7に施された高拡散高反射手段3とを使用する。この
結果、棒形状の導光体5、18、19と照明室7の高拡
散高反射手段3とは、成形サイクルが短く、かつ、導光
材料の使用量が軽減できるので、製作コストが安価とな
る。棒形状の導光体5、18、19と照明室7の高拡散
高反射手段3とは、重量が軽いので、取り扱いや製作が
簡単となる。照明室7内中を通る光は、高拡散高反射手
段3により、高拡散高反射される。これにより、照明室
7内中を通る光の吸収率が肉厚導光体中を通る光の吸収
率と比較して、小さいので、大きい輝度値でかつ均一な
輝度の光表示面が得られる。
作が簡単であること、大きい輝度値でかつ均一な輝度の
光表示面が得られることを目的とする。 【解決手段】 棒形状の導光体5、18、19と、照明
室7に施された高拡散高反射手段3とを使用する。この
結果、棒形状の導光体5、18、19と照明室7の高拡
散高反射手段3とは、成形サイクルが短く、かつ、導光
材料の使用量が軽減できるので、製作コストが安価とな
る。棒形状の導光体5、18、19と照明室7の高拡散
高反射手段3とは、重量が軽いので、取り扱いや製作が
簡単となる。照明室7内中を通る光は、高拡散高反射手
段3により、高拡散高反射される。これにより、照明室
7内中を通る光の吸収率が肉厚導光体中を通る光の吸収
率と比較して、小さいので、大きい輝度値でかつ均一な
輝度の光表示面が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リアガーニッシ
ュやスカッフプレートなどの文字や記号やマークや図形
などを光表示により浮かび上がらせる車両用照明装置に
係るものである。特に、この発明は、製作コストが安価
であり、また、取り扱いや製作が簡単であり、さらに、
大きい輝度値でかつ均一な輝度の光表示面が得られる車
両用照明装置に関するものである。
ュやスカッフプレートなどの文字や記号やマークや図形
などを光表示により浮かび上がらせる車両用照明装置に
係るものである。特に、この発明は、製作コストが安価
であり、また、取り扱いや製作が簡単であり、さらに、
大きい輝度値でかつ均一な輝度の光表示面が得られる車
両用照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用照明装置としては、たと
えば、特開2001−163117号公報に記載のもの
がある。この車両用照明装置は、肉厚導光板と、光透過
孔を有し、かつ、前記肉厚導光板の表面に被せられたカ
バーと、前記肉厚導光板の裏面に設けられた反射層と、
前記肉厚導光板に近接して設けられれた光源とを備えて
なるものである。
えば、特開2001−163117号公報に記載のもの
がある。この車両用照明装置は、肉厚導光板と、光透過
孔を有し、かつ、前記肉厚導光板の表面に被せられたカ
バーと、前記肉厚導光板の裏面に設けられた反射層と、
前記肉厚導光板に近接して設けられれた光源とを備えて
なるものである。
【0003】前記車両用照明装置においては、光源を点
灯する。すると、光源からの光が肉厚導光板中を通ると
共に、反射層において反射する。その反射光がカバーの
光透過孔を透過する。この結果、文字や記号やマークや
図形などが光表示により浮かび上がる。
灯する。すると、光源からの光が肉厚導光板中を通ると
共に、反射層において反射する。その反射光がカバーの
光透過孔を透過する。この結果、文字や記号やマークや
図形などが光表示により浮かび上がる。
【0004】かかる車両用照明装置においては、製作コ
ストが安価であり、また、取り扱いや製作が簡単であ
り、さらに、大きい輝度値でかつ均一な輝度の光表示面
が得られることが重要事項である。
ストが安価であり、また、取り扱いや製作が簡単であ
り、さらに、大きい輝度値でかつ均一な輝度の光表示面
が得られることが重要事項である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種の車両用照明装置においては、肉厚導光板を使用する
ので、下記の課題がある。
種の車両用照明装置においては、肉厚導光板を使用する
ので、下記の課題がある。
【0006】すなわち、肉厚導光板は、成形サイクルが
長く、かつ、導光材料の使用量が多いので、製作コスト
が高い。また、肉厚導光板は、重量が重いので、取り扱
いや製作の面で不便である。さらに、肉厚導光板は、均
一な輝度面が得られるが、肉厚導光板中を通る光が吸収
されるので、輝度値が小さい。
長く、かつ、導光材料の使用量が多いので、製作コスト
が高い。また、肉厚導光板は、重量が重いので、取り扱
いや製作の面で不便である。さらに、肉厚導光板は、均
一な輝度面が得られるが、肉厚導光板中を通る光が吸収
されるので、輝度値が小さい。
【0007】この発明は、製作コストが安価であり、ま
た、取り扱いや製作が簡単であり、さらに、大きい輝度
値でかつ均一な輝度の光表示面が得られる車両用照明装
置を提供することを目的とする。
た、取り扱いや製作が簡単であり、さらに、大きい輝度
値でかつ均一な輝度の光表示面が得られる車両用照明装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、内部に照明室が形成さ
れ、かつ、一面に前記照明室と通じる開口部が設けられ
ているケーシングと、前記照明室の内壁面に施された高
拡散高反射手段と、前記開口部に配置され、かつ、光透
過部が設けられている光表示体と、前記照明室内の一側
に配置され、かつ、光を前記照明室内の他側に反射させ
る反射層が設けられている棒形状の導光体と、前記導光
体の一端に配置された光源と、を備えたことを特徴とす
る。
めに、請求項1にかかる発明は、内部に照明室が形成さ
れ、かつ、一面に前記照明室と通じる開口部が設けられ
ているケーシングと、前記照明室の内壁面に施された高
拡散高反射手段と、前記開口部に配置され、かつ、光透
過部が設けられている光表示体と、前記照明室内の一側
に配置され、かつ、光を前記照明室内の他側に反射させ
る反射層が設けられている棒形状の導光体と、前記導光
体の一端に配置された光源と、を備えたことを特徴とす
る。
【0009】この結果、請求項1にかかる発明は、光源
を点灯すると、その光源からの光が、棒形状の導光体中
を通ると共に、反射層において照明室内の他側に反射す
る。その反射光が、照明室内中において、導光体が配置
された一側から他側へと通る。この反射光が、照明室内
中を通る際に、照明室の内壁面に施された高拡散高反射
手段により、高拡散高反射される。その高拡散高反射さ
れた光が、光表示体の光透過部を透過して、文字や記号
やマークや図形などが光表示により浮かび上がる。
を点灯すると、その光源からの光が、棒形状の導光体中
を通ると共に、反射層において照明室内の他側に反射す
る。その反射光が、照明室内中において、導光体が配置
された一側から他側へと通る。この反射光が、照明室内
中を通る際に、照明室の内壁面に施された高拡散高反射
手段により、高拡散高反射される。その高拡散高反射さ
れた光が、光表示体の光透過部を透過して、文字や記号
やマークや図形などが光表示により浮かび上がる。
【0010】このように、請求項1にかかる発明は、肉
厚導光板を使用せずに、棒形状の導光体と、照明室の内
壁面に施された高拡散高反射手段とを使用することによ
り、下記の作用効果を達成することができる。
厚導光板を使用せずに、棒形状の導光体と、照明室の内
壁面に施された高拡散高反射手段とを使用することによ
り、下記の作用効果を達成することができる。
【0011】すなわち、棒形状の導光体と照明室の内壁
面に施された高拡散高反射手段とは、肉厚導光板と比較
して、成形サイクルが短く、かつ、導光材料の使用量が
軽減できるので、製作コストが安価となる。また、棒形
状の導光体と照明室の内壁面に施された高拡散高反射手
段とは、肉厚導光板と比較して、重量が軽いので、取り
扱いや製作が簡単となる。さらに、照明室内中を通る光
は、照明室の内壁面に施された高拡散高反射手段によ
り、高拡散高反射される。このために、照明室内中を通
る光の吸収率(減衰率)は、肉厚導光体中を通る光の吸
収率(減衰率)と比較して、小さいので、大きい輝度値
でかつ均一な輝度の光表示面が得られる。
面に施された高拡散高反射手段とは、肉厚導光板と比較
して、成形サイクルが短く、かつ、導光材料の使用量が
軽減できるので、製作コストが安価となる。また、棒形
状の導光体と照明室の内壁面に施された高拡散高反射手
段とは、肉厚導光板と比較して、重量が軽いので、取り
扱いや製作が簡単となる。さらに、照明室内中を通る光
は、照明室の内壁面に施された高拡散高反射手段によ
り、高拡散高反射される。このために、照明室内中を通
る光の吸収率(減衰率)は、肉厚導光体中を通る光の吸
収率(減衰率)と比較して、小さいので、大きい輝度値
でかつ均一な輝度の光表示面が得られる。
【0012】特に、請求項1にかかる発明は、棒形状の
導光体の断面形状や大きさ、およびまたは、反射層の幅
や範囲を調整することにより、照明室内への配光を自由
に調整することができる。この結果、安価な構造で、ほ
ぼ均一な輝度であって広い面積の光表示面が得られる。
また、棒形状の導光体(発光部)の存在がカムフラージ
ュすることもできるので、光表示体の光透過部を通して
棒形状の導光体が見え難くなり、見栄えが向上される。
導光体の断面形状や大きさ、およびまたは、反射層の幅
や範囲を調整することにより、照明室内への配光を自由
に調整することができる。この結果、安価な構造で、ほ
ぼ均一な輝度であって広い面積の光表示面が得られる。
また、棒形状の導光体(発光部)の存在がカムフラージ
ュすることもできるので、光表示体の光透過部を通して
棒形状の導光体が見え難くなり、見栄えが向上される。
【0013】また、請求項1にかかる発明は、棒形状の
導光体を使用するので、光表示面が長い車両用照明装置
や光表示面が広い面積の車両用照明装置に最適である。
導光体を使用するので、光表示面が長い車両用照明装置
や光表示面が広い面積の車両用照明装置に最適である。
【0014】また、請求項2にかかる発明は、導光体の
両端に光源をそれぞれ配置したことを特徴とする。
両端に光源をそれぞれ配置したことを特徴とする。
【0015】この結果、請求項2にかかる発明は、導光
体の両端に光源をそれぞれ配置したので、さらに高輝度
でかつ均一な輝度の光表示面が得られる。
体の両端に光源をそれぞれ配置したので、さらに高輝度
でかつ均一な輝度の光表示面が得られる。
【0016】また、請求項3にかかる発明は、導光体が
丸棒形状をなし、その丸棒形状の導光体が照明室内の一
側に回転不能に配置されている、ことを特徴とする。
丸棒形状をなし、その丸棒形状の導光体が照明室内の一
側に回転不能に配置されている、ことを特徴とする。
【0017】この結果、請求項3にかかる発明は、丸棒
形状の導光体を使用するので、その丸棒形状の導光体中
を通る光の吸収率(減衰率)が小さいので、光損失が小
さく、高輝度の光表示面が得られる。しかも、請求項3
にかかる発明は、丸棒形状の導光体が回転不能に配置さ
れているので、丸棒形状の導光体からの出射光の出射方
向を所定の方向に確実に固定することができ、照明性能
が向上される。
形状の導光体を使用するので、その丸棒形状の導光体中
を通る光の吸収率(減衰率)が小さいので、光損失が小
さく、高輝度の光表示面が得られる。しかも、請求項3
にかかる発明は、丸棒形状の導光体が回転不能に配置さ
れているので、丸棒形状の導光体からの出射光の出射方
向を所定の方向に確実に固定することができ、照明性能
が向上される。
【0018】また、請求項4にかかる発明は、導光体が
少なくとも一平面を有する棒形状をなし、その少なくと
も一平面を有する棒形状の導光体が照明室内の一側に回
転不能に配置されている、ことを特徴とする。
少なくとも一平面を有する棒形状をなし、その少なくと
も一平面を有する棒形状の導光体が照明室内の一側に回
転不能に配置されている、ことを特徴とする。
【0019】この結果、請求項4にかかる発明は、少な
くとも一平面を有する棒形状の導光体を使用するので、
平面により、回転止め手段を使用せずに、棒形状の導光
体の方向性(導光体からの出射光の出射方向の方向性)
を特定することができる。これにより、棒形状の導光体
の回転止めの加工が不要となり、その分、棒形状の導光
体およびケーシングの製造が容易となり、さらに製作コ
ストが安価となる。
くとも一平面を有する棒形状の導光体を使用するので、
平面により、回転止め手段を使用せずに、棒形状の導光
体の方向性(導光体からの出射光の出射方向の方向性)
を特定することができる。これにより、棒形状の導光体
の回転止めの加工が不要となり、その分、棒形状の導光
体およびケーシングの製造が容易となり、さらに製作コ
ストが安価となる。
【0020】また、請求項5にかかる発明は、光源とし
てLEDを使用することを特徴とする。
てLEDを使用することを特徴とする。
【0021】この結果、請求項5にかかる発明は、エレ
クトロルミネセンスパネルと比較した場合、経年変化に
よる輝度の低下が小さく、かつ、トランスなどが不要で
あって部品点数が少なくて済む。また、白熱バルブと比
較した場合、発熱量が小さいので、熱対策により装置全
体の容積を大きくする必要がなくって薄型化することが
でき、しかも、消費電力が小さくて済む。
クトロルミネセンスパネルと比較した場合、経年変化に
よる輝度の低下が小さく、かつ、トランスなどが不要で
あって部品点数が少なくて済む。また、白熱バルブと比
較した場合、発熱量が小さいので、熱対策により装置全
体の容積を大きくする必要がなくって薄型化することが
でき、しかも、消費電力が小さくて済む。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる車両用照
明装置の実施の形態の3例を添付図面を参照して説明す
る。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるも
のではない。
明装置の実施の形態の3例を添付図面を参照して説明す
る。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるも
のではない。
【0023】(実施の形態1の構成の説明)図1〜図6
は、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態1を
示す。この例は、特開2001−163117号公報に
記載のスカッフプレートに使用する例について説明す
る。
は、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態1を
示す。この例は、特開2001−163117号公報に
記載のスカッフプレートに使用する例について説明す
る。
【0024】図において、1は車両用照明装置である。
この車両用照明装置1は、ケーシング2と、高拡散高反
射手段3と、光表示体4と、導光体5と、光源6とを備
えるものである。
この車両用照明装置1は、ケーシング2と、高拡散高反
射手段3と、光表示体4と、導光体5と、光源6とを備
えるものである。
【0025】前記ケーシング2は、中空の直方体のボッ
クス形状をなす。前記ケーシング2の内部には、直方体
形状の照明室7が形成されている。また、前記ケーシン
グ2の一面には、前記照明室7と通じる長方形の開口部
8が設けられている。
クス形状をなす。前記ケーシング2の内部には、直方体
形状の照明室7が形成されている。また、前記ケーシン
グ2の一面には、前記照明室7と通じる長方形の開口部
8が設けられている。
【0026】少なくとも、前記照明室7の内壁面には、
前記高拡散高反射手段3が施されている。前記光拡散高
反射手段3としては、下記の手段がある。すなわち、前
記ケーシング2の材料が白色系の樹脂である。前記照明
室7の内壁面が白色系の塗料により塗装されている。前
記照明室7の内壁面がホーニング加工された金属系の光
沢面により施されている。前記光拡散高反射手段3は、
上記の手段を1種類、もしくは、複種類組み合わせられ
ている。
前記高拡散高反射手段3が施されている。前記光拡散高
反射手段3としては、下記の手段がある。すなわち、前
記ケーシング2の材料が白色系の樹脂である。前記照明
室7の内壁面が白色系の塗料により塗装されている。前
記照明室7の内壁面がホーニング加工された金属系の光
沢面により施されている。前記光拡散高反射手段3は、
上記の手段を1種類、もしくは、複種類組み合わせられ
ている。
【0027】前記光表示体4は、前記開口部8をカバー
する長方形の板形状をなす。前記光表示体4は、光透過
性の材料からなる。前記光表示体4の表面またはおよび
裏面には、文字や記号やマークや図形などの光透過部9
(この例では、「A」)が設けられている。前記光透過
部9は、前記光表示体4の表面またはおよび裏面のう
ち、前記光透過部9以外の部分に光不透過性のインクな
どの光不透過部10(図1(A)中、格子が施された部
分)を印刷などにより施すことにより形成される。
する長方形の板形状をなす。前記光表示体4は、光透過
性の材料からなる。前記光表示体4の表面またはおよび
裏面には、文字や記号やマークや図形などの光透過部9
(この例では、「A」)が設けられている。前記光透過
部9は、前記光表示体4の表面またはおよび裏面のう
ち、前記光透過部9以外の部分に光不透過性のインクな
どの光不透過部10(図1(A)中、格子が施された部
分)を印刷などにより施すことにより形成される。
【0028】前記導光体5は、丸棒形状をなす。前記導
光体5は、光吸収率が小さい材料からなる。前記導光体
5の構成材料の具体例としては、たとえば、特開200
0−222907号公報に「柱状導光体4の構成材料の
具体例」として記載されているもの、ポリスチレンなど
がある。前記導光体5の長さは、前記照明室7の長手方
向の長さよりも若干短い。また、前記導光体5の直径
は、前記照明室7の深さとほぼ同等かもしくは若干小さ
い。
光体5は、光吸収率が小さい材料からなる。前記導光体
5の構成材料の具体例としては、たとえば、特開200
0−222907号公報に「柱状導光体4の構成材料の
具体例」として記載されているもの、ポリスチレンなど
がある。前記導光体5の長さは、前記照明室7の長手方
向の長さよりも若干短い。また、前記導光体5の直径
は、前記照明室7の深さとほぼ同等かもしくは若干小さ
い。
【0029】前記導光体5は、前記照明室7内の一側に
回転不能に配置されている。すなわち、前記導光体5の
両端部の両側には、取付溝部11がそれぞれ設けられて
いる。一方、前記照明室7内には、取付爪部12が前記
取付溝部11に対応して一体に設けられている。前記導
光体5の取付溝部11と前記照明室7内の取付爪部12
とが相互に嵌合することにより、前記導光体5は、前記
照明室7内に回転不可能に配置されることとなる。
回転不能に配置されている。すなわち、前記導光体5の
両端部の両側には、取付溝部11がそれぞれ設けられて
いる。一方、前記照明室7内には、取付爪部12が前記
取付溝部11に対応して一体に設けられている。前記導
光体5の取付溝部11と前記照明室7内の取付爪部12
とが相互に嵌合することにより、前記導光体5は、前記
照明室7内に回転不可能に配置されることとなる。
【0030】前記導光体5には、反射層13が設けられ
ている。前記反射層13は、前記導光体5中を通る前記
光源6からの光を前記照明室7内の他側に反射させるも
のである。前記反射層13は、拡散性や反射性が高い表
面処理が施されたものである。前記反射層13の構成の
具体例としては、たとえば、特開2000−22290
7号公報に「光反射層5」として記載されているもの、
または、特開2001−163117号公報に「(光)
反射層50(粗面化処理など)」として記載されている
ものなどがある。
ている。前記反射層13は、前記導光体5中を通る前記
光源6からの光を前記照明室7内の他側に反射させるも
のである。前記反射層13は、拡散性や反射性が高い表
面処理が施されたものである。前記反射層13の構成の
具体例としては、たとえば、特開2000−22290
7号公報に「光反射層5」として記載されているもの、
または、特開2001−163117号公報に「(光)
反射層50(粗面化処理など)」として記載されている
ものなどがある。
【0031】前記光源6は、LEDを使用する。前記L
ED6のリード線14がプリントサーキットボード15
に電気的に接続されかつ機械的に固定されている。前記
プリントサーキットボード15が前記照明室7内に固定
されることにより、前記LED6は、前記導光体5の一
端に配置されることとなる。前記LED6は、前記プリ
ントサーキットボード15を介して電源および制御回路
(図示せず)に電気的に接続されている。また、前記L
ED6は、特開2001−163117号公報に記載の
ように、ドア−の開閉と連動させて、または、ルームラ
ンプやフロントランプなどの点灯消灯と連動させて、点
灯消灯が制御されている。
ED6のリード線14がプリントサーキットボード15
に電気的に接続されかつ機械的に固定されている。前記
プリントサーキットボード15が前記照明室7内に固定
されることにより、前記LED6は、前記導光体5の一
端に配置されることとなる。前記LED6は、前記プリ
ントサーキットボード15を介して電源および制御回路
(図示せず)に電気的に接続されている。また、前記L
ED6は、特開2001−163117号公報に記載の
ように、ドア−の開閉と連動させて、または、ルームラ
ンプやフロントランプなどの点灯消灯と連動させて、点
灯消灯が制御されている。
【0032】(実施の形態1の作用の説明)この実施の
形態1における車両用照明装置1は、以上のごとき構成
からなり、以下、その作用について説明する。
形態1における車両用照明装置1は、以上のごとき構成
からなり、以下、その作用について説明する。
【0033】まず、LED6を点灯する。すると、LE
D6からの光は、導光体5の一端面から導光体5内部に
入射する。その導光体5内部に入射した光は、図1
(A)中の矢印および図4(A)中の矢印に示すよう
に、導光体5内部を反射、透過しながら、その導光体5
中を通る。それと共に、前記入射光は、反射層13に入
射して拡散反射する。その拡散反射光の一部は、導光体
5から照明室7内の他側に出射する。前記反射、屈折、
出射は、スネルの法則に従う。
D6からの光は、導光体5の一端面から導光体5内部に
入射する。その導光体5内部に入射した光は、図1
(A)中の矢印および図4(A)中の矢印に示すよう
に、導光体5内部を反射、透過しながら、その導光体5
中を通る。それと共に、前記入射光は、反射層13に入
射して拡散反射する。その拡散反射光の一部は、導光体
5から照明室7内の他側に出射する。前記反射、屈折、
出射は、スネルの法則に従う。
【0034】前記導光体(棒形状の発光部)5から出射
した出射光は、照明室7内中において、導光体5が配置
された一側から他側へと通る。この出射光は、照明室7
内中を通る際に、照明室7の内壁面に施された高拡散高
反射手段3により、高拡散高反射され、かつ、照明室7
内を均一に間接照明する。その高拡散高反射された光
は、図1(B)中の実線矢印に示すように、光表示体4
の光透過部9を透過して、文字や記号やマークや図形な
ど、たとえば、図1(A)に示す文字「A」が光表示に
より浮かび上がる。
した出射光は、照明室7内中において、導光体5が配置
された一側から他側へと通る。この出射光は、照明室7
内中を通る際に、照明室7の内壁面に施された高拡散高
反射手段3により、高拡散高反射され、かつ、照明室7
内を均一に間接照明する。その高拡散高反射された光
は、図1(B)中の実線矢印に示すように、光表示体4
の光透過部9を透過して、文字や記号やマークや図形な
ど、たとえば、図1(A)に示す文字「A」が光表示に
より浮かび上がる。
【0035】そして、この実施の形態1の車両用照明装
置1においては、反射光が照明室7内中を通る際に、照
明室7の内壁面に施された高拡散高反射手段3により、
高拡散高反射される。このために、この実施の形態1に
おける車両用照明装置1は、図5および図6の光表示体
4の相対輝度分布の説明図に示すように、大きい輝度値
でかつ均一な輝度の光表示面が得られる。
置1においては、反射光が照明室7内中を通る際に、照
明室7の内壁面に施された高拡散高反射手段3により、
高拡散高反射される。このために、この実施の形態1に
おける車両用照明装置1は、図5および図6の光表示体
4の相対輝度分布の説明図に示すように、大きい輝度値
でかつ均一な輝度の光表示面が得られる。
【0036】図5は、導光体5を避けたところ、たとえ
ば、図1(A)におけるV−V線上の光表示体4の相対
輝度分布の説明図である。この図5から明らかなよう
に、LED6側の端部(図5中、左側端部)の輝度は、
高いが、そのLED6側の端部以外の大部分の輝度は、
ほぼ均一である。
ば、図1(A)におけるV−V線上の光表示体4の相対
輝度分布の説明図である。この図5から明らかなよう
に、LED6側の端部(図5中、左側端部)の輝度は、
高いが、そのLED6側の端部以外の大部分の輝度は、
ほぼ均一である。
【0037】また、図6は、たとえば、図1(A)にお
けるII−II線上の光表示体4の相対輝度分布の説明
図である。この図6から明らかなように、導光体5側
(図6中、左側)の輝度の方が若干高いが、全体的に見
て、輝度は、ほぼ均一である。
けるII−II線上の光表示体4の相対輝度分布の説明
図である。この図6から明らかなように、導光体5側
(図6中、左側)の輝度の方が若干高いが、全体的に見
て、輝度は、ほぼ均一である。
【0038】なお、図5および図6は、光表示体4の相
対輝度分布の説明図である。このために、図1(A)に
おけるV−V線上および図1(A)におけるII−II
線上以外の部分における光表示体4の相対輝度分布は、
図5および図6とほぼ同様の相対輝度分布を示す。すな
わち、光表示体4において、大きい輝度値でかつ均一な
輝度の相対輝度分布が得られる。
対輝度分布の説明図である。このために、図1(A)に
おけるV−V線上および図1(A)におけるII−II
線上以外の部分における光表示体4の相対輝度分布は、
図5および図6とほぼ同様の相対輝度分布を示す。すな
わち、光表示体4において、大きい輝度値でかつ均一な
輝度の相対輝度分布が得られる。
【0039】特に、この実施の形態1の車両用照明装置
1においては、棒形状の導光体5の大きさ、およびまた
は、反射層13の幅や範囲を調整することにより、照明
室7内への配光を自由に調整することができる。この結
果、安価な構造で、ほぼ均一な輝度であって広い面積の
光表示面が得られる。また、棒形状の導光体(発光部)
5の存在がカムフラージュすることもできるので、光表
示体4の光透過部9を通して棒形状の導光体5が見え難
くなり、見栄えが向上される。さらに、図5および図6
に示す光表示体4の相対輝度分布をも調整することがで
きる。また、この実施の形態1の車両用照明装置1にお
いては、光表示体4の光透過部9から照射される光が照
明室7内において一旦高拡散高反射された光であって、
間接光である。このために、不快な幻惑を与えるような
ことはない。また、光表示体4における発熱が少ないの
で安全である。
1においては、棒形状の導光体5の大きさ、およびまた
は、反射層13の幅や範囲を調整することにより、照明
室7内への配光を自由に調整することができる。この結
果、安価な構造で、ほぼ均一な輝度であって広い面積の
光表示面が得られる。また、棒形状の導光体(発光部)
5の存在がカムフラージュすることもできるので、光表
示体4の光透過部9を通して棒形状の導光体5が見え難
くなり、見栄えが向上される。さらに、図5および図6
に示す光表示体4の相対輝度分布をも調整することがで
きる。また、この実施の形態1の車両用照明装置1にお
いては、光表示体4の光透過部9から照射される光が照
明室7内において一旦高拡散高反射された光であって、
間接光である。このために、不快な幻惑を与えるような
ことはない。また、光表示体4における発熱が少ないの
で安全である。
【0040】また、この実施の形態1の車両用照明装置
1においては、棒形状の導光体5を使用するので、光表
示体4の光表示面が長い車両用照明装置や光表示体4の
光表示面が広い面積の車両用照明装置に最適である。
1においては、棒形状の導光体5を使用するので、光表
示体4の光表示面が長い車両用照明装置や光表示体4の
光表示面が広い面積の車両用照明装置に最適である。
【0041】さらに、この実施の形態1の車両用照明装
置1においては、丸棒形状の導光体5を使用するので、
その丸棒形状の導光体5中を通る光の吸収率(減衰率)
が小さいので、光損失が小さく、高輝度の光表示面が得
られる。しかも、この実施の形態1の車両用照明装置1
においては、丸棒形状の導光体5が回転不能に配置され
ているので、丸棒形状の導光体5からの出射光の出射方
向を所定の方向に確実に固定することができ、照明性能
が向上される。
置1においては、丸棒形状の導光体5を使用するので、
その丸棒形状の導光体5中を通る光の吸収率(減衰率)
が小さいので、光損失が小さく、高輝度の光表示面が得
られる。しかも、この実施の形態1の車両用照明装置1
においては、丸棒形状の導光体5が回転不能に配置され
ているので、丸棒形状の導光体5からの出射光の出射方
向を所定の方向に確実に固定することができ、照明性能
が向上される。
【0042】(実施の形態2の説明)図7〜図9は、こ
の発明にかかる車両用照明装置の実施の形態2を示す。
図中、図1〜図6と同符号は、同一のものを示す。
の発明にかかる車両用照明装置の実施の形態2を示す。
図中、図1〜図6と同符号は、同一のものを示す。
【0043】この実施の形態2における車両用照明装置
16は、棒形状の導光体5の両端に光源としてのLED
6をそれぞれ配置するものである。
16は、棒形状の導光体5の両端に光源としてのLED
6をそれぞれ配置するものである。
【0044】この実施の形態2における車両用照明装置
16は、上記の構成からなるので、前記実施の形態1に
おける車両用照明装置1とほぼ同様の作用をなす。特
に、この実施の形態2における車両用照明装置16は、
導光体5の両端にLED6、6をそれぞれ配置したの
で、図8および図9に示すように、前記実施の形態1に
おける車両用照明装置1(図5および図6参照)より
も、さらに高輝度でかつ均一な輝度の光表示面が得られ
る。
16は、上記の構成からなるので、前記実施の形態1に
おける車両用照明装置1とほぼ同様の作用をなす。特
に、この実施の形態2における車両用照明装置16は、
導光体5の両端にLED6、6をそれぞれ配置したの
で、図8および図9に示すように、前記実施の形態1に
おける車両用照明装置1(図5および図6参照)より
も、さらに高輝度でかつ均一な輝度の光表示面が得られ
る。
【0045】図8は、導光体5を避けたところ、たとえ
ば、図7(A)におけるVIII−VIII線上の光表
示体4の相対輝度分布の説明図である。この図8から明
らかなように、両端部の輝度は、高いが、その両端部以
外の大部分の輝度は、ほぼ均一である。しかも、図8に
示す輝度値は、図5に示す輝度値よりも高い。
ば、図7(A)におけるVIII−VIII線上の光表
示体4の相対輝度分布の説明図である。この図8から明
らかなように、両端部の輝度は、高いが、その両端部以
外の大部分の輝度は、ほぼ均一である。しかも、図8に
示す輝度値は、図5に示す輝度値よりも高い。
【0046】また、図9は、たとえば、図7(A)にお
けるIX−IX線上の光表示体4の相対輝度分布の説明
図である。この図9から明らかなように、導光体5側
(図9中、左側)の輝度の方が若干高いが、全体的に見
て、輝度は、ほぼ均一である。しかも、図9に示す輝度
値は、図6に示す輝度値よりも高い。
けるIX−IX線上の光表示体4の相対輝度分布の説明
図である。この図9から明らかなように、導光体5側
(図9中、左側)の輝度の方が若干高いが、全体的に見
て、輝度は、ほぼ均一である。しかも、図9に示す輝度
値は、図6に示す輝度値よりも高い。
【0047】(実施の形態3の説明)図10〜図13
は、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態3を
示す。図中、図1〜図9と同符号は、同一のものを示
す。
は、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態3を
示す。図中、図1〜図9と同符号は、同一のものを示
す。
【0048】この実施の形態3における車両用照明装置
17は、棒形状の導光体18として、断面長方形の角棒
形状の導光体を使用する。前記角棒形状の導光体18の
一平面には、反射層13が設けられている。前記角棒形
状の導光体18は、照明室7内の一側に回転不能に配置
される。
17は、棒形状の導光体18として、断面長方形の角棒
形状の導光体を使用する。前記角棒形状の導光体18の
一平面には、反射層13が設けられている。前記角棒形
状の導光体18は、照明室7内の一側に回転不能に配置
される。
【0049】この実施の形態3における車両用照明装置
17は、上記の構成からなるので、前記実施の形態1に
おける車両用照明装置1とほぼ同様の作用をなす。特
に、この実施の形態3における車両用照明装置17は、
棒形状の導光体18として、断面長方形の角棒形状の導
光体を使用する。このために、この実施の形態3におけ
る車両用照明装置17は、前記角棒形状の導光体18の
平面(特に、4側面の平面)により、回転止め手段を使
用せずに、角棒形状の導光体18の方向性(導光体18
からの出射光の出射方向の方向性)を特定することがで
きる。これにより、角棒形状の導光体18の回転止めの
加工が不要となり、その分、角棒形状の導光体18およ
びケーシング2の製造が容易となる。
17は、上記の構成からなるので、前記実施の形態1に
おける車両用照明装置1とほぼ同様の作用をなす。特
に、この実施の形態3における車両用照明装置17は、
棒形状の導光体18として、断面長方形の角棒形状の導
光体を使用する。このために、この実施の形態3におけ
る車両用照明装置17は、前記角棒形状の導光体18の
平面(特に、4側面の平面)により、回転止め手段を使
用せずに、角棒形状の導光体18の方向性(導光体18
からの出射光の出射方向の方向性)を特定することがで
きる。これにより、角棒形状の導光体18の回転止めの
加工が不要となり、その分、角棒形状の導光体18およ
びケーシング2の製造が容易となる。
【0050】(実施の形態3の変形例の説明)図14
は、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態3の
変形例を示す。図中、図1〜図13と同符号は、同一の
ものを示す。
は、この発明にかかる車両用照明装置の実施の形態3の
変形例を示す。図中、図1〜図13と同符号は、同一の
ものを示す。
【0051】この実施の形態3の変形例は、棒形状の導
光体19として、丸棒形状の2側面(上下両面)を平面
に面取りした小判棒形状の導光体19を使用する。前記
小判棒形状の導光体19の一円弧面には、反射層13が
設けられている。前記小判棒形状の導光体19は、照明
室7内の一側に回転不能に配置される。
光体19として、丸棒形状の2側面(上下両面)を平面
に面取りした小判棒形状の導光体19を使用する。前記
小判棒形状の導光体19の一円弧面には、反射層13が
設けられている。前記小判棒形状の導光体19は、照明
室7内の一側に回転不能に配置される。
【0052】この実施の形態3の変形例は、前記小判棒
形状の導光体19の平面(特に、2側面(上下両面)の
平面)により、回転止め手段を使用せずに、小判棒形状
の導光体19の方向性(導光体19からの出射光の出射
方向の方向性)を特定することができる。これにより、
この実施の形態3の変形例は、前記実施の形態3と同様
の作用効果を達成することができる。
形状の導光体19の平面(特に、2側面(上下両面)の
平面)により、回転止め手段を使用せずに、小判棒形状
の導光体19の方向性(導光体19からの出射光の出射
方向の方向性)を特定することができる。これにより、
この実施の形態3の変形例は、前記実施の形態3と同様
の作用効果を達成することができる。
【0053】(実施の形態1、2、3以外の例の説明)
前記実施の形態1、2、3においては、光源として、L
ED6を使用しているが、この発明においては、光源と
して、前記LED6以外の光源を使用しても良い。
前記実施の形態1、2、3においては、光源として、L
ED6を使用しているが、この発明においては、光源と
して、前記LED6以外の光源を使用しても良い。
【0054】また、前記実施の形態3およびその変形例
においては、角棒形状の導光体18および小判棒形状の
導光体19の一端に光源としてのLED6を配置してい
るが、この発明においては、角棒形状の導光体18およ
び小判棒形状の導光体19の両端に光源としてのLED
6をそれぞれ配置しても良い。
においては、角棒形状の導光体18および小判棒形状の
導光体19の一端に光源としてのLED6を配置してい
るが、この発明においては、角棒形状の導光体18およ
び小判棒形状の導光体19の両端に光源としてのLED
6をそれぞれ配置しても良い。
【0055】さらに、前記実施の形態1、2、3におい
ては、導光体5、18、19の一端もしくは両端に1個
の光源としてのLED6を配置しているものであるが、
この発明においては、導光体5、18、19の一端もし
くは両端に複数個の光源としてのLED6を配置しても
良い。この場合、複数個の光源としてのLED6を、そ
れぞれ異なった発光色のものを使用すれば、光表示体4
の発光色を簡単に切り替えることができる。また、同時
に点灯すれば、グラデーションが可能となる。
ては、導光体5、18、19の一端もしくは両端に1個
の光源としてのLED6を配置しているものであるが、
この発明においては、導光体5、18、19の一端もし
くは両端に複数個の光源としてのLED6を配置しても
良い。この場合、複数個の光源としてのLED6を、そ
れぞれ異なった発光色のものを使用すれば、光表示体4
の発光色を簡単に切り替えることができる。また、同時
に点灯すれば、グラデーションが可能となる。
【0056】さらにまた、前記実施の形態1、2、3に
おいては、スカッフプレートに使用した例について説明
する。ところが、この発明においては、リアガーニッシ
ュなどの文字や記号やマークや図形などを光表示により
浮かび上がらせる車両用照明装置にも適用できる。
おいては、スカッフプレートに使用した例について説明
する。ところが、この発明においては、リアガーニッシ
ュなどの文字や記号やマークや図形などを光表示により
浮かび上がらせる車両用照明装置にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かる車両用照明装置(請求項1)は、肉厚導光板を使用
せずに、棒形状の導光体と、照明室の内壁面に施された
高拡散高反射手段とを使用するものである。
かる車両用照明装置(請求項1)は、肉厚導光板を使用
せずに、棒形状の導光体と、照明室の内壁面に施された
高拡散高反射手段とを使用するものである。
【0058】この結果、この発明にかかる車両用照明装
置(請求項1)は、棒形状の導光体と照明室の内壁面に
施された高拡散高反射手段とが肉厚導光板と比較して、
成形サイクルが短く、かつ、導光材料の使用量が軽減で
きるので、製作コストが安価となる。また、この発明に
かかる車両用照明装置(請求項1)は、棒形状の導光体
と照明室の内壁面に施された高拡散高反射手段とが肉厚
導光板と比較して、重量が軽いので、取り扱いや製作が
簡単となる。さらに、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項1)は、照明室内中を通る光が照明室の内壁面
に施された高拡散高反射手段により、高拡散高反射され
る。これにより、この発明にかかる車両用照明装置(請
求項1)は、照明室内中を通る光の吸収率(減衰率)が
肉厚導光体中を通る光の吸収率(減衰率)と比較して、
小さいので、大きい輝度値でかつ均一な輝度の光表示面
が得られる。
置(請求項1)は、棒形状の導光体と照明室の内壁面に
施された高拡散高反射手段とが肉厚導光板と比較して、
成形サイクルが短く、かつ、導光材料の使用量が軽減で
きるので、製作コストが安価となる。また、この発明に
かかる車両用照明装置(請求項1)は、棒形状の導光体
と照明室の内壁面に施された高拡散高反射手段とが肉厚
導光板と比較して、重量が軽いので、取り扱いや製作が
簡単となる。さらに、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項1)は、照明室内中を通る光が照明室の内壁面
に施された高拡散高反射手段により、高拡散高反射され
る。これにより、この発明にかかる車両用照明装置(請
求項1)は、照明室内中を通る光の吸収率(減衰率)が
肉厚導光体中を通る光の吸収率(減衰率)と比較して、
小さいので、大きい輝度値でかつ均一な輝度の光表示面
が得られる。
【0059】特に、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項1)は、棒形状の導光体の断面形状や大きさ、
およびまたは、反射層の幅や範囲を調整することによ
り、照明室内への配光を自由に調整することができる。
この結果、安価な構造で、ほぼ均一な輝度であって広い
面積の光表示面が得られる。また、棒形状の導光体(発
光部)の存在がカムフラージュすることもできるので、
光表示体の光透過部を通して棒形状の導光体が見え難く
なり、見栄えが向上される。
(請求項1)は、棒形状の導光体の断面形状や大きさ、
およびまたは、反射層の幅や範囲を調整することによ
り、照明室内への配光を自由に調整することができる。
この結果、安価な構造で、ほぼ均一な輝度であって広い
面積の光表示面が得られる。また、棒形状の導光体(発
光部)の存在がカムフラージュすることもできるので、
光表示体の光透過部を通して棒形状の導光体が見え難く
なり、見栄えが向上される。
【0060】また、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項1)は、棒形状の導光体を使用するので、光表
示面が長い車両用照明装置や光表示面が広い面積の車両
用照明装置に最適である。
(請求項1)は、棒形状の導光体を使用するので、光表
示面が長い車両用照明装置や光表示面が広い面積の車両
用照明装置に最適である。
【0061】また、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項2)は、導光体の両端に光源をそれぞれ配置し
たので、さらに高輝度でかつ均一な輝度の光表示面が得
られる。
(請求項2)は、導光体の両端に光源をそれぞれ配置し
たので、さらに高輝度でかつ均一な輝度の光表示面が得
られる。
【0062】また、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項3)は、丸棒形状の導光体を使用するので、そ
の丸棒形状の導光体中を通る光の吸収率(減衰率)が小
さいので、光損失が小さく、高輝度の光表示面が得られ
る。しかも、この発明にかかる車両用照明装置(請求項
3)は、丸棒形状の導光体が回転不能に配置されている
ので、丸棒形状の導光体からの出射光の出射方向を所定
の方向に確実に固定することができ、照明性能が向上さ
れる。
(請求項3)は、丸棒形状の導光体を使用するので、そ
の丸棒形状の導光体中を通る光の吸収率(減衰率)が小
さいので、光損失が小さく、高輝度の光表示面が得られ
る。しかも、この発明にかかる車両用照明装置(請求項
3)は、丸棒形状の導光体が回転不能に配置されている
ので、丸棒形状の導光体からの出射光の出射方向を所定
の方向に確実に固定することができ、照明性能が向上さ
れる。
【0063】また、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項4)は、少なくとも一平面を有する棒形状の導
光体を使用するので、平面により、回転止め手段を使用
せずに、棒形状の導光体の方向性(導光体からの出射光
の出射方向の方向性)を特定することができる。これに
より、棒形状の導光体の回転止めの加工が不要となり、
その分、棒形状の導光体およびケーシングの製造が容易
となる。
(請求項4)は、少なくとも一平面を有する棒形状の導
光体を使用するので、平面により、回転止め手段を使用
せずに、棒形状の導光体の方向性(導光体からの出射光
の出射方向の方向性)を特定することができる。これに
より、棒形状の導光体の回転止めの加工が不要となり、
その分、棒形状の導光体およびケーシングの製造が容易
となる。
【0064】また、この発明にかかる車両用照明装置
(請求項5)は、光源としてLEDを使用するものであ
るから、エレクトロルミネセンスパネルと比較した場
合、経年変化による輝度の低下が小さく、かつ、トラン
スなどが不要であって部品点数が少なくて済む。また、
白熱バルブと比較した場合、発熱量が小さいので、熱対
策により装置全体の容積を大きくする必要がなくって薄
型化することができ、しかも、消費電力が小さくて済
む。
(請求項5)は、光源としてLEDを使用するものであ
るから、エレクトロルミネセンスパネルと比較した場
合、経年変化による輝度の低下が小さく、かつ、トラン
スなどが不要であって部品点数が少なくて済む。また、
白熱バルブと比較した場合、発熱量が小さいので、熱対
策により装置全体の容積を大きくする必要がなくって薄
型化することができ、しかも、消費電力が小さくて済
む。
【図1】(A)はこの発明の車両用照明装置の実施の形
態1を示す一部を破断した平面図、(B)は(A)にお
けるB−B線断面図である。
態1を示す一部を破断した平面図、(B)は(A)にお
けるB−B線断面図である。
【図2】図1(A)におけるII−II線断面図であ
る。
る。
【図3】図1(A)におけるIII−III線断面図で
ある。
ある。
【図4】(A)は丸棒形状の導光体を示す断面図、
(B)は同じく丸棒形状の導光体を示し一部斜視図であ
る。
(B)は同じく丸棒形状の導光体を示し一部斜視図であ
る。
【図5】図1(A)におけるV−V線上の光表示体の相
対輝度分布の説明図である。
対輝度分布の説明図である。
【図6】図1(A)におけるII−II線上の光表示体
の相対輝度分布の説明図である。
の相対輝度分布の説明図である。
【図7】(A)はこの発明の車両用照明装置の実施の形
態2を示す一部を破断した平面図、(B)は(A)にお
けるB−B線断面図である。
態2を示す一部を破断した平面図、(B)は(A)にお
けるB−B線断面図である。
【図8】図7(A)におけるVIII−VIII線上の
光表示体の相対輝度分布の説明図である。
光表示体の相対輝度分布の説明図である。
【図9】図7(A)におけるIX−IX線上の光表示体
の相対輝度分布の説明図である。
の相対輝度分布の説明図である。
【図10】(A)はこの発明の車両用照明装置の実施の
形態3を示す一部を破断した平面図、(B)は(A)に
おけるB−B線断面図である。
形態3を示す一部を破断した平面図、(B)は(A)に
おけるB−B線断面図である。
【図11】図10(A)におけるXI−XI線断面図で
ある。
ある。
【図12】図10(A)におけるXII−XII線断面
図である。
図である。
【図13】(A)は角棒形状の導光体を示す断面図、
(B)は同じく角棒形状の導光体を示し一部斜視図であ
る。
(B)は同じく角棒形状の導光体を示し一部斜視図であ
る。
【図14】(A)は小判棒形状の導光体を示す断面図、
(B)は同じく小判棒形状の導光体を示し一部斜視図で
ある。
(B)は同じく小判棒形状の導光体を示し一部斜視図で
ある。
1、16、17 車両用照明装置
2 ケーシング
3 高拡散高反射手段
4 光表示体
5 丸棒形状の導光体
6 LED(光源)
7 照明室
8 開口部
9 光透過部
10 光不透過部
11 取付溝部
12 取付爪部
13 反射層
14 リード線
15 プリントサーキットボード
18 角棒形状の導光体
19 小判棒形状の導光体
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に照明室が形成され、かつ、一面に
前記照明室と通じる開口部が設けられているケーシング
と、 前記照明室の内壁面に施された高拡散高反射手段と、 前記開口部に配置され、かつ、光透過部が設けられてい
る光表示体と、 前記照明室内の一側に配置され、かつ、光を前記照明室
内の他側に反射させる反射層が設けられている棒形状の
導光体と、 前記導光体の一端に配置された光源と、 を備えたことを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項2】 内部に照明室が形成され、かつ、一面に
前記照明室と通じる開口部が設けられているケーシング
と、 前記照明室の内壁面には、高拡散高反射手段が施されて
おり、 前記開口部に配置され、かつ、光透過部が設けられてい
る光表示体と、 前記照明室内の一側に配置され、かつ、光を前記照明室
内の他側に反射させる反射層が設けられている棒形状の
導光体と、 前記導光体の両端にそれぞれ配置された光源と、 を備えたことを特徴とする車両用照明装置。 - 【請求項3】 前記導光体は、丸棒形状をなし、前記照
明室内の一側に回転不能に配置されている、ことを特徴
とする請求項1または2に記載の車両用照明装置。 - 【請求項4】 前記導光体は、少なくとも一平面を有す
る棒形状をなし、前記照明室内の一側に回転不能に配置
されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載
の車両用照明装置。 - 【請求項5】 前記光源は、LEDである、ことを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用照明
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258444A JP2003068106A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 車両用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001258444A JP2003068106A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 車両用照明装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=19085965
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003068106A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2001
- 2001-08-28 JP JP2001258444A patent/JP2003068106A/ja active Pending
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