JP2000142218A - 車室内用照明装置 - Google Patents
車室内用照明装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車室内の見栄えを悪化させたり、居住性を悪
化させたりすることなく、照明部材を設置することがで
きる車室内照明装置を提供する。 【解決手段】 隣接するトリム部材であるドアトリム1
4とアームレスト16との間に、長手方向に伸びる開口
部17が形成されており、開口部17を臨むようにし
て、開口部17の内側、即ち、ドアトリム14とアーム
レスト16とによってできる内部空間に、長手方向に伸
びる長尺の照明部材24が配設される。照明部材24か
らの光は、開口部17を通りドア22外へと放射され
る。
化させたりすることなく、照明部材を設置することがで
きる車室内照明装置を提供する。 【解決手段】 隣接するトリム部材であるドアトリム1
4とアームレスト16との間に、長手方向に伸びる開口
部17が形成されており、開口部17を臨むようにし
て、開口部17の内側、即ち、ドアトリム14とアーム
レスト16とによってできる内部空間に、長手方向に伸
びる長尺の照明部材24が配設される。照明部材24か
らの光は、開口部17を通りドア22外へと放射され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車室内を主
に照射する車室内照明装置に関し、特に、長手方向に伸
びる照明部材を使用した車室内照明装置にする。
に照射する車室内照明装置に関し、特に、長手方向に伸
びる照明部材を使用した車室内照明装置にする。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車室内照明装置として
は、例えば特開平7−179148号公報、特開平6−
75120号公報、または特開平7−125574号公
報に記載されたものがある。
は、例えば特開平7−179148号公報、特開平6−
75120号公報、または特開平7−125574号公
報に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された照明装置は、いずれも長手方向に伸びる
照明部材を利用して車室内を主に照明するものではある
が、その設置については具体的ではない。従って、照明
部材を配置するためのスペースを確保しなければなら
ず、場合によっては車室内の見栄えを悪化させたり、居
住空間が狭くなり、居住性を悪化させるという課題があ
る。
報に記載された照明装置は、いずれも長手方向に伸びる
照明部材を利用して車室内を主に照明するものではある
が、その設置については具体的ではない。従って、照明
部材を配置するためのスペースを確保しなければなら
ず、場合によっては車室内の見栄えを悪化させたり、居
住空間が狭くなり、居住性を悪化させるという課題があ
る。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
請求項1ないし請求項8記載の発明は、車室内の見栄え
を悪化させたり、居住性を悪化させたりすることなく、
照明部材を設置することができる車室内照明装置を提供
することをその目的とする。
請求項1ないし請求項8記載の発明は、車室内の見栄え
を悪化させたり、居住性を悪化させたりすることなく、
照明部材を設置することができる車室内照明装置を提供
することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明の車室内用照明装
置は、車室内の内装表面を構成するトリム部材と隣接す
るトリム部材との間にできる合わせ部に、長手方向に伸
びる開口部が形成され、該開口部に臨むようにして開口
部の内側に長手方向に伸びる照明部材が配設されること
を特徴とする。
に、本発明のうち請求項1記載の発明の車室内用照明装
置は、車室内の内装表面を構成するトリム部材と隣接す
るトリム部材との間にできる合わせ部に、長手方向に伸
びる開口部が形成され、該開口部に臨むようにして開口
部の内側に長手方向に伸びる照明部材が配設されること
を特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記照明部材が導光性を有し、その
側面から内部の光の一部を放射させるものであることを
特徴とする。
載のものにおいて、前記照明部材が導光性を有し、その
側面から内部の光の一部を放射させるものであることを
特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のものにおいて、前記照明部材が屈曲または湾曲自在
であることを特徴とする。
載のものにおいて、前記照明部材が屈曲または湾曲自在
であることを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし3のいずれか1に記載のものにおいて、前記照明部
材の光源が、照明部材と別の位置にあり、該光源からの
光が照明部材に入射されることを特徴とする。
いし3のいずれか1に記載のものにおいて、前記照明部
材の光源が、照明部材と別の位置にあり、該光源からの
光が照明部材に入射されることを特徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載のものにおいて、前記光源からの光が、導光部材によ
って照明部材に導かれることを特徴とする。
載のものにおいて、前記光源からの光が、導光部材によ
って照明部材に導かれることを特徴とする。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項4記
載のものにおいて、前記光源が他の部位を照射するため
の光源であり、導光部材によって前記光源からの一部の
光が照明部材に導かれることを特徴とする。
載のものにおいて、前記光源が他の部位を照射するため
の光源であり、導光部材によって前記光源からの一部の
光が照明部材に導かれることを特徴とする。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項4な
いし6のいずれか1に記載のものにおいて、前記光源と
照明部材との間には、カラーフィルタが設けられること
を特徴とする。
いし6のいずれか1に記載のものにおいて、前記光源と
照明部材との間には、カラーフィルタが設けられること
を特徴とする。
【0012】また、請求項8記載の発明は、請求項4な
いし7のいずれか1に記載のものにおいて、前記照明部
材には、光源から異なる色の光が選択的に入射されるこ
とを特徴とする。
いし7のいずれか1に記載のものにおいて、前記照明部
材には、光源から異なる色の光が選択的に入射されるこ
とを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、必然的に
できる隣接するトリム部材間の合わせ部に形成される開
口部の内側に、長手方向に伸びる照明部材を配設するこ
ととしたので、車室内の見栄えを悪化させたり、居住性
を悪化させることはない。また、本来であれば、隣接す
るトリム部材同士の合わせ部は、隙間等ができないよう
に細心の注意を払う必要があるが、本発明によれば、合
わせ部に形成する開口部を積極的に利用し、その開口部
に照明部材を配設しているために、別途開口部を形成す
る手間が省けるだけでなく、照明部材によって開口部が
遮蔽され、且つ従来のように隙間ができないように注意
を払う必要もなくなる。
できる隣接するトリム部材間の合わせ部に形成される開
口部の内側に、長手方向に伸びる照明部材を配設するこ
ととしたので、車室内の見栄えを悪化させたり、居住性
を悪化させることはない。また、本来であれば、隣接す
るトリム部材同士の合わせ部は、隙間等ができないよう
に細心の注意を払う必要があるが、本発明によれば、合
わせ部に形成する開口部を積極的に利用し、その開口部
に照明部材を配設しているために、別途開口部を形成す
る手間が省けるだけでなく、照明部材によって開口部が
遮蔽され、且つ従来のように隙間ができないように注意
を払う必要もなくなる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
係る効果に加えて、照明部材が導光性を有し、その側面
から内部の光の一部を放射しているため、内側に照明部
材が配設される開口部全域にわたって、光を放射させる
ことができる。
係る効果に加えて、照明部材が導光性を有し、その側面
から内部の光の一部を放射しているため、内側に照明部
材が配設される開口部全域にわたって、光を放射させる
ことができる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、請求項2に
係る効果に加えて、照明部材が屈曲または湾曲自在であ
るために、曲面部に配設することもできる。
係る効果に加えて、照明部材が屈曲または湾曲自在であ
るために、曲面部に配設することもできる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし3のいずれか1に係る効果に加えて、光源が照明部
材と別の位置にあるため、開口部の内側の空間が狭くて
も長手方向に伸びる照明部材が配設できるだけの空間が
あればよく、照明部材の取付箇所の空間的制約を少なく
することができる。
いし3のいずれか1に係る効果に加えて、光源が照明部
材と別の位置にあるため、開口部の内側の空間が狭くて
も長手方向に伸びる照明部材が配設できるだけの空間が
あればよく、照明部材の取付箇所の空間的制約を少なく
することができる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、請求項4に
係る効果に加えて、光源と照明部材とが導光部材によっ
て連結されるために、光源と照明部材との間の距離が長
くてもよく、照明部材の取付場所の空間的制約をより少
なくすることができる。
係る効果に加えて、光源と照明部材とが導光部材によっ
て連結されるために、光源と照明部材との間の距離が長
くてもよく、照明部材の取付場所の空間的制約をより少
なくすることができる。
【0018】請求項6記載の発明によれば、請求項4に
係る効果に加えて、他の部位を照明するための光源を当
該照明部材の光源として使用するために、別途新たな光
源を設ける必要が無く、部品点数の増加、コストの上昇
を抑えることができる。
係る効果に加えて、他の部位を照明するための光源を当
該照明部材の光源として使用するために、別途新たな光
源を設ける必要が無く、部品点数の増加、コストの上昇
を抑えることができる。
【0019】請求項7記載の発明によれば、請求項4な
いし6のいずれかに係る効果に加えて、光源と異なる所
望の照射色で照射することができる。また、光源が他の
部位を照明するための光源である場合には、当該別の部
位と異なる照射色でそれぞれ照射することができる。
いし6のいずれかに係る効果に加えて、光源と異なる所
望の照射色で照射することができる。また、光源が他の
部位を照明するための光源である場合には、当該別の部
位と異なる照射色でそれぞれ照射することができる。
【0020】請求項8記載の発明によれば、請求項4な
いし6のいずれかに係る効果に加えて、選択的に異なる
色で照射することができるので、例えば、色の相違によ
って乗員に必要な情報を与えることもでき、または乗員
が所望の色を選択するようにすることもできる。
いし6のいずれかに係る効果に加えて、選択的に異なる
色で照射することができるので、例えば、色の相違によ
って乗員に必要な情報を与えることもでき、または乗員
が所望の色を選択するようにすることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0022】図1は、車室内の内装表面を構成する複数
のトリム部材を表す図であり、トリム部材である、ルー
フトリム10、ルーフサイドトリム12、ドアトリム1
4、アームレスト16、キッキングプレート18、フロ
アカーペット20をそれぞれ表している。
のトリム部材を表す図であり、トリム部材である、ルー
フトリム10、ルーフサイドトリム12、ドアトリム1
4、アームレスト16、キッキングプレート18、フロ
アカーペット20をそれぞれ表している。
【0023】本発明の車室内照明装置は、これらのトリ
ム部材と隣接するトリム部材との間にできるそれぞれの
合わせ部において、適宜、設定することができる。
ム部材と隣接するトリム部材との間にできるそれぞれの
合わせ部において、適宜、設定することができる。
【0024】図2は第1の実施の形態である、図1のド
アトリム14とアームレスト16との間にできる合わせ
目に、本発明の車室内照明装置を設定した例である。ド
アトリム14とアームレスト16との間には、長手方向
に伸びる開口部17が形成されており、開口部17を臨
むようにして、開口部17の内側、即ち、ドアトリム1
4とアームレスト16とによってできる内部空間に、長
手方向に伸びる長尺の照明部材24が配設される。長尺
の照明部材24は、ドアトリム14に一端が固着された
固定用クランプ部材26の他端に挟着されており、開口
部17に沿って長手方向に伸びている。そして、長尺の
照明部材24からの光は、開口部17を通りドア22外
へと放射される。
アトリム14とアームレスト16との間にできる合わせ
目に、本発明の車室内照明装置を設定した例である。ド
アトリム14とアームレスト16との間には、長手方向
に伸びる開口部17が形成されており、開口部17を臨
むようにして、開口部17の内側、即ち、ドアトリム1
4とアームレスト16とによってできる内部空間に、長
手方向に伸びる長尺の照明部材24が配設される。長尺
の照明部材24は、ドアトリム14に一端が固着された
固定用クランプ部材26の他端に挟着されており、開口
部17に沿って長手方向に伸びている。そして、長尺の
照明部材24からの光は、開口部17を通りドア22外
へと放射される。
【0025】図3は第2の実施の形態である、図1のル
ーフトリム10とルーフサイドトリム12との間にでき
る合わせ目に、本発明の車室内照明装置を設定した例で
ある。ルーフトリム10とルーフサイドトリム12との
間には、長手方向に伸びる開口部13が形成されてお
り、開口部13を臨むようにして、開口部13の内側、
即ち、ルーフトリム10とルーフサイドトリム12とに
よってできる内部空間に、長尺の照明部材24が配設さ
れる。長手方向に伸びる長尺の照明部材24は、ルーフ
サイドトリム12に一端が固着された固定用クランプ部
材26の他端に挟着されており、開口部13に沿って長
手方向に伸びている。そして、長尺の照明部材24から
の光は、開口部13を通りルーフトリム10に沿って放
射される。尚、図中、23はルーフパネル、25はルー
フサイドレールである。
ーフトリム10とルーフサイドトリム12との間にでき
る合わせ目に、本発明の車室内照明装置を設定した例で
ある。ルーフトリム10とルーフサイドトリム12との
間には、長手方向に伸びる開口部13が形成されてお
り、開口部13を臨むようにして、開口部13の内側、
即ち、ルーフトリム10とルーフサイドトリム12とに
よってできる内部空間に、長尺の照明部材24が配設さ
れる。長手方向に伸びる長尺の照明部材24は、ルーフ
サイドトリム12に一端が固着された固定用クランプ部
材26の他端に挟着されており、開口部13に沿って長
手方向に伸びている。そして、長尺の照明部材24から
の光は、開口部13を通りルーフトリム10に沿って放
射される。尚、図中、23はルーフパネル、25はルー
フサイドレールである。
【0026】図4は第3実施の形態である、図1のキッ
キングプレート18とフロアカーペット20との間にで
きる合わせ目に、本発明の車室内照明装置を設定した例
である。キッキングプレート18とフロアカーペット2
0との間には、長手方向に伸びる開口部21が形成され
ており、開口部21を臨むようにして、開口部21の内
側、即ち、キッキングプレート18とフロアカーペット
20とによってできる内部空間に、長尺の照明部材24
が配設される。長手方向に伸びる長尺の照明部材24
は、キッキングプレート18に一端が固着された固定用
クランプ部材26の他端に挟着されており、開口部21
に沿って長手方向に伸びている。そして、長尺の照明部
材24からの光は、開口部21を通り室内へと放射され
る。尚、図中、27はサイドシルである。
キングプレート18とフロアカーペット20との間にで
きる合わせ目に、本発明の車室内照明装置を設定した例
である。キッキングプレート18とフロアカーペット2
0との間には、長手方向に伸びる開口部21が形成され
ており、開口部21を臨むようにして、開口部21の内
側、即ち、キッキングプレート18とフロアカーペット
20とによってできる内部空間に、長尺の照明部材24
が配設される。長手方向に伸びる長尺の照明部材24
は、キッキングプレート18に一端が固着された固定用
クランプ部材26の他端に挟着されており、開口部21
に沿って長手方向に伸びている。そして、長尺の照明部
材24からの光は、開口部21を通り室内へと放射され
る。尚、図中、27はサイドシルである。
【0027】上記各実施の形態における固定用クランプ
部材26の一端は、各トリム部材に対して熱溶着、ビス
止め、差し込み等の手段によって固着することができ
る。
部材26の一端は、各トリム部材に対して熱溶着、ビス
止め、差し込み等の手段によって固着することができ
る。
【0028】上記長尺の照明部材24は、線状に発光す
る線光源や点光源を内蔵する棒状の導光部材とすること
もできるが、光源とは別に構成することもできる。即
ち、長尺の照明部材24を、光ファイバーのような導光
性を有する部材から構成し、図5に示すように、光源3
0は長尺の照明部材24の端部に設けることができる。
光源としては、LED、白熱灯、ハロゲンランプ、半導
体レーザ等を用いることができ、光源30を内蔵したソ
ケット31を照明部材24の端部に装着する。
る線光源や点光源を内蔵する棒状の導光部材とすること
もできるが、光源とは別に構成することもできる。即
ち、長尺の照明部材24を、光ファイバーのような導光
性を有する部材から構成し、図5に示すように、光源3
0は長尺の照明部材24の端部に設けることができる。
光源としては、LED、白熱灯、ハロゲンランプ、半導
体レーザ等を用いることができ、光源30を内蔵したソ
ケット31を照明部材24の端部に装着する。
【0029】長尺の照明部材24は、コアとコアよりも
低屈折率のクラッドからなる光ファイバーであって、ク
ラッドの内表面(あるいはコアの外表面)に特殊加工
(例えば、長手方向に一様に設けた周方向の微小凹溝)
を施すことにより、コア内を伝達する光の一部がクラッ
ドを透過し、長尺の照明部材24の側面から均一な光が
出射することができる公知のものを用いることができ
る。こうして、開口部13、17、21の全域にわたっ
て均一な光を照射することができる。また、このような
長尺の照明部材24は屈曲または湾曲自在であるため、
開口部13、17または21が曲面状となっていても、
開口部13、17または21に沿って配設することがで
きる。ここでいう特殊加工は、コア・クラッド間での屈
折率に変化をもたらすものなら何でもよい。また、特殊
加工を前記表面の一側面、即ち開口部13、17または
21に臨む側の面と反対側の面、に形成して、周面の一
部から出射するようにしてもよい。
低屈折率のクラッドからなる光ファイバーであって、ク
ラッドの内表面(あるいはコアの外表面)に特殊加工
(例えば、長手方向に一様に設けた周方向の微小凹溝)
を施すことにより、コア内を伝達する光の一部がクラッ
ドを透過し、長尺の照明部材24の側面から均一な光が
出射することができる公知のものを用いることができ
る。こうして、開口部13、17、21の全域にわたっ
て均一な光を照射することができる。また、このような
長尺の照明部材24は屈曲または湾曲自在であるため、
開口部13、17または21が曲面状となっていても、
開口部13、17または21に沿って配設することがで
きる。ここでいう特殊加工は、コア・クラッド間での屈
折率に変化をもたらすものなら何でもよい。また、特殊
加工を前記表面の一側面、即ち開口部13、17または
21に臨む側の面と反対側の面、に形成して、周面の一
部から出射するようにしてもよい。
【0030】光源30と反対側にある長尺の照明部材2
4の端部の端面には、反射率の高いフィルム等の反射体
32を貼付することにより、輝度を向上させることがで
きる。こうして、光源30から長尺の照明部材24の一
端に入射された光は、その一部が照明部材24の側面か
ら放射されると共に、残りの一部が反対側の端面にある
反射体32に反射して、照明部材24を往復する。
4の端部の端面には、反射率の高いフィルム等の反射体
32を貼付することにより、輝度を向上させることがで
きる。こうして、光源30から長尺の照明部材24の一
端に入射された光は、その一部が照明部材24の側面か
ら放射されると共に、残りの一部が反対側の端面にある
反射体32に反射して、照明部材24を往復する。
【0031】照明部材24は、図示しない手動スイッチ
により点灯可能とすることができ、またはドアスイッチ
に連動させて、ドアが開いたときに自動的に点灯するよ
うにすることができる。さらに、照明部材24が屈曲ま
たは湾曲自在なため、光源30の設置自由度が増え、後
述のように開口部13、17または21から離れた場所
に光源30を設定することも可能となる。
により点灯可能とすることができ、またはドアスイッチ
に連動させて、ドアが開いたときに自動的に点灯するよ
うにすることができる。さらに、照明部材24が屈曲ま
たは湾曲自在なため、光源30の設置自由度が増え、後
述のように開口部13、17または21から離れた場所
に光源30を設定することも可能となる。
【0032】以上の各実施の形態によれば、必然的にで
きる隣接するトリム部材10、12、14、16、1
8、20間の合わせ部に形成される開口部13、17、
21の内側に、長手方向に伸びる照明部材24を配設す
ることとしたので、車室内の見栄えを悪化させたり、居
住性を悪化させることはない。また、本来であれば、隣
接するトリム部材10、12、14、16、18、20
同士の合わせ部は、隙間等ができないように細心の注意
を払う必要があるが、合わせ部に形成する開口部13、
17、21を積極的に利用し、その開口部13、17、
21に照明部材24を配設しているために、別途開口部
を形成する手間が省けるだけでなく、照明部材24によ
って開口部13、17、21が遮蔽され、且つ従来のよ
うに隙間ができないように注意を払う必要もなくなる。
きる隣接するトリム部材10、12、14、16、1
8、20間の合わせ部に形成される開口部13、17、
21の内側に、長手方向に伸びる照明部材24を配設す
ることとしたので、車室内の見栄えを悪化させたり、居
住性を悪化させることはない。また、本来であれば、隣
接するトリム部材10、12、14、16、18、20
同士の合わせ部は、隙間等ができないように細心の注意
を払う必要があるが、合わせ部に形成する開口部13、
17、21を積極的に利用し、その開口部13、17、
21に照明部材24を配設しているために、別途開口部
を形成する手間が省けるだけでなく、照明部材24によ
って開口部13、17、21が遮蔽され、且つ従来のよ
うに隙間ができないように注意を払う必要もなくなる。
【0033】また、開口部の位置、向きによっては、例
えば図3に示したように間接照明とすることができ、従
来の天井灯、ステップランプ及びパーソナルランプでは
照射できない部分も、照射することができる。
えば図3に示したように間接照明とすることができ、従
来の天井灯、ステップランプ及びパーソナルランプでは
照射できない部分も、照射することができる。
【0034】図6は、照明部材24と光源38の他の実
施の形態を示す図であり、ドアトリム14とアームレス
ト16との間に配設した長尺の照明部材24を例にとっ
ている。
施の形態を示す図であり、ドアトリム14とアームレス
ト16との間に配設した長尺の照明部材24を例にとっ
ている。
【0035】この例では、光源38が長尺の照明部材2
4と離れた位置にあり、光ファイバー等の導光部材34
によって、光源38からの光が照明部材24の端部に導
かれる。また、この例では、照明部材24の光源は、ド
アトリム14の他の部位にあるステップランプ36の光
源38を利用しており、ステップランプ36の光源38
からの一部の光が照明部材24に導かれている。このよ
うに、光源を照明部材24とステップランプ36とで共
通化することにより、部品点数の増加を抑えることがで
きる。また、光源38の光が導かれる端部と反端側の端
部には、別の光源40を設けてもよい。そして、光源4
0の光の色は、ステップランプ36の光源38の光の色
と異なる色とすることができる。ステップランプ36
は、ドアスイッチ50と連動しており、ドア22が開い
ているときにのみその光源が点灯する構成となっている
場合が多いので、ドア22が開いているときには、照明
部材24は、ステップランプ36の光源38及び光源4
0からの異なる色が混合された色の光を照射し、ドアが
閉鎖されたときには、光源40からの光のみを照射す
る。この色の変化によって、乗員に半ドアになっている
かどうかを知らしめることができる。ステップランプ3
6が低い位置にあって目立たない場合に、ステップラン
プ36よりも高い位置にあるトリム部材と隣接するトリ
ム部材との間の合わせ部にある照明部材24によって、
半ドアかどうかの情報を乗員に知らしめることができ、
より有効である。例えば、ドア22が開いている場合に
は赤、ドア22が閉まっている場合には緑の色で照射す
るように、光源38、40の色を選択するとよい。
4と離れた位置にあり、光ファイバー等の導光部材34
によって、光源38からの光が照明部材24の端部に導
かれる。また、この例では、照明部材24の光源は、ド
アトリム14の他の部位にあるステップランプ36の光
源38を利用しており、ステップランプ36の光源38
からの一部の光が照明部材24に導かれている。このよ
うに、光源を照明部材24とステップランプ36とで共
通化することにより、部品点数の増加を抑えることがで
きる。また、光源38の光が導かれる端部と反端側の端
部には、別の光源40を設けてもよい。そして、光源4
0の光の色は、ステップランプ36の光源38の光の色
と異なる色とすることができる。ステップランプ36
は、ドアスイッチ50と連動しており、ドア22が開い
ているときにのみその光源が点灯する構成となっている
場合が多いので、ドア22が開いているときには、照明
部材24は、ステップランプ36の光源38及び光源4
0からの異なる色が混合された色の光を照射し、ドアが
閉鎖されたときには、光源40からの光のみを照射す
る。この色の変化によって、乗員に半ドアになっている
かどうかを知らしめることができる。ステップランプ3
6が低い位置にあって目立たない場合に、ステップラン
プ36よりも高い位置にあるトリム部材と隣接するトリ
ム部材との間の合わせ部にある照明部材24によって、
半ドアかどうかの情報を乗員に知らしめることができ、
より有効である。例えば、ドア22が開いている場合に
は赤、ドア22が閉まっている場合には緑の色で照射す
るように、光源38、40の色を選択するとよい。
【0036】また、光源40に別途手動スイッチを設け
ることも可能であり、選択的に乗員が光源38、40を
選択することによって、所望の色の光を選択することが
できる。
ることも可能であり、選択的に乗員が光源38、40を
選択することによって、所望の色の光を選択することが
できる。
【0037】さらには、図7に示すように、光源38、
40と照明部材24との間にカラーフィルタ42を設け
て、所望の色の光を照明部材24に入射させることも可
能である。
40と照明部材24との間にカラーフィルタ42を設け
て、所望の色の光を照明部材24に入射させることも可
能である。
【0038】図8は、照明部材24と光源38の他の実
施の形態を示す図であり、ルーフトリム10とルーフサ
イドトリム12との間に配設した照明部材24を例にと
っており、この場合の照明部材24の光源に、ピラー4
4にあるパーソナルランプ46の光源を利用している。
この実施の形態でも、図6に示した実施の形態と同様の
効果が得られる。
施の形態を示す図であり、ルーフトリム10とルーフサ
イドトリム12との間に配設した照明部材24を例にと
っており、この場合の照明部材24の光源に、ピラー4
4にあるパーソナルランプ46の光源を利用している。
この実施の形態でも、図6に示した実施の形態と同様の
効果が得られる。
【図1】車室内の内装表面を構成する複数のトリム部材
を表す斜視図である。
を表す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を表す図1の2−2
線に沿って見た断面図であり、、ドアトリム14とアー
ムレスト16との間にできる合わせ目に、本発明の車室
内照明装置を設定した例を示す。
線に沿って見た断面図であり、、ドアトリム14とアー
ムレスト16との間にできる合わせ目に、本発明の車室
内照明装置を設定した例を示す。
【図3】本発明の第2の実施の形態を表す図1の3−3
線に沿って見た断面図であり、ルーフトリム10とルー
フサイドトリム12との間にできる合わせ目に、本発明
の車室内照明装置を設定した例を示す。
線に沿って見た断面図であり、ルーフトリム10とルー
フサイドトリム12との間にできる合わせ目に、本発明
の車室内照明装置を設定した例を示す。
【図4】本発明の第3の実施の形態を表す図1の4−4
線に沿って見た断面図であり、キッキングプレート18
とフロアカーペット20との間にできる合わせ目に、本
発明の車室内照明装置を設定した例を示す。
線に沿って見た断面図であり、キッキングプレート18
とフロアカーペット20との間にできる合わせ目に、本
発明の車室内照明装置を設定した例を示す。
【図5】(a)は照明装置の一例を示す分解斜視図であ
り、(b)は照明装置の端部の図5(a)中5b−5b
線に沿って見た断面図である。
り、(b)は照明装置の端部の図5(a)中5b−5b
線に沿って見た断面図である。
【図6】照明部材と光源の他の実施の形態を示す図であ
り、(a)はそのドアの室内側から見た図、(b)はス
テップランプの回路図、(c)はステップランプの拡大
斜視図である。
り、(a)はそのドアの室内側から見た図、(b)はス
テップランプの回路図、(c)はステップランプの拡大
斜視図である。
【図7】照明装置の他の例を示す斜視図である。
【図8】照明部材と光源の他の実施の形態を示す図であ
り、ルーフサイドトリムを室内側から見た図である。
り、ルーフサイドトリムを室内側から見た図である。
10 ルーフトリム(トリム部材) 12 ルーフサイドトリム(トリム部材) 13 開口部 14 ドアトリム(トリム部材) 16 アームレスト(トリム部材) 17 開口部 18 キッキングプレート(トリム部材) 20 フロアカーペット(トリム部材) 21 開口部 24 照明部材 30 光源 34 導光部材 36 ステップランプ 38 光源 40 光源 42 カラーフィルタ 46 パーソナルランプ
Claims (8)
- 【請求項1】 車室内の内装表面を構成するトリム部材
と隣接するトリム部材との間にできる合わせ部に、長手
方向に伸びる開口部が形成され、該開口部に臨むように
して開口部の内側に長手方向に伸びる照明部材が配設さ
れることを特徴とする車室内用照明装置。 - 【請求項2】 前記照明部材は導光性を有し、その側面
から内部の光の一部を放射させるものであることを特徴
とする請求項1記載の車室内照明装置。 - 【請求項3】 前記照明部材は屈曲または湾曲自在であ
ることを特徴とする請求項2記載の車室内用照明装置。 - 【請求項4】 前記照明部材の光源は、照明部材と別の
位置にあり、該光源からの光が照明部材に入射されるこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の
車室内用照明装置。 - 【請求項5】 前記光源からの光は、導光部材によって
照明部材に導かれることを特徴とする請求項4記載の車
室内用照明装置。 - 【請求項6】 前記光源は他の部位を照射するための光
源であり、導光部材によって前記光源からの一部の光が
照明部材に導かれることを特徴とする請求項4記載の車
室内用照明装置。 - 【請求項7】 前記光源と照明部材との間には、カラー
フィルタが設けられることを特徴とする請求項4ないし
6のいずれか1に記載の車室内照明装置。 - 【請求項8】 前記照明部材には、光源から異なる色の
光が選択的に入射されることを特徴とする請求項4ない
し7のいずれか1に記載の車室内照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327884A JP2000142218A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 車室内用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10327884A JP2000142218A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 車室内用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000142218A true JP2000142218A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18204065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10327884A Withdrawn JP2000142218A (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 車室内用照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000142218A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2880318A1 (fr) * | 2004-12-31 | 2006-07-07 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Garniture interne d'une partie de la carrosserie d'un vehicule automobile dans laquelle est integre un moyen d'eclairage |
JP2008143425A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | T S Tec Kk | 車両用ライニング |
JP2011251580A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Toyota Boshoku Corp | 車両室内照明装置 |
JP2014129098A (ja) * | 2014-04-08 | 2014-07-10 | Toyota Boshoku Corp | 車両室内照明装置 |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP10327884A patent/JP2000142218A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2880318A1 (fr) * | 2004-12-31 | 2006-07-07 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Garniture interne d'une partie de la carrosserie d'un vehicule automobile dans laquelle est integre un moyen d'eclairage |
EP1676751A3 (fr) * | 2004-12-31 | 2007-03-21 | Peugeot Citroen Automobiles SA | Garniture interne d'une partie de la carosserie d'un véhicule automobile dans laquelle est intégré un moyen d'éclairage |
JP2008143425A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | T S Tec Kk | 車両用ライニング |
JP2011251580A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Toyota Boshoku Corp | 車両室内照明装置 |
JP2014129098A (ja) * | 2014-04-08 | 2014-07-10 | Toyota Boshoku Corp | 車両室内照明装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |