JP2008162296A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の壁面に沿って光を照射できる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】この車両用灯具1は、車両10の壁面11に設置されて車内の照明を行う灯具である。車両用灯具1は、光源2と、この光源2からの光を導く導光部6と、この導光部6からの光を拡幅あるいは拡散するレンズ部3と、灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部4とを有する。また、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に隣接して配置される。
【選択図】 図2
【解決手段】この車両用灯具1は、車両10の壁面11に設置されて車内の照明を行う灯具である。車両用灯具1は、光源2と、この光源2からの光を導く導光部6と、この導光部6からの光を拡幅あるいは拡散するレンズ部3と、灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部4とを有する。また、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に隣接して配置される。
【選択図】 図2
Description
この発明は、車両用灯具に関し、さらに詳しくは、車両の壁面に沿って光を照射できる車両用灯具に関する。
近年では、車内の見栄えや居住性を向上させるために、車内の壁面に配置される車内用の車両用灯具(室内灯)が開発されている。
かかる従来の車両用灯具には、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の車両用灯具(車室内用照明装置)は、車室内の内装表面を構成するトリム部材と隣接するトリム部材との間にできる合わせ部に、長手方向に伸びる開口部が形成され、該開口部に臨むようにして開口部の内側に長手方向に伸びる照明部材が配設されることを特徴とする。
ここで、近年では、車両の壁面に沿って光を照射する車内照明のニーズがある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の壁面に沿って光を照射できる車両用灯具を提供することを目的とする。
この発明にかかる車両用灯具は、車両の壁面に設置されて車内の照明を行う車両用灯具であって、光源と、前記光源からの光を拡幅あるいは拡散するレンズ部とを有し、且つ、前記レンズ部の発光面が車両の壁面に隣接して配置されることを特徴とする。
この車両用灯具では、レンズ部の発光面(灯具の発光面)が車両の壁面に隣接して設置されるので、灯具の点灯時にて、レンズ部からの光が車両の壁面に沿って照射される。これにより、新たな照明パターンを有する灯具が提供される利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具では、前記レンズ部にシボ加工またはプリズム加工が施されている。
この車両用灯具では、レンズ部に入射した光が制御光として灯具の外部に照射される。これにより、適正な照明が行われるので、灯具の機能性あるいは意匠性の精度が向上する利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具では、前記レンズ部を車両の壁面に取り付けるための取付部が設けられ、且つ、前記レンズ部と前記取付部とが一体構造を有する。
この車両用灯具では、レンズ部と取付部とが別構造を有する構成と比較して、レンズ部の発光面が車両の壁面に隣接する構成が簡易に構成される利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具では、灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部が設けられ、且つ、前記レンズ部と前記カバー部とが一体構造を有する。
この車両用灯具では、カバー部とレンズ部とが別構造を有する構成と比較して灯具の部品点数が低減されるので、灯具の製造コストが低減される利点があり、また、灯具の組立工数が低減される利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具では、灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部が設けられ、且つ、前記光源が前記カバー部に対して取り付けられる。
この車両用灯具では、ハウジングが設けられると共にハウジングに対してカバー部と光源とが取り付けられる構成と比較して、灯具の部品点数が低減される。これにより、灯具の製造コストが低減されると共に、灯具の組立工数が低減される利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具では、前記レンズ部に対して複数の前記光源が配列されている。
この車両用灯具では、複数の光源からの直射光がレンズ部を介してそれぞれ灯具の外部に照射される。したがって、灯具の光量が大きく、機能照明としての実用性が高いという利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具では、前記光源の光を前記レンズ部に導くための導光体が設けられている。
この車両用灯具では、単一あるいは少数の光源からの光が導光部によって効率よくレンズ部に導かれる。これにより、複数の光源がレンズ部に沿って配列されている構成と比較して、灯具の均一発光性が向上する(発光ムラが低減される)利点がある。
この発明にかかる車両用灯具では、レンズ部の発光面(灯具の発光面)が車両の壁面に隣接して設置されるので、灯具の点灯時にて、レンズ部からの光が車両の壁面に沿って照射される。これにより、新たな照明パターンを有する灯具が提供される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1〜図3は、この発明の実施例にかかる車両用灯具を示す設置構成図(図1)、断面図(図2)および斜視図(図3)である。図4は、図1に記載した車両用灯具の光源の取付構造を示す説明図である。図5〜図9は、図1に記載した車両用灯具の変形例を示す説明図である。図10は、図1に記載した車両用灯具の適用例を示す説明図である。
この車両用灯具1は、例えば、車両10の室内の壁面11に設置される車内灯に適用される(図10参照)。具体的には、車内の天井に配置されるマップランプ、ドアトリムあるいはピラーの形状に追従して配置されたデザインランプなどに適用される。
[車両用灯具]
この車両用灯具1は、光源2と、レンズ部3と、カバー部4と、取付部51、52とを有する(図2および図3参照)。光源2は、例えば、LED(light emitting diode)から成り、車両10の電源(図示省略)に接続される。この光源2は、土台21を介してレンズ部3の内周面上に取り付けられる(図4参照)。また、複数の光源2がレンズ部3の長手方向に沿って直線状に配列される(図3参照)。レンズ部3は、光源2からの光を拡幅あるいは拡散して灯具の外部に照射する部分である。カバー部4は、灯具のハウジングとなる部分であり、また、灯具の内部構造物(光源2など)が灯具の外部から見えないように遮蔽する遮蔽部材を兼ねる。取付部51、52は、レンズ部3を車両10の壁面11に取り付けるための部分である。これらの取付部51、52には、灯具のレンズ部3側の縁部に設けられる取付部51と、これと反対側の縁部に設けられる取付部52とがある。
この車両用灯具1は、光源2と、レンズ部3と、カバー部4と、取付部51、52とを有する(図2および図3参照)。光源2は、例えば、LED(light emitting diode)から成り、車両10の電源(図示省略)に接続される。この光源2は、土台21を介してレンズ部3の内周面上に取り付けられる(図4参照)。また、複数の光源2がレンズ部3の長手方向に沿って直線状に配列される(図3参照)。レンズ部3は、光源2からの光を拡幅あるいは拡散して灯具の外部に照射する部分である。カバー部4は、灯具のハウジングとなる部分であり、また、灯具の内部構造物(光源2など)が灯具の外部から見えないように遮蔽する遮蔽部材を兼ねる。取付部51、52は、レンズ部3を車両10の壁面11に取り付けるための部分である。これらの取付部51、52には、灯具のレンズ部3側の縁部に設けられる取付部51と、これと反対側の縁部に設けられる取付部52とがある。
この車両用灯具1では、光源2からの光がレンズ部3に入射し、レンズ部3にて拡幅あるいは拡散されて灯具の外部に照射される。これにより、灯具が点灯して、意匠的あるいは機能的な照明が行われる。
[レンズ部と車両の壁面との関係]
ここで、この車両用灯具1では、レンズ部3がその発光面(光源2からの光の出射面。灯具の発光面。)を車両10の壁面11に隣接(接触)させて配置される(図1および図2参照)。すなわち、レンズ部3の発光面と車両10の壁面11とが灯具の外観視にて連続するように、レンズ部3が配置される。
ここで、この車両用灯具1では、レンズ部3がその発光面(光源2からの光の出射面。灯具の発光面。)を車両10の壁面11に隣接(接触)させて配置される(図1および図2参照)。すなわち、レンズ部3の発光面と車両10の壁面11とが灯具の外観視にて連続するように、レンズ部3が配置される。
例えば、この実施例では、カバー部4が長尺構造を有しており、その長手方向に沿って長尺のレンズ部3が配置されている(図1および図3参照)。したがって、灯具の外観視にて、長尺な発光面(レンズ部3)が車両10の壁面11に沿って延在し、且つ、灯具の発光面と車両10の壁面11とが隣接(連続)している。また、灯具の発光面と車両10の壁面11とが略直交している。これにより、灯具の点灯時にて、車両10の壁面11に沿った幅広な照明が可能となっている。
かかる構成では、レンズ部3の発光面(灯具の発光面)が車両10の壁面11に隣接して設置されるので、灯具の点灯時にて、レンズ部3からの光が車両10の壁面11に沿って照射される。これにより、新たな照明パターンを有する灯具が提供される利点がある。例えば、レンズ部の発光面と車両10の壁面11とが間隔をあけて配置されている構成では、発光面からの光が車両10の壁面11に対して離れた位置から照射される。したがって、かかる構成では、発光面と壁面11との間に暗部(影)ができるため好ましくない。
また、上記の構成では、レンズ部3がその端部(一部)を車両10の壁面11に差し込んで配置されることが好ましい(図2および図3参照)。すなわち、レンズ部3の端部が車両10の壁面11に埋設される。また、このとき、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に対して略直交するように、レンズ部3が配置されることが好ましい。かかる構成により、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に隣接して、レンズ部3からの光が車両10の壁面11に沿って照射される。
例えば、この実施例では、車両10の壁面11に貫通孔が設けられ、この貫通孔に対してレンズ部3の端部が差し込まれる。また、このとき、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に対して略直交するように、レンズ部3が差し込まれる。かかる構成により、レンズ部3の発光面と車両10の壁面11とが隣接している。
また、上記の構成では、レンズ部3がその端部を車両10の壁面11に当接させて配置されても良い(図5参照)。すなわち、レンズ部3の端部が車両10の壁面11に押し当てられる。また、このとき、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に対して略直交するように、レンズ部3が配置されることが好ましい。かかる構成により、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に隣接して、レンズ部3からの光が車両10の壁面11に沿って照射される。
例えば、この実施例では、灯具がレンズ部3とは異なる側の端部にて支持され、レンズ部3の端部が車両10の壁面11の表皮12に略垂直に押し当てられている(図5参照)。そして、壁面11の表皮12がレンズ部3の押圧力によって凹むことにより、レンズ部3の端部が固定されている。そして、かかる構成により、レンズ部3の発光面と車両10の壁面11とが隣接している。また、かかる構成では、レンズ部3の端部が車両10の壁面11に当接(ラップ)するので、車両10の壁面11が意匠的形状(例えば、車内の点状やドアトリムのような曲面的形状)を有する場合にも、灯具を容易に設置でき、また、灯具の見栄えが向上する。
また、かかる構成では、レンズ部3の端部と車両10の壁面11の表皮12とがラップしているので、これらの間に乗員の指や衣服が引っかかり難い。また、レンズ部3が車両10の壁面11に当接することにより灯具と車両10の壁面11との隙間が塞がれているので、灯具内にゴミなどが入り難い。また、灯具(カバー部4の縁部)と車両10の壁面11との隙間をレンズ部3の幅によって一定にすることが可能なので、灯具の外観性が向上する。
また、上記の構成では、レンズ部3にシボ加工またはプリズム加工が施されていることが好ましい。かかる構成では、レンズ部3に入射した光が制御光として灯具の外部に照射される。これにより、適正な照明が行われるので、灯具の機能性あるいは意匠性の精度が向上する利点がある。
[レンズ部と取付部との一体構造]
また、この車両用灯具1では、レンズ部3を車両10の壁面11に取り付けるための取付部51が設けられ、且つ、この取付部51とレンズ部3とが一体構造を有することが好ましい(図2および図3参照)。すなわち、取付部51がレンズ部3に一体化されており、この取付部51を介してレンズ部3が車両10の壁面11に直接的に取り付けられる。かかる構成では、レンズ部と取付部とが別構造を有する構成と比較して、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に隣接する構成(図2参照)が簡易に構成される利点がある。また、灯具の部品点数が低減されるので、灯具の製造コストが低減される利点があり、また、灯具の組立工数が低減される利点がある。
また、この車両用灯具1では、レンズ部3を車両10の壁面11に取り付けるための取付部51が設けられ、且つ、この取付部51とレンズ部3とが一体構造を有することが好ましい(図2および図3参照)。すなわち、取付部51がレンズ部3に一体化されており、この取付部51を介してレンズ部3が車両10の壁面11に直接的に取り付けられる。かかる構成では、レンズ部と取付部とが別構造を有する構成と比較して、レンズ部3の発光面が車両10の壁面11に隣接する構成(図2参照)が簡易に構成される利点がある。また、灯具の部品点数が低減されるので、灯具の製造コストが低減される利点があり、また、灯具の組立工数が低減される利点がある。
例えば、この実施例では、レンズ部3の端部が係止片状(鈎状)に成形され、この係止片によってレンズ部3側の取付部51が構成されている(図2および図3参照)。また、レンズ部3には、複数の取付部51が形成されている。また、これらの取付部51に対応して車両10の壁面11に貫通孔が明けられ、また、壁面11の背面側(灯具が設置される側に対して反対側)にブラケット13が接着されている。そして、レンズ部3の端部(取付部51)が壁面11の貫通孔に挿入され、取付部51が壁面11の背面側にてブラケット13に保持されることにより、レンズ部3が車両10の壁面11に固定される。なお、灯具は、これらの取付部51と、他の側にある複数の取付部52とによって車両10の壁面11に固定される。かかる構成では、灯具が長大サイズであるときに、車両10側のブラケット13が灯具の取付部51に対してのみ設置されれば足りるので、車両10の剛性に対する影響が小さい。
なお、上記の構成では、レンズ部3の端部が車両10の壁面11の貫通孔に挿入され、壁面11の背面側にて熱カシメされることにより、レンズ部3が車両10の壁面11に固定されても良い(図6参照)。すなわち、かかる熱カシメ構造によって、レンズ部3の取付部51が構成される。かかる構成では、より簡易な取付構造にてレンズ部3が固定される利点がある。
[レンズ部とカバー部との一体構造]
また、この車両用灯具1では、灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部4が設けられ、且つ、このカバー部4とレンズ部3とが一体構造を有することが好ましい(図1〜図3参照)。すなわち、レンズ部3がカバー部4の一部として設けられる。かかる構成では、カバー部とレンズ部とが別構造を有する構成と比較して灯具の部品点数が低減されるので、灯具の製造コストが低減される利点があり、また、灯具の組立工数が低減される利点がある。
また、この車両用灯具1では、灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部4が設けられ、且つ、このカバー部4とレンズ部3とが一体構造を有することが好ましい(図1〜図3参照)。すなわち、レンズ部3がカバー部4の一部として設けられる。かかる構成では、カバー部とレンズ部とが別構造を有する構成と比較して灯具の部品点数が低減されるので、灯具の製造コストが低減される利点があり、また、灯具の組立工数が低減される利点がある。
また、かかる構成では、カバー部4とレンズ部3とが一体構造を有することにより、いわゆるハウジングレス構造が構成される。したがって、車両用灯具1が車内に設置されたときに車内の居住性が悪化し難いという利点がある。また、車両10の壁面11が意匠的形状を有する場合にも、かかる意匠的形状に柔軟に対応して灯具を設置できる利点がある。また、カバー部とレンズ部とが別構造を有する構成と比較して、灯具の薄型化が可能となる利点がある。
例えば、この実施例では、カバー部4が断面円弧状かつ透明な樹脂製の板状部材から成り、その一方の縁部にレンズ部3が形成されている(図3参照)。また、このレンズ部3と、カバー部4の他方の縁部とに複数の取付部51、52がそれぞれ一体成形されている。また、カバー部4の表面に塗装41が施されることにより、灯具の内部が外部から見えないように遮蔽されている。具体的には、(1)遮光塗装(下地)および意匠塗装、(2)遮光塗装および植毛塗装、あるいは、(3)遮光塗装およびシートの貼り付け加工が、カバー部4に対して行われている。かかる構成では、樹脂製のカバー部4の内部に構造物(光源2)が設置されたときに、樹脂の引けが目立ち難い。
また、これに限らず、透明樹脂材料から成るレンズ部3と不透明樹脂材料から成るカバー部4とが多色成形されることにより、レンズ部3とカバー部4との一体構造が構成されても良い(図示省略)。
[光源の取り付け構造]
また、この車両用灯具1では、灯具の内部構造物(光源2など)を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部4が設けられ、且つ、このカバー部4に対して光源2が取り付けられることが好ましい(図2および図4参照)。すなわち、灯具のカバー部4に対して直接的に光源2が取り付けられる。かかる構成では、ハウジングが設けられると共にハウジングに対してカバー部と光源とが取り付けられる構成(図示省略)と比較して、灯具の部品点数が低減される。これにより、灯具の製造コストが低減されると共に、灯具の組立工数が低減される利点がある。また、灯具の薄型化が可能となる利点がある。
また、この車両用灯具1では、灯具の内部構造物(光源2など)を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部4が設けられ、且つ、このカバー部4に対して光源2が取り付けられることが好ましい(図2および図4参照)。すなわち、灯具のカバー部4に対して直接的に光源2が取り付けられる。かかる構成では、ハウジングが設けられると共にハウジングに対してカバー部と光源とが取り付けられる構成(図示省略)と比較して、灯具の部品点数が低減される。これにより、灯具の製造コストが低減されると共に、灯具の組立工数が低減される利点がある。また、灯具の薄型化が可能となる利点がある。
例えば、この実施例では、カバー部4の内面に土台21が形成され、この土台21に対して光源2が直接的に取り付けられる(図2および図4参照)。また、カバー部4が幅広構造を有することにより、光源2の設置位置とカバー部4との間に所定の距離が設けられている。かかる構成では、光源2とカバー部4との距離が適正に確保されるので、複数の光源2が設置される構成において、灯具の点発光が効果的に抑制される。
[光源の導光体]
また、この車両用灯具1では、レンズ部3に対して複数の光源2が配列されている(図3参照)。例えば、レンズ部3が車両10の壁面11に沿って延在する長尺構造を有し、このレンズ部3の長手方向に沿って複数の光源2が直線的に配列されている。かかる構成では、複数の光源2からの直射光がレンズ部3を介してそれぞれ灯具の外部に照射される。したがって、灯具の光量が大きく、機能照明としての実用性が高いという利点がある。
また、この車両用灯具1では、レンズ部3に対して複数の光源2が配列されている(図3参照)。例えば、レンズ部3が車両10の壁面11に沿って延在する長尺構造を有し、このレンズ部3の長手方向に沿って複数の光源2が直線的に配列されている。かかる構成では、複数の光源2からの直射光がレンズ部3を介してそれぞれ灯具の外部に照射される。したがって、灯具の光量が大きく、機能照明としての実用性が高いという利点がある。
しかし、これに限らず、この車両用灯具1では、光源2の光をレンズ部3に導くための導光部6が設けられても良い(図7〜図9参照)。かかる構成では、単一あるいは少数の光源2からの光が導光部6によって効率よくレンズ部3に導かれる。これにより、複数の光源がレンズ部に沿って配列されている構成と比較して、灯具の均一発光性が向上する(発光ムラが低減される)利点がある。また、単一あるいは少数の光源2により、灯具全体の発光を確保できる利点がある。
例えば、図7〜図9に示す例では、一対の光源(図示省略)がカバー部4の両端部に設置される。また、レンズ部3が車両10の壁面11に沿って延在する長尺構造を有する。そして、棒状の導光体から成る導光部6が光源の前方かつレンズ部3の長手方向に沿って配置される。この導光部6は、カバー部4に設けられた複数の固定部(留め爪)42によってレンズ部3の側方に固定される。また、これらの固定部42は、レンズ部3の長手方向に一定間隔で配置されている。また、導光部6には、レンズ部3より光を照射するための光拡散加工が施されている。かかる構成では、光源からの光が導光部6を介してレンズ部3に導かれ、このレンズ部3を介して灯具の外部に照射される。このとき、導光部6がレンズ部3の長手形状に沿った形状を有するので、光源からの光が導光部6を介してムラなくレンズ部3に導かれる。これにより、灯具の均一発光性が向上する。
以上のように、本発明にかかる車両用灯具は、車両の壁面に沿って光を照射できる点で有用である。
1 車両用灯具
2 光源
21 土台
3 レンズ部
4 カバー部
51、52 取付部
6 導光部
10 車両
11 壁面
12 表皮
13 ブラケット
41 塗装
42 固定部
2 光源
21 土台
3 レンズ部
4 カバー部
51、52 取付部
6 導光部
10 車両
11 壁面
12 表皮
13 ブラケット
41 塗装
42 固定部
Claims (7)
- 車両の壁面に設置されて車内の照明を行う車両用灯具であって、
光源と、前記光源からの光を拡幅あるいは拡散するレンズ部とを有し、且つ、前記レンズ部の発光面が車両の壁面に隣接して配置されることを特徴とする車両用灯具。 - 前記レンズ部にシボ加工またはプリズム加工が施されている請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記レンズ部を車両の壁面に取り付けるための取付部が設けられ、且つ、前記レンズ部と前記取付部とが一体構造を有する請求項1または2に記載の車両用灯具。
- 灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部が設けられ、且つ、前記レンズ部と前記カバー部とが一体構造を有する請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両用灯具。
- 灯具の内部構造物を灯具の外部から見えないように遮蔽するカバー部が設けられ、且つ、前記光源が前記カバー部に対して取り付けられる請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両用灯具。
- 前記レンズ部に対して複数の前記光源が配列されている請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両用灯具。
- 前記光源の光を前記レンズ部に導くための導光体が設けられている請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両用灯具。
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