JP4927159B2 - 表示パネル用基板、表示パネル、表示装置、および表示パネル用基板の製造方法 - Google Patents

表示パネル用基板、表示パネル、表示装置、および表示パネル用基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示パネルを構成する表示パネル用基板、当該表示パネル用基板を備えた表示パネル、当該表示パネルを備えた表示装置、および表示パネル用基板の製造方法に関する。
表示装置において、画面を見ながら簡単に操作できるようにするため、従来、いわゆるタッチパネルがよく用いられている。タッチパネルは通常、表示装置の画面に貼り付けられる。ユーザは、画面に表示されるボタンなどのオブジェクトを、タッチパネルを介して押下(選択)することによって、各種の操作を行う。
表示装置に張り合わせるタッチパネルの典型例が、特許文献1に開示されている。特許文献1には、圧電体の一方側に、方向Xに沿って延在形成された複数の電極が設けられ、かつ、他方側に、方向Yに沿って延在形成された複数の電極が設けられている構成の押圧検出部(タッチパネル)が開示されている。
しかし、特許文献1のタッチパネルは、表示装置の前面(画面)に張り合わせる必要があるため、表示に用いる光の透過率が低下する問題があった。また、表示装置とは別にタッチパネルを用意する必要があったので、その分、製造コストが上昇してしまう問題もあった。
そこで、これらの問題を解決すべく、表示装置とタッチパネルとを一体化する技術が、いくつか提案されている。
特許文献2には、絶縁性基板の周辺端部に、すだれ状電極が形成された圧電板を固着アレイ配置することで基板上に弾性表面波の励起機能を持たせ、さらに、指先または他の物質が前記絶縁性基板上に接触することで、励起弾性表面波の伝播強度が変化し、その強度変化を検出することで接触位置を特定できるタッチセンシング機能付き表示装置が開示されている。
この表示装置では、タッチパネルを個別に表示装置にセット化する必要がない。すなわち、タッチパネルは表示装置に一体化されている。
特許文献3には、単一の非圧電基板の一方主面に設けられたSAWタッチパネルと、前記非圧電基板の他方主面に設けられた有機EL表示部とを備え、前記SAWタッチパネルは、表面弾性波を励起する発信用トランスデューサと、表面波を受信する受信用トランスデューサとを、前記非圧電基板の周縁部に備え、前記励起素子から前記受信素子へ伝播する表面弾性波の、前記受信素子での受信結果に基づいて、前記非圧電基板の一方主面上の接触位置を検出するものであり、前記発信用および受信用トランスデューサのいずれも、薄膜状の圧電体の一方主面に設けられた「く」の字型の櫛型電極と他方主面に設けられた平板ベタ電極とを備え、前記櫛型電極が前記非圧電基板の周縁部に沿って連続配置されているものであるタッチパネルが開示されている。
特許文献3の技術では、表示装置とタッチパネルとを、同一基板に作りこんでいる。そのため、高分解位置検出が可能な薄型・小型の表示装置一体型のタッチパネルを提供できる。
日本国公開特許公報「特開2006−163619号公報(公開日:2006年06月22日)」 日本国公開特許公報「特開2002−342027号公報(公開日:2002年11月29日)」 日本国公開特許公報「特開2006−48453号公報(公開日:2006年2月16日)」
しかし、特許文献2および3の技術では、いずれも、圧電体を基板の額縁部分に配置している。これにより基板の額縁部分が大きくなるため、表示装置のサイズが大きくなる問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、大型化しなくてもタッチパネルとして機能し、かつ表示パネルを構成する表示パネル用基板、当該表示パネル用基板を備えた表示パネル、当該表示パネルを備えた表示装置、および当該表示パネル用基板の製造方法を提供することにある。
本発明に係る表示パネル用基板は、上記の課題を解決するために、
表示パネルを構成する表示パネル用基板であって、
絶縁性基板と、
上記絶縁性基板上に形成されている第1の導電性配線と、
上記絶縁性基板上の少なくとも有効表示領域における上記絶縁性基板上および上記第1の導電性配線上に形成されている圧電体膜と、
上記圧電体膜を介して上記第1の導電性配線と交差する第2の導電性配線と、
上記絶縁性基板上の少なくとも有効表示領域における上記第1,第2の導電性配線および上記圧電体膜をそれぞれ保護する絶縁膜と、を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、圧力を受けた圧電体膜が、当該圧力に応じた電圧を発生する。この電圧は、互いに交差(たとえば直交)する第1または第2の導電性配線を通じて、当該配線に接続された検出回路によって検出される。
これにより本表示パネル用基板は、当該基板における接触位置を検出する、いわゆるタッチパネルとして機能する。つまり本表示パネル用基板を用いれば、タッチパネルを内蔵した表示パネルを実現できる。この表示パネルはタッチパネル機能をすでに備えているので、表示面に別途貼り付けられるタッチパネルを必要としない。
したがって、本表示パネル用基板を採用した表示パネルの厚さを、従来技術の表示パネルよりも薄くできる。また、表示パネルの製造コストをより低減できる。さらに、絶縁性基板の額縁部分に、圧電体膜を設ける必要がない。これらのことから、本表示パネル用基板によって構成される表示パネルの薄型化が可能となり、またサイズが大型化せず、かつ、表示パネルにタッチパネルを一体化できる効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記第1の導電性配線および上記第2の導電性配線によって囲まれた領域の少なくとも一部に、上記圧電体膜の開口部を有することが好ましい。
上記の構成によれば、第1の導電性配線および第2の導電性配線によって囲まれている領域、すなわち有効表示領域における光透過領域には、圧電体膜が形成されていない。したがって、当該領域に圧電体膜が形成されている場合に比べて、光の透過率をより高められる効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記第1および第2の導電性配線の少なくともいずれかにおいて、
最も表示観察面側に形成される導電性材料膜が、クロム、酸化クロム、タンタル、および窒化タンタルの少なくともいずれかによって形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記第1の導電性配線および上記第2の導電性配線の少なくともいずれかが、上述のような低い反射率特性を有する金属材料によって形成されている。これにより、本表示パネル用基板を採用した表示パネルにおいて、絶縁性基板に表示パネルの外部から入射される光の一部が、絶縁性基板上の低反射率材料によって吸収されるので、表示パネル用基板側から表示画像を観察したときの光の反射が少なくなる。したがって、本表示パネル用基板を採用した表示パネルが表示する画像のコントラストをより高められる効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記第1の導電性配線および上記第2の導電性配線に囲まれる格子形状の領域に対応する下方位置に、遮光性膜が形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記絶縁性基板と、上記第1の導電性配線および第2の導電性配線との間であって、上記第1の導電性配線および上記第2の導電性配線に囲まれる格子形状の領域に対応する下方位置に、遮光性膜(たとえばブラックマトリックス)が形成されている。これにより、本表示パネル用基板を採用した表示パネルにおいて、絶縁性基板に表示パネルの外部から入射される光の一部は、絶縁性基板上の遮光性膜によって吸収されるので、表示パネル用基板側から表示画像を観察したときの光の反射が少なくなる。したがって、本表示パネル用基板を採用した表示パネルが表示する画像のコントラストをより高められる効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記遮光性膜が、有機樹脂からなるブラックレジストであることが好ましい。
上記構成によれば、遮光膜として、より低い反射率特性を有するブラックレジストを用いている。これにより、本表示パネル用基板を採用した表示パネルにおいて、表示パネル用基板の絶縁性基板に表示パネルの外部から入射される光の一部は、絶縁性基板上のブラックレジストによって、より吸収されるので、表示パネル用基板側から表示画像を観察したときの光の反射がより少なくなる。したがって、本表示パネル用基板を採用した表示パネルが表示する画像のコントラストをより高められる効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記絶縁性基板上の、少なくとも有効表示領域における光透過領域に、カラーフィルタが形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記絶縁性基板上の、少なくとも有効表示領域における光透過領域に、カラーフィルタが形成されている。これにより、本表示パネル用基板を採用した表示パネルにおいて、カラー画像を表示できる効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記カラーフィルタが、上記絶縁膜として形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、カラーフィルタが、上記第1、および第2の導電性配線、および圧電体膜を保護する絶縁膜を兼ねている。これにより、本表示パネル用基板を採用した表示パネルにおいて、別途上記第1、および第2の導電性配線、および圧電体膜を保護する絶縁膜を形成する必要が無く、製造工程数の低減、および製造コスト削減効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記絶縁性基板が、プラスチック材料を含むフレキシブル基板からなることが好ましい。
上記構成によれば、上記絶縁性基板の材料はプラスチックである。これにより、本表示パネル用基板を採用した表示パネルにおいて、一般的に使用される0.5mm〜0.7mmのガラス等の基板に比べ、小さな押圧でも曲がるため、より感度の高いタッチパネルを実現できる効果を奏する。
また、表示パネルを表裏反転(上記表示パネル用基板を表示観察側から見て奥面に配置)した場合であっても、座標検知可能なタッチパネルを実現できる。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記絶縁性基板が、透光性を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、表示パネル用基板を、駆動用基板に対向する対向基板として実現できる効果を奏する。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
上記絶縁性基板の上に、表示パネルの駆動用回路が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、表示パネル用基板を、駆動用基板として実現できる効果を奏する。
また、上記第1および第2の金属配線と、駆動用回路のゲート配線およびソース配線との重ね合わせは、いずれも、精度の高いステッパ、またはミラープロジェクション方式などの露光装置によって行う。そのため、配線同士のズレ量は、通常の基板張り合わせ方式によっての重ね合わせズレ量よりも、十分に小さくなる。これにより、開口率をより高めることができる。
たとえば、基板を張り合わせた場合の重ね合わせズレ量は、通常、±5μm程度である。一方、露光装置を用いた場合の重ね合わせズレ量は、通常、±1μm以下である。したがって、後者は前者よりも十分に小さい。なお、ズレ量は、マスクサイズや基板サイズにも依存する。ここに記載した前者の値は、365×460mmのガラス基板を張り合わせた場合の張り合わせズレ量であり、一方、後者の値は、6インチのマスクを使用したステッパ方式でのパターン重ね合わせのズレ量である。
また、本発明に係る表示パネル用基板では、さらに、
押圧によって発生する電圧信号を検出し、当該検出した電圧信号に基づき、押下位置の座標を特定する座標演算回路をさらに備えたことが好ましい。
上記の構成によれば、表示パネル用基板は単独でタッチパネルとして機能する。したがって、表示パネル用基板を組み込んだ表示パネルに、別途、外部の座標演算回路を設ける必要が無い。
本発明に係る表示パネルは、上記の課題を解決するために、
上述したいずれかの表示パネル用基板を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、タッチパネルを一体化した表示パネルを提供できる効果を奏する。すなわち本表示パネルには、別途、タッチパネルを貼り付ける必要が無い。
本発明に係る表示パネルは、上記の課題を解決するために、
上述したいずれかの表示パネル用基板と、
上記表示パネル用基板の外部に設けられ、押圧によって発生する電圧信号を検出し、当該検出した電圧信号に基づき、押下位置の座標を特定する座標演算回路と、を備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、タッチパネルを一体化した表示パネルを提供できる効果を奏する。すなわち本表示パネルには、別途、タッチパネルを貼り付ける必要が無い。
また、本発明に係る表示パネルでは、さらに、
上記表示パネル用基板に対向するもう一方の基板と、
上記表示パネル用基板と、上記もう一方の基板との間のギャップを制御するフォトスペーサとをさらに備え、
上記フォトスペーサが、上記表示パネル用基板における上記圧電体膜の形成位置に対応する位置に配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、表示パネル用基板と、もう一方の基板とのギャップを制御するためのフォトスペーサが、表示パネル用基板における上記圧電体膜の形成位置に対応する位置に配置されている。これにより、より強い押圧がフォトスペーサを介して圧電体膜に印加されるため、押圧感度が向上する効果を奏する。
本発明に係る表示装置は、上記の課題を解決するために、
上述したいずれかの表示装置を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、タッチパネルを一体化した表示装置を提供できる効果を奏する。すなわち、本表示装置の表示パネルには、別途、タッチパネルを貼り付ける必要が無い。
本発明に係る表示用パネルの製造装置は、上記の課題を解決するために、
上述したいずれかの表示パネル用基板を製造する方法であって、
上記第2の導電性配線、および上記圧電体膜を、同時にパターニングする工程を有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、製造工程を簡略化できるため、これにより、歩留まりを向上でき、かつ、製造コストを低減できる効果を奏する。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本発明に係る液晶パネルの構成を示す図である。 対向基板上に形成されている配線、およびTFT基板上に形成されている配線をそれぞれ示す図である。 液晶画素の構造を示す回路図である。 対向基板と、対向基板における接触位置の座標を検出する各回路との接続形態を示す図である。 (a)は荷重が加えられ変形した状態の対向基板を示す図であり、(b)は、荷重が開放された直後の状態の対向基板を示す図である。 対向基板が押下されたときにおける、電圧変化の時間的推移を表す曲線を示す図である。 (a)は、対向基板の構造を示す図であり、(b)は、図7(a)におけるA−A’部分の断面図である。 (a)〜(d)は、図7に示す対向基板の製造過程を示す図である。 (a)〜(d)は、図7に示す対向基板の製造過程を示す断面図である。 (a)は、対向基板の構造を示す図であり、(b)は、図10(a)におけるA−A’部分の断面図である。 (a)〜(d)は、図10に示す対向基板の製造過程を示す図である。 (a)〜(d)は、図10に示す対向基板の製造過程を示す断面図である。 (a)は、金属配線をマスクにして圧電体膜をパターニングすることによって製造した対向基板の構造を示す図であり、図13(b)は、図13(a)におけるA−A’部分の断面図である。 (a)〜(d)は、図13に示す対向基板の製造過程を示す図である。 (a)〜(d)は、図13に示す対向基板の製造過程を示す断面図である。 (a)は、ブラックマトリクスを備えた対向基板の構造を示す図であり、(b)は、図16(a)におけるA−A’部分の断面図である。 (a)〜(e)は、図16に示す対向基板の製造過程を示す図である。 (a)〜(e)は、図16に示す対向基板の製造過程を示す断面図である。 (a)は、カラーフィルタを備えた対向基板の構造を示す図であり、(b)は、図19(a)におけるA−A’部分の断面図である。 (a)〜(e)は、図19に示す対向基板の製造過程を示す図である。 (a)〜(e)は、図19に示す対向基板の製造過程を示す断面図である。 (a)は、カラーフィルタを備えた対向基板の他の構造を示す図であり、(b)は、図22(a)におけるA−A’部分の断面図である。 (a)は、タッチパネル構造を備えたTFT基板の構造を示す図であり、(b)は、図23(a)におけるA−A’部分の断面図である。 (a)は、タッチパネル構造を備えたTFT基板の他の構造を示す図であり、(b)は、図24(a)におけるA−A’部分の断面図である。 セルギャップ制御柱を備えた液晶パネルの構成を示す図である。
符号の説明
1,1a 液晶パネル(表示パネル)
2,2a 対向基板
4,4a TFT基板
6 液晶
8 ガラス基板(絶縁性基板)
10 金属配線(第1の導電性配線)
12 圧電体膜
14 金属配線(第2の導電性配線)
16 保護膜
18 液晶画素
20 ゲートバス配線
22 ソースバス配線
24 TFT素子
26 補助容量
28 液晶容量
30 X方向電圧検出回路
32 Y方向電圧検出回路
34 XY座標検出部
46 ブラックマトリクス(遮光性膜)
48 レッドレジスト(カラーフィルタ)
50 ブルーレジスト(カラーフィルタ)
52 グリーンレジスト(カラーフィルタ)
100 TFT回路(駆動用回路)
101 ゲート電極・配線
102 補助容量配線
103 ゲート絶縁膜
104 半導体層
105 コンタクト層
106 ソース電極・配線
107 ドレイン電極・配線
108 層間絶縁膜
109 コンタクトホール
110 絵素透明電極
111 配向膜
112 液晶層
113 セルギャップ制御柱(フォトスペーサ)
本発明の一実施形態について、図1〜図25を参照して以下に説明する。
(液晶パネル1の構成例)
図1は、本発明に係る液晶パネル1(表示パネル)の構成を示す図である。この図に示すように、液晶パネル1は、概略的に、タッチパネル機能を備えた対向基板2(表示パネル用基板)と、TFT素子が形成されたTFT基板4とによって構成されている。対向基板2とTFT基板4との間には、図示しない液晶6が注入されている。
対向基板2は、図1に示すように、ガラス基板8(絶縁性基板)、金属配線10(第1の導電性配線)、圧電体膜12、金属配線14(第2の導電性配線)および保護膜16を備えている。詳しくは後述するが、この構成により、対向基板2はタッチパネルとして機能する。
(基板上の配線)
対向基板2上およびTFT基板4上に形成されている各配線を、図2に示す。図2は、対向基板2上に形成されている配線、およびTFT基板4上に形成されている配線をそれぞれ示す図である。
対向基板2において、互いに交差する金属配線10および金属配線14が、それぞれ形成されている。金属配線10は、対向基板2のY方向に配置され、金属配線14は、Y方向に直行するX方向に配置されている。金属配線10および金属配線14は、いずれも、対向基板2の額縁部分に形成された端子に個別に接続されている。
一方、TFT基板4において、互いに交差するゲートバス配線20およびソースバス配線22が形成されている。ゲートバス配線20とソースバス配線22との交点には、液晶画素18が形成されている。
なお、液晶パネル1は、図2に示さない検出回路、検出回路との接続用のフレキシブルプリント基板、カラーフィルタ、偏向板、配向膜、対向電極、およびシール材などをさらに備えている。図2の例では、金属配線10の本数と、ソースバス配線22の本数とが一致している。また、金属配線14の本数と、ゲートバス配線20の本数とも一致している。
1本の金属配線10に1つの端子が必ず対応するとは限らない。何本かの金属配線10がまとめて1つの端子に接続されていてもよい。金属配線14についても同様である。1つの端子に接続される金属配線10の本数、および1つの端子に接続される金属配線14の本数が少なくなるほど、対向基板2の接触位置の検出解像度が高くなる。そこで、金属配線10および金属配線14と、端子との接続関係は、目標とする座標検知の解像度の許せる範囲内で、自由に設定すればよい。
液晶画素18の構成を図3に示す。図3は、液晶画素18の構造を示す回路図である。この図に示すように、液晶画素18は、ゲートバス配線20、ソースバス配線22、TFT素子24、補助容量26、および液晶容量28を備えている。この構造は公知のため、これ以上の詳細な説明を省略する。
(電圧の検出)
対向基板2がタッチパネルとして機能するために必要な各種の回路を図4に示す。図4は、対向基板2と、対向基板2における接触位置の座標を検出する各回路との接続形態を示す図である。この図に示すように、対向基板2には、X方向電圧検出回路30およびY方向電圧検出回路32が接続されている。これらの回路は、さらに、XY座標検出部34に接続されている。
X方向電圧検出回路30は、金属配線14を通じて伝播する電圧の強度を検出し、検出結果をXY座標検出部34に出力する。一方、Y方向電圧検出回路32は、金属配線10を通じて伝播する電圧の強度を検出し、検出結果をXY座標検出部34に出力する。XY座標検出部34は、入力された各電圧に基づき、対向基板2における押下位置(座標)を検出する。
対向基板2に荷重を加えると、図5(a)および図5(b)に示すように、対向基板2が変化する。図5(a)は荷重が加えられ変形した状態の対向基板2を示す図である。図5(b)は、荷重が開放された直後の状態の対向基板2を示す図である。対向基板2における荷重の加わった位置にある圧電体膜12が発する電圧は、たとえば図6に示すように変化する。図6は、対向基板2が押下されたときにおける、電圧変化の時間的推移を表す曲線を示す図である。
対向基板2に荷重を加える(図5(a)の矢印36)と、対向基板2は、TFT基板4に向かってへこむ。このとき、図6の電圧波形40においてプラスのピーク波形42が生じる。加えた荷重を開放する(図5(b)の矢印38)と、対向基板2は、加えられた荷重の反動によって逆方向にたわむ。このとき、図6の電圧波形40において、マイナスのピーク44が生じる。これらのピーク42および44を、上述したX方向電圧検出回路30およびY方向電圧検出回路32がそれぞれ検出する。
(構造の詳細)
対向基板2の一構成例を図7に示す。図7(a)は、対向基板2の構造を示す図である。図7(b)は、図7(a)におけるA−A’部分の断面図である。
図7の対向基板2において、複数の金属配線10および複数の金属配線14が、それぞれ交差している(図7(a))。ここで、金属配線10と金属配線14との間には、圧電体膜12が形成されている。具体的には、図7(b)に示すように、対向基板2を構成するガラス基板8上に直接、金属配線10が形成されている。さらに、金属配線10を覆うように、圧電体膜12が形成されている。圧電体膜12は、金属配線10上だけではなく、ガラス基板8のうち金属配線10が形成されていない箇所にも同様に形成されている。また、圧電体膜12上に、金属配線10と直行する金属配線14が形成されている。さらに、圧電体膜12および金属配線14を保護する保護膜16が、座標検知回路と電気的に接続するための端子部を除く対向基板2の全面に形成されている。
このように、液晶パネル1を構成する対向基板2は、ガラス基板8と、ガラス基板8上に形成されている金属配線10と、ガラス基板8上に形成されている、圧電体膜12を介して金属配線10と交差する金属配線14と、対向基板2の少なくとも有効表示領域における金属配線10、金属配線14、および圧電体膜12をそれぞれ保護する保護膜16とを備えている。ここでいう「有効表示領域」とは、映像が表示される領域、すなわち表示画面として有効な領域のことである。
上記の構成によれば、荷重を加えられた圧電体膜12が、当該荷重の強度に応じた電圧を発生する。この電圧は、互いに直交する金属配線14および金属配線10を通じて、それぞれ、当該配線に接続されたX方向電圧検出回路30およびY方向電圧検出回路32によって検出される。
これにより対向基板2は、接触位置を検出する、いわゆるタッチパネルとして機能する。つまり対向基板2を用いれば、タッチパネルを内蔵した液晶パネル1を実現できる。液晶パネル1はタッチパネル機能をすでに備えているので、表示面にタッチパネルを別途貼り付ける必要がない。
したがって、対向基板2を採用した液晶パネル1の厚さを、従来技術の液晶パネル1よりも薄くできる。また、液晶パネル1の製造コストをより低減できる。すなわち、対向基板2によって構成される液晶パネル1のサイズが大型化せず、かつ、液晶パネル1にタッチパネルを一体化できる。
また、液晶パネル1を製造するとき、対向基板2とTFT基板4とを1回張り合わせれば済むため、表示パネルに別途独立したタッチパネルを張り合わせる場合に比べて、開口率の低下を抑えられる。
さらに、対向基板2の額縁部分に圧電体膜12を設ける必要がないため、対向基板2によって構成される液晶パネル1のサイズが大型化しない。
<構成・製造手順例1>
(対向基板の製造手順)
図7の対向基板2の製造手順を、図8(a)〜図8(d)および図9(a)〜図9(d)に示す。図8(a)〜図8(d)は、図7に示す対向基板2の製造過程を示す図である。図9(a)〜図9(d)は、図7に示す対向基板2の製造過程を示す断面図である。図8(d)のA−A’断面が、図9(d)に相当する。図8(a)〜図8(c)と、図9(a)〜図9(c)との関係も、それぞれ、図8(d)と図9(d)との関係に準ずる。
図7の対向基板2を製造するとき、まず、ガラス基板8上に金属配線10を形成する(図8(a)および図9(a))。具体的には、チタンなどの金属膜を200nm程度、DCマグネトロンスパッタリング法によってガラス基板8上に成膜する。成膜した金属膜をフォトリソ法によって、所望の形状の金属配線10をガラス基板8上に形成する。ここでエッチングの方法として、四フッ化炭素を用いたドライエッチング法を用いる。
なお、金属配線10を形成するとき、Y方向電圧検出回路30に電気的に接続する端子部(図示せず)も同時に形成する。
金属配線10の次に、圧電体膜12を形成する(図8(b)および図9(b))。具体的には、圧電材料(酸化亜鉛:ZnO)を250℃下、電子サイクロトロン共鳴(ECR)スパッタリング法によって500〜800nm程度成膜させることによって、ガラス基板8上の全体に、金属配線10を完全に覆う圧電体膜12を形成する。このとき、端子部上に成膜した圧電材料を、マスクデポジッションまたはフォトリソ法により、あらかじめ除去しておく(図示せず)。
ここで、エッチングの方法として、酢酸、シュウ酸などの有機酸系をエッチャントとして用いた湿式エッチング法を用いる。
圧電体膜12の次に、金属配線14を形成する(図8(c)および図9(c))。具体的には、圧電体膜12上に、モリブデンなどの金属膜を200nm程度、DCマグネトロンスパッタリング法によって成膜する。成膜した金属膜をフォトリソ法によって、所望の形状の金属配線14を圧電体膜12上に形成する。ここでエッチングの方法としては、四フッ化炭素を用いたドライエッチング法を用いる。
このとき、モリブデン膜の下層にある圧電体膜12も、四フッ化炭素を用いたドライエッチングによってエッチングされる。しかし、圧電体膜12を構成する酸化亜鉛のエッチングレートは、モリブデンのエッチングレートよりも十分低いので、圧電体膜12がドライエッチングによって完全に除去されることはなく、十分な厚さのものとして残される。
なお、金属配線14を形成するとき、X方向電圧検出回路30に電気的に接続する端子部(図示せず)も同時に形成する。
また、金属配線10の材料として、上述したチタン以外に、チタンの合金、ITOやその他導電性金属酸化物、タンタル、モリブデン、アルミやその合金などの金属材料、またそれらの積層体を用いることもできる。さらに、金属配線14の材料として、上述したモリブデン以外に、チタンやその合金、ITOやその他導電性金属酸化物、タンタル、アルミやその合金などの金属材料、またそれらの積層体を用いることもできる。さらに、上記圧電体膜12を形成する際、圧電体材料として、ポリフッ化ビニリデンなどを用いることもできる。また圧電体材料と金属配線材料との接触抵抗を下げるために、上記圧電体膜12と、金属配線10および14と、の間に別途コンタクト層を設けても良い。
また、より好ましくは、金属配線10および金属配線14の少なくともいずれかが、低い反射特性を有する金属材料(クロム、酸化クロム、タンタル、窒化タンタル、またその積層膜など)によって形成されていることが好ましい。これにより、対向基板2を採用した液晶パネル1において、対向基板2のガラス基板8に液晶パネル1の外部から入射される光の一部が、ガラス基板8上の低反射率材料によって吸収されるので、対向基板2側から表示画像を観察したときの光の反射が少なくなる。したがって、対向基板2を採用した液晶パネル1が表示する画像のコントラストをより高めることができる。
金属配線14の次に、保護膜16を形成する(図8(d)および図9(d))。具体的には、感光性を有する透明樹脂膜を、1000nm程度、スピン法によって成膜することによって、金属配線14および圧電体膜12を完全に覆う保護膜16を、対向基板2上の全面に形成する。また、上述した端子部の上に成膜した透明樹脂膜を、フォトリソ法を用いて除去することによって、端子部の上に開口部を設ける。
なお、透明無機膜(珪素窒化物:SiNx、二酸化珪素:SiO2)を、スパッタリング法または化学的気層成長法(CVD法)を用いて成膜し、パターニングすることによっても、保護膜16を形成できる。
保護膜16の次に、必要に応じて、対向電極を形成する(図示せず)。このとき、ITO(インジウム錫酸化物)を成膜し、パターニングすればよい。液晶パネル1には通常、この対向電極の形成が必要である。ただし、液晶パネル1がIPS(In Place Switching)方式の場合や対向基板2を用いて有機ELパネルを構成するときは、対向電極の形成は必要ない。
<構成・製造手順例2>
(少なくとも囲まれた表示領域に開口部を有する場合の例)
対向基板2では、少なくとも金属配線10および金属配線14によって囲まれた表示領域に開口部を有することが、透過率の観点から有利である。さらには、金属配線10と金属配線14との交点に圧電体膜12を形成することが好ましい。この構成の対向基板2を、図10に示す。図10(a)は、対向基板2の構造を示す図である。図10(b)は、図10(a)におけるA−A’部分の断面図である。
図10の対向基板2では、金属配線10および金属配線14によって囲まれている領域には、圧電体膜12が形成されていない。したがって、当該領域に圧電体膜12が形成されている場合に比べて、光の透過率をより高められる。したがって、同じ輝度(明るさ)の表示を得るために必要とされる、液晶パネル1に照射するバックライトの光量を、より抑えられる。
図10の対向基板2を製造する工程を、図11(a)〜図11(d)および図12(a)〜図12(d)に示す。図11(a)〜図11(d)は、図10に示す対向基板2の製造過程を示す図である。図12(a)〜図12(d)は、図10に示す対向基板2の製造過程を示す断面図である。図11(d)のA−A’断面が、図12(d)に相当する。図11(a)〜図11(c)と、図12(a)〜図12(c)との関係も、それぞれ、図11(d)と図12(d)との関係に順ずる。
図10の対向基板2を製造するとき、まず、ガラス基板8上に金属配線10を形成する(図11(a)および図12(a))。具体的な方法は、図8(a)および図9(a)に示すものと同じなので、詳細な説明を省略する。
金属配線10の次に、圧電体膜12を形成する(図11(b)および図12(b))。具体的には、圧電材料(酸化亜鉛:ZnO)を250℃下、電子サイクロトロン共鳴(ECR)スパッタリング法によって500〜800nm程度成膜させる。成膜した圧電体膜を、フォトリソ法によって、所望の形状の圧電体膜12を形成する。ここで圧電体膜12を形成するときのエッチングの方法として、酢酸、シュウ酸などの有機酸系をエッチャントとして用いた湿式エッチング法を用いる。こうして金属配線14との交点に相当する位置にのみ、圧電体膜12を形成する。
このとき、端子部上に成膜した圧電材料を同時に除去しておく(図示せず)。
圧電体膜12の次に、金属配線14を形成する(図11(c)および図12(c))。具体的には、ガラス基板8上、および圧電体膜12上にそれぞれモリブデンなどの金属膜を200nm程度、DCマグネトロンスパッタリング法によって成膜する。成膜した金属膜をフォトリソ法によって、所望の形状の金属配線14を形成する。金属配線14は、金属配線10との交点においては、圧電体膜12上に形成されるが、それ以外では、ガラス基板8上に直接形成される。
ここで金属配線14を形成するときのエッチングの方法として、四フッ化炭素を用いたドライエッチング法を用いる。このとき、四フッ化炭素によって、金属配線10の材料であるチタンもエッチングされる。そこで、EPD(End Point Detector)などを用いてエッチングの進行度を監視し、金属配線14の材料であるモリブデンのエッチングを制御する。この制御により、チタン製の金属配線10の消失および断線を防止する。
なお、金属配線14と同時に、Y方向電圧検出回路32に電気的に接続する端子部(図示せず)も形成する。
(金属配線の材料)
また、金属配線10の材料として、上述したチタン以外に、チタンの合金、ITOやその他導電性金属酸化物、タンタル、モリブデン、アルミやその合金などの金属材料、またそれらの積層体を用いることもできる。さらに、金属配線14の材料として、上述したモリブデン以外に、チタンやその合金、ITOやその他導電性金属酸化物、タンタル、アルミやその合金などの金属材料、またそれらの積層体を用いることもできる。さらに、上記圧電体膜12を形成する際、圧電体材料として、ポリフッ化ビニリデンなどを用いることもできる。
また、圧電体材料と金属配線材料との接触抵抗を下げるために、圧電体膜12と金属配線10との間に、別途コンタクト層を設けても良い。同様の理由によって、圧電体膜12と金属配線14との間に、別途コンタクト層を設けても良い。
また、より好ましくは、金属配線10および金属配線14の少なくともいずれかが、低い反射特性を有する金属材料(クロム、酸化クロム、タンタル、窒化タンタル、またその積層膜など)によって形成されていることが好ましい。これにより、対向基板2を採用した液晶パネル1において、対向基板2のガラス基板8に液晶パネル1の外部から入射される光の一部が、ガラス基板8上の低反射率材料によって吸収されるので、対向基板2側から表示画像を観察したときの光の反射が少なくなる。したがって、対向基板2を採用した液晶パネル1が表示する画像のコントラストをより高めることができる。
金属配線14の次に、保護膜16を形成する(図11(d)および図12(d))。具体的な手順は図8(a)および図9(d)のものと同一なので、詳細な説明を省略する。
<構成・製造手順例3>
(少なくとも金属配線10および金属配線14によって囲まれた表示領域に開口部を有する場合の第2の例)
上述した構成・製造手順例2では、構成・製造手順例1に比べて製造工程数が長くなる。そこで、工程をより簡略化することが望ましい。たとえば金属配線14をマスクにして圧電体膜12をパターニングすることによって、上記構成・製造手順例1と同じマスク枚数を用いて、対向基板2を製造できる。これにより、歩留まりを向上でき、かつ、製造コストを低減できる。この構成の対向基板2を、図13に示す。図13(a)は、金属配線14をマスクにして圧電体膜12をパターニングすることによって製造した対向基板2の構造を示す図である。図13(b)は、図13(a)におけるA−A’部分の断面図である。
図13の対向基板2では、光の透過率をより高めつつ、製造工程が簡略化可能となるため、歩留まり向上と製造コストの低減が実現できる。
図13の対向基板2を製造する工程を、図14(a)〜図14(d)および図15(a)〜図15(d)に示す。図14(a)〜図14(d)は、図13に示す対向基板2の製造過程を示す図である。図15(a)〜図15(d)は、図13に示す対向基板2の製造過程を示す断面図である。図14(d)のA−A’断面が、図15(d)に相当する。図14(a)〜図14(c)と、図14(a)〜図14(c)との関係も、それぞれ、図14(d)と図15(d)との関係に順ずる。図Aの対向基板2を製造するとき、まず、ガラス基板8上に金属配線10を形成する(図14(a)および図15(a))。具体的な方法は、図8(a)および図9(a)に示すものと同じなので、詳細な説明を省略する。
金属配線10の次に、圧電体膜12と金属配線14を形成する(図14(b)および図14(c)、ならびに図15(b)および図15(c))。具体的には、まず圧電材料(酸化亜鉛:ZnO)を250℃下、500〜800nm程度、電子サイクロトロン共鳴(ECR)スパッタリング法を用いて成膜し、続いてモリブデンなどの金属膜を200nm程度、DCマグネトロンスパッタリング法によって連続成膜する。成膜した金属膜をフォトリソ法によって、所望の形状の金属配線14を形成する。
ここで金属配線14を形成するときのエッチングの方法として、四フッ化炭素を用いたドライエッチング法を用いる。続いて前述金属膜のドライエッチングにより表出した圧電体膜を、金属配線14のパターンをマスクとして、酢酸、シュウ酸などの有機酸系をエッチャントとして用いた湿式エッチング法により、圧電体膜12を形成する。なお、金属配線14と同時に、Y方向電圧検出回路32に電気的に接続する端子部(図示せず)も形成する。
また、金属配線10の材料として、上述したチタン以外に、チタンの合金、ITOやその他導電性金属酸化物、タンタル、モリブデン、アルミやその合金などの金属材料、またそれらの積層体を用いることもできる。さらに、金属配線14の材料として、上述したモリブデン以外に、チタンやその合金、ITOやその他導電性金属酸化物、タンタル、アルミやその合金などの金属材料、またそれらの積層体を用いることもできる。さらに、上記圧電体膜12を形成する際、圧電体材料として、ポリフッ化ビニリデンなどを用いることもできる。また圧電体材料と金属配線材料との接触抵抗を下げるために、上記圧電体膜12と、金属配線10、14と、の間に別途コンタクト層を設けても良い。
また、より好ましくは、金属配線10および金属配線14の少なくともいずれかが、低い反射特性を有する金属材料(クロム、酸化クロム、タンタル、窒化タンタル、またはその積層膜など)によって形成されていることが好ましい。これにより、対向基板2を採用した液晶パネル1において、対向基板2のガラス基板8に液晶パネル1の外部から入射される光の一部が、ガラス基板8上の低反射率材料によって吸収されるので、対向基板2側から表示画像を観察したときの光の反射が少なくなる。したがって、対向基板2を採用した液晶パネル1が表示する画像のコントラストをより高めることができる。
金属配線14の次に、保護膜16を形成する(図14(d)および図15(d))。具体的な手順は図8(a)および図9(d)のものと同一なので、詳細な説明を省略する。
<構成・製造手順例4>
(ブラックマトリックスを有する構成例)
対向基板2は、さらに、ブラックマトリクス46(遮光性膜)を有していてもよい。ブラックマトリクス46をさらに有する対向基板2の構成を図16に示す(本構成・製造手順例4では、構成・製造手順例2を基本構成とし、両者の差を明確となるような形で記載する)。図16(a)は、ブラックマトリクス46を対向基板2の構造を示す図である。図16(b)は、図13(a)におけるA−A’部分の断面図である。
図16の対向基板2では、ガラス基板8と、金属配線10および金属配線14との間であって、金属配線10および金属配線14によって形成される格子形状に対応する位置に、ブラックマトリクス46が形成されている。これにより、対向基板2を採用した液晶パネル1において、対向基板2のガラス基板8に液晶パネル1の外部から入射される光の一部は、ガラス基板8上のブラックマトリクス46によって吸収されるので、対向基板2側から表示画像を観察したときの光の反射が少なくなる。したがって、対向基板2を採用した液晶パネル1が表示する画像のコントラストをより高めることができる。
また、ブラックマトリクス46を形成することによって、金属配線10および金属配線14を形成するときに用いる配線材料として必ずしも低い反射特性を有する金属材料を選択する必要がなくなり、より抵抗の低いものを選択できる。すなわち観察者側から見たときの表面反射はブラックマトリクス46により抑えられるため、たとえ高い反射特性を有する金属材料、たとえばアルミなどを金属配線10や金属配線14に用いた場合でも、表面反射によるコントラスト低下を抑えることができる。
ブラックマトリクス46を有する対向基板2を製造する工程について、図17(a)〜図17(e)および図18(a)〜図18(e)に示す。図17(a)〜図17(e)は、図10に示す対向基板2の製造過程を示す図である。図18(a)〜図18(e)は、図10に示す対向基板2の製造過程を示す断面図である。図17(e)のA−A’断面が、図18(e)に相当する。図17(a)〜図17(d)と、図18(a)〜図18(d)との関係も、それぞれ、図17(e)と図18(e)との関係に順ずる。
図16の対向基板2を製造するとき、まず、ガラス基板8上にブラックマトリクス46を形成する(図17(a)および図18(a))。具体的には、ガラス基板8上にシランカップリング剤を塗布することによって、ブラックマトリクス46とガラス基板8との密着性をあらかじめ高めておく。次に、液状かつ遮光性の樹脂材料を、スピンコートによって1100〜1500nm程度にガラス基板8上に成膜する。このとき樹脂材料として、紫外線硬化および熱硬化の両特性を有するものを用いる。また、スピンコートの代わりに、ダイコート、ノズルコートなどの手法を用いてもよい。
成膜した樹脂材料に、120℃で5分間程度、ベーク処理を施す。ベークの完了後、フォトリソグラフィによって所望の形状に形成し、最後に、220℃、1時間程度のベーク処理を施すことによって、ガラス基板8上にブラックマトリクス46を形成する。図17(a)の例では、金属配線10および金属配線14の形成位置に対応する位置に、格子状のブラックマトリクス46を形成する。
ブラックマトリクス46の次に、金属配線10を形成する(図17(b)および図18(b))。具体的には、モリブデン/アルミニウムの積層金属膜を、70nm:150nmの比率で、DCマグネトロンスパッタリング法によって成膜する。成膜した積層金属膜をフォトリソ法によって、所望の形状の金属配線10を形成する。金属配線10の形成位置は、ブラックマトリクス46上である(図17(b))。
ここで金属配線10を形成するときのエッチングの方法として、燐酸−硝酸−酢酸系のエッチャントを用いた湿式エッチングを用いる。このとき、X方向電圧検出回路30に電気的に接続する端子部(図示せず)も、金属配線10と同時に形成する。なお、積層金属膜のモリブデンは、金属配線14を形成するときのエッチングによってアルミニウムがエッチングされることを防ぐための、バリアメタルとしても作用する。
金属配線10の次に、圧電体膜12を形成する(図17(c)および図18(c))。具体的には、圧電材料(酸化亜鉛:ZnO)を250℃下、電子サイクロトロン共鳴(ECR)スパッタリングによって500〜800nm程度成膜させる。成膜した圧電体膜を、フォトリソ法によって、所望の形状の圧電体膜12を形成する。ここで圧電体膜12を形成するときのエッチングの方法として、酢酸、シュウ酸などの有機酸系をエッチャントとして用いた湿式エッチング法を用いる。こうして金属配線14との交点に相当する位置にのみ、圧電体膜12を形成する。
圧電体膜12の次に、金属配線14を形成する(図17(d)および図18(d))。具体的には、圧電体膜12上に、アルミニウムなどの金属膜を150nm程度、DCマグネトロンスパッタリングによって成膜する。成膜した金属膜をフォトリソ法によって、所望の形状の金属配線14を形成する。ここでエッチングの方法としては、塩素/酸素の混合ガスを用いたドライエッチング法を用いる。
なお、このとき、Y方向電圧検出回路32に電気的に接続する端子部(図示せず)も、金属配線14と同時に形成する。
金属配線14の次に、保護膜16を形成する(図17(e)および図18(e))。具体的な手順は図8(a)および図9(d)のものと同一なので、詳細な説明を省略する。また、保護膜16の次に対向電極を形成するときには、ITOではなくIZO(酸化インジウム亜鉛)を用いることが好ましい。IZOなら、金属配線10の材料であるアルミニウムの電食が起こらないからである。
<構成・製造手順例5>
(カラーフィルタを有する構成例)
対向基板2は、さらに、ガラス基板8の少なくとも有効表示領域における光透過領域に、カラーフィルタを有していてもよい。カラーフィルタをさらに有する対向基板2の構成を、図19に示す。本構成・製造手順例5では、構成・製造手順例4を基本構成とし、両者の差を明確にして説明する。図19(a)は、カラーフィルタを備えた対向基板2の構造を示す図である。図19(b)は、図19(a)におけるA−A’部分の断面図である。
図19の対向基板2は、基本的には図13の対向基板2と同じ構造である。しかし、図19の対向基板2では、上述した保護膜16の代わりに、三種類のカラーフィルタすなわちレッドレジスト48、ブルーレジスト50、およびグリーンレジスト52が形成されている。図19の例では、金属配線14上において、レッドレジスト48とブルーレジスト50とが重なり合っている。
すなわち各カラーフィルタは、保護膜16を兼ねている。2本の金属配線14によって囲まれる領域ごとに、異なるカラーフィルタが形成される(図19(a))。
図19の対向基板2を採用した表示パネルでは、カラー画像を表示できる。また、カラーフィルタが保護膜16を兼ねるので、保護膜16を別途設ける必要が無い。したがって対向基板2の製造コストをさらに低減できるので、各種の表示装置に採用しやすくなる。
図19の対向基板2を製造する工程について、図20(a)〜図20(e)および図21(a)〜図21(e)に示す。図20(a)〜図20(e)は、図19に示す対向基板2の製造過程を示す図である。図21(a)〜図21(e)は、図19に示す対向基板2の製造過程を示す断面図である。図20(e)のA−A’断面が、図21(e)に相当する。図20(a)〜図20(d)と、図21(a)〜図21(d)との関係も、それぞれ、図20(e)と図21(e)との関係に順ずる。
図19の対向基板2を製造するとき、まず、ガラス基板8上にブラックマトリクス46を形成する(図20(a)および図21(a))。具体的な手順は図17(a)および図18(a)のものと同一なので、詳細な説明を省略する。
ブラックマトリクス46の次に、金属配線10を形成する(図20(b)および図21(b))。具体的な手順は図17(b)および図18(b)のものと同一なので、詳細な説明を省略する。
金属配線10の次に、圧電体膜12を形成する(図20(c)および図21(c))。具体的な手順は図17(c)および図18(c)のものと同一なので、詳細な説明を省略する。
圧電体膜12の次に、金属配線14を形成する(図20(d)および図21(d))。具体的な手順は図17(d)および図18(d)のものと同一なので、詳細な説明を省略する。
金属配線14の次に、カラーフィルタを形成する(図20(e)および図21(e))。具体的には、液状のカラーフィルタレジストを、ガラス基板8上に、スピンコートによって1100〜1500nm程度に成膜する。このとき、レジストとして、紫外線硬化および熱硬化の両特性を有し、かつ、色に応じて透過性の異なる顔料または色素を用いればよい。また、スピンコートの代わりに、ダイコート、ノズルコートなどの手法を用いてもよい。
成膜したレジストに、120℃で5分間程度、ベーク処理を施す。ベークの完了後、フォトリソグラフィによって所望の形状に形成し、最後に、220℃、1時間程度のベーク処理を施すことによって、ガラス基板8上にレッドレジスト48を形成する。ブルーレジスト50およびグリーンレジスト52も、同様の手順によって形成する。
なお、金属配線14が露出しないように、隣り合うカラーフィルタ同士を、金属配線14上において重ねあわせて形成する。図21(e)の例では、金属配線14上において、レッドレジスト48とブルーレジス−ト50とが重なり合っている。なおここで、上記のように隣り合うカラーフィルタ同士を重ね合わせるのではなく、ブラックマトリクスや保護膜を別途形成しても良い。
また、本構成・製造手順例5では、ブラックマトリクス46を形成した後、金属配線10、圧電体膜12、および金属配線14を形成し、最後に各カラーフィルタ48,50,52を形成している。しかし、他の例として、図22(a)および図22(b)に示すように、ブラックマトリクス46、およびカラーフィルタ48,50,52をガラス基板8上に形成した後(すなわちカラーフィルタの構成を形成した後)に、金属配線10、圧電体膜12、金属配線14、および保護膜16を、各カラーフィルタの上に形成してもよい。図22(a)は、カラーフィルタを備えた対向基板2の他の構造を示す図である。図22(b)は、図22(a)におけるA−A’部分の断面図である。
図22の対向基板2では、図19の対向基板2に比べて、平滑性をより高めることができる。したがって、表示ムラのない、高い表示品位を得ることができる。
なお、各カラーフィルタの次に対向電極を形成するときには、ITOではなくIZO(酸化インジウム亜鉛)を用いることが好ましい。IZOなら、金属配線10の材料であるアルミニウムの電食が起こらないからである。
(TFT基板がタッチパネル構造を備える第1の例)
本発明では、上述した金属配線10、圧電体膜12、および金属配線14などを、対向基板ではなくTFT基板に形成することも可能である。このとき、TFT基板(表示パネル用基板)が、タッチパネル機能を備えることになる。この構成を図23に示す。
図23(a)は、タッチパネル構造を備えたTFT基板4aの構造を示す図である。図23(b)は、図23(a)におけるA−A’部分の断面図である。図23のTFT基板4aは、図10の対向基板2を基に構成されている。すなわちTFT基板4aでは、ガラス基板8上に金属配線10、圧電材料膜12、金属配線14、および保護膜16が形成されている。さらに、保護膜16の上に、液晶パネルを駆動するためのいわゆるTFT回路100が形成されている。TFT回路100は、ゲート電極・配線101、補助容量配線102、ゲート絶縁膜103、半導体層104、コンタクト層105、ソース電極・配線106、層間絶縁膜108、コンタクトホール109、および絵素透明電極110を備えている。TFT回路100そのものの構成は公知なので、これ以上の詳細な説明を省略する。
TFT基板4aを一般的な対向基板と組み合わせることによって、タッチパネル機能を備えた液晶パネル1を製造できる。この場合、対向基板にはタッチパネル機能があってもよいし、無くても良い。なお、TFT基板4aでは、タッチパネル機能を備えた対向基板2とは異なり、ガラス基板8を遮光性の絶縁性基板としてもよい。
また、図23のTFT基板4aは、上述した構成・製造手順例2を基本構成としているが、他の構成・製造手順例1、3、および4にも適用できる。
(上記構成をとることによる効果)
TFT基板4aにおいて、金属配線10とゲート配線101との重ね合わせ、および、金属配線14とソース配線106との重ね合わせは、いずれも、精度の高いステッパ、またはミラープロジェクション方式などの露光装置によって行う。そのため、配線同士のズレ量は、通常の基板張り合わせ方式によっての重ね合わせズレ量よりも、十分に小さくなる。これにより、開口率をより高めることができる。
たとえば、基板を張り合わせた場合の重ね合わせズレ量は、通常、±5μm程度である。一方、露光装置を用いた場合の重ね合わせズレ量は、通常、±1μm以下である。したがって、後者は前者よりも十分に小さい。なお、ズレ量は、マスクサイズや基板サイズにも依存する。ここに記載した前者の値は、365×460mmのガラス基板を張り合わせた場合の張り合わせズレ量であり、一方、後者の値は、6インチのマスクを使用したステッパ方式でのパターン重ね合わせのズレ量である。
(カラーフィルタを備える例)
また、TFT基板4aに上述したカラーフィルタが形成されていてもよい。この構成のTFT基板4aを図24に示す。図24(a)は、タッチパネル構造を備えたTFT基板4aの他の構造を示す図である。図24(b)は、図24(a)におけるA−A’部分の断面図である。図24のTFT基板4aは、図22の対向基板2を基に構成されている。図24のTFT基板4aは、図19の構成(構成・製造手順例5)にも適用できる。さらに、保護膜16の上に、TFT回路100ではなく有機ELを形成することもできる。
(セルギャップ制御柱113を備える構成例)
液晶パネル1aにおいて、セルギャップ制御柱113が、対向基板2aと、TFT基板4aにおける、圧電体膜8の形成位置に対応する位置に配置されていてもよい。このセルギャップ制御柱113は、対向基板2aとTFT基板4aとのギャップを制御するためのフォトスペーサとして機能する。
この構成の液晶パネル1aを図25に示す。図25は、セルギャップ制御柱113を備えた液晶パネル1aの構成を示す図である。この図に示すように、液晶パネル1aは、対向基板2aおよびTFT基板4aによって構成されている。対向基板2aは、いわゆるカラーフィルタ、すなわちブラックレジスト46、レッドレジスト48、および図示しないブルーレジスト50を備えている。また、各レジストの上には、配向膜111が形成されている。一方、図25のTFT基板4aは、図23に示すTFT基板4aの上に、さらに配向膜111が形成された構成である。
図25の液晶パネル1aでは、対向基板2aとTFT基板4aとの間に、液晶層112が注入されている。さらに、セルギャップ制御柱113が、対向基板2aと、TFT基板4aにおける、圧電体膜8の形成位置に対応する位置に配置されている。この構成により、セルギャップ制御柱113を介して、より強い押圧が圧電材料膜12に印加されるため、押圧感度が向上する。すなわち、より感度の高いタッチパネル機能を有する液晶パネル1aを実現できる。
なお、図25の液晶パネル1aは、上述した構成・製造手順例2を基本にしたものである。しかし、他の構成・製造手順例を基にしても、図25の液晶パネル1aと同様に、高い押圧感度を有する液晶パネル1aを実現できる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
(絶縁性基板の材料)
たとえば、対向基板2やTFT基板4aが、プラスチック材料などからなるフレキシブル基板であってもよい。対向基板2またはTFT基板4aの絶縁性基板として、ポリエチレンスルフォン酸等のプラスチック基板を用いた液晶パネル1(1a)においては、一般的に使用される0.5mm〜0.7mmのガラス等の基板に比べ、小さな押圧でも曲がるため、より感度の高いタッチパネルを実現できる。また、表示パネルを表裏反転(対向基板2を表示観察側から見て奥面に配置)した場合であっても、座標検知可能なタッチパネルを実現できる。
以上のように、本発明に係る表示パネル用基板は、絶縁性基板上に形成されている第1の導電性配線と、上記絶縁性の基板上に形成されている上記第1の導電性配線と交差する第2の導電性配線と、少なくとも上記第1の導電性配線と上記第2の導電性配線との交点に形成され、上記第1の導電性配線と第2の導電性配線とを分離する圧電体膜とを備えているため、当該表示パネル用基板によって構成される表示パネルのサイズが大型化せず、かつ、表示パネルにタッチパネルを一体化できる効果を奏する。
発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する請求の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
本発明は、タッチパネルと一体化された表示パネルを構成する表示パネル用基板(対向基板、駆動用基板)として、幅広く利用できる。また、タッチパネルと一体化された表示パネル、および当該表示パネルを備えた光学表示装置としても、幅広く利用できる。

Claims (14)

  1. 表示パネルを構成する表示パネル用基板であって、
    絶縁性基板と、
    上記絶縁性基板上に形成されている第1の導電性配線と、
    上記絶縁性基板上の少なくとも有効表示領域における上記絶縁性基板上および上記第1の導電性配線上に形成されている圧電体膜と、
    上記圧電体膜を介して上記第1の導電性配線と交差する第2の導電性配線と、
    上記絶縁性基板上の少なくとも有効表示領域における上記第1,第2の導電性配線および上記圧電体膜をそれぞれ保護する絶縁膜と、を備え
    上記絶縁性基板上の少なくとも有効表示領域における光透過領域に、カラーフィルタが形成されており、
    上記カラーフィルタが、上記絶縁膜として形成されていることを特徴とする表示パネル用基板。
  2. 上記第1の導電性配線および上記第2の導電性配線によって囲まれた領域の少なくとも一部に、上記圧電体膜の開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の表示パネル用基板。
  3. 上記第1および第2の導電性配線の少なくともいずれかにおいて、
    最も表示観察面側に形成される導電性材料膜が、クロム、酸化クロム、タンタル、および窒化タンタルの少なくともいずれかによって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示パネル用基板。
  4. 上記第1の導電性配線および上記第2の導電性配線に囲まれる格子形状の領域に対応する下方位置に、遮光性膜が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示パネル用基板。
  5. 上記遮光性膜が、有機樹脂からなるブラックレジストであることを特徴とする請求項4に記載の表示パネル用基板。
  6. 上記絶縁性基板が、プラスチック材料を含むフレキシブル基板からなることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の表示パネル用基板。
  7. 上記絶縁性基板が、透光性を有していることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の表示パネル用基板。
  8. 上記絶縁性基板の上に、表示パネルの駆動用回路が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の表示パネル用基板。
  9. 押圧によって発生する電圧信号を検出し、当該検出した電圧信号に基づき、押下位置の座標を特定する座標演算回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の表示パネル用基板。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載の表示パネル用基板を備えたことを特徴とする表示パネル。
  11. 請求項1からのいずれか1項に記載の表示パネル用基板と、
    上記表示パネル用基板の外部に設けられ、押圧によって発生する電圧信号を検出し、当該検出した電圧信号に基づき、押下位置の座標を特定する座標演算回路と、を備えたことを特徴とする表示パネル。
  12. 上記表示パネル用基板に対向するもう一方の基板と、
    上記表示パネル用基板と、上記もう一方の基板との間のギャップを制御するフォトスペーサとをさらに備え、
    上記フォトスペーサが、上記表示パネル用基板における上記圧電体膜の形成位置に対応する位置に配置されていることを特徴とする請求項10または11に記載の表示パネル。
  13. 請求項10から12のいずれか1項に記載の表示パネルを備えたことを特徴とする表示装置。
  14. 請求項1からのいずれか1項に記載の表示パネル用基板を製造する方法であって、
    上記第2の導電性配線、および上記圧電体膜を、同時にパターニングする工程を有することを特徴とする、表示パネル用基板の製造方法。
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