JP4926312B2 - 白金コロイド含有化粧品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属クラスターの有する表面高活性エネルギー、特に白金コロイドの有する活性エネルギーを利用した化粧品に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧品は、薬事法によって医薬品とは区別され、塗擦、散布およびこれに類似する方法によって使用され、人体に対して緩和に作用するものであるとされている。
【0003】
もっとも、習慣的には化粧品とみなされているものの、法律の定義では化粧品とみなされないものもある。例えば染毛剤、ヘアトニックの一部(脱毛防止、育毛の効果のあるもの)、除毛剤、パーマネントウエーブ用剤、ベビーパウダー(あせも、ただれの防止効果のあるもの)、にきび、肌荒れ、かぶれ、しもやけを防止するもの、浴用剤などであるが、本発明においては、これら医療部外品として扱われるものを含めて化粧品というものとする。
【0004】
一般に肌といえば、通常、表皮、そのなかでももっとも外側の角質層を指している。健康で美しい肌の角質層は、偏平な角質細胞が14層積み重なって整然と配列されており、体内からの水分を防いだり、外部からの刺激物の侵入に対して防御の働きをしている。健康な肌では、角質層中には10〜30%の水分が保たれ、角質層の水分が10%以下になると角質細胞はめくれあがり、皮膚ががさついてくすんだり、もっとひどくなると粉をふいたように肌荒れを起こすことがある。
【0005】
角質層の水分こそ、皮膚のしなやかさ、みずみずしさの基本であることは既に明らかにされている。この一定量の水分を保持する仕組みは、もともと皮膚が本来持っている機能の一つで、「保湿機能」と呼ばれており、角質層内の機能はもとより、角質層と基底層の間にある有棘層が重要な役割をしている事が知られている。
【0006】
皮膚に使用する代表的な化粧品としてクリーム類がある。クリームは、肌を柔軟かつなめらかにすると同時に、肌の表面に薄い油分の皮膜をつくり、外気あるいは日光の肌に及ぼす影響を少なくし、そのうえ肌の表面を平にしてメークアップのつきをよくする働きをするものである、とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一方、人体は導電体であり、これを皮膚についてみれば、角質層が正に帯電し、有棘層は負に帯電しており、角質層と、有棘層との間には緩衝帯が形成され、緩衝帯は、「電気二重層」を構成し、この電気二重層の機能によって、内部へのイオンの通過を阻止し、水の浸入に対しても防壁として働いている。
【0008】
このため、正常の皮膚では、電解質は非常に吸収され難いが、緩衝帯が外傷や、炎症によって欠損すると、電解質の吸収が容易になり、また、正常な皮膚であっても角質層の電荷が低下すると、イオンの振舞いからみて緩衝帯は電気的性状を失い、電解質を透過しやすくなり、結果的に角質内の水分を保持できなくなるばかりか、刺激物の侵入を許し、皮膚全体に影響を受ける結果となるのであるが、この様な事態を想定して皮膚を保護することは、従来化粧品としては全く意図されていなかった。
【0009】
本発明の目的は、皮膚における電気二重層機能が、白金コロイドの物性と同じであることに着目し、特に高濃度、高活性の白金コロイドの有する電気二重層機能を皮膚に作用させることにより、皮膚を保護し、角質層の活性化を図る白金コロイド含有化粧品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による化粧品においては、基剤中に白金コロイドを分散させた化粧品であって、
基剤は、水溶性の成分であり、白金コロイドを人体に付着させるために添加されたものである。
【0011】
また、白金コロイドは、沈殿法によって製造されたものである。
【0012】
また、白金コロイドは、還元処理と、ろ過処理とを順に行なうことによって製造され、還元剤にエタノール、界面活性剤にポリソルベート80、白金イオン溶液に塩化白金酸溶液、pH補償剤に炭酸水素ナトリウムを用い、還元反応完了後の酸化還元電位は、マイナスの値で400mV以上を示すものである。
【0013】
また、基剤中に白金コロイドを分散させた化粧品であって、
白金コロイドは、負に帯電した白金コロイドの有する電気二重層効果による角質層の活性化を図るものである。
【0014】
また、白金コロイドは、白金コロイドのナノサイズ(nm)の超微細粒子がもたらす表面活性エネルギーが造り出す電気二重層構造により、皮膚が本来持っている恒常性維持に寄与するものである。
【0015】
また、白金コロイドは、皮膚への作用と同様に、負に帯電した白金コロイドの電気二重層効果が毛髪のキューテイクルに作用してキューテイクルの保護や保湿作用を果たすものである。
【0016】
発明者らは、長年に渡り、金、銀、白金、パラジウムなど貴金属貴金属類等の超微細粒子化技術の研究をしてきた。その結果、高濃度、高活性の白金コロイドの用途について、肌および毛髪の保護、活性化に優れた効果を有することがわかった。
【0017】
図1において、肌は、ふつう表皮1、そのなかでも最も外側の角質層2を指している。表皮1の最も内側の基底細胞の細胞分裂により作り出された細胞は、形を少しづつ変えながら上方へと押し上げられて生命を終え、角質細胞となって角質層2を形成して行く。
【0018】
一般に基底層から角質層になるまでに14日、角質細胞が皮膚表面に達してはがれ落ちるまでに約14日、合計28日のサイクルで皮膚は生まれ変わってゆく、といわれている。健康で美しい肌の角質層では、扁平な角質細胞が約14層積み重なって整然と配列されており、体内からの水分蒸散を防いだり、外部からの刺激物の侵入に対して防御の働きをしている。
【0019】
前述のように、角質層2中には10〜30%の水分が保たれている。角質層2の水分が10%以下になると角質細胞はめくれあがり、皮膚がかさついてくすんだり、もっとひどくなると粉をふいたように肌荒れを起こすことがあるのは既に述べた通りである。
【0020】
角質層2の水分こそ、皮膚のしなやかさ、みずみずしさの基本である。この一定量の水分を保持する仕組みは、もともと皮膚が本来もっている機能のひとつで「保湿機能」と呼ばれており、角質層と基底層の間にある有棘層3が重要な役割を果たし、角質層2(正に帯電)と有棘層3(負に帯電)の間の緩衝帯4は、角質層側にH+を、有棘層側にOH-をもった「電気二重層」を形成し、前述のように、この層がイオンの通過を阻止し、水の侵入に対しても防壁として働いている。皮膚における電気二重層の原理およびその働きは、既に確認された事項である(「化粧品学」池田鉄作著、南山堂、1968年参照)
【0021】
ところで、正常の皮膚では、電解質は非常に吸収され難く、この緩衝帯が外傷や炎症によって欠損すると電解質の吸収が容易になる。また、正常の皮膚でも角質層の電荷が低下すると、イオン的緩衝帯は電気的性状を失って電解質を透過しやすくなり、角質層内の水分が保持できなくなるばかりか、刺激物の侵入を許し、皮膚全体に影響を受ける結果となる。
【0022】
発明者らはこの皮膚による機能が、金属コロイドの物性と同じであることに着目し、電気二重層効果を皮膚に作用させることにより、皮膚の保獲(保湿作用)を行うとともに、静電気的電場による角質層の活性化(電荷の向上)などを図ることが可能であると考えたのである。
【0023】
図2は、電気泳動光散乱の原理の説明に用いられる図である。金属コロイドを化粧品等の溶液中に分散させると、その表面極性基の解離やイオンの吸着によって電気的に負または正に帯電する。
【0024】
白金コロイドの場合は負に帯電している。負のイオンは、物質代謝の観点からいえば、人体に対して還元合成型に作用し、適量であれば、人体の副交感神経の刺激作用をもち、異常な生体内諸機能を生理的な状態に復元せしめる。また、血液の酸・アルカリ平衡を正し、血圧をさげ、貧血を回復せしめ、細網内皮系機能を高めて、疲労を除き、壊死の快癒、消炎、創傷治癒などの効果を招く、といわれている(「水と生命」医学博士 森下敬一 美土里書房 1992年参照)。
【0025】
ところで、図2において、粒子5の周辺には、界面電荷を中和するために過剰に存在する反対符号をもつイオンと、小量の同符号を持つイオンとが拡散的に分布しており、これらのイオンが電気二重層を形成している。
【0026】
図2中、イオン5の外側、拡散層6内の負イオンが肌を保獲していると考えられる。さらに固定層7と拡散層6の境界面に近いスベリ面8に発生するゼータ電位は、−22mVオーダーである。これによる静電気的電場も肌に効果があることは、容易に推測される。また、白金コロイドによる電気二重層は、その持続性に特徴があり、一般的な化学反応などによって超微細白金粒子が還元されることはない。
【0027】
これを言いかえれれば、すでに確認されている皮膚の電気二重層機能を継続的に実現させることによって、白金という物質が直接的に作用するのではなく、白金コロイドのナノサイズ(nm)の超微細粒子がもたらす表面活性エネルギーが造り出す電気二重層構造により、皮膚が本来持っている恒常性維持に寄与するものと考えられるのである。
【0028】
本発明において、白金コロイドは、基剤に分散させる事により調整されるが、基剤は、要するに白金コロイドを人体に付着させるために添加するものであって、基剤の有するスキンケア、あるいはヘアケアとしての作用を期待しているものではない。基剤には、化粧品の成分のうち、成分が水に溶解することができる水溶性の成分であり、例えば濃グリセリン、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマーなどを使用する。また、基剤に油性の成分を使用したときには、油分が白金コロイドを包み込んで、白金コロイドが造りだす電気二重層構造による負極の効果が十分に発揮できないようである。化粧品は、クリーム、化粧水、乳液、おしろい類、養毛料のような態様で使用できる。
【0029】
もっとも、人間の体質による油性、中性、弱油性のような使い分けは必要な場合がある。化粧品に含有する白金コロイドの電気二重層による皮膚を活性化させる効果として例えば紫外線への効果が考えられる。紫外線は皮膚へ影響して、日焼けによる肌の炎症、日焼け後の肌の黒化などを生ずる。
【0030】
現在の日焼け止めなどの化粧品は、B紫外線(UVB:B波とも表現され、皮膚の表面で作用して長時間浴びると赤く炎症を起こしたり、水泡ができる)を防ぐ指標SPF(sun protection factor:SPFの値が高いほど効果がある)という数値があてられている。
【0031】
SPF値を上げるためには、紫外線吸収剤で化学的に有害な紫外線のエネルギーを吸収するか、金属微粒子粉末などの吸収散乱効果で物理的に紫外線を遮断するかの方法が採られ、金属微粒子粉末を使用した化粧品には二酸化チタンを超微粒子化したものが使われているが、微粒子粉末と白金コロイドとの粒径では明らかに違いがあり、白金コロイドによれば、紫外線のエネルギーを吸収あるいは、遮断に大きな効果が期待できるが、現在のところ未確認である。
また、肌への好影響として、白金コロイドの超微細粒子の有する表面活性による遠赤外線の作用も期待できる。
【0032】
さらに、毛髪への効果が期待できる。毛髪には、約11〜16%の水分が含まれている。また外界の湿度にも敏感で、湿度が高ければ空気中の水分を吸収して膨潤・伸長し、湿度が低くなると乾燥して収縮する。毛髪(毛幹)は3層に分かれていて外側から「キューテイクル(毛表皮)」「コルテックス(毛皮質)」「メデュラ(毛髄質)」と呼ばれている。
【0033】
その中でも、コルテックスは、毛髪の約80%を占め、その物性を決定づけている。その主成分は、キューテイクルよりも軟らかいタンパク質である。コルテックスの構造は、皮質細胞と細胞間充物質に分かれて、それぞれの役割を持っている。その中で皮質細胞の間に存在しているのが細胞間充物質で、ここでは髪の毛の中の水分をコントロールしており、髪の毛の柔軟さやしなやかさを決定している。
【0034】
キューテイクルは一般的に正(+)に帯電しており、毛髪内部も電気二重層を形成していると考えられる。白金コロイドの皮膚への作用と同様に、キューテイクルに対しても負に帯電した白金コロイドの電気二重層効果が得られ、キューテイクルの保護や保湿作用を果たす。
【0035】
また、毛乳頭に代表される毛包部にも効果があると思われ、脱毛症の改善も期待できる。以上のように、白金コロイドは、新しいヘアケア化粧品の成分としても、十分期待できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下に本発明による化粧品の実施の形態を説明する。本発明による化粧品は、白金コロイドを基剤に分散させる事により調整されたものである。
【0037】
白金コロイドは、還元処理と、ろ過処理とを順に行なうことによって製造され、還元剤にエタノール、界面活性剤にポリソルベート80、白金イオン溶液に塩化白金酸溶液、pH補償剤に炭酸水素ナトリウムを用い、還元反応完了後の酸化還元電位は、マイナスの値で400mV以上を示すものである。
【0038】
基剤は、白金コロイドを人体に付着させるために添加するものである。クリーム状の化粧品に加工する時には、洗顔化粧品類と同様に水及びが使用されるほか、前述のように、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマーなど水溶性の成分がが使用できる。
【0039】
白金コロイドを製造するための還元処理と、ろ過処理について、発明者らの実験によれば、高濃度の白金コロイドを安定的に生産するには、界面活性剤(保護コロイド)を含めて水に対し、還元剤、pH補償剤をバランスよく調整して白金イオンの還元処理を行なうことが重要であり、還元剤であるエタノールや炭酸水素ナトリウムの添加量を調節することも、コロイドの安定性を維持するには不可欠であることがわかった。
【0040】
還元処理に先立って、処理液を調整する。白金イオン溶液(白金の場合は塩化白金酸溶液)に混合する処理液としての水(精製水からろ過により不純物を取り除いたもの)と、水に添加する界面活性剤(非イオン系界面活性剤)と、還元剤(アルコール類)と、pH補償剤(アルカリ金属類)とを準備する。白金イオン溶液に混合する処理液の各成分の量の調整は重要である。
【0041】
なお、白金イオン溶液には、容積比で1/5の量の白金イオンが含まれていることを想定している。容積比で、白金イオン溶液1に対し、処理液のベースに400〜500倍の水を用いる場合において、界面活性剤(非イオン系界面活性剤)の添加量は、白金イオン溶液の0.2〜2倍、還元剤の添加量は、白金イオン溶液40〜60倍、pH補償剤の添加量は、5%濃度のもので、白金イオン溶液の10〜30倍の範囲内に設定すべきである。
【0042】
処理液中の界面活性剤の添加量が多くなればなるほど界面活性剤が凝集するようになり、逆に界面活性剤の添加量が少ないと、処理液中に生成した白金コロイドが液中に沈殿するようになる。
【0043】
界面活性剤の添加量を白金イオン溶液の量の0.2〜2倍に設定するのは、他の添加物、すなわち、還元剤、pH補償剤の添加量との関わりで決定されるべきものである。これは、還元剤、pH補償剤についても同じである。
【0044】
還元剤は、言うまでもなく、白金イオン溶液の還元反応を進行させるものであり、その添加量は、白金イオン溶液の40〜60倍の範囲より多くても少なくても生成した白金コロイドが沈殿するようようになる。
【0045】
pH補償剤は、白金イオン溶液を添加することにより、酸性となる処理液のpHを、中性又は弱アルカリ性に調整するものである。したがって、pH補償剤は、白金イオン溶液と同時に処理液中に添加される。pH補償剤の添加量が白金イオン溶液の10〜30倍の範囲より多くても少なくても生成した白金コロイドが沈殿するようようになる。
【0046】
ちなみに、白金イオン溶液の量に比べて水の量が多いと、それだけ、水中での白金イオン溶液、還元剤、pH補償剤の濃度が相対的に低下し、処理液中に生成される白金コロイドのコロイド状態の安定性に問題がおきる。
【0047】
(A)還元処理
還元処理は、水(ろ過した精製水)中で、白金イオンを還元する処理であるが、この処理を行なうに際しては、まず、水を攪拌しつつ温度を上げ、一定の温度に達したのち、水に界面活性剤と還元剤とを添加し、次いでこの処理液中に、白金イオン溶液とpH補償剤とを添加し、還元剤を作用させて白金イオン溶液中に含まれていた白金イオンを水中で還元させ、白金コロイドを処理液中に生成させる。
【0048】
処理液中に界面活性剤と還元剤とを添加するときの精製水に対する界面活性剤の添加量を白金イオン溶液の量の0.2〜2倍にコントロールすることによって、生成した白金コロイドの安定性が確保される。
【0049】
また、還元剤の添加によって、白金イオン溶液の還元反応が進行する。白金イオン溶液の添加のタイミングは重要である。処理液の温度をさらに上げ、一定の温度に達した後に白金イオン溶液を添加する。
【0050】
pH補償剤は、処理液のpHを調整するため、白金イオン溶液の添加と同時に添加される。白金イオン溶液を添加した処理液の温度を一定に保持したまま攪拌を続け、白金イオンが還元した時点(白金の場合は液中色が黒色に変色した時点)で処理液の加温・攪拌を終了することによって、処理液中に白金コロイドが得られる。
【0051】
以上、実施形態においては、処理液中に、還元剤と界面活性剤とをいれて還元性雰囲気を処理液中に形成したのち、白金イオン溶液を添加したが、或いは、逆に処理液の温度を上げて界面活性剤を入れ、一定温度に達した後に、処理液中に白金イオン溶液とpH補償剤とを添加し、その後、還元剤を添加して処理液中に還元性雰囲気を形成してもよい。この場合には、処理液が還元性雰囲気で待機状態となり、白金イオン溶液を添加するとただちに、還元反応が開始し、進行する。
【0052】
(B)ろ過処理
ろ過処理は、白金コロイドに埃などの混入を防ぐための処理である。ろ過処理として、白金コロイドを含む処理液をろ過し、還元反応の終了を確認するため、しばらく静置し、液中色(白金の場合には黒色)を確認する。つづいて、白金コロイド以外の低分子イオンの除去や脱塩などをするために、処理液中に精製水を添加しながら限外ろ過を行う。その後、再度ろ過を行った後、処理液を容器に充填する。上記一連の処理においては、界面活性剤(非イオン界面活性剤)を白金イオン溶液に作用させながら白金イオンを還元することによって、液中に生成する白金コロイドのコロイド状態を安定に保たせている。
【0053】
最終処理として滅菌処理を行った上で、検査を行い、必要の時には脱水し、得られた白金コロイドを水溶性の基剤中に混合して製品とする。クリーム状の化粧品に加工する時には、基剤には、前述のように洗顔化粧品類と同様に水及びグリセリンが使用されるほか、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマーなど水溶性の成分が使用できる。
【0054】
また、化粧水状の化粧品に加工するときには、アルコール、グリセリンなどの湿潤剤及び精製水を用いる。更に付着力を高めるため、クリーム乳液類に添加されるブチレングリコールなども使用できる。勿論、頭髪用化粧品に加工する事が出来る。例えば、アルコール・水ベースに溶解する成分を基剤に用いて白金コロイドを添加すればヘアリキッドとなり、ヘアクリームオイルに高級アルコール、ポリエチレングリコールなどを加えた基剤に白金コロイドを添加してヘアクリームに加工できる。
【0055】
(実施例)以下に本発明の実施例を説明する。
白金コロイドを以下の手順に従って製造した。
(1)処理水の調製
<水A>
精製水を1μmのメッシュの濾紙でろ過し、4,300mlを準備した。
<還元剤B>
エタノール(CH3CH2OH)を用い、これを500ml計量した。
<界面活性剤C>
ポリソルベート80(Tween80)を選定してこれを5ml計量した。
<白金イオン溶液D>
塩化白金酸溶液(H2PtC16)を準備し、この塩化白金酸溶液の10ml(Pt2g含有)を計量した。
<pH補償剤E>
炭酸水素ナトリウム(NaHCo3)10gを準備し、ろ過した200mlの精製水にこの炭酸水素ナトリウム(NaHCo3)10gを溶解させた。
【0056】
(A)還元処理
上記水Aを処理液として容器にいれ、これを攪拌しながら温度を上げた。水の温度が60℃になった時点で水Aに上記還元剤Bと、界面活性剤Cとを添加した。還元剤Bと、界面活性剤Cとの添加後さらに、水Aを攪拌しながら温度を上げ、処理液の温度が70℃になった時点で白金イオン溶液DとpH補償剤Eとを同時に添加した。
【0057】
温度を70℃に保持したまま、処理液の攪拌をつづけ、白金イオンが還元した時点で攪拌および、加温を停止し、白金コロイド溶液を得た。
【0058】
(B)ろ過処理
攪拌終了後の白金コロイド溶液を1μmメッシュの濾紙でろ過し、12時間静置した。静置後、分画分子量10,000の限外ろ過膜で、精製水8,000mlを加えながらろ過を行い、さらに1μmの濾紙で再度ろ過し、製品容器に分注充填した。
製品化処理として製品容器内の温度を85℃まで上げ、10分間滅菌をし、1000ccの水中に0.5gの白金コロイドが得られた。
【0059】
上記方法によって処理液中に生成した白金コロイドは高活性を有し、しかも安定していることがわかった。上記方法によって得られた白金コロイドが高活性を有し、安定性に優れているのは、以下の理由によるものと考えられる。すなわち、白金コロイドは、その生成による界面積の増大に伴い、粒子と水との界面エネルギーの増加分を外部から補充しなければならない。このとき、界面活性剤が存在すると、それが界面に吸着して界面工ネルギーが低下するので、分散系の生成はそれだけ容易になる。
【0060】
また、界面活性剤の吸着層は、親水基を水の方にむけて微粒子を取り囲むから粒子問の電荷の反発力と、水和層とによって粒子の緩衝を防ぐことができる。
【0061】
非イオン界面活性剤は、電荷を持たないので、生成した白金コロイドの電荷に影響を与えることはなく、白金コロイドの持つ電荷を生かすことができる。もっとも、界面活性剤は、それ自体が疎水性の基と親水性の基からできており、非イオン界面活性剤は、水に溶けたときに電離しない物質で、水酸基やエーテル基は親水性が弱いので親水性を高めるため、非常に高分子に設計されている。
【0062】
このことは、白金コロイド中の非イオン界面活性剤の濃度がある一定の範囲を越えると、これら高分子がかえってコロイド拉子の界面工ネルギーを上げ、安定性を妨げることにつながる。
【0063】
コロイド粒子は、ブラウン運動などのためにたえず衝突しているが、安定したコロイド溶液では、粒子が互いに衝突した場合に粒子間の結合を妨げるような原因が存在する。
【0064】
その原因は、コロイド粒子が帯電していることやコロイド粒子が分散媒と結合して水和しているからである。白金コロイドが界面活性剤に囲まれて水和していることは、前記のとおりであるが、コロイド粒子が帯電していることは以下の事実からも理解できる。
【0065】
物質が原子/分子数で数個ないし数百個の凝縮体からなる超微細粒子(ナノメーター=10Å)になると、非常に大きな表面エネルギーを持つため、そのものの物理化学的性質に著しい変化が現われることが知られているが、これら微粒子は、白金コロイドの裏面極性基やイオンの吸着によって、電気的に負(−)または正(+)に帯電している。
【0066】
上記実施例の方法によって製造された白金コロイドについて、還元反応が進行する処理液中の酸化還元電位を測定した。測定結果を表1に示す。
【0067】
【表1】
【0068】
表1から、白金粒子に電気二重層が形成されてこれがコロイドとなっていく様子、即ち白金粒子に電気二重層が形成されて行く様子がわかる。最初、白金イオン溶液と、pH補償剤添加後の処理液の電位は、+64mVであったものが、還元反応が進むにしたがって、−電位に転じ、時間経過とともにその値が増大している。粒子に電気二重層が形成されると、白金粒子の相互間に、静電気的な反発力が働き、白金粒子は互いに結合することができない。
【0069】
粒子の電荷が正(+)であっても、負(−)であっても電位が高いほど、安定した白金コロイドとなるが、実施例によれば、酸化還元電位が、負電荷で、実に−406mV以下、ろ過後で、−415mVの値が得られている。表1からも、上記実施例の方法によって製造した白金コロイドは、酸化還元電位にマイナスの値で400mV以上の値が得られていることからして、実施例の方法によって得られた白金コロイドは、高活性を有していることがわかる。
【0070】
実施例の方法によって得られた白金コロイドの活性を確認するため、過酸化水素水(H2O2)の反応分解試験を行なった。
比較のため、特開平10−68008号(高活性金属微粒子の製造方法)(先行例1)に記載されている方法によって製造した白金コロイドを用いた。先行例1の方法は、必ずしも界面活性剤に依存することなく、金属イオンを還元処理して金属コロイドのコロイド状態を安定させる方法を提案したものである。
【0071】
すなわち、先行例1の方法は、金属イオン溶液に還元剤を添加し、温度並びにpHを制御しつつ還元処理して液中に金属微粒子を析出させる高活性金属微粒子の製造方法であって、液の温度は、反応期間中20〜80℃の範囲で低温より高温に制御し、pHを4〜11の範囲に保ち、還元処理は、界面活性剤(保護コロイド)に依存することなく、金属イオンを還元してコロイド状態を保たせる、という方法である。
【0072】
比較試験の結果、上記実施例の方法によって得られた白金コロイドは、従来例1によって製造された白金コロイドの約4倍の速さで過酸化水素水(H2O2)を分解することができた。さらに、本発明方法によって製造された白金コロイドは、反応分解試験を連続50回行っても分解反応を示し、コロイドに沈殿はみられなかったのに対し、従来例1によるものは同様の試験の結果、分解反応はみられたもののコロイドの沈殿が確認された。
【0073】
上記実施例の方法によって製造された白金コロイドの溶液を6倍に濃縮し、その溶液を基剤に用いた濃グリセリン、ブチレングリコール、ポリエチレングリコールその他に練り込んでクリーム状の化粧品を得た。以上実施例による白金クリーム(プラチナクリームという)を肌に使用したところ、肌を柔軟かつなめらかにすると同時に、肌の表面に薄い油分の皮膜をつくり、外気あるいは日光の肌に及ぼす影響を少なくするといった化粧用クリームとして本来の効果に加え、皮膚表面の症状並びに皮膚内部に生じている各種の症状が改善された。
以上、実施例によって製造したプラチナクリームを各種症状に用いたときに、症状に改善がみられた改善例を表2、3、4に示す。
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
【0077】
上記実施例の方法によって製造されたプラチナクリームに含まれる白金コロイドは、高活性で安定したものであり、白金コロイドの有する電気二重層効果により、皮膚に用いて、それぞれの改善例は、基本的に角質層の活性化が図られたことによるものと考えられる。表2〜4の症例によれば、症状が改善された後も、その改善された状態が持続するようである。
【0078】
改善された状態が持続する理由については、人間が本来持っている治癒力よるところが大きいと思われるが、白金コロイドが作るイオン的電場(負(−)電極)が抗体として免疫グロブリンが抽出され、その働きによるところがあるのかもしれない。
【0079】
いずれにしても、表2〜4に示す症例の改善効果は、本発明の実施例によって製造した白金コロイドを用いたものに固有のものではなく、従来例1に示す方法によって得られた白金コロイドを用いてもかなりの程度の効果を得ることができる。
【0080】
ちなみに、白金コロイドを製造する方法には、いわゆる燃焼法と、沈殿法(金属塩還元反応法)とが知られている。実施例に示した白金コロイドの製造方法、従来例1に記載の方法は、沈殿法(金属塩還元反応法)と言われるものであり、燃焼法に比べて高濃度、高活性の白金コロイドを得ることが可能である。
【0081】
燃焼法は、金属イオン溶液を水素ガス中またはリンなどへ投じて還元反応を生じさせ、その後、燃焼により加熱して反応を促進させ、生成した金属微粒子を液体分散媒中に受入れ、還元終了後、界面活性剤を用いて金属コロイドを安定化させる処理を行なうという方法である。
【0082】
発明者らの経験によれば、「燃焼法」によって高濃度、高活性の白金コロイドを生産する事は難しいようである。使用する白金コロイドの濃度が薄く、また活性が低いと、本発明が期待する充分な症状の改善効果が得られない。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるときには、スキンケアあるいはヘアケア用の化粧品として肌、頭髪に用いて、皮膚や頭髪が本来持っている恒常性維持に寄与してこれを活性化し、肌荒れ、かぶれの改善といった化粧品本来の効能に止まらず、火傷、切り傷といった損傷部分の治癒、さらには、関節痛、筋肉痛などの痛み、水虫のかゆみの緩和などに優れた効能を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】包皮における電気二重層構造を示す図である。
【図2】コロイド粒子が構成する電気二重層構造を示す図である。
【符号の説明】
1 表層
2 角質層
3 有棘層
4 緩衝帯
5 粒子
6 拡散層
7 固定層
8 スベリ面
Claims (6)
- 鎮痛剤である、白金コロイドを含有する皮膚外用剤、
ここで、該皮膚外用剤は白金コロイド以外の金属コロイドを実質的に含まない、および
該白金コロイドは、白金イオン溶液、水、界面活性剤、pH補償剤および還元剤を用いて白金イオンを還元する工程を含む方法により製造されたものであり、該方法は白金イオン溶液およびpH補償剤を処理液に同時に添加することを特徴とする方法である。 - 関節痛、筋肉痛、肩凝りまたは打撲を処置するための、請求項1に記載の皮膚外用剤。
- 皮膚損傷治癒促進剤である、白金コロイドを含有する皮膚外用剤、
ここで、該皮膚外用剤は白金コロイド以外の金属コロイドを実質的に含まない、および
該白金コロイドは、白金イオン溶液、水、界面活性剤、pH補償剤および還元剤を用いて白金イオンを還元する工程を含む方法により製造されたものであり、該方法は白金イオン溶液およびpH補償剤を処理液に同時に添加することを特徴とする方法である。 - 創傷を処置するための、請求項3記載の皮膚外用剤。
- 火傷、切り傷、刺し傷または打撲を処置するための、請求項4記載の皮膚外用剤。
- かぶれを処置するための、請求項3記載の皮膚外用剤。
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