JP2009084243A - 角層ヒアルロン酸産生促進剤、角層ヒアルロン酸産生促進剤を含む皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品 - Google Patents

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Abstract

【課題】角層ヒアルロン酸産生促進剤及びその角層ヒアルロン酸産生促進剤を含有する皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品に関し、製剤中で安定な角層中のヒアルロン酸量を増大させる効果を優れたものとすることができ、且つそのようなヒアルロン酸量の増大効果を、微量の濃度で発揮させることができる角層ヒアルロン酸産生促進剤、及びその角層ヒアルロン酸産生促進剤を含有する皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品を提供することを課題とする。
【解決手段】角層ヒアルロン酸産生促進剤に、白金ナノコロイドを含有させたこと
を特徴とする。また皮膚外用剤、皮膚化粧料、医薬部外品の特徴は、上記のような白金ナノコロイドを含有する角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合したことである。
【選択図】なし

Description

本発明は、角層でのヒアルロン酸産生量を増大させ、角層の水分量を増やすことによって、皮膚の乾燥の予防および改善が期待される、製剤中で安定な角層ヒアルロン酸産生促進剤、及び角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品に関する。
角層は皮膚の最も外側に位置し、表皮細胞が分化して角層細胞となった死細胞が層状に堆積した構造体である。また、角層での水分量は外的刺激に対するバリア機能において重要な役割をし、皮膚の保湿力に関与していることが知られている。これまで、角層の水分量の維持は保湿剤の塗布や、細胞間脂質の合成促進によって行われてきた。特にヒアルロン酸はその高い保湿能から保湿剤の代表として使用され、そのようなヒアルロン酸を用いた保湿剤として、たとえば下記特許文献1のような特許出願がなされている。
しかし、この特許文献1に記載されたような保湿剤は、皮膚の外部に塗布するものでああり、このように皮膚の外部から保湿剤を与えるだけでは、洗浄や角層の新陳代謝によって保湿能が経時的に速やかに減少し、長く保湿能を持続させることができない。
そこで、正常角層にヒアルロン酸が存在すればその量を増大させることで角層のヒアルロン酸を皮膚内側から供給できるとの観点から、下記特許文献2のような特許出願もなされている。この特許文献2は、ヒアルロン酸が正常角層には存在しないとの従来の知見[J.Invest.Dermatol.90:412-141(1988), J.Cell Biol.108:1557-1565(1989), Histochemistry98:105-112(1992), J.Invest.Dermatol.102:385-389(1994), J.Invest.Dermatol.109:219-224(1997)]が、いずれもヒアルロン酸結合蛋白による組織染色による結果であり、実際に角層のヒアルロン酸を定量したものではなかった点に鑑み、HAaseとHPLCを用いることによって、正常角層のヒアルロン酸量を定量し、ヒアルロン酸が角層に存在することを証明することを主眼としてなされたものである。
そして、この特許文献2は、角層のヒアルロン酸量を増加させることにより肌のしわ、荒れ肌等を予防させることを意図し、N−アセチルグルコサミンが角層のヒアルロン酸量を増大させることを見出してなされたものである。
しかしながら、この特許文献2に係る発明は、当該特許文献2の明細書の段落[0010]〜[0012]の試験例1の記載から明らかなように、ヒアルロン酸が角層に存在することを証明することに重点をおいてなされたものであり、有効成分として用いられているN−アセチルグルコサミンに、角層ヒアルロン酸量を増加させる著しい効果が必ずしも
認められているわけでなない。
この点をより詳細に説明すると、上記特許文献2の明細書の段落[0013]〜[0015]には、1%N−アセチルグルコサミン/0.5%NP−15溶液と、対照群である0.5%NP−15溶液(アセチルグルコサミンが含まれていない)をそれぞれヘアレスマウス背部に塗布し、塗布前と塗布後の皮膚柔軟性、及び塗布後の角層のヒアルロン酸量を測定した結果が記載されている。その結果によると、皮膚柔軟性においては、アセチルグルコサミンを含む溶液と対象群の溶液とで差異が認められるが、角層のヒアルロン酸量についてはアセチルグルコサミンを含む溶液が対象群の溶液よりもわずかに多い程度であり、角層のヒアルロン酸量を増加させる効果が決して優れているとはいえない。
特開平9−71602号公報 特開2001−2551号公報
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、上記特許文献2のような角層ヒアルロン酸量増強剤に比べて、角層中のヒアルロン酸量を増大させる効果をより優れたものとすることができ、且つそのようなヒアルロン酸量の増大効果を、微量の濃度で発揮させることができる角層ヒアルロン酸産生促進剤を提供することを課題とする。本発明は、さらに上記のような角層ヒアルロン酸産生促進効果を発揮させることで、より長く保湿能を持続させることができ、皮膚の乾燥を防ぐ効果を有するとともに、安全性及び使用感に優れた皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品として使用される角層ヒアルロン酸産生促進剤を提供することを課題とする。
本発明者等は、上記従来の問題点を改良せんとして鋭意研究を重ねた結果、白金ナノコロイドに角層中のヒアルロン酸の産生活性を促進させ、角層中のヒアルロン酸量を増大させる作用を見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決するための手段は、角層ヒアルロン酸産生促進剤に、白金ナノコロイドを含有させたことである。また、本発明の皮膚外用剤、皮膚化粧料、医薬部外品は、上記のような白金ナノコロイドを含有する角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合したものである。
上述のように、本発明によれば、表皮中のヒアルロン酸の産生を促進することで、角層の乾燥を改善することができ、且つ安全性の高い角層ヒアルロン酸産生促進剤、並びにその角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合した皮膚外用剤、化粧料等を提供することができる。
しかも、角層ヒアルロン酸の産生促進効果は、上記特許文献2のような角層ヒアルロン酸量増強剤に比べて著しく優れており、且つそのようなヒアルロン酸の産生促進効果を、微量の濃度で発揮させることができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の角層ヒアルロン酸産生促進剤は、上述のように、白金ナノコロイドを含有するものである。また、本発明の皮膚外用剤、皮膚化粧料、医薬部外品は、上記のような白金ナノコロイドからなる角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合したものである。ここで「白金ナノコロイドを含有する」とは、角層ヒアルロン酸産生促進剤が白金ナノコロイドのみからなっていてもよく、また白金ナノコロイド以外の成分を含んでいてもよいことを意味する。
さらに「白金ナノコロイド」とは、白金の粒子が、液相に分散した状態のものを意味する。安定的なコロイド状態とするためには、白金の粒子は、比表面積が大きく、表面反応性に優れたものが好ましい。白金の粒径については、特に限定されないが、1〜5nm程度が好ましい。また、粒子の粒径分布は狭いのが好ましく、具体的には、90%以上のコロイド粒子の粒径が、0.1〜10nmの範囲に入るのが好ましく、1〜5nmの範囲に入るのがより好ましい。
白金の粒子を分散させる液相の主成分は水であるのが好ましい。コロイド状態を不安定化させない範囲で、有機溶媒を含有していてもよい。有機溶媒としては、メチルアルコール、エチルアルコール等のアルコール類、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類等が例示される。
白金ナノコロイドの製造方法は種々知られており、たとえば特公昭57−43125号公報、特開昭59−120249号公報、特開平9−225317号公報、特開平10−176207号公報、特開2001−79382号公報、特開2001−122723号公報等に記載された方法を参照することによって、白金ナノコロイドを容易に調製することができる。たとえば、白金ナノコロイドの製造方法として、沈殿法又は金属塩還元反応法と呼ばれる化学的方法、あるいは燃焼法と呼ばれる物理的方法等を採用することができる。本発明においては、いずれの方法で調製された白金ナノコロイドを用いてもよいが、製造の容易性と品質面から金属塩還元反応法で調製された白金ナノコロイドを用いることが好ましい。
金属塩還元反応法では、たとえば、水溶性若しくは有機溶媒可溶性の金属塩又は金属錯体の水溶液又は有機溶媒溶液を調製し、この溶液に水溶性高分子を加えた後、必要に応じpHを調整し、不活性雰囲気下で加熱還流することにより還元して金属粒子を得ることができる。金属の水溶性又は有機溶媒可溶性の塩の種類は特に限定されないが、例えば、酢酸塩、塩化物、硫酸塩、硝酸塩、スルホン酸塩、又はリン酸塩などを用いることができ、これらの錯体を用いてもよい。
金属塩還元反応法に用いる水溶性高分子の種類は特に限定されないが、たとえば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩、シクロデキストリン、アミノペクチン、又はメチルセルロースなどを用いることができ、これらを2種以上組み合わせて用いてもよい。好ましくはポリビニルピロリドンを用いることができ、より好ましくはポリ(1−ビニル−2−ピロリドン)を用いることができる。また、水溶性高分子に代えて、或いは水溶性高分子とともに各種の界面活性剤、たとえばアニオン性、カチオン性、両性、ノニオン性又は脂溶性等の界面活性剤を使用することも可能である。アルコールを用いて還元を行う際には、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、n−アミルアルコール、又はエチレングリコール等が用いられる。これらの水溶性高分子及び界面活性剤は、液相中に金属粒子が生成した後は、白金ナノコロイドに配位し、該白金ナノコロイドの親溶媒性を向上させ、保護コロイド剤として、コロイド状態の安定化に寄与する。
金属塩還元反応法により液相中に生成した白金ナノコロイドを、そのまま液相から分離することなく、角層ヒアルロン酸産生促進剤として調整し、或いはその角層ヒアルロン酸産生促進剤を含有する皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品等として調製してもよい。
たとえば、金属塩還元反応法により液相中に白金粒子を生成させ、所望により適当な精製工程(たとえば、金属塩還元反応法の工程中に用いられた有機溶媒を減圧留去する工程)を経た後、任意の量の水を添加することによって、又は任意の量の水を除去することによって、安定なコロイド液からなる角層ヒアルロン酸産生促進剤を調製することができる。所望によりコロイド状態の安定化に寄与する界面活性剤、分散剤等を添加してもよい。また、この調製方法に限定されず、たとえば、金属塩還元反応法により生成した白金粒子を一旦液相から分離した後、水を主成分とする液相中に改めて分散させて調製することもできる。その場合は、白金ナノコロイドに配位し、該白金ナノコロイドの親溶媒性を向上させ、コロイド状態の安定化に寄与する、上記保護コロイド剤を液中に混合するのが好ましい。
本発明の皮膚外用剤、化粧料、医薬部外品等における白金ナノコロイドの各角層ヒアルロン酸産生促進剤の配合量は特に限定されるものではないが、白金濃度として、総量を基準として0.1ppb〜10.0ppmが好ましい。配合量が0.1ppb未満であると、本発明の効果が充分に得られず、一方10.0ppmを超えても、その増量に見合った効果の向上は認められないからである。この観点からは、1ppb〜5ppmであることがより好ましい。
本発明の角層ヒアルロン酸産生促進剤は、皮膚外用剤として、例えば、ローション類、乳液類、クリーム類、軟膏類、パック類、ファンデーション等の剤型とすることができる。本発明の角層ヒアルロン酸産生促進剤には、形態に応じ、色素、防腐剤、界面活性剤、香料、顔料等を適宜配合することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本実施例は、白金ナノコロイドからなる角層ヒアルロン酸産生促進剤の実施例である。溶液の調製及び還流は次のようにして行う。
(1)溶液の調製
コンデンサー付きの2Lの丸底フラスコを用い、これに蒸留水960mを入れ、マントルヒーターを用いて十分沸騰させる。これに塩化白金酸水溶液(1g−Pt/L)60mLを加え、再度沸騰させたのちクエン酸ナトリウム水溶液(1wt%)120mLを添加し沸騰を続ける。元は淡黄色であった溶液がクエン酸ナトリウム水溶液添加後約30分で茶褐色となる。
(2)還流
反応溶液を約1時間還流すると白金イオンがほぼ消失し、白金ナノコロイドが生成する。還流は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気中で行うのが好ましいが、反応中激しく沸騰させておけば、不活性ガス中でなくともよい。反応の停止は、反応容器を氷水浴中に浸すことにより行う。
[試験例]
本試験例は、正常ヒト新生児包皮皮膚表皮細胞(NHEK、クラボウ)を用いたヒアルロン酸産生促進作用試験である。試験方法及び評価方法は次のとおりである。
ヒアルロン酸産生促進作用試験には正常ヒト新生児包皮皮膚表皮細胞(NHEK、クラボウ)を用い、NHEKの培養には、NHEK培養用基礎培地(KB−2、クラボウ)をベースとし、ハイドロコーチゾン (0.5μmol/mL)、インシュリン(5μg/mL)、EGF(上皮細胞成長因子:10ng/mL)、BPE(牛脳下垂体抽出液)、及び抗生物質からなる添加剤セット(クラボウ)を添加し、表皮細胞培養用培地(KG−2)を用いた。
24穴組織培養用プレート(IWAKI社製)の各ウェルに、1×105(cell/mL)の細胞数でKG−2に懸濁したNHEKを1mL播種した。培養は、95%(v/v)空気−5%(v/v)炭酸ガスの雰囲気下37℃で行い、培養2日目に各抽出物を添加し、さらに、24時間培養後の培養上清をサンプルとして、ELISA法にてヒアルロン酸(HA)量を測定した。
培養上清中のヒアルロン酸量の測定は、次のような方法で行った。すなわち、ヒアルロン酸固相化マイクロプレートに各培養上清(50μL)を分注し、これにビオチン標識したヒアルロン酸結合タンパク質溶液(50μL)を加えて1分間震盪混和後、37℃で60分間静置した。60分間静置後、プレート内の溶液を除去した後、0.02%のツイーン20を含むリン酸緩衝生理食塩水(400μL)で3回洗浄した。
これにパーオキシダーゼ標識ストレプトアビジン溶液(100μL)を分注した後、37℃で60分間静置した。60分間静置後、プレート内の溶液を除去した後、0.02%のツイーン20を含むリン酸緩衝生理食塩水(400μL)で5回洗浄した。これに酵素基質溶液(100μL)を分注した後、アルミホイルで遮光し、常温(15〜25℃)で30分間静置した。これに反応停止液(100μL)を添加した後、492nmにおける吸光度を測定した。
また、ヒアルロン酸量の測定と同時に細胞数をカウントし、細胞あたりのヒアルロン酸量として評価し、試料を添加していない時の細胞あたりのヒアルロン酸量を100とした値で表した。尚、白金ナノコロイドは試験容器中の最終濃度が2.5ppb、5ppb、10ppbとなるよう添加した、表1にその結果を示す。
Figure 2009084243
表1からも明らかなように、白金ナノコロイドを添加しないNHEKの培養上清中のヒアルロン酸量を100とすると、白金ナノコロイドを添加したときの培養上清中のヒアルロン酸濃度は、白金濃度として2.5ppb添加で148±3、5ppb添加で158±3、10ppb添加で187±14と、白金ナノコロイドの添加濃度に依存して表皮細胞からのヒアルロン酸の産生量が増加した。
特に、本実施形態では、ppbオーダーのごく微量の濃度の白金ナノコロイドを含有させるだけで、角層におけるヒアルロン酸の産生量が大幅に上昇した。
(実施例2)
本実施例は、上記白金ナノコロイドからなる角層ヒアルロン酸産生促進剤を化粧料の一例としての化粧水に配合した場合の処方例である。
化粧水の調製は次のようにして行った。クエン酸ナトリウムを水に溶解し、そこへブチレングリコール、濃グリセリンを順次添加して撹拌・溶解させた。次に水酸化ナトリウムを所定濃度精製水に溶解し、攪拌しながら添加した。最後水酸化ナトリウムを所定濃度精製水に溶解し、十分に攪拌しながらゆっくりと添加した。これをろ過し、化粧水を得た。
得られた実施例2の化粧水の組成および配合比は以下の通りである。
組成 配合比(重量%)
ブチレングリコール 9.5%
濃グリセリン 5.5%
クエン酸ナトリウム 0.15%
水酸化ナトリウム 0.05%
実施例1で得られた白金ナノコロイド液 1.0%
水 残量
(実施例3)
本実施例は、上記白金ナノコロイドからなる角層ヒアルロン酸産生促進剤を化粧料の一例としてのクリームに配合した場合の処方例である。
クリームの調製は次のようにして行った。 スクワレン、セチルイソオクタノエートおよびマイクロクリスタリンワックスを加熱溶解後、粘土鉱物およびPOEグリセロールトリイソステアリン酸エステル(界面活性剤)を加え、70℃に調整し、これらを均一に分散・溶解させて油性ゲルを得た。 次に白金ナノコロイド液を所定濃度精製水に溶解し、油性ゲルの中へ、十分に攪拌しながらゆっくりと添加した。ホモミキサーで均一に混合した後、脱気、ろ過し、30℃まで冷却し、クリームを得た。
得られた実施例3のクリームの組成および配合比は以下の通りである。
組成 配合比(重量%)
スクワレン 20.0%
セチルイソオクタノエート 8.5%
マイクロクリスタリンワックス 1.0%
粘土鉱物 1.3%
POEグリセロールトリイソステリン酸エステル 0.2%
実施例1で得られた白金ナノコロイド液 1.0%
水 残量
(その他の実施例)
尚、上記実施例1乃至3では、角層ヒアルロン酸産生促進剤が白金ナノコロイドのみからなる場合について説明したが、角層ヒアルロン酸産生促進剤にはこの白金ナノコロイド以外のものが含有されていてもよい。
また、白金ナノコロイドの調製方法は、上記実施例に限定されるものではなく、従来公知の方法を採用することができる。たとえば上記実施例1では、界面活性剤や水溶性高分子を用いていないが、これらを用いることも可能である。

Claims (4)

  1. 白金ナノコロイドを含有することを特徴とする角層ヒアルロン酸産生促進剤。
  2. 請求項1記載の角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合したことを特徴とする皮膚外用剤。
  3. 請求項1記載の角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合したことを特徴とする皮膚化粧料。
  4. 請求項1記載の角層ヒアルロン酸産生促進剤を配合したことを特徴とする医薬部外品。
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