JP4921214B2 - 遊技場用管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場に設置した遊技台を管理するための遊技場用管理装置に関する。
従来、遊技場に設置した遊技台を管理するための遊技場用管理装置として、各遊技台に使用された遊技媒体数(アウト)を稼動データとして集計するものがある(例えば、特許文献1参照。)。使用遊技媒体数(アウト)は、各遊技台の稼動状況を把握し得る有用な稼動データである。遊技場の多くは、使用遊技媒体数(アウト)に基づいて、遊技台の機種毎に増台あるいは減台の必要性を経験的に判断している。
しかしながら、上記従来の遊技場用管理装置では、次のような問題があった。すなわち、使用遊技媒体数(アウト)によっては台数変更(増減台)の必要性や、台数変更した場合の効果等を精度高く判断できないおそれがある。
特開2004−275224号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、効果的な台入替(台数変更)を支援し得る遊技場用管理装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、管理対象である複数の遊技台側から各遊技台の稼動に応じて出力される稼動信号を取り込む稼動信号取込手段と、
該稼動信号取込手段による上記稼動信号の取込数に基づく稼動データを集計する稼動データ集計手段と、
上記複数の遊技台側から単位時間当たりに出力され得る上記稼動信号の最大出力数に応じた理論稼動データに対して、上記単位時間当たりに上記稼動データ集計手段が上記複数の遊技台について集計した上記稼動データの割合を表す遊技度数を算出する遊技度数算出手段と、
上記遊技度数が所定のしきい値を超える上記単位時間を満席時間として特定する満席時間特定手段と、
遊技場の営業時間を構成する上記単位時間のうち、上記満席時間が占める割合を表す満席率を算出する満席率算出手段と、
台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更前稼動データに対して、台数変更後の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更後稼動データの変化度合いを表す遊技係数を算出する遊技係数算出手段と、
上記満席率算出手段が上記複数の遊技台について算出した台数変更前の所定期間の上記満席率である変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記複数の遊技台について算出した上記遊技係数を関係付けて記憶する台数変更データベースと、を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置にある(請求項1)。
第2の発明は、管理対象である複数の遊技台側から各遊技台の稼動に応じて出力される稼動信号を取り込む稼動信号取込手段と、
該稼動信号取込手段による上記稼動信号の取込数に基づく稼動データを集計する稼動データ集計手段と、
単位時間に上記稼動信号を取り込みしたか否かに応じて遊技台の稼動を検知し、稼動を検知した遊技台の台数を稼動台数として上記単位時間毎に集計する稼動台数集計手段と、
上記複数の遊技台の台数に対して、上記稼動台数集計手段が集計した上記稼動台数の割合を表す遊技度数を上記単位時間毎に算出する遊技度数算出手段と、
上記遊技度数が所定のしきい値を超える上記単位時間を満席時間として特定する満席時間特定手段と、
遊技場の営業時間を構成する上記単位時間のうち、上記満席時間が占める割合を表す満席率を算出する満席率算出手段と、
台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更前稼動データに対して、台数変更後の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更後稼動データの変化度合いを表す遊技係数、あるいは台数変更前の所定期間内に上記稼動台数集計手段が集計した上記単位時間毎の稼動台数に基づく変更前稼動台数に対して、台数変更後の所定期間内に上記稼動台数集計手段が集計した上記単位時間毎の稼動台数に基づく変更後稼動台数の変化度合いを表す遊技係数を算出する遊技係数算出手段と、
上記満席率算出手段が上記複数の遊技台について算出した台数変更前の所定期間の上記満席率である変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記複数の遊技台について算出した上記遊技係数を関係付けて記憶する台数変更データベースと、を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置にある(請求項2)。
上記第1及び上記第2の発明の遊技場用管理装置は、遊技場の営業時間のうち上記満席時間が占める割合を表す満席率を算出する上記満席率算出手段と、台数変更前の上記変更前稼動データに対する台数変更後の上記変更後稼動データの変化度合いを表す遊技係数等を算出する上記遊技係数算出手段と、台数変更前の満席率である上記変更前満席率に対して上記複数の遊技台に関する上記遊技係数を関係付けて記憶する上記台数変更データベースと、を備えている。
上記台数変更データベースは、遊技場で実際に実施された増台や減台等の台数変更(台入替)を通じて、上記変更前満席率に対する上記遊技係数の関係をデータベース化したものである。この台数変更データベースによれば、台数を変更しようとする遊技台の満席率に近い上記変更前満席率に関係付けされた上記遊技係数等を参照できる。例えば、遊技場の管理者等は、上記遊技係数に基づいて、台数変更した場合の稼動データを予測できるようになる。さらに、例えば、上記遊技係数に基づけば、台数変更した場合の稼動データのシミュレーション計算も可能である。
また、上記台数変更データベースは、実際に台数変更を行った後、その台数変更による効果を測定可能とする点においても有効である。すなわち、上記台数変更データベースにおいて、台数変更前の実際の満席率に近い上記変更前満席率に関係付けされた上記遊技係数と、実際の台数変更前後の上記稼動データの変化度合いとを比較することにより、実際の台数変更による効果が過去の履歴と比較して有効であったか否かを把握し得る。
以上のように、上記第1及び上記第2の発明の遊技場用管理装置は、台数変更した場合の効果の予測、及び台数変更したときの効果の把握を可能とする有用なデータベースを構築し得る装置である。この遊技場用管理装置は、効果的な台入替(増台あるいは減台)を支援し得るという遊技場経営にとって有用な装置である。
上記第1及び上記第2の発明における上記台数変更データベースの有用性について説明する。上記台数変更データベースの有用性は、例えば、対象とする営業期間内の使用遊技媒体数(アウト)等の稼動データが理論値(100%稼動の場合の使用遊技媒体数)の50%〜60%である場合、すなわち、そこそこの稼動があるような場合に特に顕著となる。稼動データが理論値の100%近くである場合や、稼動データが理論値の0%に近いような場合には、台数変更の必要性が一目瞭然であるが、上記のごとく50%〜60%の場合には、台数変更の必要性の有無がはっきりしないからである。
遊技台の稼動データの解析を長年に渡って実施してきた発明者らの経験上、稼動データが理論値の50%〜60%の場合には、台数変更の効果に大きなばらつきが生じ得る。次のような場合を例として、ばらつきの原因を説明する。例えば、遊技場Aでは、ある営業日のうちの半日は、稼動中の遊技台がほとんどなく、残りの半日は、全台が稼動しているとする。一方、遊技場Bでは、営業日の一日中、およそ半分の遊技台が稼動しているとする。この場合、遊技場A及び遊技場Bの使用遊技媒体数(アウト)等の稼動データは、いずれも理論値の50%程度になる。
遊技場Aと遊技場Bとの違いは、上記満席時間が存在しているか否かの点にある。すなわち、満席時間を特定するための上記所定のしきい値を70〜80%程度とすれば、遊技場Aでは、全台稼動の半日が全て満席時間となり得る。一方、遊技場Bでは、一日中、半分の遊技台の稼動であるため、満席時間が発生しない。
ここで、上記満席時間は、遊技を希望する遊技者の数に対して遊技台が不足気味の単位時間である。この満席時間では、新たな遊技者による遊技が拒絶され、遊技したくても満席により遊技できない遊技者候補が存在している可能性がある。一方、上記満席時間以外の単位時間では、遊技を希望する遊技者が全て遊技できていると推定できる。上記満席時間では、遊技台の台数がもっと多かったとしたなら上記遊技者候補が遊技を行っていたかもしれないという期待感が発生し得る。一方、上記満席時間以外の単位時間では、仮に上記複数の遊技台の台数がもっと多かったとしても、遊技者の増加を期待できない可能性が高い。さらに、上記満席時間以外の単位時間では、仮に上記複数の遊技台の台数がさらに少なかったとしても、遊技者が減少しない可能性もあり、このような場合には、当該複数の遊技台を減台した方が妥当である可能性もある。
このような考え方に基づけば、上記のような遊技者候補が存在し得る満席時間が1日のうちの半分である遊技場Aについては、増台によって遊技者候補による遊技が可能となり、使用遊技媒体数(アウト)等の稼動データが増加する可能性がある。一方、満席時間が発生していない遊技場Bについては、増台によって稼動データが増加する可能性がゼロに近いだけでなく、減台しても稼動データが減らない可能性もあり得る。それ故、上記のごとく稼動データが理論値の50%〜60%程度である場合には、台数変更の効果に大きなばらつきを生じ得る。
このように台数変更の効果は、使用遊技媒体数(アウト)等の稼動データ等ではなく、上記満席時間の多少、すなわち台数変更前の満席率である上記変更前満席率に依存している。それ故、上記変更前満席率に関係付けて上記遊技係数を記憶する上記台数変更データベースは、台数変更した場合の稼動状況を予測するうえで極めて有用な指針となり得る。
上記変更前満席率に関係付けて上記遊技係数を記憶する方法としては、上記変更前満席率の値そのものに対して上記遊技係数を関係付けて記憶する方法や、上記変更前満席率の範囲を区分した満席区分を設定し、満席区分毎に遊技係数を記憶する方法等、様々な方法がある。さらに、変更前満席率あるいは満席区分に関係付けされた遊技係数が複数ある場合には、当該2以上の遊技係数の平均値を記憶したり、出現頻度が最高の遊技係数を記憶するのが良い。
上記第1及び上記第2の発明における遊技台としては、パチンコ機やパチスロ機などがある。そして、遊技場としては、パチンコ機のみ、あるいは、パチスロ機のみを設置した遊技場のほか、パチンコ機とパチスロ機とを設置した遊技場など、様々な営業形態のものが考えられる。
また、上記稼動信号取込手段が取り込む稼動信号としては、一定数量のパチンコ玉が使用されたことを表す打込信号(アウト信号、使用遊技媒体信号)、一定数量のパチンコ玉を払い出したことを表す払出信号(セーフ信号、払出遊技媒体信号)、大当たりが発生したことを表す大当たり信号(特別遊技状態信号)、いわゆるセブン機等において大当たり抽選の開始を表すスタート信号(役物作動信号)、いわゆる確変状態が発生したことを表す確変信号(特定遊技状態信号)等がある。
一方、スロットマシンである遊技台側から取り込む上記稼動信号としては、メダル等が使用されたことを表す投入信号(アウト信号、使用遊技媒体信号)、メダル等を払い出したことを表す払出信号(セーフ信号、払出遊技媒体信号)、ゲームの開始を表すスタート信号(変動開始信号)、ボーナスゲーム等の特別遊技状態の発生を表すボーナス信号(特別遊技状態信号)、リプレイタイムに対応するRT信号やチャレンジタイムに対応するCT信号等の特定遊技状態信号等がある。
また、上記稼動データとしては、使用遊技媒体数(アウト)、払出遊技媒体数(セーフ)、粗利、売上、大当たり回数等、遊技台の稼動に応じて様々なデータを採用することができる。
また、上記満席時間を特定するための上記所定のしきい値としては、70%〜100%の値を設定することができる。一般に、トイレ休憩中の遊技者や、一時離席中の遊技者の存在を考慮すれば、現実の上記稼動率が100%となることは極めて稀である。それ故、上記所定のしきい値としては、70%〜90%程度の値を設定するのが良い。
上記第1及び上記第2の発明における稼動データとしては、稼動信号の取込数そのものであっても良い。さらに、上記第1の発明における遊技度数としては、上記稼動信号の取込数そのものであっても良い。稼動信号の取込数は、上記最大出力数に対する割合を表現し得るからである。また、上記第2の発明における遊技度数としては、上記稼動台数そのものであっても良い。稼動台数は、上記複数の遊技台の台数に対する割合を表現し得るからである。
上記第2の発明において、上記単位時間中に被検知時間を設定し、当該被検知時間内に稼動信号を検知できたか否かに応じて遊技台の稼動を検知することもできる。例えば、上記単位時間に属する任意の1分間等の時間区間や、単位時間内の0〜59秒、1分〜1分59秒、2分〜2分59秒・・・等、1分毎に区分された時間区間や、単位時間中の所定のタイミングで設定した1分間等の時間区間を、上記被検知時間として設定できる。
さらに、上記第2の発明における稼動信号としては、遊技台が占有されている旨を確認した従業員等によるリモコンやタッチパネル等の操作に応じて出力される信号を採用することもできる。この場合には、占有されているものの遊技者の離席によって非稼動の遊技台を含めて上記遊技度数を算出可能である。
上記第1及び上記第2の発明においては、上記変更前満席率に対して、上記満席率算出手段が上記複数の遊技台について算出した台数変更後の所定期間の満席率である変更後満席率の比率を表す満席係数を算出する満席係数算出手段を備え、
上記変更台数データベースは、上記変更前満席率に対して上記満席係数を関係付けて記憶するように構成されていても良い。
この場合には、遊技台の台数の変更に伴う満席率の変化度合いを表す上記満席係数を、上記変更前満席率と関連付けてデータベース化できる。
また、上記複数の遊技台の変更台数を相殺するために台数を変更する他の複数の遊技台を管理対象として追加しており、
上記稼動信号取込手段は、上記複数の遊技台及び上記他の複数の遊技台よりなる遊技台グループ側から稼動信号を取り込むように構成されており、
上記台数変更データベースは、上記複数の遊技台についての上記変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記遊技台グループについて算出した上記遊技係数を関係付けて記憶するように構成されていることが好ましい(請求項3)。
遊技場内の遊技台の設置枠には限りがある。一般に、特定の機種の台数を変更するためには、その増減を相殺するために他の機種の台数を変更する必要がある。それ故、上記複数の遊技台を増台(減台)するに当たっては、減台(増台)対象として上記他の複数の遊技台が設定される場合が多い。上記のごとく遊技台グループに関する上記遊技係数を上記変更前満席率に関係付けてデータベース化する場合には、上記台数変更データベースに基づいて、上記複数の遊技台だけでなく上記他の複数の遊技台を含めた上記遊技台グループの稼動状況の変化を把握し得るようになる。
また、遊技場に設置された遊技台のうち、上記複数の遊技台と種別が共通する全ての遊技台を管理対象としており、
上記遊技情報取込手段は、上記全ての遊技台側から稼動信号を遊技情報として取り込むように構成されており、
上記台数変更データベースは、上記複数の遊技台についての上記変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記全ての遊技台について算出した上記遊技係数を関係付けて記憶するように構成されていることが好ましい(請求項4)。
遊技台の台数を変更すると遊技場内における遊技客の流れが変化し、台数を変更していない機種の売り上げ等が変動することがあり得る。上記のごとく全ての遊技台に関する上記遊技係数を、上記変更前満席率に関係付けてデータベース化する場合には、上記台数変更データベースに基づいて、上記複数の遊技台だけでなく遊技場内の全ての遊技台についての稼動状況の変化を把握し得るようになる。なお、上記種別とは、パチンコとパチスロ(スロットマシン)の区別である。
また、上記台数変更後の所定期間は、遊技台の台数を変更した後、所定の影響期間が経過した後の期間であることが好ましい(請求項5)。
遊技台の台数を変更した直後の期間では、遊技場側が実施するキャンペーンや、遊技者側が感じる目新しさに応じて遊技場内の遊技動向が落ち着かず、一時的な稼動状況が発生し得る。上記のごとく台数変更後の所定期間として、台数変更直後の上記影響期間が経過した後の期間を設定する場合には、上記稼動データ集計手段が集計する稼動データの信頼性を高く確保でき、上記遊技係数を精度高く算出できる。それ故、上記台数変更データベースの精度を向上し得る。
また、台数変更した場合に予測される予測稼動データを算出するシミュレーション手段を備え、
当該シミュレーション手段は、台数を変更する遊技台の機種である変更機種及び変更台数を設定する変更機種設定手段と、
遊技場内の遊技台の台数が変動しないよう、上記変更機種の変更台数を相殺するために台数を変更する遊技台の機種である対象機種の選定条件を設定する選定条件設定手段と、
上記対象機種の変更台数の最小単位である変更単位を設定する変更単位設定手段と、
上記変更単位及び上記選定条件に適合する上記対象機種及び当該対象機種の変更台数の組合せパターンを算出する変更パターン算出手段と、
台数変更前の所定期間内に上記満席率算出手段が上記変更機種について算出した変更前満席率に基づいて上記台数変更データベースを参照して当該変更前満席率に関係付けされた遊技係数を取得し、さらに、当該遊技係数及び台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が上記変更機種について集計した稼動データである変更前稼動データに基づいて、台数変更した場合に上記変更機種について予測される予測稼動データを算出すると共に、
台数変更前の所定期間内に上記満席率算出手段が上記対象機種について算出した変更前満席率に基づいて上記台数変更データベースを参照して当該変更前満席率に関係付けされた遊技係数を取得し、さらに、当該遊技係数及び台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が上記対象機種について集計した稼動データである変更前稼動データに基づいて、台数変更した場合に上記対象機種について予測される予測稼動データを、上記組合せパターン毎に算出する予測稼動データ算出手段と、を備えていることが好ましい(請求項6)。
上記台数変更データベースを利用する上記シミュレーション手段によれば、台数変更した場合に予測される上記予測稼動データを精度高く算出できる。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、遊技台2が設置された遊技場を管理する遊技場用管理装置1に関する例である。この内容について、図1〜図9を用いて説明する。
本例の遊技場用管理装置1は、図1及び図2に示すごとく、管理対象である複数の遊技台2側から各遊技台の稼動状況に応じて出力される稼動信号を取り込む稼動信号取込手段12と、該稼動信号取込手段12による稼動信号の取込数に応じた稼動データを集計する稼動データ集計手段11と、上記複数の遊技台2側から単位時間当たりに出力され得る稼動信号の最大出力数に応じた理論稼動データに対して、単位時間当たりに稼動データ集計手段11が上記複数の遊技台2について集計した稼動データの割合を表す遊技度数を算出する遊技度数算出手段15と、遊技度数が所定のしきい値を超える単位時間を満席時間として特定する満席時間特定手段14と、所定期間(本例では、連続7営業日を設定。)内の遊技場の営業時間を構成する単位時間のうち、満席時間が占める割合を表す満席率を算出する満席率算出手段13と、台数変更前の所定期間内に稼動データ集計手段11が集計した稼動データである変更前稼動データに対して、台数変更後の所定期間内に稼動データ集計手段11が集計した稼動データである変更後稼動データの変化度合いを表す遊技係数を算出する遊技係数算出手段16と、満席率算出手段13が上記複数の遊技台2について算出した台数変更前の所定期間の満席率である変更前満席率に対して、遊技係数算出手段16が上記複数の遊技台2について算出した遊技係数を関係付けて記憶する台数変更データベース18と、を備えている。
以下、この内容について詳しく説明する。
本例の遊技場用管理装置1(以下、単に管理装置1という。)は、図1及び図2に示すごとく、様々な機種の遊技台2が設置された遊技場を管理する装置である。本例では、遊技場に設置された遊技台2のうち、機種Aを増台(10台→15台)すると共に機種Bを減台(10台→5台)する台数変更を例に、管理装置1の構成及び作用効果を説明する。本例の上記複数の遊技台2は機種Aの遊技台であり、機種Aの増台を相殺するために減台する他の複数の遊技台2が機種Bである。
管理装置1は、図1及び図2に示すごとく、遊技台2及び台ランプ21等が接続された通信ネットワーク20に接続されている。各遊技台2は、個別に設置された台ランプ21と共に中継器22を介して通信ネットワーク20に接続されている。本例では、図1及び図2に示すごとく、通信ネットワーク20としてCAN(Controller Area Network)を採用している。なお、通信ネットワーク20としては、本例のCANに代えて、MOSTやイーサネット(R)などのLAN規格等、様々な仕様のものを採用することができる。なお、図1では、台ランプ21及び中継器22を省略してある。
管理装置1の構成を説明する前に、まず、通信ネットワーク20に接続された遊技台2、台ランプ21及び中継器22等について説明する。
本例の遊技台2は、図1及び図2に示すごとく、大当たり抽選の結果に応じて大当たりを発生させる、いわゆるセブン機と呼ばれるパチンコ機である。遊技台2は、払出玉10玉ごとのセーフ信号(払出信号)、役物動作(本例のごとく特定の入賞口への入賞に応じて大当たり抽選を実施し、その大当たり抽選に基づいて図柄変動を行うセブン機が管理対象であれば、特定の入賞口への入賞に伴う大当たり抽選、あるいは図柄変動等。)を行ったことを表すスタート信号(役物動作信号)、大当たり状態(本例のセブン機では、大当たり図柄が表示されると共に特定の入賞口を開放し、出玉率が高くなる遊技状態。)であることを表す大当たり信号、高確率で大当たり抽選に当選し得る確変状態であることを表す確変信号等を出力する。さらに、遊技台2に対応して設置した玉回収装置(図示略。)がアウト信号(打込信号)を出力する。玉回収装置は、遊技に使用されて回収された回収玉10玉毎にアウト信号(打込信号)を1回ずつ出力する。本例では、遊技台2に投入された10玉毎のアウト信号を上記稼動信号として採用している。
なお、本例の遊技台2に代えて、遊技者が投入した玉数を表すアウト信号を直接出力する遊技台を採用することもできる。この場合には、上記玉回収装置を省略することができる。さらになお、上記遊技台2としては、本例のパチンコ機に限定されるものではなく、スロットマシン等の遊技台であっても良い。さらに、セーフ信号を出力しない遊技台2については、遊技台2に遊技媒体を補給する補給装置が出力する補給信号をセーフ信号として取り込むことが可能である。
台ランプ21は、図1及び図2に示すごとく、各遊技台2の鉛直方向上側に配設した表示装置である。本例の台ランプ21は、各種情報を表示するデータ表示部(図示略)を中央に配設してなる。
中継器22は、遊技台2側から取り込むアウト信号やセーフ信号等の稼動信号を通信ネットワーク20上の通信データに変換する装置である。この中継器22は、各遊技台2のマシンIDを関連付けした状態で、上記稼動信号を通信ネットワーク20に向けて送出する。
次に、管理装置1は、図1及び図2に示すごとく、液晶ディスプレイよりなる表示手段103と、各種の演算処理を実行する装置本体101と、キーボード及びマウスを含む入力手段102とを備えている。装置本体101は、演算処理を実行するCPU(図示略)のほか、記憶手段としてのハードディスクドライブ106を備えている。本例の管理装置1は、装置本体101が内蔵する通信ポート(図示略)を介して通信ネットワーク20に接続されている。管理装置1は、通信ポートを介して各遊技台2のアウト信号等を受信する。
装置本体101は、図1及び図2に示すごとく、ソフトウェアプログラムを実行することにより、上記のごとく、アウト信号を取り込む稼動信号取込手段12、使用遊技媒体数(以下、アウトという。)を稼動データとして集計する稼動データ集計手段11、遊技度数を算出する遊技度数算出手段15、満席時間を特定する満席時間特定手段14、満席率を算出する満席率算出手段13、台数変更前後のアウトの変化度合いを表す遊技係数を算出する遊技係数算出手段16、及び変更前満席率に関係付けて遊技係数を記憶する台数変更データベース18としての各機能を実現している。さらに、装置本体101は、台数変更前後の満席率の変化度合いを表す満席係数を算出する満席係数算出手段17としての機能を実現する。以下、上記各手段及び台数変更データベース18の構成について詳しく説明する。
稼動信号取込手段12は、図1及び図2に示すごとく、稼動信号であるアウト信号を遊技台2側から受信する手段である。上記のごとくアウト信号は、遊技台2が回収した10玉のアウト玉に対応する稼動信号である。
稼動データ集計手段11は、稼動データであるアウト(使用遊技媒体数)を集計する手段である。稼動データ集計手段11は、アウト信号の取込数の10倍をアウトとして集計する。稼動データ集計手段11は、機種Aの遊技台2に関する単位時間毎のアウト(図3参照。)、機種Bの遊技台2に関する単位時間毎のアウト、及び遊技場内の全遊技台2に関する単位時間毎のアウトを集計し、順次、ハードディスクドライブ106に格納する。
なお、本例では、単位時間として1時間を設定し、開店時刻である9:00から閉店時刻である22:00までの遊技場の営業時間を単位時間毎に区分している(図3参照。)。単位時間としては、本例の1時間に代えて、1秒間、1分間、10分間等、異なる時間を設定することもできる。単位時間が短時間であるほど管理装置1の負担が増える一方、各データの精度を高くできる。
遊技度数算出手段15は、図1〜図3に示すごとく、遊技度数(本例では稼動率。以下、稼動率という。)を算出する手段である。遊技度数算出手段15は、ハードディスクドライブ106から読み出した単位時間毎のアウトに基づいて稼動率を算出する。稼動率は、単位時間当たりのアウト信号の最大取込数に応じた理論アウト(理論稼動データ)に対して、単位時間当たりに計測されたアウトの割合である。本例では、機種Aの遊技台2の単位時間毎の稼動率(図3参照。)、及び機種Bの遊技台2の単位時間毎の稼動率を算出している。
ここで、上記理論アウトについて補足して説明しておく。例えば、パチンコ遊技台であれば、1分間連続稼動した場合に発射される玉数であるアウト(使用遊技媒体数)は約100玉である。それ故、単位時間である1時間の理論アウト(連続稼動した場合のアウト。)は、6000玉となる。なお、パチスロ機(スロットマシン)では、1分間の理論上の消費メダルが約40枚である。それ故、単位時間である1時間の理論アウトは、2400枚となる。パチスロ機については、遊技者のレベルのばらつきを考慮して1分間の消費メダルを35枚程度に設定することも良い。上記理論アウトは、「最大アウト」あるいは「理論値」と表現されることもある。
例えば、増台前の機種Aの10台では、単位時間である1時間当たりの理論アウトが60000玉となる。それ故、図3に示すごとく、アウトが12000玉の9:00〜10:00の単位時間では、遊技度数算出手段15が算出する稼動率が20%(12000/60000)となる。
満席時間特定手段14は、図1〜図3に示すごとく、稼動率が所定のしきい値を超える単位時間を満席時間として特定する手段である。満席時間特定手段14は、遊技度数算出手段15が算出した稼動率が、予め設定した所定のしきい値である基準稼動率(本例では、80%を設定してある。)以上であるか否か、単位時間毎に判断する。そして、基準稼動率以上の稼動率が得られた単位時間を満席時間として特定する。なお、図3では、満席時間として特定された単位時間をハッチングにより図示してある。
なお、基準稼動率は、本例の80%に限定されるものではない。基準稼動率としては、100%〜70%程度の範囲の数値を適宜、設定することができる。一般に、トイレ休憩中など一時離席中の遊技者の存在を考慮すれば、現実の稼動率が100%になることは稀である。それ故、上記基準稼動率としては、100%未満の数値を設定することが適切である。一方、上記の基準稼動率の範囲の下限である70%については、空台が十分でないときには、遊技台を選んで遊技できなかったり、優良台を期待できる遊技台が無いため遊技を敬遠する等により、空台がゼロであるのと同様の状況が生じ得るという現実的な問題を考慮した設定である。さらに、上記基準稼動率として、例えば、90%と80%と70%との組み合わせ等、複数の基準稼動率をしきい値として設定することも良い。この場合には、例えば、基準稼動率90%で空台なし、基準稼動率80%で空台1割、基準稼動率70%で空台2割等、遊技台2の満席状況をきめ細かく把握できるようになる。
満席率算出手段13は、図1、図2、図4及び図5に示すごとく、所定期間として設定した連続7営業日に渡る遊技場の営業時間を構成する全単位時間のうち、満席時間と特定された単位時間の占有割合である満席率を算出するものである。なお、本例では、図4及び図5に示すごとく、所定期間内の各営業日毎の満席率を算出したうえ、所定期間を通じた平均の満席率(図4及び図5中、符号4C、4D、5C、5Dとして示す満席率。)を算出している。これに代えて、所定期間を通じた満席率を直接、算出することも良い。なお、図4は、機種Aの遊技台2に関するデータであり、図5は、機種Bの遊技台2に関するデータである。図4及び図5において、「変更前」と表示した上段は、台数変更前の所定期間の稼動データを表示しており、「変更後」と表示した下段は、台数変更後の所定期間の稼動データを表示している。
遊技係数算出手段16は、図1、図2、図6及び図7に示すごとく、台数変更に伴う稼動データ(本例では、アウト。)の変化度合いを特定可能な遊技係数を算出する手段である。遊技係数算出手段16は、台数変更前の連続7営業日に稼動データ集計手段11が集計した変更前稼動データ、及び台数変更後の連続7営業日に稼動データ集計手段11が集計した変更後稼動データに基づいて遊技係数を算出する。
本例の遊技係数算出手段16は、図6及び図7に示すごとく、4種類の遊技係数を算出する。第1の遊技係数は、機種Aに関する機種アウト係数(図6参照。)である。第2の遊技係数は、機種Bに関する機種アウト係数(図7参照。)である。第3の遊技係数は、機種A及び機種Bよりなる遊技台グループに関する対象アウト係数(図6及び図7参照。)である。そして、第4の遊技係数は、遊技場内の全ての遊技台2に関する全アウト係数(図6及び図7参照。)である。なお、各遊技係数の内容については、図4〜図7を用いて後述する。
満席係数算出手段17は、図1、図2、図4〜図7に示すごとく台数変更の前後における満席率の変化度合いを表す満席係数を算出する手段である。満席係数算出手段17は、上記遊技係数算出手段16と同様、台数変更前の連続7営業日の満席率である変更前満席率、及び台数変更後の連続7営業日の満席率である変更後満席率を利用して満席係数を算出する。本例では、機種A及び機種Bの満席係数である機種満席係数をそれぞれ算出している(図6及び図7参照。)。
なお、本例では、図4及び図5に示すごとく、台数変更前の所定期間である連続7営業日として、1月7日の営業終了後に実施した台数変更前の最後の連続7営業日である1月1日〜1月7日を設定している。また、台数変更後の所定期間として、台数変更から1週間経過後の連続7営業日である1月15日〜1月21日を設定している。つまり、本例では、台数変更直後の1月8日から1月14日を影響期間として設定し、遊技係数や満席係数等を算出する際の対象期間から除外している。このように台数変更直後の一時的な稼動状況が発生する可能性が高い影響期間を除外すれば、精度高く遊技係数及び満席係数を算出できる。なお、この影響期間としては、3日間あるいは2週間等、様々な期間を設定することができる。
台数変更データベース18は、図1、図2、図8及び図9に示すごとく、台数変更前の満席率である変更前満席率に関係付けて遊技係数及び満席係数等を記憶するデータベースである。台数変更データベース18は、ハードディスクドライブ106を利用して構成されている。台数変更データベース18としては、図8に示す増台データベースと、図9に示す減台データベースとがある。増台データベースは、増台による稼動データの変化度合いである遊技係数等を記憶する全機種共通のデータベースである。減台データベースは、減台による稼動状況の変化度合いである遊技係数等を記憶する全機種共通のデータベースである。
本例の台数変更データベース18では、図8及び図9に示すごとく、変更前満席率の範囲を区分した満席区分を設定してある。満席区分としては、0%以上8%未満、8%以上15%未満・・・・92%以上100%未満、及び100%の14区分を規定してある。そして、各満席区分のラベルとしては、各区分の最低値を設定してある。例えば、図4に例示する変更前満席率4C=47.3%は、46%以上54%未満の満席区分(ラベル46%)に分類される。本例の台数変更データベース18は、満席区分に関係付けされた遊技係数等の平均値を記憶している。なお、台数変更データベース18の詳しい内容については、後述する。
次に、上記のように構成した本例の管理装置1が管理する各種データの内容について、図3〜図9を用いて詳しく説明する。図3は、ある営業日1日における機種Aの単位時間毎の稼動率及びアウトを例示する図である。同図では、遊技場の開店時刻である午前9:00から閉店時刻である22:00までの単位時間毎に、機種Aの稼動率及びアウトを例示している。同図中の稼動率は、機種Aについて遊技度数算出手段15が算出するデータである。同図中のアウトは、機種Aについて稼動データ集計手段11が集計した稼動データであり、単位時間内に使用された遊技媒体の総数である。なお、同図中、ハッチングにより区別した単位時間は、基準満席率である80%以上の満席率が得られた満席時間である。また、下から2段目は、稼動率の平均値、及び1日の機種Aのアウトの合計を示している。最下段の台平均アウトは、1日のアウトの合計を台数により除算した機種Aの1台1日当たりの平均のアウトである。
図4及び図5は、台数変更前後の所定期間である連続7営業日の稼動状況を例示する図である。図4は、機種Aに関する稼動データを示し、図5は、機種Bに関する稼動データを示している。図4及び図5では、台数変更前後の連続7営業日の日毎に、満席時間として特定された単位時間数(本例の単位時間は1時間であるため、単位時間数=満席時間の合計時間となる。)、1台1日当たりの平均アウトである台平均アウト(図3中の台平均アウトに相当。)、満席率を例示している。満席率は、満席率算出手段13が算出する値であり、営業時間を構成する全単位時間のうちの満席時間の占有割合である。上記のごとく、上段の「変更前」の図が台数変更前に対応し、下段の「変更後」の図が台数変更後に対応している。各図の最下段の「平均」には、満席時間、台平均アウト、満席率について、所定期間を通じた平均値を示してある。ここで、上段の「変更前」の図における満席率の平均値が台数変更前の変更前満席率(図4中の符号4C、図5中の符号5C)である。下段の「変更後」の図における満席率の平均値が台数変更後の変更後満席率(図4中の符号4D、図5中の符号5D)。
図6及び図7は、台数変更前後の稼動状況の変化度合いを示す図である。同図では、変更前満席率が属する区分である満席区分、台平均増(減)アウト、機種満席係数、機種アウト係数、対象アウト係数、全アウト係数を示している。図6は、10台から15台に増台した機種Aに関する稼動状況の変化度合いを示し、図7は、10台から5台に減台した機種Bに関する稼動状況の変化度合いを示している。
機種Aの満席区分は、図4及び図6に示すごとく、変更前満席率4C=47.3%が属する区分(満席区分46%)である。機種Aの台平均増アウトは、台数変更後(増台後)の連続7営業日の機種Aの1日当たりの全アウト(台平均アウト4B×15台)から台数変更前(増台前)の連続7営業日の機種Aの1日当たりの全アウト(各平均アウト4A×10台)を差し引き、増台数である5台により除算した値である。機種Aの機種満席係数は、変更後満席率4Dを変更前満席率4Cにより除算した値である。機種Aの機種アウト係数は、台数変更後(増台後)の連続7営業日の機種Aの台平均アウト4Bを、台数変更前(増台前)の連続7営業日の機種Aの台平均アウト4Aにより除算した値である。
また、機種Bの満席区分は、図5及び図7に示すごとく、変更前満席率5C=5.5%が属する区分(満席区分0%)である。機種Bの台平均減アウトは、台数変更後(減台後)の連続7営業日の機種Bの1日当たりの全アウト(台平均アウト5B×5台)から台数変更前(減台前)の連続7営業日の機種Bの1日当たりの全アウト(台平均アウト5A×10台)を差し引き、減台数である5台により除算した値である。機種Bの機種満席係数は、変更後満席率5Dを変更前満席率5Cにより除算した値である。機種Bの機種アウト係数は、台数変更後(減台後)の連続7営業日の機種Bの台平均アウト符号5Bを、台数変更前(増台前)の所定期間の機種Bの台平均アウト5Aにより除算した値である。
対象アウト係数は、図4〜図7に示すごとく、台数変更後(増台後)の連続7営業日の機種A及び機種Bよりなる遊技台グループの1日当たりの全アウト(台平均アウト4B×15台と、台平均アウト5B×5台の合計)を、台数変更前(増台前)の連続7営業日の機種A及びBの1日当たりの全アウト(台平均アウト4A×10台と、台平均アウト5A×10台の合計)により除算した値である。全アウト係数は、台数変更後(増台後)の連続7営業日の遊技場全体の1日当たりの全アウトを、台数変更前(増台前)の連続7営業日の遊技場全体の1日当たりの全アウトにより除算した値である。
図8及び図9の台数変更データベース18は、システム導入開始後、あるいは直近1年間等の特定期間に実施された台数変更の結果をデータベース化したものである。本例の台数変更データベース18では、変更前満席率が属する満席区分に関係付けて、台平均増アウト、機種満席係数、機種アウト係数、対象アウト係数、全アウト係数等を算出し、記憶している。上記のごとく、図8が増台データベースであり、図9が減台データベースである。本例の場合では、増台した機種Aに関する上記機種アウト係数(遊技係数)や上記機種満席係数(満席係数)等が増台データベースに記憶され、減台した機種Bに関する上記機種アウト係数(遊技係数)や上記機種満席係数(満席係数)等が減台データベースに記憶される。
図8(図9)の増(減)台データベースにおける総増(減)台数は、増(減)台した遊技台の台数である。平均増(減)台数は、1回の台数変更における平均の増(減)台数である。台平均増(減)アウト、機種満席係数、機種アウト係数、対象アウト係数、全アウト係数は、台数変更毎に図6及び図7のごとく算出される各数値毎の平均である。同図中の、「−」の表示は、未サンプリングであることを表している。なお、図8及び図9のデータベースに代えて、増(減)台数に関係付けて、台平均増(減)アウトや機種満席係数等を記憶するデータベースを採用することもできる。なお、増(減)台データベースとしては、機種毎のデータベースであっても良い。
図8に示す増台データベースによれば、増台した場合の稼動デ−タの変化度合いを表す機種アウト係数等の遊技係数や、満席率の変化度合いを表す機種満席係数等を把握できる。具体的には、増台データベースを参照すれば、台数変更前の変更前満席率が属する満席区分に応じた機種アウト係数や機種満席係数を取得可能である。なお、同図から知られるように、満席率が高い方が増台の効果が高くなっている。満席区分38%以上では、全アウト係数や対象アウト係数が100%以上となると期待でき、遊技場全体でアウトの増加を見込めると期待できる。なお、機種満席係数自体は、増台により落ち込むが、満席区分38%以上であれば、大きく落ち込むおそれがないと把握できる。
図9に示す減台データベースに基づけば、減台した場合の稼動データの変化度合いを表す機種アウト係数等の遊技係数や、満席率の変化度合いを表す機種満席係数等を把握できる。なお、同図から知られるように、満席率が低い方が減台による稼動の落ち込みが少なくなっている。満席区分15%以下であれば、遊技場全体でのアウトの増加が見込めると判断できる。一方、満席区分23%の場合には、遊技場全体についても、対象機種についてもアウトの増加を見込めなくなるので、減台すべきではないという判断が可能である。
以上のように本例の遊技場用管理装置1は、増台あるいは減台等の台数変更の計画の適否を精度高く判断するための判断材料となる台数変更データベース18を有している。台数変更データベース18によれば、増台あるいは減台した場合の稼動状況の変化度合いを精度高く予測可能である。
また、図6あるいは図7の機種アウト係数等の各数値に基づけば、台数変更による効果を事後的に把握することが可能である。すなわち、実際の台数変更の効果を表す図6あるいは図7の各数値と、図8あるいは図9のデータベース中で台数変更前の満席率が属する満席区分に関係付けされた各数値とを比較すれば、データベース化された台数変更の結果と比べて、今回の台数変更の効果の善し悪しを把握できる。
なお、本例では、満席時間を特定するための基準稼動率を80%に設定したが、基準稼動率としては、90%、70%等の値を設定しても良い。さらに、複数の基準稼動率を設け、基準稼動率毎に満席率を算出しても良い。
また、本例では、所定期間を1週間に設定したが、これに代えて、1日、10日間等の期間を設定することもできる。さらに、曜日毎、或いはイベント営業と通常営業とに区別して集計することも良い。
さらに、本例では、変更前満席率の属する満席区分毎に関係付けて台平均増(減)アウトや機種満席係数等を記憶した。これに代えて、増(減)台数に応じて満席区分をさらに細分化し、細分化された各区分に関係付けて台平均増(減)アウトや機種満席係数等を記憶することも良い。この場合には、増台あるいは減台した場合の稼動状況の変化度合いを、増(減)台数に応じて一層、精度高く予測可能となる。
なお、本例では、機種毎に満席率を算出したが、これに代えて、パチンコ、パチスロ等の種別毎、タイプ(出玉性能を示すスペックや、遊技台メーカー等が共通する遊技台。)毎に満席率を算出しても良く、遊技場全体の満席率を算出しても良い。
(実施例2)
本例は、実施例1の管理装置を基にして、稼動台数集計手段を追加すると共に遊技度数算出手段15の構成を変更した例である。この内容について、図1を用いて説明する。
本例の稼動台数集計手段(図示略)が集計する稼動台数は、単位時間内に稼動を検知した遊技台2の台数を表すデータである。稼動台数集計手段は、単位時間(1時間)を1分毎に区分した60コマの被検知時間のうちのいずれかでアウト信号(稼動信号)を取り込みしたか否かにより各遊技台2の稼動を検知し、稼動を検知した遊技台の稼動台数を集計する。
遊技度数算出手段15は、対象とする遊技台2の台数に対して、稼動台数集計手段が集計した稼動台数の割合を表す遊技度数(稼動率)を単位時間毎に算出する。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
また、台数変更前後の稼動台数の変化度合いを表す遊技係数として機種稼動台係数を算出するよう、遊技係数算出手段16の構成を変更することもできる。この遊技係数算出手段16によれば、台数変更前の所定期間(連続7営業日)内に稼動台数集計手段が集計した単位時間毎の稼動台数の合計である変更前稼動台数に対して、台数変更後の所定期間(連続7営業日)内に稼動台数集計手段が集計した単位時間毎の稼動台数の合計である変更後稼動台数の変化度合いを表す遊技係数として上記機種稼動台数係数を算出可能である。
同様に、稼動データであるアウトに基づく台平均増アウトあるいは台平均減アウトに代えて、稼動台数に基づく台平均増稼動台数あるいは台平均減稼動台数を算出することもできる。さらに、アウトに基づく対象アウト係数及び全アウト係数に代えて、稼動台数に基づく対象稼動台係数あるいは全稼動台係数を算出することもできる。
また、本例の稼動台数集計手段は、稼動信号であるアウト信号を利用して遊技台の稼動を検知している。アウト信号に代えて、スタート信号や大当たり信号や確変信号を利用して遊技台の稼動を検知することもできる。さらには、遊技台2の稼動を確認した際に従業員等が操作するリモコンやタッチパネル等の出力信号を利用して遊技台の稼動を検知することもできる。例えば、この出力信号を利用する場合には、例えば、単位時間内に上記出力信号を取り込みできたか否かに応じて各遊技台2の稼動を検知できる。
(実施例3)
本例は、実施例1の管理装置を基にして、台数変更のシミュレーションを実施するシミュレーション手段19を追加した例である。この内容について、図8〜図12を利用して説明する。
本例の管理装置1は、図10〜図12に示すごとく、機種A〜機種Fの遊技台2を設置した遊技場を管理している。そして、本例は、機種Fを10台増台する場合に予測される稼動データ(アウト)等をシミュレーションした例である。
本例のシミュレーション手段19は、図10に示すごとく、台数を変更する遊技台2の機種である変更機種及び変更台数を設定する変更機種設定手段191と、遊技場内の遊技台2の台数が変動しないよう、変更機種の台数変更に対応して台数を変更する対象機種の選定条件を設定する選定条件設定手段193と、対象機種の台数を変更する際の変更単位を設定する変更単位設定手段192と、上記変更単位及び上記選定条件に適合する対象機種及びその変更台数の組合せパターンを算出する変更パターン算出手段194と、台数変更を実施した場合に変更機種及び対象機種について予測される稼動データを算出する予測稼動データ算出手段195と、を備えた手段である。
変更機種設定手段191は、図10に示すごとく、入力手段102を介して入力された変更機種及び変更台数を設定する手段である。
選定条件設定手段193は、入力手段102を介して入力された選定条件を設定する手段である。選定条件は、変更機種の増減台に対応して台数変更する対象機種を選定するための条件である。
変更単位設定手段192は、図10に示すごとく、入力手段102を介して入力された変更単位を設定する手段である。変更単位は、対象機種を台数変更する際の最小単位である。例えば、変更単位が5台であれば、5台、10台、15台・・・といった台数変更が可能となり、変更単位が2台であれば、2台、4台、6台、8台・・・といった台数変更が可能となる。
変更パターン算出手段194は、台数変更する対象機種及び変更台数の組合せパターンを算出する手段である。変更パターン算出手段194は、変更単位及び選定条件に適合する対象機種の全ての組合せパターンを選択する。組合せパターンとしては、例えば、B機種5台減台、C機種10台減台というように2種類以上の対象機能を含むパターンであっても良い。
予測稼動データ算出手段195は、組合せパターン毎に、台数変更を実施した場合の予測稼動データを算出する手段である。予測稼動データ算出手段195は、増台データベース(図8)あるいは減台データベース(図9)を利用して、台数変更した場合の予測稼動データを算出する。
次に、上記のように構成された管理装置1を利用したシミュレーションについて具体的に説明する。シミュレーションを実施するに当たっては、図11に示すごとく、各機種の台数変更前の台数、変更前稼動データである台平均アウト(1台1に当たりの平均アウト。)、変更前満席率が実測されており、かつ、図8及び図9に示す台数変更データベースが構築済みであることが前提となる。なお、同図中の満席区分は、変更前満席率が属する満席率の区分である。
本例のシミュレーションを実施するに当たっては、まず、変更機種設定手段191が、入力手段102を介して入力された変更機種及び変更台数を設定する。本例では、機種Fが変更機種であり、変更台数がプラス10台(増台)である。次に、変更単位設定手段192が、入力手段102を介して入力された変更単位を設定すると共に、選定条件設定手段193が、同様に入力された選定条件を設定する。本例の変更単位は5台であり、選定条件は変更前満席率15%未満である。
その後、変更パターン算出手段194が、図12に示すごとく、設定された選定条件及び変更単位に適合する全ての組合せパターン(本例では、シミュレート1〜シミュレート5の5種類の組合せパターン。本例では減台パターン。)を計算により算出する。例えば、シミュレート1は、変更機種である機種Fを10台増台すると共に対象機種である機種B及び機種Cを5台ずつ減台する組合せパターンであり、シミュレート2は、変更機種である機種Fを10台増台すると共に対象機種である機種Bを10台減台する組合せパターンである。
次に、予測稼動データ算出手段195が、台数変更した場合に予測される予測台平均アウト等を、シミュレート1〜5の5種類の組合せパターン毎に算出する。予測稼動データ算出手段195は、図11に示すごとく、各機種の変更前満席率が属する満席区分に応じて台数変更データベース18を参照し、当該満席区分に関係付けされた機種満席係数、機種アウト係数を取得する。変更機種(増台)である機種Fについては、増台データベース(図8)が参照され、対象機種(減台)については減台データベース(図7)が参照される。
例えば、変更前満席率46%である機種Fについては、図8の増台データベースにおける満席率区分46%が参照され、機種満席係数60%、機種アウト係数88%が取得される。また、機種Cについては、図9の減台データベースにおける満席区分0%が参照され、機種満席係数180%、機種アウト係数126%が取得される。なお、満席区分46%の機種Dについては、減台データベースにデータが存在しないため、機種満席係数等を全て「−」としてある。
予測稼動データ算出手段195は、図11に示すごとく、変更前満席率と機種満席係数を乗算することにより台数変更した場合に予測される各機種の予測満席率を算出する。さらに、変更前稼動データである台平均アウトに機種アウト係数を乗算することにより台数変更した場合に予測される各機種の予測台平均アウト(1台1日当たりの平均。)を算出する。
さらに、予測稼動データ算出手段195は、図12に示すごとく、シミュレート1〜5について、予測稼動データである予測アウトを計算する。まず、各機種についての予測アウトは、台数変更後の台数に上記予測台平均アウトを乗算することにより得られる。例えば、シミュレート1での機種Bについての予測アウトは、予測台平均アウト33210(図11)に台数変更後の5台を乗算した166050である。また、機種Fについての予測アウトは、予測台平均アウト48576(図11)に台数変更後の20台を乗算した971520である。台数変更後の台数がゼロ台となる機種Cについては、予測アウトがゼロとなる。
図12中、各シミュレートにおける「台数変更後」のアウトは、変更機種についての予測アウトと、対象機種についての予測アウトの合計である。例えば、シミュレート1では、機種Bの予測アウトである166050、機種Cの予測アウトであるゼロ、機種Fの予測アウトである971520の合計の1137570となる。また、各シミュレートにおける「台数変更前」のアウトは、変更機種の台平均アウト(図11)に台数変更前の台数を乗算した値と、対象機種の台平均アウト(図11)に台数変更前の台数を乗算した値との合算である。例えば、シミュレート1の「台数変更前」のアウトは、図11に示すごとく、機種Bの台平均アウト27000×10台、機種Cの台平均アウト8120×5台、及び機種Fの台平均アウト55200×10台の合計である862600となる。さらに、「予測増加アウト」は、「台数変更後」のアウト(シミュレート1では1137570)から「台数変更前」のアウト(シミュレート1では862600)を差し引いた値であり、台数変更した場合に予測されるアウトの増加数である。図12から知られるように、本例の場合では予測増加アウトが最大であるシミュレーション1の台数変更が最も有効という判断が可能である。
なお、本例では、「台数変更前」のアウトとして、台平均アウトに台数を乗じた値を採用したが、これに代えて、対象の遊技台のアウトを合計値を上記「台数変更前」のアウトとして採用することもできる。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
管理装置1が表示あるいは印字出力としては、図12をそのまま表示等しても良いが、これに代えて、予測増加アウトの順番(シミュレート1→3→2→5→4の順番。)で各シミュレートを並べ替えて表示することも有効である。
なお、本例では、予測する稼動データとしてアウトを設定したが、これに代えて、利益や売上等の他の稼動データを予測することも良い。
なお、本例では、変更単位として5台を設定したが、これに代えて、例えば、2台あるいは3台等、変更単位を複数、設定できるようにしても良い。この場合、減台した場合に、1台のみ等、不適切な台数が残されることを未然に回避できる。変更単位を5台と設定すると共に1台等の不適切な残台数を設定することにより、その不適切な残台数が残ってしまうような組合せパターンが算出されるのを未然に回避することも良い。さらに、設定された変更単位に基づいて組合せパターンを算出した後、設定された不適切な残台数を含む組合せパターンを消去することによりシミュレート対象から除外することも良い。
なお、変更機種を減台する機種として、対象機種を増台する機種として上記と同様のシミュレーションを実施することもできる。
なお、本例では、対象機種を選定するための選定条件として、変更前満席率のしきい値を設定した。これに代えて、台数変更前の台平均アウト等を設定することができる。さらには、減価償却が終わった機種であること、すなわち、粗利が購入金額を上回っていることを対象機種の選定条件に設定しても良く、粗利や売上のしきい値を選定条件として設定することもできる。
実施例1における、遊技場用管理装置のシステム構成を示すブロック図。 実施例1における、遊技場用管理装置の機器構成を示すシステム図。 実施例1における、営業日1日当たりの機種Aの稼動率及びアウトを示す説明図。 実施例1における、機種Aに関する台数変更前及び台数変更後の稼動状況を示す説明図。 実施例1における、機種Bに関する台数変更前及び台数変更後の稼動状況を示す説明図。 実施例1における、機種Aに関する台数変更前後の変化度合いを表す説明図。 実施例1における、機種Bに関する台数変更前後の変化度合いを表す説明図。 実施例1における、増台データベースを示す説明図。 実施例1における、減台データベースを示す説明図。 実施例3における、遊技場用管理装置のシステム構成を示すブロック図。 実施例3における、台数変更データベースの参照結果を機種毎に示す説明図。 実施例3における、台数変更のシミュレーション結果を示す説明図。
符号の説明
1 遊技場用管理装置(管理装置)
11 稼動データ集計手段
12 稼動信号取込手段
13 満席率算出手段
14 満席時間特定手段
15 遊技度数算出手段
16 遊技係数算出手段
17 満席係数算出手段
18 台数変更データベース
19 シミュレーション手段
2 遊技台
20 通信ネットワーク
21 台ランプ
22 中継器

Claims (6)

  1. 管理対象である複数の遊技台側から各遊技台の稼動に応じて出力される稼動信号を取り込む稼動信号取込手段と、
    該稼動信号取込手段による上記稼動信号の取込数に基づく稼動データを集計する稼動データ集計手段と、
    上記複数の遊技台側から単位時間当たりに出力され得る上記稼動信号の最大出力数に応じた理論稼動データに対して、上記単位時間当たりに上記稼動データ集計手段が上記複数の遊技台について集計した上記稼動データの割合を表す遊技度数を算出する遊技度数算出手段と、
    上記遊技度数が所定のしきい値を超える上記単位時間を満席時間として特定する満席時間特定手段と、
    遊技場の営業時間を構成する上記単位時間のうち、上記満席時間が占める割合を表す満席率を算出する満席率算出手段と、
    台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更前稼動データに対して、台数変更後の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更後稼動データの変化度合いを表す遊技係数を算出する遊技係数算出手段と、
    上記満席率算出手段が上記複数の遊技台について算出した台数変更前の所定期間の上記満席率である変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記複数の遊技台について算出した上記遊技係数を関係付けて記憶する台数変更データベースと、を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置。
  2. 管理対象である複数の遊技台側から各遊技台の稼動に応じて出力される稼動信号を取り込む稼動信号取込手段と、
    該稼動信号取込手段による上記稼動信号の取込数に基づく稼動データを集計する稼動データ集計手段と、
    単位時間に上記稼動信号を取り込みしたか否かに応じて遊技台の稼動を検知し、稼動を検知した遊技台の台数を稼動台数として上記単位時間毎に集計する稼動台数集計手段と、
    上記複数の遊技台の台数に対して、上記稼動台数集計手段が集計した上記稼動台数の割合を表す遊技度数を上記単位時間毎に算出する遊技度数算出手段と、
    上記遊技度数が所定のしきい値を超える上記単位時間を満席時間として特定する満席時間特定手段と、
    遊技場の営業時間を構成する上記単位時間のうち、上記満席時間が占める割合を表す満席率を算出する満席率算出手段と、
    台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更前稼動データに対して、台数変更後の所定期間内に上記稼動データ集計手段が集計した上記稼動データである変更後稼動データの変化度合いを表す遊技係数、あるいは台数変更前の所定期間内に上記稼動台数集計手段が集計した上記単位時間毎の稼動台数に基づく変更前稼動台数に対して、台数変更後の所定期間内に上記稼動台数集計手段が集計した上記単位時間毎の稼動台数に基づく変更後稼動台数の変化度合いを表す遊技係数を算出する遊技係数算出手段と、
    上記満席率算出手段が上記複数の遊技台について算出した台数変更前の所定期間の上記満席率である変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記複数の遊技台について算出した上記遊技係数を関係付けて記憶する台数変更データベースと、を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置。
  3. 請求項1又は2において、上記複数の遊技台の変更台数を相殺するために台数を変更する他の複数の遊技台を管理対象として追加しており、
    上記稼動信号取込手段は、上記複数の遊技台及び上記他の複数の遊技台よりなる遊技台グループ側から稼動信号を取り込むように構成されており、
    上記台数変更データベースは、上記複数の遊技台についての上記変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記遊技台グループについて算出した上記遊技係数を関係付けて記憶するように構成されていることを特徴とする遊技場用管理装置。
  4. 請求項1又は2において、遊技場に設置された遊技台のうち、上記複数の遊技台と種別が共通する全ての遊技台を管理対象としており、
    上記遊技情報取込手段は、上記全ての遊技台側から稼動信号を遊技情報として取り込むように構成されており、
    上記台数変更データベースは、上記複数の遊技台についての上記変更前満席率に対して、上記遊技係数算出手段が上記全ての遊技台について算出した上記遊技係数を関係付けて記憶するように構成されていることを特徴とする遊技場用管理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記台数変更後の所定期間は、遊技台の台数を変更した後、所定の影響期間が経過した後の期間であることを特徴とする遊技場用管理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、台数変更した場合に予測される予測稼動データを算出するシミュレーション手段を備え、
    当該シミュレーション手段は、台数を変更する遊技台の機種である変更機種及び変更台数を設定する変更機種設定手段と、
    遊技場内の遊技台の台数が変動しないよう、上記変更機種の変更台数を相殺するために台数を変更する遊技台の機種である対象機種の選定条件を設定する選定条件設定手段と、
    上記対象機種の変更台数の最小単位である変更単位を設定する変更単位設定手段と、
    上記変更単位及び上記選定条件に適合する上記対象機種及び当該対象機種の変更台数の組合せパターンを算出する変更パターン算出手段と、
    台数変更前の所定期間内に上記満席率算出手段が上記変更機種について算出した変更前満席率に基づいて上記台数変更データベースを参照して当該変更前満席率に関係付けされた遊技係数を取得し、さらに、当該遊技係数及び台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が上記変更機種について集計した稼動データである変更前稼動データに基づいて、台数変更した場合に上記変更機種について予測される予測稼動データを算出すると共に、
    台数変更前の所定期間内に上記満席率算出手段が上記対象機種について算出した変更前満席率に基づいて上記台数変更データベースを参照して当該変更前満席率に関係付けされた遊技係数を取得し、さらに、当該遊技係数及び台数変更前の所定期間内に上記稼動データ集計手段が上記対象機種について集計した稼動データである変更前稼動データに基づいて、台数変更した場合に上記対象機種について予測される予測稼動データを、上記組合せパターン毎に算出する予測稼動データ算出手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用管理装置。
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