JP2022033351A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】小当りを頻発させる特別状態を発生する遊技機を管理対象とした場合であっても適切に遊技情報を管理可能とする。【解決手段】管理手段は、通常状態、或いは前記単独特定状態である期間を示す初当り期間に対応した前記大当り数と前記単位遊技数とを含む遊技情報を、前記第1特別期間、及び前記第2特別期間に対応した遊技情報と区分可能に管理することで、前記単位遊技数と前記大当り数との関係性を示すTS情報であって、前記通常状態、或いは前記単独特定状態である期間を示す初当り期間に対応した初当りTS情報を管理する。【選択図】図4

Description

本発明は遊技場用システムに関する。
従来、遊技場用システムではパチンコ遊技機のような遊技機の状態確認を行うため、出玉率のような遊技情報を遊技状態に対応付けて管理しており、例えば特許文献1では「ベース」として通常状態、及び甘モード(所謂時短状態、以下、時短)等により区分けして出玉率を管理し、遊技機の状態確認のための指標として提示している。
特開平09-168657号公報
さて、近年、従来とは異なり、遊技状態として所謂小当りを頻出させて遊技者に出玉のような遊技価値を獲得させる小当りRUSH状態(特別状態、以下、RUSH)を発生可能な遊技機が登場しつつある。
このRUSHは、主に大当りが発生し易い所謂確変状態の内、所定の条件を満たした場合に発生するが、このRUSHをRUSHではない遊技状態と区別せずに管理すると、RUSHの発生状況に応じて甘モード中の出率のような遊技情報に影響が生じ、遊技機の遊技情報を管理することが今一歩難しくなる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、小当りを頻発させる特別状態が発生する遊技機を管理対象とした場合であっても適切に遊技情報を管理可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1の発明は、始動入賞した場合に多量の遊技価値を獲得可能な大当りを発生させるための単位遊技を行い、当該単位遊技の結果に応じて大当りと、当該大当りよりも少量の遊技価値を獲得可能な小当りと、当該大当りを発生させるための条件である大当り条件が通常状態よりも遊技者にとって有利となる特別状態と、を発生可能であり、更に当該特別状態として小当りを発生させるための小当り条件が通常状態よりも遊技者にとって有利である第1特別状態と、当該第1特別状態よりも小当り条件が遊技者にとって有利でない第2特別状態と、を発生可能である一方、遊技価値の付与率が通常状態よりも遊技者にとって有利である特定状態であって前記大当り条件が前記第1特別状態よりも遊技者にとって有利ではない単独特定状態を発生可能である遊技機の遊技情報を管理対象とする遊技場用システムであって、
前記遊技機側から出力される遊技情報を特定可能な遊技信号として、少なくとも前記第1特別状態である期間を示す第1特別期間と、前記第2特別状態である期間を示す第2特別期間と、前記単独特定状態である期間を示す単独特定期間と、大当り数と、大当りである期間を示す大当り期間と、単位遊技が行われた回数を示す単位遊技数と、を特定可能な遊技信号を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された遊技信号により前記大当り数と前記単位遊技数とを特定する遊技情報特定手段と、
通常状態、或いは前記単独特定状態である期間を示す初当り期間に対応した前記大当り数と前記単位遊技数とを含む遊技情報を、前記第1特別期間、及び前記第2特別期間に対応した遊技情報と区分可能に管理することで、前記単位遊技数と前記大当り数との関係性を示すTS情報であって、前記通常状態、或いは前記単独特定状態である期間を示す初当り期間に対応した初当りTS情報を管理する管理手段と、を備えたことを特徴とする。
一実施形態における遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機の正面図 モード別スペック値を示す図 各状態においていずれの状態信号がONとなるかを示す図 RUSHのある機種の状態特定例1を示す図 RUSHのある機種の状態特定例2を示す図 RUSHのない機種の状態特定例を示す図 素データを示す図(その1) 素データを示す図(その2) 遊技集計情報を示す図(その1) 遊技集計情報を示す図(その2) モード別集計を示す図 遊技履歴を示す図 管理装置による状態特定処理を示すフローチャート
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2及び情報表示装置3が設置されている。遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は、中継装置4及びLAN5を介して管理装置6(入力手段、遊技情報特定手段、管理手段)と接続されている。遊技場にはPOSや残金精算機(何れも図示せず)も設置されており、これらPOSや残金精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7、モニタ8及びプリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、遊技装置2等)から出力される遊技信号を入力し、遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。
図2は遊技機1の正面を示している。遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面9に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル10、上部受皿11及び下部受皿12を有する。上部受皿11には、貸出釦13、返却釦14及び残高表示部15が並設されている。盤面9には、普図表示部16、普図保留表示部17、特図表示部18、普図入賞口19、第1一般入賞口20、第2一般入賞口21、第1保留数表示部22、第2保留数表示部23、第1始動口24、第2始動口25及び大入賞口26を有する。
遊技機1(機種A)は以下のように動作する。
(1)第1始動口24は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)、第2始動口25は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)であり、各始動口24,25への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を特図表示部18にて行う図柄変動(単位遊技)にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)遊技機設定値(モード)が6段階で設けられており、このモードにより、図3のモード別スペック値に示す通り大当り抽選の当選確率(大当り確率、大当り条件)を通常遊技状態(以下、通常状態)と確変状態(特別状態、以下、確変)とを対象として調整可能。大当りがその後に確変となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率(例えば64%で全モード共通)が定められている。通常状態と確変の大当り確率もモードにより不変としても良く、通常状態と確変との大当り確率や確変率、及び後述するラウンド振分率や小当り確率(小当り条件)等の少なくとも1つがモードにより調整可能であれば良い。
(4)大当りが発生すると対応するラウンド(R)分だけ大入賞口26を開放する。1Rの上限入賞数は10個、上限開放期間は30秒であり、上限入賞数または上限開放期間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。対応するラウンドも大当り抽選と同様に抽選され、その振分率は第1始動口24に入賞した場合は2Rが10%、4Rが51%、8Rが39%であるが、第2始動口25の場合は4Rが10%、8Rが90%となり、入賞に応じた図柄変動の保留消化優先順位は第1始動口24よりも第2始動口25の方が高く設定される。
(5)確変大当りが終了すると確変となり、確変中は大当り確率が1/74に向上すると共に、第2始動口25の入賞率、即ち、遊技価値の付与率(所謂出率)が高くなる時短状態(特定状態、以下、時短)となる。尚、STは次回大当りの発生、または150回の図柄変動の何れかとなるまで継続し、大当りが発生しない場合、その後は通常状態となる。
(6)確変中は大当り確率が向上すると共に、第2始動口25の入賞率が高くなる時短になる。尚、遊技機1は、確変を所定数(例えば50回)の図柄変動を行うか大当りが発生するまで継続する所謂ST機であり、大当りが発生しない場合は、その後は時短となり、所定の時短回数(例えば100回)の図柄変動を行うか大当りが発生するまで時短を継続する。また、確変大当りでない大当り(通常大当り)が発生した場合も上記同様に時短となり、いずれも時短回数分の図柄変動を行った場合は通常状態に戻る。
(7)確変となる場合、更に振分抽選により小当りRUSH状態(第1特別状態、以下、RUSH)となるかが振分けられる。RUSHは確変同様の終了条件だが、大当り抽選同様の小当り抽選の当選確率(小当り確率)が向上(RUSH以外では1/300だが、RUSHでは1/2)する。小当りが発生した場合は大入賞口26が開放するが、大当りと比較して、上限入賞数が1個、上限開放期間が1秒等、開放条件が遊技者に不利となっている。しかしながら、RUSHでは小当り確率が向上するため小当りが頻出し、RUSHではない確変(第2特別状態、単独確変)や時短(単独時短、単独特定状態)よりも出率が高まる。
(8)第2始動口25は普図入賞口19への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒、時短では3秒となる。開放時間は通常状態では0.3秒、時短では5秒となる。即ち、時短では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口25の入賞率が高くなる。
(9)各始動口24,25や大入賞口26以外に第1一般入賞口20、第2一般入賞口21も設けられている。第1一般入賞口20は甘中や大当り中に盤面9の右側を狙って打つ、所謂右打ちを行った場合であっても入賞可能な位置に設けられており、第1一般入賞口20に入賞(一般入賞)した場合には10個の賞球はあるが、図柄変動等は行われない。
以上は機種Aを例にして説明したが、例示した値は例えば機種Bであればラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な値となり、遊技性も異なる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口24,25への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号=消費玉を回収するアウトB0Xから出力される消費価値(アウト、遊技情報)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
・セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ、遊技情報)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。また、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号とがあるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くため後者を採用することが望ましい。
・スタート信号=遊技機1から出力される始動入賞(S入賞)により変動(作動)する特図表示部18(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及びスタート(スタート処理数、単位遊技数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じてスタート処理を特定する。
・S入賞信号=遊技機1から出力されるS入賞(始動入賞、単位遊技)を特定可能な信号。始動入賞時に出力されるので信号入力に応じて始動入賞を特定する。尚、スタートとS入賞とのいずれか一方のみを管理する等、兼用して管理対象としても良い。
・状態信号=遊技機1から出力される大当り信号、特別状態信号(単独特定状態である期間を示す単独特定期間を特定可能な遊技信号)、高確信号(第2特別状態である期間を示す第2特別期間、及び単独特定状態である期間を示す単独特定期間を特定可能な遊技信号)、及びRUSH信号(第1特別状態である期間を示す第1特別期間、及び第2特別状態である期間を示す第2特別期間を特定可能な遊技信号)に区分され、各状態に対応した期間にてレベル出力される。
図1に戻って、遊技装置2は所謂各台計数機能を有する貸出機であり、遊技機1の遊技状態を示す状態表示灯27、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口28、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って残高や図柄変動回数(スタート回数)や大当り確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部29、持玉(会員であれば貯玉も含む)を払出すための払出釦30、払出された玉が通過する払出ノズル31、カード(一般カードや会員カード)が挿入されるカード挿入口32及び遊技機1の下部受皿12の下方に位置する着脱可能な計数受皿33等を有する。
遊技装置2は以下のように動作する。
(1)貨幣を受付けると(貨幣受付処理)、遊技機1と遊技装置2との双方に入金額を残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技機1の貸出釦13が押下されると(貸出操作、対価付与操作)、貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払出し(貸出処理、対価付与処理)、レートに応じた対価分を残高から引落とす。尚、貨幣は複数回の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
(2)計数玉を受付けた場合は計数玉を持玉として特定し、その持玉を払出釦30の押下に応じて払戻す払戻処理(持玉の再プレイ処理)を可能とし、払戻した場合にはその対価分(例えば払戻した玉数と同数)の持玉を減算する。
(3)残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦を押下(発行操作を受付)すると残玉や持玉を特定可能な一般カードが発行される。尚、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行は説明の簡略化のため不可としたが、可能としても良い。
(4)残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦14が押下されると(発行操作を受付けると)、遊技装置2にストックされていた残高や持玉を特定可能な持玉券を発行する。尚、持玉の一部や残高のみを発行対象とする分割発行も可能とする。持玉券を受付けた場合は、その残高や持玉を引継ぐ。
(5)中継装置4とのシリアル通信により管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、払戻玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び持玉券の受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定可能としても良い。尚、貸出処理上の通信については中継装置4を介さず、遊技機1と遊技装置2とで直接通信を行っても良い。
情報表示装置3は、中継装置4を介して遊技機1側から出力される遊技信号を入力することで各遊技状態の遊技情報を管理して表示する。
さて、遊技機1からは遊技状態を特定可能な複数種類の状態信号が出力されるが、状態信号がONとなる期間と各遊技状態とが1:1で対応していないため、遊技機1の遊技状態を直接特定することはできない。このため、管理装置6は、次のようにして遊技機1から出力される状態信号に応じて遊技状態を特定(以下、状態特定)するようにしている。
図4は各状態(遊技状態)においていずれの状態信号がONとなる(出力される)かを示している。例えば大当り(状態)であれば大当り信号と特別状態信号との論理和の出力状態であり、小当りRUSH状態(以下、RUSH)であれば特別状態信号と高確信号とRUSH信号との論理和の出力状態であり、状態信号がONとなる期間と各遊技状態とが1:1で対応していない。
そこで、管理装置6は、状態特定する際において状態別の優先順位を設定している。即ち、図4に示すように優先順位1の大当りでは、大当り信号がONであれば他の状態信号がONでも大当りを特定し、優先順位2のRUSHでは、大当りが特定できない場合にRUSH信号がONであればRUSHを特定するというように優先順位の高い順に各状態を特定することで最終的に状態特定するようにしている。
次に、管理装置6が対象とする遊技機の遊技状態の遷移について説明する。
図5は、RUSHを大当り確率が向上した高確率状態(特別状態、以下、高確)の一部で発生可能であり、その他にRUSHが発生しない高確と時短、大当りを発生可能であり、いずれでもない場合に通常状態に制御される遊技機であって上記した複数種類の状態信号を出力可能な遊技機(第1遊技機)を管理対象とした場合における遊技機1や管理装置6における遊技状態に関わる特定結果と、各状態において特定した遊技情報の区分先をタイムチャートで示している。
図5のタイムチャートでは各状態信号の出力状況を示し、説明の都合上、状態の切替に応じて期間を区切り、期間欄の括弧内に期間を特定するための数字を示している。また、期間単位で、遊技機の状態と、従来の状態特定方法による管理装置における状態特定を「従来状態特定」、本実施形態の状態特定方法による管理装置6における状態特定を「本案状態特定」、従来の状態特定方法による遊技情報の区分先を「従来区分」、本実施形態の状態特定方法による遊技情報の区分先(後述する図8の素データ参照)を「本案区分」の各欄にて示している。尚、この各欄の定義は以下の図6,7も同様である。
図5の場合、期間(1)(以下、期間を省略)の通常状態から(2)にて大当りが発生し、その後、(3)RUSH→(4)大当り→(5)RUSHでない高確→(6)大当り→(7)時短の順に状態移行した後、(8)にて通常状態に戻った場合を想定している。
(1)や(8)では状態信号が全てOFFであるため通常状態と状態特定して区分先も通常状態となり、(2)(4)(6)では大当り信号と特別状態信号がONとなるので大当りと状態特定して区分先も大当りとなるが、これらは従来の特定方法も本実施形態の特定方法も同様である。
(3)では、従来はRUSH信号が出力されていなかったため、高確または時短、即ち、甘中と状態特定して甘中を区分先としていたが、本実施形態ではRUSH信号に対応しており、RUSH信号が出力されていることから、RUSHと状態特定して区分先を甘中(第1総合特別期間)と高確とRUSHとの3区分にしている。これは、RUSHはRUSHだけでなく、高確であると共に甘中でもあるためであり、更に高確信号を出力しない遊技機にて管理可能な甘中データを特定するためでもある。
(5)では、従来は高確信号が出力されていなかったため、高確または時短と状態特定して甘中を区分先としていたが、本実施形態では高確信号に対応しており、高確信号が出力されていることから、高確と状態特定して区分先を甘中と高確との2区分にしている。これは、高確は高確だけでなく甘中でもあるためである。
(7)では、従来は高確信号が出力されていなかったため、高確または時短と状態特定して甘中を区分先としていたが、本実施形態では高確信号に対応しており、高確信号が出力されていないことから、時短と状態特定して区分先を甘中と時短との2区分にしている。これは、時短は時短だけでなく甘中でもあるためである。
以上のように従来は甘中と判定していたRUSH、高確、時短の3区分を本実施形態ではそれぞれ区分して状態特定した上で異なる区分先としている。
図6は、RUSHが高確の一部で発生可能であるが、高確中に一定条件(例えば所定の図柄変動数(例えば100回)を消化する)が成立した場合にRUSHに移行可能な遊技機で、その他にRUSHが発生しない時短と、大当りとを発生可能であり、いずれでもない場合に通常状態に制御される遊技機を管理対象とした場合における遊技機や管理装置6における遊技状態に関わる特定結果をタイムチャートで示している。
図6の場合、(1)の通常状態から(2)にて大当りが発生し、その後、(3)RUSH→(4)大当り→(5)RUSHでない高確→(6)RUSH→(7)大当り→(8)時短の順に状態移行した後、(9)にて通常状態に戻った場合を想定している。
図6の場合も図5同様に従来甘中と特定していたRUSH、高確、時短の3区分をそれぞれ区分可能となるが、図6では更に高確中にRUSH信号を入力した場合、換言すると大当り直後にRUSHとならなかった場合でも、RUSHと判定することを可能に状態特定している。
図7は、RUSHが発生不能な遊技機で、高確、時短、及び大当りを発生可能であり、いずれでもない場合に通常状態に制御される遊技機を管理対象とした場合における遊技機や管理装置6における遊技状態に関わる特定結果をタイムチャートで示している。
図7の場合、(1)の通常状態から(2)にて大当りが発生し、その後、(3)高確→(4)大当り→(5)高確→(6)大当り→(7)時短の順に状態移行した後、(8)にて通常状態に戻った場合を想定している。
図7の場合も図5同様に従来甘中と特定していた高確、時短の2区分をそれぞれ区分可能となり、本実施形態はRUSHが発生不能な従来の遊技機にも十分対応可能である。また、従来の高確信号を出力しない遊技機(第2遊技機)の場合、(3)(5)と(7)とを区分できないため、従来区分に示すようにいずれも甘中(第2総合特別期間)と特定する、図5,6について、高確信号やRUSH信号を出力しない遊技機(第2遊技機)を対象とした場合も同様である。
図7ではRUSH、高確、時短の内、RUSHの発生不能な遊技機を例示したが、高確や時短の一方を発生不能な遊技機を管理対象としても良く、このような遊技機や機種A同様にRUSH、高確、時短の全てを発生可能な遊技機であって、状態信号として特別状態信号と大当り信号とを出力するが、高確信号やRUSH信号は出力しない遊技機を管理対象としても良く、このような遊技機を管理する場合には従来区分に示すようにいずれの状態も甘中(第2総合特別期間)として区分すれば良い。
管理装置6は、上述した図5~7に示すように遊技状態を特定した場合、その状態における遊技情報を区分して管理する。
即ち、図8、9は例えば機種Aの各状態において特定した遊技情報である素データを示しており、例えばRUSH中に特定したアウトは、全体、甘中、高確、RUSHにおけるアウトとして計上する。
尚、「平均」は機種Aを対象とした遊技機平均である。
図8の各項目は次のように定義されている。
・遊技機ID=遊技機1の識別情報、所謂台番なので、以下台番とする場合がある
・モード=遊技機1に設定された遊技機設定値(別途操作入力等により特定)
・アウト=アウト信号により特定される遊技機1にて消費された遊技価値
・セーフ=セーフ信号により特定される遊技機1への入賞に応じて付与された遊技価値
・全体、通常=全体は全ての状態が対象、通常は通常状態が対象。
・T1、特T1=T1は全ての大当りが対象、特T1は特定の条件を満たす(例えばT1Yに対して設定される基準範囲(例えば800~1500)内のT1Yとなった)大当りである特定大当りが対象。
・甘中~RUSH=甘中(第2特別情報)は、以下の高確と時短との双方が対象、高確(第2特別情報)は高確率状態(単独確変や小当りRUSHを含む)が対象、時短(単独特定情報)は時短状態が対象、RUSH(第1特別情報)は小当りRUSHとなる高確率状態が対象である。
図8では高確にRUSH分を含めて管理しているが、単独高確期間には対応しないがRUSH期間には対応するRUSHと単独高確に対応する高確とを管理する場合に、高確にRUSH分を含めず、単独高確期間には対応するがRUSH期間には対応しない高確(第2特別情報)を管理対象としても良い。
図9の各項目は次のように定義されている。
・スタート=スタート信号により特定される遊技機1における役物の作動回数
・S入賞=S入賞信号により特定される始動入賞回数
・大当り数=大当り信号により特定される大当り数
・突入数=各状態に突入した回数で、各状態に突入した際に計数される。
・売上玉=売上信号により特定される対応する貸出機にて貨幣価値を対価として付与された遊技価値(貸出玉数、対価付与価値)
尚、本実施形態では説明の都合上、所謂貯玉に基づく再プレイシステムのない遊技場を前提としているが、再プレイシステムのある遊技場であれば、売上玉に再プレイ玉を含めて演算することが望ましい。
また、図1に示す払出ノズル31の再プレイ用とは遊技者が当該営業日に獲得した獲得玉を払戻す再プレイを指し、この再プレイ玉は売上玉に含める必要はない。
管理装置6は、図8,9の素データを演算することで特定可能な集計情報を管理する。
図10,11は、管理装置6が管理する機種Aの遊技集計情報であり、各項目は次のように定義されている。
尚、「平均」は機種Aを対象とした遊技機平均で、図5の「合計」の対応値である。
・出率(付与率、付与情報)=状態別の出率であって、各状態におけるセーフ÷アウトであり、「通常」はベース、「甘中」はBAとも言う。除RUSHと比較してRUSHの出率が高いことから、BAは両者を混合したデータとなっていることが把握できる。
・除RUSH(非第1特別期間)=甘中の内、RUSHを除いた状態、即ち、RUSHでない高確(第2特別期間)と時短(単独特定期間)とが対象。
尚、図8,9同様に、高確と時短とを区分(第2区分)して出率や平均S等を管理しても良い。
・平均S(単位遊技情報)=状態別のアウトに対する図柄変動数の頻度の割合(スタート÷アウト)。
・平均S入賞(単位遊技情報)=始動入賞数の頻度の割合
尚、以下では通常中の平均SをS、平均S入賞をS1、甘中の平均SをSA、平均S入賞をS1Aとも言う。除RUSH(非第1特別情報)とRUSH(第1特別情報)とを比較した場合、平均S入賞は大差ないが平均Sは若干異なる。これは、RUSHは除RUSHと比較してリーチを少なくすることで遊技性を高めているため平均図柄変動時間が短くなる傾向に基づくものである。
・T1Y=平均大当り中出玉数で、(T1セーフ-T1アウト)÷合計大当り数の演算値を示す遊技情報。
・T10=平均大当り中アウトで、T1アウト÷合計大当り数の演算値を示す遊技情報。
尚、合計大当り数=通常大当り数+甘中大当り数。また、以下も含め、説明の都合上、T1におけるセーフをT1セーフとするように状態+項目名にて遊技情報を表す。
・特T1Y=特定大当りを対象としたT1Yで、特T1Y=(特T1セーフ-特T1アウト)÷特定大当り数の演算値を示す遊技情報。
・特T10=特定大当りを対象としたT10で、特T1アウト÷特定大当り数の演算値を示す遊技情報。
・T2Y=RUSHを対象とした平均出玉数で、(RUSHセーフ-RUSHアウト)÷RUSH突入数の演算値を示す遊技情報。RUSHは大当りが発生した際に終了するため、RUSHにおける大当り確率の低い、即ち、モードが低い遊技機の方がT2Yが大きくなる傾向があり、遊技者に提示すれば設定推測の一助となる。
・TS(TS情報)=状態別の1回の大当りに対する平均スタートで、スタート÷大当り数の演算値を示す遊技情報。
・初当り=TSにおける状態別の内、通常と時短が対象となる期間(初当り期間)。つまり、初当りが遊技機1における通常の大当り確率(初当り情報)、単独確変とRUSHとが対象となる期間である高確(特別期間)が確変の大当り確率(特別情報)といったようにそれぞれ対象となる全ての状態に対応するため、遊技者に提示することでモード推測の一助になる。
尚、TSは逆数として大当り確率を示す情報としても良い。また、以下では初当りTSをTS、高確TSをTSAとも言う。
・大当り発生率=状態別の突入数に対する大当りの発生頻度の割合で、大当り数÷状態突入数の演算値を示す遊技情報。
・Bサ(付与情報)=通常時の差玉数で、通常アウト-通常セーフの演算値を示す遊技情報。
・客滞率=売上玉に対するBサの割合で、Bサ÷売上玉の演算値を示す遊技情報。
・粗利=遊技に応じた遊技場側の営業利益で、売上額-獲得玉×貸単価×原価率の演算値を示す遊技情報。
尚、獲得玉(獲得価値)=売上玉+セーフ-アウト、売上額=売上玉×貸単価、貸単価=4円、原価率=90%にて演算。
・玉単価=アウト1当りの売上額で、売上額÷アウトの演算値を示す遊技情報。
・玉粗利=アウト1当りの粗利で、粗利÷アウトの演算値を示す遊技情報。
・営業割数=実際の売上額(売上玉)に対する遊技場側の損益額(損失玉)の割合で、獲得玉÷売上玉の演算値を示す遊技情報。
管理装置6は、モード別に遊技情報を区分して管理しており、この場合もTSやTSA等、状態別に遊技情報を区分して集計している。
図12は、例えば1番台について設定したモードにより遊技情報を区分して集計したモード別集計の例示である。台数はモードが設定された延べ台数を示し、本実施形態では営業中にはモードが変更されない想定なので、モード1は48日、モード2は28日といったように営業日単位で遊技情報を振分けて、モード別に遊技情報を集計している。
各データは図5にて説明した通りで、実際の遊技情報を示している。尚、状態別の遊技情報としてはTS(初当りTS)、TSA、T2Yを示したが、他のデータも図5と同様に状態別に区分して集計しても良い。
上記集計は期間を指定して集計可能である。即ち、1営業日のみを対象とした集計も、1か月等、複数日の営業を対象とした集計も可能であり、更に、例えば金曜日のみ等の特定の条件を満たす営業日のみを対象とした集計も可能である。また、図5に示すベース等のモードに影響されない遊技情報は図12のようなモード別集計の対象とせず、モードに関わりなく上記のような期間を対象として集計すれば良いが、モード別に集計しても良い。
図12の集計は遊技機1の配置替えを行った場合、配置替え前の情報を引継ぐ。例えば1番台に設置される遊技機1が元は101番台に設定される場合、期間に対応付けて対応する台番を設定すれば、101番台に設置された期間では101番台として集計された遊技情報、1番台に設置された期間では1番台として集計された遊技情報を統合することで、配置替えしてもその遊技情報の引継ぎが可能となる。尚、引継の対象となる遊技情報を操作入力により入力しても勿論よい。
遊技機1から出力される遊技機識別信号により特定可能な遊技機識別情報と台番とを紐付ければ、遊技機識別情報により、例示した遊技情報を引継ぐことも可能である。同様にモードも操作入力だけでなく、遊技機1からモードを特定可能な信号が出力されるのであればその信号に基づき特定しても良い。
管理装置6は、所謂大当りの遊技履歴を管理しており、遊技状態に応じて高確やRUSH等を区分してレコードに対応付けている。
図13は遊技履歴を示しており、各項目は次のように定義されている。
・時刻=レコードに対応する時刻で、大当り発生時刻または甘中終了時刻または現在時刻。各レコードは大当りまたは甘中が終了した場合に作成されるため、大当りが発生すれば大当り発生時刻、発生しなければ甘中終了時刻が時刻となる。また、最終レコードは次のレコードの特定前なので現在時刻となるが、レコードに対応していればレコード作成時刻のようにどのような時刻を対象としても良い。
・状態=通常、高確、RUSH、時短の内、対応する状態。
・アウト、Bサ、売上額、S、T1Y=図8にて説明した通りだが、RUSHにおけるBサは演算上、T2Yの反数(正負を逆にした値)となる。また、T1Yは大当りが発生しなかった場合に空欄となるので、T1Yに数値が示されるレコードにて大当りが発生し、状態を参照することでいずれの状態にて発生した大当りかを特定可能としている。
図8~13に示した遊技情報は管理装置6を出力対象として出力すれば良いが、適宜必要に応じて情報表示装置3を出力対象としても良い。この場合、管理装置6を介して遊技情報を特定しても良いが、管理装置6を介さずに情報表示装置3や中継装置4にて状態特定等を行って遊技情報を特定しても良い。
図14は上述した図4の状態特定に関連した管理装置6による動作を示すフローチャートである。管理装置6は、通常においては、遊技状態が大当りか(S1:NO)、大当り信号を入力検知か(S2:NO)、遊技状態がRUSHか(S7:NO)、RUSH信号を入力検知か(S8:NO)、遊技状態が高確か(S18:NO)、高確信号を入力検知か(S19:NO)、遊技状態が時短か(S20:NO)、特別状態信号を入力検知か(S27:NO)を判定する通常待機フローを実行している。
通常待機フローの実行中に遊技機1が大当りとなると、図4に示すように大当り信号と特別状態信号とがONとなることから、大当り信号を入力検知するようになるので(S2:YES)、遊技状態を大当りと特定すると共に(S3)、大当り信号は入力終了していない(S4:NO)と判定してから、リターン後、遊技状態が大当りであり(S1:YES)、大当り信号は入力終了していない(S4:NO)と判定する大当り待機フローに移行する。
また、遊技機1がRUSHとなると、図4に示すように特別状態信号と高確信号とRUSH信号とがONとなり、RUSH信号を入力検知するようになるので(S8:YES)、遊技状態をRUSHと特定すると共に(S9)、RUSH信号は入力終了していない(S10:NO)と判定してから、リターン後、遊技状態が大当りでなく(S1:NO)、大当り信号を入力検知ではなく(S2:NO)、遊技状態がRUSHであり(S7:YES)、RUSH信号は入力終了していない(S10:NO)と判定するRUSH待機フローに移行する。
また、遊技機1が高確となると、図4に示すように特別状態信号と高確信号とがONとなり、高確信号を入力検知するようになるので(S19:YES)、遊技状態を高確と特定すると共に(S23)、高確信号は入力終了していない(S24:NO)と判定してから、リターン後、遊技状態が大当りでなく(S1:NO)、大当り信号を入力検知でなく(S2:NO)、遊技状態がRUSHでなく(S7:NO)、RUSH信号を入力検知でなく(S8:NO)、遊技状態が高確であり(S18:YES)、高確信号は入力終了していない(S24:NO)と判定する高確待機フローに移行する。
また、遊技機1が時短となると、図4に示すように特別状態信号がONとなり、特別状態信号が入力するようになるので(S27:YES)、遊技状態を時短と特定してから(S28)、リターン後、遊技状態が大当りでなく(S1:NO)、大当り信号を入力検知でなく(S2:NO)、遊技状態がRUSHでなく(S7:NO)、RUSH信号を入力検知でなく(S8:NO)、遊技状態が高確でなく(S18:NO)、高確信号を入力検知でなく(S19:NO)、遊技状態が時短であり(S20:YES)、特別状態信号は入力終了していない(S21:NO)と判定する時短待機フローに移行する。
以上の動作により、通常状態から大当り、RUSH、高確、時短のいずれかとなった場合は、その優先順位で遊技状態を特定することができる。
大当り待機フローの実行中に大当り信号が入力終了した後に(S4:YES)、RUSH信号を入力検知したときは(S5:YES)、遊技状態をRUSHと特定してから(S6)、リターン後、RUSH待機フローに移行する。
また、大当り信号の入力終了後に(S4:YES)、RUSH信号を入力検知することなく高確信号を入力検知した場合は(S5:NO、S13:YES)、遊技状態を高確と特定してから(S16)、リターン後、高確待機フローに移行する。
また、大当り信号の入力終了後に(S4:YES)、RUSH信号や高確信号を入力検知することなく特別状態信号を入力検知した場合は(S5:NO、S13:NO、S14:YES)、遊技状態を時短と特定してから(S15)、リターン後、時短待機フローに移行し、特別状態信号を入力検知しない場合は(S5:NO、S13:NO、S14:NO)、遊技状態を通常と特定してから(S17)、リターン後、通常待機フローに移行する。
以上の動作により、大当り終了後にRUSH、高確、時短、通常のいずれかとなった場合は、その優先順位で遊技状態を特定することができる。
RUSH待機フローの実行中に大当り信号を入力検知した場合は(S2:YES)、遊技状態を大当りとしてから(S3)、大当り待機フローに移行する。
また、RUSH信号の入力終了後に(S10:YES)、高確信号を入力検知した場合は(S11:YES)、遊技状態を高確と特定してから(S12)、高確待機フローに移行する。
また、RUSH信号の入力終了後に(S10:YES)、高確信号を入力検知することなく特別状態信号を入力検知した場合は(S11:NO、S14:YES)、遊技状態を時短と特定してから(S15)、時短待機フローに移行し、特別状態信号を入力検知しない場合は(S11:NO、S14:NO)、遊技状態を通常と特定してから(S17)、通常待機フローに移行する。
以上の動作により、遊技状態をRUSHと特定後にRUSHよりも優先順位が上位の大当りと判定した場合は、遊技状態をRUSHから大当りに繰上げ、RUSHの終了後に高確、時短、通常のいずれかとなった場合は、その優先順位で遊技状態を特定することができる。
高確待機フローの実行中に大当り信号を入力検知した場合は(S2:YES)、遊技状態を大当りと特定してから(S3)、大当り待機フローに移行する。
また、RUSH信号を入力検知した場合は(S8:YES)、遊技状態をRUSHと特定してから(S9)、RUSH待機フローに移行する。
また、高確信号の入力終了後に(S24:YES)、特別状態信号を入力検知した場合は(S25:YES)、遊技状態を時短と特定してから(S28)、時短待機フローに移行し、特別状態信号を入力検知しない場合は(S25:NO)、遊技状態を通常と特定してから(S26)、通常待機フローに移行する。
以上の動作により、遊技状態を高確と特定後に高確よりも優先順位が上位の大当りやRUSHと判定した場合は、遊技状態を高確から大当りやRUSHに繰上げし、高確の終了後に時短、通常のいずれかとなった場合は、その優先順位で遊技状態を特定することができる。
時短待機フローの実行中に大当り信号を入力検知した場合は(S2:YES)、遊技状態を大当りと特定してから(S3)、大当り待機フローに移行し、RUSH信号を入力検知した場合は(S8:YES)、遊技状態をRUSHと特定してから(S9)、RUSH待機フローに移行し、高確信号を入力検知した場合は(S19:YES)、遊技状態を高確と特定してから(S23)、高確待機フローに移行する一方、特別状態信号が入力終了した場合は(S21:YES)、遊技状態を通常と特定してから(S22)、通常待機フローに移行する。
以上の動作により、遊技状態を時短と特定後に時短よりも優先順位が上位の大当りやRUSHや高確と判定した場合は、遊技状態を時短から大当りやRUSHや高確に繰上げし、時短の終了後は通常と特定することができる。
このように現在の遊技状態よりも図4に示す優先順位が上位の遊技状態に移行した場合はその状態に移行した旨を特定する一方、下位の遊技状態については発生状態を特定せず、現在の遊技状態が終了した場合にいずれの遊技状態に移行したかを優先順位に従って特定することで、図4のように各状態において複数の状態信号が出力される場合であっても各状態を区分可能としている。
本実施形態で説明した遊技機では通常状態にて高確や時短等が発生することを例示しなかったが、図14に示すフローチャートによればそのような遊技機にも対応可能となる。また、図14に示すフローチャートには示さなかったが各状態特定時には図9の突入数を計数する。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
管理装置6は、RUSHが発生する遊技機を管理対象とした場合であっても、RUSHに対応する第1特別情報と、RUSHではない単独高確に対応する第2特別情報とを区分可能に管理するため、RUSHの発生状況に応じて特別状態における遊技情報に影響が生ずる虞を低減できる。
高確、RUSHだけでなく時短単独も区分して遊技情報を管理するため、甘中としても想定される、RUSH、単独高確、単独時短で、それぞれ想定値の異なる遊技機を管理する場合であっても、適宜、想定値が異なる遊技状態を除外した上で遊技情報を管理可能となり、信頼性の高い遊技情報を提供可能となる。
出率、差玉、平均S等を除RUSHとRUSH、または高確とRUSHと時短のいずれかにより区分して管理するため、RUSHが発生することにより確変や時短における出率や平均スタートに影響を生ずる虞があったとしても、その虞を低減できる。
TSを初当りTSと高確TSとに区分して管理するため、RUSHを発生可能な遊技機として、RUSHと単独高確とが同じ大当り確率である一方、通常と時短とが同じ大当り確率である場合に、前者を高確TSとする一方、後者を初当りTSとしてまとめて管理することで、大当りが発生可能な全ての遊技状態を対象としてTSを管理可能となると共に、特別状態におけるTSにおいて時短を含まない等、より正確性を高めた遊技情報を管理可能となる。
複数の遊技情報を区分可能な信号が出力される機種は甘中と区分された状態単位の双方の遊技情報を管理する一方、そのような信号が出力されない機種は甘中を管理するため、甘中を参照することで前者と後者のいずれの機種であっても同様の感覚で遊技情報を比較可能となり、前者の機種の遊技状況を後者の機種の遊技情報により推測することも可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
甘中として、高確、時短、RUSHの3区分、或いは高確、時短の2区分となる遊技機を例示したが、時短を除く高確、RUSHの2区分や高確を除く時短、RUSHの2区分に甘中を区分する遊技機を管理対象もしても良く、この場合は時短、或いは高確とRUSHとを区分して管理すれば良い。
小当りと大当りとで共通の大入賞口26を開放することを例示したが、それぞれ対応する大入賞口を設けて開放する遊技機を管理対象としても良い。
各設定値は管理者が任意に操作入力により設定しても、予め管理装置6の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。尚、この場合もサーバにて操作入力により入力された設定値となる。また、過去の遊技情報を基準値として設定しても勿論良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、遊技信号としてパルス信号を例示したがシリアル通信等による信号入力としても良い。
機種としては、例えばレート別やフロア別に機種をグループ化する等、どのような区分により機種を構成しても良い。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良いし、適宜採用しない項目を設けても良い。また、識別出力についても例示した以外に記号を付ける等、どのような出力態様としても良く、出力としては印字、表示出力が少なくとも想定される。
範囲としては最小値と最大値との双方を設定しても良いし、各範囲の最小値のみを設定し、最大値については次の範囲の最小値を参照して特定する等、最小値と最大値との一方のみを設定しても良い。また、以上と超過についてはどちらを採用しても良く、「達した」等の表現は以上となった或いは超過したのいずれにも対応する表現となる。以下と未満についても同様で、「達していない」等の表現は双方に対応する表現となる。
対象となる遊技機としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式やクレジット式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等にも採用できる。尚、所謂封入式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
管理装置6が行う処理の一部を中継装置4、情報表示装置3、或いは遊技機装置等にて行っても良く、遊技情報の特定や管理等を行う手段はどの様に構成しても良い。更に例示した構成は変形例も含めて、どのように組合わせても良いし、適宜、採用しない構成を設けても良い。
図面中、1は遊技機(第1遊技機、第2遊技機)、6は管理装置(入力手段、遊技情報特定手段、管理手段)である。

Claims (2)

  1. 始動入賞した場合に多量の遊技価値を獲得可能な大当りを発生させるための単位遊技を行い、当該単位遊技の結果に応じて大当りと、当該大当りよりも少量の遊技価値を獲得可能な小当りと、当該大当りを発生させるための条件である大当り条件が通常状態よりも遊技者にとって有利となる特別状態と、を発生可能であり、更に当該特別状態として小当りを発生させるための小当り条件が通常状態よりも遊技者にとって有利である第1特別状態と、当該第1特別状態よりも小当り条件が遊技者にとって有利でない第2特別状態と、を発生可能である一方、遊技価値の付与率が通常状態よりも遊技者にとって有利である特定状態であって前記大当り条件が前記第1特別状態よりも遊技者にとって有利ではない単独特定状態を発生可能である遊技機の遊技情報を管理対象とする遊技場用システムであって、
    前記遊技機側から出力される遊技情報を特定可能な遊技信号として、少なくとも前記第1特別状態である期間を示す第1特別期間と、前記第2特別状態である期間を示す第2特別期間と、前記単独特定状態である期間を示す単独特定期間と、大当り数と、大当りである期間を示す大当り期間と、単位遊技が行われた回数を示す単位遊技数と、を特定可能な遊技信号を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された遊技信号により前記大当り数と前記単位遊技数とを特定する遊技情報特定手段と、
    通常状態、或いは前記単独特定状態である期間を示す初当り期間に対応した前記大当り数と前記単位遊技数とを含む遊技情報を、前記第1特別期間、及び前記第2特別期間に対応した遊技情報と区分可能に管理することで、前記単位遊技数と前記大当り数との関係性を示すTS情報であって、前記通常状態、或いは前記単独特定状態である期間を示す初当り期間に対応した初当りTS情報を管理する管理手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記管理手段は、前記第1特別期間、及び前記第2特別期間が含まれる特別期間に対応した前記大当り数と前記単位遊技数とを含む遊技情報を、前記初当り期間に対応した遊技情報と区分可能に管理することで、前記特別期間に対応した前記TS情報である特別TS情報を、前記初当りTS情報と区分して管理することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
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