JP2004275224A - 遊技用管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各機種における稼働の良い時間帯や悪い時間帯を、一見して簡便に把握できるようにすること。
【解決手段】各機種の稼働率を所定の時間帯毎に算出する稼働率算出手段142と、算出された稼働率を機種毎に記憶する稼働率記憶手段145と、記憶情報に基づく複数機種の稼働率の推移状況を併せて出力する出力手段147、148と、を備える管理装置140であって、稼働率記憶手段145の記憶情報に基づいて稼働率が所定稼働率以上および/または所定稼働率以下である時間帯を機種毎に特定する時間帯特定手段142を備え、出力手段147、148は、時間帯特定手段142にて特定された時間帯の出力態様を、特定された時間帯以外の時間帯の出力態様とは異ならせて、稼働率の推移状況を出力する。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技機の各機種毎の稼働率の情報を管理、出力することのできる遊技用管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、これら遊技機の各機種毎の稼働率の情報を管理、出力することのできる遊技用管理装置としては、各機種毎の稼働率の推移を、同一画面上に表示するものがある。(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−263331号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら前記した特許文献1の遊技場管理装置にあっては、複数の機種の稼働率の推移が同一画面上に表示されることで、稼働率推移状況の機種間における比較を簡便に実施できるという一面があるものの、遊技場がこれら稼働率推移を確認する目的の1つとして、例えば稼働率が高い時間帯においてサービスを提供すればより多くの遊技者にサービスを提供でき、逆に稼働率が低い時間帯においてサービスを提供すれば、稼働率の向上に該サービスの提供を資することができることから、これら稼働の良い時間帯や悪い時間帯を把握することがあるが、前記した特許文献1の遊技場管理装置においては、複数機種の稼働率推移が同一画面に表示されることから、各機種における稼働の良い時間帯や悪い時間帯を、一見して簡便に把握することが難しいという問題があった。
【0005】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、各機種における稼働の良い時間帯や悪い時間帯を、一見して簡便に把握することのできる遊技用管理装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用管理装置は、遊技機において遊技者が遊技中であるか否かを特定可能な情報と、当該遊技機の機種を特定可能な情報とが入力される情報入力手段と、該情報入力手段に入力された情報に基づいて、各機種毎に、当該機種に属する全遊技機に占める遊技者が遊技中である遊技機の割合である稼働率を所定の時間帯毎に算出する稼働率算出手段と、該稼働率算出手段にて算出された稼働率を機種ごとに記憶する稼働率記憶手段と、該稼働率記憶手段の記憶情報に基づく複数機種の稼働率の推移状況を併せて出力する出力手段と、を備える遊技用管理装置であって、
前記稼働率記憶手段の記憶情報に基づいて稼働率が予め定められた所定稼働率以上および/または所定稼働率以下である時間帯を各機種毎に特定する時間帯特定手段を備え、
前記出力手段は、前記時間帯特定手段にて特定された時間帯の出力態様を、当該特定された時間帯以外の時間帯の出力態様とは異ならせて、前記稼働率の推移状況を出力することを特徴としている。
この特徴によれば、稼働率が予め定められた所定稼働率以上および/または所定稼働率以下である時間帯が前記時間帯特定手段にて特定され、該特定された時間帯が他の時間帯とは異なる出力態様にて出力されるようになるので、各機種における稼働の良い時間帯や悪い時間帯を、一見して簡便に把握することができる。
【0007】
本発明の遊技用管理装置は、前記所定稼働率を機種毎に設定変更するための機種別設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、遊技機の機種の仕様や導入期間などにより、元々機種毎に稼働率の善し悪しが存在することから、これら機種による稼働率の善し悪しに対応した所定稼働率を設定変更することができる。
【0008】
本発明の遊技用管理装置は、前記所定稼働率を曜日別に設定変更するための曜日別設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、通常において稼働率は曜日によって変化するので、これら曜日による稼働率の変化に対応した所定稼働率を設定変更することができる。
【0009】
本発明の遊技用管理装置は、前記遊技者が遊技中か否かを特定可能な情報は、遊技機において遊技者が遊技を行っていることを条件として発生する遊技情報と、遊技機の遊技状態を示す遊技状態情報とを含み、前記稼働率算出手段は、前記遊技情報と前記遊技状態情報のいずれかが前記情報入力手段に入力されている期間を稼働期間として前記稼働率を算出することが好ましい。
このようにすれば、前記遊技情報と前記遊技状態情報のいずれかが前記情報入力手段に入力されている期間が稼働期間として前記稼働率が算出されるようになるため、例えば大当り中や離席等においても前記遊技情報或いは前記遊技状態情報のいずれかが前記情報入力手段に入力されていれば稼働期間とされるようになるので、これら大当り中や離席等を考慮した正確な稼働率を算出できる。
【0010】
本発明の遊技用管理装置は、前記稼働率記憶手段の記憶情報に基づいて、各機種の稼働率の一日の平均値を算出する平均値算出手段を備え、前記出力手段は、前記平均値算出手段にて算出された前記一日の平均値を稼働率の推移状況と併せて出力することが好ましい。
このようにすれば、前記平均値算出手段にて算出された前記一日の平均値が稼働率の推移状況とともに出力されることで、推移状況における各稼働率が平均値からどの程度離れているかを簡便に把握でき、例えば、これら平均値からの離れ度合いに応じたサービスを検討できる。
【0011】
本発明の遊技用管理装置は、前記出力手段は、前記稼働率の推移状況をグラフ態様と時系列的数値態様の両方にて出力し、該時系列的数値態様の出力において、前記時間帯特定手段にて特定された時間帯の出力態様を、当該特定された時間帯以外の時間帯の出力態様と異ならせて出力することが好ましい。
このようにすれば、稼働率推移の機種間での比較はグラフ態様の出力により簡便に行うことができ、稼働の良い時間帯や稼働の悪い時間帯の把握は、時系列的数値態様の出力にて一見して明確に把握できるため、どちらか一方の出力態様のみの場合に比較して、より把握し易い出力となる。
【0012】
本発明の遊技用管理装置は、前記稼働率記憶手段の記憶情報に基づいて、稼働率が予め定められた抽出稼働率以上または予め定められた抽出稼働率以下となった回数が、予め定められた所定期間内において所定回数以上である時間帯を抽出する抽出手段を備え、
前記抽出手段にて抽出された時間帯を出力する抽出結果出力手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、予め定められた抽出稼働率以上または予め定められた抽出稼働率以下となった回数が、予め定められた所定期間内において所定回数以上である時間帯、すなわち所定期間内において繰り返し高い稼働率となった時間帯、或いは所定期間内において繰り返し低い稼働率となった時間帯を簡便に把握することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施例)
図1は本発明が適用された本実施例の遊技用システムの構成を示す図であり、この遊技用システムは、遊技場において複数配置された遊技島に並設される遊技機としてのカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機)2に対して1対1に設置される遊技用装置としてのカードユニット3と、遊技場の所定箇所に設置され、カードユニット3にて使用される後述の会員カード(記録媒体)並びにビジターカードの管理等を行うシステムコントローラ100と、遊技場内に設置された前記パチンコ機2に関する情報を管理する本発明の管理装置であるホールコンピュータ140と、から主に構成されており、システムコントローラ100並びにホールコンピュータ140とカードユニット3とはハブ(HUB)8’(図3参照)並びに通信ケーブル8を介してデータ通信可能に接続されているとともに、システムコントローラ100は、通信回線網11を介して図示しないカード管理会社に設置された管理サーバとデータ通信可能に接続されている。
【0014】
初めに、本実施例にて用いた記録媒体について説明すると、本実施例では予め会員登録をした会員遊技客に対して発行される会員カードと、カードユニット3に装着されているビジターカードと、の2種類のICカードを記録媒体として用いている。
【0015】
まず、本発明の記録媒体としての会員カードについて説明すると、この会員カードには、カードユニット3内に設けられている後述のカードリーダライタ327と非接触にてデータ通信を行うことが可能な非接触式ICカードが適用されており、その内部メモリには、各会員カードを個別に識別可能なカードIDや遊技者特定情報としての会員ID、カードユニット3とシステムコントローラ100との通信がオフライン状態の場合に使用されるセキュリティー情報等が書き換え不可に記録されているとともに、カードリーダライタ327とのデータ通信により、パチンコ玉の貸出に使用される度数等の情報が書き換え可能に記録される。
【0016】
次いで、ビジターカードについて説明すると、このビジターカードも会員カードと同様に非接触式ICカードが適用されており、その内部メモリには、各ビジターカードを個別に識別可能なカードID等が書き換え不可に記録されているとともに、前述したカードリーダライタ327とのデータ通信により、パチンコ玉の貸出に使用される度数や装着されているカードユニット3の装置ID等の情報が書き換え可能に記録される。
【0017】
次いで、本実施例の遊技用装置であるカードユニット3について簡潔に説明すると、このカードユニット3は、前述のように遊技島に並設される遊技機としてのパチンコ機2に1対1に対応して設置されている。
【0018】
カードユニット3の前面には、図2に示すように、各種表示部や操作ボタン、紙幣挿入口302、硬貨投入口303、硬貨返却口313、会員カード挿入口319、ビジターカード装着口318が設けられている。
【0019】
カードユニット3の前面に設けられる表示部のうち、多機能表示部301は、内部に設けられた多機能LED301aの発光態様によりカードユニット3の動作状況等が報知される。
【0020】
また、カードユニット3の前面に設けられた表示部のうち、変更可能表示部305は、後述する貸出処理における貸出単位(1回の貸出操作で使用される度数の大きさ)の変更が可能である場合に、その内部に設けられた変更可能LED305a(図3参照)が点灯する。貸出単位表示部307は、前述した貸出単位が内蔵された貸出単位表示器307a(図3参照)により表示される表示部であり、度数表示部309は、会員カードやビジターカードから読み出された度数やエラーコード等が内蔵された度数表示器309a(図3参照)により表示される表示部である。方向指示表示部311は、対応する遊技機の連結方向を示す表示部であり、遊技機と接続されている場合に内部に設けられた方向指示LED311a(図3参照)が点灯する。挿入中表示部312は、会員カードが挿入中である場合に内部に設けられた挿入中LED312a(図3参照)が点灯する。会員カード用表示部314は、受付中の会員カードから特定される貯蓄玉数に基づく再プレイ可能回数等の情報が内蔵された会員カード用表示器314a(図3参照)により表示される表示部である。
【0021】
また、カードユニット3の前面に設けられたボタンのうち、硬貨返却ボタン304は、硬貨投入口303から投入された硬貨が詰まった場合等において、硬貨を返却させる際に押圧するボタンである。貸出単位変更ボタン306は、貸出単位を変更する際に押圧するボタンである。端数ボタン308は、度数表示部309の表示内容を変更表示させる際に押圧するボタンである。テンキー315は、暗証番号等の入力を行う際に操作するキーである。プレイ選択ボタン316は、度数を用いて遊技を実施するか、若しくは貯蓄玉数を用いて遊技を実施するかを選択する際に押圧するボタンである。エンターボタン317は、暗証番号を決定する場合や貯蓄玉数の払戻を実施する際に押圧するボタンである。
【0022】
また、会員カード挿入口319とビジターカード装着口318とは、遊技者から見て左右に並設配置されている。会員カード挿入口319は、内蔵されるカードリーダライタ327(図3参照)の会員カードスロット(図示略)に連設されており、この会員カード挿入口319を介して会員カードを会員カードスロットに挿入可能とされている。また、ビジターカード装着口318は、カードリーダライタ327のビジターカード収容室(図示略)に連設されており、このビジターカード装着口318を介してビジターカードをビジターカード収容室に装着可能とされている。
【0023】
また、ビジターカード収容室にビジターカードが装着された際には、この装着されたビジターカードの先端がビジターカード装着口318から突出する態様にて装着されるようになる。また、このビジターカード装着口318の前面には、透明カバー部材318’が取付けられるようになっており、これによりカードリーダライタ327に装着されたビジターカードが、透明カバー部材318’を通して視認できるとともに、透明カバー部材318’により装着されたビジターカードの抜き取りができない状態とされる。
【0024】
図3は、カードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、読み出し手段としてのカードリーダライタ327と、制御ユニット328と、から主に構成されている。
【0025】
カードリーダライタ327は、前述した会員カードやビジターカードの記録情報の読み出し並びに書き込みを行うとともに、HUB8’を介してシステムコントローラ100とデータ通信可能に接続されており、挿入された会員カードに記録されたカードIDや度数の認証等がシステムコントローラ100との間で行われる。
【0026】
制御ユニット328には、前述した各種LEDや表示器、スイッチ等の各種電気部品や紙幣識別ユニット322、硬貨識別ユニット324、が接続されている。
【0027】
制御ユニット328に接続された各種スイッチのうち、貸出単位変更スイッチ306aは、貸出単位変更ボタン306の操作を検知するスイッチであり、端数スイッチ308aは、端数ボタン308の操作を検知するスイッチであり、テンキースイッチ315aは、テンキーの操作を検知するスイッチであり、プレイ選択スイッチ316aは、プレイ選択ボタン316の操作を検知するスイッチであり、エンタースイッチ317aは、エンターボタン317の操作を検知するスイッチである。
【0028】
また、制御ユニット328には、特に図示しないが、接続されたパチンコ機2に設けられる貸出ボタン(パチンコ玉の貸出を行う際に操作されるボタン)や返却ボタン(受付け中の会員カードを返却させる際に操作されるボタン)の操作を検知する貸出スイッチや返却スイッチが接続されている。
【0029】
制御ユニット328に接続された紙幣識別ユニット322は、紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を行う。また、硬貨識別ユニット324は、硬貨投入口303より投入された硬貨の真贋並びに硬貨種別の識別を行う。
【0030】
制御ユニット328に接続された各種LEDや表示器は、制御ユニット328により制御される。また、制御ユニット328は、各種スイッチの検出信号や、紙幣識別ユニット322や硬貨識別ユニット324による識別信号を受けて各種の制御を行う。
【0031】
また、制御ユニット328は、対応するパチンコ機2と接続されており、貸出処理に伴う各種の信号の授受が可能とされているとともに、制御ユニット328には、対応するパチンコ機2からの外部出力信号線が接続可能な信号入力部332が接続されており、この信号入力部332を介してパチンコ機2から出力される遊技情報である始動信号や、通常の大当り時に出力される遊技状態情報である大当り信号1、次回の大当りまでの間、大当り確率が向上する特典を有する確率変動大当り時に出力される遊技状態情報である大当り信号2や、遊技島内部のパチンコ機2の上方位置に設けられた補給球計数器24(図2参照)から、パチンコ機2に所定数のパチンコ球が補給される毎に出力される遊技情報である補給信号や、遊技島内部のパチンコ機2の下方位置に設けられたアウト球計数器26(図2参照)から、パチンコ機2にて遊技に使用され、該パチンコ機2から排出されたパチンコ球が所定数となった都度毎に出力される遊技情報である打込信号が制御ユニット328に入力されるようになっており、制御ユニット328は、起動時から前記始動信号の入力に基づく始動回数と、補給信号の入力に基づく補給玉数と、打込信号の入力に基づく打込玉数の各データを累積加算して記憶している。
【0032】
また、制御ユニット328は、前述したカードリーダライタ327とデータ通信可能に接続されており、各種コマンドの送受が実施可能とされているとともに、通信部334並びにHUB8’を介してホールコンピュータ140とデータ通信可能に接続されており、前記信号入力部332を介して入力されてきた信号の有無に基づき累積加算して記憶されている始動回数や、補給玉数や、打込玉数のデータと、前記大当り信号1や大当り信号2の入力の有無を示すデータと、対応するパチンコ機2の機種を特定可能な情報である台番号とを含む所定長の遊技情報データが所定時間間隔(本実施例では約10秒)毎に前記ホールコンピュータ140に対し、該制御ユニット328に設けられた通信部334より送信される。尚、遊技状態信号である大当り信号1や大当り信号2の信号出力状態に変化があった場合には、変化のあった大当り信号1や大当り信号2の有無の内容を反映した新たな遊技情報データが、所定時間間隔以外の、該信号出力状態に変化があった時点にて迅速にホールコンピュータ140に送信される。
【0033】
本実施例のカードユニット3は、会員カード挿入口319に挿入された会員カードの使用の可/不可を判別する受付処理と、この受付処理において受付けられた会員カードより読み出された度数を使用して、対応するパチンコ機2に対してパチンコ玉の貸出を実施させる貸出処理と、会員カードが受付中でかつ残存する度数が0度の場合であって、紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されて識別された場合に、この識別された金額に相当する度数を、受付けられている会員カードより読み出された度数に加算する追加入金処理と、会員カードが受付けられていない場合に低額紙幣(1000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されて識別された場合に、この識別された金額に相当する度数をビジターカード装着口318に装着されているビジターカードに記録した後、この記録した度数の全てを使用して対応するパチンコ機2に対してパチンコ玉の貸出を実施させる発行貸出処理、対応するパチンコ機2に対して以前の遊技にて貯蓄した貯蓄玉数のうちの所定数のパチンコ玉の払い戻しを実施させる払戻処理と、を行うようになっている。
【0034】
ここで、本実施例に用いたホールコンピュータ140の構成について図4に基づいて説明すると、該ホールコンピュータ140の内部にてデータの送受を行うデータバス141に、各パチンコ機2から出力され、前記カードユニット3を介して送信された前記遊技情報データに基づいて、各パチンコ機2における稼働状態の判定処理や、後述する遊技情報テーブルの内容や、図9に示される稼働率推移状況画面を表示するための機種別稼働率テーブル(図6参照)の内容を更新、集計する更新集計処理や、各機種毎に各機種に属する全パチンコ機2の台数に占める遊技者が遊技中であって稼働中と判定されたパチンコ機2の台数の割合である稼働率を算出する稼働率算出処理や、後述する出力データ指定画面の時間帯抽出において指定された条件に合致する時間帯を抽出する抽出処理を実施するCPU142、ワークメモリ等として使用されるRAM143、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC144、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置145、稼働率識別表示設定画面や出力データ指定画面の設定内容の入力並びに選択入力を行うためのキーボードやマウス等の入力装置146、前記稼働率識別表示設定画面や出力データ指定画面等の設定画面や、図9に示す稼働率推移状況画面や、図10に示す時間帯抽出結果画面等の各種画面を表示出力するための表示装置147や、前記表示装置147に表示出力された表示データを印刷出力するためのプリンタ148、前記ハブ8’を介してカードユニット3の制御ユニット328から送信される前記遊技情報データの受信等、該制御ユニット328との間において各種データ通信を行うための通信部149、が接続された通常のコンピュータである。
【0035】
また、前記記憶装置145には、該ホールコンピュータ140が実施する各パチンコ機2における稼働状態の判定処理や、前記遊技情報テーブル並びに機種別稼働率テーブルの内容を更新、集計する更新集計処理や、各機種毎の前記稼働率を算出する稼働率算出処理や、前記時間帯を抽出する抽出処理等を実施するための処理プログラムに加えて、図5に示すように、各パチンコ機2に関する情報が登録、管理される遊技情報テーブルと、各機種毎における各機種に属する全パチンコ機2の台数に占める稼働中と判定されたパチンコ機2の台数の割合である稼働率が、各時間帯毎に算出されて記憶、管理される機種別稼働率テーブルが記憶されている。
【0036】
本実施例に用いた遊技情報テーブルは、図5に示すように、遊技機であるパチンコ機2に固有に付与された台番号に対応付けて、該パチンコ機2の機種と、本日、前日、前々日の3日間の遊技情報が記憶できるようになっていて、前記カードユニット3の制御ユニット328から送信されてくる遊技情報データ列中に含まれる補給玉数データに基づく補給玉数、前記遊技情報データ列中の打込玉数データに基づく打込玉数、これら補給玉数と打込玉数の差に基づく遊技場側の差玉数、前記遊技情報データ列中の始動回数に基づく総スタート回数、大当り信号1並びに大当り信号2の有無を示すデータに基づいて大当りと判定された回数である大当り回数、大当り信号2の有無を示すデータに基づいて確率変動状態と判定された回数である確変回数、前記総スタート回数と大当り回数との比である大当り確率、並びに各大当り間のスタート回数1,2・・・とが、記録されるようになっているとともに、本日データについては、前記遊技情報データ列中に含まれる遊技情報である始動回数や補給玉数や打込玉数の所定時間内の変化の有無、並びに遊技状態情報である大当り信号1や大当り信号2の入力の有無を示すデータに基づき判定される稼働状況と、大当り信号1や大当り信号2の入力の有無を示すデータに基づき判定される遊技状態とが記憶されるようになっている。
【0037】
これら遊技情報テーブルの更新に伴なう稼働状態の判定処理について図11に示すフロー図に基づいて説明すると、前記CPU142は、前記カードユニット3を介して送信された前記遊技情報データに含まれる大当り信号1や大当り信号2の入力の有無を示すデータにより、遊技状態情報である大当り信号1或いは大当り信号2の入力が有る状態、つまり大当り中か或いは確変大当り中のいずれかの状態であるかを判定し(S1)、大当り中か或いは確変大当り中のいずれかの状態である場合にはS3へ進んで稼働中と判定した後、遊技情報テーブルの稼働状況を「稼働中」とするとともに、遊技状態を「大当中」か或いは「確変中」として遊技情報テーブルを更新する。
【0038】
また、S1において遊技状態情報である大当り信号1或いは大当り信号2の入力が無い状態であると判定された場合には、S2へ進んで前記遊技情報データに含まれる遊技情報である始動回数、補給玉数、並びに打込玉数と、遊技情報テーブルにおいて記遊技情報データに含まれる台番号に対応して記憶されている始動回数、補給玉数、並びに打込玉数の数値とを比較し、これら数値に変化があるか否かを判定し、変化が有る場合、つまりは数値が増加している場合には、S3へ進んで稼働中と判定した後、遊技情報テーブルの稼働状況を「稼働中」とするとともに、該遊技情報テーブルの始動回数、補給玉数、並びに打込玉数の数値を前記遊技情報データに含まれる始動回数、補給玉数、並びに打込玉数の数値に更新し、S2において変化が無い場合、つまりは数値が増加していない場合には、S5に進んで非稼働中と判定した後、遊技情報テーブルの稼働状況を「非稼働」に更新する。
【0039】
このように本実施例においては、前記遊技情報である始動信号、補給信号、打込信号の入力に伴う始動回数、補給玉数、打込玉数の変化がある場合、或いは前記遊技状態情報である大当り信号1或いは大当り信号2の入力が有る場合において、前記遊技情報テーブルの稼働状況に「稼働中」が登録されることで、該稼働状況に「稼働中」が登録されている期間が稼働期間として前記稼働率が算出されるようになるため、例えば大当り中や離席等においても前記遊技情報である始動信号、補給信号、打込信号の入力或いは前記遊技状態情報である大当り信号1或いは大当り信号2の入力のいずれかが入力されていれば稼働期間とされるようになるので、これら大当り中や離席等を考慮した正確な稼働率を算出できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、パチンコ機2から稼働中を示す稼働信号が出力されている場合等においては、該稼働信号の入力に基づいて遊技者が遊技中か否かである稼働判定を実施するようにしても良い。
【0040】
また、本実施例では、制御ユニット328に設けられた通信部334より送信される遊技情報データの送信間隔が10秒であるため、10秒の間、始動回数、補給玉数、並びに打込玉数の数値が変化しなければ非稼働と判定されるが、これら数値に変化があるか否かの判定対象とする期間は、例えば、30秒、1分、3分等、適宜設定すれば良い。
【0041】
また、本実施例に用いた機種別稼働率テーブルは、図6に示すように、所定時間間隔である10分間隔毎の稼働率が、全機種並びに各機種毎に算出されて記憶されるとともに、1時間を1つの時間帯として、各時間帯に属する10分間隔毎の稼働率の平均が算出されて、時間帯平均として記憶されるようになっており、図6には本日分がしめされているが、本日以前の所定期間におけるデータが機種別稼働率テーブルには登録されている。
【0042】
尚、本実施例では、前記機種別稼働率テーブルに登録される所定時間間隔を10分としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの所定時間間隔は適宜に選択すれば良いとともに、状況に応じて変更可能に設定できるようにしても良い。
【0043】
本実施例のホールコンピュータ140の表示装置147には、図示しない設定メニューから「稼働率識別表示設定」を選択することで、図7に示す稼働率識別表示設定画面が表示されるようになっており、該稼働率識別表示設定画面において、図9に示す稼働率推移状況表示画面にて数値表示される稼働率の表示態様を、その他の稼働率の表示態様と異なる表示態様にて表示させるための設定を行うことができるようになっている。
【0044】
本実施例の稼働率識別表示設定画面には、図7に示すように、識別表示の対象とする良い方の稼働率の所定値(例えば60%、70%、80%等)と、悪い方の稼働率の所定値(例えば30%、20%、10%等)とを設定できるとともに、該設定した所定値を適用する対象機種並びに対象曜日を設定できるようになっており、これら対象機種と対象曜日とを組み合わせることで、各機種毎で曜日別に前記稼働率の所定値を設定変更できるようになっている。
【0045】
尚、本実施例においては、前記対象機種のポップアップメニュー内には「全機種」の項目が設けられており、該「全機種」の項目を選択するとともに、対象曜日の項目を適宜に選択することで、全ての機種に共通として曜日別に個別の稼働率の所定値を設定できるようになっているとともに、前記対象曜日のポップアップメニュー内には「全曜日」の項目が設けられており、該「全曜日」の項目を選択するとともに、対象機種の項目を適宜に選択することで、全ての曜日に共通として機種別に個別の稼働率の所定値を設定できるようになっている。
【0046】
このように本実施例では、稼働率を異なる表示態様にて表示させるための稼働率の所定値設定を機種毎に設定変更できるようになっており、このようにすることは、遊技機の機種の仕様や導入期間などにより、元々機種毎に稼働率の善し悪しが存在することから、これら機種による稼働率の善し悪しに対応した所定稼働率を設定変更することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら機種毎の所定稼働率の設定変更を不可としても良い。
【0047】
また、本実施例では、稼働率を異なる表示態様にて表示させるための稼働率の所定値設定を曜日別に設定変更できるようになっており、このようにすることは、通常において稼働率は曜日によって変化するので、これら曜日による稼働率の変化に対応した所定稼働率を設定変更することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら曜日別の所定稼働率の設定変更を不可としても良い。
【0048】
尚、本実施例の対象曜日には各曜日と全曜日とを選択できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、イベント日等においては稼働率が通常の日よりも高くなることから、これら対象曜日の選択内容としてイベント日を選択できるようにしても良い。
【0049】
また、本実施例では、稼働率を異なる表示態様にて表示させるための稼働率の所定値設定を所定値以上とする良い方の稼働率と、所定値以下とする悪い方の稼働率の双方を設定できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみの稼働率の所定値を設定できるようにしても良い。
【0050】
本実施例のホールコンピュータ140の表示装置147には、図8に示すように、図示しない出力メニューから「出力データ指定」を選択することで、前記機種別稼働率テーブルに登録されている情報に基づく出力データを指定するための出力データ指定画面が表示されるようになっている。
【0051】
この本実施例の出力データ指定画面には、その上方位置に図9に示す稼働率推移状況画面に表示させる推移表示の内容を指定するための稼働率推移の項目が設けられており、該稼働率推移の項目において、稼働率推移状況画面に表示させる推移表示の対象日と、推移表示の対象機種とを選択入力できるようになっており、これら推移表示の対象日と、推移表示の対象機種を選択入力した後、該稼働率推移の項目に表示されている「表示」の選択入力部を選択入力することで、該推移表示の対象日の機種別稼働率テーブルに登録されている選択入力された各対象機種の各時間帯の稼働率が抽出されて、稼働率推移状況画面の下方位置に各機種毎に時系列的に表示されるとともに、該時系列的に表示された各時間帯に対応するように、当該時間帯の稼働率に基づく推移グラフが各機種毎に生成されて表示されるようになっている。
【0052】
更に、図7に示す稼働率識別表示設定画面にて設定された設定内容を、推移表示の対象日の曜日から各機種毎に特定する。例えば推移表示の対象日として1月5日が指定された場合には、該1月5日が日曜日であることを前記RTC144から出力されるカレンダ情報から特定し、推移表示の対象機種として選択されている機種a、機種b、機種cの対象曜日として日曜日に設定されている識別表示設定のそれぞれの設定内容、例えば機種aであれば、良い方の稼働率の所定値が60%で悪い方の稼働率の所定値が30%、機種bであれば、良い方の稼働率の所定値が50%で悪い方の稼働率の所定値が10%、機種cであれば、良い方の稼働率の所定値が60%で悪い方の稼働率の所定値が10%、のように特定する。
【0053】
これら特定した各機種毎の識別表示設定の設定内容に基づいて、稼働率推移状況画面の下方位置に時系列的に表示される稼働率の数値表示の中から、該識別表示設定の設定内容に該当する稼働率の数値表示を特定し、悪い方の稼働率に該当する稼働率の表示領域を悪い稼働率に対応する表示態様である赤色(図9においてはクロスハッチにて示すが)にて表示し、良い方の稼働率に該当する稼働率の表示領域を良い稼働率に対応する表示態様である青色(図9においてはストレートハッチにて示す)にて表示する。
【0054】
このように本実施例では、稼働率の推移状況を、推移グラフ表示と時系列的数値表示の双方にて表示するとともに、前記識別表示設定の設定内容に該当する稼働率の数値表示を異なる表示態様にて表示するようにしており、このようにすることは、稼働率推移の機種間での比較はグラフ態様の表示出力により簡便に行うことができ、稼働の良い時間帯や稼働の悪い時間帯の把握は、時系列的数値態様の表示出力にて一見して明確に把握できるため、どちらか一方の表示出力態様のみの場合に比較して、より把握し易い表示出力となることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらグラフ態様の表示出力或いは時系列的数値態様の表示出力のいずれか一方のみを表示出力して、該いずれか一方の表示出力にて、前記識別表示設定の設定内容に該当する稼働率に該当する表示を異なる表示態様にて表示出力するようにしても良い。
【0055】
また、本実施例では、出力データ指定画面にて対象機種を複数選択可能とされており、選択された複数の機種毎の稼働率の推移状況が図9に示す稼働率推移状況画面として表示されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、出力データ指定画面にて対象機種を1機種のみ選択可能とし、選択された機種の稼働率の推移状況が稼働率推移状況画面として表示されるようにしたものでも本発明に含まれる。
【0056】
また、本実施例では、遊技機の機種別の稼働率の推移状況が稼働推移状況画面として表示されるようになっているが、例えば、出力データ指定画面にて対象とする遊技機の種類(パチンコ機、スロットマシン)や遊技機の種別(第1種パチンコ機、第2種パチンコ機、第3種パチンコ機)を選択可能とし、選択された遊技機の種類毎、または種別毎の稼働率の推移状況が稼働推移状況画面として表示するようにしても良く、このようにすることで遊技機の稼働率の推移をより多面的に把握することが可能となる。
【0057】
また、本実施例では、悪い稼働率に対応する表示態様を赤色とし、良い稼働率に対応する表示態様を青色として、その他の稼働率表示と異なる表示態様として表示色としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示態様としては、表示文字のフォントや文字の大きさ等をその他の稼働率表示の表示文字のフォントや文字の大きさと異なるようにしても良く、これら表示出力の態様は適宜に選択すれば良い。
【0058】
また、本実施例では、悪い稼働率に対応する表示態様と良い稼働率に対応する表示態様とを個別の表示態様としており、このようにすることは、良い稼働率と悪い稼働率を容易に判別できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの良い稼働率と悪い稼働率の表示態様を同一のものとしても良い。
【0059】
更に本実施例では、前記識別表示設定の設定内容に該当する時間帯の異なる表示態様を、時系列的数値態様の表示出力にて実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら異なる表示態様を、例えば前記識別表示設定の設定内容に該当する時間帯のグラフ上の領域を、他の領域と異なる表示態様とする等により実施するようにしても良い。
【0060】
また、本実施例においては図9に示すように、前記稼働率の時系列数値表示の終端位置には、各機種毎の各時間帯の稼働率に基づく平均が、各機種毎に算出されて表示されるとともに、推移表示の対象日における全機種の稼働率平均が、前記機種別稼働テーブルに記憶されている全機種の各時間帯の稼働率に基づいて算出されて表示されるようになっており、このようにすることは、これら表示対象日における各機種毎並びに全機種の一日の平均値が稼働率の推移状況とともに表示出力されることで、推移状況における各時間帯の稼働率がこれら平均値からどの程度離れているかを簡便に把握でき、例えば、これら平均値からの離れ度合いに応じたサービスを検討できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら平均値の算出、並びに表示を実施しない構成としても良い。
【0061】
また、本実施例の前記出力データ指定画面の下方には、図10に示す時間帯抽出結果画面に表示させる時間帯を抽出するための抽出条件を設定する時間帯抽出の項目が設けられており、該時間帯抽出の項目内には、抽出表示の対象とする対象機種と対象期間とを選択するとともに、時間帯の稼働率が所定値以上または所定値以下となった回数を設定するための稼働率の所定値と、回数とを選択設定できるようになっており、該時間帯抽出の項目内において、抽出対象とする機種と期間、並びに稼働率の所定値と回数とを設定した後、「表示」の選択入力部を選択入力することで、該設定された対象期間に該当する各営業日の機種別稼働率テーブルに記憶されている対象機種の各時間帯の稼働率データに基づいて、該設定された所定値以上或いは所定値以下の稼働率が記憶されている回数を各時間帯毎に集計し、該集計した回数が設定された所定回数以上である場合に、その時間帯を抽出するとともに、対象期間における該時間帯の稼働率の平均を算出し、該算出した当該時間帯の平均値と前記集計した当該時間帯において設定された所定値以上の稼働率が記憶されている回数である「条件を満たした回数」とを抽出した時間帯に対応付けて表示するようになっている。
【0062】
このように、稼働率が前記時間帯抽出の項目内において設定された所定値である抽出稼働率以上または抽出稼働率以下となった回数が、前記時間帯抽出の項目内において設定された所定期間である対象期間内において所定回数以上である時間帯を抽出して、図10に示す時間帯抽出結果として表示することは、所定期間内において繰り返し高い稼働率となった時間帯、或いは所定期間内において繰り返し低い稼働率となった時間帯を簡便に把握することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの時間帯抽出処理並びに時間帯抽出結果画面の表示を実施しないようにしても良い。
【0063】
以上説明したように、本実施例の遊技用システムによれば、稼働率が予め定められた所定稼働率以上および所定稼働率以下である時間帯が、前記CPU142が前記時間帯特定手段として機能することにより特定され、該特定された時間帯が他の時間帯とは異なる出力態様である表示色にて出力されるようになるので、各機種における稼働の良い時間帯や悪い時間帯を、一見して簡便に把握することができる。
【0064】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0065】
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)において遊技者が遊技中であるか否かを特定可能な情報と、当該遊技機(パチンコ機2)の機種を特定可能な情報(台番号)とが入力される情報入力手段(通信部149)と、該情報入力手段(通信部149)に入力された情報に基づいて、各機種毎に、当該機種に属する全遊技機(パチンコ機2)に占める遊技者が遊技中である遊技機(パチンコ機2)の割合である稼働率を所定の時間帯毎に算出する稼働率算出手段(CPU142)と、該稼働率算出手段(CPU142)にて算出された稼働率を機種ごとに記憶する稼働率記憶手段(記憶装置145;機種別稼働率テーブル)と、該稼働率記憶手段(記憶装置145;機種別稼働率テーブル)の記憶情報に基づく複数機種の稼働率の推移状況を併せて出力する出力手段(表示装置147、プリンタ148)と、を備える遊技用管理装置(ホールコンピュータ140)であって、前記稼働率記憶手段(記憶装置145;機種別稼働率テーブル)の記憶情報に基づいて稼働率が予め定められた所定稼働率以上および/または所定稼働率以下である時間帯を各機種毎に特定する時間帯特定手段(CPU142)を備え、前記出力手段(表示装置147、プリンタ148)は、前記時間帯特定手段(CPU142)にて特定された時間帯の出力態様を、当該特定された時間帯以外の時間帯の出力態様とは異ならせて、前記稼働率の推移状況を出力する。
【0066】
本発明の請求項2は、前記所定稼働率を機種毎に設定変更するための機種別設定手段(入力装置146、稼働率識別表示設定画面)を備える。
【0067】
本発明の請求項3は、前記所定稼働率を曜日別に設定変更するための曜日別設定手段(入力装置146、稼働率識別表示設定画面)を備える。
【0068】
本発明の請求項4は、前記遊技者が遊技中か否かを特定可能な情報は、遊技機(パチンコ機2)において遊技者が遊技を行っていることを条件として発生する遊技情報(補給情報、打込情報、始動情報)と、遊技機(パチンコ機2)の遊技状態を示す遊技状態情報(大当り情報1、大当り情報2)とを含み、前記稼働率算出手段(CPU142)は、前記遊技情報(補給情報、打込情報、始動情報)と前記遊技状態情報(大当り情報1、大当り情報2)のいずれかが前記情報入力手段(通信部149)に入力されている期間を稼働期間として前記稼働率を算出する。
【0069】
本発明の請求項5は、前記稼働率記憶手段(記憶装置145;機種別稼働率テーブル)の記憶情報に基づいて、各機種の稼働率の一日の平均値を算出する平均値算出手段(CPU142)を備え、前記出力手段(表示装置147、プリンタ148)は、前記平均値算出手段(CPU142)にて算出された前記一日の平均値を稼働率の推移状況と併せて出力する。
【0070】
本発明の請求項6は、前記出力手段(表示装置147、プリンタ148)は、前記稼働率の推移状況をグラフ態様と時系列的数値態様の両方にて出力し、該時系列的数値態様の出力において、前記時間帯特定手段(CPU142)にて特定された時間帯の出力態様を、当該特定された時間帯以外の時間帯の出力態様と異ならせて出力する。
【0071】
本発明の請求項7は、前記稼働率記憶手段(記憶装置145;機種別稼働率テーブル)の記憶情報に基づいて、稼働率が予め定められた抽出稼働率以上または予め定められた抽出稼働率以下となった回数が、予め定められた所定期間内において所定回数以上である時間帯を抽出する抽出手段(CPU142)を備え、前記抽出手段(CPU142)にて抽出された時間帯を出力する抽出結果出力手段(表示装置147、プリンタ148)を備える。
【0072】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0073】
例えば、前記実施例の遊技用システムでは、出力手段として表示出力をする表示装置147を中心に説明したが、これら表示装置147に表示出力される内容を前記プリンタ148にて印刷出力するようにしても良い。
【0074】
また、前記実施例では、遊技状態情報として遊技機であるパチンコ機2において通常の大当り中において出力される大当り1信号と、確変大当り中において出力される大当り2信号を例に説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチンコ機2が大当りの終了後に始動入賞がし易い通常有利状態となる場合には、該通常有利状態であることを示す「時短信号」を遊技状態情報として含むようにし、該「時短信号」の入力がある場合においては、大当り1信号や大当り2信号の入力が有る場合と同様に、遊技者が遊技中である「稼働中」と判定するようにしても良い。
【0075】
また、前記実施例においては、稼働率の推移グラフとして折線グラフを使用したが、これら折線グラフは複数の機種の稼働率の推移を表示するのに好適であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらグラフ表示の形態としてその他の形態のグラフ、例えば棒状グラフ等を立体視的に表示するようにしても良い。
【0076】
また、前記実施例においては、前記パチンコ機2から出力される各種信号を、前記カードユニット3の信号入力部332に入力し、該カードユニット3を介してホールコンピュータ140に各種信号の入力状況を送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらパチンコ機2から出力される各種信号を専用の中継ユニット等を介してホールコンピュータ140に伝送して入力するようにしても良い。
【0077】
また、前記実施例においては、遊技機の一例としてパチンコ玉を用いて遊技を行う通常のパチンコ機2を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばメダルやパチンコ玉を用いて遊技を行うスロットマシンやパチンコ玉が内部で循環する循環式パチンコ機や、メダルやパチンコ玉を用いることなくクレジットを用いて遊技を行う完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機を適用しても良い。
【0078】
また、前記実施例では、遊技機の機種を特定可能な情報として台番号を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら台番号に代えて、カードユニット3に固有に付与された装置IDと該カードユニット3が対応するパチンコ機2の機種とをホールコンピュータ100に登録しておき、該装置IDを遊技機の機種を特定可能な情報として使用するようにしても良い。
【0079】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0080】
(a)請求項1の発明によれば、稼働率が予め定められた所定稼働率以上および/または所定稼働率以下である時間帯が前記時間帯特定手段にて特定され、該特定された時間帯が他の時間帯とは異なる出力態様にて出力されるようになるので、各機種における稼働の良い時間帯や悪い時間帯を、一見して簡便に把握することができる。
【0081】
(b)請求項2の発明によれば、遊技機の機種の仕様や導入期間などにより、元々機種毎に稼働率の善し悪しが存在することから、これら機種による稼働率の善し悪しに対応した所定稼働率を設定変更することができる。
【0082】
(c)請求項3の発明によれば、通常において稼働率は曜日によって変化するので、これら曜日による稼働率の変化に対応した所定稼働率を設定変更することができる。
【0083】
(d)請求項4の発明によれば、前記遊技情報と前記遊技状態情報のいずれかが前記情報入力手段に入力されている期間が稼働期間として前記稼働率が算出されるようになるため、例えば大当り中や離席等においても前記遊技情報或いは前記遊技状態情報のいずれかが前記情報入力手段に入力されていれば稼働期間とされるようになるので、これら大当り中や離席等を考慮した正確な稼働率を算出できる。
【0084】
(e)請求項5の発明によれば、前記平均値算出手段にて算出された前記一日の平均値が稼働率の推移状況とともに出力されることで、推移状況における各稼働率が平均値からどの程度離れているかを簡便に把握でき、例えば、これら平均値からの離れ度合いに応じたサービスを検討できる。
【0085】
(f)請求項6の発明によれば、稼働率推移の機種間での比較はグラフ態様の出力により簡便に行うことができ、稼働の良い時間帯や稼働の悪い時間帯の把握は、時系列的数値態様の出力にて一見して明確に把握できるため、どちらか一方の出力態様のみの場合に比較して、より把握し易い出力となる。
【0086】
(g)請求項7の発明によれば、予め定められた抽出稼働率以上または予め定められた抽出稼働率以下となった回数が、予め定められた所定期間内において所定回数以上である時間帯、すなわち所定期間内において繰り返し高い稼働率となった時間帯、或いは所定期間内において繰り返し低い稼働率となった時間帯を簡便に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における管理装置としてのホールコンピュータが適用された遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例において用いたパチンコ機並びにカードユニットの正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例におけるホールコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例に用いたホールコンピュータの遊技情報テーブルを示す図である。
【図6】本発明の実施例に用いたホールコンピュータの機種別稼働率テーブルを示す図である。
【図7】本発明の実施例に用いたホールコンピュータにおける稼働率識別表示設定画面を示す図である。
【図8】本発明の実施例に用いたホールコンピュータにおける出力データ指定画面を示す図である。
【図9】本発明の実施例に用いたホールコンピュータにおける稼働率推移状況表示画面を示す図である。
【図10】本発明の実施例に用いたホールコンピュータにおける時間帯抽出結果画面を示す図である。
【図11】本発明の実施例に用いたホールコンピュータにおける稼働判定処理の内容を示すフロー図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機
3 カードユニット
140 ホールコンピュータ
145 記憶装置
146 入力装置
147 表示装置
148 プリンタ
149 通信部

Claims (7)

  1. 遊技機において遊技者が遊技中であるか否かを特定可能な情報と、当該遊技機の機種を特定可能な情報とが入力される情報入力手段と、該情報入力手段に入力された情報に基づいて、各機種毎に、当該機種に属する全遊技機に占める遊技者が遊技中である遊技機の割合である稼働率を所定の時間帯毎に算出する稼働率算出手段と、該稼働率算出手段にて算出された稼働率を機種ごとに記憶する稼働率記憶手段と、該稼働率記憶手段の記憶情報に基づく複数機種の稼働率の推移状況を併せて出力する出力手段と、を備える遊技用管理装置であって、
    前記稼働率記憶手段の記憶情報に基づいて稼働率が予め定められた所定稼働率以上および/または所定稼働率以下である時間帯を各機種毎に特定する時間帯特定手段を備え、
    前記出力手段は、前記時間帯特定手段にて特定された時間帯の出力態様を、当該特定された時間帯以外の時間帯の出力態様とは異ならせて、前記稼働率の推移状況を出力することを特徴とする遊技用管理装置。
  2. 前記所定稼働率を機種毎に設定変更するための機種別設定手段を備える請求項1に記載の遊技用管理装置。
  3. 前記所定稼働率を曜日別に設定変更するための曜日別設定手段を備える請求項1または2に記載の遊技用管理装置。
  4. 前記遊技者が遊技中か否かを特定可能な情報は、遊技機において遊技者が遊技を行っていることを条件として発生する遊技情報と、遊技機の遊技状態を示す遊技状態情報とを含み、前記稼働率算出手段は、前記遊技情報と前記遊技状態情報のいずれかが前記情報入力手段に入力されている期間を稼働期間として前記稼働率を算出する請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用管理装置。
  5. 前記稼働率記憶手段の記憶情報に基づいて、各機種の稼働率の一日の平均値を算出する平均値算出手段を備え、前記出力手段は、前記平均値算出手段にて算出された前記一日の平均値を稼働率の推移状況と併せて出力する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用管理装置。
  6. 前記出力手段は、前記稼働率の推移状況をグラフ態様と時系列的数値態様の両方にて出力し、該時系列的数値態様の出力において、前記時間帯特定手段にて特定された時間帯の出力態様を、当該特定された時間帯以外の時間帯の出力態様と異ならせて出力する請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用管理装置。
  7. 前記稼働率記憶手段の記憶情報に基づいて、稼働率が予め定められた抽出稼働率以上または予め定められた抽出稼働率以下となった回数が、予め定められた所定期間内において所定回数以上である時間帯を抽出する抽出手段を備え、
    前記抽出手段にて抽出された時間帯を出力する抽出結果出力手段を備える請求項1〜6のいずれかに記載の遊技用管理装置。
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