JP4920776B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、一般的には、空気調和機に関し、より特定的には、空気とともにイオンを放出する空気調和機に関する。
従来の空気調和機に関して、たとえば、特開2007−29497号公報には、風量によって風の流れ方向が変化しても、発生したイオンを効率よく空気中に吹き出すことを目的としたイオン発生機能付き電気機器が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示されたイオン発生機能付き電気機器においては、電気機器である空気清浄機にイオン発生装置が搭載されている。
特開2007−29497号公報
一般的に、密閉された部屋、事務所または会議室などに多人数が長時間、滞在すると、呼吸とともに排出される二酸化炭素や、煙草の煙、埃などによって、室内の汚染微粒子が増加する。この場合、人体にとって好ましくない有害物質が空気中に発散するため、このような有害物質の濃度を低く抑えることを目的に、イオン発生機が利用されている。イオン発生機から室内に放出されるイオン(プラスイオン・マイナスイオン)によって、空気中に浮遊する細菌を除去したり、ウイルスを不活化したりできる。
この際、室内に放出するイオンの濃度を高くすることによって、細菌やウイルスの除菌効果が大きくなる。このため、近年では、イオン発生機からより高濃度のイオンを空気とともに放出させることが期待されている。
イオン発生機は、空気を室内に送り出すための送風機と、送風機によって送り出される空気の流路上に設置され、その流路を流通する空気中にイオンを吹き出すためのイオン発生装置とを備える。室内に放出するイオンの濃度を高めるには、イオン発生装置で発生するイオンの個数を多くすることが考えられる。このため、イオン発生装置の放電強度を高めたり、放電回数を増加させたり、イオン発生効率を高めたりすることが必要となる。
しかしながら、この場合、放電を発生させるための電極に高電圧が負荷し続けることになる。このため、時間の経過とともに電極が劣化し、室内に放出するイオン濃度を高濃度に維持することが困難となる。このため、イオン発生機に対してイオン発生装置を着脱可能なユニットとして設け、このユニットを定期的に交換する必要がある。
一方、室内に放出するイオン濃度を高める手法として、イオン発生装置に搭載するイオン発生部の個数増やすことが考えられる。この際、イオンの個数が一定量以上になると飽和状態となり、イオン濃度を著しく高めることが困難となる。そこで、イオン発生装置から吹き出されたイオンが空気の流路内に全体的に広がるように、複数のイオン発生部を互いに距離を設けて対向配置する手法がある。
この場合、イオン発生装置を着脱可能なユニットとして設けるため、連結部を用いて複数のイオン発生部を一体化する必要が生じる。しかしながら、連結部を設ける形態によっては、流路内の空気流れに悪影響が生じ、イオンが効率的に室内に放出されないおそれが生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、イオン発生装置を着脱可能なユニットとして設けるとともに、イオンを効率的に放出する室内調和機を提供することである。
この発明に従った空気調和機は、空気の流路を形成する本体部と、流路を流通する空気中にイオンを吹き出すためのイオン発生装置とを備える。イオン発生装置は、本体部に対して着脱可能に設けられる。イオン発生装置は、互いに距離を設け、流路における空気流れに対して直交する向きに並んで配置され、イオンを発生する第1イオン発生部および第2イオン発生部と、第1イオン発生部と第2イオン発生部との間を連結する連結部とを有する。第1イオン発生部および第2イオン発生部は、一方端および他方端を含む。第1イオン発生部の一方端と、第2イオン発生部の一方端とは、互いに離間して流路内に位置決めされる。第1イオン発生部の他方端と、第2イオン発生部の他方端とは、連結部により互いに連結される。
空気調和機は、本体部に収容され、回転時に内周側から外周側に向けて空気を送出し、流路に空気を流通させるファンをさらに備える。本体部には、イオンとともに空気を室内に向けて放出する吹き出し口が形成される。本体部は、ファンの回転軸方向から見た場合にファンの外周上で湾曲しながら延在し、ファンから送出された空気を周方向に案内するスクロール面と、スクロール面の両端からそれぞれ吹き出し口に向けて延在し、空気を吹き出し口に向けて案内する第1ガイド面および第2ガイド面とを有する。他方端は、第1ガイド面に位置決めされ、一方端は、第1ガイド面と第2ガイド面との間に位置決めされる。
このように構成された空気調和機によれば、第1イオン発生部および第2イオン発生部の他方端が連結部により互いに連結されるため、複数のイオン発生部を備えるイオン発生装置を着脱可能なユニットとして設けることができる。また、第1イオン発生部および第2イオン発生部の一方端が互いに離間して流路内に位置決めされるため、その一方端における空気流れが連結部によって阻害されるということがない。これにより、イオン発生装置から吹き出されたイオンを効率的に放出することができる。
また好ましくは、本体部は、流路を画定する内壁として第1ガイド面を有する。本体部には、第1ガイド面から凹み、連結部が収容される凹部が形成される。このように構成された空気調和機によれば、第1イオン発生部および第2イオン発生部の他方端において、空気流れが連結部によって阻害されることを抑制できる。
また好ましくは、連結部は、第1ガイド面と連なって延在する表面を有する。このように構成された空気調和機によれば、第1イオン発生部および第2イオン発生部の他方端において、空気流れが連結部によって阻害されることをさらに効果的に抑制できる。
また好ましくは、凹部は、ファンの回転方向におけるスクロール面の延長上に配置される。
このように構成された空気調和機によれば、スクロール面によって周方向に案内される空気は、ファンの回転方向に沿って徐々に加速されていくため、そのスクロール面の延長上の壁際では、風速が大きくなる。本発明では、そのような位置に配置された凹部に連結部が収容されることにより、連結部が空気流れを阻害することを効果的に防ぐことができる。
また好ましくは、連結部には、第1イオン発生部と第2イオン発生部との間で延びる配線が収容される。このように構成された空気調和機によれば、第1イオン発生部および第2イオン発生部を互いに連結する連結部を利用して、両者の間で配線を通すことができる。
また好ましくは、第1イオン発生部と第2イオン発生部との間には、ファンから送出された空気が流通し、その空気中にイオンが放出される空間が形成される。ファンの回転軸方向において、空間が形成される範囲はファンが設けられる範囲に含まれる。このように構成された空気調和機によれば、ファンから送出された空気を、イオンが放出される空間に効率よく送り込むことができる。
また好ましくは、ファンの回転軸方向から見た場合に、第1イオン発生部および第2イオン発生部の一方端は、ファンの外周縁に接する接線の延長上に配置される。
このように構成された空気調和機によれば、ファンの回転に伴って、空気はファンの外周縁の接線方向に送出される。本発明では、ファンの外周縁に接する接線の延長上に、互いに離間して位置決めされる第1イオン発生部および第2イオン発生部の一方端が配置されるため、ファンから送出された空気流れを円滑に流通させることができる。
また好ましくは、イオン発生装置は、第1ガイド面と第2ガイド面との間の幅が最も小さくなる位置に配置される。
このように構成された空気調和機によれば、ファンの回転軸方向から見て流路を最も絞った位置にイオン発生装置が配置されるため、空気の流路内に全体的に広がるようにイオンを吹き出すことができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、イオン発生装置を着脱可能なユニットとして設けるとともに、イオンを効率的に放出する室内調和機を提供することができる。
この発明の実施の形態におけるイオン発生機を示す斜視図である。 図1中のイオン発生機において、イオン発生ユニットの交換時の状態を示す斜視図である。 図1中のIII−III線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。 図1中のIV−IV線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。 図1中のイオン発生機に装着されるイオン発生ユニットを示す斜視図である。 図5中のVI−VI線上に沿ったイオン発生ユニットを示す断面図である。 図1中のVII−VII線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。 図3中の2点鎖線VIIIで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。 図1中の矢印IXに示す方向から見たイオン発生機を示す上面図である。 図1中のX−X線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。 図5中のイオン発生ユニットの変形例を示す斜視図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態におけるイオン発生機を示す斜視図である。図2は、図1中のイオン発生機において、イオン発生ユニットの交換時の状態を示す斜視図である。図3は、図1中のIII−III線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。図4は、図1中のIV−IV線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。なお、図中では、イオン発生機の外観をなす外装カバーが省略されている。
図1から図4を参照して、イオン発生機10は、プラスイオンH(HO)n(nは0を含む任意の整数)およびマイナスイオンO (HO)m(mは0を含む任意の整数)を室内に放出し、これらのイオンにより空気中のウイルスを不活性化もしくは死滅させる機能を有する。
まず、イオン発生機10の構造について説明すると、イオン発生機10は、ケーシング21と、シロッコファン31と、イオン発生ユニット50とを有する。
ケーシング21は、本体ケーシング23およびケーシングカバー22から構成されている。本体ケーシング23は、イオン発生機10の前面側に配置され、ケーシングカバー22は、イオン発生機10の背面側に配置されている。ケーシングカバー22は、イオン発生機10の背面側から本体ケーシング23の開口部を塞ぐように設けられている。
ケーシング21には、吹き出し口26およびユニット挿入部29が形成されている。吹き出し口26は、鉛直上側に開口して形成されている。吹き出し口26は、矩形の開口面を有する。シロッコファン31により送出される空気は、吹き出し口26を通じて室内に放出される。図2中に示すように、ユニット挿入部29は、ケーシング21の背面側に開口するように形成されている。図1中に示すように、ユニット挿入部29にはイオン発生ユニット50が挿入される。
ケーシング21は、空気の流路41を形成する。流路41は、シロッコファン31により送出された空気を吹き出し口26に向けて流通させる。吹き出し口26は、流路41の終端として設けられている。流路41は、互いに組み合わされた本体ケーシング23およびケーシングカバー22によって区画形成されている。
シロッコファン31は、ケーシング21に収容されている。シロッコファン31は、室内の空気を取り込み、その空気を流路41に向けて送出する。
シロッコファン31は、複数枚のファンブレード32を有する。シロッコファン31は、全体として略円筒形の外観を有し、複数枚のファンブレード32は、その略円筒形の周面に配置されている。シロッコファン31は、図中に示す仮想上の中心軸101を中心に矢印102に示す方向に回転する。複数枚のファンブレード32は、中心軸101を中心に互いに間隔を隔てて設けられている。シロッコファン31は、中心軸101がイオン発生機10の背面側と前面側とを結ぶ方向に延伸するように配置されている。シロッコファン31は、吹き出し口26の鉛直下側に配置されている。シロッコファン31は、鉛直方向において中心軸101と吹き出し口26とが重なるように配置されている。
イオン発生機10は、モータ46およびモータ支持部47を有する。モータ46は、モータ支持部47を介してケーシング21の前面側に取り付けられている。モータ46の出力軸は、シロッコファン31に接続されている。モータ46は、シロッコファン31を回転駆動させる。モータ46およびモータ支持部47と、シロッコファン31とによって、流路41に空気流れを形成するための送風機40(図4を参照のこと)が構成されている。なお、送風機40は、シロッコファン31に替えて、クロスフロー(貫流)ファンを備えて構成されてもよい。
図3を参照して、シロッコファン31の内周側、すなわち周方向に並ぶ複数枚のファンブレード32の内側には、取り込み部36が形成されている。シロッコファン31の外周側、すなわち周方向に並ぶ複数枚のファンブレード32の外側には、スクロール部42が形成されている。シロッコファン31は、その回転に伴って、室内から取り込み部36に空気を取り込み、さらに取り込んだ空気をスクロール部42に向けて送出する。
ケーシング21は、スクロール面24を有する。中心軸101の軸方向から見た場合に、スクロール面24は、シロッコファン31の外周上で湾曲しながら延在する。スクロール面24は、中心軸101を中心に半径Rを有する。スクロール面24は、半径Rがシロッコファン31の回転方向に沿って徐々に大きくなるように形成されている。
スクロール面24は、一方端24pおよび他方端24qを有する。一方端24pは、シロッコファン31の回転方向におけるスクロール面24の端部に配置されている。他方端24qは、シロッコファン31の反回転方向におけるスクロール面24の端部に配置されている。スクロール面24は、一方端24pと他方端24qとの間で、中心軸101の軸周りにおいて360度よりも小さい角度に渡って形成されている。
ケーシング21は、ガイド面25およびガイド面27を有する。ガイド面25とガイド面27とは、互いに対向して配置されている。ガイド面25,27は、スクロール面24と吹き出し口26との間で延在している。ガイド面25は、スクロール面24の一方端24pから吹き出し口26に向けて延在している。ガイド面27は、スクロール面24の他方端24qから吹き出し口26に向けて延在している。
流路41は、スクロール部42および吹き出し部43から構成されている。スクロール部42は、相対的に流路41の上流側に配置され、吹き出し部43は、相対的に流路41の下流側に配置されている。中心軸101の軸方向から見て、スクロール部42は、シロッコファン31と、スクロール面24との間に形成されている。中心軸101の軸方向から見た場合に、吹き出し部43は、ガイド面25とガイド面27との間に形成されている。吹き出し部43は、吹き出し口26において室内に開放されている。
図1および図2を参照して、イオン発生ユニット50は、ケーシング21に対して着脱可能なように設けられている。図2中に示すように、イオン発生ユニット50は、ユニット挿入部29に挿入されることによってケーシング21に装着される。イオン発生ユニット50は、ユニット挿入部29に対して中心軸101の軸方向に沿って挿入される。
図5は、図1中のイオン発生機に装着されるイオン発生ユニットを示す斜視図である。図6は、図5中のVI−VI線上に沿ったイオン発生ユニットを示す断面図である。図7は、図1中のVII−VII線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。
図3から図7を参照して、イオン発生ユニット50は、前面側イオン発生部51と、背面側イオン発生部56と、連結用カバー部61とを有する。
前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56とは、互いに距離を設けて配置されている。前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56とは、対向配置されている。前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56は、流路41に配置されている。前面側イオン発生部51は、イオン発生機10の前面側に配置され、背面側イオン発生部56は、イオン発生機10の背面側に配置されている。前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56との間には、空間71が形成されている。前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56は、その空間71が流路41の一部を占めるように配置されている。
連結用カバー部61は、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56を互いに連結するように設けられている。前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56は、連結用カバー部61によって一体化されている。
図5および図6を参照して、前面側イオン発生部51は、プラズマ放電部52およびカバー部53から構成されている。背面側イオン発生部56は、プラズマ放電部57およびカバー部58から構成されている。
カバー部53およびカバー部58は、それぞれ、プラズマ放電部52およびプラズマ放電部57を覆うように設けられている。カバー部53は、対向面53aを有する。カバー部58は、対向面53aと対向して配置される対向面58aを有する。対向面53aと対向面58aとの間に空間71が形成されている。対向面53aには、2つのイオン放出孔54が形成され、対向面58aには、2つのイオン放出孔59が形成されている。対向面53aは、2つのイオン放出孔54の並び方向に延伸する長辺を有する矩形形状を有する。対向面58aは、2つのイオン放出孔59の並び方向に延伸する長辺を有する矩形形状を有する。
プラズマ放電部52は、プラスイオン発生用の誘電電極55mと、マイナスイオン発生用の誘電電極55nとを有する(両者を特に区別しない場合は、誘電電極55という)。図示されていないが、誘電電極55は、尖鋭状をなす放電電極と、その放電電極を囲繞する対向電極とから構成されている。誘電電極55は、イオン放出孔54に隣接して設けられている。誘電電極55に高電圧を印加することによって発生したプラスイオンおよびマイナスイオンは、イオン放出孔54を通って空間71に放出される。
プラズマ放電部57は、プラスイオン発生用の誘電電極60mと、マイナスイオン発生用の誘電電極60nとを有する(両者を特に区別しない場合は、誘電電極60という)。誘電電極60は、上述の誘電電極55と同じ構造を有する。誘電電極60に高電圧を印加することによって発生したプラスイオンおよびマイナスイオンは、イオン放出孔59を通って空間71に放出される。
本実施の形態では、誘電電極55mと誘電電極60nとが、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに対峙するように配置され、誘電電極55nと誘電電極60mとが、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに対峙するように配置されている。
なお、イオン発生ユニット50は上記形態に限られず、たとえば、誘電電極55mと誘電電極60mとが、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに対峙するように配置され、誘電電極55nと誘電電極60nとが、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに対峙するように配置されてもよい。また、誘電電極55と誘電電極60とは、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに位置ずれして配置されてもよい。
カバー部53には、基板66が収容されている。基板66は、プラズマ放電部52に対してプラズマ放電部57の反対側に配置されている。基板66には、スイッチング素子など、誘電電極55,60に高電圧を印加するための電装部品が実装されている。基板66と、プラズマ放電部52およびプラズマ放電部57とは、それぞれ、図示しない配線により互いに接続されている。
基板66には、ユニット接続部67が設けられている。一方、図4中に示すように、ケーシング21側には、ユニット接続部67と接続可能な本体接続部68が設けられている。
イオン発生ユニット50がケーシング21に装着された状態で、ユニット接続部67が本体接続部68に接続されることにより、イオン発生機10の本体側とイオン発生ユニット50とが電気的に接続されている。
カバー部58には、ユニット挿入部29から取り出す際にイオン発生ユニット50を把持するための取り出し用把持部69が形成されている。
図8は、図3中の2点鎖線VIIIで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。図3から図8を参照して、前面側イオン発生部51は、一方端51pおよび他方端51qを有する。一方端51pおよび他方端51qは、それぞれ、対向面53aの長辺の両端に配置されている。背面側イオン発生部56は、一方端56pおよび他方端56qを有する。一方端56pおよび他方端56qは、それぞれ、対向面58aの長辺の両端に配置されている。一方端51pと一方端56pとは、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに対峙するように配置され、他方端51qと他方端56qとは、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに対峙するように配置されている。
連結用カバー部61は、前面側イオン発生部51の他方端51qと、背面側イオン発生部56の他方端56qとを互いに連結するように設けられている。より具体的には、連結用カバー部61は、他方端51qと他方端56qとの間で、カバー部53およびカバー部58を互いに繋ぐように形成されている。連結用カバー部61は、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向に直線状に延びて形成されている。
連結用カバー部61には、カバー部53の内部とカバー部58の内部とを連通させる中空部64が形成されている。中空部64には、基板66とプラズマ放電部57とを繋ぐ図示しない配線が通されている。
前面側イオン発生部51の一方端51pおよび背面側イオン発生部56の一方端56pは、互いに離間した状態で流路41に配置されている。シロッコファン31の回転軸方向、すなわち中心軸101の軸方向から見た場合に、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の一方端51p,56pは、シロッコファン31の外周縁に接する接線110の延長上に配置される(図3を参照のこと)。
ケーシング21には、凹部28が形成されている。凹部28は、流路41を画定するケーシング21の内壁から凹むように形成されている。より具体的には、凹部28は、吹き出し部43を画定するガイド面25から凹むように形成されている。凹部28は、ユニット挿入部29が開口するケーシング21の背面側からイオン発生ユニット50の挿入方向に沿って延びる溝形状を有する。
連結用カバー部61は、凹部28に配置されている。連結用カバー部61は、表面としての側面61aを有する。側面61aは、対向面53aおよび対向面58aとともに空間71を画定する。連結用カバー部61が凹部28に収容された状態で、側面61aは、流路41を画定するケーシング21の内壁(ガイド面25)と連なって延在する。
図7を参照して、ケーシング21は、ガイド壁76およびガイド壁77を有する。ガイド壁76およびガイド壁77は、それぞれ、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56に対して、空気流れの下流側に隣り合って設けられている。ガイド壁76およびガイド壁77は、ケーシング21の壁面から流路41に向けて突出するように形成されている。ガイド壁76は、ケーシング21の壁面と、対向面53aとの間で傾斜して延在する。ガイド壁77は、ケーシング21の壁面と、対向面58aとの間で傾斜して延在する。
続いて、図1中のイオン発生機10の動作について説明する。
送風機40が作動することによって、シロッコファン31が中心軸101を中心に回転する。このシロッコファン31の回転に伴って、室内の空気が取り込み部36に導入され、スクロール部42に送出される。スクロール部42に送られた空気は、スクロール面24によって方向転換しながら、シロッコファン31の回転方向に沿って徐々に加速しつつ、スクロール部42から吹き出し部43に向かう。この際、前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56との間の空間71を通過する空気中に、イオン放出孔54,59を通じてプラズマ放電部52,57から放出されたプラスイオンおよびマイナスイオンが吹き出される。イオンが付加された空気は、吹き出し口26を通じて室内に放出される。
本実施の形態におけるイオン発生機10においては、空気中に付加するイオン濃度を高めることを目的に、2つの前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56が対向配置されている。この場合に、前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56とを連結する連結用カバー部61を設けることによって、イオン発生ユニット50を着脱可能な交換ユニットとして扱うことができる。
この際、連結用カバー部61は、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の他方端51q,56qのみに設けられるため、流路41に配置される一方端51p,56p側において空気流れが連結用カバー部61によって阻害されることを防止できる。
本実施の形態では、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の一方端51p,56pが、シロッコファン31の外周縁に接する接線110の延長上に配置されている。シロッコファン31の回転に伴って、空気はシロッコファン31の外周縁の接線方向に送出される。このため、接線110の延長上に互いに離間して位置決めされる前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の一方端51p,56pが配置されることにより、接線110の直線方向に沿って送出された空気を円滑に流通させることができる。また、そのような位置に空気流れを阻害するものが存在しないため、イオン発生機10の稼働時の騒音を低減できるという効果も得られる。
また、連結用カバー部61は、ケーシング21に形成された凹部28に配置されている。さらに、流路41側に面する連結用カバー部61の側面61aは、ケーシング21のガイド面25と連なって延在する。このため、連結用カバー部61が流路41を流通する空気流れの抵抗となることを回避し、空気を円滑に室内に取り出すことができる。特に、凹部28が形成されるガイド面25は、空気の流れ方向においてスクロール面24の延長上に配置されるため、ガイド面25の壁際で空気の流速は大きくなる。本実施の形態では、そのような位置で連結用カバー部61が空気流れを阻害しない形態により設けられるため、イオン発生機10の送風能力を高く維持することができる。
続いて、図1中のイオン発生機10のより詳細な構造について説明する。
図9は、図1中の矢印IXに示す方向から見たイオン発生機を示す上面図である。図10は、図1中のX−X線上に沿ったイオン発生機を示す断面図である。
図9を参照して、イオン発生機10の平面視において(吹き出し口26を正面から覗き込んだ場合に)、シロッコファン31と、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56とが部分的に重なり合っている。本実施の形態では、シロッコファン31の回転軸方向、すなわち中心軸101の軸方向において、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56との間の空間71が形成される範囲H1が、シロッコファン31が設けられる範囲H2に含まれる。このような構成によれば、シロッコファン31から空気が送出される幅は範囲H2であるため、イオンが放出される空間71に効率よく空気を送り込むことができる。
図3および図10を参照して、ガイド面25とガイド面27との間の幅は、流路41を流通する空気の流れ方向において変化する。本実施の形態では、イオン発生ユニット50が、ガイド面25およびガイド面27との間の幅が最小値Bminとなる位置に配置されている。このような構成によれば、流路41を最も絞った位置にイオン発生ユニット50が配置されるため、イオンを流路41の全体に広がるように吹き出すことができる。
図10中には、イオン発生ユニット50が設けられた位置を空気の流れ方向に直交する平面により切断した場合の断面が示されている。その断面の流路41は、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の間の空間71と、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の一方端51p,56pと、ガイド面27との間に形成される空間72とから構成されるT字形状を有する。ガイド面27とガイド面25とが向かい合う方向において、空間71は幅B1を有し、空間72は幅B2を有する(B2<B1、B1+B2=Bmin)。
前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56が一方端51p,56pおよび他方端51q,56qの両方で連結されている場合を想定すると、他方端51q,56q側だけでなく一方端51p,56p側でも連結カバー部をガイド面27に埋め込む必要が生じる。この場合、イオン発生ユニット50の幅は、ガイド面25とガイド面27との間の距離によって定まるため、図5中に示すイオン発生ユニット50よりも大きくなってしまう。一方、本実施の形態では、連結用カバー部61が、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の他方端51q,56qのみに設けられている。このため、イオン発生ユニット50の形状や寸法が、流路41の断面形状によって制約されるということがなく、イオン発生ユニット50を小型化することが可能となる。
以上に説明した、この発明の実施の形態におけるイオン発生機10の構造についてまとめて説明すると、本実施の形態における空気調和機としてのイオン発生機10は、空気の流路41を形成する本体部としてのケーシング21と、流路41を流通する空気中にイオンを吹き出すためのイオン発生装置としてのイオン発生ユニット50とを備える。イオン発生ユニット50は、ケーシング21に対して着脱可能に設けられる。イオン発生ユニット50は、互いに距離を設けて配置され、イオンを発生する第1イオン発生部としての前面側イオン発生部51および第2イオン発生部としての背面側イオン発生部56と、前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56との間を連結する連結部としての連結用カバー部61とを有する。前面側イオン発生部51は、一方端51pおよび他方端51qを含み、背面側イオン発生部56は、一方端56pおよび他方端56qを含む。前面側イオン発生部51の一方端51pと、背面側イオン発生部56の一方端56pとは、互いに離間して流路41内に位置決めされる。前面側イオン発生部51の他方端51qと、背面側イオン発生部56の他方端56qとは、連結用カバー部61により互いに連結される。
また、この発明の実施の形態におけるイオン発生装置としてのイオン発生ユニット50は、空気調和機としてのイオン発生機10に対して着脱可能に設けられ、イオン発生機10から放出される空気中にイオンを吹き出すためのイオン発生装置である。イオン発生ユニット50は、互いに距離を設けて配置され、イオンを発生する前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56と、前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56との間を連結する連結用カバー部61とを備える。前面側イオン発生部51は、一方端51pおよび他方端51qを含み、背面側イオン発生部56は、一方端56pおよび他方端56qを含む。前面側イオン発生部51の一方端51pと、背面側イオン発生部56の一方端56pとは、互いに離間して設けられる。前面側イオン発生部51の他方端51qと、背面側イオン発生部56の他方端56qとは、連結用カバー部61により互いに連結される。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるイオン発生機10およびイオン発生ユニット50によれば、前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56とを連結する連結用カバー部61を設けることによって、イオン発生ユニット50を着脱可能な交換ユニットとして扱うことができる。また、連結用カバー部61は、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の他方端51q,56qのみに設けられるため、流路41に配置される一方端51p,56p側において空気を円滑に流通させることができる。これにより、空間71に吹き出されたイオンを空気とともに効率よく室内に送り出し、室内に供給されるイオン濃度を高めることができる。
また、連結用カバー部61が、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の他方端51q,56qのみに設けられるため、イオン発生ユニット50の形状や寸法が、流路41の断面形状によって制約されるということがない。これにより、イオン発生ユニット50を小型化し、イオン発生機10内部の省スペース化を図ることができる。
このように構成されたイオン発生装置によれば、複数のイオン発生部を備えるイオン発生装置を着脱可能なユニットとして設けることができる。また、イオン発生装置が装着される空気調和機の内部において、連結部が空気流れを阻害することを抑制できる。
なお、本実施の形態では、本発明をイオン発生機10に適用した場合を説明したが、これに限られず、除湿機、加湿器、エアコンディショナ、空気清浄機などの空気の状態を調整し、整えるための各種機器に本発明を適用してもよい。
続いて、図5中のイオン発生ユニット50の各種変形例について説明する。
図11は、図5中のイオン発生ユニットの変形例を示す斜視図である。図11を参照して、本変形例では、前面側イオン発生部51と背面側イオン発生部56とが、互いに向かい合わせとならないように、2つのイオン放出孔54(イオン放出孔59)の並び方向に位置ずれして配置されている。一方端51pと一方端56pとは、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに位置ずれして配置され、他方端51qと他方端56qとは、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向において互いに位置ずれして配置されている。
連結用カバー部61は、前面側イオン発生部51の他方端51qと、背面側イオン発生部56の他方端56qとを互いに連結するように設けられている。連結用カバー部61は、第1部分91および第2部分92が組み合わさってL字状に形成されている。第1部分91は、他方端51qから、対向面53aおよび対向面58aが向かい合う方向に直線状に延びて形成されている。第2部分92は、第1部分91から折れ曲がり、他方端56qに向けて延びて形成されている。
本変形例におけるイオン発生ユニット50がイオン発生機10に適用された場合にも、上述と同様の効果を得ることができる。
さらに、イオン発生ユニット50は、3つ以上のイオン発生部を備えてもよい。たとえば、図5中のイオン発生ユニット50に対して、空気の流れ方向に沿って複数のイオン発生部が積層されてもよいし、前面側イオン発生部51および背面側イオン発生部56の一方端51p,56p側にさらに別のイオン発生部が併設されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、主に、イオン発生機や除湿機、加湿器、エアコンディショナ、空気清浄機などの電気機器に適用される。
10 イオン発生機、21 ケーシング、22 ケーシングカバー、23 本体ケーシング、24 スクロール面、24p 一方端、24q 他方端、25,27 ガイド面、26 吹き出し口、28 凹部、29 ユニット挿入部、31 シロッコファン、32 ファンブレード、36 取り込み部、40 送風機、41 流路、42 スクロール部、43 吹き出し部、46 モータ、47 モータ支持部、50 イオン発生ユニット、51 前面側イオン発生部、51p,56p 一方端、51q,56q 他方端、52,57 プラズマ放電部、53,58 カバー部、53a,58a 対向面、54,59 イオン放出孔、55,55m,55n,60,60m,60n 誘電電極、56 背面側イオン発生部、61 連結用カバー部、61a 側面、64 中空部、66 基板、67 ユニット接続部、68 本体接続部、69 取り出し用把持部、71,72 空間、76,77 ガイド壁、91 第1部分、92 第2部分、101 中心軸、110 接線。

Claims (8)

  1. 空気の流路を形成する本体部と、
    前記本体部に対して着脱可能に設けられ、前記流路を流通する空気中にイオンを吹き出すためのイオン発生装置とを備え、
    前記イオン発生装置は、互いに距離を設け、前記流路における空気流れに対して直交する向きに並んで配置され、イオンを発生する第1イオン発生部および第2イオン発生部と、前記第1イオン発生部と前記第2イオン発生部との間を連結する連結部とを有し、
    前記第1イオン発生部および前記第2イオン発生部は、互いに離間して前記流路内に位置決めされる一方端と、前記連結部により互いに連結される他方端とを含み、
    前記本体部に収容され、回転時に内周側から外周側に向けて空気を送出し、前記流路に空気を流通させるファンをさらに備え、
    前記本体部には、イオンとともに空気を室内に向けて放出する吹き出し口が形成され、
    前記本体部は、前記ファンの回転軸方向から見た場合に前記ファンの外周上で湾曲しながら延在し、前記ファンから送出された空気を周方向に案内するスクロール面と、前記スクロール面の両端からそれぞれ前記吹き出し口に向けて延在し、空気を前記吹き出し口に向けて案内する第1ガイド面および第2ガイド面とを有し、
    前記他方端は、前記第1ガイド面に位置決めされ、前記一方端は、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間に位置決めされる、空気調和機。
  2. 前記本体部は、前記流路を画定する内壁として前記第1ガイド面を有し、
    前記本体部には、前記第1ガイド面から凹み、前記連結部が収容される凹部が形成される、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記連結部は、前記第1ガイド面と連なって延在する表面を有する、請求項2に記載の空気調和機。
  4. 記凹部は、前記ファンの回転方向における前記スクロール面の延長上に配置される、請求項2または3に記載の空気調和機。
  5. 前記連結部には、前記第1イオン発生部と前記第2イオン発生部との間で延びる配線が収容される、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 記第1イオン発生部と前記第2イオン発生部との間には、前記ファンから送出された空気が流通し、その空気中にイオンが放出される空間が形成され、
    前記ファンの回転軸方向において、前記空間が形成される範囲は前記ファンが設けられる範囲に含まれる、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 記ファンの回転軸方向から見た場合に、前記第1イオン発生部および前記第2イオン発生部の前記一方端は、前記ファンの外周縁に接する接線の延長上に配置される、請求項1から6のいずれか1項に記載の空気調和機。
  8. 記イオン発生装置は、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間の幅が最も小さくなる位置に配置される、請求項1から7のいずれか1項に記載の空気調和機。
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