JP6562833B2 - イオン発生装置および空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、イオン発生装置および空気調和機に関する。
従来のイオン発生装置に関して、たとえば、特開2006−284164号公報には、イオン化部の放電電極構成を最適化することにより、デザイン性の向上とマイナスイオンの発生効率の最大化とを両立しつつ、通風抵抗の増大を抑制し、結露等の信頼性の向上を図ることを目的とした、マイナスイオン発生装置が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示されるマイナスイオン発生装置は、台座に固定され、垂直上向きに設けられる電極針および接地電極針と、これらの電極針を覆う格子状の籠とを有する。
特開2006−284164号公報
一般的に、密閉された部屋、事務所または会議室などに多人数が長時間、滞在すると、呼吸とともに排出される二酸化炭素や、煙草の煙、埃などによって、室内の汚染微粒子が増加する。この場合、人体にとって好ましくない有害物質が空気中に発散するため、このような有害物質の濃度を低く抑えることを目的に、イオン発生装置が利用されている。イオン発生装置から室内に送出されるイオン(プラスイオン・マイナスイオン)によって、空気中に浮遊する細菌を除去したり、ウイルスを不活化したりできる。
イオン発生装置としては、たとえば、上述の特許文献1に開示されるマイナスイオン発生装置が知られている。特許文献1に開示されるマイナスイオン発生装置では、電極針の先端部で放電現象を起こしてイオンを発生させる。このようなイオン発生装置においては、電極針の先端部で発生させたイオンをより遠くまで放出することが求められる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、イオンをより遠くまで放出することが可能なイオン発生装置および空気調和機を提供することである。
この発明に従ったイオン発生装置は、放電によりイオンを発生させる放電電極と、筒形状を有し、その内側に放電電極が配置される筒部と、筒部からその外側に向けて延出し、送風を受ける羽根部とを含み、放電電極の周囲で回転可能に設けられるカバー体とを備える。筒部には、カバー体の回転に伴って、筒部内に空気を取り込む取り込み口と、筒部内から空気を吹き出す吹き出し口とが形成される。
また好ましくは、放電電極は、全体として、一方向に延びる軸形状を有する。筒部は、放電電極の軸方向に沿った円筒形状を有する。取り込み口は、筒部の周面に形成される。吹き出し口は、放電電極の軸方向における筒部の端部に形成される。
また好ましくは、カバー体は、カバー体の回転中心軸に対する周方向に間隔を隔てた位置に複数の羽根部を含む。互いに隣り合う羽根部の間の各々に、取り込み口が形成される。
また好ましくは、羽根部は、筒部から筒部の接線方向に延出する。
この発明に従った空気調和機は、通風路を形成するダクトと、通風路に設けられる、上述のいずれかに記載のイオン発生装置と、通風路に空気流れを形成するファンとを備える。
この発明に従えば、イオンをより遠くまで放出することが可能なイオン発生装置および空気調和機を提供することができる。
この発明の実施の形態1におけるイオン発生装置を示す側面図である。 図1中のイオン発生装置を示す上面図である。 図2中のIII−III線上に沿ったイオン発生装置を示す断面図である。 図1中のイオン発生装置を示す斜視図である。 図1中のイオン発生装置により奏される作用効果を説明するための斜視図である。 図3中の放電電極の第1変形例を示す側面図である。 図3中の放電電極の第2変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態2におけるイオン発生装置を示す上面図である。 この発明の実施の形態3におけるイオン発生装置を示す断面図である。 図9中のイオン発生装置において、筒部内に形成される気流の様子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4におけるイオン発生装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態5におけるイオン発生装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態6におけるイオン発生機を示す断面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1におけるイオン発生装置を示す側面図である。図2は、図1中のイオン発生装置を示す上面図である。図3は、図2中のIII−III線上に沿ったイオン発生装置を示す断面図である。図4は、図1中のイオン発生装置を示す斜視図である。
図1から図4を参照して、この発明の実施の形態1におけるイオン発生装置10は、プラスイオンH(HO)n(nは0を含まない任意の整数)またはマイナスイオンO (HO)m(mは0を含む任意の整数)を発生させる。イオン発生装置10は、たとえば、これらのイオンを室内に送出することにより、空気中のウイルスを不活性化もしくは死滅させる機能を有するイオン発生機に装着される。なお、イオン発生機の構造については、実施の形態6で説明する。
イオン発生装置10は、ベース部12と、放電電極41と、電極保護カバー21と、カバー支持部31と、誘導電極(不図示)とを有する。
ベース部12は、板形状を有する。ベース部12には、放電電極41が立設されている。放電電極41は、全体として、一方向に延びる軸形状を有する。放電電極41は、ベース部12から中心軸101に沿って軸状に延びている。
放電電極41は、その構成部位として、先端部42と、基部43とを有する。基部43は、ベース部12に接続されている。先端部42は、放電電極41が一方向に延びる先端に設けられている。先端部42は、中心軸101の軸方向において基部43とは反対側の放電電極41の端部に設けられている。本実施の形態では、放電電極41が針状電極であり、先端部42は先鋭化された針形状を有する。
放電電極41に高電圧が印加されると、放電電極41および誘導電極(不図示)間にコロナ放電が起こり、放電電極41の先端部42にイオンが発生する。
電極保護カバー21は、放電電極41を保護するためのカバー体である。電極保護カバー21は、樹脂から形成されている。電極保護カバー21は、その構成部位として、筒部22と、羽根部26とを有する。筒部22および羽根部26は、樹脂により一体に成形されている。
筒部22は、筒形状を有する。本実施の形態では、筒部22が、円筒形状を有する。筒部22は、中心軸101を中心にその軸方向に沿って延びる円筒形状を有する。筒部22の内側には、放電電極41が配置されている。筒部22は、中心軸101の軸方向に沿って延びる放電電極41の外周上を取り囲むように設けられている。ベース部12を基準にして中心軸101の軸方向における長さを高さという場合に、筒部22の高さは、放電電極41の高さよりも大きい。
羽根部26は、筒部22からその外側に延出するように設けられている。羽根部26は、筒部22の外周面から、中心軸101を中心とする周方向に変位しながら径方向外側に向けて延出するように設けられている。
電極保護カバー21は、複数の羽根部26(羽根部26A、羽根部26Bおよび羽根部26C)を有する。複数の羽根部26は、中心軸101を中心とする周方向において互いに間隔を隔てて設けられている。複数の羽根部26は、中心軸101を中心とする周方向において等間隔に設けられている。複数の羽根部26は、互いに同一形状を有する。
電極保護カバー21は、放電電極41の周囲で回転可能に設けられている。電極保護カバー21は、カバー支持部31によって、中心軸101を中心にして回転可能に支持されている。
より具体的に説明すると、カバー支持部31は、ベース部12に固定されている。カバー支持部31は、全体として、中心軸101を中心とする円筒形状を有する。カバー支持部31は、放電電極41の基部43の外周上に設けられている。カバー支持部31は、その構成部位として、突出部33を有する。突出部33は、中心軸101を中心にその径方向外側に向けて突出する凸形状を有する。突出部33は、中心軸101を中心に環状に設けられている。
筒部22には、凹部28が形成されている。凹部28は、筒部22の内周面から凹むように設けられている。凹部28は、中心軸101を中心に周方向に延びる溝形状を有する。
突出部33に凹部28が嵌合されることによって、電極保護カバー21は、カバー支持部31により中心軸101を中心に回転可能に支持されている。突出部33と、凹部28の壁面との間には、隙間が形成されることが好ましい。このような構成によれば、カバー支持部31および電極保護カバー21(筒部22)間に生じる摩擦力が低減するため、電極保護カバー21が回転し易くなる。
筒部22には、取り込み口24および吹き出し口25が形成されている。取り込み口24は、電極保護カバー21の回転に伴って、筒部22内の空間14に空気を取り込むための筒部22の開口部である。吹き出し口25は、電極保護カバー21の回転に伴って、筒部22内の空間14から空気を吹き出すための筒部22の開口部である。
取り込み口24は、筒部22の周面に形成されている。取り込み口24は、筒部22の内周面から外周面まで貫通する開口部により形成されている。取り込む口24は、筒部22の外側の空間と、筒部22内の空間14との間を連通させるように形成されている。
筒部22には、複数の取り込み口24(取り込み口24A、取り込み口24Bおよび取り込み口24C)が形成されている。複数の取り込み口24は、中心軸101を中心とする周方向において互いに間隔を隔てて配置されている。複数の取り込み口24は、中心軸101を中心とする周方向において等間隔に配置されている。
取り込み口24は、互いに隣り合う羽根部26間の各々に形成されている。より具体的には、取り込み口24Aが、羽根部26Aおよび羽根部26Bの間に形成され、取り込み口24Bが、羽根部26Bおよび羽根部26Cの間に形成され、取り込み口24Cが、羽根部26Cおよび羽根部26Aの間に形成されている。
取り込み口24の開口面の形状は、特に限定されないが、本実施の形態では、取り込み口24が矩形形状の開口面を有する。複数の取り込み口24は、互いに同一形状の開口面を有する。
取り込み口24は、中心軸101の軸方向において放電電極41と部分的に重なる位置に形成されている。ベース部12を基準にして中心軸101の軸方向における長さを高さという場合に、取り込み口24の高さは、放電電極41の高さよりも小さい。取り込み口24の開口面を正面から見た場合に、放電電極41の先端部42は、筒部22の裏側に隠れた位置に配置されている。取り込み口24は、中心軸101を中心とする周方向において、羽根部26から離れた位置に設けられている。
吹き出し口25は、放電電極41の軸方向における筒部22の端部に形成されている。吹き出し口25は、中心軸101の軸方向において放電電極41の先端部42の延長上で開口する開口部により形成されている。吹き出し口25は、筒部22の断面に対応する形状、本実施の形態では、円形状の開口面を有する。
図5は、図1中のイオン発生装置により奏される作用効果を説明するための斜視図である。図5を参照して、イオン発生装置10に対して、電極保護カバー21の回転中心軸(中心軸101)に交差する方向から送風がなされる。最も好ましくは、矢印113に示すように、イオン発生装置10に対して電極保護カバー21の回転中心軸(中心軸101)の径方向から送風がなされる。これにより、羽根部26(羽根部26A、羽根部26Bおよび羽根部26C)が送風を受けて、電極保護カバー21が矢印110に示す方向に回転する。
電極保護カバー21が回転すると、矢印111に示すように、取り込み口24(取り込み口24A、取り込み口24Bおよび取り込み口24C)を通じて筒部22内に空気が流入する。筒部22内に流入した空気は、空間14を流れて、矢印112に示すように吹き出し口25を通じて筒部22内から流出する。
このように筒部22内の空間14に形成される気流によって、放電電極41の先端部42の付近に風速の大きい空気流れが生じるため、先端部42に発生したイオンを吹き出し口25を通じてより遠くまで放出することができる。また、樹脂製の電極保護カバー21が帯電することを抑制できる。さらに、プラスイオンを発生する放電電極41と、マイナスイオンを発生する放電電極41とが隣接して設けられる場合、プラスイオンとマイナスイオンとが再結合することを抑制できる。
図6は、図3中の放電電極の第1変形例を示す側面図である。図6を参照して、本変形例では、針状電極からなる放電電極41に替わって、ブラシ電極からなる放電電極141が用いられている。
放電電極141は、複数の糸状導電体148と、ベース部12から延出し、その先端で複数の糸状導電体148の根元部を束ねて保持する保持部材147とを有する。糸状導電体148は、たとえば、金属細線、カーボン繊維、導電性繊維または導電性樹脂から形成されている。
本変形例に示すように、ブラシ電極からなる放電電極141を用いた場合においても、電極保護カバー21の回転に伴って筒部22内に生じる気流により、放電電極141の先端部に発生したイオンをより遠くまで放出することができる。
図7は、図3中の放電電極の第2変形例を示す断面図である。図7中では、放電電極41の先端部42が拡大して示されている。図7を参照して、本変形例では、放電電極41の先端部42を覆うように金属被膜部46が設けられている。金属被膜部46は、亜鉛等から形成されている。
このような構成によれば、空気中の酸素分子および水分子からOHラジカルを生成し、これを放出するとともに、金属被膜およびミストから金属イオンを含むイオン水を放出することができる。
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2におけるイオン発生装置を示す上面図である。図8は、実施の形態1における図2に対応する。本実施の形態におけるイオン発生装置は、実施の形態1におけるイオン発生装置10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図8を参照して、本実施の形態では、羽根部26が、筒部22から筒部22の接線方向に延出するように設けられている。中心軸101の軸方向から電極保護カバー21を見た場合に、羽根部26は、筒部22から筒部22の接線方向に延出し、さらにその延出する先で、中心軸101を中心とする周方向に変位するように設けられている。
このような構成によれば、電極保護カバー21の回転時に生じる空気抵抗が低減するため、電極保護カバー21の回転速度を増大させることができる。これにより、筒部22内における気流の速度を増大させて、イオンをより遠くまで放出することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるイオン発生装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態3)
図9は、この発明の実施の形態3におけるイオン発生装置を示す断面図である。図9中には、電極保護カバー21を中心軸101に直交する平面により切断した場合の断面が示されている。図10は、図9中のイオン発生装置において、筒部内に形成される気流の様子を示す斜視図である。本実施の形態におけるイオン発生装置は、実施の形態2におけるイオン発生装置と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図9および図10を参照して、本実施の形態では、羽根部26と、その羽根部26に対して電極保護カバー21の回転方向の後方側に位置する取り込み口24とが、中心軸101を中心とする周方向において連続して設けられている。
より具体的には、羽根部26Aと、羽根部26Aに対して電極保護カバー21の回転方向の後方側に位置する取り込み口24Aとが、中心軸101を中心とする周方向において連続して設けられている。取り込み口24Aは、筒部22から延出する羽根部26Aの根元部に接するように形成されている。
同様の形態により、羽根部26Bと、羽根部26Bに対して電極保護カバー21の回転方向の後方側に位置する取り込み口24Bとが、中心軸101を中心とする周方向において連続して設けられている。羽根部26Cと、羽根部26Cに対して電極保護カバー21の回転方向の後方側に位置する取り込み口24Cとが、中心軸101を中心とする周方向において連続して設けられている。
このような構成によれば、電極保護カバー21の回転時、羽根部26の表面(回転方向とは反対側の表面)に沿って流れる空気が、取り込み口24を通じて筒部22内の空間14に流入する。空間14に流入した空気は、筒部22の内壁に沿った旋回流となり、吹き出し口25に向かって流れる。このような旋回流を筒部22内に形成することによって、放電電極41の先端部42に発生したイオンをより遠くまで放出することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態3におけるイオン発生装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態4)
図11は、この発明の実施の形態4におけるイオン発生装置を示す断面図である。本実施の形態におけるイオン発生装置は、実施の形態3におけるイオン発生装置と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図11を参照して、本実施の形態では、筒部22の内周面が、中心軸101に対して傾斜している。中心軸101に直交する平面により切断した場合の筒部22の開口面の面積は、中心軸101の軸方向において吹き出し口25に近づくほど大きくなる。筒部22は、中心軸101の軸方向において吹き出し口25から遠ざかるほど先細りの円筒形状を有する。
このような構成によれば、筒部22内の空間14に旋回流をより安定して形成することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態4におけるイオン発生装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態5)
図12は、この発明の実施の形態5におけるイオン発生装置を示す断面図である。本実施の形態におけるイオン発生装置は、実施の形態3におけるイオン発生装置と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図12を参照して、本実施の形態では、筒部22の内周面が、中心軸101に対して傾斜している。中心軸101に直交する平面により切断した場合の筒部22の開口面の面積は、中心軸101の軸方向において吹き出し口25に近づくほど小さくなる。筒部22は、中心軸101の軸方向において吹き出し口25に近づくほど先細りの円筒形状を有する。
このような構成によれば、放電電極41の先端部42に付近において、筒部22内の空間14に形成される気流の流速を増大させることができる。
このように構成された、この発明の実施の形態5におけるイオン発生装置によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
(実施の形態6)
図13は、この発明の実施の形態6におけるイオン発生機を示す断面図である。図13を参照して、本実施の形態におけるイオン発生機201は、ケーシング212と、ケーシング212に収容されるイオン送出ユニット214およびイオン送出ユニット216とを有する。イオン送出ユニット214およびイオン送出ユニット216は、それぞれ単独でイオンを室内に向けて送出可能で、本実施の形態では、ケーシング212の内部で上下方向に積み重なって設けられている。
イオン送出ユニット214は、シロッコファン221Pと、ダクト222Pと、実施の形態1から5において説明したイオン発生装置210Pとを有する。イオン送出ユニット216は、シロッコファン221Qと、ダクト222Qと、実施の形態1から5において説明したイオン発生装置210Qとを有する(以下、シロッコファン221Pおよびシロッコファン221Qを特に区別しない場合は、シロッコファン221といい、ダクト222Pおよびダクト222Qを特に区別しない場合は、ダクト222といい、イオン発生装置210Pおよびイオン発生装置210Qを特に区別しない場合は、イオン発生装置210という)。
シロッコファン221は、室内の空気を取り込み、その空気をダクト222に向けて送出する。シロッコファン221Pとシロッコファン221Qとは、それぞれのファン回転軸が互いに平行となるように設けられている。ダクト222は、シロッコファン221に接続されている。ダクト222は、シロッコファン221から送出された空気の通風路220を形成する。イオン発生装置210は、通風路220に設けられている。通風路220には、イオン発生装置210で発生したイオンが放出される。
なお、空気を送出するファンとしては、シロッコファンに限られず、たとえば、クロスフローファン(貫流ファン)が用いられてもよい。
イオン発生装置210は、ダクト222に対して着脱可能なように設けられている。メンテナンス時にイオン発生装置210がダクト222から取り外された場合に、電極保護カバー21によって、ユーザが尖鋭化された放電電極41の先端部42に触れることを防ぐことができる。
このように構成された、この発明の実施の形態6におけるイオン発生機201によれば、イオン発生装置210で発生したイオンが通風路220に向けてより遠くまで放出されるため、室内に十分な量のイオンを送出することができる。
なお、本実施の形態では、本発明をイオン発生機に適用した場合を説明したが、これに限られず、除湿機、加湿器、エアコンディショナ、空気清浄機などの空気の状態を調整し、整えるための各種の空気調和機に本発明を適用してもよい。
以下に、本発明の構成と、本発明によって奏される作用効果とをまとめる。
この発明に従ったイオン発生装置は、放電によりイオンを発生させる放電電極と、筒形状を有し、その内側に放電電極が配置される筒部と、筒部からその外側に向けて延出し、送風を受ける羽根部とを含み、放電電極の周囲で回転可能に設けられるカバー体とを備える。筒部には、カバー体の回転に伴って、筒部内に空気を取り込む取り込み口と、筒部内から空気を吹き出す吹き出し口とが形成される。
このように構成されたイオン発生装置によれば、羽根部が送風を受けることによって、カバー体を回転させる。このとき、筒部内に、取り込み口から吹き出し口へと向かう気流を形成することによって、放電電極で発生したイオンをより遠くまで放出することができる。
また好ましくは、放電電極は、全体として、一方向に延びる軸形状を有する。筒部は、放電電極の軸方向に沿った円筒形状を有する。取り込み口は、筒部の周面に形成される。吹き出し口は、放電電極の軸方向における筒部の端部に形成される。
このように構成されたイオン発生装置によれば、カバー体の回転時、筒部内に、筒部の周面に形成された取り込み口から、筒部の端部に形成された吹き出し口へと向かう気流を形成する。
また好ましくは、カバー体は、カバー体の回転中心軸に対する周方向に間隔を隔てた位置に複数の羽根部を含む。互いに隣り合う羽根部の間の各々に、取り込み口が形成される。
このように構成されたイオン発生装置によれば、筒部内により大きい気流を形成することができる。
また好ましくは、羽根部は、筒部から筒部の接線方向に延出する。
このように構成されたイオン発生装置によれば、カバー体の回転時に生じる空気抵抗を低減することにより、カバー体をより円滑に回転させることができる。
また好ましくは、放電電極は、一方向に延びる先端に先端部を含む。取り込み口の開口面を正面から見た場合に、先端部は、筒部の裏側に隠れた位置に配置される。
このように構成されたイオン発生装置によれば、イオンが発生する放電電極の先端部を、筒部内に発生する気流中に確実に配置することができる。
また好ましくは、羽根部と、その羽根部に対してカバー体の回転方向の後方側に位置する取り込み口とが、カバー体の回転中心軸に対する周方向において連続して設けられている。
このように構成されたイオン発生装置によれば、筒部内により大きい気流を形成することができる。
また好ましくは、放電電極は、全体として、一方向に延びる軸形状を有する。放電電極は、一方向に延びる先端に配置され、先鋭形状を有する先端部と、先端部を覆う金属被膜部とを含む。
このように構成されたイオン発生装置によれば、空気中の酸素分子および水分子からOHラジカルを生成し、これを放出するとともに、金属被膜およびミストから金属イオンを含むイオン水を放出することができる。
この発明に従った空気調和機は、通風路を形成するダクトと、通風路に設けられる、上述のいずれかに記載のイオン発生装置と、通風路に空気流れを形成するファンとを備える。
このように構成された空気調和機によれば、十分な量のイオンを送出することが可能な空気調和機を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、放電によりイオンを発生させるイオン発生装置に利用される。
10,210,210P,210Q イオン発生装置、12 ベース部、14 空間、21 電極保護カバー、22 筒部、24,24A,24B,24C 取り込み口、25 吹き出し口、26,26A,26B,26C 羽根部、28 凹部、31 カバー支持部、33 突出部、41,141 放電電極、42 先端部、43 基部、46 金属被膜部、101 中心軸、147 保持部材、148 糸状導電体、201 イオン発生機、212 ケーシング、214,216 イオン送出ユニット、220 通風路、221,221P,221Q シロッコファン、222,222P,222Q ダクト。

Claims (5)

  1. 放電によりイオンを発生させる放電電極と、
    筒形状を有し、その内側に前記放電電極が配置される筒部と、前記筒部からその外側に向けて延出し、送風を受ける羽根部とを含み、前記放電電極の周囲で回転可能に設けられるカバー体とを備え、
    前記筒部には、前記カバー体の回転に伴って、前記筒部内に空気を取り込む取り込み口と、前記筒部内から空気を吹き出す吹き出し口とが形成される、イオン発生装置。
  2. 前記放電電極は、全体として、一方向に延びる軸形状を有し、
    前記筒部は、前記放電電極の軸方向に沿った円筒形状を有し、
    前記取り込み口は、前記筒部の周面に形成され、
    前記吹き出し口は、前記放電電極の軸方向における前記筒部の端部に形成される、請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 前記カバー体は、前記カバー体の回転中心軸に対する周方向に間隔を隔てた位置に複数の前記羽根部を含み、
    互いに隣り合う前記羽根部の間の各々に、前記取り込み口が形成される、請求項2に記載のイオン発生装置。
  4. 前記羽根部は、前記筒部から前記筒部の接線方向に延出する、請求項2または3に記載のイオン発生装置。
  5. 通風路を形成するダクトと、
    前記通風路に設けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載のイオン発生装置と、
    前記通風路に空気流れを形成するファンとを備える、空気調和機。
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