JP4368409B1 - イオン拡散装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】居室内にイオンを十分供給して殺菌性能を向上できるイオン拡散装置を提供する。
【解決手段】プラスイオン及びマイナスイオンの一方を発生する第1イオン発生部17aと他方を発生する第2イオン発生部17bとを有したイオン発生装置17と、送風ファン5と、送風ファン5の駆動によってイオン発生装置17で発生したイオンを吹出口10に導く送風経路6とを備え、送風経路6は上流側に対して下流側が左右方向に拡幅されるとともに左右に分割される複数の左右分割通路8aを有し、それぞれの左右分割通路8aにはプラスイオン及びマイナスイオンのいずれかのみを流通させた。
【選択図】図8

Description

本発明は、イオンを送出して室内に拡散させるイオン拡散装置に関する。
従来のイオン拡散装置は特許文献1に開示されている。このイオン拡散装置は前面に吹出口が開口する筐体内に送風ファンが設けられ、送風ファンと吹出口との間が送風経路により連結される。送風経路内にはイオンを発生するイオン発生装置が配される。
送風ファンにより発生する気流は送風経路を流通し、イオン発生装置で発生したイオンを含んだ気流が吹出口から送出される。送風経路は上流側に対して下流側が左右方向に広がって形成され、吹出口から送出される気流が左右方向に広がってイオンが居室内に拡散される。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとを居室内に供給して居室内の浮遊菌の殺菌を行うことができる。
特許第3797993号公報(第4頁−第18頁、第1図、第20図)
しかしながら、上記従来のイオン拡散装置によると、送風経路が左右に広がって形成されるため送風経路内を気流が曲がって流通する。このため、気流に含まれるプラスイオンとマイナスイオンとが衝突しやすくなる。プラスイオンとマイナスイオンとが衝突すると消滅し、居室内に送出されるイオンが減少して殺菌性能が低下する問題があった。
本発明は、居室内にイオンを十分供給して殺菌性能を向上できるイオン拡散装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、プラスイオン及びマイナスイオンの一方を発生する第1イオン発生部と他方を発生する第2イオン発生部とを有したイオン発生装置と、送風ファンと、前記送風ファンの駆動によって前記イオン発生装置で発生したイオンを吹出口に導く送風経路とを備え、前記送風経路は上流側に対して下流側が左右方向に拡幅されるとともに左右に分割される複数の左右分割通路を有し、それぞれの前記左右分割通路にはプラスイオン及びマイナスイオンのいずれかを流通させたことを特徴としている。
この構成によると、送風ファンの駆動によって送風経路を流通する気流が吹出口から居室内に送出される。送風経路は複数の左右分割通路によって左右方向に分割され、例えば、一の左右分割通路には第1イオン発生部で発生したプラスイオンが流通し、他の左右分割通路には第2イオン発生部で発生したマイナスイオンが流通する。
また本発明は、上記構成のイオン拡散装置において、各前記左右分割通路の内部または各前記左右分割通路の空気流入側の開口端近傍に、第1、第2イオン発生部の一方を配置したことを特徴としている。
この構成によると、例えば、一の左右分割通路内に第1イオン発生部が配されてプラスイオンが流通し、他の左右分割通路内に第2イオン発生部が配されてマイナスイオンが流通する。また、一の左右分割通路の空気流入側の開口端近傍に第1イオン発生部が配されて該左右分割通路内をプラスイオンが流通し、他の左右分割通路の空気流入側の開口端近傍に第2イオン発生部が配されて該左右分割通路内をマイナスイオンが流通する。
また本発明は、上記構成のイオン拡散装置において、第1、第2イオン発生部により発生するイオンの極性を所定期間毎に切り替えることを特徴としている。この構成によると、例えば、一の左右分割通路を第1イオン発生部で発生したプラスイオンが流通し、他の左右分割通路を第2イオン発生部で発生したマイナスイオンが流通する。所定時間が経過すると、一の左右分割通路を第1イオン発生部で発生したマイナスイオンが流通し、他の左右分割通路を第2イオン発生部で発生したプラスイオンが流通する。
また本発明は、上記構成のイオン拡散装置において、各前記左右分割通路の内部または各前記左右分割通路の空気流入側の開口端近傍に第1、第2イオン発生部を設け、第1、第2イオン発生部を交互に駆動したことを特徴としている。
この構成によると、一の左右分割通路を第1イオン発生部で発生したプラスイオンが流通し、他の左右分割通路を第2イオン発生部で発生したマイナスイオンが流通する。所定時間が経過すると、一の左右分割通路を第2イオン発生部で発生したマイナスイオンが流通し、他の左右分割通路を第1イオン発生部で発生したプラスイオンが流通する。
また本発明は、上記構成のイオン拡散装置において、隣接する前記左右分割通路の一方にプラスイオンが流通し、他方にマイナスイオンが流通することを特徴としている。この構成によると、隣接する2つの左右分割通路からプラスイオンとマイナスイオンとが送出される。
また本発明は、上記構成のイオン拡散装置において、前記送風経路は左壁及び右壁が曲面部を有して両側に広がり、前記左壁の前記曲面部の中央と前記右壁の前記曲面部の中央とを結ぶ位置よりも上流側に前記左右分割通路の空気流入側の開口端を形成したことを特徴としている。
この構成によると、送風経路を流通する気流は慣性によって直進しやすく、左壁及び右壁の曲面部から離れて気流が乱れやすくなる。複数の左右分割通路は左壁の曲面部の中央と右壁の曲面部の中央とを結ぶ位置よりも上流側から吹出口の方向に延びて設けられる。左右分割通路によって流路断面の濡れぶち長さ(断面を囲む周の長さ)が大きくなり、左右の壁面と接触する面積が大きくなる。これにより、曲がって流通する気流が左右分割通路の左右の壁面に沿いやすく壁面からの剥離が低減される。従って、気流の乱れを抑制して送風経路を流通する気流を左右に広げられる。
また本発明は、上記構成のイオン拡散装置において、前記送風経路を上下に分割する上下分割通路を有し、前記左右分割通路が前記上下分割通路の前記吹出口側を左右に分割した細通路から成ることを特徴としている。この構成によると、送風ファンが駆動されると複数の上下分割通路を気流が流通して整流される。そして、上下分割通路の下流部に形成される左右分割通路に微小流発生装置で発生したイオンが含まれる。
また本発明は、上記構成のイオン拡散装置において、前記イオン発生装置を下部の前記上下分割通路に配するとともに、上部の前記上下分割通路を流通する気流の風速が下部の前記上下分割通路を流通する気流の風速よりも大きいことを特徴としている。この構成によると、吹出口の上部の気流がエアカーテンとなり、下部の気流に含まれたイオンが居室の下部に供給される。
本発明によると、左右に広がる送風経路内に左右分割通路を設け、各左右分割通路にプラスイオン及びマイナスイオンのいずれかを流通させるので、送風経路内を曲がって流通する気流によるイオンの衝突を低減できる。従って、イオンの消滅を低減して居室内にイオンを十分供給し、殺菌性能を向上することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態のイオン拡散装置を示す外観斜視図である。イオン拡散装置1は本体筐体2の左右端に脚部2aが設けられ、居室内の床面に設置される。本体筐体2の前面上部には吹出口10が開口する。
図2はイオン拡散装置1の側面断面図を示している。本体筐体2の底面には居室内の空気を吸い込む吸込口3が設けられる。本体筐体2の下部にはハウジング5aにより覆われる送風ファン5が配される。送風ファン5はクロスフローファンから成り、吸気口5bから回転翼(不図示)の周方向からハウジング5a内に吸気し、排気口5cから周方向に排気する。吸込口3と送風ファン5との間にはエアフィルタ4が設けられる。
送風ファン5の排気口5cと吹出口10とは送風ファン5による気流が流通する送風経路6により連結される。送風経路6はハウジング5aと一体に形成され、上方に延びて前方に屈曲する。送風経路6内には上下方向に分割された複数の上下分割通路11、12、13、14が上方から順に設けられる。
上部の上下分割通路11が送風ファン5の外周側に配され、下部の上下分割通路14が送風ファン5の内周側に配される。排気口5cの内周側は回転翼の回転方向前方を示し、下壁6D(図3参照)側である。排気口5cの外周側は回転翼の回転方向後方を示し、上壁6U(図3参照)側である。排気口5cの外周側の気流の流速が遠心力によって内周側よりも速くなっている。
吹出口10は各上下分割通路11〜14に対応して上下に分割され、開口部10a、10b、10c、10dが形成される。詳細を後述するように、各上下分割通路11〜14は上流側に上下拡幅部7が設けられ、下流側に左右拡幅部8が設けられる。
最下段の上下分割通路14にはイオン発生装置17の電極17a、17b(第1、第2イオン発生部、図8参照)が露出して配される。イオン発生装置17の電極17a、17bには交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。電極17aには正電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成る電荷が正のクラスタイオンが形成される。
電極17bには負電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成る電荷が負のクラスタイオンが形成される。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分及び貯蔵物の付着菌の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分等を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを発生して吹出口10から吐出することにより室内の殺菌及び臭い除去を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
尚、従来からプラスイオンイオンH+(H2O)m及びマイナスイオンO2 -(H2O)nを空気中に送出し、イオンの反応によって浮遊細菌等を殺菌することは知られている。これらのイオンは各々が再結合して消滅するため、イオン発生素子の電極近傍で高濃度が実現できても送出される距離が遠くなるに従って急激にその濃度が減少する。
このため、実験装置のような小容積の空間ではイオン濃度を数万個/cm3とすることができても、現実の居住空間や作業空間等の大きな空間ではせいぜい2〜3千個/cm3の濃度とするのが限度であった。
一方、実験によるとイオン濃度が7000個/cm3の時にトリインフルエンザウイルスが10分間で99%除去でき、50000個/cm3の時に10分間で99.9%除去できる。即ち、空気中に1000個/cm3のウイルスが存在したと仮定すると、イオンによる殺菌によってそれぞれ10個/cm3、1個/cm3が残留する。従って、イオン濃度を7000個/cm3から50000個/cm3に高めることによって、残留するウイルスを1/10にできる。
このことから、イオンを送出するだけではなく、人などが生活する居住空間や作業空間全体のイオン濃度を高濃度に維持することが感染症予防や環境浄化において非常に重要となる。
図3は送風経路6の概略構成を示す側面断面図である。送風経路6の上壁6U及び下壁6Dは湾曲した曲面部6a、6bをそれぞれ有している。上下分割通路11〜14を形成する各壁面は上壁6U及び下壁6Dに沿って湾曲し、一端D1が送風ファン5の近傍に設けられる。
これにより、上下分割通路11〜14は送風ファン5の近傍から吹出口10にわたって形成される。曲面部6a、6bの始点A1、A2は上下分割通路11〜14の始点(D1)の下流側に配される。これにより、曲面部6a、6bの中央を結ぶ線C1は上下分割通路11〜14の始点(D1)の下流側に配されている。
送風経路6を上方に流通する気流は曲面部6a、6bによって前方に曲げられる際に慣性によって上方に向かい、下壁6Dから離れやすく上壁6Uに沿いやすくなる。これにより、送風経路6の上部を流通する気流が下部を流通する気流よりも速度が速くなる。
加えて、送風ファン5の排気口5cの外周側から順に上下分割通路11〜14が配される。このため、上下分割通路11〜14を流通する気流の速度を上方から順に速くすることができる。
上下分割通路11〜14が設けられない場合は、下壁6Dから剥離する気流が多くなる。このため、図4に示すように吹出口10の気流の速度分布は下壁6D側で気流が逆流する逆流領域Hが発生して気流が乱れる。
複数の上下分割通路11〜14は送風ファン5近傍から設けられ、上下分割通路11〜14によって流路断面の濡れぶち長さ(断面を囲む周の長さ)が大きくなる。このため、流れに対して慣性よりも粘性の影響が大きくなり、気流が上下分割通路11〜14の壁面に沿いやすくなる。これにより、図5に示すように逆流領域Hが形成されず、気流の剥離を低減して気流の乱れが抑制される。
この時、分割通路の始点(D1)が曲面部6a、6bの中央B1、B2を結ぶ線C1よりも下流側になると、図6に示すように、逆流領域Hが発生する。このため、曲面部6U、6bの中央を結ぶ線C1を上下分割通路11〜14の始点(D1)の下流側に配置することによって気流の乱れを抑制することができる。上下分割通路11〜14の始点(D1)を送風ファン5の排気口5c近傍にするとより確実に気流の乱れを抑制することができる。
ここで、曲面部6a、6bが曲率一定の場合は中央B1、B2は沿面距離の中点である。曲面部6a、6bが変化する場合は、曲面部6a、6bの始点及び終点の水平に対する接線の角度をそれぞれθ1、θ2としたときに中央B1、B2は(θ1+θ2)/2となる位置である。
尚、図7に示すように、2つの上下分割通路11、14を設けた場合でも図4、図6に示す場合よりも気流の乱れを抑制できる。この時、送風経路6の曲がり具合によって一部に逆流領域Hが形成される場合がある。一方で、分割通路の数量を増加させると圧力損失が大きくなる。このため、送風経路6の流路面積及び曲がり具合に応じて分割通路の数量が設定される。
図3において、上下拡幅部7は送風経路6の上壁6Uと下壁6Dとの間が上流側に対して下流側が上下方向に拡幅される。これにより、吹出口10から気流が上下方向に広がって送出される。各上下分割通路11〜14は上流側に対して下流側が上下方向に拡幅され、流路断面は左右方向の幅が高さ方向の幅に対して十分大きいスリット状に形成される。このため、送風経路6を流通する気流は各上下分割通路11〜14の上下の壁面と接触する面積が大きくなる。これにより、上下分割通路11〜14を流通する気流を上下の壁面から剥離させずに上下方向に広げることができる。
左右拡幅部8は上下拡幅部7の下流側に配され、上下拡幅部7の終端から上下の壁面が平面状に延長される。図8は上下分割通路14の平面図を示している。左右拡幅部8は送風経路6の左壁6Lと右壁6Rとの間が上流側に対して下流側が左右方向に拡幅される。これにより、吹出口10から気流が左右方向に広がって送出される。
左右拡幅部8は各上下分割通路11〜14を更に左右方向に分割した複数の細通路から成る左右分割通路8aを有している。イオン発生装置17の電極17a、17bは各左右分割通路8aの空気流入側の開口端近傍に設けられる。これにより、電極17aで発生したプラスイオンは一の左右分割通路8aを流通する。電極17bで発生したマイナスイオンは該左右分割通路8aに隣接する左右分割通路8aを流通する。これにより、正負のイオンの衝突による消滅を低減することができる。
左壁6L及び右壁6Rは湾曲した曲面部6c、6dをそれぞれ有している。左右分割通路8aを形成する各壁面は左壁6L及び右壁6Rに沿って湾曲する。各左右分割通路8aは左右の壁面によって上流側に対して下流側が左右方向に拡幅され、流路断面は上下拡幅部7に対して左右方向の幅が狭められる。これにより、流路断面の濡れぶち長さが大きくなり、送風経路6を流通する気流は左右分割通路8aの左右の壁面と接触する面積が大きくなる。従って、左右分割通路8aを流通する気流を左右の壁面から剥離させずに左右方向に気流を広げることができる。
また、曲面部6c、6dの中央を結ぶ線C2は左右分割通路8aの壁面の一端D2よりも下流側に配される。即ち、線C2よりも上流側に左右分割通路8aの空気流入側の開口端が配される。従って、気流を左右分割通路8aに沿って確実に曲げることができ、気流の剥離による左右拡幅部8の気流の乱れを防止することができる。
尚、左右拡幅部8を上下拡幅部7の上流側に配置してもよい。この時、送風経路6は左右方向に分割された左右分割通路を有し、左右分割通路の上流部に左右拡幅部8が形成される。左右拡幅部8は上流側に対して下流側が左右方向に拡幅される。左右分割通路の下流部に配される上下拡幅部7には各左右分割通路を上下方向に更に分割した細通路によって上下分割通路が形成される。各上下分割通路は上流側に対して下流側が上下方向に拡幅される。
しかしながら、左右拡幅部8を上下拡幅部7の下流側に配置するとより望ましい。これにより、送風ファン5のハウジング5aと一体の送風経路6を上部拡幅部7の抜き方向を左右にして左右拡幅部8の抜き方向を前後にして成形加工できる。従って、送風経路6を簡単に形成することができる。
また、前述の図2に示すように、上下分割通路14はイオン発生装置17の上流側に絞り部14aが設けられる。絞り部14aは高さ方向の幅dが上下分割通路14の始点の高さ方向の幅Dよりも狭くなっている。絞り部14aによってイオン発生装置17で風速が増加されるとともに気流が整流される。その後、上下拡幅部7によって流路が広げられる。
イオン発生装置17の電極17a、17b近傍でイオンの濃度が高く飽和状態になるとイオンが発生しにくくなる。このため、絞り部14aでイオン発生装置17の電極17a、17bの気流の速度を高くしてイオンの濃度を低下させることができる。これにより、イオン発生装置17で多くのイオンを発生して気流に含ませることができる。
上記構成のイオン拡散装置1において、送風ファン5及びイオン発生装置17が駆動されると、居室内の空気が吸込口3から本体筐体2内に取り込まれる。本体筐体2内に取り込まれた空気はエアフィルタ4で塵埃が捕集され、吸気口5bから送風ファン5に導かれる。
送風ファン5の排気は排気口5cを介して送風経路6を流通する。送風経路6を流通する気流は上下分割通路11〜14に分岐し、上部拡幅部7で上下方向に流路が広がるとともに左右拡幅部8で左右方向に流路が広がる。これにより、吹出口10から上下及び左右方向に広がった気流が送出される。
送風経路6の下部の上下分割通路14を流通する気流は複数の左右分割通路8aに分岐する。各左右分割通路8aにはイオン発生装置17の電極17a、17bからによってプラスイオン及びマイナスイオンの一方が含まれる。これにより、開口部10dからプラスイオンとマイナスイオンとを含む気流が送出される。
また、開口部10a、10b、10cから送出される気流は送風経路6の上部の上下分割通路11、12、13を流通し、風速が速い。このため、開口部10a、10b、10cから送出される気流がエアカーテンとなってイオンの上方への拡散が防止される。従って、開口部10dから居室内の居住空間に向けて気流を送出し、開口部10a、10b、10cから居住空間の上方に向けて気流を送出することによって居住空間に十分なイオンを供給して高い殺菌効果を得ることができる。
また、上下分割通路11〜14は上方から順に配され、開口部10a〜10dから送出される気流は図9に示すように上方から順に風速が速くなっている。これにより、気流の乱れを低減することができる。
図9、図10は本実施形態のイオン拡散装置1により居室のイオンの分布を調べた結果を示す図である。居室Rは高さが4800mm、幅6400mm、奥行6400mmである。イオン拡散装置1は一方の側壁W1の床面Fに設置し、側壁W1に対向する側壁W2に向かって斜め上方に気流を送出している。イオン濃度の測定は高さ1600mmの水平面Eについて行っている。また、殺菌には等量のプラスイオンとマイナスイオンとが必要であるため、プラスイオンとマイナスイオンの少ない方の濃度を示している。
また、比較のため、図11に示すように、各左右分割通路8a内に対応して正負のイオンを同時に発生する電極17cを設けた場合のイオンの分布を図12に示す。図11において、各左右分割通路8a内を流通する気流にはプラスイオンとマイナスイオンとが含まれる。また、図13に示すように、左右分割通路8aを設けない場合のイオンの分布を図14に示す。
図10に示す本実施形態ではイオンの消滅が抑制され、居室Rの中央部のイオン濃度を高くすることができる。これに対して、図12によると、居室R内の中央部のイオン濃度の高い部分が狭くなっている。また、図14によると、居室R内の左右端部のイオン濃度が低い部分が広がり、中央部のイオン濃度の高い部分が更に狭くなっている。
本実施形態によると、送風経路6の左右に広がる左右拡幅部8内に左右分割通路8aを設け、各左右分割通路8aにプラスイオン及びマイナスイオンのいずれかを流通させるので、送風経路6内を曲がって流通する気流によるイオンの衝突を低減できる。従って、イオンの消滅を低減して居室内にイオンを十分供給し、殺菌性能を向上することができる。尚、各左右分割通路8aにはプラスイオン及びマイナスイオンの一方が主として流通していれば他方が少量含まれていても上記の効果を得ることができる。
また、各左右分割通路8aの空気流入側の開口端近傍に、電極17a、17b(第1、第2イオン発生部)の一方を配置したので、各左右分割通路8a内にプラスイオン及びマイナスイオンのいずれか一方を容易に流通させることができる。尚、各左右分割通路8aの内部に電極17a、17b(第1、第2イオン発生部)を配置してもよい。
また、隣接する左右分割通路8aの一方にプラスイオンが流通し、他方にマイナスイオンが流通するので、居室内の各位置にプラスイオンとマイナスイオンとを均等に供給することができる。浮遊菌の殺菌には等量のプラスイオン及びマイナスイオンを必要とするため、プラスイオンとマイナスイオンを均等に供給して殺菌効果を確実に得ることができる。
また、送風経路6の左壁6Lの曲面部6cの中央と右壁6Rの曲面部6dの中央とを結ぶ位置よりも上流側に左右分割通路8aの空気流入側の開口端を形成したので、曲面部6c、6dから剥離する気流を低減することができる。従って、気流の乱れを抑制してイオンの衝突による消滅を防止することができる。
また、送風経路6を上下に分割する上下分割通路11〜14を有し、左右分割通路8aが上下分割通路11〜14の吹出口10側を左右に分割した細通路から成るので、上下分割通路11〜14により気流を整流して左右分割通路8aに導くことができる。また、逆流領域Hの発生を防止することができる。従って、気流の乱れを更に抑制してイオンの衝突による消滅を防止することができる。
また、イオン発生装置17を下部の上下分割通路14に配し、上部の上下分割通路11〜13を流通する気流の風速が下部の上下分割通路14を流通する気流の風速よりも大きいので、上部の上下分割通路11〜13から居住空間上方に気流を送出することにより、該気流がエアカーテンとなって下部の上下分割通路14から送出される気流の拡散が防止される。これにより、イオンが居住空間の上方に拡散されず、居住空間にイオンを十分供給することができる。尚、複数の送風ファンによって異なる風速の気流を形成してもよい。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態は前述の図8に示す電極17a、17bがいずれもプラスイオンとマイナスイオンとを切り替えて発生することができる。その他の部分は図1〜図8に示す第1実施形態と同様である。
そして、電極17a、17bにより発生するイオンの極性が所定期間毎に切り替えられる。即ち、前述の図8に示すように、第1実施形態と同様に電極17aからプラスイオンを発生して電極17bからマイナスイオンを発生する。所定期間が経過すると、図15に示すように電極17aからマイナスイオンを発生して電極17bからプラスイオンを発生する。更に所定期間が経過すると、図8に示すようにイオンを発生する。
これにより、左右拡幅部8を左右に広がって送出される気流の左端及び右端にプラスイオンとマイナスイオンとが交互に送出される。従って、居室内の左右方向の広い範囲までプラスイオン及びマイナスイオンを高い濃度で分布させることができる。
図16は本実施形態のイオン拡散装置1により居室のイオンの分布を調べた結果を示す図である。前述の図9と同様に、居室Rは高さが4800mm、幅6400mm、奥行6400mmである。イオン拡散装置1は一方の側壁W1の床面Fに設置し、側壁W1に対向する側壁W2に向かって気流を送出している。イオン濃度は高さ1600mmの水平面Eについてプラスイオンとマイナスイオンの少ない方の濃度を示している。同図によると、第1実施形態よりも更に左右方向に広い範囲でイオン濃度を高くすることができる。
本実施形態によると、電極17a、17b(第1、第2イオン発生部)により発生するイオンの極性を所定期間毎に切り替えたので、居室内の左右の広い範囲までプラスイオンとマイナスイオンとを高い濃度で分布させることができる。従って、殺菌性能をより向上することができる。また、送風経路6内に流通するイオンの極性が交互に入れ替わるため、送風経路6の帯電を低減して塵埃等の付着を抑制することができる。
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は図17に示すように各左右分割通路8aの空気流入側の開口端近傍にそれぞれ電極17a及び電極17bが配される。その他の部分は第1実施形態と同様である。それぞれの左右分割通路8aに対応する電極17a、17bは交互に駆動され、図中、上段の電極17a、17bを駆動した後に下段の電極17a、17bが駆動される。その結果、一の左右分割通路8aで電極17aが駆動されてプラスイオンが発生する際に、隣接する左右分割通路8aで電極17bが駆動されてマイナスイオンが発生する。
これにより、第2実施形態と同様に、左右拡幅部8を左右に広がって送出される気流の左端及び右端にプラスイオンとマイナスイオンとが交互に送出される。従って、居室内の左右方向の広い範囲までプラスイオン及びマイナスイオンを高い濃度で分布させることができる。また、送風経路6内に流通するイオンの極性が交互に入れ替わるため、送風経路6の帯電を低減して塵埃等の付着を抑制することができる。
本発明によると、イオンを送出して室内に拡散させるイオン拡散装置に利用することができる。
本発明の第1実施形態のイオン拡散装置を示す斜視図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置を示す側面断面図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置の送風経路を示す側面断面図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置の送風経路の上下分割通路の機能を説明する側面断面図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置の送風経路の上下分割通路の機能を説明する側面断面図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置の送風経路の上下分割通路の機能を説明する側面断面図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置の送風経路の上下分割通路の機能を説明する側面断面図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置の送風経路の左右拡幅部を示す平面図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置の居室内の送風状態を示す斜視図 本発明の第1実施形態のイオン拡散装置によるイオン濃度の測定結果を示す図 本発明の比較例のイオン拡散装置の居室内の送風状態を示す斜視図 本発明の比較例のイオン拡散装置によるイオン濃度の測定結果を示す図 本発明の比較例のイオン拡散装置の居室内の送風状態を示す斜視図 本発明の比較例のイオン拡散装置によるイオン濃度の測定結果を示す図 本発明の第2実施形態のイオン拡散装置の送風経路の左右拡幅部を示す平面図 本発明の第2実施形態のイオン拡散装置によるイオン濃度の測定結果を示す図 本発明の第3実施形態のイオン拡散装置の送風経路の左右拡幅部を示す平面図
符号の説明
1 イオン拡散装置
2 本体筐体
3 吸込口
4 エアフィルタ
5 送風ファン
6 送風経路
6a、6b 曲面部
7 上下拡幅部
8 左右拡幅部
8a 細通路
10 吹出口
10a〜10d 開口部
11〜14 分割通路
17 微粒子発生装置
17a、17b、17c 電極

Claims (8)

  1. プラスイオン及びマイナスイオンの一方を発生する第1イオン発生部と他方を発生する第2イオン発生部とを有したイオン発生装置と、送風ファンと、前記送風ファンの駆動によって前記イオン発生装置で発生したイオンを吹出口に導く送風経路とを備え、前記送風経路は上流側に対して下流側が左右方向に拡幅されるとともに左右に分割される複数の左右分割通路を有し、それぞれの前記左右分割通路にはプラスイオン及びマイナスイオンのいずれかを流通させたことを特徴とするイオン拡散装置。
  2. 各前記左右分割通路の内部または各前記左右分割通路の空気流入側の開口端近傍に、第1、第2イオン発生部の一方を配置したことを特徴とする請求項1に記載のイオン拡散装置。
  3. 第1、第2イオン発生部により発生するイオンの極性を所定期間毎に切り替えることを特徴とする請求項2に記載のイオン拡散装置。
  4. 各前記左右分割通路の内部または各前記左右分割通路の空気流入側の開口端近傍に第1、第2イオン発生部を設け、第1、第2イオン発生部を交互に駆動したことを特徴とする請求項1に記載のイオン拡散装置。
  5. 隣接する前記左右分割通路の一方にプラスイオンが流通し、他方にマイナスイオンが流通することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のイオン拡散装置。
  6. 前記送風経路は左壁及び右壁が曲面部を有して両側に広がり、前記左壁の前記曲面部の中央と前記右壁の前記曲面部の中央とを結ぶ位置よりも上流側に前記左右分割通路の空気流入側の開口端を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のイオン拡散装置。
  7. 前記送風経路を上下に分割する上下分割通路を有し、前記左右分割通路が前記上下分割通路の前記吹出口側を左右に分割した細通路から成ることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のイオン拡散装置。
  8. 前記イオン発生装置を下部の前記上下分割通路に配するとともに、上部の前記上下分割通路を流通する気流の風速が下部の前記上下分割通路を流通する気流の風速よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のイオン拡散装置。
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