JP2011237139A - 空調機 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理済みの空気を室内に迅速に行き渡らせることができ、特定の方向に対しては吹出風量を多くし、別の特定の方向に対しては吹出風量を少なくしたいといった要請に容易に応えることのできる空調機を提供する。
【解決手段】イオン発生装置1のハウジング10の上部には、前方を主たる吹出方向とする第1吹出口14と、上方を主たる吹出口とする第2吹出口15が設けられ、ここに送風機16から吐出される空気がダクト17で導かれる。第1吹出口14には俯仰角可変のルーバ25が設けられ、ルーバ25からは干渉する導風板26が突出する。ルーバ25が第1の俯仰角をとるときは導風板26が第1吹出口14への通風経路を広げて第1吹出口14への風量配分を多くし、ルーバ25が第2の俯仰角をとるときは導風板26が第1吹出口14への通風経路を狭めて第1吹出口14への風量配分を少なくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジングに送風機を内蔵し、吸込口から吸い込んだ空気を処理して吹出口より吹き出す空調機に関する。
上記空調機に属するものとしては、空気清浄機、加湿機、除湿機、イオン発生装置などを挙げることができる。
近年建築された住宅は高気密化されたものが多く、室内で発生した、あるいは室内に流入した汚染物質が室内に留まりやすくなっており、揮発性有機化合物によるシックハウス症候群や、ハウスダストによりアレルギー症状などの問題が深刻化している。そのため、空気清浄機や、イオン発生装置能付き空気調和機の需要が高まっている。空気の清浄化についても、フィルタを通過させるだけでなく、電気集塵装置を用いたり、イオンやオゾンを添加したりするなど、高度な技術が使用されるようになっている。
特許文献1に記載された空気清浄機は、本体の前面に吸気口、背面に吹出口を備えている。本体内に配置された送風機と吸気口との間には塵埃を捕集するフィルタが設けられ、吹出口の近傍にはイオン発生装置が配置されている。
特許文献1記載の空気清浄機では、送風機を駆動すると、室内空気が吸気口から本体内に取り込まれ、空気に含まれる塵埃はフィルタで除去される。塵埃除去後の空気の中に、イオン発生装置よりイオンが放出される。イオン発生装置は、過酸化水素及び/または水酸基ラジカルを生成し、空気中の浮遊菌を除去することを目的として、プラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させる。吹出口から上方に向けて吹き出されるイオンを含んだ空気は室内の壁面に沿って大きく循環し、室内全体にイオンが行き渡る。しかしながら、人がいることの多い室内中央の空間にまでイオンが行き渡るのには時間がかかり、快適な居住空間を迅速に得ることができなかった。
その点特許文献2に記載された空気清浄機は、前方と上方の2方向に対し吹出口を備えているから、前方に吹き出される空気により、室内中央の空間にも迅速にイオンを行き渡らせることができる。ここで、前方に吹き出される空気が直接人に当たると、冷風感などの不快感を与えることがあるが、このイオン発生装置は人体センサを備えているから、前方に人がいないときのみ前方に空気を吹き出すようにすることができる。
居室の床面には多くの菌が存在する。床にカーペットを敷いている場合には、そこで細菌が繁殖する。そのため、空気清浄機を用いてカーペットの除菌や消臭を行いたいという要望も少なからずある。この問題には、例えば特許文献3に開示されているような可変ルーバをイオン発生装置の吹出口に設置し、カーペットに向けてイオンを吹き出せるようにすることで対処可能である。
特開2002−102327号公報 特開2006−46729号公報 実開平3−72263号公報
例えばカーペットの除菌や消臭を行うため、空調機から吹き出される空気をカーペットの方に向けたいという要請がある場合、可変ルーバを用いれば比較的容易にそれに応えることができる。しかしながら空調機は、カーペットに空気を吹き付けることを本旨としている訳ではないので、カーペットの方に空気を吹き出す行為が長時間続くことは好ましくない。言い換えると、カーペットの方に空気流を向けたときはできるだけ多量の空気がカーペットに吹き付けられるようにして、除菌や消臭が短時間で達成されるようにすることが望ましい。
一方、前方に向いた吹出口が空調機に存在する場合、空調機の前にいる人に、特に顔に強い風が吹き付けると、その人が不快感を覚えることがある。このような事態は避けた方がよい。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、処理済みの空気を室内に迅速に行き渡らせることができ、特定の方向に対しては吹出風量を多くし、別の特定の方向に対しては吹出風量を少なくしたいといった要請に容易に応えることのできる空調機を提供することを目的とする。
本発明の好ましい実施形態によれば、空調機は、ハウジング内に送風機を収納し、吸込口から吸い込んだ空気を処理して吹出口より吹き出すものであって、前記ハウジングは、前方を主たる吹出方向とする第1吹出口と、上方を主たる吹出方向とする第2吹出口と、前記送風機から吐出される空気を前記第1吹出口と前記第2吹出口に導くダクトを備え、前記第1吹出口には俯仰角可変のルーバが設けられ、前記ルーバからは前記ダクト内の気流に干渉する導風板が突出し、前記ルーバと前記導風板は、ルーバが第1の俯仰角の方向に回動されたときは導風板が前記第1吹出口への通風経路を広げて第1吹出口への風量配分を多くし、ルーバが第2の俯仰角の方向に回動されたときは導風板が前記第1吹出口への通風経路を狭めて第1吹出口への風量配分を少なくするように構成されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の空調機において、前記第1の俯仰角は水平よりも下向きに設定されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の空調機において、前記第2の俯仰角は、水平よりも、且つ前記第1の俯仰角よりも、上向きに設定されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の空調機において、前記ルーバにはそれを複数の送風区分に区画する整流板が形成されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の空調機において、前記整流板は、前記ルーバが前記第2の俯仰角をとったときは、前記ダクトの前方側内壁面に接触して、前記複数の送風区分を互いに独立した送風経路とするものである。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の空調機において、前記送風機から吐出される空気にイオンを放出するイオン発生器を備える。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の空調機において、前記イオン発生器は、主としてH+(H2O)n(nは任意の自然数)から成るプラスイオンと、主としてO2 -(H2O)m(mはゼロまたは任意の自然数)から成るマイナスイオンを放出するものである。
本発明によると、前方に向けて空気を吹き出す第1吹出口に設けられたルーバを第1の俯仰角の方向に回動させたときは導風板が第1吹出口への通風経路を広げて第1吹出口への風量配分を多くし、ルーバを第2の俯仰角の方向に回動させたたときは導風板が第1吹出口への通風経路を狭めて第1吹出口への風量配分を少なくするから、下方寄りの角度を第1の俯仰角とし、上方寄りの角度を第2の俯仰角とすることにより、カーペットに多量の空気を吹き付けて除菌や消臭を短時間で達成し、また吹き出した空気が人の顔の方に向かう場合は風量を抑えて人が不快感を覚えないようにすることができる。しかもこれを、俯仰角可変のルーバに導風板を組み合わせるという簡単な構成で実現でき、コストがかからず、故障の懸念もない。
本発明の第1実施形態に係る空調機の垂直断面図である。 前記空調機の正面図である。 前記空調機に含まれるイオン発生器の正面図である。 前記空調機のブロック構成図である。 前記空調機の部分拡大垂直断面図である。 前記空調機が図5の状態である時の室内の空気の流れの説明図である。 前記空調機の部分拡大垂直断面図で、図5と異なる状態を示すものである。 前記空調機が図7の状態である時の室内の空気の流れの説明図である。 前記空調機の部分拡大垂直断面図で、図5及び図7と異なる状態を示すものである。 前記空調機が図9の状態である時の室内の空気の流れの説明図である。 前記空調機から吹き出す風量について説明する表である。 本発明の第2実施形態に係る空調機の正面図である。 第2実施形態に係る空調機の部分拡大垂直断面図である。 第2実施形態に係る空調機の部分拡大垂直断面図で、図13と異なる状態を示すものである。 本発明を実施しない空調機の部分拡大垂直断面図である。
空調機の実施形態として示すのはイオン発生装置1である。イオン発生装置1は、奥行きに比べ高さの高いハウジング10を有する。図1では、図の左側がハウジング10の前面側となり、図の右側がハウジング10の後面側となる。そして紙面の奥行き方向がハウジング10の左右方向となる。
ハウジング10の背面にはスリットまたは小孔の集合からなる吸込口11が形成される。吸込口11は着脱可能なカバー12で覆われる。カバー12には格子状の開口部が形成され、そこにネットからなるフィルタ13が取り付けられている。ハウジング10の上部には、第1吹出口14と第2吹出口15が前後に並ぶ形で形成される。
第1吹出口14はハウジング10の前方を主たる吹出方向とし、第2吹出口15はハウジング10の上方を主たる吹出方向とする。図に示す構成では、第2吹出口15はやや後方に向けられている。
吸込口11と、ハウジング10の前面壁の間の空間には、送風機16が配置される。送風機16は、クロスフローファンと、それを回転させるモータと、クロスフローファンに組み合わせられるファンケーシングにより構成される。送風機16の吐出部にはダクト17が接続される。
ダクト17の断面形状は矩形であり、送風機16の横幅に見合う横幅を有する。ダクト17は上方に延び、第1吹出口14及び第2吹出口15につながる。ダクト17の内部は送風機16から吐出される空気を第1吹出口14と第2吹出口15に導く送風路18となる。
ダクト17の途中にイオン発生器20が配置される。イオン発生器20はダクト17を前後から挟む形で2個取り付けられている。
図3に示す通り、イオン発生器20は左右に離隔した位置に2個のイオン発生部21Lと21Rを備える。イオン発生部21L、21Rの内部には図示しない放電電極と対向電極が設けられている。放電電極は尖鋭な針状をなし、対向電極はこれを囲む形状となっていて、両者間の放電でイオンが発生する。イオン発生部21L、21Rの一方はプラスイオンを発生し、他方はマイナスイオンを発生するように構成されている。
発生したイオンはイオン発生部21L、21Rの中心の円形開口部21La、21Raから放出される。ダクト17のイオン発生器取付箇所には、放出されたイオンを吹出気流中に受け入れるための開口部17aが形成されている。
図4にイオン発生装置1の制御システムを示す。全体の制御を司る制御部30には、ハウジング10の一部に設けられた操作部31から指令が入力され、それに基づき制御装置30から送風機16及びイオン発生器20に対し動作指令が出力される。制御部30は、操作部31に含まれる表示部に対しても動作指令を出力する。ハウジングの適所には埃センサ32と臭いセンサ33が配置されており、それらの出力信号は制御部30に入力され、制御に役立てられる。
第1吹出口14には可動式のルーバ25が取り付けられる。ルーバ25は正面形状が横長の矩形となった枠状の樹脂成型体であって、第1吹出口14にすっぽりとはまり込む大きさを有し、左右側面から突出する支軸25aにより、水平軸線まわりに傾動可能に、すなわち俯仰角可変に取り付けられている。ルーバ25が最も下向きになる、図7の角度を第1の俯仰角とし、ルーバ25が最も上向きになる、図9の角度を第2の俯仰角とする。第1の俯仰角は水平から約5°下向き、第2の俯仰角は水平から約20°上向きに設定されているが、これは単なる例示であり、限定的な意味は持たない。
ルーバ25の上辺には、送風路18の内部に向かって突き出す導風板26が一体成型されている。導風板26は送風路18を流れる気流に干渉し、気流の一部を第1吹出口14の方へ誘導する役割を担う。
ダクト17の前方側内壁面から導風板26の先端までの距離をAとし、ダクト17の背面側の内壁面から導風板26の先端までの距離をBとして、図7に示す第1の俯仰角と図9に示す第2の俯仰角とで比較すると、第1の俯仰角における距離Aは第2の俯仰角における距離Aよりも長い。すなわち、ルーバ25を第1の俯仰角の方向に回動させれば第1吹出口14への通風経路が広がる。ルーバ25を第2の俯仰角の方向に回動させるとこれが反対になり、第1吹出口14への通風経路が狭まる。この結果、第1の俯仰角では第1吹出口14への風量配分が多くなり、第2の俯仰角では第1吹出口14への風量配分が少なくなる。
図11の表に示す通り、ルーバ25の俯仰角が水平であるときは、第1吹出口14から吹き出す風量と第2吹出口15から吹き出す風量が全体の風量に占める割合は50%ずつである。ルーバ25が第1の俯仰角にされると、第1吹出口14からの吹出風量が60%、第2吹出口15からの吹出風量が40%となる。ルーバ25が第2の俯仰角にされると、第1吹出口14からの吹出風量が30%、第2吹出口15からの吹出風量が70%となる。なお、ここに示す吹出風量の割合は単なる例示であり、限定的な意味を持つものではない。
比較のため、本発明を実施しない構成を図15に示す。図15では導風板26がルーバ25にではなく第1吹出口14に一体成型され、距離Aと距離Bは固定値となっている。従って、ルーバ25の角度がどのように変わっても第1吹出口14から吹き出される風量には影響しない。
イオン発生装置1は、通常、室内の壁際に、カバー12を壁に向ける形で設置される。イオン発生装置1の動作は次の通りである。操作部31の中のスイッチを操作し、送風機16を駆動すると、室内の空気がフィルタ13を通って送風機16に吸い込まれる。送風機16から吐出された空気は送風路18を通って第1吹出口14及び第2吹出口15に向かう。
送風路18を流れる気流の一定の部分は第1吹出口14から前方に吹き出され、残りの部分は第2吹出口15からやや後ろ向きの上方に吹き出される。風量の割合は図11に示した通りである。
操作部31のスイッチ操作でイオン発生器20を稼働させれば、プラスイオンとマイナスイオンが空気と共に吹き出され、室内に充満する。プラスイオンは主としてH+(H2O)nから成り、マイナスイオンは主としてO2 -(H2O)mから成る。n、mは整数である。プラスイオンとマイナスイオンが空気中の浮遊菌や臭い成分の表面に凝集すると、化学反応によって活性種である過酸化水素H22または水酸基ラジカル[・OH]が生成される。過酸化水素や水酸基ラジカルは極めて強力な活性を有するため、浮遊菌や臭い成分は破壊される。これにより、室内の空気から浮遊菌や臭い成分を除去できる。
イオン発生装置1には「強風モード」「弱風モード」「微風モード」の3段階の送風モードが設定されている。ここに示した送風モードの段階と名称は単なる例示であり、限定的な意味を持つものではない。「弱風モード」が通常モードであり、イオン発生装置1を単に電源ONにしたときは「弱風モード」で運転される。
送風モードは手動で切り替えることもでき、自動モードを選択して自動的に切り替えるようにすることもできる。自動モード選択時は、イオン発生器20が自動的に稼働状態になり、制御部30は埃センサ32と臭いセンサ33からの入力信号に基づき送風モードを切り替える。すなわち、空気中の塵埃量が所定レベル以上であることを埃センサ32が検出したり、空気中の臭い成分量が所定レベル以上であることを臭いセンサ33が検出したりしたときは、制御部30は送風機16を「強風モード」に切り替える。これにより、大量の室内空気がイオン発生装置1に吸い込まれては吹き出されるので、室内空気の循環が速やかに進む。プラスイオンとマイナスイオンは強い風に乗って遠くまで運ばれることになる。
図5ではルーバ25の俯仰角が水平であり、この時は、第1吹出口14と第2吹出口15から吹き出された空気は図6に矢印で示すような循環気流を室内に形成する。
カーペットの除菌や消臭を行いたいときはルーバ25を下向きに回動させて図7に示す第1の俯仰角にする。すると、図8に示す空気循環が発生する。すなわち、第1吹出口14から大量の空気が吹き出し、床面に向かうので、空気にプラスイオンとマイナスイオンが放出されていれば、それが重点的に床面に吹き付けられることになり、カーペットの除菌や消臭を行うことができる。
特にカーペットの除菌や消臭を目的とする訳ではない場合は、ルーバ25を上向きに回動させて図9に示す第2の俯仰角にする。すると第1吹出口14からの吹き出しが上向きになり、第2吹出口15から吹き出す風量が増える結果、図10に示すように、部屋全体を巡る大きな空気循環が生じる。この時、第1吹出口14からの吹出気流は人の顔に当たりやすくなっているものの、風量が絞られているので、人が不快感を覚えることはあまりない。
本発明の第2実施形態を図12から図14に示す。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、上下方向に延びる整流板27をルーバ25に形成し、ルーバ25を複数の送風区分に区画した点である。整流板27は左右方向に一定間隔で並んでいる。整流板27が存在することにより、第1吹出口14から吹き出される空気は整流され、互いにかき乱し合うことがなくなる。従って、その中に含まれるプラスイオンとマイナスイオンが混じり合って中和し、消滅する割合が少なくなる。
整流板27は、図14に示すようにルーバ25が第2の俯仰角となったとき、ダクト17の前方側内壁面に接する。この結果、ルーバ25の内部には、四方を囲われ、互いに独立した送風経路が複数形成されることになる。この送風経路は第1吹出口14と第2吹出口15の分岐点から第1吹出口14の出口までにわたる長さのものとなる。
前述の通り、ルーバ25が第1の俯仰角をとったときに比べ、ルーバ25が第2の俯仰角をとったときは、第1吹出口14への風量配分が少なくなる。しかしながら、ルーバ25が第2の俯仰角をとったことで、ルーバ25の内部に互いに独立した送風経路が複数形成される結果、ルーバ25を通り抜ける空気は確実に整流され、少ない風量ながらも遠くまで届くこととなり、風量不足が補われる。この時空気中にプラスイオンとマイナスイオンが含まれていれば、遠くまで効率よくプラスイオンとマイナスイオンを拡散することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は空調機に広く利用可能である。
1 イオン発生装置
10 ハウジング
11 吸込口
14 第1吹出口
15 第2吹出口
16 送風機
17 ダクト
20 イオン発生器
25 ルーバ
26 導風板
27 整流板

Claims (7)

  1. ハウジング内に送風機を収納し、吸込口から吸い込んだ空気を処理して吹出口より吹き出す空調機において、
    前記ハウジングは、前方を主たる吹出方向とする第1吹出口と、上方を主たる吹出方向とする第2吹出口と、前記送風機から吐出される空気を前記第1吹出口と前記第2吹出口に導くダクトを備え、
    前記第1吹出口には俯仰角可変のルーバが設けられ、
    前記ルーバからは前記ダクト内の気流に干渉する導風板が突出し、
    前記ルーバと前記導風板は、ルーバが第1の俯仰角の方向に回動されたときは導風板が前記第1吹出口への通風経路を広げて第1吹出口への風量配分を多くし、ルーバが第2の俯仰角の方向に回動されたときは導風板が前記第1吹出口への通風経路を狭めて第1吹出口への風量配分を少なくするように構成されていることを特徴とする空調機。
  2. 前記第1の俯仰角は水平よりも下向きに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の空調機。
  3. 前記第2の俯仰角は、水平よりも、且つ前記第1の俯仰角よりも、上向きに設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空調機。
  4. 前記ルーバにはそれを複数の送風区分に区画する整流板が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空調機。
  5. 前記整流板は、前記ルーバが前記第2の俯仰角をとったときは、前記ダクトの前方側内壁面に接触して、前記複数の送風区分を互いに独立した送風経路とするものであることを特徴とする請求項4に記載の空調機。
  6. 前記送風機から吐出される空気にイオンを放出するイオン発生器を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の空調機。
  7. 前記イオン発生器は、主としてH+(H2O)n(nは任意の自然数)から成るプラスイオンと、主としてO2 -(H2O)m(mはゼロまたは任意の自然数)から成るマイナスイオンを放出するものであることを特徴とする請求項6に記載の空調機。
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