JP2016180562A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体ケース10と、本体ケース10の正面の向きを左右方向に変える回転機構40を有し、本体ケース10は、内部に室内空気を取り込むファン20と、取り込んだ室内空気を清浄する空気清浄フィルター60と、清浄した空気を吹き出す吹出口51aと、吹出口の気流を整流するルーバー52が設けられ、ルーバー52は、開口部の外周の4面を筒状に囲った板と、4面のうち左右の側壁と略並行に、左右の側壁の間に設けられた1枚以上の整流板で構成される。
【選択図】図2
Description
図1〜図4を参照すると、本実施の形態の空気清浄機Mは、本体ケース10、ファンユニット20、基板ユニット30(図4参照、後述する印刷配線基板31、第1の基板ケース32及び第2の基板ケース33から構成される)、本体ケース10の向きを変える回転機構であるオートターンユニット40、上部ユニット50、空気清浄フィルター60、前面を覆う前カバー70、左右の側面をそれぞれ覆う側面カバー80、後面を覆う後カバー90と、これらに付随する部品を有する。
前本体ケース11は、前方から見た形状が縦方向に長い矩形状を成しており、内部を前側と後側に仕切る壁面となる上仕切り11aと下仕切り11bが設けられている。
更に、前本体ケース11の前面には、後述する人検出装置55が臨む位置となるセンサ開口11cが開口している。このセンサ開口11cは、前本体ケース11の前面上側であって、左右幅の中心に位置している。
これらスクロールハウジング12a、12bは、後本体ケース12の前後を仕切る壁面12xから前方に向けて立つ仕切り壁により構成され、前方に向けてスクロール形状に開口すると共に、上方に向けて開口する上方開口121a,121bがそれぞれ形成されている。
また、後本体ケース12の前後を仕切る壁面12xと上スクロールハウジング12aと下スクロールハウジング12bの間には、側方に開口が向く空間部12cが形成される。
ここで空間部12cは、上下のスクロールハウジング12a、12bの間に位置していることから、空間部12cと上凹部122aとの距離と、空間部12cと下凹部122bとの距離が、等しくなっている、又は、大きな差が無い状態となっている。
この基板ユニット30は、操作部や各種センサからの入力に基づき、空気清浄機Mを構成するセンサやモータ等の各種電気部品の動作を制御する制御手段を構成している。
尚、基板ユニット30を構成する印刷配線基板31は電源基板でもよく、制御手段となるマイコンを後述する操作表示部54を構成する操作基板54aに設けてもよい。
オートターンユニット40は、本体ケース10の正面方向の向きを左右方向に変える回転機構である。本体ケース10の左右方向の回転における正面方向(左右の回転の中心方向)を基準方向とする。オートターンユニット40は、ベース台41と、本体ケース10と接続して底部となる底本体ケース42と、底本体ケース42が回転自在に軸支されるオートターン軸43と、底本体ケース42をベース台41に対して回転させる回転駆動ユニット44と、底本体ケース42の回転位置を検出する回転位置検知手段45と、摺動板46と、摺動板押え47と、ベース台側車輪48と、本体側車輪49を有する。
更に、仕切り413aに対してオートターン軸43を挟んで反対側のベース台凹部41aの開口縁には、開口縁に沿って扇状に広がるラックギア415aが形成されている。更に、ベース台凹部41aの開口縁には、ベース台凹部41aの中心を原点に描く円の接線方向に回転するようにベース台側車輪48が複数個設けられている。
回転位置検出手段45は、対向する発光部と受光部を持ち、発光部からの光を受光部で検出することができるセンサであるフォトインタラプタが3つ用いられる。制御手段は、この3つのフォトインタラプタそれぞれが光を検知したときの信号の組み合わせに基づき、回転位置を判定する。
また、フォトインタラプタの発光部と受光部が対向する間隙は、下方向に開口するように構成されている。
このように形成された摺動板46は、摺動板開口46aに底本体ケース42を通すと共に、フランジ凹部46bにフランジ42bが入り込んだ状態で、底本体ケース42に螺子などにより固定される。
尚、底本体ケース42には本体側車輪49が複数取り付けられ、それぞれの本体側車輪49は、底本体ケース42の回転中心(軸受42aの開口中心)から、同じ距離となるように配置されている。
上記の通り各部が設けられた底本体ケース42は、軸受42aがベース台41に取り付けられたオートターン軸43に回転自在に軸支されるように取り付けることで、ベース台41に取り付けられる。
また、摺動板46の周縁を上方より抑える摺動板抑え47をベース台41に取り付けることで、底本体ケース42側が回転する際のふらつきを抑えることができる。
これらの車輪は、ベース台41に対して底本体ケース42が回転する際に転動することで、両部材間の抵抗を減らし、スムーズに底本体ケース42側が回転する。
そして、回転位置によってスリット414aが発光部と受光部の間に位置し、発光部からの光を受光部が検知する。
制御手段は、これらの個々のフォトインタラプタの受光部が検知した状態の組み合わせに基づき、底本体ケース42(本体ケース10)の回転位置(向き)を判定する。
上部ユニット50は、上部ユニットの骨格となる枠体51、吹き出す清浄風の向きを変えるルーバー52、ルーバー52の向きを変えるルーバー駆動モータ53、空気清浄機Mの各種設定条件を入力及び空気清浄機Mの状態を表示する操作表示部54、人の存在を検知するためのセンサを有する人検出装置55を有する。
また、枠体51の側面であってルーバー52の近傍には、ルーバー52を動かして向きを変えるためのルーバー駆動モータ53が設けられている。
また、左右方向の取り付け角度を、同時に、または各々を別の角度に可変できるでき、それらを手動または自動で調節できる構造および制御とし、よりきめ細かく気流の方向を制御できる構造としてもよい。
また、前後の各々のルーバー52はそれぞれ別のルーバー駆動モータ53(駆動部)により駆動され、それぞれのルーバー駆動モータ53は独立して制御されるようにしてもよい。前後のルーバー52の回転角度は、同一でなく、各々別の角度で動作させてもよい。別の角度値とすることで、送風方向に応じて、前後にワイドまたはスポットなど、より細かな制御か可能となる。
また、ルーバー52の角度制御は、特に運転終了時など、ルーバー52が閉じる動作のときに、前側のルーバー52が先に閉じるように動作させるとよい。このような制御とすることで、前後のルーバー52が干渉することなく、スムーズに閉じることが可能となる。
また、ルーバー52は、吹出口の開口面積や、縦横比に応じて、1セットでもよく、3セット以上設けてもよい。
このように各部が設けられた状態において、シート54cに形成された使用者が押す操作スイッチの凸部は、操作枠54bのリンクと上下の位置関係となり、LEDランプの機能や説明の印刷された部分は対応するLEDの光路と上下の位置関係となる。
また、操作基板54a上に実装されたLEDと操作枠54bの光路とシート54cのランプの機能・説明が上下に一致することで、シート54cに印刷された機能・説明表示と対応するLEDの点灯・消灯することで空気清浄機Mの状態を示す。
ここで基板凹部541aを形成する切り欠きは、操作基板54a上に設けられたスイッチやLEDと、前後に重ならないように構成されている。
ここで操作枠凹部543bを形成する切り欠きは、操作枠54bに形成されているLEDの光路となる開口やスイッチのリンクが位置する開口と、前後に重ならないように構成されている。
人検出装置55は、ケース55aと、このケース55aの内部に収納される赤外線センサ55bと、ケース55aに連結するセンサ駆動モータ55cを有する。人検出装置55は本体ケース10の正面方向に向いて保持される。人検出装置55は、本体ケース10の正面方向を基準として、人が存在する方向を検出する。
ケース55aは、筺体551aと蓋体552аから成る。筺体551aは筒形状を成し、下方に向けて開口する下開口553aと、前方に向けて開口する赤外線取り込み開口554aと、センサ駆動モータ55cの回転軸が接続する軸接続部555aと、ケース55aの回転角度を規制する回転規制リブ556aが形成されている。
尚、左側の回転規制リブ556aが本体ケース10に突き当たった位置は、後述する左突き当て位置0に対応する。右側の回転規制リブ556aが枠体4に突き当たった位置は、右突き当て位置4に対応する。
センサ保持枠551bは、赤外線取り込み開口554aと対向する部分は、赤外線を透過する部材で構成されており、この状態で赤外線センサ55bは、ケース55aの赤外線取り込み開口554aに入射する赤外線を検知可能に配置される。
このように固定された人検出装置55は、センサ駆動モータ55cと、内部に赤外線センサ55bを保持したケース55aが、上下に連なった縦に長い形状となる。
図12を参照すると、赤外線センサ55bの左停止位置1から右停止位置3までの角度は150°で、左突き当て位置0から左停止位置1までの角度と右突き当て位置4から右停止位置3までの角度を3°で設定している。これにより、赤外線センサ55bは、左突き当て位置0から右突き当て位置4の角度156°を超えて回転できないように構成されている。
駆動モータ55cは、駆動角度を正確に調整できるステッピングモータを使用して、人の存在方向を正確に判断できるようになっている。ステッピングモータは、入力したパルス数に応じた角度を回転させるものである。
赤外線センサ55bの取り付け角度は、例えば、空気清浄機Mにおいて、床面からの高さが約80cmの位置に赤外線センサ55bが設けられた場合、水平よりもθ=14°上方に向くように設定されている。
このように配置することにより、赤外線センサ55bは、空気清浄機Mから約1.0[m]離れた場所に座った子供(座高65cm)から立った大人(身長170cm)の頭を検知することができる。
空気清浄フィルター60は、プレフィルター61とHEPAフィルター62と脱臭フィルター63からなる。
プレフィルター61は、比較的大きい埃等を空気中から取り除くためのものである。HEPAフィルター62は、空気中からプレフィルター61では取り除くことができなかった塵埃(微粒子)や、菌・ウイルス等を除去するものである。脱臭フィルター63は、プレフィルター61及びHEPAフィルター62を通過した空気流中から臭い成分や揮発性有機化合物(VOC)を、吸着・分解して取り除くものである。
空気清浄機Mの外郭は、前カバー70、左右それぞれの側面カバー80、後カバー90により構成されている。
前カバー70は、縦に長い矩形状をなしており、前面に左右に長い凹部71が形成されている。そして、この凹部71の左右中心には、人検出装置55が臨むセンサ開口72が開口している。
そして、凹部71は、赤外線センサ55bの回転角度に合わせて、センサ開口72を中心に約150°より大きい扇形状を成している。これにより、人検出装置55が動作してケース55aが回転した際に、前カバー70が赤外線センサ55bの検知視野の妨げにならない。
尚、センサ開口72は、前カバー70が本体ケース10に取り付けられた状態で、床面から約80[cm]の位置に設けられている。
以上の前カバー70、側面カバー80、後カバー90は、いずれも同じ高さに構成されている。
図2〜図4を参照すると、後本体ケース12の上凹部122aと下凹部122bには、それぞれモータ21が取り付けられることにより、ファンユニット20が設けられる。
モータ21は、回転軸21aの軸方向を前方に向けて上凹部122aと下凹部122bにそれぞれ取り付けられている。
つまり、ファンユニット20は、翼23の吸い込み口が前方を向き、前方から空気を吸引し、翼23の径方向であって周囲に位置するスクロールハウジング12a,12bに向けて気流を吹き出すように設けられる。
ここで、前本体ケース11と後本体ケース12が前後に合わさり固定される際に、前本体ケース11と後本体ケース12の下端において、底本体ケース42を挟みこむことで、本体ケース10に対してオートターンユニット40を取り付けられる。
つまり、前本体ケース11と後本体ケース12が前後に合わさり形成される本体ケース10の下部の空間に、底本体ケース42が設けられて本体ケース10の底をなす。
つまり、この空間の形状で本体ケース10に対する底本体ケース42の動きを抑制している(回り止めとなっている)ので、各部が取り付けられて重量が増す本体ケース10が回転しても、本体ケース10とオートターンユニット40の結合を強固に保つことができる。
ファンガード13は、ファンユニット20の内部に異物の侵入を防止する格子状の枠であり、上開口111aと下開口111bを覆うようにそれぞれ設けられる。
空気清浄フィルター60は、前本体ケース11の内側であって、前面側にプレフィルター61、プレフィルター61の後方にHEPAフィルター62、HEPAフィルター62の後方に脱臭フィルター63の順番に設けられる。
このように、上部ユニット50を前本体ケース11と後本体ケース12に跨って配置して、上部ユニット50の骨格である枠体51を前本体ケース11と後本体ケース12に固定するので、前本体ケース11と後本体ケース12の結合をより強固に構成することができる。
また、人検出手段55の下方への突出する量を減らすことができるので、人検出手段55が、下方に位置するフィルター60を遮る量をより少なく構成することができ、室内空気をフィルター60へ効率よく流すことができる。
上スクロールハウジング12aと下スクロールハウジング12bの上下方向の間であって、下スクロールハウジング12aの上から、上スクロールハウジング12aの裏側に至る空間である側方に開口が向く空間部12cには、基板ユニット30が設けられる。
前カバー70は、空気清浄フィルター60が前本体ケース11に取り付けられた状態において、空気清浄フィルター60を覆うように前本体ケース11に着脱自在に取り付けられる。
前カバー70が前本体ケース11に取り付けられた状態において、開口72に赤外線センサ55bが位置し、側面カバー80のネジ開口84に取り付けられたネジは、前カバー70により外部から見えなくなる。
尚、前カバー70は、前本体ケース11に対して着脱自在であり、前カバー70を外すことにより、空気清浄フィルター60を取外し、清掃などのメンテナンスを行える。
このように空気取り込み口82aは、空気清浄機の左右方向に向いており、空気清浄機の側方からも空気を取り込むことができる。つまり、空気清浄機の回転角度より、より広い範囲から室内空気を取り込むことができるよう、空気取り込み口82aが向いている。
そして、これらのセンサは制御手段に電気的に接続しており、センサが検知することにより発信される信号は、制御手段に入力し、この信号に基づき空気清浄運転を行うことが可能に構成されている。
まず、電源コード41cを電源に接続すると、各部が組みつけられた状態の本体ケース10(以下、単に本体ケース10という)とオートターンユニット40との位置関係を回転位置検出手段45が検出する。
尚、本実施の形態の場合、本体ケース10が正面を向いた状態は、回転位置検出手段45である3つのフォトインタラプタが、仕切り413aに形成された3つのスリットにそれぞれ位置し、全てのフォトインタラプタが、発光部からの光を受光部が検知した状態となる。
まず、ルーバー駆動モータ53が駆動することで、ルーバー52が上方向に動作し、吹出し口51aが解放される。このとき、ルーバー52は、水平方向から上向き約45°の方向に清浄空気が吹き出る角度に停止する。この吹出し角度が、室内空気を清浄する最適な角度となっている。
そして、空気清浄機の内部に取り込まれた室内の空気は、プレフィルター61とHEPAフィルター62と脱臭フィルター63を通り、ファンユニット20の翼23に前方から吸い込まれ、翼23の回転方向に吐き出されて、吹出し口51aから空気清浄機の外部に吹出される。
例えば、標準自動運転を選択すると、人検出装置55、ホコリセンサー(図示せず)、臭気センサー(図示せず)の検知結果に基づき、ファンユニット20、オートターンユニット40、ルーバー52を動作させる運転モードが制御手段により実行される。また、オートターンユニット40の動作は、操作表示部54に、本体ケース10の向きおよび回転の頻度を選択するモードを備え、選択された動作モードが制御手段により実行される。
本体ケース10の向きをおよび回転の頻度の種類は、例えば、「正面固定」、「右方向固定」、「左方向固定」、「右から左の往復を連続して繰り返す」などの内容とすればよい。
人検出動作は、本体ケース10が基準方向を向いている状態で行う。ここで、本体ケース10の基準方向とは、本体ケース10の左右方向の回転における正面方向(左右の回転の中心方向)である。
また、上記の例のように本体ケース10が正面を向いているときにのみ人検出を行う場合は、1回の人検出で得られる結果を、毎回、更新して、最新の人の方向、有無に応じて本体ケース10の回転方向を決定してもよい。
また、加えて、2回以上前の過去の検知結果を記憶し、複数の人が存在する場合や、人がいる時間が長い方向などに応じ、本体ケース10の回転方向を決定してもよい。
尚、本実施の形態の場合、センサ駆動モータ55cの回転角度、つまり、ケース55aの回転角度は、一方の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たった状態から、他方の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たるまで、156°に設定されている。
STEP1は、制御手段がセンサ駆動モータ55cの回転位置をリセットし、赤外線センサ55bが向く方向の正確な位置合わせ動作をできるようにするための最初の工程である。これにより、STEP1が開始される以前に、使用者が人検出装置55を触ったり、何らかの物体が接触したりして、回転してしまった場合でも、正確に位置合わせ動作をおこなうことができるようになる。
この左突き当てパルスP1の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cが左回りに、人検出装置55が右側の回転規制リブ556aが枠体51に突き当たる位置である右突き当て位置4から、突き当て位置0までの回転角度約156°以上を回転できるパルス数である。このSTEP1が終わった段階では、最も左側の方向を向いている。
この第1の補正パルスP2の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタ(遊び)を修正する程度の数であり、ケース55aは回転せずに突き当て位置0の位置に留まっている。
まず、STEP1が終了した状態は、ケース55aの左側の回転規制リブ556aが、枠体51に突き当たった状態であり、センサ駆動モータ55cが右回転すると、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタの分だけセンサ駆動モータ55cが回転駆動する。
つまり、ケース55aは、センサ駆動モータ55cが動作しても、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタが無くなるまでは、センサ駆動モータ55cの回転が伝達しないので、回転しない。
このような誤差を減少させるため、STEP2において、第1の補正パルスP2を入力して、センサ駆動モータ55cを駆動させて、バックラッシュや各部のガタによる回転角度の誤差を小さくすることができる。
この間隔は、人検出装置55が左右方向に回転動作を行い、人検出動作を行う過程において、回転方向を変える左停止位置1で、ケース55aが枠体51に突き当たることを防止するためである。
以上、STEP1〜STEP3までが、人検出装置55が人検出動作を行う前の初期位置設定動作となる。このように人検出装置55の回転初期位置を設定することで、人検出装置55の検出結果に基づき、空気清浄機の向き正しく向けることができる。
ここで、赤外線センサ55bは、検知視野の範囲にある対象物からの赤外線を検出し、その信号を制御手段に入力する。そして、制御手段は、赤外線センサ55bからの入力信号と、その信号が入力された位置のセンサ駆動モータ55cのパルスから、人が存在する位置を判定する。
この第2の補正パルスP4の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタ(遊び)を修正する程度の数である。
これは、突き当て位置0においては、ケース55aが本体ケース10に突き当たった状態となり、回転方向の押圧された後なので、センサ駆動モータ55cが反転した際のガタが大きい。
従って、第2の補正パルスP5の大きさを第1の補正パルP2の大きさより小さく設定することにより、適切に上記の誤差を修正することができる。
ここで、赤外線センサ55bは、検知視野の範囲にある対象物からの赤外線を検出し、その信号を制御手段に入力する。そして、制御手段は、赤外線センサ55bからの入力信号と、その信号が入力された位置のセンサ駆動モータ55cのパルスから、人が存在する方向を判定する。
この第3の補正パルスP7の入力パルス数は、センサ駆動モータ55cを構成する歯車のバックラッシュや回転軸551cとケース55aとの接続のガタ(遊び)を修正する程度の数である。
これは、突き当て位置0においては、ケース55aが本体ケース10に突き当たった状態となり、回転方向の押圧された後なので、センサ駆動モータ55cが反転した際のガタが大きい。
従って、第3の補正パルスP7の大きさを第1の補正パルP2の大きさより小さく設定することにより、適切に上記の誤差を修正することができる。
そして、制御手段は、人検出装置55の検出結果に基づき、オートターンユニット40の回転駆動ユニット44と回転位置検知手段45を駆動させて、人が存在する方向に空気清浄機の正面を向ける。
人検出動作は、上記の実施例のように一定時間おきでなく、上記状態で、一定時間、埃センサ、臭気センサで、室内の埃や臭気を汚れを検知しない、又は、検出値が所定の値以下であれば、再度、人検出装置55で人の検出を再開してもよい。
人を検知する人検出装置55の左右の検知範囲は左右150°である。制御手段は、150°分のデータを取り込み、150°を均等に5分割した、左右の角度幅30°の各5エリア(図14のエリアa〜e)の各々につき、人の有無を判定する。各エリアa、b、c、d及びeのそれぞれの中心方向を、それぞれac、bc、cc、dc及びecとする。
これにより、2回目のデータの単独での人の有無、方向の判定に加え、1回目のデータと検出方向の基準位置を重ねることで、人検出の動作時の本体ケースの向きによらず、人の動きの履歴も正確に蓄積することができる。
判定の精度を下げる具体的な手段は、赤外線センサーが取り込んだデータによる熱源の境界または温度差の判定幅をより広く設けるなどが有効である。
これにより、人検出のたびに、本体ケース10が正面に戻る際、使用者が右や左方向に居るにもかかわらず、本体ケースが正面へ向くことに、違和感を感じる場合でも、測定中であることをLEDでお知らせすることで、違和感を低減させる効果が得られる。
Claims (5)
- 本体ケースと、前記本体ケースの正面の向きを左右方向に変える回転機構を有し、
前記本体ケースは、内部に室内空気を取り込むファンと、取り込んだ室内空気を清浄する空気清浄フィルターと、清浄した空気を吹き出す吹出口と、吹出口の気流を整流するルーバーが設けられ、
前記ルーバーは、開口部の外周の4面を筒状に囲った板と、4面のうち左右の側壁と略並行に、左右の側壁の間に設けられた1枚以上の整流板で構成されることを特徴とする空気清浄機。 - 前記ルーバーは、本体ケースの前後方向に回転することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
- 前記ルーバーは、略同一形状で2組以上が前後方向に並べて設けることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の空気清浄機。
- 前記の2組以上のルーバーは、各々が独立して制御される駆動部を設けることを特徴とする請求項3に記載の空気清浄機。
- 前記の2組以上のルーバーは、閉じる動作を行う際に、前側のルーバーが後側のルーバーよりも先に閉じることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の空気清浄機。
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