JP7176354B2 - 清掃システム - Google Patents

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Description

この発明は、清掃システムに関する。
特許文献1に、空気清浄機が記載されている。特許文献1に記載された空気清浄機では、吹出し口から吹出された空気が向かい側の壁で下降気流を形成する。壁に沿って下降した空気は、床に沿って空気清浄機に接近し、吸込み口から吸込まれる。
国際公開第2015/063868号
特許文献1に記載された空気清浄機は、掃除機の使用に対応していない。一般に、掃除機を掛けると塵埃が舞う。このため、特許文献1に記載された空気清浄機を使用した場合であっても、掃除機による掃除が行われると室内の空気を清浄化するのに長い時間が必要になってしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、掃除機による掃除が行われた場合に室内の空気を効率的に清浄化できる清掃システムを提供することである。
この発明に係る清掃システムは、掃除機と、掃除機を支持するための支持装置と、を備える。支持装置は、吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、掃除機を着脱自在に支持する支持具と、掃除機が支持具から外れたことを検出するセンサと、制御装置と、を備える。制御装置は、掃除機を使用している人がいる方向を検出する検出手段と、掃除機が支持具から外れたことがセンサによって検出されると、送風機及び風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、を備える。運転制御手段は、第1運転モードにおいて、検出手段が検出した方向に応じた気流を吹出し口から発生させる。
この発明に係る清掃システムは、掃除機と、掃除機を支持するための支持装置と、を備える。支持装置は、吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、掃除機の運転が開始されたことを検出する第1センサと、制御装置と、を備える。制御装置は、掃除機を使用している人がいる方向を検出する検出手段と、掃除機の運転が開始されたことが第1センサによって検出されると、送風機及び風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、を備える。運転制御手段は、第1運転モードにおいて、検出手段が検出した方向に応じた気流を吹出し口から発生させる。
この発明に係る清掃システムは、掃除機と、掃除機を支持するための支持装置と、を備える。掃除機は、電波を発する発信機を備える。支持装置は、吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、掃除機を着脱自在に支持する支持具と、掃除機が支持具から外れたことを検出するセンサと、発信機からの電波を受ける受信機と、制御装置と、を備える。制御装置は、受信機が受けた電波に基づいて、掃除機が存在する方向を検出する検出手段と、掃除機が支持具から外れたことがセンサによって検出されると、送風機及び風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、を備える。運転制御手段は、第1運転モードにおいて、検出手段が検出した方向に応じた気流を吹出し口から発生させる。
この発明に係る清掃システムは、掃除機と、掃除機を支持するための支持装置と、を備える。掃除機は、電波を発する発信機を備える。支持装置は、吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、掃除機の運転が開始されたことを検出するセンサと、発信機からの電波を受ける受信機と、制御装置と、を備える。制御装置は、受信機が受けた電波に基づいて、掃除機が存在する方向を検出する検出手段と、掃除機の運転が開始されたことがセンサによって検出されると、送風機及び風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、を備える。運転制御手段は、第1運転モードにおいて、検出手段が検出した方向に応じた気流を吹出し口から発生させる。
この発明に係る清掃システムは、掃除機及び支持装置を備える。支持装置の運転制御部は、例えば、掃除機が支持具から外れたことがセンサによって検出されると、送風機及び風向設定装置を第1運転モードで制御する。運転制御部は、第1運転モードにおいて、検出部が検出した方向に応じた気流を吹出し口から発生させる。この発明に係る清掃システムであれば、掃除機による掃除が行われた場合に室内の空気を効率的に清浄化できる。
実施の形態1における清掃システムの例を示す図である。 実施の形態1における清掃システムの例を示す図である。 清掃システムの機能を説明するための図である。 制御装置の機能を説明するための図である。 支持装置の動作例を示すフローチャートである。 清掃システムの機能を説明するための図である。 清掃システムの機能を説明するための図である。 清掃システムの他の機能を説明するための図である。 清掃システムの他の機能を説明するための図である。 清掃システムの他の例を示す図である。 支持装置の他の動作例を示すフローチャートである。 清掃システムの他の機能を説明するための図である。 清掃システムの他の機能を説明するための図である。 実施の形態における清掃システムの機能を説明するための図である。 支持装置の動作例を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1及び図2は、実施の形態1における清掃システム1の例を示す図である。図3は、清掃システム1の機能を説明するための図である。
清掃システム1は、例えば掃除機2及び支持装置3を備える。図1及び図2は、掃除機2が所謂スティック型の掃除機である例を示す。掃除機2は、スティック型でなくても良い。支持装置3は、例えば居室に置かれる。掃除機2は、支持装置3によって支持される。
掃除機2は、支持装置3に着脱可能である。図1は、掃除機2が支持装置3に支持されている状態を示す。使用者は、掃除機2を用いて掃除を行う際に掃除機2を支持装置3から外す。図2は、掃除機2が支持装置3から外された状態を示す。使用者は、掃除が終わると、掃除機2を支持装置3に取り付ける。掃除機2は、例えば図1に示す状態で居室に保管される。
掃除機2は、例えばヘッド4、吸込み管5、本体6、及びハンドル7を備える。ヘッド4に、吸込み口4aが形成される。ヘッド4は、回転ブラシを備えても良い。ヘッド4は、吸込み管5の一方の端部に接続される。吸込み管5は、本体6に接続される。本体6は、例えば送風機8、制御装置9、二次電池10、及び集塵ユニット11を備える。
ハンドル7は、本体6或いは吸込み管5に設けられる。本実施の形態に示す例では、外観上、ハンドル7が吸込み管5と一続きに形成される。ハンドル7は、入力装置12を備える。入力装置12には、例えば電源ボタン及び運転モード切替用のボタンが備えられる。入力装置12から入力された情報は、制御装置9に入力される。
制御装置9は、入力装置12から入力された情報に基づいて、送風機8を制御する。送風機8及び制御装置9には、二次電池10からの電力が供給される。例えば、使用者が入力装置12の電源ボタンを押すと、送風機8が動作する。これにより、吸込み口4aから塵埃を吸込むための気流が発生する。吸込み口4aから吸い込まれた塵埃は、ヘッド4及び吸込み管5を介して本体6に送られる。本体6に送られた塵埃は気流から分離され、集塵ユニット11に溜まる。集塵ユニット11が気流から塵埃を分離する方式は、如何なる方式であっても良い。使用者は、ハンドル7を持ってヘッド4を前後に動かすことにより、掃除を行う。
支持装置3は、例えば本体13及び支持台14を備える。本体13は、支持台14の上方に配置される。支持台14は、軸15を中心に本体13が変位可能となるように本体13を支持する。軸15は、上下に延びる縦向きの軸である。例えば、軸15は、支持装置3が水平な面に置かれると軸中心が鉛直に配置される。
本体13は、例えば本体ケース20、送風機21、フィルター22、ルーバー23、駆動装置24、駆動装置25、支持具26、センサ27、情報取得装置28、入力装置29、充電装置30、及び制御装置31を備える。
本体ケース20に、吸込み口20a及び吹出し口20bが形成される。少なくとも送風機21及びフィルター22は、本体ケース20の内部に配置される。図1及び図2に示す例では、吸込み口20aは、本体ケース20の正面に形成される。吹出し口20bは、本体ケース20の上面に形成される。吸込み口20aの形成位置は、図1及び図2に示す例に限定されない。吹出し口20bの形成位置は、図1及び図2に示す例に限定されない。例えば、吸込み口20aは、本体ケース20の側面に形成されても良い。
送風機21は、吸込み口20aから空気を吸込み、吹出し口20bから空気を吹出すための気流を発生させる。送風機21は、制御装置31によって制御される。
フィルター22は、本体ケース20の内部に配置される。例えば、吸込み口20aから吸込まれた空気は、吸込み口20aを通過した直後にフィルター22を通過する。吸込み口20aから吸い込まれた空気がフィルター22を通過すると、当該空気に含まれる塵埃がフィルター22によって捕捉される。フィルター22は、吸込み口20aから吸い込まれた空気を清浄化する清浄化装置の一例である。本体13は、清浄化装置としてフィルター22以外の装置を更に備えても良い。本体13は、清浄化装置として、フィルター22の代わりに他の装置を備えても良い。
ルーバー23は、例えば板状である。ルーバー23は、吹出し口20bに配置される。例えば、ルーバー23は、軸23aを介して本体ケース20に設けられる。ルーバー23は、軸23aを中心に変位可能である。軸23aは、左右に延びる横向きの軸である。例えば、軸23aは、支持装置3が水平な面に置かれると軸中心が水平に配置される。本実施の形態では、吹出し口20bに複数のルーバー23が配置される例を示す。
ルーバー23は、駆動装置24によって駆動される。即ち、駆動装置24が動作すると、ルーバー23が変位する。駆動装置24は、制御装置31によって制御される。
本体13は、吹出し口20bから吹出される空気の方向を設定するための装置として、ルーバー23及び駆動装置24を備える。以下の説明では、当該装置のことを風向設定装置という。即ち、ルーバー23の傾きを調節することにより、吹出し口20bから吹出される空気の仰俯角を設定できる。
本実施の形態に示す例では、本体13は、風向設定装置として駆動装置25を更に備える。駆動装置25は、本体13を支持台14に対して変位させるための駆動力を発生させる。即ち、駆動装置25が動作すると、本体13が軸15を中心に回転する。駆動装置25は、制御装置31によって制御される。支持台14に対する本体13の角度を調節することにより、平面視において、吹出し口20bの向きを設定できる。即ち、吹出し口20bから空気が吹出す向きを設定できる。なお、駆動装置25は、支持台14に備えられても良い。
支持具26は、本体ケース20に設けられる。支持具26は、掃除機2を着脱自在に支持する。支持具26が掃除機2を支持する方式は、如何なる方式であっても良い。
センサ27は、掃除機2が支持具26から外れたことを検出する。センサ27が上記検出を行う方式は、如何なる方式であっても良い。例えば、センサ27は、近接センサであっても良い。センサ27は、掃除機2が支持具26に取り付けられた際に押されるスイッチを備えても良い。センサ27は、掃除機2が支持具26から外れたことを検出すると、特定の検出信号を出力する。センサ27から出力された検出信号は、制御装置31に入力される。
情報取得装置28は、特定の情報を取得する。情報取得装置28は、取得した情報を制御装置31に出力する。図1及び図2は、情報取得装置28が本体ケース20の正面に配置される例を示す。情報取得装置28の位置は、図1及び図2に示す位置に限定されない。情報取得装置28の具体的な機能については後述する。
入力装置29は、使用者が操作して情報を入力するための装置である。入力装置29は、例えば電源ボタン及び運転モード切替用のボタンを備える。入力装置29は、タッチパネルであっても良い。入力装置29は、使用者の操作に応じた信号を出力する。入力装置29から出力された信号は、制御装置31に入力される。
充電装置30は、掃除機2に備えられた二次電池10を充電するための装置である。本実施の形態では、掃除機2がコードレス式の掃除機である例を示す。即ち、本体13は、充電用の端子30aを備える。端子30aは、掃除機2が支持具26に支持されると、掃除機2の二次電池10に電気的に接続される。充電装置30は、端子30aを介して二次電池10を充電する。本実施の形態では、支持装置3が掃除機2の充電台としての機能を有する例を示す。支持装置3は、掃除機2の充電機能を備えていなくても良い。
制御装置31は、支持装置3の運転を制御する。図4は、制御装置31の機能を説明するための図である。制御装置31は、例えば記憶部40、判定部41、特定部42、検出部43、及び運転制御部44を備える。
記憶部40に、支持装置3の運転を制御するために必要な情報が記憶される。判定部41は、掃除機2の着脱に関する判定を行う。特定部42は、掃除機2を使用している人を特定する。検出部43は、掃除機2を使用している人がいる方向を検出する。即ち、検出部43は、掃除機2を使用している人が支持装置3から見てどの方向にいるのかを検出する。運転制御部44は、複数の運転モードで支持装置3の運転を制御する。以下に、図5から図7も参照し、支持装置3の動作について説明する。
図5は、支持装置3の動作例を示すフローチャートである。具体的に、図5は、制御装置31の処理フローを示す。判定部41は、掃除機2が支持具26から外れたか否かを判定する(S101)。上述したように、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出されると、センサ27から制御装置31に対して検出信号が出力される。センサ27からの検出信号が制御装置31に入力されていなければ、判定部41はS101でNoと判定する。
S101でNoと判定されると、運転制御部44は、通常の運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S102)。通常の運転モードでは、運転制御部44は、例えば入力装置29から入力された情報に基づいて、送風機21及び風向設定装置を制御する。運転制御部44は、空気の汚染度に基づいて、送風機21及び風向設定装置を制御しても良い。運転制御部44は、S102において、送風機21を停止させても良い。
上述したように、使用者は、掃除機2を使用する際に掃除機2を支持装置3から外す。使用者が掃除機2を支持装置3から外すと、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出される。センサ27からの検出信号が制御装置31に入力されると、判定部41はS101でYesと判定する。S101でYesと判定されると、運転制御部44は、第1運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S103)。
第1運転モードでは、例えば、掃除機2を掛けることによって舞い上がった塵埃を吸込み口20aから吸込むための第1気流を形成する。図6及び図7は、清掃システム1の機能を説明するための図である。図6及び図7は、支持装置3が部屋50に置かれた例を示す。図6は、部屋50を側方から見た図である。図7は、部屋50を上方から見た図である。
図6に示すように、支持装置3の吹出し口20bから斜め上向きに吹出された空気は、矢印Aに示すように部屋50の天井51、壁52、及び床53に沿って移動し、吸込み口20aから支持装置3に吸込まれる。本実施の形態では、このような空気の流れを第1気流という。
第1気流を形成するためには、部屋50の形状と吹出し口20bが向いている方向とに応じて、ルーバー23の角度を設定しなければならない。記憶部40には、部屋50の形状を示すデータが記憶される。例えば、支持装置3から壁52までの距離を示すデータと天井51の高さを示すデータとが記憶部40に記憶される。部屋50の形状を示すデータは、使用者が手動で入力しても良い。本体13は、部屋50の形状を示すデータを自動で計測するための装置を更に備えても良い。
第1運転モードでは、特定部42により、掃除機2を使用している人が特定される(S104)。例えば、特定部42は、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出された際に特定の検出範囲にいる人を、掃除機2を使用している人と特定する。
例えば、情報取得装置28はカメラである。情報取得装置28によって撮影された画像の情報は、制御装置31に入力される。特定部42は、情報取得装置28によって撮影された画像に対して特定の処理を行うことにより、上記検出範囲にいる人を特定する。上記検出範囲は、例えば、掃除機2を支持具26から外そうとする人が立つ位置に基づいて予め設定される。
検出部43は、情報取得装置28によって取得された情報に基づいて、特定部42によって特定された人がいる方向を検出する(S105)。検出部43による上記機能を実現するため、情報取得装置28は、特定部42によって特定された人を追跡するために必要な情報を取得する。情報取得装置28は、上記情報を取得することができれば、どのような装置であっても良い。例えば、情報取得装置28は、サーモグラフィでも良い。情報取得装置28は、距離センサでも良い。情報取得装置28は、動体センサでも良い。情報取得装置28は、複数の装置によって構成されても良い。
本実施の形態に示す例では、検出部43は、特定部42によって特定された人の位置まで検出する必要はない。検出部43は、少なくとも平面視において、特定部42によって特定された人がどの方向にいるのかを検出できれば良い。なお、検出部43は、特定部42によって特定された人の位置を検出できても良い。
運転制御部44は、図7に示すように、検出部43が検出した方向に応じた気流を吹出し口20bから発生させる(S106)。例えば、運転制御部44は、検出部43が検出した方向に向けて、図6に示すような斜め上向きの気流を吹出し口20bから発生させる。これにより、掃除機2を使用している人がいる部屋50において、図6に示すような第1気流が発生する。図7は、符号Bで示す使用者がS104で特定部42によって特定された例を示す。
図6及び図7に示すように、運転制御部44は、S106において使用者Bの上方を通過するような第1気流を発生させる。即ち、吹出し口20bから吹出された空気は、使用者Bの上方を通過した後、向かい側の壁52で下降気流を形成する。壁52に沿って下降した空気は、床53に沿って支持装置3に接近するように移動する。このため、使用者Bが掃除機2を掛けることによって舞い上がった塵埃Cは、第1気流によって支持装置3に接近するように移動する。図6及び図7では、第1気流によって移動した塵埃を符号C´で示している。そして、支持装置3に接近した塵埃Cは、吸込み口20aから本体13の内部に吸い込まれる。
S103で第1運転モードが開始されると、判定部41は、掃除機2が支持装置3に取り付けられたか否かを判定する(S107)。例えば、判定部41は、センサ27からの信号に基づいてS107の判定を行う。S107でNoと判定されると、S105及びS106に示す処理が継続して行われる。S107でYesと判定されると、運転制御部44は第1運転モードを終了する。S107でYesと判定されると、運転制御部44は、通常の運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S102)。
実施の形態1に示す例では、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出されると、支持装置3において第1運転モードが開始される。支持装置3は、第1運転モードにおいて、検出部43が検出した方向に応じた気流を吹出し口20bから発生させる。したがって、清掃システム1であれば、掃除機2による掃除が行われた場合に室内の空気を効率的に清浄化できる。
以下に、清掃システム1が採用可能な他の機能について説明する。
本実施の形態では、第1運転モードにおいて第1気流を形成する例について説明した。他の例として、第1運転モードにおいて第2気流を形成しても良い。第2気流は、掃除機2を掛けることによる塵埃の舞い上がりを抑制するための気流である。
図8は、清掃システム1の他の機能を説明するための図である。図8は、図6と同様に、支持装置3が部屋50に置かれた例を示す。図8は、部屋50を側方から見た図である。
図8に示すように、支持装置3の吹出し口20bから横向きに吹出された空気は、矢印Dに示すように部屋50の中を一直線状に進み、壁52に達する。これにより、塵埃の舞い上がりを抑制するためのエアーカーテンを吹出し口20bの高さに形成する。本実施の形態では、このような空気の流れを第2気流という。
運転制御部44は、S106において、図7に示すように、検出部43が検出した方向に応じた気流を吹出し口20bから発生させる。例えば、運転制御部44は、検出部43が検出した方向に向けて、図8に示すような横向きの気流を吹出し口20bから発生させる。これにより、掃除機2を使用している人がいる部屋50において、図8に示すような第2気流が発生する。図8及び図7に示す例であれば、使用者Bが掃除機2を掛ける際に塵埃Cが舞い上がることを抑制できる。このため、掃除機2による掃除が行われた場合に室内の空気を効率的に清浄化できる。
他の例として、第1運転モードにおいて第1気流と第2気流の双方を形成しても良い。図9は、清掃システム1の他の機能を説明するための図である。図9は、図6と同様に、支持装置3が部屋50に置かれた例を示す。図9は、部屋50を側方から見た図である。
図9に示すように、支持装置3の吹出し口20bから斜め上向きに吹出された空気は、矢印Aに示すように部屋50の天井51、壁52、及び床53に沿って移動し、吸込み口20aから支持装置3に吸込まれる。また、支持装置3の吹出し口20bから横向きに吹出された空気は、矢印Dに示すように部屋50の中を一直線状に進む。
運転制御部44は、S106において、図7に示すように、検出部43が検出した方向に応じた気流を吹出し口20bから発生させる。例えば、運転制御部44は、検出部43が検出した方向に向けて、図9に示すような斜め上向きの気流と横向きの気流とを吹出し口20bから同時に発生させる。図9及び図7に示す例であれば、使用者Bが掃除機2を掛けることによって発生した塵埃Cを効率的に吸込み口20aから吸込むことができる。更に、使用者Bが掃除機2を掛ける際に塵埃Cが舞い上がることを抑制できる。
本実施の形態では、支持台14に対して回転可能な本体ケース20に、吸込み口20aと吹出し口20bとの双方が形成される例について説明した。これは一例である。図10は、清掃システム1の他の例を示す図である。
図10に示す例では、支持装置3は、例えば本体13及び可動体16を備える。可動体16は、本体13の上方に配置される。本体13は、軸17を中心に可動体16が変位可能となるように可動体16を支持する。軸17は、上下に延びる縦向きの軸である。例えば、軸17は、支持装置3が水平な面に置かれると軸中心が鉛直に配置される。
図10に示す例では、本体ケース20に吸込み口20aが形成される。吹出し口20bは、可動体16に形成される。例えば、吹出し口20bは、可動体16の上面に形成される。ルーバー23は、吹出し口20bに配置される。例えば、ルーバー23は、横向きの軸23aを介して可動体16に設けられる。駆動装置24は、本体ケース20に設けられても良いし、可動体16に設けられても良い。
図10に示す例では、駆動装置25は、可動体16を本体13に対して変位させるための駆動力を発生させる。即ち、駆動装置25が動作すると、可動体16が軸17を中心に回転する。本体13に対する可動体16の角度を調節することにより、平面視において、吹出し口20bの向きを設定できる。即ち、吹出し口20bから空気が吹出す向きを設定できる。
図11は、支持装置3の他の動作例を示すフローチャートである。図11に示す処理フローは、図5に示す処理フローにS108からS110に示す一連の処理を加えたものである。図11は、特定の条件が成立すると、運転制御部44が第2運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する例を示す。
第2運転モードでは、掃除機2を掛けることによって舞い上がった塵埃を室外に排出するための第3気流を形成する。図12及び図13は、清掃システム1の他の機能を説明するための図である。図12及び図13は、支持装置3が部屋50に置かれた例を示す。図12は、部屋50を側方から見た図である。図13は、部屋50を上方から見た図である。図12及び図13に示す例では、部屋50の壁52に窓54が設けられる。また、図12及び図13に示す例では、制御装置31は、判定部45を更に備える。判定部45は、第2運転モードに関する判定を行う。
図12に示すように、支持装置3の吹出し口20bから横向きに吹出された空気は、矢印Eに示すように部屋50の中を一直線状に進み、窓54から部屋50の外に排出される。本実施の形態では、このような空気の流れを第3気流という。
上述したように、S103で第1運転モードが開始されると、判定部41は、掃除機2が支持装置3に取り付けられたか否かを判定する(S107)。S107でNoと判定されると、判定部45は、第2運転モードが有効であるか否かを判定する(S108)。例えば、入力装置29に、第2運転モードを有効に設定するためのボタンが備えられる。このボタンが使用者によって押されていなければ、判定部45は、第2運転モードが有効であると判定しない(S108のNo)。S108でNoと判定されると、第1運転モードが継続される。上記ボタンが使用者によって押されていれば、判定部45は、第2運転モードが有効であると判定する(S108のYes)。
第2運転モードが有効に設定されていれば、判定部45は、検出部43によって検出された方向が特定の設定範囲に入っているか否かを判定する(S109)。例えば、上記設定範囲は、窓54が存在する方向に応じて予め設定される。図13は、検出部43によって検出された方向が、平面視において設定範囲αに入っている場合にS109でYesと判定される例を示す。なお、S109でNoと判定されると、第1運転モードが継続される。
S109でYesと判定されると、運転制御部44は、第2運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S110)。上述したように、第2運転モードでは、掃除機2を掛けることによって舞い上がった塵埃を室外に排出するための第3気流が形成される。運転制御部44は、第2運転モードにおいて、第1運転モードで吹出し口20bから発生させた気流より、速度が大きく且つ下向きの気流を吹出し口20bから発生させる。その後に、検出部43によって検出された方向が設定範囲αから外れると、運転制御部44は第2運転モードを終了する。運転制御部44は、第1運転モードを再開する。
図11に示す例では、S108の処理は行われなくても良い。かかる場合、S107でNoと判定されると、S109の判定が行われる。
実施の形態2.
実施の形態1では、制御装置31の検出部43が、掃除機2を使用している人がいる方向を検出する例について説明した。本実施の形態では、検出部43が、掃除機2が存在する方向を検出する例について説明する。
図14は、実施の形態2における清掃システム1の機能を説明するための図である。図14に示す例では、掃除機2は、発信機18を更に備える。発信機18は、例えば一定の周期で電波を発する。発信機18は、掃除機2が支持具26から外された時のみ電波を発しても良い。支持装置3の本体13は、受信機32を更に備える。受信機32は、発信機18が発した電波を受ける。図14に示す例では、本体13は、情報取得装置28を備えていなくても良い。
図15は、支持装置3の動作例を示すフローチャートである。図15のS201からS203に示す処理は、図5のS101からS103に示す処理と同様である。S201でYesと判定されると、運転制御部44は、第1運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S203)。
第1運転モードでは、検出部43により、掃除機2が存在する方向が検出される(S204)。上述したように、受信機32は、発信機18が発した電波を受ける。検出部43は、受信機32が受けた電波に基づいて、S204において掃除機2が存在する方向を検出する。本実施の形態に示す例においても、検出部43は、掃除機2の位置まで検出する必要はない。検出部43は、少なくとも平面視において、掃除機2がどの方向に存在するのかを検出できれば良い。なお、検出部43は、掃除機2の位置を検出できても良い。
図15のS205及びS206に示す処理は、図5のS106及びS107に示す処理と同様である。即ち、運転制御部44は、図7に示すように、検出部43が検出した方向に応じた気流を吹出し口20bから発生させる(S205)。例えば、運転制御部44は、検出部43が検出した方向に向けて、図6に示すような斜め上向きの気流を吹出し口20bから発生させる。これにより、掃除機2が使用されている部屋50において、図6に示すような第1気流が発生する。
S203で第1運転モードが開始されると、判定部41は、掃除機2が支持装置3に取り付けられたか否かを判定する(S206)。S206でYesと判定されると、運転制御部44は、通常の運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S202)。
実施の形態2に示す例では、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出されると、支持装置3において第1運転モードが開始される。支持装置3は、第1運転モードにおいて、検出部43が検出した方向に応じた気流を吹出し口20bから発生させる。したがって、清掃システム1であれば、掃除機2による掃除が行われた場合に室内の空気を効率的に清浄化できる。
本実施の形態で説明しない清掃システム1の機能については、実施の形態1で説明した何れの機能が採用されても良い。例えば、図10に示す例のように、支持装置3は本体13及び可動体16を備えても良い。制御装置31は、S206でNoと判定されると、図11のS108からS110に示す処理と同様の処理を行っても良い。
実施の形態1及び2では、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出されると、運転制御部44が、第1運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する例について説明した。これは一例である。
例えば、支持装置3の本体13は、掃除機2の運転が開始されたことを検出するためのセンサを更に備えても良い。例えば、掃除機2は、入力装置12の電源ボタンが押されて送風機8が動作すると、特定の信号を無線送信する。支持装置3の本体13に備えられた上記センサは、掃除機2から無線送信されたこの信号を受信すると、掃除機2の運転が開始されたことを検出する。
かかる場合、制御装置31の他の判定機能が、図5のS101において、掃除機2の運転が開始されたか否かを判定する。運転制御部44は、掃除機2の運転が開始されたことが上記センサによって検出されると(S101のYes)、第1運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S102)。
なお、使用者が掃除機2を使用する場合は、掃除機2を支持装置3から外してから入力装置12の電源ボタンを押すことが予想される。このため、上記S101の判定処理と並行して、掃除機2が支持具26から外れたか否かの判定処理を行っても良い。そして、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出されると、S105及びS106に示す処理を行う。運転制御部44は、第1運転モードにおいて、検出部43が検出した方向に応じた気流を吹出し口20bから発生させる(S106)。
図15に示す例であれば、制御装置31の他の判定機能は、S201において、掃除機2の運転が開始されたか否かを判定する。運転制御部44は、掃除機2の運転が開始されたことが上記センサによって検出されると(S201のYes)、第1運転モードで送風機21及び風向設定装置を制御する(S203)。なお、図15のS204に示す処理は、掃除機2の運転が開始されたことが上記センサによって検出された際に開始されても良いし、掃除機2が支持具26から外れたことがセンサ27によって検出された際に開始されても良い。
実施の形態1及び2において、符号40~45に示す各部は、制御装置31が有する機能を示す。図16は、制御装置31のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置31は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ61とメモリ62とを含む処理回路60を備える。記憶部40の機能は、例えばメモリ62によって実現される。制御装置31は、メモリ62に記憶されたプログラムをプロセッサ61によって実行することにより、符号41~45に示す各部の機能を実現する。
プロセッサ61は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ62として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
図17は、制御装置31のハードウェア資源の他の例を示す図である。図17に示す例では、制御装置31は、例えばプロセッサ61、メモリ62、及び専用ハードウェア63を含む処理回路60を備える。図17は、制御装置31が有する機能の一部を専用ハードウェア63によって実現する例を示す。制御装置31が有する機能の全部を専用ハードウェア63によって実現しても良い。専用ハードウェア63として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
1 清掃システム、 2 掃除機、 3 支持装置、 4 ヘッド、 4a 吸込み口、 5 吸込み管、 6 本体、 7 ハンドル、 8 送風機、 9 制御装置、 10 二次電池、 11 集塵ユニット、 12 入力装置、 13 本体、 14 支持台、 15 軸、 16 可動体、 17 軸、 18 発信機、 20 本体ケース、 20a 吸込み口、 20b 吹出し口、 21 送風機、 22 フィルター、 23 ルーバー、 23a 軸、 24 駆動装置、 25 駆動装置、 26 支持具、 27 センサ、 28 情報取得装置、 29 入力装置、 30 充電装置、 30a 端子、 31 制御装置、 32 受信機、 40 記憶部、 41 判定部、 42 特定部、 43 検出部、 44 運転制御部、 45 判定部、 50 部屋、 51 天井、 52 壁、 53 床、 60 処理回路、 61 プロセッサ、 62 メモリ、 63 専用ハードウェア

Claims (14)

  1. 掃除機と、
    前記掃除機を支持するための支持装置と、
    を備え、
    前記支持装置は、
    吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、
    前記吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、
    前記吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、
    前記掃除機を着脱自在に支持する支持具と、
    前記掃除機が前記支持具から外れたことを検出するセンサと、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記掃除機を使用している人がいる方向を検出する検出手段と、
    前記掃除機が前記支持具から外れたことが前記センサによって検出されると、前記送風機及び前記風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、
    を備え、
    前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて、前記検出手段が検出した方向に応じた気流を前記吹出し口から発生させる清掃システム。
  2. 情報取得装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記掃除機が前記支持具から外れたことが前記センサによって検出された際に特定の検出範囲にいる人を、前記掃除機を使用している人と特定する特定手段を更に備え、
    前記情報取得装置は、前記特定手段によって特定された人を追跡するために必要な情報を取得し、
    前記検出手段は、前記情報取得装置によって取得された情報に基づいて、前記掃除機を使用している人がいる方向を検出する請求項1に記載の清掃システム。
  3. 掃除機と、
    前記掃除機を支持するための支持装置と、
    を備え、
    前記支持装置は、
    吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、
    前記吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、
    前記吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、
    前記掃除機の運転が開始されたことを検出する第1センサと、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記掃除機を使用している人がいる方向を検出する検出手段と、
    前記掃除機の運転が開始されたことが前記第1センサによって検出されると、前記送風機及び前記風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、
    を備え、
    前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて、前記検出手段が検出した方向に応じた気流を前記吹出し口から発生させる清掃システム。
  4. 前記掃除機を着脱自在に支持する支持具と、
    前記掃除機が前記支持具から外れたことを検出する第2センサと、
    情報取得装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記掃除機が前記支持具から外れたことが前記第2センサによって検出された際に特定の検出範囲にいる人を、前記掃除機を使用している人と特定する特定手段を更に備え、
    前記情報取得装置は、前記特定手段によって特定された人を追跡するために必要な情報を取得し、
    前記検出手段は、前記情報取得装置によって取得された情報に基づいて、前記掃除機を使用している人がいる方向を検出する請求項3に記載の清掃システム。
  5. 掃除機と、
    前記掃除機を支持するための支持装置と、
    を備え、
    前記掃除機は、電波を発する発信機を備え、
    前記支持装置は、
    吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、
    前記吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、
    前記吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、
    前記掃除機を着脱自在に支持する支持具と、
    前記掃除機が前記支持具から外れたことを検出するセンサと、
    前記発信機からの電波を受ける受信機と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記受信機が受けた電波に基づいて、前記掃除機が存在する方向を検出する検出手段と、
    前記掃除機が前記支持具から外れたことが前記センサによって検出されると、前記送風機及び前記風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、
    を備え、
    前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて、前記検出手段が検出した方向に応じた気流を前記吹出し口から発生させる清掃システム。
  6. 掃除機と、
    前記掃除機を支持するための支持装置と、
    を備え、
    前記掃除機は、電波を発する発信機を備え、
    前記支持装置は、
    吸込み口から空気を吸込み、吹出し口から空気を吹出すための気流を発生させる送風機と、
    前記吸込み口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化装置と、
    前記吹出し口から吹出される空気の方向を設定するための風向設定装置と、
    前記掃除機の運転が開始されたことを検出するセンサと、
    前記発信機からの電波を受ける受信機と、
    制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記受信機が受けた電波に基づいて、前記掃除機が存在する方向を検出する検出手段と、
    前記掃除機の運転が開始されたことが前記センサによって検出されると、前記送風機及び前記風向設定装置を第1運転モードで制御する運転制御手段と、
    を備え、
    前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて、前記検出手段が検出した方向に応じた気流を前記吹出し口から発生させる清掃システム。
  7. 前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて、前記検出手段が検出した方向に応じて、前記吹出し口から斜め上向きの気流を発生させる請求項1から請求項6の何れか一項に記載の清掃システム。
  8. 前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて、前記検出手段が検出した方向に応じて、前記吹出し口から斜め上向きの気流と横向きの気流とを発生させる請求項1から請求項6の何れか一項に記載の清掃システム。
  9. 前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて、前記検出手段が検出した方向に応じて、前記吹出し口から横向きの気流を発生させる請求項1から請求項6の何れか一項に記載の清掃システム。
  10. 前記運転制御手段は、前記第1運転モードにおいて前記検出手段が検出した方向が特定の設定範囲に入ると、前記送風機及び前記風向設定装置を第2運転モードで制御し、
    前記設定範囲は、窓が存在する方向に応じて予め設定され、
    前記運転制御手段は、前記第2運転モードにおいて、前記第1運転モードで前記吹出し口から発生させた気流より、速度が大きく且つ下向きの気流を前記吹出し口から発生させる請求項7から請求項9の何れか一項に記載の清掃システム。
  11. 前記制御装置は、前記第2運転モードが有効であるか否かを判定する判定手段を更に備え、
    前記運転制御手段は、前記第2運転モードが有効であると前記判定手段によって判定された場合に、前記送風機及び前記風向設定装置を前記第2運転モードで制御する請求項10に記載の清掃システム。
  12. 前記支持装置は、
    前記吸込み口及び前記吹出し口が形成された本体ケースと、
    前記本体ケースを、縦向きの軸を中心に変位可能に支持する支持台と、
    を備え、
    前記送風機及び前記清浄化装置は、前記本体ケースの内部に配置され、
    前記風向設定装置は、
    前記吹出し口に配置され、横向きの軸を中心に変位可能なルーバーと、
    前記ルーバーを変位させるための第1駆動装置と、
    前記本体ケースを前記支持台に対して変位させるための第2駆動装置と、
    を備えた請求項1から請求項11の何れか一項に記載の清掃システム。
  13. 前記支持装置は、
    前記吸込み口が形成された本体ケースと、
    縦向きの軸を中心に前記本体ケースに対して変位可能であり、前記吹出し口が形成された可動体と、
    を備え、
    前記風向設定装置は、
    前記吹出し口に配置され、横向きの軸を中心に変位可能なルーバーと、
    前記ルーバーを変位させるための第1駆動装置と、
    前記可動体を前記本体ケースに対して変位させるための第2駆動装置と、
    を備えた請求項1から請求項11の何れか一項に記載の清掃システム。
  14. 前記掃除機は二次電池を備え、
    前記支持装置は、
    前記掃除機が前記支持具に支持されると前記二次電池に電気的に接続される端子と、
    前記端子を介して前記二次電池を充電するための充電装置と、
    を備えた請求項1、請求項2、請求項4、及び請求項5の何れか一項に記載の清掃システム。
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