JP2010162263A - 清掃システム - Google Patents

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Hiroaki Kurihara
裕明 栗原
Osamu Eguchi
修 江口
Yasuhiro Umekage
康裕 梅景
Tadashi Nakatani
直史 中谷
Kazunori Kurimoto
和典 栗本
Kazuhiro Kuroyama
和宏 黒山
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Abstract

【課題】様々な粒子径の塵埃及び化学物質を効率よく回収でき、使い勝手が良い清掃システムを提供する。
【解決手段】主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する掃除ロボット6と、主に空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する空気清浄機8と、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する気流集塵システム10を有し、掃除ロボット6、空気清浄機8、気流集塵システム10は連携して動作するもので、室内にある異なる粒子径の塵埃及び化学物質を漏れなく回収できるとともに使い勝手が良い清掃システムを提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内の清浄化を行う清掃システムに関するものである。
従来、この種の清掃システムとしては、複数の塵埃除去装置が設けられ、連携して動作させることで集塵性能を高めるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図7は、前記特許文献1に記載された従来の清掃システムが設置された室内空間の側面図(下側が床面で上側が天井面)を示すものである。
図7において、上記特許文献1に記載された従来の清掃システムは、室内に設置された複数の塵埃除去装置1から構成され、各塵埃除去装置1は、床面から天井に至る高さを有すると共に、床面付近と天井付近の両方に吸気口2A、2Bと排気口3A、3Bを有している。
天井付近の吸気口2Aから吸気が行われると床面付近の排気口3Bから排気が行われ、逆に、床面付近の吸気口2Bから吸気が行われると天井付近の排気口3Aから排気が行われる。従来の清掃システムは上記のように構成されているので、一方の塵埃除去装置1の床面付近の排気口3Bから排気を行い、他の塵埃除去装置1の床面付近の吸気口2Bから吸気を行うことで床面付近に強い集塵気流が発生し高い集塵性能を得ることができる。
特開2003−79540号公報
しかしながら、前記従来の清掃システムの構成では、複数の塵埃除去装置1を連携して動作させることで、単独で動作した場合でも回収可能な粒子径の塵埃を効率良く回収することはできるが、塵埃除去装置1が単独で動作した場合に、回収できない粒子径の塵埃や化学物質はそのまま回収されずに室内に残るという課題を有していた。また様々な粒子径の塵埃や化学物質を回収できるよう複数種の塵埃除去装置1を配置した場合には、それぞれの装置を個別に操作する必要があり、使い勝手が悪いという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、様々な粒子径の塵埃及び化学物質を効率よく回収でき、使い勝手が良い清掃システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の清掃システムは、主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する床面塵埃除去装置と、主に空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する浮遊塵埃除去装置と、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する準浮遊塵埃除去装置の複数種の塵埃除去装置を有し、前記塵埃除去装置は連携して動作するもので、室内にある異なる粒子径の塵埃及び化学物質を漏れなく回収できるとともに使い勝手が良い清掃システムを提供できるものである。
本発明の清掃システムは、室内にある塵埃及び化学物質を漏れなく回収できるため、室内の快適性をより高めることができる。
第1の発明は、主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する床面塵埃除去装置と、主に空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する浮遊塵埃除去装置と、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する準浮遊塵埃除去装置の複数種の塵埃除去装置を有し、前記塵埃除去装置は連携して動作するもので、室内にある異なる粒子径の塵埃及び化学物質を漏れなく回収できるとともに使い勝手が良い清掃システムを提供できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の各塵埃除去装置は、他の塵埃除去装置と通信するための通信手段を有するもので、より確実に連携して動作することができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の少なくとも一部の塵埃除去装置は、塵埃の有無を検出する塵埃検出手段を有し、塵埃の有無によって前記塵埃除去装置を連携して動作させるもので、塵埃が存在する場合にのみ清掃システムは動作するため効率良く塵埃を回収できる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の塵埃除去装置は、同じ室内にある他の塵埃除去装置を自動的に検出する装置検出手段を有するもので、異なる室内に置かれており連携しても効果の得られない塵埃除去装置とは連携をせず、同じ部屋に置かれた塵埃除去装置のみ連携動作することが可能になり、より無駄なく確実に塵埃を除去することができる。
第5の発明は、特に、第4の発明の装置検出手段を、赤外線信号を発する赤外線発光部と、赤外線信号を受信する赤外線受光部で構成したもので、赤外線は部屋を隔てる壁によって遮断されるため赤外線信号の有無によって容易に同じ室内にある塵埃除去装置を検出することができる。
第6の発明は、特に、第4又は第5の発明の塵埃除去装置の動作時間や出力を、他の塵埃除去装置の種類や性能に応じて変化させるもので、例えば塵埃の回収性能が低い塵埃除去装置は長い時間動かしたり、また例えば準浮遊塵埃除去装置においても本来は回収対象としておらず回収性能の低い浮遊塵埃を除去し浮遊塵埃除去装置の回収を助けたりすることで、より漏れなく塵埃を回収することができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明の準浮遊塵埃除去装置の動作を、他の塵埃除去装置の動作よりも優先させるもので、準浮遊塵埃が時間経過とともに落下粒子と同じく床面上に落ちることを防ぎ、粒子径が異なり同時に回収することが困難な準浮遊粒子と落下粒子を別々に回収することができるようになるため、より確実に塵埃を回収することができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか一つの発明の塵埃除去装置は、前記塵埃除去装置とは別に設けられた清掃システム制御装置によって操作されるもので、個別の塵埃除去装置に連携のための複雑な構成が不要となる。
第9の発明は、特に、第4の発明の装置検出手段を、超音波信号を発する超音波発信部と、超音波信号を受信する超音波受信部で構成したもので、超音波は部屋を隔てる壁によって遮断されるため超音波信号の有無によって容易に同じ室内にある塵埃除去装置を検出することができる。また塵埃除去装置同士の間に例えば家具などが置かれた場合にも、壁面での反射や家具を回りこんでくる回折によって超音波は家具などの背部にまで伝わり、塵埃除去装置を確実に検出することができる。
第10の発明は、特に、第1〜6、9のいずれか一つの発明の床面塵埃除去装置が動作した直後に、準浮遊塵埃除去装置を動作させるようにしたもので、粒子径の大きな落下塵埃を回収する動作に伴って空気中に巻き上げられる準浮遊塵埃を再び床面に落下するまでの時間に回収できるため、より確実に塵埃を回収できる。
第11の発明は、特に、第1〜6、9のいずれか一つの発明の少なくとも一部の塵埃除去装置は、人の有無を検知する人検知手段を有し、人の有無によって塵埃除去装置を連携して動作させるもので、人がいない場合にのみ塵埃除去装置を動作させることが可能となるため人に不快感を与えない。
第12の発明は、特に、第1〜11のいずれか一つの発明のある一つの塵埃除去装置による塵埃回収を補助するように他の塵埃除去装置を動作させるもので、単独で動かす場合に比べてより確実に塵埃を回収することができる。また主に塵埃回収を行う塵埃除去装置を変更することで漏れなく塵埃を回収することもできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における清掃システムについて、図1、2を用いて説明する。図1は、本実施の形態1における清掃システムが設置された室内の斜視図を示すものである。
図1において、本実施の形態における清掃システムは、室内に配置された複数種の塵埃除去装置から構成されている。塵埃除去装置は、具体的には、主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する床面塵埃除去装置と、空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する浮遊塵埃除去装置と、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する準浮遊塵埃除去装置から構成されている。
まず、主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する床面塵埃除去装置として掃除ロボット6が配置されている。掃除ロボット6は床面上を移動可能に構成されており、室内を移動しながらそれぞれの場所で床面上の塵埃の除去を行う。また塵埃の除去は空気によって行う構成となっている。
また、主に空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する浮遊塵埃除去装置として空気清浄機8が配置されている。空気清浄機8は、粒子径の小さな浮遊塵埃や空気中に含まれる例えば臭いや排気ガスといった化学物質を除去できる浮遊塵埃フィルター(図示せず)を有している。空気清浄機8は、室内の空気を吸引し、浮遊塵埃フィルターによって吸引した空気を清浄化したのち室内へと戻す。また吸引時には、主に弱い気流を室内全体に発生させ、時間をかけて浮遊塵埃及び化学物質を回収するようになっている。
さらに、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する準浮遊塵埃除去装置として気流集塵システム10が配置されている。気流集塵システム10は、主集塵装置10Aと複数台の補助送風装置10Bとで構成されている。気流集塵システム10は、主集塵装置10Aと複数台の補助送風装置10Bを同時に動作させることで、室内の気流をより細かく制御し準浮遊塵埃を確実に回収できるようになっている。例えば、主集塵装置10Aの排気口(図示せず)からの風が、室内全体を回った後に主集塵装置10Aの吸気口(図示せず)へと流れる気流を作ったり、準浮遊塵埃の多い空間
に局所的に強い気流を作ったり、また例えば、準浮遊塵埃の落下を防ぐよう床面から天井へ向かう流れを作ったりすることで塵埃をより効率良く回収する。
準浮遊塵埃は、主集塵装置10Aに配置された準浮遊塵埃フィルター(図示せず)によって除去される。準浮遊塵埃フィルターは、空気清浄機8に配置された浮遊塵埃除去フィルターよりも清浄能力が低く、粒子径の小さい浮遊塵埃は回収し難い物を使用する。一般にフィルターの清浄能力が低いほど空気抵抗も小さくなるため空気を流し易くなる。これによってより多くの空気を流せるようになるため気流集塵システム10では、部屋全体の空気の流れを発生させ易い。
更に、本実施の形態では、全ての塵埃除去装置(掃除ロボット6、空気清浄機8、気流集塵システム10)は、通信手段11と後述の装置検出手段13を有している。通信手段11は、電波によって通信を行う構成となっている。また、空気清浄機8は、塵埃を検知する塵埃検知手段12を有している。
図2は、本実施の形態における清掃システムを設置した複数の室内の側面図を示すものである。
なお、説明を簡略化するため、以下、掃除ロボット6、空気清浄機8、気流集塵システム10を総称して、塵埃除去装置4という。
図2において、左右に2つの部屋が存在しており、それぞれの部屋は、壁で隔てられ、それぞれの室内には、複数台の塵埃除去装置4が配置されている。
各塵埃除去装置4は、他の塵埃除去装置4を検出すると共に、赤外線信号を発する赤外線発光部14と、赤外線信号を受ける赤外線受光部15からなる装置検出手段13を備えている。
例えば、本例では、左側の室内の床面上に置かれている塵埃除去装置4Aの赤外線発光部14Aからは赤外線信号16が発信されている。赤外線信号16は、直接あるいは壁面等で反射し、天井付近に配置されている他の塵埃除去装置4Bの赤外線受光部15Bで受信されている。
赤外線信号16は、壁で反射するため左側の室内に置かれた塵埃除去装置4から出された赤外線信号16が右側の室内に置かれた塵埃除去装置4に到達することは無い。
以上のように構成された本実施の形態における清掃システムについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、清掃システムを起動すると、清掃システムを構成する複数の塵埃除去装置4が通信手段11によって通信を行う。この通信によってそれぞれの塵埃除去装置4は、同じ部屋に置かれているか否かに関わらず周囲に置かれた他の塵埃除去装置4を知ることができる。
続いて塵埃除去装置4に設けられた装置検出手段13を用いて、周囲にある塵埃除去装置4のうち同じ室内に置かれており連携が可能な塵埃除去装置4を調べる。
通信手段11による電波通信によって近くにあることがわかった塵埃除去装置4が順番に赤外線信号16を発信し、発信された赤外線信号16を他の塵埃除去装置4が受信できたかどうかによって互いが同じ室内にあるのかどうかを判断する。
続いて塵埃除去装置4は、同じ部屋に置かれた物同士で再び電波通信を行う。電波通信では、容易に多くの情報をやり取りすることができるため、電波通信によってそれぞれの塵埃除去装置4の詳しい性能、例えば除去できる塵埃の種類や集塵の方法、除去にかかる時間、また例えば、気流によって塵埃を除去する装置であればその風量などの情報を得る。これらの情報を元に、それぞれの塵埃除去装置4の動作時間や動作タイミング、また出力を決定し清掃システムとしての動作を決定する。
掃除ロボット6、空気清浄機8、気流集塵システム10はいずれも気流によって集塵を行う装置であり、同時に動作させた場合には気流同士が影響しあって集塵性能が低下する。そのため同時には動作させない設定とする。
気流集塵システム10は、準浮遊塵埃が床面に落下するまでの間に塵埃を回収する必要があり時間的な制限を受けるが、掃除ロボット6と空気清浄機8は、時間的な制限がすくないため、気流集塵システム10を優先的に動作させる設定とする。
清掃システムの動作が決定されると、清掃システムは、空気清浄機8に設けられた塵埃検知手段12によって室内の浮遊塵埃の有無を調べる。浮遊塵埃が検知された場合には、同時に準浮遊塵埃や落下塵埃も発生していると判断し、塵埃除去装置4で塵埃の除去を開始する。
まず、気流集塵システム10が動作し、準浮遊塵埃を取り除く。続いて掃除ロボット6が、床面上の落下塵埃の除去作業を行うために走行を開始する。この作業中、例えば、掃除ロボット6の動作や人の動作などによって気流集塵システム10に回収されずに一旦は床面に落ちていた準浮遊塵埃が再度浮遊する場合がありうるが、この場合には、再び気流集塵システム10が動作される。この際、掃除ロボット6が床全体を移動し終えて清掃を終了するまでの残り時間を判断し、残り時間が準浮遊塵埃が床面に落下するまでの時間よりも長い場合には一旦停止する。
掃除ロボット6の清掃終了後には、空気清浄機8が動作される。空気清浄機8の動作中にも回収されずに残っていた準浮遊塵埃が再度浮遊する場合がありうるが、この場合にも再び気流集塵システム10が動作される。
これらの動作によって、室内のあらゆる塵埃を漏れなく回収することができる。
なお、本実施の形態において、清掃システムは、床面塵埃除去装置と、浮遊塵埃除去装置と、準浮遊塵埃除去装置を有する構成としたが、例えば、気流集塵システム10の準浮遊塵埃フィルターの替わりに浮遊塵埃フィルターを用いる構成とし、床面塵埃除去装置と準浮遊塵埃除去装置の2種類で清掃システムを構成しても構わない。
なお、本実施の形態においては、清掃システムを、床面塵埃除去装置と、浮遊塵埃除去装置と、準浮遊塵埃除去装置で構成したが、例えば、準浮遊塵埃が床面に落下するまで清掃システムを動作させず、掃除ロボット6は、床面上の準浮遊塵埃を再度浮遊させないように気流を使わずに塵埃を除去する構成とし、床面塵埃除去装置と浮遊塵埃除去装置のみで清掃システムを構成しても構わない。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における清掃システムが設置された室内の斜視図、図4は、同清掃システムを設置した2つの室内の側面図を示すものである。なお、上記実施の形態1における清掃システムと同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図3において室内には、複数種の塵埃除去装置4が配置されている。まず、主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する床面塵埃除去装置として掃除ロボット6が配置されている。掃除ロボット6は、床面上を移動可能に構成されており、室内を移動しながらそれぞれの場所で床面上の塵埃を除去する。なお、本実施の形態では、塵埃の除去は、空気を使わずモップのようにして塵埃を拭き取る構成となっている。
また、主に空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する浮遊塵埃除去装置として換気扇17が配置されている。換気扇17は、空気ごと浮遊塵埃を屋外に排出することで室内の浮遊塵埃を除去する。
さらに、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する準浮遊塵埃除去装置として気流集塵システム10が配置されている。気流集塵システム10は、主集塵装置10Aと補助送風装置10Bで構成されている。気流集塵システム10は、主集塵装置10Aと補助送風装置10Bを同時に動作させることで、室内の気流をより細かく制御し準浮遊塵埃を確実に回収する。また、各塵埃除去装置4は通信手段11を有している。
通信手段11は、電波によって通信を行う構成となっている。さらに全ての塵埃除去装置4は、装置検出手段13(図示せず)を有している。
また室内には、人によって操作される清掃システム制御装置18が設けられている。清掃システム制御装置18は、同じ室内の塵埃除去装置4を操作する。また、塵埃除去装置4と同様の通信手段11を有している。
図4において、左右に2つの部屋が存在しており、それぞれの部屋は壁で隔てられると共に、それぞれの室内には複数台の塵埃除去装置4が配置されている。また左の部屋にある各々の塵埃除去装置4との間には家具19が置かれている。塵埃除去装置4は、超音波信号を発する超音波発信部20と、超音波信号を受信する超音波受信部21からなり、他の塵埃除去装置4を検出する装置検出手段13を有している。
左側の室内の床面上に置かれている塵埃除去装置4Cの超音波発信部20Cからは超音波信号22が発信されている。超音波信号22が天井付近に配置されている塵埃除去装置4Dに到達するには家具19が障害となっているが、超音波信号20は、家具19を回り込むように回折しながら伝わり天井付近に配置されている塵埃除去装置4Dに到達する。また、超音波信号22は壁で反射するため、左側の室内に置かれた塵埃除去装置4Cから出された超音波信号22が、右側の室内に置かれた塵埃除去装置4Eに到達することは無い。
以上のように構成された本実施の形態における清掃システムについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、清掃システムを起動すると、清掃システムを構成する複数の塵埃除去装置4が通信手段11によって通信を行う。この通信によってそれぞれの塵埃除去装置4は同じ部屋に置かれているか否かに関わらず周囲に置かれた他の塵埃除去装置4を知ることができる。
続いて、各塵埃除去装置4に設けられた装置検出手段13を用いて、周囲にある塵埃除去装置4の内、同じ室内に置かれており連携が可能な塵埃除去装置4を調べる。
電波通信によって近くにあることがわかった塵埃除去装置4が順番に超音波信号16を発信し、発信された超音波信号16を他の塵埃除去装置4が受信できたかどうかによって互いが同じ室内にあるのかどうかを判断する。
続いて塵埃除去装置4は、同じ部屋に置かれた物同士で再び電波通信を行う。電波通信では、容易に多くの情報をやり取りすることができるため、電波通信によってそれぞれの塵埃除去装置4の詳しい性能、例えば除去できる塵埃の種類や集塵の方法、除去にかかる時間、また例えば気流によって塵埃を除去する装置であればその風量などの情報を得る。これらの情報を元に、それぞれの塵埃除去装置4の動作時間や動作タイミング、また出力を決定し清掃システムとしての動作を決定する。
換気扇17と気流集塵システム10のいずれも気流によって集塵を行う装置であり、同時に動作させた場合には、気流同士が影響しあって集塵性能が低下するため同時には動作させない設定とする。また掃除ロボット6は、気流を使わずに集塵を行うが、その移動に伴って室内の気流が変化するため、他の換気扇17と気流集塵システム10とは同時に動作させない。
さらに、掃除ロボット6の動作に伴って一旦は、床面に落ちていた準浮遊塵埃が再度浮遊することが考えられるため、掃除ロボット6の動作直後には気流集塵システム10を動作させる設定とする。
清掃システムの動作設定決定後に清掃システム制御装置18が操作されると、塵埃除去装置4が動作される。塵埃除去装置4は、人の操作に応じて、決定した動作設定のとおりに動作したり、塵埃除去装置4のいずれか1つをまず優先して動作させたりする。
動作設定のとおり動く場合には、まず掃除ロボット6が動作し、続いて気流集塵システム10が動作し、最後に換気扇17が動作する。
塵埃除去装置4のいずれか1つをまず優先して動作させた場合にも、一旦塵埃の除去作業を行ったのちに、決定された動作設定通りに塵埃除去装置4を次々に動作させ、漏れなく塵埃を除去する。
なお、本実施の形態においては、清掃システムは、全ての塵埃除去装置4がそれぞれの塵埃を自動的に除去するよう構成したが、清掃システムの他の構成例を示す図5のように、例えば、床面塵埃除去装置として配した掃除ロボット6の代わりに電気掃除機23を用いて、床面上の落下塵埃は人が取り除く作業を行い、その作業終了後にその他の塵埃除去装置4が自動的に動作する構成としても構わない。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における清掃システムが設置された室内の斜視図を示すものである。なお、上記実施の形態における清掃システムと同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図6において、室内には、複数種の塵埃除去装置4が配置されている。まず、主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する床面塵埃除去装置として掃除ロボット6が配置されている。掃除ロボット6は、床面上を移動可能に構成されており、室内を移動しながらそれぞれの場所で床面上の塵埃の除去を行う。また塵埃の除去は、空気によって行う構成となっており掃除ロボット6の後部から排気風が送風される。
また、主に空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する浮遊
塵埃除去装置として空気清浄機8と換気扇17が配置されている。空気清浄機8は、粒子径の小さな浮遊塵埃や空気中に含まる例えば臭いや排気ガスといった化学物質を除去できる浮遊塵埃フィルター(図示せず)を有して、吸引した室内の空気を清浄化したのち室内へと戻す。また換気扇17は、空気ごと浮遊塵埃を屋外に排出することで室内の浮遊塵埃を除去する。
さらに、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する準浮遊塵埃除去装置として気流集塵システム10が配置されている。気流集塵システム10は、塵埃排出装置10Cと補助送風装置10Bで構成されている。気流集塵システム10は、塵埃排出装置10Cと補助送風装置10Bを同時に動作させることで、室内の気流をより細かく制御し準浮遊塵埃を確実に除去する。
塵埃排出装置10Cは、空気ごと浮遊塵埃を屋外に排出することで室内の準浮遊塵埃を除去する。また塵埃排出装置10Cは、床面付近に配置されており、時間が経過し床面近くまで落下してきた準浮遊塵埃も効率良く除去することができる。
また、本実施の形態においても、全ての塵埃除去装置4は、電波によって通信を行う通信手段11を有している。さらに、空気清浄機8は、人検知手段24を有している。
また、全ての塵埃除去装置4は、あらかじめその配置や動作時刻、また動作設定が決定されており、気流集塵システム10の動作時には、空気清浄機8と掃除ロボット6も気流集塵システム10を補助するよう動作する設定となっている。
以上のように構成された本実施の形態における清掃システムについて、以下その動作、作用を説明する。
まず清掃システムはあらかじめ決められた動作時刻になると、自動的に起動される。
清掃システムが起動されると、空気清浄機8が人検知手段24を用いて室内の人の有無を確認する。人がいることが確認された場合には、動作を行わないよう、通信手段11によって他の塵埃除去装置4に運転停止指示を出す。
人がおらず停止指示が出ていない場合には、気流集塵システム10が動作される。気流集塵システム10が動作すると、空気清浄機8と掃除ロボット6も動作する。この際、空気清浄機8と掃除ロボット6は、送風を行うことで、気流集塵システム10の補助送風装置10Bと同様の役割を果たす。これによって、補助送風装置10Bをより多数配置した場合と同様に、気流をより細かく制御でき準浮遊塵埃を効率良く除去することができる。
続いて気流集塵システム10動作後は、それぞれ空気清浄機8と掃除ロボット6が単独の塵埃除去装置4として塵埃を除去する。
なお、本実施の形態においては、全ての塵埃除去装置4に、通信手段11を設けたが、通信手段11を設けず、あらかじめ決められた動作のみを行う構成としても構わない。
上記した各実施の形態1〜3における構成は、必要に応じて適宜組み合わせて使用することができるものであり、実施の形態そのものの構成に限られるものではない。
以上のように、本発明にかかる清掃システムは異なる種類の塵埃除去装置を連携させて、粒子径の異なる塵埃及び化学物質を効率よく回収でき、しかも使い勝手が良いもので、
清掃システムに限らず、同じ室内で連携して動作する機器に適用できる。
本発明の実施の形態1における清掃システムが設置された室内の斜視図 同清掃システムを設置した複数の室内の側面図 本発明の実施の形態2における清掃システムが設置された室内の斜視図 同清掃システムを設置した2つの室内の側面図 同清掃システムの他の構成例が設置された室内の斜視図 本発明の実施の形態3における清掃システムが設置された室内の斜視図 従来の清掃システムが設置された室内空間の側面図
6 掃除ロボット(床面塵埃除去装置、塵埃除去装置)
8 空気清浄機(浮遊塵埃除去装置、塵埃除去装置)
10 気流集塵システム(準浮遊塵埃除去装置、塵埃除去装置)
11 通信手段
12 塵埃検知手段
13 装置検出手段
14 赤外線発光部
15 赤外線受光部
16 赤外線信号
17 換気扇(浮遊塵埃除去装置、塵埃除去装置)
20 超音波発信部
21 超音波受信部
22 超音波信号
24 人検知手段

Claims (12)

  1. 主に床面上に落ちた粒子径の大きい落下塵埃を除去する床面塵埃除去装置と、主に空気中に浮遊し続ける粒子径の小さな浮遊塵埃及び化学物質を除去する浮遊塵埃除去装置と、主に空気中に浮遊しているが時間経過と共に床面に落下する準浮遊塵埃を除去する準浮遊塵埃除去装置の複数種の塵埃除去装置を有し、前記塵埃除去装置は連携して動作することを特徴とする清掃システム。
  2. 各塵埃除去装置は、他の塵埃除去装置と通信するための通信手段を有することを特徴とする請求項1に記載の清掃システム。
  3. 少なくとも一部の塵埃除去装置は、塵埃の有無を検出する塵埃検出手段を有し、塵埃の有無によって前記塵埃除去装置を連携して動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃システム。
  4. 塵埃除去装置は、同じ室内にある他の塵埃除去装置を自動的に検出する装置検出手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の清掃システム。
  5. 装置検出手段を、赤外線信号を発する赤外線発光部と、赤外線信号を受信する赤外線受光部で構成したことを特徴とする請求項4に記載の清掃システム。
  6. 塵埃除去装置の動作時間や出力を、他の塵埃除去装置の種類や性能に応じて変化させることを特徴とする請求項4又は5に記載の清掃システム。
  7. 準浮遊塵埃除去装置の動作を、他の塵埃除去装置の動作よりも優先させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の清掃システム。
  8. 塵埃除去装置は、前記塵埃除去装置とは別に設けられた清掃システム制御装置によって操作されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の清掃システム。
  9. 装置検出手段を、超音波信号を発する超音波発信部と、超音波信号を受信する超音波受信部で構成したことを特徴とする請求項4に記載の清掃システム。
  10. 床面塵埃除去装置が動作した直後に、準浮遊塵埃除去装置を動作させるようにしたことを特徴とする請求項1〜6、9のいずれか1項に記載の清掃システム。
  11. 少なくとも一部の塵埃除去装置は、人の有無を検知する人検知手段を有し、人の有無によって塵埃除去装置を連携して動作させることを特徴とする請求項1〜6、9のいずれか1項に記載の清掃システム。
  12. ある一つの塵埃除去装置による塵埃回収を補助するように他の塵埃除去装置を動作させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の清掃システム。
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