JP6041595B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸い込んだ空気を帯電粒子とともに吹き出す送風装置に関する。
人の肌弾力を向上させる等の美容の分野において、肌の周囲に帯電粒子を照射する美容器具が種々提案されている。この美容器具は、帯電粒子発生器により帯電粒子を発生させて放出し、帯電粒子を人の肌に照射する。照射された帯電粒子によって、肌表面の水分量が増加する効果が得られるとともに、皮膚のより深い部分(真皮)における保水力を高めて肌弾力を向上する効果がある。
帯電粒子を発生させる方法としては、空気中で放電を行ってH+ (H2 O)m 、O2 -(H2 O)n 等の水分子が凝集した正及び負のイオンを発生させる方法が知られている。ここで、m及びnは任意の自然数である。また、帯電粒子を発生させる他の方法としては、冷却した電極上における結露等で集めた水に高電圧をかけることにより、霧状の帯電した水粒子(以下、帯電水粒子と表記する。)を発生させる方法等もある。水分子が凝集したイオン、帯電水粒子等の帯電粒子が人の肌に照射されることによって、肌表面にOH基が付着し、肌表面が親水化されて水分子が付着しやすくなるという効果が生じるものと考えられている。
特許文献1には、携帯用に改良された負イオン発生装置が記載されている。この負イオン発生装置は、放出口を有する筐体と、該筐体内部に配置され、帯電粒子としての負イオンを発生する負イオン発生電極と、該負イオン発生電極に負極性の高電圧を印加する高電圧発生回路が組み込まれた高圧基板と、電源となるバッテリとを備える。この負イオン発生装置は、紐などの装着手段を放出口付近に取り付けて顔の下辺りに吊り提げ、イオンを放出させて使用する。使用状態で放出口は筐体の上部側に位置しており、放出口から放出された負イオンが顔へと照射されるというものである。
特開2006−179363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の負イオン発生装置では、送風手段を用いていないため、放出された帯電粒子は空間中を一様に拡散するため、放出された一部の帯電粒子のみが顔へ照射され、該一部以外の帯電粒子を顔へ照射することができないという問題点があった。
一方、放出する帯電粒子の多くを人の顔へ到達させるためには、送風機によって人の顔の方向に向かう空気の流れを作り、帯電粒子を空気とともに放出すれば良い。しかし、送風機を筐体内に収容するとともに、送風機による空気の通流路を設ける必要があるため、装置の外形寸法が大きくなり、装着し難くなり、ユーザの利便性が低下するという問題点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送風機を有して帯電粒子を空気とともに吹き出すことができ、薄型で携行し易い送風装置を提供することにある。
本発明に係る送風装置は、空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに収容されている送風機と、該送風機によって前記吸込口から吸い込まれた空気を前記吹出口へ通流する通流路と、帯電粒子を発生させて前記通流路へ放出する帯電粒子発生器とを備え、前記帯電粒子発生器が発生した帯電粒子を空気とともに前記吹出口から吹き出す送風装置において、前記送風機及び前記帯電粒子発生器を駆動する電気回路を構成する表面実装部品を実装した回路基板と、前記電気回路へ電力を供給するバッテリとを備え、前記回路基板の一面側に前記バッテリを、他面側に前記送風機を配してあり、前記表面実装部品は、前記バッテリに対面する部分以外に実装してあり、前記回路基板と前記送風機との間に隙間を設けてあり、前記送風機は、前記基板面に交差する方向を軸心方向とする遠心ファン、及び該遠心ファンを収容し、前記回路基板側に吸気口を、前記遠心ファンの側方に排気口を形成してある収容体を有することを特徴とする。
本発明にあっては、空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに送風機が収容されており、通流路は、送風機により吸込口から吸い込まれた空気を吹出口へ通流する。帯電粒子発生器は帯電粒子を発生させて通流路へ放出し、帯電粒子が空気とともに吹出口から吹き出される。回路基板には、送風機及び帯電粒子発生器を駆動する電気回路を構成する表面実装部品を実装してあり、バッテリにより電気回路へ電力を供給する。回路基板の一面側にバッテリを、他面側に送風機を配してあり、表面実装部品は、バッテリに対面する部分以外に実装してある。これにより、電気回路を構成する表面実装部品の回路基板上での高さ寸法を含めずに、回路基板の基板面に直交する方向の送風装置の厚みが決まり、送風装置を薄型化することができる。
また、本発明にあっては、回路基板と送風機との間に隙間を設けてあり、送風機は、基板面に交差する方向を軸心方向とする遠心ファン、及び該遠心ファンを収容し、回路基板側に吸気口を、遠心ファンの側方に排気口を形成してある収容体を有する。これにより、遠心ファンの軸心方向の寸法を小さくすることで送風装置の薄型化が図られる。また、回路基板は、送風機に対面する部分以外に表面実装部品が配してあるので、回路基板と送風機との間の隙間における空気抵抗が小さく送風効率が良い。
本発明に係る送風装置は、前記表面実装部品が、前記バッテリ及び前記送風機に対面する部分以外に実装してあることを特徴とする。
本発明にあっては、表面実装部品は、バッテリ及び送風機に対面する部分以外に実装してあるので、送風装置を薄型化することができる。
本発明に係る送風装置は、前記排気口は、前記軸心方向の開口幅よりも該軸心方向に交差する方向の開口幅が広く、前記通流路は、前記排気口の前記軸心方向における両周縁部から前記回路基板に沿って延在するように対向配置された二つの流路壁と、前記排気口の前記軸心方向に交差する方向における両周縁部から前記回路基板に沿って延在しており、前記流路壁の側端部に連なる二つの流路側壁とで形成された下流側通流路を有することを特徴とする。
本発明にあっては、送風機の排気口は、軸心方向の開口幅よりも軸心方向に交差する方向の開口幅が広い。下流側通流路は、排気口の軸心方向における両周縁部から回路基板に沿って延在するように対向配置された二つの流路壁と、排気口の軸心方向に交差する方向における両周縁部から回路基板に沿って延在しており、流路壁の側端部に連なる二つの流路側壁とで形成する。これにより、回路基板に沿って下流側通流路が形成されており、回路基板の基板面に直交する方向の送風装置の厚みが薄くなる。また、送風装置の薄型化を図るために、送風機の軸心方向の寸法を小さくした場合にも、送風機の排気口は軸心方向の開口幅よりも軸心方向に交差する方向の開口幅が広い形状とすることで、開口面積を広くして空気抵抗を減らし、送風効率が良くなる。
本発明に係る送風装置は、前記下流側通流路の途中部に、前記軸心方向に交差する方向の風向を規制する規制板が設けてあり、該規制板は、前記遠心ファンの羽根の外周縁部が回転に応じて前記排気口から離反していく側の前記流路側壁に寄せて配置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、下流側通流路の途中部に、軸心方向に交差する方向の風向を規制する規制板が設けてある。規制板は、遠心ファンの羽根の外周縁部が回転に応じて排気口から離反していく側の流路側壁に寄せて配置してある。送風機の排気口は軸心方向の開口幅よりも軸心方向に交差する方向の開口幅が広い形状としているため、遠心ファンの周縁部が排気口に接近してくる側に対し、排気口から離反していく側で空気の流速が低下する傾向にある。遠心ファンの周縁部が排気口から離反していく側に規制版を設けることで、空気の流速の低下が抑制される。
本発明に係る送風装置は、前記バッテリは平板状をなし、保護回路を収容した突起部を前記回路基板側に有し、前記回路基板は前記突起部に対面する箇所を切欠いてあることを特徴とする。
本発明にあっては、バッテリは平板状をなし、保護回路を収容した突起部を回路基板側に有し、回路基板は突起部に対面する箇所を切欠いてある。これにより、バッテリに突起部がある場合でも、回路基板側の切欠き部分に突起部を嵌めることで、突起部による送風装置の厚みの増加が抑制される。
本発明によれば、空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに送風機が収容されており、通流路は、送風機により吸込口から吸い込まれた空気を吹出口へ通流する。帯電粒子発生器は帯電粒子を発生させて通流路へ放出し、帯電粒子が空気とともに吹出口から吹き出される。回路基板には、送風機及び帯電粒子発生器を駆動する電気回路を構成する表面実装部品を実装してあり、バッテリにより電気回路へ電力を供給する。回路基板の一面側にバッテリを、他面側に送風機を配してあり、表面実装部品は、バッテリに対面する部分以外に実装してある。このため、電気回路を構成する表面実装部品の回路基板上での高さ寸法を含めずに、回路基板の基板面に直交する方向の送風装置の厚みが決まり、送風装置を薄型化することができる。
本発明の実施の形態に係る送風装置の正面側の外観を示す斜視図である。 送風装置の右側面図である。 図2のIII−III線から見た送風装置の断面図である。 図3のIV−IV線から見た送風装置の断面図である。 下流側通流路を形成する部分の外観を示す斜視図である。 下流側通流路を形成する部分の内部を示す斜視図である。 回路基板の背面側の外観を示す斜視図である。
以下、本発明に係る送風装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る送風装置100の正面側の外観を示す斜視図、図2は送風装置100の右側面図、図3は図2のIII−III線から見た送風装置100の断面図、図4は図3のIV−IV線から見た送風装置100の断面図である。なお、図2において紙面左側は送風装置100の正面側(前側)、紙面右側は送風装置100の背面側(後側)であり、紙面垂直方向は送風装置100の左右方向である。図4において紙面左側は送風装置100の背面側(後側)、紙面右側は送風装置100の正面側(前側)であり、紙面垂直方向は送風装置100の左右方向である。
本実施形態の送風装置100は、外部から吸い込んだ空気とともに、正イオン及び負イオン(以下、正負イオンという)を外部へ吹き出す機能を有し、吹き出された正負イオンは、人の顔など肌へ照射され、肌に付着して肌表面の水分量を増加し、肌弾力を向上させる。本実施形態の送風装置100は外形が角柱状をなし、例えば、高さが50mm程度、左右方向の幅が35mm程度、前後方向の厚みが10mm程度と小型であり、携帯用として使用される。
送風装置100は、ハウジング1、内部シャーシ2、バッテリ4、送風機5、イオン発生器6及び基板7を備える。ハウジング1は縦型で角筒状をなす胴部11、胴部11の上端を覆う板状の上板12、胴部11の下端を覆う板状の底板13を備える。胴部11は、左右両側の中途部やや下寄りに吸込口11aを有する。上板12は、前寄りに吹出口12a,12bを有する。底板13には、外部電源に接続するためのUSBソケット端子76及び電源ボタン(図示略)を設けてある。内部シャーシ2は、前シャーシ2a及び後シャーシ2bを備え、組み合わせた前シャーシ2a及び後シャーシ2b内にバッテリ4等を装着してある。内部シャーシ2は、バッテリ4等を装着した状態でハウジング1の胴部11に挿通される。
バッテリ4は例えば充電可能なリチウムイオン電池等であり、例えば外形が角型等の平板状をなす。バッテリ4は回路基板7の後側に配してある。バッテリ4の上部には過充電や過放電を保護するための保護回路(図示略)が設けてある。保護回路の外形が大きいため、保護回路を収容した突起部4aがバッテリ4上部の回路基板7側に形成されている。
送風機5は、前後方向に薄い箱形の収容体50と、前後方向を軸心方向とする遠心ファン53とを備える。収容体50は離隔して配置されている矩形状の底板51,51、及び底板51,51の周縁に連なる側板52を有する。底板51,51は遠心ファン53の軸心方向の両端側に対応する中央部に吸気口56,56が形成してある。側板52の上部には排気口57を形成してある。遠心ファン53は、例えばターボファンであり、前後方向を軸心とするモータ54と、モータ54の周縁部分から外向きに形成された多数の羽根55とを備える。モータ54によって複数の羽根55を軸心回りに回転し、軸心方向から吸い込んだ空気を遠心方向へ送出する。遠心ファン53は、シロッコファン等であってもよく、シロッコファンの場合、複数の羽根を円周上に配置した多翼羽根車を設け、該多翼羽根車をモータ54により回転させる。
イオン発生器6は、イオンを発生させる針状の放電電極61a,61b、該放電電極に対向配置された誘電電極(図示略)、高電圧発生回路を配した基板62を有する。高電圧発生回路は、トランス等を用いた昇圧回路、トランス一次側をオンオフするスイッチング回路等で構成される。高電圧発生回路は、放電電極61aに負極性の高電圧を、放電電極61bに正極性の高電圧を印加する。高電圧が印加された放電電極61a及び62bがコロナ放電を起こすことにより、放電電極61aで負イオン、放電電極62bで正イオンを発生させる。
放電電極61aでは、負イオンとしてのO2 -(H2 O)n (nは任意の自然数)を発生し、放電電極61bでは、正イオンとしてのH+ (H2 O)m (mは任意の自然数)を発生する。これらの正負イオンが吹出口12a,12bから吹き出され、人の肌に照射されることによって、肌表面にOH基が付着し、肌表面が親水化されて水分子が付着しやすくなるという効果が生じる。なお、イオン発生器6は矩形板状をなし、他の回路部品に比べて寸法が大きいトランスを収容する凸部63が中央部前方に形成されている。
次に送風装置100内で空気が通流する通流路について説明する。送風機5は、回路基板7から隙間を空けて配置してあり、回路基板7と送風機5との間に上流側通流路31が形成されている。上流側通流路31は、ハウジング1の左右側部に設けられた吸込口11aに通じている。上流側通流路31から吸気口56を通して収容体50の内部空間32に吸い込まれた空気は、図3の白抜き矢印に示すように排気口57を通して上方へと通流する。
図5は下流側通流路33a,33bを形成する部分の外観を示す斜視図、図6は下流側通流路33a,33bを形成する部分の内部を示す斜視図である。下流側通流路33a,33bは、前シャーシ2aの上部における流路壁22と、該流路壁22に対向し、イオン発生器6の基板62を収容する収容体の前方側壁を構成する流路壁21と、流路壁21及び22の側端部に連結する流路側壁23及び24とで形成される。
送風機5の排気口57は、遠心ファン53の軸心方向の開口幅である開口縁部57c及び57d間の距離よりも、軸心方向に交差する方向の開口幅である開口縁部57a及び57b間の距離が広くしてある。流路壁21及び22夫々は、開口縁部57c及び57dから、回路基板7及び基板62に沿って延在し、流路側壁23及び24夫々は、開口縁部57a及び57bから、回路基板7及び基板62に沿って延在する。
イオン発生器6の凸部63は下流側通流路を左右に分岐している。下流側通流路33aには、負イオンを発生させる放電電極61aが流路壁21から突き出しており、下流側通流路33bには、正イオンを発生させる放電電極61bが流路壁21から突き出している。放電電極61aで発生させた負イオンは下流側通流路33aを流れる空気とともに吹出口12aから外部へ吹き出され、放電電極61bで発生させた正イオンは下流側通流路33bを流れる空気とともに吹出口12bから外部へ吹き出される(図3に示す白抜き矢印参照)。
下流側通流路33bには風向規制板25を設けてある。風向規制板25は板面が流路壁21及び22に直交している。図3に示すように遠心ファン53の各羽根55は、モータの回転によって実線矢印Aのように排気口57へ接近し、実線矢印Bのように排気口57から離反していく。羽根55が接近してくる側の開口縁部57a側の下流側通流路33aでの空気の流速は、羽根55が離反していく側の開口縁部57b側の下流側通流路33aでの空気の流速よりも速い。風向規制板25は開口縁部57b側の流路側壁24に寄せて配置してあり、下流側通流路33bの流路幅を狭めることによって、空気の流速を増すように機能する。
次に回路基板7について説明する。図7は回路基板7の背面側の外観を示す斜視図である。回路基板7には、バッテリ4から電力供給を受けて、送風機5のモータ54を回転駆動させるモータ駆動回路部、イオン発生器6へ電力及び駆動パルス信号を供給して駆動する駆動回路部等の電気回路が実装されている。また、回路基板7の背面側(一面側)にはバッテリ4が配置されている。バッテリ4に対面する基板面72aはバッテリ4にほぼ密着するように回路部品74(表面実装部品)を配置していない。回路部品74は、基板面72a以外の基板面上に配置している。例えば、回路基板7におけるバッテリ4の下側の基板面72b、バッテリ4の上側の基板面72c、バッテリ4の左右両脇の基板面72d,72dに回路部品74等を配置する。これらの回路部品74及びパターン配線により電気回路を構成するが、パターン配線は基板面72aに配置されていてもよい。
回路基板7の正面側(他面側)には上述のように隙間を空けて送風機5が配置されている。送風機5との間の隙間は上流側通流路31を形成するので、空気の流れの抵抗とならないように、送風機5に対面する基板面71aには回路部品73(表面実装部品)を配置していない。例えば、送風機5の下側の基板面71bに、回路部品73、電源スイッチ75、外部電源を接続するためのUSBソケット端子76等を配置している。また、回路基板7はバッテリ4の突起部4aに対面する箇所を切欠いた切欠部70を有している。回路基板7の切欠部70に突起部4aを嵌めて、バッテリ4が装着可能としてある。
以上のように本実施形態によれば、ハウジング1は、胴部11の左右両側の中途部やや下寄りに吸込口11aを有し、上板12の前寄りの位置に吹出口12a,12bを有する。ハウジング1の内部には送風機5が収容されている。送風機5により吸込口11aから吸い込まれた空気は、上流側通流路31、送風機5の内部空間32、下流側通流路33a,33bで形成される通流路を通って、吹出口12a,12bへと通流する。イオン発生器6は正負イオンを発生させて下流側通流路33a,33bへ放出し、正負イオンが空気とともに吹出口12a,12bから吹き出される。回路基板7には、送風機5及びイオン発生器6を駆動する電気回路を構成する回路部品73,74(表面実装部品)が実装してあり、バッテリ4により電気回路へ電力を供給する。回路基板7の背面側(一面側)にバッテリ4を、正面側(他面側)に送風機5を配してある。回路部品73,74は、バッテリ4に対面する部分以外、更には送風機5に対面する部分以外の回路基板7の基板面上に実装してある。例えば、背面側にあっては基板面72b,72c,72d等に、また正面側にあっては基板面71b等に回路部品73,74等を配置してある。これにより、電気回路を構成する回路部品73,74(表面実装部品)の回路基板7上での高さ寸法を含めずに、回路基板7の基板面に直交する方向の送風装置100の厚みが決まり、送風装置100を薄型化することができ、携行し易くなる。電気回路73,74を構成する回路部品73,74(表面実装部品)としては、例えばLSI(Large Scale Integration)、抵抗、コンデンサ等がある。尚、回路基板7に印刷され、電気回路を構成するパターン配線などは、送風装置100の厚みへの影響が小さいので、バッテリ4に対面する基板面72a、及び送風機5に対面する基板面71aに配置されていてもよい。
また、本実施形態においては、回路基板7と送風機5との間に隙間を設けてあり、該隙間部分を上流側通流路31としている。送風機5は、回路基板7の基板面に交差する方向を軸心方向とする遠心ファン53、及び遠心ファン53を収容し、回路基板7側に吸気口56を、遠心ファン53の側方に排気口57を形成してある収容体50を有する。これにより、遠心ファン53の軸心方向の寸法を小さくすることで送風装置100の薄型化が図られる。また、回路基板7は、送風機5に対面する部分以外に回路部品73,74が配してあるので、回路基板7と送風機5との間の隙間で形成される上流側通流路31における空気抵抗が小さく送風機5による送風効率が良くなる。
また、本実施形態においては、送風機5の排気口57は、軸心方向の開口幅よりも軸心方向に交差する方向の開口幅が広い。即ち、開口縁部57c及び57d間の距離よりも、開口縁部57a及び57b間の距離が広くしてある。下流側通流路33a,33bは、排気口57の軸心方向における開口縁部57c及び57dから回路基板7に沿って延在し、その壁面を対向配置した流路壁21及び22、排気口57の軸心方向に交差する方向における開口縁部57a及び57bから回路基板7に沿って延在し、流路壁21及び22の側端部に連なる流路側壁23及び24とで形成する。これにより、回路基板7に沿って下流側通流路33a,33bが形成されており、回路基板7の基板面に直交する方向の送風装置100の厚みが薄くなる。また、送風装置100の薄型化を図るために、送風機5の軸心方向の寸法を小さくした場合にも、送風機5の排気口57は軸心方向の開口幅よりも軸心方向に交差する方向の開口幅が広い形状としてあり、開口面積を広くして空気抵抗を減らし、送風機5による送風効率が良好となる。
また、本実施形態においては、下流側通流路33bの途中部に、軸心方向に交差する方向の風向を規制する風向規制板25が設けてある。風向規制板25は、遠心ファン53の羽根55の周縁部が排気口57から離反していく側の流路側壁24に寄せて配置してある。送風機5の排気口57は軸心方向の開口幅よりも軸心方向に交差する方向の開口幅が広い形状としてあるため、遠心ファン53の羽根55の周縁部が排気口57に接近してくる側(開口縁部57a側)に対し、排気口から離反していく側(開口縁部57b側)で空気の流速が低下する傾向にある。遠心ファン53の羽根55の周縁部が排気口57から離反していく側に風向規制版25を設けることで、空気の流速の低下が抑制される。
また、本実施形態においては、バッテリ4は例えば角型等の平板状をなし、保護回路を収容した突起部4aを回路基板7側に有し、回路基板7は突起部4aに対面する箇所を切欠いた切欠部70を有している。これにより、バッテリ4に突起部4aがある場合でも、回路基板7側の切欠部70に突起部4aを嵌めることで、突起部4aによる送風装置100の厚みの増加が抑制される。
また、本実施の形態においては、帯電粒子として水分子が凝集したイオンを発生させる形態を示したが、この形態に限られることなく、送風装置100が帯電水粒子等の帯電粒子を発生させる形態であってもよい。
なお、本発明は、本実施の形態だけに限ることなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲及びそれと均等な範囲に及ぶものとする。
1 ハウジング
11a 吸込口
12a,12b 吹出口
21,22 流路壁
23,24 流路側壁
25 風向規制板(規制板)
31 上流側通流路(隙間)
33a,33b 下流側通流路(通流路)
4 バッテリ
4a 突起部
5 送風機
50 収容体
53 遠心ファン
56 吸気口
57 排気口
6 イオン発生器(帯電粒子発生器)
7 回路基板
73,74 回路部品(表面実装部品)

Claims (5)

  1. 空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに収容されている送風機と、
    該送風機によって前記吸込口から吸い込まれた空気を前記吹出口へ通流する通流路と、
    帯電粒子を発生させて前記通流路へ放出する帯電粒子発生器とを備え、
    前記帯電粒子発生器が発生した帯電粒子を空気とともに前記吹出口から吹き出す送風装置において、
    前記送風機及び前記帯電粒子発生器を駆動する電気回路を構成する表面実装部品を実装した回路基板と、
    前記電気回路へ電力を供給するバッテリと
    を備え、
    前記回路基板の一面側に前記バッテリを、他面側に前記送風機を配してあり、
    前記表面実装部品は、前記バッテリに対面する部分以外に実装してあり、
    前記回路基板と前記送風機との間に隙間を設けてあり、
    前記送風機は、前記基板面に交差する方向を軸心方向とする遠心ファン、及び該遠心ファンを収容し、前記回路基板側に吸気口を、前記遠心ファンの側方に排気口を形成してある収容体を有す
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記表面実装部品は、前記バッテリ及び前記送風機に対面する部分以外に実装してあることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記排気口は、前記軸心方向の開口幅よりも該軸心方向に交差する方向の開口幅が広く、
    前記通流路は、前記排気口の前記軸心方向における両周縁部から前記回路基板に沿って延在するように対向配置された二つの流路壁と、前記排気口の前記軸心方向に交差する方向における両周縁部から前記回路基板に沿って延在しており、前記流路壁の側端部に連なる二つの流路側壁とで形成された下流側通流路を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の送風装置。
  4. 前記下流側通流路の途中部に、前記軸心方向に交差する方向の風向を規制する規制板が設けてあり、
    該規制板は、前記遠心ファンの羽根の外周縁部が回転に応じて前記排気口から離反していく側の前記流路側壁に寄せて配置してある
    ことを特徴とする請求項に記載の送風装置。
  5. 前記バッテリは平板状をなし、保護回路を収容した突起部を前記回路基板側に有し、
    前記回路基板は前記突起部に対面する箇所を切欠いてある
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つに記載の送風装置。
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