JP2004100998A - 空気調整装置 - Google Patents

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Shunichiro Kinoshita
木下 俊一郎
Toshiaki Yamada
山田 敏章
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Abstract

【課題】正負両イオンを発生させることにより、殺菌効果を高め、これらのイオンを空気中に放出することで空気清浄機能の強化を図る。
【解決手段】本体2にイオン発生素子41と送風機51とを設ける。送風機51は、装置外部から吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に略垂直方向から供給する。イオン発生素子41は、上記放電面での放電により、正負両イオンを発生させ、上記放電面に沿った方向にイオンを放出する。このとき、イオン発生素子41は、装置の除菌モードとリラックスモードとで、正負両イオンの発生量を調整する。本体2の一対向面には、送出口10がそれぞれ設けられており、上記放電面にて発生したイオンは各送出口10を介して装置外部に送出される。本体2には、使用者のニーズに応じて交換可能なフロントパネル3が取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イオンの放出により空気を清浄化する空気調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、手軽に持ち運べる小型の空気清浄機が開発されている(例えば、特許文献1参照)。図16は、この空気清浄機の構成を示している。8kVの直流電力供給源である高電圧回路部101に、針状のエミッタ・ポイント102が取り付けられている。9V電池103によって高電圧回路部101が駆動されると、エミッタ・ポイント102の周りにコロナ放電が発生し、それによって空気がイオン化され、オゾンおよび電子の衝突による分解により、病原菌や汚染物質が破壊される。そして、空気の微粒子が、接地電極に設定された金属製のグリッド104に引き付けられ、清浄化された大量の空気が外部へ送り出される。これによって、快適な生活環境を提供することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−180139号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の空気清浄機では、高電圧回路部101によって直流電力をエミッタ・ポイント102に供給するようになっているため、エミッタ・ポイント102の電位は常に正か負の一方となる。したがって、エミッタ・ポイント102の周囲で発生する空気イオンの極性も正か負のいずれかとなる。特に、この公報の空気清浄機では、負極性の電力をエミッタ・ポイント102に供給して、負イオンを大量に発生させるようにしている。
【0005】
空気中に発生させたイオンが充分な殺菌作用を発揮するためには、正負両方の極性のイオンを発生させる必要があることが実験により裏付けられている。しかしながら、この公報に掲載された空気清浄機では、上記の通り、負イオンが大量に生成することになるため、思うような殺菌効果(空気清浄効果)が得られないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、正負両イオンを発生させることにより、殺菌効果を高め、これらのイオンを空気中に放出することで空気清浄機能の強化を図った空気調整装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気調整装置によれば、イオン発生素子が正負両イオンを発生させ、これらを空気中に放出すると、上記正負両イオンは、空気中の浮遊細菌の表面に付着して化学反応を起こす。なお、上記の浮遊細菌としては、例えばサルモネラ菌や大腸菌などの細菌類や、インフルエンザウィルス、コクサッキーウィルスなどのウィルス類などが考えられる。この結果、浮遊細菌の表面にて、上記正負両イオンに起因して、活性種である過酸化水素(H)や水酸基ラジカル(・OH)が生成される。
【0008】
これらの活性種は極めて強力な活性を示すため、これら活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊される。したがって、上記正負両イオンに起因して得られる上記活性種の作用により、効率的に空気中の浮遊細菌を不活化することができる。なお、上記の不活化とは、上記浮遊細菌に対する殺菌、除菌、滅菌作用や、ウィルス類の分解・除去作用を言う。
【0009】
また、上記の化学反応は、空気中の有害物質表面でも同様に生じ、化学反応によって生じた活性種が、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質を、酸化若しくは分解して、二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換する。これにより、空気中の有害物質を実質的に除去して無害化することができる。
【0010】
また、本発明の空気調整装置を卓上型で構成したときには、装置の周囲(例えば装置の前方約1mの範囲内)において、上述した浮遊細菌の不活化の効果や有害物質の除去効果を得ることができる。つまり、そのような効果を、部屋全体ではなく、必要とする箇所において効率的に得ることができる。これは、本発明の空気調整装置を壁掛け型、吊り下げ型などで構成した場合でも同様に得られる効果である。
【0011】
また、本発明の空気調整装置は、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子の放電面に略垂直方向から供給し、(正負両方の)イオンを含んだ空気が放電面に対して略水平方向に吹き出される構成であってもよい。この場合は、上述の効果に加え、放電時に発生する放電音を効果的に低減することができるとともに、放電面への空気の供給経路と、放電面にて発生したイオンの送出経路とが完全に分離され、放電面への空気の供給と装置外部へのイオンの送出とを効率よく行うことができる。
【0012】
また、本発明の空気調整装置は、上記の空気調整装置において、装置を卓上に載置する載置手段(例えばスタンド、支持部材)、装置を壁に掛けるための壁掛手段(例えば支持棒)、装置を天井から吊り下げるための吊下手段(例えば吊り紐)のいずれかをさらに備えている構成であってもよい。これにより、本発明の空気調整装置を、部屋の構造や使用形態などに応じて自由に使用することができる。
【0013】
また、本発明の空気調整装置は、装置の前面側に設けたフロントパネルの外側を介して(正負両方の)イオンを含んだ空気が装置前方に吹き出される構成であってもよい。この場合は、装置の前方にいる使用者に直接イオンを含んだ空気を当てることなく、上述の浮遊細菌の不活化の効果や、有害物質の除去効果等を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば以下の通りである。図1は、本発明の空気調整装置1の概略の構成を示す分解斜視図である。図2(a)は、空気調整装置1の前方側から見たときの外観を示す斜視図であり、図2(b)は、空気調整装置1の正面図である。図3(a)は、空気調整装置1の右側面側から見たときの斜視図であり、図3(b)は、空気調整装置1の後方側から見たときの斜視図である。
【0015】
図2(a)(b)および図3(a)(b)に示すように、本発明の空気調整装置1は、本体2と、本体2の前面に設けられるフロントパネル3とを有して構成されている。
【0016】
本体2は、後述するイオン発生素子41(図1参照)を有しており、イオン発生素子41にて発生する正負両イオンを装置外部に放出ことにより、空気調整、すなわち、装置周囲の空気中の浮遊細菌の不活化および/または有害物質の分解・除去を行う。本体2は、フロントパネル3を付けた状態、あるいは、フロントパネル3を取り外した状態で、金属製のスタンド4(載置手段)にて卓上で支持されるようになっている。
【0017】
フロントパネル3は、本実施形態では、写真を飾ることのできるフォトフレームで構成されている。つまり、フロントパネル3は、図1に示すように、写真を挟むことのできる2枚の透明ガラス板3a・3bで構成されている。これにより、空気調整装置1が空気調整の役割以外にもフォトスタンドとしての役割も兼ねることになる。また、フロントパネル3が装置の装飾機能を果たすことにもなるため、部屋のインテリア効果を高めることができるという利点もある。
【0018】
このフロントパネル3は、本体2に対して着脱自在であり、工具を使用せずに緩めたり締めたりできる形態の特殊ネジ5で本体2に上下2箇所で固定されている。なお、フロントパネル3の本体2に対する固定位置および固定の方法はこれに限定されるわけではない。
【0019】
また、本実施形態では、フロントパネル3は、本体2における接触面よりも大きいパネル面積となる形状で形成されている。これにより、空気調整装置1を正面から見た場合に、フロントパネル3によって本体2が隠れるため、相手に本体2の存在を悟られることなく、本体2による装置周囲の空気調整を行うことができる。なお、フロントパネル3の大きさは、これに限定されるわけではなく、本体2との接触面と同等もしくは小さいパネル面積となる大きさであってもよい。
【0020】
次に、上記した本体2について、主に、図1および図4に基づいてさらに詳細に説明する。図4は、フロントパネル3を取り外した状態の本体2の外観を示す斜視図である。
【0021】
本体2は、この本体2を前後2つに分割する筐体前部2aと筐体後部2bとが貼り合わされて構成されている。筐体前部2aおよび筐体後部2bは、例えばPC(polycarbonate)、ABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)などの樹脂で形成されている。筐体後部2bには、筐体前部2aに比べて奥行きを持たせている。
【0022】
ここで、図5(a)は、筐体前部2aの概略の構成を示す平面図であり、図5(b)は、図5(a)の筐体前部2aにおけるA−A´線矢視断面図である。また、図6(a)は、図6(b)の筐体後部2bにおけるB−B´線矢視断面図であり、図6(b)は、筐体後部2bの概略の構成を示す平面図である。
【0023】
これらの図に示すように、筐体前部2aおよび筐体後部2bの内部の4隅には、それぞれの先端に凹部または凸部が形成された凸状の位置決め固定部6・7が形成されており、貼り合わせ時には、位置決め固定部6・7の先端同士が互いに嵌合することで、筐体前部2aと筐体後部2bとが位置ずれすることなく貼り合わされる。したがって、固定用金具(例えばビス)を用いることなく、筐体前部2aと筐体後部2bとを容易に貼り合わせることができ、また、その分離も容易に行うことができる。
【0024】
また、筐体前部2aおよび筐体後部2bの縁、つまり、貼り合わせ面は、互いに凹凸状態となって嵌合するような形状で形成されており、筐体前部2aと筐体後部2bとの貼り合わせによる固定を、より確実なものとしている。なお、筐体前部2aと筐体後部2bとをビス等で止める構成としても、勿論構わない。
【0025】
また、図1および図4に示すように、筐体前部2aの上面および下面には、上面および下面から本体外側に向かって突出するように、係止部8がそれぞれ設けられている。この係止部8は、フロントパネル3の係止用の貫通穴8aを有している。上記した特殊ネジ5をフロントパネル3に設けられた貫通穴3c・3dと、筐体前部2aの係止部8の貫通穴8aとに挿入し、ナット9で固定することで、フロントパネル3を本体2に取り付けることができる。
【0026】
筐体後部2bの左右の各側面、すなわち、本体2における一対向面には、本体2内で発生したイオンを装置外部に送出するための送出口10がそれぞれ設けられている。各送出口10は、縦方向(筐体後部2bの上面および下面に垂直な方向)にスリット形状で形成されている。なお、送出口10の位置は、筐体後部2bの各側面に限定されるわけではなく、例えば筐体後部2bの上面であっても構わない。また、各送出口10は、横方向のスリット形状であっても構わない。
【0027】
このように、各送出口10を一対向面にそれぞれ設けることにより、正負両イオンを各送出口10を介して装置外部に放出したときに、装置周囲の空気調整を効率よく行うことができる。
【0028】
また、各送出口10を、本体2(筐体後部2b)におけるフロントパネル3の取り付け面とは異なる面に形成することにより、装置の前方(フロントパネル3に対して本体2とは反対側の方向)にいる使用者に直接イオンを含んだ空気が当たることなく、装置周囲の空気を調整することができる。
【0029】
このことから、本発明の空気調整装置1は、装置の前面側に設けたフロントパネル3の外側を介して正負両イオンを含んだ空気が装置前方に吹き出される構成であるとも言える。
【0030】
また、図1に示すように、筐体後部2の背面下方位置には、装置内に空気を吸引するための吸引口11が設けられている。つまり、本実施形態では、各送出口10と吸引口11とは、本体2の異なる面にそれぞれ設けられている。これにより、各送出口10から送出されたイオンが直接吸引口11に吸引されるようなことがなく、本体2から送出されるイオンを装置周囲に確実に拡散させることができる。
【0031】
また、筐体後部2bの背面には、上記の吸引口11を装置外側から覆うように、取り外し自在のフィルタ12が取り付けられている。これにより、装置外部から空気を吸引する際に、空気中のほこりや塵がフィルタ12にて除去されるようになっている。このフィルタ12は、吸引口11よりも一回り大きく筐体後部2bに形成された凹部13に嵌められている。なお、このフィルタ12に脱臭作用を持たせても勿論構わない。
【0032】
さらに、筐体後部2bの背面の吸引口11よりも下方位置には、スタンド4を取り付けるためのスタンド取り付け穴(図示せず)が設けられている。
【0033】
一方、筐体後部2bの上面には、装置の運転操作を行うための操作部14が設けられている。この操作部14は、装置の駆動をON/OFFするための操作ボタン15と、装置の駆動状態を表示する表示部16とで構成されている。
【0034】
また、本実施形態では、操作部14のデザイン性を重視して、操作ボタン15と表示部16とは、その断面形状が同一(例えば断面が逆ホームベース型)で、かつ、連続的につながるような形状で形成されている。これにより、操作部14の視認性がよくなり、操作部14全体の完成度を向上させることができ、また、操作もしやすくなる。操作ボタン15および表示部16は、それらの先端が筐体後部2bの上面に設けられた開口部17から突出するように設けられている。
【0035】
なお、本実施形態では、表示部16は、その長手方向の長さが操作ボタン15のそれよりも長くなるように形成されているが、これに限定されるわけではない。また、操作ボタン15は、ソフトタッチ式のボタンであっても構わない。
【0036】
なお、図1では、筐体後部2bを、その上面を取り外した形で図示しているが、これはあくまでも操作部14の説明の便宜のためであり、本実施形態では、筐体後部2bの上面は、筐体後部2bの側面や背面と一体化されている。しかし、筐体後部2bを、その上面を取り外せる構成としても勿論構わない。
【0037】
次に、本体2の内部構成の詳細について、図1、図5(a)(b)、図6(a)(b)および図7に基づいて説明する。図7は、本体2の内部の詳細な構成を示す斜視図であり、本体2から筐体前部2aを取り外した状態を示している。
【0038】
本体2の内部には、表示基板31と、イオン発生素子41と、送風機(吸引手段)51と、制御基板61と、図示しない電源手段とが設けられている。上記電源手段は、本体2の各部を駆動するために各部にDC電源を供給するものであり、部屋内のACコンセントとACアダプタを介して接続されている。
【0039】
なお、上記電源手段を電池や充電池、ソーラーバッテリ等で構成することも勿論可能である。この場合は、装置の持ち運びが自由にでき、また、コードの長さ等による設置位置の制約もなくなる。
【0040】
表示基板31は、本体2内部の上面側に設けられており、制御基板61は、本体2内部の下面側に設けられている。そして、イオン発生素子41が表示基板31と制御基板61との間であって、表示基板31の近傍に設けられており、送風機51がイオン発生素子41と制御基板61との間の略中間位置に設けられている。
【0041】
また、表示基板31と制御基板61とは、平板状のフラットケーブル71(図7参照)を介して電気的に接続されている。このフラットケーブル71は、送風機51を避けるようにして表示基板31と制御基板61とを機械的に、かつ、直線的に接続する役目も果たすため、表示基板31および制御基板61の上下方向(基板面に垂直方向)の動きをより抑えることができる。なお、フラットケーブル71の代わりに、表示基板31と制御基板61とを単に電気的に接続するだけのフレキシブルプリント基板を用いても構わない。
【0042】
次に、上記した表示基板31、イオン発生素子41、送風機51および制御基板61の詳細について、以下、順に説明する。
【0043】
まず、表示基板31の詳細について説明する。
表示基板31は、装置の運転状態に応じた表示を行うように表示部16を制御する回路基板である。この表示基板31上には、図1に示すように、運転スイッチ32と、発光ダイオード33と、複数の接続端子とが形成されている。
【0044】
運転スイッチ32は、装置の運転のON/OFFを切り替えるものであり、その切り替えは、操作部14の操作ボタン15の押圧により行われる。運転スイッチ32の切り替え信号は、フラットケーブル71を介して制御基板61に送られる。
【0045】
発光ダイオード33は、装置の運転モードに対応する色を発光するものであり、本実施形態では、青色と緑色とを発光する複数の発光ダイオードで構成されている。なお、発光色はこれらの色に限定されるわけではない。操作部14の表示部16は、発光ダイオード33の表面を覆うカバーの役目を果たしており、それゆえ、この表示部16を介して発光ダイオード33の発光色を認識することで、使用者は装置の運転モードを容易に把握することが可能である。
【0046】
例えば、装置が除菌モードで運転する場合に青色の発光ダイオード33が点灯し、装置がリフレッシュモードで運転する場合に緑色の発光ダイオード33が点灯するように表示基板31の回路を構成すれば、使用者は、装置の運転状態(駆動状態)が除菌モードかリフレッシュモードかを表示部16の表示色を認識して容易に把握することができる。
【0047】
なお、上記の除菌モードとは、空気中の浮遊細菌を不活化させたり、有害物質を除去すべく、イオン発生素子41から正負ほぼ同量のイオンを発生させて装置外部に放出する運転モードをいい、上記のリフレッシュモードとは、装置の使用者や装置の周囲にいる人をリラックスさせるべく、イオン発生素子41から主に負イオンを発生させて装置外部に放出する運転モードをいう。
【0048】
上記構成の表示基板31は、本体2内では、筐体前部2aおよび筐体後部2bに設けられた表示基板支持部18・19(図5(a)、図6(b)参照)にて支持されている。表示基板支持部18・19は、それぞれ筐体前部2aおよび筐体後部2bの内面から突出した断面U字型の立壁であり、その凹部に表示基板31が挿入されることにより、表示基板31が支持、固定される。なお、筐体後部2bに係止片とネジ穴とを設けておき、これに表示基板31をネジ止めする構成であっても構わない。
【0049】
次に、イオン発生素子41について説明する。
図8は、イオン発生素子41の放電面側から見たときの概略の構成を示す透視斜視図である。イオン発生素子41は、放電面での放電により正負両イオンを放出するものであり、箱型の本体42に、誘電体43と、内部電極44と、外部電極45と、高圧パルス駆動回路46と、リード線47とを有して構成されている。
【0050】
本体42の一面には、矩形の開口部42aが形成されており、誘電体43は、この開口部42aの設けられた本体42の面と面一となるように設けられている。また、誘電体43の一対向面には、板状の内部電極44と網状の外部電極45とがそれぞれ形成されており、開口部42aから外部電極45が露出するように、誘電体43が本体42に設けられている。高圧パルス駆動回路46は、リード線47を介して内部電極44と外部電極45とに接続されている。また、高圧パルス駆動回路46は、上記の電源手段と、本体42の外側に形成された接続端子を介して接続されている。
【0051】
この構成により、高圧パルス駆動回路46を駆動すると、内部電極44と外部電極45との間に正電圧と負電圧からなる高圧パルス電圧が印加され、プラズマ放電が起こる。これによって外部電極45の周辺の空気がイオン化され、例えばH(HO)(mは任意の自然数)からなる正イオンと、例えばO (HO)(nは任意の自然数)からなる負イオンとがほぼ同数発生するようになる。よって、上記の放電面とは、本体42における外部電極45側の面を指している。
【0052】
なお、内部電極44を接地し、外部電極45のみに高圧パルス駆動回路46が高圧パルス電圧を印加する構成としても構わない。
【0053】
ここで、装置の除菌モードとリラックスモードとでは、イオン発生素子41の動作は異なっている。より具体的には、イオン発生素子41は、装置の運転モードに応じて、正イオンと負イオンとの発生量を調整している。この点について説明すると以下の通りである。なお、ここでは、説明の理解を容易にするために、内部電極44を接地し、外部電極45に高圧パルス電圧を印加する構成とした場合について説明する。
【0054】
図9(a)(b)は、高圧パルス駆動回路46が出力する高圧パルスの波形を示している。除菌モードの場合、イオン発生素子41の高圧パルス駆動回路46は、図9(a)に示すように、正電圧と負電圧とが同じ印加期間で交互に繰り返されるような高圧パルスを外部電極45に印加する。これにより、内部電極44と外部電極45との間でのプラズマ放電により、イオン発生素子41から正負ほぼ同量のイオンが放出される。
【0055】
一方、リラックスモードの場合、高圧パルス駆動回路46は、図9(b)に示すように、正電圧よりも負電圧のほうが長い印加期間で正負両電圧が交互に繰り返されるような高圧パルスを外部電極45に印加する。これにより、内部電極44と外部電極45との間でのプラズマ放電により、イオン発生素子41から正イオンよりも量の多い負イオンが放出される。
【0056】
なお、イオン発生素子41に直流電圧印加回路をさらに設け、リラックスモードの場合には、直流電圧印加回路から外部電極45に負の直流高電圧を印加して、負イオンのみをイオン発生素子41から発生させる構成としても構わない。この場合は、負イオンの放出によるリラックス効果をさらに高めることができる。
【0057】
上記構成のイオン発生素子41は、放電面が送風機51と対向するように本体2内に収容される。そして、本体2内部では、筐体後部2bの内部側面に設けられたリブ20(図7参照)により、イオン発生素子41の短手方向の側面が支持されるとともに、筐体後部2bの内部背面側に設けられたリブ21(図6(b)参照)により、イオン発生素子41の長手方向の側面が支持される。リブ21は、筐体後部2bの背面に対して垂直方向から見て略コ字状で形成されている。
【0058】
次に、送風機51について説明する。
送風機51は、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に供給するものであり、図7に示すように、ケーシング52と、図示しないDCモータおよびターボファンとを有して構成されている。
【0059】
ケーシング52は、一面を開放された送出口53と、本体2の吸引口11を介して装置外部からの空気を吸引するための吸引口(図示せず)とを有しており、平面視でインボリュート曲線のような形状をしている。送出口53は、イオン発生素子41および送風機51を本体2内に収容したときに、イオン発生素子41の放電面と略対向した位置となるように、ケーシング52に形成されている。これにより、送風機51によって装置外部から吸引した空気が、送出口53を介して、イオン発生素子41の放電面に対して略垂直に当たるようになっている。
【0060】
なお、ケーシング52は、上述したように平面視でインボリュート曲線のような形状をしているため、送風機51を筐体後部2bに収容したときに、送出口53は、筐体後部2bの一対向面に設けられた各送出口10のうち、どちらか一方の送出口10に近寄る位置となる。
【0061】
DCモータは、上記の電源手段によって駆動されるものであり、ケーシング52の中央に埋め込まれている。これにより、送風機51自体を薄く構成することができる。ターボファンは、DCモータによって高速回転することで、本体2の吸引口11およびケーシング52の吸引口を介して装置外部の空気を吸引するとともに、吸引した空気を送出口53を介してイオン発生素子41に供給する役目を果たす。
【0062】
上記構成の送風機51は、送風機51と略同形状で筐体後部2bに形成された立壁22(図6(b)参照)内に嵌め込まれることにより、本体2内に収容される。このとき、送出口53がイオン発生素子41の放電面と対向し、かつ、ケーシング52の吸引口が筐体後部2bの吸引口11と対向するように、送風機51が本体2内に収容される。また、本体2内では、DCモータは、筐体前部2aに設けられた複数のモータ押え部23(図5(a)参照)により筐体後部2b方向に押さえられており、本体2内では安定して配置される。
【0063】
また、イオン発生素子41および送風機51を本体2内に収容したときには、イオン発生素子41と送風機51との間には、所定の空間が形成されるようになっている。これにより、送風機51からイオン発生素子41に空気が供給されると、イオン発生素子41にて発生したイオンは、イオン発生素子41の放電面に沿って略水平方向に流れ、本体2の各送出口10から装置外部に放出される。このことにより、放電音が低減される。
【0064】
また、筐体後部2bには、図7に示すように、イオン発生素子41の放電面にて発生したイオンが各送出口10から略同量で送出されるように、上記イオンの流れを規制する規制部(規制手段)26が設けられている。その理由は、以下の通りである。
【0065】
上述したように、送風機51を筐体後部2bに収容したときには、送風機51の送出口53は、ケーシング52の形状が原因で、筐体後部2bの一対向面に設けられた各送出口10のどちらか一方に近寄った位置となるため、送風機51の送出口53からイオン発生素子41の放電面に空気が吹き付けられると、上記放電面にて発生したイオンは、送風機51の送出口53が近寄っている方の、筐体後部2b側面の送出口10から多く送出されることになる。
【0066】
そこで、筐体後部2bにおいて、イオンが多く放出される方の送出口10の近くに規制部26を形成し、一方の上記送出口10に流れるイオンの量を規制することで、イオン発生素子41にて発生するイオンを、両方の送出口10から略同量で放出させることができる。これにより、各送出口10からイオンがバランスよく装置外部に放出されるので、装置周囲を効率よく快適化することができ、装置周囲の快適度向上を図ることができる。
【0067】
この規制部26の形状、大きさ、配置位置は、送風機51がイオン発生素子41に供給する空気の量(風量)および風速、送出口53の大きさおよび形成位置、イオン発生素子41の放電面の大きさおよび形成位置等により異なるが、それらを十分勘案した上で、イオン発生素子41の放電面にて発生したイオンが各送出口10から略同量で送出されるように、規制部26の形状、大きさ、配置位置を適宜設定すればよい。
【0068】
次に、制御基板61について説明する。
制御基板61は、本体2内の各部の動作を制御するものであり、運転モード切り替え回路、イオン発生素子41の制御回路、送風機51のDCモータの制御回路などを備えている。
【0069】
運転モード切り替え回路は、操作ボタン15の押圧に伴って装置の運転モードを切り替える回路である。例えば、操作ボタン15を1回押すごとに、運転モード切り替え回路は、装置の運転モードを、除菌モード、リラックスモード、除菌間欠モード、リラックス間欠モード、停止モードの順に切り替える。
【0070】
イオン発生素子41の制御回路は、運転モード切り替え回路にて把握された装置の運転モードに応じてイオン発生素子41の駆動を制御する回路である。より具体的には、イオン発生素子41の制御回路は、装置が除菌モードのときには、イオン発生素子41にて正負両イオンが放出されるように、装置がリラックスモードのときには、イオン発生素子41にて主に負イオンが放出されるように、イオン発生素子41の高圧パルス駆動回路46を駆動させる。
【0071】
また、イオン発生素子41の制御回路は、装置が停止モードのときには、上記高圧パルス駆動回路46の駆動を停止させて、イオン発生素子41からのイオンの発生を停止させる。さらに、イオン発生素子41の制御回路は、装置が除菌間欠モードのときには、除菌モードと停止モードとが交互に行われるように、装置がリラックス間欠モードのときには、リラックスモードと停止モードとが交互に行われるように、イオン発生素子41の高圧パルス駆動回路46を駆動させる。
【0072】
送風機51のDCモータの制御回路は、運転モード切り替え回路にて把握された装置の運転モードに応じて、送風機51のDCモータの駆動を制御する回路である。より具体的には、DCモータの制御回路は、装置が除菌モードおよびリラックスモードのときにはDCモータを回転させ、装置が停止モードのときにはDCモータを停止させる。また、DCモータの制御回路は、装置が除菌間欠モードのときには、交互に行われる除菌モードと停止モードとに合わせて、DCモータを回転および停止させ、装置がリラックス間欠モードのときには、交互に行われるリラックスモードと停止モードとに合わせて、DCモータを回転および停止させる。
【0073】
この制御基板61は、本体2内では、筐体前部2aおよび筐体後部2bに設けられた制御基板支持部24・25(図5(a)(b)、図6(b)参照)にて支持されている。制御基板支持部24・25は、それぞれ筐体前部2aおよび筐体後部2bの内面から突出した断面U字型の立壁であり、その凹部に制御基板61が挿入されることにより、制御基板61が支持、固定される。なお、筐体後部2bに係止片とネジ穴とを設けておき、これに制御基板61をネジ止めする構成であっても構わない。
【0074】
以上のように、本体2の複数の分離筐体である筐体前部2aおよび筐体後部2bの内面には、本体2内に収容される各構成部品、すなわち、表示基板31、イオン発生素子41、送風機51および制御基板61を係止し、筐体前部2aと筐体後部2bとの貼り合わせによって各構成部品を本体2内で押さえて固定する部品固定部が形成されている。本実施形態の例で言えば、上記部品固定部は、表示基板支持部18・19、リブ20・21、立壁22、モータ押え部23、制御基板支持部24・25である。これにより、筐体前部2aと筐体後部2bとを貼り合わせたときに、上記した各構成部品を本体2内で安定して収容することができる。また、ネジを使用せずに各構成部品を本体2内で固定して、装置を組み立てることができ、装置分解時の部品不良の発生も抑えることができる。さらには、装置のメンテナンスも容易となる。
【0075】
また、本体2内には、図10に示すように、イオン発生素子41にて発生され、筐体後部2bの左右の側面(一対向面)に形成された各送出口10から送出されるイオンの送出方向を調整するルーバー(送出方向調整手段)27が設けられている。図10は、本体2の上面(または下面)に水平な面で空気調整装置1を切ったときの、空気調整装置1の断面図である。このルーバー27は、複数の羽を有しており、操作部14での操作により自動で、もしくは手動により、各羽を上下または左右に傾けることができる構成となっている。
【0076】
なお、本体2において、フロントパネル3の取り付け側が前、空気吸引側が後とすると、同図では、ルーバー27の各羽がイオン送出方向を前後方向にのみ調整できるような図示の仕方となっているが、実際は、これに加えて上下方向(放電面に対して垂直方向)にも調整できる構成となっている。
【0077】
また、手動で各羽を傾ける構成の場合は、本体2の各送出口10の例えば上方または下方位置に、ルーバー27の各羽の傾きを調整するための連通棒を装置外部に導くための開口を形成しておき、この連通棒を装置外部で操作することで、各羽の傾きを上下左右に調整することが可能である。
【0078】
次に、空気調整装置1の組み立て方法の一例について、図1および図7に基づいて説明する。
【0079】
まず、筐体後部2bの所定の位置にイオン発生素子41および送風機51を挿入する。このとき、イオン発生素子41はリブ20・21(図6(b)参照)により支持され、送風機51は立壁22(図6(b)参照)により支持される。そして、筐体後部2bの背面のスタンド取り付け穴にスタンド4(図1参照)の一端を挿入し、筐体後部2bの内側からナットで固定する。
【0080】
続いて、表示基板31上に操作ボタン15および表示部16をかぶせるとともに、この表示基板31と制御基板61とにフラットケーブル71を取り付け、表示基板31と制御基板61とを筐体後部2bの所定位置に挿入する。このとき、表示基板31は、表示基板支持部18・19(図5(a)、図6(b)参照)により支持され、制御基板61は制御基板支持部24・25(図5(a)、図6(b)参照)により支持される。また、表示基板31と制御基板61とは、フラットケーブル71で機械的に接続されているので、表示基板31および制御基板61の上下方向の位置も固定される。
【0081】
そして、筐体後部2bと筐体前部2aとを貼り合わせて本体2を完成させ、最後に、フロントパネル3を本体2に取り付けることで、空気調整装置1が完成する。
【0082】
次に、本発明の空気調整装置1の運転動作について説明する。
本空気調整装置1では、使用者が操作ボタン15を1回押すごとに、除菌モード、リラックスモード、除菌間欠モード、リラックス間欠モード、停止モードの順に装置の運転モードが移り変わるようになっている。
【0083】
すなわち、使用者が操作ボタン15を1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信される。そして、制御基板61での制御により、イオン発生素子41および送風機51が通電され、イオン発生素子41は除菌モードで駆動されるとともに、送風機51のターボファンが回転する。これにより、イオン発生素子41では、例えばH(HO)(mは任意の自然数)からなる正イオンと、例えばO (HO)(nは任意の自然数)からなる負イオンとがほぼ同量で発生する。このとき、制御基板61は、フラットケーブル71を介して表示基板31に信号を送信し、表示基板31の青色の発光ダイオード33を点灯させる。
【0084】
一方、送風機51は、ターボファンの回転により、本体2の吸引口11および送風機51の吸引口を介して、装置外部から空気を吸引し、吸引した空気を送出口53からイオン発生素子41の放電面に略垂直方向から吹き当てる。これにより、イオン発生素子41にて発生した正負両イオンは、上記空気と混ざって上記放電面に沿って本体2の各送出口10の方向に流れる。そして、各送出口10付近に設けられたルーバー27により、上記の正負両イオンは、装置の前方約45度の角度で装置外部に放出される。
【0085】
続いて、使用者が操作ボタン15を再度1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信され、制御基板61での制御により、イオン発生素子41がリラックスモードで駆動される。これにより、イオン発生素子41では、主に負イオンが発生する。このとき、制御基板61は、フラットケーブル71を介して表示基板31に信号を送信し、表示基板31の緑色の発光ダイオード33を点灯させる。イオン発生素子41にて発生した負イオンは、送風機51によって吹き付けられる空気と混ざって上記放電面に沿って本体2の各送出口10の方向に流れ、ルーバー27によって制御された方向に各送出口10から放出される。
【0086】
次に、使用者が操作ボタン15を再度1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信され、制御基板61での制御により、イオン発生素子41が除菌間欠モードで駆動される。すなわち、イオン発生素子41は、一定期間(例えば1分)は除菌モードで駆動され、その後の一定期間(例えば1分)は停止状態となり、これらが交互に繰り返される。このとき、制御基板61は、フラットケーブル71を介して表示基板31に信号を送信し、表示基板31の青色の発光ダイオード33を点滅させる。
【0087】
イオン発生素子41にて発生した正負両イオンは、送風機51によって吹き付けられる空気と混ざって上記放電面に沿って本体2の各送出口10の方向に流れ、ルーバー27によって制御された方向に各送出口10から放出される。
【0088】
さらに、使用者が操作ボタン15を再度1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信され、制御基板61での制御により、イオン発生素子41がリラックス間欠モードで駆動される。すなわち、イオン発生素子41は、一定期間(例えば1分)はリラックスモードで駆動され、その後の一定期間(例えば1分)は停止状態となり、これらが交互に繰り返される。このとき、制御基板61は、フラットケーブル71を介して表示基板31に信号を送信し、表示基板31の緑色の発光ダイオード33を点滅させる。
【0089】
イオン発生素子41にて発生した正負両イオン(主に負イオン)は、送風機51によって吹き付けられる空気と混ざって上記放電面に沿って本体2の各送出口10の方向に流れ、ルーバー27によって制御された方向に各送出口10から放出される。
【0090】
そして、最後に、使用者が操作ボタン15を再度1回押すと、表示基板31からフラットケーブル71を介して制御基板61に信号が送信され、制御基板61での制御により、イオン発生素子41および送風機51への通電が解除され、イオン発生素子41および送風機51の駆動が停止されるとともに、表示基板31の発光ダイオード33が消灯する。
【0091】
以上のように、本発明の空気調整装置1によれば、イオン発生素子41が、例えばH(HO)(mは任意の自然数)からなる正イオンと、例えばO (HO)(nは任意の自然数)からなる負イオンとを発生させ、これら両イオンを装置外部の空気中に放出する。すると、これら両イオンが空気中の浮遊細菌の表面に付着し、以下の式(1)〜(3)に示す化学反応を起こす。その結果、正負両イオンに起因して、活性種である過酸化水素(H)または水酸基ラジカル(・OH)がそれぞれ生成される。なお、以下の式(1)〜式(3)において、m、m’、n、n’は任意の自然数である。
Figure 2004100998
【0092】
上記のHまたは・OHは、極めて強力な活性を示すため、これら活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊される。したがって、本発明のように正負両イオンを発生させることにより、効率的に空気中の浮遊細菌を、不活化、除去することができる。
【0093】
また、上記式(1)〜式(3)は、空気中の有害物質表面でも同様に生じ、活性種である過酸化水素(H)または水酸基ラジカル(・OH)が、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質を、酸化若しくは分解して、二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換する。これにより、空気中の有害物質を実質的に無害化することが可能である。
【0094】
また、正負両イオンには、インフルエンザウィルス、コクサッキーウィルスなどのウィルス類も不活化する働きがある。したがって、正負両イオンの発生により、これらウィルスを分解・除去して、ウィルスの混入による汚染を防止することができる。
【0095】
また、正負両イオンには、臭いの元となる分子を分解する働きがあることも確かめられている。したがって、正負両イオンの発生により、空間の脱臭を行うこともできる。
【0096】
また、本発明の空気調整装置1においては、イオン発生素子41は、放電面での放電により正負両イオンを発生させるとともに、装置の運転モードに応じて、正イオンと負イオンとの発生量を調整している。すなわち、イオン発生素子41は、装置が除菌モードの場合は、正負ほぼ同量のイオンを発生させる一方、装置がリラックスモードの場合は、正イオンよりも多い量の負イオンを発生させている。これにより、1台の空気調整装置1で、装置周囲の除菌効果と使用者のリラックス効果とを併せて得ることができる。
【0097】
また、本発明の空気調整装置1においては、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に供給する送風機51が設けられている。これにより、イオン発生素子41に供給される空気を、その放電面にて確実にイオン化することができる。また、イオン発生素子41の放電面に空気を吹き付けることによって、上記放電面に略平行な方向に空気(イオン)の流れを作ることができ、放電面にて発生したイオンをその空気の流れに乗せて本体2の外部へ導くことができる。
【0098】
このことから、本発明の空気調整装置1は、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に略垂直方向から供給し、正負両イオンを含んだ空気が放電面に対して略水平方向に吹き出される構成であると言える。
【0099】
このとき、送風機51は、吸引した空気をイオン発生素子41の放電面に対して略垂直方向から供給するので、放電時に発声する放電音は、放電面に対して略垂直方向(送風機51からイオン発生素子41への空気の供給方向とは逆方向)に伝達されることになり、上記放電面に沿った方向にはほとんど伝播されない。つまり、このことは、放電面にて発生したイオンの流れる方向には、放電音はほとんど伝播されないことを意味する。これにより、イオンの装置外部への放出とともに放電音が装置外部に漏れるのを抑えることができ、静音設計で快適な空間を創出することのできる空気調整装置1を提供することができる。
【0100】
また、本発明の空気調整装置1では、本体2の各送出口10から送出される正負両イオンの送出方向を調整するルーバー27が設けられているので、装置外部における所望の範囲に正負両イオンを放出することができる。例えば、筐体後部2bの側面に対してルーバー27の羽を前方45度に傾ければ、装置前方の半径約1メートルの範囲内に正負両イオンを放出することができる。これにより、その範囲内の空気中の浮遊細菌を効率的に不活化することができるとともに、その範囲内の空気中に含まれる有害物質を効率的に除去することができ、所望の範囲において快適な空間を効率的に創出することができる。
【0101】
この結果、部屋全体の空気の清浄化を目的とする装置に比べて、イオン発生素子41を小型化したり、DCモータも能力の小さい小型のもので構成することが可能となる。これにより、空気調整装置1自体を小型化することができ、また、持ち運びが便利な携帯型の空気調整装置1を提供することができる。
【0102】
また、ルーバー27の各羽の傾きを調節することで、本体2内で発生した正負両イオンを、装置外部の全方位に放出することができる。これにより、装置の使用者の位置や使用方法などに応じて、正負両イオンの放出方向を自由に設定することができ、装置の使用性が向上する。
【0103】
また、上記したルーバー27は、各羽の傾きを調整することで各送出口10を開状態にしたり閉状態にしたりすることができる。このように、ルーバー27が各送出口10を開閉する送出口開閉手段としても機能することにより、装置の運転時には、ルーバー27によって各送出口10を開状態にすることにより、本体2からイオンを装置周囲に放出することができる。一方、装置の非運転時には、ルーバー27によって各送出口10を閉状態にすることにより、装置外部の空気が送出口10を介して本体2内に侵入するのを防ぐことができる。これにより、空気中に含まれる有害物質等によって本体2内部が汚染されるのを防止することができ、本体2内部を常に清浄に保つことができる。
【0104】
なお、ルーバー27に送出方向調整手段としての機能のみを持たせ、別の送出口開閉手段をルーバー27とは別に設ける構成としても勿論構わない。
【0105】
ところで、本実施形態では、本体2にスタンド4(載置手段)を取り付けることで、卓上型の空気調整装置1を構成したが、図11に示すように、断面U字状の支持部材28(載置手段)を設け、この支持部材28の凹部28aに本体2を挿入することで、卓上型の空気調整装置1を構成しても構わない。
【0106】
また、本実施形態では、卓上型の空気調整装置1について説明したが、本発明の空気調整装置1は、この卓上型に限定されるわけではない。本発明の空気調整装置1は、例えば図12に示すように、本体2が支持部材29(壁掛手段)を介して壁に掛けられる壁掛け型の空気調整装置1であってもよいし、図13に示すように、本体が吊り紐30(吊下手段)によって部屋の天井から吊り下げられる吊り下げ型の空気調整装置1であってもよい。このように壁掛け型や吊り下げ型で空気調整装置1を構成しても、上述した本発明の効果を得ることができる。
【0107】
以上のことから、本発明の空気調整装置1は、装置を卓上に載置する載置手段(例えばスタンド4、支持部材28)、装置を壁に掛けるための壁掛手段(例えば支持部材29)、装置を天井から吊り下げるための吊下手段(例えば吊り紐30)のいずれかを備えている構成であるとも言える。
【0108】
また、本実施形態では、フロントパネル3をフォトフレームで構成した例について説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、図14に示すように、フロントパネル3を鏡面で構成するようにしてもよい。また、この他にも、フロントパネル3を、絵画、模様を施した化粧パネル、電子黒板、液晶表示装置(例えば時刻表示が可能なもの)、伝言板、ソーラーパネル、タッチパネルなどで構成してもよい。このように構成されるフロントパネル3を、装置の使用者のニーズに応じて互いに交換可能とすることにより、使用者のニーズ、さらには装置の用途に応じた商品展開が可能となる。つまり、フロントパネル3は、装置の使用者のニーズに応じて選択、使用できるものである。
【0109】
特に、フロントパネル3をソーラーパネルで構成した場合には、このソーラーパネルにて受電しながら、ソーラーパネルから本体2の各部に駆動電力を供給することができる。したがって、本体2に電池や充電池等の電源手段を設けたり、室内のACコンセントから電源をとる必要がない。その結果、本体2の軽量化、部品点数減少による本体2の小型化、ひいては、装置自体の軽量化、小型化を実現することができる。
【0110】
また、図15は、フロントパネル3をソーラーパネルで構成した空気調整装置1の側面図である。この構成の場合は、同図に示すように、フロントパネル3を本体2に対して回動可能に取り付けることが望ましい。この場合、装置の使用時には、フロントパネル3を任意の角度で開くことで、上方からの光を効率よく受光して電力を本体2に供給することができるので、装置を長時間安定して使用することができる。上記フロントパネル3を開く角度は、例えば空気調整装置1が卓上型、壁掛け型、吊り下げ型でそれぞれ異なり、また、部屋の中での空気調整装置1の位置により異なるので、装置の使用形態、使用位置に応じて、効率よく受電できるように適宜設定すればよい。
【0111】
また、フロントパネル3をタッチパネルで構成した場合には、このタッチパネルに操作ボタン15の機能を持たせることで、本体2に対して取り外し可能なフロントパネル3をリモコン代わりに用いることができ、装置から離れた位置でも、装置をON/OFFすることができる。ただし、この場合は、タッチパネルからの信号を受信するセンサを本体2に設ける必要がある。
【0112】
なお、本実施形態では、装置の運転モードとして、除菌モード、リラックスモード、除菌間欠モードおよびリラックス間欠モードを挙げたが、例えば、除菌モードとリラックスモードとを所定期間ずつ繰り返すような運転モードをさらに加えるようにしてもよい。
【0113】
【発明の効果】
本発明の空気調整装置によれば、イオン発生素子が発生する正負両イオンが装置外部に放出されたときに、これら正負両イオンが空気中の浮遊細菌の表面に付着したり、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの有害物質の表面に付着して化学反応を起こし、この結果、活性種である過酸化水素(H)または水酸基ラジカル(・OH)が生成される。これら活性種は極めて強力な活性を示すため、活性種の分解作用によって浮遊細菌が破壊され、また、上記有害物質は二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換される。したがって、正負両イオンに起因して発生する活性種の作用により、効率的に空気中の浮遊細菌を、不活化、除去することができるとともに、空気中の有害物質を実質的に無害化することができるという効果を奏する。
【0114】
また、本発明の空気調整装置を卓上型や壁掛け型、吊り下げ型で構成したときには、上述した浮遊細菌の不活化の効果や有害物質の除去効果等を、部屋全体ではなく、必要とする箇所において効率的に得ることができるという効果を奏する。
【0115】
また、本発明の空気調整装置は、装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子の放電面に略垂直方向から供給し、(正負両方の)イオンを含んだ空気が放電面に対して略水平方向に吹き出される構成である。それゆえ、上述の効果に加え、放電時に発生する放電音を効果的に低減することができるとともに、放電面への空気の供給と装置外部へのイオンの送出とを効率よく行うことができるという効果を奏する。
【0116】
また、本発明の空気調整装置は、上記の空気調整装置において、装置を卓上に載置する載置手段(例えばスタンド、支持部材)、装置を壁に掛けるための壁掛手段(例えば支持棒)、装置を天井から吊り下げるための吊下手段(例えば吊り紐)のいずれかをさらに備えている構成である。それゆえ、本発明の空気調整装置を、部屋の構造や使用形態などに応じて自由に使用することができるという効果を奏する。
【0117】
また、本発明の空気調整装置は、装置の前面側に設けたフロントパネルの外側を介して(正負両方の)イオンを含んだ空気が装置前方に吹き出される構成である。それゆえ、装置の前方にいる使用者に直接イオンを含んだ空気を当てることなく、上述の浮遊細菌の不活化の効果や、有害物質の除去効果等を得ることができるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る卓上型の空気調整装置の概略の構成を示す分解斜視図である。
【図2】(a)は、上記空気調整装置の前方側から見たときの外観を示す斜視図であり、(b)は、上記空気調整装置の正面図である。
【図3】(a)は、上記空気調整装置の右側面側から見たときの外観を示す斜視図であり、(b)は、上記空気調整装置の後方側から見たときの外観を示す斜視図である。
【図4】上記空気調整装置の本体の外観を示す斜視図である。
【図5】(a)は、上記本体を構成する筐体前部の概略の構成を示す平面図であり、(b)は、同図(a)の筐体前部におけるA−A´線矢視断面図である。
【図6】(a)は、上記本体を構成する同図(b)の筐体後部におけるB−B´線矢視断面図であり、(b)は、上記筐体後部の概略の構成を示す平面図である。
【図7】上記本体の内部の詳細な構成を示す斜視図である。
【図8】上記本体内部に収容されるイオン発生素子の概略の構成を示す斜視図である。
【図9】(a)は、装置が除菌モードで駆動される場合の、上記イオン発生素子の高圧パルス駆動回路が出力する高圧パルスの一例を示す波形図であり、(b)は、装置がリラックスモードで駆動される場合の上記高圧パルス駆動回路が出力する高圧パルスの一例を示す波形図である。
【図10】上記本体の上面(または下面)に水平な面で上記空気調整装置を切ったときの、当該空気調整装置の断面図である。
【図11】卓上型の上記空気調整装置の他の構成例を示す説明図である。
【図12】本発明の空気調整装置を壁掛け型で構成した場合の構成例を示す説明図である。
【図13】本発明の空気調整装置を吊り下げ型で構成した場合の構成例を示す説明図である。
【図14】卓上型の上記空気調整装置のフロントパネルを鏡面で構成した場合の当該空気調整装置の外観を示す斜視図である。
【図15】卓上型の上記空気調整装置のフロントパネルをソーラーパネルで構成した場合の当該空気調整装置の使用状態の一例を示す説明図である。
【図16】従来の携帯用空気清浄機の概略の構成を示す一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1  空気調整装置
2  本体
2a 筐体前部(分離筐体)
2b 筐体後部(分離筐体)
3  フロントパネル
4  スタンド(載置手段)
10  送出口
11  吸引口
15  操作ボタン
16  表示部
18  表示基板支持部(部品固定部)
19  表示基板支持部(部品固定部)
20  リブ(部品固定部)
21  リブ(部品固定部)
22  立壁(部品固定部)
23  モータ押え部(部品固定部)
24  制御基板支持部(部品固定部)
25  制御基板支持部(部品固定部)
26  規制部(規制手段)
27  ルーバー(送出方向調整手段、送出口開閉手段)
28  支持部材(載置手段)
29  支持部材(壁掛手段)
30  吊り紐(吊下手段)
41  イオン発生素子
51  送風機(吸引手段)

Claims (17)

  1. 卓上に載置される本体に、正負両イオンを発生させるイオン発生素子を備え、
    上記イオン発生素子は、上記正負両イオンを空気中に放出することを特徴とする空気調整装置。
  2. 壁に掛けられる本体に、正負両イオンを発生させるイオン発生素子を備え、
    上記イオン発生素子は、上記正負両イオンを空気中に放出することを特徴とする空気調整装置。
  3. 天井から吊り下げられる本体に、正負両イオンを発生させるイオン発生素子を備え、
    上記イオン発生素子は、上記正負両イオンを空気中に放出することを特徴とする空気調整装置。
  4. 上記イオン発生素子は、放電面での放電により正負両イオンを発生させるとともに、装置の運転モードに応じて、正イオンと負イオンとの発生量を調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の空気調整装置。
  5. 装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気を上記放電面に供給する吸引手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載の空気調整装置。
  6. 上記吸引手段は、吸引した空気を上記放電面に対して略垂直方向から供給することを特徴とする請求項5に記載の空気調整装置。
  7. 上記本体には、装置内に空気を吸引するための吸引口と、上記放電面にて発生したイオンを装置外部に送出するための送出口とが設けられており、
    上記吸引口と上記送出口とは、上記本体の異なる面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載の空気調整装置。
  8. 上記送出口は、上記本体の一対向面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項7に記載の空気調整装置。
  9. 上記放電面にて発生したイオンが上記各送出口から略同量で送出されるように、上記イオンの流れを規制する規制手段をさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載の空気調整装置。
  10. 上記送出口から送出されるイオンの送出方向を調整する送出方向調整手段をさらに備えていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の空気調整装置。
  11. 上記送出口を開閉する送出口開閉手段をさらに備えていることを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載の空気調整装置。
  12. 上記本体は、複数の分離筐体からなっており、
    各分離筐体は、収容される構成部品を係止するとともに、各分離筐体の貼り合わせによって上記構成部品を固定する部品固定部を有していることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の空気調整装置。
  13. 装置の駆動をON/OFFするための操作ボタンと、装置の駆動状態を表示する表示部とをさらに備えており、
    上記操作ボタンと上記表示部とは、断面が同一形状で、かつ、連続的につながるような形状で形成されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の空気調整装置。
  14. 使用者のニーズに応じて交換可能なフロントパネルをさらに備えていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の空気調整装置。
  15. 装置外部から空気を吸引するとともに、吸引した空気をイオン発生素子の放電面に略垂直方向から供給し、イオンを含んだ空気が放電面に対して略水平方向に吹き出されることを特徴とする空気調整装置。
  16. 装置を卓上に載置する載置手段、装置を壁に掛けるための壁掛手段、装置を天井から吊り下げるための吊下手段のいずれかを備えていることを特徴とする請求項15に記載の空気調整装置。
  17. 装置の前面側に設けたフロントパネルの外側を介してイオンを含んだ空気が装置前方に吹き出されることを特徴とする空気調整装置。
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