JP4718639B2 - イオン発生カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、イオン発生装置と送風機を備えるイオン拡散装置に関し、特に、イオン発生装置を交換容易として安定したイオン供給能力を維持可能なイオン拡散装置に装着されるイオン発生カートリッジに関する。
近年、空気中に発生させたプラスイオンとマイナスイオンによって空気中に浮遊する細菌を殺菌しウイルスを不活化して、空気を清浄する作用が見出され、この技術を応用した空気清浄機などの製品が注目を集めている。
また、プラスイオンとマイナスイオンを発生させるイオン発生部は、針状の正負の放電電極と、板状の誘導電極との間でそれぞれ放電させて、正の放電電極部からプラスイオンを発生し、負の放電電極からマイナスイオンを発生するプラズマ放電式のものが知られている。針状の正負の放電電極部でプラズマ放電することで、空気および水蒸気がイオン化され、プラスイオンとマイナスイオンが発生する。プラスイオンとしては、水素イオンの周囲に複数の水分子が付着したH+(H2O)m(mは自然数)が、マイナスイオンとしては、酸素イオンの周囲に複数の水分子が付着したO2 -(H2O)n(nは自然数)が主に発生する。
上記したH+(H2O)mとO2 -(H2O)nとが浮遊菌の表面に付着すると、化学反応をおこして活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。そのために、この活性種の分解作用により浮遊菌が破壊される。このようにして、空気中の細菌やウイルスなどの細菌類を殺菌、あるいは、不活化して除去することができるとされている。
上記したように、H+(H2O)mとO2 -(H2O)nとを同時に室内に供給することで、室内の空気中に含まれる細菌類を殺菌・不活化することが可能となる。しかし、イオン発生部である針状の放電電極部に不純物や粉塵などが付着した場合には、イオン発生効果が低下してしまい、所望されるイオン発生量を供給できなくなってしまう。
空気中の細菌類を殺菌・不活化して除去するためには、細菌類に付着するプラスイオンとマイナスイオンの量が必要なので、単位容積当り所定量以上のプラスイオンとマイナスイオンが必要となって、イオン発生効果が悪化したイオン発生部は、その原因を修復するか交換することが好ましい。
そのために、空気処理ユニットやイオン拡散装置を取り外しての清掃やメンテナンスを容易とするために、空気処理ユニットやイオン拡散装置をそれらを装着するベース部に対して再脱着可能とした空気処理装置及びイオン拡散装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4114602号公報
室内に、プラスイオンとマイナスイオンを供給して、空気中に浮遊する細菌類を殺菌・不活化して空気を清浄することは可能であるが、プラスイオンとマイナスイオンを同時に用いて空気中の細菌類を殺菌・不活化して除去するので、空気中に残存するプラスイオンとマイナスイオンの量は所定量以上であることが好ましく、また、同程度の量であることが好ましい。
さらに、送風機などを用いてイオン発生装置のイオン発生部から発生するプラス及びマイナスのイオンを拡散する際に、単にイオン発生部に送風して、気流に乗せて拡散する方法では、プラス及びマイナスのイオンが衝突して中和してしまい、イオンのまま空気中に均一に分散させることは困難である。また、プラス及びマイナスのイオンを別々に発生して、別々に送風して搬送する方法では、イオン同士が衝突して中和することを防止して、遠くまで搬送させることはできるが、プラス及びマイナスのイオンの分散量が均一とならず、所望の殺菌効果や不活化効果を発揮することはできない。
そのために、プラス及びマイナスのイオンを均一に発生して、室内に送出した単位容積当りの残存量を多くし、その割合も略同じとするイオン拡散装置が望まれている。さらには、イオン発生部のメンテナンスを容易とする構成であることが望まれている。
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、イオン発生装置を着脱自在な構成としてメンテナンスを容易とすると共に、プラスイオンとマイナスイオンを均等に発生しながら、室内の遠くまで送出可能なイオン拡散装置に好適に利用可能となるイオン発生カートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、イオン拡散装置に設けるイオン発生装置収容部に装着され、放電によりプラスイオン及びマイナスイオンを発生するイオン発生装置であって、外部電源に接続すると共に信号の入出力を行う入出力コネクタ部と、プラスイオン発生電極とマイナスイオン発生電極とをそれぞれ設けたイオン発生器と、該イオン発生器が発生するイオンを検出するイオンセンサと、前記入出力コネクタ部を介して得られた電力によりイオン発生器を駆動制御する制御基板と、を備えたカートリッジ式とされ、さらに、前記収容部に装着する際にガイド機能を発揮する挿入ガイド部と位置決めガイド部と、前記収容部に設ける係止部に係止して位置固定するレバー部材を一体に備えたイオン発生カートリッジとしたことを特徴としている。
この構成によると、プラスイオンとマイナスイオンのそれぞれのイオン発生部を備えているので、プラス及びマイナスのイオンを同時に発生するカートリッジ式のイオン発生装置として取り扱い容易となる。また、イオンセンサを備えているので、正常に作動しているか否かを容易に確認できるイオン発生カートリッジを得ることができる。また、挿入ガイド部と位置決めガイド部とレバー部材を一体に備えたカートリッジ式であるので、着脱自在な構成となりメンテナンスが容易となる。
また本発明は上記構成のイオン発生カートリッジにおいて、前記イオンセンサが、マイナスイオン発生電極から発生するマイナスイオンを検知するマイナスイオン検知センサであることを特徴としている。この構成によると、イオン発生電極部が劣化すると、マイナスイオン発生電極から発生するマイナスイオンの量も減少するので、運転作動中のマイナスイオン発生電極部から発生しているマイナスイオンの量を検知することで、イオン発生カートリッジが正常に作動しているか、また、どの程度劣化しているかを検知することができる。
また本発明は上記構成のイオン発生カートリッジにおいて、前記レバー部材が、カートリッジ挿脱時に把持する取っ手部と、挿入した後で所定位置に固定するフック部とを備え、前記挿入ガイド部として、カートリッジの枠体の側部に、カートリッジ挿入時にガイド機能を発揮するガイド突部を設け、前記位置決めガイド部として、当り面とガイド面を設けたことを特徴としている。この構成によると、イド機能を発揮するガイド突部と当り面とガイド面と、フック部を備えるレバー部材を介してイオン拡散装置の所定位置に着脱容易となるイオン発生カートリッジを得ることができる。
また本発明は上記構成のイオン発生カートリッジにおいて、前記イオン発生カートリッジが、正負のイオン発生電極が露出しているイオン発生面を上から見て平面視矩形状であって、前記イオン発生器を、そのイオン発生電極部の正負の極性を逆として二段に並列した二段イオン発生器型とすると共に、前記イオン発生面を前記イオン発生カートリッジが装着される通流面に合致した曲面としたことを特徴としている。この構成によると、このイオン発生カートリッジを設置する通流面に矩形状の切欠部を設けることで、この通流面にイオン発生面を合致させて装着することが可能となるイオン発生カートリッジとなる。また、仕切られた通流路にプラス及びマイナスのイオンを同時に、また、交互に送出することも可能となる。
また本発明は上記構成のイオン発生カートリッジにおいて、前記二段イオン発生器型イオン発生カートリッジのそれぞれの段のイオン発生器を交互に作動させることを特徴としている。この構成によると、仕切られた通流路にプラス及びマイナスのイオンを交互に送出すると共に、寿命が2倍に延びるイオン発生カートリッジを得ることができる。
本発明によれば、イオン発生装置を、入出力コネクタ部とプラスイオンとマイナスイオンをそれぞれ発生するイオン発生器とイオンセンサと制御基板と、を備え、さらに、挿入ガイド部と位置決めガイド部とレバー部材を一体に備えたイオン発生カートリッジとしたので、着脱自在な構成となりメンテナンスが容易となる。そのために、プラスイオンとマイナスイオンを均等に発生しながら、室内の遠くまで送出可能なイオン拡散装置に好適に利用可能なイオン発生カートリッジを得ることができる。
本発明に係るイオン発生カートリッジを備えるイオン拡散装置の一実施例を示し、(a)は側面断面図であり、(b)は正面図である。 本発明に係るイオン発生カートリッジの挿入手順を示す概略説明図であって、(a)は挿入開始時の状態を示す側面断面図であり、(b)は、途中の状態を示す側面断面図であり、(c)は挿入完了の状態を示す側面断面図である。 イオン発生カートリッジのレバー部材の概略説明図であって、(a)は固定ロック部を示す拡大説明図であり、(b)はレバー部材全体の平面図である。 本発明に係るイオン発生カートリッジの一例を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 通流路の概略説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。また、同一構成部材については同一の符号を用い、詳細な説明は適宜省略する。
本実施形態に係るイオン拡散装置は、イオン発生装置と送風機を備えて、イオン発生装置で発生したイオンを室内に送出するイオン拡散装置であって、図1(a)に示すように、装置本体2に、送風機3と、プラスイオン発生部とマイナスイオン発生部を有するイオン発生器を備えるイオン発生装置10とを設けている。また、前記イオン発生装置10が発生するイオンを装置外に送出する吹出口4を装置本体2の前面に設けており、装置本体2の他面側(例えば底面)に吸込口5を設けている。
空気を吸込む吸込口5に、エアーフィルタを装着することも可能であって、この吸込口5から吸入する空気を、送風機3を介してプラズマ放電を行うイオン発生装置10に送り込んで、空気および水蒸気をイオン化して、吹出口4から送出する構成である。
前記イオン発生装置10は、それぞれがプラズマ放電を行う正負の電極ペアを備えるイオン発生器を有しており、後述するように、プラスイオン発生電極を備えるプラスイオン発生部とマイナスイオン発生電極を備えるマイナスイオン発生部が所定距離離間して配設されている。
また、送風機3から吹出口4に至る通流路の下部壁面となる下部横風向板22Aと、上部壁面となる上部横風向板22Eを設けている。そして、この下部横風向板22Aの通流面にイオン発生器が設けられているイオン発生面を合致させて前記イオン発生装置10を配設するためのイオン発生装置収容部を設けている。また、吹出口側に差込口6を設けて、イオン拡散装置1の装置前面から前記イオン発生装置10を出し入れ可能としている。この際に、イオン発生装置10をカートリッジ式として、装置本体内に設けるイオン発生装置収容部に装着する構成とすれば、一体的に着脱自在となり交換容易となり好ましい。そのために、本実施形態においては、イオン発生装置10を、挿入ガイド部と位置決めガイド部と、本体側のイオン発生装置収容部内に設ける係止部に係止して位置固定するレバー部材14を一体に備えるカートリッジ式として、前記レバー部材14を介して前記イオン発生面を前記通流面側に露出した姿勢に着脱自在な構成としている。
イオン発生装置10をカートリッジ式として、通流路を形成する通流面にイオン発生面を合致させた状態に着脱自在としているので、プラスイオン発生部とマイナスイオン発生部が設けられているイオン発生面は、通流面に合致した形状とすることが好ましい。また、プラス及びマイナスのイオン発生部は、通流方向に交差する方向に離隔して配置したプラスイオン発生部及びマイナスイオン発生部を備えていることが好ましい。この構成であれば、イオン発生面から放出されるイオンを通流面に沿った層流に乗せて送出可能となる。さらに、通流方向と交差する方向にプラス及びマイナスのイオン発生部を配設しているので、プラスイオンとマイナスイオンとの衝突を抑制して中和させることなく室内の遠くまで送出可能となる。
そのために、送風機3から吹出口4に至る通流路が湾曲した形状の場合には、イオン発生装置10のイオン発生面は、湾曲した下部横風向板22Aの通流面に合致した曲面とすることが好ましい。
また、挿入ガイド部と位置決めガイド部と、本体側のイオン発生装置収容部内に設ける係止部に係止して位置固定するレバー部材14を一体に備えるカートリッジ式とされるイオン発生装置10を、装置前面に設ける差込口6から挿入して、通流路の外側から前記イオン発生面を通流面に露出した姿勢に装着することで、イオン発生面が通流面に合致して、気流を乱すことなく、イオンを通流路を通流する空気に含ませることができる。
そのために、イオン発生面に設けられているプラス及びマイナスのイオン発生部で発生したプラス及びマイナスのイオンを混乱させることなく、通流路の通流面の層流に沿って送出することが可能となる。また、通流路の下部壁面を形成する下部横風向板22Aにイオン発生装置収容部を設けているので、下部壁面に形成される層流を用いて、プラス及びマイナスのイオンを水平方向に安定して送出することができる。
送風機3から吹出口6に至る通流路を上下の層流方向に仕切るために、本実施形態においては、図示するように、下部横風向板22Aと上部横風向板22Eとの間に、中間風向板として第二横風向板22B、第三横風向板22C、第四横風向板22Dを設け、これらの横風向板22(22A〜22E)を設けることで、送風機3に近い内周側から外周側に向けて複数段の層流通路に仕切るようにしている。
上記の構成の場合は、下部横風向板22Aの通流路下側の装置本体内にイオン発生装置収容部を設けることで、吹出口4の下部に設ける差込口6からカートリッジ式のイオン発生装置10を挿入して、下部横風向板22Aの外側からイオン発生面を通流面に露出した姿勢に着脱自在とすることができる。
また、横風向板22の通流面にイオン発生面を合致させてイオン発生装置10を配設するには、イオン発生面を横風向板22の通流面の一部として利用すればよく、横風向板22と並行にイオン発生装置10を設置するか、もしくは、横風向板22の通流面の一部を切り欠いて、イオン発生装置10を設置することで実現できる。そこで、本実施形態においては、下部横風向板22Aにイオン発生面を露出する切欠部22a(図2(a)参照)を設けて、この切欠部にイオン発生装置10のイオン発生面を露出させる構成とした。
イオン発生装置10は、それぞれがプラズマ放電を行うプラスイオン発生電極とマイナスイオン発生電極との正負の電極ペアを備えた構成とされているので、プラスイオンとマイナスイオンを室内の遠くまで均一に送出可能とするには、発生したプラスイオンとマイナスイオンとが衝突して中和することを防止するために、それぞれ別の通流路で搬送することが好ましい。
また、室内にプラスイオンとマイナスイオンを混在させるには、プラス及びマイナスのイオン発生部を順に交互に並べるように配設すればよく、正負の電極ペアを備えるイオン発生器を、一列に所定ピッチで配設することで、プラスイオン発生部とマイナスイオン発生部を交互に配設することができる。また、プラス及びマイナスのイオン発生部を所定間隔離間して配設することで、発生するプラス及びマイナスのイオンの発生直後の衝突を抑制することができる。
そのために、図1(b)に示すように、イオン拡散装置1を、横に長い装置本体2とし、その内部に、複数のイオン発生装置10(10A、10B、10C、10D)を配設する構成とした。また、これらのイオン発生装置が発生するイオンを送出するために、横長の送風機3を用い、横長の吹出口4から送出するようにしている。
横方向に複数のイオン発生装置10(10A、10B、10C、10D)を並列する際には、プラスイオン発生部とマイナスイオン発生部を備えるイオン発生装置10を一列に併設することで、プラスイオン発生部とマイナスイオン発生部を交互に配設することができる。また、プラスイオン発生部とマイナスイオン発生部を交互に配設しているので、それぞれのイオン発生部毎の通流路に仕切る縦風向板21(21a〜21j)を設けて、それぞれ別の通流路で送出するようにしている。
また、それぞれの縦風向板に角度をつけて、室内に広角度に吹き出すことができる。例えば、真ん中の縦風向板21dの角度を0とし、外側に行くにつれて徐々に大きな角度とし、両端の縦風向板21a、21jの角度を外側に向けた大きな角度とすることで、広角度に吹出して室内にイオンを拡散することができる。
例えば図5に示すように、イオン発生装置10A、10B、10C、10Dのそれぞれのプラス及びマイナスのイオン発生部毎の通流路に仕切る縦風向板21a〜21jを、外側の縦風向板ほど大きく開いて、広角度に吹出す通流路を形成することができる。
上記の構成であれば、それぞれのイオン発生部で発生するイオンを、隣接する異なる極性のイオンと衝突させずに送出可能となるので、室内の遠くまで均一に送出することができる。しかし、プラス及びマイナスのイオンを連続して同一の通流路を介して送出する方法では、プラス及びマイナスのイオンを均一に混在させることは困難であり、通流路が帯電したりして不都合が生じる場合がある。そのために、本実施形態においては、プラスイオン発生電極とマイナスイオン発生電極とを、それぞれ二個の発生電極を近接して設けたダブル電極型とするイオン発生器を二段に並列すると共に、それぞれのイオン発生器のイオン発生電極の極性を逆とする二段イオン発生器型のイオン発生カートリッジとした。
例えば、上記のイオン発生カートリッジを装着したイオン拡散装置を10畳大の居住空間内で作動させた際に、二段のイオン発生器を交互に駆動した場合には、居住空間内の平均イオン個数は、プラスイオンとマイナスイオンのいずれも7,000個/cm3以上であることが実験的に確認された。また、二段のイオン発生器を同時に駆動した場合には、プラスイオンとマイナスイオンのいずれも50,000個/cm3以上であることが実験的に確認された。そのために、本実施形態のイオン拡散装置を用いれば、室内に存在するインフルエンザウィルスなどを短時間で死滅させることが可能となる。
従来からプラスイオンH+(H2O)m(mは任意の整数)、マイナスイオンO2-(H2O)n(nは任意の整数)を空気中に送出し、イオンの反応によって浮遊細菌等を殺菌することは知られていた。しかし、前記イオンは各々が再結合して消滅するため、イオン発生素子の極近傍では高濃度が実現できても、送出する距離が遠くなればなるほど急激にその濃度が減少してしまっていた。従って、実験装置のような小容量の空間ではイオン濃度を数万個/cm3とすることが出来ても、実際の居住空間や作業空間等の大きな空間ではせいぜい2〜3,000個/cm3の濃度とするのが限度であった。
一方発明者らは、実験室レベルで前記イオン濃度が7,000個/cm3の時には、トリインフルエンザウイルスが10分間で99%、50,000個/cm3においては99.9%除去できることを発見した。双方の除去率が持つ意味は、空気中に1,000個/cm3のウイルスが存在したと仮定すると、各々10個/cm3および1個/が残留することを示す。つまり、イオン濃度を7,000個/から50,000個/に高めることによって、残留するウイルスが1/10になるのである。このことから、人などが生活する居住空間や作業空間において、高濃度のイオンを送出するだけではなく、空間全体にイオン濃度を高濃度にすることが感染症予防や環境浄化において非常に重要なことであることがわかる。
次に、上記のような構成としたイオン発生カートリッジについて図4を用いて説明する。このイオン発生カートリッジは、イオン発生装置10をカートリッジ式にしたものであって同一構成部材であるので、同一の符合を用いてイオン発生カートリッジ10として説明する。図4に示すイオン発生カートリッジ10は、ダブル電極型のプラスイオン発生部13Aとマイナスイオン発生部13Bとを備えるイオン発生器12Aと、ダブル電極型のマイナスイオン発生部13Bとプラスイオン発生部13Aとを備えるイオン発生器12Bとを二段に並列して設けた二段イオン発生器型である。
正負それぞれのイオン発生電極は、それぞれ針状の放電電極HDを備えていて、その周囲の板状の誘導電極との間でプラズマ放電を行いイオンを発生する。また、それぞれの放電電極HDをダブル電極型とすると、プラスイオン発生部13Aはプラスイオン発生電極13Aaと13Abの二個の電極を備え、マイナスイオン発生部13Bはマイナスイオン発生電極13Baと13Bbの二個の電極を備えるので、それぞれ放電量が2倍となって、所定量以上のイオンを安定して発生することができる。
前記二段イオン発生器型のそれぞれのイオン発生器12A、12Bを交互に作動させる構成とし、通流路を縦風向板21で仕切る構成とすれば、空気流F1により送出されるイオンは、イオン発生器12Aが作動している間はプラスイオンを送出し、イオン発生器12Bが作動している間はマイナスイオンを送出する構成となる。
そのために、イオン発生器12Aとイオン発生器12Bとの作動周期を所定間隔とすることで、同一空気流内にプラス及びマイナスのイオンを所定間隔で断続的に放出して、プラス及びマイナスの両イオンを所定密度で混在させることができる。
また、空気流F2により送出されるイオンは、イオン発生器12Aが作動してマイナスイオンを送出し、イオン発生器12Bが作動してプラスイオンを送出する構成となる。このように、空気流F1と空気流F2とでは、その極性を逆とするイオンが断続的に送出されており、時間平均で見ると、それぞれの通流路に、プラスイオンとマイナスイオンを均等に放出することができる。
また、一つのイオン発生カートリッジ10が、二つのイオン発生器12A、12Bを交互に作動しているので、イオン発生カートリッジ10としての寿命が2倍となり、長期間に亘って使用可能となる。
それぞれのイオン発生部毎に通流路を仕切る縦風向板21の配設位置は、上記の空気流F1と空気流F2とに仕切ることができる位置であればよく、平行な空気流を生成する送風機であれば、イオン発生カートリッジ10の前端部近辺から設置することもできる。
前記イオン発生カートリッジ10は、その枠体11の形状が、プラスイオン発生部13Aとマイナスイオン発生部13Bが露出しているイオン発生面を上から見て平面視矩形状であって、側面視では、図4(b)に示すようにイオン発生面11aを通流面に合致した曲面としている。
また、枠体11に、外部電源に接続すると共に信号の入出力を行う入出力コネクタ部19と、該入出力コネクタ部を介して得られた電力から所定の放電電圧を発生する高電圧発生回路と駆動制御回路を備えてプラスイオン発生電極とマイナスイオン発生電極を所定間隔で駆動制御する制御基板と、プラスイオン発生電極とマイナスイオン発生電極とをそれぞれ二個近接して設けたダブル電極型のイオン発生器12A、12Bと、該イオン発生器が発生するイオンを検出するイオンセンサ18とを備えている。
また、カートリッジ挿脱時に把持する取っ手部と、挿入した後で所定位置に固定するフック部とを備えるレバー部材14を装着し、カートリッジの枠体11の側部に、カートリッジ挿入時にガイド機能を発揮するガイド突部15と、当り面17と、ガイド面16を設けている。レバー部材14は、枠体11の裏面11bの枠フレーム11cに軸支部14dを介して回動自在に装着されている。
前記イオンセンサ18は、イオン発生器12Aのマイナスイオン発生部13Bの下流側に近接して設けられていて、マイナスイオン発生部13Bから発生するマイナスイオンを検知するマイナスイオン検知センサである。例えば、イオンを捕捉する電極部に捕捉されたマイナスイオン濃度に応じて出力されるイオン電流を電圧に変換して検知することができるが、特にこのタイプに限定されるものではなく、所定量以上のマイナスイオンが発生していることを検知する機能を備えるイオンセンサを用いることができる。
イオン発生器12Aは、プラスイオン発生部13Aが常時プラスイオンを発生し、マイナスイオン発生部13Bが常時マイナスイオンを発生している。また、所定の正負の放電電圧をそれぞれの針状放電電極に同時に印加しているので、発生するプラス及びマイナスのイオンは略同量であって、イオン拡散装置の作動中における一方のイオン量を計測することで、イオン発生器12Aが正常に作動していることが確認できる。また、イオン発生器12Aとイオン発生器12Bを一体に備えるイオン発生カートリッジ10が正常であるか否かを推定することができる。つまり、マイナスイオン発生部13Bから発生するマイナスイオンを検知することで、イオン発生カートリッジ10の劣化程度を推定し、メンテナンスを行うことが可能となる。
イオン発生カートリッジ10の枠体11の側部に設けられているガイド突部15は、該カートリッジの挿入時に前記イオン発生装置収容部を形成するガイドフレーム24b(図3(a)参照)に当接して摺動する挿入ガイド部であって、枠体11の側部両側のガイド突部15を、それぞれ両側のガイドフレームに当接させながら、イオン発生カートリッジ10を押し込んでいく。
当り面17は、イオン発生カートリッジ10をイオン発生装置収容部に装着する際に、枠体11の先端面となる部分であって、イオン発生装置収容部を形成する収容部フレーム25に当接して位置決めされる面である。
ガイド面16は、レバー部材14のフック部14cを係止部24a(図3(a)参照)に係止させて所定位置に固定する際に、下部横風向板22Aの裏面フレーム23に当接して位置決めされる面である。このように、挿入端位置を規定する当り面17と固定位置を規定するガイド面16とが位置決めガイド部となる。
上記したように、イオン発生カートリッジ10を収容するイオン発生装置収容部は、差込口6の内部に形成され、カートリッジの挿入端を規制する収容部フレーム25と、カートリッジの側部を規制するガイドフレーム24bと、カートリッジのイオン発生面を露出する切欠部22aと、カートリッジの固定位置を規制する裏面フレーム23と、係止部24aを設ける構成とされていて、イオン発生カートリッジ10の設置個数に応じたそれぞれのイオン発生装置収容部が配設されている。
レバー部材14は、図3(a)に示すように、イオン発生カートリッジ10に軸支部14dを介して回動自在に装着されていて、アーム14bとカートリッジ挿脱時に把持する取っ手部14aと、挿入した後で本体装置側に設ける係止部に係止して固定するフック部14cとを設けている。そのために、取っ手部14aを把持して図中の矢印D1方向に回動操作して、前記フック部14cを、本体装置側に設ける係止部24aに係止して位置固定することができる。
取っ手部14aは、軸支部14dが形成されるアーム14bから、操作容易となる所定角度屈曲して延設されている。また、フック部14cは、回動するレバー部材14のいずれにかに設ければよく、前記アーム14bにでも、取っ手部14aにでも設けることができる。本実施形態においては、図3(b)に示すように、取っ手部14aを前記アーム14bから凸状に突出させて、この取っ手部14aの両側のアーム14bの先端部に相当する部分に、本体装置側のフレーム24に形成する係止部24aに係止する円弧状のフック部14cを設ける構成とした。
そのために、フック部14cがレバー部材14の中間部に形成される構成となって、レバー部材14の先端側に設けられる取っ手部14aを把持してレバー部材14を回動操作して、係止部24aに係止して位置固定する操作と、前記フック部14cを係止部24aから離脱して開放する操作とを、フック部14cと係止部24aとの嵌め合い抵抗力よりも小さな力で行うことができ、操作容易となる。
上記したように、カートリッジ挿脱時に把持する取っ手部14aと、挿入した後で所定位置に固定するフック部14cとを備えるレバー部材14を装着し、カートリッジの枠体の側部に、カートリッジ挿入時にガイド機能を発揮するガイド突部15と、当り面17と、ガイド面16を設けた構成のイオン発生カートリッジとすることで、着脱容易なカートリッジ式のイオン発生装置を得ることができる。
次に、上記のような構成のレバー部材14を備えたイオン発生カートリッジ10を、イオン拡散装置1に装着する構成について図2を用いて説明する。
図2(a)に示すように、開閉カバー7を開いて差込口6を開放し、この開放された差込口6からイオン発生カートリッジ10を挿入する。このとき、当り面17が収容部フレーム25に当接するまで、レバー部材14を把持して押し込むようにして挿入する。また、この挿入操作時に、ガイド突部15がガイドフレーム24b上を摺動する構成としている。
当り面17が収容部フレーム25に当接するまでイオン発生カートリッジ10を押し込んだ後、図2(b)に示すように、レバー部材14のフック部14cを本体装置側の係止部24aに係止させるようにレバー部材14を押し下げる。
レバー部材14を押し下げて、フック部14cを本体装置側の係止部24aに係止させる操作で、イオン発生カートリッジ10を下部横風向板22Aに設ける切欠部22aに嵌め込むことができる。また、イオン発生カートリッジ10の枠体の側面に設けるガイド面16が、下部横風向板22Aの裏面フレーム23に当接して、その嵌め込み姿勢が規定されるようにしている。
レバー部材14のフック部14cを本体装置側の係止部24aに係止させると、図2(c)に示すように、イオン発生カートリッジ10のイオン発生面を前記切欠部22aに露出した姿勢で固定する。この姿勢は、イオン発生面を通流面に合致させて露出した姿勢であって、イオン発生面で発生するイオンを送風気流に確実に放出することができる。
また、レバー部材14のフック部14cを本体装置側の係止部24aに係止させた状態では、開いた開閉カバー7を閉止可能としているが、図2(a)や図2(b)のように、フック部14cが固定されていない状態では、閉止しようとする開閉カバー7が、レバー部材14の取っ手部14aに干渉する構成としている。この構成であれば、正規の位置にないレバー部材14を用いて、開閉カバー7の閉止を妨害することができる。
上記したように、レバー部材14が開閉カバー7の閉止を妨害する構成とすることで、イオン発生カートリッジ10が正しく装着されているかどうかの確認を容易に行うことが可能となり好適である。
また、イオン発生カートリッジ10を所定位置に固定した後で、入出力コネクタ部19を本体装置内に設けられている接続端子に接続して、イオン発生カートリッジ10の装着作業が完了する。
本実施形態に係るイオン拡散装置1は、複数のイオン発生カートリッジ10(10A、10B、10C、10D)を備えた横長な構成とされているので、使用する送風機3は、前記複数のイオン発生カートリッジを配設した列に向けて送風する長さのファン長さを有するクロスフロー送風機が好ましい。クロスフロー送風機であれば、静音性が高く、微風域から運転可能であって、静かな運転が求められる居住空間内に設置するイオン拡散装置1に使用する送風機として好適である。
また、図1(a)に示すように、複数の層流通路に仕切られる通流路を、クロスフローファンに近い内周側の下部横風向板22Aと次の第二横風向板22Bとで仕切られる第一通流路4Aと、第二横風向板22Bと次の第三横風向板22Cとで仕切られる第二通流路4Bと、第三横風向板22Cと第四横風向板22Dとで仕切られる第三通流路4Cと、第四横風向板22Dと上部横風向板22Eとで仕切られる第四通流路4Dとに分流しているので、それぞれの通流路の流速を加減して、イオンを遠くまで運ぶことができる。
例えば、内周側の第一通流路4Aの風速K1をもっとも遅い風速とし、第二通流路の風速K2、第三通流路の風速K3を徐々に高くして、外周側の第四通流路の風速K4を最も速くすることができる。この構成であれば、イオン発生装置(イオン発生カートリッジ)10が発生するイオンを、最も遅い第一通流路4Aが搬送することになるので、その上を流れるより速い空気流が壁となり、イオンの上方への拡散を防止することができる。また、上部の速い風速の空気流によるコアンダ効果を用いて遠くまで搬送され、下方の所定空間内に高濃度のイオン滞在領域を形成することが可能となる。
つまり、複数の層流通路に仕切られる通流路の、最も遅い風速の通流路に、イオンを送出することで、送風する室内の所定領域のイオン濃度を高濃度に維持することが可能となり、人が生活する居住空間を効果的に除菌・殺菌することが可能となる。また、それぞれの通流路の風速は、上部、下部の横風向板と中間横風向板のそれぞれの横風向板間の隙間を加減することや、クロスフロー送風機の回転数を加減することで変化させることができる。
クロスフロー送風機を運転してイオン拡散装置1を駆動するための運転停止操作部8(図1(b)参照)を装置本体の前面側に設けている。この運転停止操作部8には、オン・オフスイッチに加えて、例えば、前記クロスフロー送風機の回転速度を設定する運転モード設定部と、新たなイオン発生カートリッジを装着したことを設定するカートリッジ装着時期設定部と、タイマー設定部と、新たなイオン発生カートリッジを装着して運転開始後の所定時間経過後に、カートリッジ交換を推奨する交換推奨表示部と、それぞれのイオン発生カートリッジが発生するイオンが所定量以上か以下かを表示するレベル表示部とを配設することができる。
そのために、その使用時間が予め定められるイオン発生カートリッジであれば、新品のカートリッジ装着時に新たなイオン発生カートリッジを装着したことを設定することで、その後の装置使用による経過時間から、交換を推奨する表示を行い、交換時期が近づいてきたことを報知することができる。また、装置使用中に発生しているイオンが所定量以下のときには、その旨を表示するので、イオン発生部のメンテナンスが必要であることを知ることができる。
上記したように、本実施形態によれば、イオン発生装置を、そのイオン発生面を風向板の通流面に合致した曲面とし、挿入ガイド部と位置決めガイド部と、装置本体側の係止部に係止して位置固定するレバー部材を一体に備えるカートリッジ式として、装置前面に設ける吹出口側に設ける差込口から出し入れ可能としたので、装置前面側から着脱容易なイオン発生カートリッジを得ることができる。また、イオンを送出する通流路に、プラス及びマイナスそれぞれのイオン発生部毎の通流路に仕切る縦風向板を設けた構成のイオン拡散装置としたので、プラスイオンとマイナスイオンを均等に発生しながら、室内の遠くまで均一に送出可能なイオン拡散装置を得ることができる。
また、それぞれ二個のイオン発生電極を近接して設けたダブル電極型のプラスイオン発生部とマイナスイオン発生部とを備えるイオン発生器と、イオンセンサを備えるイオン発生カートリッジとしたので、プラス及びマイナスのイオンを大量に発生するカートリッジ式のイオン発生装置として取り扱い容易となり、正常に作動しているか否かを容易に確認できる。そのために、容易に交換可能なイオン発生カートリッジを得ることができる。
さらに、ダブル電極型のイオン発生部を備えるイオン発生器を、そのイオン発生部のイオン発生電極の極性を逆として二段に並列した二段イオン発生器型のイオン発生カートリッジとしたので、同一空気流内にプラス及びマイナスのイオンを同時に、また、放出所定間隔で断続的に放出して、プラス及びマイナスの両イオンを所定密度で混在させることができる。
また、送風機から吹出口に至る通流路を複数段の層流通路に仕切り、イオンを送出する層流通路を最も遅い最下段の通流路とし、その上に速い層流通路を順に形成する構成としたので、イオンの拡散を防止する空気の壁を形成して、イオン濃度を維持する所定空間を形成することができる。さらに、送風機としてクロスフロー送風機を用いることで、静音性が高く、微風域から運転可能となって、静かな運転が求められる居住空間に好適なイオン拡散装置を得ることができる。
なお、本実施形態のイオン拡散装置の設置される対象は居室内には限定されず、不特定の人がある程度の時間滞在する室内(例えば、駅や病院の待合室、広間、教室等)でもよい。また、換気率が一定以下であれば窓の開放や換気装置により換気された室内でもよい。また、空調装置により空調された室内でもよい。さらに、本実施形態のイオン拡散装置を複数個、間隔を置いて配置することで、仕切られていない空間(例えばホテル、空港等のロビー)の広範な領域で十分なイオン濃度を確保できる。
本発明に係るイオン発生カートリッジは、居住空間のプラス及びマイナスのイオン残存量を高濃度に維持可能なイオン拡散装置に装着して、メンテナンス容易なイオン発生カートリッジとなるので、病気感染を防止したい人の居住空間を確保するためのイオン拡散装置に好適に利用可能となる。
1 イオン拡散装置
2 装置本体
3 送風機
4 吹出口
5 吸込口
6 差込口
7 開閉カバー
8 運転停止操作部
10 イオン発生装置(イオン発生カートリッジ)
11a イオン発生面
12 イオン発生器
13A プラスイオン発生部
13Aa、13Ab プラスイオン発生電極
13B マイナスイオン発生部
13Ba、13Bb マイナスイオン発生電極
14 レバー部材
14a 取っ手部
14c フック部
15 ガイド突部
16 ガイド面
17 当り面
18 イオンセンサ
19 入出力コネクタ部
21 縦風向板
22 横風向板
22A 下部横風向板
22E 上部横風向板

Claims (5)

  1. イオン拡散装置に設けるイオン発生装置収容部に装着され、放電によりプラスイオン及びマイナスイオンを発生するイオン発生装置であって、
    外部電源に接続すると共に信号の入出力を行う入出力コネクタ部と、プラスイオン発生電極とマイナスイオン発生電極とをそれぞれ設けたイオン発生器と、該イオン発生器が発生するイオンを検出するイオンセンサと、前記入出力コネクタ部を介して得られた電力によりイオン発生器を駆動制御する制御基板と、を備えたカートリッジ式とされ、
    さらに、前記収容部に装着する際にガイド機能を発揮する挿入ガイド部と位置決めガイド部と、前記収容部に設ける係止部に係止して位置固定するレバー部材を一体に備えたことを特徴とするイオン発生カートリッジ。
  2. 前記イオンセンサが、マイナスイオン発生電極から発生するマイナスイオンを検知するマイナスイオン検知センサであることを特徴とする請求項1に記載のイオン発生カートリッジ。
  3. 前記レバー部材が、カートリッジ挿脱時に把持する取っ手部と、挿入した後で所定位置に固定するフック部とを備え、前記挿入ガイド部として、カートリッジの枠体の側部に、カートリッジ挿入時にガイド機能を発揮するガイド突部を設け、前記位置決めガイド部として、当り面とガイド面を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のイオン発生カートリッジ。
  4. 前記イオン発生カートリッジが、正負のイオン発生電極が露出しているイオン発生面を上から見て平面視矩形状であって、前記イオン発生器を、そのイオン発生電極部の正負の極性を逆として二段に並列した二段イオン発生器型とすると共に、前記イオン発生面を前記イオン発生カートリッジが装着される通流面に合致した曲面としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のイオン発生カートリッジ。
  5. 前記二段イオン発生器型イオン発生カートリッジのそれぞれの段のイオン発生器を交互に作動させることを特徴とする請求項4に記載のイオン発生カートリッジ。
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