JP4599962B2 - 空調機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面所等の壁面に取り付けられ、送風および暖房を行う空調機に関し、特に、取付形態を選択できるようにした空調機に関するものである。
従来より、洗面所等の壁面に取り付けられ、送風や温風等を吹き出して、洗面所内の温度調整等を行う空調機が提案されている。このような空調機としては、壁面に開口部を形成し、空調機の本体の一部を開口部に嵌めて、空調機を壁面に埋め込む取付形態が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、壁面に開口部を形成することなく、壁面の表面に空調機を掛けるような形態で取り付ける取付形態も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
空調機を壁面に埋め込む取付形態では、空調機の壁面からの突出量が少なくなるので、圧迫感なく空調機を設置できる。これに対して、空調機を壁面に掛ける取付形態では、壁面に開口部を形成する必要がないので、施工が容易であり、また、壁面の裏側に空調機を埋め込む隙間が無い構造であっても、空調機の設置が可能となる。
このため、空調機を設置する場合は、顧客の要望や建物の構造等に応じて、空調機を壁面に埋め込む取付形態か、空調機を壁面に掛ける取付形態が選択されていた。
実開平6−21600号公報 特開2004−53197号公報
しかし、従来の空調機は、壁面に埋め込む取付形態の空調機と、壁面に掛ける取付形態の空調機で構成が異なっていたので、顧客の要望等に応じるためには、2種類の空調機を製造しなければならず、製品コストが上がるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、1種類の装置で取付形態を選択できるようにした空調機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1の発明は、空気を吸い込み、送風あるいは温風を吹き出す空調部と、空調部を収容する本体ケースと、本体ケースの前面を覆うフロントパネルを備え、壁面に固定される空調機において、本体ケースの前面外周に設けられ、本体ケースより突出したフランジ部と、本体ケースの側面を覆う化粧パネルと、フランジ部に取付穴を設けて構成され、化粧パネルを本体ケースに着脱自在に固定するパネル取付部と、本体ケースの背面に取付穴を設けて構成され、化粧パネルを装着した本体ケースを、壁面に固定する第1の本体取付部とを備えパネル取付部は、化粧パネルを非装着とした本体ケースを、壁面に形成した開口部に固定する第2の本体取付部として機能することを特徴とする。
請求項の発明は、化粧パネルとフロントパネルの位置決めを行うと共に、化粧パネルと本体ケースの位置決めを行う位置決め部材を備えたことを特徴とする。請求項3の発明は、化粧パネルの内面に、内向きに突出する複数の補強リブを備えたことを特徴とする。
請求項の発明は、正イオンと負イオンを発生するイオン発生器を空調部に備えたことを特徴とする。
請求項の発明は、空調部を制御して、送風を吹き出す涼風モードと、温風を吹き出す暖房モードを行う制御部を備えたことを特徴とする。
請求項の発明は、制御部は、イオン発生器を制御して、正イオンと負イオンの双方を発生させるモードと、負イオンを発生させるモードを、涼風モード運転時と暖房モード運転時に選択的に行うことを特徴とする。
本発明に係る空調機によれば、パネル取付部によって化粧パネルが本体ケースに固定されると、本体ケースの側面が化粧パネルで覆われる。これにより、フロントパネルと化粧パネルで空調機の外装が構成され、第1の取付部によって壁面に固定されると、空調機は壁面に掛けた形態で取り付けられる。
化粧パネルが非装着であると、フロントパネルの後側に本体ケースと第2の本体取付部が露出する。これにより、壁面に形成した開口部に本体ケースを嵌め、第2の本体取付部によって壁面の開口部に固定されると、空調機はフロントパネルが露出して、壁面に埋め込まれた形態で取り付けられる。
このように、化粧パネルの装着の有無で、壁面に掛ける取付形態と壁面に埋め込む取付形態を選択できるので、一種類の空調機で2種類の取付形態の中から所望の取付形態を選択でき、取付形態に応じて構造の異なる空調機を製造しなくて済むことから、製品コストを抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の空調機の実施の形態について説明する。
<空調機の構成の概要>
図1は本実施の形態の空調機の構成の一例を示す分解斜視図、図2は本実施の形態の空調機の構成の一例を示す斜視図、図3は本実施の形態の空調機の設置例の概要を示す斜視図である。
本実施の形態の空調機1は、図3に示すように、例えば洗面所51の壁面52に設置される。空調機1は、図1に示すように、温風および送風等を吹き出す空調ユニット2を備えた本体ケース3の前面にフロントパネル4が取り付けられる。
そして、本体ケース3の側面を覆う化粧パネル5を着脱自在に備えて、図2に示すように、化粧パネル5の装着の有無で、1種類の空調機1を、壁面52に埋め込む取付形態と、壁面52に掛ける取付形態の双方に使用できるようにしたものである。
<空調機の構成の詳細>
図4は本実施の形態の空調機1の内部構成を示す正面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図4のB−B線断面図であり、図1〜図6を参照して空調機1の構成の詳細を説明する。ここで、図4はフロントパネル4を取り外した状態、図5,図6はフロントパネル4を取り付けた状態を示す。
本体ケース3は、例えば金属板で構成され、背面板6と4枚の側面板7を備えた箱状で、前面に開口部8が形成される。また、本体ケース3は開口部8の外周に側面板7から連続してフランジ部9が形成される。
フランジ部9は複数の取付穴9aを備える。取付穴9aは、空調機1を壁面52に埋め込む取付形態では第2の本体取付部として機能し、空調機1を壁面52に掛ける取付形態ではパネル取付部として機能する。
すなわち、空調機1を壁面52に埋め込む取付形態では、後述するようにフランジ部9の取付穴9aを使用して、ネジ10aにより空調機1が壁面52の開口部に固定される。また、空調機1を壁面52に掛ける取付形態では、取付穴9aを使用して、ネジ10bにより化粧パネル5がフランジ部9に固定される。
本体ケース3は、背面板6にシャーシ11が取り付けられる。シャーシ11は例えばプラスチック材で構成され、図6に示すように、背面板6まで貫通した本体取付穴11aを備える。本体取付穴11aは第1の取付部を構成し、空調機1を壁面52に掛ける取付形態では、後述するように、本体取付穴11aを使用して、ネジ12により空調機1が壁面に固定される。
また、シャーシ11は、本体ケース3にフロントパネル4を固定するフロントパネル取付部11bを備える。更に、回路基板13の取付部を備える。
空調ユニット2は空調部を構成し、ファン部14とヒータ15とルーバー16を備え、シャーシ11に取り付けられる。
ファン部14はシロッコファンで、ファンモータ14aに回転駆動される多翼の羽根車(ファン)17と、風路を形成するファンケース18を備える。ファンケース18は、羽根車17の軸方向に沿った面を開口して形成される吸込口18aと、羽根車17の接線方向に沿った面を開口して形成される吹出口18bとを備える。
ヒータ15は、ファンケース18の吹出口18bに取り付けられ、本例では、図5に示すように、第1のPTCヒータ15aと第2のPTCヒータ15bを左右に並べて構成される。第1のPTCヒータ15aは、ファンケース18の吹出口18bに接続された第1の風路19aに備えられ、第2のPTCヒータ15bは、吹出口18bに接続された第2の風路19bに備えられる。
ここで、第1のPTCヒータ15aと第2のPTCヒータ15bは、正極性のサーミスター特性を有するヒータで、温度が上昇すると抵抗値が上昇し、これにより消費する電流が制御されると共に温度上昇が緩やかになり、その後、消費電流および発熱部の温度が、飽和領域に達して安定していくものであり、自己温度制御を行う。
このように、PTCヒータでは、ヒータの温度が上昇すると消費電流が低くなり、その後一定温度の飽和領域に達すると、消費電流が低い値で安定する特性があるために、これを用いることにより、消費電力の節約ができるとともに、発熱体の温度の異常上昇を防止可能であるという利点がある。
ルーバー16は、ヒータ15を介してファンケース18の吹出口18bに取り付けられる。ルーバー16は、図6に示すように、ヒータ15を介してファンケース18の吹出口18bと接続されるハウジング20aと、ハウジング20aに軸支され、上下方向に回動して空気の吹き出し方向を切り換える吹出口20bと、吹出口20bの内側に回転可能に取り付けられ、左右方向に空気の吹き出し方向を切り換える複数の風向板20cを備える。
フロントパネル4は、本体ケース3の開口部8に取り付けられる。フロントパネル4は、空調ユニット2のルーバー16が露出する開口部21aと、ファン部14の吸込口18aと対向する部位に形成される吸込口21bと、吸込口21bの裏面側にフィルタ4aを着脱自在に取り付けるフィルタ取付部21cと、本体ケース3のフロントパネル取付部11bにフロントパネル4を取り付けるためのフロントパネル取付穴21dを備える。
化粧パネル5は、本体ケース3が嵌る開口部5aを有して、本体ケース3の周囲四側面を覆う枠状で、化粧パネル5の外形は、フロントパネル4の外形と略同形に構成される。
また、化粧パネル5は前面にフランジ受け面22を備え、フランジ受け面22にネジ穴22aと位置決め突起22bを備える。更に、化粧パネル5は裏面に補強リブ23を備える。
ネジ穴22aは、本体ケース3のフランジ部9の取付穴9aに対応した箇所に形成される。なお、ネジ穴22aは取付穴9aに合わせて一対一で配置しても良いし、所定の取付穴9aに合わせて配置しても良い。
位置決め突起22bは位置決め部材を構成し、例えばフランジ受け面22の辺部に沿った直線状のリブが、フランジ受け面22に突出形成される。本例では、位置決め突起22bはフランジ受け面22の左右の辺部にそれぞれ2個ずつ形成される。
本体ケース3に化粧パネル5を取り付けるため、フランジ受け面22に本体ケース3のフランジ部9が載置されると、位置決め突起22bの内周側にフランジ部9の外周側が当接して、本体ケース3に対する化粧パネル5の位置決めが行われる。
また、化粧パネル5が取り付けられた本体ケース3にフロントパネル4を取り付けると、位置決め突起22bの外周側にフロントパネル4の内周面が当接して、化粧パネル5に対するフロントパネル4の位置決めが行われる。
このように、本体ケース3のフランジ部9の外形は、フロントパネル4および化粧パネル5の外形より小さく、本体ケース3にフロントパネル4を取り付けると、フランジ部9はフロントパネル4の内側に入り、フロントパネル4の側面には露出しない。
なお 位置決め突起22bの配置および形状は上記例に限るものではなく、例えば、フランジ受け面22の4辺のそれぞれに位置決め突起22bを形成しても良い。また、フランジ受け面22の各角部に、本体ケース3のフランジ部9の角部の形状およびフロントパネル4の角部の形状に合わせた略L字型の位置決め突起22bを形成してもよい。
補強リブ23は、化粧パネル5の内面から内向きに突出する板状部材を複数箇所に形成したもので、補強リブ23が本体ケース3の側面板7に当接して、化粧パネル5の変形を防ぐ。
なお、空調機1にはイオン発生器24を備えても良い。イオン発生器24はファン部14のファンケース18に取り付けられ、イオンを発生する図示しない放電面がファンケース18の内部に露出している。
イオン発生器24は、正イオンと負イオンの両方あるいは負イオンを発生する。正イオンと負イオンの発生の原理は、誘電体が介在するように対向させた一対の電極間に家庭用交流電源等から取った交流電圧を昇圧して印加することにより、コロナ放電を起こし、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)と、O2 -(H2O)n(nは任意の自然数)が主体のイオンを放出するものである。
これらH+(H2O)mおよびO2 -(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、化学反応して活性種であるH22または・OHを生成する。H22または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中の浮遊細菌を取り囲んで不活化することができる。ここで、・OHは活性種の1種であり、ラジカルのOHを示している。
これにより、略同数の正イオンと負イオンを発生させる正負イオン発生モードを設けて、略同数の正イオンと負イオンを含む空気を送風することで、空気中の浮遊細菌を不活化して、カビの発生を抑えることができる。
また、負イオンのみもしくは負イオンを正イオンより多く発生させるような負イオンモードを設けて、負イオンを含む空気を送風することで、精神を安定させ、呼吸器の機能を高める等のリラックス効果があると言われている。
図7は本実施の形態の空調機1の制御系の一例を示す機能ブロック図である。空調機1は、CPU等で構成される制御部31を図1等に示す回路基板13に備え、制御部31に、操作部32と、ファンモータ14aと、第1のPTCヒータ15aおよび第2のPTCヒータ15bと、イオン発生器24等が接続される。
操作部32は、例えば空調機1本体と独立したリモートコントロール装置で、図示しない表示部と、各種操作ボタン等を備え、図3に示すように、空調機1が設置される洗面所51の壁面52に取り付けられる。
制御部31は、操作部32での設定や、図示しないセンサのフィードバックに応じ、ファンモータ14aの回転駆動を制御して、風量の制御を行う。また、第1のPTCヒータ15aおよび第2のPTCヒータ15bの通電を制御して、吹き出される風の温度制御を行う。更に、イオン発生器24を制御して、イオンの発生の制御を行う。
<空調機の取付形態>
図8は空調機1の取付形態例を示す断面図で、図8(a)は壁面52に掛ける取付形態、図8(b)は壁面52に埋め込む取付形態を示す。また、図9は空調機1を壁面52に掛ける取付形態を示す斜視図、図10は空調機1を壁面52に埋め込む取付形態を示す斜視図である。
まず、空調機1を壁面52に掛ける取付形態について説明すると、空調機1を壁面52に掛ける取付形態で使用する場合には、本体ケース3に化粧パネル5を取り付ける。
すなわち、化粧パネル5の開口部5aから、フロントパネル4を取り付けていない本体ケース3を嵌める。化粧パネル5の開口部5aに本体ケース3を嵌めると、化粧パネル5のフランジ受け面22に本体ケース3のフランジ部9が載置され、位置決め突起22bの内周側にフランジ部9の外周側が当接する。
これにより、本体ケース3に対する化粧パネル5の位置決めが行われ、フランジ部9の取付穴9aと、フランジ受け面22のネジ穴22aの位置決めが行われ、ネジ10bを取付穴9aを通してネジ穴22aに締結することで、本体ケース3に化粧パネル5が固定される。
化粧パネル5が取り付けられた本体ケース3は、図9に二点鎖線で示す壁面52の所定の位置に位置決めされ、ネジ12を本体取付穴11aに通して壁面52に締結することで、本体ケース3が壁面52に固定される。
壁面52に固定された本体ケース3は、開口部8にフロントパネル4が取り付けられる。化粧パネル5が取り付けられた本体ケース3の開口部8にフロントパネル4を嵌めると、化粧パネル5の位置決め突起22bの外周側にフロントパネル4の内周面が当接して、化粧パネル5に対するフロントパネル4の位置決めが行われる。そして、ネジ25をフロントパネル取付穴21dを通してフロントパネル取付部11bに締結することで、フロントパネル4が本体ケース3に固定される。
フロントパネル4が本体ケース3に固定されると、ルーバー16がフロントパネル4の開口部21aから露出する。また、ファン部14の吸込口18aとフロントパネル4の吸込口21bが対向する。
以上により、図8(a)に示すように、空調機1は壁面52に掛けた形態で取り付けられる。空調機1を壁面52に掛ける取付形態では、本体ケース3の側面に化粧パネル5が取り付けられているので、デザイン性を損なうことは無い。
また、図11はフロントパネル4および化粧パネル5の取付形態を示す要部断面図である。化粧パネル5を本体ケース3に取り付け、フロントパネル4を本体ケース3に取り付けると、フロントパネル4と化粧パネル5は、位置決め突起22bによって位置決めが行われているので、フロントパネル4と化粧パネル5の間で位置ずれが発生せず、見栄えが良い。
次に、空調機1を壁面52に埋め込む取付形態について説明すると、空調機1を壁面52に埋め込む取付形態で使用する場合には、本体ケース3に化粧パネル5を取り付けない。
図10に示すように、壁面52には所定の位置に本体ケース3を嵌める開口部52aが形成される。そして、化粧パネル5およびフロントパネル4を取り付けていない本体ケース3を壁面52の開口部52aに嵌めて、フランジ部9を壁面52に当接させ、ネジ10aをフランジ部9の取付穴9aに通して壁面52に締結することで、本体ケース3が壁面52の開口部52aに固定される。
壁面52の開口部52aに固定された本体ケース3は、開口部8にフロントパネル4が取り付けられる。本体ケース3に対してフロントパネル4の位置決めを行い、ネジ25をフロントパネル取付穴21dを通してフロントパネル取付部11bに締結することで、フロントパネル4が本体ケース3に固定される。
フロントパネル4が本体ケース3に固定されると、ルーバー16がフロントパネル4の開口部21aから露出する。また、ファン部14の吸込口18aとフロントパネル4の吸込口21bが対向する。
以上により、図8(b)に示すように、空調機1はフロントパネル4が壁面52から露出し、壁面52に埋め込まれた形態で取り付けられる。空調機1を壁面52に埋め込む取付形態では、壁面52から突出するのはフロントパネル4の部分で、突出高が抑えられることから、圧迫感が無く、デザイン性に優れる。
<空調機の動作>
次に、空調機1の動作の概要について説明する。空調機1は、送風を吹き出す涼風モードと、温風を吹き出す暖房モードを備える。また、イオンを発生するイオン発生モードを備え、イオン発生モードには、正イオンと負イオンの双方を発生する正負イオンモードと、負イオンを発生する負イオンモードを備える。
これら運転モードは、利用者が図3および図7に示す操作部32を操作することで選択され、図7に示す制御部31は、操作部32での操作に応じてファンモータ14a、第1のPTCヒータ15a、第2のPTCヒータ15b、およびイオン発生器24を制御する。
例えば、涼風モードでは、制御部31はファンモータ14aを駆動する。ファンモータ14aが駆動されると、図5に示す羽根車17が回転することで、図1等に示すフロントパネル4の吸込口21bを通して、ファン部14の吸込口18aから室内の空気が吸い込まれ、ファンケース18によってルーバー16へと空気が流れて、ルーバー16から送風が吹き出される。
涼風モードでは、第1のPTCヒータ15aおよび第2のPTCヒータ15bに通電を行わないことで、ファン部14から吹き出した空気は加温されず、室内の温度に応じた送風がルーバー16から吹き出される。従って、涼風モードは夏場等に空調機1を扇風機として使用できる。
暖房モードでは、制御部31はファンモータ14aと第1のPTCヒータ15aおよび第2のPTCヒータ15bを駆動する。ファンモータ14aが駆動されると、図5に示す羽根車17が回転することで、図1等に示すフロントパネル4の吸込口21bを通して、ファン部14の吸込口18aから室内の空気が吸い込まれ、ファンケース18によってルーバー16へと空気が流れる。
第1のPTCヒータ15aおよび第2のPTCヒータ15bが駆動され通電されると、ファン部14から吹き出した空気が加温され、ルーバー16から温風が吹き出される。従って、暖房モードは冬場等に空調機1を洗面所を暖める暖房機として使用できる。
なお、暖房モードでは、第1のPTCヒータ15aと第2のPTCヒータ15bの双方を駆動する運転モードと、第1のPTCヒータ15aと第2のPTCヒータ15bのいずれかを駆動する運転モード等を切り換えることで、温風の温度制御が可能で、室内の温度を制御することが可能となる。
イオン発生モードで、正イオンと負イオンの双方を発生する正負イオンモードの場合、例えば、涼風モードと連動するような制御が行われる。すなわち、制御部31はファンモータ14aとイオン発生器24を駆動する。
ファンモータ14aが駆動されると、上述したように、フロントパネル4の吸込口21bを通してファン部14の吸込口18aから室内の空気が吸い込まれ、ファンケース18によってルーバー16へと空気が流れる。
イオン発生器24が駆動されると、ここでは略同数の正イオンと負イオンの双方がファンケース18内に放出される。これにより、ファン部14による空気の流れによって、ルーバー16から正イオンと負イオンの双方を含む送風が吹き出される。
従って、正イオンと負イオンの双方を発生させるイオン発生モードでは、空気中の浮遊細菌を不活化して、カビの発生を抑えることができる。また、涼風モードと組み合わせることで、部屋内の湿度が下がり、カビの防止により効果的である。
イオン発生モードで、負イオンを発生する負イオンモードの場合、例えば、暖房モードと連動するような制御が行われる。すなわち、制御部31はファンモータ14aと第1のPTCヒータ15aと第2のPTCヒータ15bおよびイオン発生器24を駆動する。
ファンモータ14aが駆動されると、上述したように、フロントパネル4の吸込口21bを通してファン部14の吸込口18aから室内の空気が吸い込まれ、ファンケース18によってルーバー16へと空気が流れる。
イオン発生器24が駆動されると、ここでは負イオンがファンケース18内に放出される。また、第1のPTCヒータ15aおよび第2のPTCヒータ15bが駆動され通電されると、ファン部14から吹き出した空気が加温される。これにより、ファン部14による空気の流れによって、ルーバー16から負イオンを含む温風が吹き出される。
従って、負イオンを発生させるイオン発生モードではリラックス効果が得られ、また、暖房モードと組み合わせることで、部屋内の温度が快適な温度に上がり、よりリラックス効果が得られる。なお、負イオンを発生させるイオン発生モードでは、負イオンのみを発生させても良いし、正イオンに対して負イオンを多く発生させても良い。
なお、本例の空調機1は図3に示す洗面所52に設置される例で説明したが、浴室53の壁面に設置される構成のものでも良い。
本発明は、洗面所や浴室等の壁面に設置され、送風と温風を吹き出す空調機に適用される。
本実施の形態の空調機の構成の一例を示す分解斜視図である。 本実施の形態の空調機の構成の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の空調機の設置例の概要を示す斜視図である。 本実施の形態の空調機1の内部構成を示す正面図である。 図4のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 本実施の形態の空調機1の制御系の一例を示す機能ブロック図である。 空調機1の取付形態例を示す断面図で、図8(a)は壁面52に掛ける取付形態、図8(b)は壁面52に埋め込む取付形態を示す。 空調機1を壁面52に掛ける取付形態を示す斜視図である。 空調機1を壁面52に埋め込む取付形態を示す斜視図である。 フロントパネル4および化粧パネル5の取付形態を示す要部断面図である。
符号の説明
1・・・空調機、2・・・空調ユニット、3・・・本体ケース、4・・・フロントパネル、4a・・・フィルタ、5・・・化粧パネル、5a・・・開口部、6・・・背面板、7・・・側面板、8・・・開口部、9・・・フランジ部、9a・・・取付穴、10a,10b・・・ネジ、11・・・シャーシ、11a・・・本体取付穴、11b・・・フロントパネル取付部、12・・・ネジ、13・・・回路基板、14・・・ファン部、14a・・・ファンモータ、15・・・ヒータ、15a・・・第1のPTCヒータ、15b・・・第2のPTCヒータ、16・・・ルーバー、17・・・羽根車、18・・・ファンケース、18a・・・吸込口、18b・・・吹出口、19a・・・第1の風路、19b・・・第2の風路、20a・・・ハウジング、20b・・・吹出口、20c・・・風向板、21a・・・開口部、21b・・・吸込口、21c・・・フィルタ取付部、21d・・・フロントパネル取付穴、22・・・フランジ受け面、22a・・・ネジ穴、22b・・・位置決め突起、23・・・補強リブ、24・・・イオン発生器、31・・・制御部、32・・・操作部、51・・・洗面所、52・・・壁面、52a・・・開口部

Claims (6)

  1. 空気を吸い込み、送風あるいは温風を吹き出す空調部と、
    前記空調部を収容する本体ケースと、
    前記本体ケースの前面を覆うフロントパネルを備え、壁面に固定される空調機において、
    前記本体ケースの前面外周に設けられ、前記本体ケースより突出したフランジ部と、
    前記本体ケースの側面を覆う化粧パネルと、
    前記フランジ部に取付穴を設けて構成され、前記化粧パネルを前記本体ケースに着脱自在に固定するパネル取付部と、
    前記本体ケースの背面に取付穴を設けて構成され、前記化粧パネルを装着した前記本体ケースを、前記壁面に固定する第1の本体取付部とを備え
    前記パネル取付部は、前記化粧パネルを非装着とした前記本体ケースを、前記壁面に形成した開口部に固定する第2の本体取付部として機能する
    ことを特徴とする空調機。
  2. 前記化粧パネルと前記フロントパネルの位置決めを行うと共に、前記化粧パネルと前記本体ケースの位置決めを行う位置決め部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の空調機。
  3. 前記化粧パネルの内面に、内向きに突出する複数の補強リブを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空調機。
  4. 正イオンと負イオンを発生するイオン発生器を前記空調部に備えた
    ことを特徴とする請求項1,2または3記載の空調機。
  5. 前記空調部を制御して、送風を吹き出す涼風モードと、温風を吹き出す暖房モードを行う制御部を備えた
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の空調機。
  6. 前記制御部は、前記イオン発生器を制御して、正イオンと負イオンの双方を発生させるモードと、負イオンを発生させるモードを、前記涼風モード運転時と前記暖房モード運転時に選択的に行う
    ことを特徴とする請求項記載の空調機。
JP2004272358A 2004-09-17 2004-09-17 空調機 Active JP4599962B2 (ja)

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