JP3926157B2 - トイレ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトイレ装置に関し、特に冷房手段を備えたトイレ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば実開昭63−190373号公報や特開2000−79077号公報などにおいて、トイレ装置に冷凍サイクルを用いた冷房手段を配設し、かつその凝縮器の冷却手段として水タンク内の洗浄水を利用するとともに、冷房手段をタンクカバー内に配設して一体化したものが開示されている。
【0003】
一方、特開平1−281340号公報には、トイレ用冷暖房装置において、冷房時と暖房時の送風機のオン・オフのタイミングを制御して送風による不快感を防止するようにしたものが開示されている。具体的には、冷房時には冷却手段が停止しても送風を継続して送風停止による不快感を無くし、暖房時には加熱手段が停止すると送風を停止して冷風が吹き付けられることによる不快感を無くすようにする制御方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、トイレ装置においては、局部温水洗浄手段の湯沸ヒータや局部乾燥手段のヒータにはAC100VのAC電源が用いられ、局部温水洗浄手段のポンプモータや流量調整用モータや止水電磁弁、脱臭手段や局部乾燥手段のファンモータ、電動開閉手段の開閉モータにはDC12VのDC電源が用いられる。また、冷房手段においては、圧縮機の駆動にはAC100VのAC電源が用いられ、送風機にはDC12VのDC電源が用いられる。また、AC電源には商用電源がそのまま用いられるが、DC電源にはAC電源からDC電源回路によって得たものが用いられる。
【0005】
そこで、上記のようにトイレ装置に冷房手段を一体化して設ける場合には、DC電源回路を共用することによってスペース及びコストの低下を図ることができるが、従来のトイレ装置におけるDC電源回路の電力容量に冷房手段の送風機の駆動に必要な電力を合計した電力容量が得られるDC電源回路にしようとすると、DC電源回路は電力容量の増加に応じて設置スペース及びコストがほぼ比例的に増加するため、大きなスペースが必要になるとともにコスト高になるという問題がある。例えば、従来のトイレ装置におけるDC電源回路の出力は15W程度であったものが、冷房装置の送風機を駆動するために、さらに15W程度の出力が必要になって30Wの出力が必要になり、スペース及びコストが2倍程度にもなるという問題がある。
【0006】
また、電動開閉手段の開閉モータの駆動力制御は極めて微妙なものであり、DC電源に出力変動があると、開閉動作の安定性に悪影響を与えるが、冷房手段の圧縮機の起動時にはAC電源における消費電力が極端に大きくなり、それに伴ってDC電源回路の出力に変動を来たし、電動開閉手段の動作が不安定になるという問題がある。
【0007】
一方、上記特開平1−281340号公報では、冷暖房装置の送風機のオン・オフのタイミングを制御することは開示されていても、このような問題を解決するものではない。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、冷房手段を一体的に設けながら、DC電源回路のスペース及びコストを抑制でき、また電動開閉手段の動作安定性を確保できるトイレ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のトイレ装置は、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段と、局部温水洗浄手段と局部乾燥手段の少なくとも一方を備えたトイレ装置において、冷房手段運転中に局部温水洗浄手段や局部乾燥手段を運転した場合、圧縮機は運転状態のままで送風機の運転を停止し、局部温水洗浄手段や局部乾燥手段の運転終了後に送風機の運転を再開するようにしたものであり、トイレ装置に冷房手段と局部温水洗浄手段や局部乾燥手段を備えている場合に、冷房運転中に局部温水洗浄手段や局部乾燥手段が作動すると冷房手段の送風機を停止させ、作動停止後に運転を再開することで、DC電源回路の出力容量を、局部温水洗浄手段または局部乾燥手段と冷房手段の送風機の両方を余裕をもって駆動するだけの容量を確保する必要がなくなり、それだけDC電源回路の出力容量を小さくでき、冷房手段を一体的に設けながらDC電源回路のスペース及びコストを抑制できる。なお、局部温水洗浄手段や局部乾燥手段の運転時間は通常それほど長くないので、その間冷房手段の送風が停止してもそれほど不快感を感じることもない。
【0010】
また、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段と、便蓋と便座の少なくとも一方の電動開閉手段を備えたトイレ装置において、冷房手段の運転中に電動開閉手段の運転を行った場合、冷房手段の運転は圧縮機のみ運転し、電動開閉手段の開閉動作が終了した後に送風機の運転を再開するようにしたものであり、トイレ装置に冷房手段と電動開閉手段を備えている場合に、冷房運転中に電動開閉手段が作動すると冷房手段の送風機を停止させ、作動停止後に運転を再開することで、DC電源回路の出力容量を、電動開閉手段と冷房手段の送風機の両方を余裕をもって駆動するだけの容量を確保する必要がなくなり、それだけDC電源回路の出力容量を小さくでき、冷房手段を一体的に設けながらDC電源回路のスペース及びコストを抑制できる。
【0011】
また、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段と、便蓋と便座の少なくとも一方の電動開閉手段を備えたトイレ装置において、冷房手段の運転開始が電動開閉手段の運転と重なった場合、冷房手段の運転は送風機のみ運転し、電動開閉手段の開閉動作が終了した後に圧縮機の運転を開始するようにしたものであり、トイレ装置に冷房手段と電動開閉手段を備えている場合に、冷房手段の運転開始が電動開閉手段の作動と重なった時に、冷房手段の圧縮機を運転しないことで、圧縮機の起動時に大電力を必要としてAC電源の消費電力が急に大きくなり、DC電源回路の出力変動が生じてしまうのを防止でき、電動開閉手段の安定した動作を確保することができる。なお、電動開閉手段の動作時間はあまり長くないので、開閉動作が終了した後に冷房手段が実際に稼働してもあまり不快感は感じないで済む。また、送風機の運転も行わない方がDC電源回路の出力容量に余裕があるが、冷房開始を使用者に知らしめるために送風機の運転を行うもので、そのため送風機の消費出力を可及的に小さくした運転状態にするのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のトイレ装置の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
【0013】
1はトイレ装置で、便器2と、その上面後部に設置された本体部3と、本体部3の前端部に便器2上に設置された姿勢と上方に開いた状態との間で上下回動可能に装着された便座4及び便蓋5にて構成されている。
【0014】
本体部3は、便器2上に固定設置されるベース板(図示せず)上に、便器2を洗浄する洗浄水を貯める水タンク6と、冷房手段7を設置し、また必要に応じてその前部に局部温水洗浄手段21を設置し、それらをケース8内に収納して構成されている。水タンク6の一側部に冷房手段7の配設空間を形成する凹欠部6aが形成され、冷房手段7は水タンク6の一側部に配設されている。ケース8は、ケース本体9とその上端開口を覆うケース蓋10にて構成されており、ケース蓋10は必要に応じて手洗い手段を設けた構成とされる。
【0015】
冷房手段7は、圧縮機11と、凝縮器12と、減圧器13と、蒸発器14からなる冷凍サイクルと、蒸発器14で冷却された空気を送風する送風機15とを備えており、水タンク6を設置した状態で着脱できるユニットとして構成されている。16は冷凍サイクルを接続する冷媒配管である。
【0016】
凝縮器12は、水タンク6内に収容配置されて洗浄水と熱交換する蛇行配管部材にて構成され、減圧器13は細管を巻回して構成されている。蒸発器14は、周壁内に配設されたフィン群とこのフィン群を貫通する蛇行配管にて構成され、蛇行配管に冷媒を流しながらフィン群間の隙間に空気を通すことにより、空気を熱交換して冷却するように構成されている。送風機15は軸方向に吸い込んで径方向に吹き出すシロッコファンにて構成されている。蒸発器14と送風機15は、比較的小さな幅の通風空間を介して並列配置して連結され、かつ蒸発器14が水タンク6の一側部に送風機15を介在させた状態で配設され、蒸発器14で熱交換された空気を送風機15にてケース蓋10の前面両側部に配設された吹き出し口17から便座4上に着座した人の首筋に向けて冷風を吹き付けるように構成されている。
【0017】
水タンク6の前面には制御基板18が配設されている。この制御基板18には、図2に示すように、局部温水洗浄手段21、脱臭手段22、局部乾燥手段23、便座4及び弁蓋5を開閉する電動開閉手段24、及び冷房手段7を作動制御する制御手段20、及びDC電源回路(図示せず)が配設されている。
【0018】
図2における冷房手段7以外の各手段7、21〜24の構成要素とその使用電力の具体数値例(括弧内に表示)を説明する。なお、ACはAC100Vの商用電源、DCはDC電源回路によって得たDC12Vである。
【0019】
局部温水洗浄手段21は、止水電磁弁21a(DC1W)と、湯沸ヒータ21b(AC1100W)と、ポンプモータ21c(DC5W)と、切換流量調整弁21d及びその流量調整モータ21e(DC1W)と、おしり用ノズル21fとビデ用ノズル21gを備えている。
【0020】
脱臭手段22は、脱臭材22aと、空気を吸引するファンモータ22b(DC3W)を備えている。
【0021】
局部乾燥手段23は、乾燥ヒータ23a(AC800W)と、乾燥空気を送風するファンモータ23b(DC10W)を備えている。
【0022】
電動開閉手段24は、便座4を開閉する開閉モータ24a(DC5W)と、便蓋5を開閉する開閉モータ24b(DC5W)備えている。
【0023】
また、冷房手段7は上記のように圧縮機11(AC160W)と、凝縮器12と、減圧器13と、蒸発器14と、送風機15(DC10W)を備えている。
【0024】
次に、制御手段20による、冷房手段7の使用時における冷房手段7の運転と、局部温水洗浄手段21、脱臭手段22、局部乾燥手段23及び電動開閉手段24の運転の制御を図3〜図5を参照して説明する。
【0025】
冷房手段7の運転中で、圧縮機11及び送風機15が作動している状態で、局部温水洗浄手段21や局部乾燥手段23を運転した場合には、図3に示すように、圧縮機11は運転状態のままで送風機15の運転を停止し、局部温水洗浄手段21や局部乾燥手段23の運転終了後に送風機15の運転を再開するように構成されている。
【0026】
また、冷房手段7の運転中で、圧縮機11及び送風機15が作動している状態で、電動開閉手段24の運転を行った場合には、図4に示すように、冷房手段7の運転は圧縮機11のみ運転し、電動開閉手段24の開閉動作が終了した後に送風機15の運転を再開するように構成されている。
【0027】
また、冷房手段7の運転開始が電動開閉手段24の運転と重なった場合には、図5に示すように、冷房手段7の運転は送風機15のみを運転し、電動開閉手段24の開閉動作が終了した後に圧縮機11の運転を開始するように構成されている。
【0028】
以上の構成によれば、冷房手段7の運転中で、圧縮機11及び送風機15が作動している状態で、局部温水洗浄手段21や局部乾燥手段23を作動させた場合に、冷房手段7のAC電源を使用している圧縮機11は運転を継続させて送風機15を一旦停止させ、局部温水洗浄手段21や局部乾燥手段23の作動停止後に送風機15の運転を再開するようにしているので、DC電源回路の出力容量を、局部温水洗浄手段21(DC使用電力は合計7W)または局部乾燥手段23(DC使用電力10W)と冷房手段7の送風機15(DC使用電力10W)の両方を余裕をもって駆動するだけの容量を確保する必要がなくなり、それだけDC電源回路の出力容量を小さくでき、冷房手段7を一体化して設けても出力容量が15Wの従来のトイレ装置のDC電源回路をそのまま使用することができ、DC電源回路のスペース及びコストを抑制できる。
【0029】
なお、局部温水洗浄手段21や局部乾燥手段23の運転時間は通常それほど長くないので、その間冷房手段7の送風が停止してもそれほど不快感を感じることもない。また、圧縮機11の運転を一旦停止しないので、圧縮機11の中断後は一定時間再起動できないことによる不都合を生じない。
【0030】
また、冷房手段7の運転中で、圧縮機11及び送風機15が作動している状態で、電動開閉手段24を作動させた場合に、冷房手段7のAC電源を使用している圧縮機11のみ運転して送風機15を停止させ、電動開閉手段24の開閉動作が終了した後に送風機15の運転を再開するようにしているので、DC電源回路の出力容量を、電動開閉手段24(DC使用電力は5W)と冷房手段7の送風機15(DC使用電力10W)の両方を余裕をもって駆動するだけの容量を確保する必要がなくなり、それだけDC電源回路の出力容量を小さくでき、冷房手段7を一体的に設けながらDC電源回路のスペース及びコストを抑制できる。
【0031】
また、冷房手段7の運転開始が電動開閉手段24の運転と重なった場合に、冷房手段7の運転は送風機15(DC使用電力10W)のみ運転し、電動開閉手段24の開閉動作が終了した後に圧縮機11の運転を開始するようにし、電動開閉手段24の開閉動作中に圧縮機11を起動しないことで、圧縮機11の起動時には大電力を必要とするためにAC電源の消費電力が急に大きくなってDC電源回路の出力変動を生じてしまうのを防止でき、電動開閉手段24の安定した動作を確保することができる。
【0032】
なお、電動開閉手段24の動作時間はあまり長くないので、開閉動作が終了した後に冷房手段7が実際に稼働してもあまり不快感は感じないで済む。また、送風機15の運転も行わない方がDC電源回路の出力容量に余裕があるが、冷房開始を使用者に知らしめるために送風機15の運転を行うもので、その場合DC使用電力は、最大10W+5Wとなり、従来のトイレ装置のDC電源回路の出力容量の15Wの限界一杯になって余裕が無くなるため、送風機15の消費出力を可及的に小さくした運転状態にするのが好ましい。
【0033】
なお、凝縮器12を蛇行配管部材で構成して水タンク6内に収容配置することは、簡素な構成で凝縮熱を放熱できる点で好ましいが、これは一例であり、他に、フィンチューブで構成すると、熱交換効率が高い点で好ましい。また、凝縮器12を水タンク6内に収容配置せず、水容器(図示せず)に凝縮器12を収容配置し、水タンク6の水を水タンク6と水容器の間で循環させると、水タンク6内に凝縮器12を収容配置するスペースが必要なく、水タンク6内の給排水装置(図示せず)の配設自由度が増す点で好ましい。さらに、凝縮器12を二重配管で構成して水タンク6外に配設し、水タンク6の水を循環させると、凝縮器12を水タンク6外に配設でき、かつ水タンク6に収容配置した場合に生じる、水の喫水面での腐食等の問題を回避できる点で好ましい。
【0034】
また、減圧器13を細管を巻回して構成することは、簡素な構成で減圧を行うことができる点で好ましいが、これは一例であり、他に、バルブで構成すると、冷房負荷に応じて減圧度合いを変更できる点で好ましい。また、電子制御弁で構成すると、減圧度合いを自動制御で変更できる点で好ましい。
【0035】
また、送風機15をシロッコファンで構成することは、吸い込みと吹き出しの方向を垂直にできる点や、圧力損失に強い点で好ましいが、これは一例であり、他に、軸流ファンで構成すると、吸い込みと吹き出しの方向を同一方向にできる点で好ましい。また、クロスフローファンで構成すると、冷風を幅広く吹き出すことができる点で好ましい。これらは、蒸発器14の配設位置と吹き出し方向や風路構成に応じて選択すると良い。
【0036】
また、DC電源回路を12Vとすることは一例であり、駆動部品に応じて15Vや24Vを用いても良い。ここで、電圧種は混在させるよりも統一することが電源回路スペースやコストを小さくできる点で好ましい。
【0037】
【発明の効果】
本発明のトイレ装置によれば、以上の説明から明らかなように、トイレ装置に冷房手段と局部温水洗浄手段や局部乾燥手段を備えている場合に、冷房運転中に局部温水洗浄手段や局部乾燥手段が作動すると冷房手段の送風機を停止させ、作動停止後に運転を再開することで、DC電源回路の出力容量を、局部温水洗浄手段または局部乾燥手段と冷房手段の送風機の両方を余裕をもって駆動するだけの容量を確保する必要がなくなり、それだけDC電源回路の出力容量を小さくでき、冷房手段を一体的に設けながらDC電源回路のスペース及びコストを抑制できる。
【0038】
また、トイレ装置に冷房手段と電動開閉手段を備えている場合に、冷房運転中に電動開閉手段が作動すると冷房手段の送風機を停止させ、作動停止後に運転を再開することで、DC電源回路の出力容量を、電動開閉手段と冷房手段の送風機の両方を余裕をもって駆動するだけの容量を確保する必要がなくなり、それだけDC電源回路の出力容量を小さくでき、冷房手段を一体的に設けながらDC電源回路のスペース及びコストを抑制できる。
【0039】
また、トイレ装置に冷房手段と電動開閉手段を備えている場合に、冷房手段の運転開始が電動開閉手段の作動と重なった時、冷房手段の圧縮機を運転しないことで、圧縮機の起動時に大電力が必要であるためにAC電源の消費電力が急に大きくなってDC電源回路の出力変動が生じてしまうのを防止でき、電動開閉手段の安定した動作を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレ装置の一実施形態の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同実施形態の各手段の制御ブロック図である。
【図3】同実施形態における冷房手段の運転中に局部温水洗浄手段や乾燥手段を運転した場合のそれらの運転制御のタイミング図である。
【図4】同実施形態における冷房手段の運転中に電動開閉手段を運転した場合のそれらの運転制御のタイミング図である。
【図5】同実施形態における冷房手段の運転開始と電動開閉手段の運転が重なった場合のそれらの運転制御のタイミング図である。
【符号の説明】
1 トイレ装置
7 冷房手段
11 圧縮機
12 凝縮器
13 減圧器
14 蒸発器
15 送風機
20 制御手段
21 局部温水洗浄手段
23 局部乾燥手段
24 電動開閉手段

Claims (3)

  1. 圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段と、局部温水洗浄手段と局部乾燥手段の少なくとも一方を備えたトイレ装置において、冷房手段運転中に局部温水洗浄手段や局部乾燥手段を運転した場合、圧縮機は運転状態のままで送風機の運転を停止し、局部温水洗浄手段や局部乾燥手段の運転終了後に送風機の運転を再開するようにしたことを特徴とするトイレ装置。
  2. 圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段と、便蓋と便座の少なくとも一方の電動開閉手段を備えたトイレ装置において、冷房手段の運転中に電動開閉手段の運転を行った場合、冷房手段の運転は圧縮機のみ運転し、電動開閉手段の開閉動作が終了した後に送風機の運転を再開するようにしたことを特徴とするトイレ装置。
  3. 圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器と送風機とを有する冷凍サイクルによる冷房手段と、便蓋と便座の少なくとも一方の電動開閉手段を備えたトイレ装置において、冷房手段の運転開始と電動開閉手段の運転が重なった場合、冷房手段の運転は送風機のみ運転し、電動開閉手段の開閉動作が終了した後に圧縮機の運転を開始するようにしたことを特徴とするトイレ装置。
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