JP4302351B2 - 水洗トイレ装置の空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器に水を勢いよく流して洗う水洗トイレに、トイレ室等を冷房または暖房する空調装置を設ける水洗トイレ装置の空調装に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水洗トイレ装置に設けた空気調和機は、図4に示すような構成であった。すなわち、冷凍サイクルを構成する圧縮機41、凝縮器42、蒸発器43等を有する空調装置は凝縮器42を、トイレ室44の角に跨って壁に設け、かつ便器45を洗う水を貯めている水タンク46(ロータンク)に水没させ、圧縮機41、蒸発器43、送風ファン47等は一つのケース48に納めてトイレ室44の壁に設置した構成である。
【0003】
そして、圧縮機41の運転により冷媒を凝縮器42、蒸発器43、圧縮機41と循環させ、トイレ室44の空気を送風ファン47により蒸発器43で熱交換させて吹出し口49よりトイレ室44に冷風を送り空調するとともに、凝縮器42の凝縮熱は水タンク46の水に放熱してトイレ室44には放出しないように構成している。
【0004】
また、水タンク46には前記凝縮熱で加熱された温水を便器45に導くための通路50に電磁弁51を設け、水タンク46の水温を検知する温度検知器52の検出信号に基づき前記電磁弁51の開閉頻度を多くまたは少なく制御する構成であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のトイレ用空気調和機では、凝縮器42は水タンク46内に、圧縮機41、蒸発器43、送風ファン47等はケース48内にそれぞれ設け、そしてケース48を壁に、凝縮器42を水タンク46に別々に取付ける、装置全体としてのまとまりがなく、かつトイレ室44への設置工事も手間のかかるものであった。
【0006】
また空調運転時に水タンク46の水は、電磁弁51が温度検知器52の検出信号に基づき開成されるまで、凝縮熱で加熱され水タンク46内で自然対流するだけなので比較的に速く温度上昇していき、かつ水タンク内に上下の温度差が生じ凝縮器42の放熱作用が短時間に低下して冷却能力が低下する恐れがあった。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、空調装置の運転時、常に水タンクの洗浄水を僅かに便器へ流すことにより空調能力の低下を防止し、かつ装置全体のコンパクト化を図る水洗トイレの空調装を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の請求項1に記載の発明は、便器の洗浄水を貯める自動給水機能付の水タンクと、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器を有し、トイレ室を空調する空調装置と、前記空調装置の運転を制御する制御手段と、前記水タンク内の洗浄水を便器に流す排水路と、便器へ流す洗浄水を止水する止水手段とを備え、前記空調装置および制御手段と水タンクを吹出し口付のケースで覆うとともに、前記凝縮器を前記水タンク内の給水部の真下に水没せしめ、前記凝縮器の下部に近接して前記排水路を設け、前記制御手段は前記空調装置の運転時には常に少水量の洗浄水が前記排水路を通じて便器に流れるように前記止水手段を制御し、汚物の排出および便器を洗う時は多量の洗浄水が前記排水路を通じて便器に流れるように前記止水手段を制御する水洗トイレ装置の空調装置である。
【0009】
上記手段によれば、自動給水機能付の水タンクと空調装置とは前記水タンクに凝縮器を水没させて一つのケースで覆ってコンパクト化と、前記空調装置の運転時に止水手段を僅かに開いて洗浄水を排水路を通じて便器へ流し、僅かに流れる洗浄水により凝縮器と熱交換する水が常に入替わり、すなわち水タンク内に自然対流による循環水とは異なる流動水作用が起こり安定した温度の水と熱交換する作用を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の水洗トイレ装置の空調装置とこの空調装置を備えた水洗トイレ装置につき、図面に従い説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1は本発明の水洗トイレ装置の空調装置とこの空調装置を備えた水洗トイレ装置の正面要部を切り欠いて示す構成図で、図2は同じく要部を切り欠いて示す概略斜視図である。トイレ室1を冷房する空調装置は、冷凍サイクルを構成する圧縮機2、金属管、金属蛇管、フィンチューブ等の凝縮器3、減圧器4、フィンチューブ式熱交換器の蒸発器5等を有し、更にトイレ室1の空気を循環させて蒸発器5と熱交換させる送風ファン6、この送風ファン6、圧縮機2に配線して冷房運転を制御するマイクロコンピュータ等を主体とする制御手段7を付加している。
【0012】
このような空調装置は、便器8に水を流して洗う洗浄水を、満水面9まで貯めている浮き10式の自動給水弁11を有する縦に細長い扁平型の水タンク12(ロータンク)内に凝縮器3を水没させ、かつ圧縮機2を前記水タンク12の外側面下部を窪まして確保した凹部12aに、蒸発器5、送風ファン6を前記水タンク12の外側面上部脇に、制御手段7の基板を前記水タンク12の下部前面に近接させてそれぞれ設け、これら有機的に組合せコンパクトに配置した水タンク12と空調装置の各構成要素を一つの扁平型のケース13にて覆い、更に便器8の便座14の後部に一体に直立させて設け、便器8の後端部に取付けている。
【0013】
また、前記水タンク12には満水面9より低位置で、かつ凝縮器3に近接して接続し、水タンク12の洗浄水を便器8に流す排水路15を設け、この排水路15には電磁弁等の止水手段16を途中に設けている。前記止水手段16は空調装置の運転時、僅かに開いて少量の洗浄水を便器8に流すもので、前記少量とは空調装置が持つ冷房能力を発揮できる程度の凝縮作用を凝縮器3がする際に発生する凝縮熱を充分に放熱できる少水量である。
【0014】
すなわち、前記止水手段16は空調装置の運転時に常に、僅かに開いて少水量を排水路15に流すことにより、水タンク12内の洗浄水にも排水路15に向かって流動水作用を起こさせ、水タンク12内に自然対流による循環水とは異なる、つまり排水路15を通じて常に便器8へ僅かに流れる洗浄水により凝縮器3と熱交換する水が常に入替わり、凝縮器3の放熱作用を効率良く行なわせて凝縮熱による加熱で水が温度上昇して冷却能力が低下するのを防止している。もちろん、前記止水手段16は空調装置を運転していない時は、水タンク12内に自然対流による循環水とは異なる流動水作用を水タンク12内に起こさせる必要がないので排水路15を閉じるものである。
【0015】
このように開閉する止水手段16は制御手段7に制御され、前記制御手段7は空調装置の運転操作が行なわれると、その信号を受けて止水手段16を空調装置の持つ冷房能力を発揮できる程度の凝縮作用を凝縮器3がする際に発生する凝縮熱を充分に放熱できる僅かな少水量が流れるように格納してあるプログラムを実行して開成度合を制御するものである。
【0016】
また、制御手段7は使用者が便座14に腰掛けて用便を済ませた後の汚物の排出および便器8を洗う操作をすると、先に受けている空調運転による少水量の開成度に止水手段16を制御している指示を一時中断し、これに優先して止水手段16を全開させて所定量の洗浄水を排水路15に流れるようにするとともに、前記所定量が流れ過ぎれば再び前の状態である少水量の開成度に止水手段16を制御するもので、前記止水手段16の制御流れを格納してあるプログラムを実行して行うものである。
【0017】
一方、排水路15と止水手段16は、空調運転時に常に少水量の洗浄水を流すのと、汚物の排出および便器8を洗うのに一時的に多量の洗浄水を流すのに共用して全体のコンパクト化に寄与している。もちろん、汚物の排出および便器8を洗う洗浄水と、空調運転時に常に少水量を流す洗浄水の排水路を別々に設けて止水手段を設置しても良い。また、自動給水弁11に接続している水タンク12の給水部17は、近接して配置している凝縮器3に新鮮な水が比較的に早く行き亘るようにして凝縮熱の放熱を促進させるようにしている。
【0018】
また局部洗浄装置19は、用便後の人体の局部を温水で洗浄する、温水を作る電気ヒータ、その温水タンク、温水を送るポンプ等(いずれも図示せず)、局部に温水を噴射する局部洗浄ノズル18を有し、ケース13の前面下部に便座14と一体に横長に配置されている。もちろん、ケース13で前記空調装置、水タンク12と一緒にカバーしてもよいものである。
【0019】
20は一例として、ケース13の側面下部に設けた吸気口で、21はケース13の前面上部における左右両端に設けた吹出し口で、便座14に腰掛けた大人の使用者の首筋あたりに空調空気を吹出すようにしてある。また、前記吸気口20から吹出し口21に至る流通経路の最適位置に脱臭装置(図示せず)を付加しているものである。22は便座14に開閉自在に設けた弁座蓋で、前記便座14には暖房用の加熱ヒータを設けている。23は送風ファン6の送風ガイドで、吹出し口21に通じる。24は水道管に通じる配管で、局部洗浄装置19の温水タンクに接続している。図中の矢印は、空気と水の流れを示す。
【0020】
上記実施の形態において、トイレ室1に入る前、または入ってからスイッチ等で空調装置の運転操作をすると制御手段7は制御を開始する。すなわち、圧縮機2、凝縮器3、減圧器4、蒸発器5、圧縮機2の順に冷媒が循環するとともに、空調装置運転の指示信号を受けた制御手段7により止水手段16が僅かに開成され、水タンク12に満水に貯められている洗浄水の少量が排水路15を通じて便器8に流れる。
【0021】
その結果、水タンク12内の洗浄水も満水面9より低位置の排水路5に向かって流動作用が起こり、このため常に凝縮器3の付近の水が入替わって前記凝縮器3の凝縮熱の放熱作用が積極的に安定して行なわれる。一方、送風ファン6の回転によりトイレ室1の空気が吸気口20からケース13内に吸引されるとともに、脱臭装置を通過して脱臭され、かつ蒸発器5で冷却されて吹出し口21から冷風が吹出し、便座14に腰掛けた用便中の使用者の首筋付近およびトイレ室1を空調する。
【0022】
そして、用便後は局部洗浄装置19の運転をスイッチで操作し制御手段7により制御して局部洗浄ノズル18から温水を噴射して局部を洗浄する。その後は、汚物の排出および便器8を洗う操作をスイッチ等で行うと、この指示信号を受けた制御手段7は空調装置運転の指示信号に優先して一時的に止水手段16を大きく開成させる。そして、水タンク12からは多量の洗浄水が一度に排水路15を通って便器8に流れ汚物が排出され、便器8が洗われる。
【0023】
このようにして水タンク12から多量の洗浄水が便器8に流れ終わると、制御手段7は再び止水手段16を空調装置の運転時における僅かな開成度合に制御して、空調装置の運転が停止されるまで水タンク12から排水路15を通って洗浄水が便器8に流れ続け、凝縮器3の凝縮熱の放熱作用が安定して続けられる。もちろん、水タンク12には、満水面9が所定位置まで低下すると浮き10付の自動給水弁11が開いて水道管より新しい水が満水面9まで補給され給水を停止し、以降前記動作が繰り返されるものである。
【0024】
以上のように本実施の形態では、空調装置の運転中において止水手段16の僅かに開いた排水路15を通じて常に便器8へ少量の洗浄水が流れるので、凝縮器3と熱交換する水が常に入替わり、すなわち水タンク12内に自然対流による循環水とは異なる流動水作用が起こり安定した温度の水と凝縮器3が積極的に熱交換でき、空調装置の能力低下を防止できるとともに、洗浄水の排水は必要最低限の少量なので、節水効果も発揮できる。
【0025】
また、止水手段16は制御手段7により制御されて空調装置を運転している必要な時は僅かに開き、空調装置を運転していない不必要な時には閉じて排水路15を遮断するので、便器へ流れる少量の洗浄水を節水することもできる。
【0026】
更に自動給水機能付の水タンク12と空調装置とは、圧縮機2を前記水タンク12の外側面下部を窪ました凹部12aに、蒸発器5、送風ファン6を水タンク12の外側面上部脇に、制御手段7の基板を水タンク12の下部前面に近接させてそれぞれ設け、これら有機的に組合せ配置した水タンク12と空調装置の各構成要素を一つの扁平型のケース13で覆い便座14の後部に一体に直立させて設け、便器8の後端部に取付けているので、コンパクト化を図れるとともに、トイレ室1の有効スペースを確保でき、かつ電源、配管を含めた現場、すなわち一般的に広いスペースの確保が困難なトイレ室1での設置工事を従来のものより遥かに容易に可能になる。
【0027】
更に本実施の形態では、凝縮器3が水タンク12の給水部17に近接した真下で水没しているので、排水により満水面9が所定位置まで低下して自動給水弁11が作動し水道水が給水部17より注水されると、新しい水が比較的に早く凝縮器3に触れるので、その時に空調装置が運転をしていると、凝縮器3の効率の高い放熱作用を得ることができる。
【0028】
更に上記実施の形態では、排水路15に止水手段16を設け、少量の水を流す僅かな開きと、多量の水を流す開きにして流量調整をしていることになるが、このような形態ではなく更に細かく流量調整の可能な流量調整手段を用いることも可能で、本実施の形態と略同様の作用効果を期待できるとともに、空調装置の設定する冷房温度の高低に応じて凝縮器の放熱作用の変動に合わせて、排水路を流れる洗浄水量を調整することが可能になり、温度制御に適切に対応できるものである。
【0029】
なお、上記実施の形態で空調装置は、トイレ室1を冷房する形態にしているが、冷凍サイクルの冷媒の循環を逆にして暖房を行うことも可能である。
【0030】
(実施の形態2)
本実施の形態は、空調装置の運転中において止水手段を僅かに開き、排水路を通じて常に便器8へ少量の洗浄水を流すようにしている点は実施の形態1の発明と同じであるが、空調装置の運転中に止水手段を間欠的に開閉するように構成した処が異なり、図1、図2を利用して異なる処を中心に説明する。
【0031】
すなわち、止水手段16は空調装置の運転時に間欠的に開閉するとともに、制御手段7は前記間欠的な開閉を、内蔵したプログラムを実行して制御する。なお、止水手段16が開いた時の開成度合は、実施の形態1の発明と同じ僅かに開くものである。
【0032】
上記実施の形態で、空調装置の運転、用便後における局部洗浄装置19の使用、汚物の排出の操作等においては、実施の形態1で説明したと同じ動作および作用効果を期待できる。特に本実施の形態では、空調装置の運転中において、制御手段7により間欠的に止水手段16が開閉するので、排水路15を通じて流れる洗浄水の量は空調装置の運転中常に開いている場合より少なくなり、節水効果を高めることができる。また、止水手段16の間欠的な開閉は、制御手段7で制御するので特別な部材を必要としない簡単な構成にできる。
【0033】
(実施の形態3)
図3は、本発明の水洗トイレ装置の空調装置とこの空調装置を備えた水洗トイレ装置の正面要部を切り欠いて示す構成図である。本実施の形態は、空調装置の運転中において排水路を通じて常に便器8へ少量の洗浄水を流すようにしている点は実施の形態1の発明と同じであるが、空調装置の運転中に止水手段を水タンクの水温を検出する水温検知手段の信号出力に基づき開閉または開成度合を制御するように構成した処が異なり、同一構成および同一作用効果を奏する部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる処を中心に説明する。
【0034】
25は水タンク12の水温を検出するため満水面9に近い位置に配置した水温検知手段で、検出した信号出力を制御手段7aに入力する。制御手段7aは、前記水温検知手段25が一定温度以上(例えば凝縮器3の放熱作用が低下し空調装置がもつ空調能力を発揮できなくなる寸前の温度)を検知した時の信号出力に基づき、排水路15の止水手段16aを開成させる制御を、内蔵するプログラムで実行する。止水手段16aは、細かく流量を調整できる手段で構成し、開いた時の開成度合は、実施の形態1の発明と同じ僅かに開く最低から、更に流量を増大していけるものである。
【0035】
上記実施の形態において、空調装置の運転が開始されると水温検知手段25が水タンク12の水温を検出する。そして、前記水温が一定温度以上であることを水温検知手段25が検出すると制御手段7aは止水手段16aの開きを大きくしていき、排水路15に流れる洗浄水量を増して水タンク12内の温度上昇した水を比較的に早く排出する。
【0036】
一方、水タンク12には前記した洗浄水の流れにより満水面9が所定位置まで低下すると、浮き10付の自動給水弁11が開いて水道管より新しい水が満水面9まで補給され給水が停止する。これにより水タンク12の水温は一定温度以下になり、以降このような動作が繰り返される。そして、前記水温が一定温度以下であれば、空調装置の運転に支障のない状態なので制御手段7aは止水手段16aを閉じたままにしている。このような水タンク12の水温管理の下で、空調装置の運転、局部洗浄装置19の使用、汚物の排出の操作等は、実施の形態1で説明したように行なわれ、略同様の作用効果を期待できるものである。
【0037】
特に本実施の形態では、制御手段7aは水タンク12の水温が一定温度以上であることを検出した水温検知手段25の信号出力に基づき止水手段16aを開き、かつ流量を増加させるので、水タンク12内には新しい水が補給されて空調装置の凝縮器3の放熱作用が積極的に行なわれ、空調能力の低下を防止できる。また、空調装置の運転中で必要な時にだけ排水路15を通じて洗浄水を流すことになり、節水効果を適切に高めることができる。
【0038】
なお、上記各実施の形態では、空調装置として周知の冷凍サイクル方式を用いたが、ペルチェー効果方式の電子冷却素子を用いても良く、その場合は凝縮器3に代えて電子冷却素子の放熱側を水タンク12の水に接触させるものである。また、上記実施の形態では、凝縮器3を水タンク12に直接入れたが、別個の容器または水タンク12を仕切り板で区画した分割容器部に入れて、この容器を水タンクに往復で連通させても良い。更に、上記実施の形態では一例として空調装置の吸気口をケース16の側面に設けたが、これに限定されるものではなく、ケース16の便座等への取付け時に生じるケース16との各所隙間の吸気口、臭いの発生源から臭気の全てを吸い込むため、便器8の弁鉢に向けて開口した吸気口であってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の実施の形態から明らかなように本発明は、水タンクの洗浄水に、自然対流では得られない流動作用を生じさせて空調能力の低下を防止できるとともに、装置のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における実施の形態1と実施の形態2との水洗トイレ装置の空調装置とこの空調装置を備えた水洗トイレ装置の正面要部を切り欠いて示す構成図
【図2】 同装置の要部を切り欠いて示す概略斜視図
【図3】 本発明の実施の形態3における水洗トイレ装置の空調装置とこの空調装置を備えた水洗トイレ装置の正面要部を切り欠いて示す構成図
【図4】 従来のトイレ用空気調和機の設置状態も含めた構成図
【符号の説明】
2 圧縮機
3 凝縮器
5 蒸発器
7、7a 制御手段
8 便器
9 満水面
12 水タンク
13 ケース
14 便座
15 排水路
16 止水手段
16a 止水手段(流量調整手段)
17 給水部
25 水温検知手段

Claims (1)

  1. 便器の洗浄水を貯める自動給水機能付の水タンクと、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器を有し、トイレ室を空調する空調装置と、前記空調装置の運転を制御する制御手段と、前記水タンク内の洗浄水を便器に流す排水路と、便器へ流す洗浄水を止水する止水手段とを備え、前記空調装置および制御手段と水タンクを吹出し口付のケースで覆うとともに、前記凝縮器を前記水タンク内の給水部の真下に水没せしめ、前記凝縮器の下部に近接して前記排水路を設け、前記制御手段は前記空調装置の運転時には常に少水量の洗浄水が前記排水路を通じて便器に流れるように前記止水手段を制御し、汚物の排出および便器を洗う時は多量の洗浄水が前記排水路を通じて便器に流れるように前記止水手段を制御する水洗トイレ装置の空調装置。
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