JP2017209143A - 空気調和機付き洗面台セット - Google Patents

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Abstract

【課題】設置される空間の利便性を損なうことなく、使用者の不快感を低減することが可能な空気調和機付き洗面台セットを提供する。【解決手段】収納部132、232に収納され、冷媒の相変化を利用して空気調和を行う空気調和機4を有し空気調和機4は、第1熱交換器42と、第2熱交換器43とを有しており、第2熱交換器42で熱交換された空気を吹き出す吹出口と、第2熱交換器43で発生した結露水を排出するドレン配管47とを備えており、ドレン配管47が排水配管15に接続されている空気調和機付き洗面台セットA。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機を備えた洗面台セットに関する。
洗面、手洗い等を行うための洗面室は、浴室と隣接し、入浴のための脱衣又は着衣を行う脱衣室を兼ねている場合が多い。例えば、洗面室(脱衣室)は、プライベートを確保するために締め切って利用される場合が多い。そのため、夏場は浴室からの熱気が直接流入するとともに熱気がこもりやすく他の居室等に比べて暑い場所である。例えば、夏場の風呂あがり時等では、入浴で汗を流したにもかかわらず、洗面室(脱衣室)での着衣中に、暑さで汗をかいてしまうことがあり、不快である場合が多い。また、冬場は居室からの空気が流入しにくいため、他の居室等に比べて寒い場所である。例えば、冬場の風呂あがり時等では、浴室と洗面室(脱衣室)の温度差が大きく、風呂あがりの使用者が、寒さによる不快感を覚えやすい。
このような、温度による不快感を抑制するために、洗面室やトイレ等の床面積が小さい小部屋に利用可能な空気調和機が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の空気調和機は、圧縮機、蒸発器及び凝縮器等の冷凍サイクル構成部品一式を内蔵した空気調和機本体を小部屋の壁面に取り付けるものであって、凝縮器を水冷するものが開示されている。
小部屋に専用の空気調和機を設置することで、小部屋の内部の温度を調整することができ、使用者が不快感を覚えにくい。
特開2004−116868号公報
洗面室(脱衣室)は、上述のとおり床面積が小さく、壁面にタオル等の物品を収納する収納部が設けられることが多い。また、洗濯機、乾燥機等の機器を設置する場所が設けられている場合も多い。収納部、洗濯機等を設置する空間を確保すると、小部屋の壁面に空気調和機の本体を設けるためのスペースを確保するのが困難になる場合が多い。
本発明は、設置される空間の利便性を損なうことなく、使用者の不快感を低減することが可能な空気調和機付き洗面台セットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、室の内部に設置される空気調和機付き洗面台セットであって、上面に洗面ボウルを配する洗面カウンターと、前記洗面ボウルに吐出される上水が供給される給水配管と、前記洗面ボウルに吐出された水を排水する排水配管と、物品を収納可能な収納部と、前記収納部に収納され、冷媒の相変化を利用して空気調和を行う空気調和機とを有し、前記空気調和機は、第1熱交換器と、第2熱交換器とを有しており、前記第2熱交換器で熱交換された空気を吹き出す吹出口と、前記第2熱交換器で発生した結露水を排出するドレン配管とを備えており、前記ドレン配管が前記排水配管に接続されている。
この構成によると、空気調和機を洗面台セットの内部に収納しているため、洗面台セットを設置する場所(壁面)があれば、空気調和機を室内に配置することが可能である。これにより、洗面室のような、床面積が小さい部屋で壁面に余裕がない部屋にでも、空間を無駄にすることなく、空気調和機を設置することが可能である。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記第1熱交換器が、前記給水配管から供給される水と熱交換可能な熱交換器であっても構わない。洗面台セットは、水を使用するため、給水排水に困難はない。そして、このように構成することで、通常の空気調和機において、室外機にあたる部分が洗面台セットの内部に収納される。これにより、外壁に面していない場所に設けられた洗面室に、複雑な施工を行うことなく、空気調和機を設置することが可能である。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記第1熱交換器が配置される水密構造の水槽部と、前記給水配管から前記水槽部に水を導く導入配管と、前記第1熱交換器で熱交換した水を前記水槽部から前記排水配管に導く導出配管とを備えていても構わない。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記導出配管を流れる水の少なくとも一部を取り出すための分岐配管を備えていても構わない。第1熱交換器で加熱された水を、洗濯等に利用することが可能である。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、鏡と、前記鏡の背後に配されて前記分岐配管と接続された曇り止め配管とを備えていても構わない。従来のヒータを用いた曇り止め機構に比べて、省エネルギ化が可能である。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記第1熱交換器が、内部を通過する空気と熱交換可能な熱交換器であり、前記第1熱交換器の内部を通過する気流を発生させる送風機と、前記第1熱交換器で冷媒と熱交換した空気を排出する排風配管とを備えていても構わない。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記洗面カウンターの下部には、前記空気調和機に空気を吸い込む吸込口が配されており、前記吹出口が前記洗面カウンターの上方に配されたキャビネットに設けられていても構わない。このように構成することで、室内の空気を循環させることができ、室内での温度のばらつきを抑制することが可能である。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記室に隣り合う室の空気を外部に排出する換気送風機が設けられた換気部を備えており、前記排風配管が前記換気部に接続されていても構わない。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記換気部が、前記室に開口する開口部と、前記開口部の空気の流れを遮断する気流遮断部と、を備えていても構わない。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記気流遮断部は、前記空気調和機による空気調和が終了した後、所定時間経過するまで前記開口部への空気の流れを遮断しても構わない。開口部からの空気の吸込みを抑えることで、排風配管に発生する気流の量を増やし、第1熱交換器の結露水の乾燥を促進することが可能である。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記送風機が、前記空気調和機による空気調和が終了した後、所定時間経過するまで気流を発生させ続けても構わない。
上述した空気調和機付き洗面台セットにおいて、前記換気送風機は、前記空気調和機による空気調和の開始後、所定時間経過するまで前記送風機の風量よりも多い風量を吐出するように駆動され、所定時間経過後に停止しても構わない。
本発明によると、設置される空間の利便性を損なうことなく、使用者の不快感を低減することが可能な空気調和機付き洗面台セットを提供することができる。
本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットの一例の概略正面図である。 図1に示す空気調和機付き洗面台セットの概略側面図である。 空気調和機及び水熱交換部の配置を示す図である。 本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットの他の例の概略正面図である。 本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットの他の例の概略正面図である。 図5に示す空気調和機付き洗面台セットの他の例の概略側面図である。 本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットが設置される洗面室及びその近傍の配置を示す概略斜視図である。 本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットのさらに他の例の概略正面図である。 接続部材の一例の斜視図である。 接続部材の他の例の斜視図である。 接続部材のさらに他の例の斜視図である。 図7に示す空気調和機付き洗面台セットのブロック図である。 図12に示す空気調和機付き洗面台セットの動作を示すフローチャートである。 本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットのさらに他の例を示す概略側面図である。 図14に示す空気調和機付き洗面台セットのブロック図である。 図14に示す空気調和機付き洗面台セットの動作を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットの一例の概略正面図である。図2は、図1に示す空気調和機付き洗面台セットの概略側面図である。図3は、空気調和機及び水熱交換部の配置を示す図である。
図1、図2に示す空気調和機付き洗面台セットAは、洗面室Wfの壁面WLに密着して取り付けられるものである。以下の説明において、空気調和機付き洗面台セットAに対して、上下、左右と示す場合、図1に示す空気調和機付き洗面台セットAを基準とする。また、空気調和機付き洗面台セットAの奥側及び手前側は、図2に示す空気調和機付き洗面台セットAの左及び右とする。
図1に示す空気調和機付き洗面台セットAは、洗面カウンター1と、ミラーキャビネット2と、連結部3と、空気調和機4と、を備えている。空気調和機付き洗面台セットAは、洗面室Wfで使用するものであり、塵や埃が付着しにくい表面加工が施されている。この表面加工としては、例えば、チタニアコーティングを挙げることができるが、これに限定されない。
洗面カウンター1は、直方体形状の箱体であり、上面に洗面ボウル11が設けられている。洗面カウンター1の手前側には、前後方向に移動することで開閉される扉12が設けられている。洗面カウンター1の洗面ボウル11の下方には空間が設けられており、この空間が、物品を収納する収納スペース13である。収納スペース13の内部は、第1収納部131と、第2収納部132と、第1収納部131及び第2収納部132とを隔離する隔壁130とを備えている。
第1収納部131は、扉12の開閉によりアクセス可能な収納部であり、洗剤、シャンプー等の備品が収納される。第2収納部132は、空気調和機4の後述する、第1熱交換器42が配置される。また、第2収納部132の内部には、後述の四方弁40、圧縮機41、膨張器44も配置されるが、図1、図2では図示を省略している。なお、収納スペース13は、特許請求の範囲における「収納部」の一例である。給水配管14と、排水配管15とが、収納スペース13の内部に配される。給水配管14、排水配管15は、第2収納部132に配されている。
また、隔壁130には、不図示の点検口が設けられていてもよい。点検口は、開閉可能な蓋あるいは扉を有する開口である。点検口を利用して、第1収納部131側から第2収納部132の内部に配された部材、例えば、給水配管14、排水配管15、第1熱交換器42、空気調和機4の後述する四方弁40、圧縮機41、膨張器44、冷媒配管46及びドレン配管47等の清掃、点検、修理等のメンテナンスを行うことができる。なお、隔壁130自体が、着脱可能又は開閉可能な構成であってもよい。隔壁130全体が着脱可能又は開閉可能な構成とすることでメンテナンスが容易になる。
給水配管14は、上水、いわゆる、水道水を洗面台セットAに供給するための配管である。給水配管14は、外部に設けられた水道配管と接続され、水道配管から水道水が供給される。そして、洗面カウンター1に設けられた水栓16に接続されている。水栓16は、洗面ボウル11の上方に配置されており、水栓16が操作されることで、洗面ボウル11に上水を流出(供給)する。なお、給水配管14は、水道水をそのままの温度で供給するものであり、給水配管14と平行に配されて水栓16に対して加温された水道水を供給する温水配管141も備えている。
洗面ボウル11は、洗顔、手洗い、衣類等の水洗い等、水を用いた作業に利用される。洗面ボウル11は、上面が開口した曲面形状の内面を有しており、洗面カウンター1の上面に埋め込まれている。洗面ボウル11の下部には排水口が設けられており、排水配管15が連結されている。排水配管15は、外部に設けられた下水配管に、排水を流すための配管である。排水配管15は、収納スペース13の第2収納部132の内部に配置される。排水配管15には、空気調和機4の後述するドレン配管47が接続されている。
そして、収納スペース13の第2収納部132の内部には、水熱交換部17が設けられている。図3に示すように、水熱交換部17は、水槽部170と、導入配管171と、導出配管172と、分岐配管173とを備えている。水槽部170は、水密な箱形状であり、第1熱交換器42が浸漬される水を溜めることができる。導入配管171は、給水配管14から分岐して、水(水道水)を水槽部170に導入させる配管である。導出配管172は、水槽部170に溜めた水を排水配管15に導出する配管である。分岐配管173は、導出配管172の途中に接続された配管であり、導出配管172を介して導出される水の一部を外部に分岐させる配管である。分岐配管173は必要に応じて設けられていればよく、省略されていてもよい。
なお、導入配管171、導出配管172及び分岐配管173には、流量調整用の弁(不図示)が備えられており、給水配管14から水槽部170への水の導入量、水槽部170から排水配管15への水の導出量の調整が可能となっている。
また、洗面カウンター1の下部には、収納スペース13の第2収納部132と連通し、第2収納部132に空気を吸入する吸気口18が備えられている。
ミラーキャビネット2は、洗面カウンター1の上方に、間隔をあけて配置されている。ミラーキャビネット2は、前面板20と、鏡21と、扉22と、キャビネット収納部23とを備えている。ミラーキャビネット2は、前面が開いた箱体であり、箱体の内部がキャビネット収納部23となっている。そして、ミラーキャビネット2の前面の上端部に、前面板20が設けられている。キャビネット収納部23には、歯ブラシ、化粧品等の洗顔用の備品を収納する第1収納部231と、空気調和機4の後述する第2熱交換器43及び送風機45が設けられる第2収納部232とを備えている。第1収納部231は、第2収納部232の前面側に形成されており、第1収納部231と第2収納部232とは、仕切り壁230で分離されている。
また、仕切り壁230には、不図示の点検口が設けられていてもよい。点検口は、開閉可能な蓋あるいは扉を有する開口である。点検口を利用して、第1収納部231側から第2収納部232の内部に配された部材、例えば、第2熱交換器43、送風機45、空気調和機4の後述する受け皿431、冷媒配管46及びドレン配管47等の清掃、点検、修理等のメンテナンスを行うことができる。なお、仕切り壁230自体が、着脱可能又は開閉可能な構成であってもよい。仕切り壁230全体が着脱可能又は開閉可能な構成とすることでメンテナンスが容易になる。
扉22は、前面板20の下方に配置されており、キャビネット収納部23の第1収納部231を開閉する。扉22の外面に鏡21が設けられている。扉22が閉じられているとき、鏡21が洗面キャビネット1の前面にいる使用者を写す位置にある。
扉22は、例えば、上下に延びる軸を中心に回動する扉であるが、これに限定されるものではなく、キャビネット収納部23を開閉可能な構成を広く採用することができる。前面板20には、空気調和機4の後述する第2熱交換器43で熱交換された空気が吹き出される開口である吹出口24が設けられている。本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットAでは、吹出口24が第2収納部232と連通して設けられている。吹出口24から、第2収納部232内で第2熱交換器43で熱交換された空気(調和された空気)が吹き出される。
連結部3は、洗面カウンター1と、ミラーキャビネット2とを連結する壁体である。連結部3は、洗面カウンター1の後側の面と、ミラーキャビネット2の後面と同一面を有し、洗面室Wfの壁面WLに密接して取り付けられる。連結部3の内部には、中空部31が設けられており、中空部31は、収納スペース13の第2収納部132と、キャビネット収納部23の第2収納部232とを空気が流動可能に連結している。また、連結部3の中空部31の内部には、空気調和機4に備えられる冷媒配管46のうち、膨張器44から第2熱交換器43冷媒が流れる配管と、第2熱交換器43から圧縮機41に戻る配管とが配されている。なお、本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットAでは、洗面カウンター1の収納スペース13、キャビネット収納部23及び中空部31が、特許請求の範囲に示す「収納部」に相当する。
空気調和機4は、冷媒の相変化を利用して空気の調和(冷房)を行う、冷媒圧縮式の冷凍サイクルを利用している。図3に示すように、空気調和機4は、四方弁40と、圧縮機41と、第1熱交換器42と、第2熱交換器43と、膨張器44と、送風機45とを備えている。圧縮機41、四方弁40、第1熱交換器42、膨張器44、第2熱交換器43、四方弁40、圧縮機41の順番で冷媒配管46を介して接続される。
四方弁40は、4個の接続口を備えており、圧縮機41、第1熱交換器42及び第2熱交換器43が接続されている。四方弁40を切り替えることで、圧縮機41で圧縮された冷媒を第1熱交換器42又は第2熱交換器43のいずれか一方側に流し、他方側から冷媒を圧縮機41に戻す切換え弁である。
例えば、空気調和機4は、四方弁40を切り替えて、圧縮された冷媒を第1熱交換器42に流入させることで(図3に示す状態)、第1熱交換器42が凝縮器となり放熱し、第2熱交換器43が蒸発器となり吸熱する。空気調和機4は、第2熱交換器43を通過する空気から熱を奪い、冷却された空気を調和された空気として吹き出す冷房運転をする。
具体的には次のとおりである。圧縮機41で圧縮された冷媒は、第1熱交換器42で凝縮され、膨張器44に流入して膨張器44で膨張する。そして、第2熱交換器43で蒸発する。冷媒は第2熱交換器43で蒸発するとき、周囲から気化熱を奪う。第2熱交換器43には、送風機45から空気が流入している。第2熱交換器43では、冷媒と空気との熱交換が行われる。このとき、冷媒は空気から熱を奪い昇温され、空気は冷却される。これにより、第2熱交換器43では、低温の風(冷風)が発生する。また、第2熱交換器43から流出した冷媒は、四方弁40を介して、圧縮機41に戻る。
また、空気調和機4は、四方弁40を切り替えて、圧縮された冷媒を第2熱交換器43に流入させることで、第2熱交換器43が凝縮器となり放熱し、第1熱交換器42が蒸発器となり吸熱する。空気調和機4は、第2熱交換器43を通過する空気を加熱し、加熱された空気を調和された空気として吹き出す暖房運転をする。
具体的には次のとおりである。圧縮機41で圧縮された冷媒は、第2熱交換器43で凝縮され、膨張器44に流入して膨張器44で膨張する。そして、第1熱交換器42で蒸発する。冷媒は第2熱交換器43で凝縮されるとき、周囲に放熱する。第2熱交換器43では、冷媒と内部を流れる空気との熱交換が行われる。このとき、空気は冷媒から熱を奪い昇温される。これにより、第2熱交換器43では、高温の風(温風)が発生する。また、第1熱交換器42から流出した冷媒は、四方弁40を介して、圧縮機41に戻る。
なお、以下の説明では、冷房運転及び暖房運転を総称して、空気調和運転と称する場合があり、その場合の空気(高温又は低温の空気)を調和空気と称する場合がある。
第1熱交換器42及び第2熱交換器43は、冷媒が流れるチューブと、チューブに接触しているとともに周囲の水又は空気との接触面積を増やすためのフィンを備えたフィンチューブ式の熱交換器である。なお、これに限定されるものではなく、ダウンフロー型やサイドフロー型等のパラレルフロー型熱交換器など、内部を循環する冷媒と水又は空気との熱交換を効率よく行うことができるものを広く採用することができる。
空気調和機4は、第1熱交換器42が水熱交換部17の水槽部170の内部に収納されており、水槽部170に溜められた水と冷媒とが熱交換する熱交換器である。第2熱交換器43は、通過する空気と内部を流れる冷媒とが熱交換する熱交換器である。第2熱交換43は、送風機45の駆動により発生した気流が、流入する位置に設けられている。図1、図2では、送風機45の上部に配置されているものとしているが、送風機45と第2熱交換器43とは、上下入れ替えてもよい。第2熱交換器43を通過する空気は、第2熱交換器43のチューブ内を流れる冷媒と熱交換し、調和空気となる。
送風機45は、キャビネット収納部23の第2収納部232の内部に配置されおり、キャビネット収納部23の第2収納部232に上昇する気流を発生させる。送風機45は、軸流ファンを備えるものであってもよいし、遠心ファンであってもよい。気流を発生させることができる構成を広く採用することができる。送風機45で発生した気流は第2熱交換器43の内部を通過し、冷媒と熱交換され、第2収納部232と連通している吹出口24から吹き出される。また、送風機45の駆動によって、収納スペース13の第2収納部132から連結部3の中空部31に流れる気流が発生し、この気流の発生によって、第2収納部132と連通した吸込口18から空気が吸い込まれる。
なお、吸込口18には、図示を省略したフィルタが設けられており、吸い込む空気に含まれる塵、埃等を除去し、洗面台セットAの空気調和機4が設けられる空間に塵、埃等が流入するのを抑制している。吸込口18は、洗面台セットAの内部を流れる空気の流れの最上流であり、吸込口18にフィルタを備えることで、他の部分に設けるよりも、洗面台セットAの内部に流入する塵、埃等を容易に、且つ、確実に除去することが可能である。
空気調和機4は、以上のような動作によって、吸込口18から吸い込んだ空気を第2熱交換器43で調和(冷却又は加熱)して、調和した空気を吹出口24から洗面室Wfに吹き出して、洗面室Wfの空気調和を行っている。
また、空気調和機4を冷房運転する場合、第2熱交換器43は、内部を通過する空気を冷却する。水蒸気が多く含まれている空気を冷却すると、第2熱交換器43に結露が発生する。通常、洗面室Wfは浴室の隣に配される場合がほとんどであり、浴室から高温多湿の空気が流入しやすい。そのため、第2熱交換器43では、結露が発生しやすい。そこで、第2熱交換器43の下部には、結露水を受けるための受け皿431を備えている。そして、受け皿431には、結露水を排水するためのドレン配管47が設けられており、ドレン配管47は、排水配管15に接続されている。ドレン配管47は、キャビネット収納部23の第2収納部232、連結部3の中空部31及び収納スペース13の第2収納部132に配置される。そのため、ドレン配管47は、使用者から見えない位置に設けられている。
受け皿431に溜まった結露水は、ドレン配管47を介して排水配管15に流入させる。そして、排水配管15を介して外部に排水される。なお、受け皿431を洗面ボウル11よりも上方に配置することで、排水配管15から受け皿431に水が逆流するのを抑制することができる。
なお、ドレン配管47は、使用者から視認されない位置にあればよい。そのため、連結部3と洗面室Wfの壁面WLとの間にドレン配管47を配置できる構成であれば、連結部3の背後にドレン配管47を配置してもよい。ドレン配管47が連結部3に収納されている方が、空気調和機付き洗面台セットAの取り付け取り外しが容易である。ドレン配管47は予め、受け皿431と排水配管15とを接続するように取り付けられているため、ドレン配管47の配管工事が不要となる。さらに、ドレン配管47が外部に露出しないため、塵や埃等の異物が侵入しにくく、流れにくくなったり詰まったりしにくい。
空気調和機4を冷房運転する場合、第1熱交換器42は、蒸発器として動作する。これにより、水熱交換器17の水槽部170に溜められる水は、第1熱交換器42を通過する冷媒によって加熱されて、温水となる。この温水を有効利用するために、分岐配管173が設けられている。例えば、分岐配管173を通過した温水を、洗濯機に供給して、洗濯に用いることが可能である。また、温水配管141に流入させて、温水の温度調整に利用してもよい。さらには、扉22の内部で鏡21に近接して設けた曇り止め配管(不図示)に流入させて、鏡21を加熱し、鏡21の曇り止めに利用してもよい。また、水槽部170に流入する水は、水道水であり、人体に無害である。そのため、分岐配管173に水栓を取り付けて、使用者が容易に水を取り出すことができるようにしてもよい。
なお、洗濯や鏡21の曇り止めに用いる場合、温水の温度は、一定の範囲内であると効率が良い。そのため、水槽部170の温度を測定し、その温度が一定の範囲内にあるときで、分岐配管173からの温水の供給が必要なときに、分岐配管173から温水が分岐されるようにしてもよい。
空気調和機4を暖房運転する場合、第1熱交換器42は、凝縮器として動作する。これにより、水熱交換器17の水槽部170に溜められた水は、第1熱交換器42を通過する冷媒によって、冷却されて冷水となる。洗面室Wfの温度によっては、水槽部170に溜まる水の一部が凍る場合もある。その場合に備えて、空気調和機付き洗面台セットAでは、温水配管141から水槽部170に温水を供給できるようになっていてもよい。なお、温水配管141からの温水の供給は、水槽部170に溜められた水の温度を測定しておき、その温度が一定以下になったときに行うようにすればよい。
また、空気調和機4を冷房運転する場合及び暖房運転する場合のそれぞれにおいて、水槽部170に溜められた水の温度には、最適な温度範囲が存在する。そして、水槽部170に溜められた水を最適な温度とするため、水槽部170に溜められている水の温度を測定し、その温度に基づいて、水槽部170に溜められる水を入れ替えるようにしてもよい。
空気調和機付き洗面台セットAでは、送風機45の駆動によって、気流が発生し、下部に設けられた吸込口18から空気が吸い込まれる。吸込口18で吸い込まれた空気は、収納スペース13の第2収納部132、連結部3の中空部31、キャビネット収納部23の第2収納部232に順次流れ、第2収納部232で、第2熱交換器43の内部を流れる冷媒と熱交換する。そして、調和空気が第2収納部232と連通した吹出口24から吹き出される。空気調和機洗面台セットAでは、吸込口18と吹出口24を上下に離して配置していることで、洗面室Wfに上から下に向かう対流が発生する。洗面室Wfは、床面積が小さい部屋、すなわち、容積が小さいため、対流によって、内部の空気がかきまぜられるため、空間の温度のむらが抑制される。
また、本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットAは、第1熱交換器42を水と熱交換する構成とし、その水を、導出配管172を介して排水配管15に排水している。これにより、通常の空気調和機において、室外機として動作する第1熱交換器42を、洗面カウンター1の収納スペース13の内部に収納することができる。そして、この構成によって、空気調和機付き洗面台セットAでは、室外機が不要であり、壁面WLへの孔開け加工、冷媒配管、ドレン配管の施工が不要である。これにより、取り付けが容易であるとともに、室外機への冷媒配管及び(又は)ドレン配管の施工が困難な洗面室Wfにも空気調和機を設置することが可能である。
上述のとおり、空気調和機が冷房及び暖房が可能な構成としていることで、洗面室Wfの温度による不快感を低減することが可能である。なお、本実施形態では、空気調和機4として、冷房運転及び暖房運転が可能な構成としているが、冷房又は暖房のいずれか一方のみ可能な構成であってもよい。この場合、四方弁40を省略することができるので、空気調和機4を小型化し、空気調和機4が収納部に占める割合を小さくすることが可能である。
図1、図2に示す空気調和機付き洗面台セットAは、第1熱交換器42が収納スペース13の第2収納部132に、第2熱交換器43がキャビネット収納部23の第2収納部232に、それぞれ、離れて配置されていた。すなわち、空気調和機4は、分離式の空気調和機であったがこれに限定されない。例えば、図4に示すような、一体型の空気調和機4が空気調和機付き洗面台セットに内蔵されていてもよい。図4は、本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットの他の例の概略正面図である。なお、一体型の空気調和機4は、水熱交換部17の導入配管171と導出配管172との一部及び水槽部170は、空気調和機4の内部に配置される。
このような構成とすることで、空気調和機4をユニット化することができるので、製造にかかる手間と時間を減らすことができ、コストを削減することが可能である。また、一体型の空気調和機4では、第2熱交換器43の下部に配置される受け皿431にたまった水を排水するドレン配管47の大半を、空気調和機4の内部に配置することが可能である。このことから、空気調和機付き洗面台セットAの取り付け時における、ドレン配管47の取り付け施工長さを短くでき、作業を簡略化することが可能である。
なお、以下の各実施形態においても、第1熱交換器と第2熱交換器を離して設置する分離型の空気調和機を例に説明するが、一体型の空気調和機であってもよいことは言うまでもない。
(第2実施形態)
本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットの他の例について図面を参照して説明する。図5は、本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットの他の例の概略正面図である。図6は、図5に示す空気調和機付き洗面台セットの他の例の概略側面図である。
図5、図6に示すように、空気調和機付き洗面台セットBは、空気調和機4bが異なる以外、第1実施形態に示す空気調和機付き洗面台セットAと同じ構成を有している。そのため、空気調和機付き洗面台セットBにおいて、空気調和機セットAと同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。なお、図5、図6では、建物の24時間換気に用いられる排気ダクトDkも図示している。
空気調和機付き洗面台セットBの空気調和機4bは、空気調和機4と異なり、第1熱交換器42bが、内部を通過する空気と熱交換を行う熱交換器である。なお、第1熱交換器42bは、水の代わりに空気が通過する構成となっているが、基本的な構成は第1熱交換器42bと同じである。すなわち、冷媒が通過するチューブと、チューブが貫通するとともにチューブと固定されているフィンとを備えている。なお、チューブの形状、フィンの形状は、通過する空気と冷媒との熱交換の効率が高くなるように設定される。
空気調和機付き洗面セットBは、水熱交換部17に替えて、通風部48を備えている。通風部48は、送風機481と、排風配管482と、カバー483と、を備えている。
送風機481は、収納スペース13の第2収納部132に備えられており、吸込口18から吸い込まれた空気を第1熱交換器42bに流入させる気流を発生させる。送風機481は、送風機45と同様、軸流ファン、遠心ファンのいずれであってもよいし、これ以外の構成の気流を発生する構成であってもよい。排風配管482は、第1熱交換器42bを通過し、第1熱交換器42bで熱交換された空気を排風する配管である。 排風配管482は、収納スペース13の第2収納部132、連結部3の中空部31及びキャビネット収納部23の第2収納部232の内部に配置されている。
高気密住宅では、24時間換気が行われており、24時間換気時に室内の空気を排気する排気ダクトDkが設けられている。本実施形態に示す空気調和機付き洗面台セットBにおいて、排風配管482が、排気ダクトDkに接続されている。空気調和機4bにおいて、第1熱交換器42bで熱交換された空気は、冷房運転時に高温になり、暖房運転時に低温になる。つまり、第1熱交換器42bで熱交換された空気が、第2熱交換器43に流入したり、吹出口24から洗面室Wfに流出されたりすると、洗面室Wfの空気調和の効率が低下する。
そのため、空気調和機4bでは、第1熱交換器42bをカバー483で覆っている。そして、カバー483の気流の上流側には、送風機481が設けられており、送風機481はカバー483内に流入する気流を発生させる。また、カバー483の気流の下流側は、排風配管482に空気が漏れないように接続されている。送風機481で発生した気流は、第1熱交換器42bに流入し、第1熱交換器42bで冷媒と熱交換した気流は、漏れることなく、排風配管482に流入させることができる。
そして、排風配管482が居室の空気を外部に排出するための排気ダクトDkに接続されていることから、排風配管482に流入した、第1熱交換器42bで冷媒と熱交換された気流は、排気ダクトDkに流入し、排気ダクトDkから建築物(住居)の外部に排出される。これにより、第1熱交換器42bで冷媒と熱交換された気流が第2熱交換器43に流入したり、吹出口24から洗面室Wfに流出したりするのを抑制している。
排風配管482は、収納スペース13の第2収納部132、連結部3の中空部31及びキャビネット収納部23の第2収納部232の内部に配置され、キャビネット収納部23から突出した部分が、排気ダクトDkに接続されている。これにより、空気調和機付き洗面台セットBを用いることで、キャビネット収納部23の第2収納部232から突出する排風配管482を、排気ダクトDkに接続するだけで、通常の空気調和機を設置する壁面を確保できない洗面室Wfに、空気調和機を設置することができる。
なお、排風配管482は、使用者から見えなければよく、空気調和機付き洗面台セットBと、壁面WLとの間に、排風配管482を設置できる空間がある場合、少なくとも一部が、第2収納部132、中空部31又は第2収納部232の後側、すなわち、外部に配置されていてもよい。この時、排風配管482の第2収納部132、中空部31又は第2収納部232の外部に露出している部分は、壁面WLに埋め込まれていてもよい。
空気調和機4bが、暖房運転を行う構成の場合、第1熱交換器42bで、空気が冷却されるため、第1熱交換器42bで結露が発生する。そのため、空気調和機4bが暖房運転を行う構成の場合、第1熱交換器42bの下方に受け皿を設け、受け皿にたまった結露水を排水配管15に流すドレン配管を備えていてもよい。第1熱交換器42b及び排水配管15が、収納スペース13の第2収納部132に配置されるため、ドレン配管を短くすることが可能である。
(第3実施形態)
本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットのさらに他の例について、図面を参照して説明する。図7は、本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットが設置される洗面室及びその近傍の配置を示す概略斜視図である。図8は、本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットのさらに他の例の概略正面図である。本実施形態にかかる、空気調和機付き洗面台セットCは、換気部5及び接続部材6を備えている以外、空気調和機付き洗面台セットBと同じ構成を有している。そのため、空気調和機Cにおいて、空気調和機Bと同じ構成について、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説目は省略する。
図5に示すように、本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットCが設置される洗面室Wfは、浴室Btの隣に配される。そして、浴室Btには、浴室Bt内の空気を換気するための換気部5が設けられる。なお、本実施形態にかかる空気調和機付き洗面台セットCは、換気部5を備えるとともに、排風配管482を換気部5に接続する接続部材6を含んでいる。
換気部5は、浴室Bt内の空気を換気する装置である。換気部5は、フード50と、換気送風機51と、換気配管52と、を備えている。フード50は、内部に空気が流通する箱体である。浴室Btの天面に設けられており、浴室Btに向けて開口した開口部500を有している。本実施形態においてフード50は、浴室Btの天井裏に収納されている。そして、フード50は、浴室Btの外部に空気を排出するための排気ダクトDkと接続されている。
換気送風機51は、開口部500から浴室Bt内の空気を吸い込む気流を発生させる。換気送風機51は、軸流ファンであってもよいし、遠心ファンであってもよい。この構成以外にも、開口部500から流入する気流を発生させる構成を広く採用することができる。換気配管52は、フード50と連通しており、フード50と排気ダクトDkとを接続する配管である。換気送風機51を駆動したとき、換気配管52に排気ダクトDkに向かって流れる気流が発生する。換気配管52には、排風配管482の接続に用いられる接続部材6が配されている。
ここで、接続部材6について説明する。図9は、接続部材の一例の斜視図である。図9に示すように、接続部材6は、主配管61と、接続配管62とを有している。主配管61は、直線状の配管であり換気配管52の一部を構成する配管である。接続配管62は、主配管61に対して角度をつけて(ここでは、90度)接続している。そして、主配管61と接続配管62とは、内部の空気の漏れを抑制して接続されている。
主配管61には、換気送風機51から送られてきた空気が流れており、一定方向の空気の流れが発生している。そして、接続配管62には、排風配管482が接続されており、を流れた空気(気流)が流れており、この排気は、主配管61に流入する。
なお、図10に示す接続部材6aを用いてもよい。図10は、接続部材の他の例の斜視図である。図10に示す接続部材6aは、接続配管62の主配管61に接続する角度が異なる以外、接続部材6と同じ構成を有している。すなわち、接続部材6aは接続配管62の上流側が主配管61の内部の空気の流れ方向に沿って、主配管61に接近している。そして、接続配管62は主配管61に鋭角をなして接続している。このように接続することで、換気送風機51の駆動により、換気配管52に気流が発生したときに、接続配管62内に、主配管61に向かう吸込み空気が発生しやすい。これにより、排風配管482を流れる気流が換気配管52に流入しやすくなる。
さらには、図11に示す接続部材6bを用いてもよい。図11は、接続部材のさらに他の例の斜視図である。図11に示すように接続部材6bの接続配管62に逆流防止弁621(流量調整部)が設けられている。逆流防止弁621は、排風配管482から換気配管52に流入する空気は流れるが、換気配管52から排風配管482に空気が流入するのを抑制する弁である。
逆流防止弁621は、例えば、上部が回転可能に支持されているとともに、下部が排風配管482の排気の流れ方向の下流側となるように傾けられているものを挙げることができる。このような逆流防止弁621は、気流が発生していないときには自重によって、接続配管62を封鎖している。排風配管482側の圧力が上がる又は主配管61(排気ダクト22)側の圧力が下がる(吸込みが発生する)と、圧力差によって、逆流防止弁621が持ち上がり、気流が流れる。逆に、主配管61側の圧力が上がった場合には、圧力差によって逆流防止弁621に作用する力は、接続配管62を封鎖する方向であるため、逆流防止弁621は開かず、気流が逆流しない。なお、逆流防止弁621はこの構成に限定されるものではなく、周知の構成のものを採用することができる。例えば、電動等で駆動され、流量を調整できる流量調整弁又はダンパ用いた接続部材を用いてもよい。
また、接続部材6bとして、主配管61を流れる空気の量を調整するとともに、接続配管62から主配管61に流入する空気の量を調整可能な調整機能を有している切替、調整機能付きの弁を備えたものを採用してもよい。なお、以下の説明では、接続部材6を備えているものとする。
空気調和機付き洗面台セットCは、空気調和機4bと、換気部5の換気送風機51とを連動させて制御可能となっている。図12は、図7に示す空気調和機付き洗面台セットのブロック図である。図12に示すように、空気調和機付き洗面台セットCは、制御部Contを備えている。制御部Contには、空気調和機4bの四方弁40、圧縮機41、送風機45、送風機481及び空調操作部In1が接続されている。また、制御部Contには、換気部5の換気送風機51が接続されている。さらに、制御部Contには、洗面室Wfの温度を測定する温度センサSf1と換気操作部In2が接続されている。
空調操作部In1は、使用者の操作によって、空気調和機4bの動作を決定する入力部である。例えば、空気調和機4bの駆動/停止の切り替え、冷房運転/暖房運転の切り替え、温度設定等を行うことができる。空調操作部In1としては、リモートコントローラや空気調和機付き洗面台セットCに備えられた操作入力装置を挙げることができる。また、換気操作部In2は、使用の操作によって換気部5の動作を決定する入力部である。例えば、換気送風機51の風量の設定、タイマ設定等が可能な構成である。換気操作部In2としては、リモートコントローラや浴室の内部又は外部の壁面に設けられた操作部を挙げることができる。制御部Contは、空調操作部In1による操作入力及び換気操作部In2による操作入力を信号として受信することができる。
空気調和機付き洗面台セットCの動作について、図面を用いて説明する。図13は、図12に示す空気調和機付き洗面台セットの動作を示すフローチャートである。空気調和機付き洗面台セットCでは、排風配管482が換気部5と接続されている。空気調和機4bを暖房運転する場合、運転開始直後、洗面室Wfは温まっておらず、浴室Btよりも低温である。そのため、換気送風機51が駆動していない状態で、空気調和機4bを駆動すると、洗面室Wfの低温の空気が排風配管482を通過して換気部5の開口部500から浴室Btに流入し、浴室Bt内の使用者が寒さによって、不快感を覚える恐れがある。
また、冷房運転を行う場合には、開口部500から空気が流入しても、使用者が寒さによる不快感を覚えにくいが、開口部500に設けられた不図示のフィルタが捕集している塵、埃等が、浴室Btに落下し、使用者が不快感を覚えることがある。そこで、空気調和機付き洗面台セットCでは、換気送風機51を空気調和機4bと連動させて、排風配管482から換気配管52に流入した空気が、開口部500から浴室Btに流入するのを抑制している。
制御部Contは、換気送風機51が発生する風量を第1風量と、第1風量よりも大きい第2風量とに制御している。第1風量は、排風配管482から接続部材6へ流れる気流が排気配管52を通って開口部500から、浴室Btに逆流しない風量であって、入浴中の使用者が寒さを感じない程度に浴室Btから空気の排出する風量である。第2風量は、24時間換気を行うときの風量である。
図13に示すように、空気調和機4bがONにされると(ステップS101)、制御部Contは、使用者が入浴中か否か確認する(ステップS102)。なお、空気調和機4bの操作を行う空調操作部In1で、入浴中か否かの入力が可能な構成としておき、その操作入力に基づいて、入浴中か否かの確認を行うようにしてもよい。また、これ以外の方法で確認するようにしてもよい。
使用者が入浴中ではない場合(ステップS102でNoの場合)、制御部Contは、換気部5を操作する換気操作部In2が操作されているか確認する(ステップS103
)。換気部5がONに制御されている場合(ステップS103でYesの場合)、制御部Contは、換気送風機51を第2風量で運転する(ステップS104)。また、換気部5がOFFに操作されている場合(ステップS103でNoの場合)、制御部Contは、換気送風機51を停止する(ステップS105)。なお、ステップS105において、換気送風機51を停止としているが、その前に、換気送風機51が停止している場合、停止状態を維持するものとする。ステップS104、ステップS105で換気送風機51の動作が決定されたのち、制御部Contは、空気調和機4bの温度制御に戻る。
また、使用者が入浴中の場合(ステップS102でYesの場合)、制御部Contは、温度センサSf1による洗面室Wfの温度の測定結果を取得する(ステップS106)。制御部Contは、取得した温度と、あらかじめ決められた温度とを比較する(ステップS107)。洗面室Wfの温度があらかじめ決められた温度(閾値)よりも低い場合(ステップS107でNoの場合)、制御部Contは、換気送風機51を第1風量で駆動する(ステップS108)。そして、制御部Contは、洗面室Wfの温度の測定結果の取得(ステップS106に戻る)。また、洗面室Wfが閾値よりも高い場合(ステップS107でYesの場合)、制御部Contは、換気送風機51を停止する(ステップS105)。
以上のように、制御部Contが、換気送風機51を駆動することで、洗面室Wfの冷たい空気が浴室Btに流入するのを抑制することができる。また、洗面室Wfが、閾値よりも高い場合、洗面室Wfの空気が浴室Btに流入しても、入浴中の使用者が寒さを感じにくい。また、換気送風機51を停止しているため、騒音や振動を抑制することが可能であり、騒音や振動により使用者が不快感をお覚えるのを抑制することができる。
なお、ステップS105において、換気送風機51を停止しているが、これに限定されない。例えば、上述したように、開口部500に設けられたフィルタ(不図示)で捕集された塵埃等の落下を抑制するために、第1風量で換気送風機51を駆動するようにしてもよい。
空気調和機4bを暖房運転する場合、第1熱交換器42bで結露が発生する。そして、空気調和機4bの暖房運転が終了すると、洗面室Wfの温度は下降するため、第1熱交換器42bに付着している結露水は、乾燥しにくい。そのため、制御部Contは、空気調和機4bの暖房運転の終了時に、圧縮機41の動作を停止し送風機481の動作を継続させて、第1熱交換器42bの内部に空気を通過させる。第1熱交換器42bの内部を通過する空気で第1熱交換器42bに付着した結露水の乾燥を促進させる。これにより、第1熱交換器42bを乾燥状態に維持することで、カビが生えたり、腐食したりするのを抑制することが可能である。なお、ここでは送風機481を駆動して第1熱交換器42bの内部に空気を通過させているが、これに限定されない。例えば、換気送風機51の駆動によって、換気配管52と排風配管482との圧力変動によって、排風配管482に換気配管52に向かう気流を発生させるようにしてもよい。この場合、制御部Contは、換気送風機51を排風配管482に気流が発生する程度の風量で駆動する。
一方、空気調和機4bを冷房運転する場合、第2熱交換器43で結露が発生する。そのため、冷房運転を行った後には、送風機45の駆動を一定時間継続して、第2熱交換器43に付着した結露水を乾燥させてもよい。また、空気調和機4bの冷房運転が終了すると、洗面室Wfの温度が上昇するため、第2熱交換器43に付着した結露水は、乾燥しやすい。そのため、運転終了後に、熱交換器を乾燥させるための送風機45の駆動を継続しなくてもよい。
(第4実施形態)
本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットのさらに他の例について図面を参照して説明する。図14は本発明にかかる空気調和機付き洗面台セットのさらに他の例を示す概略側面図であり、図15は、図14に示す空気調和機付き洗面台セットのブロック図である。図16は、図14に示す空気調和機付き洗面台セットの動作を示すフローチャートである。
図14に示すように、空気調和機付き洗面台セットDは換気部5dが、洗面室Wfに開口した開口54と、開口54を開閉する気流遮断部55を備えている。これ以外については、空気調和機付き洗面台セットCと同じ構成である。そのため、空気調和機付き洗面台セットDの空気調和機付き洗面台セットCと同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
換気部5dは、開口54を備えており、換気送風機51を駆動することで、開口54を介して、洗面室Wfの空気を、換気配管52に流入させる。また、気流遮断部55は、開口54を開閉可能に配されており、開口54を流れる気流を遮断する。なお、気流遮断部55は、開口54を開閉する構成としているが、これに限定されるものではなく、気流の流量を調整できる構成、例えば、流量調整弁であってもよい。図15に示すように、気流遮断部55は、制御部Contに接続され、制御部Contによって開閉制御される。
空気調和機付き洗面台セットDでは、換気送風機51を駆動することで、浴室Btに開口する開口部500及び洗面室Wfに開口する開口54から、気流を換気配管52に流入する気流が発生する。そして、上述したように、第1熱交換器42bを乾燥させる場合には、換気送風機51を駆動することで、排風配管482に接続配管62へ向かう気流も発生する。このときに、気流遮断部55を駆動させて、洗面室Wfの開口54から流入する空気を遮断することで、排風配管482に発生する気流の流量を大きくすることができる。
空気調和機4bが停止されると(ステップS201)、制御部Contは、気流遮断部55を閉じる(ステップS202)。制御部Contは、空気調和機4bが停止されてから一定時間経過したか否か確認する(ステップS203)。一定時間経過している場合(ステップS203でYesの場合)、気流遮断部55を開き(ステップS204)、終了する。
空気調和機4bが停止されてから一定時間経過していない場合(ステップS203でNoの場合)、制御部Contは、換気部5dが24時間換気を行うか否か確認する(ステップS205)。換気部5dが24時間換気を行う場合、換気送風機51が継続して運転され続けるため、換気送風機51の駆動で排風配管482に気流を発生させることができる。そのため、換気部5dが24時間換気を行う設定になっている場合(ステップS205でYesの場合)、制御部Contは、送風機481を停止する(ステップS206)。そして、空気調和機4bが停止してから一定時間経過したかの確認(ステップS202に戻る)。なお、送風機481の停止(ステップS206)は、すでに送風機481が停止している場合には、送風機481の停止を継続する動作である。
換気部5dが24時間換気を行う設定になっていない場合(ステップS205でNoの場合)、制御部Contは、送風機481を駆動する(ステップS207)。そして、空気調和機4bが停止してから一定時間経過したか確認する(ステップS208)。空気調和機4bが停止してから、一定時間経過していない場合(ステップS208でNoの場合)、制御部Contは、送風機481の駆動を継続する(ステップS208を繰り返す)。また、空気調和機4bが停止してから、一定時間経過した場合(ステップS208でYesの場合)、制御部Contは、送風機481を停止し(ステップS209)、気流遮断部55を開き(ステップS204)、終了する。
このように換気部5dを制御することで、第1熱交換器42bを効率よく乾燥させることが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
A〜E 空気調和機付き洗面台セット
1 洗面カウンター
11 洗面ボウル
12 扉
13 収納スペース
130 隔壁
131 第1収納部
132 第2収納部
14 給水配管
141 温水配管
15 排水配管
16 水栓
17 水熱交換部
170 水槽部
171 導入配管
172 導出配管
173 分岐配管
18 吸込口
2 ミラーキャビネット
20 前面板
21 鏡
22 扉
23 キャビネット収納部
230 仕切り壁
231 第1収納部
232 第2収納部
24 吹出口
3 連結部
31 中空部
4、4b 空気調和機
40 四方弁
41 圧縮機
42、42b 第1熱交換器
43 第2熱交換器
431 受け皿
44 膨張器
45 送風機
46 冷媒配管
47 ドレン配管
48 通風部
481 送風機
482 排風配管
483 カバー
5 換気部
50 フード
500 開口部
51 換気送風機
52 換気配管
54 開口
55 気流遮断部
6 接続部材
61 主配管
62 接続配管
621 逆流防止弁

Claims (12)

  1. 室の内部に設置される空気調和機付き洗面台セットであって、
    上面に洗面ボウルを配する洗面カウンターと、
    前記洗面ボウルに吐出される上水が供給される給水配管と、
    前記洗面ボウルに吐出された水を排水する排水配管と、
    物品を収納可能な収納部と、
    前記収納部に収納され、冷媒の相変化を利用して空気調和を行う空気調和機とを有し、
    前記空気調和機は、第1熱交換器と、第2熱交換器とを有しており、
    前記第2熱交換器で熱交換された空気を吹き出す吹出口と、前記第2熱交換器で発生した結露水を排出するドレン配管とを備えており、
    前記ドレン配管が前記排水配管に接続されている空気調和機付き洗面台セット。
  2. 前記第1熱交換器が、前記給水配管から供給される水と熱交換可能な熱交換器である請求項1に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  3. 前記第1熱交換器が配置される水密構造の水槽部と、
    前記給水配管から前記水槽部に水を導く導入配管と、前記第1熱交換器と熱交換した水を前記水槽部から前記排水配管に導く導出配管とを備えている請求項2に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  4. 前記導出配管を流れる水の少なくとも一部を取り出すための分岐配管を備えている請求項3に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  5. 鏡と、
    前記鏡の背後に配されて前記分岐配管と接続された曇り止め配管とを備えている請求項2から請求項4のいずれかに記載の空気調和機付き洗面台セット。
  6. 前記第1熱交換器が、内部を通過する空気と熱交換可能な熱交換器であり、
    前記第1熱交換器の内部を通過する気流を発生させる送風機と、
    前記第1熱交換器で冷媒と熱交換した空気を排出する排風配管とを備えている請求項1に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  7. 前記洗面カウンターの下部には、前記空気調和機に空気を吸い込む吸込口が配されており、
    前記吹出口が前記洗面カウンターの上方に配されたキャビネットに設けられている請求項6に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  8. 前記室に隣り合う室の空気を外部に排出する換気送風機が設けられた換気部を備えており、
    前記排風配管が前記換気部に接続されている請求項6又は請求項7に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  9. 前記換気部が、前記室に開口する開口部と、前記開口部の空気の流れを遮断する気流遮断部と、を備えている請求項8に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  10. 前記気流遮断部は、前記空気調和機による空気調和が終了した後、所定時間経過するまで前記開口部への空気の流れを遮断する請求項9に記載の空気調和機付き洗面台セット。
  11. 前記送風機が、前記空気調和機による空気調和が終了した後、所定時間経過するまで気流を発生させ続ける請求項6から請求項10のいずれかに記載の空気調和機付き洗面台セット。
  12. 前記換気送風機は、前記空気調和機による空気調和の開始後、所定時間経過するまで前記送風機の風量よりも多い風量を吐出するように駆動され、所定時間経過後に停止する請求項8に記載の空気調和機付き洗面台セット。
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