JP2001309862A - 洗面手洗いユニット - Google Patents
洗面手洗いユニットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗面室やトイレの冷暖房を簡単に行うこ
とができる洗面手洗いユニットを提供する。 【解決手段】 洗面器2下方の洗面台本体1等内に、冷
凍サイクルを行うサイクル構成機器60,61,62,
63,67,68と、洗面台本体1等内に取り込まれた
空気とサイクル構成機器の第1の熱交換手段62中の冷
媒との熱交換を行わせて、洗面台本体1等外に加熱又は
冷却された空気を送り出す送風機69とを設ける。ま
た、サイクル構成機器の第2の熱交換手段63中の冷媒
の加熱と冷却とを、洗面器2給水用の給水手段3側の水
等を利用して行う。冷暖房装置用の室外機を設けなくて
も、洗面ユニットA等が設置される洗面室等の冷暖房を
簡単に行うことができる。
とができる洗面手洗いユニットを提供する。 【解決手段】 洗面器2下方の洗面台本体1等内に、冷
凍サイクルを行うサイクル構成機器60,61,62,
63,67,68と、洗面台本体1等内に取り込まれた
空気とサイクル構成機器の第1の熱交換手段62中の冷
媒との熱交換を行わせて、洗面台本体1等外に加熱又は
冷却された空気を送り出す送風機69とを設ける。ま
た、サイクル構成機器の第2の熱交換手段63中の冷媒
の加熱と冷却とを、洗面器2給水用の給水手段3側の水
等を利用して行う。冷暖房装置用の室外機を設けなくて
も、洗面ユニットA等が設置される洗面室等の冷暖房を
簡単に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷暖房機能を有し
た洗面手洗いユニットに関するものである。なお、洗面
手洗いユニットは、洗面室に設置される洗面ユニット
と、トイレに設置される手洗いユニットの両者を含むも
のである。
た洗面手洗いユニットに関するものである。なお、洗面
手洗いユニットは、洗面室に設置される洗面ユニット
と、トイレに設置される手洗いユニットの両者を含むも
のである。
【0002】
【従来の技術】洗面ユニットが設置される洗面室や、手
洗いユニットが設置されるトイレは、長時間滞在する場
所でなく、かつ、他の部屋等と比べて、比較的狭くて小
空間なものが多いが、夏は暑いとともに冬は寒く、内部
に冷暖房装置を設置することが望まれる。
洗いユニットが設置されるトイレは、長時間滞在する場
所でなく、かつ、他の部屋等と比べて、比較的狭くて小
空間なものが多いが、夏は暑いとともに冬は寒く、内部
に冷暖房装置を設置することが望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般の
冷暖房装置は、一定の大きさ以上の部屋等を対象とする
ものが大部分であるため、洗面室やトイレを冷暖房する
のには、装置が大型すぎて向いていない。
冷暖房装置は、一定の大きさ以上の部屋等を対象とする
ものが大部分であるため、洗面室やトイレを冷暖房する
のには、装置が大型すぎて向いていない。
【0004】また、洗面室は、脱衣室を兼ねるように浴
室に隣接して設けられたり、手洗い場を兼ねるようにト
イレに隣接して設けられる場合が多いが、浴室やトイレ
は建物の外壁側に設けられる場合が多いため、洗面室は
建物の奥に(内側)に設けられる場合が多い。このた
め、このような洗面室には、室内機と室外機とを有する
一般の冷暖房装置は設置しにくいという問題もあった。
室に隣接して設けられたり、手洗い場を兼ねるようにト
イレに隣接して設けられる場合が多いが、浴室やトイレ
は建物の外壁側に設けられる場合が多いため、洗面室は
建物の奥に(内側)に設けられる場合が多い。このた
め、このような洗面室には、室内機と室外機とを有する
一般の冷暖房装置は設置しにくいという問題もあった。
【0005】一方、洗面室に設置される洗面ユニットに
除湿機能を備えて、この洗面ユニットにより洗面室内の
空気の除湿を行うことは提案されている(特開昭62ー
137025号公報)。しかしながら、この洗面ユニッ
トでは、冷媒による空気の加熱と冷却とをほぼ等しく行
い、空気に対して熱の授受が生じないようにしているた
め、空気の除湿は行えても、冷暖房は行えないという問
題があった。
除湿機能を備えて、この洗面ユニットにより洗面室内の
空気の除湿を行うことは提案されている(特開昭62ー
137025号公報)。しかしながら、この洗面ユニッ
トでは、冷媒による空気の加熱と冷却とをほぼ等しく行
い、空気に対して熱の授受が生じないようにしているた
め、空気の除湿は行えても、冷暖房は行えないという問
題があった。
【0006】この発明は、以上の点に鑑み、洗面室やト
イレの冷暖房を簡単に行うことができる洗面手洗いユニ
ットを提供することを目的とする。
イレの冷暖房を簡単に行うことができる洗面手洗いユニ
ットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、洗面台本体又は手洗い台本体の上部に、給水
手段と、この給水手段によって給水がなされる洗面器と
が設けられている洗面手洗いユニットにおいて、洗面器
下方の洗面台本体又は手洗い台本体内に、冷媒により冷
凍サイクルを行うサイクル構成機器と、洗面台本体又は
手洗い台本体内に空気を取り込むとともに、この取り込
まれた空気とサイクル構成機器の第1の熱交換手段中の
冷媒との熱交換を行わせて、洗面台本体又は手洗い台本
体外に加熱又は冷却された空気を送り出す送風機とを設
け、かつ、サイクル構成機器の第2の熱交換手段中の冷
媒の加熱と冷却とを、給水手段に送られる給水、又はこ
の給水手段からの排水、又はこれらの給排水により行っ
ていることである。
の発明は、洗面台本体又は手洗い台本体の上部に、給水
手段と、この給水手段によって給水がなされる洗面器と
が設けられている洗面手洗いユニットにおいて、洗面器
下方の洗面台本体又は手洗い台本体内に、冷媒により冷
凍サイクルを行うサイクル構成機器と、洗面台本体又は
手洗い台本体内に空気を取り込むとともに、この取り込
まれた空気とサイクル構成機器の第1の熱交換手段中の
冷媒との熱交換を行わせて、洗面台本体又は手洗い台本
体外に加熱又は冷却された空気を送り出す送風機とを設
け、かつ、サイクル構成機器の第2の熱交換手段中の冷
媒の加熱と冷却とを、給水手段に送られる給水、又はこ
の給水手段からの排水、又はこれらの給排水により行っ
ていることである。
【0008】この発明では、送風機によって送られる空
気を、冷凍サイクルを行うサイクル構成機器の第1の熱
交換手段(暖房時には冷媒の凝縮器となり、冷房時には
冷媒の蒸発器となるもの)中の冷媒により、加熱又は冷
却して、洗面手洗いユニット周りの暖房と冷房とを行う
ものであるが、この場合必要とされる冷媒の冷却と加熱
とを、サイクル構成機器の第2の熱交換手段(暖房時に
は冷媒の蒸発器となり、冷房時には冷媒の凝縮器となる
もの)により、洗面器用の給水手段に送られる給水又は
この給水手段からの排水等を使用して行っている。
気を、冷凍サイクルを行うサイクル構成機器の第1の熱
交換手段(暖房時には冷媒の凝縮器となり、冷房時には
冷媒の蒸発器となるもの)中の冷媒により、加熱又は冷
却して、洗面手洗いユニット周りの暖房と冷房とを行う
ものであるが、この場合必要とされる冷媒の冷却と加熱
とを、サイクル構成機器の第2の熱交換手段(暖房時に
は冷媒の蒸発器となり、冷房時には冷媒の凝縮器となる
もの)により、洗面器用の給水手段に送られる給水又は
この給水手段からの排水等を使用して行っている。
【0009】すなわち、暖房時には、サイクル構成機器
の圧縮機により加熱圧縮された冷媒を、サイクル構成機
器の凝縮器となる第1の熱交換手段に通して、空気の加
熱を行い、つぎに、この冷媒をサイクル構成機器の膨張
弁により膨張させて冷却した後、サイクル構成機器の蒸
発器となる第2の熱交換手段に通して、給水手段側の水
と熱交換して加熱し、圧縮機に戻している。また、冷房
時には、圧縮機により加熱圧縮された冷媒を、凝縮器と
なる第2の熱交換手段に通して、給水手段側の水と熱交
換して冷却し、つぎに、この冷媒を膨張弁により膨張さ
せて冷却した後、蒸発器となる第1の熱交換手段に通し
て、空気の冷却を行い、圧縮機に戻している。
の圧縮機により加熱圧縮された冷媒を、サイクル構成機
器の凝縮器となる第1の熱交換手段に通して、空気の加
熱を行い、つぎに、この冷媒をサイクル構成機器の膨張
弁により膨張させて冷却した後、サイクル構成機器の蒸
発器となる第2の熱交換手段に通して、給水手段側の水
と熱交換して加熱し、圧縮機に戻している。また、冷房
時には、圧縮機により加熱圧縮された冷媒を、凝縮器と
なる第2の熱交換手段に通して、給水手段側の水と熱交
換して冷却し、つぎに、この冷媒を膨張弁により膨張さ
せて冷却した後、蒸発器となる第1の熱交換手段に通し
て、空気の冷却を行い、圧縮機に戻している。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、第2の熱交換手段は、冷
媒が洗面器下方に設けられた排水トラップ中の封水と熱
交換を行えるように、この排水トラップを用いて形成さ
れているとともに、封水が熱交換によって所定温度に達
すると、この排水トラップ中に新たな水を供給させるた
めの温度検知手段を有していることである。
1記載の発明の場合において、第2の熱交換手段は、冷
媒が洗面器下方に設けられた排水トラップ中の封水と熱
交換を行えるように、この排水トラップを用いて形成さ
れているとともに、封水が熱交換によって所定温度に達
すると、この排水トラップ中に新たな水を供給させるた
めの温度検知手段を有していることである。
【0011】この発明では、第2の熱交換手段を洗面器
下方に設けられた排水トラップを用いて形成し、この第
2の熱交換手段による冷媒の加熱と冷却とを排水トラッ
プ中の封水を用いて行っている。封水の量は一定である
ため、温度検知手段で封水の温度を検知し、この封水の
温度が冷媒との熱交換に適しない温度に達すると、排水
トラップ中に新たな水を供給して、封水と冷媒とが充分
に熱交換できるようにしている。なお、排水トラップ側
に供給する水は、給水手段からの排水のみでなく、給水
手段への給水も利用できる。
下方に設けられた排水トラップを用いて形成し、この第
2の熱交換手段による冷媒の加熱と冷却とを排水トラッ
プ中の封水を用いて行っている。封水の量は一定である
ため、温度検知手段で封水の温度を検知し、この封水の
温度が冷媒との熱交換に適しない温度に達すると、排水
トラップ中に新たな水を供給して、封水と冷媒とが充分
に熱交換できるようにしている。なお、排水トラップ側
に供給する水は、給水手段からの排水のみでなく、給水
手段への給水も利用できる。
【0012】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明の場合において、第2の熱交換手段
中の冷媒の加熱と冷却とを行う水は、空気を加熱して暖
房を行う場合には、給水手段用の加熱温水が用いられ、
空気を冷却して冷房を行う場合には、給水手段用の非加
熱常温水が用いられることである。
1又は2記載の発明の場合において、第2の熱交換手段
中の冷媒の加熱と冷却とを行う水は、空気を加熱して暖
房を行う場合には、給水手段用の加熱温水が用いられ、
空気を冷却して冷房を行う場合には、給水手段用の非加
熱常温水が用いられることである。
【0013】この発明では、空気を加熱して暖房を行う
場合には、第2の熱交換手段に、給水手段側の加熱温水
(湯)を供給して、冷媒の加熱を効率的に行い、空気を
冷却して冷房を行う場合には、第2の熱交換手段に、給
水手段側の常温水(水)を供給して、冷媒の冷却を効率
的に行っている。
場合には、第2の熱交換手段に、給水手段側の加熱温水
(湯)を供給して、冷媒の加熱を効率的に行い、空気を
冷却して冷房を行う場合には、第2の熱交換手段に、給
水手段側の常温水(水)を供給して、冷媒の冷却を効率
的に行っている。
【0014】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1乃至3の何れかに記載の発明の場合において、少なく
ともサイクル構成機器と送風機とで空調ユニットを形成
し、この空調ユニットを、一体的に取り出し取り付け可
能な状態で、洗面台本体又は手洗い台本体内に設置して
いることである。
1乃至3の何れかに記載の発明の場合において、少なく
ともサイクル構成機器と送風機とで空調ユニットを形成
し、この空調ユニットを、一体的に取り出し取り付け可
能な状態で、洗面台本体又は手洗い台本体内に設置して
いることである。
【0015】この発明では、サイクル構成機器や送風機
を、空調ユニットとして一体的に取り扱うことができる
ので、これらの機器の洗面台本体や手洗い台本体内への
取り付けや取り外しの容易化、すなわち、これらの機器
の設置やメンテナンスの容易化を達成できる。なお、サ
イクル構成機器と送風機との連結部等にダクトが必要な
場合には、これも空調ユニットの一部とされる。また、
第2の熱交換手段が排水トラップを用いて形成されてい
る場合には、第2の熱交換手段の部分が排水配管側から
取り外されるようにする。
を、空調ユニットとして一体的に取り扱うことができる
ので、これらの機器の洗面台本体や手洗い台本体内への
取り付けや取り外しの容易化、すなわち、これらの機器
の設置やメンテナンスの容易化を達成できる。なお、サ
イクル構成機器と送風機との連結部等にダクトが必要な
場合には、これも空調ユニットの一部とされる。また、
第2の熱交換手段が排水トラップを用いて形成されてい
る場合には、第2の熱交換手段の部分が排水配管側から
取り外されるようにする。
【0016】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
2乃至4の何れかに記載の発明の場合において、第1の
熱交換手段用のドレン排水管は、排水トラップの封水よ
り上流側の排水配管又は排水トラップの封水のある部分
に接続されていることである。
2乃至4の何れかに記載の発明の場合において、第1の
熱交換手段用のドレン排水管は、排水トラップの封水よ
り上流側の排水配管又は排水トラップの封水のある部分
に接続されていることである。
【0017】この発明では、冷房時に第1の熱交換手段
から空気中の水分が凝縮して流出するが、これを排出す
るドレン排水管を排水トラップの封水より上流側の排水
配管等に連結して、特別な排水トラップを設けなくて
も、排水ライン側の臭気を帯びた空気が第1の熱交換手
段側に入ってこないようにした。
から空気中の水分が凝縮して流出するが、これを排出す
るドレン排水管を排水トラップの封水より上流側の排水
配管等に連結して、特別な排水トラップを設けなくて
も、排水ライン側の臭気を帯びた空気が第1の熱交換手
段側に入ってこないようにした。
【0018】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
5記載の発明の場合において、ドレン排水管は、その中
途に排水トラップからの排水の逆流を防止する逆流防止
手段を設けていることである。
5記載の発明の場合において、ドレン排水管は、その中
途に排水トラップからの排水の逆流を防止する逆流防止
手段を設けていることである。
【0019】この発明の請求項7記載の発明は、請求項
1乃至6の何れかに記載の発明の場合において、送風機
は空気の流れ方向を逆にできる軸流タイプのものである
ことである。
1乃至6の何れかに記載の発明の場合において、送風機
は空気の流れ方向を逆にできる軸流タイプのものである
ことである。
【0020】この発明では、送風機による空気の流れ方
向を逆にできるため、例えば、冷房時には、空気を洗面
手洗いユニットの下部側から吸引して、冷風を洗面手洗
いユニットの上部側に吐出させ、暖房時には、空気を洗
面手洗いユニットの上部側から吸引して、温風を洗面手
洗いユニットの下部側から吐出させることができる。
向を逆にできるため、例えば、冷房時には、空気を洗面
手洗いユニットの下部側から吸引して、冷風を洗面手洗
いユニットの上部側に吐出させ、暖房時には、空気を洗
面手洗いユニットの上部側から吸引して、温風を洗面手
洗いユニットの下部側から吐出させることができる。
【0021】この発明の請求項8記載の発明は、請求項
1乃至7の何れかに記載の発明の場合において、サイク
ル構成機器は、第1の熱交換手段で除湿冷却されて送風
機により送り出された空気を、冷媒により加熱する第3
の熱交換手段と、冷媒を第2の熱交換手段を通さずに、
第1の熱交換手段と第3の熱交換手段とに通す流路変更
手段とを有していることである。
1乃至7の何れかに記載の発明の場合において、サイク
ル構成機器は、第1の熱交換手段で除湿冷却されて送風
機により送り出された空気を、冷媒により加熱する第3
の熱交換手段と、冷媒を第2の熱交換手段を通さずに、
第1の熱交換手段と第3の熱交換手段とに通す流路変更
手段とを有していることである。
【0022】この発明では、例えば、圧縮機により加熱
圧縮された冷媒を第3の熱交換手段に送って、送風機に
よる空気を加熱するとともに、この冷媒を膨張弁で膨張
させて冷却した後、第1の熱交換手段に送って、送風機
による空気を冷却するようにする。すなわち、送風機か
らの空気を第1の熱交換手段により冷却して空気中の水
分を凝縮させた後、この空気を第3の熱交換手段により
加熱して、当初の温度に戻すことにより、空気の除湿が
なされる。
圧縮された冷媒を第3の熱交換手段に送って、送風機に
よる空気を加熱するとともに、この冷媒を膨張弁で膨張
させて冷却した後、第1の熱交換手段に送って、送風機
による空気を冷却するようにする。すなわち、送風機か
らの空気を第1の熱交換手段により冷却して空気中の水
分を凝縮させた後、この空気を第3の熱交換手段により
加熱して、当初の温度に戻すことにより、空気の除湿が
なされる。
【0023】この発明の請求項9記載の発明は、請求項
1乃至7の何れかに記載の発明の場合において、サイク
ル構成機器は、第1の熱交換手段で除湿冷却されて送風
機により送り出された空気を、冷媒により加熱する第3
の熱交換手段と、冷媒を第1の熱交換手段と第2の熱交
換手段と第3の熱交換手段とに通す流路変更手段とを有
しており、かつ、第3の熱交換手段を通過した空気を更
に加熱する加熱手段を備えていることである。
1乃至7の何れかに記載の発明の場合において、サイク
ル構成機器は、第1の熱交換手段で除湿冷却されて送風
機により送り出された空気を、冷媒により加熱する第3
の熱交換手段と、冷媒を第1の熱交換手段と第2の熱交
換手段と第3の熱交換手段とに通す流路変更手段とを有
しており、かつ、第3の熱交換手段を通過した空気を更
に加熱する加熱手段を備えていることである。
【0024】この発明では、例えば、圧縮機からの冷媒
を第3の熱交換手段を通して空気を加熱した後、この冷
媒を第2の熱交換手段を通して冷却し、つぎにこの冷媒
を膨張弁により膨張させて更に冷却した後、この冷媒を
第1の熱交換手段に通して、送風機からの空気を冷却す
るようにする。すなわち、送風機からの空気を第1の熱
交換手段により冷却して空気中の水分を凝縮させた後、
この空気を第3の熱交換手段と加熱手段により加熱し
て、当初の温度に戻すことにより、空気の除湿がなされ
る。冷媒が第2の熱交換器により冷やされるため、第1
の熱交換手段を出た空気は充分に冷やされる。したがっ
て、第3の熱交換手段から出た空気は、当初のものより
冷えた状態となるため、これを加熱手段により加熱して
当初の温度に戻している。
を第3の熱交換手段を通して空気を加熱した後、この冷
媒を第2の熱交換手段を通して冷却し、つぎにこの冷媒
を膨張弁により膨張させて更に冷却した後、この冷媒を
第1の熱交換手段に通して、送風機からの空気を冷却す
るようにする。すなわち、送風機からの空気を第1の熱
交換手段により冷却して空気中の水分を凝縮させた後、
この空気を第3の熱交換手段と加熱手段により加熱し
て、当初の温度に戻すことにより、空気の除湿がなされ
る。冷媒が第2の熱交換器により冷やされるため、第1
の熱交換手段を出た空気は充分に冷やされる。したがっ
て、第3の熱交換手段から出た空気は、当初のものより
冷えた状態となるため、これを加熱手段により加熱して
当初の温度に戻している。
【0025】この発明の請求項10記載の発明は、請求
項9記載の発明の場合において、洗面台本体又は手洗い
台本体上に設けられた、前面に鏡を有する化粧鏡ユニッ
ト内に、送風機により洗面台本体又は手洗い台本体側か
ら送り出された空気を外部に吐出するための空気ダクト
を形成し、この空気ダクト内に加熱手段を設置している
ことである。
項9記載の発明の場合において、洗面台本体又は手洗い
台本体上に設けられた、前面に鏡を有する化粧鏡ユニッ
ト内に、送風機により洗面台本体又は手洗い台本体側か
ら送り出された空気を外部に吐出するための空気ダクト
を形成し、この空気ダクト内に加熱手段を設置している
ことである。
【0026】この発明では、化粧鏡ユニットに形成され
た空気ダクト中の加熱手段によって、化粧鏡ユニットの
鏡も加熱される(温められる)こととなり、加熱手段が
鏡の曇り止めの働きをすることとなる。なお、加熱手段
で加熱された空気は、この化粧鏡ユニットから外部に吐
出される。
た空気ダクト中の加熱手段によって、化粧鏡ユニットの
鏡も加熱される(温められる)こととなり、加熱手段が
鏡の曇り止めの働きをすることとなる。なお、加熱手段
で加熱された空気は、この化粧鏡ユニットから外部に吐
出される。
【0027】この発明の請求項11記載の発明は、請求
項1乃至10の何れかに記載の発明の場合において、洗
面台本体又は手洗い台本体上に設けられた、前面に鏡を
有する化粧鏡ユニット内に、送風機により洗面台本体又
は手洗い台本体側から送り出された空気を導く空気ダク
トを形成し、化粧鏡ユニットに空気ダクトからの空気を
鏡に向けて吹き出す複数の空気吹出口を設けたことであ
る。
項1乃至10の何れかに記載の発明の場合において、洗
面台本体又は手洗い台本体上に設けられた、前面に鏡を
有する化粧鏡ユニット内に、送風機により洗面台本体又
は手洗い台本体側から送り出された空気を導く空気ダク
トを形成し、化粧鏡ユニットに空気ダクトからの空気を
鏡に向けて吹き出す複数の空気吹出口を設けたことであ
る。
【0028】この発明の請求項12記載の発明は、請求
項1乃至11の何れかに記載の発明の場合において、洗
面台本体又は手洗い台本体上に設けられた、歯ブラシ収
納部を有する化粧ユニット内に、送風機により洗面台本
体又は手洗い台本体側から送り出された空気を導く空気
ダクトを形成し、この空気ダクト内の乾燥空気を歯ブラ
シ収納部に導くようにしたことである。
項1乃至11の何れかに記載の発明の場合において、洗
面台本体又は手洗い台本体上に設けられた、歯ブラシ収
納部を有する化粧ユニット内に、送風機により洗面台本
体又は手洗い台本体側から送り出された空気を導く空気
ダクトを形成し、この空気ダクト内の乾燥空気を歯ブラ
シ収納部に導くようにしたことである。
【0029】この発明の請求項13記載の発明は、請求
項1乃至12の何れかに記載の発明の場合において、洗
面台本体又は手洗い台本体の下部に空気取入部を形成
し、この空気取入部の下流側に、着脱自在なエアフィル
ターを設けていることである。
項1乃至12の何れかに記載の発明の場合において、洗
面台本体又は手洗い台本体の下部に空気取入部を形成
し、この空気取入部の下流側に、着脱自在なエアフィル
ターを設けていることである。
【0030】この発明の請求項14記載の発明は、請求
項1乃至13の何れかに記載の発明の場合において、洗
面手洗いユニットが設置される洗面室又はトイレとこの
洗面室又はトイレに隣接する浴室とを連通させるように
境界壁に設けられた空気取込孔と、洗面台本体又は手洗
い台本体内の送風機側に空気を取り込む空気取込ダクト
とを連通させる第1のダクトと、洗面室又はトイレと浴
室とを連通させるように境界壁に設けられた空気吐出孔
と、送風機により送り出された空気を洗面台本体又は手
洗い台本体の上方に導くために形成された接続ダクトと
を連通させる第2のダクトと、第1のダクト側に設けら
れ、洗面室又はトイレ側の空気を取り込むか又は浴室側
の空気を取り込むかを定める第1の開閉手段と、第2の
ダクト側に設けられ、送風機により送り出された空気
を、洗面室又はトイレ側に吐出させるか、又は浴室側に
吐出させるかを定める第2の開閉手段とを備えているこ
とである。
項1乃至13の何れかに記載の発明の場合において、洗
面手洗いユニットが設置される洗面室又はトイレとこの
洗面室又はトイレに隣接する浴室とを連通させるように
境界壁に設けられた空気取込孔と、洗面台本体又は手洗
い台本体内の送風機側に空気を取り込む空気取込ダクト
とを連通させる第1のダクトと、洗面室又はトイレと浴
室とを連通させるように境界壁に設けられた空気吐出孔
と、送風機により送り出された空気を洗面台本体又は手
洗い台本体の上方に導くために形成された接続ダクトと
を連通させる第2のダクトと、第1のダクト側に設けら
れ、洗面室又はトイレ側の空気を取り込むか又は浴室側
の空気を取り込むかを定める第1の開閉手段と、第2の
ダクト側に設けられ、送風機により送り出された空気
を、洗面室又はトイレ側に吐出させるか、又は浴室側に
吐出させるかを定める第2の開閉手段とを備えているこ
とである。
【0031】この発明では、浴室内の空気の除湿等を行
う場合には、第1及び第2の開閉手段を作動させて、浴
室内の空気を、空気取込孔と第1のダクトを介して、空
気取込ダクト内に取り込むようにするとともに、除湿等
されて送風機により送り出された空気を、これを洗面台
本体又は手洗い台本体上方に導く接続ダクトから、空気
吐出孔と第2のダクトを介して、浴室側に吐出させれば
よい。なお、洗面室やトイレ内の冷暖房等を行うには、
第1及び第2の開閉手段を作動させて、空気取込孔と空
気取込ダクトとの連通を解除するとともに、空気吐出孔
と接続ダクトとの連通を解除し、空気取込ダクト側か
ら、洗面室やトイレ内の空気を吸引して、接続ダクト側
から除湿等された空気を洗面室やトイレ内に吐出すれば
よい。
う場合には、第1及び第2の開閉手段を作動させて、浴
室内の空気を、空気取込孔と第1のダクトを介して、空
気取込ダクト内に取り込むようにするとともに、除湿等
されて送風機により送り出された空気を、これを洗面台
本体又は手洗い台本体上方に導く接続ダクトから、空気
吐出孔と第2のダクトを介して、浴室側に吐出させれば
よい。なお、洗面室やトイレ内の冷暖房等を行うには、
第1及び第2の開閉手段を作動させて、空気取込孔と空
気取込ダクトとの連通を解除するとともに、空気吐出孔
と接続ダクトとの連通を解除し、空気取込ダクト側か
ら、洗面室やトイレ内の空気を吸引して、接続ダクト側
から除湿等された空気を洗面室やトイレ内に吐出すれば
よい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1及び図2はこの発明の一
実施の形態に係る洗面ユニットを示している。
面を参照しつつ説明する。図1及び図2はこの発明の一
実施の形態に係る洗面ユニットを示している。
【0033】洗面ユニットAは、図1及び図2で示され
るように、洗面台A1上に化粧鏡ユニットA2を設置し
た洗面化粧台タイプのものであり、図9で示されるよう
に、浴室Yに隣接した脱衣室兼用の洗面室Sに設置され
ている。
るように、洗面台A1上に化粧鏡ユニットA2を設置し
た洗面化粧台タイプのものであり、図9で示されるよう
に、浴室Yに隣接した脱衣室兼用の洗面室Sに設置され
ている。
【0034】洗面台A1は、図1及び図2で示されるよ
うに、洗面台本体1と、洗面器2と、混合水栓3と、給
湯・給水配管4A,4Bと、排水配管5と、空調ユニッ
ト6と、ユニット接続ダクト7と、湯電磁弁8と、水電
磁弁9と、エアフィルター10(図2参照)と、空調用
操作盤11(図1参照)とから構成されている。また、
化粧鏡ユニットA2は、樹脂製のユニット本体12の前
面に、鏡13が取り付けられているとともに、ユニット
本体12の上部に一対の照明部14が設けられている。
ユニット本体12内には、下部が開口して流入口になっ
ているとともに、上部がガイド付き吐出口12bとなっ
た空気ダクト12aが形成されている。
うに、洗面台本体1と、洗面器2と、混合水栓3と、給
湯・給水配管4A,4Bと、排水配管5と、空調ユニッ
ト6と、ユニット接続ダクト7と、湯電磁弁8と、水電
磁弁9と、エアフィルター10(図2参照)と、空調用
操作盤11(図1参照)とから構成されている。また、
化粧鏡ユニットA2は、樹脂製のユニット本体12の前
面に、鏡13が取り付けられているとともに、ユニット
本体12の上部に一対の照明部14が設けられている。
ユニット本体12内には、下部が開口して流入口になっ
ているとともに、上部がガイド付き吐出口12bとなっ
た空気ダクト12aが形成されている。
【0035】洗面台本体1は、図3で示されるように、
上部が洗面器2で覆われるとともに、前後、左右及び下
部が板部材で覆われていて、内部に収納空間Vが形成さ
れている。この洗面台本体1は、前部に開閉扉1aが設
けられ、底板1bを支持する支持部材1cの前部側に、
ガイド付きの空気取入部1dが形成されているととも
に、床面Fから立ち上がる排水パイプP周りに、空気流
入開口1eが形成されている。なお、底板1b下方の空
気取入部1dより下流側に、底板1b上方に抜き取り可
能な状態で、エアフィルター10が設置されている。
上部が洗面器2で覆われるとともに、前後、左右及び下
部が板部材で覆われていて、内部に収納空間Vが形成さ
れている。この洗面台本体1は、前部に開閉扉1aが設
けられ、底板1bを支持する支持部材1cの前部側に、
ガイド付きの空気取入部1dが形成されているととも
に、床面Fから立ち上がる排水パイプP周りに、空気流
入開口1eが形成されている。なお、底板1b下方の空
気取入部1dより下流側に、底板1b上方に抜き取り可
能な状態で、エアフィルター10が設置されている。
【0036】洗面器2は、例えば陶器によって形成さ
れ、図3で示されるように、中央部に凹状のボウル部2
aが形成されているとともに、外周部が平らな平板部2
bとなっている。ボウル部2aの最下部には、不図示の
排水栓を有した排水部2cが設けられているとともに、
ボウル部2a後方の平板部2bに、開口を介して混合水
栓3が設置されている。なお、平板部2bの混合水栓3
側後方には、ユニット接続ダクト7の上端側が差し込ま
れる開口2dが形成されている。
れ、図3で示されるように、中央部に凹状のボウル部2
aが形成されているとともに、外周部が平らな平板部2
bとなっている。ボウル部2aの最下部には、不図示の
排水栓を有した排水部2cが設けられているとともに、
ボウル部2a後方の平板部2bに、開口を介して混合水
栓3が設置されている。なお、平板部2bの混合水栓3
側後方には、ユニット接続ダクト7の上端側が差し込ま
れる開口2dが形成されている。
【0037】この混合水栓3は、レバー3a(図3参
照)の調整によって所望の温度の温水を洗面器2側に供
給する給水手段である。この混合水栓3には、図10で
示されるように、洗面室Sの壁面W側に設けられた水用
と湯用の2つの止水栓T1,T2から、給湯配管4Aと
給水配管4Bとを介して、湯(加熱温水)と水(非加熱
常温水)とが供給される。
照)の調整によって所望の温度の温水を洗面器2側に供
給する給水手段である。この混合水栓3には、図10で
示されるように、洗面室Sの壁面W側に設けられた水用
と湯用の2つの止水栓T1,T2から、給湯配管4Aと
給水配管4Bとを介して、湯(加熱温水)と水(非加熱
常温水)とが供給される。
【0038】排水配管5は、図3で示されるように、上
端部が洗面器2の排水部2cに接続され、下端部がユニ
オン等の接続具C1を介して、床面F側の排水パイプP
に接続されている。この排水配管5は、排水パイプP側
からの臭気の侵入を防止するトラップ部5aが形成され
た下部排水管5Aと、洗面器2につながる上部排水管5
Bとを接続具C2を介して一体的に接続したものであ
り、下部排水管5Aが着脱容易となっている。上部排水
管5Bには、T継手Jを介して、給湯配管4Aと給水配
管4Bとが接続され、これらの配管4A,4Bに設けら
れた湯電磁弁8と水電磁弁9とを介して、下部排水管5
Aのトラップ部5aに湯と水とが供給できるようになっ
ている。
端部が洗面器2の排水部2cに接続され、下端部がユニ
オン等の接続具C1を介して、床面F側の排水パイプP
に接続されている。この排水配管5は、排水パイプP側
からの臭気の侵入を防止するトラップ部5aが形成され
た下部排水管5Aと、洗面器2につながる上部排水管5
Bとを接続具C2を介して一体的に接続したものであ
り、下部排水管5Aが着脱容易となっている。上部排水
管5Bには、T継手Jを介して、給湯配管4Aと給水配
管4Bとが接続され、これらの配管4A,4Bに設けら
れた湯電磁弁8と水電磁弁9とを介して、下部排水管5
Aのトラップ部5aに湯と水とが供給できるようになっ
ている。
【0039】空調ユニット6は、洗面室S内の冷暖房を
行うための主要機器を有すものであり、図3で示される
ように、洗面台本体1の収納空間V内に、取り出し・取
り付け容易な状態で設置されている。この空調ユニット
6は、冷媒を用いて冷凍サイクルを行うサイクル構成機
器、すなわち、圧縮機60、サイクル切替弁61、第
1、第2及び第3熱交換器62,63,64、第1及び
第2三方電磁弁65,66、膨張弁67、冷媒配管68
と、送風機69と、空気取込ダクト70と、空気吐出ダ
クト71と、ドレン排水管72と、コントローラ73等
とをケーシング74内に収納したものである。
行うための主要機器を有すものであり、図3で示される
ように、洗面台本体1の収納空間V内に、取り出し・取
り付け容易な状態で設置されている。この空調ユニット
6は、冷媒を用いて冷凍サイクルを行うサイクル構成機
器、すなわち、圧縮機60、サイクル切替弁61、第
1、第2及び第3熱交換器62,63,64、第1及び
第2三方電磁弁65,66、膨張弁67、冷媒配管68
と、送風機69と、空気取込ダクト70と、空気吐出ダ
クト71と、ドレン排水管72と、コントローラ73等
とをケーシング74内に収納したものである。
【0040】サイクル構成機器は、図3で示されるよう
に、圧縮機60の冷媒出入口配管68a,68bにサイ
クル切替弁61が接続され、サイクル切替弁61の一方
につながる冷媒配管68c側に、第1熱交換器62、膨
張弁67、第1三方電磁弁65が接続され、サイクル切
替弁61の他方につながる冷媒配管68d側に、第2三
方電磁弁66が接続されている。そして、第1及び第2
三方電磁弁65,66の一方側の弁部間の冷媒配管68
e中に第3熱交換器64が設けられ、第1及び第2三方
電磁弁65,66の他方側の弁部間の冷媒配管68f中
に第2熱交換器63が設けられている。なお、第1、第
2及び第3熱交換器62,63,64は、冷凍サイクル
における冷媒の蒸発器や凝縮器としての機能を有するも
のであり、第1の熱交換手段、第2の熱交換手段、第3
の熱交換手段となるものである。
に、圧縮機60の冷媒出入口配管68a,68bにサイ
クル切替弁61が接続され、サイクル切替弁61の一方
につながる冷媒配管68c側に、第1熱交換器62、膨
張弁67、第1三方電磁弁65が接続され、サイクル切
替弁61の他方につながる冷媒配管68d側に、第2三
方電磁弁66が接続されている。そして、第1及び第2
三方電磁弁65,66の一方側の弁部間の冷媒配管68
e中に第3熱交換器64が設けられ、第1及び第2三方
電磁弁65,66の他方側の弁部間の冷媒配管68f中
に第2熱交換器63が設けられている。なお、第1、第
2及び第3熱交換器62,63,64は、冷凍サイクル
における冷媒の蒸発器や凝縮器としての機能を有するも
のであり、第1の熱交換手段、第2の熱交換手段、第3
の熱交換手段となるものである。
【0041】第1及び第3熱交換器62,64は、空気
と冷媒との熱交換器であり、例えば第1熱交換器62が
送風機69の下方側(空気流の上流側)に設置され、第
3熱交換器64が送風機69の上方側(空気流の下流
側)に設置されている。そして、第1熱交換器62の下
方側(上流側)に空気取込ダクト70が取り付けられ、
第3熱交換器64の上方側(上流側)に空気吐出ダクト
71が取り付けられている。空気取込ダクト70は、中
程に空気取入口70aが設けられ、下部にドレン排水管
72が接続されるドレン溜め70bが形成されている。
空気吐出ダクト71は、ユニット接続ダクト7との接続
が容易なように、ケーシング74から上方にやや突き出
すように設けられている。
と冷媒との熱交換器であり、例えば第1熱交換器62が
送風機69の下方側(空気流の上流側)に設置され、第
3熱交換器64が送風機69の上方側(空気流の下流
側)に設置されている。そして、第1熱交換器62の下
方側(上流側)に空気取込ダクト70が取り付けられ、
第3熱交換器64の上方側(上流側)に空気吐出ダクト
71が取り付けられている。空気取込ダクト70は、中
程に空気取入口70aが設けられ、下部にドレン排水管
72が接続されるドレン溜め70bが形成されている。
空気吐出ダクト71は、ユニット接続ダクト7との接続
が容易なように、ケーシング74から上方にやや突き出
すように設けられている。
【0042】第2熱交換器63は、水(具体的には、ト
ラップ部5aの封水U(図1参照))と冷媒との熱交換
器であり、下部排水管5Aのトラップ部5aに、例え
ば、熱伝導率のよい冷媒配管63aを巻き付け、外部を
不図示の保温材で覆ったものである。トラップ部5aに
は、内部の封水Uの温度を検知する温度検知手段として
の水温検知器63bが取り付けられ(図1参照)、封水
Uの温度が所定値以上又は所定値以下になると、湯又は
水電磁弁8,9を介して、トラップ部5aに湯又は水が
供給されるようになっている。下部排水管5Aは、空調
ユニット6と一体的に移動できるように、接続具C1、
C2を介して、上部排水管5Bと排水パイプPとから切
り離される。
ラップ部5aの封水U(図1参照))と冷媒との熱交換
器であり、下部排水管5Aのトラップ部5aに、例え
ば、熱伝導率のよい冷媒配管63aを巻き付け、外部を
不図示の保温材で覆ったものである。トラップ部5aに
は、内部の封水Uの温度を検知する温度検知手段として
の水温検知器63bが取り付けられ(図1参照)、封水
Uの温度が所定値以上又は所定値以下になると、湯又は
水電磁弁8,9を介して、トラップ部5aに湯又は水が
供給されるようになっている。下部排水管5Aは、空調
ユニット6と一体的に移動できるように、接続具C1、
C2を介して、上部排水管5Bと排水パイプPとから切
り離される。
【0043】ドレン排水管72は、空気取込ダクト70
のドレン集合部70bに集められた排水(空気中の水分
の凝縮水)を排水配管5に流し込むためのものであり、
図1で示されるように、一端側がドレン集合部70bに
接続されるとともに、他端側が下部排水管5Aのトラッ
プ部5aの封水Uの位置より上流側に接続されている。
このドレン排水管72の下部排水管5A側端部には、図
6で示されるように、スイング式の逆止弁72aが設け
られており、排水配管5側の排水がドレン排水管72側
に流れ込まないようになっている。なお、図7で示され
るように、ドレン排水管72の管部72bを拡径して、
この拡径部72cに多孔板72dとボール状のフロート
72eとを設け、このフロート72eの上下動で、排水
の逆流を防止してもよい。
のドレン集合部70bに集められた排水(空気中の水分
の凝縮水)を排水配管5に流し込むためのものであり、
図1で示されるように、一端側がドレン集合部70bに
接続されるとともに、他端側が下部排水管5Aのトラッ
プ部5aの封水Uの位置より上流側に接続されている。
このドレン排水管72の下部排水管5A側端部には、図
6で示されるように、スイング式の逆止弁72aが設け
られており、排水配管5側の排水がドレン排水管72側
に流れ込まないようになっている。なお、図7で示され
るように、ドレン排水管72の管部72bを拡径して、
この拡径部72cに多孔板72dとボール状のフロート
72eとを設け、このフロート72eの上下動で、排水
の逆流を防止してもよい。
【0044】コントローラ73は、図8で示されるよう
に、空調用操作盤11からの指令と水温検知器63bか
らの信号に基づき、圧縮機60、サイクル切替弁61、
第1及び第2三方電磁弁65,66、送風機69、湯及
び水電磁弁8,9を作動させ、これらに、暖房運転、冷
房運転、除湿運転をさせるものである。コントローラ7
3からは、図1で示されるように、電源コード73aが
ケーシング74の孔74eから洗面台本体1側のコンセ
ントまで延びているとともに、信号線11e,8a,8
bがケーシング74に設けたコネクタ74fを介して空
調用操作盤11、湯及び水電磁弁8,9に接続されてい
る。なお、空調用操作盤11は、洗面器2の平板部2b
上に置かれるリモコンタイプのものであり、これには、
図1で示されるように、運転ボタン11a、暖房ボタン
11b、冷房ボタン11c、除湿ボタン11d等が設け
られている。
に、空調用操作盤11からの指令と水温検知器63bか
らの信号に基づき、圧縮機60、サイクル切替弁61、
第1及び第2三方電磁弁65,66、送風機69、湯及
び水電磁弁8,9を作動させ、これらに、暖房運転、冷
房運転、除湿運転をさせるものである。コントローラ7
3からは、図1で示されるように、電源コード73aが
ケーシング74の孔74eから洗面台本体1側のコンセ
ントまで延びているとともに、信号線11e,8a,8
bがケーシング74に設けたコネクタ74fを介して空
調用操作盤11、湯及び水電磁弁8,9に接続されてい
る。なお、空調用操作盤11は、洗面器2の平板部2b
上に置かれるリモコンタイプのものであり、これには、
図1で示されるように、運転ボタン11a、暖房ボタン
11b、冷房ボタン11c、除湿ボタン11d等が設け
られている。
【0045】ケーシング74は、例えば金属板から形成
されていて、洗面台本体1の底板1b上をスムーズに移
動できるよう、下部に車輪Qが設けられている。このケ
ーシング74の前面には、図3で示されるように、前方
へ引き出すための把手74aと、コントローラ73等の
点検を行う点検扉74bと、下部排水管5A用の接続具
C1操作用の操作扉74cとが設けられている。そし
て、ケーシング74の底部を貫通する排水パイプPや下
部排水管5A周りには、接続具C1の操作用を兼ねた空
気流入開口74dが形成されている。
されていて、洗面台本体1の底板1b上をスムーズに移
動できるよう、下部に車輪Qが設けられている。このケ
ーシング74の前面には、図3で示されるように、前方
へ引き出すための把手74aと、コントローラ73等の
点検を行う点検扉74bと、下部排水管5A用の接続具
C1操作用の操作扉74cとが設けられている。そし
て、ケーシング74の底部を貫通する排水パイプPや下
部排水管5A周りには、接続具C1の操作用を兼ねた空
気流入開口74dが形成されている。
【0046】なお、送風機69は遠心タイプのものであ
り、サイクル切替弁61は、圧縮機60の冷媒出入口配
管68a,68bと冷媒配管68c,68dとの接続状
態を変える四方切替弁である。また、ユニット接続ダク
ト7は、空気吐出ダクト71と化粧鏡ユニットA2の空
気ダクト12aとを連結するものであり、下部側に、空
気吐出ダクト71接続用のジャバラ部7aが設けられて
いる。
り、サイクル切替弁61は、圧縮機60の冷媒出入口配
管68a,68bと冷媒配管68c,68dとの接続状
態を変える四方切替弁である。また、ユニット接続ダク
ト7は、空気吐出ダクト71と化粧鏡ユニットA2の空
気ダクト12aとを連結するものであり、下部側に、空
気吐出ダクト71接続用のジャバラ部7aが設けられて
いる。
【0047】つぎに、空調ユニット6の洗面台本体1内
への取り付けと、洗面台本体1からの取り外し手順につ
いて説明する。
への取り付けと、洗面台本体1からの取り外し手順につ
いて説明する。
【0048】空調ユニット6をメンテナンスするために
取り外した場合には、図10で示されるように、スペア
の下部排水管5Aが上部排水管5Bと排水パイプP間に
接続された状態となっており、上部排水管5Bに、湯電
磁弁8と水電磁弁9を介して、給湯配管4Aと給水配管
4Bが接続された状態になっている。この場合、湯又は
水電磁弁8,9は使用しないため、常に閉じた状態とな
っている。また、洗面台本体1の上部には、ユニット接
続ダクト7が設けられ、このダクト7と化粧鏡ユニット
A2の空気ダクト12aとが接続されている。
取り外した場合には、図10で示されるように、スペア
の下部排水管5Aが上部排水管5Bと排水パイプP間に
接続された状態となっており、上部排水管5Bに、湯電
磁弁8と水電磁弁9を介して、給湯配管4Aと給水配管
4Bが接続された状態になっている。この場合、湯又は
水電磁弁8,9は使用しないため、常に閉じた状態とな
っている。また、洗面台本体1の上部には、ユニット接
続ダクト7が設けられ、このダクト7と化粧鏡ユニット
A2の空気ダクト12aとが接続されている。
【0049】空調ユニット6を取り付けるには、スペア
の下部排水管5Aを取り外した後、洗面台本体1の底板
1bに空調ユニット6を車輪Qを介して押し込み、この
空調ユニット6を収納空間V内に収納固定する。そし
て、空調ユニット6内の下部排水管5Aと上部排水管5
Bとをケーシング74の上方から接続するとともに、ケ
ーシング74の操作扉74cを開けて、下部排水管5A
と排水パイプPとを接続する。つづいて、ユニット接続
ダクト7の下部側ジャバラ部7a内に空調ユニット6の
空気吐出ダクト71を差し込み、バンド等を使用して隙
間を塞ぐ。つぎに、空調ユニット6のコントローラ73
と、コネクタ74fを介して空調用操作盤11、湯及び
水電磁弁8,9とを信号線11e,8a,8bにより接
続するとともに、電源コード73aを介してコントロー
ラ73に電源の供給をすれば、空調ユニット6の取り付
けが完了する。なお、洗面台本体1外に空調ユニット6
を引き出す場合には、上記と逆の操作をすればよい。
の下部排水管5Aを取り外した後、洗面台本体1の底板
1bに空調ユニット6を車輪Qを介して押し込み、この
空調ユニット6を収納空間V内に収納固定する。そし
て、空調ユニット6内の下部排水管5Aと上部排水管5
Bとをケーシング74の上方から接続するとともに、ケ
ーシング74の操作扉74cを開けて、下部排水管5A
と排水パイプPとを接続する。つづいて、ユニット接続
ダクト7の下部側ジャバラ部7a内に空調ユニット6の
空気吐出ダクト71を差し込み、バンド等を使用して隙
間を塞ぐ。つぎに、空調ユニット6のコントローラ73
と、コネクタ74fを介して空調用操作盤11、湯及び
水電磁弁8,9とを信号線11e,8a,8bにより接
続するとともに、電源コード73aを介してコントロー
ラ73に電源の供給をすれば、空調ユニット6の取り付
けが完了する。なお、洗面台本体1外に空調ユニット6
を引き出す場合には、上記と逆の操作をすればよい。
【0050】つぎに、この洗面ユニットAにより、洗面
室S内を冷暖房及び除湿する場合の空調ユニット6等の
動作について説明する。
室S内を冷暖房及び除湿する場合の空調ユニット6等の
動作について説明する。
【0051】まず、冷房する場合について説明する。空
調用操作盤11の運転ボタン11aをONにして、空調
ユニット6内の機器を作動可能な状態にした後、この空
調用操作盤11の冷房ボタン11cをONにする。この
ことにより、図3で示されるように、サイクル切替弁6
1が作動して、圧縮機60の冷媒入口配管68bと冷媒
配管68cとを接続するとともに、圧縮機60の冷媒出
口配管68aと冷媒配管68dとを接続する。また、第
1及び第2三方電磁弁65,66の第3熱交換器64側
の弁部(図中黒色部)が閉じる。つづいて、圧縮機60
と送風機69とが作動する。圧縮機60の作動により、
加熱圧縮された冷媒は、サイクル切替弁61と第2三方
電磁弁66とを通って第2熱交換器63に入り、トラッ
プ部5a中の封水Uと熱交換して冷やされた後、第1三
方電磁弁65を経て、膨張弁67により膨張して更に冷
却し、第1熱交換器62とサイクル切替弁61とを通っ
て圧縮機60に戻る。
調用操作盤11の運転ボタン11aをONにして、空調
ユニット6内の機器を作動可能な状態にした後、この空
調用操作盤11の冷房ボタン11cをONにする。この
ことにより、図3で示されるように、サイクル切替弁6
1が作動して、圧縮機60の冷媒入口配管68bと冷媒
配管68cとを接続するとともに、圧縮機60の冷媒出
口配管68aと冷媒配管68dとを接続する。また、第
1及び第2三方電磁弁65,66の第3熱交換器64側
の弁部(図中黒色部)が閉じる。つづいて、圧縮機60
と送風機69とが作動する。圧縮機60の作動により、
加熱圧縮された冷媒は、サイクル切替弁61と第2三方
電磁弁66とを通って第2熱交換器63に入り、トラッ
プ部5a中の封水Uと熱交換して冷やされた後、第1三
方電磁弁65を経て、膨張弁67により膨張して更に冷
却し、第1熱交換器62とサイクル切替弁61とを通っ
て圧縮機60に戻る。
【0052】一方、送風機69の作動により、洗面台本
体1の空気取入部1dから吸引された洗面室S内の空気
Rは、空気流入開口1e,74dを介して、空調ユニッ
ト6内に入った後、空気取入口70aから空気取込ダク
ト70に入り、第1熱交換器62を通過中に冷媒により
冷却される。そして冷却された空気Rは、送風機69、
空気吐出ダクト71、ユニット接続ダクト7を通って、
化粧鏡ユニットA2の空気ダクト12aに入った後、吐
出口12bから洗面室Sに吐出されて、この洗面室Sの
冷房を行う。この場合、第1熱交換器62において空気
Rの冷却によって生じた凝縮水(ドレン)は、空気取込
ダクト70のドレン集合部70bに集められた後、ドレ
ン排水管72を通って、下部排水管5A中に流される。
体1の空気取入部1dから吸引された洗面室S内の空気
Rは、空気流入開口1e,74dを介して、空調ユニッ
ト6内に入った後、空気取入口70aから空気取込ダク
ト70に入り、第1熱交換器62を通過中に冷媒により
冷却される。そして冷却された空気Rは、送風機69、
空気吐出ダクト71、ユニット接続ダクト7を通って、
化粧鏡ユニットA2の空気ダクト12aに入った後、吐
出口12bから洗面室Sに吐出されて、この洗面室Sの
冷房を行う。この場合、第1熱交換器62において空気
Rの冷却によって生じた凝縮水(ドレン)は、空気取込
ダクト70のドレン集合部70bに集められた後、ドレ
ン排水管72を通って、下部排水管5A中に流される。
【0053】また、下部排水管5Aのトラップ部5aの
封水Uは、冷媒により加熱され、所定の温度(例えば3
0〜40℃)に達すると、水電磁弁9が開いて、排水配
管5内に水(非加熱常温水)が供給され、トラップ部5
a内の封水Uの入れ替えが行われて、封水Uの温度低下
が行われる。
封水Uは、冷媒により加熱され、所定の温度(例えば3
0〜40℃)に達すると、水電磁弁9が開いて、排水配
管5内に水(非加熱常温水)が供給され、トラップ部5
a内の封水Uの入れ替えが行われて、封水Uの温度低下
が行われる。
【0054】つぎに、洗面室S内を暖房する場合につい
て説明する。運転ボタン11aと暖房ボタン11bをO
Nすると、図4で示されるように、サイクル切替弁61
が圧縮機60の冷媒入口配管68bと冷媒配管68dと
を接続させるとともに、圧縮機60の冷媒出口配管68
aと冷媒配管68cとを接続させ、第1及び第2三方電
磁弁65,66が第3熱交換器64側の弁部(図中黒色
部)を閉じる。つづいて、圧縮機60と送風機69とが
作動する。圧縮機60により加熱圧縮された冷媒は、第
1熱交換器62に入った後、膨張弁67で膨張して冷却
し、第1三方電磁弁65から第2熱交換器63に入り、
トラップ部5a中の封水Uにより加熱され、第2三方電
磁弁66、サイクル切替弁61を経て、圧縮機60に戻
る。
て説明する。運転ボタン11aと暖房ボタン11bをO
Nすると、図4で示されるように、サイクル切替弁61
が圧縮機60の冷媒入口配管68bと冷媒配管68dと
を接続させるとともに、圧縮機60の冷媒出口配管68
aと冷媒配管68cとを接続させ、第1及び第2三方電
磁弁65,66が第3熱交換器64側の弁部(図中黒色
部)を閉じる。つづいて、圧縮機60と送風機69とが
作動する。圧縮機60により加熱圧縮された冷媒は、第
1熱交換器62に入った後、膨張弁67で膨張して冷却
し、第1三方電磁弁65から第2熱交換器63に入り、
トラップ部5a中の封水Uにより加熱され、第2三方電
磁弁66、サイクル切替弁61を経て、圧縮機60に戻
る。
【0055】一方、送風機69の作動により、洗面室S
内の空気Rは、空気取込ダクト70に入った後、第1熱
交換器62で冷媒により加熱されて、温められる。この
温められた空気Rは、化粧鏡ユニットA2の吐出口12
bから洗面室Sに吐出され、洗面室S内の暖房を行う。
また、下部排水管5Aのトラップ部5a内の封水Uは、
冷媒により冷やされ、所定温度(例えば5℃以下)まで
冷却されると、湯電磁弁8が開いて、排水配管5内に湯
が供給され、トラップ部5a内の封水Uの入れ替えが行
われて、封水Uの温度上昇が行われる。
内の空気Rは、空気取込ダクト70に入った後、第1熱
交換器62で冷媒により加熱されて、温められる。この
温められた空気Rは、化粧鏡ユニットA2の吐出口12
bから洗面室Sに吐出され、洗面室S内の暖房を行う。
また、下部排水管5Aのトラップ部5a内の封水Uは、
冷媒により冷やされ、所定温度(例えば5℃以下)まで
冷却されると、湯電磁弁8が開いて、排水配管5内に湯
が供給され、トラップ部5a内の封水Uの入れ替えが行
われて、封水Uの温度上昇が行われる。
【0056】つぎに、洗面室S内の空気の除湿を行う場
合について説明する。運転ボタン11aと除湿ボタン1
1dをONすると、図5で示されるように、サイクル切
替弁61が冷媒入口配管68bと冷媒配管68cとを接
続させるとともに、冷媒出口配管68aと冷媒配管68
dとを接続させ、第1及び第2三方電磁弁65,66が
第2熱交換器63側の弁部(図中黒色部)を閉じる。つ
づいて、圧縮機60と送風機69とが作動する。圧縮機
60により加熱圧縮された冷媒は、第2三方電磁弁66
から第3熱交換器64に入った後、第1三方電磁弁65
から膨張弁67に入り、この膨張弁67により膨張して
冷却し、第1熱交換器62とサイクル切替弁61を通っ
て圧縮機60に戻る。
合について説明する。運転ボタン11aと除湿ボタン1
1dをONすると、図5で示されるように、サイクル切
替弁61が冷媒入口配管68bと冷媒配管68cとを接
続させるとともに、冷媒出口配管68aと冷媒配管68
dとを接続させ、第1及び第2三方電磁弁65,66が
第2熱交換器63側の弁部(図中黒色部)を閉じる。つ
づいて、圧縮機60と送風機69とが作動する。圧縮機
60により加熱圧縮された冷媒は、第2三方電磁弁66
から第3熱交換器64に入った後、第1三方電磁弁65
から膨張弁67に入り、この膨張弁67により膨張して
冷却し、第1熱交換器62とサイクル切替弁61を通っ
て圧縮機60に戻る。
【0057】一方、送風機69の作動により、洗面室S
内の空気Rは、空気取込ダクト70に入った後、第1熱
交換器62で冷媒により冷却され、空気R中の水分が凝
縮水となって空気取込ダクト70のドレン集合部70b
に集められる。そして、冷却された空気Rは、第3熱交
換器64中の冷媒によりほぼ元の温度まで温められ、ド
ライ空気Rとなって化粧鏡ユニットA2の吐出口12b
から洗面室S内に吐出される。なお、ドレン集合部70
bに導かれた凝縮水は、ドレン排水管72を介して、排
水配管5中に流される。
内の空気Rは、空気取込ダクト70に入った後、第1熱
交換器62で冷媒により冷却され、空気R中の水分が凝
縮水となって空気取込ダクト70のドレン集合部70b
に集められる。そして、冷却された空気Rは、第3熱交
換器64中の冷媒によりほぼ元の温度まで温められ、ド
ライ空気Rとなって化粧鏡ユニットA2の吐出口12b
から洗面室S内に吐出される。なお、ドレン集合部70
bに導かれた凝縮水は、ドレン排水管72を介して、排
水配管5中に流される。
【0058】以上のように、この洗面ユニットAでは、
送風機69により送られる空気Rを加熱又は冷却する場
合に、冷媒の加熱と冷却とを行う第2熱交換器63が、
混合水栓3側の給水や排水を用いて、冷媒との熱交換を
行っているので、一般の冷暖房装置のように、室外機が
不要となり、洗面室Sのように建物内方に設けられる部
屋を簡単に冷暖房することができる。この場合、第2熱
交換器63用の水は、水源が第2熱交換器63の近傍に
あるので入手が容易であるとともに、凝縮水(ドレン)
の排水も洗面器2用の排水配管5が利用できるので、新
たな排水設備を設ける必要はない。
送風機69により送られる空気Rを加熱又は冷却する場
合に、冷媒の加熱と冷却とを行う第2熱交換器63が、
混合水栓3側の給水や排水を用いて、冷媒との熱交換を
行っているので、一般の冷暖房装置のように、室外機が
不要となり、洗面室Sのように建物内方に設けられる部
屋を簡単に冷暖房することができる。この場合、第2熱
交換器63用の水は、水源が第2熱交換器63の近傍に
あるので入手が容易であるとともに、凝縮水(ドレン)
の排水も洗面器2用の排水配管5が利用できるので、新
たな排水設備を設ける必要はない。
【0059】また、この洗面ユニットAでは、冷暖房機
器が、洗面台本体1内に収納されるので、洗面室S(冷
暖房空間)がこれらの機器の設置で狭くなることはな
く、かつ、冷暖房機器が外部に露出することがないた
め、洗面室S(冷暖房空間)内の外観もよくすることが
できる。
器が、洗面台本体1内に収納されるので、洗面室S(冷
暖房空間)がこれらの機器の設置で狭くなることはな
く、かつ、冷暖房機器が外部に露出することがないた
め、洗面室S(冷暖房空間)内の外観もよくすることが
できる。
【0060】さらに、この洗面ユニットAでは、第2熱
交換器63を排水配管5のトラップ部5aを用いて形成
しているので、洗面台本体1中に第2熱交換器63用の
特別な設置場所が不要となり、これを洗面台本体1内に
容易に収容できるとともに、第2熱交換器63の形成の
容易化をも図ることができる。この場合、第2熱交換器
63による冷媒の加熱と冷却とをトラップ部5a中の封
水Uを用いて行っているので、混合水栓3からの排水が
使用される場合には、第2熱交換器63に必要とされる
水の節約を図ることができるとともに、特別な排水設備
も不要となる。なお、トラップ部5a中の封水Uの温度
は水温検知器63bで検知され、この温度が冷媒との熱
交換に適しない温度となると、排水配管5中に新たな水
が供給されて、トラップ部5a中の封水Uが入れ替えら
れるので、第2熱交換器63による熱交換に不都合は生
じない。
交換器63を排水配管5のトラップ部5aを用いて形成
しているので、洗面台本体1中に第2熱交換器63用の
特別な設置場所が不要となり、これを洗面台本体1内に
容易に収容できるとともに、第2熱交換器63の形成の
容易化をも図ることができる。この場合、第2熱交換器
63による冷媒の加熱と冷却とをトラップ部5a中の封
水Uを用いて行っているので、混合水栓3からの排水が
使用される場合には、第2熱交換器63に必要とされる
水の節約を図ることができるとともに、特別な排水設備
も不要となる。なお、トラップ部5a中の封水Uの温度
は水温検知器63bで検知され、この温度が冷媒との熱
交換に適しない温度となると、排水配管5中に新たな水
が供給されて、トラップ部5a中の封水Uが入れ替えら
れるので、第2熱交換器63による熱交換に不都合は生
じない。
【0061】また、この洗面ユニットAでは、混合水栓
3用の湯(加熱温水)と水(非加熱常温水)とを利用し
て、冷房を行う場合には、第2熱交換器63に水を供給
して冷媒を冷やし、暖房を行う場合には、第2熱交換器
63に湯を供給して冷媒を加熱しているので、冷媒の加
熱と冷却とを少しの給水で効率的に行うことができる。
3用の湯(加熱温水)と水(非加熱常温水)とを利用し
て、冷房を行う場合には、第2熱交換器63に水を供給
して冷媒を冷やし、暖房を行う場合には、第2熱交換器
63に湯を供給して冷媒を加熱しているので、冷媒の加
熱と冷却とを少しの給水で効率的に行うことができる。
【0062】さらに、この洗面ユニットAでは、サイク
ル構成機器、送風機69、ダクト70,71、及びコン
トローラ73等をケーシング74内に収納して空調ユニ
ット6を形成し、この空調ユニット6を洗面台本体1に
取り出し容易に設置しているため、空調ユニット6内の
機器のメンテナンスの容易化を図ることができるととも
に、サイクル構成機器や送風機69等の洗面台本体1内
への設置の容易化を図ることができる。
ル構成機器、送風機69、ダクト70,71、及びコン
トローラ73等をケーシング74内に収納して空調ユニ
ット6を形成し、この空調ユニット6を洗面台本体1に
取り出し容易に設置しているため、空調ユニット6内の
機器のメンテナンスの容易化を図ることができるととも
に、サイクル構成機器や送風機69等の洗面台本体1内
への設置の容易化を図ることができる。
【0063】また、この洗面ユニットAでは、ドレン排
水管72を排水配管5に接続して、第1熱交換器62側
で発生する凝縮水を洗面器2側の排水路に流すことがで
きるので、ドレンタンク等が不要になるとともに、凝縮
水の処理の手間を大幅に省くことができ、かつ、凝縮水
の連続排水ができるので、冷暖房の連続運転が可能とな
る。この場合、ドレン排水管72を排水配管5のトラッ
プ部5aの封水部(封水Uがある部分)より上流側に連
結しているので、ドレン排水管72側に特別な排水トラ
ップを設けなくても、第1熱交換器62側に排水配管5
側の臭気が流れ込むことはない。もちろん、ドレン排水
管72には、排水逆流防止手段(例えば、逆止弁72
a)を設けているので、排水配管5側の排水がドレン排
水管72側に流れ込むことはない。なお、ドレン排水管
72は排水配管5のトラップ部5aの封水部に連結して
もよい。
水管72を排水配管5に接続して、第1熱交換器62側
で発生する凝縮水を洗面器2側の排水路に流すことがで
きるので、ドレンタンク等が不要になるとともに、凝縮
水の処理の手間を大幅に省くことができ、かつ、凝縮水
の連続排水ができるので、冷暖房の連続運転が可能とな
る。この場合、ドレン排水管72を排水配管5のトラッ
プ部5aの封水部(封水Uがある部分)より上流側に連
結しているので、ドレン排水管72側に特別な排水トラ
ップを設けなくても、第1熱交換器62側に排水配管5
側の臭気が流れ込むことはない。もちろん、ドレン排水
管72には、排水逆流防止手段(例えば、逆止弁72
a)を設けているので、排水配管5側の排水がドレン排
水管72側に流れ込むことはない。なお、ドレン排水管
72は排水配管5のトラップ部5aの封水部に連結して
もよい。
【0064】さらに、この洗面ユニットAでは、冷媒の
流れ方向を変える第1及び第2三方電磁弁65,66
と、空気流Rの第1熱交換器62より下流側に、冷媒に
よって空気Rを加熱する第3熱交換器64を設けている
ので、第1熱交換器62により空気Rを冷やして除湿し
た後、第3熱交換器64で空気Rの温度を元に戻すこと
ができ、冷暖房以外に、洗面室S中の空気Rの除湿をも
行うことができる。
流れ方向を変える第1及び第2三方電磁弁65,66
と、空気流Rの第1熱交換器62より下流側に、冷媒に
よって空気Rを加熱する第3熱交換器64を設けている
ので、第1熱交換器62により空気Rを冷やして除湿し
た後、第3熱交換器64で空気Rの温度を元に戻すこと
ができ、冷暖房以外に、洗面室S中の空気Rの除湿をも
行うことができる。
【0065】また、この洗面ユニットAでは、洗面台本
体1の空気取り入れ部1dの下流側に、着脱容易な状態
でエアフィルター10を設けているので、空気中の塵や
埃がサイクル構成機器や送風機69側に持ち込まれるの
を防止できるとともに、エアフィルター10の清掃も容
易に行うことができる。
体1の空気取り入れ部1dの下流側に、着脱容易な状態
でエアフィルター10を設けているので、空気中の塵や
埃がサイクル構成機器や送風機69側に持ち込まれるの
を防止できるとともに、エアフィルター10の清掃も容
易に行うことができる。
【0066】ここで、洗面ユニットAに化粧鏡ユニット
A2を設けず、洗面ユニットAを、洗面台A1のみから
形成してもよい。この場合、洗面台A1のユニット接続
ダクト7の空気吐出部に、空気Rの向きを変更できるガ
イドを取り付ける。もちろん、この場合、ユニット接続
ダクト7を洗面器2上に突出させ、ユニット接続ダクト
7からの空気Rを、上向きでなく、やや洗面者側に吐出
するようにしてもよい。
A2を設けず、洗面ユニットAを、洗面台A1のみから
形成してもよい。この場合、洗面台A1のユニット接続
ダクト7の空気吐出部に、空気Rの向きを変更できるガ
イドを取り付ける。もちろん、この場合、ユニット接続
ダクト7を洗面器2上に突出させ、ユニット接続ダクト
7からの空気Rを、上向きでなく、やや洗面者側に吐出
するようにしてもよい。
【0067】また、洗面器2への給水手段は、混合水栓
3でなく水のみ供給する単水栓であってもよい。
3でなく水のみ供給する単水栓であってもよい。
【0068】さらに、第2熱交換器63に供給する水
は、給水手段(混合水栓3)からの排水のみを利用して
もよい。この場合、給水手段側に電磁弁等を設け、コン
トローラ73からの指令により、給水手段を開閉するよ
うにする。また、給水手段の給水ハンドルを操作して機
械的に開閉するようにしたり、例えば手を給水手段側に
近づけると、一定時間電磁弁が開いて、この給水手段か
ら給水ができるようにしてもよい。
は、給水手段(混合水栓3)からの排水のみを利用して
もよい。この場合、給水手段側に電磁弁等を設け、コン
トローラ73からの指令により、給水手段を開閉するよ
うにする。また、給水手段の給水ハンドルを操作して機
械的に開閉するようにしたり、例えば手を給水手段側に
近づけると、一定時間電磁弁が開いて、この給水手段か
ら給水ができるようにしてもよい。
【0069】また、第3熱交換器64を設けず、洗面室
S内の冷暖房だけ行うようにしてもよいとともに、送風
機69の位置は、空気流Rに対して第1熱交換器62の
上流側に設けてもよい。
S内の冷暖房だけ行うようにしてもよいとともに、送風
機69の位置は、空気流Rに対して第1熱交換器62の
上流側に設けてもよい。
【0070】さらに、化粧鏡ユニットA2の空気ダクト
12a内や接続ダクト7内に空気温度の検知器を設け、
この検知器からの空気温度にしたがって、コントローラ
73により送風機69の羽の回転速度コントロール等を
行ない、空気Rの温度制御を行うようにしてもよい。
12a内や接続ダクト7内に空気温度の検知器を設け、
この検知器からの空気温度にしたがって、コントローラ
73により送風機69の羽の回転速度コントロール等を
行ない、空気Rの温度制御を行うようにしてもよい。
【0071】また、図11で示されるように、第2三方
電磁弁66と第2熱交換器63との間の冷媒配管68f
中に、サイクル構成機器として第3三方電磁弁75を加
え、この第3三方電磁弁75と、第1三方電磁弁65と
第3熱交換器64との間の冷媒配管68eとを接続する
とともに、第3熱交換器64出口側のユニット接続ダク
ト7中に加熱手段となる補助ヒータ76を設け、空気R
の除湿をさらに効果的に行うようにしてもよい。
電磁弁66と第2熱交換器63との間の冷媒配管68f
中に、サイクル構成機器として第3三方電磁弁75を加
え、この第3三方電磁弁75と、第1三方電磁弁65と
第3熱交換器64との間の冷媒配管68eとを接続する
とともに、第3熱交換器64出口側のユニット接続ダク
ト7中に加熱手段となる補助ヒータ76を設け、空気R
の除湿をさらに効果的に行うようにしてもよい。
【0072】すなわち、圧縮機60にて加熱圧縮された
冷媒を第3熱交換器64に通して、空気Rを加熱すると
ともに、この冷媒を第2熱交換器63に通して冷却後、
膨張弁67にて膨張させて、さらに冷却し、つづいて、
この冷媒を第1熱交換器62に通して、空気Rを冷却す
る。この場合、洗面室S内の空気Rは、第2熱交換器6
3により充分に温度が下げられた冷媒と、第1熱交換器
62を介して熱交換するため、充分に冷却されて空気R
中の水分を充分に凝縮させるが、第3熱交換器64によ
り加熱されても当初の温度まで戻らないため、補助ヒー
タ76によって当初の温度まで加熱している。また、第
2熱交換器63にトラップ部5aの封水Uを利用せず
に、給水配管4Bを利用するようにしてもよく、このよ
うにすると、特に冬場の場合は、混合水栓3から供給さ
れる水が温かくなり、熱交換による熱を有効利用するこ
とができる。
冷媒を第3熱交換器64に通して、空気Rを加熱すると
ともに、この冷媒を第2熱交換器63に通して冷却後、
膨張弁67にて膨張させて、さらに冷却し、つづいて、
この冷媒を第1熱交換器62に通して、空気Rを冷却す
る。この場合、洗面室S内の空気Rは、第2熱交換器6
3により充分に温度が下げられた冷媒と、第1熱交換器
62を介して熱交換するため、充分に冷却されて空気R
中の水分を充分に凝縮させるが、第3熱交換器64によ
り加熱されても当初の温度まで戻らないため、補助ヒー
タ76によって当初の温度まで加熱している。また、第
2熱交換器63にトラップ部5aの封水Uを利用せず
に、給水配管4Bを利用するようにしてもよく、このよ
うにすると、特に冬場の場合は、混合水栓3から供給さ
れる水が温かくなり、熱交換による熱を有効利用するこ
とができる。
【0073】この場合、図12で示されるように、補助
ヒータ76を化粧鏡ユニットA2の空気ダクト12a中
に設け、この補助ヒータ76を利用して、化粧鏡ユニッ
トA2の鏡13を曇り防止用に加熱するようにしてもよ
い。
ヒータ76を化粧鏡ユニットA2の空気ダクト12a中
に設け、この補助ヒータ76を利用して、化粧鏡ユニッ
トA2の鏡13を曇り防止用に加熱するようにしてもよ
い。
【0074】さらに、図13で示されるように、化粧鏡
ユニットA2の鏡13の両端側に空気吹出口を形成する
多数のエアノズル77を設け、空気ダクト12a中の乾
燥空気Rをエアノズル77に導き、この空気Rをエアノ
ズル77を介して鏡13に吹きかけて、鏡13の曇りを
防止するようにしてもよい。
ユニットA2の鏡13の両端側に空気吹出口を形成する
多数のエアノズル77を設け、空気ダクト12a中の乾
燥空気Rをエアノズル77に導き、この空気Rをエアノ
ズル77を介して鏡13に吹きかけて、鏡13の曇りを
防止するようにしてもよい。
【0075】また、化粧鏡ユニットA2の空気ダクト1
2a中の乾燥空気Rを、例えば、ユニット本体12内に
設けられた歯ブラシ収納部に導き、歯ブラシを乾燥させ
るようにしてもよい。
2a中の乾燥空気Rを、例えば、ユニット本体12内に
設けられた歯ブラシ収納部に導き、歯ブラシを乾燥させ
るようにしてもよい。
【0076】さらに、図14で示されるように、送風機
を回転方向の変更によって風向が変更可能な軸流タイプ
のファン78として、これをダクト79内に納め、冷房
時には、洗面室Sの床面F側の空気Rを吐出口12bか
ら天井側に排出するが、暖房時には、ファン78の回転
方向を変えて、洗面室Sの天井側の空気Rを床面F側に
排出し、冷暖房の効率を高めるようにしてもよい。
を回転方向の変更によって風向が変更可能な軸流タイプ
のファン78として、これをダクト79内に納め、冷房
時には、洗面室Sの床面F側の空気Rを吐出口12bか
ら天井側に排出するが、暖房時には、ファン78の回転
方向を変えて、洗面室Sの天井側の空気Rを床面F側に
排出し、冷暖房の効率を高めるようにしてもよい。
【0077】また、図15で示されるように、洗面室S
と浴室Yとの間の壁に空気取入孔Y1と空気吐出孔Y2
とを設けるとともに、洗面ユニットAのユニット接続ダ
クト7と空気取込ダクト70とに、これらの孔Y1,Y
2につながる第1及び第2のダクト80,81と、第1
及び第2のダクト80,81を閉じる第1及び第2の開
閉手段82,83とを設けて、浴室Y内の空気Rの除湿
や冷暖房を行うようにしてもよい。
と浴室Yとの間の壁に空気取入孔Y1と空気吐出孔Y2
とを設けるとともに、洗面ユニットAのユニット接続ダ
クト7と空気取込ダクト70とに、これらの孔Y1,Y
2につながる第1及び第2のダクト80,81と、第1
及び第2のダクト80,81を閉じる第1及び第2の開
閉手段82,83とを設けて、浴室Y内の空気Rの除湿
や冷暖房を行うようにしてもよい。
【0078】すなわち、例えば、浴室Y内の除湿を行う
場合には、第1及び第2のダクト80,81が浴室に通
じるように第1及び第2の開閉手段82,83を作動さ
せ、浴室Y内の空気Rを第1熱交換器62や第3熱交換
器64側に通した後、浴室Y内に戻して、浴室Y内の空
気Rの除湿を行う。また、浴室Y内の空気Rの除湿を行
う必要のない場合には、第1及び第2の開閉手段82,
83を鎖線のように回動させて、浴室Y側に連結する第
1及び第2のダクト80,81を閉じ、第1のダクト8
0の空気取入口80aから、洗面室S内の空気Rを空気
取込ダクト70内に取り込み、この空気Rを第1熱交換
器62や第3熱交換器64側に通した後、化粧鏡ユニッ
トA2の空気ダクト12aから洗面室S内に吐出させ
る。この場合、第2熱交換器63等が利用できるよう
に、第3三方電磁弁75や補助ヒータ76等を設けるよ
うにしてもよいし、サイクル構成機器や送風機69等を
ケーシング74内に納めて、空調ユニット6を形成して
冷暖房を行うようにしてもよい。
場合には、第1及び第2のダクト80,81が浴室に通
じるように第1及び第2の開閉手段82,83を作動さ
せ、浴室Y内の空気Rを第1熱交換器62や第3熱交換
器64側に通した後、浴室Y内に戻して、浴室Y内の空
気Rの除湿を行う。また、浴室Y内の空気Rの除湿を行
う必要のない場合には、第1及び第2の開閉手段82,
83を鎖線のように回動させて、浴室Y側に連結する第
1及び第2のダクト80,81を閉じ、第1のダクト8
0の空気取入口80aから、洗面室S内の空気Rを空気
取込ダクト70内に取り込み、この空気Rを第1熱交換
器62や第3熱交換器64側に通した後、化粧鏡ユニッ
トA2の空気ダクト12aから洗面室S内に吐出させ
る。この場合、第2熱交換器63等が利用できるよう
に、第3三方電磁弁75や補助ヒータ76等を設けるよ
うにしてもよいし、サイクル構成機器や送風機69等を
ケーシング74内に納めて、空調ユニット6を形成して
冷暖房を行うようにしてもよい。
【0079】さらに、図16で示されるように、洗面ユ
ニットAとほぼ同様な構成を有する手洗いユニットBを
浴室Yに隣接したトイレTに設置した場合でも、この手
洗いユニットBにより、洗面ユニットAの場合と同様な
効果を得ることができる。すなわち、上部に洗面器2A
や混合水栓3Aが設置されるとともに、内部に給湯・給
水配管が設置される手洗い台本体1A内に、空調ユニッ
トと、ユニット接続ダクトと、湯電磁弁と、水電磁弁
と、エアフィルターと、空調用操作盤とを設置した手洗
いユニットBを、浴室Yに隣接したトイレTに設置した
場合でも、この手洗いユニットBにより、トイレT内を
簡単に冷暖房すること等ができるとともに、浴室Yの空
気の除湿や冷暖房も行うことができる。もちろん、段落
番号0066以降に記載した、洗面ユニットAに関する
補足事項は、この手洗いユニットBにも当てはまるとと
もに、この手洗いユニットBを、手洗い台本体1A上に
化粧鏡ユニットを設置したもので構成してもよい。
ニットAとほぼ同様な構成を有する手洗いユニットBを
浴室Yに隣接したトイレTに設置した場合でも、この手
洗いユニットBにより、洗面ユニットAの場合と同様な
効果を得ることができる。すなわち、上部に洗面器2A
や混合水栓3Aが設置されるとともに、内部に給湯・給
水配管が設置される手洗い台本体1A内に、空調ユニッ
トと、ユニット接続ダクトと、湯電磁弁と、水電磁弁
と、エアフィルターと、空調用操作盤とを設置した手洗
いユニットBを、浴室Yに隣接したトイレTに設置した
場合でも、この手洗いユニットBにより、トイレT内を
簡単に冷暖房すること等ができるとともに、浴室Yの空
気の除湿や冷暖房も行うことができる。もちろん、段落
番号0066以降に記載した、洗面ユニットAに関する
補足事項は、この手洗いユニットBにも当てはまるとと
もに、この手洗いユニットBを、手洗い台本体1A上に
化粧鏡ユニットを設置したもので構成してもよい。
【0080】
【発明の効果】この発明は、以下に記載されるような効
果を奏する。
果を奏する。
【0081】この発明の請求項1記載の発明によれば、
送風機により送られる空気を、冷凍サイクルを行うサイ
クル構成機器の第1の熱交換手段により、加熱又は冷却
する場合に、冷媒の加熱と冷却とを行う第2の熱交換手
段が、給水手段側の給水等を用いて冷媒との熱交換を行
っているので、一般の冷暖房装置のような室外機が不要
となり、洗面室やトイレを簡単に冷暖房することができ
る。この場合、第2の熱交換手段用の水は、水源が第2
の熱交換手段の近傍にあって容易に入手できるととも
に、凝縮水(ドレン)の排出も洗面器用の排水設備が利
用できるので、新たな排水設備を設ける必要はない。ま
た、この発明によれば、冷暖房機器が、洗面台本体や手
洗い台本体内に収納されるので、冷暖房空間がこれらの
機器の設置で狭くなることはなく、かつ、冷暖房機器を
外部に露出させないようにできるため、冷暖房空間の外
観もよくすることができる。
送風機により送られる空気を、冷凍サイクルを行うサイ
クル構成機器の第1の熱交換手段により、加熱又は冷却
する場合に、冷媒の加熱と冷却とを行う第2の熱交換手
段が、給水手段側の給水等を用いて冷媒との熱交換を行
っているので、一般の冷暖房装置のような室外機が不要
となり、洗面室やトイレを簡単に冷暖房することができ
る。この場合、第2の熱交換手段用の水は、水源が第2
の熱交換手段の近傍にあって容易に入手できるととも
に、凝縮水(ドレン)の排出も洗面器用の排水設備が利
用できるので、新たな排水設備を設ける必要はない。ま
た、この発明によれば、冷暖房機器が、洗面台本体や手
洗い台本体内に収納されるので、冷暖房空間がこれらの
機器の設置で狭くなることはなく、かつ、冷暖房機器を
外部に露出させないようにできるため、冷暖房空間の外
観もよくすることができる。
【0082】この発明の請求項2記載の発明によれば、
第2の熱交換手段を排水トラップを用いて形成している
ので、第2の熱交換手段が新たな設置場所を必要とせ
ず、これの洗面台本体や手洗い台本体内への収容の容易
化を図ることができるとともに、第2の熱交換手段の製
作の容易化をも図ることができる。また、第2の熱交換
手段による冷媒の加熱と冷却とを排水トラップ中の封水
を用いて行っているので、給水手段からの排水を利用す
る場合には、第2の熱交換手段に必要とされる水の節約
を図ることができる。
第2の熱交換手段を排水トラップを用いて形成している
ので、第2の熱交換手段が新たな設置場所を必要とせ
ず、これの洗面台本体や手洗い台本体内への収容の容易
化を図ることができるとともに、第2の熱交換手段の製
作の容易化をも図ることができる。また、第2の熱交換
手段による冷媒の加熱と冷却とを排水トラップ中の封水
を用いて行っているので、給水手段からの排水を利用す
る場合には、第2の熱交換手段に必要とされる水の節約
を図ることができる。
【0083】この発明の請求項3記載の発明によれば、
給水手段用の加熱温水と非加熱常温水とが利用できるの
で、第2の熱交換手段による冷媒の加熱と冷却とを、少
ない水量で効率的に行うことができる。
給水手段用の加熱温水と非加熱常温水とが利用できるの
で、第2の熱交換手段による冷媒の加熱と冷却とを、少
ない水量で効率的に行うことができる。
【0084】この発明の請求項4記載の発明によれば、
冷暖房機器のメンテナンスの容易化と設置の容易化を図
ることができる。
冷暖房機器のメンテナンスの容易化と設置の容易化を図
ることができる。
【0085】この発明の請求項5記載の発明によれば、
第1の熱交換手段側で発生する凝縮水をドレンタンク等
に溜めて、溜まった凝縮水(ドレン)をその都度捨てる
といった作業が不要となるので、ドレン処理の手間を大
幅に省くことができ、また、ドレンタンク等に溜めるこ
となくドレンの連続排水ができるので、冷房や除湿の連
続運転が可能となり、快適性を向上させることができ
る。
第1の熱交換手段側で発生する凝縮水をドレンタンク等
に溜めて、溜まった凝縮水(ドレン)をその都度捨てる
といった作業が不要となるので、ドレン処理の手間を大
幅に省くことができ、また、ドレンタンク等に溜めるこ
となくドレンの連続排水ができるので、冷房や除湿の連
続運転が可能となり、快適性を向上させることができ
る。
【0086】この発明の請求項6記載の発明によれば、
排水トラップを通る洗面器側の排水が、ドレン排水管側
に流入するのを防止できる。
排水トラップを通る洗面器側の排水が、ドレン排水管側
に流入するのを防止できる。
【0087】この発明の請求項7記載の発明によれば、
冷房時と暖房時の空気の吹き出し方向を逆にすることが
でき、洗面室やトイレ内の冷暖房を効率的に行うことが
できる。
冷房時と暖房時の空気の吹き出し方向を逆にすることが
でき、洗面室やトイレ内の冷暖房を効率的に行うことが
できる。
【0088】この発明の請求項8記載の発明によれば、
第3の熱交換手段等を使用して、空気の温度を変えるこ
となく空気の除湿を行うことができる。
第3の熱交換手段等を使用して、空気の温度を変えるこ
となく空気の除湿を行うことができる。
【0089】この発明の請求項9記載の発明によれば、
第1の熱交換手段により空気を充分に冷やすことができ
るので、空気の除湿も、その分、充分になすことができ
る。
第1の熱交換手段により空気を充分に冷やすことができ
るので、空気の除湿も、その分、充分になすことができ
る。
【0090】この発明の請求項10及び11記載の発明
によれば、化粧鏡ユニットの鏡が空気中の水分により曇
るのが防止できる。
によれば、化粧鏡ユニットの鏡が空気中の水分により曇
るのが防止できる。
【0091】この発明の請求項12記載の発明によれ
ば、化粧ユニットに設けられた歯ブラシ収納部に、乾燥
空気(加熱空気や除湿空気)が吹出されるので、歯ブラ
シ収納部内の歯ブラシ等を充分に乾燥させることができ
る。
ば、化粧ユニットに設けられた歯ブラシ収納部に、乾燥
空気(加熱空気や除湿空気)が吹出されるので、歯ブラ
シ収納部内の歯ブラシ等を充分に乾燥させることができ
る。
【0092】この発明の請求項13記載の発明によれ
ば、エアフィルタにより、サイクル構成機器や送風機側
に空気中の塵や埃が持ち込まれるのを防止できるととも
に、エアフィルタの清掃も容易に行うことができる。
ば、エアフィルタにより、サイクル構成機器や送風機側
に空気中の塵や埃が持ち込まれるのを防止できるととも
に、エアフィルタの清掃も容易に行うことができる。
【0093】この発明の請求項14記載の発明によれ
ば、洗面トイレユニットが設置される洗面室やトイレだ
けでなく、隣室である浴室の空気の除湿や冷暖房も行う
ことができる。
ば、洗面トイレユニットが設置される洗面室やトイレだ
けでなく、隣室である浴室の空気の除湿や冷暖房も行う
ことができる。
【図1】この発明の一実施の形態に係る洗面ユニットの
正面側の断面図である。
正面側の断面図である。
【図2】図1で示される洗面ユニットの側面側の断面図
である。
である。
【図3】洗面台の拡大断面図である。
【図4】洗面ユニットによる暖房時の作用説明図であ
る。
る。
【図5】洗面ユニットによる除湿時の作用説明図であ
る。
る。
【図6】ドレン排水管の下部排水管との接続部周りの断
面図である。
面図である。
【図7】ドレン排水管の他の排水逆流防止機能を示す図
である。
である。
【図8】コントローラによる制御の状態を示す図であ
る。
る。
【図9】洗面ユニットが設置される洗面室周りの状況を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図10】空調ユニットを設けない場合の洗面ユニット
の正面側の断面図である。
の正面側の断面図である。
【図11】第1の変更実施形態に係る洗面ユニットの洗
面台側の断面図である。
面台側の断面図である。
【図12】図9の洗面ユニットの場合に、補助ヒータを
化粧鏡ユニットの空気ダクト内に設けた場合の断面図で
ある。
化粧鏡ユニットの空気ダクト内に設けた場合の断面図で
ある。
【図13】第2の変更実施形態に係る洗面ユニットの化
粧鏡ユニット側の正面図である。
粧鏡ユニット側の正面図である。
【図14】第3の変更実施形態に係る洗面ユニットの側
面側の断面図である。
面側の断面図である。
【図15】浴室内の空気の除湿を行う場合の、第4の変
更実施形態に係る洗面ユニットの下部側の断面図であ
る。
更実施形態に係る洗面ユニットの下部側の断面図であ
る。
【図16】手洗いユニットが設置されるトイレ周りの状
況を示す平面図である。
況を示す平面図である。
1 洗面台本体 1A 手洗い台本体 2,2A 洗面器 3,3A 混合水栓(給水手段) 5a トラップ部(排水トラップ) 6 空調ユニット 7 ユニット接続ダクト(接続ダクト) 10 エアフィルター 12a 空気ダクト 60 圧縮機(サイクル構成機器) 61 サイクル切替弁(サイクル構成機器) 62 第1熱交換器(第1の熱交換手段、サイクル構
成機器) 63 第2熱交換器(第2の熱交換手段、サイクル構
成機器) 63a 温水検知器(温度検知手段) 64 第3熱交換器(第3の熱交換手段、サイクル構
成機器) 65 第1三方電磁弁(流路変更手段) 66 第2三方電磁弁(流路変更手段) 67 膨張弁(サイクル構成機器) 68 冷媒配管(サイクル構成機器) 69,78 送風機 70 空気取込ダクト 72 ドレン排水管 72a 逆止弁(逆流防止手段) 72e フロート(逆流防止手段) 75 第3三方電磁弁(流路変更手段) 76 補助ヒータ(加熱手段) 80 第1のダクト 81 第2のダクト 82 第1の開閉手段 83 第2の開閉手段 R 空気 A 洗面ユニット(洗面手洗いユニット) A2 化粧鏡ユニット B 手洗いユニット(洗面手洗いユニット) S 洗面室 T トイレ U 封水 Y 浴室 Y1 空気取込孔 Y2 空気吐出孔
成機器) 63 第2熱交換器(第2の熱交換手段、サイクル構
成機器) 63a 温水検知器(温度検知手段) 64 第3熱交換器(第3の熱交換手段、サイクル構
成機器) 65 第1三方電磁弁(流路変更手段) 66 第2三方電磁弁(流路変更手段) 67 膨張弁(サイクル構成機器) 68 冷媒配管(サイクル構成機器) 69,78 送風機 70 空気取込ダクト 72 ドレン排水管 72a 逆止弁(逆流防止手段) 72e フロート(逆流防止手段) 75 第3三方電磁弁(流路変更手段) 76 補助ヒータ(加熱手段) 80 第1のダクト 81 第2のダクト 82 第1の開閉手段 83 第2の開閉手段 R 空気 A 洗面ユニット(洗面手洗いユニット) A2 化粧鏡ユニット B 手洗いユニット(洗面手洗いユニット) S 洗面室 T トイレ U 封水 Y 浴室 Y1 空気取込孔 Y2 空気吐出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03C 1/14 E03C 1/14 A 1/184 1/184 F24F 1/02 311 F24F 1/02 311 (72)発明者 司城 辰夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 青山 憲一郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 本田 裕紀 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 廣瀬 徹 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D061 BA01 BB10 BC13 BC19 BG04 DA02 DD14 3L049 BA03 BC01 BD03
Claims (14)
- 【請求項1】 洗面台本体又は手洗い台本体の上部に、
給水手段と、この給水手段によって給水がなされる洗面
器とが設けられている洗面手洗いユニットにおいて、 前記洗面器下方の前記洗面台本体又は前記手洗い台本体
内に、冷媒により冷凍サイクルを行うサイクル構成機器
と、前記洗面台本体又は前記手洗い台本体内に空気を取
り込むとともに、この取り込まれた空気と前記サイクル
構成機器の第1の熱交換手段中の冷媒との熱交換を行わ
せて、前記洗面台本体又は前記手洗い台本体外に加熱又
は冷却された空気を送り出す送風機とを設け、 かつ、前記サイクル構成機器の第2の熱交換手段中の冷
媒の加熱と冷却とを、前記給水手段に送られる給水、又
はこの給水手段からの排水、又はこれらの給排水により
行っていることを特徴とする洗面手洗いユニット。 - 【請求項2】 前記第2の熱交換手段は、冷媒が前記洗
面器下方に設けられた排水トラップ中の封水と熱交換を
行えるように、この排水トラップを用いて形成されてい
るとともに、前記封水が熱交換によって所定温度に達す
ると、この排水トラップ中に新たな水を供給させるため
の温度検知手段を有していることを特徴とする請求項1
記載の洗面手洗いユニット。 - 【請求項3】 前記第2の熱交換手段中の冷媒の加熱と
冷却とを行う水は、空気を加熱して暖房を行う場合に
は、前記給水手段用の加熱温水が用いられ、空気を冷却
して冷房を行う場合には、前記給水手段用の非加熱常温
水が用いられることを特徴とする請求項1又は2記載の
洗面手洗いユニット。 - 【請求項4】 少なくとも前記サイクル構成機器と前記
送風機とで空調ユニットを形成し、この空調ユニット
を、一体的に取り出し取り付け可能な状態で、前記洗面
台本体又は前記手洗い台本体内に設置していることを特
徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の洗面手洗いユ
ニット。 - 【請求項5】 前記第1の熱交換手段用のドレン排水管
は、前記排水トラップの封水より上流側の排水配管又は
前記排水トラップの封水のある部分に接続されているこ
とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の洗面手
洗いユニット。 - 【請求項6】 前記ドレン排水管は、その中途に前記排
水トラップからの排水の逆流を防止する逆流防止手段を
設けていることを特徴とする請求項5記載の洗面手洗い
ユニット。 - 【請求項7】 前記送風機は空気の流れ方向を逆にでき
る軸流タイプのものであることを特徴とする請求項1乃
至6の何れかに記載の洗面手洗いユニット。 - 【請求項8】 前記サイクル構成機器は、前記第1の熱
交換手段で除湿冷却されて前記送風機により送り出され
た空気を、冷媒により加熱する第3の熱交換手段と、冷
媒を前記第2の熱交換手段を通さずに、前記第1の熱交
換手段と前記第3の熱交換手段とに通す流路変更手段と
を有していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか
に記載の洗面手洗いユニット。 - 【請求項9】 前記サイクル構成機器は、前記第1の熱
交換手段で除湿冷却されて前記送風機により送り出され
た空気を、冷媒により加熱する第3の熱交換手段と、冷
媒を前記第1の熱交換手段と前記第2の熱交換手段と前
記第3の熱交換手段とに通す流路変更手段とを有してお
り、 かつ、前記第3の熱交換手段を通過した空気を更に加熱
する加熱手段を備えていることを特徴とする請求項1乃
至7記載の洗面手洗いユニット。 - 【請求項10】 前記洗面台本体又は前記手洗い台本体
上に設けられた、前面に鏡を有する化粧鏡ユニット内
に、前記送風機により前記洗面台本体又は前記手洗い台
本体側から送り出された空気を外部に吐出するための空
気ダクトを形成し、この空気ダクト内に前記加熱手段を
設置していることを特徴とする請求項9記載の洗面手洗
いユニット。 - 【請求項11】 前記洗面台本体又は前記手洗い台本体
上に設けられた、前面に鏡を有する化粧鏡ユニット内
に、前記送風機により前記洗面台本体又は前記手洗い台
本体側から送り出された空気を導く空気ダクトを形成
し、前記化粧鏡ユニットに前記空気ダクトからの空気を
前記鏡に向けて吹き出す複数の空気吹出口を設けたこと
を特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の洗面手
洗いユニット。 - 【請求項12】 前記洗面台本体又は前記手洗い台本体
上に設けられた、歯ブラシ収納部を有する化粧ユニット
内に、前記送風機により前記洗面台本体又は前記手洗い
台本体側から送り出された空気を導く空気ダクトを形成
し、この空気ダクト内の乾燥空気を前記歯ブラシ収納部
に導くようにしたことを特徴とする請求項1乃至11の
何れかに記載の洗面手洗いユニット。 - 【請求項13】 前記洗面台本体又は前記手洗い台本体
の下部に空気取入部を形成し、この空気取入部の下流側
に、着脱自在なエアフィルターを設けていることを特徴
とする請求項1乃至12の何れかに記載の洗面手洗いユ
ニット。 - 【請求項14】 洗面手洗いユニットが設置される洗面
室又はトイレとこの洗面室又はトイレに隣接する浴室と
を連通させるように境界壁に設けられた空気取込孔と、
前記洗面台本体又は前記手洗い台本体内の前記送風機側
に空気を取り込む空気取込ダクトとを連通させる第1の
ダクトと、 前記洗面室又はトイレと前記浴室とを連通させるように
前記境界壁に設けられた空気吐出孔と、前記送風機によ
り送り出された空気を前記洗面台本体又は前記手洗い台
本体の上方に導くために形成された接続ダクトとを連通
させる第2のダクトと、 前記第1のダクト側に設けられ、前記洗面室又はトイレ
側の空気を取り込むか又は前記浴室側の空気を取り込む
かを定める第1の開閉手段と、 前記第2のダクト側に設けられ、前記送風機により送り
出された空気を、前記洗面室又はトイレ側に吐出させる
か、又は前記浴室側に吐出させるかを定める第2の開閉
手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至13
の何れかに記載の洗面手洗いユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001041580A JP2001309862A (ja) | 2000-02-25 | 2001-02-19 | 洗面手洗いユニット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054384 | 2000-02-25 | ||
JP2000-54384 | 2000-02-25 | ||
JP2001041580A JP2001309862A (ja) | 2000-02-25 | 2001-02-19 | 洗面手洗いユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001309862A true JP2001309862A (ja) | 2001-11-06 |
Family
ID=26586423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001041580A Pending JP2001309862A (ja) | 2000-02-25 | 2001-02-19 | 洗面手洗いユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001309862A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006255233A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Inax Corp | 手乾燥装置 |
JP2006271788A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Takara Standard Co Ltd | 送風機付き吊り戸棚及びこれを有する洗面化粧台 |
FR2971530A1 (fr) * | 2011-02-16 | 2012-08-17 | Nexilis | Unite d'equipements de batiment rassemblant des appareils ou organes de fourniture de fluides |
JP2021069436A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | Toto株式会社 | 洗面化粧台及び洗面空間システム |
KR20220140089A (ko) * | 2021-04-08 | 2022-10-18 | 주식회사 아이콘 | 실내 세면대의 제습기 |
-
2001
- 2001-02-19 JP JP2001041580A patent/JP2001309862A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006255233A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Inax Corp | 手乾燥装置 |
JP2006271788A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Takara Standard Co Ltd | 送風機付き吊り戸棚及びこれを有する洗面化粧台 |
FR2971530A1 (fr) * | 2011-02-16 | 2012-08-17 | Nexilis | Unite d'equipements de batiment rassemblant des appareils ou organes de fourniture de fluides |
WO2012110713A1 (fr) | 2011-02-16 | 2012-08-23 | Nexilis | Unité d'équipements de bâtiment |
JP2021069436A (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | Toto株式会社 | 洗面化粧台及び洗面空間システム |
JP7345732B2 (ja) | 2019-10-29 | 2023-09-19 | Toto株式会社 | 洗面化粧台及び洗面空間システム |
KR20220140089A (ko) * | 2021-04-08 | 2022-10-18 | 주식회사 아이콘 | 실내 세면대의 제습기 |
KR102475084B1 (ko) | 2021-04-08 | 2022-12-08 | 주식회사 아이콘 | 실내 세면대의 제습기 |
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