JP5930924B2 - 送風装置及び送風システム - Google Patents

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本発明は、帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置及び送風システムに関する。
人の肌弾力を向上させる等の美容の分野において、肌の周囲に帯電粒子を照射する美容器具が種々提案されている。この美容器具は、帯電粒子発生器により帯電粒子を発生させて放出し、帯電粒子を人の肌に照射する。照射された帯電粒子によって、肌表面の水分量が増加する効果が得られるとともに、皮膚のより深い部分(真皮)における保水力を高めて肌弾力を向上する効果がある。
帯電粒子を発生させる方法としては、空気中で放電を行ってH+ (H2 O)m 、O2 -(H2 O)n 等の水分子が凝集した正及び負のイオンを発生させる方法が知られている。ここで、m及びnは任意の自然数である。また、帯電粒子を発生させる他の方法としては、冷却した電極上における結露等で集めた水に高電圧をかけることにより、霧状の帯電した水粒子(以下、帯電水粒子と表記する。)を発生させる方法等もある。水分子が凝集したイオン、帯電水粒子等の帯電粒子が人の肌に照射されることによって、肌表面にOH基が付着し、肌表面が親水化されて水分子が付着しやすくなるという効果が生じるものと考えられている。
特許文献1には、携帯用に改良された負イオン発生装置が記載されている。この負イオン発生装置は、放出口を有する筐体と、該筐体内部に配置され、帯電粒子としての負イオンを発生する負イオン発生電極と、該負イオン発生電極に負極性の高電圧を印加する高電圧発生回路が組み込まれた高圧基板と、電源となるバッテリとを備える。この負イオン発生装置は、紐などの装着手段を放出口付近に取り付けて顔の下辺りに吊り提げ、イオンを放出させて使用する。この使用状態で放出口は筐体の上部側に位置しており、放出口から放出された負イオンが顔へと照射されるというものである。
特開2006−179363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の負イオン発生装置では、装着手段によって吊り提げて使用する以外に、例えば卓上に置いて使用した場合には、負イオンの放出口が顔から遠ざかってしまい、送風量が足りないことで十分に負イオンの照射を受けることができないという問題点があった。また、負イオン発生装置を卓上に置いて使用した場合に、負イオンの放出口が卓上の上方に向くため、使用者が負イオン発生装置の真上に顔を近づけるようにしなければならず、利便性が低下するという問題点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送風機で送風することにより帯電粒子を空気とともに吹き出し、送風機による送風量を増加させることができる送風装置及び送風システムを提供することにある。
本発明に係る送風装置は、空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに収容されている送風機と、該送風機で送風することによって前記吸込口から吸い込まれた空気を前記吹出口へ通流する通流路と、帯電粒子を発生させて前記通流路へ放出する帯電粒子発生器と、前記送風機及び前記帯電粒子発生器へ電を供給するバッテリとを備える送風装置において、前記送風機は、直流モータを用いて送風するようにしてあり、外部から前記バッテリの電圧より高い圧の供給を受ける受電端子と、該受電端子から供給を受けた場合前記バッテリから前記送風機への電圧供給をオフし、前記受電端子から前記送風機への電圧供給に切り替える切替手段を有する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに送風機が収容されており、送風機で送風することによって吸込口から吸い込んだ空気を通流路により吹出口へ通流し、帯電粒子発生器により帯電粒子を発生させて通流路へ放出する。バッテリは、送風機及び帯電粒子発生器へ電力を供給する。受電端子により外部から電力供給を受けたときに、制御部は送風機が送風する送風量を増加するように送風機を制御する。これにより、送風装置から送風する送風量を増加させることができるので、吹出口から吹き出される気流の速度が増し、より遠くへ帯電粒子が到達する。
本発明にあっては、制御部が切替手段を有し、切替手段は、受電端子が電力供給を受けたことによりバッテリから送風機への電力供給をオフし、受電端子から送風機への電力供給に切り替えるので、自動的に送風機による送風量を増加させることができる。
本発明に係る送風装置は、前記制御部は、前記受電端子から電供給を受けた場合、前記バッテリを充電する充電手段を有することを特徴とする。
本発明にあっては、制御部が充電手段を有し、充電手段は、受電端子から電力供給を受けたときにバッテリを充電するので、送風機による送風量を増加させつつ、バッテリが充電される。
本発明に係る送風システムは、上述の送風装置と、該送風装置を載置するスタンドとを備える送風システムにおいて、前記スタンドは、前記受電端子に接続され、前記送風装置へ外部から電を供給する端子部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、送風システムは上述の送風装置をスタンドに載置し、スタンドは、受電端子に接続され、送風装置へ外部から電力を供給する端子部を有するので、スタンドに送風装置を載置しつつ、送風機による送風量が増加させることができる。
本発明に係る送風システムは、前記スタンドは、前記吹出口から吹き出される気流の方向を変えるようにしてある風向板を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、スタンドは風向板を備え、風向板により吹出口から吹き出される気流の方向を変えるようにしてある。これにより、スタンドに送風装置を載置した状態で、送風装置の吹出口から吹き出される気流の方向が変わり、所望の方向へ気流を向けることができる。
本発明によれば、空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに送風機が収容されており、送風機で送風することによって吸込口から吸い込んだ空気を通流路により吹出口へ通流し、帯電粒子発生器により帯電粒子を発生させて通流路へ放出する。バッテリは、送風機及び帯電粒子発生器へ電力を供給する。受電端子により外部から電力供給を受けたときに、制御部は送風機が送風する送風量を増加するように送風機を制御する。これにより、送風装置から送風する送風量を増加させることができる。
本発明の実施の形態1に係る送風装置の外観を示す正面側の斜視図である。 送風装置の底面側の外観を示す斜視図である。 送風装置の縦断側面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るスタンドの外観を示す正面側の斜視図である。 天蓋部が収容された状態のスタンドの正面図である。 天蓋部が突出した状態のスタンドの正面図である。 スタンドの縦断側面図である。 送風装置を収容した状態のスタンドの縦断側面図である。
以下、本発明に係る送風装置及び送風システムの実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る送風装置100の外観を示す正面側の斜視図、図2は送風装置100の底面側の外観を示す斜視図、図3は送風装置100の縦断側面図である。尚、図3において紙面右側は送風装置100の正面側(前側)、紙面左側は送風装置100の背面側(後側)であり、紙面垂直方向は送風装置100の左右方向である。
本実施形態の送風装置100は、外部から吸い込んだ空気とともに、正イオン及び負イオン(以下、正負イオンという)を外部へ吹き出す機能を有する。吹き出された正負イオンは、人の顔など肌へ照射され、肌に付着して肌表面の水分量を増加し、肌弾力を向上させる。本実施形態の送風装置100は外形が角柱状をなし、例えば、高さが50mm程度、左右方向の幅が35mm程度、前後方向の厚みが10mm程度と小型であり、携帯用として使用できる。
送風装置100は、ハウジング1、回路基板23、バッテリ24、送風機25、イオン発生器26及び制御部3(図4参照)を備える。ハウジング1は縦型で角筒状をなす胴部11、胴部11の上端を覆う板状の上板12、胴部11の下端を覆う板状の底板13を備える。胴部11は、左右両側の中途部やや下寄りに吸込口11aを有する。上板12は、前寄りに吹出口12a,12aを有する。底板13には、外部電源に接続するためのUSB(Universal Serial Bus)ソケット端子13b及び電源ボタン13aを設けてある。
送風装置100のハウジング1の内部構成について説明する。回路基板23は、前後方向の略中央に配置されており、電気回路で構成される制御部3が基板上に実装されている。制御部3については後述にて詳細を説明する。バッテリ24は、例えば充電可能なリチウムイオン電池等であり、外形が矩形板状をなす。バッテリ24は回路基板23の後側に配してある。送風機25は遠心ファンであり、複数の羽根25aがモータ25bにより前後方向の軸まわりに回転駆動される。送風機25は、回路基板23の前側に隙間を空けて配置されており、該隙間はハウジング1の胴部11に設けた吸込口11aに通じており、上流側通流路27aを構成している。
送風機25の羽根25aが回転することにより、図3の白抜き矢印に示すように、上流側通流路27aから送風機25の内部空間27bに空気が吸い込まれ、送風機25の上部に設けた開口から下流側通流路27cへ送出される。下流側通流路27cには、イオン発生器26の2つの放電電極26a,26aが露出している。放電電極26a,26aは、吹出口12a,12a夫々のやや下方に左右に離間して配置されている。
イオン発生器26は回路基板23の上方に配置されており、イオン発生器26の放電電極26a,26aのうち一方に負極性の高電圧が、他方に正極性の高電圧が夫々印加されている。負極性の高電圧が印加された放電電極26aでは、負イオンであるO2 - (H2 O)n (nは任意の自然数)が発生し、正極性の高電圧が印加された放電電極26aでは正イオンであるH+ (H2 O)m (mは任意の自然数)が発生する。尚、イオン発生器26は正又は負のイオンのいずれか一方を発生するものでもよい。イオン発生器26により発生させた正負イオンは、下流側通流路27cを通流する空気とともに、吹出口12a,12aから吹き出される。
次に制御部3の構成について説明する。図4は制御部3の構成を示すブロック図である。制御部3は、制御回路30、電源切替回路31a,31b、電源部32及び充電回路34を備える。尚、バッテリ24の出力電圧は3.1V、外部電源39の出力電圧は5Vである例を用いて説明する。制御回路30は、電源ボタン13aにより電源のオン/オフを受け付け、送風機25及びイオン発生器26を動作/非動作に切替制御し、動作時にLED38を点灯し、非動作時にはLEDを消灯する。
送風機25は送風機駆動部35から直流電圧が供給されて回転する。送風機駆動部35は、制御回路30からの指令により送風機25への直流電圧の供給をオンオフする。イオン発生器26は、放電電極26aと誘電電極(図示略)を組みとしたイオン発生素子26bに、発生素子駆動回路26cで発生させた高電圧を印加して駆動する。発生素子駆動回路26cは、制御回路30から与えられるパルス信号によってトランスの一次側をスイッチングし、二次側に高電圧を発生させる。
電源切替回路31aは、バッテリ24のみが接続されている状態ではバッテリ24の電力(電圧3.1V)を電源部32へ供給する。電源切替回路31aは、USBソケット端子13bに外部電源39(USBのバス電源5V)のUSBプラグ端子39aが接続されて電力供給を受けたときには、外部電源39の電力(電圧5V)を電源部32へ供給する。電源部32は、電源切替回路31aから電力が供給され、定電圧回路により3.1Vの一定電圧を生成し出力する。
電源切替回路31bは、電源部32のみから電力が供給されている状態では電源部32の電力(電圧3.1V)を送風機駆動部35へ供給する。電源切替回路31bは、USBソケット端子13bに外部電源39が接続されて電力供給を受けたときには、外部電源39の電力(電圧5V)を送風機駆動部35へ供給する。
充電回路34は、USBソケット端子13bに外部電源39(USBのバス電源5V)が接続されて電力供給を受けたときにはバッテリ24を充電する。
次に制御部3による送風機25の送風量の可変制御について説明する。外部電源39が接続されていない状態では、電源切替回路31aにバッテリ24のみが接続された状態となっており、電源切替回路31aは、バッテリ24の電力(電圧3.1V)を電源部32へ供給する。電源部32は、電源切替回路31aから電力が供給され、出力電圧3.1Vを制御回路30、発生素子駆動回路26c、電源切替回路31bに与える。制御回路30及び発生素子駆動回路26cは電源電圧3.1Vで動作する。
電源切替回路31bは電源部32からの電力供給を受けているが、外部電源39からの電力供給を受けておらず、電源部32の電力(電圧3.1V)を送風機駆動部35へ供給する。送風機駆動部35は、電圧3.1Vを送風機25のモータ25bへ印加し、羽根25aが回転して送風する。
USBソケット端子13bにUSBプラグ端子(図示略)が挿入されて外部電源39が接続されると、電源切替回路31aは、外部電源39の電力(電圧5V)を電源部32へ供給する。電源部32は、電源切替回路31aから電力が供給され、3.1Vの一定電圧を生成し、制御回路30、発生素子駆動回路26c、電源切替回路31bに与える。制御回路30及び発生素子駆動回路26cは電源電圧3.1Vで動作する。
電源切替回路31bは電源部32から電力供給を受けるが、外部電源39が接続されて電力供給を受けているので、外部電源39の電力(電圧5V)を送風機駆動部35へ供給する。送風機駆動部35は、電圧5Vを送風機25のモータ25bへ印加し、羽根25aが回転して送風する。
送風機25のモータ25bは例えば直流モータであり、印加電圧が高いと回転数が大きくなる。バッテリ24で送風機25を動作させたときの回転数より、外部電源39で送風機25を動作させたときの回転数が大きくなる。
以上より、本実施形態によれば、空気の吸込口11a及び吹出口12a,12aを有するハウジング1に送風機25が収容されており、送風機25で送風することによって吸込口11aから吸い込んだ空気を通流路27cにより吹出口12a,12aへ通流し、イオン発生器26により正負イオンを発生させて通流路27cへ放出する。バッテリ24は、送風機25及びイオン発生器26へ電力を供給する。USBソケット端子13bにより外部から電力供給を受けたときに、制御部3は送風機25が送風する送風量を増加するように送風機25を制御する。これにより、送風装置100から送風する送風量を増加させることができるので、吹出口12a,12aから吹き出される気流の速度が増し、より遠くへ正負イオンが到達する。
また本実施形態においては、制御部3が電源切替回路31bを有しており、電源切替回路31bは、USBソケット端子13bが電力供給を受けたことによりバッテリ24から送風機25への電力供給をオフし、USBソケット端子13bから送風機25への電力供給に切り替えるので、自動的に送風機25による送風量を増加させることができる。
また本実施形態においては、制御部3が充電回路34を有しており、充電回路34は、USBソケット端子13bから電力供給を受けたときにバッテリ24を充電するので、送風機25による送風量を増加して送風しつつ、バッテリ24が充電される。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2に係るスタンド101の外観を示す正面側の斜視図、図6は天蓋部60が収容された状態のスタンド101の正面図、図7は天蓋部60が突出した状態のスタンド101の正面図である。本実施形態に係る送風システムは、スタンド101の内部に送風装置100を収容し、キャップ5が送風装置100に被せられ、送風装置100から吹き出される気流の方向を変える。
まず、スタンド101の全体構成について説明する。スタンド101は、基台部4と、キャップ5とを備える。基台部4は有底円筒状をなし、上部の開口の縁にキャップ5を着脱自在に嵌め合わせてある。キャップ5は、円筒状の収容体50と、収容体50の上部の開口に嵌挿される天蓋部60とを備える。収容体50は、円筒状の胴部51の上端に内向きに円環状の鍔51aを設けてなる。鍔51aの内周側の縁により開口部51bが形成される。天蓋部60は天板61等を備え、天板61の周縁61bは開口部51bに嵌合する。天蓋部60は、収容体50に収容された状態で、天板61の外面と鍔51aの外面とが面一となる。送風装置100をスタンド101内に収容した状態で、天蓋部60は収容体50の鍔51aから上方へ突出する。天蓋部60は、天板61の下方に円筒を斜めに切除された側筒部61cを有する。側筒部61cは、正面側の上部から背面側の下部にかけて下方側が切除してある。側筒部61cの切り口にあたる縁部61d、及び該縁部61dに対向する開口部51bの一部によって開口がスタンド101の正面側に形成される。
次に各部の構成について説明する。図8はスタンド101の縦断側面図である。尚、図8において紙面右側を正面側(前側)、紙面左側を背面側(後側)としている。キャップ5の天蓋部60は、側筒部61cの縁部61dに嵌合する風向板62と、側筒部61cの下端に固定した底板7とを備える。風向板62は、後方にやや膨んだ湾曲した形状をなす板部材であり、上端部62aが天板61の前側の縁部61b下面に係合し、下端部62bが底板7に当接して固定されている。風向板62は後側下方から前側上方にかけて傾斜して配置されている。風向板62の両側部は、側筒部61cの縁部61dに沿う曲線形状としてある。また、風向板62に対向し、開口部51bの縁部に上端部52aが連結された円錐筒状の流路壁52が設けてある。尚、流路壁52の後方部分は、側筒部61cに対面する筒状をなしている。また、側筒部61cの内部の後寄りに、底板7を連結するための螺子穴を設けた連結部61eを設けてある。
底板7は、胴部51の内周面に納まる外径を有する円盤状をなす。底板7の中央部後寄りにボス部72が設けてあり、下方から螺子を挿通して連結部61eの螺子穴に螺合させることにより、底板7を天蓋部60に固定する。底板7の中央部には、上方へ窪み、送風装置100の上側の端部を嵌合させる凹部73が形成してあり、凹部73の底には、送風装置100の吹出口12a,12aに対応する貫通孔が形成された開口部73aが設けられている。開口部73aは、平面視で吹出口12a,12aを包絡し、更に広く開口している。凹部73の前後の縁部には、送風装置100の上端を案内するガイド板75,75が設けてある。また、開口部73aの後側の縁に風向板62の下端部が当接している。
底板7の周縁の3箇所には、胴部51の内周面に対面する側板74,74が設けてある。胴部51には、側板74,74に対応するガイド部53,53が胴部51の内周面から突起し上下方向に延びる条として形成されている。また、底板7の後部に立設された軸体に圧縮コイルばね76が軸方向を上下方向として一端部を挿通してあり、圧縮コイルばね76の他端部は胴部51の内周面に形成したホルダ54の止り穴に挿入されている。
基台部4は、送風装置100を収容する有底円筒状の収容台41と、該収容台41の底部に嵌装される基板ケース42とを備える。収容台41の後部には空気を取り入れる空気取入口41a、及びUSBプラグ端子(図示略)を挿入する開口部41bが設けられている。基板ケース42は、平面視円形の箱状をなし、下部が収容台41の底部に着座する。基板ケース42の内部には基板44が収容されており、後部にはUSBプラグ端子を挿入する開口部42aが設けられている。
基板44には、基板ケース42の中央部に対応する位置にUSBプラグ端子45を設けてあり、開口部42側の端部にUSBソケット端子46を設けてある。USBプラグ端子45とUSBソケット端子46とは互いに電気的に接続してある。基板ケース42の上面の中央部には、下方に窪み、送風装置100の下側の端部を勘合させる凹部43が設けてあり、凹部43の底43aに設けた貫通孔からUSBプラグ端子45が上方へ突き出している。
次に送風装置100をスタンド101内に収容して使用する状態について説明する。図9は送風装置100を収容した状態のスタンド101の縦断側面図である。キャップ5の収容体50を上方へ持ち上げて基台部4から取り外し、上方から送風装置100を基台部4へ挿入し、送風装置100の下側の端部を凹部43へ勘合させる。送風装置100の底板13を凹部43の底43aに着座させる。基板ケース42に設けたUSBプラグ端子45は、送風装置100の底板13に設けられているUSBソケット端子13bに挿入される。
次に送風装置100の上方からキャップ5の収容体50を被せ、ガイド板75,75に送風装置100の上側の端部を添わせながら、キャップ5を降ろしていく。送風装置100の上板12の外面が凹部73の底に当接することによって、天蓋部60の上下方向の位置が決まる。更にキャップ5を降ろしていくと、天蓋部60が静止した状態で収容体50が下方に動き、天蓋部60が鍔51aから突出してくる。更にキャップ5の収容体50を下降させて、基台部4上部の開口の縁に嵌め合わせる。
送風装置100をスタンド101内に収容した状態で天蓋部60の天板61の位置は鍔51aの位置より高くなり、側筒部61cの縁部61d、及び該縁部61dに対向する開口部51bの一部によって開口がスタンド101の正面側に形成される。また、風向板62と流路壁52と間に通流路が形成され、底板7に設けた開口部73aが風向板62の下端部及び流路壁52の下端部52b間の空間に臨む。
基板ケース42に設けたUSBソケット端子46に外部からUSBプラグ端子39aを接続することによってバス電源が送風装置100に供給される。バス電源が供給されることにより、送風装置100の制御部3は、実施の形態1と同様に送風機駆動部35へ外部電源39の電力を供給し、バッテリ電圧3.1Vよりも高いバス電源電圧5Vが送風機25のモータ25bに印加され、モータ25bの回転数が大きくなる。
送風装置100の吹出口12a,12aから吹き出されたイオン及び空気は、底板7の開口部73aから吹き出し、風向板62と流路壁52との間の通流路を通り、側筒部61cの縁部61d及び該縁部61dに対向する開口部51bの一部で形成される開口から正面側へ吹き出される。送風装置100の吹出口12aから吹き出される気流(イオン及び空気の流れ)の方向は、キャップ5を被せない状態では上向きとなるが、キャップ5を被せた状態では、風向板62によって気流の方向が変えられて上方斜め前方向なる。
また、吹出口12aに対面する風向板62の面、即ち風向板62の前側下方を向く板面に導電性の被膜が形成されていてもよい。送風装置100から吹き出されたイオンが風向板62に吹き付けられるので、風向板62は吹き付けられたイオンの付着によって帯電する可能性がある。イオン発生器26により正イオン及び負イオンの両方を発生させている場合には、風向板62に形成した導電性の被膜によって、正及び負の電荷が中和して帯電を抑制できる。また、イオン発生器26により正イオン及び負イオンのいずれか一方を発生させる構成の場合には、導電性の被膜を基板44の接地線に接続するようにして正及び負の電荷を接地線へ流すようにすればよい。なお、導電性の被膜は、アルミ蒸着、クロムメッキ、銀メッキ等の処理、カーボンの塗布、又は金属箔の貼り付け等で形成する。
以上のように、本実施形態によれば、送風システムは、スタンド101の内部に送風装置100を収容して載置し、スタンド101は、USBソケット端子13bに接続され、送風装置100へ外部から電力を供給するUSBプラグ端子45を有するので、スタンド101に送風装置100を載置しつつ、送風機25による送風量が増加させることができる。
また本実施形態においては、スタンド101は風向板62を備え、風向板62により吹出口12a,12aから吹き出される気流の方向を変えるようにしてある。これにより、スタンド101に送風装置100を収容して載置した状態で、送風装置100の吹出口12a,12aから吹き出される気流の方向が変わり、所望の方向へ気流を向けることができる。例えば、卓上に送風システム(送風装置100及びスタンド101)を置いて使用する場合に人の顔のほうへ向けて正負イオンを吹き出すことができる。また、卓上に置いた送風システムと人の顔との間に距離があっても、USBのバス電源を送風装置100に供給することで送風機25による送風量を増加させて、より遠くへ正負イオンを到達させることができる。
また、本実施の形態1及び2においては、帯電粒子として水分子が凝集したイオンを発生させる形態を示したが、この形態に限られることなく、送風装置100が帯電水粒子等の帯電粒子を発生させる形態であってもよい。
なお、本発明は、本実施の形態だけに限ることなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲及びそれと均等な範囲に及ぶものとする。
1 ハウジング
11a 吸込口
12a 吹出口
13b USBソケット端子(受電端子)
24 バッテリ
25 送風機
26 イオン発生器(帯電粒子発生器)
27c 下流側通流路(通流路)
3 制御部
31b 電源切替回路(切替手段)
34 充電回路(充電手段)
45 USBプラグ端子(端子部)
62 風向板
101 スタンド

Claims (4)

  1. 空気の吸込口及び吹出口を有するハウジングに収容されている送風機と、
    該送風機で送風することによって前記吸込口から吸い込まれた空気を前記吹出口へ通流する通流路と、
    帯電粒子を発生させて前記通流路へ放出する帯電粒子発生器と、
    前記送風機及び前記帯電粒子発生器へ電を供給するバッテリとを備える送風装置において、
    前記送風機は、直流モータを用いて送風するようにしてあり、
    外部から前記バッテリの電圧より高い圧の供給を受ける受電端子と、
    該受電端子から電供給を受けた場合前記バッテリから前記送風機への電圧供給をオフし、前記受電端子から前記送風機への電圧供給に切り替える切替手段を有する制御部と
    を備える
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記制御部は、前記受電端子から電供給を受けた場合、前記バッテリを充電する充電手段を有することを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 請求項1又は2に記載の送風装置と、
    該送風装置を載置するスタンドとを備える送風システムにおいて、
    前記スタンドは、前記受電端子に接続され、前記送風装置へ外部から電を供給する端子部を有することを特徴とする送風システム。
  4. 前記スタンドは、前記吹出口から吹き出される気流の方向を変えるようにしてある風向板を備えることを特徴とする請求項に記載の送風システム。
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