JP5930923B2 - 送風装置用のスタンド - Google Patents

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Description

本発明は、帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置用のスタンドに関する。
人の肌弾力を向上させる等の美容の分野において、肌の周囲に帯電粒子を照射する美容器具が種々提案されている。この美容器具は、帯電粒子発生器により帯電粒子を発生させて放出し、帯電粒子を人の肌に照射する。照射された帯電粒子によって、肌表面の水分量が増加する効果が得られるとともに、皮膚のより深い部分(真皮)における保水力を高めて肌弾力を向上する効果がある。
帯電粒子を発生させる方法としては、空気中で放電を行ってH+ (H2 O)m 、O2 -(H2 O)n 等の水分子が凝集した正及び負のイオンを発生させる方法が知られている。ここで、m及びnは任意の自然数である。また、帯電粒子を発生させる他の方法としては、冷却した電極上における結露等で集めた水に高電圧をかけることにより、霧状の帯電した水粒子(以下、帯電水粒子と表記する。)を発生させる方法等もある。水分子が凝集したイオン、帯電水粒子等の帯電粒子が人の肌に照射されることによって、肌表面にOH基が付着し、肌表面が親水化されて水分子が付着しやすくなるという効果が生じるものと考えられている。
特許文献1には、携帯用に改良された負イオン発生装置が記載されている。この負イオン発生装置は、放出口を有する筐体と、該筐体内部に配置され、帯電粒子としての負イオンを発生する負イオン発生電極と、該負イオン発生電極に負極性の高電圧を印加する高電圧発生回路が組み込まれた高圧基板と、電源となるバッテリとを備える。この負イオン発生装置は、紐などの装着手段を放出口付近に取り付けて顔の下辺りに吊り提げ、イオンを放出された負イオンが顔へと照射されるというものである。
特開2006−179363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の負イオン発生装置では、装着手段によって吊り提げて使用する以外に、例えば卓上に置いて使用した場合に、負イオンの放出口が卓上の上方に向くため、使用者が負イオン発生装置の真上に顔を近づけるようにしなければならず、利便性が低下するという問題点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送風機を
有して帯電粒子を空気とともに吹き出す送風装置から吹き出される気流の方向を変えるこ
とができる送風装置用のスタンドを提供することにある。
本発明にあっては、風向板が、帯電粒子を空気とともに吹き出す送風装置の吹出口に対向配置されており、吹出口から吹き出された気流の方向を変える。例えば、携帯型の送風装置を携行している状態での気流の方向に対して、卓上に置いた状態での気流の方向を風向板で変えることにより利便性が向上する。
本発明にあっては、送風装置の吹出口に対面する風向板の面に導電性の被膜を形成してあるので、送風装置で正及び負の帯電粒子を発生させた場合に正及び負の電荷が中和して風向板の帯電を抑制することができる。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置用のスタンドであって、前記吹出口を上にして前記送風装置の下部を嵌挿する凹部を有し、前記送風装置の一部を構成しない基台と、前記凹部に嵌挿された前記送風装置の前記吹出口の上方を覆い、傾斜して配置されている風向板を有し、前記基台に着脱可能に取り付けられるキャップとを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、基台は凹部を有しており、吹出口を上にして送風装置の下部を凹部に嵌挿する。キャップは風向板を有し、基台に着脱可能に取り付けられる。風向板は、基台の凹部に嵌挿された送風装置の吹出口の上方を覆い、傾斜して配置されている。これにより、送風装置を基台の凹部に嵌挿し、キャップが有する風向板によって吹出口から吹き出される気流の向きを変えることができる。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記キャップは、一端部を下にして前記基台に着脱可能に嵌め合わされ、他端部の中央に開口部が形成してあり、更に該開口部に嵌挿されており、その下部に前記風向板を固定した天蓋部を有し、前記キャップを前記基台に取り付けたときに、前記送風装置によって前記天蓋部が前記開口部から上方へ突出するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、キャップは、一端部を下にして基台に着脱可能に嵌め合わされる。キャップは、他端部の中央に開口部が形成してあり、該開口部に嵌挿されている天蓋部を有し、天蓋部の下部には風向板を固定してある。キャップを基台に取り付けたときに、送風装置によって天蓋部が開口部から上方へ突出する。これにより、天蓋部の下部に固定した風向板が開口部から上方へ突出し、送風装置から吹き出される気流の方向が風向板で変えられて、帯電粒子を空気とともにスタンドの外部へ吹き出す。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記天蓋部は、前記凹部に嵌挿された前記送風装置の上部に当接する当接部を有し、前記凹部に前記送風装置が嵌挿された状態で前記キャップを前記基台に取り付けたときに、前記開口部より前記天蓋部の位置が高いことを特徴とする。
本発明にあっては、天蓋部は、凹部に嵌挿された送風装置の上部に当接する当接部を有し、凹部に送風装置が嵌挿された状態でキャップを基台に取り付けたときに、開口部より天蓋部の位置が高い。これにより、送風装置をスタンドに収容した状態で、天蓋部が開口部よりも突出した状態になる。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記キャップは、前記開口部から突出した前記天蓋部に固定されている前記風向板に対向し、前記開口部の縁部に上端部が連なる流路壁を有し、前記風向板及び前記流路壁の下端部間の空間に前記送風装置の吹出口が臨んでいることを特徴とする。
本発明にあっては、キャップは開口部の縁部に上端部が連なる流路壁を有しており、流路壁は開口部から突出した天蓋部に固定されている風向板に対向する。風向板及び流路壁の下端部間の空間に送風装置の吹出口が臨んでいる。これにより、送風装置の吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気は、風向板と流路壁とで形成される通流路を通って、外部へ吹き出される。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記キャップは、前記天蓋部を内部に収容する方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置用のスタンドであって、前記吹出口を上にして前記送風装置の下部を嵌挿する凹部を有する基台と、前記凹部に嵌挿された前記送風装置の前記吹出口の上方を覆い、傾斜して配置されている風向板を有し、前記基台に着脱可能に取り付けられるキャップとを備え、前記キャップは、一端部を下にして前記基台に着脱可能に嵌め合わされ、他端部の中央に開口部が形成してあり、更に該開口部に嵌挿されており、その下部に前記風向板を固定した天蓋部と、該天蓋部を内部に収容する方向に付勢する付勢手段とを有し、前記キャップを前記基台に取り付けたときに、前記送風装置によって前記天蓋部が前記開口部から上方へ突出するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、付勢手段により天蓋部はキャップ内部に収容する方向に付勢されるので、送風装置をスタンド内に収容していない状態では天蓋部はキャップの開口部から突出しない。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記吹出口に対面する前記風向板の面に導電性の被膜が形成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、送風装置の吹出口に対面する風向板の面に導電性の被膜を形成してあるので、送風装置で正及び負の帯電粒子を発生させた場合に正及び負の電荷が中和して風向板の帯電を抑制することができる。
本発明によれば、風向板は、帯電粒子を空気とともに吹き出す送風装置の吹出口に対向配置されており、吹出口から吹き出された気流の方向を変えることができる。
本発明の実施の形態1に係るキャップ及びスタンドの外観を示す正面側の斜視図である。 天蓋部が収容された状態のキャップ及びスタンドの正面図である。 天蓋部が突出した状態のキャップ及びスタンドの正面図である。 送風装置の外観を示す斜視図である。 キャップ及びスタンドの縦断側面図である。 送風装置を収容した状態のキャップ及びスタンドの縦断側面図である。 本発明の実施の形態2に係るキャップに送風装置を収容した状態における縦断側面図である。
以下、本発明に係る送風装置用のキャップ及びスタンドの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るキャップ2及びスタンド100の外観を示す正面側の斜視図、図2は天蓋部30が収容された状態のキャップ2及びスタンド100の正面図、図3は天蓋部30が突出した状態のキャップ2及びスタンド100の正面図、図4は送風装置7の外観を示す斜視図である。本実施形態に係るキャップ2は、送風装置7に被せた状態で、送風装置7から吹き出される気流の方向を変える。また、キャップ2を含むスタンド100は、送風装置7を内部に収容し、キャップ2が送風装置7に被せてあり、送風装置7から吹き出される気流の方向を変える。
まず、全体の構成について説明する。スタンド100は、基台部1と、キャップ2とを備える。基台部1は有底円筒状をなし、上部の開口の縁にキャップ2を着脱可能に嵌め合わせてある。キャップ2は、円筒状の収容体20と、収容体20の上部の開口に嵌挿される天蓋部30とを備える。収容体20は、円筒状の胴部21の上端に内向きに円環状の鍔21aを設けてなる。鍔21aの内周側の縁により開口部21bが形成される。天蓋部30は天板31等を備え、天板31の周縁31bは開口部21bに嵌合する。天蓋部30は、収容体20に収容された状態で、天板31の外面と鍔21aの外面とが面一となる。送風装置7をスタンド100内に収容した状態で、天蓋部30は収容体20の鍔21aから上方へ突出する。天蓋部30は、天板31の下方に円筒を斜めに切除された側筒部31cを有する。側筒部31cは、正面側の上部から背面側の下部にかけて下方側が切除してある。側筒部31cの切り口にあたる縁部31d、及び該縁部31dに対向する開口部21bの一部によって開口がスタンド100の正面側に形成される。
送風装置7はハウジング70内に後述する送風機75及びイオン発生器76等を収容する。ハウジング70は、角筒状の胴部71と、胴部71の両端に嵌着させた上板72及び底板73を備える。送風装置7は、胴部71の側面に設けた吸込口71aから吸い込んだ空気とともにイオン発生器76により発生させたイオンを、上板72に設けた吹出口72a,72aから吹き出す。送風装置7がスタンド100の内部に収容された状態では、吹出口72a,72aから吹き出される空気及びイオンは、天蓋部30の側筒部31cにおける縁部31d及び開口部21bの一部によって形成される開口を通って、外部へ放出される。
次に各部の構成について説明する。図5はキャップ2及びスタンド100の縦断側面図である。尚、図5において紙面右側を正面側(前側)、紙面左側を背面側(後側)としている。キャップ2の天蓋部30は、側筒部31cの縁部31dに嵌合する風向板32と、側筒部31cの下端に固定した底板4とを備える。風向板32は、後方にやや膨んだ湾曲した形状をなす板部材であり、上端部32aが天板31の前側の縁部31d下面に係合し、下端部32bが底板4に当接して固定されている。風向板32は後側下方から前側上方にかけて傾斜して配置されている。風向板32の両側部は、側筒部31cの縁部31dに沿う曲線形状としてある。また、風向板32に対向し、開口部21bの縁部に上端部22aが連結された円錐筒状の流路壁22が設けてある。尚、流路壁22の後方部分は、側筒部31cに対面する筒状をなしている。また、側筒部31cの内部の後寄りに、底板4を連結するための螺子穴を設けた連結部31eを設けてある。
底板4は、胴部21の内周面に納まる外径を有する円盤状をなす。底板4の中央部後寄りにボス部42が設けてあり、下方から螺子を挿通して連結部31eの螺子穴に螺合させることにより、底部4を天蓋部30に固定する。底板4の中央部には、上方へ窪み、送風装置7の上側の端部を嵌合させる凹部43が形成してあり、凹部43の底には、送風装置7の吹出口72a,72aに対応する貫通孔が形成された開口部43aが設けられている。開口部43aは、平面視で吹出口72a,72aを包絡し、更に広く開口している。凹部43の前後の縁部には、送風装置7の上端を案内するガイド板45,45が設けてある。また、開口部43aの後側の縁に風向板32の下端部が当接している。
底板4の周縁の3箇所には、胴部21の内周面に対面する側板44,44が設けてある。胴部21には、側板44,44に対応するガイド部23,23が胴部21の内周面から突起し上下方向に延びる条として形成されている。また、底板4の後部に立設された軸体に圧縮コイルばね46が軸方向を上下方向として一端部を挿通してあり、圧縮コイルばね46の他端部は胴部21の内周面に形成したホルダ24の止り穴に挿入されている。
基台部1は、送風装置7を収容する有底円筒状の収容台11と、該収容台11の底部に嵌装される基板ケース12とを備える。収容台11の後部には空気を取り入れる空気取入口11a、及びUSB(Universal Serial Bus)プラグ端子(図示略)を挿入する開口部11bが設けられている。基板ケース12は、平面視円形の箱状をなし、下部が収容台11の底部に着座する。基板ケース12の内部には基板14が収容されており、後部にはUSBプラグ端子を挿入する開口部12aが設けられている。
基板14には、基板ケース12の中央部に対応する位置にUSBプラグ端子15を設けてあり、開口部12a側の端部にUSBソケット端子16を設けてある。USBプラグ端子15とUSBソケット端子16とは互いに電気的に接続してある。基板ケース12の上面の中央部には、下方に窪み、送風装置7の下側の端部を勘合させる凹部13が設けてあり、凹部13の底13aに設けた貫通孔からUSBプラグ端子15が上方へ突き出している。
次に送風装置7をスタンド100内に収容して使用する状態について説明する。図6は送風装置7を収容した状態のキャップ2及びスタンド100の縦断側面図である。キャップ2の収容体20を上方へ持ち上げて基台部1から取り外し、上方から送風装置7を基台部1へ挿入し、送風装置7の下側の端部を凹部13へ勘合させる。送風装置7の底板73を凹部13の底13aに着座させる。基板ケース12に設けたUSBプラグ端子15は、送風装置7の底板73に設けられているUSBソケット端子に挿入される。
次に送風装置7の上方からキャップ2の収容体20を被せ、ガイド板45,45に送風装置7の上側の端部を添わせながら、キャップ2を降ろしていく。送風装置7の上板72の外面が凹部43の底に当接することによって、天蓋部30の上下方向の位置が決まる。更にキャップ2を降ろしていくと、天蓋部30が静止した状態で収容体20が下方に動き、天蓋部30が鍔21aから突出してくる。更にキャップ2の収容体20を下降させて、基台部1上部の開口の縁に嵌め合わせる。
送風装置7をスタンド100内に収容した状態で天蓋部30の天板31の位置は鍔21aの位置より高くなり、側筒部31cの縁部31d、及び該縁部31dに対向する開口部21bの一部によって開口がスタンド100の正面側に形成される。また、風向板32と流路壁22と間に通流路が形成され、底板4に設けた開口部43aが風向板32の下端部及び流路壁22の下端部22b間の空間に臨む。
基板ケース12に設けたUSBソケット端子16に外部からUSBプラグ端子を接続することによってバス電源が送風装置7に供給される。送風装置7の内部には、前後方向の略中央に回路基板77が配置されており、回路基板77の一面側に充電可能なバッテリ74を、他面側に送風機75を、回路基板77の上方にイオン発生器76を設けてある。回路基板77と送風機75との間の隙間を設けてあり、該隙間はハウジング70の胴部71に設けた吸込口71aに通じており、上流側通流路78aを構成している。送風機75は遠心ファンであり、複数の羽根75aがモータ75bにより前後方向の軸まわりに回転駆動される。羽根75aが回転することにより図6の白抜き矢印に示すように、上流側通流路78aから送風機75の内部空間78bに空気が吸い込まれ、送風機75の上部に設けた開口から下流側通流路78cへ送出される。尚、吸込口71aから上流側通流路78aに吸い込まれる空気は、空気取入口11aを通してスタンド100の外部から取り入れられる。
下流側通流路78cには、イオン発生器76の放電電極76aが露出しており、放電電極76aで発生させたイオンは、下流側通流路78cを通流する空気とともに、吹出口72a,72aから吹き出される。イオン発生器76は、放電電極に正又は負極性の高電圧を印加して正イオン又は負イオンを発生させる。またイオン発生器76は、放電電極76aを2つ備え、一方の放電電極に正極性の高電圧を、他方の放電電極に負極性の高電圧を印加して正及び負のイオンを同時に発生するようにしてもよい。イオン発生器76は、放電電極76aで、負イオンとしてO2 - (H2 O)n (nは任意の自然数)を、正イオンとしてH+ (H2 O)m (mは任意の自然数)を発生させる。
送風装置7の吹出口72a,72aから吹き出されたイオン及び空気は、底板4の開口部43aから吹き出し、風向板32と流路壁22との間の通流路を通り、側筒部31cの縁部31d及び該縁部31dに対向する開口部21bの一部で形成される開口から正面側へ吹き出される。送風装置7の吹出口72aから吹き出される気流(イオン及び空気の流れ)の方向は、キャップ2を被せない状態では上向きとなるが、キャップ2を被せた状態では、風向板32によって気流の方向が変えられて上方斜め前方向となる。
また、吹出口72aに対面する風向板32の面、即ち風向板32の前側下方を向く板面に導電性の被膜が形成されていてもよい。送風装置7から吹き出されたイオンが風向板32に吹き付けられるので、風向板32は吹き付けられたイオンの付着によって帯電する可能性がある。イオン発生器76により正イオン及び負イオンの両方を発生させている場合には、風向板32に形成した導電性の被膜によって、正及び負の電荷が中和して帯電を抑制できる。また、イオン発生器76により正イオン及び負イオンのいずれか一方を発生させる構成の場合には、導電性の被膜を基板14の接地線に接続するようにして正及び負の電荷を接地線へ流すようにすればよい。なお、導電性の被膜は、アルミ蒸着、クロムメッキ、銀メッキ等の処理、カーボンの塗布、又は金属箔の貼り付け等で形成する。
以上のように、本実施形態によれば、風向板32が、送風装置7の吹出口72a,72aに対向配置されており、吹出口72a,72aから吹き出された気流(イオン及び空気を含む気流)の方向を変える。例えば、携帯型の送風装置7単体を携行している状態での気流の方向(上向き)に対して、卓上に置いた状態での気流の方向を風向板32で変え、上方斜め前方向に向けることができ、利便性が向上する。
また本実施形態においては、送風装置7の吹出口72a,72aに対面する風向板32の面に導電性の被膜を形成してあるので、送風装置7で正及び負のイオンを発生させた場合に正及び負の電荷が中和して風向板32の帯電を抑制することができる。
また本実施形態においては、基台部1は凹部13を有しており、吹出口72a,72aを上にして送風装置7の下部を凹部13に嵌挿する。キャップ2は風向板32を有し、基台部1に着脱可能に取り付けられる。風向板32は、基台部1の凹部13に嵌挿された送風装置7の吹出口72a,72aの上方を覆い、傾斜して配置されている。これにより、送風装置7を基台部1の凹部32に嵌挿し、キャップ2の天蓋部30に設けた風向板32によって吹出口72a,72aから吹き出される気流の向きを変えることができる。
また本実施形態においては、キャップ2の収容体20は筒状をなし、一端部を下にして基台部1に着脱可能に嵌め合わされる。キャップ2は上部の中央に開口部21bが形成してあり、開口部21bに嵌挿されている天蓋部30を有する。天蓋部30の天板31の下部には風向板32が固定してある。キャップ2を基台部1に取り付けたときに、送風装置7によって天蓋部30が開口部21bから上方へ突出する。これにより、天蓋部30の天板31の下部に固定した風向板32が開口部21bから上方へ突出し、送風装置7から吹き出される気流の方向が風向板32で変えられて、イオンを空気とともにスタンド100の外部へ吹き出す。
また本実施形態においては、天蓋部30は、基台部1の凹部13に嵌挿された送風装置7の上部に当接する凹部43を底部4に有する。基台部1の凹部13に送風装置7が嵌挿された状態でキャップ2を基台部1に取り付けたときに、開口部21bより天蓋部30の位置が高い。これにより、送風装置7をスタンド100に収容した状態で、天蓋部30が開口部21bよりも突出した状態になる。
また本実施形態においては、キャップ2は開口部21bの縁部に上端部22aが連なる流路壁22を有しており、流路壁22は開口部21bから突出した天蓋部30に固定されている風向板32に対向する。風向板32の下端部及び流路壁22の下端部22b間の空間に送風装置7の吹出口72a,72aが臨んでいる。これにより、送風装置7の吹出口72a,72aから吹き出されたイオン及び空気は、風向板32と流路壁22とで形成される通流路を通って、外部へ吹き出される。
本実施形態にあっては、圧縮コイルばね46により天蓋部30はキャップ2内部に収容する方向に付勢されるので、送風装置7をスタンド100内に収容していない状態では天蓋部30はキャップの開口部21bから突出しない。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1では、スタンド100は基台部1及びキャップ2を有し、スタンド100内に送風装置7を収容する構成としたが、キャップ2を送風装置7に被せるように構成してもよい。図7は、本発明の実施の形態2に係るキャップ2に送風装置7を収容した状態における縦断側面図である。キャップ2は、実施の形態1に比較して、収容体20の胴部21を軸方向下方に長い形状とし、胴部21下部に空気取入口25を設ける。キャップ2の上部、及び天蓋部30の構成は実施の形態1と同等としている。
送風装置7は、USBプラグ端子が接続されていないので、内部のバッテリ74により駆動する。送風装置7にキャップ2を被せる前に送風装置7の電源ボタン(図示略)を押して電源をオンし、イオン及び空気を吹き出す運転状態とし、送風装置7を卓上の載置面Dに立て置きしてキャップ2を被せる。
送風装置7の吹出口72aから吹き出される気流(イオン及び空気の流れ)の方向は、キャップ2を被せた状態で、風向板32によって気流の方向が変えられて正面向きとなる。また、基台部2を設けていないので、部品点数が削減されコストを下げることができる。尚、送風装置7の姿勢は、上部を凹部43に嵌合させることで安定化させるが、胴部21の上下方向の中途部から送風装置7を挟持する板部材を配置して送風装置7の転倒を防止するようにしてもよい。
また、本実施の形態1及び2においては、帯電粒子として水分子が凝集したイオンを発生させる形態を示したが、この形態に限られることなく、送風装置7が帯電水粒子等の帯電粒子を発生させる形態であってもよい。
尚、本発明は、本実施の形態だけに限ることなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲及びそれと均等な範囲に及ぶものとする。
1 基台部(基台)
13 凹部
2 キャップ
21b 開口部
22 流路壁
30 天蓋部
32 風向板
43 凹部(当接部)
46 圧縮コイルばね(付勢手段)
7 送風装置
72a 吹出口
100 スタンド

Claims (7)

  1. 帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置用のスタンドであって、
    前記吹出口を上にして前記送風装置の下部を嵌挿する凹部を有し、前記送風装置の一部を構成しない基台と、
    前記凹部に嵌挿された前記送風装置の前記吹出口の上方を覆い、傾斜して配置されている風向板を有し、前記基台に着脱可能に取り付けられるキャップと
    を備えることを特徴とする送風装置用のスタンド。
  2. 前記キャップは、
    一端部を下にして前記基台に着脱可能に嵌め合わされ、他端部の中央に開口部が形成してあり、
    更に該開口部に嵌挿されており、その下部に前記風向板を固定した天蓋部を有し、
    前記キャップを前記基台に取り付けたときに、前記送風装置によって前記天蓋部が前記開口部から上方へ突出するようにしてある
    ことを特徴とする請求項に記載の送風装置用のスタンド。
  3. 前記天蓋部は、前記凹部に嵌挿された前記送風装置の上部に当接する当接部を有し、
    前記凹部に前記送風装置が嵌挿された状態で前記キャップを前記基台に取り付けたときに、前記開口部より前記天蓋部の位置が高い
    ことを特徴とする請求項に記載の送風装置用のスタンド。
  4. 前記キャップは、
    前記開口部から突出した前記天蓋部に固定されている前記風向板に対向し、前記開口部の縁部に上端部が連なる流路壁を有し、
    前記風向板及び前記流路壁の下端部間の空間に前記送風装置の吹出口が臨んでいる
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の送風装置用のスタンド。
  5. 前記キャップは、前記天蓋部を内部に収容する方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項から請求項のいずれか1つに記載の送風装置用のスタンド。
  6. 帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置用のスタンドであって、
    前記吹出口を上にして前記送風装置の下部を嵌挿する凹部を有する基台と、
    前記凹部に嵌挿された前記送風装置の前記吹出口の上方を覆い、傾斜して配置されている風向板を有し、前記基台に着脱可能に取り付けられるキャップと
    を備え
    前記キャップは、
    一端部を下にして前記基台に着脱可能に嵌め合わされ、他端部の中央に開口部が形成してあり、
    更に該開口部に嵌挿されており、その下部に前記風向板を固定した天蓋部と、
    該天蓋部を内部に収容する方向に付勢する付勢手段とを有し、
    前記キャップを前記基台に取り付けたときに、前記送風装置によって前記天蓋部が前記開口部から上方へ突出するようにしてあ
    ことを特徴とする送風装置用のスタンド。
  7. 前記吹出口に対面する前記風向板の面に導電性の被膜が形成してあることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1つに記載の送風装置用のスタンド。
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