JP5988797B2 - 送風装置用のスタンド - Google Patents

送風装置用のスタンド Download PDF

Info

Publication number
JP5988797B2
JP5988797B2 JP2012204750A JP2012204750A JP5988797B2 JP 5988797 B2 JP5988797 B2 JP 5988797B2 JP 2012204750 A JP2012204750 A JP 2012204750A JP 2012204750 A JP2012204750 A JP 2012204750A JP 5988797 B2 JP5988797 B2 JP 5988797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
air
stand
flow path
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012204750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014060066A (ja
Inventor
上栫 秀夫
秀夫 上栫
佳史 山本
佳史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012204750A priority Critical patent/JP5988797B2/ja
Publication of JP2014060066A publication Critical patent/JP2014060066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5988797B2 publication Critical patent/JP5988797B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

本発明は、帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置用のスタンドに関する。
人の肌弾力を向上させる等の美容の分野において、肌の周囲に帯電粒子を照射する美容器具が種々提案されている。この美容器具は、帯電粒子発生器により帯電粒子を発生させて放出し、帯電粒子を人の肌に照射する。照射された帯電粒子によって、肌表面の水分量が増加する効果が得られるとともに、皮膚のより深い部分(真皮)における保水力を高めて肌弾力を向上する効果がある。
帯電粒子を発生させる方法としては、空気中で放電を行ってH+ (H2 O)m 、O2 -(H2 O)n 等の水分子が凝集した正及び負のイオンを発生させる方法が知られている。ここで、m及びnは任意の自然数である。また、帯電粒子を発生させる他の方法としては、冷却した電極上における結露等で集めた水に高電圧をかけることにより、霧状の帯電した水粒子(以下、帯電水粒子と表記する。)を発生させる方法等もある。水分子が凝集したイオン、帯電水粒子等の帯電粒子が人の肌に照射されることによって、肌表面にOH基が付着し、肌表面が親水化されて水分子が付着しやすくなるという効果が生じるものと考えられている。
特許文献1には、携帯用に改良されたイオン発生装置が記載されている。このイオン発生装置は、放出口を有する筐体と、該筐体内部に配置され、帯電粒子としての負イオンを発生する負イオン発生電極と、該負イオン発生電極に負極性の高電圧を印加する高電圧発生回路が組み込まれた高圧基板と、電源となるバッテリとを備える。このイオン発生装置は、紐などの装着手段を放出口付近に取り付けて顔の下辺りに吊り提げ、イオンを放出させて使用する。この使用状態で放出口は筐体の上部側に位置しており、放出口から放出された負イオンが顔へと照射されるというものである。
特開2006−179363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来のイオン発生装置は、装着手段によって吊り提げて使用する以外に、例えば卓上に置いて使用する場合があり、この場合、イオン発生装置が顔から遠くなってイオンが届きにくくなる。また、イオンの放出口が卓上の上方に向くので、使用者がイオン発生装置の真上に顔を近づけるようにしなければならず利便性が低下する。
送風機を備えてイオンを空気とともに吹き出す送風装置であれば、卓上に載置した場合でも遠方までイオンを到達させることができ、更に、スタンドに通流路を設けて風向を変えれば、イオンが顔の方向へ吹き出されるようにできる。しかし、スタンドに設けた通流路は、送風装置から吹き出されたイオンの分布を変える要因となる。
送風装置は、単独で使用される場合に吹出口から自由空間へイオンを空気とともに吹き出すことを前提として、例えば所定距離の空間におけるイオンの分布量が所望量得られるように送風装置内の通流路や吹出口等の形状・寸法が決められる。しかし、スタンドに設けた通流路が追加され、更に風向まで変えられることになると、吹出口から吹き出したイオンの分布量が変わることになる。
特に、正及び負極性のイオンを同時的に吹き出す送風装置では、スタンドに設けた通流路の影響によって、該通流路から自由空間へ吹き出されたイオンのうち一方の極性のイオンが減少してしまうという問題点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送風装置から空気とともに吹き出される正及び負極性のイオンを通流する通流路を備え、正及び負極性のイオンをバランス良く外部へ放出することができる送風装置用のスタンドを提供することにある。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、正及び負極性の帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置を着脱自在に収容しており、前記送風装置の一部を構成しないスタンドであって、前記吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流して外部へ吹き出す通流路と、前記吹出口の一部を遮蔽して前記通流路への正極性又は負極性のいずれか一方の帯電粒子の流入を規制する遮蔽板とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、通流路により、送風装置の吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流して外部へ吹き出し、遮蔽板により、吹出口の一部を遮蔽して通流路への正極性又は負極性のいずれか一方の帯電粒子の流入を規制する。これにより、送風装置の吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流路により通流し、正及び負極性の帯電粒子をバランス良く外部へ放出する。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記遮蔽板は、前記帯電粒子及び空気が流入する前記通流路の流入口の縁部に設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、帯電粒子及び空気が流入する通流路の流入口の縁部に遮蔽板が設けてあるので、確実に一方の極性の帯電粒子の通流路への流入を抑制する。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、正及び負極性の帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置を着脱自在に収容しており、前記送風装置の一部を構成しないスタンドであって、前記吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流して外部へ吹き出す通流路と、前記吹出口から前記送風装置内部へ挿入され、前記通流路への正極性又は負極性のいずれか一方の帯電粒子の流入を規制する規制板とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、通流路により、送風装置の吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流して外部へ吹き出し、吹出口から送風装置内部へ挿入される規制板により、通流路への正極性又は負極性のいずれか一方の帯電粒子の流入を規制する。規制板は吹出口から送風装置内部へ挿入されることにより、帯電粒子の発生量を抑制する。これにより、送風装置の吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流路により通流し、正及び負極性の帯電粒子をバランス良く外部へ放出する。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記規制板は、前記帯電粒子及び空気が流入する前記通流路の流入口の縁部に設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、帯電粒子及び空気が流入する前記通流路の流入口の縁部に規制板が設けてあるので、流入口に近い送風装置の吹出口へ規制板を挿入し易く、また規制板の外形寸法が小さくなる。
本発明に係る送風装置用のスタンドは、前記通流路は、前記吹出口から吹き出される気流の方向を変えるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、通流路は、吹出口から吹き出される気流の方向を変えるようにしてあるので、スタンドが卓上等に置かれたときにスタンドから外部へ吹き出される気流の方向を所望の方向とすることができる。
本発明によれば、通流路により、送風装置の吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流して外部へ吹き出し、遮蔽板により、吹出口の一部を遮蔽して通流路への正極性又は負極性の帯電粒子の流入を規制する。このため、送風装置の吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流路により通流し、正及び負極性の帯電粒子をバランス良く外部へ放出することができる。
本発明の実施の形態に係るスタンドの外観を示す正面側の斜視図である。 天蓋部が収容された状態のスタンドの正面図である。 天蓋部が突出した状態のスタンドの正面図である。 送風装置の外観を示す斜視図である。 スタンドの縦断側面図である。 図5のB−B線から見たスタンドの断面図である。 送風装置を収容した状態のスタンドの縦断側面図である。 図5のB−B線から見た送風装置を収容した状態のスタンドの断面図である。 変形例に係る送風装置を収容した状態のスタンドの縦断側面図である。 図5のB−B線から見た変形例に係る送風装置を収容した状態のスタンドの断面図である。
以下、本発明に係る送風装置用のスタンドの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るスタンド100の外観を示す正面側の斜視図、図2は天蓋部30が収容された状態のスタンド100の正面図、図3は天蓋部30が突出した状態のスタンド100の正面図、図4は送風装置7の外観を示す斜視図である。本実施形態に係るスタンド100は、送風装置7を内部に収容し、キャップ2が送風装置7に被せてあり、送風装置7から吹き出される気流の方向を変える。
まず、全体の構成について説明する。スタンド100は、基台部1と、キャップ2とを備える。基台部1は有底円筒状をなし、上部の開口の縁にキャップ2を着脱自在に嵌め合わせてある。キャップ2は、円筒状の収容体20と、収容体20の上部の開口に嵌挿される天蓋部30とを備える。収容体20は、円筒状の胴部21の上端に内向きに円環状の鍔21aを設けてなる。鍔21aの内周側の縁により開口部21bが形成される。天蓋部30は天板31等を備え、天板31の周縁31bは開口部21bに嵌合する。天蓋部30は、収容体20に収容された状態で、天板31の外面と鍔21aの外面とが面一となる。送風装置7をスタンド100内に収容した状態で、天蓋部30は収容体20の鍔21aから上方へ突出する。天蓋部30は、天板31の下方に円筒を斜めに切除された側筒部31cを有する。側筒部31cは、正面側の上部から背面側の下部にかけて下方側が切除してある。側筒部31cの切り口にあたる縁部31d、及び該縁部31dに対向する開口部21bの一部によって開口がスタンド100の正面側に形成される。
送風装置7はハウジング70内に後述する送風機75及びイオン発生器76等を収容する。ハウジング70は、角筒状の胴部71と、胴部71の両端に嵌着させた上板72及び底板73を備える。送風装置7は、胴部71の側面に設けた吸込口71aから吸い込んだ空気とともにイオン発生器76により発生させたイオンを、上板72に設けた吹出口72a,72bから吹き出す。送風装置7がスタンド100の内部に収容された状態では、吹出口72a,72bから吹き出される空気及びイオンは、天蓋部30の側筒部31cにおける縁部31d及び開口部21bの一部によって形成される開口を通って、外部へ放出される。
次に各部の構成について説明する。図5はスタンド100の縦断側面図、図6は図5のB−B線から見たスタンド100の断面図である。尚、図5において紙面右側を正面側(前側)、紙面左側を背面側(後側)としている。キャップ2の天蓋部31は、側筒部31cの縁部31dに嵌合する風向板32と、側筒部31cの下端に固定した底板4とを備える。風向板32は、後方にやや膨んだ湾曲した形状をなす板部材であり、上端部32aが天板31の前側の縁部31d下面に係合し、下端部32bが底板4に当接して固定されている。風向板32は後側下方から前側上方にかけて傾斜して配置されている。風向板32の両側部は、側筒部31cの縁部31dに沿う曲線形状としてある。また、風向板32に対向し、開口部21bの縁部に上端部22aが連結された円錐筒状の流路壁22が設けてある。尚、流路壁22の後方部分は、側筒部31cに対面する筒状をなしている。また、側筒部31cの内部の後寄りに、底板4を連結するための螺子穴を設けた連結部31eを設けてある。
底板4は、胴部21の内周面に納まる外径を有する円盤状をなす。底板4の中央部後寄りにボス部42が設けてあり、下方から螺子を挿通して連結部31eの螺子穴に螺合させることにより、底部4を天蓋部30に固定する。底板4の中央部には、上方へ窪み、送風装置7の上側の端部を嵌合させる凹部43が形成してあり、凹部43の底には、送風装置7の吹出口72a,72bに対応する貫通孔が形成された開口部43aが設けられている。開口部43aは、平面視で吹出口72a,72bを包絡し、更に広く開口している。凹部43の前後の縁部には、送風装置7の上端を案内するガイド板45,45が設けてある。また、開口部43aの後側の縁に風向板32の下端部が当接している。
底板4の周縁の3箇所には、胴部21の内周面に対面する側板44,44が設けてある。胴部21には、側板44,44に対応するガイド部23,23が胴部21の内周面から突起し上下方向に延びる条として形成されている。また、底板4の後部に立設された軸体に圧縮コイルばね46が軸方向を上下方向として一端部を挿通してあり、圧縮コイルばね46の他端部は胴部21の内周面に形成したホルダ24の止り穴に挿入されている。
底板4の開口部43aの縁部の上面に矩形状の遮蔽板47が固定されている。図6に示すように遮蔽板47は開口部43aの一部を遮蔽している。
基台部1は、送風装置7を収容する有底円筒状の収容台11と、該収容台11の底部に嵌装される基板ケース12とを備える。収容台11の後部には空気を取り入れる空気取入口11a、及びUSB(Universal Serial Bus)プラグ端子(図示略)を挿入する開口部11bが設けられている。基板ケース12は、平面視円形の箱状をなし、下部が収容台11の底部に着座する。基板ケース12の内部には基板14が収容されており、後部にはUSBプラグ端子を挿入する開口部12aが設けられている。
基板14には、基板ケース12の中央部に対応する位置にUSBプラグ端子15を設けてあり、開口部12a側の端部にUSBソケット端子16を設けてある。USBプラグ端子15とUSBソケット端子16とは互いに電気的に接続してある。基板ケース12の上面の中央部には、下方に窪み、送風装置7の下側の端部を勘合させる凹部13が設けてあり、凹部13の底13aに設けた貫通孔からUSBプラグ端子15が上方へ突き出している。
次に送風装置7をスタンド100内に収容して使用する状態について説明する。図7は送風装置7を収容した状態のスタンド100の縦断側面図、図8は図5のB−B線から見た送風装置7を収容した状態のスタンド100の断面図である。キャップ2の収容体20を上方へ持ち上げて基台部1から取り外し、上方から送風装置7を基台部1へ挿入し、送風装置7の下側の端部を凹部13へ勘合させる。送風装置7の底板73を凹部13の底13aに着座させる。基板ケース12に設けたUSBプラグ端子15は、送風装置7の底板73に設けられているUSBソケット端子に挿入される。
次に送風装置7の上方からキャップ2の収容体20を被せ、ガイド板45,45に送風装置7の上側の端部を添わせながら、キャップ2を降ろしていく。送風装置7の上板72の外面が凹部43の底に当接することによって、天蓋部30の上下方向の位置が決まる。更にキャップ2を降ろしていくと、天蓋部30が静止した状態で収容体20が下方に動き、天蓋部30が鍔21aから突出してくる。更にキャップ2の収容体20を下降させて、基台部1上部の開口の縁に嵌め合わせる。
送風装置7をスタンド100内に収容した状態で天蓋部30の天板31の位置は鍔21aの位置より高くなり、側筒部31cの縁部31d、及び該縁部31dに対向する開口部21bの一部によって開口がスタンド100の正面側に形成される。また、風向板32と流路壁22と間に通流路33が形成され、底板4に設けた開口部43aが風向板32の下端部及び流路壁22の下端部22b間の空間に臨む。
基板ケース12に設けたUSBソケット端子16に外部からUSBプラグ端子を接続することによってバス電源が送風装置7に供給される。送風装置7の内部には、前後方向の略中央に回路基板77が配置されており、回路基板77の一面側に充電可能なバッテリ74を、他面側に送風機75を、回路基板77の上方にイオン発生器76を設けてある。回路基板77と送風機75との間の隙間を設けてあり、該隙間はハウジング70の胴部71に設けた吸込口71aに通じており、上流側通流路78aを構成している。送風機75は遠心ファンであり、複数の羽根75aがモータ75bにより前後方向の軸まわりに回転駆動される。羽根75aが回転することにより図7の白抜き矢印に示すように、上流側通流路78aから送風機75の内部空間78bに空気が吸い込まれ、送風機75の上部に設けた開口から下流側通流路78cへ送出される。尚、吸込口71aから上流側通流路78aに吸い込まれる空気は、空気取入口11aを通してスタンド100の外部から取り入れられる。
下流側通流路78cには、イオン発生器76の放電電極76a,76bが露出しており、放電電極76a,76bで発生させたイオンは、下流側通流路78cを通流する空気とともに、吹出口72a,72bから吹き出される。イオン発生器76は、放電電極76aに負極性の高電圧が印加され、放電電極76bに正極性の高電圧が印加されている。イオン発生器76は、放電電極76aで負イオンであるO2 - (H2 O)n (nは任意の自然数)を発生し、放電電極76bで正イオンであるH+ (H2 O)m (mは任意の自然数)を発生させる。
送風装置7の吹出口72a,72aから吹き出された正負イオン及び空気は、底板4の開口部43aから吹き出し、風向板32と流路壁22との間の通流路33を通り、側筒部31cの縁部31d及び該縁部31dに対向する開口部21bの一部で形成される開口から正面側へ吹き出される。送風装置7の吹出口72aから吹き出される気流(イオン及び空気の流れ)の方向は、キャップ2を被せない状態では上向きとなるが、キャップ2を被せた状態では、風向板32によって気流の方向が変えられて上方斜め前方向なる。
遮蔽板47は、風向板32と流路壁22との間の通流路33の流入口にあたる開口部43aの縁部に位置する。図8に示すように、遮蔽板47は放電電極76b側の吹出口72bを一部遮蔽している。遮蔽板47を設けることで、放電電極76bで発生する正イオンが外部へ放出される量を制限している。遮蔽板47を設けずに正負イオンをスタンド100から吹き出すようにすると、スタンド100から放出されたイオンの分布量は、負イオンが少なく正イオンが多い状態となる。遮蔽板47を設けることによって、正イオンの放出量を抑制することで、負イオンの量と正イオンの量をバランスさせる。
また、遮蔽板47を設けずに正負イオンをスタンド100から吹き出したときに、スタンド100から放出されたイオンの分布量が、負イオンが多く正イオンが少ない状態となる場合には、遮蔽板47を放電電極76a側の吹出口72aを一部遮蔽するように設ければよい。この場合、遮蔽板47を設けることによって、負イオンの放出量を抑制することで、負イオンの量と正イオンの量をバランスさせる。
また、吹出口72aに対面する風向板32の面、即ち風向板32の前側下方を向く板面に導電性の被膜が形成されていてもよい。送風装置7から吹き出されたイオンが風向板32に吹き付けられるので、風向板32は吹き付けられたイオンの付着によって帯電する可能性がある。イオン発生器76により正イオン及び負イオンの両方を発生させている場合には、風向板32に形成した導電性の被膜によって、正及び負の電荷が中和して帯電を抑制できる。また、イオン発生器76により正イオン及び負イオンのいずれか一方を発生させる構成の場合には、導電性の被膜を基板14の接地線に接続するようにして正及び負の電荷を接地線へ流すようにすればよい。なお、導電性の被膜は、アルミ蒸着、クロムメッキ、銀メッキ等の処理、カーボンの塗布、又は金属箔の貼り付け等で形成する。
以上のように本実施形態によれば、風向板32と流路壁22との間の通流路33により、送風装置7の吹出口72a,72bから吹き出された正負イオン及び空気を通流して外部へ吹き出し、遮蔽板47により、吹出口72a又は72bの一部を遮蔽して通流路33への負又は正イオンの流入を規制する。これにより、送風装置7の吹出口72a,72bから吹き出された正負イオン及び空気を通流路33により通流し、正負イオンをバランス良く外部へ放出する。
また本実施形態においては、正負イオン及び空気が流入する通流路33の流入口の縁部に遮蔽板47が設けてあるので、正負イオンのうち一方の極性のイオンの通流路33への流入を確実に抑制する。
また本実施形態においては、通流路33は、送風装置7の吹出口72a,72bから吹き出される気流の方向を風向板32及び流路壁22により変えるようにしてあるので、スタンド100が卓上等に置かれたときにスタンド100から外部へ吹き出される気流の方向を所望の方向とすることができる。
(変形例)
図9は変形例に係る送風装置7を収容した状態のスタンド100の縦断側面図、図10は図5のB−B線から見た変形例に係る送風装置7を収容した状態のスタンド100の断面図である。変形例では、上述の実施形態において説明した遮蔽板47の代わりに規制板48をスタンド100に配置している。
規制板48は、風向板32と流路壁22と間に通流路33の流入口にあたる開口部43aの縁部に位置する。規制板48はL字状の板部材であり、一辺部を底板4の開口部43aの縁部の上面に固定し、他辺部が送風装置7の放電電極76b側の吹出口72bから送風装置7の下流側通流路78cに挿入されている。規制板48の他辺部は、下流側通流路78cに挿入されることによって、放電電極76bの先端部と下流側通流路78cの内壁面との間の隙間を埋める。この規制板48によって放電電極76bで発生する正イオンの量が規制されて減少する。
規制板48を設けずに正負イオンをスタンド100から吹き出すようにすると、スタンド100から放出されたイオンの分布量は、負イオンが少なく正イオンが多い状態となる。規制板48を設けることによって、正イオンの発生量を抑制することで、負イオンの量と正イオンの量をバランスさせる。
また、規制板48を設けずに正負イオンをスタンド100から吹き出したときに、スタンド100から放出されたイオンの分布量が、負イオンが多く正イオンが少ない状態となる場合には、規制板48を他辺部が送風装置7の放電電極76a側の吹出口72aから送風装置7の下流側通流路78cに挿入するように設ければよい。この場合、規制板48を設けることによって、負イオンの発生量を抑制することで、負イオンの量と正イオンの量をバランスさせる。
本変形例によれば、通流路33により、送風装置7の吹出口72a,72bから吹き出された正負イオン及び空気を通流して外部へ吹き出し、吹出口72a又は72bから送風装置7内部へ挿入される規制板48により、通流路33への正又は負イオンの流入を規制する。規制板48は吹出口72a又は72bから送風装置7内部へ挿入されることにより、正又は負イオンの発生量を抑制する。これにより、送風装置7の吹出口72a,72bから吹き出された正負イオン及び空気を通流路33により通流し、正負イオンをバランス良く外部へ放出する。
また本変形例においては、正負イオン及び空気が流入する通流路33の流入口の縁部に規制板48が設けてあるので、流入口に近い送風装置7の吹出口72a又は72bへ規制板48を挿入し易く、また規制板48の外形寸法が小さくなる。
また本変形例においては、通流路33は、送風装置7の吹出口72a,72bから吹き出される気流の方向を風向板32及び流路壁22により変えるようにしてあるので、スタンド100が卓上等に置かれたときにスタンド100から外部へ吹き出される気流の方向を所望の方向とすることができる。
また、本実施形態及び変形例においては、帯電粒子として水分子が凝集したイオンを発生させる形態を示したが、この形態に限られることなく、送風装置7が帯電水粒子等の帯電粒子を発生させる形態であってもよい。
なお、本発明は、本実施の形態だけに限ることなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲及びそれと均等な範囲に及ぶものとする。
33 通流路
47 遮蔽板
48 規制板
7 送風装置
72a,72b 吹出口
100 スタンド

Claims (5)

  1. 正及び負極性の帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置を着脱自在に収容しており、前記送風装置の一部を構成しないスタンドであって、
    前記吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流して外部へ吹き出す通流路と、
    前記吹出口の一部を遮蔽して前記通流路への正極性又は負極性のいずれか一方の帯電粒子の流入を規制する遮蔽板と
    を備えることを特徴とする送風装置用のスタンド。
  2. 前記遮蔽板は、前記帯電粒子及び空気が流入する前記通流路の流入口の縁部に設けてあることを特徴とする請求項1に記載の送風装置用のスタンド。
  3. 正及び負極性の帯電粒子を空気とともに吹出口から吹き出す送風装置を着脱自在に収容しており、前記送風装置の一部を構成しないスタンドであって、
    前記吹出口から吹き出された帯電粒子及び空気を通流して外部へ吹き出す通流路と、
    前記吹出口から前記送風装置内部へ挿入され、前記通流路への正極性又は負極性のいずれか一方の帯電粒子の流入を規制する規制板と
    を備えることを特徴とする送風装置用のスタンド。
  4. 前記規制板は、前記帯電粒子及び空気が流入する前記通流路の流入口の縁部に設けてあることを特徴とする請求項3に記載の送風装置用のスタンド。
  5. 前記通流路は、前記吹出口から吹き出される気流の方向を変えるようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の送風装置用のスタンド。
JP2012204750A 2012-09-18 2012-09-18 送風装置用のスタンド Expired - Fee Related JP5988797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204750A JP5988797B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 送風装置用のスタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012204750A JP5988797B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 送風装置用のスタンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014060066A JP2014060066A (ja) 2014-04-03
JP5988797B2 true JP5988797B2 (ja) 2016-09-07

Family

ID=50616352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012204750A Expired - Fee Related JP5988797B2 (ja) 2012-09-18 2012-09-18 送風装置用のスタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5988797B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156027A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Sharp Corp 空気調和機、ファンヒータおよび抗原性物質を失活させる方法
JP4575511B1 (ja) * 2009-06-09 2010-11-04 シャープ株式会社 イオン発生装置
JP2012032088A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Sharp Corp 空気調節機
JP4890636B2 (ja) * 2010-07-30 2012-03-07 シャープ株式会社 イオン発生機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014060066A (ja) 2014-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8534298B2 (en) Hair care device
US10207019B2 (en) Ion generator
WO2014045991A1 (ja) 加湿器
JP5988797B2 (ja) 送風装置用のスタンド
JP5930923B2 (ja) 送風装置用のスタンド
US20130094980A1 (en) Handheld Electric Fan
JP2014060064A (ja) 送風装置
JP4386376B2 (ja) イオン発生装置
JP5930924B2 (ja) 送風装置及び送風システム
CN210341774U (zh) 一种吹风机
JP2014212871A (ja) ヘアケア装置
CN203126467U (zh) 空气调节装置
JP2017117634A (ja) イオン発生装置および空気調和機
JP2013221631A (ja) 送風装置
CN203078260U (zh) 空气调节装置
JP5930929B2 (ja) 加湿器
JP2012125276A (ja) 携帯型イオン送出装置
JP6000684B2 (ja) 帯電粒子発生装置
JP2013161551A (ja) イオン発生カートリッジ及びそれを備えたイオン送出装置
JP5533417B2 (ja) 空気清浄機
WO2015025541A1 (ja) 空気調和機およびイオン発生装置
JP4528851B2 (ja) イオン発生装置
JP6000039B2 (ja) 送風機器
JP5995625B2 (ja) 加湿器
KR20170078144A (ko) 가습장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5988797

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees