JP4919542B2 - 光学部品用樹脂組成物および光学部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学部品用樹脂組成物および光学部品に関する。さらに詳しくは、光ピックアップ装置などの光学系ハウジングの成形素材として好適な光学部品用樹脂組成物と、それを成形してなる光軸ズレの少ない光学部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンパクトディスクやデジタルバーサタイルディスクなどの光ディスクの記録面に情報を記録あるいは再生する際、光ビームを照射するために用いる光ピックアップ装置や、レーザー・プリンター、複写機、特に高速カラー複写機の光学系ハウジングは、アルミニウムや亜鉛などの金属ダイキャストにより製造されてきた。ところで、近年、これら機器類においては、軽量化の要請が高まり、合成樹脂製品への転換が検討されている。例えば、特開平10−293940号公報においては、ポリアリーレンスルフィドと無機質充填剤からなり、熱伝導率の高い樹脂組成物を成形素材とすることにより、耐熱性や寸法安定性などに優れ、しかも光軸ズレを抑制することのできる光ピックアップ装置用保持容器が提案されている。
【0003】
しかしながら、これら光ディスクの記録容量が増大し、また、書き込み可能なコンパクトディスク・レコーダブル(CD−R)やコンパクトディスク・リライタブル(CD−RW)、デジタルビデオディスク・ランダムアクセスメモリー(DVD−RAM)などへの記録にも使用する必要が生じたことから、記録密度を高くすると同時に、照射レーザーの出力をさらに高めることが必要となり、光ピックアップ装置をより高温において、例えば50℃以上、特に70℃以上の温度において使用されることが多い。このような高い温度では、従来のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物で形成された光学系ハウジングにおいては、温度変化による光軸ズレが大きいため、光ディスクへの記録や再生に支障をきたすという問題がある。
【0004】
そこで、光ピックアップ装置などの光学系ハウジングの成形素材として、従来よりも高い温度領域、例えば、70〜110℃においても、光学系の光軸ズレの増大を抑制することのできる成形材料と、それを成形してなる光学部品の開発が要望されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、温度変化による光学系の光軸ズレの小さい光学部品の成形素材として有用性の高い樹脂組成物と、その成形素材で成形された光学部品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、光学部品用樹脂組成物における樹脂成分の線膨張係数の異方性を低減させることにより、上記目的を効果的に達成することができることを見出し、これら知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明の要旨は、下記の通りである。
〔1〕(A)樹脂温度300℃、せん断速度1000sec-1における溶融粘度が50〜350ポイズのポリアリーレンスルフィド、(B)ガラス転移温度が180℃以上の非結晶性樹脂、(C)非繊維状無機質充填剤、および(D)繊維状無機質充填剤からなる樹脂組成物であって、(A)成分と(B)成分との合計の樹脂組成物全体に対する体積分率が30〜70容量%であり、(A)成分と(B)成分の含有割合が質量比において、(A)成分:(B)成分=65〜95:35〜5であるとともに、(D)成分の樹脂組成物全体に対する体積分率が3〜25容量%である光学部品用樹脂組成物。
〔2〕(B)成分が、ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミドおよびポリアリレートの群から選択される1種または2種以上の非結晶性樹脂である前記〔1〕に記載の光学部品用樹脂組成物。
〔3〕前記〔1〕または〔2〕に記載の光学部品用樹脂組成物を成形してなる光学部品。
〔4〕光学部品が、光ピックアップ装置、レーザー・プリンターまたは複写機の光学系ハウジングである前記〔3〕に記載の光学部品。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明における光学部品用樹脂組成物は、(A)樹脂温度300℃、せん断速度1000sec-1における溶融粘度が50〜350ポイズのポリアリーレンスルフィド、(B)ガラス転移温度が180℃以上の非結晶性樹脂、(C)非繊維状無機質充填剤、および(D)繊維状無機質充填剤からなる樹脂組成物であって、(A)成分と(B)成分との合計の樹脂組成物全体に対する体積分率が30〜70容量%であり、(A)成分と(B)成分の含有割合が質量比において、(A)成分:(B)成分=65〜95:35〜5であるとともに、(D)成分の樹脂組成物全体に対する体積分率が3〜25容量%である光学部品用樹脂組成物である。以下に、この光学部品用樹脂組成物を構成する(A)成分のポリアリーレンスルフィド、(B)成分の非結晶性樹脂、(C)成分の非繊維状無機質充填剤および(D)成分の繊維状無機質充填剤について具体的に説明する。
【0009】
(A)成分:ポリアリーレンスルフィド
本発明の樹脂組成物における(A)成分として用いられるポリアリーレンスルフィドは、下記一般式〔1〕
【0010】
【化1】
【0011】
〔式中のArは、アリーレン基を示す。〕で表される繰返し単位を70モル%以上含有する重合体を用いることができる。この繰り返し単位が70モル%未満のポリアリーレンスルフィドは、耐熱性や機械的強度が充分でないからである。そして、このアリーレン基としては、フェニレン基や、ビフェニレン基、各種ナフチレン基が挙げられるが、好ましいのはフェニレン基(ポリフェニレンスルフィド)である。
【0012】
このポリフェニレンスルフィドは、下記一般式〔2〕
【0013】
【化2】
【0014】
〔式中のR1 は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、カルボキシル基、アミノ基またはニトロ基であり、mは、0〜4の整数である。また、nは、平均重合度を示し10以上の自然数である。〕で表される繰り返し単位を70モル%以上有するものが好適なものとして挙げられる。この炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基および各種のプロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基が挙げられ、炭素数1〜6のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基および各種のプロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基が挙げられる。
【0015】
また、このポリフェニレンスルフィドは、p−フェニレンスルフィド単位を基本的な繰返し単位とするものが好ましいが、さらに、m−フェニレンスルフィド単位、o−フェニレンスルフィド単位、p,p’−ジフェニレンケトン−スルフィド単位、p,p’−ジフェニレンスルホン−スルフィド単位、p,p’−ビフェニレン−スルフィド単位、p,p’−ジフェニレンエーテル−スルフィド単位、p,p’−ジフェニレンメチレン−スルフィド単位、p,p’−ジフェニレンクメニル−スルフィド単位、各種ナフチル−スルフィド単位などの繰返し単位を含有するものであってもよい。
【0016】
このポリアリーレンスルフィドは、通常のジハロゲノ芳香族化合物と硫黄源とを有機極性溶媒中で縮重合反応させる方法によって製造されたものを用いることができる。そして、その重合体鎖の形態は、実質的に線状であって、分岐構造や架橋構造を有しないものであってもよいし、その製造の途上で3つ以上の官能基を有するモノマーを少量添加して、分岐構造や架橋構造を導入したものであってもよい。
【0017】
そして、このポリアリーレンスルフィドは、上記のように様々な化学構造を有するものを用いることができるが、いずれの化学構造を有するものを用いる場合においても、その樹脂温度300℃、せん断速度1000sec-1における溶融粘度が50〜350ポイズであることが必要である。この溶融粘度が50ポイズ未満のものでは機械的強度が低く、また、350ポイズを超えるものでは、これを用いた樹脂組成物の成形時の流動性が低下して成形体の寸法精度が低くなり、これに伴って、光学系の光軸ズレが大きくなるからである。このポリアリーレンスルフィドの溶融粘度は、より好ましくは、50〜300ポイズであり、さらに好ましくは50〜250ポイズのものである。
【0018】
(B)成分:非結晶性樹脂
本発明の光学部品用組成物において(B)成分として用いる非結晶性樹脂は、そのガラス転移温度が180℃以上であるものを用いる必要がある。それは、この(B)成分として、ガラス転移温度が180℃未満の樹脂を用いると、その樹脂を用いた組成物からの光学部品の射出成形時の金型からの光学部品の離型時に、その光学部品の変形を招くおそれがあるからである。また、この非結晶性樹脂のガラス転移温度は、ポリアリーレンスルフィドの融点である約280℃以下であるものが、樹脂組成物の調製に際して、その溶融混練が容易であることからより好ましい。
【0019】
また、この非結晶性樹脂は、その結晶化度が低いものが好ましく、20%未満、好ましくは10%未満であるものを用いることができる。この非結晶性樹脂の結晶化度が20%を超えるものでは、その溶融時と固化時とでの体積変化が大きくなるため収縮率が大きくなり、これを(B)成分として用いた樹脂組成物からなる光学部品ではその寸法精度が低下するからである。さらに、この非結晶性樹脂は、その樹脂組成物の成形時の溶融粘度がポリアリーレンスルフィドの溶融粘度とほぼ同等であるものが分散性に優れることから好ましい。
そして、この非結晶性樹脂としては、例えば、ポリスルホン、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルスルホン、変成ポリフェニレンエーテル、ポリアリレート、ポリエーテルイミドおよびこれらの混合物が挙げられる。これらの中でも、ポリスルホンおよびポリフェニレンエーテルが特に好適に用いられる。
【0020】
(C)成分:非繊維状無機質充填剤
本発明の光学部品用組成物において(C)成分として用いる非繊維状無機質充填剤としては、例えば、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、ベントナイト、タルク、アルミナシリケートなどの珪酸塩、アルミナ、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉄などの金属化合物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラスビーズ、セラミックビーズ、窒化ホウ素、炭化珪素、燐酸カルシウム、シリカ、黒鉛およびカーボンブラックなどが挙げられる。これら非繊維状無機質充填剤の中でも、シリカはこれを配合した光学部品用組成物の線膨張やその異方性を低下させる特性に優れることから特に好ましい。
【0021】
そして、これら非繊維状無機質充填剤は、一般に樹脂強化用として配合されているものを用いることができる。また、この非繊維状無機質充填剤を、上記(A)成分や(B)成分に配合するに際しては、シラン系カップリング剤やチタネート系カップリング剤などにより予備処理したものを使用することにより、得られる樹脂組成物の機械的強度を高めるようにするのが望ましい。
【0022】
(D)成分:繊維状無機質充填剤
本発明の光学部品用組成物において(D)成分として用いる繊維状無機質充填剤としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石こう繊維、金属繊維、チタン酸カリウィスカー、酸化亜鉛ウィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、ワラステナイト、アスベストなどが挙げられる。これら繊維状無機質充填剤の中でも、ガラス繊維、炭素繊維およびウィスカー状充填剤が特に好ましい。そして、ガラス繊維の場合には、その繊維径が5〜20μmのものが好ましく、ウィスカー状充填剤を用いる場合には、酸化亜鉛ウィスカーが特に好ましい。
【0023】
つぎに、上記各成分の配合割合については、(A)成分と(B)成分との合計の樹脂組成物全体に対する体積分率、すなわち、〔(A)+(B)〕/〔樹脂組成物〕を30〜70容量%とし、(A)成分と(B)成分の含有割合を、質量比において(A)成分:(B)成分=65〜95:35〜5、さらに、(C)成分の樹脂組成物全体に対する体積分率を5〜67容量%、(D)成分の樹脂組成物全体に対する体積分率を3〜25容量%となるようにする。
【0024】
ここで、これら(A)成分と(B)成分との合計の樹脂組成物全体に対する体積分率を30〜70容量%とするのは、この樹脂組成物の樹脂成分である〔(A)+(B)〕成分の体積分率が30容量%未満であると、その樹脂組成物の成形に適した流動性を確保することができないからである。また、この体積分率が70容量%を越えると、その樹脂組成物を成形して得られる光学部品の光軸ズレが大きくなるからである。本発明における光学部品用樹脂組成物におけるこれら樹脂成分である〔(A)+(B)〕成分と、充填剤成分である〔(C)+(D)〕成分との組成比を体積分率で規定しているのは、これら両成分の比率と、この樹脂組成物を成形して得られる光学部品における光軸ズレとが、両成分の質量比ではなく、体積比と相関性を高いことに基づくものである。なお、この体積分率は、(A)成分、(B)成分の質量を、それぞれの成分の25℃、大気圧下での密度で除することにより算出した値である。
【0025】
また、(A)成分と(B)成分の含有割合を、質量比において(A)成分:(B)成分=65〜95:35〜5とするのは、(A)成分の分量が65質量%未満であると、その樹脂組成物の流動性が低下することがあり、この(A)成分の分量が95質量%を越えると、その樹脂組成物を成形して得られる光学部品の光軸ズレが大きくなることがあるからである。
【0026】
さらに、この樹脂組成物における充填剤成分である〔(C)+(D)〕成分は、樹脂組成物全体に対する体積分率の合計を70〜30容量%とする。そして、このうち、(D)成分の繊維状無機質充填剤は、この樹脂組成物全体に対する体積分率が3〜25容量%となるように配合する必要がある。この(D)成分の配合割合が、樹脂組成物全体に対する体積分率において3容量%未満であると、その樹脂組成物を成形して得られる光学部品の機械的強度が不充分になることがあり、また、この体積分率が25容量%を超えるものでは、その樹脂組成物を成形して得られる光学部品の光軸ズレが大きくなるからである。この光学部品の光軸ズレは、例えば、光ピックアップ装置の光学ハウジングの構成部材の熱膨張の絶対値およびその異方性に基づいて、温度変化に伴って生ずる各部材の位置関係のズレにより、レーザーの光軸ズレとなって現れるのである。したがって、この光学部品の光軸ズレの抑制には、光学ハウジングの構成部材の熱膨張の絶対値およびその異方性を低減化することが重要である。
【0027】
そこで、このような観点から(D)成分の繊維状無機質充填剤の種類やその配合割合を選定することが重要であり、例えば、ガラス繊維を配合した樹脂組成物においては線膨張の異方性が比較的小さいため、その配合割合を高めて機械的強度に優れた光学部品用樹脂組成物が得やすいのであるが、炭素繊維を配合した樹脂組成物においては線膨張の異方性が比較的大きく、その配合割合を15容量%以内として、得られる光学部品の光軸ズレの増大を抑制するようにするのが望ましい。この炭素繊維は、樹脂組成物の物性、ことにその剛性の向上効果が大きいことから、その配合割合を低減させても、実用上充分に優れた機械的強度を有する光学部品に成形することのできる樹脂組成物とすることができる。このようにして、(D)成分の配合割合を決定すれば、充填剤成分全体の配合割合と(D)成分の配合割合との差として(C)成分を5〜67容量%の範囲内において配合割合を決定することができる。
【0028】
さらに、本発明の光学部品用組成物においては、上記(A)〜(D)成分の他に、添加剤として、ヒンダードフェノール、ヒドロキノン、フォスファイトなどの酸化防止剤や熱安定剤、レゾルシノール、サリシレート、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノンなどの紫外線吸収剤を配合することができる。また、一般に合成樹脂用として使用されている帯電防止剤、難燃剤、核剤、離型剤、顔料など各種添加剤を適量配合してもよい。
【0029】
つぎに、本発明の光学部品用組成物を調製する方法については、上記(A)〜(D)成分および添加剤成分を、ポリアリーレンスルフィドなどの混合や溶融混練に用いられている通常の混合機や混練機により、溶融混練することによって均質な樹脂組成物を得ることができる。また、このようにして得られた樹脂組成物を用いて、光学部品を成形する方法については、公知の射出成形や、押出成形、溶媒成形、プレス成形、熱成形などによって成形すればよい。これら成形法の中でも、射出成形が生産性や成形品の寸法精度に優れることから好ましい。
【0030】
このようにして成形することにより得られる本発明の光学部品は、CD、CD−R、CD−ROM、CD−RW、DVD、DVD−R、DVD−ROM、DVD−RAMなどの記録面への情報の記録や再生に用いる光ピックアップの光学系ハウジングや、レーザー・プリンター、複写機の光学系ハウジング、シャーシーなどが挙げられる。これら本発明の光学部品は、上記の樹脂組成物で成形されているため、これら部品が従来よりも高い環境温度、例えば70℃を超える環境温度とする必要のある場合においても、レーザーの光軸ズレを充分に許容限度内に抑制することができる。
【0031】
【実施例】
つぎに、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
〔実施例1〜9、参考例1,2、比較例1〜3〕
〔1〕各成分として使用した材料
(A)成分
(a−1) ポリフェニレンスルフィド〔東ソー社製;B100〕
1)架橋タイプ
2)溶融粘度〔300℃、1000sec-1〕:100ポイズ
3)密度〔25℃、大気圧〕:1.35
(a−2) ポリフェニレンスルフィド〔トープレン社製;LR01〕
1)リニアータイプ
2)溶融粘度〔300℃、1000sec-1〕:100ポイズ
3)密度〔25℃、大気圧〕:1.35
(B)成分
(b−1)
ポリフェニレンエーテル〔三菱エンプラ社製〕
1)原料:2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル
2)ガラス転移温度:220℃
3)密度〔25℃、大気圧〕:1.06
(b−2) ポリスルフォン〔帝人アモコ社製;ユーデルP1700〕
1)ガラス転移温度:190℃
2)密度〔25℃、大気圧〕:1.24
(比較品)ポリカーボネート〔出光石油化学社製;タフロンA2200〕
1)ガラス転移温度:150℃
2)密度〔25℃、大気圧〕:1.20
(C)成分
(c−1) 炭酸カルシウム〔白石カルシウム社製;ホワイトンP30〕
1)密度〔25℃、大気圧〕:2.75
(c−2) シリカ〔電気化学工業社製;FB650〕
1)密度〔25℃、大気圧〕:2.21
(D)成分
(d−1) ガラス繊維〔旭ファイバーグラス社製;JAFT591〕
1)繊維直径:10μm
2)密度〔25℃、大気圧〕:2.55
(d−2) 炭素繊維〔東邦レーヨン社製;HTA−C6−SRS〕
1)繊維直径:6μm
2)密度〔25℃、大気圧〕:1.80
【0032】
〔2〕光学部品用樹脂組成物の製造
上記〔1〕に示した各成分を、第1表および第2表に示す配合割合(質量比)においてドライブレンドした後、二軸押出機〔東芝機械社製;TEM35〕を用い、330℃において溶融混練し、光学部品用樹脂組成物のペレットを得た。
ここで得られた光学部品用樹脂組成物は、これに含有される〔(A)+(B)〕の樹脂成分の樹脂組成物全体に対する体積分率、(A)成分:(B)成分の質量比、および〔(C)+(D)〕の充填剤成分の樹脂組成物全体に対する体積分率を、上記原料成分の密度および配合割合より算出した結果、第1表および第2表に示すとおりであった。
【0033】
〔3〕光学部品の製造
上記〔2〕において得られた光学部品用樹脂組成物のペレットを用い、成形機として、50トン射出成形機〔日本製鋼所社製〕を用いて、その金型温度を140℃、射出成形温度を330℃の条件下に、コンパクトディスク用光ピックアップ基盤を成形した。
【0034】
〔4〕光学部品の評価
▲1▼ 成形性(寸法精度)の評価
上記〔3〕で成形した光ピックアップ基盤の変形の大きさを目視観察し、その寸法精度を下記の評価基準により評価した。
○:変形が殆ど認められない
×:変形が認められ、光ピックアップ装置へ装着が困難
【0035】
▲2▼ 光軸ズレの評価
光ピックアップ基盤の評価は、図1に示す光ピックアップ装置に、上記〔3〕において得られた光ピックアップ基盤を装着して行った。
この光ピックアップ装置は、保持容器9内に装着された光ピックアップ基盤6に、半導体レーザー光源1、ハーフミラー2、対物レンズ3および受光部5が保持されている。そして、この半導体レーザー光源1から出力されたレーザー光は、ハーフミラー2およびコリメーターレンズ4を介して、対物レンズ3により、光ディスク7の記録面8に収束され、この記録面8からの反射光を、対物レンズ3、コリメーターレンズ4およびハーフミラー2を介して受光部5に入射させて、データ信号およびフォーカスエラー信号などのエラー信号を得るようにしてある。なお、エラー信号に対しては、対物レンズ3の位置などの調整が行われる機構を有している。また、この光ピックアップ基盤6は、保持容器9内において、シャフトと連動して移動しながら、光ディスク7の記録面8の全面にわたってレーザー光の照射を行うことができる構成としてある。
【0036】
そして、この光ピックアップ装置によるコンパクトディスクの光軸ズレ(角度)の測定は、ハーフミラー2面を水平にして固定し、23℃においてレーザー光を照射し、その反射角を測定した。ついで、80℃に昇温して10分間保持した後、再度レーザー光を照射して、その反射角を測定した。そして、80℃における反射角と23℃における反射角の差を、光軸ズレ(角度、分)とした。なお、この反射角の測定は、非接触角度測定機構を備えた測定装置を用いて行った。この測定機構の分解能は、0.08分である。
【0037】
▲3▼ デジタルビデオディスクへの記録の実機評価
上記〔4〕の光ピックアップ装置に、デジタルビデオディスクをセットし、光ピックアップ装置が曝される温度を70℃として、レーザー光によるデジタルビデオディスクの記録再生につき実機評価をした。ここでの評価基準は、下記のとおりとした。
○:正確な再生が可能
×:再生が不可能
これら光学部品の評価結果を第1表および第2表に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、温度変化による光学系の光軸ズレの小さい光学部品の成形素材として有用性の高い樹脂組成物と、その成形素材で成形された光軸ズレの小さい光学部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1で成形した光ピックアップ基盤を装着した光ピックアップ装置の概略を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザー光源
2 ハーフミラー
3 対物レンズ
4 コリメーターレンズ
5 受光部
6 光ピックアップ基盤
7 光ディスク
8 光ディスク記録面
9 保持容器
Claims (2)
- (A)樹脂温度300℃、せん断速度1000sec-1における溶融粘度が50〜350ポイズのポリアリーレンスルフィド、
(B)ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド及びポリアリレートの群から選択される1種又は2種以上の、ガラス転移温度が180℃以上の非結晶性樹脂、
(C)炭酸カルシウム、および
(D)ガラス繊維、炭素繊維及びウィスカー状充填剤の群から選択される1種又は2種以上の繊維状無機質充填剤
からなる樹脂組成物であって、(A)成分と(B)成分との合計の樹脂組成物全体に対する体積分率が30〜70容量%であり、(A)成分と(B)成分の含有割合が質量比において(A)成分:(B)成分=65〜83:35〜17であるとともに、(D)成分の樹脂組成物全体に対する体積分率が3〜25容量%である光学部品用樹脂組成物。 - 前記(A)成分が、ポリフェニレンスルフィドであり、
(B)成分が、ポリフェニレンエーテル及び/又はポリスルホンであり、
(D)成分が、ガラス繊維及び/又は炭素繊維である請求項1記載の光学部品用樹脂組成物。
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