JP2003067958A - 光ピックアップベース - Google Patents
光ピックアップベースInfo
- Publication number
- JP2003067958A JP2003067958A JP2001258272A JP2001258272A JP2003067958A JP 2003067958 A JP2003067958 A JP 2003067958A JP 2001258272 A JP2001258272 A JP 2001258272A JP 2001258272 A JP2001258272 A JP 2001258272A JP 2003067958 A JP2003067958 A JP 2003067958A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical pickup
- inorganic filler
- mass
- pickup base
- filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
に優れた光ピックアップベースを提供する。 【解決手段】CDプレーヤー、DVDプレーヤー等の光
ディスクドライブに用いられる光ピックアップ装置のベ
ースに関わり、ポリアリーレンサルファイド30〜90
質量%、ポリフェニレンエーテル樹脂70〜10質量%
からなる樹脂組成物100質量部に対し、相溶化剤1〜
100質量部、及び無機質充填剤5〜150質量部を配
合してなる光ピックアップベース。
Description
D−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、D
VD−RW、PC−RW、MD、MO、LDプレーヤ
ー、CDプレーヤー、DVDプレーヤー等の光ディスク
ドライブに用いられ、光ビームを上述の光記録メディア
に照射し、その記録面からの反射光を記録面での光ビー
ムの反射状態の変化に対応した光信号として得て、それ
を電気信号に変換して記録または再生するための光ピッ
クアップ装置のベースに関する。
DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、PC−R
W、MD、MO、LDプレーヤー、CDプレーヤー、D
VDプレーヤー等の光ディスクドライブは、記録密度が
高く大容量であること等から、記録媒体として幅広く利
用されている。ここで光ディスク上の情報の書き込みま
たは読み出しには、レーザビームの照射等を行うための
光ピックアップ装置が必要である。
図1の光ピックアップ装置では、レーザビームが光源で
ある半導体レーザ1出力、ビームスプリッター(半導体
レーザからの光を反射し、光ディスク記録面からの光を
透過する。)2で反射、レンズ3を介して光ディスク記
録面4に集束され、この記録面からの反射光を、レンズ
3、ビームスプリッター2を介して、受光部であるフォ
トダイオード5で入射して、データ信号を得る。データ
信号がエラー信号である場合には、レンズ3を上下及び
左右に移動させて、フォーカス、トラッキングの制御を
行っている。光ピックアップ装置を構成するこれらの部
品は通常、光ピックアップベース6内に保持されてい
る。従来、該光ピックアップベースには金属が用いられ
ていた。
する上記の部品を搭載する必要があることから複雑形状
となる為、極めて困難な加工が必要であると共に、製品
重量が重くなるという欠点があった。そこで、近年では
光ピックアップベースを金属に代えて、軽量化、生産性
向上を目的とした樹脂化の動きが進んでいる。しかしな
がら、合成樹脂を用いた場合、射出成形により比較的容
易に複雑形状の光ピックアップベースを成形できるもの
の、成形品にそりやバリが発生しやすい、又、光ピック
アップ装置内で発生する熱の影響で変形しやすい等の成
形加工性や寸法安定性の問題を有する。
にはポリアリーレンサルファイド樹脂に無機質充填剤を
配合した樹脂組成物、また、特開2001−52371
号公報にはポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマ
ー、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポ
リフェニレンサルファイドの各樹脂を用いた光ピックア
ップベースが開示されているが、これらの樹脂を用いた
光ピックアップベースは上記のような寸法安定性や成形
加工性の問題は十分に解決されておらず、更に成形品の
重量も十分に満足できる程、軽量化されていなかった。
ごとき課題を解決し、成形品のそり及びバリが少ない、
即ち成形加工性に優れ、かつ耐熱性に優れると共に軽量
化された光ピックアップベースを提供することにある。
を達成するために鋭意検討した結果、ポリアリーレン樹
脂とポリフェニレンエーテル樹脂を混合した樹脂組成物
に、無機質充填剤を配合してなるフィラー強化樹脂組成
物を用いると、意外にも成形加工性に優れ、かつ軽量化
された光ピックアップベースとなることを見出し、本発
明に至った。
1.0〜2.5の範囲であることを特徴とするフィラー
強化樹脂組成物からなる光ピックアップベース、(2)
フィラー強化樹脂組成物がポリアリーレンサルファイド
樹脂(A)、ポリフェニレンエーテル樹脂(B)からな
る樹脂組成物に、相溶化剤(C)及び無機質充填剤
(D)を配合してなることを特徴とする上記(1)記載
の光ピックアップベース、
ーレンサルファイド樹脂(A)30〜90質量%、ポリ
フェニレンエーテル樹脂(B)70〜10質量%からな
る樹脂組成物100質量部に対して、相溶化剤(C)1
〜100質量部、及び無機質充填剤(D)5〜150質
量部を配合してなることを特徴とする上記(1)、
(2)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
1種類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)、又は少な
くとも1種類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)と少
なくとも1種類以上の繊維状無機質充填剤(D−2)の
混合物(D−3)であることを特徴とする上記(1)〜
(3)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
(5)該鱗片状無機質充填剤(D−1)と該繊維状無機
質充填剤(D−2)の混合物(D−3)中に含まれる該
鱗片状無機質充填剤(D−1)の含有率が10〜90質
量%の範囲に含まれることを特徴とする上記(1)〜
(4)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
ラスフレークであることを特徴とする上記(1)〜
(5)のいずれかに記載の光ピックアップベース、
(7)鱗片状無機質充填剤(D−1)がマイカであるこ
とを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の
光ピックアップベース、(8)繊維状無機質充填剤(D
−2)がガラス繊維であることを特徴とする上記(1)
〜(7)のいずれかに記載の光ピックアップベース、を
提供するものである。
明におけるフィラー強化樹脂組成物の線膨張係数異方性
は1.0〜2.5の範囲であることが必要である。好ま
しくは1.0〜2.2の範囲であり、さらに好ましくは
1.0〜2.0の範囲である。線膨張係数異方性を1.
0〜2.5とすることは光ピックアップベース成形品に
おいて優れた寸法安定性を発現させる上で非常に重要と
なる。線膨張係数異方性は、光ピックアップベースの寸
法精度の点から2.5以下である。
膨張係数を流動方向線膨張係数で除して算出したもので
あり、流動方向とは射出成形時にゲートから金型内に樹
脂が射出され、流動する方向を示し、垂直方向とは樹脂
が流動する方向に対して垂直な方向を示す。従って線膨
張係数異方性の全く無い材料の値は1.0となる。本発
明における線膨張係数の測定方法は、ASTM E−8
31に準拠され、例えばTMA法によって測定できる。
本発明における線膨張係数の測定はASTM D−63
8に準じて成形したダンベルから図2(7はゲート位
置)に示される様に一方の端から108mmの位置より
切り出した垂直方向8及び流動方向9のそれぞれ長さ1
0mm(両端の平行度は±0.025mm)、1片が3
〜5mmである角柱の試験片(図3)をTMAの本体に
設置し、−35℃から毎分5℃で65℃まで昇温して長
さの変位量を測定することにより算出した。
ベルの成形に用いるペレットには従来公知のブラベンダ
ー、ニーダー、バンバリーミキサー、押出機等によって
得られるものであれば、パウダーからペレット化したも
の、一旦ペレット化したものを更に押出機等により再ペ
レット化したもの、成形された光ピックアップベース自
体を粉砕したもの、更には成形された光ピックアップベ
ース自体を粉砕したものを押出機等によりペレット化し
たもの等を用いることができ、特に限定されるものでは
ない。
イド樹脂(以下「PAS」と略記する)は、下記一般式
(1)で示されるアリーレンサルファイドの繰り返し単
位を通常50モル%以上、好ましくは70モル%以上、
さらに好ましくは90モル%以上を含む重合体である。 [−Ar−S−] (ここで、Arはアリーレン基)(1) アリーレン基としては、例えばp−フェニレン基、m−
フェニレン基、置換フェニレン基(置換基とは炭素数1
〜10のアルキル基、フェニル基が好ましい。)、p,
p′−ジフェニレンスルホン基、p,p′−ビフェニレ
ン基、p,p′−ジフェニレンカルボニル基、ナフチレ
ン基等を挙げることができる。
基が1種のホモポリマーを用いても良いが、加工性や耐
熱性の観点から、2種以上のアリーレン基を混合したコ
ポリマーを用いても良い。これらのPASの中でも、p
−フェニレンサルファイドの繰り返し単位を主構成要素
とするポリフェニレンサルファイド樹脂が、加工性、耐
熱性、寸法安定性に優れ、しかも工業的に入手が容易で
あることから、特に好ましい。
における溶融粘度(せん断速度1000/秒)が100
〜10000ポイズの中から任意に選ぶ事ができ、更に
PASの構造は、直鎖状のもの、分岐状のもの何れでも
良く、またこれら構造の混合物であっても構わないが、
好ましくは直鎖状の構造を持つPASである。さらにこ
のPASは酸変性されたPASでも構わない。ここで酸
変性したPASとは、上記PASを酸化合物で変性する
事によって得られるものであり、該酸化合物としては、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、無
水マレイン酸等の不飽和カルボン酸またはその無水物
や、飽和型の脂肪族カルボン酸や芳香族置換カルボン酸
等も挙げることができる。さらに酢酸、塩酸、硫酸、リ
ン酸、ケイ酸、炭酸等の無機化合物系の酸化合物も該酸
化合物として挙げることができる。
脂(以下「PPE」と略記する)とは、下記一般式
(2)、(3)で表される構造を有し、構成単位が一般
式(2)及び(3)から選ばれる少なくとも1種からな
る単独重合体、あるいは共重合体が使用できる。
R6は、炭素1〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲ
ン、水素等の一価の残基であり、R5,R6は同時に水
素ではない)
リ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテ
ル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェ
ニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−n−プロピ
ル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジ
−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−n−ブチル−1,4−フェニレン)
エーテル、ポリ(2−エチル−6−イソプロピル−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ク
ロロエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2
−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、およびポリ(2−メチル−6−クロロエ
チル−1,4−フェニレン)エーテル、等のホモポリマ
ーが挙げられる。
ェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重
合体、2,6−ジメチルフェノールとo−クレゾールと
の共重合体、あるいは2,6−ジメチルフェノールと
2,3,6−トリメチルフェノール及びo−クレゾール
との共重合体等、ポリフェニレンエーテル構造を主体と
してなるポリフェニレンエーテル共重合体を包含する。
また、このPPEは、還元粘度(0.5g/dl、クロ
ロホルム溶液、30℃測定)が、0.15〜2.0の範
囲である事が好ましく、上記したものの他に、マレイン
酸,無水マレイン酸,フマル酸,イタコン酸,アクリル
酸,アクリル酸エステル,メタクリル酸,メタクリル酸
エステル等のα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導
体にて変性された変性ポリフェニレンエーテル樹脂でも
良い。
は、エポキシ樹脂、グリシジル基含化合物、α,β−不
飽和カルボン酸の誘導体で変性した水添ブロック共重合
体、オキサゾニル基含有化合物等の、PASとPPEの
相溶化剤として公知である物質を使用する事が出来る。
スチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、ゴム補
強スチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル−グリシジルメタクリレート共
重合体等のグリシジル基含有スチレン系樹脂を用いる事
が特に好ましい。
フィラー強化樹脂組成物において、各構成樹脂及び充填
剤の配合量はPAS(A)30〜90質量%、PPE
(B)70〜10質量%からなる樹脂組成物100質量
部に対して、相溶化剤(C)1〜100質量部、及び無
機質充填剤(D)5〜150質量部である。好ましくは
PAS(A)40〜80質量%、PPE(B)60〜2
0質量%からなる樹脂組成物100質量部に対して、相
溶化剤(C)1〜20質量部、及び無機質充填剤(D)
5〜100質量部であり、さらに好ましくはPAS
(A)50〜70質量%、PPE(B)50〜30質量
%からなる樹脂組成物100質量部に対して、相溶化剤
(C)1〜10質量部、及び無機質充填剤(D)10〜
70質量部である。
性のみならず、耐熱性、即ち、光ピックアップベースと
した時に光ピックアップ装置内で発生する熱の影響の点
から、30質量%が、光ピックアップベースを成形する
時にバリを発生させず、光ピックアップベースの寸法精
度、即ちそりを小さくし、さらには軽量化も達成させる
ため90質量部以下である。相溶化剤(C)は、PAS
(A)及びPPE(B)の相溶性、機械的強度の点から
1質量部以上であり、成形品とした時の剥離の点から1
00質量部以下である。また、無機質充填剤(D)は、
剛性、強度のみならず、光ピックアップベースの耐熱
性、即ち、光ピックアップ装置内で発生する熱の影響に
よる変形の点から5質量部以上であり、樹脂中への無機
質充填剤の均一分散、すなはち外観と共に成形流動性の
点から更150質量部以下である。
スが光ピックアップ装置内で発生する熱の影響で変形し
ない指標としては荷重1.82MPaにおけるASTM
D−648に準拠した荷重たわみ温度が有効である
が、本発明において、荷重たわみ温度は、ピックアップ
ベースが装置内で変形をさける点から150℃以上、特
に好ましくは170℃以上である。本発明における無機
質充填剤(D)は少なくとも1種類以上の鱗片状無機質
充填剤(D−1)、又は少なくとも1種類以上の鱗片無
機質充填剤(D−1)と少なくとも1種類以上の繊維状
無機質充填剤(D−2)の混合物(D−3)である。該
鱗片状無機質充填剤(D−1)としては、コスト、成形
性、機械的強度、寸法精度のバランスからガラスフレー
ク、マイカを使用する事が好ましい。
もので樹脂配合後、及び成形品中における長径は、配合
時に分級による均一混合の困難さ及びこれに伴う成形品
物性のバラツキを避けるため1000μm以下、好まし
くは1〜500μmの範囲であり、且つアスペクト比
(長径と厚みとの比)は、光ピックアップベースの耐熱
性,剛性,耐衝撃性の点から5以上、好ましくは10以
上、さらに好ましくは30以上のものが好適である。該
ガラスフレークは、市販されているものをそのまま用い
る事が出来るが、樹脂に配合する際に適宜粉砕して用い
ても良い。該ガラスフレークは、樹脂との親和性を改良
する目的で、例えばシラン系やチタネート系等の種々の
カップリング剤で処理したガラスフレークを使用でき
る。
ライト・マイカ(商標)が好適に使用できる。樹脂配合
後、及び成形品中における長径が1000μm以下、好
ましくは500μm以下、更に好ましくは200μm以
下のものが好適で、重量平均アスペクト比(マイカの平
均直径/平均厚み)が10以上、好ましくは30以上、
さらに好ましくは100以上のもが剛性賦与の点で良
い。該マイカは、樹脂との親和性を改良する為、カップ
リング剤で表面処理したマイカが特に良好に使用でき
る。
用いられるのは、コスト、成形性、機械的性質のバラン
スからガラス繊維であり、通常の熱可塑性樹脂に配合さ
れるガラス繊維である。例えばEガラス繊維が挙げられ
る。繊維径が8〜25μm、樹脂配合後、及び成形品中
における平均繊維長が20〜1000μmである事が好
ましく、従来公知のカップリング剤、収束剤で処理され
ている事が特に好ましい。
鱗片状無機質充填剤(D−1)、繊維状強化充填剤(D
−2)はそれぞれ単独でも良いし、2種類以上を併用し
ても良い。また、寸法精度、耐熱性、強度、剛性のバラ
ンスの点から該無機質充填剤混合物(D−3)中に含ま
れる鱗片状無機質充填剤(D−1)の含有率は、10〜
99質量%であり、好ましくは20〜80質量%、さら
に好ましくは40〜60質量%である。鱗片状無機質充
填剤(D−1)は、上記バランスの点の中でも線膨張係
数異方性、すなはち光ピックアップベースのそりの点か
ら10質量部以下である。
ラー強化樹脂組成物には、前記成分の他に、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ゴム変性ポ
リスチレン(HIPS)等のポリスチレン系樹脂やポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共
重合体、ブタジエン−イソプレン共重合体、エチレン−
プロピレン共重合体、水添スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、水添スチレン−イソプレンブロック共重合
体等の熱可塑性エラストマーを配合させる事も可能であ
る。
としてポリスチレン、ゴム変性ポリスチレンや水添スチ
レン−ブタジエン共重合体、水添スチレン−イソプレン
が特に好適に配合される。配合量としては、PAS
(A)、PPE(B)からなる樹脂組成物100質量部
に対して30質量部以下とする事が好ましく、3〜20
質量部配合する事が特に好ましい。さらに必要に応じて
通常の熱可塑性樹脂に添加される添加剤、例えば熱安定
剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、滑剤、染料、顔料
などを配合する事も特に制限されるものではない。該フ
ィラー強化樹脂組成物の調整は、ブラベンダー、ニーダ
ー、バンバリーミキサー、押出機などの従来公知の技術
によって達成されるが、特に好ましくは押出機である。
されるものではなく、例えば、PAS(A)にPPE
(B)を相溶化剤(C)と共に押し出し混合したペレッ
トに無機質充填剤(D)を配合して押し出し混合する方
法、PAS(A)、PPE(B)、相溶化剤(C)、無
機質充填剤(D)を同時に押し出し混合する方法、PA
S(A)又はPPE(B)と相溶化剤(C)及び無機質
充填剤(D)を予め押し出し混合したマスターバッチに
PPE(B)又はPAS(A)を混合して押し出し混合
する方法、PAS(A)と無機質充填剤(D)を予め押
し出し混合したマスターバッチとPPE(B)と無機質
充填剤(D)を予め押し出し混合したマスターバッチを
相溶化剤(C)と共に混合する方法、PAS(A)及び
PPE(B)と無機質充填剤(D)を相溶化剤(C)と
共に予め押し出し混合したマスターバッチとPAS
(A)及び/又はPPE(B)を混合する方法等であ
る。
ィラー強化樹脂組成物を用い、一般的な射出成形、イン
ジェクションプレス成形、またはガスインジェクション
成形等の公知の成形方法にて成形を行なう事によって得
られる。なお本発明で述べる光ピックアップベースと
は、例えばコンピュータ、ゲーム機、音楽プレーヤー、
ビデオプレーヤー、AV機器等におけるCD−ROM、
CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、
DVD−RAM、DVD−RW、PC−RW、DVD−
ビデオ、MD、MO、LD等のディスクを記録媒体とし
て用い、光または磁気で書き込み、読み取りを行う機器
に用いられる機構部品である。特に温度等使用環境の厳
しい車載用のCDプレーヤー、DVDビデオ、DVDナ
ビゲーション、MDプレーヤー等向けシャーシ類やトレ
ー類等の光ディスドライブ用機構部品や薄型の光ディス
ドライブ用機構部品用としては、本発明の光ピックアッ
プベースを使用する効果が大きい。
るが、本発明は以下の例に限定されるものではない。実
施例及び比較例における用語及び測定法は以下の通りで
ある。 <耐熱性>荷重1.82MPaにおいて、ASTM D
−648に準拠して荷重たわみ温度を測定した。 <線膨張係数及びその異方性>ASTM D−696に
準拠したTMA法による。ASTM D−638に準じ
て成形したダンベルから切り出した各試験片3mm×3
mm×10mmを、TMAを用いて140℃で1時間ア
ニールを行った後、−35℃から毎分5℃で65℃まで
昇温して長さの変移量から線膨張係数を測定した。ま
た、線膨張係数異方性は射出成形時にゲートから金型内
に樹脂が射出されて流動する方向となる流動方向のサン
プルを用いて測定した線膨張係数で樹脂が流動する方向
に対して垂直な方向となる垂直方向のサンプルを用いて
測定した線膨張係数を除して算出した。
2:(株)ミツトヨ製)を用いて光ピックアップベース
の任意の規定点におけるX、Y、Z軸方向の位置を測定
し、単位長さ当たりの最低位置と最高位置の差を算出し
た。値の大きさはそりの大きさを示す。 <バリ量>成形した光ピックアップベースにおける任意
位置のバリ量を実態顕微鏡により観察し、最大長を測定
した。
テスターを用いて、300℃、荷重20kgf/c
m2、L/D=10/1で6分間保持した後測定した
値。)が500ポイズである直鎖状構造を有するポリフ
ェニレンサルファイド樹脂(PPS)、極限粘度[η]
が0.52(30℃、クロロホルム中)であるポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル樹
脂(PMPE)、相溶化剤としてグリシジルメタクリレ
ートを5質量%含有するスチレン−グリシジルメタクリ
レート共重合体(重量平均分子量110,000)、結
合スチレン量が35質量%で数平均分子量178,00
0の水添スチレン−ブタジエンブロック共重合体及び鱗
片状無機質充填剤であるガラスフレークとして日本板硝
子(株)製マイクログラスフレカREFG−302(G
FL)、マイカとして(株)クラレ製スゾライト・マイ
カ200KI(SMC)、繊維状強化充填材であるガラ
ス繊維として日本板硝子(株)製RES03−TPO1
5(GF)の各成分を表1に示すような配合組成にて、
温度290〜320℃、スクリュー回転数500rpm
に設定した二軸押出機(ZSK−40:WERNER&
PFLEIDERE社製)にて溶融混練りし、組成物ペ
レットを得た。
形条件にて、各シリンダー温度、金型温度にて射出成形
を行い、材料物性測定用のダンベル及び光ピックアップ
ベースを作成し、前記した方法により各種試験を行っ
た。評価結果を表2に示した。実施例1〜8は成形品の
そりが小さく、かつバリが少ないという優れた成型加工
性を有していた。比較例1の鱗片状無機質充填剤をしな
かった場合は成形品の反りが大きくなり、比較例2の鱗
片状無機質充填剤の配合量が少ない場合には、剛性不
足、及び荷重たわみ温度即ち耐熱性が低い為、光ピック
アップベースとした時に光ピックアップ装置内で発生す
る熱の影響で変形した。また、比較例3の鱗片状無機質
充填剤の配合量を増やした場合と比較例4のポリフェニ
レンエーテルの配合量を増やした場合には、樹脂の流動
性が著しく悪くなり、良好な成形品を得ることが出来な
かった。
ンX1916:旭化成(株)製/ガラスフレーク30%
配合材)を材料として用い、実施例1と同様に表1に示
すような成形条件にて光ピックアップベースを作成し、
同様な方法により各種試験を行った。評価結果を表2に
示した。実施例9は成形品のそりが小さく、かつバリが
少ないという優れた成型加工性を有していた。
光PPS C−1040SG:出光石油化学(株)製/
ガラス繊維40%配合材)を材料として用い、実施例1
と同様に表1に示すようなそれぞれの成形条件にて光ピ
ックアップベースを作成し、同様な方法により各種試験
を行った。評価結果を表2に示した。同一の材料で成形
条件を変えた比較例7、8共に光ピックアップベースの
そり、バリが大きく、更に軽量化も十分ではなく、実用
的ではなかった。
が少ない、即ち成形加工性に優れ、かつ耐熱性に優れる
と共に軽量化された光ピックアップベースを提供でき
る。また、本発明の光ピックアップベースは樹脂組成物
を射出成形することにより得ることができる為、金属製
のそれと比較して容易に成形可能であり、生産性が向上
する。
しての模式図である。
て成形ダンベルの模式図である。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 線膨張係数異方性が1.0〜2.5の範
囲であることを特徴とするフィラー強化樹脂組成物から
なる光ピックアップベース。 - 【請求項2】 フィラー強化樹脂組成物がポリアリーレ
ンサルファイド樹脂(A)、ポリフェニレンエーテル樹
脂(B)からなる樹脂組成物に、相溶化剤(C)及び無
機質充填剤(D)を配合してなることを特徴とする請求
項1に記載の光ピックアップベース。 - 【請求項3】 フィラー強化樹脂組成物がポリアリーレ
ンサルファイド樹脂(A)30〜90質量%、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂(B)70〜10質量%からなる樹
脂組成物100質量部に対して、相溶化剤(C)1〜1
00質量部、及び無機質充填剤(D)5〜150質量部
を配合してなることを特徴とする請求項1、2のいずれ
かに記載の光ピックアップベース。 - 【請求項4】 該無機質充填剤(D)が少なくとも1種
類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)、又は少なくと
も1種類以上の鱗片状無機質充填剤(D−1)と少なく
とも1種類以上の繊維状無機質充填剤(D−2)の混合
物(D−3)であることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の光ピックアップベース。 - 【請求項5】 該鱗片状無機質充填剤(D−1)と該繊
維状無機質充填剤(D−2)の混合物(D−3)中に含
まれる該鱗片状無機質充填剤(D−1)の含有率が10
〜90質量%の範囲に含まれることを特徴とする請求項
1〜4のいずれかに記載の光ピックアップベース。 - 【請求項6】 鱗片状無機質充填剤(D−1)がガラス
フレークであることを特徴とする請求項4、5のいずれ
かに記載の光ピックアップベース。 - 【請求項7】 鱗片状無機質充填剤(D−1)がマイカ
であることを特徴とする請求項4、5のいずれかに記載
の光ピックアップベース。 - 【請求項8】 繊維状無機質充填剤(D−2)がガラス
繊維であることを特徴とする請求項4あるいは5のいず
れかに記載の光ピックアップベース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258272A JP2003067958A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 光ピックアップベース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258272A JP2003067958A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 光ピックアップベース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003067958A true JP2003067958A (ja) | 2003-03-07 |
JP2003067958A5 JP2003067958A5 (ja) | 2008-08-28 |
Family
ID=19085825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001258272A Pending JP2003067958A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 光ピックアップベース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003067958A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7205354B2 (en) * | 2003-09-04 | 2007-04-17 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Resin-made mechanical element with excellent heat resistance and dimensional precision for optical disk drive |
JP2007186672A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-07-26 | Toray Ind Inc | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物および成形品 |
WO2008038512A1 (fr) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Article moulé en résine de poly(sulfure de phénylène) |
US7471613B2 (en) | 2004-04-27 | 2008-12-30 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Optical pickup device |
JP2011116842A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | Nippon Kagaku Yakin Co Ltd | 熱伝導性樹脂組成物およびそれを用いた成形品 |
WO2021124909A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | Ntn株式会社 | 樹脂成形体、樹脂発泡成形体、およびスクロールロータ |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63288433A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-25 | Yobea Rulon Kogyo Kk | 光学式ピツクアツプのレンズホルダ− |
JPH04293959A (ja) * | 1991-03-25 | 1992-10-19 | Nippon Petrochem Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPH07278433A (ja) * | 1994-04-12 | 1995-10-24 | Mitsubishi Chem Corp | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPH07278435A (ja) * | 1994-04-13 | 1995-10-24 | Mitsubishi Chem Corp | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPH07326070A (ja) * | 1994-05-27 | 1995-12-12 | Sony Corp | 対物レンズ駆動装置の製造方法及びボビン支持体の製造方法 |
JPH08315391A (ja) * | 1995-05-12 | 1996-11-29 | Kenwood Corp | ディスク記録再生装置のチルトセンサ保持構造 |
JPH097208A (ja) * | 1995-06-23 | 1997-01-10 | Teijin Chem Ltd | 光学ディスク用ピックアップシャーシ |
JPH09100390A (ja) * | 1995-10-05 | 1997-04-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | レーザーマーキング用樹脂組成物 |
JP2000260044A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-22 | Fujitsu Ten Ltd | 光ピックアップ |
JP2001081247A (ja) * | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Otsuka Chem Co Ltd | 光記録媒体トレー用樹脂組成物 |
-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001258272A patent/JP2003067958A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63288433A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-25 | Yobea Rulon Kogyo Kk | 光学式ピツクアツプのレンズホルダ− |
JPH04293959A (ja) * | 1991-03-25 | 1992-10-19 | Nippon Petrochem Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPH07278433A (ja) * | 1994-04-12 | 1995-10-24 | Mitsubishi Chem Corp | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPH07278435A (ja) * | 1994-04-13 | 1995-10-24 | Mitsubishi Chem Corp | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPH07326070A (ja) * | 1994-05-27 | 1995-12-12 | Sony Corp | 対物レンズ駆動装置の製造方法及びボビン支持体の製造方法 |
JPH08315391A (ja) * | 1995-05-12 | 1996-11-29 | Kenwood Corp | ディスク記録再生装置のチルトセンサ保持構造 |
JPH097208A (ja) * | 1995-06-23 | 1997-01-10 | Teijin Chem Ltd | 光学ディスク用ピックアップシャーシ |
JPH09100390A (ja) * | 1995-10-05 | 1997-04-15 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | レーザーマーキング用樹脂組成物 |
JP2000260044A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-09-22 | Fujitsu Ten Ltd | 光ピックアップ |
JP2001081247A (ja) * | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Otsuka Chem Co Ltd | 光記録媒体トレー用樹脂組成物 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7205354B2 (en) * | 2003-09-04 | 2007-04-17 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Resin-made mechanical element with excellent heat resistance and dimensional precision for optical disk drive |
US7471613B2 (en) | 2004-04-27 | 2008-12-30 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Optical pickup device |
JP2007186672A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-07-26 | Toray Ind Inc | ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物および成形品 |
WO2008038512A1 (fr) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Article moulé en résine de poly(sulfure de phénylène) |
JP5339912B2 (ja) * | 2006-09-25 | 2013-11-13 | 出光興産株式会社 | ポリフェニレンサルファイド樹脂成形品 |
JP2011116842A (ja) * | 2009-12-02 | 2011-06-16 | Nippon Kagaku Yakin Co Ltd | 熱伝導性樹脂組成物およびそれを用いた成形品 |
WO2021124909A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | Ntn株式会社 | 樹脂成形体、樹脂発泡成形体、およびスクロールロータ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4694243B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
US8044142B2 (en) | Polyphenylene sulfide resin composition | |
US20020040090A1 (en) | Thermoplastic resin composition, molded product using the same and transport member for electric and electronic parts using the same | |
US7205354B2 (en) | Resin-made mechanical element with excellent heat resistance and dimensional precision for optical disk drive | |
JP4771600B2 (ja) | 耐熱性・寸法精度に優れた光ディスクドライブ用樹脂製機構部品 | |
JP2003067958A (ja) | 光ピックアップベース | |
JP4173377B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP4130318B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP4919542B2 (ja) | 光学部品用樹脂組成物および光学部品 | |
JP2001294751A (ja) | ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物及び用途 | |
JP2008007663A (ja) | 樹脂組成物 | |
JP6091875B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP2005281448A (ja) | 樹脂組成物 | |
JP2004295942A (ja) | 光ピックアップベース | |
JP5004867B2 (ja) | 樹脂組成物及びこれを用いた光学ディスクのピックアップシャーシ | |
JP2007023078A (ja) | 樹脂組成物 | |
JP4259951B2 (ja) | 精密成型品用難燃樹脂組成物 | |
JP7096650B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP2005302146A (ja) | 車載用のディスクトレー | |
JP4798412B2 (ja) | ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物および光学式ピックアップ用パーツ | |
JP2004269664A (ja) | 優れた樹脂製筐体 | |
JP4294328B2 (ja) | ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 | |
JP2005082760A (ja) | 精密成型品用樹脂組成物 | |
JP2002352542A (ja) | 光ディスク用トレー成形品 | |
US20040236004A1 (en) | Resin composition for optical part and optical part |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080711 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080711 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100420 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100420 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100520 |