JPS63288433A - 光学式ピツクアツプのレンズホルダ− - Google Patents

光学式ピツクアツプのレンズホルダ−

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JPS63288433A
JPS63288433A JP62122744A JP12274487A JPS63288433A JP S63288433 A JPS63288433 A JP S63288433A JP 62122744 A JP62122744 A JP 62122744A JP 12274487 A JP12274487 A JP 12274487A JP S63288433 A JPS63288433 A JP S63288433A
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文規 里路
Fukuo Sugano
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YOBEA RULON KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は光学式情報記録再生装置のフォーカス制御お
よびトラッキング制御を行なうための光学式ピックアッ
プのレンズホルダーに間するものである。
〔従来の技術〕
従来、ビデオディスクプレーヤ、デジタルオーディオプ
レーヤ、光デイスクファイルなどの装置において、ディ
スク上の信号トラック(情報ビン8列)と情報を検出す
るための光ビームをディスり面上の適正位置に集光させ
る対物レンズの光軸とにずれ(光軸の径方向ずれ)があ
ると正確な読み取りが出来ないので、通常、対物レンズ
の焦点ずれに対してはフォーカシングサーボにより、ま
た5、信号トラックのずれに対してはトラッキングサー
ボによって補償されるようになっている。その具体的な
方法には多くのものがあるが、−例を挙げると第1図お
よび第2図に示すような光学式ピックアップのレンズホ
ルダーがある。
第1図および第2図において、ベース1には支持軸2と
磁気コア3とが設けられ、支持軸2にはレンズホルダー
10が回転可能に嵌合されている。
そしてレンズホルダー10はホルダ一本体11の中心部
に金属のスリーブ12と、外周部に駆動用コイル13と
、さらにスリーブ12の偏心位置に対物レンズ15を取
り付けるためのレンズ取付は孔14とを有している。こ
こで駆動用コイル13はスリーブ12の軸芯を中心とし
て巻かれたフォーカスコイルと、対物レンズ15の光軸
方向に巻かれたスリーブ12の軸芯を含む平面を対象面
として対向位置に配置されるトラッキングコイル(図面
省略)とを含んでいて、フォーカスコイルおよびトラッ
キングコイルに流れる電流に応じてレンズホルダー10
の軸方向の移動量および回転量が制御される。したがっ
て、このような制inの応答性を向上させるためには、
レンズホルダー10の重量を可能な限り軽くして慣性力
を小さくすることや、非磁性体で作る必要があるため、
通常ホルダ一本体11はアルミニウム合金または合成樹
脂からなる軽量素材によって形成される。しかし、アル
ミニウム合金でレンズホルダー10を作る場合には切削
等の仕上げ加工が必要であるため、コストが高くなると
いう不都合があり、そのコストダウン化のため、または
軽量化を目的として合成樹脂が用いられる場合がきわめ
て多い。
レンズホルダー10が合成樹脂製の場合にも、第1図お
よび第2図におけるスリーブ12を金属製もしくは合成
樹脂製のものとし、これを別途成形されたホルダ一本体
11に圧入または接着によって固定したり、ホルダ一本
体11と複合成形したり、またはホルダ一本体11と同
一材質にして一体成形するなどの方法が採られる。ここ
でホルダ一本体11は、図示のような円筒形のものに限
らず、角柱等の任意の形状のものであってもよい。
いずれにしても支持軸2と接するスリーブ12の内径(
スリーブ12がホルダ一本体11と同一材料で一体成形
されたときは、ホルダ一本体11自体の内径に相当する
)の寸法精度を高め、支持軸2とのクリアランスを小さ
くし、かつ、スリーブ12の内面とこの内面に接する支
持軸の外周面の摺動特性を向上させて、前記軽量化と相
まってレンズホルダー10の応答性および信顧性の改善
が図られて来た。
しかし、これらの方法の中で、スリーブ12がアルミニ
ウムもしくはその合金のような金属質のときは、削り出
し加工することで寸法精度において優れている反面、コ
スト高であるばかりではなく、高温多湿の雰囲気下で容
易に腐食して錆が発生し、正常な摺動が阻害されるよう
になり、また合成樹脂からなるスリーブ12では、主に
コストの点でホルダ一本体11と同一材料で一体成形さ
れたものが多用されるが、樹脂の弾性率(vI4性)は
小さく、フォーカシングまたはトラッキングの際kgそ
の弾性率に見合う周波数によって高次共振が起こり、制
御が効かなくなる。したがって、合成樹脂にはガラス繊
維や炭素繊維等の繊維状充填剤を多量配合して複合材と
して弾性率を大きくする手段が採られるが、このような
方法では寸法に大きな異方性が生じることから寸法精度
に悪影響を及ぼし、レンズホルダー10の内径の真円度
、引は等の寸法精度が悪くなる結果、支持軸2との摺動
面における取り付けすきまのバラツキが大きくなって、
制御の安定性に欠けることになったり、複合された繊維
類の尖端もしくはエツジ等で支持軸を、または後述する
支持軸2の被覆膜を引掻くために摩耗が激しく、生じた
摩耗粉がレンズホルダー10の内径と支持軸2との間隙
を埋め、作動不良を招くことになる。そのため異方性の
少ないマイカ、カオリン、グラファイト等の非繊維系の
充填剤を多量に配合して弾性率を高め、寸法の異方性を
少なくすることで寸法精度を高め、相手軸または被覆膜
を傷つけにく(する方法があるが、この場合弾性率がま
だ不充分であること、異方性はなくなってもそりまたは
ひげを起こしやすく、成形収縮率が大きいこと、また非
常に多重に配合したことで溶融成形性が著しく損われる
という問題を生じる。この両者を組み合わせて、すなわ
ち繊維系充填剤と粉末状充填剤との両者を配合すること
によって解決しようとする方法もあるが、その充填剤の
配合比率によって、それぞれの欠点が現われてすべてが
満足出来るものは未だに得られていない。
前記のように支持111+2の外周面とレンズホルダー
10の内径面の摺動特性も重要な要素である。
この摺動特性を得る方法としては、(I)レンズホルダ
ー10(またはスリーブ12)を構成する合成樹脂にフ
ッ素樹脂などの固定潤滑側を配合する方法、(2)レン
ズホルダー10(またはスリーブ12)の内径面に接す
る支持軸2の外周面kgたとえばフッ素樹脂含有の重合
体のような潤滑性被膜を設ける方法、(3)レンズホル
ダー10(またはスリーブ12)の内径面にオルガノシ
ロキサンもしくは低分子量の含フツ素重合体等の薄膜を
形成する方法(たとえば、特願昭61−48075号)
などがある。
しかし、(I)の方法では弾性率の非常に小さい固体潤
滑剤の配合によってレンズホルダー10(またはスリー
ブ12)の弾性率は低く、前記の共振問題を引き起こす
と同時kg駆動用コイル13または対物レンズ15など
に対する接着力を低下させるので、摺動特性が向上して
も長期使用に耐えられず好ましくない、また、(2)お
よび(3)の方法は、レンズホルダー10(またはスリ
ーブ12)の弾性率を低下させず、また駆動用コイル1
3または対物レンズ15の接着性を阻害することなく摺
動特性を付与できることで優れているが、いずれにして
もレンズホルダ−10自体の寸法精度、特にレンズホル
ダー10の内径面の真円度、円筒度、ひけなどの寸法精
度が重要になる。近年、オーディオ用のコンパクトディ
スクも据え置き型から、携帯用または車載用へと用途が
広くなっており、またオーディオ用ばかりでな(、情報
ファイル用にも使用され始め、光学式ピックアップのレ
ンズホルダー10も水平方向および垂直方向に従来以上
に大きい外力が加わることとなる。したがって、レンズ
ホルダー10と支持軸2との摺動面における取り付けす
きまのバラツキを今まで以上に押えることによって、制
御の安定性を得なければならない、さらkg(2)の方
法は支持軸2の外周面にいくら潤滑膜が存在するといっ
ても、それと摺動するレンズホルダー10の内径面の摺
動特性(ill滑性、耐摩耗性等)が悪ければ、円滑な
フォーカシングは阻害され、駆動用コイル13にかける
電力量を増加しないと動かなくなったり、摩耗粉によっ
て作動不良を引き起こす等の問題を生じる。また、(3
)の方法においては、レンズホルダー10の内径面に施
した薄膜が充分な効果を発揮するためには、レンズホル
ダー10内径面とFilmとが強固に密着していること
が必要である。
近時、光ピツクアップのアクチュエータが、一般の情報
の保管のためばかりではなく、交通制御用または医療用
等種々の情報ファイル用にも使用されるようになって来
たので、信幀性は人命にもかかわるこ七になり、より一
層高度の信軌性が要望されているが、前記したように合
成樹脂からなるレンズホルダー10は剛性が弱(、光軸
ずれの補償時に高次振動で短時間動作すると共振して焦
点スポットにエラーが生じ動作不良を起こしてしまう、
この共振点はレンズホルダー10を構成している材料の
弾性率によって定まり、弾性率が高い程、共振点は振動
数の高い側に移動して安全性は高くなることから、今ま
でオーディオ用に使用されて来た以上にさらに高い弾性
率を有する素材が要求されるのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようkg従来の技術に基づく光学式ピックアップの
アクチュエータ特にこれを構成するレンズホルダー10
には、寸法精度、弾性率において満足できるものはなく
、さらkg支持軸2との組み合わせによる摺動特性(潤
滑性、耐摩耗性)に優れたアクチュエータであるかとい
うこと加味すればフォーカシングサーボおよびトラッキ
ングサーボの不安定性、不確実性または作動不能等に係
わる信顧性および耐久性は未だ充分でないという問題点
があった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためkgこの発明はポリフェニ
レンサルファイド樹脂(これを1と呼ぶ)、加熱溶融成
形可能な耐熱性エポキシ樹脂(これをIIと呼ぶ)、繊
維強化剤(これを■と呼ぶ)および粉末状強化剤(これ
をIVと呼ぶ)からなり、全組成物に占める割合が、l
とIIとの和が25〜60重量%、IIと■との和が4
0〜75重量%の範囲で、かつ、重量比で■対IIが1
〜9、III対IVが1〜7の範囲である組成物から成
形された光学式ピックアップのレンズホルダーとする手
段を採用したものである。以下その詳細を述べる。
まずこの発明におけるポリフェニレンサルファイド(P
PS)樹脂■は、たとえば特公昭44−27671号公
報および同45−3368号公報に開示されているよう
なハロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの反応、
特公昭46−27255号公報に開示されているような
芳香族化合物をルイス酸触媒によって塩化硫黄と縮合さ
せる反応、または米国特許第3,274.165号公報
に開示されるようなチオフェノール類のアルカリ触媒も
しくは銅塩等の存在下の縮合反応等によって合成される
重合体であって、−a式 で現わされる繰り返し単位からなり、この繰り返し単位
を30モル%以上含むものがPPS樹脂樹脂特性質を発
揮するので好ましい、そして、共重合成分として 〔ここで、Rはアルキル、ニトロ、フェニル、アルコキ
シ基など〕など10モル%未満で重合体の結晶性に悪影
響を与えない範囲で用いることも出来る。
PPS樹脂樹脂筒記したような縮合等の反応直後におい
ては、白色に近い未架橋品であって、低分子で低粘度の
ものであるか空気中において融点以下に加熱し、酸化架
橋させるかまたは縮合反応の工程で分子量を高め、押出
成形、射出成形等に通する溶融粘度のものに変化させる
0分子量が小さ過ぎるとたとえばエポキシ樹脂主剤と反
応させて高分子量化させたとしても摺動特性、特に潤滑
性が悪くなるので好ましくなく、望ましいPPS樹脂I
は溶融粘度がASTM−D1238に規定せれた温度3
00°C2荷重5000 g、保持時間6分の条件下に
おけるメルトフローレート(オリフィス内径2.09m
m、長さ8.00+u+)が200 g /10分以下
のものである。
つぎkgこの発明で用いるエポキシ(I!P)m脂■は
主剤自体がエポキシ基を含有するものであれば特に種類
を限定するものではなく、ビスフェノール系、脂環族系
、ノボラック系などいずれであってもよい、また硬化剤
としては、アミン類、酸無水物、多硫化物、フェノール
樹脂などを例示することが出来るが、特に好ましい例と
しては高分子量ノボラック型フェノール樹脂(たとえば
三井石油化学工業社製;Tレジン等)であるといえる。
そしてこのようなEP樹樹脂上主剤よび硬化剤の添加割
合は、PPS樹脂IとEP樹脂IIとの比が1〜9の範
囲になることが望ましい。なぜならばこの比が9を越え
る多量では、そり、ひけ、成形収縮率など寸法精度上の
因子を抑制出来なくなり、また比が1未満の少量では機
械的強度の低下が起こったり、添加するBP樹脂の種類
によっては成形品表面へのブリードによる摺動特性の劣
化が起きたり、溶融流動性に悪影響を与えるからである
。この発明においては樹脂組成物の寸法安定性を向上さ
せることが主目的の一つであるから、硬化剤を使用して
樹脂相互間に三次元架橋構造を形成させることがきわめ
て重要である。
このようにPPS樹脂■にEP樹脂■を添加した混合物
のメルトフローレートは、ASTM−D1238に規定
された方法において、内径2.09m園、長さ8.00
m5のオリフィスを用い、温度300℃、荷重5ooo
 gの条件下、保持時間を6分間と30分間とにしたと
きの値の差が保持時間6分のときの値に対して0.7以
下であることが望ましい、なぜならば保持時間6分間と
30分間のメルトフローレートの差の値が保持時間6分
間のときの値に対して0.7を越える大きい値のときは
、溶融流動性および溶融成形安定性に少し欠ける結果、
場合によっては、金型に完全に充填できなかったり、連
続成形ができなかったりするからである。
このようにPPS樹脂■にBP樹脂■を添加混合しても
、強度、弾性率等の機械的特性は不充分であるので、さ
らに強化剤を配合するが、この発明に用いる強化剤は、
機械的強度を改善するという目的のほかにEP樹脂II
との相剰効果によって成形収縮率、そり、ひけ等を抑制
し寸法精度を高める上で効果的であって、具体的にはP
PS樹脂■を溶融成形する際の温度に耐えるものであれ
ば特に限定されるものではなく、繊維状強化剤■として
は、ガラス繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、ウオラ
ストナイト、チタン酸カリウムボイスカー、シリコンカ
ーバイドホイスカー、サファイアボイスカー、鋼線、銅
線、ステンレス線などの耐熱性無機単一繊維、タングス
テン芯線または炭素繊維などにボロンもしくは炭化ケイ
素などを蒸着したいわゆるボロン繊維もしくは炭化ケイ
素繊維などの耐熱無機複合繊維、芳香族アミド繊維など
の耐熱有機繊維などを例示出来るが、高弾性率および高
寸法精度の点からガラス繊維また′は炭素繊維が好まし
いものといえる。また粉末状強化剤は、たとえばグラフ
ァイト、マイカ、カオリン、タルク、ガラスピーズ、炭
酸カルシウム、珪藻土、石綿、カーボン等の無機粉末、
亜鉛、アルミニウム、モリブデン、銅等の金属粉末もし
くはそれらの酸化物粉末などが例示できるが、高弾性率
、高寸法精度および摺動特性等に悪影響を及ぼさないこ
とから、グラファイト、マイカ、カオリンが望ましいと
いえる。
このような繊維状強化剤■と粉末状強化剤IVとの配合
割合は、全樹脂組成物に占める割合が45〜75重量%
の範囲で、■と■の比が1〜7の範囲であることが好ま
しい、なぜならば、強化剤の配合割合が45重量%未満
の少量では、高弾性率、高寸法精度の効果が得られず、
逆に75重量%を越える量では、溶融成形性が著しく劣
るからである。
また、■とIVとの比が1未満では、成形収縮率または
熱膨張率に著しく異方性が現われて、寸法精度や使用時
の熱安定性(寸法的に)悪影響を及ぼし、また7を越え
ると大きいそり、ひけ等を起こしたりして、成形収縮率
も大きくなって、寸法精度が悪くなるためである。
以上の樹脂■および■ならびに強化剤■および■を混合
する方法は特に限定するものではなく、たとえば、樹脂
と強化剤とを個別kgまたはヘンシェルミキサー、ボー
ルミル、タンブラ−ミキサー等の混合機を用いて乾式混
合したのちkg熱ロール、ニーダ、バンバリーミキサ−
1溶融押出機などで溶融混合(たとえば造粒)したもの
を所定の形状に溶融成形すればよい、この際の溶融温度
はpps樹脂が溶融する280〜400°C1好ましく
は280〜350℃付近が望ましい、ここで400°C
を越える高温ではEP樹脂の硬化が余りにも速く、均一
に分散した組織が形成されないので好ましくない。
〔実施例〕
実施例および比較例に使用した原材料を一括して示すと
つぎのとおりである。なお、原材科名を簡略化するため
に略号を供用した。これらの配合割合は重量部で示した
■ ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂■(P
PS−1)(米国フィリップス・ベトローリアム・イン
ターナショナル社製:ライトンP−4)、 ■(PPS−2)(同社製:ライトンPRO6)、■(
PPS−3)(同社製ニライト7V−1)、■ 加熱溶
融成形可能な耐熱性エポキシ(EP)樹脂 ■ビスフェノールA型(BP−1)(三井石油化学社製
二EPOMIK  R−140)、■ノボラック型(B
P−2)(チバガイギー社製:アラルダイトECN−1
280)、■EP樹脂硬化剤〔硬化剤−1〕 (三井石
油化学社製:高分子量ノボラック型フェノール樹脂:T
レンジ)、 ■   同   〔硬化剤−2〕 (昭和ユニオン合成
社製二ノボラック型フェノール樹脂:BRG−557)
、 ■ 繊維状強化剤 ■炭素繊維(東邦レーヨン社製:チョツプドファイバー
、繊維径7−1繊維長6−−、収束剤エポキシ系)、 ■ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製:チョップドス
トランド、繊維径13m、繊維長3asi、アミノシラ
ンカップリング処理品)、 ■ 粉末状強化剤 [相]マイカ(カナダマイカ社製:マイカS−325)
、 0カオリン(上屋カオリン社製: 5P−33)、■グ
ラファイト(日本黒鉛社製:ACP)、その他 @支持軸用材料〔支持軸−1〕 (洋ベア・ルーロン工
業社製: R−600、ポリイミド樹脂にフッ素樹脂を
分散させたもの)、 [相]  同   〔支持軸−2〕 (ステンレス鋼5
US420J2、表面粗さ0.15s)、■ホルダ一本
体内径コート剤〔コート剤〕 (水酸基含有パーフルオ
ロポリエーテル重合体、下記構造式で表される平均分子
量2000のもの)、すなわち、 画、−CF、O+ C,F、O++ CF、O大CF、
 −cu、ou実施例1〜9: 第1表に示すような配合割合で原材料を乾式混合した後
、二軸押出機(池貝鉄工社製:PCM−30)に供給し
、シリンダ一温度300℃、スクリュー回転数50 r
p−の条件で混練押出して造粒した後、ベレットをシリ
ンダ一温度320°C1射出圧900kg/cm” 、
金型温度135°Cの条件のもとに射出成形し、内径1
4−1外径23IIII、長さ13snの円筒、幅12
.7ms+、長さ126■−1厚さ3.2+u+の板材
、寸法精度測定用の第5図に示すような高さ9−5内径
2mm、本体径8mm、鍔部の径20++u+、厚3麟
■の試験片、流れ性測定用のくし流れ試験片(幅5s+
w、厚さ0.4vwおよび0.6me+)および第3図
および第4図に示すような内径2m+wのレンズホルダ
ー19の試験片を得た。これら試験片を用いてつぎの諸
試験を行なった。
(+1<L流れ試験: 厚さ0.4m#および0.6anで幅各511jIのく
し流れ試験用金型を用いて一定条件で射出成形し、各厚
みの流れた長さを測定し、100個の試験片の最大値と
最小値とを取って溶融成形安定性の目安とした。
(2)曲げ弾性率:ASTM−D790による。
(3)熱膨張率: TMA法(島津製作所製熱機械分析装置)によって、成
形時の樹脂の流れ方向またはその直角方向がそれぞれ長
手方向にくるような角柱(3+*+w角、長さ811I
1)を使って、0〜90℃の範囲の熱膨張率を求める。
(4)寸法精度(真円度およびひけ):真円度は英国ラ
ンクテーラーホブソン社製のタリロンド200を用いて
軸方向中央部を測定し、ひけは小板研究所製サーフコー
ダーモデル5E−3Eを用いて、第5図→印のように各
対角に4カ所内径2■の穴の内径形状を軸方向に測定し
、穴の軸方間両入口部を結ぶ線を基準としてその凹凸の
絶対値の最大のものをひけとして求める。
(5)動摩擦係数: 内径14mm、外径23+sm、長さ13mmの試験片
を用い、スラスト型摩擦摩耗試験機を使用して荷重1 
kg/clI!、速度100m/分の条件で軸受鋼(S
UJ2)を相手材として1時間摺動後の値を求める。
(6)耐久試験: 摺動特性測定用の光学式ピックアップアクチュエータの
支持軸(ステンレス鋼製の支持軸表面に前記支持軸用材
料@を被覆したもの、またはステンレスW4oからなる
もの)およびレンズホルダー19内径(内径コート剤@
をフレオンで3重量%に希釈後塗布し、塗布後100°
C21時間加熱し、約1−の被膜を形成したもの)を組
み合わせて試験台に取り付け、駆動装置(自社製)と信
号発生器(アトパンテスト社製:シグナルジェネレータ
TR9B202)とからなる印荷電圧発生装置とを結線
し、印荷電圧発生装置によってピックアップアクチュエ
ータの駆動用コイル20に電圧0.5V、周波数20H
z (正弦波)の印荷電圧を与え、レンズホルダー19
を±1.5mmの振幅にて駆動させ、室内雰囲気下にて
連続運転をした0作動不良となるまでの運転時間をもっ
て耐久性の目安とするが、良好な作動をして1000時
間を越える長時間運転に耐えるものについては1000
時間で運転を打切る。
(7)摺動試験(垂直法)ニ オプティカル・アクチュエータ・テストヘッド(アトパ
ンテスト社製:TQ88091)とアナライジングコー
ダ(横河北辰機社製:3656)からなるレンズホルダ
ー変位測定装置kg前項(6)耐久試験、100.20
0および500時間後の供試ピックアップアクチュエー
タを支持軸が垂直になるように取り付け、駆動装置(自
社製)と信号発生器(岩崎通信機社製: FG−350
)からなる印荷電圧発生装置によりて、電圧0.1v、
周波数0゜1Hzの三角波の印荷電圧を駆動用コイル2
0に与え、印荷電圧波形とレンズホルダー19の応答波
形との差の大小(両波形が近似しているほど潤滑性が良
い)から、良(O印)、可(Δ印)および不良(×印)
の三段階に評価する。
(8)摺動試験(水平法): 支持軸が水平であること以外は前項(7)の摺動試験(
垂直法)と全く同一である。
(9)共振: 供試のピックアップアクチュエータを摺動試験(垂直法
)と同じ試験台に取り付け、シグナルジェネレータから
の信号発生をサーボアナライザー(アトパンテスト社製
:サーボアナライザーT592A)で制御し周波数応答
関数を測定することにより、共振点を求める。
以上の諸試験のうち、(I)<L流れ試験、(2)曲げ
弾性率、(3)熱膨張率、(4)寸法精度、(5)動摩
擦係数について得られた結果を第2表にまとめた。さら
kg(6)耐久試験、(7)摺動試験(垂直法) 、(
8)摺動試験(水平法)および(9)共振について得ら
れた結果を第3表にまとめた。なお支持軸とレンズホル
ダー内径との組み合わせは実施例1〜8においてはステ
ンレス鋼製の軸表面に支持軸用材料@を被覆したものと
レンズホルダー内径とを、また実施例9においてはステ
ンレス鋼[相]の支持軸にコート剤■を塗布したレンズ
ホルダー内径とを組み合わせたものである。
比較例1〜9: 第4表に示すような配合割合で諸原料を配合した以外は
実施例1と全く同じ操作を行なって各種の試験片を作製
し、緒特性を調べ、得られた結果を第5表と第3表(併
記)に示した。第2表および第3表から明らかなようk
g実施例1〜9はくし流れ試験のバラツキが小さく溶融
成形安定性が良く、特にエポキシ樹脂硬化剤として高分
子量ノボラック型フェノール樹脂を用いた実施例6以外
のものが優れている0曲げ弾性率も強化剤の質および量
によって大小はあるが、良好な値を示している。
第  3  表 また、熱膨張率の異方性も小さく、寸法精度も優れてい
るばかりでなく摺動特性も良好である。これら結果から
実用特性においても、耐久試験はいずれも1000時間
を確保し、支持軸が垂直、水平のいずれに保たれても良
好な潤滑特性を示し、また材料のもつ剛性が影響する共
振点も充分高い値を示した。これに対して、第3表およ
び第5表から明らかなようkgエポキシ樹脂の添加量が
この発明の限定範囲外、すなわち比較例1においては実
質的に含有しないときは熱膨張率の異方性が大きく、寸
法精度が悪く、耐久性も劣る一方、比較例2すなわち過
多のときは動摩擦係数が高く支持軸を水平にしたときの
摺動特性は悪い、また強化剤において繊維状のものと粉
末状のものとの比が限定範囲外のもの、比較例3すなわ
ち繊維状の過多のときは、熱膨張率の異方性が大きく、
寸法精度が悪く耐久性も劣り、比較例4すなわち逆に粉
末状のものが多過ぎるときも寸法精度が悪(耐久性も良
くない、さらに比較例5は曲げ弾性率が低く、その結果
共振点が小さくピックアップとして信頌性の低いものと
なり、また比較例6のように多過ぎると溶融成形性が非
常に悪く、レンズボビン形状に成形することが出来なか
った。またPPS樹脂のメルトフローレートが500g
/10分を越えるような溶融粘度の低い、すなわち、分
子量の小さいものを使用した比較例7は摩擦係数が高い
結果、耐久性、摺動特性(水平法)は共に悪い結果を示
した。またEP樹脂添加においても硬化剤を使用しなか
った比較例8は、寸法精度、摺動特性共に悪く、耐久性
も不良であった。以上比較例1〜8の支持軸とレンズホ
ルダーとの組み合わせは実施例1〜8と全く同じであっ
たが、実施例9と同様にステンレス鋼[相]とホルダー
内径コート剤■とを組み合わせた比較例9においても、
EP樹脂の添加を行なわなかったことによって、耐久性
の劣っていることが明らかになった。
〔効果〕
以上述べたようkgこの発明の光学式ピックアップのレ
ンズホルダーは、高弾性率、高寸法精度、良好な摺動特
性を発揮させることが出来る結果、支持軸とレンズホル
ダーとの摺動部の寸法精度に非常に優れ、さらに支持軸
とレンズホルダー内径とが片当りしても潤滑性に優れる
ため、振動、慣性力、遠心力等の外力が加わっても、安
全性および確実性の良いフォーカシングサーボおよびト
ラッキングサーボを実施することが出来、耐久性も非常
に優れたものになる。したがって、この発明の意義はき
わめて大きいということが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は光学式ピックアップのアクチュエータの構造を
例示するための平面図、第2図は第1図の断面図、第3
図は実施例に使用した光学ピックアップのアクチュエー
タの構造を示すための平面図、第4図は第3図の断面図
、第5図は実施例において寸法精度測定用に供した試験
片の断面図、第6図は第5図の平面図である。 1・・・・・・ベース、2・・・・・・支持軸、3・・
・・・・磁気コア、10・・・・・・レンズホルダー、
11・・・・・・ホルダ一本体、12・・・・・・スリ
ーブ、13・・・・・・駆動用コイル、14・・・・・
・レンズ取付は孔、15・・・・・・対物レンズ、16
・・・・・・ベース、17・・・・・・支持軸、18・
・・・・・磁気コア、″ 19・・・・・・レンズホル
ダー、20・・・・・・駆動用コイル、21・・・・・
・レンズ取付は孔、22・・・・・・対物レンズ、23
・・・・・・寸法精度測定用試験片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリフェニレンサルファイド樹脂(これを I と呼
    ぶ)、加熱溶融成形可能な耐熱性エポキシ樹脂(これを
    IIと呼ぶ)、繊維強化剤(これをIIIと呼ぶ)および粉
    末状強化剤(これをIVと呼ぶ)からなり、全組成物中に
    占める割合が I とIIとの和が25〜60重量%、IIと
    IIIとの和が40〜75重量%の範囲で、かつ、重量比
    で I 対IIが1〜9、III対IVが1〜7の範囲である組成
    物からなる成形品であることを特徴とする光学式ピック
    アップのレンズホルダー。 2)ポリフェニレンサルファイド樹脂( I )のメルト
    フローレートが、ASTM−D1238の測定法におい
    て内径2.09mm、長さ8.00mmのオリフィスを
    用い、温度300℃、保持時間6分間、荷重5000g
    で測定して200g/10分以下であり、ポリフェニレ
    ンサルファイド樹脂( I )とエポキシ樹脂(II)との
    溶融混合物のメルトフローレートが、上記ASTM−D
    1238の測定方法において、内径2.09mm、長さ
    8.00mmのオリフィスを用い、温度300℃、荷重
    5000kgの条件の下で、保持時間を6分間および3
    0分間としたときのメルトフローレート値の差が保持時
    間6分間のときの値に対して0.7以下となるような関
    係にある特許請求の範囲第1項記載の光学式ピックアッ
    プのレンズホルダー。
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