JPH07326070A - 対物レンズ駆動装置の製造方法及びボビン支持体の製造方法 - Google Patents
対物レンズ駆動装置の製造方法及びボビン支持体の製造方法Info
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- JPH07326070A JPH07326070A JP11573794A JP11573794A JPH07326070A JP H07326070 A JPH07326070 A JP H07326070A JP 11573794 A JP11573794 A JP 11573794A JP 11573794 A JP11573794 A JP 11573794A JP H07326070 A JPH07326070 A JP H07326070A
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- linear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立てが容易で、高精度の対物レンズ駆動装
置を提供する。 【構成】 一対ずつの第1及び第2の接続端子を備えた
接続端子部材に導電性を有する第1及び第2の線状部材
を接続させた後、これら接続端子部材及び線状部材に合
成樹脂を成形して固定部及びボビン支持部を形成する。
次いで、接続端子部材の連結片を切断し、第1及び第2
の線状部材を切断する各線状部材に1本ずつの線状部材
が接続された状態となし、ボビン支持部の両側に延長さ
れた一対ずつの線状部材を折曲し、各一対の線状部材の
先端に設けられたボビン支持部を相対向させ、さらに各
接続端子の固定部から突出した部分を折曲してボビン支
持体が組立てられてる。対物レンズを保持したボビンの
両側をボビン支持体のボビン支持部により支持して対物
レンズ駆動装置が構成される。 【効果】 固定部及びボビン支持部と接続端子及び弾性
変位部となる線状部材が一体に形成され、互いの組立て
精度が高精度に維持される。
置を提供する。 【構成】 一対ずつの第1及び第2の接続端子を備えた
接続端子部材に導電性を有する第1及び第2の線状部材
を接続させた後、これら接続端子部材及び線状部材に合
成樹脂を成形して固定部及びボビン支持部を形成する。
次いで、接続端子部材の連結片を切断し、第1及び第2
の線状部材を切断する各線状部材に1本ずつの線状部材
が接続された状態となし、ボビン支持部の両側に延長さ
れた一対ずつの線状部材を折曲し、各一対の線状部材の
先端に設けられたボビン支持部を相対向させ、さらに各
接続端子の固定部から突出した部分を折曲してボビン支
持体が組立てられてる。対物レンズを保持したボビンの
両側をボビン支持体のボビン支持部により支持して対物
レンズ駆動装置が構成される。 【効果】 固定部及びボビン支持部と接続端子及び弾性
変位部となる線状部材が一体に形成され、互いの組立て
精度が高精度に維持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボビンに保持された対
物レンズを少なくともこの対物レンズの光軸と平行な方
向に駆動変位させ、対物レンズのフォーカシング制御を
行う対物レンズ駆動装置の製造方法及び上記対物レンズ
駆動装置を構成するレンズ保持体の製造方法に関する。
物レンズを少なくともこの対物レンズの光軸と平行な方
向に駆動変位させ、対物レンズのフォーカシング制御を
行う対物レンズ駆動装置の製造方法及び上記対物レンズ
駆動装置を構成するレンズ保持体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクを記録媒体に用いる光
ディスクプレーヤ等の光ディスク記録及び/又は再生装
置には、半導体レーザ等の光源から出射された光ビーム
を集光して光ディスクに照射させる対物レンズを、この
対物レンズの光軸と平行な方向及び対物レンズの光軸と
直交する平面方向に駆動変位させる対物レンズ駆動装置
が用いられている。
ディスクプレーヤ等の光ディスク記録及び/又は再生装
置には、半導体レーザ等の光源から出射された光ビーム
を集光して光ディスクに照射させる対物レンズを、この
対物レンズの光軸と平行な方向及び対物レンズの光軸と
直交する平面方向に駆動変位させる対物レンズ駆動装置
が用いられている。
【0003】この対物レンズ駆動装置は、光ディスクに
照射された光ビームの戻り光を検出して得られるフォー
カスエラー信号及びトラッキングエラー信号に応じて対
物レンズをこの対物レンズの光軸と平行な方向及び対物
レンズの光軸と直交する平面方向に駆動変位させること
により、ディスク回転駆動機構に装着されて回転操作さ
れる光ディスクの信号記録面に対物レンズを介して照射
される光ビームを上記信号記録面に合焦させ、さらに光
ビームが光ディスクに形成された記録トラッキングに追
従するようになすものである。
照射された光ビームの戻り光を検出して得られるフォー
カスエラー信号及びトラッキングエラー信号に応じて対
物レンズをこの対物レンズの光軸と平行な方向及び対物
レンズの光軸と直交する平面方向に駆動変位させること
により、ディスク回転駆動機構に装着されて回転操作さ
れる光ディスクの信号記録面に対物レンズを介して照射
される光ビームを上記信号記録面に合焦させ、さらに光
ビームが光ディスクに形成された記録トラッキングに追
従するようになすものである。
【0004】従来、この種の対物レンズ駆動装置とし
て、図17及び図18に示すように構成されたものが用
いられている。この対物レンズ駆動装置は、一端側に対
物レンズ101を取付けたボビン102を有し、このボ
ビン102をワイヤの如き線状をなす弾性支持部材10
3を用いて、磁気回路104を構成するヨーク105上
に取付けられる固定支持部材106に片持ち支持してな
る。
て、図17及び図18に示すように構成されたものが用
いられている。この対物レンズ駆動装置は、一端側に対
物レンズ101を取付けたボビン102を有し、このボ
ビン102をワイヤの如き線状をなす弾性支持部材10
3を用いて、磁気回路104を構成するヨーク105上
に取付けられる固定支持部材106に片持ち支持してな
る。
【0005】そして、対物レンズ101が取付けられた
ボビン102には、中央部に上記対物レンズ101の光
軸方向に貫通する開口部107が形成されている。この
開口部7内には、略方形をなす筒状に形成されたフォー
カシングコイル108が配設されている。このフォーカ
シングコイル108の外周側の一側面には、平板な矩形
状に形成された一対のトラッキングコイル109が接合
配設されている。
ボビン102には、中央部に上記対物レンズ101の光
軸方向に貫通する開口部107が形成されている。この
開口部7内には、略方形をなす筒状に形成されたフォー
カシングコイル108が配設されている。このフォーカ
シングコイル108の外周側の一側面には、平板な矩形
状に形成された一対のトラッキングコイル109が接合
配設されている。
【0006】また、ボビン102の相対向する各面に
は、フォーカシングコイル108及びトラッキングコイ
ル109からそれぞれ引き出されたコイル端末108
a,109aが電気的に接続される中継用のプリント配
線基板110が取付けられている。このプリント配線基
板110上には、このプリント配線基板110に形成さ
れた接続パターン110aに、給電線として機能する導
電性材料により形成された弾性支持部材103の一端部
103a側が半田等の導電性接着剤を用いて電気的及び
機械的に接続されている。
は、フォーカシングコイル108及びトラッキングコイ
ル109からそれぞれ引き出されたコイル端末108
a,109aが電気的に接続される中継用のプリント配
線基板110が取付けられている。このプリント配線基
板110上には、このプリント配線基板110に形成さ
れた接続パターン110aに、給電線として機能する導
電性材料により形成された弾性支持部材103の一端部
103a側が半田等の導電性接着剤を用いて電気的及び
機械的に接続されている。
【0007】そして、各一端部103aを介してボビン
102を支持した弾性支持部材103は、ボビン102
の両側にそれぞれ一対ずつ平行に配設され、他端部10
3b側をヨーク105上に取付けた固定支持部材106
の各コーナ部に穿設した貫通孔111に挿通されて固定
支持部材106に固定支持されてなる。貫通孔111か
ら突出された弾性支持部材103の他端部103bは、
対物レンズ101を駆動変位させる駆動制御回路部に電
気的に接続される接続端となる。
102を支持した弾性支持部材103は、ボビン102
の両側にそれぞれ一対ずつ平行に配設され、他端部10
3b側をヨーク105上に取付けた固定支持部材106
の各コーナ部に穿設した貫通孔111に挿通されて固定
支持部材106に固定支持されてなる。貫通孔111か
ら突出された弾性支持部材103の他端部103bは、
対物レンズ101を駆動変位させる駆動制御回路部に電
気的に接続される接続端となる。
【0008】このように相対向する両側を一対ずつの弾
性支持部材103を介して固定支持部材106に片持ち
支持されたボビン102に取付けられた対物レンズ10
1は、上記弾性支持部材103を変位部として図17中
矢印F方向の光軸と平行な方向及び図17中矢印T方向
の対物レンズ101の光軸と直交する平面方向に移動変
位させられる。
性支持部材103を介して固定支持部材106に片持ち
支持されたボビン102に取付けられた対物レンズ10
1は、上記弾性支持部材103を変位部として図17中
矢印F方向の光軸と平行な方向及び図17中矢印T方向
の対物レンズ101の光軸と直交する平面方向に移動変
位させられる。
【0009】また、固定支持部材106が取付けられる
ヨーク105には、相対向して一対の立上り片112,
113が形成され、一方の立上り片112の他方の立上
り片113と対向する面には、磁気回路部104を構成
するマグネット114が接合配設されている。
ヨーク105には、相対向して一対の立上り片112,
113が形成され、一方の立上り片112の他方の立上
り片113と対向する面には、磁気回路部104を構成
するマグネット114が接合配設されている。
【0010】そして、複数の弾性支持部材103を介し
てボビン102を支持した固定支持部材106が、ヨー
ク105の他端側の上面に取付けられることにより、対
物レンズ駆動装置を構成してなる。このとき、フォーカ
シングコイル108及びトラッキングコイル109を挟
んで一対の立上り片112,113が、図18に示すよ
うに、ボビン102の開口部107内に挿入される。そ
して、フォーカシングコイル108及びトラッキングコ
イル109は、マグネット114から他方の立上り片1
13に向かう磁束と鎖交する位置に配置されてなる。
てボビン102を支持した固定支持部材106が、ヨー
ク105の他端側の上面に取付けられることにより、対
物レンズ駆動装置を構成してなる。このとき、フォーカ
シングコイル108及びトラッキングコイル109を挟
んで一対の立上り片112,113が、図18に示すよ
うに、ボビン102の開口部107内に挿入される。そ
して、フォーカシングコイル108及びトラッキングコ
イル109は、マグネット114から他方の立上り片1
13に向かう磁束と鎖交する位置に配置されてなる。
【0011】上述のように構成された対物レンズ駆動装
置は、駆動制御回路部からフォーカスエラー信号に応じ
た制御電流が導電性を有する弾性支持部材103を介し
てフォーカシングコイル108に供給されると、磁気回
路部104の磁束と共働してボビン102を対物レンズ
101の光軸と平行な方向に駆動変位させる駆動力が発
生する。そして、ボビン102は、弾性支持部材103
を弾性変位させながら対物レンズ101の光軸と平行な
方向である図17中矢印F方向のフォーカシング方向に
駆動変位される。ボビン102が図17中矢印F方向に
駆動変位されることにより、このボビン102に取付け
られた対物レンズ101も同方向に駆動変位してフォー
カシング制御が行われる。
置は、駆動制御回路部からフォーカスエラー信号に応じ
た制御電流が導電性を有する弾性支持部材103を介し
てフォーカシングコイル108に供給されると、磁気回
路部104の磁束と共働してボビン102を対物レンズ
101の光軸と平行な方向に駆動変位させる駆動力が発
生する。そして、ボビン102は、弾性支持部材103
を弾性変位させながら対物レンズ101の光軸と平行な
方向である図17中矢印F方向のフォーカシング方向に
駆動変位される。ボビン102が図17中矢印F方向に
駆動変位されることにより、このボビン102に取付け
られた対物レンズ101も同方向に駆動変位してフォー
カシング制御が行われる。
【0012】また、駆動制御回路部からトラッキングエ
ラー信号に応じた制御電流が導電性を有する弾性支持部
材103を介してトラッキングコイル109に供給され
ると、磁気回路部104の磁束と共働としてボビン10
2を対物レンズ101の光軸と直交する平面方向に駆動
変位させる駆動力が発生する。そして、ボビン102
は、弾性支持部材103を弾性変位させながら対物レン
ズ101の光軸と直交する平面方向である図17中矢印
T方向のトラッキング方向に駆動変位される。ボビン1
02が図17中矢印T方向に駆動変位されることによ
り、このボビン102に取付けられた対物レンズ101
も同方向に駆動変位してトラッキング制御が行われる。
ラー信号に応じた制御電流が導電性を有する弾性支持部
材103を介してトラッキングコイル109に供給され
ると、磁気回路部104の磁束と共働としてボビン10
2を対物レンズ101の光軸と直交する平面方向に駆動
変位させる駆動力が発生する。そして、ボビン102
は、弾性支持部材103を弾性変位させながら対物レン
ズ101の光軸と直交する平面方向である図17中矢印
T方向のトラッキング方向に駆動変位される。ボビン1
02が図17中矢印T方向に駆動変位されることによ
り、このボビン102に取付けられた対物レンズ101
も同方向に駆動変位してトラッキング制御が行われる。
【0013】
【発明が解決使用とする課題】上述したような従来提案
されている対物レンズ駆動装置は、対物レンズ101が
取付けられたボビン102を互いに直交する2方向に弾
性変位可能に支持する4本の弾性支持部材103を、1
本ずつ固定支持部材106の貫通孔111に挿通支持す
るようにしているため、固定支持部材106への取付け
作業が極めて煩雑である。そして、4本の弾性支持部材
103は、それぞれ独立して固定支持部材106に取付
けれるようにされてなるので、互いの平行度を維持して
正確に固定支持部材106から延長させることが極めて
難しい。
されている対物レンズ駆動装置は、対物レンズ101が
取付けられたボビン102を互いに直交する2方向に弾
性変位可能に支持する4本の弾性支持部材103を、1
本ずつ固定支持部材106の貫通孔111に挿通支持す
るようにしているため、固定支持部材106への取付け
作業が極めて煩雑である。そして、4本の弾性支持部材
103は、それぞれ独立して固定支持部材106に取付
けれるようにされてなるので、互いの平行度を維持して
正確に固定支持部材106から延長させることが極めて
難しい。
【0014】ボビン102を支持する4本の弾性支持部
材103が、互いに正確な平行な状態を維持して固定支
持部材106から延長されていないと、ボビン102に
取付けた対物レンズ101が高精度に光軸と平行な方向
及び光軸と直交する平面方向に駆動変位されなくなって
しまう。その結果、高精度のフォーカシング及びトラッ
キング制御を実現し得る対物レンズ駆動装置を構成する
ことができなくなってしまう。
材103が、互いに正確な平行な状態を維持して固定支
持部材106から延長されていないと、ボビン102に
取付けた対物レンズ101が高精度に光軸と平行な方向
及び光軸と直交する平面方向に駆動変位されなくなって
しまう。その結果、高精度のフォーカシング及びトラッ
キング制御を実現し得る対物レンズ駆動装置を構成する
ことができなくなってしまう。
【0015】また、上述した対物レンズ駆動装置は、4
本の弾性支持部材103の1本ずつをプリント配線基板
110に半田を用いて接続することによって、ボビン1
02を支持するように構成されている。そのため、ボビ
ン102の弾性支持部材103への取付け作業が極めて
煩雑であるばかりか、正確な位置精度をもってボビン1
02を弾性支持部材103に支持させることが極めて困
難である。
本の弾性支持部材103の1本ずつをプリント配線基板
110に半田を用いて接続することによって、ボビン1
02を支持するように構成されている。そのため、ボビ
ン102の弾性支持部材103への取付け作業が極めて
煩雑であるばかりか、正確な位置精度をもってボビン1
02を弾性支持部材103に支持させることが極めて困
難である。
【0016】このように上述した対物レンズ駆動装置
は、組立て作業が複雑であるばかりか、高精度の組立て
精度をもって対物レンズ101を弾性支持部材103に
支持させることが極めて困難である。
は、組立て作業が複雑であるばかりか、高精度の組立て
精度をもって対物レンズ101を弾性支持部材103に
支持させることが極めて困難である。
【0017】そこで、本発明は、容易に高精度の組立て
を可能となし、対物レンズを正確に光軸と平行方向ある
いは光軸と直交する平面方向に駆動変位させることを可
能となす対物レンズ駆動装置を製造することを可能とな
す方法を提供することを目的とする。
を可能となし、対物レンズを正確に光軸と平行方向ある
いは光軸と直交する平面方向に駆動変位させることを可
能となす対物レンズ駆動装置を製造することを可能とな
す方法を提供することを目的とする。
【0018】また、本発明は、小型の対物レンズ駆動装
置を容易且つ高精度に製造することを可能となす対物レ
ンズ駆動装置の製造方法を提供することを目的とする。
置を容易且つ高精度に製造することを可能となす対物レ
ンズ駆動装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0019】さらに、本発明は、高能率で安価に対物レ
ンズ駆動装置を製造することを可能となす方法を提供す
ることを目的とする。
ンズ駆動装置を製造することを可能となす方法を提供す
ることを目的とする。
【0020】さらにまた、本発明は、対物レンズを正確
に光軸と平行方向あるいは光軸と直交する平面方向に駆
動変位させることを可能となす対物レンズ駆動装置を製
造することを可能となすボビン支持体の製造方法を提供
することを目的とする。
に光軸と平行方向あるいは光軸と直交する平面方向に駆
動変位させることを可能となす対物レンズ駆動装置を製
造することを可能となすボビン支持体の製造方法を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を達成するための手段】上述したように目的を達
成するために案出された本発明に係る対物レンズ駆動装
置の製造方法は、一対の第1の接続端子と、これら第1
の接続端子より長尺であって上記第1の接続端子間に位
置する一対の第2の接続端子とが基端側を連結片により
連結させて並列配置された接続端子部材の第1及び第2
の接続端子間に亘って導電性を有する第1の線状部材を
延在させるとともに、上記第2の接続端子間に亘って上
記第1の線状部材と平行に導電性を有する第2の線状部
材を延在させ、上記第1の接続端子と上記第1の線状部
材及び第2の接続端子と上記第2の線状部材とをそれぞ
れ電気的に接続する。
成するために案出された本発明に係る対物レンズ駆動装
置の製造方法は、一対の第1の接続端子と、これら第1
の接続端子より長尺であって上記第1の接続端子間に位
置する一対の第2の接続端子とが基端側を連結片により
連結させて並列配置された接続端子部材の第1及び第2
の接続端子間に亘って導電性を有する第1の線状部材を
延在させるとともに、上記第2の接続端子間に亘って上
記第1の線状部材と平行に導電性を有する第2の線状部
材を延在させ、上記第1の接続端子と上記第1の線状部
材及び第2の接続端子と上記第2の線状部材とをそれぞ
れ電気的に接続する。
【0022】次いで、上記第1及び第2の接続端子部分
に合成樹脂を成形して固定部を形成するとともに、上記
固定部の両側に位置して上記第1及び第2の線状部材間
に亘って合成樹脂を成形して一対のボビン支持部を形成
する。
に合成樹脂を成形して固定部を形成するとともに、上記
固定部の両側に位置して上記第1及び第2の線状部材間
に亘って合成樹脂を成形して一対のボビン支持部を形成
する。
【0023】さらに、上記接続端子部材の連結片を切断
して上記各接続端子を分離独立させるとともに、上記第
1及び第2の線状部材を切断し各接続端子にそれぞれ1
本ずつの線状部材が接続された状態となした後、上記固
定部の両側に延長され、先端側がボビン支持部により連
結された一対ずつの線状部材を上記ボビン支持部を相対
向させる方向に折曲するとともに、上記各接続端子の上
記固定部から突出した部分を上記線状部材の曲げ方向と
は逆方向に折曲する工程とを経てボビン支持体を組立て
る。
して上記各接続端子を分離独立させるとともに、上記第
1及び第2の線状部材を切断し各接続端子にそれぞれ1
本ずつの線状部材が接続された状態となした後、上記固
定部の両側に延長され、先端側がボビン支持部により連
結された一対ずつの線状部材を上記ボビン支持部を相対
向させる方向に折曲するとともに、上記各接続端子の上
記固定部から突出した部分を上記線状部材の曲げ方向と
は逆方向に折曲する工程とを経てボビン支持体を組立て
る。
【0024】このボビン支持体の対物レンズを保持した
ボビンの上記対物レンズの光軸と平行な相対向する側面
をそれぞれ上記ボビン支持部に支持させた後、上記ボビ
ンに対物レンズ駆動用コイルを取付けるとともに、磁気
回路部に設けられたマグネットに上記コイルを対向さ
せ、上記ボビン支持体の固定部を上記磁気回路部に設け
た支持部に支持させることにより対物レンズ駆動装置が
組み立てられる。
ボビンの上記対物レンズの光軸と平行な相対向する側面
をそれぞれ上記ボビン支持部に支持させた後、上記ボビ
ンに対物レンズ駆動用コイルを取付けるとともに、磁気
回路部に設けられたマグネットに上記コイルを対向さ
せ、上記ボビン支持体の固定部を上記磁気回路部に設け
た支持部に支持させることにより対物レンズ駆動装置が
組み立てられる。
【0025】さらに、本発明に係る対物レンズ駆動装置
の製造方法は、磁気回路部に支持されたボビン支持体の
第1及び第2の接続端子を支持基台に機械的及び電気的
に接続することによって、ボビンを支持基台に取付ける
工程を含む。
の製造方法は、磁気回路部に支持されたボビン支持体の
第1及び第2の接続端子を支持基台に機械的及び電気的
に接続することによって、ボビンを支持基台に取付ける
工程を含む。
【0026】さらにまた、本発明に係る対物レンズ駆動
装置の製造方法は、ボビン支持体の固定部の線状部材の
延長方向と直交する一側面に突設した突起部を、磁気回
路部に設けた支持部に形成された上端面側が開放された
溝部に挿入した後、上記突起部を変形させて上記固定部
を上記磁気回路部に固定させる工程を含む。
装置の製造方法は、ボビン支持体の固定部の線状部材の
延長方向と直交する一側面に突設した突起部を、磁気回
路部に設けた支持部に形成された上端面側が開放された
溝部に挿入した後、上記突起部を変形させて上記固定部
を上記磁気回路部に固定させる工程を含む。
【0027】
【作用】本発明に係る対物レンズ駆動装置の製造方法
は、それぞれ一対ずつ有する第1及び第2の接続端子を
備えた接続端子部材に導電性を有する第1及び第2の線
状部材を接続させた後、これら接続端子部材及び線状部
材に合成樹脂を成形して固定部及びボビン支持部を形成
してなるので、固定部及びボビン支持部が接続端子部材
及び線状部材に一体に形成される。
は、それぞれ一対ずつ有する第1及び第2の接続端子を
備えた接続端子部材に導電性を有する第1及び第2の線
状部材を接続させた後、これら接続端子部材及び線状部
材に合成樹脂を成形して固定部及びボビン支持部を形成
してなるので、固定部及びボビン支持部が接続端子部材
及び線状部材に一体に形成される。
【0028】次に、接続端子部材の連結片を切断し、第
1及び第2の線状部材を切断する各線状部材に1本ずつ
の線状部材が接続された状態となし、ボビン支持部の両
側に延長された一対ずつの線状部材を折曲し、各一対の
線状部材の先端に設けられたボビン支持部を相対向さ
せ、さらに各接続端子の固定部から突出した部分を折曲
してボビン支持体が組立てられてる。
1及び第2の線状部材を切断する各線状部材に1本ずつ
の線状部材が接続された状態となし、ボビン支持部の両
側に延長された一対ずつの線状部材を折曲し、各一対の
線状部材の先端に設けられたボビン支持部を相対向さ
せ、さらに各接続端子の固定部から突出した部分を折曲
してボビン支持体が組立てられてる。
【0029】そして、対物レンズを保持したボビンの両
側をボビン支持体のボビン支持部により支持するととも
に、ボビンに対物レンズ駆動用コイルを取付け、さらに
ボビン支持部の固定部を磁気回路部の支持部に支持させ
ることにより、対物レンズを片持ち支持した構造を有す
る対物レンズ駆動装置が組み立てられる。
側をボビン支持体のボビン支持部により支持するととも
に、ボビンに対物レンズ駆動用コイルを取付け、さらに
ボビン支持部の固定部を磁気回路部の支持部に支持させ
ることにより、対物レンズを片持ち支持した構造を有す
る対物レンズ駆動装置が組み立てられる。
【0030】本発明方向によって組み立てられるボビン
支持体は、固定部及びボビン支持部が一体に形成された
互いに分離された導電性を有する線状部材と各接続端子
がそれぞれ1組ずつ電気的な導通が図られてなるので、
このボビン支持体を用いて対物レンズ駆動装置を構成し
たとき、対物レンズを保持したボビンに取付けられる対
物レンズ駆動コイルへの給電線として機能する各線状部
材と外部接続端子として機能する各接続端子間の電気的
な導通処理が不要となる。
支持体は、固定部及びボビン支持部が一体に形成された
互いに分離された導電性を有する線状部材と各接続端子
がそれぞれ1組ずつ電気的な導通が図られてなるので、
このボビン支持体を用いて対物レンズ駆動装置を構成し
たとき、対物レンズを保持したボビンに取付けられる対
物レンズ駆動コイルへの給電線として機能する各線状部
材と外部接続端子として機能する各接続端子間の電気的
な導通処理が不要となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明に係る対物レンズ駆動装置の製
造方法及びボビン支持体の製造方法を工程順に従って具
体的に説明する。
造方法及びボビン支持体の製造方法を工程順に従って具
体的に説明する。
【0032】まず、本発明方法においては、導電性を有
し、半田が被着し易いリン青銅等の銅系の合金からなる
薄い金属板を打ち抜いて形成した図1に示すようにな接
続端子部材1を用意する。この接続端子部材1は、一対
の第1の接続端子2,3と、これら第1の接続端子2,
3より長尺であって第1の接続端子2,3間に位置する
一対の第2の接続端子4,5を備えている。これら第1
及び第2の接続端子2,3及び4,5は、基端側を共通
の連結片6により一連に連結されて並列配置されてな
る。
し、半田が被着し易いリン青銅等の銅系の合金からなる
薄い金属板を打ち抜いて形成した図1に示すようにな接
続端子部材1を用意する。この接続端子部材1は、一対
の第1の接続端子2,3と、これら第1の接続端子2,
3より長尺であって第1の接続端子2,3間に位置する
一対の第2の接続端子4,5を備えている。これら第1
及び第2の接続端子2,3及び4,5は、基端側を共通
の連結片6により一連に連結されて並列配置されてな
る。
【0033】次に、図2に示すように、接続端子部材1
の第1及び第2の接続端子2,3及び4,5を横断する
ように、金属等の導電性を有する材料により形成された
第1の線状部材7を延在させる。さらに、第1の接続端
子2,3間に位置する第2の接続端子4,5のみに亘っ
て第1の線状部材7と同一の材料により形成された第2
の線状部材8を上記第1の線状部材7と平行に延在させ
る。すなわち、第2の接続端子4,5の第1の接続端子
2,3の先端側から突出した部分に亘って、第2の線状
部材8を第1の線状部材7と平行に延在させる。
の第1及び第2の接続端子2,3及び4,5を横断する
ように、金属等の導電性を有する材料により形成された
第1の線状部材7を延在させる。さらに、第1の接続端
子2,3間に位置する第2の接続端子4,5のみに亘っ
て第1の線状部材7と同一の材料により形成された第2
の線状部材8を上記第1の線状部材7と平行に延在させ
る。すなわち、第2の接続端子4,5の第1の接続端子
2,3の先端側から突出した部分に亘って、第2の線状
部材8を第1の線状部材7と平行に延在させる。
【0034】第1及び第2の線状部材7,8を接続端子
部材1上に平行に延在させたところで、第1の線状部材
7を第1の接続端子2,3に、第2の線状部材8を第2
の接続端子4,5にそれぞれ接続する。この接続は、第
1及び第2の線状部材7,8と第1及び第2の接続端子
2,3及び4,5との互いに重ね合わせられた部分にス
ポット溶接を施すことによって行われる。すなわち、第
1及び第2の線状部材7,8と第1及び第2の接続端子
2,3及び4,5とは、図3に示すように、スポット溶
接された接続部9を介して電気的及び機械的に接続され
た状態となされる。
部材1上に平行に延在させたところで、第1の線状部材
7を第1の接続端子2,3に、第2の線状部材8を第2
の接続端子4,5にそれぞれ接続する。この接続は、第
1及び第2の線状部材7,8と第1及び第2の接続端子
2,3及び4,5との互いに重ね合わせられた部分にス
ポット溶接を施すことによって行われる。すなわち、第
1及び第2の線状部材7,8と第1及び第2の接続端子
2,3及び4,5とは、図3に示すように、スポット溶
接された接続部9を介して電気的及び機械的に接続され
た状態となされる。
【0035】ところで、接続端子部材1上に第1及び第
2の線状部材7,8を互いに平行に延在し、これら第1
及び第2の線状部材7,8と第1及び第2の接続端子
2,3及び4,5との接続を行う場合、図4に示すよう
に、多数の接続端子部材1を一定間隔を隔て並列配置し
ておき、この接続端子部材1上にロール状に巻回した第
1及び第2の線状部材7,8を順次繰り出しながら延在
させるようにしてもよい。また、多数の接続端子部材1
を、一定間隔を隔てながら送り装置上に順次配列してい
き、この送り装置によって送られる多数の接続端子部材
1上に、ロール状に巻回した第1及び第2の線状部材
7,8を順次繰り出しながら延在させるようにしてもよ
い。
2の線状部材7,8を互いに平行に延在し、これら第1
及び第2の線状部材7,8と第1及び第2の接続端子
2,3及び4,5との接続を行う場合、図4に示すよう
に、多数の接続端子部材1を一定間隔を隔て並列配置し
ておき、この接続端子部材1上にロール状に巻回した第
1及び第2の線状部材7,8を順次繰り出しながら延在
させるようにしてもよい。また、多数の接続端子部材1
を、一定間隔を隔てながら送り装置上に順次配列してい
き、この送り装置によって送られる多数の接続端子部材
1上に、ロール状に巻回した第1及び第2の線状部材
7,8を順次繰り出しながら延在させるようにしてもよ
い。
【0036】また、一対ずつの第1及び第2の接続端子
2,3及び4,5を備えた接続端子部材1は、連結片6
を介して複数連結されたものを用いてもよい。
2,3及び4,5を備えた接続端子部材1は、連結片6
を介して複数連結されたものを用いてもよい。
【0037】ここで、用いられる第1及び第2の線状部
材7,8は、対物レンズ駆動装置として組み立てられた
とき、ボビンに取付けられる対物レンズ駆動コイルへの
給電線となるとともに、対物レンズを光軸方向及びこの
光軸方向と直交する平面方向の互いに直交する2軸方向
に変位可能に支持する弾性支持部となる。従って、第1
及び第2の線状部材7,8は、導電性に優れ且つ弾性変
位可能な材料が用いられる。この材料としては、ステン
レス等の金属が用いられる。また、第1及び第2の線状
部材7,8は、互いに直交する2軸方向に変位される対
物レンズを不作動状態位置にである初期位置に正確に位
置決めして支持可能となす剛性を有するとともに、対物
レンズを駆動変位させたときに共振が発生し難いQ値の
高い材料により形成されることが望ましい。
材7,8は、対物レンズ駆動装置として組み立てられた
とき、ボビンに取付けられる対物レンズ駆動コイルへの
給電線となるとともに、対物レンズを光軸方向及びこの
光軸方向と直交する平面方向の互いに直交する2軸方向
に変位可能に支持する弾性支持部となる。従って、第1
及び第2の線状部材7,8は、導電性に優れ且つ弾性変
位可能な材料が用いられる。この材料としては、ステン
レス等の金属が用いられる。また、第1及び第2の線状
部材7,8は、互いに直交する2軸方向に変位される対
物レンズを不作動状態位置にである初期位置に正確に位
置決めして支持可能となす剛性を有するとともに、対物
レンズを駆動変位させたときに共振が発生し難いQ値の
高い材料により形成されることが望ましい。
【0038】さらに、第1及び第2の線状部材7,8
は、対物レンズを支持したとき、この対物レンズが互い
に直交する2軸方向に均等に変位し得るように形成され
ることが望ましい。これら第1及び第2の線状部材7,
8は、対物レンズの変位時の荷重を考慮して、断面真円
形状のみならず、断面楕円形状等の適宜形状に形成され
る。
は、対物レンズを支持したとき、この対物レンズが互い
に直交する2軸方向に均等に変位し得るように形成され
ることが望ましい。これら第1及び第2の線状部材7,
8は、対物レンズの変位時の荷重を考慮して、断面真円
形状のみならず、断面楕円形状等の適宜形状に形成され
る。
【0039】上述のように、接続端子部材1に第1及び
第2の線状部材7,8を接続したところで、第1の接続
端子2,3及び第2の接続端子4,5の第1及び第2の
線状部材7,8との接続部分を含んで、第1の接続端子
2,3及び第2の接続端子4,5の先端側部分に合成樹
脂を成形して、図5に示すように、固定部10を形成す
る。このとき、第1の接続端子2,3及び第2の接続端
子4,5の基端部側が固定部10から外方に突出するよ
うに合成樹脂の成形が行われる。
第2の線状部材7,8を接続したところで、第1の接続
端子2,3及び第2の接続端子4,5の第1及び第2の
線状部材7,8との接続部分を含んで、第1の接続端子
2,3及び第2の接続端子4,5の先端側部分に合成樹
脂を成形して、図5に示すように、固定部10を形成す
る。このとき、第1の接続端子2,3及び第2の接続端
子4,5の基端部側が固定部10から外方に突出するよ
うに合成樹脂の成形が行われる。
【0040】固定部10の形成と同時に、固定部10の
両側に所定距離離間させて一対の第1及び第2の線状部
材7及び8間に亘って合成樹脂を成形して一対のボビン
支持部11,12が形成される。これらボビン支持部1
1,12は、図5に示すように、第1及び第2の線状部
材7及び8の長手方向中途部に形成され、第1及び第2
の線状部材7及び8の先端側がボビン支持部11,12
の一側から突出するように形成される。そして、第1及
び第2の線状部材7及び8のボビン支持部11,12の
一側から突出した部分は、対物レンズ駆動装置として組
み立てた時、ボビンに取付けられる対物レンズ駆動コイ
ルのコイル接続部7a,8aとして用いられる。
両側に所定距離離間させて一対の第1及び第2の線状部
材7及び8間に亘って合成樹脂を成形して一対のボビン
支持部11,12が形成される。これらボビン支持部1
1,12は、図5に示すように、第1及び第2の線状部
材7及び8の長手方向中途部に形成され、第1及び第2
の線状部材7及び8の先端側がボビン支持部11,12
の一側から突出するように形成される。そして、第1及
び第2の線状部材7及び8のボビン支持部11,12の
一側から突出した部分は、対物レンズ駆動装置として組
み立てた時、ボビンに取付けられる対物レンズ駆動コイ
ルのコイル接続部7a,8aとして用いられる。
【0041】ところで、第1及び第2の線状部材7及び
8の固定部10から各ボビン支持部11,12に至る部
分が弾性変位部となされる。従って、固定部10から各
ボビン支持部11,12に至る間隔L1 は、対物レンズ
駆動装置を構成する対物レンズの変位部の長さに対応し
て設定される。
8の固定部10から各ボビン支持部11,12に至る部
分が弾性変位部となされる。従って、固定部10から各
ボビン支持部11,12に至る間隔L1 は、対物レンズ
駆動装置を構成する対物レンズの変位部の長さに対応し
て設定される。
【0042】そして、固定部10とボビン支持部11,
12は、第1及び第2の線状部材7及び8が接続された
端子部材1をモールド成形用に金型内に配置し、この金
型内に合成樹脂を射出して形成されるものである。具体
的には、固定部10とボビン支持部11,12は、成形
用の金型を用いたアウトサート成形によって形成され
る。
12は、第1及び第2の線状部材7及び8が接続された
端子部材1をモールド成形用に金型内に配置し、この金
型内に合成樹脂を射出して形成されるものである。具体
的には、固定部10とボビン支持部11,12は、成形
用の金型を用いたアウトサート成形によって形成され
る。
【0043】固定部10には、図5に示すように、第1
及び第2の接続端子2,3及び4,5間に位置する第1
及び第2の線状部材7,8の一部を外方に臨ませ、ある
いは他の部分より肉薄となされた凹部13が形成されて
いる。この凹部13は、第1及び第2の線状部材7,8
を切断する際にパンチ等の打ち抜き部材が進入する切断
ガイド部として機能するものである。
及び第2の接続端子2,3及び4,5間に位置する第1
及び第2の線状部材7,8の一部を外方に臨ませ、ある
いは他の部分より肉薄となされた凹部13が形成されて
いる。この凹部13は、第1及び第2の線状部材7,8
を切断する際にパンチ等の打ち抜き部材が進入する切断
ガイド部として機能するものである。
【0044】また、固定部10の一側面には、後述する
ように、固定部10を介してボビン支持体15を磁気回
路部18に取付けるように、取付け支持部となる一対の
嵌合突起31,32が突設されている。
ように、固定部10を介してボビン支持体15を磁気回
路部18に取付けるように、取付け支持部となる一対の
嵌合突起31,32が突設されている。
【0045】上述のように固定部10及びボビン支持部
11,12の形成した後、図6に示すように、第1の接
続端子2,3及び第2の接続端子4,5を独立させ、こ
れら接続端子2,3及び4,5にそれぞれ1本ずつの線
状部材7,8が接続された状態となす。
11,12の形成した後、図6に示すように、第1の接
続端子2,3及び第2の接続端子4,5を独立させ、こ
れら接続端子2,3及び4,5にそれぞれ1本ずつの線
状部材7,8が接続された状態となす。
【0046】まず、第1の接続端子2,3及び第2の接
続端子4,5の独立は、各接続端子2,3及び4,5の
基端部に沿って連結片6を切断することによって行われ
る。次に、分離独立された各接続端子2,3及び4,5
にそれぞれ1本ずつの線状部材7,8が接続された状態
になすには、第1の線状部材7の一方の第1の接続端子
2と一方の第2の接続端子4間及び他方の第2の接続端
子5と他方の第1の接続端子3間に位置する部分、並び
に第2の線状部材8の一対の第2の第2の接続端子4,
5間に位置する部分を切断する。
続端子4,5の独立は、各接続端子2,3及び4,5の
基端部に沿って連結片6を切断することによって行われ
る。次に、分離独立された各接続端子2,3及び4,5
にそれぞれ1本ずつの線状部材7,8が接続された状態
になすには、第1の線状部材7の一方の第1の接続端子
2と一方の第2の接続端子4間及び他方の第2の接続端
子5と他方の第1の接続端子3間に位置する部分、並び
に第2の線状部材8の一対の第2の第2の接続端子4,
5間に位置する部分を切断する。
【0047】この第1及び第2の線状部材7,8の切断
部分は、図5に示すように、合成樹脂をモールド成形し
て形成された固定部10内に位置するが、各線状部材
7,8の切断部分に対応する位置には、上述のように凹
部13が形成されている。従って、固定部10内に位置
する第1及び第2の線状部材7,8の切断を容易に行う
ことができる。
部分は、図5に示すように、合成樹脂をモールド成形し
て形成された固定部10内に位置するが、各線状部材
7,8の切断部分に対応する位置には、上述のように凹
部13が形成されている。従って、固定部10内に位置
する第1及び第2の線状部材7,8の切断を容易に行う
ことができる。
【0048】なお、固定部10に設けられる打ち抜き部
材が進入する切断ガイド部となる凹部13は、貫通穴と
して形成したものであってもよい。
材が進入する切断ガイド部となる凹部13は、貫通穴と
して形成したものであってもよい。
【0049】接続端子部材1の連結片6及び第1及び第
2の線状部材7,8の切断は、パンチ等の打ち抜き部材
を備えた打ち抜き装置を用いて同時に行われる。
2の線状部材7,8の切断は、パンチ等の打ち抜き部材
を備えた打ち抜き装置を用いて同時に行われる。
【0050】また、複数の接続端子部材1を一連に接続
する長尺な第1及び第2の線状部材7,8を用いた場合
には、1つの固定部10の両側に設けられたボビン支持
部11,12の外側で各線状部材7,8を切断し、1つ
の接続端子部材1毎に分離する。なお、このとき各線状
部材7,8の一部がボビン支持部11,12の外側に突
出するように切断する。すなわち、ボビン支持部11,
12の外側に突出した部分をもって、前述したように対
物レンズ駆動コイルのコイル接続部7a,8aとするた
めである。
する長尺な第1及び第2の線状部材7,8を用いた場合
には、1つの固定部10の両側に設けられたボビン支持
部11,12の外側で各線状部材7,8を切断し、1つ
の接続端子部材1毎に分離する。なお、このとき各線状
部材7,8の一部がボビン支持部11,12の外側に突
出するように切断する。すなわち、ボビン支持部11,
12の外側に突出した部分をもって、前述したように対
物レンズ駆動コイルのコイル接続部7a,8aとするた
めである。
【0051】上述のように第1及び第2の線状部材7,
8を切断することにより、図6に示すように、各接続端
子2,3及び4,5にそれぞれ1本ずつの線状部材7,
8が接続された状態となされて分離独立される。そし
て、分離独立された各線状部材7,8が接続された各接
続端子2,3及び4,5は、それぞれの接続部分を含ん
で絶縁材料である合成樹脂で形成された固定部10に内
包されているので、電気的にも独立された状態となされ
る。この状態で、第1及び第2の線状部材7,8は、固
定部10の両側からそれぞれ対をなして互いに平行に延
長された状態となる。固定部10の両側から延長された
一対ずつの第1及び第2の線状部材7,8は、ボビンを
弾性変位可能に支持する弾性支持部として機能する。
8を切断することにより、図6に示すように、各接続端
子2,3及び4,5にそれぞれ1本ずつの線状部材7,
8が接続された状態となされて分離独立される。そし
て、分離独立された各線状部材7,8が接続された各接
続端子2,3及び4,5は、それぞれの接続部分を含ん
で絶縁材料である合成樹脂で形成された固定部10に内
包されているので、電気的にも独立された状態となされ
る。この状態で、第1及び第2の線状部材7,8は、固
定部10の両側からそれぞれ対をなして互いに平行に延
長された状態となる。固定部10の両側から延長された
一対ずつの第1及び第2の線状部材7,8は、ボビンを
弾性変位可能に支持する弾性支持部として機能する。
【0052】次に、固定部10の両側にそれぞれ延長さ
れた互いに対をなす第1及び第2の線状部材7,8及び
7,8を折曲する。このとき、一対ずつの第1及び第2
の線状部材7,8は、図7に示すように、先端側に形成
されたボビン支持部11,12が相対向する方向に折曲
される。これら第1及び第2の線状部材7,8及び7,
8の折曲とともに各接続端子2,3及び4,5も折曲さ
れる。各接続端子2,3及び4,5は、固定部10の基
端側から突出した部分を図8に示すように、第1及び第
2の線状部材7,8及び7,8の折曲方向とは逆方向に
折曲される。
れた互いに対をなす第1及び第2の線状部材7,8及び
7,8を折曲する。このとき、一対ずつの第1及び第2
の線状部材7,8は、図7に示すように、先端側に形成
されたボビン支持部11,12が相対向する方向に折曲
される。これら第1及び第2の線状部材7,8及び7,
8の折曲とともに各接続端子2,3及び4,5も折曲さ
れる。各接続端子2,3及び4,5は、固定部10の基
端側から突出した部分を図8に示すように、第1及び第
2の線状部材7,8及び7,8の折曲方向とは逆方向に
折曲される。
【0053】このように第1及び第2の線状部材7,8
及び7,8と各接続端子2,3及び4,5を折曲するこ
とにより、固定部10の両側から先端側にボビン支持部
11,12が取付けられた弾性支持部材を構成する第1
及び第2の線状部材7,8及び7,8が延長され、固定
部10の基端面から各接続端子2,3及び4,5が突設
されたボビン支持体15が構成される。
及び7,8と各接続端子2,3及び4,5を折曲するこ
とにより、固定部10の両側から先端側にボビン支持部
11,12が取付けられた弾性支持部材を構成する第1
及び第2の線状部材7,8及び7,8が延長され、固定
部10の基端面から各接続端子2,3及び4,5が突設
されたボビン支持体15が構成される。
【0054】このボビン支持体15においては、ボビン
の弾性支持部となる一対ずつの第1及び第2の線状部材
7及び8が固定部10に一体化されてなるので、対物レ
ンズ駆動装置を組み立てる際等の取り扱い時に取付け精
度が低下してしまうことがなく、第1及び第2の線状部
材7及び8間の互いの平行度を正確に維持することがで
きる。
の弾性支持部となる一対ずつの第1及び第2の線状部材
7及び8が固定部10に一体化されてなるので、対物レ
ンズ駆動装置を組み立てる際等の取り扱い時に取付け精
度が低下してしまうことがなく、第1及び第2の線状部
材7及び8間の互いの平行度を正確に維持することがで
きる。
【0055】次に、上述のような工程をもって形成され
たボビン支持体15により対物レンズ16が取付けられ
るボビン17を支持し、このボビン17を支持したボビ
ン支持体15を磁気回路部18に組み付けて対物レンズ
駆動装置を組み立てる工程を説明する。
たボビン支持体15により対物レンズ16が取付けられ
るボビン17を支持し、このボビン17を支持したボビ
ン支持体15を磁気回路部18に組み付けて対物レンズ
駆動装置を組み立てる工程を説明する。
【0056】ここで、本発明に係るボビン支持体15に
支持されるボビン17を説明すると、このボビン17
は、合成樹脂を成形して形成されてなるものであって、
図9に示すように、ボビン本体19の一端部側に対物レ
ンズ取付け部20が突設されている。この対物レンズ取
付け部20の中心部にはレンズ嵌合穴21が形成され、
このレンズ嵌合穴21を介して対物レンズ16が取付け
られる。また、ボビン本体19の他端部側には、コイル
取付け部23が設けられ、このコイル取付け部23を介
して後述するように対物レンズ駆動コイルを構成するフ
ォーカシングコイル24及びトラッキングコイル25が
取付けられる。さらに、ボビン本体19の対物レンズ取
付け部20が突設される側には、後述するように、磁気
回路部18を構成するヨーク26に設けられた一対の立
上り片27,28の一方が挿通する挿通穴29が形成さ
れている。
支持されるボビン17を説明すると、このボビン17
は、合成樹脂を成形して形成されてなるものであって、
図9に示すように、ボビン本体19の一端部側に対物レ
ンズ取付け部20が突設されている。この対物レンズ取
付け部20の中心部にはレンズ嵌合穴21が形成され、
このレンズ嵌合穴21を介して対物レンズ16が取付け
られる。また、ボビン本体19の他端部側には、コイル
取付け部23が設けられ、このコイル取付け部23を介
して後述するように対物レンズ駆動コイルを構成するフ
ォーカシングコイル24及びトラッキングコイル25が
取付けられる。さらに、ボビン本体19の対物レンズ取
付け部20が突設される側には、後述するように、磁気
回路部18を構成するヨーク26に設けられた一対の立
上り片27,28の一方が挿通する挿通穴29が形成さ
れている。
【0057】なお、対物レンズ16は、ボビン17をボ
ビン支持体15に支持させる工程の前、又はその後に対
物レンズ取付け部20に取付けられる。
ビン支持体15に支持させる工程の前、又はその後に対
物レンズ取付け部20に取付けられる。
【0058】本発明に係るボビン支持体15にボビン1
7を支持させるには、図9に示すように、一対ずつの第
1及び第2の線状部材7,7及び8,8の先端側に設け
たボビン支持部11,12間にボビン17を位置させ
る。そして、、各ボビン支持部11,12を図10に示
すようにボビン本体19の相対向する側面19a,19
bに接合する。この接合を行う際、ボビン支持体15と
ボビン17は、位置決め用の治具を用いて相対接合位置
の位置決めが図られている。すなわち、各ボビン支持部
11,12のボビン17に対する接合位置の正確な位置
出しが図られて互いの接合が行われる。
7を支持させるには、図9に示すように、一対ずつの第
1及び第2の線状部材7,7及び8,8の先端側に設け
たボビン支持部11,12間にボビン17を位置させ
る。そして、、各ボビン支持部11,12を図10に示
すようにボビン本体19の相対向する側面19a,19
bに接合する。この接合を行う際、ボビン支持体15と
ボビン17は、位置決め用の治具を用いて相対接合位置
の位置決めが図られている。すなわち、各ボビン支持部
11,12のボビン17に対する接合位置の正確な位置
出しが図られて互いの接合が行われる。
【0059】ところで、ボビン支持部11,12のボビ
ン本体19への接合は、超音波融着によって行われる。
すなわち、ボビン支持部11,12及びボビン本体19
とも合成樹脂で形成されてなるので、合成樹脂の接着性
を利用して超音波融着法を用いることにより、迅速且つ
容易に接合することができる。なお、ボビン支持部1
1,12のボビン本体19への接合には、紫外線硬化型
の接着剤等の接着剤を用いた接合方法を採用してもよ
い。
ン本体19への接合は、超音波融着によって行われる。
すなわち、ボビン支持部11,12及びボビン本体19
とも合成樹脂で形成されてなるので、合成樹脂の接着性
を利用して超音波融着法を用いることにより、迅速且つ
容易に接合することができる。なお、ボビン支持部1
1,12のボビン本体19への接合には、紫外線硬化型
の接着剤等の接着剤を用いた接合方法を採用してもよ
い。
【0060】次に、ボビン本体19のコイル取付け部2
3にフォーカシングコイル24及びトラッキングコイル
25を取付ける。フォーカシングコイル24は、図10
に示すように方形の筒状に巻回されてなる。トラッキン
グコイル25は、平板な角型に巻回されてフォーカシン
グコイル24の外周側に一側面に接合され、フォーカシ
ングコイル25に一体化されている。そして、フォーカ
シングコイル24は、図11に示すように、コイル取付
け部23に嵌合する如く配設し、トラッキングコイル2
5を取付けた面と直交する相対向する側面をコイル取付
け部23の内周側面に接合させてボビン本体19に取付
けられる。
3にフォーカシングコイル24及びトラッキングコイル
25を取付ける。フォーカシングコイル24は、図10
に示すように方形の筒状に巻回されてなる。トラッキン
グコイル25は、平板な角型に巻回されてフォーカシン
グコイル24の外周側に一側面に接合され、フォーカシ
ングコイル25に一体化されている。そして、フォーカ
シングコイル24は、図11に示すように、コイル取付
け部23に嵌合する如く配設し、トラッキングコイル2
5を取付けた面と直交する相対向する側面をコイル取付
け部23の内周側面に接合させてボビン本体19に取付
けられる。
【0061】なお、トラッキングコイル25は、フォー
カシングコイル24の一側面に接合されてなるので、フ
ォーカシングコイル24をコイル取付け部23に取付け
ることによりボビン本体19に取付けられる。
カシングコイル24の一側面に接合されてなるので、フ
ォーカシングコイル24をコイル取付け部23に取付け
ることによりボビン本体19に取付けられる。
【0062】ボビン本体19に取付けられたフォーカシ
ングコイル24及びトラッキングコイル25からそれぞ
れ引き出されたコイル端末24a,25aは、第1及び
第2の線状部材7及び8のボビン支持部11,12から
突出された先端側のコイル接続部7a,8aに結線され
る。そして、フォーカシングコイル24及びトラッキン
グコイル25は、導電性を有する第1及び第2の線状部
材7,7及び8,8に電気的に接続される。
ングコイル24及びトラッキングコイル25からそれぞ
れ引き出されたコイル端末24a,25aは、第1及び
第2の線状部材7及び8のボビン支持部11,12から
突出された先端側のコイル接続部7a,8aに結線され
る。そして、フォーカシングコイル24及びトラッキン
グコイル25は、導電性を有する第1及び第2の線状部
材7,7及び8,8に電気的に接続される。
【0063】第1及び第2の線状部材7及び8のボビン
支持部11,12から突出されたコイル接続部7a,8
aは、コイル端末24a,25aの結線を容易となすよ
うに、コイル端末24a,25aの引き出し側に向かっ
て折曲するようにしてもよい。なお、コイル接続部7
a,8aは、コイル端末24a,25aとの結線を考慮
して折曲されるものであるので、折曲することなく第1
及び第2の線状部材7及び8から延長されたままの状態
にあってもよい。
支持部11,12から突出されたコイル接続部7a,8
aは、コイル端末24a,25aの結線を容易となすよ
うに、コイル端末24a,25aの引き出し側に向かっ
て折曲するようにしてもよい。なお、コイル接続部7
a,8aは、コイル端末24a,25aとの結線を考慮
して折曲されるものであるので、折曲することなく第1
及び第2の線状部材7及び8から延長されたままの状態
にあってもよい。
【0064】上述の実施例では、フォーカシングコイル
24は、直接ボビン本体19に取付けられるが、図12
に示すようにコイルボビン35に巻回し、このコイルボ
ビン35を介してボビン本体19に取付けるようにして
もよい。このコイルボビン35は、フォーカシングコイ
ル24が巻回されるコイル巻回部36の両端にフランジ
部37が設けられている。このフランジ部37には、コ
イル接続端子38が突設され、フォーカシングコイル2
4及びこのフォーカシングコイル24の一側面に接合さ
れトラッキングコイル25からそれぞれ引き出されたコ
イル端末24a,25aが接続される。
24は、直接ボビン本体19に取付けられるが、図12
に示すようにコイルボビン35に巻回し、このコイルボ
ビン35を介してボビン本体19に取付けるようにして
もよい。このコイルボビン35は、フォーカシングコイ
ル24が巻回されるコイル巻回部36の両端にフランジ
部37が設けられている。このフランジ部37には、コ
イル接続端子38が突設され、フォーカシングコイル2
4及びこのフォーカシングコイル24の一側面に接合さ
れトラッキングコイル25からそれぞれ引き出されたコ
イル端末24a,25aが接続される。
【0065】このようにコイル接続端子38を設けたコ
イルボビン35を介してフォーカシングコイル24及び
トラッキングコイル25をボビン本体19に取付けるこ
とにより、第1及び第2の線状部材7及び8の先端側の
コイル巻回部7a,8aとコイルボビン35のコイル接
続端子38とを半田を用いて接続させることが可能とな
り、フォーカシングコイル24及びトラッキングコイル
25のボビン17への取付けが容易となる。この場合、
コイル接続端子38のコイル接続部7a,8aへの接続
を容易となすため、コイル接続部7a,8aを、コイル
接続端子38のコイルボビン35からの突出側に向かっ
て折曲しておく。すなわち、コイル接続部7a,8a
を、ボビン本体19の上下方向に向かう方向に折曲して
おく。
イルボビン35を介してフォーカシングコイル24及び
トラッキングコイル25をボビン本体19に取付けるこ
とにより、第1及び第2の線状部材7及び8の先端側の
コイル巻回部7a,8aとコイルボビン35のコイル接
続端子38とを半田を用いて接続させることが可能とな
り、フォーカシングコイル24及びトラッキングコイル
25のボビン17への取付けが容易となる。この場合、
コイル接続端子38のコイル接続部7a,8aへの接続
を容易となすため、コイル接続部7a,8aを、コイル
接続端子38のコイルボビン35からの突出側に向かっ
て折曲しておく。すなわち、コイル接続部7a,8a
を、ボビン本体19の上下方向に向かう方向に折曲して
おく。
【0066】上述のようにボビン支持体15に支持され
たボビン17にフォーカシングコイル24及びトラッキ
ングコイル25を取付けた後、ボビン支持体15を磁気
回路部18に取付けることにより、対物レンズ16を取
付けたボビン17を左右一対ずつの第1及び第2の線状
部材7,8及び7,8を介して片持ち支持した対物レン
ズ駆動装置が組み立てられる。
たボビン17にフォーカシングコイル24及びトラッキ
ングコイル25を取付けた後、ボビン支持体15を磁気
回路部18に取付けることにより、対物レンズ16を取
付けたボビン17を左右一対ずつの第1及び第2の線状
部材7,8及び7,8を介して片持ち支持した対物レン
ズ駆動装置が組み立てられる。
【0067】ここで、本発明に係る対物レンズ駆動装置
を構成する磁気回路部18を説明すると、金属等の磁性
材料により形成されたヨーク26を備えている。このヨ
ーク26は、図13に示すように、一端側に相対向して
立上り形成された一対の立上り片27,28が設けられ
ている。そして、他方の立上り片28の一方の立上り片
28と対向する内側面には、マグネット30が接合配設
されている。ヨーク26の立上り片27,28が形成さ
れた側と対向する他端側には、ボビン支持体15を支持
する支持板39が立上り形成されている。この支持板3
9には、ボビン支持体15を構成する固定部10の一側
面に突設した一対の嵌合突起31,32がそれぞれ嵌合
する一対の嵌合溝41,42が穿設されている。これら
嵌合溝41,42は、嵌合突起31,32を支持板39
の上端縁側から挿入可能となすように、支持板39の上
端側を開放した溝として形成されている。
を構成する磁気回路部18を説明すると、金属等の磁性
材料により形成されたヨーク26を備えている。このヨ
ーク26は、図13に示すように、一端側に相対向して
立上り形成された一対の立上り片27,28が設けられ
ている。そして、他方の立上り片28の一方の立上り片
28と対向する内側面には、マグネット30が接合配設
されている。ヨーク26の立上り片27,28が形成さ
れた側と対向する他端側には、ボビン支持体15を支持
する支持板39が立上り形成されている。この支持板3
9には、ボビン支持体15を構成する固定部10の一側
面に突設した一対の嵌合突起31,32がそれぞれ嵌合
する一対の嵌合溝41,42が穿設されている。これら
嵌合溝41,42は、嵌合突起31,32を支持板39
の上端縁側から挿入可能となすように、支持板39の上
端側を開放した溝として形成されている。
【0068】そして、ボビン17を支持したボビン支持
体15は、図13に示すように、ボビン17に形成した
挿通穴29に一方の立上り片27を臨ませ、筒状のフォ
ーカシングコイル24にマグネット30とともに他方の
立上り片28を臨ませるようにヨーク26上に配置され
る。次いで、固定部10の第1及び第2の線状部材7及
び8が延長された側の一側面に突設した突設した一対の
嵌合突起31,32が、支持板39に穿設した嵌合溝4
1,42の開放端側からそれぞれ嵌合される。これら嵌
合突起42,42の嵌合溝41,41から突出した先端
側を熱変形させることにより、固定部10は、図14に
示すように、支持板39の外側面側に重ね合わせられる
ように固定される。すなわち、固定部10は、嵌合突起
31,32を嵌合溝41,42に熱カシメさせることに
よって支持板39に固定支持される。
体15は、図13に示すように、ボビン17に形成した
挿通穴29に一方の立上り片27を臨ませ、筒状のフォ
ーカシングコイル24にマグネット30とともに他方の
立上り片28を臨ませるようにヨーク26上に配置され
る。次いで、固定部10の第1及び第2の線状部材7及
び8が延長された側の一側面に突設した突設した一対の
嵌合突起31,32が、支持板39に穿設した嵌合溝4
1,42の開放端側からそれぞれ嵌合される。これら嵌
合突起42,42の嵌合溝41,41から突出した先端
側を熱変形させることにより、固定部10は、図14に
示すように、支持板39の外側面側に重ね合わせられる
ように固定される。すなわち、固定部10は、嵌合突起
31,32を嵌合溝41,42に熱カシメさせることに
よって支持板39に固定支持される。
【0069】なお、固定部10の支持板39への固定に
は、接着剤を用いた接合により行ってもよく、嵌合突起
31,32を熱変形させる熱カシメに加えて接着剤によ
る接合により固定するようにしてもよい。
は、接着剤を用いた接合により行ってもよく、嵌合突起
31,32を熱変形させる熱カシメに加えて接着剤によ
る接合により固定するようにしてもよい。
【0070】上述のように固定部10を支持板39に固
定支持させることにより、挿通穴29に一方の立上り片
27が挿入され、マグネット30を取付けた他方の立上
り片28がフォーカシングコイル24に挿入された状態
で、ボビン17がボビン支持体15を介して磁気回路部
18のヨーク26上に取付けられる。そして、図14に
示す通りの対物レンズ駆動装置45が構成される。
定支持させることにより、挿通穴29に一方の立上り片
27が挿入され、マグネット30を取付けた他方の立上
り片28がフォーカシングコイル24に挿入された状態
で、ボビン17がボビン支持体15を介して磁気回路部
18のヨーク26上に取付けられる。そして、図14に
示す通りの対物レンズ駆動装置45が構成される。
【0071】この対物レンズ駆動装置45のボビン17
は、図14に示すように、ボビン支持体15を構成する
左右一対ずつの第1及び第2の線状部 7,8及び7,
8により相対向する両側を支持された状態で固定部10
を介して支持板39に片持ち支持されてなる。従って、
対物レンズ16を取付けたボビン17は、第1及び第2
の線状部材7,8及び7,8を弾性変位部として対物レ
ンズ16の光軸と平行な方向である図14中矢印F方向
のフォーカシング方向及び対物レンズ16の光軸と直交
する平面方向である図14中矢TF方向のトラッキング
方向に変位可能に磁気回路部18上に支持されてなる。
は、図14に示すように、ボビン支持体15を構成する
左右一対ずつの第1及び第2の線状部 7,8及び7,
8により相対向する両側を支持された状態で固定部10
を介して支持板39に片持ち支持されてなる。従って、
対物レンズ16を取付けたボビン17は、第1及び第2
の線状部材7,8及び7,8を弾性変位部として対物レ
ンズ16の光軸と平行な方向である図14中矢印F方向
のフォーカシング方向及び対物レンズ16の光軸と直交
する平面方向である図14中矢TF方向のトラッキング
方向に変位可能に磁気回路部18上に支持されてなる。
【0072】また、フォーカシングコイル24のトラッ
キングコイル25が取付けられた面及びトラッキングコ
イル25の少なくとも一部が、一対の立上り片27,2
8間にマグネット30から放射される磁界中に位置され
る。そして、フォーカシングコイル24又はトラッキン
グコイル25に駆動電流が供給されると、フォーカシン
グコイル24及びトラッキングコイル25に流れる電流
と一対の立上り片27,28間にマグネット30から放
射される磁界との作用により、ボビン17に取付けられ
た対物レンズ16は、図14中矢印F方向のフォーカシ
ング方向又は図14中矢TF方向のトラッキング方向に
駆動変位される。
キングコイル25が取付けられた面及びトラッキングコ
イル25の少なくとも一部が、一対の立上り片27,2
8間にマグネット30から放射される磁界中に位置され
る。そして、フォーカシングコイル24又はトラッキン
グコイル25に駆動電流が供給されると、フォーカシン
グコイル24及びトラッキングコイル25に流れる電流
と一対の立上り片27,28間にマグネット30から放
射される磁界との作用により、ボビン17に取付けられ
た対物レンズ16は、図14中矢印F方向のフォーカシ
ング方向又は図14中矢TF方向のトラッキング方向に
駆動変位される。
【0073】図14に示すように構成された対物レンズ
駆動装置45は、例えば光ディスクドライブ装置内に移
動可能に配設される光学ピックアップ装置46のピック
アップシャーシ47に取付けられ、このピックアップシ
ャーシ47を介して光ビームを出射する光源等を備えた
光学ブロックと一体化され、光学ピックアップ装置46
を構成する。
駆動装置45は、例えば光ディスクドライブ装置内に移
動可能に配設される光学ピックアップ装置46のピック
アップシャーシ47に取付けられ、このピックアップシ
ャーシ47を介して光ビームを出射する光源等を備えた
光学ブロックと一体化され、光学ピックアップ装置46
を構成する。
【0074】そこで、次に対物レンズ駆動装置45を光
学ピックアップ装置46のピックアップシャーシ47に
取付ける工程を説明する。
学ピックアップ装置46のピックアップシャーシ47に
取付ける工程を説明する。
【0075】本発明に係る対物レンズ駆動装置45を、
図15に示すように、光学ピックアップ装置46に取付
けるために、ピックアップシャーシ47に対物レンズ駆
動装置取付け片51を設ける。この対物レンズ駆動装置
取付け片51に、対物レンズ駆動装置45の第1及び第
2の接続端子2,3及び4,5がそれぞれ電気的及び機
械的に接続される第3及び第4の接続端子52,53及
び54,55を設けた端子ホルダ56を取付ける。
図15に示すように、光学ピックアップ装置46に取付
けるために、ピックアップシャーシ47に対物レンズ駆
動装置取付け片51を設ける。この対物レンズ駆動装置
取付け片51に、対物レンズ駆動装置45の第1及び第
2の接続端子2,3及び4,5がそれぞれ電気的及び機
械的に接続される第3及び第4の接続端子52,53及
び54,55を設けた端子ホルダ56を取付ける。
【0076】この端子ホルダ57は、図16に示すよう
に、合成樹脂のモールド成形体からなるホルダ本体57
の基端面から4本の第3及び第4の接続端子52,53
及び54,55を突設してなる。このホルダ本体57
は、基端部に対物レンズ駆動装置取付け片51の基端面
に当接され、対物レンズ駆動装置取付け片51に対する
取付け高さ位置を規制する取付け高さ規制片58が突設
され、全体をもって断面略L字状に形成されてなる。ま
た、ホルダ本体57の対物レンズ駆動装置取付け片51
の一側面に突当てられる突当て部には、ネジ挿通孔59
が穿設されている。さらに、ホルダ本体57には、第3
及び第4の接続端子52,53及び54,55に電気的
に接続されたフレキシブルプリント基板60が導出され
ている。このフレキシブルプリント基板60は、対物レ
ンズ駆動装置45を駆動制御する制御回路に接続するた
めのものである。そして、ホルダ本体57の基端面から
突出した第3及び第4の接続端子52,53及び54,
55の先端部は、取付け高さ規制片58の突設方向に折
曲され、対物レンズ駆動装置接続片52a,53a及び
54a,55aとなされている。
に、合成樹脂のモールド成形体からなるホルダ本体57
の基端面から4本の第3及び第4の接続端子52,53
及び54,55を突設してなる。このホルダ本体57
は、基端部に対物レンズ駆動装置取付け片51の基端面
に当接され、対物レンズ駆動装置取付け片51に対する
取付け高さ位置を規制する取付け高さ規制片58が突設
され、全体をもって断面略L字状に形成されてなる。ま
た、ホルダ本体57の対物レンズ駆動装置取付け片51
の一側面に突当てられる突当て部には、ネジ挿通孔59
が穿設されている。さらに、ホルダ本体57には、第3
及び第4の接続端子52,53及び54,55に電気的
に接続されたフレキシブルプリント基板60が導出され
ている。このフレキシブルプリント基板60は、対物レ
ンズ駆動装置45を駆動制御する制御回路に接続するた
めのものである。そして、ホルダ本体57の基端面から
突出した第3及び第4の接続端子52,53及び54,
55の先端部は、取付け高さ規制片58の突設方向に折
曲され、対物レンズ駆動装置接続片52a,53a及び
54a,55aとなされている。
【0077】上述のように構成された端子ホルダ57
は、対物レンズ駆動装置接続片52a,53a及び54
a,55aを対物レンズ駆動装置45の取付け側に突出
させ、取付け高さ規制片58を対物レンズ駆動装置取付
け片51の基端面に当接させてホルダ本体57を対物レ
ンズ駆動装置取付け片51上に重ね合わせされる。そし
て、端子ホルダ57は、図15に示すように、ネジ挿通
孔59に挿通される固定ネジ61を介して対物レンズ駆
動装置取付け片51に取付けられる。
は、対物レンズ駆動装置接続片52a,53a及び54
a,55aを対物レンズ駆動装置45の取付け側に突出
させ、取付け高さ規制片58を対物レンズ駆動装置取付
け片51の基端面に当接させてホルダ本体57を対物レ
ンズ駆動装置取付け片51上に重ね合わせされる。そし
て、端子ホルダ57は、図15に示すように、ネジ挿通
孔59に挿通される固定ネジ61を介して対物レンズ駆
動装置取付け片51に取付けられる。
【0078】そして、対物レンズ駆動装置45は、固定
部10の基端側から突出され折曲された第1及び第2の
接続端子2,3及び4,5の先端側の各接続部2a,3
a及び4a,5aを端子ホルダ57の対物レンズ駆動装
置接続片52a,53a及び54a,55aに対応さ
せ、これら各接続部2a,3a及び4a,5a及び対物
レンズ駆動装置接続片52a,53a及び54a,55
a間を半田63により接続することにより、図15に示
すように、端子ホルダ56を介して光学ピックアップ装
置46のピックアップシャーシ47に取付けられる。
部10の基端側から突出され折曲された第1及び第2の
接続端子2,3及び4,5の先端側の各接続部2a,3
a及び4a,5aを端子ホルダ57の対物レンズ駆動装
置接続片52a,53a及び54a,55aに対応さ
せ、これら各接続部2a,3a及び4a,5a及び対物
レンズ駆動装置接続片52a,53a及び54a,55
a間を半田63により接続することにより、図15に示
すように、端子ホルダ56を介して光学ピックアップ装
置46のピックアップシャーシ47に取付けられる。
【0079】なお、第1及び第2の接続端子2,3及び
4,5先端側の各接続部2a,3a及び4a,5aと対
物レンズ駆動装置接続片52a,53a及び54a,5
5a間の接続は、電気的及び機械的な接続が行えればよ
く、溶接等の接続方法を用いてもよい。
4,5先端側の各接続部2a,3a及び4a,5aと対
物レンズ駆動装置接続片52a,53a及び54a,5
5a間の接続は、電気的及び機械的な接続が行えればよ
く、溶接等の接続方法を用いてもよい。
【0080】ところで、対物レンズ駆動装置45を光学
ピックアップ装置46のピックアップシャーシ47に取
付ける際、磁気回路部18を構成するヨーク26の相対
向する両側に切欠き形成した楔状の切欠き部66,67
を支持具を介して支持し、ピックアップシャーシ47に
対する対物レンズ16の光軸方向のフォーカシング方向
及び対物レンズ16の光軸方向と直交する方向のトラッ
キング方向の位置決めを図り、且つ対物レンズ駆動装置
45のスキュー調整を行った後、各接続部2a,3a及
び4a,5a及び対物レンズ駆動装置接続片52a,5
3a及び54a,55a間の固定を行う。
ピックアップ装置46のピックアップシャーシ47に取
付ける際、磁気回路部18を構成するヨーク26の相対
向する両側に切欠き形成した楔状の切欠き部66,67
を支持具を介して支持し、ピックアップシャーシ47に
対する対物レンズ16の光軸方向のフォーカシング方向
及び対物レンズ16の光軸方向と直交する方向のトラッ
キング方向の位置決めを図り、且つ対物レンズ駆動装置
45のスキュー調整を行った後、各接続部2a,3a及
び4a,5a及び対物レンズ駆動装置接続片52a,5
3a及び54a,55a間の固定を行う。
【0081】上述のように、対物レンズ駆動装置45
は、第1及び第2の接続端子2,3及び4,5の各接続
部2a,3a及び4a,5aがフレキシブルプリント基
板60を引き出した端子ホルダ57の対物レンズ駆動装
置接続片52a,53a及び54a,55aに接続され
ることにより、光学ピックアップ装置46のピックアッ
プシャーシ47に取付けられてなるので、ピックアップ
シャーシ47への取付けを行うだけでフォーカシングコ
イル24及びトラッキングコイル25を、フレキシブル
プリント基板60を介して直ちに制御回路に接続可能な
状態となる。すなわち、対物レンズ駆動装置45の端子
ホルダ57への接続により、フォーカシングコイル24
及びトラッキングコイル25は、導電性を有する第1及
び第2の線状部材7,7及び8,8、第1及び第2の接
続端子2,3及び4,5、第3及び第4の接続端子5
2,53及び54,55並びにフレキシブルプリント基
板60を介して装置外部に配設される制御回路に接続可
能な状態となされる。
は、第1及び第2の接続端子2,3及び4,5の各接続
部2a,3a及び4a,5aがフレキシブルプリント基
板60を引き出した端子ホルダ57の対物レンズ駆動装
置接続片52a,53a及び54a,55aに接続され
ることにより、光学ピックアップ装置46のピックアッ
プシャーシ47に取付けられてなるので、ピックアップ
シャーシ47への取付けを行うだけでフォーカシングコ
イル24及びトラッキングコイル25を、フレキシブル
プリント基板60を介して直ちに制御回路に接続可能な
状態となる。すなわち、対物レンズ駆動装置45の端子
ホルダ57への接続により、フォーカシングコイル24
及びトラッキングコイル25は、導電性を有する第1及
び第2の線状部材7,7及び8,8、第1及び第2の接
続端子2,3及び4,5、第3及び第4の接続端子5
2,53及び54,55並びにフレキシブルプリント基
板60を介して装置外部に配設される制御回路に接続可
能な状態となされる。
【0082】
【発明の効果】上述したように、本発明方法により得ら
れる対物レンズ駆動装置は、それぞれ一対ずつ有する第
1及び第2の接続端子を備えた接続端子部材に導電性を
有し弾性変位部となる第1及び第2の線状部材を接続さ
せた後、これら接続端子部材及び線状部材に合成樹脂を
成形して固定部及びボビン支持部を形成して製造されて
なるので、固定部及びボビン支持部と接続端子及び弾性
変位部となる線状部材が一体に形成されてる。そして、
ボビン支持部を介して対物レンズを取付けたボビンを支
持することにより、弾性変位部となる第1及び第2の線
状部材を介して、対物レンズをこの対物レンズの光軸方
向及びこの光軸方向に直交する2方向に弾性変位可能に
支持した対物レンズ駆動装置を構成できるので、組み立
てが極めて容易となる。
れる対物レンズ駆動装置は、それぞれ一対ずつ有する第
1及び第2の接続端子を備えた接続端子部材に導電性を
有し弾性変位部となる第1及び第2の線状部材を接続さ
せた後、これら接続端子部材及び線状部材に合成樹脂を
成形して固定部及びボビン支持部を形成して製造されて
なるので、固定部及びボビン支持部と接続端子及び弾性
変位部となる線状部材が一体に形成されてる。そして、
ボビン支持部を介して対物レンズを取付けたボビンを支
持することにより、弾性変位部となる第1及び第2の線
状部材を介して、対物レンズをこの対物レンズの光軸方
向及びこの光軸方向に直交する2方向に弾性変位可能に
支持した対物レンズ駆動装置を構成できるので、組み立
てが極めて容易となる。
【0083】また、弾性変位部となる第1及び第2の線
状部材及び固定部に設けた第1及び第2の接続端子を、
ボビンに取付けられる対物レンズ駆動コイルへの給電線
として用いることができるので、対物レンズ駆動コイル
と装置外部に配設される対物レンズ駆動制御回路との結
線が極めて容易となる。
状部材及び固定部に設けた第1及び第2の接続端子を、
ボビンに取付けられる対物レンズ駆動コイルへの給電線
として用いることができるので、対物レンズ駆動コイル
と装置外部に配設される対物レンズ駆動制御回路との結
線が極めて容易となる。
【0084】さらに、対物レンズが取付けられるボビン
を対物レンズの光軸方向及びこの光軸方向に直交する2
方向に弾弾性変位可能に支持する第1及び第2の線状部
材が、固定部及びボビン支持部間に一体に連結されてな
るので、第1及び第2の線状部材の固定部及びボビン支
持部に取付け精度を高精度に維持することができる。特
に、第1及び第2の線状部材を一体的に連結する固定部
及びボビン支持部は、金型装置を用いて形成されてなる
ので、互いの取付け精度を高精度に維持して容易に製造
することができる。
を対物レンズの光軸方向及びこの光軸方向に直交する2
方向に弾弾性変位可能に支持する第1及び第2の線状部
材が、固定部及びボビン支持部間に一体に連結されてな
るので、第1及び第2の線状部材の固定部及びボビン支
持部に取付け精度を高精度に維持することができる。特
に、第1及び第2の線状部材を一体的に連結する固定部
及びボビン支持部は、金型装置を用いて形成されてなる
ので、互いの取付け精度を高精度に維持して容易に製造
することができる。
【0085】さらに、本発明方向によって組み立てられ
るボビン支持体は、固定部及びボビン支持部が一体に形
成された互いに分離された導電性を有する線状部材と各
接続端子がそれぞれ1組ずつ電気的な導通が図られてな
るので、このボビン支持体を用いて対物レンズ駆動装置
を構成したとき、対物レンズを保持したボビンに取付け
られる対物レンズ駆動コイルへの給電線として機能する
各線状部材と外部接続端子として機能する各接続端子間
の電気的な導通処理が不要となり、このボビン支持体を
用いた対物レンズ駆動装置さらには光学ピックアップ装
置の組み立てが極めて容易となる。
るボビン支持体は、固定部及びボビン支持部が一体に形
成された互いに分離された導電性を有する線状部材と各
接続端子がそれぞれ1組ずつ電気的な導通が図られてな
るので、このボビン支持体を用いて対物レンズ駆動装置
を構成したとき、対物レンズを保持したボビンに取付け
られる対物レンズ駆動コイルへの給電線として機能する
各線状部材と外部接続端子として機能する各接続端子間
の電気的な導通処理が不要となり、このボビン支持体を
用いた対物レンズ駆動装置さらには光学ピックアップ装
置の組み立てが極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に製造される対物レンズ駆動装置に
用いられる接続端子部材を示す平面図である。
用いられる接続端子部材を示す平面図である。
【図2】図1に示す接続端子部材の第1及び第2の接続
端子間に亘って第1及び第2の線状部材を延在させた状
態を示す平面図である。
端子間に亘って第1及び第2の線状部材を延在させた状
態を示す平面図である。
【図3】接続端子部材の第1及び第2の接続端子に第1
及び第2の線状部材を接続させた状態を示す平面図であ
る。
及び第2の線状部材を接続させた状態を示す平面図であ
る。
【図4】接続端子部材の第1及び第2の接続端子間に亘
って接続される第1及び第2の線状部材の他の例を示す
斜視図である。
って接続される第1及び第2の線状部材の他の例を示す
斜視図である。
【図5】第1及び第2の接続端子部分に固定部を形成
し、第1及び第2の線状部材間にボビン支持部を形成し
た状態の斜視図である。
し、第1及び第2の線状部材間にボビン支持部を形成し
た状態の斜視図である。
【図6】第1及び第2の接続端子及び第1及び第2の線
状部材を分離独立させるように切断した状態を示す斜視
図である。
状部材を分離独立させるように切断した状態を示す斜視
図である。
【図7】ボビン支持部を先端側に形成した第1及び第2
の線状部材を折曲させた状態を示す斜視図である。
の線状部材を折曲させた状態を示す斜視図である。
【図8】固定部から突出された第1及び第2の接続端子
を折曲し、ボビン支持体を構成した状態の斜視図であ
る。
を折曲し、ボビン支持体を構成した状態の斜視図であ
る。
【図9】図8に示すボビン支持体にボビンを支持させる
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図10】ボビン支持体にボビンを支持させるととも
に、ボビンにフォーカシングコイル及びトラッキングコ
イルを取付ける状態を示す斜視図である。
に、ボビンにフォーカシングコイル及びトラッキングコ
イルを取付ける状態を示す斜視図である。
【図11】ボビン支持体に支持されたボビンにフォーカ
シングコイル及びトラッキングコイルを取付けた状態を
示す斜視図である。
シングコイル及びトラッキングコイルを取付けた状態を
示す斜視図である。
【図12】本発明方法により製造される対物レンズ駆動
装置に用いられるフォーカシングコイル及びトラッキン
グコイルの他の例を示す斜視図である。
装置に用いられるフォーカシングコイル及びトラッキン
グコイルの他の例を示す斜視図である。
【図13】ボビンを支持したボビン支持体を磁気回路部
に取付ける状態を示す斜視図である。
に取付ける状態を示す斜視図である。
【図14】本発明方法により組み立てられた対物レンズ
駆動装置を示す斜視図である。
駆動装置を示す斜視図である。
【図15】本発明方法により組み立てられた対物レンズ
駆動装置を光学ピックアップ装置に取付けた状態を示す
側面図である。
駆動装置を光学ピックアップ装置に取付けた状態を示す
側面図である。
【図16】本発明方法により組み立てられた対物レンズ
駆動装置を光学ピックアップ装置に支持するための端子
ホルダを示す斜視図である。
駆動装置を光学ピックアップ装置に支持するための端子
ホルダを示す斜視図である。
【図17】従来の対物レンズ駆動装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図18】図17に示す物レンズ駆動装置の組み立て斜
視図である。
視図である。
1 接続端子部材 2,3 第1の接続端子 4,5 第2の接続端子 7 第1の線状部材 8 第2の線状部材 10 固定部 11,12 ボビン支持部 15 ボビン支持体 16 対物レンズ 17 ボビン 18 磁気回路部 19 ボビン本体 24 フォーカシングコイル 25 トラッキングコイル 26 ヨーク 31,32 固定部に設けた嵌合突起 39 ヨークに設けた固定板 45 対物レンズ駆動装置
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の第1の接続端子と、これら第1の
接続端子より長尺であって上記第1の接続端子間に位置
する一対の第2の接続端子とが基端側を連結片により連
結させて並列配置された接続端子部材の第1及び第2の
接続端子間に亘って導電性を有する第1の線状部材を延
在させるとともに、上記第2の接続端子間に亘って上記
第1の線状部材と平行に導電性を有する第2の線状部材
を延在させ、上記第1の接続端子と上記第1の線状部材
及び第2の接続端子と上記第2の線状部材とをそれぞれ
電気的に接続する工程と、 上記第1及び第2の接続端子部分に合成樹脂を成形して
固定部を形成するとともに、上記固定部の両側に位置し
て上記第1及び第2の線状部材間に亘って合成樹脂を成
形して一対のボビン支持部を形成する工程と、 上記接続端子部材の連結片を切断して上記各接続端子を
分離独立させるとともに、上記第1及び第2の線状部材
を切断し各接続端子にそれぞれ1本ずつの線状部材が接
続された状態となす工程と、 上記固定部の両側に延長され、先端側がボビン支持部に
より連結された一対ずつの線状部材を上記ボビン支持部
を相対向させる方向に折曲するとともに、上記各接続端
子の上記固定部から突出した部分を上記線状部材の曲げ
方向とは逆方向に折曲する工程とを経てボビン支持体を
組立てた後、 対物レンズを保持したボビンの上記対物レンズの光軸と
平行な相対向する側面をそれぞれ上記ボビン支持部に支
持させる工程と、 上記ボビンに対物レンズ駆動用コイルを取付けるととも
に、磁気回路部に設けられたマグネットに上記コイルを
対向させ、上記ボビン支持体の固定部を上記磁気回路部
に設けた支持部に支持させる工程とを有してなる対物レ
ンズ駆動装置の製造方法。 - 【請求項2】 さらに上記第1及び第2の接続端子を支
持基台に機械的及び電気的に接続し、上記ボビンを上記
支持基台に取付ける工程を備えてなる請求項1記載の対
物レンズ駆動装置の製造方法。 - 【請求項3】 一対の第1の接続端子と、これら第1の
接続端子より長尺であって上記第1の接続端子間に位置
する一対の第2の接続端子とが基端側を連結片により連
結させて並列配置された接続端子部材の第1及び第2の
接続端子間に亘って導電性を有する第1の線状部材を延
在させるとともに、上記第2の接続端子間に亘って上記
第1の線状部材と平行に導電性を有する第2の線状部材
を延在させ、上記第1の接続端子と上記第1の線状部材
及び第2の接続端子と上記第2の線状部材とをそれぞれ
電気的に接続する工程と、 上記第1及び第2の接続端子部分に合成樹脂を成形して
固定部を形成するとともに、上記固定部の両側に位置し
て上記第1及び第2の線状部材間に亘って合成樹脂を成
形して一対のボビン支持部を形成する工程と、 上記接続端子部材の連結片を切断して上記各接続端子を
分離独立させるとともに、上記第1及び第2の線状部材
を切断し各接続端子にそれぞれ1本ずつの線状部材が接
続された状態となす工程と、 上記固定部の両側に延長され、先端側がボビン支持部に
より連結された一対ずつの線状部材を上記ボビン支持部
を相対向させる方向に折曲するとともに、上記各接続端
子の上記固定部から突出した部分を上記線状部材の曲げ
方向とは逆方向に折曲する工程とを有するボビン支持体
の製造方法。 - 【請求項4】 上記ボビン支持体の固定部の上記線状部
材の延長方向と直交する一側面に突設した突起部を、上
記磁気回路部に設けた支持部に形成された上端面側が開
放された溝部に挿入した後、上記突起部を変形させて上
記固定部を上記磁気回路部に固定させてなる請求項1記
載の対物レンズ駆動装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11573794A JPH07326070A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 対物レンズ駆動装置の製造方法及びボビン支持体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11573794A JPH07326070A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 対物レンズ駆動装置の製造方法及びボビン支持体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07326070A true JPH07326070A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14669838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11573794A Withdrawn JPH07326070A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 対物レンズ駆動装置の製造方法及びボビン支持体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07326070A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003067958A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Asahi Kasei Corp | 光ピックアップベース |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11573794A patent/JPH07326070A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003067958A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Asahi Kasei Corp | 光ピックアップベース |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |