JP2008268476A - ボイスコイル型のレンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズが作動した時にも塵や埃が受光センサー面には出てこないようにし、コンパクト化したレンズ駆動装置にも適用可能で、良好な画像を得ることのできるレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】可動ユニットM1をコイルベース4とこのコイルベース4の外周に巻装したコイルCとで構成させ、ベース1は、合成樹脂で成形された本体と、この本体の四隅部の四つの支柱1aと、レンズ開口1bと、このレンズ開口1bに起立したガイド筒1cとを有し、コイルベース4は筒体と、この筒体の中央のレンズ開口と、レンズ開口の内周のレンズ取り付けねじ4bと、レンズ取り付けねじ4bに続いて起立した円筒部4mと、この円筒部4mから部分的に起立して延長する円弧状の突出片4iとを有し、組み立てられた時にベース1の円筒部4mをベース1のガイド筒1cの外周に移動自在に嵌合して常にオーバーラップさせた。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルに通電して発生する磁界がコイルに対向する固定磁石との間に生じる反発磁力によりレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置に関する。
従来、コイルに通電して発生する磁界がコイルに対向する固定磁石との間に生じる反発磁力によりレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置において、レンズが作動する時にレンズ支持部と固定部との境界に隙間ができて、そこから内部にある塵や埃が染み出して受光センサーの表面に付着し、撮影映像に好ましくない影響を及ぼしている。
例えば、特許文献1の技術は、図15(A)(B)に示す構造となっており、(A)のレンズ作動前と、(B)の作動後との状態において、スプリング111が伸びた状態の位置では隙間が大きくなるという構成となっている。
特開2006−201525号(図3、図4参照)
しかしながら、上記特許文献1に示す従来技術は特に機能上の欠陥があるわけではないが、次のような不具合の改善が望まれている。
すなわち、スプリング111が伸びた状態の位置では隙間が大きくなり、その隙間から作動機構部分で発生するゴミなどが染み出してくる虞がある。このようなゴミ、埃などは肉眼では見えないが、受光センサーの表面に付着すると、撮影映像に好ましくない影響を及ぼすことになる。
本発明は、このような課題を解決し、レンズが作動した時にも塵や埃が受光センサー面には出てこないようにし、コンパクト化したレンズ駆動装置にも適用可能で、良好な画像を得ることのできるレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような課題を解決し、レンズが作動した時にも塵や埃が受光センサー面には出てこないようにし、コンパクト化したレンズ駆動装置にも適用可能で、良好な画像を得ることのできるレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の手段は、レンズを装着した可動ユニットのコイルに通電して発生する磁界がコイルに対向する固定磁石との間に生じる反発磁力によりレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置において、
ベースと、ベース上に配置した導通ばねと、導通ばね上に配置した金属性のヨークと、ヨーク内に取り付けた磁石と、ヨーク内に上記の磁石に対向させながら挿入した可動ユニットと、ヨーク上に配置した板ばねと、板ばね上に重ねて配置しながら上記ベースに結合するカバーフレームとからなり、
上記可動ユニットをコイルベースとこのコイルベースの外周に巻装したコイルとで構成させ、
上記ベースは、板形状に合成樹脂で成形された本体と、この本体の四隅部に突出する四つの支柱と、本体の中央に形成したレンズ開口と、このレンズ開口の口縁周囲に起立したガイド筒とを有し、
上記コイルベースは筒体と、この筒体の中央に形成したレンズ開口と、レンズ開口の内周に形成したレンズ取り付けねじと、レンズ取り付けねじに続いて起立した円筒部と、この円筒部から部分的に起立して延長する円弧状の突出片とを有し、
組み立てられた時に上記コイルベースの円筒部をベースのガイド筒の外周に移動自在に嵌合して常にオーバーラップさせたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、ベースと、ベース上に配置した一対の導通ばねと、導通ばね上に配置した金属性のヨークと、ヨーク内に取り付けた磁石と、ヨーク内に上記の磁石に対向させながら挿入した可動ユニットと、ヨーク上に配置した板ばねと、板ばね上に重ねて配置しながら上記ベースに結合するカバーフレームとからなり、
上記可動ユニットをコイルベースとこのコイルベースの外周に巻装したコイルとで構成させ、
上記ベースは、板形状に合成樹脂で成形された本体と、この本体の四隅部に突出する四つの支柱と、本体の中央に形成したレンズ開口と、このレンズ開口の口縁周囲に起立したガイド筒とを有し、
上記コイルベース4は筒体と、この筒体の中央に形成したレンズ開口と、レンズ開口の内周に形成したレンズ取り付けねじと、レンズ取り付けねじに続いて起立した円筒部と、この円筒部から部分的に起立して延長する円弧状の突出片とを有し、
組み立てられた時に上記ベースの円筒部をベースのガイド筒の外周に移動自在に嵌合して常にオーバーラップさせたから、レンズが作動した時にも塵や埃が受光センサー面には出てこないようにし、コンパクト化したレンズ駆動装置にも適用可能で、良好な画像を得ることのできるレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置を提供することができるようになる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本発明のボイスコイル型のモータを用いたレンズ駆動装置は、カバーフレーム8の中に板ばね7、ヨーク6、磁石5、コイルベース4、ワッシャー3、導通ばね2、ベース1を順次積み重ねて構成される。図1の組み立て分解図斜視図では、図2から分かるように本来上側となるカバーフレーム8を下に置き、このカバーフレーム8に下側となる各構成部品を上方に順次組み付ける状態を示している。
ベース1は、図2に示しように、本体が四角形をなす板形状に合成樹脂で成形され、この本体の四隅部には上方に向けて突出する四つの支柱1aが形成されている。本体の中央にはレンズ開口1bとしての孔が形成され、この孔の口縁周囲には円筒形のガイド筒1cが起立している。
本体の一片には切欠き部1gが形成せれている。
また、図8、図13、図14に記載されているように、上記円筒形の突出部1cの基部外側には円弧状で、やや深い溝1dが等間隔で四か所に形成されている。さらに、支柱1aの内側基部には半円形の突起部1eが形成され、この突起部1eの上方に連なって支柱1aの内周に食い込む半円形の窪み部1fが形成されている。
導通ばね2は、リン青銅などの導電性を有しかつばね特性に優れた材質の薄板で構成され、左右対称に相対向して配置した一対の板ばねからなっている。これは、図11(A)(B)に示すように外側のコ字状ばね本体2bと、このばね本体2bの内側に形成した半円形の細いばね片2aとで形成されている。外側のばね本体2bの一端にはL型に折り曲げて支持片2cが形成され、同じくばね本体2bの外側隅部二か所には45度に面取りされて湾曲した窪み部2dが形成されている。
また、内側ばね片2aと外側ばね本体2bとは細いばね線体で連結され、このばね線体は内側ばね片2aに一端を結合しUターンを繰り返す水平方向の曲線部2eと、外側ばね本体2bに他端を結合してUターンを繰り返す縦方向曲線部2fとで構成されている。この場合に、内側ばね片2aに一端を接してUターンを繰り返す曲線部2eと、外側ばね本体に他端を結合してUターンを繰り返す曲線部2fとは、例えば90度で交差している。即ち、一方の水平な曲線部2eに対して他方の縦方向曲線部2fが90度変位して連結されている。
さらに内側の半円形ばね片2aの両端部2gには後述するコイルCの端子が取り付けられるように溝を備えてフック状に形成され、同じくバネ片2aの内周の上下二か所には後述するコイルベース4に取り付けるため溝状のガイド部2hが形成されている。
さらに、上記実施形態では導通ばね2を二つに分割して形成しているが一体に形成することもでき、その場合には一方の導通端子を板ばね7から引き出せばよい。
ワッシャー3は、電気的絶縁材料で形成された薄いフィルムで構成されており、図1、図2に示すように四角形フレーム3aからなる形状で、このフレーム3aの四つの外側隅部に小さな円弧で形成された窪み3bを備えている。
コイルベース4は、図9、図10に示すように外形が四角形の筒体と、この筒体の中央に形成したレンズ開口4aとを有し、レンズ開口4aの内周にレンズ取り付けねじ4bが形成されて全体が合成樹脂で成型加工されている。四角形の筒体外周の各外面4cにはそれぞれ二つの突起4dが形成され、その突起4dは基部が細く外側が太くなるように形成されている。例えば、突起の4dの外面に上り勾配のテーパ面が形成されて外側の径を大きくしている。
これらの突起4dの外周には、即ち、筒体の各一つの外面4cに形成された二つの突起4dの周りに一つのコイルCが巻装されている。
この場合、一箇所に所定の回数だけ巻き終わると筒体が90度回転され次の外面4cにコイルCが巻かれる。
このようにして四つの外面4cのそれぞれの突起4dに順次巻装され、その端子は後述する取り付け工程において、前記導通ばね2の内側ばね辺2aの支持片2gに半田付けなどによって取り付けられる。
また、コイルベース4のレンズ取り付けねじ4b部分は、円筒状に起立された円筒4fと、その外周に等間隔で4か所に形成した小さな円柱4gとを有している。さらに、コイルベース4の筒体における四つの隅部分で、上記円筒状に起立された円筒4fの外周側に接するように、光軸方向と平行に深く細長い角型穴4hが形成されている。
一方、図12に示すようにコイルベース4の光軸方向で上述とは反対側の筒体の上面には、言いかえれば、図二に示すコイルベース4における下面側には、レンズ取り付けねじ4bに続いて円筒部4mとこの円筒部4mから部分的に起立して延長する円弧状の突出片4iが四か所に形成され、この突出片4i外側には平坦にした平坦面4jが形成されている。またこの平坦面4jの外側で四つの隅部には小さなガイドピン4kが起立している。前記突出片4iは、組み立てられた時にベース1の円弧状の溝1dに嵌入し、前記円筒部4mはベース1のガイド筒1cの外周と移動自在にオーバーラップする。
さらに、上記円筒部4mは、レンズの作動時コイルベース4が移動した場合においてもガイド筒1cの外周と深く入り込むラップ状態を維持している。つまり、ベース1のガイド筒1cの先端口縁と、コイルベース4下面との重なり寸法mはレンズ非作動の状態を示し、レンズが作動してもこの寸法mが零またはマイナスになることはなく、常に正の所定値を維持し、ゴミ等の侵入を防止している。
磁石5は、永久磁石として磁化されており、図1、図4に示すように四片の磁石で構成され、金属薄板の磁性材で形成された下記ヨーク6の四辺内側内壁にそれぞれに取り付けられて固定されている。
ヨーク6は、図1、図2に示すように、光軸方向の一方の下側の面(図2で下側の面)が解放され、他方の底面(図2で上側の面)の中央にレンズ開口6aが形成された四角形の有底筒状の箱体と、上記底面の四隅から下方に向けて起立した折り曲げ部6bと、上記箱体の四隅で上記折り曲げ部6bとは反対側となる先端部(図1で上端部)に形成した切り込み6dとで構成している。
そして、前記箱体の四辺内側にそれぞれ前記固定磁石5を取り付け、この磁石5に前記コイルCが対向するように前記可動ユニットを箱体内部に配置するようにしている。
上記の場合、ヨーク6における箱体の隅部は4辺からなる側壁に対して45度の角度で面取りされた面6cを有し、この面6cの内側に沿って上記折り曲げ部6bが底面から起立し、同じく、上記面6cの解放側端に角形の切り込み6dを形成している。この角形の切り込み6dは精巧に形成されており、前記ベース1に形成された前記半円形の突起1eに嵌合され、装置全体の性能を発揮せしめるための取り付け位置の基準となる。
板ばね7は、導通ばね2と同様にリン青銅などの導電性を有しかつばね特性に優れた材質の薄板で構成され、図7に示すように単一の部品からなり、これは、外縁側が四角形の細いバネ枠7aと、内縁側が丸く細いバネリング7bと、バネ枠7aとバネリング7bとを連結するばね性のある線体とで構成されている。
四角形の外側バネ枠7aの四つの隅部は、取り付けの場合のガイドとなるように45度に面取りされた傾斜面7cで形成され、内側のバネリング6bの外周四か所には、取り付けガイドとなる半円形の窪み部7dが等間隔に形成されている。
また、前記導通ばね2の場合と同様に、上記連結用の線体は内側のバネリング7bに一端を結合してUターンを繰り返す水平な曲線部7eと、外側のバネ枠7aに他端を結合してUターンを繰り返す縦方向の曲線部6fとが形成されている。この場合にも前述の導通ばね2と同様に、曲線部6eと曲線部6fとは90度で交差する角度をもって変位している。
カバーフレーム8は、図1、図2に示すように四角形をなす形状に合成樹脂で成形された板状本体8dと、この本体8dの四隅部に図2において下方に起立する四つの支柱8aと、本体8dの中央に形成したレンズ開口8bとで構成されている。支柱8aは、内側が45度の傾斜内角を持つ直角二等辺三角形柱として形成される。この四つの支柱8aの先端(図1において上端)上には結合部たる半円形の突起8cが設けられている。
次に、これらの各部品を組み立てる順序について詳細に説明する。基本的には図1に示す通り、カバーフレーム8の中に板ばね7、ヨーク6、磁石5、コイルベース4、ワッシャー3、導通ばね2、ベース1を順次積み重ねて構成される。
始めに、カバーフレーム8の支柱8aの斜面に接するように、ばね7のそれぞれの隅部の斜面7cを合わせて取り付ける。その中へヨーク6をレンズ開口6aが下になるようにし、かつ隅部の斜面6cを支柱8aの斜面に合わせながら差し込んで取り付ける。従って、板ばね7はカバーフレーム8とヨーク6とによって挟持されることになる。
次に、四片の磁石5を、ヨーク6の各側壁の内周に取り付けて固定する。この場合、磁石5が永久磁石として磁化されていて、ヨーク6も磁性材であるから双方を吸着させておけばよい。
続いて、コイルベース4と、コイルベース4の筒体における外周四つの各面に巻装したコイルCとで可動ユニットM1を構成させておき、この可動ユニットM1を磁石5の内側を通してヨーク6内に挿入させ、四つの各コイルCが固定磁石5に対向するように取り付ける。この場合に、コイルベース4の四つの隅部に形成された角型穴4hを、ヨーク6の内側の折り曲げ部6bに挿入させる。つまり、可動ユニットM1は、ヨーク6の内側の折り曲げ部6bをガイドとして取り付けられ、同時に作動の際にはこの折り曲げ部6bに沿って移動することになる。
このような取り付け方法をとることによって、上述のようにコイルベース4にコイルCを巻装した可動ユニットM1は、比較的寸法精度が向上しているからコイルCと磁石5との間の隙間を小さくとりつつ、両者間で安定距離を確保できるようになる。従って、コイルCに通電して磁界を発生させ磁石5との間の反発力を、安定してかつ強力にすることができるようになる。
この場合に、可動ユニットM1が折り曲げ部6bをガイドとして取り付けられると、コイルベース4の下側(図2において上側)に形成されている円筒部4fが、板ばね7の内側バネリング6bに対向して嵌合するようになり、同時に円柱4gが板ばね7の窪み部7dに嵌合される。
つぎに、コイルベース4に形成された平坦面4jの上に、ワッシャー3および二つの導通ばね2が順次載置される。ワッシャー3は、四つの隅部の窪み3bがカバーフレーム8の支柱8aの内側に対向するように載置され、二つの導通ばね2は、内側のガイド部2hがコイルベース4の四つの円弧状ガイドピン4kに嵌合されて載置される。
そして、コイルCの端子が二つの導通ばね2の内側の端部2gに、それぞれはんだ付けされる。ワッシャー3は絶縁材料で形成されているから、コイルCと導通ばね2とが不用意に接触し、電気的に導通することがないように、電気的絶縁性を確保している。なお、上記載置する作業は予め可動ユニットM1の状態で完了させておくこともできる。
最後にベース1を取り付ければ全体ユニットが完成するが、取り付けにあたってベース1の支柱1aとカバーフレーム8の支柱8aとが付き合わされる。そしてカバーフレーム8の支柱先端に形成された半円形突起8cが、ベース1の支柱1aに形成された窪み1fに嵌合される。
さらにこのとき、ベース1の支柱1aの内側に形成された半円形の突起部1eが、ヨーク6の隅部の斜面に形成された角形の切り込み6d、ワッシャー3の窪み部3bおよび導通ばね2の窪み部2dに嵌合される。また、ヨーク6の隅部に面取りされた面6cは、カバーフレーム8の支柱8aの内側に嵌合して位置を規制され、ベース1との位置合わせもなされる。
従って、可動ユニットM1がヨーク6に沿ってカバーフレーム8やベース1と位置精度を保って制御され、高精度でスムーズな作動を確保できるようになる。すなわち、ベース1の支柱1aの内側に形成された半円形の突起1eが、ヨーク6の隅部の斜面に形成された角形の切り込み6dに嵌合され、また、カバーフレーム8の支柱8aの内側に嵌合して位置を規制され、ベース1との位置合わせもなされる。最終的な組み込み状態の確認が終わると、カバーフレーム8とベース1との接合部に接着剤が塗布され、或いは接合部の外周部分に接合テープが張られ両者の結合が完了し、レンズ駆動装置が完成する。
従って、位置精度を要する部品を相互に直接結びつけて取り付けるように構成したから、それぞれの部品誤差に基づく遊びを少なくして、装置全体に対する可動ユニットの相対位置を基準位置に維持し、高精度の構成を実現できるようになるのである。
このように結合された状態では、導通ばね2のL型支持片2cは、ベース1の切欠き部1gから突き出すように構成されている。
以下、このように構成された実施形態におけるレンズ駆動装置の作動方法について詳細に説明する。導通ばね2のL型支持片2cにレンズ制御回路(図示しないが公知のものである)の出力信号を入力することによって、コイルCに電流が供給され、フレーミングの左手の法則による磁界がコイルC発生する。
このコイルCにおける発生磁界によって、コイルCに対向してヨーク6に取り付けられた磁石5の磁界との間に反発力が作用し、可動ユニットM1がレンズ制御回路の出力信号に対応する距離だけ移動する。これによって所定のレンズの焦点位置制御ができる。即ち、カバーフレーム8側から入射する被写体像光線が、ベース1の後方にある受光素子上に適正に結像させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で、適宜変更して実施することができるものである。
本発明の実施の一形態に係わるボイスコイル型のレンズ駆動装置に分斜視図である。 図1の配置を逆方向から見た分解斜視図である。 (A)は本発明の実施の一形態におけるボイスコイル型のレンズ駆動装置の平面図、(B)は右側面図、(C)は背面図である。 図3におけるA−A線横断平面図である。 図3におけるB−B線縦断側面図である。 図3におけるC−C線断面図である (A)はばねの斜視図、(B)はばねの部分拡大斜視図である。 図6の部分拡大断面図である。 (A)はコイルベースの平面図、(B)は右側面図である。 コイルの一部を取り付けたコイルベースの斜視図である。 (A)は導通ばね斜視図、(B)は部分拡大斜視図である。 ベースとコイルベースとの組み付け状態を示す斜視図である。 ベースにコイルベースを組み付けた状態の斜視図である。 ベースの横断平面図である。 (A)(B)は従来のボイスコイル型のレンズ駆動装置の縦段断面図である。
符号の説明
1 ベース
1C ガイド筒
2 導通ばね
3 ワッシャー
4 コイルベース
4m 円筒部
5 磁石
6 ヨーク
7 板ばね
8 カバーフレーム
M1 可動ユニット
C コイル

Claims (1)

  1. レンズを装着した可動ユニットのコイルに通電して発生する磁界がコイルに対向する固定磁石との間に生じる反発磁力によりレンズの焦点調節を行うボイスコイル型のレンズ駆動装置において、
    ベースと、ベース上に配置した導通ばねと、導通ばね上に配置した金属性のヨークと、ヨーク内に取り付けた磁石と、ヨーク内に上記の磁石に対向させながら挿入した可動ユニットと、ヨーク上に配置した板ばねと、板ばね上に重ねて配置しながら上記ベースに結合するカバーフレームとからなり、
    上記可動ユニットをコイルベースとこのコイルベースの外周に巻装したコイルとで構成させ、
    上記ベースは、板形状に合成樹脂で成形された本体と、この本体の四隅部に突出する四つの支柱と、本体の中央に形成したレンズ開口と、このレンズ開口の口縁周囲に起立したガイド筒とを有し、
    上記コイルベースは筒体と、この筒体の中央に形成したレンズ開口と、レンズ開口の内周に形成したレンズ取り付けねじと、レンズ取り付けねじに続いて起立した円筒部と、この円筒部から部分的に起立して延長する円弧状の突出片とを有し、
    組み立てられた時に上記コイルベースの円筒部をベースのガイド筒の外周に移動自在に嵌合して常にオーバーラップさせたことを特徴とするボイスコイル型のレンズ駆動装置。
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