JP4919059B2 - 回転電機のステータ及びその製造方法 - Google Patents

回転電機のステータ及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転電機のステータ及びその製造方法に関し、好適にはハイブリッド車や電気自動車駆動用回転電機のステータ及びその製造方法に関する。
近年、ハイブリッド車の回転電機は、燃費向上と車両搭載上の制約からモータの小型化が可能なステータおよびその製造技術が望まれている。小型化のためには、ステータ巻線(導体)のスロット占積率を高くすること、また、コイルエンド突出量を減らすことが望まれている。従来のステータ(特許文献1参照)を図12に示す。なお、図12に示す符号は、後述する本発明の実施形態を説明する他図の符号とは無関係である。図12において、高占積率を得るために、ステータ巻線は、平角線を径方向に整列配置し、予め環状に巻回した整形コイルをステータコアに収容する手法が採用されている。この整形コイルは、あらかじめ整列状態で織込まれた軸方向突出長が短いコイルエンドをもつ。図12では、この整形コイルをステータコアに収容するために整形コイルの外周側に環状配置された複数の分割コアを縮径方向に移動させる手法が採用されている。
特許3604326号公報
予め整形された整形コイルをステータコアのスロットに収容する上記のステータの製造方法によれば、ステータ巻線を高占積率、低コイルエンドとすることができる。しかしながら、図12に示す分割コアからなるステータコアを高トルク仕様で磁束量も多い車両駆動用モータに適用した場合、コアバック(継鉄)が1スロット間隔で分割されるため、磁気抵抗の増大により磁束量の低下やトルク低下を生じさせ、回転電機の小型化を阻害するという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、磁気抵抗の増大を抑止し且つコア分割も不要であり、高占積率及び低コイルエンド化が可能な回転電機のステータ及びその製造方法を提供することをその目的としている。
本発明による回転電機のステータは、スロット及びティースが周方向交互に形成された円筒状のステータコアと、前記スロットに収容されたステータ巻線とを備える回転電機のステータにおいて、前記ステータ巻線は、周方向略磁極ピッチ離れた2つの前記スロットに個別に収容される1対のスロット収容部と、前記ステータコアの軸方向外側にて前記1対のスロット収容部を接続するターン部とを有し、前記ステータ巻線は、互いに面接触状態にて積層され且つそれぞれ樹脂被膜により絶縁被覆されて互いに平行に延在する複数の導体素線と、前記複数の導体素線を囲包する樹脂被覆部とを有する厚被膜積層線により構成されており、前記ターン部の端部は、前記スロットの端部に位置する前記スロット収容部の端部から前記ティースの端面に沿いつつ周方向へ延在するクランク部を有し、前記ターン部は、周方向へ延在するとともに前記厚被膜積層線1本分に略等しい幅だけ径方向へ斜行する頭頂部を有していることをその特徴としている。
本発明によれば、導体を複数の導体素線に細分化したことによりステータ巻線の剛性を低下させることができるため、ターン部を容易に撓ませることができる。このため、ステータ巻線の電流容量を大きくするためその合計導体断面積を大きくする場合でも、予め円筒状に形成されたステータ巻線を縮径状態としてステータコアの内周側に配置し、その後、スロット収容部をステータコアの径方向内側からスロット内に挿入する作業を容易化することができる。また、ステータ巻線の良好な弾性変形性を利用して、非分割のステータコアの径方向内側に整形コイルを挿入し、ステータ巻線のスロット収容部をスロットに径方向に押し込むことができるため、コア分割が不要になり、磁気抵抗を増大させることがなく、高占積率で低コイルエンド化に適した巻線が可能になる。
また、ターン部の両端部に連なる一対のスロット収容部間に必要な径方向位置のずれをターン部の頭頂部により実現できる。したがって、ステータコア端面から頭頂部の先端までのターン部の軸方向突出長に相当するコイルエンドの高さを低減することができる。また、ターン部の頭頂部以外の部分は周方向及び軸方向に延在すればよく、ターン部の曲げ加工が容易となる。
好適な態様において、前記複数の導体素線は、前記スロット内にて少なくとも周方向へ積層され且つ短辺が周方向へ延在する長方形断面形状を有する。つまり、この態様では、複数の導体素線は、スロット内にて少なくとも周方向へ積層され且つ積層方向に偏平な断面形状を有する。そのため、厚被膜積層線の周方向の曲げ剛性を低下させることができ、ターン部を周方向へ曲げ加工することが容易となる。したがって、ステータ巻線をステータコアの内周側で巻回した縮径状態としてから、スロット収容部をスロット位置まで移動させる挿入工程が容易にできる。
好適な態様において、前記複数の導体素線は、前記スロット内にて少なくとも径方向へ積層され且つ短辺が径方向へ延在する長方形断面形状を有する。つまり、この態様では、複数の導体素線は、スロット内にて少なくとも径方向へ積層され且つ積層方向に偏平な断面形状を有する。そのため、厚被膜積層線の径方向の曲げ剛性を低下させることができ、厚被膜積層線の径方向寸法を大きくしてもターン部を径方向へ曲げ加工することが容易となる。したがって、厚被膜積層線の径方向寸法を増やすだけで大電流仕様に対応することができる。
好適な態様において、前記複数の導体素線は、スロット内にて周方向及び径方向へ延在する側面を有して径方向及び周方向の両方へ整列して積層された平角線によりそれぞれ構成されている。これにより、厚被膜積層線の周方向の曲げ剛性を低下させることができ、ターン部を周方向へ撓ませることが容易になる。したがって、ステータ巻線をステータコアの内周側で巻回した縮径状態としてから、スロット収容部をスロット位置まで移動させる挿入工程が容易にできる。そのうえ、高いスロット占積率を実現することができる。
好適な態様において、前記樹脂被膜は、100〜170μmの厚さを有する。これにより、部分放電の抑止に必要な絶縁被膜厚(100〜170μm)を安定して確保できる。
好適な態様において、前記樹脂被覆部は、押出し成形されて形成されている。これにより、サージ電圧による相間の部分放電(コロナ放電)の発生を相間絶縁紙なしに抑止できる。
好適な態様において、前記樹脂被膜は、内側に形成されて前記樹脂被膜をなす内層絶縁被膜と、前記内層絶縁被膜を被覆して前記樹脂被覆部をなす外層絶縁被膜とからなり、前記外層絶縁被膜は、前記内層絶縁被膜よりも低いガラス転移温度を有する。これにより、高温時に内層絶縁被膜より先に外層絶縁被膜が軟化して同一スロット内の線材どうしが熱接着し、径方向に整列して一体化するため、機械強度を向上させることができる。
好適な態様において、前記スロットの内壁面は、絶縁性樹脂層により被覆されている。このため、従来のスロット絶縁紙を無くすことが出来、ステータ巻線のスロット収容部との組付けが容易になる。
好適な態様において、前記絶縁性樹脂層は、電着塗装により形成されている。このため、絶縁性樹脂層が厚くなり過ぎることがなく、コイルの占積率を向上できる。
本発明の回転電機のステータの製造方法によれば、上記ステータは、前記スロットに径方向に挿入可能に予め形成された円筒状の整形コイルを作製し、前記整形コイルを縮径してステータコアのロータ配置位置にセットし、前記整形コイルのスロット収容部を径方向外側に付勢して前記ステータコアの各スロットに収容して前記ステータ巻線を構成する組み付け方法を採用する。これにより、ステータコイルの組み付けを大幅に簡素化することができ、ステータコアの分割も不要となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(ステータの基本構造)
本発明の第1実施形態によるステータの基本構造を図5を参照して説明する。11はステータ、12はステータコア、13はステータコア12の端面、20はステータ巻線、hはステータ巻線20のコイルエンドの軸方向突出長(コイルエンド高さ)である。
ステータ11は車両駆動用発電電動機に使用されるものであり、ステータ11の径方向内側には図略のロータが回転自在に収容される。このロータの外周部には、極性が周方向交互に異なる多数の磁極が永久磁石によって形成されている。ロータの外周面は、ステータ11の内周面に対して微小なエアギャップを介して対面している。ステータコア12は、所定厚さの電磁鋼板を軸方向に積層している。ステータ巻線20は3相巻線であり、スロット14には第1相の波巻巻線が巻装され、スロット15にも第1相の波巻巻線が巻装されている。つまり、互いに隣接する2つのスロット14、15(図6参照)に同相のステータ巻線20が巻装されいわゆる毎極毎相2スロット構成となっている。ステータ巻線20とステータコア12との間の電気絶縁性を確保するため、スロット14、15内壁にはスロット絶縁紙80が設けられている(図2参照)。
(線材30)
ステータ巻線20の線材30の構造について、図4を参照して説明する。
ステータ巻線20の線材30は、銅を素材とする4本の矩形断面形状の導体素線32により構成されている。各導体素線32の外周面は樹脂製の内層絶縁被膜34にて覆われ、更にそれらを囲覆して樹脂製の外層絶縁被膜36が形成され、最終的に一本の線材30となっている。4本の導体素線32はそれぞれ略正方形の平角線であって、それらの矩形断面の辺が2つの内層絶縁被膜34を挟んで互いに正対するように整列して配置されている。なお、各導体素線32が長方形の場合には、その長辺同士が正対し、短辺同士が正対するように整列して配置され、ステータ巻線20の線材30が略矩形断面となるように配置される。
内層絶縁被膜34はポリアミドイミド等のエナメル層からなり、外層絶縁被膜36はPPS等の押出し被覆樹脂層により形成されている。内層絶縁被膜34と外層絶縁被膜36とを合わせた絶縁皮膜の合計厚さは100μm〜170μmに設定されている。これにより、これらの絶縁被膜のみでサージ電圧による部分放電(コロナ放電)を防止することができる。従来、高電位差となる巻線相間には絶縁紙が必要であったが、上記2層構造の絶縁皮膜により、この絶縁紙を省略することができ、巻線作業も容易となる。
(ステータ巻線20の形状)
ステータ巻線20の形状について、図1を参照して説明する。
ステータ巻線20は、ステータコア12のスロット14、15内にそれぞれ収容されるスロット収容部40と、軸方向及び周方向へ延在しつつ周方向略1磁極ピッチ離れた2つのスロット収容部40の端部同士をステータコア12の軸方向両端にて接続するターン部42とを有している。
ターン部42の中央部には、軸方向外側に突出せず周方向へ延在するクランク部(頭頂部)44が形成されている。線材30は、クランク部44にて周方向へ延在するとともに径方向に変位するようにその径方向幅分だけ斜行し、クランク部44の両端はその径方向幅分だけ径方向へずれている。つまり、つまり、クランク部44の一端と他端とは線材30の径方向幅分だけ径方向にずれている。このずれは、クランク部44の一端から他端へ向けて連続的に形成され、クランク部44は周方向へ変位するにつれて径方向へ斜行している。この斜行するクランク部44の周方向幅は略1スロットピッチとされ、スロットの同一径方向位置のスロット収容部に連なる各ターン部のクランク部44は、軸方向等位置に配置される。これにより、互いに隣接する線材30のターン部42を高密度配置することができるため、コイルエンドの膨らみを低減することができる。また、図1(B)に示すように、一つのスロット内のスロット収容部40に連なるターン部42に対してこの一つのスロットの隣のスロット内のスロット収容部40に連なるターン部42は、軸方向に隣接するように配置される。これにより、コイルエンドの膨らみを低減することができる。
スロット収容部40の端部に連なるターン部42の端部には、ステータ11の端面13に沿いつつ周方向(正確には接線方向)へ延在するクランク部46が形成されている。これにより、コイルエンドの高さを低減することができる。つまり、極ピッチよりコイル辺ピッチが短い短節巻と同様の幾何学的効果で全節巻であってもコイルエンド高さを低くできる。更に、ターン部42は、ターン部42の端部と頭頂部との中間に位置して、1スロット間隔で上記クランク部46と同様に周方向へ延在するクランク部48を有する。これにより、コイルエンド高さを更に低くすることができる。
図6を参照してこの略階段状のターン部42に効果について更に詳しく説明する。
図6において、2点鎖線は、スロット14、14間において周方向及び軸方向に延在する従来のターン部330の配置位置を示す。ターン部330はたとえばその中央部にて径方向に捻られ、これによりターン部330の両端は線材の径方向幅だけ径方向にずれている。これに対して、この実施形態のターン部42は、周方向幅d1のクランク部44及びクランク部46、48をもつ分だけ軸方向高さhを縮小することができる。なお、d2はティース12bの周方向幅、42はクランク部44及びクランク部46、48の間にて周方向及び軸方向に延在するターン部42の斜行部である。
以上説明したように、この実施形態では、矩形断面の導体素線32を積層した線材30を用いているので、スロット占積率を高めることができる。更に、この実施形態では、ステータ巻線20のターン部42にクランク部46、クランク部(頭頂部)44を設け、更に途中のクランク部48を2段設けているので、低くコンパクトなコイルエンドを実現することができる。そのうえ、このターン部42の各クランク部の屈曲加工は、複数の導体素線32を整列させて線材30を構成することにより線材30の変形性を向上しているため容易となっている。更にそのうえ、クランク部44、46、48が屈曲加工して形成された後のターン部42の剛性は増大するため、回転電機の運転等に伴うコイルエンドの振動を良好に抑止することもできる。
(ステータ巻線20の製造工程)
上記したステータ巻線20をステータコア12へ巻装する方法の一例について、図2、図3を用いて説明する。図2はステータコア12へのステータ巻線20の組付完了状態を示し、図3は組付け途中状態を示す。ただし、図2、図3の図示を簡略化するため、ステータ巻線20のターン部42の図示は省略され、スロット収容部40の線材30の断面は簡略化して図示されている。
ステータコア12は、電磁鋼板等の軟磁性薄板材を軸方向に積層して構成されている。ステータコア12は、継鉄部(バックヨーク)12aと、継鉄部12aから径方向内側へ突出するティース12bとを有する。隣接する2つのティース12b間には、奇数番目のスロット14と偶数番目のスロット15とが周方向交互に設けられている。19aは、スロット14、15の径方向内側に開口する開口部(スロット開口)であり、スロット14、15の周方向幅は、開口部19aからスロット14、15の奥径部19bに至るまで等しくされている。スロット14、15は、オープンスロット構造となっている。
この実施形態の回転電機のステータの製造方法によれば、スロット14、15に径方向へ挿入可能にステータ巻線と同形の整形コイルを予め円筒状に作製しておき、この整形コイルを縮径してステータコア12のロータ配置位置にセットし、その後、この整形コイルの縮径を解除して整形コイルの各スロット収容部40をステータコア12のスロット14、15に収容してステータ巻線20を完成させる。もちろん、上記セットにおいて、各スロット収容部40は、それが収容されるべきスロットの径方向内側に配置される。
更に説明すると、図3では、予め円筒状に整形されたステータ巻線20のスロット収容部40の線材30が、ステータコア12の径方向内側に径方向へ12本互いに隣接して配列されている。この状態から、ステータ巻線20のスロット収容部40の線材30を径方向外側へ移動させることにより、ステータ巻線20のスロット収容部40およびそれを囲むスロット絶縁紙80をスロット14、15内に挿入する(図2)。その後、絶縁性樹脂等からなるウェッジ82をスロットの開口部19aに挿入し、ステータ巻線20のスロット収容部40をスロット14、15内に封止する(図2参照)。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図7に示す。
第2実施形態の線材70には、第1実施形態と同様に捩りを伴わない形状のクランク部76がターン部74の中央部(頭頂部)にほぼ周方向に延在して形成されている。クランク部76では、線材70がその径方向幅分だけ径方向にオフセットして整列されている。つまり、クランク部76の一端と他端とは線材70の径方向幅分だけ径方向にずれている。このずれは、クランク部76の一端から他端へ向けて連続的に形成され、これにより、クランク部76は周方向へ変位するにつれて径方向へ斜行している。この斜行するクランク部76の周方向幅は略1スロットピッチとされ、スロットの同一径方向位置のスロット収容部に連なる各ターン部のクランク部76は、軸方向等位置に配置されることが好適である。これにより、互いに隣接する線材70のターン部74は、密に配置されることができるため、コイルエンドの膨らみを低減することができる。
また、ステータ巻線20には、スロット収容部72に連なるターン部74の端部に位置して、ステータ11の端面13に平行に周方向(正確には接線方向)へ延在するクランク部78が形成されている。これにより、第1実施形態と同様にコイルエンドの高さを低減することができる。ただし、第2実施形態の線材70は、クランク部76とクランク部78との間は直線状に形成され、途中クランク部をもたない。これにより、コイルエンドで線材70の途中クランク部同士が空間的に干渉することを抑止することができる。これにより、径方向内側のスロット収容部72から径方向外側のスロット収容部72に至るターン部74の線材30を径方向に変位させ、組み合わせる作業、並びに、ステータ巻線20のスロット収容部72をスロット14、15内に挿入する作業が容易となる。
更に、この実施形態では、絶縁性樹脂層が電着塗装によりスロット内壁に40μm〜80μm厚で形成されている。これにより、図4に示す外層絶縁被膜36の厚さを必要最低限とすることができるため、生産性を損なわずにステータ巻線20のスロット収容部72の占積率を向上できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図8、図9に示す。
図9に示すようにステータ巻線20の線材70は、銅を素材とする6本の長方形断面形状の導体素線32を含む。導体素線32の外周は内層絶縁被膜34にて覆われ、その外周を外層絶縁被膜36により覆われ、これにより線材70は実質的に単一の線材とされている。6本の導体素線32は長方形断面の長辺同士が接する向きに2列、短辺同士が接する向きに3列に積層されている。長辺は径方向へ、短辺は周方向へ延在している。
内層絶縁被膜34はポリアミドイミド等のエナメル層により形成され、外層絶縁被膜36はPPS等の押出し被覆樹脂層により形成されている。内層絶縁被膜34と外層絶縁被膜36とを合わせた絶縁被膜の厚さは100μm〜170μmに設定され、この絶縁被膜のみでサージ電圧による部分放電(コロナ放電)を防止している。
図8において、ステータコア12は、電磁鋼板等の軟磁性薄板材からなり、継鉄部12aと、この継鉄部12aから内径側に突出したティース12bを形成している。このティース12b間には側壁が平行なスロット14、15が設けられ、オープンスロット構造が採用されている。
ステータ巻線20の各スロット収容部72の線材70はすべて、収容されるべきスロットの径方向内側に予め配置される。これにより、各スロットの径方向内側には6本のスロット収容部72が径方向へ整列して予め配置される。その後、スロット収容部72の線材70を径方向外側へ移動させることにより、各スロット収容部72が、スロット14、15内に挿入される。
この第3実施形態によれば、図9に示す線材70の素線数を図4に示す場合より径方向へ増やしているため、線材70の電流容量を増やすことができるうえに、図4に示す場合に比べてターン部の線材70を容易に周方向へ曲げることができる。つまり、一本の平角線からなる線材では製作困難な総断面積の線材70も容易に加工することができ、大電流にも対応できる。また、この実施形態では、毎極毎相2スロットを配置しているため毎極毎相1スロット構成の場合と比較して線材70の整形工程及び既述の縮径工程を容易とすることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ステータ巻線20の線材30(70)は、導体素線32は長方形断面の長辺同士が接する向きかつ周方向へ複数列(2列)、短辺同士が接する向きかつ径方向へ複数列(2列または3列)、配列していた。しかし、電流容量が小さい場合には図10、図11に示すように、周方向及び径方向の一方へのみ複数列配列し、周方向及び径方向の他方へは単列だけ配列してもよい。図10では、スロット内に収容された状態において、導体素線は径方向へ単列だけ配置され、周方向へ2列に積層(配列)され、且つ、積層方向(周方向)に偏平な断面形状を有する。つまり、短辺が周方向へ長辺が径方向へ配置される。このようにすれば、厚被膜積層線(線材)の周方向への曲げ剛性を低下することができるのでターン部を周方向に撓ませることが容易になり、ステータ巻線のスロット収容部をステータコアの径方向内側からスロット位置まで移動させる挿入工程も容易となる。
図11では、スロット内に収容された状態において、導体素線32は周方向に単列、径方向に2列に2列に積層され、且つ、積層方向に偏平な断面形状を有する。つまり、短辺が径方向へ長辺が周方向へ配置される。このため、厚被膜積層線の径方向の曲げ剛性を低下することができるので、厚被膜積層線の径方向寸法を大きくしてもターン部を径方向に撓ませることが容易となり、厚被膜積層線の径方向寸法を増やすことで大電流仕様に対応できる。
また、上記実施形態では、ステータ巻線20の線材30(70)は、矩形断面形状の導体素線32の外周をガラス転移温度が相対的に高い熱可塑性樹脂(たとえばポリアミドイミド)からなる内層絶縁被膜34により被覆し、その外周をガラス転移温度が相対的に低い熱可塑性樹脂(たとえばナイロン等)からなる外層絶縁被膜36により被覆している。これにより、高温時、内層より先に外層絶縁被膜が軟化し同一スロット内の線材どうしが熱接着し径方向に整列して一体化することで、ステータ巻線の機械強度を向上することができる。また、過大な振動等が加わっても内層と外層の接着箇所が先に剥離するので内層絶縁被膜と導体の接着を維持し絶縁性を確保できる。
上記実施形態ではステータ巻線20の線材30(70)の素線として、矩形断面形状導体(平角線)を用いたが、入手容易な円形断面形状の丸線を用い、スロット収容部40(72)のみを押圧加工して偏平断面形状としてもよい。このようにすると、ターン部42の曲げ加工が容易となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
(A)は第1実施形態の線材の一部形状を示す斜視図、(B)はこの線材を用いたステータ巻線をステーコアに巻装した第1実施形態のステータを示す部分斜視図である。 第1実施形態のステータコアにステータ巻線を組付けた状態を示す径方向模式部分断面図である。 第1実施形態のステータコアにステータ巻線を組付け途中状態を示す径方向模式部分断面図である。 第1実施形態の線材の拡大断面図である。 (A)はステータの全体斜視図、(B)はその側面図である。 第1実施形態の線材のコイルエンドの形状を示す模式周方向展開図である。 (A)は第2実施形態の線材の一部形状を示す斜視図、(B)はこの線材を用いたステータ巻線をステーコアに巻装した第2実施形態のステータを示す部分斜視図である。 第3実施形態のステータコアにステータ巻線を組付けた状態を示す径方向模式部分断面図である。 第3実施形態の線材の拡大断面図である。 その他の実施形態の拡大線材断面図である。 その他の実施形態の線材の拡大断面図である。 (A)は従来のステータの正面図であり、(B)はその側面図である。
符号の説明
11 ステータ
12 ステータコア
12a 継鉄部
12b ティース
13 ステータの端面
14 スロット
15 スロット
19a 開口部
19b 奥径部
20 ステータ巻線
30 線材(厚被膜積層線)
32 導体素線
34 内層絶縁被膜(絶縁被膜)
36 外層絶縁被膜(樹脂被覆部)
40 スロット収容部
42 ターン部
44 クランク部
46 クランク部
48 クランク部
70 線材
72 スロット収容部
74 ターン部
76 クランク部
78 クランク部
80 スロット絶縁紙
82 ウェッジ

Claims (10)

  1. スロット及びティースが周方向交互に形成された円筒状のステータコアと、前記スロットに収容されたステータ巻線とを備える回転電機のステータにおいて、
    前記ステータ巻線は、周方向略磁極ピッチ離れた2つの前記スロットに個別に収容される1対のスロット収容部と、前記ステータコアの軸方向外側にて前記1対のスロット収容部を接続するターン部とを有し、
    前記ステータ巻線は、互いに面接触状態にて積層され且つそれぞれ樹脂被膜により絶縁被覆されて互いに平行に延在する複数の導体素線と、前記複数の導体素線を囲包する樹脂被覆部とを有する厚被膜積層線により構成されており、
    前記ターン部の端部は、前記スロットの端部に位置する前記スロット収容部の端部から前記ティースの端面に沿いつつ周方向へ延在するクランク部を有し、
    前記ターン部は、周方向へ延在するとともに前記厚被膜積層線1本分に略等しい幅だけ径方向へ斜行する頭頂部を有していることを特徴とする回転電機のステータ。
  2. 請求項記載の回転電機のステータにおいて、
    前記複数の導体素線は、前記スロット内にて少なくとも周方向へ積層され且つ短辺が周方向へ延在する長方形断面形状を有する回転電機のステータ。
  3. 請求項記載の回転電機のステータにおいて、
    前記複数の導体素線は、前記スロット内にて少なくとも径方向へ積層され且つ短辺が径方向へ延在する長方形断面形状を有する回転電機のステータ。
  4. 請求項記載の回転電機のステータにおいて、
    前記複数の導体素線は、前記スロット内にて略周方向及び略径方向へ延在する側面を有して径方向及び周方向の両方へ整列して積層された平角線によりそれぞれ構成されている回転電機のステータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の回転電機のステータにおいて、
    前記樹脂被膜は、100〜170μmの厚さを有する回転電機のステータ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の回転電機のステータにおいて、
    前記樹脂被覆部は、押出し成形により形成されている回転電機のステータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか記載の回転電機のステータにおいて、
    前記樹脂被膜は、内側に形成されて前記樹脂被膜をなす内層絶縁被膜と、前記内層絶縁被膜を被覆して前記樹脂被覆部をなす外層絶縁被膜とからなり、前記外層絶縁被膜は、前記内層絶縁被膜よりも低いガラス転移温度を有する回転電機のステータ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか記載の回転電機のステータにおいて、
    前記スロットの内壁面は、絶縁性樹脂層により被覆されている回転電機のステータ。
  9. 請求項記載の回転電機のステータにおいて、
    前記絶縁性樹脂層は、電着塗装により形成されている回転電機のステータ。
  10. 前記スロットに径方向に挿入可能に予め形成された円筒状の整形コイルを作製し、前記整形コイルを縮径してステータコアのロータ配置位置にセットし、前記整形コイルのスロット収容部を径方向外側に付勢して前記ステータコアの各スロットに収容して前記ステータ巻線を構成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載の回転電機のステータの製造方法。
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