JP3134304B2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP3134304B2
JP3134304B2 JP02296579A JP29657990A JP3134304B2 JP 3134304 B2 JP3134304 B2 JP 3134304B2 JP 02296579 A JP02296579 A JP 02296579A JP 29657990 A JP29657990 A JP 29657990A JP 3134304 B2 JP3134304 B2 JP 3134304B2
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stator
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stator core
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スロット付きのコアを備えた径方向ギャッ
プ形のモータに関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 径方向ギャップ形のモータにおけるスロット付きのコ
アは、巻線とコアとの間の絶縁の確保や防錆などのため
に、特に巻線が接触する部分を中心に絶縁塗装が施され
る。そのため、同じコアであっても塗装後のサイズは塗
装厚さによって変化する。
第5図乃至第7図に示される従来の小型モータ用のコ
アaは、静電塗装が施されることにより、コアaの塗膜
bが0.3mm程度と比較的厚くなっている。
このコアaは、小型であるだけに相対的に塗装後のコ
アの外形が大きくなり、同じ巻数であっても巻線の長さ
が長くなってしまい、電気抵抗が増大して電力消費量が
増え、巻線及びコア全体の外形が大きくなってモータ全
体のサイズも拡大することとなる。
また、コアが小型化してくるにつれ塗装による塗膜が
相対的に厚くなり、巻線を所定数捲回するることが困難
になってくる。
而も、このコアの内外周面には、静電塗装は施されて
いない。特に外周面は、静電塗装を行うとロータとステ
ータとの間のギャップよりも塗装厚のほうが厚くなって
しまうことがあるからである。そのため必要に応じ別途
薄く塗装を施していた。
本発明は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑
み行われたものであって、その目的とするところは、実
質上全面に亙って絶縁及び防錆に十分な程度に薄く塗装
されたスロット付きのコアを備え、それによって、巻線
に要する電線の長さが短く、電気抵抗が低減されて電力
消費量が節約され、而も巻線及びコア全体の外形が縮小
されたモータを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のモータは、内周
側がステータ固着部に支持され外周側に突設された複数
のステータ歯を有するスロット付きのコアと、前記コア
の外周側に径方向ギャップを介してロータを有するアウ
ターロータ形のモータにおいて、 実質上前記コアの全面に亙って絶縁性電着塗料により
25乃至50μmの厚さで電着塗装が施され、前記コアにお
ける内周面部に前記電着塗装の電極接続跡を有するもの
とすることができる。
[作用] コアの実質上全面に亙って絶縁性電着塗料により25乃
至50μmの厚さで塗装が施されており、それによってコ
アの周りの絶縁、例えばコアとそのコアのスロットに捲
回された巻線との間の絶縁及びコアの防錆が行われてい
る。
コアは絶縁性電着塗料により電着塗装されるものであ
るから、25乃至50μmの厚さで塗装が実質上コアの全面
に亙って容易且つ確実に行われ、同一のコアであって
も、塗装後の外形が小さくなる。
そのため、所要巻数の巻線を施す上で要する電線の長
さが短く、電線量の節約、巻線の電気抵抗の低減による
省電力、並びに、巻線及びコア全体の外径の縮小が実現
される。
而も、外周側に径方向ギャップを介してロータを有す
るコアにおける内周面部(すなわち、巻線に接したり、
ロータと相対したり、表面に表れたりすることのない部
分)に電着塗装の際の電極接続跡を有するので、コアの
絶縁性電着塗膜の膜厚が25乃至50μmという非常に薄い
ものであるにもかかわらず、電極接続跡が電気絶縁及び
防錆上問題となることは回避される。
[実施例] 本発明の実施例を、第1図乃至第4図を参照しつつ説
明する。
第1図乃至第4図は、本発明モータの1実施例である
スロット付きのステータコアを備えたアウターロータ形
のハードディスク駆動用ブラシレススピンドルモータに
関するものである。
そのうち第1図は、ステータコアの平面図、第2図は
ステータコアの正面図、第3図は第1図におけるIII−I
II線断面図である。また第4図は、第1図乃至第3図に
示されるステータコアを備えたスピンドルモータの破砕
断面図である。
ステータコア10は、けい素鋼板12が積層されて成るも
のであって、等中心角毎に外方に突設されたステータ歯
14の間に9個所のスロット16を備えている。なお、スロ
ットの数や配置は特に限定されない。
そしてこのステータコア10の実質上全面に亙って、絶
縁性電着塗料としてのエポキシ樹脂塗料18によって、絶
縁及び防錆に十分な程度に薄く、すなわち25乃至50μm
程度の厚さで、塗装が施されている。
この電着塗装は、このステータコア10における径方向
ギャップ20に面しない周面である内周面における3個所
に電極を接続して行われている。従って、塗装後のステ
ータコア10の内周面部22に、120度中心角毎に3個所の
電極接続跡24を有する。なお、接続される電極の数や配
置は特に限定されるものではない。スロットを内周側に
有するステータコアの場合は、その外周面に電極を接続
して電着塗装を行うこととなる。
26はロータハブである。ロータハブ26は、ハードディ
スクを外嵌固定するための外壁部26aと、その内側に位
置する内壁部26bとを有し、内壁部26bの内側には強磁性
材料性の固定軸28が挿通されている。
30は、ステータコア10のスロット16にステータ巻線32
が捲回されてなる環状ステータである。
図面における固定軸28の上端部内には、ハードディス
ク装置のディスク室の蓋板にねじ止めするためのねじ孔
34が設けられており、固定軸28の下端部外周部は、ディ
スク室の基板に穿設されたねじ孔に螺入して固定するた
めのねじ部35に構成されている。
図面における固定軸28の上下端部内には、それぞれハ
ードディスク装置のディスク室の蓋板及び基板にねじ止
めするためのねじ孔34が設けられている。
36及び38は玉軸受である。各玉軸受36及び38の内輪は
固定軸28に固定されており、外輪は、ロータハブ26の内
壁の内周面に固定されている。
40は、固定軸28の一部を鍔状に張り出して成るステー
タ固着部である。
42は、ステータコア10の図面における下端内周部に形
成された支持部である。支持部42は、ナイロン66樹脂に
ガラス粉が混入されて成る絶縁性複合材料により形成さ
れ、ステータ固着部40に接着又は圧入により固定されて
いる。
図面における上側の玉軸受36の上方側は、磁性流体シ
ール44によりシールされている。一方下側の玉軸受38の
下方側は、ステータ固着部40、支持部42、ステータコア
10及びロータハブ26の内壁部26bにより構成されるラビ
リンスシールによってシールされている。
45は、ロータハブ26の外壁部の内周面に固定されたロ
ータマグネットであって、径方向ギャップ20を隔有して
ステータコア10に相対している。46は、ハードディスク
固定用のクランプ部材をねじ止めするためにロータハブ
26に設けられたねじ孔、48はねじ孔をシールするシール
材である。50はリード線である。
なお、このブラシレススピンドルモータは、一層の小
型化のためにセンサレス方式を採っている。
このモータのステータコア10は、電極接続跡24を、径
方向ギャップ20に面しないステータコア10の内周面部22
に有するので、ステータコア10の絶縁及び防錆上その電
極跡が問題とならない。
またこのモータのステータコア10は絶縁性電着塗料で
あるエポキシ樹脂塗料18により電着塗装されるものであ
るから、絶縁及び防錆に十分な程度の薄い塗装が実質上
ステータコア10の全面に亙って容易且つ確実に行われ、
同一のステータコア10であっても、塗装後の外形が小さ
くなる。
そのため、所用巻線のステータ巻線を施す上で要する
電線の長さが短く、電線量の節約、ステータ巻線32の電
気抵抗の低減による省電力、並びに、ステータ巻線32及
びステータコア10全体の外形の縮小が実現されており、
それによってモータの小型化をも助けている。
[発明の効果] 絶縁性電着塗料による25乃至50μmの厚さの塗装が実
質上コアの全面に亙って容易且つ確実に行われるので、
本発明のモータの塗装されたコアの外形は従来よりも縮
小される。そのため所要巻線の巻線を施す上で要する電
線の長さが短く、特に小型のモータにおいて、電線量の
節約、巻線の電気抵抗の低減による省電力、巻線及びコ
ア全体の外形の縮小、並びに、それによる更なるモータ
の小型化などの効果が高い。
而も、外周側に径方向ギャップを介してロータを有す
るコアにおける内周面部に電極接続跡を有するので、コ
アの絶縁性電着塗膜の膜厚が非常に薄いにもかかわら
ず、電極接続跡が電気絶縁及び防錆上問題となることが
回避される。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本発明モータの1実施例であるス
ロット付きのステータコアを備えたアウターロータ形の
ハードディスク駆動用ブラシレススピンドルモータに関
するものであって、そのうち第1図はステータコアの平
面図、第2図はステータコアの正面図、第3図は第1図
におけるIII−III線断面図である。また第4図は、第1
図乃至第3図に示されるステータコアを備えたスピンド
ルモータの破砕断面図である。 第5図乃至第7図は、従来の小型モータ用のコアに関す
るものであって、そのうち第5図は平面図、第6図は正
面図、第7図は第5図におけるVII−VII線断面図であ
る。 図面中、10はステータコア、16はスロット、18はエポキ
シ樹脂塗料、20は径方向ギャップ、22は内周面部、24は
電極接続跡である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周側がステータ固着部に支持された外周
    側に突設された複数のステータ歯を有するスロット付き
    のコアと、前記コアの外周側に径方向ギャップを介して
    ロータを有するアウターロータ形のモータにおいて、 実質上前記コアの全面に亙って絶縁性電着塗料により25
    乃至50μmの厚さで電着塗装が施され、前記コアにおけ
    る内周面部に前記電着塗装の電極接続跡を有することを
    特徴とするモータ。
JP02296579A 1990-10-31 1990-10-31 モータ Expired - Lifetime JP3134304B2 (ja)

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JP2001320842A (ja) * 2000-05-10 2001-11-16 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 積層コア及びその製造方法
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