JP4916941B2 - 流体軸受装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流体軸受装置およびその製造方法に関するものである。
流体軸受装置は、軸受隙間に生じる油膜で支持すべき軸(軸部材)を回転自在に支持するものである。この流体軸受装置は、高速回転、高回転精度、低騒音等の特徴を有するものであり、近年ではその特徴を活かして、情報機器、例えばHDD、FDD等の磁気ディスク装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク装置、MD、MO等の光磁気ディスク装置等に搭載するスピンドルモータ用、また、パーソナルコンピュータ(PC)などに搭載され、発熱源の冷却を行うファンモータ用等の軸受として広く用いられている。
ところで、上記の情報機器用モータでは、情報処理量の増大等に伴い、記録媒体の積層化や高速回転化等が急速に進展している。これに伴って流体軸受装置には、より一層の軸受剛性の向上、特にモーメント荷重に対する負荷能力(モーメント剛性)の向上が求められている。
流体軸受装置のモーメント剛性の向上手段としては、ラジアル軸受面を軸方向の2箇所に離隔して設けることにより、ラジアル軸受部の軸受スパンを拡大させた構造が一般的である。この種の構造として、例えば以下に示す構成のものが知られている。
(1)単体の軸受スリーブの上下2箇所にラジアル軸受面を形成したもの(例えば、特許文献1を参照)。
(2)軸受スリーブを軸方向に2個並べ、両軸受スリーブにそれぞれ一つずつラジアル軸受面を形成したもの(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−336636号公報 特開2001−37141号公報
(1)の構成で軸受スパンを拡大させるには軸受スリーブを長大化する必要がある。しかしながら軸受スリーブが長大化すると、軸受スリーブの加工精度を確保することが難しく、特に軸受スリーブが焼結金属製である場合、その圧粉成形時に均一密度を得にくい。また、軸受スリーブのラジアル軸受面に動圧発生部(ラジアル動圧発生部)を型成形する際、必要となる圧迫力が増大するため、軸受スリーブの軸方向の伸びが大きくなる。この伸びは、軸受スリーブが軸方向の二箇所で成形型に食い付いた状態で発生するから、ラジアル動圧発生部の崩れや位置ずれ等を生じ易くなる。
一方、(2)の構成では、各軸受スリーブの軸方向寸法を短縮できる分、軸受スリーブの加工精度、特にラジアル動圧発生部の加工精度は(1)の構成に比べ容易に確保することができる。ところで、軸受スリーブはハウジングの内周に固定されるのが通例であるが、両者の固定は、ラジアル軸受面間の同軸度に配慮しながら行う必要がある。近年求められるラジアル軸受面間の同軸度はマイクロメータオーダーの微小なものであるが、軸受スリーブには寸法公差や成形精度のばらつきが存在する。従って、同軸精度を確保しながら複数の軸受スリーブをハウジングに組み込むことは容易ではない。
本発明の課題は、ラジアル軸受部の軸受スパンを拡大することができ、しかも軸受スリーブのハウジングへの組込みを容易かつ高精度に行うことができる流体軸受装置およびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、軸方向に並べた複数の軸受スリーブと、軸受スリーブの内周に挿入された軸部材と、各軸受スリーブを収容するハウジングとを備え、各軸受スリーブの内周面に、軸部材の外周面との間でラジアル軸受隙間を形成するラジアル軸受面が形成された流体軸受装置であって、隣接する2つの軸受スリーブの接近方向で係合する係合部材を有し、かつ各軸受スリーブのラジアル軸受面が型成形されていることを特徴とする流体軸受装置を提供するものである。
このように流体軸受装置に、隣接する2つの軸受スリーブの接近方向で係合する係合部材を設けることで、両軸受スリーブの接近方向の相対移動が規制される。そのため、ラジアル軸受面を型成形する段階では、隣接する両軸受スリーブの間に、軸受スリーブの伸びを吸収する変形吸収部を形成することが可能となる。この変形吸収部により、軸受スリーブの伸びが許容され、軸受スリーブ同士が相互に押し合うことがなくなる、あるいは押し合う場合でも、その力を軽減することができるので、ラジアル軸受面(ラジアル軸受部)のスパンを拡大しつつ、ラジアル軸受面を精度良く成形することが可能となる。
なお、ここでいう変形吸収部とは、軸受スリーブの軸方向の伸び(変形)を吸収できる何らかの機構・構造をいい、例えば軸方向の隙間(空間)の他、軸受スリーブよりも圧縮変形が容易な部材、例えば多孔質部材、軟質材などで構成することができる。また、ラジアル軸受面は、軸部材の外周面との間に油膜を形成して軸部材をラジアル方向に支持する面をいい、ラジアル動圧発生部を有する面の他、ラジアル動圧発生部を有しない平滑円筒面も含まれる。
上記構成の流体軸受装置においては、隣接する2つの軸受スリーブのそれぞれにスリーブ部とフランジ部とを設け、両軸受スリーブのスリーブ部の外周に係合部材を嵌合し、かつ係合部材の両端面にそれぞれフランジ部を係合させるのが望ましい。これにより軸受スリーブと係合部材のアセンブリを円筒状の形態に製作することができ、ハンドリング性が向上する。
係合部材をハウジングの内周面に固定することにより、ハウジングにアセンブリを固定する際の固定方法を多様化することができる。例えば、係合部材の外径寸法を軸受スリーブの外径寸法よりも大径とした場合、係合部材をハウジング内周に圧入することにより、流体軸受装置の組み立てを低コストに精度良く行うことができる。
隣接する軸受スリーブのうち、少なくとも一方の軸受スリーブの端面で、かつ他の軸受スリーブと対向しない端面に、スラスト軸受隙間を形成するスラスト軸受面を形成することにより、軸部材をスラスト方向で支持することが可能となる。このスラスト軸受面は、各ラジアル軸受面を型成形する際に同時に成形することができる。
以上に述べた流体軸受装置は、隣接する2つの軸受スリーブの軸方向の接近方向移動を係合部材で規制すると共に、両軸受スリーブの対向する端面間に変形吸収部を介在させた状態で、係合部材に圧迫力を付与し、両軸受スリーブの内周面を成形型に押付けてラジアル軸受面を型成形することで製造することができる。
この場合、両軸受スリーブのラジアル軸受面が同時に型成形されるため、両ラジアル軸受面間の同軸度を高精度に確保することができる。特に係合部材を樹脂製とすれば、圧迫力の付与に伴って係合部材と軸受スリーブとを圧着固定することができ、軸受スリーブと係合部材を確実にアセンブリ化することが可能となる。このときさらに軸受スリーブを多孔質体とすれば、いわゆるアンカー効果によって両者の固定強度を高めることができ、望ましい。このアセンブリは、例えば係合部材の外周面をハウジングの内周面に固定することで、そのままハウジングに組み込むことができ、その際、両ラジアル軸受面間の同軸合わせが不要となるため、低コストに高精度の流体軸受装置を組み立てることが可能となる。
以上より、本発明によれば、流体軸受装置のラジアル軸受部の軸受スパンを長大化することができ、しかもかかる流体軸受装置を、容易かつ低コストに製造することができる。
以下、本発明に係る流体軸受装置およびその製造方法を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における「上下」方向は説明の便宜上用いるだけであり、流体軸受装置の設置方向や使用態様等を限定するものではない。
図1は、流体軸受装置を組込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例を概念的に示している。このスピンドルモータは、例えばHDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、流体軸受装置1と、流体軸受装置1の軸部材2に装着されたロータ(ディスクハブ)3と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル4およびロータマグネット5とを備えている。ステータコイル4はブラケット6の外周に取付けられ、ロータマグネット5はディスクハブ3の内周に取付けられている。流体軸受装置1のハウジング7は、ブラケット6の内周に装着される。ディスクハブ3には、磁気ディスク等のディスクDが一又は複数枚保持される。ステータコイル4に通電すると、ステータコイル4とロータマグネット5との間の電磁力でロータマグネット5が回転し、それによって、ディスクハブ3およびディスクハブ3に保持されたディスクDが軸部材2と一体に回転する。
図2は、本発明に係る流体軸受装置1の一実施形態を示す断面図である。この流体軸受装置1は、ハウジング7と、ハウジング7の内周に固定された軸受部材8と、軸受部材8の内周に挿入された軸部材2とを主要な構成部材として備えている。
ハウジング7は、例えば、樹脂材料を射出成形して略円筒状に形成され、その内周面7aは軸方向全長に亘ってストレートな円筒面に形成されている。
ハウジング7の成形に用いるベース樹脂としては、射出成形可能なものであれば非晶性樹脂・結晶性樹脂を問わず使用可能で、例えば、非晶性樹脂として、ポリサルフォン(PSU)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニルサルフォン(PPSU)、ポリエーテルイミド(PEI)等、結晶性樹脂として、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等を用いることができる。もちろんこれらは一例にすぎず、使用環境や用途等を考慮してその他のベース樹脂を使用することもできる。これらベース樹脂は一種または二種以上を混合して使用され、また、上記のベース樹脂には、強度アップや導電性付与を目的として、公知の各種充填材を一種又は二種以上配合することもできる。
この他、黄銅やアルミニウム合金等の軟質金属材料、その他の金属材料でハウジング7を形成することもできる。
軸部材2は、ステンレス鋼等の金属材料で形成され、全体として概ね同径の軸状をなしている。さらに、この実施形態では、軸部材2に環状のシール部材9,10が適宜の固定手段、例えば接着又は圧入接着(圧入と接着の併用)により固定されている。これらシール部材9,10は、軸部材2の外周面2a1から外径側に突出した形態となり、それぞれハウジング7の内周側に収容される。また、軸部材2の外周面2a1のうち、シール部材9,10の固定位置となる領域には、接着剤による固定強度を高めるための接着剤溜りとなる円周溝2a2、2a2が設けられている。なお、シール部材9,10は、真ちゅう(黄銅)等の軟質金属材料やその他の金属材料で形成しても良いし、樹脂材料で形成しても良い。また、シール部材9,10のうち何れか一方は、軸部材2に一体形成しても良い。
シール部材9の外周面9aはハウジング7の上端側の内周面7aとの間に所定容積のシール空間S1を形成し、シール部材10の外周面10aはハウジング7の下端側の内周面7aとの間に所定容積のシール空間S2を形成する。この実施形態において、シール部材9の外周面9a及びシール部材10の外周面10aは、それぞれハウジング7の外部側に向かって漸次縮径したテーパ面状に形成されている。そのため、シール空間S1、S2は、ハウジング7の内部側に向かって漸次縮小したテーパ形状を呈する。
軸受部材8は、軸方向に複数、ここでは2つ並べて設けられた軸受スリーブ81,82と、2つの軸受スリーブ81,82の接近方向で係合する係合部材83とで構成される。
第1軸受スリーブ81は、例えば銅を主成分とする焼結金属の多孔質体とされ、円筒状のスリーブ部81aと、スリーブ部81aの上端から外径側に張り出したフランジ部81bとを一体に備える断面逆L字形状を呈する。また、第2軸受スリーブ82は、第1軸受スリーブ81と同様に、例えば銅を主成分とする焼結金属の多孔質体とされ、円筒状のスリーブ部82aと、スリーブ部82aの下端から外径側に張り出したフランジ部82bとを一体に備える断面L字形状を呈する。両軸受スリーブ81,82の一方又は双方は、焼結金属以外にも、例えば銅合金等の軟質金属材料、多孔質樹脂等で形成することもできる。
係合部材83は、例えば樹脂材料で円筒状に形成されている。この係合部材83は、両軸受スリーブ81,82のスリーブ部81a、82aの外周に嵌合され、かつその両端面83b、83cにそれぞれ第1軸受スリーブ81のフランジ部81bと第2軸受スリーブ82のフランジ部82bとが係合している。なお、係合部材83は、ゴム材料や熱可塑性エラストマー等、その他比較的高弾性の材料で形成することもできる。
図3(b)に示すように、第1軸受スリーブ81のスリーブ部81aの内周面81a1には、第1ラジアル軸受部R1のラジアル軸受面A1となる領域が形成され、該ラジアル軸受面A1にはラジアル動圧発生部としてヘリングボーン形状の動圧溝81a11が形成されている。このラジアル軸受面A1は、第2軸受スリーブ82から離反する側(上側)の端部に形成されている。また、第2軸受スリーブ82のスリーブ部82aの内周面82a1には、第2ラジアル軸受部R2のラジアル軸受面A2となる領域が形成され、このラジアル軸受面A2にはラジアル動圧発生部としてヘリングボーン形状の動圧溝82a11が形成されている。このラジアル軸受面A2は、第1軸受スリーブ81から離反する側(下側)の端部に形成されている。なお、動圧溝81a11,82a11は、ラジアル軸受隙間を介して対向する軸部材2の外周面2a1に形成してもよく、またその形状としては、スパイラル形状等、公知のその他の形状としてもよい。
また、図3(a)に示すように、第1スリーブ部81のフランジ部81bの上側端面81b1には、第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受面B1となる領域が形成され、該スラスト軸受面B1にはスラスト動圧発生部としてスパイラル形状の動圧溝81b11が形成されている。動圧溝81b11は、スラスト軸受隙間を介して対向するシール部材9の下側端面9bに形成してもよく、またその形状としては、ヘリングボーン形状等、公知のその他の形状としてもよい。
また、図3(c)に示すように、第2スリーブ部82のフランジ部82bの下側端面82b1には、第2スラスト軸受部T2のスラスト軸受面B2となる領域が形成され、該スラスト軸受面B2にはスラスト動圧発生部としてスパイラル形状の動圧溝82b11が形成されている。なお、動圧溝82b11は、スラスト軸受隙間を介して対向するシール部材10の上側端面10bに形成してもよく、またその形状としては、ヘリングボーン形状等、公知のその他の形状としてもよい。
以上の構成部材からなる流体軸受装置1の製造方法の一例を、軸受部材8の製造工程を中心に、図面に基づいて説明する。
まず、図4に示すアセンブリ80を製作する。アセンブリ80の製作は、両軸受スリーブ81、82のスリーブ部81a、82aを、それぞれ係合部材83の上下側から係合部材83の内周に挿入(軽圧入)し、両軸受スリーブ81、82のフランジ部81b、82bを、それぞれ係合部材83の上下端面83b、83cに係合させることにより行われる。これにより、軸受スリーブ81,82相互間での軸方向の接近方向移動が規制されると共に、アセンブリ80が略円筒状の形態に製作され、各部材81〜83のハンドリング性が高まる。
アセンブリ80が完成した状態で、第1軸受スリーブ81の下端面81a2と第2軸受スリーブ82の上端面82a2との間には、変形吸収部として所定幅の軸方向隙間11が形成される。本実施形態において、係合部材83の外径寸法は軸受スリーブ81,82の外径寸法よりも大径に形成されており、従って、アセンブリ80が完成した状態で係合部材83の外周面83dは、軸受スリーブ81,82のフランジ部外周面よりも外径側に突出している。
次に、アセンブリ80を図5に示す成形装置に投入する。成形装置は、アセンブリ80の外周を圧入する円筒状のダイ13、アセンブリ80の内周に挿入されるコアロッド12、およびアセンブリ80の両端面を拘束する上下パンチ14,15を主要な要素として備える。コアロッド12の外周面12aには、第1,第2軸受スリーブ81,82のラジアル軸受面A1、A2に設けるべき動圧溝形状に対応した溝型12a1、12a2が設けられている。また、詳細な図示は省略するが、上パンチ14の下側端面14aには、第1軸受スリーブ81のスラスト軸受面B1に設けるべき動圧溝形状に対応した溝型が設けられ、下パンチ15の上側端面15aには、第2軸受スリーブ82のスラスト軸受面B2に設けるべきスラスト動圧発生部形状に対応した溝型が設けられている。なお、成形時の上下と実使用時の上下は必ずしも一致する必要はなく、任意に設定することができる。
以上の構成からなる成形装置において、アセンブリ80を図5に示す態様でダイ13の上面に位置決め配置し、上パンチ14およびコアロッド12を降下させてアセンブリ80の内周にコアロッド12を挿入する。そして、図6に示すように、上パンチ14およびコアロッド12をさらに降下させアセンブリ80をダイ13の内周に圧入した後、さらに上パンチ14を降下させ、下パンチ15と協働してアセンブリ80に軸方向の圧迫力を付与する。これにより、第1軸受スリーブ81のスリーブ部内周面81a1と第2軸受スリーブ82のスリーブ部内周面82a1とにコアロッド12に設けられた溝型12a1、12a2がそれぞれ押付けられ、第1軸受スリーブ81の内周面81a1(ラジアル軸受面A1)に動圧溝81a11が型成形され、第2軸受スリーブ82の内周面82a1(ラジアル軸受面A2)に動圧溝82a11が型成形される。これと同時に、第1軸受スリーブ81のフランジ部上端面81b1(スラスト軸受面B1)には上パンチ14の下側端面14aに設けた溝型が、第2軸受スリーブ82のフランジ部下端面82b1(スラスト軸受面B2)には下パンチ15の上側端面15aに設けた溝型がそれぞれ押付けられ、各面に動圧溝81b11,82b11がそれぞれ型成形される。
このように、アセンブリ80を加圧した場合、軸受スリーブ81、82が軸方向に伸びる場合がある。本実施形態ではアセンブリ80の両端が上下パンチ14,15で拘束されているため、各軸受スリーブ81,82は図6の拡大断面図に示すように相手側の軸受スリーブの方向に伸びる。かかる軸方向の伸びが過大になると、軸受スリーブ81,82同士が相互に押し合い、ラジアル軸受面A1、A2、さらには動圧溝81a11、82a11を精度良く成形することができないおそれがある。これに対し本発明では、両軸受スリーブ81、82の間に、軸方向の伸びを吸収する変形吸収部としての軸方向隙間11を設けているため、各軸受スリーブ81、82の伸びが軸方向隙間11で許容され、軸受スリーブ81,82同士が相互に押し合うこともなくなるか、あるいは押し合う場合でも、その押し合う力を軽減することができる。従って、両ラジアル軸受面A1,A2、さらにはラジアル動圧発生部としての動圧溝81a11、82a11を精度良く成形することができる。
また、両ラジアル軸受面A1,A2(動圧溝81a11、82a11)が同一のコアロッド12を用いて同時に成形されるため、両ラジアル軸受面A1、A2間の同軸度も同時に確保することができる。さらに、本実施形態では、両スラスト軸受面B1、B2(動圧溝81b11、82b11)も同時に型成形されるので、スラスト軸受面B1、B2を別途形成する手間を省いて製造コストの更なる低廉化を図ることができる。
また、両軸受スリーブ81,82が薄肉化されているので、その分、各溝型の転写性が良好になり、各動圧溝81a11、82a11、81b11、82b11を精度良く型成形することができる。
また、本実施形態では、係合部材83が樹脂材料で形成されているため、圧迫力の付与に伴って、係合部材83と両軸受スリーブ81、82とが圧着固定される。これにより、両者を相互に固定する手間を省きつつも、係合部材83と両軸受スリーブ81,82とを確実に固定することができる。さらに、本実施形態では両軸受スリーブ81,82が多孔質性を有する焼結金属製とされているため、アンカー効果によって両者の固定強度が一層強固なものとなる。なお、係合部材83と軸受スリーブ81、82との固定強度をより一層高めるため、例えば、図4に示すアセンブリ80の形成段階で、係合部材83と軸受スリーブ81、82との間に接着剤を介在させておいても良い。
以上の工程が完了した後、アセンブリ80にコアロッド12を挿入したままの状態で下パンチ15とコアロッド12とを連動して上昇させ、アセンブリ80をダイ13から抜く。アセンブリ80をダイ13から抜くと、両軸受スリーブ81、82と保持部材83とにスプリングバックが生じ、アセンブリ80(軸受スリーブ81,82)の内径寸法が拡大する。これにより、アセンブリ80の内周から、動圧溝81a11、82a11を損傷させることなくコアロッド12を抜き取ることができる。コアロッド12を抜き取ると完成品としての軸受部材8が得られる。なお、上記のとおり保持部材83にもスプリングバックが生じるので、ダイ13から抜き取った段階で、保持部材83の外周面83dは軸受スリーブ81,82の外周面よりも外径側に突出した形態(図3(a)に示す形態)となる。
なお、図示例では、第1軸受スリーブ81の下側端面81a2と第2軸受スリーブ82の上側端面82a2とが接触した態様となっているが、以上のようにして軸受部材8が成形される結果、両軸受スリーブ81、82間には若干量の軸方向隙間11が残存する場合もある。
以上のようにして製作された軸受部材8をハウジング7の内周に固定する。ハウジング7に対する軸受部材8の固定は、例えば、保持部材83の外周面83dをハウジング7の内周面7aに圧入することにより、またあるいは圧入接着することにより行われる。なお、ラジアル軸受面A1、A2間での同軸度は前述した工程で確保されているため、軸受部材8をハウジング7に固定する際に、ラジアル軸受面間での同軸合わせに格別の配慮を払うことは不要となる。従って、低コストに高精度の流体軸受装置1を組み立てることが可能となる。なお、例えば、固定される部材(ここでは、ハウジング7)との芯合わせが必要な場合は、ハウジング7および軸受部材8の軸心を合わせるように、両者を隙間接着で固定しても良い。
なお、以上では、両軸受スリーブ81、82間に、変形吸収部としての軸方向隙間11を設けた状態で両ラジアル軸受面A1、A2(動圧溝81a11、82a11)および両スラスト軸受面B1、B2(動圧溝81b11、82b11)を型成形する場合について説明を行ったが、変形吸収部として、両軸受スリーブ81,82間に圧縮変形が軸受スリーブ81,82よりも容易な部材、例えば軸受スリーブ81,82よりも表面開孔率の大きい多孔質部材や軟質材で形成したスリーブなどを設けた状態で両ラジアル軸受面A1、A2および両スラスト軸受面B1、B2を型成形することもできる。
そして、軸受部材8(両軸受スリーブ81,82)の内周に軸部材2を挿入し、所定のアキシャル隙間(軸方向隙間)幅を保った状態で両シール部材9,10を軸部材2の外周に固定する。なお、シール部材9、10のうちの何れか一方は、組み付けの簡略化を図る観点から、挿入前に予め軸部材2に固定しておいても良いし、軸部材2と一体形成しても良い。
以上の工程を経て組み立てが完了した後、シール部材9,10でシールされたハウジング7の内部空間に、両軸受スリーブ81,82の内部気孔も含め潤滑油を充填する。潤滑油の充填は、例えば組み立てが完了した流体軸受装置1を真空槽内で潤滑油中に浸漬した後、大気圧に開放することにより行うことができる。
上記構成の流体軸受装置1において、軸部材2が回転すると、第1軸受スリーブ81のスリーブ部内周面81a1に設けられたラジアル軸受面A1と第2軸受スリーブ82のスリーブ部内周面82a1に設けられたラジアル軸受面A2とが、それぞれ軸部材2の外周面2a1とラジアル軸受隙間を介して対向する。そして軸部材2の回転に伴い、ラジアル軸受隙間に形成される油膜は、動圧溝81a11、82a11の動圧作用によってその油膜剛性を高められ、軸部材2がラジアル方向に回転自在に非接触支持される。これにより、軸部材2をラジアル方向に回転自在に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1と第2ラジアル軸受部R2とが形成される。
また、軸部材2が回転すると、第1軸受スリーブ81のフランジ部上端面81b1に設けられたスラスト軸受面B1がシール部材9の下側端面9bと所定のスラスト軸受隙間を介して対向し、第2軸受スリーブ82のフランジ部下端面82b1に設けられたスラスト軸受面B2がシール部材10の上側端面10bと所定のスラスト軸受隙間を介して対向する。そして軸部材2の回転に伴い、各スラスト軸受隙間に形成される油膜は、動圧溝81b11、82b11の動圧作用によってその油膜剛性を高められ、軸部材2が両スラスト方向に回転自在に非接触支持される。これにより、軸部材2を両スラスト方向に回転自在に非接触支持する第1スラスト軸受部T1と第2スラスト軸受部T2とが形成される。
また、軸部材2の回転時には、上述のように、シール部材9,10の外周側に形成されるシール空間S1、S2が、ハウジング7の内部側に向かって漸次縮小したテーパ形状を呈しているため、両シール空間S1、S2内の潤滑油は毛細管力による引き込み作用と、回転時の遠心力による引き込み作用とにより、シール空間が狭くなる方向、すなわちハウジング7の内部側に向けて引き込まれる。これにより、ハウジング7の内部からの潤滑油の漏れ出しが効果的に防止される。また、シール空間S1、S2は、ハウジング7の内部空間に充填された潤滑油の温度変化や圧力変化などに伴う容積変化量を吸収するバッファ機能を有し、想定される使用条件の範囲内では、潤滑油の油面は常にシール空間S1、S2内にある。
また、図示する流体軸受装置1は、焼結金属の多孔質体からなる軸受スリーブ81,82の一部が、非多孔質の係合部材83に置換された形態となるため、軸受部材8を全て焼結金属で形成した場合に比べ、軸受内部に充満すべき潤滑油量を低減することができる。従って、シール空間S1、S2の軸方向寸法を短縮して軸受部材8の軸方向寸法を長大化させることが、すなわちラジアル軸受部R1、R2の軸受スパンを増大させモーメント剛性を高めることが可能となる。
図7は、本発明を適用可能な流体軸受装置の第2実施形態を示している。この流体軸受装置21では、軸部材2が、軸部2aと、軸部2aと一体又は別体に設けられたフランジ部2bとで構成されている。また、シール部材19がハウジング7の上端開口部にのみ設けられ、ハウジング7の下端開口部は、ハウジング7と別体の蓋部材20で封止されている。また、スラスト軸受部T1,T2が、それぞれ、フランジ部2bの上側端面2b1と第2軸受スリーブ82の下側端面82bとの間、およびフランジ部2bの下側端面2b2と蓋部材20の上側端面20aとの間に設けられている。以上、この流体軸受装置21が第1の実施形態に係る流体軸受装置1と異なる主な点を列挙して説明したが、その他の事項は第1の実施形態に準じるので、共通の参照番号を付して、重複説明を省略する。
以上の説明では、軸方向に2つ並べた軸受スリーブ81,82と、両軸受スリーブ81,82の接近方向で係合する係合部材83とを有する流体軸受装置について説明を行ったが、軸受スリーブは、例えば軸方向に3つ、あるいは4つ以上並べて設けることも可能である。例えば軸受スリーブを軸方向に4つ並べて設ける場合、流体軸受装置は、図2等に示す軸受部材8が、軸方向に2つ並べて設けられた形態となる。
また、以上の説明では、流体軸受装置1,21のラジアル軸受部R1、R2およびスラスト軸受部T1、T2として、ヘリングボーン形状やスパイラル形状等の動圧溝によって潤滑油の動圧作用を発生させる構成を例示しているが、ラジアル軸受部R1、R2の一方又は双方は、例えば、ラジアル軸受面となる領域に複数の軸方向溝を円周方向等間隔に設けた、いわゆるステップ軸受や、ラジアル軸受面となる領域に複数の円弧面を設けた、いわゆる多円弧軸受とすることもできる。また、スラスト軸受部T1、T2の一方又は双方は、例えば、スラスト軸受面となる領域に複数の半径方向溝を円周方向所定間隔に設けた、いわゆるステップ軸受や波型軸受(ステップ型が波型になったもの)等とすることもできる。
また、特に図7に示す形態の流体軸受装置21では、軸部2aの下端面を凸球状に形成し、軸部材2のスラスト方向の支持を接触によって行う、いわゆるピボット軸受で構成することもできる。
また、以上の説明では、流体軸受装置1の内部に充満する流体として、潤滑油を例示したが、それ以外にも各軸受隙間に動圧を発生させることができる流体、例えば空気等の気体や、磁性流体等を使用することもできる。
なお、本発明にかかる流体軸受装置は、HDD等のディスク装置用のスピンドルモータに限らず、高いモーメント剛性を要求されるその他のモータ、例えばファンモータにも好ましく用いることができる。
図8は、本発明の第1実施形態に係る流体軸受装置1を組み込んだファンモータ、その中でも半径方向(ラジアル方向)のギャップを介してステータコイル4およびロータマグネット5を対向させた、いわゆるラジアルギャップ型ファンモータの一例を概念的に示すものである。図示例のモータは、主に、軸部材2の上端外周に固定されるロータ33が外周面に羽根を有する点、およびブラケット36がモータの各構成部品を収容するケーシングとしての機能を果たす点で、図1に示すスピンドルモータと構成を異にする。なお、その他の構成部材は、図1に示すスピンドルモータの各構成部材と機能・作用を同一にするため、共通の参照番号を付して重複説明を省略する。
流体軸受装置を組み込んだスピンドルモータを概念的に示す断面図である。 流体軸受装置の一実施形態を示す断面図である。 (a)図は第1軸受スリーブの上面図、(b)図は軸受部材の断面図、(c)図は第2軸受スリーブの下面図である。 動圧溝成形前の軸受部材を示す概略図である。 軸受部材の成形工程を示す断面図である。 軸受部材の成形工程を示す断面図である。 流体軸受装置の他の実施形態を示す断面図である。 流体軸受装置を組み込んだファンモータを概念的に示す断面図である。
符号の説明
1、21 流体軸受装置
2 軸部材
7 ハウジング
8 軸受部材
9,10 シール部材
11 軸方向隙間(変形吸収部)
12 コアロッド
12a1、12a2 溝型
13 ダイ
14 上パンチ
15 下パンチ
80 アセンブリ
81 第1軸受スリーブ
82 第2軸受スリーブ
83 係合部材
A1、A2 ラジアル軸受面
B1、B2 スラスト軸受面
R1、R2 ラジアル軸受部
T1、T2 スラスト軸受部
S1、S2 シール空間

Claims (5)

  1. 軸方向に並べた複数の軸受スリーブと、軸受スリーブの内周に挿入された軸部材と、各軸受スリーブを収容するハウジングとを備え、各軸受スリーブの内周面に、軸部材の外周面との間でラジアル軸受隙間を形成するラジアル軸受面が形成された流体軸受装置であって、
    隣接する2つの軸受スリーブの接近方向で係合する係合部材を有し、かつ各軸受スリーブのラジアル軸受面が型成形されていることを特徴とする流体軸受装置。
  2. 隣接する2つの軸受スリーブのそれぞれにスリーブ部とフランジ部とを設け、両軸受スリーブのスリーブ部の外周に係合部材を嵌合し、かつ係合部材の両端面にそれぞれフランジ部を係合させた請求項1記載の流体軸受装置。
  3. 隣接する軸受スリーブのうち、少なくとも一方の軸受スリーブの端面で、かつ他の軸受スリーブと対向しない端面に、スラスト軸受隙間を形成するスラスト軸受面を形成した請求項1記載の流体軸受装置。
  4. 係合部材をハウジングの内周面に固定した請求項1記載の流体軸受装置。
  5. 隣接する2つの軸受スリーブの軸方向の接近方向移動を係合部材で規制すると共に、両軸受スリーブの対向する端面間に変形吸収部を介在させた状態で、係合部材に圧迫力を付与し、両軸受スリーブの内周面を成形型に押付けてラジアル軸受面を型成形することを特徴とする流体軸受装置の製造方法。
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