JP4912494B2 - データ記録システム、データ記録方法およびデータ記録プログラム - Google Patents

データ記録システム、データ記録方法およびデータ記録プログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタルデータをデータファイルとして記録媒体へ記録するデータ記録システムおよびデータ記録プログラムに関するものである。
近年、光ディスクや半導体メモリ等の記録媒体に、映像や音声等のデジタルストリームデータをファイルとして記録する装置が一般的になってきている。記録媒体の大容量化に伴って記録可能なファイル数も増大している。また、記録されるファイルの種類も多様化している。その結果、記録媒体に記録される全てのファイルを整理して管理することが困難となってきた。そのため、ディレクトリ単位で各種ファイルを整理して記録および管理する方法が提案されている(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。
前記特許文献1では、様々な記録モードまたはデータ形式を有する音声メッセージを整理して管理することができる音声記録再生装置が提案されている。この音声記録再生装置では、記録モードまたはデータ形式に応じた複数のディレクトリが予め用意される。音声メッセージは、前記複数のディレクトリのうち、録音された際の環境に応じて選択されたディレクトリに記録される。
また、前記非特許文献1に記載されているDCF(Design rule for Camera File system)は、画像ファイルおよび画像に関連するファイルをデジタルスチルカメラ(Digital Still Camera)および関連機器間で簡便に交換することを目的として作成された規格である。DCFでは、デジタルスチルカメラおよび関連機器における画像に関連するファイルの記録、再生等の取り扱いについての仕様が規定されている。
以下、前記非特許文献1に記載されているDCFのディレクトリ構造について説明する。図29はDCFにおけるディレクトリの構造を表す図である。図29において、楕円形はディレクトリを示し、矩形はファイルを示すものとする。ルートディレクトリ91の直下にDCIMディレクトリ92(DCFイメージディレクトリ)が記録される。DCIMとは、"Digital Camera IMages"の略である。このDCIMディレクトリ92の直下に、第1DCFディレクトリ93および第2DCFディレクトリ94のようなDCFディレクトリが記録される。第1DCFディレクトリ93および第2DCFディレクトリ94には、DCFオブジェクトがそれぞれ記録される。DCFオブジェクトは、例えば、DCF基本ファイル(画像ファイル)等である。図29に示すディレクトリ構造では、DCIMディレクトリ92の直下にある第1DCFディレクトリ93および第2DCFディレクトリ94に記録されているDCFオブジェクトがDCFに従って管理される。また、第1DCFディレクトリ93および第2DCFディレクトリ94にそれぞれ記録することができるDCFオブジェクトの最大数は9999個と規定されている。これは、DCFオブジェクトの管理を容易にするためである。
ところで、記録媒体の大容量化は、ファイル数の増大だけでなく、ユーザが記録するファイルサイズの増大にもつながっている。一方、例えば、コンピュータで採用されるファイルシステム(FAT32など)の制限等により、1ファイルのとりうる最大ファイルサイズが規定されている。その結果、記録媒体に記録される1つのファイルのサイズが無制限に増大するわけではない。このため、例えば、大容量の記録媒体に規定最大ファイルサイズを超えるデジタル映像音声ストリームデータが記録されるような場合、連続するデジタル映像音声ストリームデータは複数のデータファイルに分割して記録されることになる。
このようにして記録された複数のデータファイルを管理するには、連続するデジタル映像音声ストリームデータから分割された複数のデータファイルが、同一ディレクトリに記録されることが好ましい。しかし、例えば、DCFで規定されるディレクトリ構造等のように、ディレクトリに記録できる最大データファイル数が規定されているディレクトリ構造では、同一ディレクトリに前記複数のデータファイルを記録しきれない場合がある。この様子を、以下に、図面を参照しながら説明する。
図30は、記録できる最大データファイル数が規定されているディレクトリに、分割されたデータファイルを記録する場合の例を示す図である。図30に示すディレクトリ構造においては、ルートディレクトリ31の下に第1ディレクトリ32および第2ディレクトリ51がある。第1ディレクトリ32または第2ディレクトリ51に記録できる最大データファイル数は、それぞれ99個である。
第1ディレクトリ32には、第1ディレクトリ32内のデータファイルを管理するための情報が記録された第1管理ファイル33が記録されている。第2ディレクトリ51には、第2管理ファイル52が記録されている。第1管理ファイルは、例えば、第1ディレクトリ32に記録されているデータファイルの格納順、つまり記録順を管理する情報である第1管理テーブルを含む。第1管理テーブルには、第1ディレクトリ32内に記録されたデータファイルそれぞれを示す情報がその記録順に記録されている。同様に、第2管理ファイル52も、第2管理テーブルを含む。
図30に示す例では、第1ディレクトリ32に既に記録されているデータファイル数が98個である場合に、デジタルストリームデータ21を分割してできた第1データファイル24が記録されている。この状態で、第1ディレクトリ32に記録されているデータファイル数が規定最大データファイル数99個となるので、これ以上、第1ディレクトリ32にデータファイルを記録できない。
したがって、デジタルストリームデータ21が分割されてできた残りのデータファイル、すなわち、第2データファイル25および第3データファイル26は、第2ディレクトリ51に記録される。第2管理テーブルには、第2データファイル25および第3データファイル26を示す情報が順次記録されている。
このように、連続する1つのデジタルストリームデータ21を形成する3つのデータファイル24、25、26が、第1ディレクトリ32と第2ディレクトリ51の2つのディレクトリに分かれて記録される。
特開2003―131698号公報 JEIDA規格 カメラファイルシステム規格(Design rule for Camera File system)DCF Version1.0 (JEIDA−49−2−1998)、社団法人日本電子工業振興協会、1998年12月発行、p8−20
上記のように、従来の記録方法では、連続する1つのデジタルストリームデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合に、分割された複数のデータファイルが同一のディレクトリに記録されずに、複数のディレクトリに分かれて記録される場合がある。この場合、再生装置等またはユーザが、連続する1つのデジタルストリームデータとして分割された複数のデータファイルを取り扱う際に、複数のディレクトリを参照する必要が生じる。その結果、データファイルの管理が困難で、利便性が悪くなっていた。
また、ディレクトリごとに対応して設けられた管理ファイルによって、ディレクトリ内のデータファイルの記録順や関連付けを管理するシステムにおいては、分割された複数のデータファイルが複数のディレクトリに分かれて記録された場合に、管理ファイルは、対応するディレクトリ以外のディレクトリに記録されたデータファイルに関する情報も持つ必要が生じる。
例えば、連続する1つのデジタルストリームデータが、複数のデータファイルに分割されて、複数のディレクトリに記録された場合、それぞれのディレクトリにおける管理ファイルが、自ら管理するディレクトリ以外のデータファイルに関する情報を持っていなければ、分割された複数のデータファイルを連続して再生することはできなくなる。
管理ファイルが、複数のディレクトリに記録されたデータファイルに関する情報も持つと、管理ファイルの構造が複雑になる。その結果、データファイルの管理が困難で、利便性が悪くなる。
そこで、本発明は、デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合に、記録された複数のデータファイルの管理が容易になるように記録することができるデータ記録システムおよびデータ記録プログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかるデータ記録システムは、デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録媒体へ記録するデータ記録システムであって、前記デジタルデータを分割して複数のデータファイルを生成し、前記記録媒体へ順次記録するファイル生成部と、前記複数のデータファイルを管理するための管理情報を記録する1つの管理ファイルを決定する管理ファイル判断部と、前記複数のデータファイルの記録順を示す情報を含む管理情報を、前記管理ファイル判断部が決定した前記管理ファイルに記録する管理情報生成部とを備え、前記管理ファイル判断部は、前記複数のデータファイルの管理情報を管理ファイルに記録した場合に当該管理ファイルによって管理されるデータファイル数が当該管理ファイルで管理可能な最大データファイル数L(Lは自然数)を超えないように、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する。
前記管理ファイル判断部は、デジタルデータが分割されて生成された複数のデータファイルの数を記録しても管理可能な最大データファイル数Lを超えないような管理ファイルを、前記複数のデータファイルの管理情報を記録する管理ファイルに決定する。管理情報生成部は、前記管理ファイル判断部が決定した管理ファイルに複数のデータファイルの管理情報を記録する。そのため、管理ファイル判断部が決定した1つの管理ファイルによって複数のデータファイルが管理されることになる。その結果、デジタルデータを分割して生成された複数のデータファイルの管理情報は、複数の管理ファイルにまたがって記録されることはなくなる。ひいては、複数のデータファイルの管理が容易になる。例えば、管理ファイルの管理情報を用いて複数のデータファイルを読み出す場合の処理が簡単になる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記複数のデータファイルのうち、1〜N番目(Nは、自然数)のデータファイルの管理情報が前記管理ファイルへ記録された時点で、該管理ファイルで管理されるデータファイルの数が最大データファイル数Lに達した場合に、前記管理ファイル判断部は、前記管理情報を記録する管理ファイルを、前記管理ファイルとは異なる別の管理ファイルに変更し、前記管理情報生成部は、前記別の管理ファイルに前記1〜N番目のデータファイルの管理情報を移すとともに、N+1番目以降のデータファイルの管理情報を前記別の管理ファイルに記録することが好ましい。
本発明にかかるデータ記録システムにおいては、ファイル生成部が、分割された複数のデータファイルの管理情報を管理ファイルに記録するにあたって、1つの管理ファイルで管理可能な最大データファイル数Lが規定されている。そのため、前記デジタルデータを分割してできた複数のデータファイルの管理情報が順次管理ファイルに記録される途中で、該管理ファイルで管理されるデータファイルの数が最大ファイル数Lに達することがある。
このような場合、前記管理ファイル判断部は、管理情報を記録する管理ファイルを、前記管理ファイルとは異なる別の管理ファイルに変更する。そして、前記管理情報生成部は、別の管理ファイルに残りのデータファイルの管理情報を記録するとともに、当初の前記管理ファイルに記録した管理情報も前記別の管理情報に記録する。そのため、前記デジタルデータが分割されてできた複数のデータファイルの管理情報は、2つの管理ファイルに分かれて記録されずに、同一の管理ファイルに記録される。すなわち、同じデジタルデータから分割された複数のデータファイルは、必ず1つの管理ファイルで管理される。そのため、前記管理ファイルの構造が簡単になる。また、前記管理ファイルの情報を用いて前記複数のデータファイルを読み出す場合の処理が簡単になる。すなわち、前記複数のデータファイルの管理が容易になる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイルは、前記記録媒体上の各ディレクトリに対応して設けられ、各管理ファイルは、それぞれ対応するディレクトリ内にあるデータファイルの管理情報を含み、前記ファイル生成部は、前記複数のデータファイルを前記記録媒体上のディレクトリへ記録し、前記管理情報生成部は、前記ディレクトリに記録されるデータファイルの管理情報を、前記ディレクトリに対応して設けられた管理ファイルに記録し、前記複数のデータファイルのうち、1〜N番目(Nは、自然数)のデータファイルが前記ディレクトリに記録された時点で、前記ディレクトリに記録されたファイルの数がディレクトリに記録可能な最大ファイル数Lに達した場合に、前記管理ファイル判断部は、前記管理情報を記録する管理ファイルを、前記ディレクトリとは異なる別のディレクトリに対応する別の管理ファイルに変更し、前記ファイル生成部は、前記1〜N番目のデータファイルを前記別のディレクトリに移動させるとともに、前記別のディレクトリにN+1番目以降のデータファイルを記録することが好ましい。
ファイル生成部が、分割された複数のデータファイルをディレクトリに記録するにあたって、例えば、DCFのようにディレクトリに記録できる最大データファイル数が規定されている場合がある。このような場合、前記デジタルデータを分割してできた複数のデータファイルのうち一部が前記ディレクトリへ記録された時点で、該ディレクトリに記録されたファイルの数が該ディレクトリの記録可能な最大ファイル数に達することがある。
このように、ファイル生成部が複数のデータファイルを前記ディレクトリに記録する途中で、前記ディレクトリにそれ以上データファイルを記録できない状態になった場合、上記の構成により、前記ファイル生成部は、別のディレクトリに残りのデータファイルを記録するとともに、当初の前記ディレクトリに記録したデータファイルを前記別のディレクトリに移動させる。そのため、同じデジタルデータから分割された複数のデータファイルは、必ず1つのディレクトリに記録される。
また、管理ファイル判断部は、管理情報の記録先を、前記別のディレクトリに対応する別の管理ファイルに変更する。前記管理情報生成部は、前記1〜N番目のデータファイルの管理情報と、前記N+1番目以降のデータファイルの管理情報とを前記別の管理ファイルへ記録する。これにより、前記複数のデータファイルは、1つのディレクトリに記録されているものとして、前記管理ファイルによって管理される。そのため、前記管理ファイルの構造が簡単になる。また、前記管理ファイルの情報を用いて前記複数のデータファイルを読み出す場合の処理が簡単になる。すなわち、前記複数のデータファイルの管理が容易になる。
また、同じデジタルデータから分割された複数のデータファイルは、必ず1つのディレクトリに記録されるので、管理ファイルの管理情報は、ディレクトリ内のデータファイルのみを対象とした情報にすることができる。すなわち、管理ファイルに対応するディレクトリでのみ有効な情報を管理情報に含めることができる。例えば、あるデータファイルが、その1つ前に記録されたデータファイルと同じデジタルデータから分割されたデータファイルであるか否かを示すフラグ等のようなデータを管理ファイルに含めることができる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理情報は、1つのデータファイルに関する情報を示すデータの一群を1つのレコードとして、管理対象の各データファイルについてのレコードを含み、前記管理情報生成部は、前記複数のデータファイルを示す複数のレコードを、前記複数のデータファイルが記録された順番に管理情報として管理ファイルに記録し、1〜N番目(Nは、自然数)のデータファイルの管理情報が前記管理ファイルへ記録された時点で、該管理ファイルで管理されるデータファイルの数が最大データファイル数Lに達した場合に、前記管理ファイル判断部は、前記管理情報を記録する管理ファイルを前記管理ファイルとは異なる前記別の管理ファイルに変更し、前記管理情報生成部は、前記別の管理ファイルにNレコード分の領域を確保しておいて、前記N+1番目以降のデータファイルが前記記録媒体へ記録される際に、N+1番目以降のデータファイルそれぞれに対応するレコードを前記管理ファイルへ順次記録し、該記録中または記録後に、前記1〜N番目のデータファイルに対応するレコードを確保された前記領域に記録することが好ましい。
これにより、前記1〜N番目のデータファイルと、前記N+1番目以降のデータファイルを含む前記複数のデータファイルを表すレコードは、記録順に並べられて前記別のディレクトリに対応する管理ファイルのテーブルに記録される。そのため、前記管理ファイルは、対応するディレクトリ内のデータファイルの順番を管理することができる。
また、同じデジタルデータから分割された複数のデータファイルは、必ず1つのディレクトリに記録されるので、前記管理ファイルは、対応するディレクトリのデータファイルのみの順番を管理すればよい。そのため、管理ファイルの構造が簡単になる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイル判断部は、新規に作成した管理ファイルを前記別の管理ファイルとすることが好ましい。
本発明にかかるデータ記録システムは、前記記録媒体にすでに記録されている管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得部をさらに備え、前記管理ファイル判断部は、前記ファイル生成部が前記複数のデータファイルを記録した後に、記録された前記複数のデータファイルの数と、前記ファイル数取得部が取得したデータファイルの数との和を、最大データファイル数Lを比較することによって、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定することが好ましい。
前記管理ファイル判断部は、記録された前記複数のデータファイルの数と、前記ファイル数取得部が取得したデータファイルの数との和を、最大データファイル数Lを比較することによって、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する。これにより、管理ファイル判断部は、前記複数のデータファイルの管理情報を記録しても管理するデータファイルの数が最大データファイル数Lを超えないような管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定することができる。そのため、前記デジタルデータが複数のファイルに分割されても、それら複数のファイルは、2以上の管理ファイルで管理されるのではなく、1つの管理ファイルで管理される。その結果、前記デジタルデータを分割して生成されたファイルの管理が容易になる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイルは、前記記録媒体上の各ディレクトリに対応して設けられ、管理ファイルは、それぞれ対応するディレクトリ内のデータファイルの管理情報を含み、前記ファイル生成部は、前記デジタルデータを複数のファイルに分割して、一時待避領域に一時的に保存する分割部を含んでおり、前記記録媒体上のディレクトリのうち少なくとも1つのディレクトリについて、該ディレクトリ内に記録されているファイルの数を取得するファイル数取得部と、前記ファイル数取得部が取得したファイル数と前記ファイル生成部が前記一時待避領域に保存したファイルの数との和を、ディレクトリに記録できる最大ファイル数と比較することによって、記録先ディレクトリを選択するディレクトリ選択部とを備え、前記ファイル生成部は、前記分割部が前記一時待避領域に保存した前記ファイルを、前記ディレクトリ選択部で選択された前記記録先ディレクトリに記録し、前記管理ファイル判断部は、前記記録先ディレクトリに対応する管理ファイルを、前記複数のデータファイルを記録する管理ファイルに決定することが好ましい。
前記ディレクトリ選択部は、前記ファイル数取得部が取得したファイル数と前記分割部が前記一時待避領域に保存したファイルの数との和を、前記最大ファイル数と比較することによって前記記録先ディレクトリを選択するので、前記一時待避領域に保存した前記ファイルを記録することができるディレクトリを記録先ディレクトリとして選択することができる。すなわち、前記デジタルデータを分割してできた1以上のファイルを記録することができるディレクトリが記録先ディレクトリとして選択される。そのため、前記デジタルデータが複数のファイルに分割されても、それら複数のファイルは、2以上のディレクトリに分けて記録されるのではなく、1つのディレクトリに記録される。また、管理ファイル判断部は、複数のデータファイルの管理情報を記録する管理ファイルを、前記記録先ディレクトリに対応する管理ファイルとするので、前記複数のデータファイルの管理情報は1つの管理ファイルに記録される。その結果、前記デジタルデータを分割して生成されたファイルの管理が容易になる。
なお、前記一時待避領域は、前記記録媒体上の一部の領域であってもよいし、前記記録媒体とは別に設けられた記録手段(例えば、データ記録システムのメモリ等)の一部の領域であってもよい。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイル判断部は、前記ファイル数取得部が取得したファイル数と前記複数のデータファイルの数との和が、最大データファイル数L以下となる管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定することが好ましい。
これにより、前記管理ファイル判断部は、前記複数のデータファイルを管理することができる1つの管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定することができる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイル判断部は、前記ファイル数取得部が取得したファイル数と前記複数のデータファイルの数との和が、最大データファイル数L以下となる管理ファイルが存在しない場合には、新たに管理ファイルを作成し、作成した管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定することが好ましい。
これにより、前記管理ファイル判断部は、前記複数のデータファイルを管理することができる1つの管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定することができる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、1ファイルのファイルサイズの制限値Mが規定されている場合、前記データ記録システムは、前記記録媒体に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得部と、前記記録媒体に記録できる残量Kを検出する残量検出部と、前記残量Kおよびファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kにデジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する最大ファイル数算出部とをさらに備え、前記管理ファイル判断部は、前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、前記データファイルの前記最大値Jとから、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定することが好ましい。
このような構成により、最大ファイル数算出部は、ファイル生成部の記録開始前であっても、残量検出部が検出した記録媒体の残量Kから、1回の記録においてデジタルデータ分割によって生成されうる最大データファイル数Jを算出することができる。そのため、管理ファイル判断部は、ファイル数取得部が取得した、記録媒体上の管理ファイルが管理するデータファイルの数と、1回の記録で生成されうる最大データファイル数Jに応じて、生成されるデータファイルの管理情報を記録する管理ファイルを決定することができる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイルは、前記記録媒体上の各ディレクトリに対応して設けられ、管理ファイルが管理可能な最大データファイル数Lは、対応するディレクトリに記録できる最大データファイル数と同じである場合、前記データ記録システムは、前記記録先管理ファイル選択部によって決定された前記管理ファイルに対応するディレクトリを、前記複数のデータファイルを記録するディレクトリに決定する記録先ディレクトリ選択部をさらに備え、前記ファイル生成部は、前記記録先ディレクトリ選択部が選択したディレクトリに前記複数のデータファイルを記録することが好ましい。
これにより、記録先ディレクトリ選択部は、データファイルを記録することができるディレクトリを記録先ディレクトリとして選択することができる。これにより、デジタルデータを分割して生成されたデータファイルを1つのディレクトリに記録することができる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイル判断部は、前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と前記データファイルの前記最大値Jとの和が、最大データファイル数L以下となる管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定することが好ましい。
これにより、管理ファイル判断部は、デジタルデータを分割して生成されるデータファイルの管理情報を記録できる管理ファイルを決定することができる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、前記管理ファイル判断部は、前記ファイル数取得部が取得したファイル数と前記データファイルの前記最大値Jとの和が、最大データファイル数L以下となる管理ファイルが存在しない場合には、新たに管理ファイルを作成し、作成した管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定することが好ましい。
これにより、管理ファイル判断部は、デジタルデータを分割して生成されるデータファイルの管理情報を記録できる管理ファイルを決定することができる。
本発明にかかるデータ記録システムにおいて、1つのファイルが取り得る最大ファイルサイズが規定されており、かつ前記デジタルデータのサイズが前記最大ファイルサイズを超える場合、前記ファイル生成部は、前記デジタルデータを、前記最大ファイルサイズ以下のサイズを有する複数のファイルに分割することが好ましい。
本発明にかかる撮影機器は、入射される光学画像を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された光学画像から、映像デジタルデータを生成する信号処理部と、前記信号処理部で生成されたデジタルデータを分割して複数のデータファイルを生成し、前記記録媒体へ順次記録するファイル生成部と、前記複数のデータファイルを管理するための管理情報を記録する1つの管理ファイルを決定する管理ファイル判断部と、前記複数のデータファイルの記録順を示す情報を含む管理情報を、前記管理ファイル判断部が決定した前記管理ファイルに記録する管理情報生成部とを備え、前記管理ファイル判断部は、前記複数のデータファイルの管理情報を管理ファイルに記録した場合に当該管理ファイルによって管理されるデータファイル数が当該管理ファイルで管理可能な最大データファイル数L(Lは自然数)を超えないように、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する。
本発明にかかるデータ記録プログラムは、デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録媒体へ記録する処理をコンピュータに実行させるデータ記録プログラムであって、前記デジタルデータを分割して複数のデータファイルを生成し、前記記録媒体へ順次記録するファイル生成処理と、前記複数のデータファイルを管理するための管理情報を記録する1つの管理ファイルを決定する管理ファイル判断処理と、前記複数のデータファイルの記録順を示す情報を含む管理情報を、前記管理ファイル判断部が決定した前記管理ファイルに記録する管理情報生成処理とをコンピュータに実行させ、前記管理ファイル判断処理は、前記複数のデータファイルの管理情報を管理ファイルに記録した場合に当該管理ファイルによって管理されるデータファイル数が当該管理ファイルで管理可能な最大データファイル数L(Lは自然数)を超えないように、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する処理である。
本発明にかかるデータ記録プログラムにおいて、前記複数のデータファイルのうち、1〜N番目(Nは、自然数)のデータファイルの管理情報が前記管理ファイルへ記録された時点で、該管理ファイルで管理されるデータファイルの数が最大データファイル数Lに達した場合に、前記管理ファイル判断処理において、前記管理情報を記録する管理ファイルは、前記管理ファイルとは異なる別の管理ファイルに変更され、前記管理情報生成処理において、前記別の管理ファイルに前記1〜N番目のデータファイルの管理情報が移されるとともに、N+1番目以降のデータファイルの管理情報が前記別の管理ファイルに記録されることが好ましい。
本発明にかかるデータ記録プログラムは、前記記録媒体にすでに記録されている管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得処理をさらにコンピュータに実行させ、前記管理ファイル判断処理は、前記ファイル生成処理で前記複数のデータファイルが記録された後に、記録された前記複数のデータファイルの数と、前記ファイル数取得処理で取得されたデータファイルの数との和を、最大データファイル数Lを比較することによって、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する処理であることが好ましい。
前記記録媒体において、1ファイルのファイルサイズの制限値Mが規定されている場合において、本発明にかかるデータ記録プログラムは、前記記録媒体に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得処理と、前記記録媒体に記録できる残量Kを検出する残量検出処理と、前記残量Kおよびファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kにデジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する最大ファイル数算出処理とをさらにコンピュータに実行させ、前記管理ファイル判断処理は、前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、前記データファイルの前記最大値Jとから、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する処理であることが好ましい。
本発明にかかるデータ記録方法は、コンピュータが、デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録媒体へ記録するデータ記録方法であって、前記デジタルデータを分割して複数のデータファイルを生成し、前記記録媒体へ順次記録するファイル生成工程と、前記複数のデータファイルを管理するための管理情報を記録する1つの管理ファイルを決定する管理ファイル判断工程と、前記複数のデータファイルの記録順を示す情報を含む管理情報を、前記管理ファイル判断部が決定した前記管理ファイルに記録する管理情報生成工程とを含み、前記管理ファイル判断工程において、前記複数のデータファイルの管理情報を管理ファイルに記録した場合に当該管理ファイルによって管理されるデータファイル数が当該管理ファイルで管理可能な最大データファイル数L(Lは自然数)を超えないように、前記管理情報を記録する管理ファイルが決定される。
本発明にかかるデータ記録方法において、前記複数のデータファイルのうち、1〜N番目(Nは、自然数)のデータファイルの管理情報が前記管理ファイルへ記録された時点で、該管理ファイルで管理されるデータファイルの数が最大データファイル数Lに達した場合に、前記管理ファイル判断工程において、前記管理情報を記録する管理ファイルは、前記管理ファイルとは異なる別の管理ファイルに変更され、前記管理情報生成工程において、前記別の管理ファイルに前記1〜N番目のデータファイルの管理情報が移されるとともに、N+1番目以降のデータファイルの管理情報が前記別の管理ファイルに記録されることが好ましい。
本発明にかかるデータ記録方法は、前記記録媒体にすでに記録されている管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得工程をさらに含み、前記管理ファイル判断工程は、前記ファイル生成工程で前記複数のデータファイルが記録された後に、記録された前記複数のデータファイルの数と、前記ファイル数取得工程で取得されたデータファイルの数との和を、最大データファイル数Lを比較することによって、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する工程であることが好ましい。
前記記録媒体において、1ファイルのファイルサイズの制限値Mが規定されている場合、本発明にかかるデータ記録方法は、前記記録媒体に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得工程と、前記記録媒体に記録できる残量Kを検出する残量検出工程と、前記残量Kおよびファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kにデジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する最大ファイル数算出工程とをさらに含み、前記管理ファイル判断工程は、前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、前記データファイルの前記最大値Jとから、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する工程であることが好ましい。
本発明によれば、デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合に、記録された複数のデータファイルの管理が容易になるように記録することができるデータ記録システムおよびデータ記録プログラムを提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施形態におけるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図である。図1に示すように、データ記録システム1は、ファイル生成部3、管理情報生成部4および管理ファイル判断部6を備える。データ記録システム1は、記録媒体5に接続されており、記録媒体5にデータを記録したり、記録媒体5からデータを読み出したりすることが可能な状態にある。
ファイル生成部3は、デジタルストリームデータ21を分割して複数のデータファイルを生成する。ファイル生成部3が生成した複数のデータファイルは、記録媒体5へ記録される。データファイルは、記録媒体5上の複数のディレクトリのうち、所定のディレクトリに記録される。
管理ファイル判断部6は、ファイル生成部3が生成した複数のデータファイルの管理情報を記録する管理ファイルを決定し、管理情報生成部4に通知する。前記複数のデータファイルの管理情報を管理ファイルに記録した場合に、その管理ファイルによって管理されるデータファイル数が管理ファイルで管理可能な最大データファイル数L(Lは自然数)を超えないように、前記管理情報を記録する管理ファイルを決定する。
管理情報生成部4は、ファイル生成部3が生成した複数のデータファイルを管理するための管理情報を生成し、管理ファイル判断部6が決定した管理ファイルに記録する。管理情報には、複数のデータファイルの順番を表す情報が含まれる。また、各データファイルがデジタルストリームデータ21を分割して生成されたデータファイルであることを示す情報、管理ファイルで管理するデータファイルの有無を示す情報等が管理情報に含まれてもよい。
本実施形態において、管理ファイルは、記録媒体5上のディレクトリそれぞれに対応して設けられ、各ファイルは、それぞれ対応するディレクトリ内にあるデータファイルの管理情報を記録する。また、各ディレクトリ内に記録可能なデータファイルの数の上限が、管理ファイルで管理可能な最大データファイル数Lと同じである場合の実施形態である。
データ記録システム1は、例えば、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、PDA、音楽プレイヤ、ビデオレコーダ(DVDレコーダ、HDDレコーダ、記録機能付きTV)等のデジタルデータを記録する機能を備えた機器に組み込むことができる。データ記録システム1は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータで実装されてもよい。
データ記録システム1は、例えば、上記のデジタルデータを記録する機能を備えた機器や汎用コンピュータ(以下、前記機器と称する)において、記録媒体に対するデータの書き込みおよび読出しを制御する上位装置からの命令を受けて、記録媒体へデータ記録を行うシステムとして実装することができる。なお、前記上位装置とデータ記録システム1とは、前記機器内の同じハードウエアで実装されてもよいし、異なるハードウエアで実装されてもよい。
ファイル生成部3、管理情報生成部4、管理ファイル判断部6の機能は、例えば、CPUが所定のプログラムを実行することで実現することができる。
記録媒体5は、例えば、半導体メモリ、光ディスク、ハードディスク等の記録媒体である。これらの記録媒体は、例えば、前記機器が備える記録媒体、前記機器に着脱可能な記録媒体、または前記機器に接続された記録媒体等である。記録媒体5の例として、着脱可能なメモリカード、コンピュータに内蔵された半導体メモリまたはハードディスク、DVD等があげられる。
データ記録システム1が扱うデジタルストリームデータ21は、例えば、映像と音声を表す動画データ、音楽データ、ゲームデータ等である。なお、データ記録システム1が扱うことができるデータは、デジタルストリームデータ21に限られず、全てのデジタルデータを含む。
ここで、デジタルストリームデータ21が、ファイル生成部3によって複数のデータファイルに分割される場合の例について説明する。図2はデジタルストリームデータ21がデータファイルに分割される様子を表す概念図である。
図2の例では、ファイル生成部3は、一連のデジタルストリームデータ21の開始点22から終了点23までを順次読み込んでデータファイルを生成する。ファイル生成部3は、開始点22から読み込みを開始し、読み込んだデータを第1データファイル24として記録する。しばらくすると、第1データファイル24のサイズが規定最大ファイルサイズに到達する。このとき、これ以上、第1データファイル24に記録することができないので、ファイル生成部3は、第2データファイル25に続きを記録する。なお、規定最大ファイルサイズは、例えば、コンピュータで採用されるファイルシステム(FAT32など)の制限等により、規定される。
しばらくするとまた、第2データファイル25のサイズが規定最大ファイルサイズに到達するので、ファイル生成部3は、第3データファイル26に続きを記録する。そして終了点23にて読み込みを終了する。図2に示す例では、第3データファイル26が規定最大ファイルサイズに達する前に、デジタルストリームデータ21が終了する。このように、連続する1つのデジタルストリームデータ21は、3つのデータファイル24、25、26に分割されることになる。
図3は、データファイルが記録される記録媒体5のディレクトリ構造の例を表す図である。図3において、楕円形はディレクトリを示し、矩形はファイルを示す。ルートディレクトリ31の下にデータファイルを記録する第1ディレクトリ32がある。この第1ディレクトリ32に記録しうる規定最大データファイル数が99個である。図3に示す例では、第1ディレクトリ32に98個のデータファイル数が既に記録されている。
また、第1ディレクトリ32には、第1管理ファイル33が記録されている。第1管理ファイル33は、第1ディレクトリ32に記録されているデータファイルの記録順、つまり記録順を管理する情報である第1管理テーブルを含む。第1管理テーブルには、例えば、第1ディレクトリ32に記録されている個々のデータファイルを示す情報を示すレコードが記録順に並べて記録されている。そのため、第1ディレクトリ32に記録されるデータファイルの記録順が、第1管理テーブルにおけるレコード順として管理される。なお、ここで、前記レコードは、物理的に連続したメモリ領域に並べて記録される必要は必ずしもなく、論理的に連続して記録されていればよい。
第1管理ファイル33内の第1管理テーブルに記録されるレコードは、例えば、それぞれのディレクトリ内での再生順の決定などに使用される。また、例えば、あるデータファイルと、その1つ前に記録されたデータファイルとの関係を表す情報がレコードに含まれてもよい。一例として、ディレクトリ内のそれぞれのデータファイルを連続して再生すべきかどうか、つまり、それぞれのデータファイルが連続する1つのデジタルストリームデータを形成するものかどうかを示すフラグ等も、第1管理ファイル33あるいは第2管理ファイル52に記録されるレコードに含まれてもよい。
なお、1つの管理ファイルで管理できるデータファイルの数には制限がある。例えば、本実施形態においては、第1ディレクトリ32に記録可能な最大データファイル数は99個であるので、第1管理ファイル33で管理可能な最大データファイル数も99個になる。すなわち、第1管理ファイル33に記録できるデータファイルのレコードの最大数は99個になる。
例えば、再生装置がディレクトリに記録された複数のデータファイルを読み込む際に、管理ファイルを参照して、管理テーブルのレコード順にデータファイルを読み込むことで、データファイルが記録された通りの正しい順番で再生することができる。また、再生装置は、ディレクトリ内の複数のデータファイルを順次読み込んでいく際に、管理ファイルに含まれるそれぞれのデータファイルにおける前記フラグを基に、次に読み込むデータファイルを、1つ前に読み込んだデータファイルと結合して再生するか否かを決定することができる。
なお、管理ファイルに記録されるデータの構成は、上記の構成に限られない。管理ファイルに、ディレクトリにおける複数のデータファイルの順番を管理するための情報が含まれていれば、管理ファイルに記録されるデータの構成は、どのような構成でもよい。データの構成として、上記のテーブル形式以外にも、例えば、リンクリスト形式(各データファイルに対して次のデータファイルが明記される)、順番指定形式(各データファイルに対してディレクトリ内の順番を示す番号が明記される)等が用いられてもよい。
また、管理ファイルには順番を管理する情報以外にも、例えば、ディレクトリの属性や、各データファイルの概略属性等が含まれていてもよい。
次に、データ記録システム1が、デジタルストリームデータ21を分割して記録する際の動作の一例について説明する。図4は、データ記録システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図4に示す動作は、ファイル生成部3が、図2に示すデジタルストリームデータ21の開始点22から終了点23までを読み込んで記録する際の、データ記録システム1の動作の一例である。
まず、ファイル生成部3は、初めにデータファイルを記録するディレクトリを選択する(ステップS101)。ファイル生成部3は、例えば、記録されているファイル数が規定最大データファイル数に達していないディレクトリを選択することができる。
本実施形態では、ファイル生成部3が、図3に示すディレクトリにおける第1ディレクトリ32を初めにデータファイルを記録するディレクトリとして選択する場合を例にあげて説明する。第1ディレクトリ32に記録されているデータファイル数は、規定最大データファイル数99個未満の98個であるので、ファイル生成部3は、初めにデータファイルを記録するディレクトリとして第1ディレクトリ32を選択することができる。
ファイル生成部3は、第1データファイルをオープンする(ステップS102)。ファイル生成部3は、第1ディレクトリに、第1データファイルを新規に作成し、オープンして書き込み可能な状態にする。ファイル生成部3は、オープンした第1データファイルに、デジタルストリームデータ21を開始点22から順に記録していく(ステップS102−2)。ファイル生成部3は、上記装置等からの記録終了指示を受けると、データファイルを閉じて記録を終了する(S111)。
記録終了指示がなければ、ファイル生成部3は、記録したデータが規定最大ファイルサイズへ到達するまで(ステップS104でNo)、デジタルストリームデータ21の記録を続ける。例えば、記録したデータが規定最大ファイルサイズへ到達以降の記録処理にて記録エラーが発生するので、ファイル生成部3は、記録エラーを検出した場合、規定最大ファイルサイズへ達したと判断することができる。すなわち、上記装置等からの記録終了指示が無く(ステップS103でNo)、かつ記録したデータが規定最大ファイルサイズへ到達していない間は、ファイル生成部3は、第1データファイル24にデジタルストリームデータ21を記録し続ける(ステップS102−2)。
第1データファイル24が規定最大ファイルサイズに到達したら(ステップS104でYes)、ファイル生成部3は、第1データファイル24をクローズする(ステップS105)。管理情報生成部4は、第1管理テーブルに第1データファイル24を示すレコードを記録する(ステップS105−2)。ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32にデータファイルがさらに記録可能かどうかを調査する(ステップS106)。
例えば、ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32内に存在するファイル数を取得し、そのファイル数が、第1ディレクトリ32に記録しうる規定最大データファイル数より少ないか否かを判断する。第1ディレクトリ32内のファイル数が規定最大データファイル数より少ない場合には、第1ディレクトリ32にデータファイルがさらに記録可能と判断される。また、ファイル生成部3は、第1管理ファイル33の第1管理テーブルのレコード数を、第1ディレクトリ32内のファイル数として取得してもよい。
図5は、第1ディレクトリ32に第1データファイル24が記録された後のディレクトリ構造を表す図である。図5に示すように、第1データファイル24を第1ディレクトリ32に記録した時点で、第1ディレクトリ32に記録されているデータファイル数が規定最大データファイル数の99個となる。これ以上第1ディレクトリ32にデータファイルを記録することはできない。このような場合、ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32に、さらにデータファイルを記録することはできないと判断する(ステップS106でNo)。
ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32に、これ以上データファイルを記録できないので、新規に第2ディレクトリ51を作成し、それ以降のデータファイルの記録先として選択する(ステップS108)。管理ファイル判断部6は、新規作成された第2ディレクトリに記録されるデータファイルを管理するための第2管理ファイルを生成し、第2ディレクトリ51に記録する。管理ファイル判断部6は、第2管理ファイルがデータファイルの管理情報を記録するべき管理ファイルであることを管理情報生成部4に通知する。
管理情報生成部4は、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルに、第1ディレクトリ32に記録したデータファイル24のレコードを記録できるだけのテーブル領域を確保する(ステップS109)。すなわち、管理情報生成部4は、デジタルストリームデータ21から生成されたデータファイルであって、初めに選択した第1ディレクトリ32に記録したデータファイルの数分のレコードを記録するためのテーブル領域を確保しておく。
ファイル生成部3は、デジタルストリームデータ21の続きを記録するために、第2データファイル25をオープンする(ステップS102)。ファイル生成部3は、第1データファイル24の記録時と同様に、デジタルストリームデータ21を読み込んで順に第2データファイル25に記録していく。記録終了指示が無く(ステップS103でNo)、かつ記録したデータが規定最大ファイルサイズへ到達していない(ステップS104でNo)間は、第2データファイル25にデジタルストリームデータ21が記録されていく。
本実施形態における例では、図2に示すように、ファイル生成部3が、第2データファイル25にデジタルストリームデータ21を記録している過程で、終了点23に到達する前に、第2データファイル25が規定最大ファイルサイズに到達する。第2データファイル25が規定最大ファイルサイズに到達したら(ステップS104でYes)、ファイル生成部3は、第2データファイル25をクローズする(ステップS105)。第2データファイル25は、第2ディレクトリ51に記録される。管理情報生成部4は、第2管理テーブルに第2データファイル25を示すレコードを記録する。ファイル生成部3は、第2ディレクトリ51にデータファイルがさらに記録可能かどうかを調査する(ステップS106)。
図6は、第2ディレクトリ51と第2管理ファイル52が作成され、第2データファイル25が記録された場合のディレクトリ構造を表す図である。第2管理ファイル52の第2管理テーブルにおいて斜線で示す領域35が、第1データファイル24のレコード分確保された領域である。図6に示す例では、第2ディレクトリ51に記録されたデータファイルの数は、1個であり、最大データファイル数の99個に達していない。そのため、第2ディレクトリ51に、さらにデータファイルを記録できる。このような場合、ファイル生成部3は、第2ディレクトリ51に、さらにデータファイルを記録することができると判断する(ステップS106でYes)。その結果、ファイル生成部3は、引き続き第2ディレクトリ51の選択を維持する(ステップS107)。管理ファイル判断部6も、第2管理ファイル52の選択を維持する。
ファイル生成部3は、第3データファイル26をオープンする(ステップS102)。ファイル生成部3は、第2データファイル25に記録したデータの続きから、デジタルストリームデータ21を読み込んで順に第3データファイル26に記録していく。本実施形態における例では、図2に示すように、第3データファイル26に記録されたデータが規定最大サイズファイルに到達する前に、ファイル生成部3が読み込むデータは終了点23に到達する。ファイル生成部3が読み込むデータが終了点23に到達すると、記録終了指示が発生する(ステップS103でYes)。記録終了指示が発生すると、ファイル生成部3は、第3データファイル26をクローズする(ステップS111)。管理情報生成部4は、第2管理テーブルに第3データファイル26を示すレコードを記録する。
ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32に記録したデジタルストリームデータ21を形成するデータファイル、すなわち第1データファイル24を第2ディレクトリ51に移動する。このように、ファイル生成部3は、初めに選択したディレクトリ(第1ディレクトリ)に記録したデータファイルを、新しく生成したディレクトリ(第2ディレクトリ51)に移動させることによって、デジタルストリームデータ21から分割された複数のデータファイルを全て新しいディレクトリに記録することができる。
また、管理情報生成部4は、第1管理ファイル33内の第1管理テーブルに記録してあった第1データファイル24を示すレコードを、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルに確保しておいた領域35に移動する。
図7は、デジタルストリームデータ21の記録が終了した後のディレクトリ構造を表す図である。図7に示すように、第2ディレクトリ51に第1データファイル24、第2データファイル25および第3データファイル26が記録される。また、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルに、第1データファイル24、第2データファイル25および第3データファイル26を示すレコードが順次記録されている。このように、連続する1つのデジタルストリームデータ21を形成する3つのデータファイルが、第2ディレクトリ51という1つのディレクトリに記録される。
ここで、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルは、例えば、ディレクトリ内での再生順の決定などに使用される。また、例えば、それぞれのデータファイルを連続して再生すべきかどうか、つまり、それぞれのデータファイルが連続する1つのデジタルストリームデータを形成するものかどうかを示すフラグ等も、第2管理ファイル52に含んでいる。
以上のように、実施の形態1では、連続する1つのデジタルストリームデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合に、分割された複数のデータファイルを同一のディレクトリに記録することができる。そのため、管理ファイルには、同一ディレクトリ内でのみ有効な情報を含めることができる。例えば、ディレクトリに記録される複数のデータファイルそれぞれが、連続する1つのデジタルストリームデータを形成するものかどうかを示す前記フラグ等のような情報を含めることができる。
なお、実施の形態1においては、第1ディレクトリ32に記録した第1データファイル24の第2ディレクトリ51への移動、および、第1管理ファイル33内の第1管理テーブルに記録した第1データファイル24を示すレコードの第2管理ファイル52内の第2管理テーブルへの移動が、記録終了直前(ステップS112)にて行われる。これらの移動のタイミングは、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルに第1データファイル24を示す情報を記録できるテーブル領域を確保(ステップS109)した後であればいつでもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1におけるデータ記録システム1の動作の変形例である。図8は、実施の形態2におけるデータ記録システム1の動作を表すフローチャートである。データ記録システム1が、デジタルストリームデータ21を記録する動作の例を、図8のフローチャートに従って、以下に、図2、図3、図5、図9および図7を参照しながら説明する。図8に示すフローチャートにおいて、図4に示すフローチャートと同様のステップには、同じ番号を付し、説明の一部を省略する。
本実施形態においても、実施の形態1と同様に、図2に示すデジタルストリームデータ21が、図3に示すディレクトリに記録される場合を例に挙げて説明する。
図3に示すように、第1ディレクトリ32に記録されているデータファイル数は規定最大データファイル数99個未満の98個であるので、ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32を初めにデータファイルを記録するディレクトリとして選択する(ステップS101)。
ファイル生成部3は、第1データファイル24をオープンする(ステップS102)。ファイル生成部3は、図2に示すデジタルストリームデータ21の開始点22からデータの読み込みを開始し、第1データファイル24へ読み込んだデータを記録していく。記録終了指示が無く(ステップS103でNo)、規定最大ファイルサイズへの到達がまだである(ステップS104でNo)間は、第1データファイル24にデジタルストリームデータ21が記録されていく。
第1データファイル24が規定最大ファイルサイズに到達した場合(ステップS104でYesの場合)、ファイル生成部3は、第1データファイル24をクローズし(ステップS105)、第1ディレクトリ32にデータファイルがさらに記録可能かどうかを調査する(ステップS106)。管理情報生成部4は、第1管理テーブルに、第1データファイル24を示すレコードを記録する。
図5に示すように、第1データファイル24を第1ディレクトリ32に記録した時点で、第1ディレクトリ32に記録されているデータファイル数が規定最大データファイル数99個となる。これ以上、データファイルを第1ディレクトリ32に記録することはできない。したがって、ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32に、さらにデータファイルを記録することはできないと判断する(ステップS106でNo)。
ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32に、これ以上データファイルを記録できないので、新規に第2ディレクトリ51を作成し、以降に読み込んだデータの記録先として選択する(ステップS108)。ここで、ファイル生成部3は、第1ディレクトリ32に記録した、デジタルストリームデータ21を形成するデータファイル、つまり第1データファイル24を、第2ディレクトリ51に移動する(ステップS701)。この処理が、図4に示すフローチャートと異なる処理である。
ここで、管理情報生成部4は、新規に作成された第2ディレクトリ51に、第2管理テーブルを有する第2管理ファイル52を生成する。管理情報生成部4は、第1管理ファイル33内の第1管理テーブルに記録してあった第1データファイル24を示すレコードを、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルに移動する。
図9は、第1データファイル24が、第1ディレクトリ32から第2ディレクトリ51へ移動された後のディレクトリの構造を示す図である。ファイル生成部3は、第1データファイル24以降のデータファイル、すなわち、第2データファイル25、第3データファイル26を第2ディレクトリ51へ記録していく。
第1データファイル24を第2ディレクトリ51に移動した後(ステップS701)、第2データファイル、第3データファイルを第2ディレクトリ51へ記録するまでの動作は、実施の形態1における動作と同様である。本実施形態においても、実施の形態1において図7に示した例と同様に、第2ディレクトリ51に、第1データファイル24、第2データファイル25および第3データファイル26が記録される。また、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルにも第1データファイル24、第2データファイル25および第3データファイル26を示すレコードが順次記録されることになる。
このように、連続する1つのデジタルストリームデータ21を形成する3つのデータファイルが、第2ディレクトリ51という1つのディレクトリに記録される。
以上のように、実施の形態2でも、ファイル生成部3が、連続する1つのデジタルストリームデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合に、分割された複数のデータファイルを同一のディレクトリに記録することができる。
本実施形態における動作によって、デジタルストリームデータが分割されてできた複数のデータファイルが、同一のディレクトリに記録される。したがって、1つのデジタルストリームデータから分割された複数のデータファイルは、管理が簡単で、利便性が良くなる。さらに、管理ファイル内は、同一ディレクトリ内でのみ有効な情報を含むことができる。
なお、実施の形態1および実施の形態2においては、ディレクトリに記録されているデータファイルの記録順、つまり記録順を管理する管理テーブルを含む管理ファイル33が各ディレクトリに記録されているが、必ずしも管理ファイルがディレクトリごとに設けられる必要はない。対応関係が判別できるのであれば、例えば、管理ファイルを、管理するディレクトリとは別ディレクトリに記録してもよいし、複数ディレクトリに関する管理テーブルをまとめて1つの管理ファイルとしてもよい。
また、実施の形態1および実施の形態2においては、第1ディレクトリ32にそれ以上データファイルが記録できなくなった場合に、ファイル生成部3が新規に第2ディレクトリ51を作成して、以降のデータファイルの記録先として選択する場合を説明したが、データファイルが記録できるのであれば新規ではなく第1ディレクトリ32以外の既存のディレクトリを選択してもよい。
(実施の形態3)
本実施形態は、上記実施の形態1の変形例である。本実施形態にかかるデータ記録システムの構成は、図1に示す構成と同様である。本実施形態におけるデータ記録システムにおいて、管理ファイルとデータファイルとを記録するディレクトリの構成が実施の形態1とは異なる。本実施形態において、データファイルは、データファイル用ディレクトリに記録され、管理ファイルは、データファイル用ディレクトリとは別に設けられた管理ファイル用ディレクトリに記録される。管理ファイルは、一群のデータファイルをグループとして管理する。1つの管理ファイルが管理できるデータファイルの数は制限されている。なお、一連のデジタルストリームデータを分割して生成された複数のデータファイルは同じグループに属するように管理される。
図10は、本実施形態における記録媒体5のディレクトリ構造の例を表す図である。図10に示す例では、ルートディレクトリ31の下に、管理ファイル用ディレクトリ41およびデータファイル用ディレクトリ42がある。データファイル用ディレクトリ42には、データファイルが記録される。管理ファイル用ディレクトリ41には、データファイル用ディレクトリ42に記録されているデータファイルの管理情報を含む管理ファイルが記録される。このような構成において、1つの管理ファイルが管理するデータファイルの数(例えば、管理ファイルの管理テーブルに記録できるレコードの数)は制限されている。一例として、1つの管理ファイルで管理可能な最大データファイル数が99である場合について説明する。
本実施形態において、ファイル生成部3は、デジタルストリームデータ21を分割して生成したデータファイルを、データファイル用ディレクトリ42に記録する。管理情報生成部4は、ファイル生成部3が生成した複数のデータファイルを管理するための管理情報を生成し、管理ファイル用ディレクトリ41にある管理ファイルに記録する。管理ファイル判断部6は、ファイル生成部3でデジタルデータから生成する複数のデータファイルのうち、一部のデータファイルの管理情報を管理ファイルに記録した時点で、その管理ファイルで管理可能な最大データファイル数に達した場合、記録先の管理ファイルを別の管理ファイルに変更する。
次に、本実施形態におけるデータ記録システムが、デジタルストリームデータ21を分割して記録する際の動作の一例について説明する。図11は、データ記録システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図11に示す動作は、ファイル生成部3が、図2に示すデジタルストリームデータ21の開始点22から終了点23までを読み込んで記録する際の、データ記録システム1の動作の一例である。図11に示すフローチャートにおいて、図4に示すフローチャートと同様のステップには、同じ番号を付し、説明の一部を省略する。
ファイル生成部3は、データファイル用ディレクトリ42を、データファイルを記録するディレクトリとして選択する(ステップS101a)。ファイル生成部3は、第1データファイル24をオープンする(ステップS102)。そして、ファイル生成部3は、図2に示すデジタルストリームデータ21の開始点22からデータの読み込みを開始し、第1データファイル24へ読み込んだデータを記録していく。記録終了指示が無く(ステップS103でNo)、規定最大ファイルサイズへの到達がまだである(ステップS104でNo)間は、第1データファイル24にデジタルストリームデータ21が記録されていく(ステップS102−2)。
第1データファイル24が規定最大ファイルサイズに到達した場合(ステップS104でYesの場合)、ファイル生成部3は、第1データファイル24をクローズし(ステップS105)、第1ディレクトリ32にデータファイルがさらに記録可能かどうかを調査する(ステップS106)。管理情報生成部4は、管理ファイル用ディレクトリ41の第1管理ファイル33の第1管理テーブルに、第1データファイル24を示すレコードを記録する(ステップS105−2)。これにより、第1管理テーブルに記録されたレコードの数は99になる。
このようにして、第1データファイル24の管理情報が記録されると、管理ファイル判断部6は、現在選択している第1管理ファイル33にさらに、新たなデータファイルの管理情報の追加が可能か否かを判断する(ステップS106a)。この判断は、例えば、第1管理ファイル33の第1管理テーブルに記録されているレコードの数と、1つの管理ファイルで管理可能な最大データファイル数(例えば、管理テーブルに記録可能なレコードの数)とを比較することにより行うことができる。例えば、本例では、第1管理テーブルに記録されているレコードの数は現時点で99であり、1つの管理ファイルで管理可能な最大データファイル数も99であるので、これ以上、第1管理ファイルにレコードの追加はできないと判断される(ステップS106aでNo)。
現在選択されている第1管理ファイル33に管理情報の追加ができないと判断されると、管理ファイル判断部6は、管理ファイル用ディレクトリ41に新たに第2管理ファイル52を作成し、管理情報の記録先を、その第2管理ファイル52に変更する(ステップS108a)。管理情報生成部4は、第2管理ファイル52内の第2管理テーブルに、第1管理ファイル33に記録したデータファイル24のレコードを記録できるだけのテーブル領域を確保する(ステップS109a)。これ以降に、ファイル生成部3によってデジタルストリームデータ21から生成されるデータファイル(例えば、第2データファイル25および第3データファイル26)の管理情報は、この第2管理ファイル52に記録されることになる。
一方、ステップS106aで、現在管理情報の記録先となっている管理ファイルの管理テーブルにレコードが追加可能であれば、管理ファイル判断部6は、その管理ファイルを管理情報の記録先としたままにする(ステップS107a)。
その後、ファイル生成部3は、新たなデータファイルを作成してオープン(ステップS102)し、デジタルストリームデータ21の続きを記録する(ステップS102−2)。このようにして、ステップS103で記録終了指示があるまで、ステップS102〜109aの処理を繰り返す。
図12は、第1データファイル24、第2データファイル25、第3データファイル26およびそれらの管理情報が記録された後のディレクトリの構造を示す図である。図12に示す例では、データファイル用ディレクトリ42には、第1データファイル24、第2データファイル25、第3データファイル26が追加されている。これらのデータファイルの管理情報は、管理ファイル用ディレクトリ41の第2管理ファイル52の第2管理テーブルに、それぞれのデータファイルを表すレコードとしてデータファイルの記録順に並んで記録されている。このように、連続する1つのデジタルストリームデータ21を形成する3つのデータファイルが、第2ディレクトリ51という1つのディレクトリに記録される。
(実施の形態4)
図13は、本実施形態にかかるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図である。図13において、図1に示す機能ブロックと同じ機能ブロックには同じ番号を付し、説明を省略する。図13に示すように、データ記録システム1aは、ファイル生成部3、管理情報生成部4、管理ファイル判断部6aおよびファイル数取得部7を備える。データ記録システム1は、記録媒体5に接続されている。
ファイル生成部3は、デジタルストリームデータ21を分割して複数のデータファイルとして記録媒体5に記録する。ファイル数取得部7は、記録媒体5にすでに記録されている管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得する。管理ファイル判断部6aは、ファイル生成部3が複数のデジタルデータを記録した後に、記録された複数のデータファイルの数と、ファイル数取得部7が取得した管理ファイルの管理するデータファイルの数との和を、最大データファイル数Lと比較することによって、管理情報を記録するべき管理ファイルを決定する。管理情報生成部4は、管理ファイル判断部6aが決定した管理ファイルに複数のデータファイルの管理情報を記録する。
本実施形態において、管理ファイルとデータファイルとを記録するディレクトリの構成は上記実施の形態3と同様である。すなわち、管理ファイル用ディレクトリとデータファイル用ディレクトリがそれぞれ設けられている。本実施形態では、記録媒体5のディレクトリ構造が図10に示すディレクトリ構造と同じである場合について説明する。
次に、本実施形態におけるデータ記録システムが、デジタルストリームデータ21を分割して記録する際の動作の一例について説明する。図14は、データ記録システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図14に示す動作は、ファイル生成部3が、図2に示すデジタルストリームデータ21の開始点22から終了点23までを読み込んで記録する際の、データ記録システム1の動作の一例である。
ステップS201において、ファイル生成部3は、デジタルストリームデータ21を読み込み、データファイルとしてデータファイル用ディレクトリ42に記録する。デジタルストリームデータ21が、規定最大ファイルサイズを超える場合には、ファイル生成部3は、規定最大ファイルサイズ以下のサイズを持つ複数(J個)のデータファイルに、デジタルストリームデータ21を分割してデータファイル用ディレクトリ42に記録する。
ファイル生成部12は、記録終了指示を検出するまで、デジタルストリームデータ21の記録を継続する。ファイル生成部3が、記録終了指示を検出し、データファイル用ディレクトリ42への記録を終了すると、管理ファイル判断部6aは、ファイル生成部3よって記録されたデータファイルの数(J個)を取得する(ステップS202)。
ステップS203では、ファイル数取得部7が、管理ファイル用ディレクトリ41内にすでに記録されている各管理ファイル(ここでは、一例として第1管理ファイル33)で管理しているデータファイルの数(N個)を取得する。ファイル数取得部7は、例えば、第1管理ファイル33に含まれる第1管理テーブルに記録されたレコード数を取得することで、その第1管理ファイル33が管理するデータファイルの数を取得する。なお、管理ファイル用ディレクトリ41内に管理ファイルが複数ある場合、ファイル数取得部7は、例えば、最近に更新された管理ファイルについて、データファイル数を取得してもよい。また、全ての管理ファイルについて、それぞれデータファイル数を取得して、それぞれの管理ファイルについて以下の処理を行うこともできる。
ステップS204において、ディレクトリ選択部105は、ステップS203で取得されたファイル数Nと、データファイル用ディレクトリ42に記録されたデータファイルの数Jとの和(N+J)が、管理ファイルの最大管理可能データファイル数(L個)以下であるか否かを判断する。判断の結果、N+JがL以下(N+J≦L)の場合(ステップS204でYESの場合)、管理ファイル判断部6aは、上記既存の管理ファイルを、J個のデータファイルの管理ファイルを記録するための記録先管理ファイルとして選択する(ステップS205)。判断の結果、N+JがLより大きい(N+J>L)場合(ステップS204でNOの場合)、管理ファイル判断部6aは、新たに管理ファイルを作成して、作成した管理ファイルを記録先管理ファイルとして選択する(ステップS206)。
例えば、図10に示すようなディレクトリ構造において、管理ファイル用ディレクトリ41内に第1管理ファイル33が存在していた場合、ファイル数取得部7は、第1管理ファイル33で管理されるデータファイル数N、すなわち、第1管理テーブルに記録されているレコード数を取得する。図10に示す例では、第1管理ファイル33で管理されるデータファイル数は98個である(N=98)。また、例えば、図2に示すようにデジタルストリームデータ21が3つのデータファイルに分割された場合、データファイル用ディレクトリ42に新たに記録されるデータファイル数J=3となる。この場合、N+J=98+3=101となり、管理ファイルの最大管理可能データファイル数の99(L=99)を超える。そのため、管理ファイル判断部6aは、新しい管理ファイル(ここでは、一例として第2管理ファイル52)を作成し、それを記録先管理ファイルとして選択する。
ステップS207では、管理情報生成部4が、管理ファイル判断部6aが選択した記録先管理ファイルに、(J=3)個のデータファイルの管理情報を記録する。すなわち、第2管理ファイルの第2管理テーブルに(J=3)個分のレコードを記録する。これにより、デジタルストリームデータ21を分割してできた(J=3)個のデータファイルの管理情報が、1つの管理ファイル(第2管理ファイル52)に記録される。
管理情報生成部4によって、(J=3)個のデータファイルの管理情報が第2管理ファイルに記録された後のディレクトリ構成は、図12に示したディレクトリ構成と同様になる。
以上のように、本実施形態におけるデータ記録システム1は、デジタルストリームデータ21を複数のデータファイルに分割して、同一管理ファイルで管理することができる。そのため、同一のデジタルデータから分割された複数のデータファイルの管理が容易になる。例えば、再生システムが、複数のデータファイルを読み出してデジタルデータを再生する際に、複数の管理ファイルを参照する必要がなく、1つの管理ファイルを参照するだけでデジタルデータを再生できる。また、例えば、ユーザが、分割されてできた複数のデータファイルを連続する1つのデジタルデータとして取り扱う際に、複数の管理ファイルを見る必要がなく、それらのデータファイルの管理情報が記録された管理ファイルのみを意識すればよい。
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図15は、本実施形態におけるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図である。図15に示すように、データ記録システム1bは、分割部102を含むファイル生成部104、ディレクトリ選択部105およびファイル数取得部106を備える。
データ記録システム1bは、記録媒体107にデータを記録したり、記録媒体107からデータを読み出したりすることが可能な状態にある。記録媒体107の記録領域には、ファイルを記録するディレクトリのための領域と、一時待避領域108とが含まれる。なお、本実施形態において、一時待避領域108は、記録媒体107の記録領域に含まれているが、記録媒体107の他に別途設けられた記録媒体の記録領域を一時待避領域108としてもよい。
分割部102は、データ入力端子101から入力されたデジタルストリームデータを、例えば、J個のデータファイルに分割して、一時待避領域108に保存する。ファイル数取得部106は、記録媒体107上のディレクトリのうち少なくとも1つのディレクトリについて、ディレクトリ内に記録されているファイルの数を取得する。ディレクトリ選択部105は、分割部102が一時待避領域108に保存したファイルを記録するための記録先ディレクトリを選択する。
本実施形態におけるデータ記録システム1bでは、1つのディレクトリに記録可能な最大データファイル数が規定されている。ディレクトリ選択部105は、デジタルストリームデータを分割して生成された複数のデータファイルを記録した場合に、最大データファイル数を超えないようなディレクトリを記録先ディレクトリとして選択する。
データ記録システム1bは、例えば、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、PDA、音楽プレイヤ、ビデオレコーダ(DVDレコータ、HDDレコーダ、記録機能付きTV)等のデジタルストリームデータを記録する機能を備えた機器に組み込まれたコンピュータによって実装されてもよい。また、データ記録システム1bは、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータで実装されてもよい。
データ記録システム1bは、例えば、上記のデジタルストリームデータを記録する機能を備えた機器や汎用コンピュータ(以下、前記機器と称する)において、記録媒体に対するデータの書き込みおよび読出しを制御する上位装置からの命令を受けて、記録媒体へデータ記録を行うシステムとして実装することができる。なお、前記上位装置とデータ記録システム1bとは、前記機器内の同じハードウエアで実装されてもよいし、異なるハードウエアで実装されてもよい。
分割部102、ファイル生成部104、ディレクトリ選択部105、ファイル数取得部106の機能は、例えば、CPUが所定のプログラムを実行することで実現することができる。
記録媒体107は、例えば、半導体メモリ、光ディスク、ハードディスク等の記録媒体である。これらの記録媒体は、例えば、前記機器が備える記録媒体、前記機器に着脱可能な記録媒体、または前記機器に接続された記録媒体等である。記録媒体107の例として、着脱可能なメモリカード、コンピュータに内蔵された半導体メモリまたはハードディスク、DVD等があげられる。
データ記録システム1bが扱うデジタルストリームデータ21は、例えば、映像と音声を表す動画データ、音楽データ、ゲームデータ等である。なお、データ記録システム1bが扱うことができるデータは、デジタルストリームデータ21に限られず、全てのデジタルデータを含む。
ここで、デジタルストリームデータ21が、ファイル生成部3によって複数のデータファイルに分割される場合の例について説明する。図2はデジタルストリームデータ21が複数のデータファイルに分割される様子を表す概念図である。
図2に一例として示すデジタルストリームデータ21が、分割部102によって読み込まれ、記録媒体107の一時待避領域108に記録される。分割部102は、デジタルストリームデータ21の開始点22から終了点23までを順次読み込んでデータファイルを生成する。分割部102は、開始点22から読み込みを開始し、読み込んだデータを第1データファイル24に記録する。しばらくすると、第1データファイル24のサイズが規定最大ファイルサイズに到達する。このとき、これ以上、第1データファイル24に記録することができないので、分割部102は、第2データファイル25に続きを記録する。なお、規定最大ファイルサイズは、例えば、コンピュータで採用されるファイルシステム(FAT32等)の制限等により、規定される。
しばらくするとまた、第2データファイル25のサイズが規定最大ファイルサイズに到達するので、分割部102は、第3データファイル26に続きを記録する。そして終了点23にて記録を終了する。このように、連続する1つのデジタルストリームデータ21は、3つのデータファイル24、25、26に分割されて一時待避領域108に記録されることになる。
図16は、データファイルが記録される記録媒体107のディレクトリ構造の例を表す図である。図16において、楕円形はディレクトリを示し、矩形はファイルを示す。ルートディレクトリ31の下にデータファイルを記録する第1ディレクトリ32がある。この第1ディレクトリ32に記録しうる最大データファイル数は99個と規定されている。図16に示す例では、第1ディレクトリ32に98個のデータファイル数が既に記録されている。
次に、データ記録システム1bが、デジタルストリームデータ21を分割して記録する際の動作の一例について説明する。図17は、データ記録システム1bの動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS301において、分割部102は、データ入力端子101を介してデジタルストリームデータ21を読み込み、一時待避領域108にデータファイルとして記録する。デジタルストリームデータ21が、規定最大ファイルサイズを超える場合には、分割部102は、規定最大ファイルサイズ以下のサイズを持つ複数(J個)のデータファイルに、デジタルストリームデータ21を分割して一時待避領域108に記録する。
分割部102は、記録終了指示を検出するまで、デジタルストリームデータ21の記録を継続する。分割部102が、記録終了指示を検出し、一時待避領域108への記録を終了すると、ディレクトリ選択部105は、一時待避領域108に記録されたデータファイルの数(J個)を取得する(ステップS302)。
ステップS304では、ファイル数取得部106が、既存のディレクトリ内に記録されているデータファイルの数(N個)を取得する。ファイル数取得部106は、例えば、既存のディレクトリ内のファイルにアクセスして、そのディレクトリ内のファイル数を取得する。ファイル数取得部106は、データファイル数を取得する対象である既存のディレクトリを、例えば、データファイルの記録先ディレクトリとして予め設定されているディレクトリとすることができる。すなわち、ファイル数取得部106は、データファイルの記録先ディレクトリとして予め設定されているディレクトリ内に記録されているデータファイルの数を取得するものとする。
なお、ファイル数取得部106がファイル数を取得する対象となる既存のディレクトリは、上記の予め選択されているディレクトリに限らない。例えば、ファイル数取得部106は、所定のディレクトリ以下に存在する全てのディレクトリについて、それぞれファイル数を取得してもよいし、記録媒体107に含まれる全てのディレクトリについてファイル数を取得してもよい。
ステップS304において、ディレクトリ選択部105は、ステップS303で取得されたファイル数Nと、一時待避領域108に記録されたデータファイルの数Jとの和(N+J)が、ディレクトリに記録できる最大データファイル数(L個)以下であるか否かを判断する。判断の結果、N+JがL以下(N+J≦L)の場合(ステップS304でYESの場合)、ディレクトリ選択部105は、上記既存のディレクトリを、一時待避領域108に記録されたJ個のデータファイルを記録するための記録先ディレクトリとして選択する(ステップS305)。判断の結果、N+JがLより大きい(N+J>L)場合(ステップS304でNOの場合)、ディレクトリ選択部105は、新たにディレクトリを作成して、作成したディレクトリを記録先ディレクトリとして選択する(ステップS306)。
例えば、図16に示すようなディレクトリ構造において、第1ディレクトリ32が既存のディレクトリとして存在していた場合、ファイル数取得部106は、第1ディレクトリ32内のデータファイル数Nを取得する。図16に示す例では、第1ディレクトリ32内のデータファイル数は98個である(N=98)。また、例えば、図2に示すようにデジタルストリームデータ21が3つのデータファイルに分割された場合、一時待避領域108に記録されるデータファイル数は3個である(J=3)。この場合、N+J=98+3=101となり、ディレクトリに記録可能な最大データファイル数の99(L=99)を超える。そのため、ディレクトリ選択部105は、新しいディレクトリを作成し、それを記録先ディレクトリとして選択する。
ステップS307では、ファイル生成部104が、ディレクトリ選択部105が選択した記録先ディレクトリに、一時待避領域108に記録されたJ個のデータファイルを移動させる。これにより、デジタルストリームデータ21を分割してできたJ個のデータファイルが、1つのディレクトリに記録される。
図18は、ステップS307で、ファイル生成部104によってデータファイルが記録された場合のディレクトリ構成の一例を示す図である。図18に示す例では、第2ディレクトリ51がディレクトリ選択部105によって新たに作成されている。デジタルストリームデータ21を分割してできた3個のデータファイル24、25、26は、新しく作成されたディレクトリ第2ディレクトリ51に記録されている。例えば、ユーザが、デジタルストリームデータ21に関するデータを管理する場合には、第2ディレクトリ51のみ意識すればよい。そのため、ユーザの利便性が向上する。
また、図18に示す例では、ディレクトリに、デジタルストリームデータが分割してできたデータファイルのみが記録されているが、これらのデータファイルの他にファイルが存在してもよい。例えば、図19に示すように、各ディレクトリの情報を記録したディレクトリ管理ファイル等がディレクトリごとに存在してもよい。
図19に示す例では、第1ディレクトリ32には、第1管理ファイル33が記録されている。第1管理ファイル33には、第1ディレクトリ32に記録されているデータファイルに関する情報が記録されている。例えば、第1ディレクトリ32内に記録されているデータファイルの数510や、各データファイルの詳細情報511、512等が第1管理ファイル33に含まれる。第2ディレクトリにも、第2ディレクトリに記録されているデータファイルに関する情報を持つ第2管理ファイルが記録されている。
第1管理ファイル33には、管理ファイルが管理するディレクトリに記録されているファイルの数510が記録されているので、ファイル数取得部106が第1ディレクトリ32内に記録されているデータファイル数Nを取得する場合に、第1管理ファイル33を参照してデータファイル数Nを得ることができる。その結果、データ記録システム1bをより簡単に実現することができる。
第1管理ファイル33に含まれる各データファイルの詳細情報511、512は、例えば、同一ディレクトリ内の別データファイルとの関係を示すフラグを含んでもよい。このフラグの一例は、あるデータファイルが、1つ前に記録されたデータファイルの後に再生されるべきデータか否かを示すフラグ、すなわち、再生をシームレスに結合することを指示するフラグである。
例えば、複数のデータファイルを読み出して再生する再生システムがこのフラグを利用することにより、デジタルストリームデータを分割してできた一連のデータファイルをシームレスに再生することが容易となる。本実施形態においては、データが複数のデータファイルに分割された場合でも、同一ディレクトリ内に記録されるので、ユーザにとってデータファイルの管理が容易となるだけでなく、一連の複数のデータファイルをシームレスに再生することも容易となる。
デジタルストリームデータ21は、複数のデータファイルに分割されて同一ディレクトリに記録されるので、上記のフラグように、同一ディレクトリ内でのみ有効な情報を管理ファイル等に設定することができる。
なお、管理ファイルの構成は、上記のように各ディレクトリに設けられる場合に限られない。例えば、ルートディレクトリ31の下に設けられた管理ファイル用のディレクトリに、他の各ディレクトリの管理ファイルが記録されても良い。また、管理ファイル用のディレクトリに設けられた管理ファイルと、各ディレクトリに設けられた管理ファイルと併用してもよい。
以上のように、本実施形態におけるデータ記録システム1bは、デジタルストリームデータ21を複数のデータファイルに分割して、同一ディレクトリに記録することができる。そのため、同一のデジタルストリームデータから分割された複数のデータファイルの管理が容易になる。例えば、再生システムが、複数のデータファイルを読み出してデジタルストリームデータを再生する際に、複数のディレクトリを参照する必要がなく、1つのディレクトリ内を参照するだけでデジタルストリームデータを再生できる。また、例えば、ユーザが、分割されてできた複数のデータファイルを連続する1つのデジタルストリームデータとして取り扱う際に、複数のディレクトリを見る必要がなく、それらのデータファイルが記録されたディレクトリのみを意識すればよい。
また、本実施形態におけるデータ記録システム1bは、デジタルストリームデータ21を一時待避領域108に一旦記録してからディレクトリへ移動させるので、デジタルストリームデータ21の記録開始時に記録先ディレクトリを決定している必要がない。すなわち、デジタルストリームデータ21の記録を開始する前に、ディレクトリ内のファイル数等の記録媒体に関する情報を取得して、記録先ディレクトリを決定しておく必要がない。そのため、記録先ディレクトリを決定する前にデジタルストリームデータ21の記録が開始されるので、記録開始までの時間が短縮される。
なお、ディレクトリに記録されるファイルは、デジタルストリームデータを分割してできたデータファイルに限られない。ディレクトリに記録可能な最大データファイル数Lは、デジタルストリームデータを分割してできたデータファイルの最大記録数であってもよいし、例えば、テキストファイルや管理ファイル等、デジタルストリームデータを分割してできたデータファイル以外のファイルも含めたファイルの最大記録数であってもよい。また同様に、ファイル数取得部106が取得するディレクトリ内のファイル数Nも、デジタルストリームデータを分割してできたデータファイルの数であってもよいし、ディレクトリ内に存在する全てのファイルの数としてもよい。
また、本実施形態においては、記録媒体107に存在する既存のディレクトリが1つの場合について説明しているが、複数の既存のディレクトリが存在する場合には、ファイル数取得部106は、それぞれの既存のディレクトリに対して記録されているファイル数を順番に取得してもよい。それらのファイル数を基に、ディレクトリ選択部105が記録先ディレクトリを決定してもよい。
また、ファイル生成部104は、データファイルを一時待避領域108から記録先ディレクトリに移動するときには、記録先ディレクトリ内でファイル名が重複しないようにファイル名を変更したり、記録先ディレクトリ内のファイル名の命名規則にしたがってファイル名を変更したり、データファイルの情報を変更したりしてもよい。
また、ファイル数取得部106がディレクトリ内のファイル数Nを取得するのは、記録終了指示を受けてから行っているが、データファイルを一時待避領域108に記録している間に並行して行ってもよい。
また、本実施形態においては、ディレクトリ選択部105は、既存のディレクトリのファイル数Nと一時待避領域108に記録されたファイル数Jの合計(N+J)が、最大データファイル数L以下であるか否かを判断することで記録先ディレクトリを選択しているが、N+Jと、L以下の任意の値とを比較しても良い。例えば、ディレクトリの最大データファイル数Lに対してファイル2つ分ディレクトリに余裕を持たせて記録するとした場合、ディレクトリ選択部105は、N+Jが、Lではなく、L−2以下であるか否かを判断することにより、記録先ディレクトリを選択することになる。
(実施の形態6)
図20は、本実施形態にかかるデータ記録システムの構成を示すブロック図である。図20において、データ記録システム1cは、分割部11を含むファイル生成部12、記録媒体17、記録情報検出部13、残量検出部14、最大ファイル数算出部15、記録先ディレクトリ選択部16を備える。また、データ記録システム1cは、記録媒体17に接続されている。
分割部11は入力されたデジタルストリームデータ21を1データファイルのファイルサイズ制限値M以下となるようにデータファイル分割する。ファイル生成部12は、記録先ディレクトリ選択部16で選択された記録先ディレクトリにデータファイルを記録する。記録情報検出部13は、記録媒体17に記録されているディレクトリ内のファイル数Nを検出する。残量検出部14は記録媒体17の残量Kを検出する。最大ファイル数算出部15は、残量検出部14が検出した残量Kと1データファイルのファイルサイズ制限値Mから1回の記録で分割されうる最大データファイル数Jを算出する。記録先ディレクトリ選択部16は、記録情報検出部13が検出したディレクトリ内のファイル数Nと最大ファイル数算出部15が算出した最大データファイル数Jとからデータファイルを記録する記録先ディレクトリを選択する。
本実施の形態におけるデータ記録システム1cでは、1つのディレクトリに記録可能な最大データファイル数が規定されている。記録先ディレクトリ選択部16は、デジタルストリームデータ21を分割して生成された複数のデータファイルを記録した場合、最大データファイル数を超えないようなディレクトリを記録先ディレクトリとして選択する。
上記のように構成された本実施形態にかかるデータ記録システム1cの動作について、図21を参照しながら説明する。
S401では、記録情報検出部13が記録媒体17の情報を検出し、データファイルを記録しようとするディレクトリ(ディレクトリに記録可能な最大データファイル数をLとする)内に現在存在するデータファイル数Nを取得する。S402では、最大ファイル数算出部15が、残量検出部14で検出された記録媒体17の残量Kと1データファイルのファイルサイズ制限値Mから、次の1回のデジタルストリームデータの記録で生成されうる最大データファイル数Jを算出する。S403では、記録先ディレクトリ選択部16が、データファイルを記録しようとするディレクトリのファイル数Nと最大データファイル数Jの合計N+Jが最大データファイル数L以下であるかどうかを判定する。
S403でN+JがL以下の場合、ファイル生成部12がデジタルストリームデータ21の記録を開始して複数のデータファイルが生成されたとしても、それら複数のデータファイルをディレクトリに全て記録することが可能であるため、ディレクトリをそのまま選択する(S404)。
一方、S403でN+JがLより大きい場合、ファイル生成部12がデジタルストリームデータ21の記録を開始して複数のデータファイルが生成されると、それら複数のデータファイルを記録しようとするディレクトリに全て記録することが不可能な場合があり得る。そのため、記録先ディレクトリ選択部16は、記録媒体107に新規ディレクトリを作成し、その新規ディレクトリを記録先のディレクトリとして選択する(S405)。
以上で、記録開始前に記録先ディレクトリが決定したので、ファイル生成部12は、分割部11で分割されたデータファイルの記録先ディレクトリへの記録を開始する。
ここで、最大ファイル数算出部15の一動作例について図22を参照しながら説明する。図22はデジタルストリームデータが分割される例を示す図である。この例では、デジタルストリームデータ301が記録される場合は、複数のデータファイル304〜307に分割されて記録される。1回のデジタルストリームデータの記録において、記録されるデジタルストリームデータのサイズが最大となるのは、記録媒体の残量がなくなったことにより記録終了指示を受け付けた場合である。この場合、記録開始指示受付点302から記録終了指示受付点303までの連続する1つのデジタルストリームデータ301のサイズは、記録媒体の残量Kとなる。また、記録終了指示受付点303を含むデータファイル307よりも前のデータファイル304〜306は、1ファイルのファイルサイズ制限値Mによって分割されているため、各々のファイルサイズはMと等しくなる。また、記録終了指示受付点303を含むデータファイル307のファイルサイズは、1ファイルのファイルサイズ制限値M以下となる。よって、1回のデジタルストリームデータの記録で生成されうる最大データファイル数Jは、残量Kを1ファイルのファイルサイズ制限値Mで割った値の小数点以下を切り上げた値となる。以上より、次の1回の記録で分割されうる最大データファイル数Jを算出することが可能である。
このデータ記録システム1cでのデータファイルの記録方法について図23および図24を参照しながら説明する。ファイル生成部12による記録開始前の記録媒体17の状態を図23とする。第1ディレクトリ802の最大データファイル数Lは99である。ファイル生成部12が記録開始指示を受け付けると、記録情報検出部13が記録媒体17から第1ディレクトリ802のファイル数N=98を取得し、残量検出部14が残量Kを取得する。そして、最大ファイル数算出部は1回のデジタルストリームデータの記録で生成されうる最大データファイル数Jを算出する。このとき、N+JがLより大きい場合には、連続する1つのストリームが複数のデータファイルに分割されたときに分割されたデータファイル全てを第1ディレクトリ802に記録できない可能性がある。そのため、記録先ディレクトリ選択部16は、図24に示すように新規に第2ディレクトリ401を作成し、そのディレクトリにデータファイルを記録する。
例えば、連続する1つのデジタルストリームデータ405が3つのデータファイル406〜408に分割された場合、ファイル生成部12は、第1ディレクトリ802には記録せず、第2ディレクトリ401に記録する。このように、連続する1つのデジタルストリームデータ405から生成されたデータファイル406〜408を、同一ディレクトリ(第2ディレクトリ401)に全て記録することができる。このため、ユーザが連続する1つのデジタルストリームデータ405を管理するときには第2ディレクトリ401だけを意識すればよいため、ユーザの利便性が向上する。
なお、L=99、N=98などの値は、本実施の形態を説明するために用いた値であり、この値に限定するものではない。
また、本実施の形態においては、記録先ディレクトリ選択部16は、データファイルを記録しようとするディレクトリのファイル数Nと1回の記録で分割されうる最大データファイル数Jの合計(N+J)と最大データファイル数Lとを比較することで記録先ディレクトリを選択しているが、N+JとL以下の任意の値とを比較しても良い。例えば、ディレクトリの最大データファイル数Lに対してファイル2つ分ディレクトリに余裕を持たせて記録するとした場合、Lではなく、L−2とN+Jを比較することにより、記録先ディレクトリを選択することになる。
また、本実施の形態においては、ストリームを映像ストリームに限定するものではなく、音声ストリームや映像ストリームと音声ストリームの両方という構成であっても、本実施の形態の分割部11や記録媒体102で処理することが可能である。
また、本実施の形態においては、ディレクトリ構造は図24のようにディレクトリとデータファイルのみの構造で説明したが、各ディレクトリの情報を記録したディレクトリ管理情報ファイルや他のファイルが存在してもよい。例えば、図25のように、ディレクトリ502の下にディレクトリ502に記録されているデータファイル505、506に関する情報が記録されたディレクトリ管理情報ファイル504を記録することができる。さらに、ディレクトリ503の下にディレクトリ503に記録されているデータファイル508、509に関する情報が記録されたディレクトリ管理情報ファイル507を記録してもよい。
あるいは、ルートディレクトリ501の下に管理ファイル用のディレクトリを作成し、そのディレクトリで各ディレクトリのディレクトリ管理情報ファイルを一元管理する方法を用いても良い。また、管理ファイル用ディレクトリを作成する方法と各ディレクトリでディレクトリ管理情報ファイルを記録する方法を併用する方法を用いても良い。ディレクトリ管理情報ファイル504、507の利用方法としては、次のようなことが考えられる。ディレクトリ管理情報ファイル504、507にディレクトリ内のデータファイルの総数510を記録しておくと、記録情報検出部13がデータファイルを記録しようとするディレクトリ内に現在存在するデータファイル数Nを取得する場合に利用できる。そのため、データ記録システムをより簡単に実現することができる。
また、ディレクトリ管理情報ファイル504、507に記録する各データファイルの情報511、512として、同一ディレクトリ内でのみ有効な別データファイルとの関係を示すフラグ、例えば再生をシームレスに結合することを指示するフラグを記録しておくことができる。このフラグを利用することにより、前のデータファイルとシームレスに再生することが容易となる。そのため、ストリームが複数のデータファイルに分割された場合でも、本実施の形態では同一ディレクトリ内に記録できるので、ユーザにとってデータファイルの管理が容易となるだけでなく、一連の複数のデータファイルをシームレスに再生することも容易となる。
また、本実施の形態において、記録媒体について特に言及しなかったが、記録媒体は、半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなど、特に限定されるものではない。
また、本実施の形態によるデータ記録システムおよびデータ記録方法は、少なくともその一部を、中央処理演算装置(CPU)やメモリ等のコンピュータハードウェア資源において実行可能なソフトウェアとして実現可能であることは言うまでもない。
(実施の形態7)
図26は、本実施形態にかかるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図である。図26において、図1に示す機能ブロックと同じ機能ブロックには同じ番号を付し、説明を省略する。図26に示すように、データ記録システム1dは、ファイル生成部3、管理情報生成部4、管理ファイル判断部6d、ファイル数取得部7d、最大ファイル数算出部9および残量検出部14を備える。データ記録システム1は、記録媒体5に接続されている。
ファイル数取得部7は、記録媒体5に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得する。残量検出部14は記録媒体5の残量Kを検出する。最大ファイル数算出部15は、図20に示した最大ファイル数算出部15と同様の機能を持つ。すなわち、残量Kおよびデータファイルのファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kにデジタルストリームデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する。
管理ファイル判断部6dは、ファイル数取得部7dが取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、最大ファイル数算出部15が算出したデータファイル数の最大値Jとから、前記管理情報を記録するべき管理ファイルを決定する。
具体的には、管理ファイル判断部6dは、ファイル数取得部7dが取得したデータファイル数と最大値Jとの和が、1つの管理ファイルで管理可能な最大データファイル数L以下となる管理ファイルを、管理情報の記録先管理ファイルに決定する。そのような管理ファイルが記録媒体5にない場合には、新たに管理ファイルを生成して、その管理ファイルを記録先管理ファイルとする。
本実施形態において、管理ファイルとデータファイルとを記録するディレクトリの構成は上記実施の形態3と同様である。すなわち、管理ファイル用ディレクトリとデータファイル用ディレクトリがそれぞれ設けられている。本実施形態では、記録媒体5のディレクトリ構造が図10に示すディレクトリ構造と同じである場合について説明する。
次に、本実施形態におけるデータ記録システム1dが、デジタルストリームデータ21を分割して記録する前に管理ファイルを決定する動作の一例について説明する。図27は、データ記録システム1dの動作の一例を示すフローチャートである。図27に示す動作は、ファイル生成部3が、管理ファイル判断部6dが図10に示すディレクトリ構造において、記録先管理ファイルを決定する動作の一例である。
S501では、ファイル数取得部7dが、管理ファイル用ディレクトリ41内にすでに記録されている各管理ファイル(ここでは、一例として第1管理ファイル33)で管理しているデータファイルの数(N個)を取得する。なお、ファイル数取得部7の処理は、図14のS203の処理と同様である。
S502では、最大ファイル数算出部15が、残量検出部14で検出された記録媒体5の残量Kと1データファイルのファイルサイズ制限値Mから、デジタルストリームデータ21の記録で生成されうる最大データファイル数Jを算出する。ここで、最大データファイル数Jは、実施の形態6で示した算出方法と同様に算出することができる。
S503では、管理ファイル判断部6dが、第1管理ファイル33が管理しているデータファイルのファイル数Nと最大データファイル数Jの合計N+Jが、管理可能な最大データファイル数L以下であるかどうかを判定する。
S503でN+JがL以下の場合、ファイル生成部12がデジタルストリームデータ21から生成する複数のデータファイルをディレクトリに全て記録することが可能であるため、第1管理ファイル33をそのまま記録先の管理ファイルとして選択する(S504)。
一方、S503でN+JがLより大きい場合、ファイル生成部12がデジタルストリームデータ21から生成する複数のデータファイルの管理情報を全て第1管理ファイル33に記録することが不可能な場合があり得る。そのため、管理ファイル判断部6dは、管理ファイル用ディレクトリ41に、新規に第2管理ファイル52を作成し、その第2管理ファイル52を管理情報の記録先管理ファイルとして選択する(S505)。
以上で、管理情報の記録先管理ファイルが決定したので、ファイル生成部3は、デジタルストリームデータを分割して生成したデータファイルの、データファイル用ディレクトリ42への記録を開始する。
管理情報生成部4は、管理ファイル判断部6dが決定した管理ファイルにデータファイルの管理情報を記録する。一例として、ファイル生成部3が記録したデータファイルの管理情報が第2管理ファイル52に記録された場合の後のディレクトリ構成は、図12に示したディレクトリ構成と同様になる。以上のように、本実施形態におけるデータ記録システム1は、デジタルストリームデータ21を複数のデータファイルに分割して、同一管理ファイルで管理することができる。
以上、実施の形態1〜7において、本発明にかかるデータ記録システムについて述べたが、本発明は上記実施形態に限られない。
上記の実施の形態1〜7にかかるデータ記録システムは、例えば、デジタルビデオカメラで連続して撮影されたAV(AudioVideo)ストリームデータを、複数のAVストリームデータファイルに分割して記録媒体に記録するシステムに用いることができる。その場合、管理ファイルに記録されるデータファイルの管理情報に、例えば、AVストリームの再生区間、AVストリームに含まれるAVデータ属性(例えば、Video画像サイズ等)、AVストリームデータファイルのデータマップ等が含まれてもよい。ここでデータマップは、例えば、どの時刻のデータがどの位置にあるか等を表す情報である。これらの情報により、分割して記録されたAVストリームのデータファイルを再生する際に、AVストリームを復号することなくAVデータ属性の検出が可能になる。また、AVストリームデータの途中からの飛び込み再生、AVストリームデータの離散的な区間のみ再生することによる高速再生等の処理も可能になる。また、上記のような付加的な管理情報は、管理ファイルと1対1に対応して設けられたファイルに記録されていてもよい。
なお、上記実施形態においては、第1ディレクトリ32に記録しうる規定最大データファイル数を99個、第1ディレクトリ32に既に記録されているデータファイル数を98個などとしたが、これらは、上記実施形態を説明するために用いた値であり、データファイル数は、この値に限定されるものではない。
また、1ファイルの規定最大ファイルサイズは、採用するファイルシステム(FAT32など)の制限によって決まる場合の他、例えば、装置での制限によって決まる場合、応用規格での制限によって決まる場合、ユーザの指定によって決まる場合等、様々な場合がある。
さらに、ディレクトリに記録しうる規定最大データファイル数も、採用するファイルシステム(FAT32など)の制限によって決まる場合の他、例えば、装置での制限によって決まる場合、応用規格での制限によって決まる場合、ユーザの指定によって決まる場合等、様々な場合がある。
また、上記実施形態においては、デジタルストリームデータ21は、1ファイルの規定最大ファイルサイズに到達したときに複数のデータファイルに分割される形態としたが、規定最大ファイルサイズで分割される場合に限られない。例えば、デジタルストリームデータがMPEG2であった場合、GOP(Group Of Picture)の境界でデータファイルを分割した方が、管理が簡単で利便性が良い。すなわち、MPEG2データを、GOPの先頭の直前で分割してできたデータファイルは、再生される際に、MPEG2のデータの復号化が容易となる。そのため、例えば、規定最大ファイルサイズ以下でファイルサイズが最も大きくなるようなGOPの境界でデータファイルを分割することもできる。
また、本実施形態におけるデジタルストリームデータ21は映像データに限定されるものではなく、音声データまたは、映像データと音声データの両方という構成であってもよい。
さらに、上記実施形態においては、ディレクトリに記録されているデータファイルの記録順を管理する情報をテーブル形式で管理ファイルに記録しているが、記録順を管理するための情報はこのようなテーブル形式に限定されない。
本発明にかかるデータ記録システムは、デジタルストリームデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合に、記録された複数のデータファイルの管理が容易になるように記録することができるので、デジタルストリームデータを記録する機能を備えるシステム、装置等に有用である。
以下、データ記録システムが適用される装置の例を示す。図28は、実施の形態1におけるデータ記録システム1が実装された撮影機器の構成を示す機能ブロック図である。図28に示す撮影機器60は、例えば、動画を撮影可能なデジタルビデオカメラである。カメラ部61、信号処理部62、画像圧縮部63、データ記録システム1、記録媒体5を備える。カメラ部61は、入射される光学画像を撮像する。カメラ部61は、例えば、フォーカスレンズやズームレンズ等で構成されるレンズと、入射される光学画像の光量を制限する絞りと、入射される光学画像を結像し電気信号に変換する撮像素子(例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等)とを備える。
信号処理部62は、カメラ部61から出力される電気信号に基づいて映像信号を生成する。信号処理部62は、例えば、ノイズ除去やガンマ補正等の映像信号処理を行う。画像圧縮部63は、信号処理部62が生成する映像信号のデータ量を削減するために、画像圧縮処理を行う。画像圧縮処理の例として、動画の場合はMPEG(Moving Picture Experts Group)規格に準拠した圧縮方法がある。信号処理部62は、画像圧縮部63が圧縮処理をした映像信号をデジタルストリームデータとして出力する。信号処理部62が出力するデジタルストリームデータはデータ記録システム1に順次送られる。データ記録システム1は、上記実施の形態のように、デジタルストリームデータを記録媒体5へ記録する。これにより、デジタルストリームデータは、管理が容易な形態で、データファイルとして記録媒体5へ記録される。記録媒体5は、例えば、撮影機器60に対して着脱可能なリムーバブルメモリであってもよいし、撮影機器60に固定されたハードディスクなどの固定メモリであってもよい。リムーバブルメモリの場合は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の不揮発性半導体メモリがカード上の薄型筐体に内蔵された構成とすることができる。
なお、撮影機器60が備える機能ブロックは、図28に示した機能ブロックに限られない。例えば、撮影機器60は、記録媒体5に記録されたデータファイルを再生する再生部、再生した映像を表示する表示部等を備えても良い。また、本発明にかかるデータ記録システムが実装される機器は、撮影機器60に限らない。例えば、サーバマシンやパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにおいて、ネットワークを介して入力されるデジタルストリームデータを記録媒体に記録するシステム等に本発明にかかるデータ記録システムを適用することもできる。
本実施形態におけるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図 デジタルストリームデータがデータファイルに分割される様子を表す概念図 データファイルが記録される記録媒体のディレクトリ構造の例を表す図 データ記録システムの動作の一例を示すフローチャート 第1ディレクトリに第1データファイルが記録された後のディレクトリ構造を表す図 第2ディレクトリと第2管理ファイルが作成され、第2データファイルが記録された場合のディレクトリ構造を表す図 デジタルストリームデータの記録が終了した後のディレクトリ構造を表す図 実施の形態2におけるデータ記録システムの動作を表すフローチャート 第1データファイルが、第1ディレクトリから第2ディレクトリへ移動された後のディレクトリの構造を示す図 実施の形態3における記録媒体のディレクトリ構造の例を表す図 実施の形態3におけるデータ記録システムの動作の一例を示すフローチャート 3つのデータファイルの管理情報が記録された後のディレクトリの構造を示す図 実施の形態4にかかるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図 実施の形態4にかかるデータ記録システムの動作の一例を示すフローチャート 実施の形態5におけるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図 データファイルが記録される記録媒体107のディレクトリ構造の例を表す図 実施の形態5におけるデータ記録システムの動作の一例を示すフローチャート ファイル生成部によってデータファイルが記録された場合のディレクトリ構成の一例を示す図 ディレクトリ管理ファイルがディレクトリごとに存在する例を示す図 実施の形態6にかかるデータ記録システムの構成を示すブロック図 実施の形態6におけるデータ記録システムの動作の一例を示すフローチャート 最大ファイル数算出部15の一動作例を説明するための図 ファイル生成部による記録開始前の記録媒体の状態を示す図 実施の形態6におけるデータ記録システムでのデータファイルの記録の例を示す図 ディレクトリ管理情報ファイルや他のファイルが存在する場合の例を示す図 実施の形態7にかかるデータ記録システムの構成を表す機能ブロック図 実施の形態7にかかるデータ記録システムの動作の一例を示すフローチャート データ記録システムが実装された撮影機器の構成を示す機能ブロック図 DCFにおけるディレクトリの構造を表す図 ディレクトリに、分割されたデータファイルを記録する場合の例を示す図
1、1a、1b、1c、1d データ記録システム
3 ファイル生成部
4 管理情報生成部
5、17、107 記録媒体
6、6a、6d 管理ファイル判断部
7、7d ファイル数取得部
9 最大ファイル数算出部
11 分割部
12 ファイル生成部
13 記録情報検出部
15 最大ファイル数算出部
21、301、405 デジタルストリームデータ
22 開始点
23 終了点
24 第1データファイル
25 第2データファイル
26 第3データファイル
31、91、501 ルートディレクトリ
32 第1ディレクトリ
33 第1管理ファイル
41 管理ファイル用ディレクトリ
42 データファイル用ディレクトリ
51 第2ディレクトリ
52 第2管理ファイル
101 データ入力端子
102 分割部
104 ファイル生成部
105 ディレクトリ選択部
106 ファイル数取得部
108 一時待避領域
302 記録開始指示受付点
303 記録終了指示受付点
504、507 ディレクトリ管理情報ファイル

Claims (10)

  1. データファイルを管理ファイルで管理し、1データファイルのファイルサイズの制限値Mが規定されているデータ管理システムであって、
    デジタルデータを順次読み込むデータ入力部と、
    前記データ入力部によりデジタルデータが順次読み込まれるのに併せて、それぞれの大きさが前記制限値M以下の大きさのデータファイルとなるように前記デジタルデータを分割し、データファイルを生成するファイル生成部と、
    記憶媒体に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得部と、
    前記記憶媒体に記録できる残量Kを検出する残量検出部と、
    前記残量Kおよびファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kに前記デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する最大ファイル数算出部と、
    前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、前記データファイルの前記最大値Jと、予め所定数として定まっている最大数であって、1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とに応じて、前記ファイル生成部により新たに生成されるデータファイルを管理する管理ファイルを決定する判断部とを備える、
    データ管理システム。
  2. 前記判断部は、前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と前記データファイルの前記最大値Jとの和と、前記1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とを比較することによって、前記ファイル生成部により新たに生成されるデータファイルを前記管理ファイルで管理できるか否かを判断する、請求項1に記載のデータ管理システム。
  3. 前記管理ファイルは、前記記録媒体上の各ディレクトリに対応して設けられ、管理ファイルは、それぞれ対応するディレクトリ内のデータファイルの管理情報を含み、
    前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と前記データファイルの前記最大値Jとの和と、前記1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とを比較することによって、記録先ディレクトリを選択するディレクトリ選択部を備え、
    前記判断部は、前記記録先ディレクトリに対応する管理ファイルを、前記ファイル生成部により新たに生成されるデータファイルを管理する管理ファイルに決定する、請求項1に記載のデータ管理システム。
  4. 前記判断部は、前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と前記データファイルの前記最大値Jとの和が、前記1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数以下となる管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定する請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ管理システム。
  5. 前記判断部は、前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と前記データファイルの前記最大値Jとの和が、前記1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数以下となる管理ファイルが存在しない場合には、新たに管理ファイルを作成し、作成した管理ファイルを、前記管理情報を記録する管理ファイルに決定する、請求項に記載のデータ管理システム。
  6. 入射される光学画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された光学画像から、映像デジタルデータを生成する信号処理部と、
    前記信号処理部によりデジタルデータが順次生成されるのに併せて、それぞれの大きさが所定の制限値M以下の大きさのデータファイルとなるようにデジタルデータを分割して複数のデータファイルを生成するファイル生成部と、
    記憶媒体に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得部と、
    前記記憶媒体に記録できる残量Kを検出する残量検出部と、
    前記残量Kおよびファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kに前記デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する最大ファイル数算出部と、
    前記ファイル数取得部が取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、前記データファイルの前記最大値Jと、予め所定数として定まっている最大数であって、1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とに応じて、前記ファイル生成部により新たに生成されるデータファイルを管理する管理ファイルを決定する判断部とを備える、
    撮影装置。
  7. コンピュータにデータファイルを管理ファイルで管理させる、データ管理プログラムであって、
    デジタルデータを順次読み込むデータ入力処理と、
    前記データ入力処理によりデジタルデータが順次読み込まれるのに併せて、それぞれの大きさが所定の制限値M以下の大きさのデータファイルとなるように前記デジタルデータを分割し、データファイルを生成するファイル生成処理と、
    記憶媒体に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得処理と、
    前記記憶媒体に記録できる残量Kを検出する残量検出処理と、
    前記残量Kおよびファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kに前記デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する最大ファイル数算出処理と、
    前記ファイル数取得処理で取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、前記データファイルの前記最大値Jと、予め所定数として定まっている最大数であって、1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とに応じて、前記ファイル生成処理により新たに生成されるデータファイルを管理する管理ファイルを決定する判断処理とを、
    コンピュータに実行させるデータ管理プログラム。
  8. 前記判断処理は、前記ファイル数取得処理で取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と前記データファイルの前記最大値Jとの和と、前記1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とを比較することによって、前記ファイル生成処理により新たに生成されるデータファイルを前記管理ファイルで管理できるか否かを判断する処理である、請求項7に記載のデータ管理プログラム。
  9. コンピュータが、データファイルを管理ファイルで管理するデータ管理方法であって、
    デジタルデータを順次読み込むデータ入力工程と、
    前記データ入力工程でデジタルデータが順次読み込まれるのに併せて、それぞれの大きさが所定の制限値M以下の大きさのデータファイルとなるように前記デジタルデータを分割し、データファイルを生成するファイル生成工程と、
    記憶媒体に記録された管理ファイルのうち少なくとも1つの管理ファイルについて、管理ファイルが管理するデータファイルの数を取得するファイル数取得工程と、
    前記記憶媒体に記録できる残量Kを検出する残量検出工程と、
    前記残量Kおよびファイルサイズの制限値Mから、前記残量Kに前記デジタルデータを複数のデータファイルに分割して記録する場合のとりうるデータファイル数の最大値Jを算出する最大ファイル数算出工程と、
    前記ファイル数取得工程で取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と、前記データファイルの前記最大値Jと、予め所定数として定まっている最大数であって、1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とに応じて、前記ファイル生成工程で新たに生成されるデータファイルを管理する管理ファイルを決定する判断工程と、
    を含むデータ管理方法。
  10. 前記判断工程は、前記ファイル数取得工程で取得した管理ファイルが管理するデータファイルの数と前記データファイルの前記最大値Jとの和と、前記1つの管理ファイルで管理可能なデータファイルの最大数とを比較することによって、新たに生成されるデータファイルを前記管理ファイルで管理できるか否かを判断する工程である、請求項9に記載のデータ管理方法。
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