JP2006165797A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高解像度で撮影された画像が、同一フォーマットの記録形式を搭載した普及機の能力の制限から再生不可であっても、その関連情報から画像を視聴可能にする。
【解決手段】入力された画像信号を第1の形態と第2の形態とに変換する変換手段と、変換手段より変換された画像信号を記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体上に第1の形態の画像信号を格納するための第1のディレクトリと、第2の形態の画像信号を格納するための第2のディレクトリとを生成すると共に、第2のディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して第2のディレクトリに格納する管理手段と、変換手段により第2の形態の画像信号を生成し、管理手段によりこの第2の形態の画像信号と共に管理情報を第2のディレクトリに格納して記録媒体に記録する第2の記録モードとを設定するモード設定手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、カメラに対して着脱可能な記録媒体に動画データや静止画像データ等の複数のファイルを記録する技術に関するものである。
従来、撮影した画像をデジタル信号として記録する装置が知られている。この種の装置として、例えば、デジタルカメラでは、カメラ本体から着脱可能なCFカードやSDカード等のメモリーメディアに静止画像を記録する。これらのデジタルカメラは、(社)日本電子工業振興協会が制定するカメラファイルシステム規格(Design rule for Camera File system。以下DCF)に対応している製品がほとんどである。また、デジタルビデオカメラにおいてもSDカードなどを利用可能とし、DCFに対応した静止画像を記録可能とすることで付加価値をさらに高めている製品が多数ある。
このDCFでは、ファイル名や保存するディレクトリ名、及び静止画像の圧縮形式などが取り決められている。以下、図11を参照してDCFについて簡単に説明する。図11はDCFによるディレクトリ構造の一例を示す。
図11に示すように、メディアのルートディレクトリ下に“DCIM“という名前のディレクトリを作成する。さらにその下に3桁の数字+アルファベット大文字、数字及び一部の記号を組み合わせた任意の5文字のディレクトリを作成する。例えば“100GANON”である。静止画像ファイルはこのディレクトリの下にエントリする。またその圧縮形式はJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式である。
静止画像ファイルの名称は、アルファベット大文字、数字及び一部の記号を組み合わせた任意の4文字+4桁の数字+拡張子(‘JPG’)である。例えば“IMG_0001.JPG”である。
また、静止画像ファイルはディレクトリ名の一部である3桁の数字とファイル名の一部である4桁の数字で管理するので、3桁+4桁の数字の組み合わせはメディア内でユニークでなければならない。
一方、デジタルビデオカメラはDV方式(民生用デジタルVCR SD規格)に対応したビデオカセットテープを記録媒体とした製品が主流であるが、DVD−RAM、DVD−RWやDVD−Rなどの光ディスクを採用した製品も増えてきている。その一例として、DVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格に対応したデジタルビデオカメラがある。この製品ではディスクに静止画像を記録する場合、DVD-VR規格とは別にDCFに対して互換性を持つJPEG形式の静止画像ファイルを記録する。また、DVD−VR規格のみに対応している従来のDVDレコーダとの互換性を保つため、JPEGファイルを作成すると共に、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式でも記録する。この技術は、例えば、特許文献1に開示されている。同様に、動画像を記録するための記録媒体に静止画像を記録する技術が特許文献2に開示されている。
このように、同一メディア内に動画像と静止画像を記録する手法は一般的である。特に静止画像については、少なくともDCFに則った形式で記録することが主流となっている。
また、デジタルカメラでは、より解像度の高い画像を撮影するべく1000万画素以上の撮像素子を搭載した製品が既に存在し、今後も更に増加するものと考えられる。
一方、デジタルビデオカメラでは、テレビジョン受像機の解像度に合わせればよく、例えばNTSC方式では40万画素程度あれば良い。但し、JPEG撮影機能を搭載しているため100万〜300万画素程度の撮像素子を採用して両立を図っている製品も多い。
特開2001-223980 特開2003-233952
ところで、上述した背景技術によると、高解像度の撮像素子を搭載したデジタルカメラで撮影した画像をデジタルビデオカメラで再生しようとする時、そのビデオカメラの能力によって静止画像を再生可能とは限らない。例えば、数百万画素以上の撮像素子を搭載するデジタルカメラやデジタルビデオカメラによって撮影された静止画像が記録されているメディアを、数十万画素の撮像素子を搭載した(以下、普及機とする)ビデオカメラで再生する場合などである。本発明はこのような再生時の互換性に関する課題を解決するものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様の記録装置は、画像信号を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像信号を第1の形態と第2の形態とに変換する変換手段と、前記変換手段より変換された画像信号を記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体上に前記第1の形態の画像信号を格納するための第1のディレクトリと、前記第2の形態の画像信号を格納するための第2のディレクトリとを生成すると共に、前記第2のディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記第2のディレクトリに格納する管理手段と、前記変換手段により生成された同一の画像を示す前記第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを、前記管理手段によってそれぞれ前記第1のディレクトリと前記第2のディレクトリに格納すると共に、これら同一の画像を示す第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録する第1の記録モードと、前記変換手段により前記第2の形態の画像信号を生成し、前記管理手段によりこの第2の形態の画像信号と共に前記管理情報を前記第2のディレクトリに格納して前記記録媒体に記録する第2の記録モードとを設定するモード設定手段とを備える。
本発明の第1の態様の記録方法は、画像入力手段により入力された画像信号を第1の形態と第2の形態とに変換し、この変換された画像信号を記録媒体に記録する記録方法であって、前記記録媒体上に前記第1の形態の画像信号を格納するための第1のディレクトリと、前記第2の形態の画像信号を格納するための第2のディレクトリとを生成すると共に、前記第2のディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記第2のディレクトリに格納する管理工程と、前記変換手段により生成された同一の画像を示す前記第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを、前記管理工程においてそれぞれ前記第1のディレクトリと前記第2のディレクトリに格納すると共に、これら同一の画像を示す第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録する第1の記録モードと、前記変換手段により前記第2の形態の画像信号を生成し、前記管理工程においてこの第2の形態の画像信号と共に前記管理情報を前記第2のディレクトリに格納して前記記録媒体に記録する第2の記録モードとを設定するモード設定工程とを備える。
また、本発明の第2の態様の記録装置は、撮像手段と、前記撮像手段より出力された画像信号の形態を変換し、1画面あたり第1の画素数の動画像信号と前記動画像信号とは異なる第2の画素数の静止画像信号とを生成する画像処理手段と、前記画像処理手段により生成された動画像信号と静止画像信号とを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体上に前記動画像信号を格納するための動画用ディレクトリと、前記静止画像信号を格納するための静止画用ディレクトリとを生成すると共に、前記動画用ディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記動画用ディレクトリに格納する管理手段と、静止画撮影指示に応じて、同じ静止画像を示す前記第1の画素数の静止画像信号と前記第2の画素数の静止画像信号とを生成するよう前記画像処理手段を制御すると共に、前記同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とをそれぞれ前記動画用ディレクトリと前記静止画用ディレクトリに格納し、これら同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録するよう前記記録手段と前記管理手段とを制御する制御手段とを備える。
また、本発明の第2の態様の記録方法は、撮像手段により出力された画像信号の形態を変換し、1画面あたり第1の画素数の動画像信号と前記動画像信号とは異なる第2の画素数の静止画像信号とを生成する画像処理を行ない、この生成された動画像信号と静止画像信号とを記録媒体に記録する記録方法であって、前記記録媒体上に前記動画像信号を格納するための動画用ディレクトリと、前記静止画像信号を格納するための静止画用ディレクトリとを生成すると共に、前記動画用ディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記動画用ディレクトリに格納する管理工程と、静止画撮影指示に応じて、同じ静止画像を示す前記第1の画素数の静止画像信号と前記第2の画素数の静止画像信号とを生成するよう前記画像処理を行なうと共に、前記同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とをそれぞれ前記動画用ディレクトリと前記静止画用ディレクトリに格納し、これら同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録するよう制御する制御工程とを備える。
以上説明したように、本発明によれば、例えば、普及機に比して高解像度で撮影された画像が、同一フォーマットの記録形式を搭載した当該普及機の能力の制限から再生不可であっても、その関連情報から当該画像を視聴可能にすることができる。
以下に、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
先ず、図1を参照して、本発明を実施した一例としてのデジタルビデオカメラの内部構成について説明する。
図1にデジタルビデオカメラ(以下、ビデオカメラと略称する。)の内部構成を例示し、130はレンズユニットであり、集光のための固定レンズ群、変倍レンズ群、絞り、変倍レンズ群の動きで移動した結像位置を補正する機能と焦点調節を行う機能とを兼ね備えた補正レンズ群により構成される。レンズユニット130によって、最終的に後述のCCD131の結像面上に被写体像が結像される。131はCCD(Charge Coupled Device)であり、受けた光を電荷に変換し撮像信号を生成する。
なおここでは説明の便宜上SDTV方式に合わせた画素数を標準サイズと称する。また後述するビデオカメラからテレビジョン受像機に出力する映像信号はSDTV方式であるものとする。CCD131は上記標準サイズよりも画素数の多い素子を用いている。これはテレビジョン受像機で視聴することを主目的とするビデオ信号の記録の他に、パソコンによる閲覧や印刷を目的とした静止画像の記録機能を実現するためである。
132はA/D処理部であり、撮像信号に所定の処理を施しデジタル画像データを出力する。また、これらを総じてカメラユニットとする。また、図1には図示していないが、変倍レンズ群、絞りなどのアクチュエータ、手ぶれ補正のためのセンサ(例えば、角速度センサ)及び補正手段(シフトレンズなど)が備えられている。135はカメラ制御マイクロコンピュータであり、後述するマイクロコンピュータ110の制御に従いカメラユニットを制御するものである。また、カメラユニットの情報、例えば合焦情報、手ぶれ情報などのカメラユニットから得られる情報をマイクロコンピュータ110に伝達する役割も果たしている。133はマイクユニットである。マイクユニット133は撮影時に音声を集めるために備わっており、所定の増幅、帯域制限等が含まれる。134はA/D処理部であり、マイクユニット133の出力を受けデジタル音声データを出力する。
110はマイクロコンピュータであり、システム全体を制御する。マイクロコンピュータ110は、プログラムを格納する不揮発性メモリ(ROM)、作業領域となる揮発性メモリ(RAM)、他のハードウエアとデータの受け渡しや制御用レジスタをアクセスするための外部バス、時間を計測するタイマを少なくとも有している。103はバスである。バス103には各ブロックが接続されており、マイクロコンピュータ110の制御に従ってデータの受け渡しを行う伝送路となる。
102はエンコーダ部であり、マイクロコンピュータ110の制御に従いデジタル画像データ及びデジタル音声データを受け、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方式で圧縮し、さらに時系列順に多重化して圧縮ビデオデータを生成する。上述の通りCCD132は標準サイズに対し画素数が多いので、SDTV方式に適合するように縮小または切り出し処理が可能に工夫されている。
また、エンコーダ部102には、例えばデータ位置とフレーム位置の変換に必要となる情報などをマイクロコンピュータ110に通知する機能を備えている。
更に、エンコーダ部102は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式の圧縮を行い、圧縮静止画データを出力する機能も兼ね備えている。またこの圧縮時の画素数はマイクロコンピュータ110の制御に従い任意の値に設定することが可能である。
104は制御回路であり、エンコーダ部102と、後述のメモリ106、光ディスク120、及びデコーダ部108とのインターフェースを有し、マイクロコンピュータ110の制御によってデータの受け渡しを制御する。106はメモリであり、各ブロックが作業用に使用可能となっている。
120は光ディスクである。制御回路104は、バス103に接続されるマイクロコンピュータ110やメモリ106とのインターフェースと、光ディスク120とのインターフェースを有し、マイクロコンピュータ110等から光ディスク120の制御レジスタにアクセスするための変換を行うものである。なお、光ディスク120はメディアそのもののみではなく、ヘッドやモータを含む駆動機構、それらを制御する制御回路、並びに制御回路104に接続可能なインターフェース(例えばATAPI I/F)を含み、光ディスクにデータ等を読み書き可能なユニットを意味する。制御回路104には、メモリ106の先頭アドレスとデータ量、及び光ディスク120に書き込む先頭セクタを指定することにより、読み出し又は書き込みデータを自動転送する所謂ダイレクトメモリアクセス(DMA)機能が備わっている。
108はデコーダ部であり、マイクロコンピュータ110に指定されたメモリ106のアドレスから圧縮ビデオデータや圧縮静止画データを逐次読み出し、例えばITU-R BT.656(CCIR656)等のデジタル映像信号、及びデジタル音声信号に変換し出力する。圧縮静止画データの再生時には、必要があれば縮小処理を行なうことが可能なように工夫されている。
107は音声出力部、109は映像出力部である。映像出力部109及び音声出力部107はデコーダ部108によって変換されたデジタル映像信号、及びデジタル音声信号をそれぞれアナログ信号に変換し外部に出力するためのブロックであり、テレビジョン受像機等に接続される。116はスピーカーユニットであり、前述デジタル音声信号を受け音声を再生するためのものである。
113はオンスクリーンディスプレイ(OSD)部であり、各種設定メニューやタイトル、時間などの情報をビデオ出力に重畳させるものである。またOSD部113には、デコーダ部108から入力されるデジタル映像信号をキャプチャーし、縮小処理を施し任意の位置に重畳させる機能も兼ね備えている。
112は操作スイッチ群、162はトリガースイッチ、163はモードダイアルである。いずれもユーザーによって入力された操作信号をマイクロコンピュータ110が判定し動作させるものである。モードダイアル163は回転式スイッチであり、動画撮影を行なう動画カメラモード、静止画撮影を行なう静止画カメラモード、主電源を遮断するオフモード、更に撮影画像の再生を行なう再生モードを選択するものである。トリガースイッチ162は動画カメラモードでは動画像記録開始要求又は停止要求としてマイクロコンピュータ110は認識し、静止画カメラモードでは静止画記録要求(シャッター)として認識する。
115はリアルタイムクロックであり、カレンダー及び時刻情報をマイクロコンピュータ110に伝達する。また初期値とカウント開始命令はユーザーが操作スイッチ112によって入力し、マイクロコンピュータ110を介して与えられる。録画コンテンツに付与されるタイムスタンプ情報等に利用する。
マイクロコンピュータ110は所定のファイルシステムを扱うソフトウエアを搭載しており、このファイルシステムに従って光ディスク120へのデータの読み書きが行われる。また一回の録画開始から終了までを基本的に一つのコンテンツとして管理し、後述する動画データファイルとなる。
<動画カメラモード時の録画動作>
次に、動画像の録画動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、マイクロコンピュータ110は光ディスク120から前述のファイルシステムに則って録画可能(空き)領域の検索を行う。この時、録画可能容量を算出し、録画可能容量と録画モードから録画可能時間を算出する。以降録画中は録画可能容量の減少を監視し、定期的に録画可能時間を更新していく。マイクロコンピュータ110は常にスイッチの状態を検出し、ユーザーの操作を監視している。以下ユーザーの操作は断りのない限り操作スイッチ群112等のユーザーインターフェースを介してマイクロコンピュータ110に操作を伝達するものとする。
次に、ユーザーが録画開始要求を操作指示すると、ビデオカメラによる撮影画像及び音声のメディアへの記録動作を開始すべく、マイクロコンピュータ110が各ブロックを制御する。先ず、エンコーダ部102にはMPEG2に則ったエンコード処理を開始させ、圧縮されたビデオデータを、制御回路104を介してメモリ106の所定アドレスを先頭に蓄積するよう制御する。所定量のデータを蓄積する毎にエンコーダ部102はマイクロコンピュータ110に割り込み等の手段により通知する。マイクロコンピュータ110はこの通知を受け、次に蓄積すべき先頭アドレスを制御回路104に通知する。
更に、マイクロコンピュータ110はメモリ106に蓄積された圧縮ビデオデータを光ディスク120に書き込むよう光ディスク120及び制御回路104にコマンドを発行する。ここで光ディスク120に書き込む領域はファイルシステムに則って検索された記録可能(空き)領域である。このエンコード処理から光ディスク120への書き込みまでの一連の処理が、録画停止要求が指示されるまで繰り返される。上述のごとく記録された圧縮ビデオデータは後述する動画ファイル(拡張子“MPG”)としてエントリされる。また、コンテンツの管理情報は後述する管理ファイル(拡張子“INF”)に記述される。また、特殊再生や編集などに必要な情報(例えばタイムマップ情報など)はリソースファイル(拡張子“RSO”)を生成して記述する。例えば、ある動画コンテンツに対して音声のアフレコファイル(拡張子“AC3”)やタイトルなどの静止画像ファイル(拡張子“PNG”)などが編集操作によって作成されると、対応するリソースファイルにもこれらのファイルをどこで再生するのかといったような情報が追加されるものである。このような機能を有する技術の一例としてQuickTime(登録商標)ファイルが挙げられる。なおこの場合、Data Reference Atomsの記載によってMPEGや音声データなどの実データを別ファイルとして指示することが可能である。本実施形態では基本的に別ファイルとする。QuickTimeファイルの詳細はQuickTime File Formatとしてアップルコンピュータ社から開示されている。
<静止画カメラモード時の記録動作>
静止画像は、静止画の記録開始要求時の画像データをエンコーダ部102によってJPEG方式で圧縮し、圧縮静止画データを生成する。次に動画像と同様に静止画像ファイル(拡張子“JPG”)として光ディスク120に記録する。
更に、静止画を高解像度で撮影する時には、撮影された画像信号を用いてテレビジョン信号規格に合わせた低解像度の静止画像ファイルを生成し、高解像度の静止画ファイルを後述する静止画フォルダ(図2のDCIMフォルダ305)に格納する一方、動画フォルダ(図2のAVフォルダ302)にも動画解像度に変換した低解像度の静止画ファイルを格納し、更に静止画フォルダ内の静止画ファイルと動画フォルダ内の静止画ファイルとを対応付けるための管理データを管理ファイルに付加して光ディスク120に記録する。
<再生動作>
次に、再生動作について説明する。
先ず、ユーザーによる操作スイッチ群112の操作によって再生させたいコンテンツを選択する。その後は、コンテンツリスト又はコンテンツに関連付けされた代表画像(サムネイル)を表示し(以下、コンテンツ選択画面という。)、ポインタを所望のコンテンツまで移動させ、決定することにより再生を開始する一般的なシーケンスに従うか、若しくはダイレクトに再生キー(又は再生命令を発行するために割り付けられたキー)を操作することにより、例えば先頭のコンテンツ、前回再生時の続き、最後に録画したコンテンツなどを再生しても良い。マイクロコンピュータ110は、このように決定したコンテンツの圧縮ビデオデータを光ディスク120から読み出す。具体的には、録画時とは逆に光ディスク120から読み出しメモリ106に蓄積するよう光ディスク120及び制御回路部104にコマンドを発行する。この時、光ディスク120の読み出し先頭セクタ、メモリ106の書き込み先頭アドレス、データ量をマイクロコンピュータ110が指定する。
次に、マイクロコンピュータ110はデコーダ部108に対し、メモリ106に蓄積された圧縮ビデオデータをデコード処理するようコマンドを発行する。コンテンツが終了するか、停止又は一時停止等のユーザー操作がなされるまで、デコーダ部108にデコード処理する圧縮ビデオデータが途切れることのないよう一連の処理が繰り返し実行される。
静止画像ファイルが選択された場合には、次ファイルが選択指示されるまで継続的に表示を続けるものとする。また、前述のコンテンツ選択画面の段階で、動画像、静止画像を分離しても良い。
<ディレクトリ構成>
図2は、管理ファイル、動画像ファイル、静止画像ファイルなどを記録媒体上に格納した状態の一例を示す。301は本ファイルシステムが生成するファイル群を格納する最も上位層のディレクトリである。ここではルートディレクトリとしておく。
305はDCIMディレクトリであり、DCFファイル(静止画像ファイル)を格納する。306は実際に静止画像ファイルを格納するためのサブディレクトリの一つである。なおこのサブディレクトリ及び静止画像ファイル名の命名ルールは背景技術で説明した通りである。
302はAVディレクトリであり、主に動画像ファイル等を格納するサブディレクトリ303,304と、後述の管理ファイル311を格納する。管理ファイル311はDCF規格のみを認識する機器や、他の互換性のない機器では不要なため、AVディレクトリ302以下に配置する。
303、304は実際に動画像ファイル等を格納するためのサブディレクトリである。
322、324などの拡張子が“.RSO”であるファイルはリソースファイルであり、321、323などの拡張子が“.MPG”であるファイルは動画像ファイルである。
なお、上記サブディレクトリの命名ルールは上記DCFファイルを格納するサブディレクトリで説明したものと同様である。また、動画像ファイル等の命名ルールは、上記DCFファイルのようにアルファベット大文字、数字及び一部の記号を組み合わせた任意の4文字+4桁の数字+拡張子である。また、リソースファイルに対応する動画像ファイルは同じ4桁の数字を付与するものとする。
なお、動画像データ及び静止画像データは、共にそのファイルが格納されているサブディレクトリ名の一部である3桁の数字をディレクトリ番号、ファイル名の一部である4桁の数字をファイル番号とそれぞれ称する。
<管理ファイル>
図3に本実施形態の特徴の1つである管理ファイルの一例を示す。
401は管理ファイルである。402はヘッダであり、管理ファイルの全般的な情報や制限事項などを記載するためのスペースである。403,404はエントリであり、エントリは必要数だけ存在する。このように管理ファイルはヘッダ402と複数のエントリ403,404で構成される。
次に、上記エントリの構成について図4及び図5を用いて説明する。図5は、図4の構成の一部に具体的な数値を入れたものである。
501は図3のエントリ403,404に相当する。エントリ501は、該エントリのサイズ、エントリ番号、フラグ、作成日時、再生時間、ディレクトリ番号、ファイル番号、拡張子、参照ファイル情報、その他必要なデータで構成される。また、それぞれは所定ビット数のデータである。520は親ディレクトリ判定フラグであり、AVディレクトリ302内であるか、又はDCIMディレクトリ305内であるかを識別するためのフラグである。DCIMディレクトリ305を1、AVディレクトリ302を0とする。ここまでの情報に対応するファイルを主ファイルとする。
次に、図6を用いて参照ファイル情報519について説明する。
601は図4の参照ファイル情報519である。参照ファイル情報601は、上記エントリと同様にサイズから始まり、更にタイプが続く。タイプとは所定バイトのデータであり、他の情報と識別するためのものであり、例えば前述のQuickTime File Formatでは、各Atomに存在するTypeのようなものである。続いてディレクトリ番号、ファイル番号、拡張子で構成されるファイル識別情報602が必要数存在する。520は親ディレクトリ判定フラグであり、上記エントリと同様に、AVディレクトリ302内であるか、DCIMディレクトリ305であるかを識別するためのフラグが含まれている。
そして、動画像ファイルや静止画像ファイルが記録される際に、図3の管理ファイル401に、上記のようなエントリが作成される。例えば、図2の動画像ファイル321、及びそのリソースファイル322が記録されるときに、リソースファイル322に対するエントリが作成され、その参照ファイル情報に動画像ファイル321が登録される。例えば音声のアフレコを行い音声データファイル327を記録した場合、参照ファイル情報に追加されるものである。
本実施形態の特徴点は、上記のようなファイルシステムにおいて、静止画像を撮影する静止画カメラモード時にDCIMディレクトリ305下にDCF準拠の静止画像ファイルを記録すると共に、AVディレクトリ302下にもテレビジョン信号規格に合わせた静止画像ファイルを参照ファイルとして記録し、さらに両者の関連付けを管理ファイルで行なうことである。更に、動画像を撮影する動画カメラモード時には動画ファイルと共に管理ファイルをAVディレクトリ302に記録することである。
テレビジョン信号規格とは、例えばSDTV方式やHDTV方式などである。このときに管理ファイルに作成されるエントリについて、図7を参照して説明する。
図7は図4のエントリ構成の一部に具体的な数値を入れたものである。
820及び831は親ディレクトリ判定フラグである。親ディレクトリ判定フラグ820が1であるのでエントリ801はDCIMディレクトリ305下であり、ディレクトリ番号101、ファイル番号0003、そして拡張子がJPGのファイルであることがわかる。図2ではファイル名“IMG_0003.JPG”の静止画像ファイル330に相当する。
更に、参照ファイル情報819には1つのファイルが登録されており、親ディレクトリ判定フラグ831が0であるのでエントリ801はAVディレクトリ302下であり、ディレクトリ番号101、ファイル番号0003、そして拡張子が“JPG”のファイルであることがわかる。図2ではファイル名“IMG_0003.JPG”の静止画像ファイル331に相当する。ここで、エントリ801の参照ファイルである静止画像ファイル331は、前述の通りテレビジョン信号規格に適した画素数になるようリサイズされたファイルである。例えばNTSC方式向けの製品である場合、水平画素数720、垂直ライン数480といった具合である。
上記のような記録を行なうのは、図13に示すようにカメラの再生互換性を高めるためである。
即ち、図13に示すカメラは全て同じメディア(例えば、光ディスク120)を記録媒体として使用することが可能であり、少なくとも静止画像ファイルについてはこれまで説明してきたような記録を行なう互換機である。1401はSDTV方式に対応した撮像素子を有するビデオカメラである。1402は静止画像の撮影能力を高めるために300万画素の撮像素子を有するビデオカメラである。1403は1000万画素のようなさらに多画素で高解像度な撮像素子を有するデジタルカメラである。このような機器の組み合わせにおいて、デジタルカメラ1403で撮影された高精彩な静止画像ファイルが多く、ビデオカメラ1402、1401では再生できないことがある。このような事態を解消するため、本実施形態では、図8に示すフローに従って静止画像ファイルの再生を行なう。
図8では、DCFファイルとしてエントリ登録されている静止画像ファイルの再生時にステップS901以下の処理を行なう。
先ず、ステップS902はAVディレクトリ下の参照ファイルの有無を判定し、ファイル有りならばステップS906、ファイル無しならばステップS903へそれぞれ移行する。この判定処理では、例えば、図7の参照ファイル情報819に登録されているファイルについて、AVディレクトリ下のファイル(親ディレクトリ判定フラグが0)で且つ拡張子が’JPG’であるファイルが登録されているか否かを判定する。また、図7のように、上記判定条件に合致する参照ファイルが登録されている場合にはステップS906へ移行するものである。
ステップS906では参照ファイルを通常再生する。
ステップS903では主ファイルが再生可能か否かを判定し、再生可能ならばステップS905、再生不可ならばステップS904へそれぞれ移行する。この判定処理では、例えば、選択されたファイルが他の機器で記録されたファイルであって、主ファイルの画素数やファイルサイズなどが本機で再生不可能なサイズであるか否かなどを判定する。
ステップS904では再生不可警告を表示する。この警告処理へ移行するのは、主ファイルが再生不可であり、且つ参照ファイルが登録されていない場合である。なお、この警告処理では主ファイル内のサムネイルを表示するような形態でも良い。
ステップS905では主ファイルを通常再生する。
以上の一連の処理により、例えばテレビション方式に適合した参照ファイルが存在する場合には参照ファイルを再生し、存在しない場合であっても主ファイルの再生が可能ならば主ファイルを再生する。一方、参照ファイルが存在せず、且つ主ファイルが再生不可ならば警告を発したり、サムネイルを再生したりする処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、多画素で高解像度の静止画像ファイルをDCIMディレクトリ305下に記録すると共に、AVディレクトリ302下にもテレビジョン信号規格に変換された静止画像ファイルを記録し、且つ両者の関連付けを管理ファイルのエントリ情報で行なうことにより、テレビジョン信号規格に比して高解像度な静止画像ファイルが同一フォーマットを利用した他機の能力の制限から再生不可な場合であっても、その関連情報から再生して視聴可能にすることができる。
なお、主ファイルと参照ファイルのサブディレクトリ名及びファイル名を同一としても良い。特にDCFではサブディレクトリ名の3桁の数字とファイル名の4桁の数字の組み合わせでファイルを認識するため、この数字のみ同一としても良い。
また、動画像ファイルで利用されている番号を避けて付与することにより関連性の認識をさらに高めることができる。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態の静止画像ファイル再生時のフローチャートである。
本実施形態は、図8に示す第1の実施形態のフローと同様に、DCFファイルとしてエントリ登録されている静止画像ファイルの再生時にステップS1001以下の処理を行なう。
先ず、ステップS1002では主ファイルの再生不可か否かを判定し、再生不可ならばステップS1003、再生可能ならばステップS1006へそれぞれ移行する。具体的には、主ファイルの画素数が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上ならば再生不可と判定する。
ステップS1003はAVディレクトリ下に参照ファイルが有るか否かを判定し、ファイル有りならばステップS1005、ファイル無しならばステップS1004へそれぞれ移行する。この処理でも、図7の参照ファイル情報819に登録されているファイルについて、AVディレクトリ下のファイル(親ディレクトリ判定フラグが0)で且つ拡張子が’JPG’であるファイルが登録されているか否かを判定する。また、図7のように、この判定条件に合致する参照ファイルが登録されている場合にはステップS1005へ移行するものである。
ステップS1004では再生不可の警告を表示する。この警告処理へ移行するのは、主ファイルの再生が不可であり、且つ参照ファイルが登録されていない場合である。
ステップS1005では参照ファイルを通常再生する。
ステップS1006では主ファイルを通常再生する。
以上の一連の処理により主ファイルが再生可能であれば主ファイルを再生し、再生不可ならば参照ファイルを検索し、存在すれば参照ファイルを再生する。
以上説明したように、本実施形態では、主ファイルを再生不可と判断した時に参照ファイルを再生候補とするため、参照ファイルを優先して再生する第1の実施形態に対して、例えば、再生ファイルの拡大処理時に有効で、かつ主ファイルが再生不可であっても参照ファイルを検索し存在するファイルを再生することによって、表示上劣化のない画像を再生することが可能となる。
また、主ファイルが再生不可ならば第1の実施形態と同様に参照ファイルを再生することにより再生互換性を高めることができる。
[第3の実施形態(印刷)]
カメラ映像機器工業会が制定したPCを介さずに撮影画像を印刷するためのPictBridgeという規格がある。USB(Universal Serial Bus)で接続した場合、USB物理層、PTP(Picture Transfer Protocol)Transport層、DPS層、DPSアプリケーション層という構造を持ち、命令やデータの送受信が行なわれる。
図10はビデオカメラとプリンタを接続した例を示し、1101はこれまで説明してきたビデオカメラに上記PictBridge機能を搭載したものであり、プリンタ等と接続するためのUSB端子、及び後述するダイレクトプリントボタンが設けられている。1102はテレビジョン受像機であり、ビデオカメラ1101から出力されるビデオ信号及び音声信号を受け、ユーザーが視聴することができる。1103はプリンタであり、やはりPictBridge対応カメラやパソコンと接続するためのUSB端子を有している。
本実施形態では、図1で説明した操作スイッチ群112に“ダイレクトプリントボタン“が設けられている。このダイレクトプリントボタンは、ビデオカメラ側で選択された画像をプリンタ1203で直接出力するための印刷命令を発行するものである。
ここで、本実施形態の特徴的な動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1302では第1の実施形態と同様の再生処理を行なう。図8で説明した通り、ここでは参照ファイルがある場合にはその参照ファイルを優先して再生することになる。よって、ビデオ信号としてテレビジョン受像機1102のモニタに出力されるのは参照ファイルの再生画像となる。また、カメラ側に設けられた液晶パネルでも同様である。
ステップS1303ではユーザによって印刷要求が指示されたか判定し、印刷要求有りならばステップS1304、印刷要求無しならば本フローチャートを終了する。
ステップS1304は印刷要求が発生した時に実行されるステップであり、プリンタ1103に対し主ファイルの印刷要求を発行すると共に、その画像データを送信する。ここでいう主ファイルとは、ステップS1302で再生した参照ファイルに関連付けされたものである。よって、テレビジョン受像機1102のモニタには参照ファイルを、プリンタ1103には主ファイルをそれぞれ出力することができる。
なお、図12のフローは説明の便宜上簡略化したが、実際にはステップS1302での再生処理では、前後のファイルを表示したり、所定枚数のサムネイルを並べて表示したりするようなデジタルカメラ等が有する一般的なユーザーインターフェースに従った操作が繰り返され、ある時点でユーザーが前述のダイレクトプリントボタンを操作することによって印刷要求が発生し、ステップS1304での処理が実行される。
以上説明したように、本実施形態によれば、高解像度の静止画像ファイルとこの静止画像ファイルから低解像度の静止画像ファイルに変換され関連付けされた静止画像ファイルとを、静止画像の出力先に応じて選択することによって、再生互換性の向上と同時に高精細な印刷機能を実現することができる。
また、静止画像の画素数が本機で再生可能なサイズを超えていたとしても参照ファイルによって視聴可能とすることができ、結果として印刷候補にもすることが可能となる。
[第4の実施形態(削除)]
従来のDCF準拠のデジタルカメラ等では、記録された画像を削除するには、ユーザが選択したファイルのみを削除すれば良い。しかしながら、これまで説明してきたファイルシステムでは、参照ファイルやエントリ情報をも同時に削除する必要がある。そこで、この削除処理について図14のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態では、ユーザが静止画像を選択し、削除キー等を操作することによって削除命令を発行したときにステップS1501から実行される。
ステップS1502は主ファイル削除処理であり、ユーザによって選択された主ファイルを削除する。
ステップS1503では参照ファイルがあるか否かを判定し、参照ファイル有りならばステップS1504、参照ファイル無しならばステップS1505へそれぞれ移行する。ここでは、管理ファイルに記載されているエントリ情報から判定する。
ステップS1504では参照ファイルを削除する処理を実行する。ここでは、ステップS1503の判定により、参照ファイルの登録数だけ本処理が実行され、全ての参照ファイルが削除されるまで繰り返される。
ステップS1505はエントリ削除処理であり、上記処理によって削除した静止画像に対応するエントリを管理ファイルから削除する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザが選択したDCF準拠の静止画像を削除すると共に、DCFとは別のディレクトリ下に記録され、且つ関連付けられた静止画像及び管理情報も削除することが可能となる。
なお、上述した各実施形態では、静止画像ファイルの参照ファイルはテレビジョン方式に合致した静止画像ファイル(低画素・低解像度の静止画像ファイル)として説明したが、参照ファイルは複数存在してもよく、また、テレビジョン方式等の低画素・低解像度の静止画像ファイルに限定されるものでもなく、例えば、図4で説明した参照ファイル情報519にファイルの識別情報を付加しても良い。
[他の実施形態]
本実施形態は、前述した実施形態のデジタルビデオカメラの各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは個々の装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、達成することができる。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本実施形態を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
尚、本実施形態は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
本発明に係る実施形態のデジタルビデオカメラの内部構成を例示するブロック図である。 本実施形態に従ってメディアに記録されるファイル及びディレクトリの構成を例示する図である。 管理ファイルの構成を例示する図である。 エントリの構成を例示する図である。 エントリの記述例を示す図である。 参照ファイルの構成を例示する図である。 参照ファイルの記述例を示す図である。 第1の実施形態の再生動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の再生動作を示すフローチャートである。 ビデオカメラと他の機器との接続形態を示す図である。 DCF規格準拠のディレクトリ構造例を示す図である。 第3の実施形態の印刷動作を示すフローチャートである。 機器の互換性について説明する図である。 第4の実施形態の削除動作を示すフローチャートである。
符号の説明
130 レンズユニット
131 CCD(Charge Coupled Device)
132,134 A/D処理部
133 マイクユニット
135 カメラ制御マイクロコンピュータ
102 エンコーダ部
103 バス
104 制御回路
120 光ディスク
106 メモリ
107 音声出力部
108 デコーダ部
109 映像出力部
113 OSD(オンスクリーンディスプレイ部)
150 EVF
151 液晶パネル
152 パネル開閉検出スイッチ
110 マイクロコンピュータ
112 操作スイッチ群
161 撮影モード切替スイッチ
162 トリガースイッチ
163 モードダイアル
115 リアルタイムクロック

Claims (15)

  1. 画像信号を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された画像信号を第1の形態と第2の形態とに変換する変換手段と、
    前記変換手段より変換された画像信号を記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体上に前記第1の形態の画像信号を格納するための第1のディレクトリと、前記第2の形態の画像信号を格納するための第2のディレクトリとを生成すると共に、前記第2のディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記第2のディレクトリに格納する管理手段と、
    前記変換手段により生成された同一の画像を示す前記第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを、前記管理手段によってそれぞれ前記第1のディレクトリと前記第2のディレクトリに格納すると共に、これら同一の画像を示す第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録する第1の記録モードと、前記変換手段により前記第2の形態の画像信号を生成し、前記管理手段によりこの第2の形態の画像信号と共に前記管理情報を前記第2のディレクトリに格納して前記記録媒体に記録する第2の記録モードとを設定するモード設定手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  2. 更に前記記録媒体から前記画像信号と前記管理情報とを再生する再生手段を備え、
    前記管理手段は更に、前記第1の形態の画像信号の再生指示に応じて、前記再生手段により再生された管理情報に付加された前記関連情報に基づいて前記再生指示された第1の形態の画像信号に対応した第2の形態の画像信号を前記第2のディレクトリより再生するよう前記再生手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記管理手段は更に、前記再生指示された第1の形態の画像信号に対応した前記関連情報が前記管理情報に付加されていない場合、前記第1のディレクトリより前記再生指示された第1の形態の画像信号を再生するよう前記再生手段と制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 前記再生手段により再生された画像信号を外部装置に出力する出力手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の形態の画像信号の再生中に前記外部装置に対する送信指示があった場合、前記第2の形態の画像信号と同一の画像を示す前記第1の形態の画像信号を前記記録媒体から再生して前記外部装置に送信することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  5. 前記外部装置は前記第1の画像信号に応じた画像を印刷する印刷装置であることを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  6. 前記管理手段は更に、前記第1のディレクトリに格納された前記第1の形態の画像信号の削除指示に応じて、前記第1の形態の画像信号を前記記録媒体から削除すると共に、前記第2のディレクトリに格納された、この第1の形態の画像信号と同一の画像を示す前記第2の形態の画像信号と前記関連情報とを前記記録媒体から削除する削除手段を備えることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  7. 前記第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号は互いに1画面あたりの画素数が異なることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  8. 前記変換手段は更に、前記画像信号を符号化する符号化手段を有し、前記第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とは同一の符号化方式により符号化されていることを特徴とする請求項7記載の記録装置。
  9. 撮像手段と、
    前記撮像手段より出力された画像信号の形態を変換し、1画面あたり第1の画素数の動画像信号と前記動画像信号とは異なる第2の画素数の静止画像信号とを生成する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により生成された動画像信号と静止画像信号とを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体上に前記動画像信号を格納するための動画用ディレクトリと、前記静止画像信号を格納するための静止画用ディレクトリとを生成すると共に、前記動画用ディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記動画用ディレクトリに格納する管理手段と、
    静止画撮影指示に応じて、同じ静止画像を示す前記第1の画素数の静止画像信号と前記第2の画素数の静止画像信号とを生成するよう前記画像処理手段を制御すると共に、前記同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とをそれぞれ前記動画用ディレクトリと前記静止画用ディレクトリに格納し、これら同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録するよう前記記録手段と前記管理手段とを制御する制御手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  10. 前記静止画用ディレクトリはDCF規格に準拠した静止画像信号を格納するためのディレクトリであり、前記画像処理手段はDCF規格に応じた前記第2の画素数の静止画像信号を生成することを特徴とする請求項9記載の記録装置。
  11. 前記管理手段は、前記第1の画素数の静止画像信号を含む静止画ファイルに対して4桁の数字を含むファイル名を付加し、前記動画用ディレクトリ下の3桁の数字を有するサブディレクトリに格納すると共に、前記サブディレクトリ名及び静止画ファイル名を前記静止画用ディレクトリに格納された対応する静止画像信号と同一名とすることを特徴とする請求項10記載の記録装置。
  12. 画像入力手段により入力された画像信号を第1の形態と第2の形態とに変換し、この変換された画像信号を記録媒体に記録する記録方法であって、
    前記記録媒体上に前記第1の形態の画像信号を格納するための第1のディレクトリと、前記第2の形態の画像信号を格納するための第2のディレクトリとを生成すると共に、前記第2のディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記第2のディレクトリに格納する管理工程と、
    前記変換手段により生成された同一の画像を示す前記第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを、前記管理工程においてそれぞれ前記第1のディレクトリと前記第2のディレクトリに格納すると共に、これら同一の画像を示す第1の形態の画像信号と第2の形態の画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録する第1の記録モードと、前記変換手段により前記第2の形態の画像信号を生成し、前記管理工程においてこの第2の形態の画像信号と共に前記管理情報を前記第2のディレクトリに格納して前記記録媒体に記録する第2の記録モードとを設定するモード設定工程とを備えることを特徴とする記録方法。
  13. 撮像手段により出力された画像信号の形態を変換し、1画面あたり第1の画素数の動画像信号と前記動画像信号とは異なる第2の画素数の静止画像信号とを生成する画像処理を行ない、この生成された動画像信号と静止画像信号とを記録媒体に記録する記録方法であって、
    前記記録媒体上に前記動画像信号を格納するための動画用ディレクトリと、前記静止画像信号を格納するための静止画用ディレクトリとを生成すると共に、前記動画用ディレクトリに格納された画像信号を管理するための管理情報を生成して前記動画用ディレクトリに格納する管理工程と、
    静止画撮影指示に応じて、同じ静止画像を示す前記第1の画素数の静止画像信号と前記第2の画素数の静止画像信号とを生成するよう前記画像処理を行なうと共に、前記同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とをそれぞれ前記動画用ディレクトリと前記静止画用ディレクトリに格納し、これら同じ静止画像を示す第1の画素数の静止画像信号と第2の画素数の静止画像信号とを対応付けるための関連情報を前記管理情報に付加して前記記録媒体に記録するよう制御する制御工程とを備えることを特徴とする記録方法。
  14. 請求項12又は13に記載の記録方法を、画像信号の形態を変換して記録媒体に記録する記録手段を有する記録装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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