JP4492535B2 - 記録装置、記録制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に記録されるデータファイルを第1の管理情報により第1のデータファイルとして管理するようにされると共に、上記第1のデータファイルをさらに第2の管理情報により管理するように構成された記録装置と記録制御方法に関する。
例えばデジタルビデオカメラなどの動画/静止画記録再生装置において、記録媒体に記録されるコンテンツの管理は、従来より例えばFAT(File Allocation Table)システムなどのファイルシステム用いて行うようにされている。周知のようにFATファイルシステムは、記憶ファイルをツリー型のディレクトリ構造により管理するようにされたファイルシステムである。この場合、ファイル管理は、ディレクトリエントリ及びFATとしてのテーブル情報を用いることで実現される。
また、一方で近年においては、記録媒体の大記憶容量化に伴い記録可能なコンテンツの数が増えたことや、ファイルシステムが持つコンテンツ関連情報(例えばファイル名の情報など)以外にもさらに多くの関連情報を効率的に管理することについての要請があり、これに応じて上記ファイルシステムによる管理とは別に、さらに専用の管理情報を用いたコンテンツの管理を行うということが為される。
例えば、動画再生時には、各コンテンツファイルのサムネイル画像をインデックス表示するということが行われる場合があるが、これに対応させて、予め各コンテンツファイルのサムネイル画像を埋め込むことのできる管理情報とするなどといったことが行われる。すなわち、このようにサムネイル画像が管理情報側に格納されていることで、上記インデックス表示を効率的に行うことができるように図られている。
或いは、このような専用の管理情報を用いれば、各コンテンツファイルを例えば作成日時順などの所定の区分けでフォルダ分けして管理するなど、汎用的なファイルシステムにはない管理形態を実現することができる。
なお、関連する従来技術については下記の特許文献を挙げることができる。
特開2004−227630号公報
ところが、上記のようにファイルシステムによる管理と専用の管理情報による管理との二重の管理を行うようにされることに起因して問題が生じる場合があった。
例えば、FATファイルシステムでは、生成可能なデータファイルサイズが数GB(ギガバイト)程度とその上限が定められている。これに対し、特に動画データのような記録時間長に応じて記録データ容量が増大するデータについて記録を行った場合には、上記ファイルサイズの上限を超えてデータの記録が行われることも容易に起こりうる。
このようにファイルシステムで規定されたファイルサイズ上限を超えたデータ記録が行われた場合、記録された動画データは1つのコンテンツを形成するものとして扱われるべきものであるにも関わらず、複数のファイルに分割されてしまう。すなわち、実際には1つとして管理されるべきコンテンツを、複数のコンテンツとして管理せざるを得なくなってしまうというものである。
これによると、例えば上述のようにインデックス表示としてコンテンツファイルごとにサムネイル画像を表示するといった場合には、実際には1つのコンテンツに対応した1つのサムネイル画像のみが表示されるべきであるにも関わらず、分割されたファイルごとにサムネイル画像が表示されてしまい、これによってユーザの混乱を招く虞がある。
このようなことからも、一連のストリームデータについて記録を行う場合は、ファイルシステムによっては複数のファイルに分割されてしまう場合にも、これらを1つのコンテンツとして管理できるようにすることが要請される。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、記録装置として以下のように構成することとした。
つまり、ファイルシステムにより記録媒体に記録されるデータファイルが管理されると共に、上記ファイルシステムの管理下で所定のデータファイルが生成されることに応じて、少なくとも上記所定のデータファイルを指し示す識別子を含む上記所定のデータファイルについての属性情報を格納するプロパティスロットを、プロパティファイルに追加するように構成された記録装置であって、先ずは上記記録媒体に対するデータ記録を行う記録手段を備える。
さらに、上記記録媒体に対して記録される一連のストリームデータについて複数の上記所定のデータファイルが生成される場合に、上記プロパティファイル対し、上記複数の所定のデータファイルについての上記プロパティスロットを指し示すための情報を格納する仮想プロパティスロットが追加されるように記録制御を行う記録制御手段を備えるものである。
上記構成によれば、ファイルシステムによる管理下において、ストリームデータの記録中にその記録済みデータについて生成された複数のデータファイルは、プロパティファイルによる管理下においては1つの仮想データファイルとして扱うようにすることができる。

このようにして本発明によれば、ファイルシステムによる管理下では一連のストリームデータ(1つのコンテンツ)が複数のデータファイルに分割されて管理される場合にも、これらのデータファイルを1つの仮想データファイルとして扱うことができる。すなわち、1つのコンテンツであるとして扱うことができる。
これによれば、例えばデータファイルごとにサムネイル画像のインデックス表示時が行われるといった場合にも、上記ファイルシステムの管理下では複数とされるデータファイルを実質的に1つのデータファイルとして扱うことができ、この結果、一連のストリームデータ(1つのコンテンツ)が複数のデータファイルに分割されて記録される場合にも、適正に1つのコンテンツに対し1つのサムネイル画像を割り振ることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
図1は、本実施の形態の記録装置としてのデジタルビデオカメラ1の構成例を示すブロック図である。
先ず図1において、光学系部2は、撮像レンズ、絞りなどを備えて成り、入射された光を撮像光として、光電変換部3に結像させる。また、光学系部2においては、フォーカス(焦点)調整のためのフォーカス調整機構や、絞り値に応じて絞りを可変する絞り可変機構などを備えているものとされ、このような機構部の駆動は、カメラ機能部6から出力される駆動信号によって行われる。カメラ機能部6は、CPU(Central Processing Unit)10の制御に応じて、しかるべきフォーカス状態や絞りの状態等が得られるように所要の駆動信号を出力するようにされる。
また、例えば光学ズーム機能を与えるとした場合には、光学系部2においてズームレンズを移動させるズーム機構を設けると共に、上記と同様にCPU10の制御に応じて上記ズーム機構を移動させる駆動部を設けるようにすればよい。さらに、ストロボを設けて、カメラ機能部6にストロボ発光機能を与えるように構成することもできる。
光電変換部3は、例えば光電変換素子であるCCD(Charge Coupled Device)を備えて構成され、光学系部2から入射されて受光面にて結像された撮像光を光電変換することで撮像信号を生成してビデオ信号処理部4に出力する。撮影時においては、例えば露出設定結果に応じて決定されるシャッター速度の指示が、CPU10からビデオ信号処理部4に通知される。ビデオ信号処理部4では、通知されたシャッター速度に対応する走査タイミング信号を光電変換部3に出力する。光電変換部3は、この走査タイミング信号に応じて走査を行うようにして、光電変換処理を実行して映像信号を出力するようにされる。
ビデオ信号処理部4は、光電変換部3から入力されたアナログのビデオ信号(撮像画像信号)について、例えばゲイン調整、サンプルホールド処理を施すことによって波形整形を行ったうえで、A/D変換を行うことで、デジタルデータとしてのビデオ信号に変換する。そして、この変換処理によって得られたデジタルビデオ信号について、例えば、表示用輝度データの生成処理などをはじめ、表示部7にて表示が行われるようにするためのビデオ信号処理を実行する。これに伴い、ビデオ信号処理部4では、CPU10の制御に応じてキャラクタ画像なども撮像画像に重畳して表示可能なように、いわゆるオンスクリーンディスプレイのための信号処理も実行可能とされている。
表示部7として採用される実際のディスプレイデバイスについては特に限定されるべきものではないが、現状においては、広く液晶ディスプレイパネルが採用されている。
また、ビデオ信号処理部4は、光電変換部3から入力されたアナログビデオ信号を変換して得たデジタルビデオ信号について、例えば所定方式による圧縮符号化処理を施して、圧縮ビデオデータを生成することが可能とされている。
また、本実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、デジタルスチルカメラ機能も備える。つまり、撮像画像信号について、写真としての所定形式による静止画データファイルを生成することが可能とされているが、このような画像処理も、ビデオ信号処理部4によって行われる。
また、ビデオ信号処理部4では、光電変換部3から入力された画像(映像)信号や、後述するHDD(Hard Disc Drive)14から読み出されたAVデータのファイル(AVファイルFav)などを、所定方式のアナログビデオ信号又はデジタルビデオ信号に変換して、画像入出力部5を介して外部機器などに出力可能とされている。
画像入出力部5は、外部から所定方式のビデオ信号を入力するようにされており、この入力したビデオ信号をビデオ信号処理部4の処理を経て表示部7に表示させることが可能とされる。また、ビデオ信号処理部4は、画像入出力部5が入力したビデオ信号について、光電変換部3から入力されたアナログビデオ信号と同様にして、記録用データに変換してメディアコントローラ13に転送することもできる。
これに対応して、画像入出力部5は、例えば所定方式に従った映像(画像)信号出力端子/映像信号入力端子を備える。
また、本実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、音声処理部8及び音声入出力部9を備えることで、音声信号の入出力も可能とされている。
先ず、音声入力については、音声入出力部9としてマイクロフォンなどを備え、外部音声の収音を行って音声信号に変換して音声を入力するようにされる。そして、このようにして入力した音声信号を音声処理部8に出力する。音声処理部8は、例えば、撮像画像の圧縮符号化に対応する音声圧縮符号化方式により符号化された圧縮オーディオデータに変換するなどの音声信号処理を施す。
CPU10は、ビデオ信号処理部4により得られた撮像画像についての圧縮ビデオデータと、音声処理部8により得られた収音音声についての圧縮オーディオデータとにより、所定形式のAVファイルFavを形成するための制御処理を実行するようにされる。このAVファイルFavは、圧縮ビデオデータを再生して出力される動画像に対して、圧縮オーディオデータを再生して出力される音声の再生時間軸が同期したものとなっている。なお、実際にAVファイルFavを形成するための構成としては、CPU10がプログラムを実行して得られるデジタル信号処理となるソフトウェア構成とされてもよいし、あるいは、AVファイルFavを形成するためのハードウェアを備えるとともに、CPU10がこのハードウェアについての動作を制御する構成としてもよい。
上記AVファイルFavとしてのデータは、記録用データとして、例えばCPU10の制御によってメディアコントローラ13に転送される。また、CPU10は、ビデオ信号処理部4によって生成された写真画像としての所定形式の静止画データファイルについても、記録用データとしてメディアコントローラ13に転送することができる。
音声入出力部9としては、音声信号入力端子などを備えて外部のオーディオ機器などからオーディオ信号を入力するようにも構成することができる。上記音声信号入力端子から入力されたオーディオ信号について、音声処理部8は、所定形式によるデジタルオーディオデータファイルに変換するようにされる。CPU10は、このようなデジタルオーディオデータファイルのデータについても、記録用データとしてメディアコントローラ13に転送することができる。
メディアコントローラ13は、CPU10との連携により、HDD14に対するデータ処理に関する制御処理を実行可能に構成される。ここでいうHDD14に対するデータ処理とは、メディア(つまりここではハードディスク)のフォーマット処理や、メディアの記憶領域に対するファイル及びファイル管理のための情報(ファイル管理情報)などの書き込み/読み出し処理など、メディアに記憶されるべきデータに関連する何らかの処理をいう。
なお、HDD14としては、例えばデジタルビデオカメラ1に固定的に内蔵されるものとしてもよいし、デジタルビデオカメラ1(ホスト)に対して装脱可能な、所定の規格に従ったリムーバブル形態とされてもよい。
上記メディアコントローラ13は、先に説明したようにして記録用データが転送されてくるのに応じて、この記録用データをHDD14に対してさらに転送する。データが転送されたHDD14では、メディアコントローラ13側からの指示に応じて記憶領域に対してデータを書き込んで記憶させる。このようにしてHDD14に記憶されるデータがファイルとして記憶管理されることになる。なお、HDD14に記憶されるファイルの管理形態については後述する。
また、例えばHDD14に記憶されているファイルについての再生として、AVファイルFavを再生するときには、CPU10及びメディアコントローラ13は、指定されたAVファイルにアクセスして読み出しを行う。このようにして読み出されるAVファイルFavは、例えばCPU10の処理により、圧縮ビデオデータと圧縮オーディオデータとに分離され、圧縮ビデオデータについてはビデオ信号処理部4に受け渡し、圧縮オーディオ信号については、音声処理部8に受け渡すようにされる。
この場合のビデオ信号処理部4及び音声処理部8は、それぞれ、上記のようにして転送されてきた圧縮ビデオデータ、圧縮オーディオデータについて、復調処理を含む所要の再生信号処理を実行する。これにより、圧縮ビデオデータを再生した画像を表示部7にて表示するとともに、この画像の再生時間に同期して、圧縮オーディオデータを再生して得られる音声信号を、音声入出力部9が有するとされるスピーカにより音声として出力させたり、ヘッドフォン端子から出力させることができる。
また、例えばHDD14から再生されたオーディオデータファイルは、音声処理部8の音声信号処理を経た後に、音声入出力部9を介して、外部に対して所定形式のオーディオ信号、オーディオデータとして出力することも可能とされている。この場合、音声入出力部9としては、音声処理部8から出力される所定のオーディオ信号、オーディオデータの形式に対応するオーディオ出力端子を備えることになる。
CPU10は、プログラムを実行することでデジタルビデオカメラ1についての各種制御処理を実行する。ROM11は、CPU10が実行する各種プログラムのほか、CPU10が処理を実行するのに使用する各種設定情報などが記憶されている。RAM12は、CPU10がプログラムに従った処理を実行するときの作業領域として使用されるもので、各種の演算処理結果などのデータが保持される。
また、不揮発性メモリ12aは、例えばフラッシュメモリなどをはじめとした、電源供給が停止しても記憶内容が消去されない性質のメモリ素子により形成され、CPU10の制御によって、データの書き込み/読み出しが実行される。この不揮発性メモリ12aに記憶されるべきデータ(情報)としては、適宜内容の変更が行われる設定情報などが一般的であるが、特に限定されるものではなく、実際のデジタルビデオカメラ1の仕様などに応じて所要の各種の情報を記憶するものとされればよい。
この場合の操作入力部15は、デジタルビデオカメラ1に備えられる各種操作子を一括して示している。例えば、この操作入力部15における操作子としては、写真撮影時に操作されるシャッターボタン、動画撮影時に動画像の記録/停止を指示するための操作子、撮影モードなどを選択する操作子、パラメータのアップ/ダウンを行うための操作子などが含まれる。
通信部16は、CPU10の制御に応じて、所定のデータ通信方式により外部デバイスと通信を行うためのハードウェア、ソフトウェアを実装して構成される部位である。この通信部16が対応するデータ通信方式としては、有線、無線を問わず特に限定されるべきものではなく、また、対応するデータ通信方式の数も限定されるべきものでない。現状であれば、データ通信方式としては、有線ではEthernet(商標)などのネットワーク、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394などのデータバス規格などを挙げることができる。また、無線であれば、Bluetooth(商標)などのデバイス間近距離無線通信、IEEE802.11a/b/gなどの無線LAN(Local Area Network)規格を挙げることができる。
電源部17は、デジタルビデオカメラ1における各種のハードウェアデバイスに対して動作電源を供給するもので、例えばバッテリや電源アダプタからの電力供給を受けて動作する電源回路などを備えて構成される。
ここで、図1に示した本実施の形態としてのデジタルビデオカメラ1では、主としては、撮像/収音により得られるAVファイルFavを、HDD14に対して記憶させることができるようになっている。
HDD14に記憶されるファイルは、通常は、所定フォーマットによるファイルシステムにより管理されることになるのであるが、本実施の形態としては、FAT(File Allocation Table)ファイルシステムにより管理されるものとしている。FATファイルシステムは、周知のようにして、ツリー型のディレクトリ構造によりファイルを管理するようにされており、また、データの書き込み/読み出しについては、クラスタといわれる論理的な最小データ管理単位により行うものとされている。クラスタは、メディアにおける物理的なデータ書き込み/読み出しの最小単位であるセクタを所定数にまとめたものが1単位となる。
図2は、FATファイルシステムの一般的なシステム構成を階層モデルにより示している。
先ず、この階層モデルとしては、ソフトウェア層と、その下層となるハードウェア層に大別される。
ソフトウェア層は、メディアに対してホスト側となるCPU(CPU10)が実行するプログラム、及び各種ファームウェア、ミドルウェアなどにより実現されるソフトウェア処理が対応するものとされる。この場合のソフトウェア層は、図示するように、上層から下層にかけて、アプリケーションR1、ファイルシステムR2の各層が位置する。
ハードウェア層には、メディアそのものの物理的な記憶領域が位置するものとして考えることができる。
アプリケーションR1は、例えばファイルの記録/再生機能などを有してメディアR3を使用するアプリケーションソフトウェアが対応し、ファイルレベルでのアクセス要求をファイルシステムR2に対して行う。
ファイルシステムR2は、ファイルシステムとしての機能を実現するソフトウェアが対応する。本実施の形態ではFATファイルシステムを採用することとしているので、ファイルシステムR2の機能を提供するソフトウェアとしても、FATファイルシステムに対応して構成されるものとなる。
このファイルシステムR2では、アプリケーションR1からのアクセス要求に従い、メディアR3へのアクセス要求を行う。
メディアR3は、論理的にはFATファイルシステムに従ってフォーマット(初期化)されたものとなる。図1ではHDD14がこのメディアR3に相当する。そして、メディアR3は、ファイルシステムR2からのアクセス要求に応答して、指定されたアドレスからデータを読み出して、ファイルシステムR2に返す。つまりアクセス応答を実行する。
ファイルシステムR2は、メディアR3からのアクセス応答としてのデータの受け取りを行い、この受け取ったデータをアプリケーションR1に受け渡すようにされる。アプリケーションR1は、受け取ったデータファイルについて、例えばユーザによる操作入力などに応じたアプリケーションレベルでの所要の処理を実行する。
また、FATファイルシステムは、記憶ファイルをツリー型のディレクトリ構造により管理し、また、ファイルをクラスタ単位の集合として管理するようにされている。このようなファイル管理、データ管理は、周知のようにしてディレクトリエントリ、及びFATとしてのテーブル情報(管理情報)を備えることにより実現されるものとなる。ディレクトリエントリは、メディアR3上におけるファイル、ディレクトリ(サブディレクトリ)の所在をクラスタレベルで示す情報であり、FATは、ディレクトリ、ファイルを成すクラスタレベルでのチェイン(リンク、連結)を示す情報である。
図3は、FATにより管理される、メディアR3としてのHDD14に記憶されるデータファイルの管理形態をディレクトリ構造により示している。
先ずディレクトリとしては、図示するようにして管理ファイルディレクトリ、静止画ファイルディレクトリ、AVファイルディレクトリの少なくとも3つのディレクトリが存在する。
静止画ファイルディレクトリ配下には静止画ファイルFiが格納される。また、AVファイルディレクトリ配下にはAVファイルFavが格納される。
また、管理ファイルディレクトリ配下には、FATとは別にコンテンツとしての静止画ファイルFi、AVファイルFavを管理するための各種ファイルが格納される。特に本例の場合、この管理ファイルディレクトリ配下には、図示するプロパティファイルFpとサムネイルファイルFthとが格納される。
ここで、上記のようにして管理ファイルディレクトリ配下に格納される各種の管理ファイル(管理情報)は、この場合は静止画像や動画像となるコンテンツに特化してその管理を効率的に行うための管理情報である。
このようにFATファイルシステムとは別にコンテンツファイルに特化した専用の管理情報を用いた管理を行うのは、先にも述べたように、近年において記録媒体の大記憶容量化に伴い記録可能なコンテンツの数が増えたことや、ファイルシステムが持つコンテンツ関連情報(例えばファイル名や更新日時の情報など)以外にもさらに多くの関連情報を効率的に管理するなどの要請があることによる。
例えば、動画再生時には、各AVファイルFavについてのサムネイル画像をインデックス表示するということが行われる場合があるが、専用の管理情報とすれば、これに対応させて予め各AVファイルFavのサムネイル画像を埋め込むことのできる管理情報とするなどといったこともできる。すなわち、このようにサムネイル画像が管理情報側に格納することで、上記インデックス表示を効率的に行うことができるように図られる。
或いは、このようにコンテンツファイル管理に特化した管理情報を別途用いることによれば、各コンテンツファイルを例えば作成日時順などの所定の区分けでフォルダ分けして管理するなどといったことも可能となる。
このように専用の管理情報を用いた管理を別途行うことで、汎用のファイルシステムにはなかった管理形態を実現することができる。
このような専用の管理情報を用いた本例のデジタルビデオカメラ1におけるファイル管理形態について、次の図4を参照して説明する。
なお、この図4では説明の便宜上、コンテンツとしてはAVファイルFavのみが記憶されているものとし、これに伴い静止画ファイルディレクトリのエントリがないものとして示している。
図4において、先の図3にも示したように管理ファイルディレクトリ配下には、プロパティファイルFpとサムネイルファイルFthが格納される。
先ず、サムネイルファイルFthは、図示するように複数のサムネイルスロットSthを格納するようにされる。各サムネイルスロットSthに対しては、サムネイル画像としての画像データを格納するようにされる。すなわち、実データとしてのサムネイル画像データが格納されるものである。
この場合、サムネイル画像データは、AVファイルFavのビデオデータ中の1フレーム画像(例えば先頭のシーンなど)を所定サイズにリサイズした画像データ、或いは静止画像ファイルFiであればそれを所定サイズにリサイズした画像データとされる。
この場合、サムネイルファイルFthは、固定長のサムネイルスロットSpを論理的に連結配置するようにして形成される。
また、プロパティファイルFpは、図示するプロパティスロットSp(属性スロット)を複数格納するようにして形成される。
各プロパティスロットSpの内部構造としては、サムネイルスロットインデックスC1、ファイル識別子C2、更新日時C3などから成る。サムネイルスロットインデックスC1は、自らが格納されるプロパティスロットSpに対応付けられたサムネイルスロットSthを指し示す情報を格納する。この場合、上記のようにしてサムネイルファイルFthは複数のサムネイルスロットSpを連結配置した構造とされるので、上記サムネイルスロットインデックスC1としてはサムネイルスロットの配置順を指定する情報が格納されることで、1つのサムネイルスロットSpを特定することができる。
また、ファイル識別子は、自らが格納されるプロパティスロットSpに対応付けられたコンテンツファイル(ここではAVファイルFav)を指し示すファイル識別子を格納する。
また、更新日時情報C3は、自らが格納されるプロパティスロットSpの作成日時、及び修正日時を示す情報などが格納される。
ここで、プロパティスロットSpは、ファイルシステムR2によりHDD14上にAVファイルFavが生成されることに応じ、新たなエントリとしてプロパティファイルFpに追加されるようにして生成される。追加されたプロパティスロットSpについては、ファイル識別子C2として、生成されたAVファイルFavを指し示す情報が格納される。これにより、当該プロパティスロットSpと、生成されたAVファイルFavとの対応づけが行われる。すなわち、当該プロパティスロットSpからAVファイルFavへのパスが形成される。
同様にサムネイルスロットインデックスC1としては、このように対応づけが行われたAVファイルFavに基づき生成されたサムネイル画像データが格納されるサムネイルスロットSthを指し示す情報が格納される。つまりこれにより、ファイル識別子C1により指し示されるAVファイルFavについてのサムネイル画像データへのパスが形成されることになる。
このようにして、プロパティスロットSp内の情報を参照することで、そのプロパティスロットSpに対応付けられたAVファイルFavとそのサムネイル画像データとにアクセスできるようになっている。
これまでの説明のように、本例のデジタルビデオカメラ1においては、コンテンツファイルが2つの管理情報(FAT及び管理ファイル:第1の管理情報及び第2の管理情報)によって二重に管理されるが、このことに起因して問題が生じる場合があった。
例えば、FATファイルシステムでは、生成可能なデータファイルサイズが数GB(ギガバイト)程度とその上限が定められている。これに対し、特に本例のように動画データとして記録時間長に応じて記録データ容量が増大するデータについて記録を行う場合には、上記ファイルサイズの上限を超えてデータの記録が行われることも容易に起こりうる。このようにファイルシステムで規定されたファイルサイズ上限を超えたデータ記録が行われた場合、記録中の動画データは1つのコンテンツを形成するものであるにも関わらず、複数のAVファイルFavに分割されてしまうことになる。
例えば図5(a)のようにして、ファイルサイズ上限を超えない容量のAVストリーム1について記録が行われる限りでは、それに応じたAVファイル1が生成されても、このAVファイル1は一連のAVストリーム1を全て含み、1つのコンテンツとして完結しているものとして扱うことができるので問題は生じない。しかし、図5(b)に示すようなファイルサイズ上限を超える容量のAVストリーム2については、記録済みデータの容量が所定容量となることに応じ、ファイルシステムR2によってこの記録済みデータの範囲でAVファイル2が生成される。そして、当該AVストリーム2の終了に伴い、続きのデータ部分を含むAVファイル3が別途生成されることになる。
なお、このようなファイルサイズ上限(記録済みデータの容量上限)によるファイル分割生成処理は、先にも述べたようにFATファイルシステム(ファイルシステムR2)によって行われるものであるが、先の図2の説明によればファイルシステムR2による動作はCPU10のソフトウエア処理により実現されるものである。つまり、このようなファイルサイズ上限によるファイル分割生成処理は、ファイルシステムR2としてのCPU10のソフトウエア処理により実現されるものである。
このように生成されたAVファイル2、AVファイル3については、現状では管理ファイルの管理下においても別ファイルとして扱われてしまう。すなわち、現状においては、FAT管理下でファイルが生成されるごとに、プロパティファイルFpのプロパティスロットSpを追加(エントリ)するようにされている。このため、例えば上記のようなファイル容量制限に伴いファイルシステムR2によりAVファイル2、AVファイル3が自動生成されたときは、これらAVファイル2、AVファイル3についてのプロパティスロットSpが別々に追加されてしまい、これによってこれらAVファイルは同一ストリームのデータを含むにもかかわらず別々のファイル扱いとされてしまうものである。
このように実際には1つとして管理されるべきコンテンツを、複数のファイルとして管理せざるを得なくなってしまうと、例えば上述したインデックス表示としてコンテンツファイルごとにサムネイル画像を表示するといった場合には、実際には1つのコンテンツに対応した1つのサムネイル画像のみが表示されるべきであるにも関わらず、分割されたファイルごとにサムネイル画像が表示されてしまい、これによってユーザの混乱を招く虞がある。
このことから、ファイルシステムR2によっては複数のファイルに分割されるデータについても、その上層のアプリケーションR1のレベルでは1つのコンテンツとして管理できるようにすることが要請される。
そこで本実施の形態では、上記のようにしてFAT管理下ではそれぞれ別ファイルとされるファイルを、1つの仮想ファイルとして扱うことができるようにする。
図6は、このような本実施の形態としてのファイル管理形態の概念図を示している。この図6では、HDD14に記憶されるAVファイルFavについての、管理ファイルディレクトリ配下に格納されるファイル(管理ファイル)による管理下での管理形態と、FATによる管理下での管理形態とを示している。
この場合、AVファイル1、AVファイル2、AVファイル3については、先の図5にて説明したものと同様に、AVファイル1はファイルサイズ上限を超えないAVストリーム1に基づき生成されたファイル、AVファイル2、AVファイル3は、ファイルサイズ上限を超えるAVストリーム2に基づき分割されて生成されたファイルである。
図示するようにしてFAT管理下では、これらAVファイル1、AVファイル2、AVファイル3はそれぞれ別ファイルとして管理されるのみである。これに対し、本例の管理ファイルの管理下では、AVファイル1と共にAVファイル2・AVファイル3をそれそれ独立したファイルとして管理するようにされる上で、特に分割生成されたAVファイル2、AVファイル3については、これらを1つの仮想ファイル(AVファイル2)として管理するようにしている。
なお、ここで確認のために述べておくと、FATの管理下とは、ファイルシステムR2の管理下となる。つまりこの場合、FATとしては、先の図2の説明からも理解されるようにアプリケーションR1からのアクセス要求に応じてファイルシステムR2が参照する管理情報となるからである。
また、管理ファイルの管理下とは、すなわちアプリケーションR1の管理下となる。これは、この図6の管理形態からも理解されるように、管理ファイルとしては、FAT(ファイルシステムR2)管理下のファイルをさらに上層で管理するようにされていることからも理解できる。
図7は、図6に示す本実施の形態としての管理形態を実現するための動作について説明するための図である。この図7では、先の図4と同様に管理ファイルディレクトリ配下のプロパティファイルFpとサムネイルファイルFthとを示している。またこの場合、AVファイルディレクトリ配下には、図5、図6に示したAVファイル1〜3が格納されていることが示されている。
先ず、先の図5の説明によると、AVファイル1としては、ファイルサイズ上限を超えないAVストリーム1について生成されたAVファイルとなる。このことに応じ、AVファイル1が図示するようにAVファイルディレクトリ配下において生成された場合には、プロパティファイルFpにこのAVファイル1についてのプロパティスロットSpをエントリする(図中プロパティスロットSp-1)。すなわち、このプロパティスロットSp-1としては、ファイル識別子C2にAVファイル1を指し示すための識別子が格納される。
ここで、AVファイルFavの生成に応じては、所定のタイミングでそのAVファイルFavについてのサムネイル画像データが生成される。サムネイル画像データの生成に応じては、当該サムネイル画像データをサムネイルファイルFth内のサムネイルスロットSthに格納すると共に、このサムネイル画像データを格納したサムネイルスロットを指し示す情報を、生成されたAVファイルFavを示すファイル識別子C2が格納されたプロパティスロットSp内のサムネイルスロットインデックスC1に格納するようにされる。
すなわち、AVファイル1について言えば、このAVファイル1について生成されたサムネイル画像データを例えばサムネイルスロットSth-1に格納し、このサムネイルスロットSth-1を示す情報を、AVファイル1を示すファイル識別子C2を格納したプロパティスロットSp-1内のサムネイルスロットインデックスC1に対して格納するようにされる。
このようなプロパティスロットSp-1の追加により、一連のAVストリーム1の全てを含むように生成されたAVファイル1については、1つのAVファイルとして扱われるものとなる。すなわち1つのコンテンツとして完結するとされるAVファイルについては、FAT管理下及び管理ファイルの管理下の双方において1つのAVファイルとして扱われるものである。
また、AVファイル2、AVファイル3は、ファイルサイズ上限を超えるAVストリーム2について分割生成されたAVファイルである。
先ず、先の図5にて説明したようにAVストリーム2についての記録済み容量が所定容量となったとき、ファイルシステムR2によって記録済みデータ分のみによるAVファイル2が生成される。
ここで、このようにAVストリームデータの記録途中において、そのAVストリームデータの記録済みデータのみについてAVファイルが生成された場合には、当該AVファイルが、上記一連のAVストリームデータについて分割されて生成されたファイルであることがわかる。
そこで、この場合のAVファイル2の生成に応じては、図示するようにしてこのAVファイル2についての仮想のプロパティスロットSpをプロパティファイルFpにエントリする(図中ファイル2(仮想)のプロパティスロットSp2)。
このような仮想のプロパティスロットSp(仮想ファイル管理情報)としては、図示するようにしてサムネイルスロットインデックスC1は格納されるが、あくまで仮想のプロパティスロットSpであることで、通常のプロパティスロットSpに格納されるファイル識別子C2は格納されないものとなる。その代わりに、当該仮想のプロパティスロットSpが1つの仮想ファイルとして総括する全てのAVファイルについてのプロパティスロットSpを指し示すためのインデックスとして、図示する子プロパティインデックスC2pが設けられる。
つまり、通常のプロパティスロットSpは、上記ファイル識別子C2により、AVファイルディレクトリ配下に生成されたAVファイルと1対1で対応付けられ、これによって管理ファイルの管理下でもこのAVファイルが1つのファイルとして管理されるようになっているが、上記仮想のプロパティスロットSpによれば、上記子プロパティスロットインデックスC2pによって複数のプロパティスロットSpを指し示すことができ、これによってAVファイルディレクトリ配下に生成される複数のAVファイルを、1つの仮想ファイルとして管理することができるようにされている。
説明を戻し、上記のように一連のAVストリーム2の記録途中でAVファイル2が生成されたことに応じ、このようなファイル2(仮想)のプロパティスロットSp2をプロパティファイルFpにエントリすると、さらにこれと共に、生成されたAVファイル2についての通常のプロパティスロットSp(図中プロパティスロットSp3)をエントリするようにされる。そしてこのプロパティスロットSp3のファイル識別子C2として、AVファイルディレクトリ配下にて生成されたAVファイル2を指し示すための情報を格納するようにされる。
このことで、AVファイル2については、管理ファイルの管理下において1つのデータファイルとして扱うこともできるようになっている。
そして、この場合もAVファイル2の生成に応じては、そのサムネイル画像データが生成される。このAVファイル2について生成されたサムネイル画像データについては、例えばサムネイルスロットSth-2に格納したとする。
そしてこの場合、当該AVファイル2のサムネイル画像データについては、これが格納された上記サムネイルスロットSth-2を示す情報を、上述のようにしてエントリしたファイル2(仮想)のプロパティスロットSp2の側のサムネイルスロットインデックスC1に対して格納するようにされる。すなわち、これによって仮想ファイルとサムネイル画像データとの対応づけが行われたことになる。
なお、この場合、AVファイル2についてエントリされた通常のプロパティスロットSp3側では、サムネイルスロットインデックスC1は空欄となる。
これまでの動作によって、上記ファイル2(仮想)のプロパティスロットSp2によっては、先ずはAVファイル2とそのサムネイル画像データへのパスが形成されたことになる。
AVファイル2の生成後、AVストリーム2の記録が終了したことに応じ、このAVストリーム2における上記AVファイル2の続き部分となるデータ部分を対象として、AVファイル3が生成される。
なお、このAVファイル3の生成に応じてもそのサムネイル画像ファイルを生成しても良いが、ここではAVファイル3は分割生成されたファイルであるので、そのサムネイル画像データは生成しないようにすることもできる。すなわち、一連のAVストリームの記録途中においてAVファイルが生成された場合、以降の続きのデータ部分について生成されたAVファイルについてはそのサムネイル画像データを生成しないようにすればよい。
図中では、このAVファイル3についてのサムネイル画像データが生成されない場合を示している。
そして、上記AVファイル3の生成に応じては、このAVファイル3を指し示すファイル識別子C2を格納したプロパティスロットSp4をプロパティファイルFpにエントリするようにされる。
なお、上記のようにサムネイル画像データが生成されないことから、AVファイル3についての通常のプロパティスロットSp4ではサムネイルスロットインデックスC1は空欄となる。
ここで、上記AVファイル3は、AVファイル2と共に同じAVストリーム2(つまり同じコンテンツ)を形成するファイルとなり、本例では、先の図6にて説明したようにこれらAVファイル2とAVファイル3については1つの仮想ファイルとして扱われるようにするものである。
このため本例では、AVファイル3の生成に応じては、AVファイル2の生成に伴いエントリされたファイル2(仮想)のプロパティスロットSp2内の子プロパティスロットインデックスC2pに対し、さらにこのAVファイル3のプロパティスロットSp4を指し示すための情報を格納するようにされる。
これにより、仮想のプロパティスロットSp2としては、その子プロパティスロットインデックスC2pによりAVファイル2のプロパティスロットSp3とAVファイル3プロパティスロットSp4の双方を指し示すものとなる。つまり、このようにプロパティスロットインデックスC2pにより複数のインデックスを格納可能としたことで、本例の管理ファイルによる管理下では、FAT管理下では複数のAVファイルとして扱われるファイルを1つの仮想的なファイルとして扱うことができるようになる。
このようにして本実施の形態によれば、例えばファイルサイズ上限などに伴って一連のAVストリームについて複数のAVファイルFavが分割して生成される場合にも、それらAVファイルFavが1つの仮想的なファイルとして扱われるようにすることができる。すなわち、それら複数のAVファイルFavを1つのコンテンツを形成するものとして扱うことができるようになる。
また、上記説明によれば、仮想のプロパティスロットSp2に対しては、AVファイル2のサムネイル画像データのみが対応付けられる。つまりこれにより、当該仮想のプロパティスロットSp2により実現される1つの仮想ファイルに対しては、1つのサムネイル画像ファイルのみを対応付けることができる。
この結果、インデックス表示が行われる場合には、適正に1つのコンテンツに対して1つのサムネイル画像を対応付けて表示することができ、1つのコンテンツについて複数のサムネイル画像が表示されてしまうことによるユーザの混乱を効果的に防止することができる。
図8は、上記説明による実施の形態としての動作を実現するために行われるべき処理動作について示したフローチャートである。
この図8に示す処理動作は図1に示したCPU10が例えばROM10に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
なお、この図においては、CPU10が行う処理動作のうちアプリケーションR1として行う処理動作の一部のみを示している。すなわち、ファイルシステムR2としての処理動作として、ファイルサイズ上限に基づきAVファイルを生成するための処理動作は省略している。さらに、AVファイルFavの生成に応じてそのサムネイル画像データを生成し、それをサムネイルファイルFth内のサムネイルスロットSthに格納するための処理動作についても省略している。
先ず、ステップS101では、AVストリーム記録途中でAVファイルが生成されるのを待機する。すなわち、HDD14に対して記録されるべきAVストリームとして、撮像画像についての圧縮ビデオデータと、収音音声についての圧縮オーディオデータとについての記録済み容量が予め設定された所定容量に達したことに応じ、ファイルシステムR2の処理によってHDD14上にこれら記録済みデータによるAVファイルFavが生成されるのを待機する。
AVストリーム記録途中にAVファイルが生成された場合は、ステップS102において、仮想ファイルのプロパティスロットを追加するための処理を行う。つまり、先の図7にて説明したように、サムネイルスロットインデックスC1と子プロパティスロットインデックスC2pとが少なくとも設けられた仮想のプロパティスロットSpとして、先ずはサムネイルスロットインデックスC1に生成されたAVファイルFavについてのサムネイル画像データが格納されたサムネイルスロットSthを指し示す情報を格納したプロパティスロットSpを、プロパティファイルFpに追加するための処理を行う。
なお、確認のために述べておくと、プロパティファイルFpの情報内容の更新処理は、ファイルシステムR2に対し新たなプロパティファイルFpのデータ内容を指示して、HDD14に記憶されるプロパティファイルFpの情報内容を更新させる要求を行うことで実現されるものとなる。
続くステップS103では、生成されたAVファイルについてのプロパティスロットを追加するための処理を行う。つまり、生成されたAVファイルFavを指し示す識別子をファイル識別子C2として格納したプロパティスロットSpを、プロパティファイルFpに追加するための処理を行う。
そして、ステップS104では、追加されたプロパティスロットを指し示す情報を、仮想ファイルのプロパティスロット内の子プロパティスロットインデックスに追加するための処理を行う。つまり、ステップS103にて追加されたプロパティスロットSpを指し示すための情報を、ステップS102にて追加された仮想ファイルのプロパティスロットSp内の子プロパティスロットインデックスC2pに追加するための処理を行う。
続くステップS105では、AVストリームの記録が終了したか否かについて判別処理を行う。つまり、例えば操作入力部15における停止ボタンが操作されたことなどに伴い、AVストリームについての記録を終了すべき状態となったか否かについて判別処理を行う。
このステップS105において、AVストリームの記録が終了していないとして否定結果が得られた場合は、ステップS106において、AVストリーム記録途中でAVファイルが生成されたか否かについて再度の判別処理を行う。そして、ステップS106において、AVファイルが生成されていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS105に戻るようにされる。
これらステップS105→S106→S105のループ処理によれば、一度AVストリーム記録途中でAVファイルFavが生成された以降は、AVストリームの記録終了か、或いは再度AVストリーム記録途中にAVファイルFavが生成されるのを待機するようにされる。
そして、上記ステップS106において、AVファイルFavが生成されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS107に進み、生成されたAVファイルについてのプロパティスロットを追加するための処理を行う。
その上で、続くステップS108において、追加されたプロパティスロットを指し示す情報を、仮想ファイルのプロパティスロット内の子プロパティスロットインデックスに追加するための処理を行う。つまり、上記ステップS107にて追加されたプロパティスロットSpを指し示すための情報を、先のステップS102にて追加された仮想ファイルのプロパティスロットSp内の子プロパティスロットインデックスC2pに追加するための処理を行うものである。
このステップS107〜S108の処理により、AVストリーム記録途中に再度AVファイルFavが生成された場合にも、この生成されたAVファイルFavが、同じAVストリームについて初回に生成されたAVファイルFavと同じ1つの仮想ファイルとして扱われるようにすることができる。
このステップS108の処理を実行すると、図示するように先のステップS105に戻るようにされる。
ステップS105において、AVストリームの記録が終了したとして肯定結果が得られた場合は、ステップS109に進み、生成されたAVファイルについてのプロパティスロットを追加するための処理を行う。つまり、このようにAVストリームについての記録が終了した場合は、ファイル未生成部分についてのAVファイルFavが生成されるので、そのAVファイルFavを指し示すための情報をファイル識別子C2として格納したプロパティスロットSpを、プロパティファイルFpに追加するようにされるものである。
その上で、続くステップS110では、追加されたプロパティスロットを指し示す情報を、仮想ファイルのプロパティスロット内の子プロパティスロットインデックスに追加するための処理を行う。つまり、上記ステップS109にて追加されたプロパティスロットSpを指し示すための情報を、ステップS102にて追加された仮想ファイルのプロパティスロットSp内の子プロパティスロットインデックスC2pに追加するための処理を行うものである。
この図8に示す処理動作が実行されることで、一連のAVストリームについてAVファイルFavが分割されて生成された場合には、管理ファイル(アプリケーションR1)の管理下において、それらのAVファイルFavの全てが、上記一連のAVストリームについて初回に生成されたAVファイルFavと同じ仮想ファイルを形成するものとして扱われるものとなる。つまり、これによってアプリケーションR1のレベルでは、これら一連のAVストリームについて分割生成されたAVファイルFavが、適正に1つのコンテンツを形成するものとして扱われるようにすることができる。
そしてこの結果、例えば記録されたAVファイルFavについての再生モード下において表示されるサムネイル画像のインデックス表示画面などにおいて、ユーザの指示により分割生成された複数のAVファイルFavに対して対応付けられたサムネイル画像が選択されて再生指示がなされたとき、分割生成されたAVファイルFavをプロパティファイルFpの内容に基づいて連続的に再生することもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明としてこれまでに説明した実施の形態に限定されるべきものではない。
例えば実施の形態では、ファイルシステムによるファイルサイズ上限に基づいて、一連のストリームデータが複数のデータファイルに分割されて生成される場合を例示したが、例えば一連のストリームデータについての記録済みデータによる時間長が所定時間長に達するごとにデータファイルを生成するなどとした場合にも、本発明は好適に適用することができる。すなわち、本発明としては、一連のストリームデータから複数のデータファイルが分割されて生成される場合に広く適応可能なものである。
また、実施の形態では、第1の管理情報がFATとされてFATファイルシステムによりファイル管理が行われる場合を例示したが、これに代え、例えばUDF(Universal Disc Format)ファイルシステムなど他の形式のファイルシステムにより管理される場合にも本発明は好適に適用できる。
また、実施の形態では、本発明をデジタルビデオカメラ1に適用する場合を例示したが、本発明としては広く記録媒体に対しデータの記録を行う記録装置に対し好適に適用することができる。また、記録媒体に対する記録のみを行う記録専用装置に対しても好適に適用することができる。
また、本発明の記録装置が記録対象とする記録媒体としては、実施の形態で例示したHDD14以外にも、各種光学ディスク状記録媒体(光磁気ディスクを含む)や半導体記憶装置など他の記録媒体とすることもできる。
本発明の実施の形態としての記録装置の内部構成について示したブロック図である。 FATファイルシステムの一般的なシステム構成を階層モデルにより示した図である。 FATファイルシステムにより管理される記録媒体上のファイルについての管理形態をディレクトリ構造により示した図である。 実施の形態のファイル管理形態について説明するための図である。 ファイルサイズ上限により一連のストリームデータから複数のデータファイルが分割されて生成されることについて説明するための図である。 実施の形態のファイル管理形態として、複数のデータファイルを1つの仮想ファイルとして扱うためのファイル管理形態を概念的に示した図である。 図6に示す実施の形態としてのファイル管理形態を実現するための動作について説明するための図である。 実施の形態としてのファイル管理形態を実現するために行われるべき処理動作について示したフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルビデオカメラ、2 光学系部、3 光電変換部、4 ビデオ信号処理部、5 画像入出力部、6 カメラ機能部、7 表示部、8 音声処理部、9 音声入出力部、10 CPU、11 ROM、12 RAM、12a 不揮発性メモリ、13 メディアコントローラ、14 HDD、15 操作入力部、16 通信部、R1 アプリケーション、R2 ファイルシステム

Claims (4)

  1. ファイルシステムにより記録媒体に記録されるデータファイルが管理されると共に、上記ファイルシステムの管理下で所定のデータファイルが生成されることに応じて、少なくとも上記所定のデータファイルを指し示す識別子を含む上記所定のデータファイルについての属性情報を格納するプロパティスロットを、プロパティファイルに追加するように構成された記録装置であって、
    上記記録媒体に対するデータ記録を行う記録手段と、
    上記記録媒体に対して記録される一連のストリームデータについて複数の上記所定のデータファイルが生成される場合に、上記プロパティファイル対し、上記複数の所定のデータファイルについての上記プロパティスロットを指し示すための情報を格納する仮想プロパティスロットが追加されるように記録制御を行う記録制御手段と
    を備える記録装置。
  2. 上記ファイルシステムは、上記一連のストリームデータの記録容量に応じ、当該一連のストリームデータについて複数の上記所定のデータファイル分割して生成する
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 上記一連のストリームデータは少なくとも画像データを含むものとされる請求項1に記載の記録装置。
  4. ファイルシステムにより記録媒体に記録されるデータファイルが管理されると共に、上記ファイルシステムの管理下で所定のデータファイルが生成されることに応じて、少なくとも上記所定のデータファイルを指し示す識別子を含む上記所定のデータファイルについての属性情報を格納するプロパティスロットを、プロパティファイルに追加するように構成された記録装置における記録制御方法であって、
    上記記録媒体に対して記録される一連のストリームデータについて複数の上記所定のデータファイルが生成される場合に、上記プロパティファイル対し、上記複数の所定のデータファイルについての上記プロパティスロットを指し示すための情報を格納する仮想プロパティスロットが追加されるように記録制御を行う
    記録制御方法。
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