JP4910961B2 - 内燃機関装置およびこれを搭載する車両、内燃機関装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関装置およびこれを搭載する車両、内燃機関装置の制御方法に関する。
従来、この種の内燃機関装置としては、排気ガスを吸気側に還流させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この内燃機関装置では、低負荷領域から高負荷領域のうちスロットル弁全開もしくはその近傍の略全開領域へ移行する加速時には十分なEGR率でエンジン温度の過度の上昇を防ぎ、低負荷領域から高負荷領域のうち上記略全開領域を除く中間高負荷領域へ移行する加速時にはEGR率を少し抑えて加速応答性を維持することにより、エンジンの加速状態に見合った適切なEGRを実行しようとしている。
特開平7−317606号公報
ところで、上述のようにEGR装置を備える内燃機関装置では、暖機増量や始動後増量,触媒OT(Over Temperature)増量などの燃料増量が行なわれているときには、EGR配管またはバルブの詰まりやデポジット付着などを回避するため、EGRの実行を禁止するものがある。これに対し、エンジンのノッキングを抑制するための点火遅角に際して緩慢な燃焼による排気系の浄化触媒の過熱を抑制するために燃料増量を行なう場合があるが、この場合は、点火遅角量が大きいときに行なわれることから頻度は少なく、エンジンの高負荷領域で行なわれることから詰まりやデポジット付着などは生じ難いと考えられるなど、燃料増量とEGRとの関係をより適切に判断してエンジンを運転することが望ましい。
本発明の内燃機関装置は、内燃機関の運転に際して燃料増量と排気供給とをより適切に実行することを主目的とする。
本発明の内燃機関装置およびこれを搭載する車両、内燃機関装置の制御方法は、少なくとも上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関装置は、
内燃機関と、
前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、
前記内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と前記排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには前記排気供給手段による排気供給を伴わずに前記燃料増量を伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給実行手段とを制御し、前記所定の燃料増量条件と前記排気供給実行条件とが成立したときには前記燃料増量と前記排気供給手段による排気供給とを伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関装置では、内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには排気供給手段による排気供給を伴わずに燃料増量を伴って内燃機関が運転されるよう内燃機関と排気供給実行手段とを制御し、所定の燃料増量条件と排気供給実行条件とが成立したときには燃料増量と排気供給手段による排気供給とを伴って内燃機関が運転されるよう内燃機関と排気供給手段とを制御する。これにより、内燃機関の運転に際して燃料増量と排気供給とをより適切に実行することができる。ここで、「複数の燃料増量条件」としては、内燃機関の始動直後である条件や、内燃機関の冷却水温が低い条件,内燃機関の吸入空気温度が低い条件,内燃機関の点火時期をより遅角側にする条件,内燃機関の燃料噴射を再開する条件,排気系に浄化触媒を有する内燃機関では浄化触媒の温度が高い条件,内燃機関から出力するパワーが急増する条件などが含まれる。
こうした本発明の内燃機関装置において、前記所定の燃料増量条件は、前記内燃機関の点火時期を所定時期より遅角側にする点火遅角に伴って燃料増量を行なう条件であるものとすることもできる。こうすれば、点火遅角に伴う燃料増量と排気供給とを同時に実行することができる。ここで、「所定の点火時期」としては、内燃機関の回転数や吸入空気量などの運転状態に基づく時期やこれより遅角側の時期などが含まれる。この場合、前記所定の燃料増量条件は、前記内燃機関のノッキングが判定されたことにより点火遅角されることによる燃料増量を行なう条件であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関のノッキングを抑制しながら燃料増量を行なうことができる。さらにこの場合、前記所定の燃料増量条件は、前記内燃機関が所定の高負荷領域で運転されているときに燃料増量が行なわれる条件であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の高負荷領域でのノッキングを抑制しながら燃料増量を行なうことができる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置、即ち、基本的には、内燃機関と、前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、前記内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と前記排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには前記排気供給手段による排気供給を伴わずに前記燃料増量を伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給実行手段とを制御し、前記所定の燃料増量条件と前記排気供給実行条件とが成立したときには前記燃料増量と前記排気供給手段による排気供給とを伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給手段とを制御する制御手段と、を備える内燃機関装置を搭載し、前記内燃機関からの動力を用いて走行することを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置を搭載するから、本発明の内燃機関装置が奏する効果、例えば、内燃機関の運転に際して燃料増量と排気供給とをより適切に実行することができる効果や、点火遅角に伴う燃料増量と排気供給とを同時に実行することができる効果,内燃機関のノッキングを抑制しながら燃料増量を行なうことができる効果,内燃機関の高負荷領域でのノッキングを抑制しながら燃料増量を行なうことができる効果などのうち少なくとも一部と同様の効果を奏することができる。
本発明の内燃機関装置の制御方法は、
内燃機関と、前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、を備える内燃機関装置の制御方法であって、
前記内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と前記排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには前記排気供給手段による排気供給を伴わずに前記燃料増量を伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給実行手段とを制御し、前記所定の燃料増量条件と前記排気供給実行条件とが成立したときには前記燃料増量と前記排気供給手段による排気供給とを伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給手段とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関装置の制御方法では、内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには排気供給手段による排気供給を伴わずに燃料増量を伴って内燃機関が運転されるよう内燃機関と排気供給実行手段とを制御し、所定の燃料増量条件と排気供給実行条件とが成立したときには燃料増量と排気供給手段による排気供給とを伴って内燃機関が運転されるよう内燃機関と排気供給手段とを制御する。これにより、内燃機関の運転に際して燃料増量と排気供給とをより適切に実行することができる。ここで、「複数の燃料増量条件」としては、内燃機関の始動直後である条件や、内燃機関の冷却水温が低い条件,内燃機関の吸入空気温度が低い条件,内燃機関の点火時期をより遅角側にする条件,内燃機関の燃料噴射を再開する条件,排気系に浄化触媒を有する内燃機関では浄化触媒の温度が高い条件,内燃機関から出力するパワーが急増する条件などが含まれる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての内燃機関装置を搭載する自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト33とデファレンシャルギヤ62を介して駆動輪64a,64bとに接続された変速機60と、装置全体をコントロールする電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図示するように、エアクリーナ23により清浄された空気をスロットルバルブ24を介して吸入する共に燃料噴射弁26からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ28を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ30による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン32の往復運動をクランクシャフト33の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する触媒(例えば、三元触媒など)34aを有する浄化装置34を介して外気へ排出されると共にEGR(Exhaust Gas Recirculation)システム50を介して吸気側に供給される。EGRシステム50は、浄化装置34の後段に取り付けられたEGR管52と、EGR管52に配置されステッピングモータ53により駆動されるEGRバルブ54とを備え、不燃焼ガスとしての排気の供給量を調整して吸気側に供給する。エンジン22は、こうして空気と排気とガソリンとの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。
電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートとを備える。電子制御ユニット70には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト33の回転位置を検出するクランクポジションセンサ40からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ42からの冷却水温Tw,燃焼室内に取り付けられた圧力センサ43からの筒内圧力,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ28や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ44からのカムポジション,スロットルバルブ24のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ45からのスロットル開度TH,吸気管の圧力を検出するバキュームセンサ46からの吸気管圧Pi,吸気管に取り付けられた温度センサ47からの吸気温Ti,シリンダブロックに取り付けられたノックセンサ48からのノック信号Kcs,浄化装置34に取り付けられて触媒34aの温度を検出する温度センサ34bからの触媒温度Tc,空燃比センサ35aからの空燃比,酸素センサ35bからの酸素信号などの他、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット70からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁26への駆動信号やスロットルバルブ24のポジションを調節するスロットルモータ36への駆動信号,イグナイタと一体化されたイグニッションコイル38への制御信号,吸気バルブ28の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構49への制御信号,EGRバルブ54の開度を調節するステッピングモータ53への駆動信号などの他、変速機60への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット70は、クランクポジションセンサ40からのクランクポジションに基づいてエンジン22の回転数Neを計算したり、バキュームセンサ46からの吸気管圧Piと計算した回転数Neとに基づいてエンジン22の負荷としての吸入空気量Qaも計算している。
次に、こうして構成された実施例の自動車20の動作、特にエンジン22を運転する際に排気を吸気側に供給するEGRの実行条件が成立したときの動作について説明する。図2は、電子制御ユニット70により実行されるEGR実行制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、EGR実行条件が成立しているときに所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。EGR実行条件としては、実施例では、水温センサ42からの冷却水温Twが暖機完了を示す所定温度(例えば、65℃や70℃など)以上であってエンジン22の回転数Neと吸入空気量QaとがEGRを実行可能な所定領域内、例えば回転数Neが閾値未満かつ吸入空気量Qaが閾値未満となる燃費の向上を図る目的でEGRを実行可能な領域内や、回転数Neが閾値以上または吸入空気量Qaが閾値以上となる触媒34aの過熱を抑制する目的でEGRを実行可能な領域内など、にあるときに成立するものとした。
EGR実行制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、エンジン22の回転数Ne,吸入空気量Qa,エンジン22の燃料噴射量を増量する燃料増量条件に関する燃料増量判定フラグFなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、回転数Neと吸入空気量Qaは、クランクポジションセンサ40からのクランクポジションに基づいて計算されたものと、バキュームセンサ46からの吸気管圧Piと計算した回転数Neとに基づいて計算されたものとを入力するものとした。また、燃料増量判定フラグFは、エンジン22の回転数Neと吸入空気量Qaとに対応する燃料噴射量として吸入空気量Qaに対して理論空燃比となる燃料噴射量を増量する複数の燃料増量条件のうちのどの条件が成立しているかを示すフラグであり、図3の燃料増量判定処理ルーチンにより設定されたものを入力するものとした。以下、EGR実行制御の説明を一旦中断し、EGR実行制御ルーチンと並行して繰り返し実行される図3の燃料増量判定処理ルーチンについて説明する。
燃料増量判定理ルーチンが実行されると、エンジン22の回転数Neやバキュームセンサ46からの吸気管圧Pi,ノックセンサ48からのノック信号Kcs,エンジン22の負荷としての吸入空気量Qaなどを入力し(ステップS200)、入力した回転数Neと吸気圧Piとに基づいて予めエンジン22の特性や実験などにより定めたマップを用いて判定レベルKrefを設定し(ステップS210)、入力したノック信号Kcsと設定した判定レベルKrefとを比較する(ステップS220)。ノック信号Kcsが判定レベルKref以上のときには、ノッキングが発生しているためにこれを抑制すると判断して、前回このルーチンを実行したときに設定した目標点火時期である前回目標点火時期Tf*から制御可能な範囲内で最も遅角側の最遅角時期Tfmaxに向けてレート処理により目標点火時期Tf*を設定し(ステップS230)、ノック信号Kcsが判定レベルKref未満のときには、ノッキングは発生していないためにエンジン22からより大きなトルクを出力すると判断して、前回目標点火時期Tf*から回転数Neと吸入空気量Qaとに基づく基準時期Tfbに向けてレート処理により目標点火時期Tf*を設定する(ステップS240)。
こうしてエンジン22の目標点火時期Tf*を設定すると、設定した目標点火時期Tf*が所定時期Tfrefより遅角側にあるか否かと(ステップS250)、吸入空気量Qaが閾値Qaref以上であるか否かとを判定し(ステップS260)、目標点火時期Tf*が所定時期Tfrefより遅角側にあり且つ吸入空気量Qaが閾値Qaref以上のときには、上述の回転数Neと吸入空気量Qaとに対応する燃料噴射量の増量の1つである点火遅角増量を実行する条件が成立していると判断し、燃料増量判定フラグFに値1を設定して(ステップS270)、燃料増量判定処理ルーチンを終了する。ここで、所定時期Tfrefと閾値Qarefは、点火遅角に伴う緩慢な燃焼による触媒34aの温度上昇を抑制すべきか否かを判断するためのものであり、実施例の所定時期Tfrefとしてはエンジン22の運転状態に基づく基準時期Tfbより遅角側の時期であって最遅角時期Tfmaxより若干進角側の時期を用いるものとし、実施例の閾値Qarefとしてはエンジン22の高負荷領域を示す値としてエンジン22の特性などにより予め定めたものを用いるものとした。燃料の増量によって触媒34aの温度上昇を抑制するのは、余剰の燃料による気化熱を利用するためなどの理由に基づく。
ステップS250で目標点火時期Tf*が閾値Tfrefと同じ時期若しくは閾値Tfrefより進角側にあるか、または、ステップS260で吸入空気量Qaが閾値Qaref未満のときには、点火遅角増量を実行する条件は成立していないと判断し、点火遅角増量とは異なる他の燃料増量条件が成立しているか否かを判定し(ステップS280)、他の燃料増量条件も成立していないときには、燃料増量判定フラグFに値1を設定し(ステップS270)、他の燃料増量条件が成立しているときには、燃料増量判定フラグFに値0を設定して(ステップS290)、燃料増量判定処理ルーチンを終了する。ここで、点火遅角増量とは異なる他の燃料増量条件としては、エンジン22の始動に伴う完爆判定から所定時間経過していない条件や冷却水温Twが暖機完了を示す閾値未満となる条件,吸気温Tiが常温を示す閾値未満となる条件,燃料カット後に燃料噴射を再開してから所定時間経過していない条件,触媒温度Tcが過熱を示す閾値以上となる条件,スロットル開度THの増加量が急加速を示す閾値以上となる条件などを挙げることができる。また、実施例では、点火遅角増量条件が成立しているときには、他の燃料増量条件の成否にかかわらずに燃料増量判定フラグFに値1を設定するものとした。なお、電子制御ユニット70により実行される図示しないエンジン運転制御ルーチンでは、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accに基づいてスロットルバルブ24の開度を調節する吸入空気量制御と共に、回転数Neと吸入空気量Qaとに対応する燃料噴射量と燃料増量条件の成立に応じた燃料増量分との和の燃料を計算して適当なタイミングで燃料噴射弁26から噴射する燃料噴射制御や、本ルーチンで設定した目標点火時期Tf*で点火プラグ30により点火されるようイグニッションコイル38を制御する点火制御などが行なわれる。
EGR実行制御の説明に戻る。ステップS100でデータを入力すると、入力した燃料増量判定フラグFの値を調べ(ステップS110)、燃料増量判定フラグFが値0のとき、即ち、点火遅角増量条件は成立していないが点火遅角増量とは異なる他の燃料増量条件が成立しているときには、EGRの実行を禁止すると判断し、エンジン22の排気供給率の目標値としての目標排気供給率EGR*に値0を設定し(ステップS140)、設定した目標排気供給率EGR*に対応する開度だけEGRバルブ54が開弁されるよう、即ち、EGRバルブ54が全閉されるようステッピングモータ53を駆動して(ステップS130)、EGR実行制御ルーチンを終了する。ここで、他の燃料増量条件が成立しているときにEGR実行を禁止するのは、燃料増量とEGRとを同時に実行することによりEGR管52またはEGRバルブ54に詰まりやデポジット付着などが生じるのを回避するためである。したがって、EGR実行中に他の燃料増量条件が成立するとEGRは停止され、他の燃料増量中にEGR実行条件が成立してもEGRは実行されないものとなる。こうした制御により、エンジン22を運転する際にEGRの実行を伴わずに必要な燃料増量を行なうことができる。
ステップS110で燃料増量判定フラグFが値1のときには、即ち、点火遅角増量条件が成立しているか又はどの燃料増量条件も成立していないときには、EGRの実行を許可すると判断し、エンジン22の回転数Neと吸入空気量Qaとに基づいて予め定めたマップを用いて目標排気供給率EGR*を設定し(ステップS140)、設定した目標排気供給率EGR*でEGRバルブ54を制御して(ステップS130)、EGR実行制御ルーチンを終了する。ここで、点火遅角増量条件が成立しているときにEGR実行を許可するのは、点火遅角増量条件がノッキング判定による点火遅角量がある程度大きく且つエンジン22が高負荷運転されている比較的稀少な状態でのみ成立することから、詰まりやデポジット付着は問題になり難いためである。したがって、EGR実行中に点火遅角増量条件が成立してもEGR実行を停止することなく点火遅角増量が開始され、点火遅角増量中にEGR実行条件が成立するとEGR実行が開始されるものとなる。こうした制御により、エンジン22を運転する際にEGRの実行を伴って点火遅角増量を行なうことができる。
以上説明した実施例の内燃機関装置を搭載する自動車20によれば、複数の燃料増量条件のうちの点火遅角増量条件とは異なる燃料増量条件とEGR実行条件とが成立したときにはEGR実行を伴わずに燃料増量を伴ってエンジン22を運転し、点火遅角増量条件とEGR実行条件とが成立したときには点火遅角増量とEGR実行とを伴ってエンジン22を運転するから、エンジン22の運転に際して燃料増量とEGRとをより適切に実行することができる。また、点火遅角増量条件をエンジン22のノッキング判定による点火遅角に伴って成立する燃料増量条件としたから、エンジン22のノッキングを抑制しながら燃料増量を行なうことができる。さらに、点火遅角増量条件をエンジン22が高負荷領域で運転されているときに成立する条件としたから、エンジン22の高負荷領域でのノッキングを抑制しながら燃料増量を行なうことができる。
実施例の内燃機関装置を搭載する自動車20では、点火遅角増量条件を、エンジン22が高負荷領域で運転されているときに成立する条件としたが、高負荷領域に限られず低負荷領域を含む全領域で運転されているときに成立する条件とするものとしてもよい。
実施例の内燃機関装置を搭載する自動車20では、点火遅角増量条件を、ノックセンサ48からのノック信号Kcsに基づくエンジン22のノッキング判定による点火遅角に伴って成立する燃料増量条件としたが、例えばスロットル開度THの増加量が急加速を示す閾値以上となるときの点火遅角など、ノック信号Kcsに基づくノッキング判定以外の条件による点火遅角に伴って成立する燃料増量条件とするものとしてもよい。
実施例の内燃機関装置を搭載する自動車20では、燃料増量判定フラグFとして、点火遅角増量条件が成立しているか又はどの燃料増量条件も成立していないときには値1を設定すると共に点火遅角増量条件は成立していないが点火遅角増量条件とは異なる他の燃料増量条件が成立しているときには値0を設定するものとしたが、点火遅角増量条件と他の燃料増量条件とが同時に成立しない装置では点火遅角増量条件のみが成立しているときか又はどの燃料増量条件も成立していないときに値1を設定すると共に点火遅角増量条件とは異なる他の燃料増量条件が成立しているときに値0を設定するものとしてもよい。
実施例の内燃機関装置を搭載する自動車20では、点火遅角増量を行なうか否かを判断するためにエンジン22の目標点火時期Tf*と比較する所定時期Tfrefとして、制御可能な範囲内で最も遅角側の最遅角時期Tfmaxより若干進角側の時期を用いるものとしたが、エンジン22の回転数Neと吸入空気量Qaとに基づく基準時期Tfbを用いるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22からの動力を用いて走行する自動車20に適用して説明したが、エンジン22からの動力を用いて走行する車両であればいかなる車両に適用してもよく、図4の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、エンジン22からの動力を遊星歯車機構122を介してモータMG1により受けとめて反力として駆動輪側に出力すると共にモータMG2からの動力を駆動輪側に入出力する車両に適用するものとしてもよい。
実施例では、自動車20に搭載された内燃機関装置として説明したが、自動車以外の列車などの車両に搭載された内燃機関装置の形態としたり、車両に搭載されていない内燃機関装置の形態としたり、内燃機関装置の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、EGRシステム50が「排気供給手段」に相当し、燃料増量判定フラグFが値0のときにはEGR実行を禁止し燃料増量判定フラグFが値1のときにはEGR実行を許可してEGRバルブ54を制御する図2のEGR実行制御ルーチンや燃料増量条件の成立に応じた燃料噴射噴射制御を実行する電子制御ユニット70が「制御手段」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「排気供給手段」としては、EGRシステム50に限定されるものではなく、内燃機関の排気を内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なうものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、燃料増量判定フラグFが値0のときにはEGR実行を禁止し燃料増量判定フラグFが値1のときにはEGR実行を許可してEGRバルブ54を制御する図2のEGR実行制御ルーチンや燃料増量条件の成立に応じた燃料噴射噴射制御を実行するものに限定されるものではなく、内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには排気供給手段による排気供給を伴わずに燃料増量を伴って内燃機関が運転されるよう内燃機関と排気供給実行手段とを制御し、所定の燃料増量条件と排気供給実行条件とが成立したときには燃料増量と排気供給手段による排気供給とを伴って内燃機関が運転されるよう内燃機関と排気供給手段とを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関装置や車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例である内燃機関装置を搭載する自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電子制御ユニット70により実行されるEGR実行制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例の電子制御ユニット70により実行される燃料増量判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20 自動車、22 エンジン、23 エアクリーナ、24 スロットルバルブ、26 燃料噴射弁、28 吸気バルブ、30 点火プラグ、32 ピストン、33 クランクシャフト、34 浄化装置、34a 触媒、34b 温度センサ、35a 空燃比センサ、35b 酸素センサ、36 スロットルモータ、38 イグニッションコイル、40 クランクポジションセンサ、42 水温センサ、43 圧力センサ、44 カムポジションセンサ、45 スロットルバルブポジションセンサ、46 バキュームセンサ、47 温度センサ、48 ノックセンサ、49 可変バルブタイミング機構、50 EGRシステム、52 EGR管、53 ステッピングモータ、54 EGRバルブ、60 変速機、62 デファレンシャルギヤ、64a,64b 駆動輪、70 電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、120 ハイブリッド自動車、122 遊星歯車機構、MG1,MG2 モータ。

Claims (4)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、
    前記内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と前記排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには前記排気供給手段による排気供給を伴わずに前記燃料増量を伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給実行手段とを制御し、前記所定の燃料増量条件と前記排気供給実行条件とが成立したときには前記燃料増量と前記排気供給手段による排気供給とを伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給手段とを制御する制御手段と、
    を備え
    前記所定の燃料増量条件は、前記内燃機関のノッキングが判定されたことにより前記内燃機関の点火時期を所定時期より遅角側にする点火遅角に伴って、燃料増量を行なう条件である
    内燃機関装置。
  2. 前記所定の燃料増量条件は、前記内燃機関が所定の高負荷領域で運転されているときに燃料増量が行なわれる条件である請求項記載の内燃機関装置。
  3. 請求項1または2記載の内燃機関装置を搭載し、前記内燃機関からの動力を用いて走行する車両。
  4. 内燃機関と、前記内燃機関の排気を該内燃機関の吸気系に供給する排気供給を行なう排気供給手段と、を備える内燃機関装置の制御方法であって、
    前記内燃機関の燃料噴射に対して燃料増量を行なう複数の燃料増量条件のうちの所定の燃料増量条件とは異なる燃料増量条件と前記排気供給を実行する排気供給実行条件とが成立したときには前記排気供給手段による排気供給を伴わずに前記燃料増量を伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給実行手段とを制御し、前記所定の燃料増量条件と前記排気供給実行条件とが成立したときには前記燃料増量と前記排気供給手段による排気供給とを伴って前記内燃機関が運転されるよう該内燃機関と前記排気供給手段とを制御し、
    前記所定の燃料増量条件は、前記内燃機関のノッキングが判定されたことにより前記内燃機関の点火時期を所定時期より遅角側にする点火遅角に伴って、燃料増量を行なう条件である
    ことを特徴とする内燃機関装置の制御方法。
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