JP4906880B2 - ヒンジ装置及び収容装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のリンクを有するヒンジ装置及びそのようなヒンジ装置を備えた収容装置に関する。
一般に、ヒンジ装置は、下記特許文献1に記載されているように、第1及び第2取付体と、それぞれの一端部が第1取付体に回転可能に連結され、それぞれの他端部が第2取付体に回転可能に連結された第1及び第2リンクとを有している。第1取付体は、前面に開口部を有する筐体の内面の前面近傍に取り付けられ、第2取付体は扉の筐体と対向する背面の中間部に取り付けられる。これにより、扉が筐体にヒンジ装置を介して閉位置と開位置との間を回転可能に連結されている。
特開2005−240465号公報
上記従来のヒンジ装置が用いられた収容装置においては、筐体の内部空間がヒンジ装置によって大きく狭められてしまうという問題があった。そこで、筐体の有効利用可能な内部空間を広くすることができるヒンジ装置及び収容装置が要望されていた。
上記の目的を達成するために、この発明の第1の態様は、平坦な第1取付面を有する第1取付体と、この第1取付体に各一端部が第1回転軸及びこの第1の回転軸と平行な第2回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結された第1及び第2リンクと、平坦な第2取付面を有し、上記第1及び第2リンクの各他端部が上記第1及び第2回転軸と平行な第3及び第4回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結されることにより、上記第1取付体に上記第1及び第2リンクを介して閉位置と開位置との間を回転可能に連結された第2取付体とを備え、上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときには、上記第1取付面と上記第2取付面のなす角度がほぼ直角になるとともに、上記第1〜第4回転軸が上記第1取付面に関して上記第2取付面と同一側に位置し、さらに上記第3及び第4回転軸が上記第1及び第2回転軸より上記第1取付面から遠くに離れているヒンジ装置において、上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときには、上記第1取付面の全部又は大部分が上記第2取付面に関して一方の側に位置するとともに、上記第1及び第2回転軸の少なくとも一方が、上記第2取付面を間にして上記第1取付面の全部又は大部分が位置する側と逆側に位置するように配置されていることを特徴としている。
上記の目的を達成するために、この発明の第2の態様は、平坦な第1取付面を有する第1取付体と、この第1取付体に各一端部が第1回転軸及びこの第1の回転軸と平行な第2回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結された第1及び第2リンクと、平坦な第2取付面を有し、上記第1及び第2リンクの各他端部が上記第1及び第2回転軸と平行な第3及び第4回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結されることにより、上記第1取付体に上記第1及び第2リンクを介して閉位置と開位置との間を回転可能に連結された第2取付体とを備え、上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときには、上記第1取付面と上記第2取付面のなす角度がほぼ直角になるとともに、上記第1〜第4回転軸が上記第1取付面に関して上記第2取付面と同一側に位置し、さらに上記第3及び第4回転軸が上記第1及び第2回転軸より上記第1取付面から遠くに離れているヒンジ装置において、上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときに、上記第1回転軸及び上記第2回転軸のうちの一方が上記第2取付面に関して一方の側に位置し、他方が逆側に位置するように、上記第1回転軸及び上記第2回転軸が配置されていることを特徴としている。
第1及び第2の態様においては、上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときに、上記第1回転軸及び上記第2回転軸のうちの一方が上記一方の側に位置し、他方が上記逆側に位置するように、上記第1回転軸及び上記第2回転軸が配置されていることが望ましい。
上記第1取付体、上記第1リンク、上記第2リンク及び上記第2取付体によって平行リンク機構が構成され、上記第1回転軸と上記第3回転軸との間の軸間距離及び上記第2回転軸と上記第4回転軸との間の軸間距離が、上記第1回転軸と上記第2回転軸との間の軸間距離より長く設定されていることが望ましい。
上記の目的を達成するために、この発明の第3の態様は、一端部外面に開口部が形成された筐体と、この筐体にリンク装置を介して閉位置と開位置との間を回転可能に連結された扉とを備え、上記ヒンジ装置が、上記筐体の内面のうちの一側部内面の上記一端部外面近傍に取り付けられた第1取付体、この第1取付体に各一端部が第1回転軸及びこの第1回転軸と平行な第2回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結された第1及び第2リンク、及び上記扉の背面に取り付けられ、上記第1及び第2リンクの各他端部に上記第1及び第2回転軸と平行な第3及び第4回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結されることにより、上記扉を上記筐体に上記閉位置と上記開位置との間を回転可能に連結する第2取付体を有し、上記扉が上記閉位置に位置しているときには、上記第2取付体が上記第1取付体が取り付けられた上記一側部内面から他側部へ向かう方向において上記第1取付体より他側部側に位置するように配置された収容装置において、上記第1及び第2回転軸の少なくとも一方が、上記筐体の内面より外側に配置されていることを特徴としている。
この場合、 上記第1及び第2回転軸の少なくとも一方が、上記筐体の上記開口部が形成された上記一端部外面から前方へ突出して配置されていてよく、上記筐体の上記第1取付体が取り付けられた上記一側部内面より外側に配置されていてもよく、あるいは上記筐体の上記第1取付体が取り付けられた上記一側部内面に隣接する外面より外側に配置されていてもよい。また、上記開口部が形成された上記筐体の上記一側部外面と上記筐体の上記第1取付体が取り付けられた上記一側部内面との交差部に切欠き部が形成され、上記第1及び第2回転軸の少なくとも一方が上記切欠き部内に配置されていてもよい。
上記第1及び第2回転軸の少なくとも一方が、上記筐体の上記開口部が形成された上記一端部外面から前方へ突出して配置されている場合において、上記扉が上記閉位置に位置しているときには、上記扉の背面が上記筐体の上記開口部が形成された上記一端部外面に突き当たるときには、上記扉の背面には、上記扉が閉位置に位置しているときに上記第1回転軸を出没可能に収容する凹部が形成されていることが望ましい。
上記第1取付体、上記第1リンク、上記第2リンク及び上記第2取付体によって平行リンク機構が構成され、上記第1回転軸と上記第3回転軸との間の軸間距離及び上記第2回転軸と上記第4回転軸との間の軸間距離が、上記第1回転軸と上記第2回転軸との間の軸間距離より長く設定されていることが望ましい。
上記構成を有するこの発明によれば、第1及び第2回転軸の少なくとも一方が、筐体の内面より外部に突出するので、第1取付体を開口部が形成された筐体の端面に近づけて配置することができる。したがって、第1及び第2リンクも筐体の開口部側に配置することができる。よって、有効利用可能な筐体の内部空間を広くすることができる。
図1は、この発明に係る収容装置の第1実施の形態の要部を、扉を閉位置に位置させた状態で示す斜視図である。 図2は、同実施の形態の要部を、扉を閉位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図3は、同実施の形態の要部を、扉を中間位置に位置させた状態で示す斜視図である。 図4は、同実施の形態の要部を、扉を中間位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図5は、同実施の形態の要部を、扉を開位置に位置させた状態で示す斜視図である。 図6は、同実施の形態の要部を、扉を開位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図7は、同実施の形態において用いられているヒンジ装置を、扉が閉位置に位置しているときの状態で示す斜視図である。 図8は、同ヒンジ装置を図7と異なる方向から見た斜視図である。 図9は、同ヒンジ装置を、扉が開位置に位置しているときの状態で示す斜視図である。 図10は、同ヒンジ装置の回転付勢機構及びダンパ機構を、扉が閉位置に位置しているときの状態で示す透視斜視図である。 図11は、同ヒンジ装置の回転付勢機構及びダンパ機構を、扉が中間位置に位置しているときの状態で示す透視斜視図である。 図12は、同ヒンジ装置の回転付勢機構及びダンパ機構を、扉が開位置に位置しているときの状態で示す透視斜視図である。 図13は、同ヒンジ装置を示す分解斜視図である。 図14は、同ヒンジ装置を、第1取付体を組み立てた状態で示す分解斜視図である。 図15は、同ヒンジ装置の第1取付体を示す斜視図である。 図16は、同第1取付体の平面図である。 図17は、図16のX−X線に沿う断面図である。 図18は、同第1取付体の分解斜視図である。 図19は、同ヒンジ装置の第2取付体を扉に取り付けた状態で示す平面図である。 図20は、同第2取付体を、基部に対する支持部の姿勢を図19に示す姿勢と異なる姿勢にした状態で示す平面図である。 図21は、同ヒンジ装置の第2取付体及びその近傍部分を示す平面図である。 図22は、図21のX矢視図である。 図23は、図21のY−Y線に沿う断面図である。 図24は、この発明に係る収容装置の第2実施の形態の要部を、扉を閉位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図25は、この発明に係る収容装置の第3実施の形態の要部を、扉を閉位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図26は、同実施の形態の要部を、扉を開位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図27は、この発明に係る収容装置の第4実施の形態の要部を、扉を閉位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図28は、同実施の形態の要部を、扉を開位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図29は、この発明に係る収容装置の第5実施の形態の要部を、扉を閉位置に位置させた状態で示す平断面図である。 図30は、同実施の形態の要部を、扉を開位置に位置させた状態で示す平断面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1、図3及び図5は、この発明に係る収容装置の第1実施の形態の要部を示す斜視図であり、図2、図4及び図6は、同実施の形態の要部の平断面図である。これらの図に示すように、収容装置1は、筐体2、扉3及び上下二つのヒンジ装置10を有している。
筐体2は、四角形の箱状をなしており、鉛直な前面(一端部外面)2aに開口部2bが形成されている。筐体2は、前面2aに開口部2bが形成される代わりに、その左右いずれかの鉛直な側面又は水平な上面に開口部が形成されることもある。
扉3は、平板状をなしており、鉛直な背面3aを有している。扉3は、筐体2に上下二つのヒンジ装置10,10を介して水平方向へ回転可能に支持されており、図1及び図2示す閉位置から図3及び図4に示す中間位置を経て図5及び図6に示す開位置に至るまでの間を回転可能である。扉3の閉位置は、扉3の背面3aが筐体2の前面2aに突き当たることによって定められている。扉3の中間位置及び開位置は、後述するように、ヒンジ装置10によって定められている。
ヒンジ装置10は、第1取付体20、第2取付体30、並びにこれら第1取付体20と第2取付体30との間に設けられた第1、第2及び第3リンク41,42,43を有している。第2及び第3リンク42,43の一方については省略してもよい。
第1取付体20は、特に図15〜図18に示すように、基板21を有している。基板21には、平面状をなす第1取付面21aが形成されている。そして、この第1取付面21aは、筐体2の内面のうちの一側部内面、つまり筐体2の左右いずれかの側壁(この実施の形態では、筐体2の前方から見て左側の側壁)2cの鉛直な内側面(一側部内面)2dに面接触させられおり、その状態で基板21が筐体2に固定されている。これにより、第1取付体20が筐体2に取り付けられている。基板21は、前面2aの近傍に配置されている。したがって、第1取付体20も、前面2aの近傍に配置されている。
基板21には、高さ調節部材22が左右方向(図17において上下方向)へ位置調節可能に取り付けられている。この高さ調節部材22には、装着部材23が着脱可能に取り付けられている。すなわち、高さ調節部材22の前後方向(図17において左右方向)の両端部には、係合凹部22a,22bが形成されている。一方、装着部材23の前後方向の両端部には、上下方向(図17において紙面の表裏方向)に延びる係合軸24,25が設けられている。そして、この係合軸24,25が係合凹部22a,22bに係脱可能に係合することにより、装着部材23が高さ調節部材22に着脱可能に取り付けられている。
装着部材23を高さ調節部材22から取り外すために、係合解除部材26が用いられている。係合解除部材26の前端部は、装着部材23の前端部に係合軸24を介して回転可能に取り付けられている。係合部材26の後端部には、長孔26aが形成されている。この長孔26aには、係合軸25が長孔26aの長手方向へ移動可能に挿入されている。係合部材26の後端部は、ばね27により装着部材23の後端部から基板21側に向かって付勢されている。このばね27の付勢力により、係合軸24,25が係合凹部22a,22bにそれぞれ係合させられている。これによって、装着部材23が高さ調節部材22に係脱可能に取り付けられている。係合部材26の後端部をばね27の付勢力に抗して移動させると、係合部材26が係合軸24を中心として回転し、係合軸25が係合凹部22bから脱出する。この結果、装着部材23が高さ調節部材22から取り外し可能になる。また、装着部材23は、係合軸24を係合凹部22aに係合させた状態で、装着部材23をその後端部が高さ調節部材22に接近するように係合軸24を中心として回転させるか、係合軸25を係合凹部22bに係合させた状態で装着部材23をその前端部が高さ調節部材22に接近するように係合軸25を中心として回転させることにより、高さ調節部材22に取り付けることができる。
装着部材23には、連結部材28が取り付けられている。連結部材28は、断面「コ」字状をなしており、その長手方向を前後方向(図17において左右方向)に向けて配置されている、装着部材23の内部には、装着部材23及び係合解除部材26が収容されている。連結部材28の後端部は、装着部材23に対して前後方向(図17において左右方向)へ位置調節可能であり、位置調節後、連結部材28を貫通して装着部材23に螺合されたボルトB1を締め付けることにより、装着部材23に固定されている。一方、連結部材28の前端部は、装着部材23に対し左右方向(図17において上下方向)へ位置調節可能であり、連結部材28の前端部には、長手方向を左右方向に向けたボルトB2が回転可能に、かつ左右方向へ移動不能に挿通されている。このボルトB2は、装着部材23に螺合されている。したがって、ボルトB2を正逆方向へ回転させると、連結部材28の前端部がその後端部(前後方向においてボルトB1の頭部と同一箇所に位置する連結部材28の後端部)を中心として回転する。そして、その回転量に応じて連結部材28の前端部が左右方向へ位置調節される。
連結部材28が装着部材23に取り付けられ、装着部材23が高さ調節部材22に取り付けられ、さらに高さ調節部材22が基板21に取り付けられているので、連結部材28は、基板21に対して上下方向及び前後方向へ位置調節可能である。また、連結部材28の前端部は、左右方向へ位置調節可能である。このような構成は、例えば特開平10−238199号公報に記載されているように公知である。そこで、これ以上の詳細な説明については省略する。
第2取付体30は、特に図14及び図19〜図23に示すように、基部31と支持部32とを有している。基部31には、平面状をなす第2取付面31aが形成されている。そして、この第2取付面31aが扉3の背面3aに面接触した状態で基部31が扉3に押圧固定されている。これにより、第2取付体30が扉3に取り付けられている。第2取付体は、上下方向には第1取付体20とほぼ同一位置に位置し、水平方向には背面3aの略中央部に位置するように配置されている。したがって、第2取付体30は、図2示すように、扉3が閉位置に位置しているときには、第1取付体20に対し、内側面2dからこれと対向する他方の内側面に向かう方向(図2の下方)へ離間している。
基部31には、一対の突出板部31b,31bが形成されている。突出板部31bは、背面2aとのなす角度が直角になるように起立している。したがって、突出板部31bは、扉3が閉位置に位置しているときには、筐体2の前面2a側から奥側へ向かって突出している。しかも、一対の突出板部31b,31bは、上下方向に互いに対向して配置されている
支持部32には、一対のカム板部32a,32aが形成されている。この一対のカム板部32a,32aは、上下方向に互いに対向して形成されており、一対の突出板部31b,31b間に挿入されている。そして、一対のカム板部32a,32aは、突出板部31b,31b及びカム板部32a,32aを上下に貫通する回転軸61(第3回転軸)によって突出板部31b,31bに水平方向へ回転可能に連結されている。
支持部32の左右方向の一端部には、図13、図14及び図21に示すように、ねじ孔32bが形成されている。このねじ孔32bには、調節ねじ33が貫通状態で螺合されている。ねじ孔32bを貫通した調節ねじの一端部は、基部31の平板部31aに回転可能に、かつ調節ねじ33の長手方句へ移動不能に連結されている。したがって、調節ねじ33を正逆方向へ回転操作すると、支持部32が基部31に対して回転軸61を中心として水平方向へ回転する。これにより、基部31と支持部32との間の姿勢を変えることができる(図19及び図20参照)。なお、調節ねじ33の他端部には、ナット(図示せず)を螺合させておき、基部31と支持部32との姿勢を調節した後、ナットを締め付けて調節ねじ33を支持部32に固定し、それによって基部31と支持部32との間の姿勢を固定することが望ましい。
支持部32には、半円状をなす一対の円弧部32c,32cが形成されている。一対の円弧部32c,32cは、上下方向へ互いに離間し、かつ互いに対向して配置されている。しかも、上側の円弧部32cは、上側のカム板部32aに対して所定距離だけ上方に配置されており、下側の円弧部32cは、下側のカム板部32aに対して所定距離だけ下方に配置されている。図19及び図20から明らかなように、円弧部32cの内径は、カム板部32aの外径より大径になっている。
特に図1〜図9に示すように、支持部32は、連結部材28に第1リンク41、第2リンク42及び第3リンク43を介して図1及び図2に示す閉位置と図5及び図6に示す開位置との間を回転可能に連結されている。
すなわち、第1リンク41の一端部は、連結部材28の前端部に上下方向へ延びる回転軸(第1回転軸)51を介して水平方向へ回転可能に連結されている。第1リンク41の他端部は、基部31及び支持部32に回転軸(第3回転軸)61を介して水平方向へ回転可能に連結されている。
第2リンク42の一端部は、連結部材28の前端部に上下方向へ延びる回転軸(第2回転軸)52を介して水平方向へ回転可能に連結されている。第2リンク42の他端部は、支持部32の円弧部32cに上下方向へ延びる回転軸(第4回転軸)62を介して水平方向へ回転可能に連結されている。なお、上下に配置されたヒンジ装置10,10の各第2リンク42,42どうしは、連結板5によって互いに連結され、それによって同期して回転するようになっている。
第3リンク43の一端部は、連結部材28の前端部に上下方向に延びる回転軸(第5回転軸)53を介して水平方向へ回転可能に連結されている。第3リンク43の他端部は、支持部32のカム板部32aに回転軸(第6回転軸)63を介して回転可能に連結されている。
回転軸51〜53及び回転軸61〜63は、いずれも上下方向に延びており、互いに平行である。また、第1リンク41の一端部と他端部との回転中心たる回転軸51,61の軸間距離、第2リンク42の一端部と他端部との回転中心たる回転軸52,62の軸間距離、及び第3リンク43の一端部と他端部との回転中心たる回転軸53,63の軸間距離は、互いに同一に設定されている。さらに、回転軸51,52,53は、その長手方向から見たとき、三角形の頂点にそれぞれ位置するように配置されている。勿論、回転軸61,62,63も、三角形の頂点にそれぞれ位置するように配置されており、回転軸61,62,63によって形成される三角形は、回転軸51,52,53によって形成される三角形と同一形状、同一大きさである。つまり、連結部材28(第1取付体20)、第1〜第3リンク41,42,43及び支持部32(第2取付体30)によって平行リンク機構が構成されている。したがって、支持部32は、連結部材28に対し一定の姿勢を維持しつつ連結部材28の周りを回る。
なお、回転軸51,61の軸間距離、回転軸52,62の軸間距離及び回転軸53,63の軸間距離は、回転軸51,52,53(回転軸61,62,63)によって構成される三角形のいずれの辺の長さよりも大幅に長く設定されている。そこで、第2及び第3リンク42,43のいずれか一方を省略する場合には、第1取付体20、第1リンク41、第2及び第3リンク42,43の一方、並びに第2取付体30によって平行リンク機構を構成することなく、非平行リンク機構を構成してもよい。そのようにした場合であっても扉3の自転量が少なく、扉3がほとんど平行移動するからである。
図2に示すように、連結部材8の前端部には、前方へ向かって突出する突出部28aが形成されている。この突出部28aは、筐体2の前面2aから前方に突出している。そして、前面2aから前方へ突出した突出部28aの先端部に回転軸51が設けられている。したがって、回転軸51は、前面2aから前方に突出して配置されている。その結果、回転軸51は、扉3が閉位置に位置したとき、扉3の背面3a及び第2取付体30の第2取付面31aより前方に位置する。特に、この実施の形態では、第1取付面21a全体が前面2aより後方に配置されているので、回転軸51が第2取付面31aを間にして第1取付面21a全体と逆側に位置しているが、第1取付面21aの前側の一部が前面2a(第2取付面31a)より前方に位置するような場合には、回転軸51は、第1取付面21aの大部分を占める、前面2aより後側の部分に対し、第2取付面31aを間にして逆側に位置することになる。回転軸51及び突出部28aが前面2aから前方に突出しているため、扉3が閉位置に回転したときに回転軸51及び突出部28aが扉3の背面3aに突き当たることを防止するために、扉3の背面3aには、突出部28a及び回転軸51を出没可能に収容する凹部3bが形成されている。
また、図2から明らかなように、扉3が閉位置に位置しているときには、回転軸51〜53及び回転軸61〜63が内側面2dに関して同一側に、つまり内側面2dから他側部側へ向かう空間内に配置されている。しかも、回転軸61〜63は、内側面2dから他側部側へ向かう方向において回転軸51〜53より内側面2dから離間させられている。
なお、発明の内容からして明らかであるが、回転軸51に代えて、回転軸52又は回転軸53を前面2aから突出させてもよい。その場合には、前面a2から突出した回転軸52又は回転軸53が第1回転軸となり、残りの回転軸51及び回転軸53(52)の一方が第2回転軸となり、第2回転軸52を回転中心とする第2リンク42又は回転軸53を回転中心とする第3リンク43が第1リンクと称される。三つの回転軸51〜53の関係をさらに詳細に述べると、三つの回転軸51〜53については、それらのうちの任意の一つの回転軸51(52,53)を前面2aから外側(逆側)に配置し、残りの二つの回転軸52,53(53,51;51,52)を前面2aより内側(一方の側に)配置してもよく、任意の二つの回転軸51,52(52,53;53,51)を前面2aより外側に配置し、残りの一つの回転軸53(51;52)を前面2aより内側に配置してもよく、あるいは全ての回転軸51,52,53を前面より外側に配置してもよい。この点は、後述する第2〜第5実施の形態においても同様である。
収容装置1は、上記構成に加え、回転付勢機構70及びダンパ機構80をさらに有している。
回転付勢機構70は、図10〜図12及び図21〜図23に示すようにアーム71を有している。アーム71の第2取付体30側に位置する一端部は、カム板部32aに上記回転軸61を介して水平方向へ回転可能に連結されている。アーム71の第1取付体20側に位置する他端部には、ガイド溝71aが形成されている。このガイド溝71aには、第2リンク42に固定された軸72がガイド溝71aの長手方向へ移動可能に挿入されている。したがって、アーム71が回転軸61を中心として回転すると、それに追随して第2リンク42が回転し、扉3が開閉回転する。
カム板部32aの外周面には、カム面32dが形成されている。このカム面32dに隣接するアーム71の一端部には、ローラ73が支持軸74を介して回転可能に、かつカム面32dに対して接近離間移動可能に設けられている。ローラ73は、コイルばね75によってカム面32dに押し付けられている。互いに押し付けられたカム面32d及びローラ73により、コイルばね75の付勢力がアーム71を回転させる回転付勢力に変換される。そして、アーム71が回転することにより、扉3が開閉回転させられる。この場合、扉3は、回転付勢機構70により、閉位置とそこから開位置側へ所定角度(例えば、20°)だけ離れた位置との間に位置しているときには、開位置側から閉位置まで回転させられて閉位置に維持され、中間位置から閉位置側及び開位置側へそれぞれ所定角度(例えば20°)だけ離れた位置の間に位置しているときには、中間位置まで回転させられて中間位置に維持され、開位置とそこから閉位置側へ所定角度(例えば20°)だけ離れた位置との間に位置しているときには、閉位置側から開位置まで回転させられて開位置に維持される。なお、扉3の閉位置は、第2リンク42が回転軸51に突き当たることによって規定されている。勿論、他のリンクが他の回転軸に突き当たることによって扉3の閉位置を規定してもよい。扉3が上記の範囲以外の位置に位置しているときには、コイルばね75の付勢力がカム面32d及びローラ73によって回転付勢力に変換されることがなく、扉3は、任意の位置において停止することができる。
アーム71には、ダンパ機構80が内蔵されている。ダンパ機構80は、アーム71に長手方向をアーム71の長手方向に向けて設けられた本体部81と、この本体部81にその長手方向へ移動可能に設けられた可動ロッド82とを有している。本体部81は、アーム71に位置固定して設けられている。一方、可動ロッド82は、本体部81に出没する方向へ移動可能に設けられている。可動ロッド82は、本体部81から突出する方向へは高速で移動可能であるが、本体部81内に退縮する方向へは高速移動が阻止され、低速でのみ移動可能になっている。しかも、可動ロッド82は、本体部81内に設けられたコイルばね等の付勢手段(図示せず)により、本体部81から突出する方向に付勢され、所定の初期位置に位置させられている。
扉3が開位置側から閉位置側へ回転した場合において、閉位置から所定角度(例えば20°)だけ手前の位置に達すると、回転付勢手段70によって閉位置側へ回転させられる。扉3が閉位置から所定角度だけ手前の位置に達すると、可動ロッド82が軸72に突き当たる。これにより、アーム71の回転が低速に抑えられ、第1リンク41及び扉3の閉位置側への回転速度が低速に抑えられる。したがって、扉3が筐体2の前面2aに突き当たる際の衝撃を緩和することができる。
上記構成の収容装置1においては、ヒンジ装置10が平行リンク機構を構成しているので、扉3はその姿勢を変えることなく、第1取付体20の周りを回転する。したがって、扉3が自転するように回転する場合に比して、扉3は筐体2の前方の空間が狭くても開閉回転することができる。
また、第1リンク41の回転中心たる回転軸51が筐体2の前面2aから前方に向かって外部に突出しているから、回転軸51が筐体2の内部に配置されている場合に比して少なくとも回転軸51の突出量の分だけ第1取付体20及び第1〜第3リンク41,42,43を前方に配置することができる。したがって、有効利用可能な筐体2の内部空間を広くすることができる。しかも、第1リンク41は、前面2aから前方に突出しているので、その中間部を屈曲させる必要がほとんどなく、仮に屈曲させたとしても屈曲量を小さくすることができる。また、第2及び第3リンク42,43は、前面2aより後方に配置されているが、第1リンク41が前方に配置された分だけ前方に配置することができるので、第2及び第3リンク42,43についても、それらの屈曲量を小さくすることができる。したがって、扉3が閉位置に位置したときに、屈曲部が筐体2の奥側に入り込む量を小さくすることができる。よって、有効利用可能な筐体2の内部空間をより一層広くすることができる。
次に、この発明の他の実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態については、上記実施の形態と異なる構成についてのみ説明することとし、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、以下の実施の形態においては、回転付勢機構70及びダンパ機構80が省略されている。
図24は、この発明に係る収容装置の第2実施の形態を示す。この実施の形態の収容装置1Aにおいては、扉3が閉位置に位置したとき、扉3の背面3aが筐体2の前面2aと平行になってはいるが、前面2aに突き当たることがなく、前面2aに対して前方に離間している。閉時における扉3の背面3aと筐体2の前面2aとの間の距離は、突出部28aの前面2aからの突出量と同等若しくはそれより若干大きい値に設定されている。したがって、扉3の背面3aには、突出部28a及び回転軸51が突き当たることがない。よって、背面3aには凹部3bが形成されていない。なお、扉3の閉位置は、開位置と同様にしてヒンジ装置10によって定められている。また、扉3の開位置は、上記実施の形態とほぼ同一位置である。
図25及び図26は、この発明に係る収容装置の第3実施の形態を示す。この実施の形態の収容装置1Bにおいても、扉3が閉位置に達したとき、扉が前面2aから前方に離間して位置させられている。しかも、扉3の前面2aからの離間距離は、上記第2実施の形態の離間距離より大きく設定されている。なお、扉3の閉位置は、ヒンジ装置10に代えて用いられるヒンジ装置10Bによって定められている。この場合、ヒンジ装置10Bによる扉3の閉位置は、ヒンジ装置10による扉3の開位置と同様な手段で定められている。
また、この収容装置1Bのヒンジ装置10Bにおいては、連結部材28の前端部に突出部28aに代わる突出部28bが形成されている。この突出部28bは、前面2aから前方へ突出した後、前面2aに沿って外側へ向かい、側壁2cの外面とほぼ同一位置まで達している。突出部28bの後側を向く側面は、扉3が閉位置に位置しているときには前面2aに接触するようになっている。これにより、扉3の閉位置が定められている。突出部28bの先端部には、回転軸51が設けられている。したがって、回転軸51は、前面2aより前方に位置するのみならず、内側面2dに対して外側(図25において上側)に位置するように配置されている。また、第1リンク41の他端部の回転中心たる回転軸61が支持部32の円弧部32cに設けられている。なお、この実施の形態においては、第2及び第3リンク42,43のうちの第2リンク42だけが設けられているが、第2リンク42を省略し、第3リンク43を用いてもよい。これは、次に述べる実施の形態においても同様である。
上記構成の収容装置1Bにおいては、第1リンク41の回転軸51が前面2aより前方に配置されているので、上記第1実施の形態と同様に有効利用可能な筐体2の内部空間を広くすることができる。また、回転軸51が内側面2dより外側に配置されているので、第2リンク42の回転軸52を前面2aに接近させたとしても、回転軸51,52間の距離を十分に大きくすることができる。換言すれば、回転軸51,52間の距離を一定に設定した場合には、回転軸51を内側面2dより外側に配置した分だけ回転軸52を前面2aに接近して配置することができる。したがって、有効利用可能な筐体2の内部空間をより一層広くすることができる。
図27及び図28は、この発明の第4実施の形態を示す。この実施の形態の収容装置1Cにおいては、ヒンジ装置10Bに代えてヒンジ装置10Cが用いられている。このヒンジ装置10Cの連結部材28の前端部には、突出部28cが形成されている。突出部28cは、前面2aから前方へ突出した後、前面2aに沿って外側へ延び、さらに側壁2cの外面(内側面2dに隣接する外面)に沿って後方へ延びている。扉3が開位置側から回転して閉位置に達すると、突出部28cの後方を向く側面が前面2aに突き当たるとともに、左右方向の内側を向く面が側壁2cの外面に突き当たる。これにより、扉3の閉位置が定められている。
側壁2cの外面に沿う突出部28cの先端部には、第1リンク41の回転軸51が設けられている。したがって、回転軸51は、前後方向においては前面2aより後方に配置されているが、左右方向においては内側面2dの外側に配置されている。
この収容装置1Cにおいては、回転軸51が前面2aより後方に配置されているものの、内側面2dの外側に配置されているので、上記第3実施の形態と同様に、回転軸52を前面2aに接近させて配置することができる。したがって、有効利用可能な筐体2の内部空間を広くすることができる。
図29及び図30は、この発明の第5実施の形態を示す。この実施の形態の収容装置1Dにおいては、筐体2の前面2aに側壁2cを左右に横断する切欠き部2eが形成されている。この切欠き部2eは、上下方向においては、連結部材28と同一位置に配置されている。
また、この収容装置1Dにおいては、ヒンジ装置10Dが用いられている。このヒンジ装置10Dの連結部材28には、突出部28dが形成されている。この突出部28dは、連結部材28の前端部の切欠き部2eと対向する部位に配置されており、側壁2cの外側へ向かって突出して切欠き部2e内に入り込んでいる。突出部28dの切欠き部2e内に入り込んだ部位には、回転軸51が設けられている。したがって、回転軸51は、前面2aより後方ではあるが、内側面2dより外側に配置されている。
この実施の形態においては、上記第3実施の形態の場合と同様の理由により、有効利用可能な筐体2の内部空間を広くすることができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、それらと異なる各種の実施の形態を採用可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、第1取付体20を、筐体2に固定される基板21及びこの基板21に固定された高さ調節部材22と、高さ調節部材22に着脱可能に取り付けられた装着部材23、係合解除部材26及び連結部材28とから構成しているが、連結部材28の位置調節が不要であれば、第1取付体20全体を一体に形成してもよく、あるいは連結部材28に第1取付面を形成し、連結部材28を筐体2に直接固定してもよい。この点は、第2取付体30についても同様である。つまり、基部31と支持部32とを一体に形成してもよく、あるいは支持部32に第2取付面を形成し、支持部32を扉3に直接固定してもよい。
この発明は、筐体に扉をリンク機構を有するヒンジ扉によって開閉回動可能に連結してなる収容装置に利用することができる。
1 収容装置
1A 収容装置
1B 収容装置
1C 収容装置
1D 収容装置
2 筐体
2a 前面(一端部外面)
2b 開口部
2d 内側面(一側部内面)
2e 切欠き部
3 扉
3a 背面
10 ヒンジ装置
10A ヒンジ装置
10B ヒンジ装置
10C ヒンジ装置
10D ヒンジ装置
20 第1取付体
21a 第1取付面
30 第2取付体
31a 第2取付面
41 第1リンク
42 第2リンク
51 回転軸(第1回転軸)
52 回転軸(第2回転軸)
61 回転軸(第3回転軸)
62 回転軸(第4回転軸)

Claims (9)

  1. 平坦な第1取付面を有する第1取付体と、この第1取付体に各一端部が上記第1取付面と平行な第1回転軸及びこの第1回転軸と平行な第2回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結された第1及び第2リンクと、上記第1及び第2回転軸と平行で平坦な第2取付面を有し、上記第1及び第2リンクの各他端部が上記第1及び第2回転軸と平行な第3及び第4回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結されることにより、上記第1取付体に上記第1及び第2リンクを介して閉位置と開位置との間を回転可能に連結された第2取付体とを備え、上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときには、上記第1取付面と上記第2取付面のなす角度が直角になるとともに、上記第1〜第4回転軸が上記第1取付面に関して上記第2取付面と同一側に位置し、さらに上記第3及び第4回転軸が上記第1及び第2回転軸より上記第1取付面から遠くに離れているヒンジ装置において、
    上記第1取付体と上記第2取付体との間には、一端が上記第1取付体に上記第1及び第2回転軸と平行な第5回転軸を中心として上記第1取付体に回転可能に連結され、他端部が上記第2取付体に上記第3及び第4回転軸と平行な第6回転軸を中心として回転可能に連結された第3リンクが設けられ、
    上記第1取付体、上記第1、第2及び第3リンク並びに上記第2取付体によって平行リンク機構が構成され、
    上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときには、上記第1取付面の全部又は大部分が上記第2取付面に関して一方の側に位置するとともに、上記第1、第2及び第5回転軸の少なくとも一つの回転軸が、上記第2取付面を間にして上記第1取付面の全部又は大部分が位置する側と逆側に位置するように配置されていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 平坦な第1取付面を有する第1取付体と、この第1取付体に各一端部が上記第1取付面と平行な第1回転軸及びこの第1の回転軸と平行な第2回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結された第1及び第2リンクと、上記第1及び第2回転軸と平行で平坦な第2取付面を有し、上記第1及び第2リンクの各他端部が上記第1及び第2回転軸と平行な第3及び第4回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結されることにより、上記第1取付体に上記第1及び第2リンクを介して閉位置と開位置との間を回転可能に連結された第2取付体とを備え、上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときには、上記第1取付面と上記第2取付面のなす角度が直角になるとともに、上記第1〜第4回転軸が上記第1取付面に関して上記第2取付面と同一側に位置し、さらに上記第3及び第4回転軸が上記第1及び第2回転軸より上記第1取付面から遠くに離れているヒンジ装置において、
    上記第1取付体と上記第2取付体との間には、一端が上記第1取付体に上記第1及び第2回転軸と平行な第5回転軸を中心として上記第1取付体に回転可能に連結され、他端部が上記第2取付体に上記第3及び第4回転軸と平行な第6回転軸を中心として回転可能に連結された第3リンクが設けられ、
    上記第1取付体、上記第1、第2及び第3リンク並びに上記第2取付体によって平行リンク機構が構成され、
    上記第2取付体が上記閉位置に位置しているときには、上記第1回転軸、上記第2回転軸及び上記第5回転軸のうちの一つ又は二つの回転軸が上記第2取付面に関して一方の側に位置し、残りの二つ又は一つの回転軸が逆側に位置するように、上記第1回転軸、上記第2回転軸及び上記第3回転軸が配置されていることを特徴とするヒンジ装置。
  3. 上記第1回転軸と上記第3回転軸との間の軸間距離が、上記第1回転軸と上記第2回転軸との間の軸間距離より長く設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジ装置。
  4. 一端部外面に開口部が形成された筐体と、この筐体にヒンジ装置を介して閉位置と開位置との間を回転可能に連結された扉とを備え、上記ヒンジ装置が、第1取付面を有し、上記筐体の一側部内面のうちの上記一端部外面側に隣接した端部に取り付けられた第1取付体、この第1取付体に各一端部が上記第1取付面と平行な第1回転軸及びこの第1回転軸と平行な第2回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結された第1及び第2リンク、及び第2取付面を有し、上記扉の背面に取り付けられ、上記第1及び第2リンクの各他端部に上記第1及び第2回転軸と平行な第3及び第4回転軸を中心としてそれぞれ回転可能に連結されることにより、上記扉を上記筐体に上記閉位置と上記開位置との間を回転可能に連結する第2取付体を有し、上記扉が上記閉位置に位置しているときには、上記第1取付面と上記第2取付面のなす角度が直角になるとともに、上記第2取付体が上記第1取付体が取り付けられた上記一側部内面から他側部へ向かう方向において上記第1取付体より他側部側に位置するように配置された収容装置において、
    上記第1取付体と上記第2取付体との間には、一端が上記第1取付体に上記第1及び第2回転軸と平行な第5回転軸を中心として上記第1取付体に回転可能に連結され、他端部が上記第2取付体に上記第3及び第4回転軸と平行な第6回転軸を中心として回転可能に連結された第3リンクが設けられ、
    上記第1取付体、上記第1、第2及び第3リンク並びに上記第2取付体によって平行リンク機構が構成され、
    上記第1、第2及び第5回転軸の少なくとも一つの回転軸が、上記筐体の内面より外側に配置されていることを特徴とする収容装置。
  5. 上記第1、第2及び第5回転軸の少なくとも一つの回転軸が、上記筐体の上記開口部が形成された上記一端部外面に対し上記筐体の奥側から上記開口部側へ向かう方向において前方へ突出して配置されていることを特徴とする請求項4に記載の収容装置。
  6. 上記扉が上記閉位置に位置しているときには、上記扉の背面が上記筐体の上記開口部が形成された上記一端部外面に突き当たっており、上記扉の背面には、上記扉が閉位置に位置しているときに上記第1、第2及び第5回転軸のうちの上記一端部外面から前方へ突出した回転軸を出没可能に収容する凹部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の収容装置。
  7. 上記第1、第2及び第5回転軸の少なくとも一つの回転軸が、上記筐体の上記第1取付体が取り付けられた上記一側部内面より外側に配置されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の収容装置。
  8. 上記開口部が形成された上記筐体の上記一端部外面と上記筐体の上記第1取付体が取り付けられた上記一側部内面との交差部に切欠き部が形成され、上記第1、第2及び第5回転軸の少なくとも一つの回転軸が上記切欠き部内に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の収容装置。
  9. 上記第1回転軸と上記第3回転軸との間の軸間距離が、上記第1回転軸と上記第2回転軸との間の軸間距離より長く設定されていることを特徴とする請求項4〜のいずれかの一つに記載の収容装置。
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