JP4901839B2 - 電動機及び圧縮機及び送風機及び換気扇 - Google Patents

電動機及び圧縮機及び送風機及び換気扇 Download PDF

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Description

この発明は、電動機に関するもので、特に、量産性に優れるとともに、鉄損を大きく低減でき、且つ騒音・振動特性に優れた固定子鉄心を備えた電動機に関する。また、その電動機を搭載した圧縮機及び送風機及び換気扇に関する。
従来、鉄損を大きく低減しながらもトルクの低下を極力抑えることができる固定子鉄心として、回転子の回転方向側を一方、回転子の反回転方向側を他方としたとき、固定子鉄心のティースの先端部は、その一方側は回転子とのギャップ(空隙)が狭く、他方側に向かうに従って回転子とのギャップが広くなるように形成されている固定子鉄心が提案されている。この固定子鉄心は、回転子側から固定子鉄心側へ磁束が流入する場合、その磁束は他方側のティースの先端部よりもギャップの間隔が小さい一方側のティースの先端部から先ず流入するようになる。そのため、ティースの先端部の磁束密度が飽和磁束密度を超えて鉄損を生じる恐れが少なくなる(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−178258号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の固定子鉄心を用いる電動機は、固定子と回転子間のエアギャップが不均一であり、量産時のエアギャップの測定、管理が困難である。エアギャップは電動機のトルク、音及び振動特性に大きな影響を及ぼす因子であり、量産時におけるエアギャップの管理は不可欠である。しかし、固定子と回転子間のエアギャップが不均一であると、エアギャップの測定及び管理が困難となる。
また、上記特許文献1記載の固定子鉄心を用いる電動機は、電気角一周期中の回転子側から固定子鉄心側へ流入する磁束が不均一であり、誘起電圧及びトルク特性に歪が生じる場合がある。この歪により、電流脈動増加による損失が増加し、音・振動特性が悪化するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、鉄損を大幅に低減することができるとともに、量産性に優れ、誘起電圧及びトルク特性に歪の少ない電動機及びその電動機を搭載した圧縮機及び送風機及び換気扇を提供することを目的とする。
この発明に係る電動機は、
一方向に回転し、永久磁石を有する回転子と、
ヨーク部と、ヨーク部の内周側から回転子側に向かって略平行に突出する磁極ティース部とを有する固定子鉄心と、
磁極ティース部の先端部に周方向両側に突出して形成されるつば部とを備え、
つば部の回転子の回転方向側を回転方向側つば部、つば部の回転子の反回転方向側を反回転方向側つば部とするとき、
反回転方向側つば部は、軸方向の一部に回転方向側つば部よりも非磁性体部を多く含むものである。
この発明に係る電動機は、一方向に回転し、永久磁石を有する回転子と、ヨーク部と、ヨーク部の内周側から回転子側に向かって略平行に突出する磁極ティース部とを有する固定子鉄心と、磁極ティース部の先端部に周方向両側に突出して形成されるつば部とを備え、反回転方向側つば部は、軸方向の一部に回転方向側つば部よりも非磁性体部を多く含む構成としたので、磁気飽和が生じやすい反回転方向側つば部の鉄損を大きく低減できる。また、非磁性体部を固定子コア軸方向に貫通させて設けるわけではなく、軸方向の一部に非磁性体部を設けているので、固定子全体としては機械的なエアギャップは一定な箇所があり、ギャップの測定、管理ができ量産性に優れている。
実施の形態1.
図1乃至図17は実施の形態1を示す図で、図1はブラシレスDCモータ100(電動機の一例)を示す横断面図、図2は分割固定子鉄心1の構成を示す図((a)は分割固定子鉄心1の斜視図、(b)は第1の分割固定子鉄心片101aの斜視図、(c)は第2の分割固定子鉄心片101bの斜視図)、図3は積層方法が異なる分割固定子鉄心1の構成を示す斜視図、図4は積層方法がさらに異なる分割固定子鉄心1の構成を示す斜視図、図5は変形例1のブラシレスDCモータ100を示す横断面図、図6は分割固定子鉄心1の構成を示す図((a)は分割固定子鉄心1の斜視図、(b)は第1の分割固定子鉄心片101aの斜視図、(c)は第2の分割固定子鉄心片101bの斜視図)、図7は積層方法が異なる分割固定子鉄心1の構成を示す斜視図((a)が図3相当の分割固定子鉄心1、(b)が図4相当の分割固定子鉄心1)、図8は変形例2のブラシレスDCモータ100を示す横断面図、図9は分割固定子鉄心1の構成を示す図((a)は分割固定子鉄心1の斜視図、(b)は第1の分割固定子鉄心片101aの斜視図、(c)は第2の分割固定子鉄心片101bの斜視図)、図10は分割固定子鉄心1を図6(b)の第1の分割固定子鉄心片101aのみで構成したブラシレスDCモータ100の磁束密度分布のシミュレーション解析結果を示す図、図11は同ブラシレスDCモータ100の鉄損密度分布のシミュレーション解析結果を示す図、図12はブラシレスDCモータ100の鉄損を従来例と比較した図、図13は変形例3のブラシレスDCモータ100を示す横断面図、図14は変形例4のブラシレスDCモータ100を示す横断面図、図15は変形例5のブラシレスDCモータ100を示す横断面図、図16は固定子200の巻線に発生する誘起電圧を9スロット/6極と12スロット/10極について比較した図、図17はコギングトルクを9スロット/6極と12スロット/10極について比較した図である。
本実施の形態は、固定子鉄心の形状に特徴があり、以下に示す特徴を有する。
(1)回転子は、一方向に回転する電動機とする。
(2)固定子の磁極ティース中心軸に対して、回転子の回転方向側の磁極ティース先端よりも、回転子の反回転方向側の磁極ティース先端に非磁性体部を多く有する。
(3)非磁性体部は軸方向の一部に存在すればよい。
(4)固定子鉄心の磁極ティース内周は、軸方向の少なくとも一部が回転子鉄心の内外周に対して略同心円である。
(5)軸方向の少なくとも一部は、通常の電動機と同様に、固定子鉄心の磁極ティース内周は、回転子鉄心の内外周に対して略同心円でありながら、固定子の磁極ティース中心軸に対して、回転子の回転方向側の磁極ティース先端よりも、回転子の反回転方向側の磁極ティース先端に非磁性体部を多く有する。
本実施の形態のブラシレスDCモータ100は、回転子300が一方向に回転するものとする。図1の例では、回転子300が反時計方向の一方向に回転するものとする。また、固定子200が12本の磁極ティース部で、回転子300が10極の構成である。磁極ティース部と永久磁石の極数については、本実施の形態はどのような組み合わせでも効果はあるが、磁極ティース部と永久磁石の極数の比は、12:10であることが好ましい。これについては後述する。
ブラシレスDCモータ100は、固定子200と、永久磁石10を有する回転子300とを備える。
回転子300は、回転子鉄心12と、回転子鉄心12の10個の磁石挿入穴11に挿入される平板状の10個の永久磁石10とを備える。
回転子鉄心12は、厚さ0.1〜0.7mm程度の薄い電磁鋼板を一枚一枚打ち抜いて所定の枚数を積層することで構成される。回転子鉄心12は、略円筒形であり、中心部に軸孔13を備える。
図1に示す回転子300は、磁石挿入穴11に永久磁石10を挿入する永久磁石埋め込み型のものであるが、この形態に限定されるものではない。他の、永久磁石を表面に配置するものや、プラスチックマグネットを用いるものでもよい。さらに、永久磁石を使用しないものでもよい。
永久磁石10には、希土類磁石が適するが、他のフェライト磁石等でもよい。
固定子200は、固定子鉄心200aと、絶縁部材及び巻線(ともに図示せず)とを備える。
固定子鉄心200aは、複数個(図1の例では、12個)の分割固定子鉄心1からなる。分割固定子鉄心1の連結は、公知の薄肉連結部、溶接、ジョイントラップ等により行われる。
分割固定子鉄心1は、ヨーク部2(コアバックともいう)と、ヨーク部2の内周側から回転子300側に向かって突出する磁極ティース部3で構成される。
磁極ティース部3は、ヨーク部2の内周側から回転子300側に向かって略平行に突出する。磁極ティース部3の先端部4は、周方向両側に突出している。この突出する部位を、つば部と呼ぶことにする。
そして、詳しくは後述するが、磁極ティース部3の先端部4の周方向両側に突出しているつば部を、反回転方向側つば部4a、回転方向側つば部4bとする。回転方向、反回転方向については、追って定義する。
分割固定子鉄心1同士の間に、空間が形成されるが、この空間をスロット5という。このスロット5には、巻線(図示せず)が収納される。
夫々の分割固定子鉄心1の磁極ティース部3に、集中巻方式の巻線が施される。巻線には、銅線に絶縁被覆が施されたマグネットワイヤが用いられる。
本実施の形態では、例えば、12個の集中巻方式の巻線により、三相の巻線(例えば、三相Y結線の巻線)が形成される。
固定子鉄心200aは、厚さ0.1〜0.7mm程度の薄い電磁鋼板を一枚一枚打ち抜いて所定の枚数を積層することで構成される。一例では、0.3mmの電磁鋼板を用いている。
図2により分割固定子鉄心1の構成を説明する。分割固定子鉄心1は、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを適宜組み合わせて積層して形成される。本実施の形態は、第1の分割固定子鉄心片101aの形状に特徴がある。
ここでの説明では、複数の分割固定子鉄心1を組み合わせて固定子鉄心200aを形成する例を説明するが、ドーナッツ状に打ち抜かれる一枚の電磁鋼板を積層する構成でも勿論よい。その場合は、第1の分割固定子鉄心片101aを第1の固定子鉄心片、第2の分割固定子鉄心片101bを第2の固定子鉄心片とする。
複数の第1の分割固定子鉄心片101aで第1の固定子鉄心片を、複数の第2の分割固定子鉄心片101bで第2の固定子鉄心片を構成するとしてよい。
第1の分割固定子鉄心片101aは、図2(b)に示すように、ヨーク部102(コアバックともいう)と、ヨーク部102の内周側から回転子300側に向かって突出する磁極ティース部103で構成される。
磁極ティース部103は、ヨーク部102の内周側から回転子300側に向かって略平行に突出する。磁極ティース部103の先端部104は、周方向両側に突出している。この突出する部位を、つば部と呼ぶことにする。
ここで、回転子300の回転方向は一方向に決まっていて、その回転方向は図1、図2に示すように、反時計方向と仮定する。
そして、磁極ティース部103の先端部104を、磁極ティース部103の中心線の両側で区別して、両側に位置するつば部を、夫々次のように定義する。
(1)磁極ティース部103の中心線よりも反回転方向側(図2では、中心線の右側)を、反回転方向側つば部104aとする。
(2)磁極ティース部103の中心線よりも回転方向側(図2では、中心線の左側)を、回転方向側つば部104bとする。
第1の分割固定子鉄心片101aは、図2(b)に示すように、反回転方向側つば部104aの周方向の長さが、回転方向側つば部104bの周方向の長さよりも短い形状になっている。
第2の分割固定子鉄心片101bは、図2(c)に示すように、反回転方向側つば部104aと回転方向側つば部104bとが対称形である。従って、反回転方向側つば部104aの周方向の長さは、回転方向側つば部104bの周方向の長さと同じである。
第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを夫々所定枚数任意に組み合わせて積層して分割固定子鉄心1を形成する。これは、後述する変形例2、3のブラシレスDCモータ100の場合も同様である。
図2(a)の例は、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを、交互に積層して分割固定子鉄心1を形成している。交互に積層する枚数は、1枚以上でよい。即ち、一枚に限らず、所定の複数枚数単位で交互に積層してもよい。
分割固定子鉄心1のヨーク部2は、第1の分割固定子鉄心片101aのヨーク部102と、第2の分割固定子鉄心片101bのヨーク部102とが積層されて形成されるものである。
同様に、分割固定子鉄心1の磁極ティース部3は、第1の分割固定子鉄心片101aの磁極ティース部103と、第2の分割固定子鉄心片101bの磁極ティース部103とが積層されて形成されるものである。
同様に、分割固定子鉄心1の磁極ティース部3の先端部4は、第1の分割固定子鉄心片101aの磁極ティース部103の先端部104と、第2の分割固定子鉄心片101bの磁極ティース部103の先端部104とが積層されて形成されるものである。
同様に、分割固定子鉄心1の先端部4の回転方向側つば部4bは、第1の分割固定子鉄心片101aの先端部104の回転方向側つば部104bと、第2の分割固定子鉄心片101bの先端部104の回転方向側つば部104bとが積層されて形成されるものである。
さらに、分割固定子鉄心1の先端部4の反回転方向側つば部4aは、第1の分割固定子鉄心片101aの先端部104の反回転方向側つば部104aと、第2の分割固定子鉄心片101bの先端部104の反回転方向側つば部104aとが積層されて形成されるものである。
分割固定子鉄心1の先端部4の反回転方向側つば部4aは、反回転方向側つば部104aの周方向の長さが、回転方向側つば部104bの周方向の長さよりも短い第1の分割固定子鉄心片101aと、反回転方向側つば部104aの周方向の長さが、回転方向側つば部104bの周方向の長さと同じ第2の分割固定子鉄心片101bとが交互に積層されて形成されるので、平面視では左右対称の分割固定子鉄心1と同じ形状でありながら、軸方向の一部が非磁性体部(空間)になっている。
このように構成することにより、回転方向側つば部4bよりも反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなる。
これは、反回転方向側つば部4aと回転子300との間のエアギャップ6を大きくしたのと同じ効果がある。
図1に示すように、エアギャップ6とは、固定子200と回転子300との間に隙間のことで、その隙間の半径方向の長さをいう。
反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなるため、反回転方向側つば部4aには回転子300からの磁束が流入しにくくなり、回転子300からの磁束は、主に回転方向側つば部4b側に流入する。そのため、通常は磁束密度が高くなる反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和される。反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和されることにより、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減することができる。
第1の分割固定子鉄心片101aは、反回転方向側つば部104aの周方向の長さが、回転方向側つば部104bの周方向の長さよりも短い形状にしているので、反回転方向側つば部104aの周方向長さによって、反回転方向側つば部4aの磁気抵抗を調整することができる。
また、分割固定子鉄心1を構成する第1の分割固定子鉄心片101aと第2の分割固定子鉄心片101bとの使用枚数の比率を変えることでも、反回転方向側つば部4aの磁気抵抗を調整することができる。
本実施の形態の固定子200は、磁気的(等価的)なエアギャップ6は不均一であるが、機械的なエアギャップ6が少なくとも軸方向の一部で一定であり、エアギャップ6の測定、管理が容易である。第2の分割固定子鉄心片101bは、中心線に対して対称であり、機械的なエアギャップ6が一定であるからである。
本実施の形態は、磁極ティース部3の先端部4の反回転方向側つば部4aが、回転方向側つば部4bよりも非磁性体部(空間)を多く有する構成であればよいので、図2に示した、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを交互に積層して分割固定子鉄心1を形成する方法以外に、種々の変形例がある。
図3に示す分割固定子鉄心1は、図2の分割固定子鉄心1と積層方法が異なる。第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、残りは第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層する構成である。
第2の分割固定子鉄心片101bが連続して所定の枚数積層されている箇所は、通常の固定子鉄心と変わらない形状であるから、この部分でエアギャップ6の測定・管理が可能である。
図4に示す分割固定子鉄心1は、図2の分割固定子鉄心1と積層方法がさらに異なる。第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層し、次に第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、さらに第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層する構成である。
尚、第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、次に第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層し、さらに第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層する構成でも勿論よい。
エアギャップ6は、エアギャップ6の軸方向に測定器(例えば、隙間ゲージ)を挿入し、測定器を回転させて測定する。図4に示す分割固定子鉄心1は、分割固定子鉄心1の両端面が通常の固定子鉄心と同様の形状(エアギャップ6が周方向に均一)であるから、図3に示す分割固定子鉄心1(分割固定子鉄心1の一端面のエアギャップ6が周方向に不均一)に比べて、測定器によるエアギャップ6の測定を容易に行うことができる。
図2乃至図4に示す例では、反回転方向側つば部104aの周方向の長さが、回転方向側つば部104bの周方向の長さよりも短い形状の第1の分割固定子鉄心片101aと、反回転方向側つば部104aと回転方向側つば部104bとが対称形で、反回転方向側つば部104aの周方向の長さが回転方向側つば部104bの周方向の長さと等しい第2の分割固定子鉄心片101bとを夫々所定枚数任意に組み合わせて積層して分割固定子鉄心1を形成するようにしたが、第1の分割固定子鉄心片101aの反回転方向側つば部104aの周方向の長さを変えないで、反回転方向側つば部104aの径方向の長さを短くする(反回転方向側つば部104aの内周縁部を切り欠く)ようにしてもよい。
上述のような構成の例を、図5の変形例1のブラシレスDCモータ100で説明する。図1に示すブラシレスDCモータ100と比較すると、反回転方向側つば部4aの形状が、周方向に長くなり、磁極ティース部3の中心線(径方向)付近まで延びている。その他の構成は、図1に示すブラシレスDCモータ100と同じである。
図5の変形例1のブラシレスDCモータ100の固定子鉄心200aを構成する分割固定子鉄心1の例を、図6により説明する。
図6に示すように、分割固定子鉄心1は、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを適宜組み合わせて積層して形成される。図2に示す分割固定子鉄心1と同様、第1の分割固定子鉄心片101aの形状に特徴がある。
図6(b)に示す第1の分割固定子鉄心片101aは、反回転方向側つば部104aの略全体の内周縁部を切り欠いて、反回転方向側つば部104aの径方向の長さを、回転方向側つば部104bの径方向の長さより短くしている。切り欠いた部分は、反回転方向側つば部104aの周方向端部から磁極ティース部103の中心線付近まで延びる。反回転方向側つば部104aの略全体の内周縁部を切り欠くので、反回転方向側つば部104aの周方向の長さは、回転方向側つば部104bの周方向の長さと略等しい。
第2の分割固定子鉄心片101bは、図6(c)に示すように、反回転方向側つば部104aと回転方向側つば部104bとが対称形である。即ち、反回転方向側つば部104aの周方向の長さは、回転方向側つば部104bの周方向の長さと同じである。また、反回転方向側つば部104aの径方向の長さも、回転方向側つば部104bの径方向の長さと同じである。
図6(a)に示すように、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを夫々所定枚数任意に組み合わせて積層して分割固定子鉄心1を形成する。
図6(a)の例は、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを、交互に積層して分割固定子鉄心1を形成している。
第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを交互に積層する形態の他に、図7(a)に示すように、図3に示す分割固定子鉄心1と同様に、第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、残りは第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層する構成でもよい。
また、図7(b)に示すように、図4に示す分割固定子鉄心1と同様に、第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、次に第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層し、さらに第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層する構成でもよい。
図6(a)に示す分割固定子鉄心1、図7(a)に示す分割固定子鉄心1及び図7(b)に示す分割固定子鉄心1は、図2乃至図4に示す分割固定子鉄心1同様、回転方向側つば部4bよりも反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなる。
反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなるため、反回転方向側つば部4aには回転子300からの磁束が流入しにくくなり、回転子300からの磁束は、主に回転方向側つば部4b側に流入する。そのため、通常は磁束密度が高くなる反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和される。反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和されることにより、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減することができる。
第1の分割固定子鉄心片101aは、反回転方向側つば部104aの内周縁部を切り欠いて、径方向の長さを短くしているので、反回転方向側つば部104aの径方向及び内周縁部の切り欠いた部分の周方向の長さによって、反回転方向側つば部4aの磁気抵抗を調整することができる。
また、分割固定子鉄心1を構成する第1の分割固定子鉄心片101aと第2の分割固定子鉄心片101bとの使用枚数の比率を変えることでも、反回転方向側つば部4aの磁気抵抗を調整することができる。
本実施の形態の固定子200は、磁気的(等価的)なエアギャップ6は不均一であるが、機械的なエアギャップ6が少なくとも軸方向の一部で一定であり、エアギャップ6の測定、管理が容易である。第2の分割固定子鉄心片101bは、中心線に対して対称であり、機械的なエアギャップ6が一定であるからである。
図6、図7に示す例では、反回転方向側つば部104aの径方向の長さが、回転方向側つば部104bの径方向の長さよりも短い形状の第1の分割固定子鉄心片101a(反回転方向側つば部104aの内周縁部を切り欠く)と、反回転方向側つば部104aと回転方向側つば部104bとが対称形の第2の分割固定子鉄心片101bとを夫々所定枚数任意に組み合わせて積層して分割固定子鉄心1を形成するようにしたが、第1の分割固定子鉄心片101aの反回転方向側つば部104aの外周縁部(固定子鉄心200aでは、スロット5側の縁部)を切り欠いてもよい。
上述のような構成の例を、図8の変形例2のブラシレスDCモータ100で説明する。図5に示す変形例1のブラシレスDCモータ100と比較すると、反回転方向側つば部4aを径方向に切り欠く点は同じであるが、図8の変形例2では反回転方向側つば部4aのスロット5側の縁部を切り欠いている点が図5に示す変形例1とは異なる。その他の構成は、図1に示すブラシレスDCモータ100と同じである。
図8の変形例2のブラシレスDCモータ100の固定子鉄心200aを構成する分割固定子鉄心1の例を、図9により説明する。
図9に示すように、分割固定子鉄心1は、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを適宜組み合わせて積層して形成される。図2に示す分割固定子鉄心1と同様、第1の分割固定子鉄心片101aの形状に特徴がある。
図9(b)に示す第1の分割固定子鉄心片101aは、反回転方向側つば部104aの外周縁部(固定子鉄心200aでは、スロット5側の縁部)を切り欠いて、反回転方向側つば部104aの径方向の長さを、回転方向側つば部104bの径方向の長さより短くしている。反回転方向側つば部104aの外周縁部を切り欠くので、反回転方向側つば部104aの周方向の長さは、回転方向側つば部104bの周方向の長さと略等しい。
第2の分割固定子鉄心片101bは、図9(c)に示すように、反回転方向側つば部104aと回転方向側つば部104bとが対称形である。即ち、反回転方向側つば部104aの周方向の長さは、回転方向側つば部104bの周方向の長さと同じである。また、反回転方向側つば部104aの径方向の長さも、回転方向側つば部104bの径方向の長さと同じである。
図9(a)に示すように、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを夫々所定枚数任意に組み合わせて積層して分割固定子鉄心1を形成する。
図9(a)の例は、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを、交互に積層して分割固定子鉄心1を形成している。
図示はしないが、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを交互に積層する形態の他に、図3に示す分割固定子鉄心1と同様に、第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、残りは第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層する構成でもよい。
また、図示はしないが、図4に示す分割固定子鉄心1と同様に、第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、次に第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層し、さらに第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層する構成でもよい。
図9(a)に示す分割固定子鉄心1、図3相当の第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、残りは第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層する構成の分割固定子鉄心1及び図4相当の第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、次に第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層し、さらに第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層する構成の分割固定子鉄心1は、図2乃至図4に示す分割固定子鉄心1同様、回転方向側つば部4bよりも反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなる。
反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなるため、反回転方向側つば部4aには回転子300からの磁束が流入しにくくなり、回転子300からの磁束は、主に回転方向側つば部4b側に流入する。そのため、通常は磁束密度が高くなる反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和される。反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和されることにより、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減することができる。
第1の分割固定子鉄心片101aは、反回転方向側つば部104aの外周縁部を切り欠いて、径方向の長さを短くしているので、反回転方向側つば部104aの径方向及び外周縁部の切り欠いた部分の周方向の長さによって、反回転方向側つば部4aの磁気抵抗を調整することができる。
また、分割固定子鉄心1を構成する第1の分割固定子鉄心片101aと第2の分割固定子鉄心片101bとの使用枚数の比率を変えることでも、反回転方向側つば部4aの磁気抵抗を調整することができる。
本実施の形態の固定子200は、磁気的(等価的)なエアギャップ6は不均一であるが、機械的なエアギャップ6が軸方向で一定であり、エアギャップ6の測定、管理が容易である。
分割固定子鉄心1は、図2、図6及び図9に示す第1の分割固定子鉄心片101aを適宜組み合わせ、さらに第2の分割固定子鉄心片101bと組み合わせて形成してもよい。
図10は分割固定子鉄心1を図6(b)の第1の分割固定子鉄心片101aのみで構成したブラシレスDCモータ100の磁束密度分布のシミュレーション解析結果を示す図である。
図10に示すように、従来例のブラシレスDCモータ100(図10(a))は、磁極ティース部3の先端部4の反回転方向側つば部4aの磁束密度が、回転方向側つば部4bの磁束密度よりも大きくなる。回転子300から固定子200に流入する磁束が、反回転方向側つば部4aに集中しやすい。図10には、符号は示していないが、図5等を参照のこと。
分割固定子鉄心1を図6(b)の第1の分割固定子鉄心片101aのみで構成したブラシレスDCモータ100(図10(b))の磁束密度分布は、図10に示すように、反回転方向側つば部4aの磁束の集中が緩和されている。反回転方向側つば部4aの磁気抵抗を、回転方向側つば部4bの磁気抵抗より大きくすることによって(反回転方向側つば部4aのエアギャップ6を、回転方向側つば部4bのエアギャップ6よりも大きくする)、反回転方向側つば部4aに、回転子300から固定子200に流入する磁束が流れにくくなり、その磁束は回転方向側つば部4b側に流れるため、反回転方向側つば部4aの磁束の集中が緩和される。
図11は分割固定子鉄心1を図6(b)の第1の分割固定子鉄心片101aのみで構成したブラシレスDCモータ100の鉄損密度分布のシミュレーション解析結果を示す図である。
図11に示すように、従来例のブラシレスDCモータ100(図11(a))は、磁極ティース部3の先端部4の反回転方向側つば部4aの鉄損が、回転方向側つば部4bの鉄損よりも大きくなる。鉄損が反回転方向側つば部4aに偏る傾向が顕著である。
分割固定子鉄心1を図6(b)の第1の分割固定子鉄心片101aのみで構成したブラシレスDCモータ100(図11(b))の鉄損密度分布は、図11に示すように、反回転方向側つば部4aへの鉄損の集中が緩和されている。
図12は図10(b)に示すブラシレスDCモータ100の鉄損を従来例のブラシレスDCモータ100(図10(a))と比較した図である。
図12に示すように、図10(b)に示すブラシレスDCモータ100は、鉄損が従来例のブラシレスDCモータ100(図10(a))より約12%減少している。
尚、図10乃至図12に示すシミュレーション解析結果は、分割固定子鉄心1を図6(b)の第1の分割固定子鉄心片101aのみで構成したブラシレスDCモータ100についてのものであるが、図1、図5及び図8に示すブラシレスDCモータ100でも、略同じ結果であった。
分割固定子鉄心1の磁極ティース部3の先端部4における反回転方向側つば部4aの非磁性体部(空間)の形成方法については、以下に示す方法について述べた。
(1)図2に示すように、反回転方向側つば部104aの周方向の長さが、回転方向側つば部104bの周方向の長さよりも短い形状にする。
(2)図6に示すように、反回転方向側つば部104aの略全体の内周縁部を切り欠いて、反回転方向側つば部104aの径方向の長さを、回転方向側つば部104bの径方向の長さより短くする。
(3)図9に示すように、反回転方向側つば部104aの外周縁部(固定子鉄心200aでは、スロット5側の縁部)を切り欠いて、反回転方向側つば部104aの径方向の長さを、回転方向側つば部104bの径方向の長さより短くする。
図13乃至図15により、分割固定子鉄心1の磁極ティース部3の先端部4における反回転方向側つば部4aの非磁性体部(空間)のその他の形成方法について述べる。
図13は変形例3のブラシレスDCモータ100を示す横断面図である。図13に示す変形例3のブラシレスDCモータ100は、分割固定子鉄心1の磁極ティース部3の先端部4における反回転方向側つば部4aの非磁性体部(空間)を、孔7で形成する。
図示はしないが、分割固定子鉄心1を構成する第1の分割固定子鉄心片101aの反回転方向側つば部104aに、周方向に一つ以上の孔7を形成する。
孔7の大きさを変化せることで、磁気抵抗を調整できる。
そして、第1の分割固定子鉄心片101aと、反回転方向側つば部104aに孔7のない第2の分割固定子鉄心片101bとを適宜組み合わせて積層して、分割固定子鉄心1を形成する。
第1の分割固定子鉄心片101aと第2の分割固定子鉄心片101bとの積層は、図1のブラシレスDCモータ100、図5の変形例1のブラシレスDCモータ100及び図8の変形例2のブラシレスDCモータ100と同様、以下に示す方法で積層する。
(1)図2(a)に示す例のように、第1の分割固定子鉄心片101aと、第2の分割固定子鉄心片101bとを、交互に積層して分割固定子鉄心1を形成する。
(2)図3に示す例のように、第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、残りは第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層する。
(3)図4に示す例のように、第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層し、次に第1の分割固定子鉄心片101aを連続して所定の枚数積層し、さらに第2の分割固定子鉄心片101bを連続して所定の枚数積層する。
図13に示す変形例3のブラシレスDCモータ100は、第1の分割固定子鉄心片101aの内径が、第2の分割固定子鉄心片101bと同様、一定である。従って、上述の(1)〜(3)の積層方法に関係なく、固定子200は、磁気的(等価的)なエアギャップ6は不均一であるが、機械的なエアギャップ6は一定であり、エアギャップ6の測定、管理が容易である。
図14は変形例4のブラシレスDCモータ100を示す横断面図である。図14に示す変形例4のブラシレスDCモータ100は、分割固定子鉄心1の磁極ティース部3の先端部4における反回転方向側つば部4aの非磁性体部(空間)を、半円状の複数の切り欠き8で形成する。
図示はしないが、分割固定子鉄心1を構成する第1の分割固定子鉄心片101aの反回転方向側つば部104aの内周縁部に、半円状の一つ以上の切り欠き8を形成する。但し、切り欠き8の形状は、半円に限定されない。どのような形状でもよい。
各切り欠き8の大きさは、特に制限はなく、任意の大きさでよい。切り欠き8の大きさを変化せることで、磁気抵抗を調整できる。
第1の分割固定子鉄心片101aと、反回転方向側つば部104aに切り欠き8のない第2の分割固定子鉄心片101bとを適宜組み合わせて積層して、分割固定子鉄心1を形成する。その積層方法は、図13の変形例3のブラシレスDCモータ100と同様である。
図14に示す変形例4のブラシレスDCモータ100は、回転方向側つば部4bよりも反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなることにより、反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和され、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減することができる。
また、本実施の形態の固定子200は、磁気的(等価的)なエアギャップ6は不均一であるが、機械的なエアギャップ6が少なくとも軸方向の一部で一定であり、エアギャップ6の測定、管理が容易である。第2の分割固定子鉄心片101bは、中心線に対して対称であり、機械的なエアギャップ6が一定であるからである。
図15は変形例5のブラシレスDCモータ100を示す横断面図である。図15に示す変形例5のブラシレスDCモータ100は、分割固定子鉄心1の磁極ティース部3の先端部4における反回転方向側つば部4aの非磁性体部(空間)の領域9を、変形例4のブラシレスDCモータ100までのものより拡大して、反回転方向側つば部4aの磁束密度をさらに低減するものである。
図15に示す変形例5のブラシレスDCモータ100は、図示はしないが、分割固定子鉄心1を構成する第1の分割固定子鉄心片101aの反回転方向側つば部104aの外周縁部を、回転方向側つば部104bの外周縁部よりもヨーク部102へ延ばしている。
そして、反回転方向側つば部4aの内周縁部付近に形成される非磁性体部(空間)の領域9を、変形例4のブラシレスDCモータ100までのものより拡大している。
回転方向側つば部4bの形状は、変形例4のブラシレスDCモータ100までのものと同じであるから、反回転方向側つば部4aと回転方向側つば部4bとは、非対称になる。
そのため、磁極ティース部3に装着される絶縁部材15を、図15に示すように、反回転方向側つば部4aに対応する部分の径方向厚さが、回転方向側つば部4bに対応する部分の径方向厚さよりもくなるような非対称な形状とする。
それにより、巻線(図示せず)を施す磁極ティース部3に対称性を持たせることができ、巻線時の作業性を低下させることがない。
この場合も、第1の分割固定子鉄心片101aと、反回転方向側つば部104aに非磁性体部(空間)の領域9を持たない第2の分割固定子鉄心片101bとを適宜組み合わせて積層して、分割固定子鉄心1を形成する。その積層方法は、図13の変形例3のブラシレスDCモータ100と同様である。
尚、第2の分割固定子鉄心片101bの反回転方向側つば部104aは、この場合は、回転方向側つば部104bと対称ではない。第1の分割固定子鉄心片101aと同様に、反回転方向側つば部104aの径方向の幅を、変形例4のブラシレスDCモータ100までの反回転方向側つば部104aの径方向の幅より大きくしている。
図15に示す変形例4のブラシレスDCモータ100も、回転方向側つば部4bよりも反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなることにより、反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和され、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減することができる。
また、本実施の形態の固定子200は、磁気的(等価的)なエアギャップ6は不均一であるが、機械的なエアギャップ6が少なくとも軸方向の一部で一定であり、エアギャップ6の測定、管理が容易である。第2の分割固定子鉄心片101bの内径が周方向に一定であり、機械的なエアギャップ6が一定であるからである。
以上のように、固定子鉄心200aを構成する分割固定子鉄心1の反回転方向側つば部4aに非磁性体部(空間)を形成することにより、回転方向側つば部4bよりも反回転方向側つば部4aの磁気抵抗が大きくなり、反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和され、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減することができる。
磁極ティース部3の数(即ち、分割固定子鉄心1の数)と永久磁石10の極数(即ち、永久磁石10の数)については、その比が12:10のものについて説明したが、12:10以外のものでも、上述した反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和され、固定子鉄心200aの鉄損を低減する効果を奏する。
次に、本実施の形態のブラシレスDCモータ100の鉄損以外の特性について説明する。
図16は固定子200の巻線に発生する誘起電圧を9スロット/6極と12スロット/10極について比較した図、図17はコギングトルクを9スロット/6極と12スロット/10極について比較した図である。
「9スロット/6極」という表現は、磁極ティース部3の数(即ち、分割固定子鉄心1の数)と永久磁石10の極数(即ち、永久磁石10の数)との比が9:6と、同義である。
図16に示すように、9スロット/6極の場合は、固定子200の巻線に発生する誘起電圧に対称性がない。それに対して、12スロット/10極の場合は、固定子200の巻線に発生する誘起電圧が正弦波に近い波形で、対称性を有する。
また、図17に示すように、ブラシレスDCモータ100のコギングトルクは、12スロット/10極の場合、9スロット/6極に比較して大幅に小さくなり、且つ対称性を有する。
これは、12スロット/10極の組み合わせが、永久磁石10の周方向の幅と磁極ティース部3の先端部4の周方向の幅とが近い寸法で構成でき、磁極ティース部3の先端部4が永久磁石10の磁束を有効に拾うことができるためである。従って、12スロット/10極の組み合わせは、磁極ティース部3の先端部4の非対称性の影響を受けにくい。
このように、本実施の形態では、ブラシレスDCモータ100を、12スロット/10極(固定子鉄心200aの磁極ティース部3の数(即ち、分割固定子鉄心1の数)と永久磁石10の極数(即ち、永久磁石10の数)との比)とすることにより、反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和され、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減できるとともに、エアギャップ6の測定、管理を容易に行うことができ、且つ誘起電圧が正弦波に近い波形で対称性を有するものであり、コギングトルクを極めて低いレベルにすることができる。
また、12スロット/10極以外の組み合わせの場合でも、反回転方向側つば部4aの磁束密度の集中が緩和され、固定子鉄心200aの鉄損を大幅に低減できるとともに、エアギャップ6の測定、管理を容易に行うことができる点は同じである。
固定子鉄心200aは、周方向に複数に分割された分割固定子鉄心1で構成してもよいし、ジョイントラップコアでも良い。ジョイントラップコアは間接部が折れ曲がるように、異なる形状の電磁鋼板が積層されているため、特に、図2、図6及び図9のような交互に第1の分割固定子鉄心片101aと第2の分割固定子鉄心片101bとを積層する場合に、固定子鉄心200aを構成しやすい。
本実施の形態は、固定子鉄心200aにおける磁束の集中を緩和する効果を有するので、磁力の高い永久磁石10ほど効果があり、永久磁石10を希土類磁石で構成するのがより効果的である。
本発明の活用例として、圧縮機等の電動機が一方向にのみ回転する製品の損失を大幅に低減し、製品の省エネ性を向上させることができる。
また、12スロット/10極(固定子鉄心200aの磁極ティース部3の数(即ち、分割固定子鉄心1の数)と永久磁石10の極数(即ち、永久磁石10の数)との比)の組み合わせのブラシレスDCモータ100を用いると、音、振動特性にも優れ、送風機や換気扇等の電動機の損失低減にも効果的である。
実施の形態1を示す図で、ブラシレスDCモータ100を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、分割固定子鉄心1の構成を示す図((a)は分割固定子鉄心1の斜視図、(b)は第1の分割固定子鉄心片101aの斜視図、(c)は第2の分割固定子鉄心片101bの斜視図)。 実施の形態1を示す図で、積層方法が異なる分割固定子鉄心1の構成を示す斜視図。 実施の形態1を示す図で、積層方法がさらに異なる分割固定子鉄心1の構成を示す斜視図。 実施の形態1を示す図で、変形例1のブラシレスDCモータ100を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、分割固定子鉄心1の構成を示す図((a)は分割固定子鉄心1の斜視図、(b)は第1の分割固定子鉄心片101aの斜視図、(c)は第2の分割固定子鉄心片101bの斜視図)。 実施の形態1を示す図で、積層方法が異なる分割固定子鉄心1の構成を示す斜視図((a)が図3相当の分割固定子鉄心1、(b)が図4相当の分割固定子鉄心1)。 実施の形態1を示す図で、変形例2のブラシレスDCモータ100を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、分割固定子鉄心1の構成を示す図((a)は分割固定子鉄心1の斜視図、(b)は第1の分割固定子鉄心片101aの斜視図、(c)は第2の分割固定子鉄心片101bの斜視図)。 実施の形態1を示す図で、分割固定子鉄心1を図6(b)の第1の分割固定子鉄心片101aのみで構成したブラシレスDCモータ100の磁束密度分布のシミュレーション解析結果を示す図。 実施の形態1を示す図で、同ブラシレスDCモータ100の鉄損密度分布のシミュレーション解析結果を示す図。 実施の形態1を示す図で、ブラシレスDCモータ100の鉄損を従来例と比較した図。 実施の形態1を示す図で、変形例3のブラシレスDCモータ100を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、変形例4のブラシレスDCモータ100を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、変形例5のブラシレスDCモータ100を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、固定子200の巻線に発生する誘起電圧を9スロット/6極と12スロット/10極について比較した図。 実施の形態1を示す図で、コギングトルクを9スロット/6極と12スロット/10極について比較した図。
符号の説明
1 分割固定子鉄心、2 ヨーク部、3 磁極ティース部、4 先端部、4a 反回転方向側つば部、4b 回転方向側つば部、5 スロット、6 エアギャップ、7 孔、8 切り欠き、9 領域、10 永久磁石、11 磁石挿入穴、12 回転子鉄心、13 軸孔、100 ブラシレスDCモータ、101a 第1の分割固定子鉄心片、101b 第2の分割固定子鉄心片、102 ヨーク部、103 磁極ティース部、104 先端部、104a 反回転方向側つば部、104b 回転方向側つば部、200 固定子、200a 固定子鉄心、300 回転子。

Claims (13)

  1. 一方向に回転し、永久磁石を有する回転子と、
    ヨーク部と、前記ヨーク部の内周側から前記回転子側に向かって突出する磁極ティース部とを有する固定子鉄心と、
    前記磁極ティース部の先端部に周方向両側に突出して形成されるつば部とを備え、
    前記つば部の前記回転子の回転方向側を回転方向側つば部、前記つば部の前記回転子の反回転方向側を反回転方向側つば部とするとき、
    前記反回転方向側つば部は、軸方向の一部に前記回転方向側つば部よりも非磁性体部を多く含み、
    前記反回転方向側つば部に前記非磁性体部が形成された第1の固定子鉄心片と、前記反回転方向側つば部に前記非磁性体部を持たない第2の固定子鉄心片とを積層して前記固定子鉄心を形成し、
    前記第1の固定子鉄心片の回転方向側つば部の形状と、前記第2の固定子鉄心片の回転方向側つば部との形状は同一形状であり、
    前記第2の固定子鉄心片の反回転方向側つば部と回転方向側つば部とが前記磁極ティース部の中心線に対して対称形であり、
    前記第2の固定子鉄心片の反回転方向側つば部の周方向の長さと回転方向側つば部の周方向の長さとが同じであり、
    前記第1の固定子鉄心片は、反回転方向側つば部の周方向の長さが、前記回転方向側つば部の周方向の長さよりも短い形状であることを特徴とする電動機。
  2. 前記第1の固定子鉄心片と、前記第2の固定子鉄心片とを交互に積層して前記固定子鉄心を形成することを特徴とする請求項記載の電動機。
  3. 前記第1の固定子鉄心片と、前記第2の固定子鉄心片とを、所定の複数枚数単位で交互に積層することを特徴とする請求項1又は2記載の電動機。
  4. 前記第1の固定子鉄心片を連続して所定の枚数積層し、残りは前記第2の固定子鉄心片を連続して所定の枚数積層することを特徴とする請求項記載の電動機。
  5. 前記第1の固定子鉄心片又は前記第2の固定子鉄心片のいずれか一方を連続して所定の枚数積層し、次に前記第1の固定子鉄心片又は前記第2の固定子鉄心片のいずれか他方を連続して所定の枚数積層し、さらに前記第1の固定子鉄心片又は前記第2の固定子鉄心片のいずれか一方を連続して所定の枚数積層することを特徴とする請求項記載の電動機。
  6. 前記固定子鉄心の軸方向両端面に、前記第2の固定子鉄心片を配置することを特徴とする請求項又は請求項又は請求項記載の電動機。
  7. 前記磁極ティース部の数と前記永久磁石の極数との比が、12:10であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電動機。
  8. 一方向に回転し、永久磁石を有する回転子と、
    ヨーク部と、前記ヨーク部の内周側から前記回転子側に向かって突出する磁極ティース部とを有する固定子鉄心と、
    前記磁極ティース部の先端部に周方向両側に突出して形成されるつば部と、
    前記磁極ティース部に装着される絶縁部材と、
    前記絶縁部材に施される巻線とを備え、
    前記つば部の前記回転子の回転方向側を回転方向側つば部、前記つば部の前記回転子の反回転方向側を反回転方向側つば部とするとき、
    前記反回転方向側つば部は、軸方向の一部に前記回転方向側つば部よりも非磁性体部を多く含み、
    前記反回転方向側つば部に前記非磁性体部が形成された第1の固定子鉄心片と、前記反回転方向側つば部に前記非磁性体部を持たない第2の固定子鉄心片とを積層して前記固定子鉄心を形成し、
    前記第1の固定子鉄心片の前記反回転方向側つば部の外周縁部を、前記回転方向側つば部の外周縁部よりも前記ヨーク部へ延ばし、
    前記絶縁部材の前記反回転方向側つば部に対応する部分の径方向厚さを、前記回転方向側つば部に対応する部分の径方向厚さよりも薄くなるような非対称な形状とし、前記巻線を施す前記磁極ティース部に対称性を持たせることを特徴とする電動機。
  9. 前記固定子鉄心は、前記磁極ティース部単位で構成される複数の分割固定子鉄心で形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電動機。
  10. 前記永久磁石は、希土類磁石で構成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電動機。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の電動機を搭載したことを特徴とする圧縮機。
  12. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の電動機を搭載したことを特徴とする送風機。
  13. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の電動機を搭載したことを特徴とする換気扇。
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