JP2019170091A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】集中巻コイルを有するステータを備える回転電機において、ロータの機械的強度を維持しながら永久磁石の渦電流損の低減を図る。【解決手段】回転電機は、集中巻コイルを有するステータと、軸方向に積層された複数の電磁鋼板(40)を有するロータコアに永久磁石(35)が埋め込まれたロータとを備える。少なくとも1つの電磁鋼板(40)において、周方向(C)に隣り合う一対の磁極の間を通る磁束の通過径路を構成する磁極間磁路形成部(49)の少なくとも一部の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い。【選択図】図3
Description
本発明は、回転電機に関する。
回転電機の一例として、特開2012−75278号公報(特許文献1)には、各磁極がV字状に配置された2つの永久磁石で構成された埋込磁石同期モータ(IPMSM)が開示されている。このような埋込磁石同期モータのトルクは、マグネットトルクとリラクタンストルクとを足し合わせたものとなる。リラクタンストルクを大きくするためには、一般には、周方向に隣り合う一対の磁極の間を通りV字状配置の永久磁石の磁極面に沿って流れる磁束(以下、「q軸磁束」と言う。)が多くなるようにすることが望ましい。しかし、ステータが集中巻コイルを有する場合のようにステータコアのティース間隔が広い場合には、q軸磁束の磁束変化が大きくなりやすく、永久磁石の渦電流損が大きくなる傾向があった。
この点、特許文献1では、周方向に隣り合う一対の磁極のうちの一方の磁極を構成する永久磁石と他方の磁極を構成する永久磁石との間に位置する部位(磁極間ブリッジ81)の径方向内側に隣接して、空隙(磁極間空隙部7)を設けている。このような空隙を設けることで、磁気抵抗を高めてq軸磁束を流れにくくして、渦電流損の低減を図っている。
しかしながら、そのような空隙を設けることで、ロータの機械的強度の低下が避けられない。このため、遠心力に対する支持剛性を高めにくく、ロータの最高回転速度を高くしようとした場合に、剛性が不足する可能性があった。
集中巻コイルを有するステータを備える回転電機において、ロータの機械的強度を維持しながら永久磁石の渦電流損の低減を図ることが求められている。
本開示に係る回転電機は、
ステータと、前記ステータに対向配置されるロータと、を備える回転電機であって、
前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに集中巻によって巻装された集中巻コイルと、を有し、
前記ロータは、軸方向に積層された複数の電磁鋼板を有するロータコアと、前記ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を有し、
少なくとも1つの前記電磁鋼板において、前記ロータにおける周方向に隣り合う一対の磁極の間を通る磁束の通過径路を構成する磁極間磁路形成部の少なくとも一部の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い。
ステータと、前記ステータに対向配置されるロータと、を備える回転電機であって、
前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに集中巻によって巻装された集中巻コイルと、を有し、
前記ロータは、軸方向に積層された複数の電磁鋼板を有するロータコアと、前記ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を有し、
少なくとも1つの前記電磁鋼板において、前記ロータにおける周方向に隣り合う一対の磁極の間を通る磁束の通過径路を構成する磁極間磁路形成部の少なくとも一部の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い。
この構成によれば、磁極間磁路形成部の少なくとも一部の板厚を他の部位の板厚よりも薄くすることで、当該部位の磁路断面積を小さくして磁気抵抗を大きくすることができる。よって、周方向に隣り合う一対の磁極の間を通る磁束を流れにくくして、永久磁石の渦電流損の低減を図ることができる。ロータを構成する少なくとも1つの電磁鋼板を部分的に薄くするだけなので、ロータに軸方向に貫通する空隙を設ける場合に比べて、ロータの強度低下を限定的とすることができる。従って、集中巻コイルを有するステータを備える回転電機において、ロータの機械的強度を維持しながら永久磁石の渦電流損の低減を図ることができる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
回転電機の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の回転電機1は、例えばハイブリッド車両や電気自動車等において車輪の駆動力源として用いられる。図1に示すように、回転電機1は、ステータ2とロータ3とを備えている。ステータ2は、ケース等の非回転部材(図示せず)に固定されている。ロータ3は、ステータ2に対向配置されており、本実施形態ではステータ2の径方向内側に回転可能に支持されている。すなわち、本実施形態の回転電機1は、インナーロータ型の回転電機として構成されている。
ステータ2は、ステータコア20と集中巻コイル25とを有している。ステータコア20は、円環状のヨーク21と、このヨーク21からロータ側(本例では径方向内側)に突出する複数のティース22とを有する。複数のティース22は、周方向Cに均等に配置されている。周方向Cに隣り合う2つのティース22どうしの間に、スロット23が形成されている。こうして、ステータコア20には、複数のティース22と同数のスロット23が設けられている。本実施形態のステータコア20では、隣り合うティース22どうしの周方向間隔が広く、各スロット23の周方向幅が広い。
集中巻コイル25は、ステータコア20に集中巻によって巻装されている。集中巻とは、毎極毎相のスロット数が「1」となる巻き方を言う。本実施形態では、複数のティース22のそれぞれに、集中巻コイル25が1つずつ巻回されている。分布巻コイルを用いるのではなく、集中巻コイル25を用いることで、コイルを構成する導体線の全長を短く抑えることができ、銅損を小さく抑えることができる。また、ステータコア20から軸方向Lの両側に突出するコイルエンド部を小さく抑えることができ、ステータ2及び回転電機1の小型化を図ることができる。
ロータ3は、ロータコア30と永久磁石35とを有している。また、ロータコア30は磁石挿入孔31を有しており、この磁石挿入孔31に永久磁石35が挿入されている。永久磁石35は、ロータコア30を軸方向Lに貫通する状態で、ロータコア30に埋め込まれている。すなわち、本実施形態のロータ3は、永久磁石埋込型のロータとして構成されている。
本実施形態の永久磁石35は、軸方向Lに直交する平面における断面形状(以下、単に「断面形状」と言う。)が長方形状をなしている。そして、周方向Cに並べて配置されてステータ2側とは反対側(本例では径方向内側、以下、「反ステータ側」と言う。)に向かって凸となるV字状をなす一対の永久磁石35の各組により、各磁極Pが構成されている。V字状配置の一対の永久磁石35のステータ2側(径方向外側)の端部は、ステータコア20との対向面でもある、ロータコア30の外周面30aの近傍に配置されている。
各磁極Pを構成する一対の永久磁石35は、同じ極性(N極又はS極)の磁極面35aをステータ2側(径方向外側)に向けて配置されている。周方向Cに隣り合う2つの磁極Pは互いに逆の極性を有しており、一方の磁極Pに属する一対の永久磁石35と他方の磁極Pに属する一対の永久磁石35とは、異なる極性(N極/S極)の磁極面35aをステータ2側(径方向外側)に向けて配置されている。
なお、磁極面35aは、磁化方向(着磁方向)に直交する外面であり、永久磁石35の磁束が主に出入りする面である。本実施形態では、長方形状の断面形状を有する永久磁石35は、それぞれ短辺に平行な方向に磁化されている。従って、本実施形態では、永久磁石35の外周面(軸方向Lに直交する断面の外縁を形成する4つの面)のうち、上記長方形の長辺を形成する2面が、磁極面35aとなっている。
また、ロータコア30は、永久磁石35よりも反ステータ2側(径方向内側)に、貫通孔32を有している。この貫通孔32は、磁束の流れを規制したり、その内部に油を流す等してロータ3を冷却したりするために設けられている。
図2〜図4に示すように、ロータコア30は、軸方向Lに積層された複数の電磁鋼板40を有している。電磁鋼板40は、円環板状に形成されている。また、電磁鋼板40は、その大部分において、基準厚さT0の板厚を有している(図4を参照)。基準厚さT0は、例えば0.1mm〜0.5mmとすることができ、0.35mm程度が一般的である。
本実施形態では、同一形状の複数の電磁鋼板40が軸方向Lに積層されて、ロータコア30が構成されている。図2に示すように、電磁鋼板40は、磁石挿入孔41と貫通孔42とを有している。軸方向Lに積層された複数の電磁鋼板40の磁石挿入孔41が軸方向Lに連なって磁石挿入孔31が形成され、貫通孔42が軸方向Lに連なって貫通孔32が形成される。
本実施形態の磁石挿入孔41は、磁石収容部41Aと磁気バリア部41Bとを含む。磁石収容部41Aは、永久磁石35を収容して保持する部位である。磁気バリア部41Bは、ロータコア30(電磁鋼板40)を流れる磁束に対して磁気抵抗として機能する部位である。磁気バリア部41Bは、磁石収容部41Aの両端部において、当該磁石収容部41Aからその長手方向(概ね、ロータ3の周方向C)に連続するように設けられている。
電磁鋼板40は、外周側ブリッジ部44と磁石間ブリッジ部45とを各磁極Pに有するとともに、磁極間ブリッジ部46を周方向Cに隣り合う一対の磁極Pどうしの間に有している。外周側ブリッジ部44は、磁石挿入孔41(具体的には、ステータ2側(径方向外側)の磁気バリア部41B)と電磁鋼板40の外周面40aとの間に形成されている。外周側ブリッジ部44は、電磁鋼板40の外周面40aに沿って延在して、後述する磁極内磁路形成部48と磁極間磁路形成部49とを周方向Cに橋絡している。
磁石間ブリッジ部45は、各磁極Pを構成する一対の永久磁石35どうしの間に形成されている。磁石間ブリッジ部45は、同じ極性の永久磁石35が挿入された一対の磁石挿入孔41(具体的には、反ステータ2側(径方向内側)の磁気バリア部41B)どうしの間に形成されている。磁石間ブリッジ部45は、磁極内磁路形成部48と磁極間磁路形成部49とを径方向Rに橋絡している。
磁極間ブリッジ部46は、周方向Cに隣り合う一対の磁極Pのうちの一方の磁極P(例えばN極)を構成する永久磁石35と、他方の磁極P(例えばS極)を構成する永久磁石35との間に形成されている。磁極間ブリッジ部46は、異なる極性の永久磁石35が挿入された一対の磁石挿入孔41(具体的には、ステータ2側(径方向外側)の磁気バリア部41B)どうしの間に形成されている。また、磁極間ブリッジ部46は、電磁鋼板40の外周面40aを含むように形成されており、互いに異なる極性の磁極Pに属する2つの外周側ブリッジ部44どうしを、周方向Cに繋いでいる。本実施形態において、磁極間ブリッジ部46は、磁極間磁路形成部49の一部を構成している。本実施形態では、磁極間ブリッジ部46が「孔間ブリッジ部」に相当するとともに「ステータ対向部位」に相当する。また、電磁鋼板40の外周面40aが「ステータコアとの対向面」に相当する。
また、電磁鋼板40は、磁極内磁路形成部48と磁極間磁路形成部49とを各磁極Pに有している。磁極内磁路形成部48は、永久磁石35の磁極面35aとロータコア30の外周面30aとにより囲まれる部位である。この磁極内磁路形成部48は、主にd軸磁束の通過径路(通り道)を構成する部位となっている。d軸磁束とは、ロータ3の磁極の方向に設定された軸(d軸)に沿って流れる磁束(永久磁石35の磁化方向に沿って流れる磁束)である。磁極内磁路形成部48は、各磁極Pを構成する同じ極性の一対の永久磁石35と外周面40aとの間において、周方向Cに沿って延びるように形成されている。
磁極間磁路形成部49は、周方向Cに隣り合う一対の磁極Pの間を通る磁束の通過径路を構成する部位である。具体的には、磁極間磁路形成部49は、周方向Cに隣り合う一対の磁極Pに挟まれた部位と、各磁極Pに対して反ステータ側(径方向内側)において各磁極Pを構成する永久磁石35の磁極面35aに沿って周方向Cに延在する部位とを合わせた部位である。この磁極間磁路形成部49は、主にq軸磁束の通過径路(通り道)を構成する部位となっている。q軸磁束とは、d軸に対して電気角で90°進んだ方向に設定された軸(q軸)に沿って流れる磁束である。q軸磁束は、各磁極Pを構成する永久磁石35の磁極面35aに沿って、当該永久磁石35に対してステータ2側(ここでは径方向外側)及び反ステータ側(ここでは径方向内側)を通る。特に、周方向Cに隣り合う一対の磁極Pの間を通り、各磁極Pの永久磁石35に対して反ステータ2側(径方向内側)を磁極面35aに沿って流れるq軸磁束の割合が大きい。言い換えると、q軸磁束としては、磁極間磁路形成部49を流れるものが支配的である。なお、d軸及びq軸は、回転電機1の制御方法として公知の電流ベクトル制御において用いられる回転座標系の軸に相当する。
図2に示すように、磁極間磁路形成部49は、異極磁石間部位49Aと同極磁石並行部位49Bとを有している。異極磁石間部位49Aは、周方向Cに隣り合う異なる極性の一対の永久磁石35どうしの間に位置する部位である。異極磁石間部位49Aは、周方向Cに隣り合う一対の磁極Pのうちの一方の磁極P(例えばN極)を構成する永久磁石35と、他方の磁極P(例えばS極)を構成する永久磁石35との間に位置している。なお、異極磁石間部位49Aは、上述した磁極間ブリッジ部46と、磁極間ブリッジ部46よりも反ステータ2側(径方向内側)において異なる極性の一対の永久磁石35で周方向Cに挟まれた部位とを含む。本実施形態では、異極磁石間部位49Aが「隣接磁石間部位」に相当する。
同極磁石並行部位49Bは、各磁極Pを構成する同じ極性の一対の永久磁石35の反ステータ2側(径方向内側)を、周方向Cに延びるように形成されている。同極磁石並行部位49Bは、磁石間ブリッジ部45の反ステータ2側(径方向内側)であって、周方向Cに隣り合う一対の異極磁石間部位49Aどうしの間に位置している。
こうして、本実施形態では、磁極間ブリッジ部46と、異極磁石間部位49Aのうち磁極間ブリッジ部46を除く部位と、同極磁石並行部位49Bとを含んで、磁極間磁路形成部49が構成されている。
本実施形態の回転電機1に特徴的な構成によれば、ステータ2が集中巻コイル25を有することとの関係で、ロータコア30を構成する複数の電磁鋼板40において、磁極間磁路形成部49の少なくとも一部の板厚が、他の部位の板厚(=基準厚さT0)よりも薄くされている。なお、図3においては、基準厚さT0の電磁鋼板40に対して板厚を薄くする領域をハッチングで示している。磁極間磁路形成部49の少なくとも一部の板厚を他の部位の板厚よりも薄くすることで、当該部位の磁路断面積を小さくして磁気抵抗を大きくすることができる。よって、この部分を通るq軸磁束を流れにくくして、永久磁石の渦電流損の低減を図ることができる。電磁鋼板40を部分的に薄くするだけなので、空隙からなるフラックスバリアを別途形成する場合とは異なり、ロータ3の強度低下も限定的となる。従って、ロータ3の機械的強度を維持しながら渦電流損の低減を図ることができる。
電磁鋼板40において板厚が基準厚さT0よりも薄くされている部位は、本実施形態では、磁極間磁路形成部49の中でも、異極磁石間部位49Aの少なくとも一部とされている。異極磁石間部位49Aは、同極磁石並行部位49Bに比べて外周面40aに近い位置(よりステータコア20に近い位置)にある。このため、異極磁石間部位49Aの少なくとも一部の板厚を薄くすることで、同極磁石並行部位49Bを薄くする場合に比べて、渦電流損の低減効果を高めることができる。
電磁鋼板40において板厚が基準厚さT0よりも薄くされている部位は、本実施形態では、異極磁石間部位49Aの中でもさらに、磁極間ブリッジ部46とされている。磁極間磁路形成部49を流れるq軸磁束は、必ず、磁極間ブリッジ部46を通ることになることから、当該磁極間ブリッジ部46の板厚を薄くすることで、効果的に渦電流損を低減することができる。また、上述したように本実施形態では、磁極間ブリッジ部46は電磁鋼板40の外周面40aを含むように形成されている。このため、磁極間ブリッジ部46の板厚を薄くすることで、各電磁鋼板40の磁極間磁路形成部49がq軸磁束を受ける面積を小さくすることができ、この点からも効果的に渦電流損を低減することができる。さらに本実施形態では、磁極間ブリッジ部46の板厚が、当該磁極間ブリッジ部46の周方向幅の全域に亘って薄くされているので、渦電流損をより一層効果的に低減することができる。
図4に示すように、磁極間ブリッジ部46は、電磁鋼板40の軸方向Lの一方の面に凹部51を形成することによって、凹部51の深さ分、他の部位の板厚よりも薄くされている。このように、基準厚さT0の電磁鋼板40に凹部51が形成され、当該凹部51の形成位置に、基準厚さT0よりも薄い加工後厚さT1の薄板部56が現出する。この薄板部56によって、他の部位よりも板厚が薄い磁極間ブリッジ部46が構成される。なお、加工後厚さT1は、基準厚さT0の例えば40%〜95%程度の厚さであって良い。
さらに本実施形態では、薄板部56(磁極間ブリッジ部46)が、圧縮加工部58で構成されている。圧縮加工部58は、例えばプレス加工を施すことにより、電磁鋼板40を部分的に厚さ方向(軸方向L)に圧縮加工して形成される部位である。このような圧縮加工部58は、圧縮時に当該部分の密度が高まるとともに加工硬化も期待できることから、他の部位に比べて高硬度となる。このため、磁極間ブリッジ部46の板厚を薄くして渦電流損の低減を図りながら、ロータ3の機械的強度を高く維持することができる。よって、遠心応力に対して十分な耐性を付与することができ、高速回転にも対応可能な回転電機1を実現することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、磁極間ブリッジ部46の板厚が電磁鋼板40の外周面40aも含めて薄くされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば磁極間ブリッジ部46が、電磁鋼板40の外周面40aには至らない径方向Rの内部領域のみで薄くされても良い。
(1)上記の実施形態では、磁極間ブリッジ部46の板厚が電磁鋼板40の外周面40aも含めて薄くされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば磁極間ブリッジ部46が、電磁鋼板40の外周面40aには至らない径方向Rの内部領域のみで薄くされても良い。
(2)上記の実施形態では、磁極間ブリッジ部46の板厚がその周方向幅の全域に亘って薄くされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば磁極間ブリッジ部46が、その周方向Cの一部の領域のみで薄くされても良い。
(3)上記の実施形態では、磁極間磁路形成部49の一部を構成する、異極磁石間部位49Aのうちの磁極間ブリッジ部46の板厚が他の部位の板厚よりも薄くされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば異極磁石間部位49Aのうちの磁極間ブリッジ部46を除く部位(以下、「異極磁石間非ブリッジ部位」と言う。)の板厚が他の部位の板厚よりも薄くされても良い。
(4)上記の実施形態では、磁極間磁路形成部49を構成する異極磁石間部位49Aの一部(具体的には磁極間ブリッジ部46)の板厚が他の部位の板厚よりも薄くされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば磁極間磁路形成部49のうちの同極磁石並行部位49Bの一部の板厚が他の部位の板厚よりも薄くされても良い。
(5)上記の実施形態では、磁極間磁路形成部49のうち磁極間ブリッジ部46だけの板厚が他の部位の板厚よりも薄くされている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば磁極間磁路形成部49を構成する磁極間ブリッジ部46、異極磁石間非ブリッジ部位、及び同極磁石並行部位49Bのうち、複数箇所の板厚が他の部位の板厚よりも薄くされても良い。
(6)上記の実施形態では、複数の電磁鋼板40が同一形状に形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば軸方向Lの一部の領域(例えば、軸方向Lの中央領域)の電磁鋼板40だけにおいて、磁極間磁路形成部49の少なくとも一部の板厚が他の部位の板厚よりも薄くされても良い。
(7)上記の実施形態では、電磁鋼板40の軸方向Lの一方の面に凹部51を形成することにより、磁極間磁路形成部49の少なくとも一部の板厚を薄くする構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば電磁鋼板40の軸方向Lの両面に凹部51を形成することにより、磁極間磁路形成部49の少なくとも一部の板厚を薄くしても良い。
(8)上記の実施形態では、磁極間磁路形成部49の少なくとも一部における板厚が薄い部位(薄板部56)が圧縮加工部58で構成されている例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば電磁鋼板40に切削加工又はエッチング処理等の化学的処理を施して凹部51を形成することにより、薄板部56が形成されても良い。
(9)上記の実施形態では、長方形状の断面形状を有する永久磁石35が1磁極当たり2つ一組でV字状に配置される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、永久磁石35の断面形状及び配置は任意であって良い。永久磁石35の断面形状は、例えばU字状、V字状、蒲鉾状、及び楕円状等であっても良い。また、1磁極当たり1つ又は2つ以上の永久磁石35の配置は、例えば直線状、U字状、及び台形状等であっても良い。
(10)上記の実施形態では、インナーロータ型の回転電機1の構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えばロータがステータに対して径方向外側に配置されたアウターロータ型の回転電機にも、本技術を適用することができる。
(11)上記の実施形態では、本技術を車両用の駆動力源として用いられる回転電機1に適用した例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えばエレベータの駆動用やコンプレッサの駆動用等、あらゆる用途で用いられる回転電機に対しても、同様に、本技術を適用することができる。
(12)上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
〔実施形態の概要〕
以上をまとめると、本開示に係る回転電機は、好適には、以下の各構成を備える。
以上をまとめると、本開示に係る回転電機は、好適には、以下の各構成を備える。
ステータ(2)と、前記ステータ(2)に対向配置されるロータ(3)と、を備える回転電機(1)であって、
前記ステータ(2)は、ステータコア(20)と、前記ステータコア(20)に集中巻によって巻装された集中巻コイル(25)と、を有し、
前記ロータ(3)は、軸方向(L)に積層された複数の電磁鋼板(40)を有するロータコア(30)と、前記ロータコア(30)に埋め込まれた永久磁石(35)と、を有し、
少なくとも1つの前記電磁鋼板(40)において、前記ロータ(3)における周方向(C)に隣り合う一対の磁極(P)の間を通る磁束の通過径路を構成する磁極間磁路形成部(49)の少なくとも一部の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い。
前記ステータ(2)は、ステータコア(20)と、前記ステータコア(20)に集中巻によって巻装された集中巻コイル(25)と、を有し、
前記ロータ(3)は、軸方向(L)に積層された複数の電磁鋼板(40)を有するロータコア(30)と、前記ロータコア(30)に埋め込まれた永久磁石(35)と、を有し、
少なくとも1つの前記電磁鋼板(40)において、前記ロータ(3)における周方向(C)に隣り合う一対の磁極(P)の間を通る磁束の通過径路を構成する磁極間磁路形成部(49)の少なくとも一部の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い。
この構成によれば、磁極間磁路形成部(49)の少なくとも一部の板厚を他の部位の板厚よりも薄くすることで、当該部位の磁路断面積を小さくして磁気抵抗を大きくすることができる。よって、周方向(C)に隣り合う一対の磁極(P)の間を通る磁束を流れにくくして、永久磁石の渦電流損の低減を図ることができる。ロータ(3)を構成する少なくとも1つの電磁鋼板(40)を部分的に薄くするだけなので、ロータ(3)に軸方向(L)に貫通する空隙を設ける場合に比べて、ロータ(3)の強度低下を限定的とすることができる。従って、集中巻コイル(25)を有するステータ(2)を備える回転電機(1)において、ロータ(3)の機械的強度を維持しながら永久磁石の渦電流損の低減を図ることができる。
一態様として、
前記磁極間磁路形成部(49)のうち、周方向(C)に隣り合う一対の磁極(P)のうちの一方の磁極(P)を構成する永久磁石(35)と他方の磁極(P)を構成する永久磁石(35)との間に位置する隣接磁石間部位(49A)の板厚が、他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
前記磁極間磁路形成部(49)のうち、周方向(C)に隣り合う一対の磁極(P)のうちの一方の磁極(P)を構成する永久磁石(35)と他方の磁極(P)を構成する永久磁石(35)との間に位置する隣接磁石間部位(49A)の板厚が、他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
隣接磁石間部位(49A)は、他の部位に比べてステータコア(20)に近い位置に設けられる。この点に鑑み、上記のように隣接磁石間部位(49A)の板厚を他の部位の板厚よりも薄くすることで、渦電流損の低減効果を高めることができる。
一態様として、
前記ロータコア(30)は、前記永久磁石(35)が挿入される磁石挿入孔(31)を有し、
前記隣接磁石間部位(49A)のうち、周方向(C)に隣り合う2つの前記磁石挿入孔(31)に挟まれた領域に位置する孔間ブリッジ部(46)の板厚が、他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
前記ロータコア(30)は、前記永久磁石(35)が挿入される磁石挿入孔(31)を有し、
前記隣接磁石間部位(49A)のうち、周方向(C)に隣り合う2つの前記磁石挿入孔(31)に挟まれた領域に位置する孔間ブリッジ部(46)の板厚が、他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
磁極間磁路形成部(49)を流れる磁束は、必ず、孔間ブリッジ部(46)を通ることになる。この点に鑑み、上記のように孔間ブリッジ部(46)の板厚を他の部位の板厚よりも薄くすることで、効果的に渦電流損を低減することができる。
一態様として、
前記孔間ブリッジ部(46)の板厚が、当該孔間ブリッジ部(46)の周方向(C)幅の全域に亘って他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
前記孔間ブリッジ部(46)の板厚が、当該孔間ブリッジ部(46)の周方向(C)幅の全域に亘って他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
この構成によれば、孔間ブリッジ部(46)の周方向(C)幅の全域で磁気抵抗を大きくすることができる。よって、渦電流損の低減効果をさらに高めることができる。
一態様として、
前記磁極間磁路形成部(49)のうち、前記ステータコア(20)との対向面(40a)を含むステータ対向部位(46)の板厚が、他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
前記磁極間磁路形成部(49)のうち、前記ステータコア(20)との対向面(40a)を含むステータ対向部位(46)の板厚が、他の部位の板厚よりも薄いことが好ましい。
この構成によれば、ステータ対向部位(46)の板厚を他の部位の板厚よりも薄くすることで、ロータコア(30)の磁極間磁路形成部(49)におけるステータコア(20)との対向面(40a)の面積を小さくすることができる。よって、各電磁鋼板(40)の磁極間磁路形成部(49)が、ステータコア(20)からの磁束を受ける面積を小さくすることができ、さらに効果的に渦電流損を低減することができる。
一態様として、
前記磁極間磁路形成部(49)における他の部位よりも板厚が薄い部位が、圧縮加工部(58)で構成されていることが好ましい。
前記磁極間磁路形成部(49)における他の部位よりも板厚が薄い部位が、圧縮加工部(58)で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、磁極間磁路形成部(49)における他の部位よりも板厚が薄い部位を切削加工部やエッチング処理部等で形成する場合に比べて、当該部位の硬度を高くすることができる。よって、渦電流損の低減を図りながらロータ(3)の機械的強度を高く維持することができる。従って、遠心力に対して十分な遠心応力を確保することができ、ロータ(3)の最高回転速度を高くすることが容易となる。
本開示に係る回転電機は、上述した各効果のうち、少なくとも1つを奏することができれば良い。
1 回転電機
2 ステータ
3 ロータ
20 ステータコア
25 集中巻コイル
30 ロータコア
30a 外周面
31 磁石挿入孔
35 永久磁石
40 電磁鋼板
40a 外周面(ステータコアとの対向面)
41 磁石挿入孔
46 磁極間ブリッジ部(孔間ブリッジ部、ステータ対向部位)
49 磁極間磁路形成部
49A 異極磁石間部位(隣接磁石間部位)
58 圧縮加工部
P 磁極
L 軸方向
C 周方向
R 径方向
2 ステータ
3 ロータ
20 ステータコア
25 集中巻コイル
30 ロータコア
30a 外周面
31 磁石挿入孔
35 永久磁石
40 電磁鋼板
40a 外周面(ステータコアとの対向面)
41 磁石挿入孔
46 磁極間ブリッジ部(孔間ブリッジ部、ステータ対向部位)
49 磁極間磁路形成部
49A 異極磁石間部位(隣接磁石間部位)
58 圧縮加工部
P 磁極
L 軸方向
C 周方向
R 径方向
Claims (6)
- ステータと、前記ステータに対向配置されるロータと、を備える回転電機であって、
前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに集中巻によって巻装された集中巻コイルと、を有し、
前記ロータは、軸方向に積層された複数の電磁鋼板を有するロータコアと、前記ロータコアに埋め込まれた永久磁石と、を有し、
少なくとも1つの前記電磁鋼板において、前記ロータにおける周方向に隣り合う一対の磁極の間を通る磁束の通過径路を構成する磁極間磁路形成部の少なくとも一部の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い回転電機。 - 前記磁極間磁路形成部のうち、周方向に隣り合う一対の磁極のうちの一方の磁極を構成する永久磁石と他方の磁極を構成する永久磁石との間に位置する隣接磁石間部位の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い請求項1に記載の回転電機。
- 前記ロータコアは、前記永久磁石が挿入される磁石挿入孔を有し、
前記隣接磁石間部位のうち、周方向に隣り合う2つの前記磁石挿入孔に挟まれた領域に位置する孔間ブリッジ部の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い請求項2に記載の回転電機。 - 前記孔間ブリッジ部の板厚が、当該孔間ブリッジ部の周方向幅の全域に亘って他の部位の板厚よりも薄い請求項3に記載の回転電機。
- 前記磁極間磁路形成部のうち、前記ステータコアとの対向面を含むステータ対向部位の板厚が、他の部位の板厚よりも薄い請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機。
- 前記磁極間磁路形成部における他の部位よりも板厚が薄い部位が、圧縮加工部で構成されている請求項1から5のいずれか一項に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018056766A JP2019170091A (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018056766A JP2019170091A (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019170091A true JP2019170091A (ja) | 2019-10-03 |
Family
ID=68107634
Family Applications (1)
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JP2018056766A Pending JP2019170091A (ja) | 2018-03-23 | 2018-03-23 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019170091A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113364179A (zh) * | 2021-06-21 | 2021-09-07 | 上海盘毂动力科技股份有限公司 | 一种降低涡流损耗的转子 |
CN114749700A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-07-15 | 盐城工学院 | 一种针对非导磁材料枪钻加工直线度误差磁力辅助控制方法 |
-
2018
- 2018-03-23 JP JP2018056766A patent/JP2019170091A/ja active Pending
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CN114749700A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-07-15 | 盐城工学院 | 一种针对非导磁材料枪钻加工直线度误差磁力辅助控制方法 |
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