JP5697627B2 - 電動機及び換気扇 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機及び該電動機により送風ファンが駆動される換気扇に関する。
従来、前端板中央に前軸受保持部が形成され筒状胴部の後端外周部にフレームフランジが形成された金属製のフレームと、コイルが巻装され前記フレームの筒状胴部内に嵌合されたステータと、前記ステータの後側に立設され前記コイルの端末が絡められたピンと、中央に後軸受保持部が形成され外周部に外筒部及び貫通孔が形成され前記ステータの後から前記外筒部が前記フレームの筒状胴部に圧入され前記貫通孔に前記ピンが挿通された樹脂製のブラケットと、前記ピンが挿通された貫通孔を塞ぐ防湿シールと、前軸受が前記フレームの前軸受保持部に保持され後軸受が前記ブラケットの後軸受保持部に保持され前記ステータ内に配置されるロータと、電源回路及び駆動回路を構成する電子部品を実装し前記ブラケットの後側に配置され前記ピンに導電接続される回路基板と、前端外周部に前記フレームフランジと締結されるカバーフランジが形成され前記ブラケットの外筒部に筒状胴部が外嵌されて前記フレームに締結され前記電子部品と接触して該電子部品の熱を放熱する金属製のカバーと、を備えるDCブラシレスモータが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−66980号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、樹脂製のブラケットの後軸受保持部でロータの後軸受を保持している。そのため、例えば、空気清浄レンジフードや有圧換気扇等の、モータに金属製の重い送風ファンが取付けられる製品では、樹脂製のブラケットが、輸送時の振動や落下時の衝撃に耐えられない、とういう問題があった。また、空気清浄レンジフードや有圧換気扇等の、高温環境で使用される製品では、樹脂製のブラケットの耐熱性に問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、重量の重い送風ファンを取付けることができ、耐熱性に優れた駆動回路内蔵型の電動機及び該電動機を備える換気扇を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、前端板中央に前軸受保持部が形成され筒状胴部の後端外周部にフレームフランジが形成された金属製のフレームと、インシュレータを介してコイルが巻装され前記フレームの筒状胴部内に嵌合されたステータと、基部が前記インシュレータの外フランジの後側に立設され前記コイルの端末が絡められたピンと、中央に後軸受保持部が形成され外縁部に孔が形成され前記ステータの後側でブラケットフランジが前記フレームフランジに固定され前記孔に前記ピンの先部が挿通された金属製のブラケットと、前軸受が前記フレームの前軸受保持部に保持され後軸受が前記ブラケットの後軸受保持部に保持され前記ステータ内に配置されるロータと、電源回路及び駆動回路を構成する電子部品を実装し前記ブラケットの後側に配置され前記ピンの先部にハンダにより導電接続される回路基板と、前記ブラケットの前側に配置され前記コイルとブラケットの間を絶縁するコイル絶縁環と、前記ブラケットの後側に配置され前記回路基板とブラケットの間を絶縁する基板絶縁板と、前端外周部に、前記フレームフランジ及びブラケットフランジに固定されるカバーフランジが形成され前記ブラケットの外筒部に筒状胴部が外嵌され、前記回路基板を覆う金属製のカバーと、を備え、前記ブラケットは、前記回路基板に実装され前記ロータの位置を検出するホールICと対向する部位に、前記ロータの磁束を透過させる磁束透過孔を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、重量の重い送風ファンを取付けることができ、耐熱性に優れた駆動回路内蔵型の電動機が得られる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる電動機の実施の形態を示す部分断面図である。 図2は、図1のA部拡大図である。 図3は、実施の形態の電動機の回路ブロック図である。 図4は、ステータの後面図である。 図5は、ステータに巻線を行なっている状態を示す図である。 図6は、図5のD−D線に沿う矢視図である。 図7は、ブラケットの後面図である。 図8は、回路基板の後面図である。 図9は、実施の形態の電動機を搭載した有圧換気扇の断面図である。
以下に、本発明にかかる電動機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明にかかる電動機の実施の形態を示す部分断面図であり、図2は、図1のA部拡大図であり、図3は、実施の形態の電動機の回路ブロック図であり、図4は、ステータの後面図であり、図5は、ステータに巻線を行なっている状態を示す図であり、図6は、図5のD−D線に沿う矢視図であり、図7は、ブラケットの後面図であり、図8は、回路基板の後面図であり、図9は、実施の形態の電動機を搭載した有圧換気扇の断面図である。
図1及び図2に示すように、実施の形態の電動機90は、前端板1tの中央に前軸受保持部1aが形成され、筒状胴部1dの後端外周部にフレームフランジ1bが形成され、全体としてキャップ状に形成された金属製のフレーム1と、インシュレータ2dが装着されコイル2aが巻装された鉄心2bからなりフレーム1の筒状胴部1d内に嵌合(圧入)されたステータ2と、シャフト3aが嵌入され前軸受3b及び後軸受3cが装着され、前軸受3bをフレーム1の前軸受保持部1aに保持させてステータ2内に配置されるロータ3と、中央に後軸受3cを保持する後軸受保持部4aが形成された金属製円盤状のブラケット4と、を備えている。
ブラケット4の外周部に、ブラケットフランジ4fを設け、ブラケットフランジ4fをフレームフランジ1bと後述のカバーフランジ8bとで挟み込むようにし、ブラケット4の軸方向の位置決めをしている。
ステータ2の後側であってブラケット4の前側には、コイル2aとブラケット4との間を絶縁する環状のコイル絶縁環15を、ブラケット4の外筒部4bにコイル絶縁環15の外筒部15bを嵌合させて配置している。また、ブラケット4の後側には、ブラケット4と後述の回路基板5との間を絶縁する円板状の基板絶縁板16が配置されている。
ブラケット4の外縁部には、4ヶ所(図7参照)に孔4cが形成されている。孔4cには、ステータ2の鉄心2bに装着されたインシュレータ2dの外フランジ2dの後側に立設されたピン2cが挿通される。ピン2cは、ステータ2のコイル2aの端末と回路基板5とを導電接続する。ピン2cの形状の詳細については後述する。
基板絶縁板16は、ピン2cが挿通されステータ2側に突出しブラケット4の孔4cに嵌合する4つの突出孔16aを有している。また、コイル絶縁環15は、ピン2cが挿通され後述の回路基板5側に突出し基板絶縁板16の突出孔16aに嵌合する4つの突出孔15aを有している。
コイル絶縁環15の突出孔15aは、ステータ2側(モータ部11側)の内径が大きく、回路基板5側(回路部12側)の内径がピン2cとの間隙が小さくなるように、テーパ孔となっている。突出孔15aにピン2cを挿通した後、モータ部11側から回路部12側への空気の浸入を防ぐために、ピン2cとの間隙を塞ぐように速乾性の防湿シールが施されている。
ブラケット4の後側(回路部12側)に、回路基板5を配置し、ピン2cと回路基板5とをハンダ2eにより導電接続する。図1、図3及び図8に示すように、回路基板5には、ロータ3の位置を検出するホールIC7b、ロータ3を回転させる駆動回路7c、マイコン7d及び電源回路7e等の電子部品7が実装されている。
図1に示すように、回路基板5には、電子部品7から発生する熱を放熱するためのアルミ製の放熱フィン9が取付けられている。放熱フィン9には、クッション性を有する放熱シート9a及び電気絶縁性を有する絶縁シート9bが接着され、絶縁シート9bは、回路基板5を覆う金属製のカバー8の後端板8tに押圧され、カバー8の表面から放熱する。
ブラケット4の後軸受保持部4aの反対側に回路基板5を配置しているので、回路基板5に、シャフト3aが貫通する孔を設ける必要がなく、回路基板5上に電子部品7を実装する面積を広く取ることができる。回路基板5への電子部品7の配置が行いやすく、回路基板5の歩留まりが良くなる。また、基板設計の自由度が増し、安価な回路基板5を使用することができる。また、回路基板5の外径を小さくすることができ、電動機90を小形化することができる。
カバー8の筒状胴部8dを基板絶縁板16の外筒部16b及びブラケット4の外筒部4bに外嵌し、フレームフランジ1bに、ブラケットフランジ4fを介して、カバー8の前端外周部に形成されたカバーフランジ8bを重ね、ブラケットフランジ4f及びカバーフランジ8bに設けられたフランジ孔に、フレーム突起1eを挿入(圧入)し、フレーム突起1eを折り曲げることにより、フレーム1とブラケット4とカバー8とを固定する。
図7に示すように、ブラケットフランジ4f(フレームフランジ1b及びカバーフランジ8bも同じ)には、4つの締結孔10が設けられていて、締結孔10を用いて電動機90を換気扇等の製品にネジ止めする。
コイル絶縁環15及び基板絶縁板16は、PPS等の樹脂製であり絶縁性を有するので、コイル2a、ピン2c及び回路基板5とフレーム1及びカバー8との間の半径方向の沿面距離を確保することができる。また、コイル2aとコイル絶縁環15との間のスペース、及び、回路基板5と基板絶縁板16との間のスペースは不要であり(接触させてもよい)、電動機90の軸方向寸法を小さくすることができる。
ブラケット4は、ブラケットフランジ4fをフレームフランジ1bとカバーフランジ8bとで挟み込むようにして、軸方向に位置決めされているので、ブラケット4が軸心に対して傾くことはない。
ブラケットフランジ4fを、フレームフランジ1bとカバーフランジ8bの間に挟み込むことで、ブラケット4を簡単に固定することができ、軸方向の輸送振動や落下衝撃のストレスが回路基板5や回路基板5とピン2cの接合部に加わるのを防止し、回路基板5や回路基板5とピン2cの接合部の品質を良好な状態に維持することができる。
コイル絶縁環15の突出孔15aは、モータ部11側の内径が大きいテーパ孔となっていて、コイル2aの端末をピン2cに絡げるための空間が確保されているので、ブラケット4を設置するときに、断線などコイル2aを傷つける恐れはない。コイル絶縁環15の突出孔15aを、基板絶縁板16の突出孔16aに嵌合させることにより、ピン2cとブラケット4の沿面距離を確保することができる。
モータ部11と回路部12とを、ブラケット4、コイル絶縁環15及び基板絶縁板16で仕切るため、モータ部11と、回路部12とを気密に分離することができ、回路部12における湿気、結露等の悪影響を回避することができる。回路部12の耐湿性能が高いので、モールドやポッティング等の、作業時間や工程数がかかる防湿処理を行う必要がない。電子部品7にモールドやポッティングを行なっていないので、モールドやポッティングの線膨張と回路基板5の線膨張との差で発生する熱応力による回路部12の故障の懸念はない。
電子部品7が発生する熱を、放熱フィン9、放熱シート9a及び絶縁シート9bを介してカバー8の表面全体から放熱するので、電子部品7の温度上昇を抑えることができる。ブラケットフランジ4f及びカバーフランジ8bに設けられたフランジ孔に、フレーム突起1eを挿入(圧入)し、フレーム突起1eを折り曲げることにより、フレーム1とブラケット4とカバー8とを固定しているので、フレーム1とカバー8とが確実に導電接続され、電動機90のアースを、フレーム1とカバー8のどこにでも設けることができ、電動機90の組立作業性がよい。また、フレーム1とカバー8の固定用ネジが不要である。
また、電動機90の異常時(電子部品7の温度上昇等による故障)にも、電子部品7等を金属製のカバー8で覆っているため、安全に停止することができる。
図3に示すように、回路部12には、外部から商用交流電源7fが投入され、電源回路7eで直流電圧に変換され、各素子に、素子に応じた電圧が供給される。駆動回路7cは、ピン2cを通して、ステータ2に巻装されたコイル2aに、所定方向の電流が流れるよう交流電圧を発生させ、コイル2aに流れる電流によりロータ3が回転する。
マイコン7dは、ホールIC7bからの信号により電動機90の誘起電圧位相を推定し、誘起電圧位相と駆動回路7cが発生するモータ相電流位相が同位相になるように制御する。誘起電圧位相とモータ相電流位相を同位相とすることにより、電動機90の効率を最大にすることができる。
図2、図7及び図8に示すように、ブラケット4のホールIC7bと対向する部位には、磁束透過孔4dが設けられている。磁束透過孔4dは、ロータ3の外周に沿うように、扇形に形成されている。ロータ3から発生する磁束が磁束透過孔4dを透過し、回路基板5に実装されたホールIC7bにより、ロータ3の回転位置を検知することができるので、ブラケット4の材料を、例えば、鉄のような金属にすることができる。
磁束透過孔4dが設けられた金属製のブラケット4を採用することにより、ブラケット4の強度的、熱的な信頼性を得ることができ、例えば、空気清浄レンジフードや有圧換気扇等の、重量が1kg以上の金属製の送風ファンを駆動する製品や、高温環境で用いられる製品にも、駆動回路を内蔵した実施の形態の電動機90を採用することができる。
また、ロータ3及び送風ファンの重量を、金属製のブラケット4により支えるので、軸方向の輸送振動や落下衝撃のストレスが回路基板5や回路基板5とピン2cの接合部に加わることはなく、回路基板5や回路基板5とピン2cの接合部の品質を良好に保つことができる。
また、磁束透過孔4dを、ロータ3の外周に沿う扇形とすることにより、ホールIC7bに届く磁束の乱れが少なくなり、ロータ3の位置から推定される誘起電圧位相と駆動回路7cが発生するモータ相電流位相とを同位相とすることができるので、電動機90の効率を最大化することができる。
駆動回路7cは、モータ相電流が正弦波になるように正弦波駆動を行っている。正弦波駆動を行うことにより、電動機90の振動が低減し、ダクト換気扇などのファンモータとして用いる場合においても、製品に防振構造を設ける必要がなく、製品を低コストで製造することができる。
駆動回路7cから出力されるモータ相電流は、ロータ位置検出手段としてのホールIC7bの出力信号に基づいて制御されているので、ステータ2とホールIC7bの相対位置が想定されていた位置からずれると、誘起電圧位相とモータ相電流位相にずれが発生しモータ効率の悪化を招くだけでなく、駆動回路7cから出力されるモータ相電流の波形に歪が発生し、異常音発生の原因となる。
図1及び図2に示すように、ステータ2に装着されたインシュレータ2dの外フランジ2dには、コイル2aと回路基板5を電気的に接続するピン2cの基部2cが立設されているが、ピン2cは、先部2cがクランク状に折り曲げられた形状となっている。
図5及び図6に示すように、ステータ2に装着されたインシュレータ2dにコイル2aを巻装するときは、ステータ2を、鉄心接続部2gで外側に折り曲げた状態で行なっている。コイル2aの巻装時は、ピン2cの先部2cを、ステータ2の周方向(図5の矢印B方向)に向け、先部2cをインシュレータ2dの外フランジ2d上に位置させ、巻線作業性を損なわないようにしている。
図4に示すように、巻線作業後、ステータ2は、鉄心接続部2gで内側に折り曲げられ、環状に成形される。巻線作業後、ピン2cの先部2cを、基部2c回りに90°回転させ、回転中心方向(図4の矢印C方向)に向け、ピン2cと回路基板5とのハンダ付け接続位置(先部2cの位置)を、インシュレータ2dの外フランジ2dの基部2c立設位置より中央寄りに位置させる。
図2に示すように、ピン2cの先部2cと回路基板5との接続位置を中央寄り(径方向中心側)に位置させ、基板絶縁板16の外筒部16bとピン2cの先部2cとの距離を確保(図2の距離H1を大きくする)ことができるので、ハンダ付け時の作業性を改善することができる。また、コイル絶縁環15の突出孔15aを中央寄りに位置させることにより、基板絶縁板16の突出孔16aに突出孔15aを嵌合することができ、ピン2cとブラケット4の沿面距離を確保することができる。
また、ピン2cと回路基板5との接続位置に関わらず、ピン2cの基部2cが立設されるインシュレータ2dの外フランジ2dをフレーム1の筒状胴部1d寄りに位置させることができ(図2の距離H2を小さくすることができ)、コイル2aの巻幅を広くとることができ、電動機90を高効率化することができる。
図9に示すように、有圧換気扇(換気扇)100は、風を整流するダクト42を備えている。ダクト42には、固定脚43が取付けられている。固定脚43に溶接された固定プレート44に、実施の形態の電動機90が取付けられている。電動機90は、モータカバー45で覆われている。電動機90には、金属製の重量が1kg以上の送風ファン46が取付けられている。
電動機90が回転し、送風ファン46が駆動されると、図9に矢印で示す空気の流れが発生する。電動機90に内蔵される駆動回路7cは、モータ相電流が正弦波になるように、正弦波駆動を行なっている。電動機90は、回路部12とモータ部11がブラケット4(図1参照)で仕切られ、回路部12は、固定プレート44及びモータカバー45により覆われていて、回路部12は空気の流れから遮断された空間になっているので、有圧換気扇100は、高湿度空間や雨に曝される屋外で使用することができる。
有圧換気扇100には、金属製の送風ファン46が取付けられるが、重量が1kgを超えるような大形の送風ファン46を用いる機種においても、電動機90内への回路部12の内蔵が可能であり、有圧換気扇100に回路部12を設置するスペースや回路部12を覆う部材を別途設ける必要がなく、コストを削減することができる。
また、固定プレート44を小形化することができるので、有圧換気扇100を小形軽量化することができる。風の流れを妨げる固定プレート44を小形化することができるので、有圧換気扇100を高効率化することができ、同じボディサイズで大風量化が可能となる。また、内蔵された駆動回路7cは、正弦波駆動を行っているので、フローティングレスで低騒音化が可能となり、1kgを超えるような重量の送風ファン46を持つ機種での低騒音化が可能となる。
また、空気清浄レンジフード(換気扇)においても、実施の形態の電動機90を搭載することができる。電動機90は、金属製のブラケット4を採用しているので、高温環境で使用され、送風ファン重量が重い機種でも回路部12の内蔵が可能であり、空気清浄レンジフードに回路部12を設置するスペースが不要で、コスト削減及び軽量化が可能となる。また、フローティング構造を採用することができない重量の重い送風ファンでも、低騒音化が可能である。
以上のように、本発明にかかる電動機90は、有圧換気扇100や空気清浄レンジフード等に適している。
1 フレーム
1a 前軸受保持部
1b フレームフランジ
1d 筒状胴部
1e フレーム突起
1t 前端板
2 ステータ
2a コイル
2b 鉄心
2c ピン
2c 基部
2c 先部
2d インシュレータ
2d 外フランジ
2e ハンダ
2g 鉄心接続部
3 ロータ
3a シャフト
3b 前軸受
3c 後軸受
4 ブラケット
4a 後軸受保持部
4b 外筒部
4c 孔
4d 磁束透過孔
4f ブラケットフランジ
5 回路基板
7 電子部品
7b ホールIC
7c 駆動回路
7d マイコン
7e 電源回路
7f 商用交流電源
8 カバー
8b カバーフランジ
8d 筒状胴部
8t 後端板
9 放熱フィン
9a 放熱シート
9b 絶縁シート
10 締結孔
11 モータ部
12 回路部
15 コイル絶縁環
15a 突出孔
15b 外筒部
16 基板絶縁板
16a 突出孔
16b 外筒部
42 ダクト
43 固定脚
44 固定プレート
45 モータカバー
46 送風ファン
90 電動機
100 有圧換気扇(換気扇)

Claims (7)

  1. 状胴部の後端外周部にフレームフランジが形成された金属製のフレームと、
    インシュレータを介してコイルが巻装され前記フレームの筒状胴部内に嵌合されたステータと、
    記インシュレータの外フランジの後側に立設された基部を有し、前記コイルの端末が絡められたピンと、
    中央に後軸受保持部が形成され外縁部に孔が形成され前記ステータの後側で前記フレームフランジに固定されるブラケットフランジを有し、前記孔に前記ピンの先部が挿通された金属製のブラケットと、
    記ブラケットの後軸受保持部に保持される後軸受を有し、前記ステータ内に配置されるロータと、
    電源回路及び駆動回路を構成する電子部品を実装し前記ブラケットの後側に配置され前記ピンの先部に導電接続される回路基板と、
    前記回路基板に実装されて前記ロータの位置を検出するホールICと、
    前記ブラケットの前側に配置され前記コイルと前記ブラケットの間を絶縁するコイル絶縁環と、
    前記ブラケットの後側に配置され前記回路基板と前記ブラケットの間を絶縁する基板絶縁板と、
    を備え、
    前記コイル絶縁環は、前記ピンが挿通され前記回路基板側に突出する突出孔を有し、前記基板絶縁板は、前記ピンが挿通され前記ステータ側に吐出する突出孔を有し、前記コイル絶縁環の突出孔と前記基板絶縁板の突出孔とが嵌合していることを特徴とする電動機。
  2. 前記ピンは、先部が折り曲げられて前記基部よりも中央寄りに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 筒状胴部の後端外周部にフレームフランジが形成された金属製のフレームと、
    インシュレータを介してコイルが巻装され前記フレームの筒状胴部内に嵌合されたステータと、
    前記インシュレータの外フランジの後側に立設された基部を有し、前記コイルの端末が絡められたピンと、
    中央に後軸受保持部が形成され外縁部に孔が形成され、前記ステータの後側で前記フレームフランジに固定されるブラケットフランジを有し、前記孔に前記ピンの先部が挿通された金属製のブラケットと、
    前記ブラケットの後軸受保持部に保持される後軸受を有し、前記ステータ内に配置されるロータと、
    電源回路及び駆動回路を構成する電子部品を実装し前記ブラケットの後側に配置され前記ピンの先部に導電接続される回路基板と、
    前記回路基板に実装されて前記ロータの位置を検出するホールICと、
    前記ブラケットの前側に配置され前記コイルと前記ブラケットとの間を絶縁するコイル絶縁環と、
    前記ブラケットの後側に配置され前記回路基板と前記ブラケットとの間を絶縁する基板絶縁板と、
    を備え、
    前記ピンは、先部が折り曲げられて前記基部よりも中央寄りに配置されていることを特徴とする電動機。
  4. 前記ブラケットには、前記ホールICと対向する部位に、前記ロータの磁束を透過させる磁束透過孔が形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の電動機。
  5. 前記回路基板に実装された駆動回路は、正弦波駆動を行なっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の電動機。
  6. 前記ブラケットの磁束透過孔は、前記ロータの外周部に沿う扇形であることを特徴とする請求項に記載の電動機。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の電動機と、
    前記電動機によって駆動される重量が1kg以上の送風ファンと、を備えることを特徴とする換気扇。
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