JP2005304166A - 回転電機のステータコア - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機のトルク定数を変動させることなく、電磁騒音の発生を抑制することができる回転電機のステータコアを提供する。
【解決手段】コア本体12の内周面12aから径方向へ向かって突出するティース13の先端部から、コア本体12の周方向一方側に向けて突起部17が突出形成されると共に、その突起部17の突出方向とは反対側となる周方向他方側へ向けて突部19が形成されている。前記突起部17においてティース13の先端部端面13aからコア本体12の周方向一方側へ連続して延びる連続面17aは、当該突起部17の先端側ほどロータコア18の外周面18aとの間のエアギャップGの間隔が大きくなるように基端側から先端側へ斜状に切り上げ形成されている。従って、ロータコア18側から流入する磁束が突起部17に集中することがなくなり、その突起部17の飽和磁束密度を超えることが防止される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転電機において固定子を形成するステータコアに関する。
一般に、電動機(モータ)や発電機等の回転電機では、積層鋼板からなる例えば円筒状のステータコアの内周面に形成された各ティース間のスロット内に、絶縁被覆された導線からなる巻線が装着されることで固定子が形成される。従来、こうしたステータコアにおいてティースの先端部からは、各ティース間のスロット内に装着した巻線をスロット内に収容保持すべく左右一対の突起部がステータコアの周方向両側へ各々突出するように形成されていた。
しかし、ティースの先端部から左右対称に一対の突起部を形成した場合には、ステータコアの内周側でロータコアが回転することにより両コアの周面間のエアギャップに周方向に沿う磁束分布が生じたときに、その磁束分布が不均一になる。即ち、ティースの中心線から見てロータコアの回転方向側の方が反回転方向側よりも大きな磁束分布となる。そのため、エアギャップに発生する電磁力がティースの先端部の各突起部へ不均一に作用する結果、ステータコアが振動して電磁騒音を発生させるという問題が指摘されていた。そこで、近時、この問題に着目したステータコアが提案されている(特許文献1参照)。
即ち、特許文献1に記載の発明では、図5に示すように、回転電機(モータ)におけるステータコア51の内周面に形成されたティース52の先端部から同図において二点鎖線で示すロータコア53の回転方向側(矢印R方向側)となる周方向一方側へのみ突起部54を突出形成するようにしている。そして、このようにティース52の先端部から周方向一方側へのみ突起部54を突出形成したことにより、特許文献1の発明においては、エアギャップGの周方向に沿って発生する前記磁束分布が平滑になる結果、そのエアギャップGに発生する電磁力に基づくステータコア51の振動を低減し、電磁騒音の発生を抑制できるとしている。なお、図5では各ティース52間のスロット55内に装着される巻線の図示を省略している。
特開平8−23646号公報(請求項1,段落番号[0011]、図2)
ところが、特許文献1に記載の発明においては次のような問題が依然として存在した。即ち、前記突起部54においてティース52の先端部端面からステータコア51の周方向へ連続して延びる内周側端面(連続面)が、前記ティース52の先端部端面と同一円弧面を形成するように構成されていた。換言すると、前記ステータコア51では、ロータコア53の外周面との間に形成されるエアギャップGの間隔が各ティース52の先端部端面の部分でも前記突起部54の内周側端面の部分でも同一間隔になっていた。そのため、前記ロータコア53の回転に伴いロータコア53側からステータコア51側へ流れる磁束が、各々の部分でエアギャップGの間隔が同じであることから、ティース52の先端部端面及び突起部54の内周側端面の各々へ同様に流入し、質量の小さい突起部54においては磁束密度が大きくなって飽和磁束密度を超えてしまうことがあった。その結果、ティース52の先端部のうち特に突起部54の部分に鉄損が起こり、磁束の流れが悪化して回転電機のトルク定数を変動させてしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転電機のトルク定数を変動させることなく、電磁騒音の発生を抑制することができる回転電機のステータコアを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、所定軸線を中心に回転するロータコアの周面と対向するコア本体の周面から複数のティースを周方向へ所定間隔をおいて突出形成し、各ティース間にスロットを形成すると共に、各ティースの先端部からは前記コア本体の周面の周方向一方側へ向けて突起部を突出形成し、当該突起部において前記ティースの先端部端面から前記周方向一方側へ連続して延びる連続面を当該突起部の先端側ほど前記ロータコアの周面との間に形成されるエアギャップの間隔が大きくなるように基端側から先端側へ切り上げ形成したことを要旨とした。従って、請求項1に記載の発明では、ロータコア側からステータコア側へ磁束が流入する場合、その磁束は突起部の連続面よりもエアギャップの間隔が小さいティースの先端部端面から先ず流入するようになる。そのため、質量的に小さな突起部の磁束密度が飽和磁束密度を超えて鉄損を生じるという虞が良好に回避される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転電機のステータコアにおいて、前記各ティースの先端部からは前記突起部の突出方向とは反対側となる前記コア本体の周面の周方向他方側へ向けて前記突起部よりも小さな突出量の突部が形成されていることを要旨とした。従って、請求項2に記載の発明では、ティースの先端部へ磁束が流入する場合において、当該ティースの先端部から周方向一方側へ突出する突起部だけが設けられている場合よりも、ティースの先端部における磁束分布がバランス良くなる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の回転電機のステータコアにおいて、前記突部は、当該突部において前記ティースの先端部端面から前記コア本体の周面の周方向他方側へ連続して延びる連続面が前記ティースの先端部端面と同一円弧面を形成するように構成されていることを要旨とした。従って、請求項3に記載の発明では、ティースの先端部端面と共に突部の連続面が同一の流入条件でティースに対する磁束の流入面として機能する。
本発明によれば、回転電機のトルク定数を変動させることなく、電磁騒音の発生を抑制することができる。
以下、本発明を回転電機の一種である電動機(モータ)におけるステータコアに具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1は本実施形態における回転電機としての電動機(モータ)10の要部を示したものであり、同図に示すように、回転電機用コアとしてのステータコア(固定子用コア)11は積層鋼板からなる円筒状のコア本体12を有している。コア本体12の内周面12aには径方向内側に向かって突出する複数のティース13が周方向へ等ピッチ間隔で形成されている。各ティース13間にはコア本体12の軸(図1に示す軸線P)方向に沿って延びるようにスロット14が形成されている。各スロット14は、当該スロット14を周方向両側から挟むように隣り合って位置する両ティース13の先端部間が開口部15とされ、その開口部15を通して各スロット14内に絶縁被覆導線からなる断面扁平状の平角巻線16が挿入されている。そして、平角巻線16が各スロット14内に装着されることにより、前記ステータコア11は電動機(モータ)10の固定子として機能するようになっている。
図2は図1に点線で丸く囲み表示したA部分から平角巻線16の図示を省略したものであるが、同図に示すように、各ティース13の先端部からはコア本体12の内周面12aの周方向一方側へ向けて突起部17が突出形成されている。本実施形態の場合、各突起部17は図1及び図2に二点鎖線で示すロータコア(回転子用コア)18の軸線Pを回転中心とした回転方向Rの反対側へ向けて突出形成されている。また、前記各ティース13の先端部からは、前記突起部17の突出方向とは反対側となるコア本体12の内周面12aの周方向他方側へ向けて突部19が形成されている。前記突起部17の前記周方向一方側への突出量D1に対し前記突部19の前記周方向他方側への突出量D2は小さくなるように設定されている。そして、前記突起部17及び突部19は当該突起部17及び突部19の各々において前記ティース13の先端部端面13aから周方向へ各々連続して延びる各内周側端面(連続面)17a,19aが前記ティース13の先端部端面13aと共にエアギャップGを介してロータコア18の外周面18aと対向するように構成されている。
図3に示すように、各突起部17は、その内周側端面17aが当該突起部17の先端側ほど前記ロータコア18の外周面18aとの間に形成されるエアギャップGの間隔が大きくなるように形成されている。即ち、各突起部17は、その内周側端面17aが当該突起部17の基端側から先端側へ斜状に切り上げ形成されており、コア本体12の軸方向から見た場合には先細となる形状に形成されている。そして、その内周側端面17aの切り上げ量Cに関しては、突起部17における基端側がコア本体12の径方向(軸線Pを中心とする放射方向)において有する幅寸法Wの1/3以下の切り上げ量Cとなるように設定されている。例えば、幅寸法Wが1.5mmとされる場合には、切り上げ量Cは0.5mm以下とされる。ここで、切り上げ量Cを幅寸法Wの1/3以下とする理由は、その切り上げ量Cが1/3を超えた場合には、ロータコア18の回転に伴って前記エアギャップGを介してロータコア18側からティース13に流入する磁束の量が減少してしまい、電動機10のトルクを大きく下げてしまうからである。
一方、前記突部19の突出量D2に関しては、前記突起部17における基端側の幅寸法Wの2/3以下の突出量D2となるように設定されている。即ち、その突部19が前記スロット14の開口部15を挟んで対向する突起部17の先端との位置関係において開口部15からの平角巻線16のスロット14内への挿入を妨げない程度(例えば1mm程度)に設定されている。そして、この突部19の内周側端面19aに関しては、前記突起部17の内周側端面17aの場合と異なり、先端側が切り上げられるようなこともなく、前記ティース13の先端部端面13aと同一円弧面を形成するように周方向へ連続するように形成されている。なお、本明細書に添付の各図面では前記エアギャップGの間隔(通常、0.3mm〜0.5mm程度)を図示説明の便宜上から実際よりも大きく図示している。
そこで次に、上記のように構成されたステータコア11における作用につき、主としてロータコア18側からエアギャップGを介してステータコア11側へ流入する磁束の流れに着目して説明する。
さて、ロータコア18が回転されると、ロータコア18の外周面18aと前記ティース13の先端部端面13a(及び突起部17の内周側端面17aと突部19の内周側端面19a)との間のエアギャップGを介してロータコア18側からステータコア11のティース13の先端部に磁束が流入する。その際、前記磁束は、エアギャップGを介在したロータコア18の外周面18aからの距離が次第に遠のくように斜状に切れ上がっている突起部17の内周側端面17aよりもエアギャップGの間隔が狭くて一様な間隔になっているティース13の先端部端面13a及び突部19の内周側端面19aから先ず流入する。
そして、前記エアギャップGにおける磁束密度が更に高まると、次には前記突起部17の内周側端面17aからも前記磁束が流入するようになる。すると、この突起部17では次第に磁束密度が飽和磁束密度に向けて高まるが、当該突起部17で磁束の流入面となる内周側端面17aは、同じく磁束の流入面となるティース13の先端部端面13a及び突部19の内周側端面19aよりも、エアギャップGを介在したロータコア18の外周面18aからの距離が大きい設定となっている。そのため、例えば図5に示した従来のステータコア51の場合とは異なり、その突起部17における磁束密度が飽和磁束密度を超えることもなくなり、当該突起部17に鉄損が生じることも回避される。その結果、前記鉄損の発生に起因して、前記ステータコア11により固定子が形成される電動機10のトルク定数が変動するという事態も回避される。
また、ティース13の先端部から前記突起部17のみがコア本体12の周方向へ突出形成されて前記突部19が突出形成されていない場合は、ティース13に対する磁束の流入面が当該ティース13の先端部端面13aと前記突起部17の内周側端面17aだけとなる。そのため、コア本体12の径方向に一致するティース13の幅方向中心線(図示略)から見た場合、当該ティース13の先端部における磁束分布が左右アンバランスとなる。しかし、本実施形態では、ティース13の先端部から前記突起部17の突出方向とは反対側となる周方向他方側へ向けて前記突部19が形成されているため、そのような左右アンバランスの磁束分布となることもない。
しかも、前記突部19において磁束の流入面となる内周側端面19aは、ロータコア18の外周面18aとの間に介在するエアギャップGの間隔がティース13の先端部端面13aと同じにされているため、当該突部19の内周側端面19aにはティース13の先端部端面13aと同一の流入条件で磁束が流入することになる。また、前記突部19については、その突出量D2も僅かな突出量であるため、当該突部19が対向する突起部17との間に形成する開口部15を通してスロット14内へ平角巻線16が装着される際に支障となることもない。さらに、前記突起部17の内周側端面17aに関しては、基端側から先端側へ斜状に切り上げ形成されているため、前記スロット14内へ平角巻線16を装着する際に、当該平角巻線16を開口部15側へガイドする機能も有する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ロータコア18の回転に伴いロータコア18側からステータコア11のティース13の先端部へ流入する磁束が突起部17に集中して流入することを回避でき、当該突起部17における磁束密度が飽和磁束密度を超えることを防止できる。そのため、ステータコア11により固定子が形成される電動機(モータ)10のトルク定数を変動させる要因ともなる突起部17での鉄損の発生を防止することができる。従って、前記電動機10のトルク定数を変動させることなく、電磁騒音の発生を抑制することができる。
(2)前記突起部17への磁束集中を回避するべく当該突起部17の内周側端面17aを切り上げ形成した場合でも、その切り上げ量Cは僅かな切り上げ量で済む。そのため、ステータコア11において前記突起部17の部分の剛性を極端に低下させることもなく、当該突起部17に対する良好な磁束流入状態を実現できる。また、前記切り上げ量Cを大きくした場合には、ロータコア18側からステータコア11側へ流入する磁束の量を減少させて電動機10のトルクを下げてしまう虞もあるが、前記切り上げ量Cを僅かなものとしたため、そのようなトルク低下の虞もない。
(3)ティース13の先端部からは突起部17の突出方向と反対側に突部19が形成されているため、ロータコア18側からエアギャップGを介してステータコア11側へ流入する磁束がティース13の先端部においてバランスの良い磁束分布となる。従って、アンバランスな磁束分布に起因する電磁騒音の発生を良好に防止できる。
(4)ステータコア11に平角巻線16を巻線装着する際には、突起部17と突部19との間に形成される開口部15を通して平角巻線16がスロット14内へ装着されることになるが、前記突部19の突出量D2は僅かな突出量であるため、前記平角巻線16の装着作業の支障になることもなく、巻線装着作業を効率よく行うことができる。
(5)ティース13の先端部端面13aと突部19の内周側端面19aにはロータコア18側から同一流入条件で磁束が流入するため、磁束分布の乱れが生じることを回避できる。
(6)スロット14内へ開口部15から平角巻線16を装着する際には、突起部17において斜状に切り上げ形成された内周側端面17aを倣いガイドとして利用することができるので、巻線装着作業をスムーズに行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
○ 上記実施形態において、突部19の内周側端面19aについても突起部17の内周側端面17aの場合に倣って、基端側から先端側へ斜状に切り上げ形成してもよい。このようにすれば、この突部19の斜状の内周側端面19aについても平角巻線16をスロット14内へ装着する際に倣いガイドとして利用できる。
○ 上記実施形態において、ティース13の先端部からは、周方向一方側へのみ突起部17を突出形成するようにし、周方向他方側へは突部19を形成しなくてもよい。
○ 上記実施形態において、突起部17の内周側端面17aは基端側から先端側へ斜状に切り上げ形成される場合に限らず、先端側ほどロータコア18の外周面18aとの間に形成されるエアギャップGの間隔が大きくなるならば、湾曲状に切り上げ形成されたものであってもよい。
○ 図4に示すように、ティース13の先端部から突起部17をロータコア18の回転方向(R矢印方向)側に向けて突出形成する一方、当該突起部17の突出方向とは反対側となる方向へ前記突部19を形成するようにしてもよい。
○ また、電動機(モータ)10がアウターロータ型の場合は、ロータコアの内周面と対向するコア本体の外周面から複数のティースを周方向へ所定間隔おいて突出形成し、それら各ティースの先端部から上記実施形態の場合と同様に周方向一方側へ突起部を形成するようにしたステータコアに具体化してもよい。そして、その場合にはティースの先端部から突起部の突出方向と反対側に上記実施形態の場合と同様に突部を形成するようにしてもよい。
○ また、上記実施形態において、ステータコア11のコア本体12はロータコア18の外周面18aと対向する内周面12aから前記突起部17を有するティース13が突出形成された構成であれば、そのコア本体12は必ずしも円筒状をなしていなくてもよい。また、スロット14については、コア本体12の内周面12aに等ピッチ間隔でなく不等ピッチ間隔で形成されていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記突起部は、当該突起部の基端側が前記軸線Pを中心とする放射方向において有する幅寸法の1/3以下の切り上げ量となるように前記連続面が基端側から先端側へ切り上げ形成されている請求項1に記載の回転電機のステータコア。このように構成した場合、突起部においてティースの先端部端面からコア本体の周面の周方向一方側へ連続して延びる連続面を切り上げ形成した場合でも、その切り上げ量は僅かなもので済むため、突起部の剛性が損なわれない。また、ロータコア側からステータコア側へ流入する磁束の量が大幅に減少して回転電機のトルクを低下させることもない。
(ロ)前記突部は、前記突起部の基端側が前記軸線Pを中心とする放射方向において有する幅寸法の2/3以下の突出量となるように形成されている請求項2に記載の回転電機のステータコア。このように構成した場合、開口部を挟んで突起部と対向する突部の突出量は僅かなものとなるため、その開口部を通してスロット内へ巻線を装着する際に当該突部が支障となることもない。
本実施形態の電動機におけるステータコアの正面図。 図1における一部拡大破断正面図。 ティースの先端部を拡大して示す正面図。 別例のステータコアの一部破断正面図。 従来技術のステータコアの一部破断正面図。
符号の説明
10…回転電機としての電動機(モータ)、11…ステータコア、12…コア本体、12a…コア本体の内周面(周面)、13…ティース、13a…ティースの先端部端面、14…スロット、17…突起部、17a…突起部の内周側端面(連続面)、18…ロータコア、18a…ロータコアの外周面(周面)、19…突部、19a…突部の内周側端面(連続面)、C…切り上げ量、D1,D2…突出量、G…エアギャップ、P…軸線、W…幅寸法。

Claims (3)

  1. 所定軸線を中心に回転するロータコアの周面と対向するコア本体の周面から複数のティースを周方向へ所定間隔をおいて突出形成し、各ティース間にスロットを形成すると共に、各ティースの先端部からは前記コア本体の周面の周方向一方側へ向けて突起部を突出形成し、当該突起部において前記ティースの先端部端面から前記周方向一方側へ連続して延びる連続面を当該突起部の先端側ほど前記ロータコアの周面との間に形成されるエアギャップの間隔が大きくなるように基端側から先端側へ切り上げ形成した回転電機のステータコア。
  2. 前記各ティースの先端部からは前記突起部の突出方向とは反対側となる前記コア本体の周面の周方向他方側へ向けて前記突起部よりも小さな突出量の突部が形成されている請求項1に記載の回転電機のステータコア。
  3. 前記突部は、当該突部において前記ティースの先端部端面から前記コア本体の周面の周方向他方側へ連続して延びる連続面が前記ティースの先端部端面と同一円弧面を形成するように構成されている請求項2に記載の回転電機のステータコア。
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